ソツのないレースは出来たも、最後は脚が上がってしまって10着。脚元を痛めた後遺症が残り、冴えない近走内容を考慮された結果、JRAの競走馬登録を抹消することになってしまいました。★パブロ
パブロ(牡・手塚)父キンシャサノキセキ 母ゲルニカ
土曜中山8R 3歳上500万下(ダ1200m)10着(10番人気) 藤田菜J
ブリンカー着用。五分のスタートから促して行き、道中は8番手辺りを追走、そのままの態勢で直線に向き追い出されますが、思ったような伸び脚は見られず直線半ばには完全に脚が上がってしまい、中団で流れ込んでいます。
藤田菜騎手「ある程度、前目で競馬がしたかったので、押してポジションを取りに行きました。手塚先生からは真面目に走らないところがあると聞いていましたが、ブリンカーの効果もあってか、集中して走れていましたよ。道中はいい手応えで追走でき、気を抜かずに最後まで頑張ってはくれているのですが、直線の途中で脚が上がってしまいました」
手塚調教師「初めて間隔を詰めて、減量を起用し、変わり身に期待したのですが、大きな前進は得られませんでしたね。続けて使っていたので、中身は出来ていたとは思うのですが、それでも先週強めの追い切りを行った後、左前脚を痛めてしまったため、直前の追い切りを軽めにセーブせざるを得ず、どうしても調整に難しいところがあります。それに痛かった記憶が残ってしまっているのか、どうも走りを見ていても前脚の掻き込みが物足りず、手先だけで走っている印象です。何とか2勝目を挙げたいと思いここまでやってきましたが、結果を残すことが出来ず申し訳ありませんでした」
近走の成績を考慮して今後について協議した結果、誠に残念ではございますが、このまま引退させることと致します。近日中に競走馬登録抹消の手続きを行わせていただき、14日(木) のサラブレッドオークションに上場する予定です。
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レース後の競走馬登録抹消の方針はちょっとビックリしましたが、今回はレース間隔を詰め、勝負を賭けた1戦だったんでしょう。それなのにレース1週前に歩様に違和感を発症。何とかレースへ向かうことは出来ましたが、直前の追い切りはセーブした内容になってしまいました。
レースぶりはブリンカー着用で良い頃の行きっぷりは戻りました。ただ、追われてからがひと踏ん張りが利かず。気持ちの強い馬ではないので、痛かった記憶が鮮明に残り、加減した走りになってしまっています。藤田菜Jはソツなく乗ってくれたと思いますが、仕方ありません。500万下なら十分通用するものはあると思ってきましたが、良い姿を取り戻すのは容易ではありませんでした。
今後はサラブレットオークションに賭けられて第2の馬生へ。地方なら脚元に不安を抱えながら競馬を続けている馬が多いですし、もう一花咲かしてもらいたいです。お疲れ様でした。
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