左前脚繋ぎ部分の浅屈腱炎の回復具合が思わしくないことから、復帰を断念して競走馬登録を抹消することになりました。★ゼーヴィント
ゼーヴィント(牡・木村)父ディープインパクト 母シルキーラグーン
・厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週6回ウォーキングマシン
担当者「引き続きウォーキングマシンでの運動を続けています。特に変わってきた印象はありませんね。我慢強く良化を待つしかありませんので、この調教メニューで進めていきたいと思います」(10/5近況)
左前脚繋ぎ部分の浅屈腱炎を発症していることが判明してから約3か月が経過しましたが、まだ腫れがあり痛みも引かない状況です。ここまでの回復状況があまり思わしくないことから関係者と協議を行った結果、誠に残念ではございますがここで復帰を断念し近日中に競走馬登録を抹消させていただくことになりました。脚部不安を乗り越え掴んだ七夕賞(G3)優勝など、重賞2勝を挙げた本馬への温かいご声援ありがとうございました。なお、今後の詳細につきましては出資会員様へ書面にてご案内させていただきます。(10/9近況)
⇒⇒10日(水)に競走馬登録抹消の手続きが取られています。(10日・最新情報より)
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重賞2勝のゼーヴィントが引退 宝塚記念以降、屈腱炎を発症(競馬ラボより)
重賞2勝のゼーヴィント(牡5、美浦・木村厩舎)が競走馬登録を抹消されることになった。同馬を所有するシルクホースクラブのHPで発表された。今年6月の宝塚記念以降、左前脚の浅屈腱炎を発症。回復に務めていたが、腫れや痛みも改善されないことから、現役復帰を断念することになった。
ゼーヴィントは2015年11月にデビュー。初勝利は3戦を要したが、2016年のラジオNIKKEI賞で重賞初制覇。その後、脚部不安での休養がありながらも、2017年の七夕賞で重賞2勝目をマーク。また、直後に骨折で休養を余儀なくされるなど、怪我に見舞われながら、重賞2勝の活躍をみせた。今後は近日中に競走馬登録を抹消する予定。
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故障発覚後、思いのほか早目にウォーキングマシンでの運動を始めていたので、それほど怪我はそれほど重篤ではないのかなと見ていたのですが、ここ最近の近況報告は熱感・腫れが残り、良くなってくる気配が感じられず、やはり長期戦を強いられることになるんだなあと改めて覚悟していたのですが、連休が明けた9日の近況更新で唐突の引退通知。
個人的にはちょっと早いなあとまず思ったのですが、屈腱炎という症状を知り尽くした牧場の判断。長い時間を掛けて復帰できたとしても、再度活躍するということは難しいと判断されたんでしょう。
デビュー戦で大した見せ場なく終わった時には失敗したかなと思ったのですが、3戦目で初勝利を挙げてからグングン上昇。未勝利→500万下を連勝し、プリンシパルSで見せ場たっぷりの3着。このレースを見て、かなり力を秘めているなあと実感しました。そして次走のラジオNIKKEI賞で待望の重賞制覇。伸びシロを多く残していたので、いずれG1での好勝負できる馬だと思っていたのですが…。その後、3戦連続で重賞2着。どこかで1つ勝てていれば、将来が違ったのかなと思いますが、3戦目のAJCCの後に球節の不安が発症。ここから脚元との戦いが始まりました。
脚部不安明けの七夕賞を勝ち切ってくれた時は嬉しかったのですが、レース後に球節部分の骨折が判明。再度休養生活を送ることとなりました。8ヶ月ほど休んだ後、日経賞と目黒記念を叩いてじわじわ上昇。特に目黒記念は勿体ない結果に終わったことから次のG1・宝塚記念へ行こうとなったのですが…。レース後に脚部不安を発症し、3度目の怪我は遂に屈腱炎のジャッジが下ってしまいました。
1つ巡り合わせが違っていれば、G2を勝ち、そして有力候補としてG1へ挑戦できていたかもしれません。そして良い勝負をしてくれていたかも。運にもう少し恵まれたかったです。
今後はおそらく乗馬になると思いますが、良い余生に恵まれることを只々願うばかりです。お疲れ様でした。
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