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カテゴリー「サリオス」の73件の投稿

2020年6月 5日 (金)

距離を意識して中団からの競馬となるも、戸惑うことなく手応え抜群で最後の直線へ。残り300mから一気に差を詰めていくも、今回は前で待ち構えていたコントレイルはサリオスが脚を使ったのを確認して再加速。瞬く間に突き放されて3馬身差の2着。勝ち馬の強さにはお手上げも、皐月賞同様に3着以降には確かな差をつける。☆サリオス

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Photo_3 サリオス(牡・堀)父ハーツクライ 母サロミナ

日曜東京11R 東京優駿【日本ダービー】(G1・芝2400m)2着(2番人気) D.レーンJ

五分のスタートを切ると、道中は中団から追走します。直線では馬場の外目に持ち出して脚を伸ばし、勝ち馬には及ばなかったものの、3着以下には1馬身3/4馬身の差を付けて、しっかりと2着を確保しています。

堀調教師「パドックでは活気のある姿で周回できていましたし、顔つきからも集中した様子を感じ取れて、こちらとしても納得できる状態で出走させることが出来たと思います。ゲートインするまで気持ちが乗っていたことから、ダミアンさん(D.レーン騎手)も状態の良さを感じてくれたようです。道中はリラックスして走れていて折り合いは付いていましたし、直線に向いてゴーサインを出すと、『交わせるのではないか』とジョッキーが思うくらい良い反応を見せてくれました。よく脚を伸ばしてくれましたが、坂を上がって残り150mくらいのところで、距離的なものもあってか脚色が鈍ってしまいました。適性的にパーフェクトな条件だとは言えないであろう中、最後まで差を詰めようとよく頑張ってくれていますし、そういった諦めない姿勢を見せたことに対し『凄い馬だ』とダミアンさんが評価してくれたのと同じ感想を私も抱いています。勝った馬は強かったですが、サリオス自身も3着以下とは差を付けていますし、改めてポテンシャルの高さを示す走りを見せてくれたと思います。上がってきた直後は頑張って走ったのでフーフー言っていましたが、その後は通常通り息も入って、特に異常は見当たりませんでした。ただ、これだけの走りをした後ですし、今後についてはトレセンでの様子をよく確認しながら決めていきたいと思います」(レース結果)

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【次走へのメモ】

気配上昇。出たなりに中団から。向正面でマイラプソディが動いた時にも我慢をしてリズムを守り、直線勝負に賭ける。坂下でコントレイルの直後まで接近したが、相手の脚力は違い過ぎた。展開、外を回らされたことを考えると中身は濃い。(B誌)

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【日本ダービー】サリオス 2着で雪辱ならず。37年ぶり皐月賞と同じワンツー決着(スポニチより)

直線入り口。サリオスはコントレイルを射程圏に入れた。必死に追うレーン。だが、差は詰まらない。無情にも背中は遠のいていく。皐月賞で半馬身だった着差は3馬身まで広がった。

「いいスタートを決めて、すぐリラックスできた。直線に入る際、少し外に持っていかれたが、いい反応で素晴らしい脚を使ってくれた」。レーンは悔しさを押し殺して振り返った。皐月賞は先に抜け出し、コントレイルの目標となった。同じ過ちは繰り返さない。勝つにはこれしかない。腹をくくって中団から進めた。思い描いた通りのレースはできた。

皐月賞の1、2着馬が、そのままダービーでもワンツーを決めたのは83年ミスターシービー→メジロモンスニー以来、37年ぶり。馬連、馬単と2頭のワイドはダービーの最低払戻金額。敗れはしたが、「両雄並び立たず」が常識のダービーで、世代最強の能力と意地は示した。「最後まで一生懸命走っている。でも、1頭だけ強い馬がいた」。レーンは潔く完敗を認め、勝者を称えた。これぞ令和の名勝負。強いライバルがいるからこそ、サリオスもまた輝き、さらなる飛躍を期して秋を見据える。

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・在厩場所:美浦トレセン/近日中に北海道・NF早来へ放牧予定
・調教内容:軽めの調整

堀師「レース中に他馬と接触した際に負ったものだと思いますが、左前脚の管の外側部分に外傷が見られたため処置を行っています。それ以外は脚元を含めて健康状態に問題はありません。軽く動かしてみると、多少は前捌きに硬さが見られますが、元気はありますし大きくガクッときた感じはありませんね。ただ、大舞台で2戦とも頑張って走ってくれましたし、この後は涼しい北海道で休ませてあげて、秋に向けて英気を養いたいと思います」(6/3近況)

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前走後は放牧に出さずにここへ万全の態勢を敷いてきたサリオス。距離を意識して馬体を造ってきましたが、イレ込むことなくパドックでは落ち着いた周回。この雰囲気なら皐月賞の差を逆転できるんじゃないかなと淡い期待を持ったのですが…。終わってみれば、コントレイルの強さをまざまざと見せつけられてしまいました。

レースに関しては枠なりに応じた正攻法の競馬。ただ、皐月賞から更に400m延長だったので自然とやや控えめなポジションでの競馬になったかなと思います。サリオスにとってはこれまでとちょっと違う競馬の進め方となりましたが、戸惑うことなく折り合いは抜群。この乗りやすさは素晴らしいです。そして道中は変にポジションを上げたり下げたりすることなく、最後の直線へ賭ける形。ガロアクリークと少しポジションのせめぎ合いはありましたが、大きなロスにはなりませんでした。

直線ではジワッとポジションを押し上げていって、残り300mからGOサイン。そこから約100mぐらいで一気にコントレイルとの差が詰まった時には一瞬力が入りましたが、皐月賞とは逆に前目のポジションで待ち構えていたコントレイルはサリオスが脚を使ったのを確認してから再加速。詰めてきた差を一瞬で倍返しされる感じで3馬身差という決定的な着差が…。抜けて出してコントレイルは遊んでいるぐらいですから、実力差はそれ以上と言わざるを得ません。それでも3着馬以降には1馬身3/4の差。1頭、怪物がいなかったら、サリオスは強い無敗の2冠馬として春シーズンを終えていたのに。本当に生まれてきた年が悪かったとしか言いようがありません。リベンジは叶いませんでしたが、レース後の悔しさはそれほどなかったです。

激闘後のサリオスですが、左前脚に外傷が見られるも、適切な処置を完了。力を出し尽くしただけに疲れ・反動が怖かったですが、前捌きに硬さが少し残る程度で大きな心配は要らないでしょう。近日中にNF早来へ移動し、秋競馬に備えることになります。さすがに菊花賞へは向かわないと思うので、毎日王冠→マイルCSというようなローテになってくるのかなと想像します。これからは最適な舞台でポテンシャルの高さを存分に発揮して欲しいです。完成度の高い馬ですが、ひと夏を越して更なる成長・進化を遂げてくれるのを心待ちにしています。

2020年5月31日 (日)

皐月賞2着の雪辱を果たすために在厩調整で綿密な仕上げ。状態は間違いなくアップしていますし、馬を作り上げてきた効果がレースでどう発揮されるか。逆転は簡単ではないも、今回は叩き合いを制して欲しい。☆サリオス

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Photo_3 サリオス(牡・堀)父ハーツクライ 母サロミナ

日曜東京11R 東京優駿【日本ダービー】(G1・芝2400m)6枠12番 D.レーンJ

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:15日に南Wコースで時計

堀師「1週前追い切りは馬場が重い中で行ったこともあり、厩舎独自に取っている数値を解析した結果、基準よりもかなり負荷の掛かった内容を消化していることが分かったため、先週末は時計を出さず軽めの運動に止めています。ただ、それだけ高負荷の追い切りを消化したにもかかわらず、疲れの取れ具合や心拍の戻り等は皐月賞前よりも良くなっており、ここに来て状態は一段階アップしていると言って良いでしょう。そういった状況ですし、28日の最終追い切りは、ハードにやるというよりは心身の状態を整えることに重点を置き、終始この馬のリズムを守る形で無理はしませんでした。跨ってもらったダミアンさん(D.レーン騎手)にも状態の良さを確認してもらえたようで良かったです。馬体重は538キロで、東京競馬場までの輸送を考えると、おそらくマイナス体重での出走になると思いますが、毛艶や馬体の張りは良好です。色々なファクターが重なってのレースでの結果になりますし、実際に走ってみないことには分かりませんが、厩舎としてはこの条件を克服できるようにしっかりと状態を整えることを考えて調整してきました。そういった意味で馬の仕上がり的には目論見通りにこられたと思っていますし、あとはレースで十分に力を発揮してもらえればと思います」(5/28近況)

レーン 28南W良 53.6- 38.9- 12.3 馬なり余力 セントレオナード(古馬2勝)馬なりの内0.8秒追走同入

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第2回東京12日目(05月31日)
11R 東京優駿 (G1)
芝2400メートル 3歳OP 指定 国際 牡・牝 定量 発走15:40
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 サトノインプレッサ 牡3 57 坂井瑠星
1 2 アルジャンナ 牡3 57 浜中俊
2 3 ワーケア 牡3 57 C.ルメール
2 4 レクセランス 牡3 57 石橋脩
3 5 コントレイル 牡3 57 福永祐一
3 6 ヴェルトライゼンデ 牡3 57 池添謙一
4 7 ブラックホール 牡3 57 石川裕紀人
4 8 ビターエンダー 牡3 57 津村明秀
5 9 ダーリントンホール 牡3 57 M.デムーロ
5 10 コルテジア 牡3 57 松山弘平
6 11 ガロアクリーク 牡3 57 川田将雅
6 12 サリオス 牡3 57 D.レーン
7 13 ディープボンド 牡3 57 和田竜二
7 14 マイラプソディ 牡3 57 横山典弘
7 15 サトノフラッグ 牡3 57 武豊
8 16 マンオブスピリット 牡3 57 北村友一
8 17 ヴァルコス 牡3 57 三浦皇成
8 18 ウインカーネリアン 牡3 57 田辺裕信

○堀師 「26日の計量で538キロ。カイバ量を増やして、しっかり負荷をかけた上で馬体は引き締まっています。心肺機能は皐月賞の時よりも1段階良くなっているので、あとは身のこなしの硬さをケアして、心身共に両立したいい状態で臨めるようにします。ゲートとメンタル面に課題はないので、枠順なりに対応できます」(競馬ブックより)

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【日本ダービー】12番枠サリオス、皐月賞2着から逆転へ、レーン騎手「体だけではなくメンタルも強くなっている」(スポーツ報知より)

3歳馬7262頭の頂点を決める第87回日本ダービー(31日、東京)の出走馬と枠順が28日、決まった。12番枠になったサリオスはこの日、美浦・Wコースで最終追い切り。手綱を執ったレーンの手応えも上々で、皐月賞2着からの逆転を狙う。

皐月賞2着の雪辱へ、内に静かなる闘志を秘めた。サリオスは3週連続となるレーンを背に、美浦・ダートコースを1周して体をほぐすと、Wコースに移動し、セントレオナード(4歳2勝クラス)を4馬身ほど追走した。道中は鞍上の手綱はピクリとも動かずに4角では内に進路を取る。そのままGOサインは出されることなく少しずつ差を詰めると、馬体を併せたところがゴール。4ハロン53秒6―12秒3と、最終追い切りとしてはソフトな内容だったが、引き締まった好馬体が目を引いた。

レーンの表情も明るい。「3週連続乗ったが、ここへ向けて1回ずつ良くなっている。皐月賞から体だけではなくメンタルも強くなっている。800メートルの軽い運動だったが、前の馬にファイトする感じで良かった」と背中から伝わった感触を伝えた。一方、森助手はきょうの意図を「1、2週前としっかり負荷をかけたことで心肺機能もアップしたので、今週は疲れを残さない調整。時計、内容ともにいい内容だった」と説明した。

オーストラリアの名手は昨年のサートゥルナーリアに続いて2年連続の参戦。勝てば短期免許を取得した騎手では03年のネオユニヴァースを導いたMデムーロ以来の快挙となる。「またチャンスのある馬に乗せてもらえる。能力は高い。ベストの騎乗ができれば勝ち負けできる」と昨年1番人気で4着に敗れたリベンジへ燃える。森助手も「2400メートルは未経験だけど皐月賞を見ても、かかることはないので大丈夫」と期待を隠さない。枠は12番枠に決まった。人馬とも雪辱を期して挑む頂点はもう目の前にある。

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【日本ダービー】最新ナマ情報(サンスポより)

◆心肺機能UP〔12〕サリオス

 昨年の朝日杯FS覇者は、美浦坂路を4ハロン68秒7で1本上がってから、南Aコースをキャンターで1周した。今年初戦の皐月賞は2着で初黒星となったが、「前走より心肺機能は1段階良くなった感じで、満足いく状態です。ダービー当日もそこまで暑くならないようなので、状態はキープできると思う」と森助手。前走の悔しさは最高の舞台で晴らす。

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前走の皐月賞では直線での叩き合いでコントレイルに遅れを取って2着に敗れたサリオス。時間が経つにつれて悔しい思いがフツフツと沸いてきましたが、それ以上に距離延長を難なく対応し、あと1歩のところまで食い下がることが出来たのはビックリ。私個人のサリオスの評価よりも、断然に良い馬だということを証明してくれました。

前走後は一旦放牧を挟むのかなと見ていたら、堀師は皐月賞2着という結果が相当悔しかったようで、放牧という言葉は全く出ずに厩舎での回復を選択。少し時間を要しているかなと見えましたが、疲れが抜けてからは状態は上昇カーブへ。皐月賞後の初時計をマークした時からレーンJが跨り、それから週中は最終追い切りまで乗り続けてくれました。それだけでも陣営の意気込みが伝わってきますし、数値に基づいての綿密な調整。皐月賞から中5週となりますが、この短期間で馬を作り上げてきたことでサリオスはどこまで進化してくれているのか。最終追いは4ハロンから軽めの内容でしたが、これは最後の微調整という感じ。胸前の筋肉が凄いのと暑さに弱い方なので胸前の発汗は目立ちますが、走ることへの集中力の高さは古馬も顔負け。本番へ向けて研ぎ澄まされてきました。また、操縦性の高さで更なる400m延長にも対応してくれるでしょう。

レースプランとすれば、前走同様に正攻法の競馬になると思います。そして今回はコントレイルを意識し過ぎずに早めに抜け出しておいて、コントレイルが伸びてきたら今回も馬体を接する形に持ち込みたいところ。そこで1~2段ギアを上げて死力を尽くして欲しいです。本当は外から被せる形で叩き合いに持ち込めたらベストですが、研ぎ澄まされて他馬を圧倒するようなオーラが出てきてくれていれば。馬力は間違いなくここでは1番です。その反面、Sペースからの瞬発力勝負で切れ味勝負となると、コントレイルは勿論、他のディープインパクト産駒等の切れ味を秘めるに馬にも遅れを取るかも。崩れるとすれば、こういう形でしょうねえ。

出資馬の日本ダービー挑戦はロードクエストに次いで2度目。ただ、ロードクエストの場合はNHKマイルCで2着に入り、お釣りがない状態での出走。それに対してここへ向けて万全の態勢を敷いてきたサリオス。まずは不利なく無事に回ってきて欲しいですが、今後、ダービーで勝ち負けできる馬に巡り合うことはほぼないと思うので、千載一遇の今回を何とかモノにして欲しい・したいという気持ちは湧き出てきます。

2020年5月24日 (日)

併せ馬で脚色は若干劣勢だったも、馬場の大外を回って66秒3は優秀。1週前追い切りでハードに攻めたことでグッと良くなってきてくれる筈。ここまでは頗る順調。☆サリオス

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Photo_3 サリオス(牡・堀)父ハーツクライ 母サロミナ

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:21日に南Wコースで時計
・次走予定:5月31日の東京・日本ダービー(GⅠ)・D.レーンJ

堀師「先週の追い切り後から心肺機能は上向いており、これまでで一番状態が良かった感触を持っている朝日杯時くらいにまで、モニタリングの数値が上がってきています。そこで、先週末の坂路コースでは、55-40くらいのところを消化し、ある程度の負荷を掛けることが出来ています。また、今週に入って暑さが和らいできたことで、馬には活気が見られますね。筋肉量が多いこともあり、昨年の同時期には暑さが堪え活気が落ちてしまったところがあったのですが、それを考えると今の涼しさはサリオスにとってプラスに働いているように思います。飼い葉はしっかりと食べながらも、最新の計測で馬体重は534キロと、数字が示すようにこれまでよりも馬体のシャープさは増してきている印象です。21日には南Wコースで併せて追い切りを行い、道中は先行して直線では外に進路を取り、最後は同入しています。1週前ということや過ごしやすい環境ということを考慮して、先週よりもさらに一歩踏み込んだ調教を課しましたが、それにしっかりと応えてくれたと思います。調教を重ねて仕上がり的には良いゾーンに入ってきていると思いますし、あとは疲れが残らないように、ウィークポイントである右トモも含めて十分にケアしていきたいと思います」(5/21近況)

助 手 17美坂重 55.6- 40.6- 26.3- 13.4 馬なり余力
レーン 21南W稍 66.3- 52.1- 38.3- 12.0 強めに追う ルーカス(古馬3勝)強めの外0.4秒先行同入

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【日本ダービー】サリオスが1週前追い切りでレーンを背に併せ馬 陣営「この馬の力を出し切れるように」(スポーツ報知より)

日本ダービー・G1(5月31日、東京)に出走する皐月賞2着のサリオス(牡3歳、美浦・堀宣行厩舎)が5月21日、美浦・Wコースで1週前の追い切りを行った。

レースで騎乗するレーンがまたがって、ルーカス(5歳3勝クラス)に2馬身先行して、スタート。4角手前で並びかけられると、最初は半馬身遅れたが、勝負根性に火がついたのか、最後は併入に持ち込んだ。「きょうは先々週、先週に引き続きレーン騎手に乗ってもらい、1週前なので先週よりさらに強い負荷をかけました」と森助手。距離は皐月賞から400メートル延びる。「初距離なのでやってみないと分からない部分はありますが、前走の内容を見ても距離はこなせるのではないでしょうか」と同助手は距離面も不安に感じていない。

皐月賞では最後は勝ったコントレイルとの一騎打ちの末、0秒1差で敗れ、今回はリベンジの意味合いもある。「コントレイルはもちろん強い馬ですが、ダービーという舞台は選ばれた18頭が集まるので。厩舎としてはこの馬の力を出し切れるよう努めていくだけです」(森助手)と気合いを入れた。

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週中の追い切りは必ずレーンJに跨ってもらっているサリオスですが、1週前追い切りにあたる21日は攻め駆けするルーカスとの併せ馬を選択。2馬身ほど先行する形でしたが、馬場の大外へ回して直線は終い重点でビシッと。ルーカスに煽られる感じで遅れそうになりましたが、そこから再度食らい付く動きを見せて併入。根性を出してくれたのは頼もしかったですし、このひと追いで体と気持ちがフィットしてくれば、推進力溢れる動きへと進化していってくれると思います。

更なる距離延長はプラスとは言えないですが、操縦性の高さは同世代では随一。堀調教師は数値を出して緻密な計算をしてくれていますし、前走の敗戦を糧に短期間でどこまで良化・成長を遂げてくれているのか。前走で負けたことで却って失うものはないので、レース当日まで気を緩めずにプラスになることを積極的に挑戦していってもらいたいです。

2020年5月19日 (火)

シルクなお馬さん(牡馬・入厩組)

Photo_3 サリオス

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:13日に南Wコースで時計
・次走予定:5月31日の東京・日本ダービー(G1)・D.レーンJ

堀師「先週はレーンさん(D.レーン騎手)に跨ってもらい3週前追い切りを行いましたが、身のこなしに硬さがなく感触は良かったということでしたので、13日の追い切りはより負荷を強めています。筋肉量の多い馬ですし、あまり暑い時に負担を掛けてしまうのは避けたかったので、まだ涼しい朝一番の時間帯で時計を出しました。霧の影響で全体の動きは確認できませんでしたが、道中はサリオスが追走して、終いは脚を伸ばしてほぼ同入といった形で、厩舎独自に着用しているGPSを参考にすると、5ハロンから64秒台の時計を消化しています。2週前としてはこれまでよりも早めにピッチを上げていますが、おそらくダービーの週は今よりも暑さが厳しくなるでしょうし、レース当該週は微調整でも済むよう、それまでに心肺機能はしっかりと整えておきたいという考えがあります。時期的なこともあり、馬体重は540キロと皐月賞前の調整過程と比べても絞れていますが、飼い葉は食べていますし体調面に問題はありません」(5/14近況)

レーン 13南W良 キリ 13.4 馬なり余力 ルーカス(古馬3勝)馬なりの内0.2秒遅れ
助 手 17美坂重 55.6- 40.6- 26.3- 13.4 馬なり余力

Photo_3 ヴィッセン

・在厩場所:美浦トレセン
・次走予定:京都5月24日 烏丸S
・調教内容:13日にCWコースで追い切り 

斉藤崇師「13日にCWコースで追い切りました。レースが来週に控えているので、終い重点でしっかり伸ばしておきました。前走時と比べても動きは良いですし、運動後も脚元に疲れが見られることはなく、調子としては高いレベルを維持していますよ。前回減った馬体重は回復していますし、今度は近場の京都ですから輸送は問題ないでしょう」(5/13近況)

助 手 10CW良 88.7- 71.8- 56.4- 41.6- 13.2 馬なり余力 ミレニアムクロス(三歳1勝)馬なりの外1.4秒先行同入
団 野 13CW良 85.6- 68.9- 53.5- 39.2- 11.9 強めに追う ミレニアムクロス(三歳1勝)一杯の外0.8秒先行クビ遅れ
助 手 17栗P良 58.7- 41.7- 12.8 馬なり余力

Photo_3 ボンディマンシュ

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:14日にポリトラックコースで追い切り
・次走予定:京都5月30日・ダ1400m(藤岡佑J)

中内田師「14日にポリトラックコースで時計を出しました。レースまでまだ少し時間があるので、馬なりでサッと息を整える程度に控えましたが、最後まで軽快な走りで動きはとても良かったですよ。左前の蹄が落ち着くまでポリトラックコースでなるべく乗るようにしていますが、運動後も歩様が乱れることはないですし、触っても気にすることはないので、もう心配はないと思います。来週は併せてしっかり負荷を掛けるつもりなので、今の状態を維持しながら進めて行きたいと思います」(5/14近況)

助 手 10栗P良 56.6- 40.6- 12.3 馬なり余力
調教師 14栗P良 69.4- 54.0- 39.5- 12.5 馬なり余力
調教師 17栗P良 73.6- 56.5- 40.5- 12.6 馬なり余力

Photo_3 ディランズソング

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:13日に南Wコースで時計
・次走予定:5月23日の東京・ダ1400m(C.ルメールJ)

萩原師「13日に南Wコースで併せて追い切りを行いました。道中はディランズソングが先行し、直線で外に進路を取って脚を伸ばすと、最後は1馬身ほど先着しています。相手は3勝クラスの格上でしたが、そのパートナーを煽るくらいの良い動きを見せてくれましたね。時計的にも5ハロンが66秒2秒で、最後の1ハロンを12秒1でまとめられているように、申し分なかったと思います。右トモ球節に関しては相変わらず油断は出来ませんし、その影響から歩様も独特なところがあるタイプですが、ここまで良い過程を踏んで来られていますから、今後もしっかりとケアしながら進めていきたいと思います。なお、鞍上はルメール騎手に依頼しています」(5/14近況)

助 手 10南W良 56.5- 41.4- 14.4 馬なり余力 
助 手 13南W良 66.2- 52.2- 39.0- 12.1 馬なり余力 ブレイブメジャー(古馬3勝)一杯の外先行0.2秒先着
助 手 16南W良 57.8- 43.3- 14.5 馬なり余力
助 手 17南W重 71.0- 54.9- 40.6- 12.2 馬なり余力

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サリオスは引き続き英才教育中。レースの結果に結び付くかどうかは分かりませんが、堀師が色々考えながら、追い切りを行ってくれているのは頼もしい限り。コントレイルは強いですが、前走で馬体を接して外へ逃げ加減にさせたので、外から被せることが出来る展開ならちょっと面白いと思うのですが。あとは暑くなってきた気候へ何とか対応させていって欲しいものです。

前走のヴィッセンは輸送に泣きましたが、上がりが速くなったのも応えた様子。同期のグランドサッシュは引退となりましたが、こちらはまだまだ老いて盛ん。定量戦になりますが、実績のある京都・芝2400mで巻き返して欲しい。ただ、時計が速くなると辛いかもしれません。

落鉄で釘を踏んでしまったボンディマンシュですが、予定を延ばしてからは特にその影響は感じさせず。ビシビシとはやられていないも、動きは非常に軽快です。大事に使ってきたことで心身のバランスが取れてきたボンディマンシュ。そろそろ2勝クラスを卒業したいです。

ディランズソングの鞍上はデビュー戦に引き続きC.ルメールJに決定。右トモの球節は常にケアが必要な状態ですが、追い切りの動きは上々。その後も意欲的に時計を出しているので、馬体重が絞れて来てくれればと思います。関東馬同士なら今の状態でも未勝利は勝ってくれると思います。

2020年5月 7日 (木)

皐月賞の疲れが抜けてきて馬体はフックラ。活気も戻ってきたことから日本ダービー出走へGOサインが出る。☆サリオス

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Photo_3 サリオス(牡・堀)父ハーツクライ 母サロミナ

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:軽めの調整
・次走予定:5月31日の東京・日本ダービー(G1)・D.レーンJ

堀師「この中間も無理はさせていないことから、競馬の疲れは段々と取れてきている様子で、馬体重も549キロまで回復してきました。あまり気温の高い環境には強くないのか、一時は暑さが増してきた影響で気配が落ちかけたのですが、それも落ち着いてきたことから馬には活気が戻ってきましたね。この感じであれば選択肢の一つとして考えていた日本ダービーを目標に据えて調教を開始していっても大丈夫そうですし、今後は良い状態で向かえるようにレースから逆算しながら調整メニューを組み立てていきたいと思います。なお、鞍上は引き続きレーンさん(D.レーン騎手)に依頼しています」(5/6近況)

レーン 7南W重 73.9- 57.3- 42.2- 12.9 馬なり余力

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サリオス 再びレーンとダービーへ(スポニチより)

皐月賞2着のサリオス(牡3=堀)が日本ダービー(31日、東京)に向かうことが決定した。所有するシルクレーシングが公式サイトで発表。引き続きレーンとコンビを組む。

今週末に行われるNHKマイルCの特別登録を見送り、動向が注目されていた。陣営は、前走後のダメージから馬に活気が戻ってきたことを受け、一つの選択肢としていたダービー参戦にゴーサインを出した。無敗の2歳王者対決となった皐月賞では、コントレイルとのデッドヒートの末、初黒星。競馬の祭典での逆転を期す。

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皐月賞2着後、放牧に出さずに手元に置いて様子を窺ってきたサリオスですが、レースの疲れが抜けてくると共に馬体重は増加。気温の高さに少し戸惑いを見せていましたが、状態が落ち込むことを避け、活気がじんわり戻ってきています。

これなら日本ダービーへ向けて進めていけるだろうということで、次走は31日の東京・日本ダービー(東京優駿)に決定。まあ、皐月賞後の悔しそうなコメントから、次走は日本ダービーという堀師の腹は固まっていたんでしょう。そして7日に皐月賞後の初時計をマーク。70-40よりも遅いペースで少し末を伸ばしただけですが、問題なさそう。また、この軽めの追い切りからD.レーンJが乗っているので、今後の週中の追い切りはずっとD.レーンJを乗せて、意思疎通や操縦性を高めていくのかもしれません。

コントレイルの壁は高いですが、堀師の執念の調整・仕上げが本番で実を結んでくれることを願うばかりです。

2020年5月 1日 (金)

シルクなお馬さん(関東3歳牡馬・入厩組)

Photo_3 サリオス

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:軽めの調整

堀師「その後は右トモのダメージ自体はサウジアラビアRCや朝日杯FSのレース後と比べると、軽めに済んでいるように思いますが、どうも馬体の戻りがこれまでよりもスローですね。いつもなら550キロ台まですぐに戻るのに、飼い葉はしっかりと食べているものの、最新の計測で546キロとまだ戻り切っていません。今週から坂路コースで無理しない程度に動かしていますが、あまり馬には活気が見られず、周回コースで軽めのキャンターを行っても手前を替えないようなところが見受けられますから、もう少し時間を掛けながら心身の回復を図っていった方が良さそうです。そういった状況ですので、先週末に行われたNHKマイルCの特別登録は見送らせていただきました。次走の選択肢の一つとしては、もちろん日本ダービーが挙げられますが、まだ本格的な調教をスタートできるレベルにまで状態が上がってきていませんし、もう少し慎重に見極めながら判断させていただきたいと考えています」(4/30近況)

Photo_3 シェダル

・在厩場所:美浦トレセン
・次走予定:5月17日の東京・青竜S
・調教内容:30日に南Bコースで時計

栗田師「先週末にこちらへ帰厩後も馬体に問題はありませんでしたので、30日に南Bコースで併せて追い切りを行いました。3頭併せの最後方から進み、直線で内から脚を伸ばすも、かしわ記念出走予定のアルクトスに頭一つ遅れてゴールしています。体が大幅に増えて帰ってきましたが、決して太め感はありませんし、むしろ緩さは無くなっていますから、成長の証ですね。その成長の通り走りは力強く、格上馬を相手にある程度付いていくことが出来ましたので、内容の濃い調教を行えたと思います。再来週の青竜Sに向けて、ピッチを上げていきます」(4/30近況)

助 手 30南B良 70.2- 54.4- 40.0- 12.4 強めに追う アルクトス(古オープン)馬なりの内0.5秒追走0.2秒遅れ

Photo_3 ディランズソング

・在厩場所:美浦トレセン
・次走予定:第2回東京開催
・調教内容:29日に南Bコースで時計

萩原師「29日に南Bコースで追い切りを行いました。帰厩後の初時計になりますし、右トモのこともあるので、単走で上がり重点の内容で無理はしていません。ただ、乗り手の感触としては、負荷が強まるに連れて右トモの頼りなさを強く感じてしまうようですし、普段から運動後に疲れが表に出てきやすく、慎重に進めていった方が良い印象です。まだ馬体も立派に映りますし、中間にはプールにも入れてシェイプアップを図るように工夫していますが、今後もよく脚元と相談しながら進めていきます」(4/30近況)

助 手 29南B稍 43.4- 13.6 馬なり余力

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サリオスは前走の疲れが少し尾を引いていますが、そこまで深刻なものではないと思うので、引き続き回復に重点を置いた調整であと1週間ぐらい見てもらえればと思います。

シェダルは少し馬体重を増やしての帰厩となったようですが、暖かい季節を迎えて実が入ってきた分がありそう。前走時の馬体重は520キロでしたが、次走では10キロ近く増えているかも。また、帰厩して最初の追い切りが厩舎の看板馬・アルクトスらとの3頭併せ。アルクトスの調教動画でその動きを確認出来ましたが、直線で寄られるシーンがあって少し躊躇するも、その後、促していくと食らい付く姿勢は窺えました。帰厩後の初時計とすれば上々ですし、この経験が勝負強さ・揉まれ強さへと繋がってくれれば。定期的に胸を借りる追い切りを行って欲しいです。

ディランズソングは帰厩後の初時計をマークしていますが、3ハロンからと感触を確かめる程度。馬体はまだまだ余裕はあるようですし、右トモの状態は安心出来ません。早めに帰厩させたのはプール調教を行いたかったからだと思うので、ビシビシやれない分、プール調教を多く取り入れることで心肺機能の強化と馬体重減を図ってもらえればと思います。

2020年4月26日 (日)

道中は馬群の中で悠然と構え、直線を向いて満を持して追い出すも、勝ち馬の抜け出す脚が速過ぎて、馬体を併せにいった際に既に前に出られていたのが誤算。内から懸命に差し返そうとするも、最後の最後で力尽きて2着。悔しい敗戦になったも、ここまでやれたのは収穫。☆サリオス

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Photo_3 サリオス(牡・堀)父ハーツクライ 母サロミナ

日曜中山11R 皐月賞(G1・芝2000m)2着(3番人気) D.レーンJ

まずまずのスタートからスッと行き脚を付けて、道中は中団グループの前目に位置します。馬群の中で脚を溜め、直線に向いてから満を持して追い出すと、外から脚を伸ばしてきた勝ち馬との一騎打ちとなり、惜しくも半馬身及ばなかったものの、後続を3馬身以上引き離し2着を確保しています。

堀調教師「結果を残すことが出来ず申し訳ありませんでした。レーンさん(D.レーン騎手)は『久々に乗せていただきましたが、競馬に向けての雰囲気は良かったですね。3コーナーでラインベックが動いた時、一緒のタイミングで動いてしまうとまだ早いと思ったので内で我慢しました。ただ、それで馬場が悪いところを通らされることとなってしまったのが、一つのターニングポイントとなったように思います』と話していました。厩舎としては、ああいった一騎打ちとなった時にはこれまで勝ち切ってきた自負がありますし、勝ち馬は強かったものの、あの形で敗れてしまったのは本当にショックではあります。ただ、決して楽ではない流れの中で、馬場の悪いところを通りながら動いて行く厳しい形になったことを考えれば、条件が異なっていれば、また違う結果になっていた可能性もあるのではないかというのが、レースを終えてすぐの思いでもあります。サリオス自身も敗れたのが悔しかったのか、レース直後は少し気負ったようなところが見られましたが、上がりの様子に特に異常は見当たりませんでした。タフな競馬になりましたし、まずはトレセンに戻ってよく状態を確認させていただきたいと思います」(レース結果)

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【次走へのメモ】

仕上がり良好。気合も乗っていた。自然体で抑えてまま先行。縦長の絶好位で折り合いスムーズ。勝負どころも手応え十分。坂下の捌きもロスがなく、ウインの内から馬群を抜けて少しずつ外へ。坂上からは2頭の叩き合いに持ち込み、最後まで食い下がったが、こちらは手前が替わらず。それでも3着には決定的な3馬身半差。(B誌)

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サリオス半馬身及ばず2着も鞍上は称賛(日刊スポーツ)

3戦無敗の朝日杯FS優勝馬サリオスは戴冠まで半馬身及ばなかった。好位勢のすぐ後ろを進み、直線は残り1ハロン手前で先頭。

内からやや外めに持ち出し、コントレイルの追い上げに応戦する形となったが、最後は勝ち馬に前に出られた。道中は馬場の悪いイン、3着馬につけた3馬身半差を思えば胸を張れる銀メダルだ。レーン騎手は「どこかで外に出そうと思ったが、あんまり早く出したらロスが多いと思った。最後は勢いで負けてしまった。勝った馬もこの馬もすごくいい馬」と相棒をねぎらった。

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・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:軽めの調整

堀師「こちらに戻ってきてからも飼い葉はしっかりと食べており、健康面に問題はありません。馬体重も543キロまで増えていますし、今週末くらいには550キロ近くまで回復してくれそうです。精神的にも馬には活気が見られますが、前捌きや右トモの歩様には硬さが感じられ、やはりレースで頑張って走ったなりの疲れはあるようです。まずは軽めの運動を行いながら、そちらの回復に重点を置いて進めていき、疲れが取れてきたタイミングで今後についてご相談させていただきたいと考えています」(4/22近況)

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レースが終わった後のの率直な感想としては、競り負けすることになりましたが、400mの距離延長にも問題なく対応して、正攻法の競馬で抜け出しを図ろうとする潔さ。コントレイルの強さを再認識すると共に、サリオスがここまで対等にやれる強い馬とは正直思っていませんでした。良い意味でビックリさせられましたし、時間が経つにつれて悔しさも…。直線は思い描いていたように馬体を接する形での勝負根性比べになりましたが、並び掛けてにいった際にもう既に前へ出られていたのが痛かったです。内から渋太く差し返そうと頑張ってくれたのですが、左手前に替え切れず。右トモに弱さを抱えている弱みが最後に出てしまいました。

昨年暮れの朝日杯フューチュリティS以来の競馬で、レース前は太目が残るかなあと心配しましたが、当日発表された馬体重はマイナス2キロ。セーブ気味の最終追いになってしまいましたが、その後の調整でリカバーできて、馬体は黄金色に輝き、ホント良い状態でレースへ臨めたと思います。また、サリオス自身もモッサリした以前の造りから着実に進化し、体のメリハリが出てきて、競走馬らしくなってくれました。

レースに関しては、好スタートから馬群の中で折り合いはピッタリ。勝負どころでは馬場の悪いところを通らされたかもしれませんが、鞍上の手がピクリとも動かずに追走。直線を向いてから満を持して追い出すことになりました。ほぼ完璧なレース運びですが、コントレイルが外からスッと捲っていっていたのがレーンJが分かっていたのかどうかが少し疑問。もう少し早めにアクセルを踏んでいっていれば、前で受ける形でコントレイルの追撃に対応できたかと。まあ、それによって先着できたかどうかは何とも言えませんが。

レース後のサリオスですが、タフな馬場をしっかり走り抜いた疲れはあるようですが、馬体の回復は順調。放牧に出ていないことを考えると、次走NHKマイルCの線もあるのかなと思いますが、今回の敗戦は厩舎としても凄く悔しかった様子なので、日本ダービーまで手元に置いて鍛え上げていくのかもしれません。今回の走りを見ると、操縦性の高さ+左回りに替わることで更なる距離延長も大丈夫そう。今回、コントレイルに競り負けましたが、レース後の福永Jのコメントを見ると直線で外へ逃げる素振りもあったようなので、次に繋がりそうな恐怖心みたいなのは与えられたと思います。まあ、負けて分かることも色々あったと思うので、それを教訓にしてもう1度コントレイルに挑戦していって欲しいです。それでもコントレイルが更に上へ行くなら、父ディープインパクトの最高傑作として活躍していくことになるのでしょう。

2020年4月19日 (日)

昨年末のG1奪取から直行でいざ牡馬クラシックへ。久々の1戦になるも、早めに帰厩して課題を与えつつ追い切りを丹念に消化。距離に関しては走ってみないと分からない面は正直あるも、最終追い切り後に気配はグンと上昇。最後の直線では馬体を接する形に持ち込み、抜かせない勝負根性を発揮して欲しい。☆サリオス

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Photo_3 サリオス(牡・堀)父ハーツクライ 母サロミナ

日曜中山11R 皐月賞(G1・芝2000m)4枠7番 D.レーンJ

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:15日に南Wコースで時計

堀師「先週、南Wコースでの強い調教を消化した後は、その疲れの回復具合をよく見ていました。前走の調整時に比べると回復具合がスローで、サウジアラビアロイヤルカップ時と同じような感じだったことから、そういった意味では休み明けの影響を感じました。ですので、今週はレースまでに少しでも長く回復する時間を確保できるよう、15日に最終追い切りを行いました。いつも通り南Wコースで行い、先週同様に脩(石橋脩騎手)に跨ってもらいました。終始ジョッキーの意のままに動くことが出来ていますし、直線での反応も先週より向上しており、良い走りを見せてくれたと思います。心肺機能はしっかりと整っていますし、右トモもリフレッシュした分、朝日杯の時よりも具合は良さそうです。馬体重は最新の計測で550キロあり、おそらく中山競馬場までの輸送で10キロほど絞れると見ているので、そこまで大きな変動なく出走させることができそうだと考えています。初めての中山競馬場で距離も2000mへと延びますが、これまでもそういった課題をスムーズにクリアして結果を残してくれていますし、メンタル面の良さがこの馬のストロングポイントですから、今回もこれまでと同様にしっかりと対応してくれると思います」(4/15近況)

助 手 12美坂重 60.2- 44.7- 29.8- 15.4 馬なり余力
石橋脩 15南W稍 69.0- 54.0- 39.9- 13.2 馬なり余力 カフェキング(三未勝)馬なりの内同入

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第3回中山8日目(04月19日)
11R 皐月賞(G1)
芝2000メートル 3歳OP 指定 国際 牡・牝 定量 発走15:40
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 コントレイル 牡3 57 福永祐一
1 2 レクセランス 牡3 57 北村友一
2 3 コルテジア 牡3 57 松山弘平
2 4 テンピン 牡3 57 中井裕二
3 5 サトノフラッグ 牡3 57 C.ルメール
3 6 ディープボンド 牡3 57 横山典弘
4 7 サリオス 牡3 57 D.レーン
4 8 ウインカーネリアン 牡3 57 田辺裕信
5 9 ブラックホール 牡3 57 石川裕紀人
5 10 アメリカンシード 牡3 57 丸山元気
6 11 クリスタルブラック 牡3 57 吉田豊
6 12 マイラプソディ 牡3 57 武豊
7 13 ダーリントンホール 牡3 57 M.デムーロ
7 14 キメラヴェリテ 牡3 57 藤岡康太
7 15 ラインベック 牡3 57 岩田康誠
8 16 ガロアクリーク 牡3 57 L.ヒューイットソン
8 17 ヴェルトライゼンデ 牡3 57 池添謙一
8 18 ビターエンダー 牡3 57 津村明秀

○堀師 「今回は追い切り後の疲労回復が遅く、そのあたりは休み明けの分と見ていますが、安全策でレースまで日にちのある水曜追いを選択しました。時計的にも予定通りで過不足はなかったと思います。14日の計量で550キロ。今回は中山への当日輸送なので、前走時より増えていますが、いい状態で送り出せます」(土曜版・競馬ブックより)

○堀師 「3戦ともに若さを見せたりしながらも、パフォーマンスが素晴らしく、メンタル面の強さなど総合的に見ても、何年かに1頭のレベルの馬だと思います。道悪は分かりませんが、これまでの経験からは、苦にするタイプには該当しません」(日曜版・競馬ブックより)

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【皐月賞】サリオス、堀師の“さじ加減” 水曜追い選択で本番までの時間確保 (スポニチより)

当初、木曜追いという情報が流れていたサリオスがWコースにいる。慌てる報道陣の前で東の大本命は悠々と走りきった。上原助手は「1週前追いを木曜にやって少し回復に時間を要した。最終追いから時間を取りたいということで、ギリギリまで判断してこの日にやりました」と水曜追いの意図を説明した。

この日は終始、軽めのメニュー。序盤からたっぷり息を入れながら運び、ラストも無理をせずカフェキング(3歳未勝利)に併入した。1週前にWコースで5F66秒1~1F11秒8の好時計をマークしており、最終リハは5F69秒0~1F13秒2。同助手は「3月7日に帰厩して十分に乗り込んでいる。追い切り後は息の入り、心肺機能もモニタリングしていて問題はありませんでした」と納得の表情を浮かべた。

無傷3連勝で前走・朝日杯FSを制覇。ここは同じく3戦3勝コントレイルとの初対決に注目が集まる。上原助手は「これまでもタフな流れのレースを勝っている。後ろからコントレイルが来ても抜かせないような競馬ができれば」と期待十分。初の2000メートルについても「凄く操縦性の高い馬。血統的にも距離が延びるのは問題ないと思う」と意に介していなかった。

鞍上は新馬戦以来のコンビとなるダミアン・レーン。新型コロナウイルスまん延予防策として2週間の待機を終え、この日に短期免許(18日~5月17日まで)が交付された。同助手は「こういう大変な状況でも来てくださっている。陣営としても期待は大きい」と再会を待ち望んでいる様子。初来日の昨年、いきなりG1・4勝を挙げたオーストラリアの天才が、並々ならぬ思いで挑む一戦。サリオスはそれに応えられるだけの大器だ。

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サリオスいい状態、気持ち1段階ピリッと(日刊スポーツより)

無敗対決を迎えるサリオス(牡、堀)は美浦坂路を登坂後、南のダートコースでキャンター調整した。雨で馬場に水が浮いていたが、しっかりと走り切った。森助手は「今週追い切ったことで、気持ちが1段階ピリッとしてきました。いい状態で送り出せます」と話した。

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3連勝で朝日杯フュチュリティSを制しながらも、同じように3連勝でホープフルSを勝ったコントレイルに最優秀2歳牡馬の座を奪われてしまったサリオス。東スポ杯2歳Sでの圧巻のパフォーマンスが効いたと思いますが、サリオス自体は歴代の朝日杯フューチュリティSの覇者と比較すると、上位にランクされていい馬だと贔屓目には思います。

前走後はNFしがらきでリフレッシュ。脚元等に問題はありませんでしたが、なかなかピッチが上がらなかったのは正直ヤキモキ。勝手にスプリングS→皐月賞を思い描いていましたが、陣営とすれば早い段階から皐月賞直行を決めていたんでしょう。ひと叩きしない分、早めの3月7日に美浦へ戻ってきて、課題を与えながら丹念に追い切りを重ねてきました。

2歳時は週中の追い切りで6ハロンから行くことがありましたが、週末に時計を控えていた分を補っていましたが、帰厩後は6ハロンから行くことはなくなりましたが、日曜日には坂路でしっかり時計をマーク。週2本時計を出し続けてここまで来ています。最終追いに関してはセーブ気味で物足りなくも見えましたが、賢い馬なので自分で態勢を整えている感じ。直前の気配はレースへ向けての良いスイッチが入っており、毛ヅヤ・馬体の張りは良好。推進力溢れる動きを見せてくれているようです。

ただ、ここまでキャリア3戦。一貫してマイル戦を使ってきているように、距離が延びて良いタイプとは思っていないのも事実。今回は前走から400m延びますが、これまで騎乗してくれた鞍上の感触と操縦性の高さが拠りどころで、大丈夫という事実・結果はありません。4つコーナーを回る競馬には対応してくれそうも、タフな流れになった際にどこまで辛抱が出来るか。昨日の雨の影響が残る馬場はパワー型なので苦にはしないでしょう。

相手関係ですが、牡馬クラシックの第1弾ということで休養中に新星がどんどん出てきましたし、2歳王者のコントレイルも順調。一気に強化されましたが、素質に関しては見劣りはしない筈。レースプランはわざわざ来日してくれたD.レーンJにおまかせですが、レースの流れによって柔軟にポジショニングをしてもらい、最後の直線では有力馬と馬体を接する形で追い比べに持ち込んで欲しいです。離れた位置からスパッと来られると対応しきれないかもしれませんが、勝負根性比べなら雄大な馬格を生かしてのアドバンテージはある筈。一流馬特有のオーラを発してライバルたちを委縮させてもらいたいです。

まあ、まずは不利なく、ロスのない競馬を心掛けてもらい、秘めたる能力を全開で皐月賞へ臨んでもらえればと思います。悔いを残さないようにお願いします。

2020年4月10日 (金)

石橋脩Jを背にWコースで意欲的な追い切りを消化。3歳になって走りに無駄がなくなってきた印象。ここまでビシッとやったのは初めてなので、その後の良化ぶりに期待したい。☆サリオス

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Photo_3 サリオス(牡・堀)父ハーツクライ 母サロミナ

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:9日に南Wコースで時計
・次走予定:4月19日の中山・皐月賞(D.レーンJ)

堀師「先週の2週前追い切りを消化後もしっかりとケアを行っているため、右トモの状態を含めて大きな疲れはありません。先週末にも坂路コースでサッと時計を出しましたが、息の戻りも良好で、心肺機能については問題なく整ってきています。ただ、本当に良い頃と比べると先週の南Wコースでの追い切り時の反応や、先週末の坂路コースでの動きの勢いに物足りない印象がありますから、そこを補うことを一つのコンセプトに9日の追い切りを行いました。今週も併せ馬で行い、直線では強めに追って最後は先着する形で終えていますが、先週よりも時計・内容ともにさらに一歩負荷の掛かった調教メニューを消化しています。馬体重は最新の計測でまだ558キロありますが、この追い切りでよりフィットしてくると思いますし、ここまでの順調さを維持しながら来週の本番まで調整を進めていければと思います」(4/2近況)

助 手 5美坂良 57.2- 41.6- 26.7- 13.5 馬なり余力
石橋脩 9南W良 66.1- 51.0- 37.7- 11.8 直一杯追う フォルコメン(古馬3勝)馬なりの内1.2秒追走0.3秒先着

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【皐月賞1週前追い】サリオス迫力満点先着!低重心で一気に抜け出しラスト11秒8(スポニチより)

美浦が誇る重戦車。サリオスがうなりを上げて駆け抜けた。Wコースの向正面。前を行くフォルコメン(4歳3勝クラス)とは8馬身近くあった。4コーナーで内から接近し、鞍上・石橋(レースはレーン)がゴーサインを送るとグンと加速。5F66秒1~1F11秒8(いっぱい)。低重心で一気に抜け出し1馬身半先着した。

森助手は「先週までと比べて一段階負荷を強め、直線はシャープに伸ばした。抜け出して気を抜く面を出さないかの確認もしたが、そういった面も見せず、1週前としてはいい仕上がり」と合格点だ。

昨年6月の東京新馬戦から無敵の3連勝。2着との着差も2馬身、1馬身1/4、前走・朝日杯FSが2馬身半差と完勝続き。その後はノーザンファームしがらきでリフレッシュした。同助手は「(3月7日の)帰厩当初と比べても落ち着きが出ている。強く調教するとトモ(後肢)に疲れが出やすいので中間はケアをしながら調整。馬体も含め、高いレベルで安定している」と評価している。

全3勝はマイル。2000メートルも中山も初めてと克服すべき課題はあるが、全てを打破し得るスケールがある。既に来日済みのオーストラリアの名手レーンと新馬以来のコンビ再結成予定。「(中山芝2000メートルについて)マイルでしっかり競馬ができているし、ポジションを取れるので初コースも対応できると思う。操縦性が高いので距離延長も問題ありません」と同助手は前向きに結んだ。同じく無傷3連勝のコントレイルとの注目の東西横綱対決。歴史に残る皐月賞となることは間違いない。

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3月7日にNFしがらきから帰厩し、ぶっつけのローテで皐月賞へ向かうこととなったサリオス。徐々に負荷を高めてきていますが、皐月賞1週前追切となる9日はWコースで併せ馬でビシッと。

上がり重点で時計はビックリするようなものではありませんが、直線を向くまでは首を上手に使ってリズミカルに走り、直線へ向くと瞬時に手前を交換。追われてからは少し沈むような感じでパワフルな脚捌き。2歳時と比べると、走りの無駄が少なくなってきたなあというのが調教動画を見ての率直な感想です。

また、ゴール板を過ぎてからも少し伸ばしていたので、この意欲的な追い切りでグッと上向いてきてくれるでしょう。おそらく週末は時計を出さないと思うので、馬体のメンテナンスを施して、来週の最終追いに備えてもらえればと思います。

ただ、客観的に見ると、前走から400mの距離延長は不安ですし、前走で負かした馬たちがその後パッとしていないので相手に恵まれた感も。サリオスにはクラシック第1弾・皐月賞がいきなり試金石の1戦となりますが、3歳になって更にドシッとした安定感を感じますし、迫力は2歳離れしたものがあります。勝負根性のあるタイプだとも思うので、雄大な馬体を生かした競り合いに持ち込んで欲しいです。

2020年4月 3日 (金)

鞍上予定のD.レーンが来日。皐月賞・2週前追い切りを上々の動きで終える。☆サリオス

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Photo_3 サリオス(牡・堀)父ハーツクライ 母サロミナ

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:2日に南Wコースで時計
・次走予定:4月19日の中山・皐月賞(D.レーンJ)

堀師「先週末から少し咳をしだしていることから、すぐに薬を入れて治療しましたが、その後は回数も減ってきていますし、このまま治まってくれるでしょう。また、右トモの状態は、運動前によく解してあげれば問題はないものの、念の為に先週末からよりしっかりとしたケアを取り入れるようにしています。最新の計測で馬体重は555キロあり、前走時は最終追い切り後の馬体重が546キロで、阪神競馬場への輸送があって538キロでの出走だったことを考えると、今回は輸送の短い中山競馬場でのレースになりますから、その辺りも踏まえた調整を行っていかなければならないと思っています。2日には南Wコースで併せて追い切りを行い、先ほどの点も考慮して、先週よりも時計・内容ともにさらに1段階アップした調教を課しましたが、しっかりと同入する形で終えることが出来ました。メンタル的にも変なところを見せず落ち着いていますし、このまま態勢を整えていければと思います」(4/2近況)

助 手 29美坂不 56.0- 41.1- 26.3- 13.1 馬なり余力
助 手 2南W不 68.5- 53.7- 39.5- 12.7 馬なり余力 ヒシイグアス(古馬2勝)馬なりの内1.1秒追走同入

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レーン騎手、皐月賞でサリオス騎乗のため来日(スポーツ報知より)

皐月賞・G1(4月19日、中山)でサリオス(牡3歳、美浦・堀厩舎)に騎乗予定のダミアン・レーン騎手(26)=オーストラリア=が30日午前に日本に到着したと、オーストラリアのレーシングドットコム電子版など複数のメディアが30日に報じた。コロナウイルス感染拡大防止のため、入国後に14日間の自主的な隔離が必要になることから、レースまでの日数を逆算しての来日とみられる。今回は4月から3か月間のJRA短期免許を取得予定だ。

オーストラリアは現在、全国民の出国を禁止しているが、例外規定が適用されたとみられる。レーンは昨年の有馬記念をリスグラシューで制するなど、JRA通算38勝を挙げている。

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サリオス2週前、内から馬なりで楽々と併入/皐月賞(日刊スポーツ)

3戦3勝のサリオス(牡3、堀)が2日、皐月賞(G1、芝2000メートル、4月19日=中山)の2週前追い切りを行った。中ヒシイグアス(古馬2勝クラス)を5馬身半、外フォルコメン(古馬3勝クラス)を7馬身半追走。大きく先行した2頭の内から馬なりで楽々と併入した。

森助手は「3月上旬に帰厩して、今日から1段階強めの負荷をかけたが、いい動きだしでした。高いレベルで安定してここまで問題なく来ています。初の中山、初の距離と初めての事が多いですが、馬の力を信じます」とコメント。G1連勝でクラシック1冠目を手にする。

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先週までは70-40のペースでサラッと追われていたサリオスですが、レースが近づいてきたことで2日の追い切りは3頭併せで大きく追い掛ける形を選択。直線の入り口近くで追い付くと、頭を上げたりと幼い動きが目立つ僚馬2頭に対して内でじっと我慢。馬なりで併入となりましたが、少し手綱を緩めて際にスッと反応していたのは好印象。鞍上の指示に従順なので2000mの皐月賞は小回りで4つのコーナーを回るコース形態ですし、何とか踏ん張ってくれそう。

あとは休養が長いので、内面をいかに整えておくか。その点については少し咳をしているのは心配ですが、症状は徐々にマシに。また、食欲は旺盛な馬なので、レース当日に太めが残らないように今から十分気をつけてもらいたいです。

心配だった鞍上問題ですが、先月末にDレーンJが来日。現在は14日間の自主的な隔離に入っているので、レース当日は問題なく乗れそう。この点についてはひとまず安心しました。

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