レース途中で主導権を奪い、良い雰囲気で最後の直線へ。しかしながら追われて大して伸びることなく、結果は最下位に。近走の競走成績等を鑑みてJRAの登録を抹消することになってしまいました。★ロードゼスト
ロードゼスト(牡・千田)父ヒルノダムール 母エミネンスグリーズ
6月10日(日)阪神9R・生田特別・混合・芝2400mに岩田Jで出走。8頭立て6番人気で6枠6番からスローペースの道中を2、1、1、1番手と進み、直線では最内を通って1秒6差の8着でした。馬場は良。タイム2分28秒9、上がり35秒7。馬体重は2キロ増加の450キロでした。
○岩田騎手 「前向きで集中力を欠くような面も無し。ペースが遅かったのも踏まえ、途中から先手を奪いに行きました。直線までは上手く持って来られたものの、最後はギアが上がらぬ感じで・・・。数頭には先着したかったのですけどね。諸々と条件に恵まれれば・・・なのかも知れません」
○千田調教師 「乗り方は岩田騎手に一任。1000m通過が63秒台の後半だけに、主導権を取ったのは正解ですね。一瞬はオッと思ったぐらい。完璧と言えるレース運びでしょう。しかしながら、結局は最後方での入線に。この形ならば5着ぐらいには残れないと・・・。厩舎へ戻ってから今後のプランを検討する方針」
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レース後も特に異常は認められません。ここ最近の競走成績等を踏まえて今後について調教師と意見を交えた結果、中央競馬の登録を抹消する方針が決まりました。長い間ご支援を下さいまして誠に有り難うございました。
○千田調教師 「脚元等に関しては大丈夫そう。ただ、近走は案外の内容が続いていて・・・。数多くレースも使って来ましたからね。協議の結果、登録を抹消する方針に。所定の手続きを済ませた上で、6月15日(金)に退厩予定です。ここまで本当に頑張ってくれたでしょう」
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ややヨレる感じでゲートを出たロードゼストでしたが、二の脚が付いてスッと2番手へ。少し行きたがる面はありましたが、折り合いは許容範囲で大丈夫だったと思います。そして向正面でペースが更に落ちた時にサッと先手を奪うことに。集中力に欠ける馬なのでこの選択が良かったかどうかは何とも言えませんが、良い雰囲気で最後の直線まで進めることが出来ていたと思います。
そして最後の直線、後続を突き放そうと頑張ってくれたゼストでしたが、追われてから伸びるところがなく、後続に交わされてしまうとギブアップ。結局、最下位の8着に終わってしまいました。
レース後のコメントがこれまでのトーンとちょっと違っていたので、進退に触れられるのかなと見ていたら、協議の結果、JRAの登録を抹消されることに。ダートの長距離戦や障害転向といった選択肢は残されていたと思いますが、4歳のこの時点で22戦を経験。レースへ行っての集中力もなくなってきていたので、条件を替えても、良い結果を得られるかとなると…。正直期待薄と言わざるを得ません。
これまで大きな怪我なく、タフに頑張ってくれたと思います。そしてこの血統で1勝してくれたことにも感謝感謝です。現段階で今後のことは分かりませんが、良い馬生を送ってくれることを願っています。お疲れ様でした。
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