26日に登録抹消へ。今後は北海道・ノーザンホースパークで乗馬になる予定。☆シルクフォーチュン
シルクフォーチュン(牡・藤沢則)父ゴールドアリュール 母シルクエスペランサ
日曜東京11R フェブラリーS(G1・ダ1600m) 15着(16番人気) 江田照J
いつものように前半は控え、道中はほぼ最後方を追走、残り800m付近から外を回って進出し、先行勢に並ぶようにして4コーナーを回ると、直線では先頭を窺う勢いでしたが、残り200m付近で脚色が鈍ってしまい、後方に敗れています。
江田照騎手「スローペースだったので早めに上がっていきましたが、ちょっと早過ぎたかもしれません。それでも直線に向いてからも手応えは良かったので、一瞬オッと思ったのですが、今まで1200~1400m中心に使っていたせいか、最後は止まってしまいました。今までの競馬を見たり聞いたりしていると、すごく引っ掛かるイメージがあったのですが、今日は普通に折り合いが付いていましたし、これなら1600mぐらいでももちそうだと思いました。ゲートも返し馬が終わってから練習していたので癖も分かり、競馬では問題なく出てくれました」
藤沢則調教師「心配していた折り合い面は大丈夫でしたし、直線では一旦先頭に立つ勢いだったのですが、さすがに最後は失速してしまいましたね。確かに動くのが早かったのでしょうけど、見せ場は作ってくれましたし、最近では一番良い内容だったと思います。9歳という年齢で本当に良く頑張ってくれました」
近走の内容や年齢面を考慮して今後について協議した結果、誠に残念ではございますが、このまま引退させることと致します。近日中に抹消の手続きが取られ、今後は北海道・ノーザンホースパークで乗馬となる予定です。(レース結果)
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・在厩場所:栗東トレセン 26日に登録抹消へ
・調教内容:軽め調整
藤沢則師「本当に9歳まで良く頑張ってくれました。印象が残るレースが多かっただけに、引退するのは寂しい気持ちで一杯ですが、無事送り出せるのでノーザンホースパークで余生を過ごしてほしいですね。これまで応援ありがとうございました」(2/25近況)
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着順は冴えませんでしたが、レース内容はそれなりに見どころあったので、もう少し現役を続けてくれるかなと思ったのですが、フェブラリーSで勇退というのは予め決まっていたんだと思います。残念な思いはありますが、元気な姿で現役を終えることが出来るのは良いことだと思います。
シルクフォーチュンは私がシルクに入会して初世代の馬です。そして1口馬主デビュー&初勝利を飾ったのがまさしくこのシルクフォーチュン。デビュー戦は芝1200mで5着でしたが、5戦目のダ1800mをルメールJとのコンビで逃げ切り勝ち。初出走から半年、ようやく1勝出来てホッとしたのを今も憶えています。
その後、3歳春に福島戦を目指していた坂路追いでトモを骨折。ボルトを入れる手術を行って、1年1ヶ月の間、天栄でリハビリ生活を送ることに。通常は復帰することも難しい怪我だったと思うのですが、手術が上手く行っていたのが大きな転機だったかもしれませんね。
復帰戦は苦しいところに入ってしまい脚を余す形で6着に惜敗。その次のレースできっちり差し切り勝ちを収めた後、復帰3戦目となる1000万下で上がり34秒2という豪脚を披露して初めての追い込み勝ち。その後1000万下・特別→1600万下も快勝して一気のOPまで駆け上がってくれました。
蟻洞で少し休むことはありましたが、その後は大きな怪我なくここまで完走。プロキオンS・根岸S・カペラSとJRAのダ1400m以下の重賞をコンプリートして、フェブラリーSでは2着に奮闘。東京で行われた南部杯(3着)も強く印象に残っています。9歳まで息の長い活躍に大感謝ですが、シルクメビウスとシルクフォーチュンの両出資馬がG1の舞台で対決するシーンは見たかったです。
G1には手が届かずも重賞3勝は立派な数字ですが、それ以上に個性派として記憶に残る馬だったと出資者としても強く思います。今後は第二の馬生としてノーザンホースパークで乗馬になるとのこと。他の活躍馬と席を並べ、良い余生を送ってくれることを願っています。
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