馬体減+瞬発力勝負になった前走は度外視。一息入れて立ち直っているので実績のある京都・外回りで早めスパートで粘り腰を発揮して欲しい。定量戦による斤量増が結果にどこまで影響を及ぼすのかも注目。☆ヴィッセン
ヴィッセン(牡・斉藤崇)父ディープインパクト 母ダンツクレバー
日曜京都11R 烏丸S(芝2400m)2枠3番 藤岡佑J
・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:20日にCWコースで追い切り
斉藤崇師「20日にCWコースで追い切りました。先週末に時計を出したところ、体が重く、動きが鈍く感じられていたので、今週はしっかり負荷を掛けました。馬体はそこまで太く映らないですから、このひと追いでピリッとしてくるでしょう。運動後は脚元に浮腫みなどもなく、体調面は前回より間違いなく良いですね。前走のように後ろの馬が動くのを待つとどうしても同じようにスッと動くことが出来ないので、相手を気にせず早めに動いて自分の競馬に徹してもらうよう、今回騎乗してもらうことになった藤岡佑Jには伝えています。減った体は戻っていますし、近場の京都なら輸送の影響はないと思いますので、2月の京都・松籟Sのような競馬を期待しています」(5/20近況)
団 野 20CW良 83.7- 67.2- 51.7- 38.0- 12.1 一杯に追う
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第3回京都10日目(05月24日)
11R 烏丸S
芝2400メートル 4歳上3勝クラス 混合 定量 発走15:30
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 エーティーラッセン 牡6 57 富田暁
1 2 ララエクラテール 牡8 57 国分恭介
2 3 ヴィッセン 牡9 57 藤岡佑介
2 4 シャイニーゲール 牡6 57 斎藤新
3 5 マスターコード 牡6 57 幸英明
3 6 ミスマンマミーア 牝5 55 池添謙一
4 7 サウンドバーニング 牡8 57 武藤雅
4 8 グレースゼット 牝4 55 酒井学
5 9 メイショウタカトラ 牡6 57 川島信二
5 10 ドゥーカ 牡7 57 小崎綾也
6 11 ショウリュウイクゾ 牡4 57 坂井瑠星
6 12 ゴールドフラッグ 牡5 57 松若風馬
7 13 マコトガラハッド せ7 57 川須栄彦
7 14 イノセントミューズ 牝4 55 北村友一
8 15 シルヴァーソニック 牡4 57 松田大作
8 16 ツーエムアロンソ 牡4 57 北村宏司
斉藤崇師 「前走のようなヨーイドンの形より、早めに動いていった方がいいタイプ。京都の外回りとは相性がいいですし、ここは改めて」(競馬ブックより)
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9歳になったヴィッセンは約4年4ヶ月ぶりの勝利を挙げて2勝クラスを突破。そして昇級初戦となった松籟Sではのちに阪神大賞典で2着に入り、今年の天皇賞・春に出走したトーセンカンビーナの決め手に屈するも、早めに抜け出す強気な競馬でOP入りにあと1歩のところまで。好走パターンを構築できたのが大きいですが、9歳を迎えても衰えどころが更なる充実を感じさせるのは頭が下がる思いです。
そして前走はハンデ戦を重視する形で久々の関東圏への輸送を計画。今の充実ぶりなら輸送もへっちゃらと思ったのですが、輸送によって今回もカイバを食べてくれなくなってマイナス12キロでの出走となってしまいました。また、レースではSペースからの瞬発力勝負になったのも誤算。上がりの速い決着に対応できずに10着。久々に大きな着順での敗戦となってしまいました。さすがにこれで関東圏などへの長距離輸送は自粛することになるでしょう。
また、近走の好走要因の1つとしてハンデ戦を挙げることが出来ます。斤量に敏感というタイプには思えないも、強気な競馬に持ち込めると後押しに軽ハンデはなっています。それ故、さすがに9歳+今回の定量・57キロを揃って勝ち切るという姿は個人的にはピンと来ていません。
前走後はNFしがらきでリフレッシュさせ、大きく減ってしまった馬体はしっかり戻すことは出来ていると思います。元々追い切りは地味な馬なので、状態把握にちょっと苦労するも、淡々と追い切りを重ねて力を出せる状態にはあるでしょう。
レースプランとすれば、前々でレースの流れに乗り、失速を恐れずにロングスパートを賭けるのがヴィッセンの定番。前走は仕掛けていくことが出来なかったのでSペースからの瞬発力勝負になってしまいました。その点、今回の京都の外回りはスパートのタイミングとして坂の下りがあるので、後続を待つことなくエンジンを吹かしていってもらえればと思います。そして4角を回って直線で早々に先頭に立って、あとはどこまで粘り通せるかです。定量戦というのが最後に響いてくるかなあ…。
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