連闘で馬体が絞れて来てくれたのは良かったも、進みが悪いのにレースの流れに乗せようと促しながらの追走が裏目に。道中で脚が溜まるところがなく、直線半ばから伸びあぐねて前との差が開いてしまう。★ナイトバナレット
ナイトバナレット(牡・矢作)父ディープブリランテ 母ナイキフェイバー
日曜京都8R 4歳上2勝クラス(芝1600m)7着(6番人気) 川須J
互角のスタートから後方で流れに乗ります。勝負どころからジワジワ押し上げて行き、最後の直線で懸命に追われますが、目立つほどの脚は使えず7着でゴールしています。
矢作調教師「連闘になりましたが、前走と変わりない状態で臨めたと思います。ここ最近はゲートの出が安定していましたから、鞍上が替わっても同じように出てくれると思っていましたが、今回も煩いところを見せることもなくスムーズにゲートを出てくれました。1400mでしたので、意識的に前目のポジションに取り付けようとしていたらしいですが、その分なのか最後の直線ではもう一つ伸び切れなかったですね。レース後に川須騎手に聞いたところ、『スタートは悪くなかったですが、二の脚が遅いというよりはフッと気持ちが抜けて"いつも通り走れば良いや"という感じでした。この距離なのでペースが落ち着くところもなく、促して行っても追走で一杯でしたし、最後の直線もジリジリとしか伸びてくれませんでした。これまでの競馬と比較できませんが、緩い馬場は気にしていなかったですし、距離はもう少しある方が良いように思いました』と言っていました。前目に取り付けようとすると終いの脚が鈍くなりますから、そう考えるとこれまで通り前半はじっくり脚を溜めて展開が嵌るのを待つのがベターなのかもしれません。この後はトレセンに戻って状態を確かめたうえで判断したいと思いますが、連闘した後でもありますので、無理をさせるつもりはありません」(レース結果)
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【次走へのメモ】
道中はトオヤリトセイトの少し後ろから。4角では促されていたが、進みが悪い。直線は相手に離される一方。伸びあぐねた。(B誌)
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在厩場所:20日に滋賀県・ノーザンファームしがらきへ放牧
矢作師「トレセンに戻って状態を確認したところ、大きなダメージはなく体調も変わりありませんでした。ただ、4月の阪神から3戦したこともありますので、これまでの疲れを取る為に20日にNFしがらきへ放牧に出しました。牧場で状態を確認しながら次走の予定を相談させていただきたいと思います」(5/20近況)
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連闘をかけてきたナイトバナレット。それでも馬体重が増えていると嫌だなと思っていましたが、マイナス4キロと幾分絞れての出走。時計の掛かる馬場も合っていますし、これならチャンスが出てきたと思ったのですが…。
坂井瑠Jに先約があり、川須Jとのコンビで臨むことになりましたが、出遅れることのあるスタートは五分の発進。ただ、距離短縮で促していこうとしたところ、ナイトバナレットの反応はなし。賢い馬なので後方からじっくり進める形が自分のスタイルということを分かっていて、レースの流れに乗ろうとせず。そこで川須Jは腹を決めて末脚勝負に賭けてくれれば良かったのですが、促しながら追走することを選択した為、脚が溜まるところがなく外々を回される格好に。直線を向いて一瞬グッと伸びてくるところはありましたが、その勢いは持続せず。最後はひと伸びを欠いた感じで7着に敗れてしまいました。
距離はマイルが1番良さそうですし、レースぶりはジタバタせずに末脚勝負に徹するしかありません。あとは人気馬の凡走や展開の恩恵に頼るのみ。変に色気を持って乗ってしまうと、ナイトバナレットが本気で走ってくれません。
レース後のナイトバナレットは目立った疲れは感じないも、有力馬を多数抱える厩舎なので『3戦使って放牧』はいつもパターン。暑い時期はそう苦にしない馬なので、7月の阪神開催あたりで復帰できればと思います。行きっぷりの悪さからダートはダメかもしれませんが、やはり1度は試してもらいたいです。
« 一頓挫あった後の昇級戦。スタートで立ち遅れるとフワフワして行き脚が付かず。勝負どころを前に外から押し上げようと動いていくも、カーブのキツいコース形態に苦労して差を詰められず。ロスの多い競馬になるも、直線はそれなりの粘りを見せて7着に食い込む。★ロードセッション | トップページ | 馬群の中で競馬を進めることになったので揉まれ弱さを懸念するも、直線では少し窮屈な場面がありながらも進路を内へ切り替えて追い出しを開始。手応えはさほど良くなかったも、直線は馬群を割って脚を伸ばしてくる。ただ、今回は早めに抜け出した勝ち馬のスピードが1枚上。残念ながら2着に終わるも、前走の好走がフロックではなかったことを証明する。次走で未勝利突破を決めたい。☆クァンタムリープ »
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