
ブライトクォーツ(牡・荒川)父ワークフォース 母レースドール
土曜中山10R 中山グランドジャンプ(J-G1・障4250m)5枠5番 西谷J
・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:15日に障害練習、CWコースで追い切り
荒川師「15日に障害練習を軽く行った後に、CWコースで時計を出しました。先週しっかり負荷を掛けているので、今週は中山までの輸送を考慮して反応を確かめる程度に抑えています。騎乗した西谷誠騎手は『前走時も追い切りは良い動きをしていましたが、やはり一度レースを使ったことで、更に動きが素軽くなっていますね。上積みが感じられますし、スタミナ勝負に持ち込むことが出来れば前走以上のレースが期待できると思います。前走は後ろからライオン(オジュウチョウサン)がものすごい勢いで来たと思ったら、あっさり交わされてしまいましたし、今回も厳しいレースになると思いますが、もう一度乗りたいと思っていただけに期待に添えられるように頑張ります』と言っていました。前回は調整段階で脚元に疲れが見られた為に調整が難しかったですが、今回は順調そのものですし、この馬自身良くなっています。一度使った上積みから良い競馬をしてくれると思いますし、展開次第で着順は変わってくるはずです。ただ、オジュウチョウサンは前走を見る限り、少し抜けているなと思いますし、それを負かすには運も必要になってきます。でも、スタミナだけはどの馬にも負けない自信があるので、西谷誠騎手にはこの馬の持ち味を活かすレースをしてもらいたいですね」(4/15近況)
助 手 12栗坂良 58.7- 42.3- 27.8- 13.8 馬なり余力
西 谷 15CW稍 84.9- 67.4- 52.5- 39.0- 12.2 馬なり余力
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第3回中山7日目(04月18日)
11R 中山グランドJ(J-G1)
障4250メートル 4歳上障害OP 国際 定量 発走15:40
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 シングンマイケル せ6 63 金子光希
2 2 ヒロシゲセブン 牡5 63 高田潤
3 3 コスモロブロイ 牡5 63 草野太郎
4 4 ユイノシンドバッド 牡5 63 大江原圭
5 5 ブライトクォーツ 牡6 63 西谷誠
6 6 オジュウチョウサン 牡9 63 石神深一
6 7 シンキングダンサー 牡7 63 五十嵐雄祐
7 8 メドウラーク 牡9 63 北沢伸也
7 9 セガールフォンテン 牡10 63 上野翔
8 10 アズマタックン 牡7 63 小坂忠士
8 11 メイショウダッサイ 牡7 63 森一馬
○佐藤助手 「前走で出していってくれたのは、今回につながると思う。止まったとはいえ、見どころ十分だったしね。スタミナ豊富で距離が延びるのは歓迎。相手は強力だが、22キロ増を使った上積みもあるだろう」(競馬ブックより)
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前走へ向かう2週間ほど前、右前球節に疲れが見られ、週中の追い切りを1本パスすることになったブライトクォーツ。不安箇所は楽をさせ、時間の経過と共に良くなりましたが、一頓挫が尾を引く形でレース当日は前走から22キロ増。毛ヅヤ・馬体の張りは良かったですが、お腹回りはさすがにボテッと見せていました。ですので、G1の次走を睨んで無理をしない競馬に努めるのかなと見ていたら、五分のスタートを切ると押して押して前へ。トラストのハナを叩くとは全く想像もしていませんでした。
道中は引き離し気味の逃げ。淡々と飛越をこなし、勝負どころから後続に迫られても、それなりに辛抱できていたと思います。そして最後の直線入り口では4頭が横へ並ぶ形。ブライトクォーツには苦しい展開になりましたが、内からもうひと踏ん張りして最終障害を迎えましたが、さすがにプラス22キロでは息切れ。飛び終えた後にバランスを崩してしまうと立て直すのがやっと。6着に敗れて掲示板を外したのはちょっと残念でしたが、本番に繋がる中身の濃いレースだったと思います。
このレースでは改めて障害の絶対王者・オジュウチョウサンの強さを知ることに。約1年ぶりの障害でライバルを9馬身差引き離すんですから、まさに化け物。時代が悪かったとしか言えません。
前走後のブライトクォーツは在厩調整を続けて、春の大一番・中山グランドジャンプへ。この中間は右前の球節に疲れが出ることなく、調整は順調。プール調教を併用することで内面の強化・馬体の引き締めに取り組んできました。追い切りの短評に『馬体引き締まる』と示されていますし、今度は中山への長距離輸送があるので、昨年暮れの中山大障害と同じようなシルエットで出走してきてくれるでしょう。叩いた上積みは十分期待できるでしょう。
ただ、オジュウチョウサン・シングンマイケル・メイショウダッサイといったライバルも臨戦過程は良好。ひと叩きして確実に良くなっています。
おそらくレース中は雨で、よりタフなレースになることは必至。スタミナ自慢のこの馬には向くかと思いますが、まずは1つ1つ丁寧に飛越を終えていってもらえればと思います。前走はハナへ行くことを選択しましたが、今回はどうするのか。引き続き騎乗してくれる西谷Jのレースプランが気になります。勝ちにいくなら、早めに一旦動いてオジュウチョウサンとの差をつけておきたいです。ただ、オジュウチョウサンを負かすのは至難の業。たまに飛越に雑なところがあるので、そこに期待するというか付け入ることができれば…。まあ、ブライトクォーツもまずは無事に完走することが1番。その中でどこまで上位へ食い込んでいけるか。期待半分・不安半分でレースを見守りたいです。
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