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カテゴリー「ヴァンタブラック」の78件の投稿

2020年5月31日 (日)

シルクなお馬さん(3歳・北海道組)

Photo_3 ヴァンタブラック

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム早来
・調教内容:舎飼

担当者「この中間も舎飼で様子を見ています。運動を制限している割には落ち着きがありますし、今のところ手の掛かるようなところはありません。来月から運動を開始出来ると思いますが、今後も脚元の状態を見ながら進めていきます」(5/29近況)

Photo_3 リアンティサージュ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン14~15秒のキャンター1本、残りの日はトレッドミルでキャンター

担当者「右トモの飛節の腫れが引いたことから、坂路調教を再開しています。少し休んだ期間がありましたので、終いは多少甘さがあるものの、この馬なりにはトモを使って走れていますし、動きは及第点です。来月からもう一段階ペースを上げていきたいと考えていますが、脚元の状態を見ながら慎重に進めていく方針に変わりはありません。馬体重は490キロです」(5/29近況)

Photo_3 オーサムゲイル

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・次走予定:第1回函館開催
・調教内容:週1回屋内坂路コースでハロン17秒のキャンター1本、週2回周回コースで軽めのキャンター2500m、残りの日は軽めの調整

担当者「先週は楽をさせましたので、馬に活気が戻って飼い葉も残さず食べてくれるようになりました。ですので、この中間は坂路・周回コースにて乗り運動を開始しています。まだそれほど負荷の掛かるメニューではありませんし、運動後の息遣いも良好ですね。これからペースを上げつつ動きを上向かせていきます。馬体重は440キロです」(5/29近況)

Photo_3 ハーツクリスタル

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:トレッドミルでキャンター

担当者「引き続きトレッドミルでキャンターを行っています。先週より幾らか捌きの重たさは解消されており、この馬なりには良化が見られます。また、この中間は経過観察のため、左前膝のレントゲン検査を行いましたが、特に異常はありませんでしたので、これから更にペースアップを図っていけそうです。馬体重は534キロです」(5/29近況)

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ヴァンタブラックは舎飼が続いていますが、ストレスを溜め込んだ様子がないのは何より。来月から曳き運動を始めていくと思いますが、急激な負荷とならないように注意して進めてもらえればと思います。

右トモの飛節の腫れが認められたリアンティサージュは立て直すことになるのかなと見ていましたが、腫れが引いたことで坂路でハロン15秒前後の乗り込みを再開。無理は禁物ですが、何とか今度は帰厩までこぎつけて欲しいです。

北海道への輸送で少しクタッとしてしまったオーサムゲイルですが、楽をさせて活気が戻ってきたことから騎乗運動を開始。ひとまずサッと乗っている感じですが、動きは問題なさそう。これから本数を重ねていって状態を上げていってもらえればと思います。

ハーツクリスタルは引き続きトレッドミルでのキャンター調整ですが、脚元は順調に回復している様子。もう少しの間はトレッドミルの負荷を高め、内面の強化が進んでから騎乗運動へと移行できればと思います。とにかく後退することがないようにお願いします。

2020年5月27日 (水)

エコー検査を行った結果、左前浅屈腱炎の診断が下りました。★ヴァンタブラック

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Photo_3 ヴァンタブラック(牡・須貝)父ブラックタイド 母プチノワール

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム早来
・調教内容:舎飼

担当者「先週から体調面に変わりはありません。また、この中間は左前のエコー検査を行いましたが、やはり腫れが見られる裏筋にはダメージはありますね。乗り運動を行うまでは少し時間を掛けた方が良さそうですから、今後は軽めの運動で進めていきます。馬体重は550キロです」(5/22近況)

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム早来
・調教内容:舎飼

担当者「先週行ったエコー検査の結果を保険会社指定の獣医師にも診てもらい、正式に左前浅屈腱炎と診断され競走馬保険の対象となることになりました。今後も定期的に検査を行いつつ、患部が悪化しない程度の運動で進めていきます」(5/25近況)

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NF早来へ移動してきて、改めて検査はしないのかなと思っていたヴァンタブラックですが、この中間に左前脚のエコー検査を実施。22日の近況では微妙な書き方でしたが、週明け25日に近況が更新されて左前浅屈腱炎と診断されたことが伝えられました。

結局、屈腱炎の診断が下ったのは残念ですが、時間の経過と共に嫌な方な転ぶのはよくあることなので、ある程度覚悟もしていました。症状はそこまで重くないと思うので、患部への冷却治療→曳き運動→ウォーキングマシンでの運動と定められた復帰への道筋を慎重を期して進めていってもらえればと思います。兎に角、患部を悪化させてしまうことは絶対避けてもらわねばなりません。

2020年5月19日 (火)

シルクなお馬さん(3歳牡馬・北海道組)

Photo_3 ヴァンタブラック

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム早来
・調教内容:舎飼

担当者「14日にこちらへ帰場しています。まだ帰場して日が浅いため、現在は輸送の疲れを取るべく舎飼で様子を見ています。ノーザンファームしがらきサイドから聞いていた通り、左前の裏筋には腫れがありますから、無理させずに慎重に立ち上げていきたいと思います」(5/15近況)

Photo_3 リアンティサージュ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン15秒のキャンター1本、残りの日は軽めの調整

担当者「この中間は坂路調教を再開しました。ハロン15秒ペースぐらいであればトモを使って走れるようになっており、以前よりも推進力がありますね。ただ、右トモの飛節にやや疲れが出てきていますし、無理をさせずに進めていきます。馬体重は490キロです」(5/15近況)

Photo_3 ハーツクリスタル

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:トレッドミルでキャンター

担当者「先週はトレッドミルでダクを行っていましたが、今週からはキャンターへ入っています。ペースはそれほど速くないものの、脚捌きもまずまずで立ち上げとしては悪くないですね。これからも少しずつ負荷を掛けていき、脚元の状態を見ながら進めていきます。馬体重は526キロです」(5/8近況)

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ヴァンタブラックはこの中間にNF天栄を経由してNF早来へ到着。現在は長旅の疲れを取り除くことに専念しているようですが、左前の裏筋に腫れが見られるとのこと。個人的には再度検査をして欲しいですが、ひとまず患部をしっかり冷却治療を施してもらえればと思います。

リアンティサージュはここまで鍛えてきた疲れが出てきているのが心配。ひとまず我慢は利いていますが、ここはちょっと慎重に進めて行った方が良さそう。そして出来るだけ良い状態へ戻してから移動と行きましょう。

ハーツクリスタルは1歩前進してトレッドミルでキャンター調整。ペース自体は緩やかみたいですが、脚元等への反動は大丈夫そう。じわじわピッチを上げていって、出来るだけ早い段階で騎乗運動へ移行していければと思います。

2020年5月 9日 (土)

7日の調教前の馬体チェックで左前脚の裏筋に疲れを確認。馬房内か調教中に脚をぶつけたことによる炎症が見られ、それが広がっていたら屈腱炎の診断が下っていたかも。時間を掛けて治療に専念することになりました。★ヴァンタブラック

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Photo_3 ヴァンタブラック(牡・須貝)父ブラックタイド 母プチノワール

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:舎飼

厩舎長「順調に進められていたのですが、7日の調教前に馬の状態をチェックしたところ、左前肢の裏筋に疲れが見られましたので、すぐ獣医師に診てもらいました。エコー検査で筋の状態を見てもらったところ、皮下に炎症が見られ、このまま無理をすると炎症が広がって屈腱炎になってしまうとのことでした。馬房内か調教中に脚をぶつけたことによる炎症だと思われます。一つ勝ち上がっていることもありますし、3歳馬とまだ若いですから、しっかり時間を掛けて、治療に専念させる方がいいと須貝師とも話し合いました。このようなことになって誠に申し訳ありませんが、もう少しこちらで経過観察させていただき、移動の許可が下り次第、NF早来へ移動させる予定です」(5/8近況)

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5月中旬頃の帰厩を予定していたので、負荷を高めて状態をグングン上げていたヴァンタブラック。良い感じで厩舎へバトンタッチできるかなと思っていたら、7日の調教前に左前脚の裏筋に疲れを確認。詳しく検査を行ったところ、皮下組織に炎症が見られ、その炎症が広がってしまうと屈腱炎へ繋がるところだったとのこと。

早めに気付いてくれたことで最悪のケースは阻止できたのかなと思うも、嫌な部分に炎症があるので、冷却治療等を行うことによって落ち着かせ、裏筋をスッキリ見せるようにならないといけません。回復までどのくらいの時間を要するのか想像できませんが、今後に悪い影響を残さないように治療・回復に全力を注いでもらいたいです。

2020年5月 4日 (月)

シルクなお馬さん(3歳牡馬・NFしがらき組)

Photo_3 ヴァンタブラック

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・次走予定:第3回阪神開催
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン17秒

厩舎長「乗り出した後も順調に進められています。今月の中旬にはトレセンへ戻ることになりますから、これから徐々に負荷を掛けて行きたいと考えています。以前より馬体にメリハリが出て、見映えが良くなってきましたから、あとは自分から向かっていくぐらいの気持ちが見られるようになってほしいですね。馬体重は544キロです」(5/1近況)

Photo_3 エルスネル

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:周回コースでキャンター、坂路コースでハロン17秒

厩舎長「周回コースで乗り出した後も順調に進められていましたので、この中間から坂路にも入れています。西園師は体調が問題なければ近いうちには戻したいと仰っていましたので、コンディションをしっかり整えて、良い状態で送り出せるように調整していきたいと思います。馬体重は450キロです」(5/1近況)

Photo_3 ベルラガッツォ

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン15秒

厩舎長「この中間も坂路でハロン15秒のペースで登坂していますが、まだ良化途上なものの、この馬なりに動けるようになってきていますよ。先週あたりから馬体の張り・艶が更に良くなってきましたから、それに伴って動きの方も力強さが増してくるようになるでしょう。馬体重は499キロです」(5/1近況)

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ヴァンタブラックはまだピッチを上げていませんが、今月中旬頃の帰厩を予定。まあ、体力的にハロン15秒の調教へ移行しても、問題はなさそうです。これからグングン良くなっていくと思いますが、自分から走ろうという姿勢がもっともっと出てきて欲しいです。

エルスネルは相手が揃う芝のマイル~1800mを使われてきて、この2戦は共に6着。あと1頭だけ交わしたり、交されなかったら、優先権で順調に使っていけるのですが、運がありません。前回の更新では節が必要ということでしたが、今回の更新では近い内に戻したいとちょっとチグハグな気がしますが、新潟へ参戦することになってくるのかなと思います。

ベルラガッツォは継続して乗ることは出来ていますが、相変わらず良化はスロー。未勝利馬なのでのんびり過ごしてはいられませんが、精神面でタフさが出てきて欲しいところ。人間で言うと良血のお坊ちゃんということで必死さが足りないのかなあ…。

2020年4月27日 (月)

シルクなお馬さん(3歳牡馬・NFしがらき組)

Photo_3 ヴァンタブラック

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・次走予定:第3回阪神開催
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン17秒

厩舎長「こちらに戻ってきた後も特に疲れはなく、体調も変わりなかったので、トレッドミルと坂路で調教を開始しています。このまま問題なく進めて行けるなら、第3回阪神開催を目標に帰厩させる方向で須貝師と話し合っていますので、それに合わせて徐々に負荷を掛けて行きたいと思います。馬体重は533キロです」(4/24近況)

Photo_3 エルスネル

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:周回コースでキャンター

調教主任「周回コースで乗り出した後も問題なく進められており、良い状態を保っていますよ。ただ、西園師の話では、この馬に適した番組はかなり節を空けないと厳しいようなので、もう少し様子を見ながら帰厩のタイミングを見計らっていくことになっています。馬体重は444キロです」(4/24近況)

Photo_3 ベルラガッツォ

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン15秒

厩舎長「この中間も同じ調教メニューで乗り込んでいますが、少しずつ手応えが良くなってきているので、もう少し時間を掛けてあげれば更に良くなってきそうですよ。馬体に張りが出てきましたし、コンディションも上向いてきましたので、この調子で負荷を掛けながら更に動きを良くしていきます。馬体重は500キロです」(4/24近況)

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14日にNFしがらきへ戻ってきたヴァンタブラックは目立った疲れはなく、トレッドミルを併用して坂路での乗り込みを開始。今のところは特に気になるところはないので、徐々に負荷を高めていってもらえればと思います。ひとまず目安として次走は3回阪神開催を予定。次走からは古馬と一緒に走ることになるので、気後れしないようにお願いします。

エルスネルは元気いっぱいですが、芝のマイル戦へ使おうとなると、思っている以上にレース間隔が必要との事。好調時に待たされるのは何とかリズムが悪いですが、厩舎との連携を密にして、良い状態で帰厩できるように段取りを組んでいってもらえればと思います。

ベルラガッツォは引き続きハロン15秒のところを乗られているも、まだまだ良くなっている段階。ただ、未勝利の身なのでゆっくりと構えておくことはできないので、帰厩の声が少しでも早く届くよう、そろそろ攻めていっても良さそう。あとは前走での大敗が尾を引かなければ良いのですが…。

2020年4月16日 (木)

終わってみれば勝ち馬の力がここでは抜けていた印象。パドックでは少し元気がなく、レースでは早めに捲られてしまう苦しい展開。直線では沈んでも不思議ない位置取りでしたが、最後は何とかエンジンが掛かって2着に押し上げるのが精一杯。★ヴァンタブラック

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Photo_3 ヴァンタブラック(牡・須貝)父ブラックタイド 母プチノワール

土曜中山6R 3歳1勝クラス(ダ1800m)2着(1番人気) C.ルメールJ

今回はチークピーシズを着用しています。互角のスタートから外目6番手を追走します。残り600m付近から押し上げて行こうとしますが、エンジンのかかりが遅く、最後の直線でジリジリ脚を伸ばしたものの、勝ち馬を捉え切るところまで行かず2着でゴールしています。

須貝調教師「スッと良いポジションに取り付けることが出来ましたし、ペースが上がるところまでは悪くなかったと思います。ただ、流れが速くなったあたりで置かれ気味になり、最後はジリジリ差を詰めてくれたものの、ズブさが最後まで響いてしまいましたね。ジョッキーは『緩さとズブさから勝負どころでついて行けなくて・・・。それでも最後は頑張って伸びてくれるので、もう少ししっかりすればもっと走ってくると思います』と言っていました。勝ち切れないものの、大きく崩れることはないですから、しっかりするまではもう少し成長を促しながら使っていく方が馬にとっても良いと思います。この後はトレセンに戻って馬の状態を確認しながら検討させていただきます」(レース結果)

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【次走へのメモ】

チークピーシズ。序盤の行きっぷりは良かったが、コーナーリングでのスピードの乗りはもうひとつ。徐々に置かれて4角では後方。直線に向いてから渋太く盛り返してきて、何とか2着は確保。広いコースの方が良さそう。(B誌)

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・在厩場所:14日に滋賀県・ノーザンファームしがらきへ放牧

須貝師「中山競馬場からトレセンに戻った後も大きなダメージはなく、体調は変わりありませんでしたが、14日にNFしがらきへ放牧に出しました。レース後にもお話したように、しっかりするまでは成長を促しながら使っていく方が良いと思いますので、牧場でコンディションを整えてもらい、状態が上向いたところで次走の予定を検討していきたいと思います」(4/15近況)

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前走の濃い内容+動いていきやすい外枠を引き当てたことから、今回のヴァンタブラックの1戦は内心では確勝を期していました。それだけに今回の結果は残念というか物足りない気持ちはありますが、客観的に見れば、先行して楽々突き放したプレシオーソの力が違っていた感じ。このまま順調に育っていけば、ダートの重賞を取れる馬でしょうし、この世代のダートを牽引していきそうです。ちなみにそのプレシオーソにデビュー戦で2着に敗れていたラストマンは日曜の未勝利戦で完勝していました。

話が少しズレたので、ヴァンタブラックに戻すと、パドックに登場したヴァンタブラックは前走から増減なし。この馬なりにスッキリ見せていたと思いますが、パドックでは内々を周回。落ち着いているといえばそうかもしれませんが、これまではもう少し無駄な仕草があったように思うので、中山への長距離輸送+在厩調整で臨んだ1戦+予定を1週スライド等の影響でレース前から元気がないように感じていました。そしてレース前、単勝人気がプレシオーソと競っていたのはちょっと予想外。勝手に抜けた存在だと思ってしまっていました。

ゲート内で若干不安定なところを見せていましたが、C.ルメールJがうまくタイミングを取ってマズマズの発進。外枠というのもあってか二の脚を生かしてスッと前めへ押し上げていくことはできたと思います。ただ、向正面の半ばあたりからプレシオーソがジワッとペースを上げていった際、鞍上の手が動き出すも、ヴァンタブラックの反応は一息。ズブさを覗かせて追走に余裕がなくなっていきます。

そして3角過ぎ、外からルナエクリプスが捲りにきた際、抵抗することが出来ずに前へ出られ、4角では更に勢いよく捲ってきたエバンタイユドール・キタノヴィジョンにも外から出られる有様。こういう形になると普通なら馬群に沈んでいく流れですが、4角での外からの鞭1発が利いたのか最後の直線でじわじわ再加速。狭いところを割ってきて、最後まで勢いは持続していましたが、タイキルークスを交わして2着に上がるところまでが精一杯。勝ち馬のプレシオーソはいち早く抜け出していて、最後は少し控える余裕もありました。勝ち馬には完敗ですが、よく2着まで巻き返せたなあとは思います。

レース後のヴァンタブラックは一足先に馬体チェックを済まして14日にNFしがらきへ放牧済。勝ち切れないレースが続いた形ですが、最後までしっかり脚を使い、結構疲れていると思います。少し時間を設けて、まずは回復に専念してもらえればと思います。そしてその後は心身の成長を促しながらコツコツ乗り込んでもらえればと思います。個人的には3歳馬同士のレースにこだわらず、この間に確かな成長を遂げることが最優先。腰を据えて取り組んでもらいたいです。

2020年4月11日 (土)

前走で勝ち上がった馬が多い組み合わせなので勢いは警戒も、1勝クラスで結果を残しているのはこの馬のみ。動いて行きやすい外めの枠もゲットできたので、スムーズな競馬が出来れば能力は1枚上の筈。☆ヴァンタブラック

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Photo_3 ヴァンタブラック(牡・須貝)父ブラックタイド 母プチノワール

土曜中山6R 3歳1勝クラス(ダ1800m)8枠12番 C.ルメールJ

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:8日にCWコースで追い切り

須貝師「8日にCWコースで追い切りました。ルメール騎手に感触を確かめてもらいましたが、以前よりしっかり走ってくれるようになったと褒めてくれましたし、それだけ馬が成長している証だと思います。調教ではそこまで感じないですが、時折臆病なところが見受けられますから、レースで馬群の中に入ると周りを気にして走りに集中できないのかもしれません。ルメール騎手の進言で、調教からチークピーシズを着けていますが、レースに行けば効果はありそうですから、レースでも着用して臨みたいと思います。外に出して追えば勝ち負けできるとルメール騎手が言っていましたから、有言実行を期待しています」(4/9近況)

助 手 5栗坂良 58.5- 43.3- 28.3- 13.8 馬なり余力
助 手 7栗坂良 60.8- 45.2- 29.5- 14.3 馬なり余力
ルメール 8CW良 81.1- 65.4- 51.7- 38.6- 12.8 馬なり余力 カヌメラビーチ(古馬2勝)強めの外0.1秒先着

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第3回中山5日目(04月11日)
6R 3歳1勝クラス
ダ1800メートル 指定 馬齢 発走13:05
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 プレシオーソ 牡3 56 北村宏司
2 2 シンクロゲイザー 牡3 56 大野拓弥
3 3 タイキルークス 牡3 56 横山和生
4 4 ルナエクリプス 牡3 56 石橋脩
4 5 キタノヴィジョン 牡3 56 三浦皇成
5 6 スマートウィザード 牡3 56 丸山元気
5 7 キラービー 牡3 53 山田敬士
6 8 ダルムシュタット 牡3 56 田中勝春
6 9 セルファース 牡3 56 L.ヒューイットソン
7 10 ファイブリーフ 牡3 56 木幡巧也
7 11 ヒロキング 牡3 56 内田博幸
8 12 ヴァンタブラック 牡3 56 C.ルメール
8 13 エバンタイユドール 牝3 52 木幡育也

○須貝師 「前走は枠順の差もあったかも。追わせるが終いは確実。順調だし、今度は何とか。チークピーシズの効果にも期待」(競馬ブックより)

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デビュー戦を勝った後、NFしがらきで再調整を行い、良い意味でピリッとしてきたヴァンタブラック。帰厩後の追い切りの動きがガラッと変わったあたりはさすが血統馬。昇級戦の前走が特別戦と条件は楽ではありませんでしたが、鞍上の手腕込みで連勝を期待していました。ただ、レースでは外へ持ち出すことが出来ず、内めの馬群で揉まれる形。キャリアの浅い馬ならそのまま沈んでも不思議ではない展開でしたが、ヴァンタブラックはもがき苦しみながらも、スペースを見い出すと再加速。1完歩ずつ差を詰めていってくれたのですが、半馬身差まで迫ったのがゴールでした。勝てなかったのはホント残念でしたが、キャリア2戦目とは思えない内容の濃い競馬をしてくれました。それは単純に評価して良いでしょう。

その後は在厩調整を続け、本来なら先週の中山・ダ1800mを使う予定でしたが、ドバイから戻って来て2週間自宅待機をしなくてはいけなかったC.ルメールJの予定に合わせて1週スライドすることに。調整面では何ら狂いはないですし、若駒なので1週でも間隔が空いたことは悪くはないでしょう。8日に行われた最終追いにはわざわざC.ルメールJが跨り、感触をチェック。前走後の進言に基づいてチークピーシズを着用。その効果の程はハッキリしませんが、少しでも集中力アップに繋がってくれればくれればと思います。

相手関係に目を遣ると、前走で新馬戦・未勝利を勝った馬が13頭中8頭という組み合わせ。勢いは侮れませんが、この中ではこの条件の新馬戦を勝ち上がったプレシオーソ、2戦目で未勝利を勝ち上がり、デビュー戦でヴァンタブラックと差のない競馬を競馬もしているセルファースがライバルかなと思います。まあ、それでも1勝クラスで成績を残しているのはヴァンタブラックのみ。ここは正直譲れない鞍かと思います。

13頭立てなので枠の影響は少ないとは思いますが、大型馬でまだまだズブさが目立つ馬なので、動きやすい外目の偶数枠は良いところを引けたと思います。『外に出して追えば勝ち負けできる』というコメントしてくれたC.ルメールJもこれでより自信を持てたと思います。あとは前半のレースでレース勘を取り戻してもらい、6Rのここは有言実行で勝ち切ってくれるものと信じています。

2020年4月 4日 (土)

シルクなお馬さん(抽優馬)

Photo_3 ヴァンタブラック

在厩場所:栗東トレセン
調教内容:2日にCWコースで追い切り
次走予定:中山4月11日・ダ1800m(C.ルメールJ)

須貝師「2日にCWコースで追い切りました。吉田隼人騎手に感触を確かめてもらいましたが、相手が古馬だったこともあって最後はやや遅れを取ったものの、この馬なりに最後まで長く脚を使っていましたし、1週前としてはしっかり負荷を掛けることが出来ました。まだズブさがあって幼いところも残っていますが、それでも競馬に行けば最後まで一生懸命走ってくれるので来週も良い競馬を見せてくれると思います」(4/2近況)

助 手 1栗坂良 63.1- 45.0- 28.0- 13.4 馬なり余力
吉田隼 2CW重 86.6- 69.4- 53.3- 38.5- 11.9 一杯に追う シャイニングデイズ(古馬1勝)末強めの内0.2秒追走0.4秒遅れ

Photo_3 ドゥラモンド

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:馬場で軽めのキャンター、ゲート練習

手塚師「先週こちらに入厩させていただきましたが、その後も体調面に問題は見られません。同じタイミングで入ってきた新馬と一緒に、この中間はゲート練習を中心に調教を進めています。現在はゲート内での駐立まで行っていて、ドゥラモンドは大人しく立つことが出来ていますね。ただ、一緒に練習しているパートナーが結構煩いところを見せているので、それにつられないように気を付けて調整していきたいと思います」(4/1近況)

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ヴァンタブラックは相変わらず追い切りでズブさを覗かせて併走で見劣っていますが、ビシッとやれていることを評価。馬具の工夫で集中力アップを図るのは悪くないと思いますが、レース経験を積んで若さが抜けてくれば無駄がなくなってくるでしょう。来週の出走へ向けて高いレベルで状態は安定していると思います。

ドゥラモンドは僚馬と一緒にゲート練習中心の日々。今のところ大人しく対応してくれているようですが、我の強いところはありますし、この父なので1つリズムを乱すと苦労してしまう可能性も。一気に詰め込むのは良くないので丁寧に教え込んでもらえればと思います。

2020年3月28日 (土)

シルクなお馬さん(3歳牡馬・入厩組)

Photo_3 ヴァンタブラック

在厩場所:栗東トレセン
調教内容:26日にCWコースで追い切り
次走予定:中山4月11日・ダ1800m(C.ルメールJ)

須貝師「26日にCWコースで追い切りました。併せて負荷を掛けましたが、最後までしっかり伸びていましたし、この馬なりに動きは良かったですよ。今回からチークピーシズを着けていますが、調教ではそこまで効果があるようには感じなかったですね。でも、着けないよりはある方がレースで集中してくれると思うので、次走は試してみたいと考えています。当初、4月4日の中山・ダ1800mにルメール騎手で向かう予定でしたが、そこはルメール騎手が乗れなくなったことから、もう1週延ばして4月11日の中山・ダ1800mまで待つことにしました。そこならルメール騎手が乗れるとのことですし、予定が延びてもそれだけ時間を掛けて仕上げられるので、そこを目標に進めて行きたいと思います」(3/26近況)

助 手 26CW良 84.6- 67.9- 52.2- 38.0- 12.2 稍一杯追う シャイニングデイズ(古馬1勝)馬なりの内を0.3秒追走5F併アタマ遅れ

Photo_3 サリオス

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:26日に南Wコースで時計
・次走予定:4月19日の中山・皐月賞(D.レーンJ)

堀師「先週末に坂路コースで時計を出した後も、右トモ飛節は大きく熱を持ったりすることはありませんし、悪化せずに調整することが出来ています。強めの運動を行った後は、午後のチェックで少し気にする素振りを見せるものの、獣医からも特に治療を行わなくても大丈夫だと言われていますので、今のケアを続けながら調整していきたいですね。徐々に負荷を強めながらも飼い葉食いも旺盛で、馬体重は556キロと先週と大きな増減はありません。26日は南Wコースで、皐月賞に向けての3週前となる追い切りを行いました。先週よりさらに一歩ステップアップして、今週は併せる形で行いましたが、ここまでは内面的な部分も含めて、順調に調整できている印象です。なお、騎乗予定のD.レーン騎手サイドからは、予定通り来日できるよう手続きを進めているとの連絡を受けています」(3/26近況)

助 手 22美坂良 56.4- 41.5- 26.4- 13.3 馬なり余力
助 手 26南W良 70.1- 55.3- 40.8- 13.3 馬なり余力 イヴ(三未勝)馬なりの内0.2秒追走同入

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ヴァンタブラックは中2週のローテで来週の中山を予定していましたが、C.ルメールJがドバイ帰りで2週間自宅待機ということで乗れなくなった為、予定を1週繰り下げて11日の中山・ダ1800mを使うことに。状態面に関してはハッキリしたことは言えませんが、レースからさほど時間が経っていない中、26日にCWコースで終いを伸ばす感じで時計をマーク。その際、チークピーシズを着用したようですが、大きな変化は見られなかったとのこと。個人的にはレース経験を積みつつ、若さが抜けてくれば大丈夫かなと思いますが、ひとまず次走では着用して、レースでの効果を探ることになっています。馬体はまだまだ絞れる余地はあるので、あと2本はビシッと追って、更に動ける態勢を作っておいてもらいたいです。

この中間もサリオスは週末には坂路、週中はWコースで70-40のペースで追い切りを2本マーク。サラッと追っている程度ですが、馬体重が増えていないことから相応の負荷は掛かっている様子。来週は皐月賞・2週前追い切りとなるので、週中のWコースでの追い切りはより実戦を想定したものになってくると思います。右トモの飛節に関しては我慢が利いているようですが、追い切り後はより入念なケアをお願いします。また、鞍上に関しては、D.レーンJサイドが動いてくれているようなので、無事来日が叶うことを願っています。ダメな場合は騎乗経験のある石橋脩Jとなるのかな?

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