良い状態でレースに出走することが出来たも、二の脚が一息で内で揉まれることに。ここ数走の行きっぷりの良さは影を潜め、追走にジリジリ脚を使うことになって6着に終わる。規定に基づいて競走馬登録を抹消し、繁殖牝馬として第2のスタートを切ることに。★タイムレスメロディ
タイムレスメロディ(牝・高野)父ディープインパクト 母アコースティクス
日曜中京7R 4歳上500万下・牝馬(ダ1200m)6着(1番人気) 城戸J
ブリンカー着用。五分のスタートを切ると、道中は6番手あたりを追走、4コーナーから鞍上の手が動き始め、直線ではジワジワと脚を伸ばしたものの、6着に敗れています。
城戸騎手「前走は抑えるのに苦労するくらい行きっぷりが良かったのですが、今回は別馬のように自らハミを取って行きませんでした。砂を被っても、そうでなくても、進みの悪さは一緒でした。最後まで差を詰めてくれていますが、道中溜めるところがなかったので、脚色はジリジリでしたね。状態は前走と変わらない感じでしたが、結果を残せず申し訳ありませんでした」
高野調教師「状態としては悪くなかったと思うのですが、今回は前走のような行きっぷりの良さが見られませんでした。枠的にも前走のようなレースが出来れば良い形になると思っていたのですが、結果を残すことが出来ず申し訳ありません。最後にもう一花咲かせてあげたかったので残念ですが、今後は母親として頑張ってもらえると嬉しいですね」(レース結果)
高野師と今後について協議を行った結果、3月一杯の引退期限まで残り少なく、その期間内に良い状態で出走させることは難しい状況であることから、今回のレースをもちまして引退することとなり、近日中に競走馬登録を抹消させていただくことになりました。今後は繁殖牝馬となる予定ですが、詳しいご案内は後日書面にて出資会員の皆様にご案内申し上げます。2歳12月のデビューから全23戦無事に走り終えた本馬への温かいご声援、誠にありがとうございました。
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前走からマイナス4キロの姿でパドックに登場したタイムレスメロディ。適度な前向きさで周回し、デキの良さが画面上からヒシヒシと伝わってくるほど。ここ数走の安定感ある走りを見せてくれれば、今回こそ結果が付いてきてくれるものと思ったのですが…。
スタートは悪くなかったタイムレスメロディですが、前走と違い二の脚が一息。それによって内々で揉まれることになり、終始軽く気合を付けながらの追走に。ここ数走の行きっぷりの良さは残念ながら見ることが出来ませんでした。
そして最後の直線、手応え抜群で4角を回ってきた勝ち馬がスコーンと抜けると2着争いは接戦に。内からタイムレスメロディもそこに加わってくれましたが、残り100mを切ったあたりで脚色が鈍ることに。2着馬とはコンマ1秒差なのですが6着まで沈んでしまいました。
今回に関してはスタートしてのポジション取りが全て。タイムレスメロディとすれば勝ち馬のような競馬がしたかったです。まあ、不利な状況から一応の力は示してくれたのですが、5着を外したのも痛かったです。優先権を確保できていれば、今週の競馬への連闘となったでしょう。
連闘の可能性が消えたタイムレスメロディは規定に基づいて20日付で競走馬登録を抹消することに。今後は繁殖牝馬として第2のスタートを切ることになりました。
募集時から小ささが目立っていた中、ロジユニヴァースの半妹という血統的な魅力に惹かれて出資した同馬。1勝に終わってしまったのは残念ですが、ここまで大きな怪我なく23戦走り終えたことは立派の一言。次のステージでは血統がモノを言うと思うので、出来るだけ良い種馬を配合してもらい、その仔がシルクの募集馬にラインナップされることを楽しみに待ちたいと思います。
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