滞在競馬でも気難しい面は相変わらず。勝負処からズルズル後退してしまい最下位に。近走の内容等を踏まえてJRAの登録抹消へ。★ジスターキ
ジスターキ(牝・田村)父ステイゴールド 母シーズライクリオ
土曜函館3R 3歳未勝利・牝馬(芝1800m) 15着(10番人気) 勝浦J
まずまずのスタートから先団に付け、道中は7番手あたりを追走、3コーナー過ぎから追い出しましたが反応は一息で、4コーナーでは後方に下がってしまうと、直線でもそのまま巻き返せず後方に敗れています。
勝浦騎手「馬場入りなどチャカチャカして決して大人しいわけではないのですが、調教ではもっと元気なタイプなのに、レース前から萎縮している印象を受けました。それでも、行く気を見せてくれて道中はいいポジションで進められましたが、勝負処でペースが上がって他の馬に交わされると、一気に走る気をなくしてしまいました。気持ちを切らさずに走らせてあげたかったのですが、うまく行かず申し訳ございません」
田村師「3,4コーナーで手応えが怪しくなると、そこから気持ちが切れてしまったようにバッタリと止まってしまいました。勝ち馬よりも良い位置にいながらあそこまで下がってしまうのですから、厳しいと言わざるを得ません。調教の動きを見る限り、もう少し走っても良いと思うのですが、気持ちの問題だと思います。今回は滞在競馬で切っ掛けを掴んでくれるかと思い、函館に連れていきましたが、競馬の内容に変化はありませんでした。このような血統馬を預けていただいて、私自身も楽しみにしていたのですが、もう手の打ちようがないというのが正直なところです。期待されていた方々には本当に申し訳ない気持ちです」(レース結果)
※レース映像はこちら
これまでのレース内容を考慮して協議した結果、今後短期間に状態面や成績の向上を見込むのは難しいとの結論に至り、誠に残念ではございますが、このまま引退させることと致します。
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29日(水)に抹消の手続きが取られ、提供牧場から30日(木)のサラブレッドオークションに上場される予定です。なお、規約に基づいて提供牧場に募集価格の10%で買戻され、この買戻し額が引退精算時に分配金の対象となります。サラブレッドオークションにおいて、この買戻し額を上回る金額で落札される場合もございますので予めご承知おきください。(29日・最新情報より)
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スーパー未勝利への出走条件(5戦以内)をオーバーしているので、レースの結果次第では厳しい結果が出ることを覚悟していましたが、現実にそうなってしまうと悲しいもので…。
滞在競馬での変わり身に期待しましたが、パドックからチャカチャカしてイレ込み気味。この時点で『ああ、厳しそうだな』と思いました。変に賢い馬なので、嫌いなレースへ出ることを察知していたんでしょう。
レースはゲートを五分に出て中団からの競馬。やや外目の位置で揉まれない形で追走できていたと思います。ただ、手応えは向正面の時点から怪しい感じ。軽く促しながらでないと進んで行かない感じでした。そしてペースアップした3角すぎから徐々に位置取りを後ろへ。4角を回ってくる頃には既に後方に沈んでしまい、走るのを止めてしまっていました。
1戦ごとに走りの内容が悪くなっているだけに、手の打ちようがないというのは理解できます。ただ、それまでに改善策を何か講じて欲しかったところ。例えば、チークピーシズを着用してレースへ臨んでみるとか。もう少し手を掛けて育ててもらいたかったです。
期待して出資していたカルナヴァレスコの全妹ということで、出資へ動いたジスターキ。それまでの育成動画では動きが良く、集中して走れていると思いました。マイルで切れる脚を繰り出してくれるそんなイメージでしたが…。全兄はアクシデントで引退に追い込まれましたが、レースでの集中力維持が課題でした。この母系にはそういう難しい面があるんでしょうねぇ。
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