クァンタムリープ
日曜東京4R 3歳未勝利(芝1400m)6枠12番 田辺J
・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:13日に南Wコースで時計
鹿戸師「13日に南Wコースで併せて追い切りを行いました。3頭併せの最後方を追走して、直線では楽に前の馬に追いついて、そのまま併入で終えています。中2週での出走にはなりますが、疲れは見られず軽快な動きでしたね。長めから時計を出しましたが、攻め馬では息遣いに気になるところはありませんし、しっかり負荷を掛けられて、良い状態でレースに向かえそうです。前走は外枠から上手く流れに乗れたことでこの馬の力を発揮することが出来ましたので、今回もその点が好走への鍵となるでしょう。また、調教後の馬体重は473キロでしたから、前走と同じくらいで出走させられると思います」(5/14近況)
助 手 10美坂良 63.8- 47.2- 30.8- 14.7 馬なり余力
助 手 13南W良 82.6- 66.5- 52.1- 38.2- 12.7 馬なり余力 マイネルサージュ(障未勝)直強めの内1.3秒追走同入
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適性が掴み切れていなかったクァンタムリープは当初前走では福島の芝1200mに照準を合わせていましたが、節が足りないということで方向転換。一息入れて立て直して状態は良くなっていたも、東京の芝1400mではちょっと荷が重そうというのが率直なところだったと思います。スタートでやや出負けするも、大外枠だったのですぐにリカバー。田辺Jは道中出来るだけ外々を回さないように気を付けて乗ってくれたと思います。そして府中の長い直線へ。手応えは良さそうだったも、伸び切れるかどうか半信半疑でしたが、田辺Jがハミを掛け直すとクァンタムリープはグンと反応。そこからは長く良い脚を使って伸びてくると、ゴール寸前では一旦先頭に立とうかというシーンも。ただ、最後の最後で詰めが甘くなって、勝ち馬の決め手にやられてしまいました。まあ、それでもこれまで4戦の負けっぷからしたら大きな前進でした。
その後は厩舎で調整を続け、中2週のローテでここへ。追い切りの動きは引き続き活気あるものですし、ひと叩きした上積みは多少なりとも見込めそう。前走で好リードをしてくれた田辺Jが引き続き乗ってくれるのも頼もしいですし、前日の雨でそこまで速い時計は要求されない筈。枠も外目の偶数枠と良いところを引けたと思います。
レースプランとすれば、出たなりの位置から脚を溜める競馬になってくると思いますが、道中で下手に動くと詰めが甘くなりそうですし、目標にされて外から被せられる形は良くないです。田辺Jには腹を決めて、前走以上に末脚に賭ける競馬を試みて欲しいです。あとはクァンタムリープに前走がフロックでないところを見えてもらいたいです。出来ればここで初勝利と行きたいですが、最悪でも掲示板は確保して欲しいです。
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ロードプレミアム
5月17日(日)東京8R・4歳上2勝クラス・混合・芝1600mに石川Jで出走します。5月13日(水)良の美浦・ウッドチップコースで5ハロン68.6-53.4-39.2-13.1 8分所を馬なりに乗っています。併せ馬では直線強目の相手の外を1秒2先行して同時入線。追い切りの短評は「好調持続」でした。発走は13時55分です。
○斎藤調教師 「この中間も気になる点は何も浮かんでおらず、5月13日(水)にウッドで追い切りました。最後まで持ったままの余裕の走り。高いレベルで調子をキープできているでしょう。タフなローテーションも苦にしない感じ。また頑張ってくれると思います」
≪調教時計≫
20.05.13 助手 美南W良 68.6 53.4 39.2 13.1 馬なり余力 シャドウディーヴァ(古馬オープン)直強目の外1秒2先行同入
☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★
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ここ数走、内ピッタリを追走し、直線でも内を突く競馬に徹してきたロードプレミアム。展開が向けば見せ場は作ってくれるのですが、さすがに勝ち切るのは至難の業。個人的には戦力としてこのクラスでコツコツ稼いでくれれば上々という感じで見ています。
前走は石川Jと2度目のコンビ結成でしたが、レース前に少し気合を付けてみたところ、良い意味でピリッと。そうすると五分のスタートから二の脚が付いてハナへ行けそうな雰囲気。他に主張する馬もいなかったことから、咄嗟の判断でハナになってレースを引っ張ることとなりました。
道中、変に競り掛けてくる馬もなくマイペースの逃げ。楽な感じで行くことが出来ていたのは良かったと思いますが、キャリア・年齢を重ねて前向きさが薄れてきているので、淀みなくレースを引っ張ることが出来ず、Sペースからの瞬発力勝負に。直線を向いて早めに差を詰められると抵抗むなしくキレ負けすることに。見せ場は作ってくれましたが、馬券圏内で踏ん張ることが出来ずに4着に終わってしまいました。
前走後も在厩調整を続け、再度の中1週のローテでここへ。追い切りの時計・内容から一定のデキはキープ出来ていると思いますが、さすがに上積みは求めづらくて…。パドックで活気が足りないようだと少し心配です。前走の逃げは奥の手という感じでしたが、今回もゲート裏で気合を付けて逃げに再挑戦するのか、出たなりの位置で脚を溜めてイン突きにこだわるのか。どういうレースを選択してくるのかちょっと楽しみです。ただ、前走以上の結果となると難しいように思います。
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ピボットポイント
日曜新潟12R 中ノ岳特別(ダ1800m)4枠7番 中谷J
・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:13日にダートコースで追い切り
松下師「13日にダートコースで追い切りました。先週しっかり負荷を掛けていますので、サッと息を整える程度に時計を出しました。以前に見せていた硬さは見られないですし、良い状態に仕上がっていますよ。前走も状態としては悪くなかったですが、気難しいところが影響してしまったのか、全く力を発揮できませんでしたからね。こちらでゲート練習を行っている限り、全くそのようなところは見せないですし、普段は大人しい馬なので、前回は何かしら苦しいところがあったのかもしれません。また、ゲートの中ではあまり構え過ぎずに、気持ちを損なわないようにゲートを出してもらいたいと思います。今回も54kgの斤量で出走できますし、上手くスタートを決めて、流れに乗って行くことが出来れば前走のようなことはないと思うので、この条件でも改めて期待したいですね」(5/14近況)
助 手 10CW良 60.8- 44.4- 13.7 馬なり余力
助 手 13栗B良 75.5- 58.1- 42.6- 12.9 馬なり余力
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昨年末の初ダート戦で4着と頑張り、ここからダート馬として台頭していってくれることを期待したピボットポイント。前走は予定を早めてハンデ戦の伊勢特別への出走となりましたが、54キロのハンデ+好調教+ダート2戦目の慣れを見込んで密かに期待していたのですが、ゲート内で急に気難しさを覗かせて出遅れ。その後もハミを取って進んでいくような場面がなかったので最後方を付いて回っただけ。全く良いところなく惨敗を喫してしまいました。血統馬なら普通は学習能力が高いんですが、ピボットポイントの性格は掴み切れません。
前走後、NFしがらきで立て直すことになったピボットポイントですが、歩様の硬さがなかなか解消されず。レースでは全く走っていませんが、精神面でのダメージが想像以上に大きかった様子。暖かくなってようやく上向いてきましたが、前走の出走から少し間隔が空いてしまいました。
帰厩後の調整ですが、追い切りでは難しい面を覗かせずにビシビシやれているのは〇。トレセンでのゲート練習では固まったりすることなく素直に対応してくれています。これまで出遅れはありますが、あそこまで酷いのはなかったので、何か気分を害することがあったのかな? 原因がハッキリしていないのは悩ましいです。それ故、今回のレースに関しても、まずはゲートに要注目。レース結果が優れなくても、ゲートさえまともだったら今回は良しとしたいです。
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