放牧を経て、だいぶしっかりしてきたなあと楽しみにしていた1戦も、レース中にまさかの鼻出血発症。2度目の経験で症状も目立つものだったことから、今後も再発が免れないということで登録抹消が決定。繁殖馬として第2の馬生を歩むことに。★プレミアムギフト
プレミアムギフト(牝・高野)父オルフェーヴル 母インディアナギャル
8月4日(日)小倉8R・3歳上1勝クラス・牝馬限定・ダ1700mに川田Jで出走。14頭立て1番人気で8枠14番から平均ペースの道中を9、11番手と進み、競走中に鼻出血を発症し、向正面で競走中止となりました。馬場は良。馬体重は8キロ増加の530キロでした。なお、競走中に鼻出血を発症したため10月4日(金)まで出走が認められません。
○高野調教師 「レース中に鼻出血。パトロールVTRでも判別できるぐらいの結構な量が出ています。止血剤と抗生剤を投与。大事には至らぬ模様ながら、2度目の発症ですからね。これだけ注意を払っても再発するように、今後も繰り返す可能性は高いので・・・。そのあたりも踏まえて対応を相談すべきかも知れません」
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レース後も鼻出血が認められます。今後について調教師と意見を交えた結果、中央競馬の登録を抹消する方針が決まりました。長い間ご支援を下さいまして誠に有り難うございました。
○高野調教師 「ダメージは少ない感じ。早々に止めたのが良かったのでしょう。ただ、競走馬として復帰を目指すのは難しいかも。協議の結果、登録抹消の方針が決まっています。所定の手続きを経た上で、8月7日(水)に退厩へ。本当に申し訳ありません」
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右トモの飛節に違和感を感じ、前走から少しレースが開いていたプレミアムギフト。プラス8キロの出走でしたが、太目感のない仕上がりで、パドックではこれまでと違い活気のある周回。自分からグイグイ歩くようになっていたので良い感じに成長してきたなあと見ていました。
レースに関しても、五分に近いスタートを決め、内の行きたい馬を先にやって無理なく追走。良い雰囲気で1角を回っていったと思うのですが、向正面へ入ったところで川田Jは流すような感じで徐々にペースダウン。まさか競走を止めてしまうまでとは…。止まり方を見ると馬体に故障を発症した感じではなかったので、どうしたんだろうと見ていたら、レース中に鼻出血を発症してしまったとのこと。2戦目の阪神戦でも、レース後に鼻出血が認められたので2度目となりますが、今回はレース中に気付くほどですから、プレミアムギフトは苦しい思いをしたんでしょう。結果的に無理せず競走中止にしたことで最悪のケースは免れたと思います。
しかしながら、今後も競走生活を続けていくと再発は免れないということで、今後について協議した結果、JRAの登録を抹消することに。ロードから通知は届いていませんが、繁殖入りすることは間違いありません。ダノンプレミアムの半妹ですし、母インディアナギャルは牡馬ばかりを送り出し、プレミアムギフトが今のところ唯一の後継牝馬。立派な馬格をしていますし、上質な才能を持った仔馬を生み出していって欲しいものです。競走馬としては大成出来ませんでしたが、第2の馬生(繁殖)がプレミアムギフトにはより大事な仕事です。1つ上の世代から適用されている母馬優先制度が大いに生きることを今から楽しみにしたいです。お疲れ様でした。
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