左前脚に再度の屈腱炎が判明。復帰は叶わず、残念ながら登録抹消することになりました。★ロードアクレイム
ロードアクレイム(牡・藤原英)父ディープインパクト 母レディパステル
ここに来て左前脚に腫れ、熱感が認められます。エコー検査を受けたところ屈腱炎で全治9ヶ月以上の診断が下されました。今後について調教師と意見を交えた結果、中央競馬の登録を抹消する方針が決まりました。長い間ご支援を下さいまして誠に有り難うございました。
○藤原調教師 「どうも左前脚をスッキリ見せぬ感じ。念の為にエコー検査を受けています。すると、屈腱炎との診断。能力を秘めるだけに時間を掛けて取り組んで来たものの、ここから復帰を目指して再び療養させるのは・・・。現実的に難しいでしょう。望むような結果を得られず本当に残念」
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復帰までこれからが本番と気を引き締めていたのですが、帰厩して1週間立たない内に再度の左前脚の屈腱炎。ショックはありますが、こうなる可能性は大きかったので受け止める用意は出来ていました。
結果として、JRA内の施設内での発症ですが、牧場を出る時からその兆候はあったんだと思います。1箇所の屈腱炎でも復帰が難しいのに、両前を患っていただけに…。
この世代はアクレイムよりハリケーンに期待していたので、アクレイムはハリケーンを外した時の保険的な意味合いもあっての出資だったかと思います。デビューは年明けの京都と遅くなり、春は2勝止まり。初重賞出走となったラジオNIKKEI賞も8着とパッとしませんでした。
ただ、ひと夏を越してアクレイムが変身。走りがディープインパクト産駒らしいモノに変貌していました。アクレイムの成長力と厩舎の育成技術が上手く噛み合ったんでしょうか。神戸新聞杯でゴールドシップの2着に大健闘してくれました。そして臨んだ菊花賞。それなりに期待は大きかったのですが、レース前の追い切りをCWから坂路へ切り替え。まあ、この時点で嫌な信号を感じた出資者は多かったと思います。
レース後は脚元のモヤモヤが続いて、右前脚の腱に損傷が確認できたのは約3ヶ月後。初めて幹細胞の移植手術を経験することになりました。この右前脚の回復は早かったのですが、牧場へ移動して調教を本格化させる前にエコー検査を実施。右前脚は順調な回復を認めることができたのですが、その時に左前脚もチェックすると屈腱炎が判明。この時が1番ショックが大きかったです。
今後については週明けにならないと分からないでしょうが、この良血なのでケイアイファームで種牡馬として置いてもらえれば嬉しいです。
休養は2年半ぐらい要しましたが、復帰することを夢見てきました。しかしながら、屈腱炎は改めて厄介な存在だと痛感することに。もう1戦だけでも走る姿を見たかったです。
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