ダイアトニック(牡・安田隆)父ロードカナロア 母トゥハーモニー
日曜中京11R 高松宮記念(G1・芝1200m)2枠3番 北村友J
・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:25日に坂路コースで追い切り
安田隆師「先週しっかり負荷を掛けているので、25日の追い切りはジョッキーに感触を確かめる程度に時計を出してもらいました。坂路から戻ってくると北村友一騎手が満面の笑みで『イメージ通りに仕上がっていますね。高松宮記念を見据えて、阪急杯ではそれなりの競馬をしましたが、適度に気合いが乗って馬体も引き締まって理想通りに仕上がっています。後はゲートをしっかり出してスムーズな競馬が出来るように頑張りたいと思います』と言っていました。週末は雨予報で馬場が悪くなりそうですが、この馬の走法を見る限り、道悪馬場でも十分対応してくれると思っているので、他が苦にする分有利に働くはずです。スプリンターが揃うレースだけにそう甘くないかもしれませんが、馬の出来に関してはこれまでになく良い仕上がりでレースに臨めるので、いいスタートを決めてスムーズな競馬を期待したいです」(3/26近況)
北村友 25栗坂良 53.4- 38.3- 24.8- 12.2 馬なり余力
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第1回中京8日目(03月29日)
11R 高松宮記念(G1)
芝1200メートル 4歳上OP 指定 国際 定量 発走15:40
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 ステルヴィオ 牡5 57 丸山元気
1 2 アウィルアウェイ 牝4 55 松山弘平
2 3 ダイアトニック 牡5 57 北村友一
2 4 ティーハーフ 牡10 57 国分優作
3 5 ラブカンプー 牝5 55 酒井学
3 6 ダノンスマッシュ 牡5 57 川田将雅
4 7 グルーヴィット 牡4 57 岩田康誠
4 8 グランアレグリア 牝4 55 池添謙一
5 9 タワーオブロンドン 牡5 57 福永祐一
5 10 アイラブテーラー 牝4 55 武豊
6 11 クリノガウディー 牡4 57 和田竜二
6 12 セイウンコウセイ 牡7 57 幸英明
7 13 ダイメイプリンセス 牝7 55 秋山真一郎
7 14 モズアスコット 牡6 57 M.デムーロ
7 15 ナックビーナス 牝7 55 田辺裕信
8 16 モズスーパーフレア 牝5 55 松若風馬
8 17 シヴァージ 牡5 57 藤岡佑介
8 18 ノームコア 牝5 55 横山典弘
○安田隆師 「外過ぎなければいいと思っていました。前回の結果は残念でしたが、1200mを見据えたレースはできました。大事に使ってきたことで、使う毎に力をつけてくれています。中間も気合が乗ってきたので、G1の舞台の短距離戦でも今なら対応できるはずです」(競馬ブックより)
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ダイアトニック完璧イメージ通りの仕上げ/高松宮記念(日刊スポーツ)
ダイアトニックは栗東坂路で4ハロン53秒4-12秒2をマークした。
最終追い切りを施した北村友騎手はタイムを確認すると、「完璧ですね。イメージ通り」と白い歯を見せた。前走阪急杯では2位入線後に3着降着の憂き目に遭ったが、初の1200メートル参戦に向けて、流れに乗って末脚を生かす競馬の形をつくることができた。
北村友騎手は「前走はレース前から次の高松宮記念を見据えた競馬をしたいと思っていました。内容的には出していった中でもためが利いて、最後ももうひと脚を使ってくれました。馬も前走よりいいですね。未知な部分は多いけど、期待したいです」と話した。
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【高松宮記念】栗東レポート ダイアトニック(ラジオNIKKEI・競馬実況ウェブより)
☆★ダイアトニックについて、安田隆行調教師★☆
・(前走の阪急杯は)斜行したということで降着になりました。その後は高松宮記念に駒を進めたいと思っていましたので、今回も前走同様引き続きいい状態で向かえそうです。
・前走は1400mで、その後が1200m。ですから騎手にはある程度次のレースのためにスタートをしたら出していってという注文はつけました。そのレース内容から1200mの対応は出来そうです。
・(今日の最終追い切りは)騎手とも相談して、この馬は気合も乗っているので、びっしりやる必要もないと言う事で(坂路で)53から54秒で流そうという内容でした。これまでいつもと同じようなパターンで調教をこなしてきました。騎手が「馬自身はちょっと固くなっていますが1200mの対応としてはちょうどいいのではないか」と言っています。今の状態でチャレンジすれば、「もしかして!?」と思っています。
・デビューが12月でしたが最初のうちは間隔を詰めて競馬を使えませんでした。一回使うとガタッときて次使うのに二ヶ月ぐらいかかりました。4歳のときは間隔を開けて大事に使いました。昨年の暮れぐらいから馬がしっかりし出して今回は中3週で臨みます。体調面は問題ありません。
・中京は初コースですが、左回りでは勝ってはいないものの東京で速い時計の2着があるように、右回り左回り、関係無いと思っています。道悪はこなせると思っています。昨年からグッと力をつけてきて今回G1は2回目ですが出して恥ずかしく無い状態です。結果を残してくれると思います。
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キャリア15戦目にしてようやく芝1200mに使ってきたダイアトニック。その舞台がG1をいうのは酷と言えばそうなのですが、前走でここを睨んだ競馬をしてきたというのがポイントかなと思います。前走の阪急杯は降着で3着に敗れましたが、馬群を抜け出す脚が速過ぎて早めに先頭に立って、ソラを使ったのが誤算。これまで通りの戦法に終始していたら、ゴール前での接戦を凌いでいたかもしれません。
初めてのG1挑戦となったマイルCSは前哨戦のスワンSから中2週のローテ。激戦の疲れが残る中、在厩調整を続けて1週前に好時計をマーク。直前はサラッと仕上げられましたが、マイルの強豪相手に立ち向かっていくにはギリギリの状態だったと思います。その反省を踏まえ、今回は中3週のローテとなる阪急杯を使って短期放牧へ。1週前追い切りはちょっとやり過ぎた感はありますが、最終追い切りでもスピード感満点。この馬らしい力強いピッチ走法で駆け上がり、馬体の充実ぶりは凄いです。デキの良さならこの中で3本の指には入るでしょう。G1も2度目ですし、今回は無観客競馬。気性面で幼いところを残すダイアトニックには静かな中で競馬が出来るのはプラスでしょう。
レースぶりに関してですが、まずはゲートを五分に出て欲しいです。道中の位置取りは臨機応変に対応してもらえればと思いますが、今回は前走のような前々で立ち回るのではなく、直線の長い中京コースに替わることで、これまでの1400mでの進め方で良さそう。脚を溜めれば確実に伸びてきてくれるでしょうし、1ハロン短縮でより切れ味に磨きがかかる筈。そして残り100mぐらいから馬体を接する形に持ち込めば、競り合いに強いダイアトニックの真骨頂が生きてくると思います。道悪に関してはこの馬以上に得意な馬がいるかもしれませんが、大事に使われてきて体幹がしっかりしてきましたし、硬めのフットワーク+ピッチ走法からマイナスに働くことはないでしょう。実際、稍重とはいえスワンSで豪快な差し切りを決めています。
あとは現段階での単純な力差がどこまであるのか。陣営のコメントを見ると、今秋ぐらいが1番良さそうということで、まだまだ伸び盛りだと思いますが、1200mで潜在能力が爆発してくれることを願うばかりです。北村友Jには焦らずに上手に馬群を捌いて来て欲しいです。
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