距離を延ばして新味を期待するも、ペースが落ち着いた時に我慢が利かずに行きたがってしまう。そのロスが大きく、直線では早い段階からジリジリ後退。着順ほど大きく負けてはいないも13着。スピードを生かせる距離がやはり合っている。★ロードベイリーフ
ロードベイリーフ(牡・森田)父ヴァンセンヌ 母ショウナンアオバ
5月23日(土)新潟10R・早苗賞・混合・芝1800mに菱田J出走。14頭立て9番人気で8枠14番からスローペースの道中を9、4、4番手と進み、直線では大外を通って1秒2差の13着でした。スタートで出遅れて1馬身の不利を受けました。馬場は良。タイム1分49秒0、上がり34秒7。馬体重は2キロ減少の482キロでした。
○森田調教師 「流れが緩くて序盤からハミを噛み気味。道中で引っ掛かっていた分、最後に伸びませんでした。もう少し短い距離がベターでは・・・と言うのが乗り役の感想。やはりマイルか1400mぐらいの方が合うのかも知れません。ひとまず厩舎へ戻ってダメージ等を確認。番組と出走状況に応じて新たなプランを検討します」
☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★
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レース後も特に異常は認められません。現在は心身のリラックスに重点を置いた調整。もう少しの間は慎重に様子を見守り、馬自身の状態に応じて今後の方針を決めます。
○森田調教師 「無事に栗東へ。特に気に掛かる点は見当たりません。来週からは古馬との混合戦で、出走間隔の兼ね合いが問題に。極端に混雑していれば短期放牧を挟むのも一案ながら、ある程度の段階で使える様相ならば在厩でOKかな・・・と思っています」
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1勝クラスに上がった途端に壁を感じる結果が続いたロードベイリーフ。まあ、前走に関しては、中1週のローテで重賞への格上挑戦と身の丈に合わないレース選択をしてしまったので致し方ないですが、見せ場を作るところまでも行きませんでした。そこで自己条件に戻った今回は調教師の進言によって距離を延ばすことに。先行策から渋太さを存分生かしたいという意向があったのかなと思います。
また、今回は検疫がなかなか取れず、帰厩からちょうど10日でのレース参戦へ。急仕上げで重めが残るかなと見ていましたが、新潟への輸送もあってマイナス2キロ。何とか帳尻は合ったのかなと思います。ただ、ここはベイリーフと同型の逃げ・先行馬が揃っていたので、どういうレース運びをするのか注目していました。
1つ注目のスタートですが、五分に出ることは出来ましたが、二の脚は一息。ややモタモタしている間に内から先行したい馬がスッと行ってしまったので、ベイリーフは中団からやや後ろ目での追走に。予想外の展開になりましたが、ここで慌てても仕方ないので、腹を括って末脚に賭ける競馬に切り替えて欲しかったです。ですが、大外枠で前に壁を作ることが出来なかったベイリーフ。隊列が落ち着いてペースダウンした時に力んでハミを噛んでしまうことに。そこで菱田Jには何とかなだめて欲しかったのですが、緩い流れということでポジションを押し上げてしまいました。そして最後の直線では早々に菱田Jの手が動くと、パタッと止まった訳ではありませんが、伸びてくる感じもなし。本来は重心の低い走りをする馬ですが、伸び切ったフォームでジリジリ脚を使うのみ。着順ほど大きくは負けていませんが、今回も大した見せ場を作ること二桁着順に沈んでしまいました。
今回のレースぶりを見る限り、距離を延ばして良さそうという感じは全くなし。やはり気分よく先行できる1400mがベスト。1600mなら相手関係と展開に左右されてくるのかなと再認識しました。また、切れよりもパワーで押し切るタイプだと思うので、ダートで先行力を生かせるかもしれません。
レース後のベイリーフですが、目立った疲れはなし。ただ、優先権のない身なので、古馬と一緒にレースをすることになり、どのくらいの節が必要かは不透明。ひと叩きした上積みは見込めそうですが、再度仕切り直して満足のいく仕上げでレースへ挑んでもらいたいです。このまま低迷が続くことで走ることへの前向きさ・集中力がなくなってしまうことは絶対避けねばなりません。
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