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2020年5月

2020年5月31日 (日)

皐月賞2着の雪辱を果たすために在厩調整で綿密な仕上げ。状態は間違いなくアップしていますし、馬を作り上げてきた効果がレースでどう発揮されるか。逆転は簡単ではないも、今回は叩き合いを制して欲しい。☆サリオス

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Photo_3 サリオス(牡・堀)父ハーツクライ 母サロミナ

日曜東京11R 東京優駿【日本ダービー】(G1・芝2400m)6枠12番 D.レーンJ

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:15日に南Wコースで時計

堀師「1週前追い切りは馬場が重い中で行ったこともあり、厩舎独自に取っている数値を解析した結果、基準よりもかなり負荷の掛かった内容を消化していることが分かったため、先週末は時計を出さず軽めの運動に止めています。ただ、それだけ高負荷の追い切りを消化したにもかかわらず、疲れの取れ具合や心拍の戻り等は皐月賞前よりも良くなっており、ここに来て状態は一段階アップしていると言って良いでしょう。そういった状況ですし、28日の最終追い切りは、ハードにやるというよりは心身の状態を整えることに重点を置き、終始この馬のリズムを守る形で無理はしませんでした。跨ってもらったダミアンさん(D.レーン騎手)にも状態の良さを確認してもらえたようで良かったです。馬体重は538キロで、東京競馬場までの輸送を考えると、おそらくマイナス体重での出走になると思いますが、毛艶や馬体の張りは良好です。色々なファクターが重なってのレースでの結果になりますし、実際に走ってみないことには分かりませんが、厩舎としてはこの条件を克服できるようにしっかりと状態を整えることを考えて調整してきました。そういった意味で馬の仕上がり的には目論見通りにこられたと思っていますし、あとはレースで十分に力を発揮してもらえればと思います」(5/28近況)

レーン 28南W良 53.6- 38.9- 12.3 馬なり余力 セントレオナード(古馬2勝)馬なりの内0.8秒追走同入

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第2回東京12日目(05月31日)
11R 東京優駿 (G1)
芝2400メートル 3歳OP 指定 国際 牡・牝 定量 発走15:40
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 サトノインプレッサ 牡3 57 坂井瑠星
1 2 アルジャンナ 牡3 57 浜中俊
2 3 ワーケア 牡3 57 C.ルメール
2 4 レクセランス 牡3 57 石橋脩
3 5 コントレイル 牡3 57 福永祐一
3 6 ヴェルトライゼンデ 牡3 57 池添謙一
4 7 ブラックホール 牡3 57 石川裕紀人
4 8 ビターエンダー 牡3 57 津村明秀
5 9 ダーリントンホール 牡3 57 M.デムーロ
5 10 コルテジア 牡3 57 松山弘平
6 11 ガロアクリーク 牡3 57 川田将雅
6 12 サリオス 牡3 57 D.レーン
7 13 ディープボンド 牡3 57 和田竜二
7 14 マイラプソディ 牡3 57 横山典弘
7 15 サトノフラッグ 牡3 57 武豊
8 16 マンオブスピリット 牡3 57 北村友一
8 17 ヴァルコス 牡3 57 三浦皇成
8 18 ウインカーネリアン 牡3 57 田辺裕信

○堀師 「26日の計量で538キロ。カイバ量を増やして、しっかり負荷をかけた上で馬体は引き締まっています。心肺機能は皐月賞の時よりも1段階良くなっているので、あとは身のこなしの硬さをケアして、心身共に両立したいい状態で臨めるようにします。ゲートとメンタル面に課題はないので、枠順なりに対応できます」(競馬ブックより)

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【日本ダービー】12番枠サリオス、皐月賞2着から逆転へ、レーン騎手「体だけではなくメンタルも強くなっている」(スポーツ報知より)

3歳馬7262頭の頂点を決める第87回日本ダービー(31日、東京)の出走馬と枠順が28日、決まった。12番枠になったサリオスはこの日、美浦・Wコースで最終追い切り。手綱を執ったレーンの手応えも上々で、皐月賞2着からの逆転を狙う。

皐月賞2着の雪辱へ、内に静かなる闘志を秘めた。サリオスは3週連続となるレーンを背に、美浦・ダートコースを1周して体をほぐすと、Wコースに移動し、セントレオナード(4歳2勝クラス)を4馬身ほど追走した。道中は鞍上の手綱はピクリとも動かずに4角では内に進路を取る。そのままGOサインは出されることなく少しずつ差を詰めると、馬体を併せたところがゴール。4ハロン53秒6―12秒3と、最終追い切りとしてはソフトな内容だったが、引き締まった好馬体が目を引いた。

レーンの表情も明るい。「3週連続乗ったが、ここへ向けて1回ずつ良くなっている。皐月賞から体だけではなくメンタルも強くなっている。800メートルの軽い運動だったが、前の馬にファイトする感じで良かった」と背中から伝わった感触を伝えた。一方、森助手はきょうの意図を「1、2週前としっかり負荷をかけたことで心肺機能もアップしたので、今週は疲れを残さない調整。時計、内容ともにいい内容だった」と説明した。

オーストラリアの名手は昨年のサートゥルナーリアに続いて2年連続の参戦。勝てば短期免許を取得した騎手では03年のネオユニヴァースを導いたMデムーロ以来の快挙となる。「またチャンスのある馬に乗せてもらえる。能力は高い。ベストの騎乗ができれば勝ち負けできる」と昨年1番人気で4着に敗れたリベンジへ燃える。森助手も「2400メートルは未経験だけど皐月賞を見ても、かかることはないので大丈夫」と期待を隠さない。枠は12番枠に決まった。人馬とも雪辱を期して挑む頂点はもう目の前にある。

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【日本ダービー】最新ナマ情報(サンスポより)

◆心肺機能UP〔12〕サリオス

 昨年の朝日杯FS覇者は、美浦坂路を4ハロン68秒7で1本上がってから、南Aコースをキャンターで1周した。今年初戦の皐月賞は2着で初黒星となったが、「前走より心肺機能は1段階良くなった感じで、満足いく状態です。ダービー当日もそこまで暑くならないようなので、状態はキープできると思う」と森助手。前走の悔しさは最高の舞台で晴らす。

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前走の皐月賞では直線での叩き合いでコントレイルに遅れを取って2着に敗れたサリオス。時間が経つにつれて悔しい思いがフツフツと沸いてきましたが、それ以上に距離延長を難なく対応し、あと1歩のところまで食い下がることが出来たのはビックリ。私個人のサリオスの評価よりも、断然に良い馬だということを証明してくれました。

前走後は一旦放牧を挟むのかなと見ていたら、堀師は皐月賞2着という結果が相当悔しかったようで、放牧という言葉は全く出ずに厩舎での回復を選択。少し時間を要しているかなと見えましたが、疲れが抜けてからは状態は上昇カーブへ。皐月賞後の初時計をマークした時からレーンJが跨り、それから週中は最終追い切りまで乗り続けてくれました。それだけでも陣営の意気込みが伝わってきますし、数値に基づいての綿密な調整。皐月賞から中5週となりますが、この短期間で馬を作り上げてきたことでサリオスはどこまで進化してくれているのか。最終追いは4ハロンから軽めの内容でしたが、これは最後の微調整という感じ。胸前の筋肉が凄いのと暑さに弱い方なので胸前の発汗は目立ちますが、走ることへの集中力の高さは古馬も顔負け。本番へ向けて研ぎ澄まされてきました。また、操縦性の高さで更なる400m延長にも対応してくれるでしょう。

レースプランとすれば、前走同様に正攻法の競馬になると思います。そして今回はコントレイルを意識し過ぎずに早めに抜け出しておいて、コントレイルが伸びてきたら今回も馬体を接する形に持ち込みたいところ。そこで1~2段ギアを上げて死力を尽くして欲しいです。本当は外から被せる形で叩き合いに持ち込めたらベストですが、研ぎ澄まされて他馬を圧倒するようなオーラが出てきてくれていれば。馬力は間違いなくここでは1番です。その反面、Sペースからの瞬発力勝負で切れ味勝負となると、コントレイルは勿論、他のディープインパクト産駒等の切れ味を秘めるに馬にも遅れを取るかも。崩れるとすれば、こういう形でしょうねえ。

出資馬の日本ダービー挑戦はロードクエストに次いで2度目。ただ、ロードクエストの場合はNHKマイルCで2着に入り、お釣りがない状態での出走。それに対してここへ向けて万全の態勢を敷いてきたサリオス。まずは不利なく無事に回ってきて欲しいですが、今後、ダービーで勝ち負けできる馬に巡り合うことはほぼないと思うので、千載一遇の今回を何とかモノにして欲しい・したいという気持ちは湧き出てきます。

前走の結果は額面通りに評価は出来ないも、ここへ向けての乗り込みは入念で動きも軽快。とにかく今は体調が良さそう。ただ、前有利の馬場でこの多頭数をどう捌いてくるかが大きなポイント。結果を意識し過ぎず、自分のリズムを守って走ることに専念して欲しい。☆ロードクエスト

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Photo_6 ロードクエスト(牡・小島茂)父マツリダゴッホ 母マツリダワルツ

5月31日(日)京都10R・安土城S(L)・国際・芝1400mに松若Jで出走します。5月27日(水)稍重の美浦・坂路コースで2本目に50.6-37.8-25.2-12.9 馬なりに乗っています。併せ馬では馬なりの相手を0秒6追走して同時入線。追い切りの短評は「フットワーク軽快」でした。発走は15時15分です。

○小島調教師 「5月27日(水)は相手に合わせる形。非常に良い状態でレースへ臨めそうです。極端なハンデを課されずに済んだ一方、全体的に結構軽い印象。今朝は他馬を気に掛けていないものの、1400mと言う点を踏まえてチークピーシズを使うかも知れません」

≪調教時計≫
20.05.27 調教師 美南坂稍2回 50.6 37.8 25.2 12.9 馬なり余力 スパークオブライフ(古馬1勝)馬なりを0秒6追走同入

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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前走の京都・マイラーズCで約1年ぶりに掲示板にのることが出来たロードクエスト。初ダート戦となった前々走の阪神・コーラスSで最下位に敗れてからガラッと一変した結果を残してくれました。ただ、冷静に分析すると芝替わりは良かったでしょうが、勝ちにいく競馬をせずに自分のリズムを守ることに終始したのが前回は結果に結び付きました。ですので、前走の走りを評価し過ぎるのは危険かなと思います。

レース後は一旦千葉・ケイアイファームでリフレッシュ。馬体のメンテナンスを施して帰厩し、このレースへ向けて追い切りを重ねてきました。Wコース主体で下地を作り上げて、関西への輸送があるので最終追いは坂路でサラッと。熱心に乗り込んで動きは上々。今は体調がとにかく良さそう。当初、斤量が58キロなら来週の安田記念へ回ることを示唆していましたが、57キロでハンデが収まったのでここへの出走となりました。

リステッド競走なら格上の実績を誇るクエストですが、中団から後方でレースを進めて末脚に賭けるタイプなので、今回は17頭立てをどう捌いてくるかがポイント。土曜日の京都の芝を見ると、前に行った馬が簡単に止まってなかったので、G2を勝った条件ですが、クエストには厳しい舞台に。初騎乗となった前走で好リードを見せてくれた松若Jと陣営で今回はどう乗ってくるかを意思統一しておいてもらえればと思いますが、レースの流れに乗せて行こうとすると最後に甘くなる可能性が大。枠番が真ん中に入ったことで前を壁にして進めることは出来るので、前走同様に勝ち負けは意識せず、自分のリズムを守って脚を溜めることに専念した方がやはり無難でしょうねえ。それで脚を余す結果になった場合はクヨクヨせず、良い頃のロードクエストが戻ってきたことを喜びたいと思います。また、今回の結果・走り次第では来週の安田記念へ連闘もあるのかな?

シルクなお馬さん(3歳・北海道組)

Photo_3 ヴァンタブラック

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム早来
・調教内容:舎飼

担当者「この中間も舎飼で様子を見ています。運動を制限している割には落ち着きがありますし、今のところ手の掛かるようなところはありません。来月から運動を開始出来ると思いますが、今後も脚元の状態を見ながら進めていきます」(5/29近況)

Photo_3 リアンティサージュ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン14~15秒のキャンター1本、残りの日はトレッドミルでキャンター

担当者「右トモの飛節の腫れが引いたことから、坂路調教を再開しています。少し休んだ期間がありましたので、終いは多少甘さがあるものの、この馬なりにはトモを使って走れていますし、動きは及第点です。来月からもう一段階ペースを上げていきたいと考えていますが、脚元の状態を見ながら慎重に進めていく方針に変わりはありません。馬体重は490キロです」(5/29近況)

Photo_3 オーサムゲイル

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・次走予定:第1回函館開催
・調教内容:週1回屋内坂路コースでハロン17秒のキャンター1本、週2回周回コースで軽めのキャンター2500m、残りの日は軽めの調整

担当者「先週は楽をさせましたので、馬に活気が戻って飼い葉も残さず食べてくれるようになりました。ですので、この中間は坂路・周回コースにて乗り運動を開始しています。まだそれほど負荷の掛かるメニューではありませんし、運動後の息遣いも良好ですね。これからペースを上げつつ動きを上向かせていきます。馬体重は440キロです」(5/29近況)

Photo_3 ハーツクリスタル

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:トレッドミルでキャンター

担当者「引き続きトレッドミルでキャンターを行っています。先週より幾らか捌きの重たさは解消されており、この馬なりには良化が見られます。また、この中間は経過観察のため、左前膝のレントゲン検査を行いましたが、特に異常はありませんでしたので、これから更にペースアップを図っていけそうです。馬体重は534キロです」(5/29近況)

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ヴァンタブラックは舎飼が続いていますが、ストレスを溜め込んだ様子がないのは何より。来月から曳き運動を始めていくと思いますが、急激な負荷とならないように注意して進めてもらえればと思います。

右トモの飛節の腫れが認められたリアンティサージュは立て直すことになるのかなと見ていましたが、腫れが引いたことで坂路でハロン15秒前後の乗り込みを再開。無理は禁物ですが、何とか今度は帰厩までこぎつけて欲しいです。

北海道への輸送で少しクタッとしてしまったオーサムゲイルですが、楽をさせて活気が戻ってきたことから騎乗運動を開始。ひとまずサッと乗っている感じですが、動きは問題なさそう。これから本数を重ねていって状態を上げていってもらえればと思います。

ハーツクリスタルは引き続きトレッドミルでのキャンター調整ですが、脚元は順調に回復している様子。もう少しの間はトレッドミルの負荷を高め、内面の強化が進んでから騎乗運動へと移行できればと思います。とにかく後退することがないようにお願いします。

ごく軽めながら28日に前走後の初時計をマーク。順調に回復が進んでいます。☆アーモンドアイ

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Photo_3 アーモンドアイ(牝・国枝)父ロードカナロア 母フサイチパンドラ

在厩場所:美浦トレセン
調教内容:28日に南Wコースで時計
次走予定:6月7日のG1・東京・安田記念(C.ルメールJ)

国枝師「その後もテンションが上がることなく、むしろリラックスし過ぎているくらいですし、体調面にも問題が無かったことから、28日に南Wコースで単走で追い切りを行いました。今週は時計を意識せずに15-14程度で終えましたが、身のこなしは非常に柔らかく、それでいて走りには力強さがありますから、いつものこの馬の動きですね。それに、まだまだ走り足りないと唸っているくらい元気でした。見た目も前走を使う前と大きく変わらずふっくらと見せており、この調子で進められれば、来週はもう一段階負荷を掛けた追い切りを行えそうですね」(5/28近況)

助 手 28南W良 73.1- 57.2- 42.4- 13.8 馬なり余力

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【安田記念1週前追い】アーモンドアイ、超軽快13秒8 国枝師「中2週のローテーションも不安なし」(スポニチより)

安田記念(6月7日、東京)の1週前追いが行われ、アーモンドアイ(牝5=国枝)がヴィクトリアマイル圧勝後、初時計をマークした。Wコース単走、馬なりで5F73秒1~3F42秒4~1F13秒8。軽めの内容ながら、疲れを全く感じさせないフットワーク。

国枝師は「全く問題ない。あとは日曜(31日)にそれなりにやって来週の水曜にやる予定。大して緊張してないからストレスもない。無観客だったのも関係してるんだろう。だから中2週のローテーションも不安なし。中間、涼しかったのも良かった」と晴れやかな表情を浮かべた。昨年はスタート直後の不利がこたえて3着。史上最多の芝G1・8勝目が懸かる大一番はリベンジの舞台でもある。

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来週の安田記念への出走を表明しているアーモンドアイ。今回、初めて間隔を詰めて中2週でレースへ使うことになるので、安田記念の1週前追い切りは行わず、31日の日曜日と最終追い切りの2本で臨む予定でしたが、順調に回復が進んでいることから28日に前走後の初時計をマーク。70-40よりも緩やかなペースでしたが、直線で椎本助手が促すとサッと手前を替えて、この馬らしい伸びやかなフットワークを披露。集中して走ることが出来ていたのも好印象です。少し力んだ走りにも見えましたが、これはペースが緩やかなので物足りないとアピールしているように感じました。とにかく、順調に来ているのが何よりです。

スポニチの記事からも、安田記念の最終追いはこれまで通りに3頭併せで最内に入れる形になると思いますが、やり過ぎない程度でレースへ向けて気分を高めてもらえれば十分だと思います。牡馬相手でも東京のマイル戦なら現状維持で性能の違いを見せてくれるでしょう。

シルクなお馬さん(3歳・入厩組)

Photo_3 エルスネル

・在厩場所:栗東トレセン
・次走予定:第3回阪神開催
・調教内容:27日に坂路コースで追い切り

西園師「27日に坂路で追い切りました。テンからしっかり負荷を掛けて時計を出しましたが、古馬1勝クラスの相手に対して最後まで引けを取らなかったですし、動きは良かったですよ。調教では動けるようになってきていますが、1800mに距離を延ばしてみてもジリジリとしか脚が使えなかったことを踏まえて、次走は目先を変えてダートを試してみたいと思います。坂路で52秒8の時計で上がってくるぐらいですから、適性はあると思いますし、ここで良い走りが出来れば番組の選択肢が広がってくるので、試すにはいい機会だと思います。来週の動きを確かめたうえで具体的な番組を検討したいと思います」(5/27近況)

助 手 24栗坂良 55.5- 39.4- 25.9- 12.8 強めに追う
助 手 27栗坂良 52.8- 38.7- 26.0- 13.3 一杯に追う エイトマイル(古馬1勝)一杯を0.1秒追走アタマ先着

Photo_3 ポレンティア

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:27日に坂路コースで時計
・次走予定:6月13日の函館・遊楽部特別(丸山J)

田中博師「27日に坂路コースで併せて追い切りを行いました。道中はポレンティアが2馬身ほど先行して、最後は併入で終えています。終い重点の調教内容でしたが、並ばれてからすぐに反応してスッと動くことが出来ましたし、とても良い走りだったと思います。相変わらず右の背腰からトモにかけては張っているように感じるものの、この中間で悪化した感じはありませんので、今のところ大きな問題はありませんね。来週の火曜日に函館競馬場へ連れていきたいと考えていますので、長距離輸送に耐えられるよう更に状態を上げていきます」(5/28近況)

助 手 24美坂稍 57.8- 41.8- 26.5- 12.7 馬なり余力
助 手 26美坂良 60.4- 44.7- 29.8- 15.0 馬なり余力
 黛  27美坂稍 55.9- 39.7- 25.2- 12.2 馬なり余力 チャムランテソーロ(三未勝)馬なりに0.5秒先行同入

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21日に栗東へ戻ってきたエルスネルは早速日曜日から時計を出し始め、27日は坂路でビシッと。出来ればラスト1ハロンを12秒台で踏ん張って欲しかったですが、順調に時計を出し始め、ビシッとやれているように状態は良さそう。また、これまで芝を使ってきましたが、ピリッとした脚を使えないことから次走はダートを試すことに。攻めは動く方なのでダートをこなしてくれそうですが、気性面で幼さが残るので、砂を被った時に過敏な反応を示しそう。相手関係は楽になりますが、そこだけが今から心配です。

ポレンティアは次の火曜日に函館へ連れて行く予定。それに備える形でこの中間は熱心に時計を出して脚取りは軽快。背腰とトモの張りは入念なケアを行うことで悪化を避けてもらえればと思います。また、次走の鞍上は丸山Jに決定。ポレンティアは先行力があって乗りやすい馬なので乗り手は選ばない馬ですが、レースまでに1度跨っておいてもらえればと思います。

2020年5月30日 (土)

早めスパートから粘り込みを図りたかったも、勝負どころで動けなかったのが痛かった。最後は決め手の差が出て離されてしまうも、定量戦で5着に踏ん張ったことは褒めてあげたい。☆ヴィッセン

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Photo ヴィッセン(牡・斉藤崇)父ディープインパクト 母ダンツクレバー

日曜京都11R 烏丸S(芝2400m)5着(4番人気) 藤岡佑J

今回もブリンカーを着用しています。互角のスタートから促しながら好位3番手を追走します。4コーナーに差し掛かるところで先頭に並び掛けて抜け出しを図りますが、ジリジリとしか伸び切れず5着でレースを終えています。

斉藤崇師「早めに抜け出してセーフティーリードを保ちながら最後の直線に差し掛かるのが理想でしたが、主張して行く馬がいた為に控える形になってしまいました。それに加えて動いて行きたいところで外の馬に塞がれてしまって動くに動けず、最後は瞬発力の差が出てしまいましたね。藤岡佑Jに聞いたところ『すんなりとレースが出来ず、それに動きたい時に動けなかったのが痛かったですね。その中でも最後までよく頑張ってくれました』と言っていました。自分の競馬が出来なくても最後までジリジリ脚を伸ばして掲示板を確保してくれましたし、定量戦でこれだけのレースが出来たのですから、番組の選択肢が広がったと思います。この後はあまり良い番組が組まれていないですから、これまでの疲れを取る為にひと息入れる方向で考えています」(レース結果)

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【次走へのメモ】

プラス8キロで馬体回復。出していって3番のインへ。直線でエーティーラッセンの外から一旦は先頭を窺っていた。残り1ハロンから脱落の格好だったが、もっと時計を要す決着なら。(B誌)

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・在厩場所:栗東トレセン/28日に滋賀県・NFしがらきへ放牧予定
・調教内容:軽めの運動

斉藤崇師「トレセンに戻って状態を確認したところ、大きなダメージはなく体調も変わりありませんでしたが、この後は放牧に出させていただきます。短期放牧を挟んでいたとはいえ、ここまでコンスタントに使ってきたこともありますので、夏場はゆっくりさせて秋に備えても良いと思っています」(5/27近況)

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実績のある京都・芝2400mに条件を戻して、崩れた前走からの巻き返しを期待したヴィッセン。プラス8キロと馬体を戻して雰囲気は良かったと思います。あとはここ最近、好走のアシストをしていたハンデ戦から定量戦へ変わることでどこまで結果に影響があるのかなと探る感じでレースを見守っていました。

スタートは互角に出たヴィッセンですが、これまではスッと行き脚がついていた印象でしたが、今回は促しながらのポジション取りで何とか3番手はキープ。ただ、ここで少し誤算だったのが前2頭がもう少しビュンビュン行くのかなと思ったら、アッサリ隊列が決まってことで、レースがそれほど流れませんでした。そして勝負どころでも前の馬は早めに仕掛けに行こうとはしなかったので、馬群の内のポジションに収まっていたヴィッセンは動けずじまい。そうこうしている内に馬群がギュッと凝縮されることになったのは痛かったです。

4角から直線へ向くあたりで2番手を追走していたグレースゼットが苦しくなって外へ若干モタれたことで、スッと外目に持ち出せたヴィッセン。そこから早めにアクセルを吹かしていって先頭へ躍り出ようと頑張ってくれましたが、逃げたエーティーラッセンに並び掛けていくも、脚色に余裕がなくてモタモタ。対照的に上位に来た3頭は道中で脚が溜まっていて、直線ではそれぞれになかなかの切れ味を披露。大きく水を開けられてしまいました。ただ、それでも掲示板の右端を何とか死守したヴィッセンの頑張りは褒めてあげたいです。

レース後のヴィッセンですが、見た目にクタッとした感じはなし。続戦出来る状態にはあったも、当面この馬向きの舞台がないことから28日にNFしがらきへ放牧に出ています。まあ、元々暑さにも弱い馬なので、無理することなく秋競馬からの始動というのは正解かと思います。

定量戦でも頑張れるところを示してくれたヴィッセン。ただ、定量戦で勝ち負けに持ち込むには全体時計&上がりの時計が掛かってくれないと厳しそう。個人的にはOP入りよりも、このクラスで長く頑張ってもらいたいという思いは強いです。今後は夏バテが長引いたりすることなく、9月の阪神から再始動できるように9歳馬と思わずにコツコツ乗り込み、鍛え上げていって欲しいです。

約半年ぶりの実戦で馬体重を大きく増やして出てきて欲しかったも叶わず。最後は息切れして11着に終わるも、前々で立ち回ることが出来たレースぶりは一定の評価。距離は更に縮めた方が良さそう。★ロードドミニオン

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Photo_6 ロードドミニオン(牡・西浦)父ロードカナロア 母サウンドオブハート

5月24日(日)京都1R・3歳未勝利・ダ1400mに池添Jで出走。16頭立て10番人気で3枠6番からハイペースの道中を2、2、2番手と進み、直線では内を通って1秒5差の11着でした。馬場は良。タイム1分27秒4、上がり39秒8。馬体重は2キロ増加の446キロでした。

○西浦調教師 「競馬の形としては悪くない印象。スピード自体も見せられたでしょう。最後は息切れした感じながら、そのあたりは恐らく久々の影響。ここを使って次は良化を遂げるのでは・・・と思います。今回のレースぶりを踏まえると、ダートの短距離が合っていそう。大きな問題さえ無ければ続戦の予定です」

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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レース後も特に異常は認められません。現在は心身のリラックスに重点を置いた調整。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、体調、条件、出走状況等を踏まえながら目標のレースを決めます。

○西浦調教師 「栗東へ戻ってからも特には変わらぬ様子。このまま厩舎で調整を続ける方針です。ただ、5着以内を外して見通しが立て辛い状況。間隔を空けずに使える様相ならば阪神へ向かうものの、上手く馬房の都合が付けば函館への転戦も考えています」

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ウォーキングマシンでの運動中に後脚で右前脚の蹄球部分を引っ掻いてしまうアクシデントがあった為、約半年ぶりの実戦となったロードドミニオン。牧場では一時期480キロまで馬体を膨らませることが出来ていたので、復帰戦では10キロ増ぐらいでレースへ臨んで欲しいと勝手な青写真を描いていました。しかしながら当日発表された馬体重はプラス2キロ。パドックでその姿を確認しましたが、相変わらずの非力さにガクッと来てしまいました。また、今回はチークピーシズを外し、メンコのみでレースへ臨んでいました。

これまで芝を使ってきましたが、速い脚が使えなかったことから、今回は目先を替えてのダート戦。非力さが残る現状ですし、気性面の危うさから砂を被ってレースにならないことも頭には入れていました。

ゲートを出て頭を上げる仕草を見せたドミニオンはモタモタしましたが、芝スタートということでスピードの乗りは良く、ダートへ入るところでは2番手までポジションを上げることに成功。これで砂を被らずにレースを進めることが出来たのは大きかったです。レースは淡々と流れ、勝負どころでのペースアップにもひとまず対応。4角を回る時は少し仕掛けつつも、まだ余裕はあったかなと思います。そして最後の直線へ。池添Jは早めに前を捕まえに行ってくれましたが、いざ追われてからグッと来るところはなし。外から4着に終わるカヴァートに交わされると脚色が一杯になってジリジリ後退してしまいました。自分から止めたというよりは息切れして脚が上がったように思います。変わり身を期待しましたが11着止まり。

物足りないと言えばそうなのですが、レースぶりは悲観することはないと思いますし、短い距離は合っています。実際、ピッチ走法ですし。ダートの適性に関しても、合っているというよりはこなせるという表現が良いのかなと思います。

レースを終えたドミニオンですが、目立った疲れはなし。5着を外したので次走の予定は立てづらいでしょうが、在厩で調整を進めて行くことになりました。馬房の確保次第では函館への転戦も視野に。時計の掛かる芝がベストだと思うので、個人的にはぜひ北海道へ連れて行って欲しいです。ダ1000mでも対応はしてくれると思います。

初勝利までまだまだ遠いところにいる現状ですが、短いところが合っているのは今回で分かったので、未勝利終了まで出来るだけ多くのレースに出走できるように適切な番組選びをお願いしたいです。

帰厩後、調教時に落鉄して釘を踏む一頓挫はありましたが、目標を切り替えて仕上がりは問題なし。ただ、ここは中々骨っぽい相手が揃う。最後は確実に脚を使ってくれるので大崩れはないと思うも、ひと押しが利いて勝ち切れるかどうかまでは言い切れなくて…。☆ボンディマンシュ

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Photo ボンディマンシュ(セ・中内田)父ロードカナロア 母ビアンカシェボン

土曜京都12R 4歳上2勝クラス(ダ1400m)3枠5番 藤岡佑J

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:27日にポリトラックコースで追い切り

中内田師「27日にポリトラックコースで追い切りました。藤岡佑Jに感触を確かめてもらいましたが、『動き・反応ともに良かったですし、最後の直線も内にモタれることはなかったです。硬さはありますが、気になるほどではないですし、良い状態に仕上がっていると思いますよ』と言っていました。蹄を痛めた為にここまで予定を延ばしましたが、その分時間を掛けて運動が行えましたし、仕上がりとしては申し分ないです。調教では内にモタれることはないですが、競馬で見せてしまうので藤岡佑Jにはその点だけ気を付けて追ってもらいたいと思います。このクラスでも3着→2着と僅差のレースを見せてくれていますし、ここ最近の中では良い状態でレースに臨めるだけに、3つ目の勝利を期待したいですね」(5/27近況)

調教師 24栗P良 74.5- 57.3- 41.6- 12.4 馬なり余力
藤岡佑 27栗P良 79.6- 64.6- 50.6- 37.2- 11.4 一杯に追う ルモンド(古馬1勝)一杯の外0.4秒先行0.1秒先着

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第3回京都11日目(05月30日)
12R 4歳上2勝クラス
ダ1400メートル 指定 混合 定量 発走16:10
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 ケイアイターコイズ 牡4 57 幸英明
1 2 ヨハン 牡4 57 松若風馬
2 3 ドウドウキリシマ 牡4 57 川須栄彦
2 4 センショウユウト 牡5 56 富田暁
3 5 ボンディマンシュ せ4 57 藤岡佑介
3 6 ソリストサンダー 牡5 56 岩田望来
4 7 プレイヤーズハイ 牡4 57 太宰啓介
4 8 レイトブルーミング 牝4 52 泉谷楓真
5 9 クラシコ 牡8 57 鮫島克駿
5 10 ガンケン 牡4 57 蛯名正義
6 11 リシュブール 牡5 57 松田大作
6 12 シャイニーロック 牡4 56 団野大成
7 13 プロネルクール 牝5 52 亀田温心
7 14 モズレジーナ 牝4 55 吉田隼人
8 15 アスターゴールド 牡6 57 田中健
8 16 マコトモンジョワ 牝5 55 北村宏司

○猿橋助手 「休み明けだがしっかり動けている。仕上がりは問題なし。いつもキチンと走るし、力通りなら」(競馬ブックより)

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デビュー前は心身の幼さが目立ち、レースぶりに危うさを感じたボンディマンシュ。恵まれた形で初勝利を挙げた後は低迷してしまうかもと見ていましたが、放牧を挟んで成長を促してきたことでここに来ての充実ぶりはちょっとビックリするもの。2勝クラスに上がってからも3着→2着と結果を残し、このクラス卒業は目の前となっています。

先月8日に栗東へ戻ってきたボンディマンシュは今月9日の京都・ダ1400mを目標にしていましたが、14日の調教時に落鉄。その際、誤って釘を踏んでしまって蹄を気にするアクシデントが発生。歩様に違和感が出ることなく、症状とすれば軽い部類でしたが、回復を促す為に楽をさせてしまったので、予定していたレースに使うには急仕上げ。そこで目標をこのレースへ切り替え、Pコースで丹念に追い切りを消化。今週の追い切りでは手綱を取ってくれる藤岡佑Jを背に、ラスト1ハロン11秒4は上々の伸び。一頓挫あって予定は延びましたが、抜かりのない仕上げでレースへ臨めることでしょう。

ただ、今回の顔ぶれを見ると、ボンディマンシュを含め人気を集める各馬は高いレベルで力が拮抗。道中のレース運びで1つ狂いが生じると着順に大きく影響しそう。逆にこのメンバー相手に勝ち切るようだと昇級しても即通用すると思います。そんな中、ボンディマンシュの前走はスタートで若干後手を踏み、馬群の中で揉まれる形での競馬で苦しい展開でしたが、ややモタモタする面はありながら、直線で馬群を割って2着に食い込んだ内容は秀逸。タフな競馬を経験した強みは今後に生きてくる筈ですし、ここでも最後は確実に脚を使って伸びてきてくれそう。詰めの甘さを覗かせても、大崩れはほぼほぼないと思います。

まだまだキャリアは浅いですし、どこまで上を目指せるのかポテンシャルが計り知れないボンディマンシュ。今回で2勝クラスは3戦目となりましたが、1番骨っぽい相手となる今回。試金石とは大袈裟ですが、ここでどういうパフォーマンスを見せてくれるのか不安30%・期待70%という心境でレースを見守りたいと思います。好勝負を見せて欲しい。

距離を延ばして新味を期待するも、ペースが落ち着いた時に我慢が利かずに行きたがってしまう。そのロスが大きく、直線では早い段階からジリジリ後退。着順ほど大きく負けてはいないも13着。スピードを生かせる距離がやはり合っている。★ロードベイリーフ

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Photo_6 ロードベイリーフ(牡・森田)父ヴァンセンヌ 母ショウナンアオバ

5月23日(土)新潟10R・早苗賞・混合・芝1800mに菱田J出走。14頭立て9番人気で8枠14番からスローペースの道中を9、4、4番手と進み、直線では大外を通って1秒2差の13着でした。スタートで出遅れて1馬身の不利を受けました。馬場は良。タイム1分49秒0、上がり34秒7。馬体重は2キロ減少の482キロでした。

○森田調教師 「流れが緩くて序盤からハミを噛み気味。道中で引っ掛かっていた分、最後に伸びませんでした。もう少し短い距離がベターでは・・・と言うのが乗り役の感想。やはりマイルか1400mぐらいの方が合うのかも知れません。ひとまず厩舎へ戻ってダメージ等を確認。番組と出走状況に応じて新たなプランを検討します」

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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レース後も特に異常は認められません。現在は心身のリラックスに重点を置いた調整。もう少しの間は慎重に様子を見守り、馬自身の状態に応じて今後の方針を決めます。

○森田調教師 「無事に栗東へ。特に気に掛かる点は見当たりません。来週からは古馬との混合戦で、出走間隔の兼ね合いが問題に。極端に混雑していれば短期放牧を挟むのも一案ながら、ある程度の段階で使える様相ならば在厩でOKかな・・・と思っています」

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1勝クラスに上がった途端に壁を感じる結果が続いたロードベイリーフ。まあ、前走に関しては、中1週のローテで重賞への格上挑戦と身の丈に合わないレース選択をしてしまったので致し方ないですが、見せ場を作るところまでも行きませんでした。そこで自己条件に戻った今回は調教師の進言によって距離を延ばすことに。先行策から渋太さを存分生かしたいという意向があったのかなと思います。

また、今回は検疫がなかなか取れず、帰厩からちょうど10日でのレース参戦へ。急仕上げで重めが残るかなと見ていましたが、新潟への輸送もあってマイナス2キロ。何とか帳尻は合ったのかなと思います。ただ、ここはベイリーフと同型の逃げ・先行馬が揃っていたので、どういうレース運びをするのか注目していました。

1つ注目のスタートですが、五分に出ることは出来ましたが、二の脚は一息。ややモタモタしている間に内から先行したい馬がスッと行ってしまったので、ベイリーフは中団からやや後ろ目での追走に。予想外の展開になりましたが、ここで慌てても仕方ないので、腹を括って末脚に賭ける競馬に切り替えて欲しかったです。ですが、大外枠で前に壁を作ることが出来なかったベイリーフ。隊列が落ち着いてペースダウンした時に力んでハミを噛んでしまうことに。そこで菱田Jには何とかなだめて欲しかったのですが、緩い流れということでポジションを押し上げてしまいました。そして最後の直線では早々に菱田Jの手が動くと、パタッと止まった訳ではありませんが、伸びてくる感じもなし。本来は重心の低い走りをする馬ですが、伸び切ったフォームでジリジリ脚を使うのみ。着順ほど大きくは負けていませんが、今回も大した見せ場を作ること二桁着順に沈んでしまいました。

今回のレースぶりを見る限り、距離を延ばして良さそうという感じは全くなし。やはり気分よく先行できる1400mがベスト。1600mなら相手関係と展開に左右されてくるのかなと再認識しました。また、切れよりもパワーで押し切るタイプだと思うので、ダートで先行力を生かせるかもしれません。

レース後のベイリーフですが、目立った疲れはなし。ただ、優先権のない身なので、古馬と一緒にレースをすることになり、どのくらいの節が必要かは不透明。ひと叩きした上積みは見込めそうですが、再度仕切り直して満足のいく仕上げでレースへ挑んでもらいたいです。このまま低迷が続くことで走ることへの前向きさ・集中力がなくなってしまうことは絶対避けねばなりません。

2020年5月29日 (金)

ロードなお馬さん(3歳・牧場組)

Photo_6 ロードユリシス

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン18~20秒ペース)。

○当地スタッフ 「ハロン17、18秒のキャンターを入念に消化しています。乗り進めながら元々のトモの緩さが目立って来たものの、トレセンで骨折の診断を受けた右前脚のソエは大丈夫。今のコンディションを保てるようであれば、遠からずにピッチを速めましょう」

Photo_6 ヴィースバーデン

三石・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、トレッドミル・並脚200m→ダク1000m。

○当地スタッフ 「随分フックラ。ただ、乗ると早々に減るタイプなので・・・。この期間に十分なボリュームを備えておきましょう。ひとまずメニューは据え置きに。今週中にキャンターまでは進める予定ながら、まだ騎乗を始めるタイミングは決めていません」

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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ユリシスは引き続き普通キャンターで乗り込み中。本数を重ねて下地は出来てきたと思うので、帰厩へ向けて更にピッチを上げていってもらえればと思います。

ヴィースバーデンは思惑通りに馬体重増が叶っているのは良い感じですが、『乗ると早々に減るタイプ』と自虐的に述べられているようにお釣りが一気になくなるのがなあ…。それを補うには基礎体力をアップさせるのが良いのかな? また、馬にも胃潰瘍の症状があるので、この機会に改めて内面をチェックすることも大切だと思います。

今週の出走馬(5/30・31)

<土曜日>

Photo_2 ボンディマンシュ

京都12R・4歳上2勝クラス・ダ1400mに藤岡佑Jとのコンビで出走します。

<日曜日>

Photo ロードクエスト

京都10R・安土城S(L)・芝1400mに松若Jとのコンビで出走します。

Photo_2 サリオス

東京11R・東京優駿(G1)・芝2400mにD.レーンJとのコンビで出走します。

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今週と来週が2場開催の為、出資馬の出走も少なめの3頭。ただ、それぞれに勝ち負けできる位置にいると思うので、少数精鋭の1週間としたいです。そして今週は何といっても日本ダービー。今からドキドキしています。

ボンディマンシュは調教中に落鉄して釘を踏んだ為、出走が延びてしまいましたが、しっかり間隔を設けたことで順調に回復。Pコースでの追い切りはひと追い毎に良化と力を出せる状態で臨めそう。ただ、ここは平場の1戦ながら、そこそこメンバーが揃った感じ。改めてボンディマンシュの真価を問われる1戦になってくると思います。良馬場でも速い時計をマークできるかどうか。

ロードクエストは来週の安田記念を視野に入れていましたが、57キロのハンデで出走できるということからこちらへ。マイラーズC・4着後、一息入っていますが、追い切りの動きは軽快ですし、実績はここでもヒケを取りません。ただ、中団から後方の位置でレースを進めることになると思うので、まずはこの頭数を捌き切れるか。1分20秒を切る時計になってしまうと辛いでしょうねえ。

サリオスにとってコントレイルはまさに目の上のたんこぶ。皐月賞は半馬身差まで食い下がりましたが、実力差はそれ以上のものがあるのも正直感じました。今回は更なる400mの距離延長。本質的にはマイラーかと思いますが、この中間は放牧に出さずに厩舎力を注入しての渾身の仕上げ。ミホノブルボンのように距離への不安を鍛え上げることで対応してもらいたいです。枠は真ん中に近い偶数枠ということで理想的。今回も前受けでコントレイルとの叩き合いに持ち込むのかな? 個人的にはコントレイルを外へ出させずに直線で外から被せる形で叩き合いに持ち込みたい。逆転があるならこういう形でしょう。

気分転換を兼ねて障害を軽く飛ばしてみたところ好感触。来週の出走を視野に入れつつも、このまま障害試験合格を目指していくことに。☆ピボットポイント

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Photo ピボットポイント(牡・松下)父ディープインパクト 母ペンカナプリンセス

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:障害練習

松下師「この2走はゲートで気難しいところを見せていたので、今朝は気分転換を兼ねて自厩舎所属の中村将Jに軽く障害を飛ばしてもらいました。すると、初めてにしてはセンスの良い飛越を見せてくれました。運動後に中村将Jに聞いたところ、ディープインパクト産駒らしく、背中が柔らかいので飛越がとても上手でしたね。初めてでこれだけ上手ければ、続けて練習していけばもっと良い飛越を見せてくれそうです』と言っていました。来週使う方向で考えていましたが、節が足りず入らない可能性もありますし、それに使った後は硬さが出易いことを考えると、そのまま障害練習を続けて試験を受けてみるのも手かもしれません。そのまま障害戦に向かうかどうかは今後の上達次第になりますが、まずは障害試験合格を目標に練習を行っていきたいと考えています」(5/27近況)

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2戦連続でゲート難から15着に大敗を喫したピボットポイントは来週の出走を視野に入れていますが、今週と来週は2場開催の為、節が足りずに使えない可能性が大とのこと。個人的には大敗が続いた後に間隔を詰めて使うのは反対なので、除外になってくれればと思います。

また、この中間は気分転換を兼ねて障害を軽く飛ばしてみることに。そうすると予想外にもセンスを感じさせる飛越を見せてくれたみたいで、これなら試験を目指していくのもありかもという話になりました。

現状は2勝クラスで壁にぶち当たっていますし、気性難が進行中。残された道は障害戦しかないと思いますし、このまま進めてもらえればと思います。ただ、練習を重ねていった際、気ムラな面を覗かせて飛越を拒否するようなところが出てこなければ良いのですが。そこだけが心配です。

2020年5月28日 (木)

道中で外から被せられることになって過度に反応。頭が高くなって力んだ走りに変貌してしまうと最後の直線で伸びを欠く。ソフトな調整でレースへ臨んでみるも、効果的なものは感じられず。★シベール

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Photo_6 シベール(牝・久保田)父ルーラーシップ 母ヴィーヴル

5月23日(土)東京9R・カーネーションC・牝馬限定・芝1800mに三浦Jで出走。8頭立て6番人気で1枠1番から平均ペースの道中を7、7、7、7番手と進み、直線では内を通って0秒8差の6着でした。スタートで出遅れて1馬身の不利を受けました。馬場は良。タイム1分46秒7、上がり34秒0。馬体重は増減無しの450キロでした。

○久保田調教師「ゲートの中で何とか我慢できたものの、扉の開く音に驚いた模様。毎週の駐立の練習を実戦に生かせず、試験を受けた時のような恐怖心を覗かせています。その後もビクビクしながら力んだ走り。直線を向いて外へすぐに出せる感じでも、他馬に怯んで左へ逃げていました。また、8番と一緒に上がり掛けた場面では、手前をポンポン替えて伸びを欠く形。これはトモの緩さが原因でしょう。残念な結果。心身共に若さを多分に残しており、一層の成長が必要だと思います」

☆★画像と情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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【次走へのメモ】

出遅れ。道中はやや頭の高い走法になってしまう。「囲まれると臆病な面が~」のコメント通り、今回は内枠が良くなかったのかもしれない。巻き返す余地は十分にありそう。(B誌)

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レース後も特に異常は認められません。現在は心身のリラックスに重点を置いた調整。今後は近日中に千葉・ケイアイファームへ移動して夏以降の戦列復帰へ向けて心身のリフレッシュを図ります。

○久保田調教師 「5月27日(水)の時点では歩行運動まで。ひとまずは脚元等に異常は認められず、疲労感も当たり前の部類でしょう。トレセン内で長く調整を続けた他、現状は心身の成長を促す必要がありそう。近日中に近郊牧場へ移して充電を図ろうと思います」

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レースで溜め込んだエネルギーを発散させようと、この中間はソフトな追い切り・調整に終始してきたシベール。これによって少しでもフックラした姿でレースへ臨めればと思ったも、発表された馬体重は増減なし。減りもしなかったですが増えるもしませんでした。色々と工夫してくれているのですが、効果的な作戦とはいきません。

最内枠を引き当ててしまった時点で出遅れを覚悟していましたが、ゲートが開く音にどうしても反応してしまう為、ワンテンポ遅れてのスタート。ただ、三浦Jもこうなることは想定済だったので、大きく置かれることなくレースの流れに加わることは出来たと思います。しかし誤算だったのが、C.ルメールJのカトゥルスフェリスがシベール以上の出遅れ。その後、同馬はポジションを押し上げつつ内々へ寄せていくと、ちょうどシベールを外から被せる形に。それに対してシベールは臆病な面を見せて、頭が高くなって行きたがる素振り。そして最後の直線では外へ持ち出せそうだったも、シベールが躊躇してしまい、ワンテンポ以上遅れて大外へ。カトゥルスフェリスと併せ馬で上がってきてくれるかなと見ていたら、既に苦しくなっていたようでそこからは手前を頻繁に替えて伸びを欠いてしまいました。直線の長いコースだとやはり脚の使いどころが難しいですし、心身の幼さが残るので集中力を保てません。カイ食いの細さ・ゲートが開く音にビビってしまうなど早くから課題は浮き彫りになっているのですが、進歩が見られません。

レース後のシベールですが、レースを使った相応の疲れは感じられるも、脚元等は大丈夫。ただ、しばらく在厩で調整してきましたし、現状のままレースを使っていっても、気持ちを悪い方へ向かわすだけで良いことはありません。ここで一区切りということで、近日中に千葉・ケイアイファームへ移動して立て直しを図ることとなりました。

脚力はなかなか良いモノを秘めているのですが、それを活かしきれていないシベール。現状はソロっとゲートを出て、最後方をポツンと追走していって末脚に賭けるしか戦法はないのかな? 逆効果かもしれませんが、牧場ではあえてプレッシャーが掛かることを行い、厳しいことに慣れさせるのも手かも。甘やかすばかりでは成長は見込めません。1つ自信がつけば、それを契機に良い方へ物事は流れていってくれると思うので、根気よくシベールに合った調教・調整法を試していって欲しいです。

馬群の中で追走することになるも、自分の走りを乱すことなく直線では最内から早め先頭へ。ただ、手応えの割に突き放すことが出来ず、最後は詰め寄られるも何とか凌ぎ切る。2戦目での初勝利。ただ、レース後に以前に傷めていたであろう種子骨の骨折が見つかる。☆ディランズソング

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Photo_3 ディランズソング(牡・萩原)父Summer Front 母Poetic Riches

土曜東京2R 3歳未勝利(ダ1400m)優勝(1番人気) C.ルメールJ

4ヶ月ぶりの実戦。五分のスタートから促して、好位の内目でレースを進めます。抜群の手応えで直線へ向き、残り300m付近で先頭に立つと、後続の追撃を凌いで待望の初勝利を挙げています。

萩原調教師「前走よりも馬体や動きはかなり良くなっていましたから、期待していました。道中は良い形で進められており、直線での手応えを見ると突き放せるのかなと思っていましたが、最後は詰め寄られて少しヒヤヒヤしました。ただ、成長途上ということを考えるとここで勝ちきったことは非常に大きいですし、今後はじっくりと良化を図りながらレースを使えますから、これからが楽しみです。騎乗したルメール騎手は『前回乗せていただいた時よりも、ハミの取り方が上手くなっており、左右のバランスも良かったですね。古馬になってから良くなりそうなタイプで、もっと上のクラスでも通用するでしょう』と話されていました。まずは、トレセンに戻ってウィークポイントの右トモを中心に馬体を確認させていただいてから、その後の事を決めさせていただきます」(レース結果)

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【次走へのメモ】

余裕残しも、迫力のある体つき。好位の内で我慢させて、ラスト200mで最内から抜け出す。先行勢には厳しいペースで、若干の力みもあったので、着差以上の評価が必要だろう。(B誌)

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・在厩場所:美浦トレセン/近日中に福島県・ノーザンファーム天栄へ放牧予定
・調教内容:軽めの調整

萩原師「先週は改めておめでとうございました。トレセンに戻って状態を確認したところ、この馬のウィークポイントである右トモには腫れ・熱感が確認されたので、レントゲン検査を行いました。その結果、種子骨の骨折が見つかりましたが、いつ負ったものか分からないものの症状的にはここ最近のものではないようで、レースに起因するものではないことから見舞金の対象にはならないというのが獣医の判断です。今回のレースが骨折の原因ではないにせよ、球節の腫れ・熱感はレース前よりも強くなっていますし、無理はさせない方が良いでしょうから、この後はノーザンファーム天栄へ放牧に出したいと思います」(5/27近況)

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追い切りではひと追い毎に良化を辿っていたディランズソング。ただ、レース前から余裕のある造りと言われていたので、10キロ以上増えているようだと黄色信号かなと勝手に思っていたのですが、当日発表された馬体重は前走からプラス8キロ。実際、パドックの映像を見ると、幾らか立派に見えて馬体に締まりがもう1つなかったですが、体型もありますし、肌艶自体は良好。体調の良さは伝わってきました。あとは新馬戦のレベルに少々疑問があったので、経験馬同士の1戦で力関係がどうなのかなと。

今回の舞台、東京・ダ1400mのスタート地点はダート。これなら行き脚はスッと付くだろうと見ていたら、煽り気味のスタート。それを見て、一瞬声が出そうになりましたが、C.ルメールJがサッと手綱を促すと、ディランズソングもグッと反応。内からポジションを押し上げていくことが出来ました。ただ、すんなり外目の2番手を確保したかったところ、3角で外から馬が押し寄せてきたために断念。仕方なく馬群の中で追走することになりました。

個人的な見解ですが、外国産馬は単調で揉まれ弱いイメージがあるので、嫌な流れだなと見ていましたが、ディランズソングは自分のリズムを崩すことなく、4角を回ってくるときの手応えは上々。C.ルメールJの手はさほど動いていないのに、ディランズソングはグイグイと前を追いかける姿勢。そして残り400mぐらいで最内に進路を見つけると、徐々に加速していって残り200m過ぎには1馬身ほど抜け出してくれました。ただ、『これで押し切れる』と少し安心していたら、馬場の真ん中から外側から差し・追い込み馬の強襲。脚色から何とか凌げるだろうと見ていましたが、ディランズソングは脚が上がり気味で見た目ほど余裕はなかったと思います。まあ、この辺りは余裕残し+淀みない流れを気分良く行き過ぎたところがあったのかなと思います。ヒヤヒヤしましたが、人気に応えての初勝利。立ち回りの上手さはディランズソングの長所だと思います。

レース後のディランズソングですが、心配していた右トモの球節に腫れ・熱感を確認。そこでレントゲン検査を行ったところ、種子骨の骨折が判明しました。ただ、これは今回のレースの影響ではなく、以前の症状とのこと。おそらく2月に一頓挫あった際、種子骨の骨片が剥がれていたのかなと。そしてそれが球節をチクチク刺激しているのかなと推測します。今後は近日中にNF天栄へ放牧に出ることに。そこでどういう治療方針になるのか非常に気になるところです。

今回、負けていたらと考えるとちょっとゾクっとしましたが、このチャンスをしっかりモノにしたことは大いに褒めてあげたいです。まだまだ良くなる余地は残しているディランズソング。再度レース間隔は空いてしまいますが、パンとしてくるまでは大事に使っていって欲しいです。

27日に美浦・稲垣厩舎へ入厩しています。☆ベルラガッツォ

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Photo_3 ベルラガッツォ(セ・稲垣)父オルフェーヴル 母ベッラレイア

・在厩場所:27日に美浦・稲垣幸雄厩舎へ入厩

稲垣師「NFしがらきサイドからは、いつ移動させても問題ない状態だと聞いていましたので、27日の検疫で入厩させていただきました。初めての環境となり、少なからず馬にはストレスが掛かるでしょうし、馬体面はもちろん精神面にもよく気を付けながら調教していきたいと思います」(5/27近況)

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前回の更新で美浦・稲垣厩舎への転厩が決まったベルラガッツォですが、早速27日の検疫で入厩。コツコツ乗り込んでいたので体調・状態はある程度高いレベルをキープしてくれていると思いますが、美浦は初めてですし、NFしがらきからの輸送で馬体減・疲れも少なからずあると思います。

ですので、まずは新しい環境に慣らすことを最優先してもらい、徐々にベルラガッツォの個性を掴んでいってもらえればと思います。能力を出し切れれば未勝利は勝てる馬ですから。

調教後に咳き込む面が見られたりと状態が上がってこないので内視鏡検査を行ったところ、肺出血を確認。協議の結果、デビュー戦を迎えることなく登録を抹消することになりました。★レインドロップス

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Photo_6 レインドロップス(牝・安田隆)父ロードカナロア 母ティアドロップス

ここに来て息遣いに違和感が認められます。精密検査を受けたところ肺出血が確認されました。今後について調教師と意見を交えた結果、中央競馬の登録を抹消する方針が決まりました。長い間ご支援を下さいまして誠に有り難うございました。

○安田調教助手 「5月24日(日)は途中から異常歩様のような感じに。また、調教後に咳き込む面が見られました。念の為に受けた内視鏡検査で肺出血を確認。この状態でレースまで行くのは難しそうで・・・。協議の結果、登録を抹消する方針に。色々と策を講じて取り組んだものの、成果を得られずに申し訳ありません」

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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状態が上がり切らない中、帰厩してデビューを目指してきたレインドロップス。追い切りでは息遣いの悪さが目立ち、時計が詰まってこないことから正直頭を抱えていましたが、更新日ではない26日に近況がアップデートされると登録抹消の知らせ。ビックリしましたが、この状態では致し方ないのかなというのが率直なところ。ただ、出来ればもっと早い段階で内視鏡検査を行って欲しかったです。

個人的には出資していたシルクアーネスト・ロードセレリティの半妹ということで思い入れが強かったですし、育成時の動きから能力は秘めていたと思うのですが、根本的に体質の弱さが悪い方へ色々と波及してしまったのかなと思います。うーん、残念です。

今後については現段階では分かりませんが、北海道のケイアイファームで繁殖入りしてもらい、仔馬でリベンジできる機会を設けて欲しいところ。それが叶えば、配合するときはクロスが強くならないようにお願いしたいです。無念の競走生活となってしまいましたが、次の舞台での活躍を強く願っています。

27日に帰厩。次走は来月14日の函館・UHB杯を予定しています。☆アンブロジオ

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Photo アンブロジオ(セ・菊沢)父ローズキングダム 母アンティフォナ

・在厩場所:27日に美浦トレセンへ帰厩
・次走予定:6月14日の函館・UHB杯

菊沢師「前走後のノーザンファーム天栄での状態にも問題はなかったということなので、27日に帰厩させていただきました。馬体に問題がなければ明日から乗り運動を開始していきたいと考えており、6月14日の函館・UHB杯を目標に調整していく予定です」(5/27近況)

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前回の更新で近々の帰厩を匂わせていたアンブロジオは27日に美浦・菊沢厩舎へ。また、どこを目指しているのかハッキリしませんでしたが、今回の更新で来月14日の函館・UHB杯へ向かうことが決定。個人的に希望していたレースなので嬉しいです。

また、予定しているレースはハンデ戦ですが、久々の前走で好走したとはいえ57キロから上乗せはないと思います。気性面でピリッとしたところがあるので、滞在競馬で臨めるのもプラスでしょう。あとは前走がフロック視されないように、連続して内容のある競馬・結果を見せてもらいたいです。

手術した右前脚球節の熱感がなかなか解消出来ず。協議の結果、一旦地方に転出してJRAの再登録を目指すことになりました。★トルネードフラッグ

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Photo_6 トルネードフラッグ(牝・藤原英)父キングカメハメハ 母ハリケーンフラッグ

三石・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン30分。3歳未勝利戦の終了が差し迫った状況を踏まえて今後について調教師と意見を交えた結果、一旦、地方競馬に転籍した上で中央競馬への再登録を目指す方針が決まりました。地方競馬での出走及び結果は分かり次第お伝えします。

○当地スタッフ 「手術した右前脚球節には熱っぽさが残る印象。当初の見立てよりも幾らか時間を要している現状です。スムーズに運べば十分に間に合ったと思うものの、この様子だと未勝利戦での復帰は厳しそうで・・・。厩舎側と協議。ひとまずは治療に専念し、中央再登録を目指します」

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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骨片除去手術をした右前脚球節の熱感がなかなか解消されてこないトルネードフラッグ。やはり手術をした際、回りの組織も傷んでいたようで時間が掛かっています。そこでこの中間、厩舎と話し合いの場を設け、治療を最優先で進めて行くこととなり、一旦地方へ転出してJRAの再登録を目指すことになりました。

個人的には一度手術を回避するロスがありましたし、現状では間に合わないのが目に見えていたので、早めに決断してくれたのは良かったと思います。まずは今後の競走生活に悪い影響を及ぼさないように右前脚球節の回復に全力を注いでもらえればと思います。

デビュー2戦は1800mの距離に使ってきましたが、本質的には上限が1400mぐらいかなと思いますし、スピード自体は良いモノを持っています。ただ、非力なタイプなので地方の深い砂がどう響くか。戻ってくることが出来れば、まだまだ活躍が見込めると思うので、この休養期間で馬体のボリュームアップも叶えていってもらいたいです。

27日に栗東・安田隆厩舎へ帰厩しています。☆ダイアトニック

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Photo ダイアトニック(牡・安田隆)父ロードカナロア 母トゥハーモニー

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・次走予定:函館6月21日・函館スプリントS(G3)・武豊J
・調教内容:周回コースでキャンター、坂路コースでハロン15~17秒

厩舎長「この中間も坂路でハロン15秒のペースで登坂していますが、気になるところもなく、先週よりも動きが良くなっていると思います。速い日はラスト1ハロン14秒まで負荷を掛けてみましたが、反応良く駆け上がってくれましたよ。来週の検疫で帰厩することになっていますので、今の状態を維持しながら無事に送り出したいと思います。馬体重は520キロです」(5/22近況)

・在厩場所:27日に栗東トレセンへ帰厩
・次走予定:函館6月21日・函館スプリントS(G3)・武豊J

安田隆師「態勢が整ったことから、27日の検疫でトレセンに戻しました。まずは状態をチェックし、問題なければ週末から時計を出して行きたいと考えています。ある程度こちらで仕上げてから、函館競馬場へ連れていく予定です」(5/27近況)

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次走が函館スプリントSに決まってから順調に負荷を高めることが出来ていたダイアトニック。今月末の帰厩を予定していましたが、青写真通りに27日に栗東・安田隆厩舎へ戻っています。

今後は週末から時計を出していって、栗東で8~9割ほど仕上げていって函館では微調整という感じ。これまで坂路中心で仕上げてきましたが、多少硬さがあってもコース追いも問題なし。今のところそこまで気温が上昇してきていないのもこの馬にはラッキーだと思います。

相手関係は分かりませんが、芝1200mで頂点を目指す為に良いスタートをここで切ってもらいたいです。

シルクなお馬さん(3歳・北海道組)

Photo_3 オーサムゲイル

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・次走予定:第1回函館開催
・調教内容:ウォーキングマシン

担当者「先週末にこちらへ帰場しました。多少輸送による疲れがありましたから、この中間はウォーキングマシンでの運動に止めています。それでも、日毎に状態は上がってきていますから、来週から乗り運動を行って、函館開催に向けてピッチを上げていきます」(5/22近況)

Photo_3 ハーツクリスタル

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:トレッドミルでキャンター

担当者「この中間もトレッドミルでキャンターを行っています。脚捌きを見るとやや硬さはある印象ですが、概ね問題ありません。ただ、状態が良いので飼い葉をモリモリ食べていますから、体重が増えてしまっていますね。脚元のことを考えるともう少し絞れた方が良いでしょうから、無理のない程度で更に負荷を掛けていきます。馬体重は538キロです」(5/22近況)

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一頓挫あった須貝厩舎以外の3歳・北海道組2頭の近況をまとめて。

1回函館開催での出走へ向けて17日に北海道へ移動してきたオーサムゲイル。早速乗り始めて欲しかったですが、輸送による疲れがあった様子。おそらく馬体重も減ってしまったのでしょう。その為、この中間はウォーキングマシンでの運動のみと軽めの調整。まあ、日に日に回復はしているので、そう遠からず騎乗運動を再開できるでしょう。おそらく10日競馬でレースへ行くと思うので、こちらでしっかり仕上げて、帰厩後は微調整ぐらいでレースへ臨んでもらえればと思います。

ハーツクリスタルの旺盛な食欲はオーサムゲイルに分けてあげたいぐらい。脚捌きの硬さはなかなか改善しないと思うので、日々の調教の際はまずはしっかり解してもらえればと思います。砂を被るとパニックになるかもしれませんが、相手関係を考えると次走はダートでも良いのかなと考えています。騎乗運動を開始するにはあと1~2週間ぐらい必要なのかな?

2020年5月27日 (水)

シルクなお馬さん(4歳上・北海道組)

Photo モンドインテロ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム早来
・調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン15~16秒のキャンター1本、残りの日はトレッドミルでキャンター

担当者「引き続きハロン15秒ペースでの坂路調教を進めています。15-15くらいであればまずまずの手応えで上がってくることは出来ていますが、運動後の息の入りを見るともう少しこのペースで乗り込みが必要ですね。じっくりと段階を踏んでステップアップしていきます」(5/22近況)

Photo ブロードアリュール

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週1回屋内坂路コースでハロン16秒のキャンター1本、週4回周回コースで軽めのキャンター2500m、残りの日は軽めの調整

担当者「この中間も周回コースでの調教をメインに進めていますが、体力が強化されたことから、週1回坂路調教を開始しています。手応えこそ良好なものの、まだまだ出だしに硬さがありますし、動きに重たさが残っています。引き続き乗り込みを重ねながら、良化を図っていきたいですね。馬体重は522キロです」(5/22近況)

Photo ブライトクォーツ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週1回ロンギ場で軽めの運動、残りの日はウォーキングマシン

担当者「この中間もウォーキングマシン中心の運動で進めています。長めに運動させていることで、先週から体が緩んだ感じはありませんし、先週から歩様も良い意味で変わりません。また、週1回ロンギ場で乗り運動を行いましたが、体を上手く使えており、背中も安定していますね。とても良い状態をキープしていると思います」(5/22近況)

Photo パラダイスリーフ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム早来
・調教内容:トレッドミルでダク

担当者「この中間もトレッドミルにてダクを行っています。脚捌きはこの馬なりに良化してきており、運動時間も徐々に増やせています。今後も脚元の状態を見ながら、進めていきたいと思います。馬体重は502キロです」(5/22近況)

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モンドインテロは坂路での15-15に対応は出来ていますが、息の入りはまだまだ。8歳という高齢から良化度が遅いんでしょうねえ。出来ることとすれば本数を重ねていくのみなので、自分のリズムを守って前進してくれればと思います。

ブロードアリュールは骨折明けということで脚捌きの硬さが残りますし、体力面でも途上。ですので、坂路入りはひとまずグッと堪えて、周回コース中心で進められています。淡々とメニューをこなしているのは○ですが、良かった頃の動きを取り戻すにはちょっと時間が必要そう。

ブライトクォーツは軽めの調整に終始していますが、週1回はロンギ場で軽く脚慣らし。身のこなしはスムーズですし、進めて行こうと思えばOKの状態にはあります。

パラダイスリーフは引き続きトレッドミルでダクを踏んでいますが、徐々に時間を延ばしている様子。1歩1歩が小さいですが、マイペースで進めていくしかありません。

エコー検査を行った結果、左前浅屈腱炎の診断が下りました。★ヴァンタブラック

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Photo_3 ヴァンタブラック(牡・須貝)父ブラックタイド 母プチノワール

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム早来
・調教内容:舎飼

担当者「先週から体調面に変わりはありません。また、この中間は左前のエコー検査を行いましたが、やはり腫れが見られる裏筋にはダメージはありますね。乗り運動を行うまでは少し時間を掛けた方が良さそうですから、今後は軽めの運動で進めていきます。馬体重は550キロです」(5/22近況)

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム早来
・調教内容:舎飼

担当者「先週行ったエコー検査の結果を保険会社指定の獣医師にも診てもらい、正式に左前浅屈腱炎と診断され競走馬保険の対象となることになりました。今後も定期的に検査を行いつつ、患部が悪化しない程度の運動で進めていきます」(5/25近況)

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NF早来へ移動してきて、改めて検査はしないのかなと思っていたヴァンタブラックですが、この中間に左前脚のエコー検査を実施。22日の近況では微妙な書き方でしたが、週明け25日に近況が更新されて左前浅屈腱炎と診断されたことが伝えられました。

結局、屈腱炎の診断が下ったのは残念ですが、時間の経過と共に嫌な方な転ぶのはよくあることなので、ある程度覚悟もしていました。症状はそこまで重くないと思うので、患部への冷却治療→曳き運動→ウォーキングマシンでの運動と定められた復帰への道筋を慎重を期して進めていってもらえればと思います。兎に角、患部を悪化させてしまうことは絶対避けてもらわねばなりません。

シルクなお馬さん(4歳・NFしがらき組)

Photo クレッセントムーン

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:周回コースでキャンター

調教主任「先週一杯は軽めの運動に控えていましたが、特に気になるところは見られなかったので、今週から周回コースで乗り出しています。節を空ける為の放牧ですので、馬体が緩まないよう週末から坂路にも入れていきたいと思います。馬体重は505キロです」(5/22近況)

Photo シングルアップ

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:周回コースでキャンター、坂路コースでハロン15秒

厩舎長「坂路で乗り出した後も順調に進められており、咳も気にならなくなってきました。この中間は坂路でハロン15秒までペースを上げてみましたが、問題なく対応していますし、このまま負荷を掛け続けても大丈夫でしょう。馬体重は564キロです」(5/22近況)

Photo アマネセール

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:ウォーキングマシン

厩舎長「この中間も右前脚の骨瘤の治療を行いながら、ウォーキングマシンで軽めの運動を行っています。触るとまだ痛がる素振りを見せるので、もう暫くは治療に専念して軽めの運動に控えようと思います。馬体重は492キロです」(5/22近況)

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16日にNFしがらきへ移動してきたクレッセントムーンはひとまず順調に回復。今週から坂路での乗り込みを再開していると思います。ただ、次走へ向かうには相応の節(レース間隔)が必要なので、慌てずに負荷を高めていってもらえればと思います。脚力はあるのですが、手前の替え方が下手過ぎるので、何とかこの点を改善してもらわねばなりません。

シングルアップは治療の甲斐が合って、ようやく咳の不安から解放されてきました。それに伴い、坂路での負荷を1段高めましたが、動きに関しては不安はありません。少し馬体が立派になり過ぎているので、馬体を絞り込みつつ、更に状態を上げていってもらえればと思います。

アマネセールは右前に出来た骨瘤の治療を優先中。まだ触ると痛がるところを見せているので、無理を避けた方がベターでしょう。ひとまず根気よく接していってもらえればと思います。

シルクなお馬さん(3歳・NFしがらき組)

Photo_3 パーフェクトルール

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:周回コースでキャンター、坂路コースでハロン17秒

調教主任「調教を続けながらも体はフックラしてきましたし、状態は上向いてきています。ただ、前走の競馬を見る限り、もっと成長を促さないといけないでしょうから、帰厩の声が掛かるまでじっくり乗り込みながら鍛えていきたいと思います。馬体重は463キロです」(5/22近況)

Photo_3 ミスビアンカ

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、周回コースでキャンター、坂路コースでハロン15秒

厩舎長「負荷を掛けていく中でも、問題なく進められていましたので、この中間から坂路でハロン15秒のペースで登坂しています。ここまでじっくり時間を掛けてきたことで、心身ともに上向いてきましたし、このまま問題なければ6月中には帰厩の目処が立てられそうです。負荷を掛けて行くと気持ちが入りやすいところがあるので、その点には注意しながら進めていきます。馬体重は479キロです」(5/22近況)

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パーフェクトルールは坂路での乗り込みも開始。順調に負荷を高めることが出来ていますが、心身の幼さが抜けてこないと好結果は得られないと思います。コツコツ乗り込むことで地道に鍛えていってもらえればと思います。

ミスビアンカはじわじわ負荷を高めてきましたが、良い感じで充実してきたと思います。ただ、負荷を高めていくとピリピリしてくるので、出来るだけテンションを上げないように注意しつつ、更に鍛えていってもらえればと思います。なかなかさじ加減が難しいでしょうが、宜しくお願いします。

右トモの飛節に少し腫れが見られたため、トレッドミルでの運動にペースダウン。★リアンティサージュ

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Photo_3 リアンティサージュ(牡・須貝)父オルフェーヴル 母ローブディサージュ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:トレッドミルでキャンター

担当者「この中間は右トモの飛節に少し腫れが見られましたので、無理をさせずにペースを落としました。日毎に良化していっているものの、焦って負荷を掛けると同じことの繰り返しになりますから、慎重に脚元の状態を見て、再度乗り運動を行います。馬体重は495キロです」(5/22近況)

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前回の更新で右トモの飛節にやや疲れが出てきたリアンティサージュ。この中間は腫れを確認したことからペースダウン。ここで無理をすると逆効果なので、早めに余裕を持たせたのは正解だと思います。ひとまずトレッドミルでの運動で様子を見て、慎重に乗り出すタイミングを図ってもらえればと思います。これ以上の停滞・後退は避けてもらわねばなりません。

2020年5月26日 (火)

ロードなお馬さん(3歳・安田隆厩舎)

Photo_6 レインドロップス

5月20日(水)良の栗東・坂路コースで1本目に54.7-39.6-26.1-13.3 一杯に追っています。併せ馬では一杯の相手に0秒6先行して1秒2遅れ。短評は「坂路コースで入念」でした。体調、条件、出走状況等を踏まえながら目標のレースを決めます。

○安田調教助手 「5月14日(木)にラスト12秒9を記録。ただ、これが目一杯の感じです。20日(水)も上がりのタイムを要す形。積極的に乗り進めているものの、なかなか息遣いが改善されず・・・。この様子だと短い距離を選ぶのがベターかも知れませんね」

≪調教時計≫
20.05.20 助手 栗東坂良1回 54.7 39.6 26.1 13.3 一杯に追う クラシックココア(3歳1勝)一杯に0秒6先行1秒2遅れ

Photo_6 ロードクラージュ

5月20日(水)良の栗東・坂路コースで1本目に57.7-41.9-27.1-13.5 馬なりに乗っています。短評は「坂路コースで入念」でした。体調、条件、出走状況等を踏まえながら目標のレースを決めます。

○安田調教助手 「急激に変わった印象は受けません。でも、テンションが上がっていないのは好材料。いつでも出馬投票へ向かえるように、5月20日(水)も追い切っています。ただ、想定表を見るとゲートインは厳しいかも。来週以降で改めて・・・でしょう」

≪調教時計≫
20.05.20 助手 栗東坂良1回 57.7 41.9 27.1 13.5 馬なり余力

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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レインドロップスはデビューへ向けて積極的に進めていますが、喉の状態が気掛かり。喉頭蓋エントラップメントの手術は簡単だということでしたが…。見通しは暗いですが、非力なタイプなので軽い芝での変わり身はあるかも。今はそこに期待するしかありません。

優先権のないクラージュですが、想定で入るところがあればGOサインを出したい様子。1度使ってガラッと変わってきた感じはありませんが、内面は強化された筈。ただ、今週と来週は2場開催なので移動制限もあるので、出走は難しいかもしれません。また、去勢しても気性面の幼さはそう変わっていないので、落ち着いて競馬へ向かう為に滞在競馬となる函館へ連れて行くのも1つ手でしょう。

シルクなお馬さん(3歳上・NF天栄組)

Photo アンブロジオ

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・調教内容:週1回坂路コースで14-13、週2回14-14、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「今週から登坂回数を週3回に増やしており、ペースも14-14から14-13へと徐々に上げています。これまでと比べて大きく良化したわけではないものの、動きに問題はありませんし、この感じだとそれほど時間を空けずにトレセンに戻すことが出来そうです。馬体重は453キロです」(5/22近況)

Photo_3 ジーナアイリス

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・調教内容:周回コースで軽めのキャンター

天栄担当者「トレセンでじっくりと馬体のケアを行ってもらったことで、厩舎サイドから報告を受けていた腹帯の擦れは、それほど気になりません。今週は周回コースで軽めに動かしていますが、トレセンでスクミや四肢の浮腫みが見られたようですから、体調第一に進めていきたいと思います。馬体重は544キロです」(5/22近況)

Photo_3 ルコントブルー

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・調教内容:週2回坂路コースで15-15、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「こちらに戻ってきて状態を確認しましたが、脚元を含めて特に問題は見られません。早速乗り運動を開始し、現在は坂路コースでハロン15秒ペースのところをこなしていますが、動きはしっかりしていますので、来週からさらにペースを上げていく方針です。馬体重は535キロです」(5/22近況)

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アンブロジオは順調に負荷を高めることが出来てるのが何より。トレセンへ戻すことが検討されているので次走は6月になりそう。個人的には函館まで連れて行って、14日のUHB杯(芝1200m・ハンデ)を希望。そこで良い走りが出来れば、連闘で重賞の函館SSへ挑戦というプランも有りかなと勝手に想像しています。

ジーナアイリスは腹帯の擦れを気にしている素振りがありましたが、スクミや四肢の浮腫みなど体質面の弱さが出ていた様子。トントン拍子に進めてきましたが、自然と疲れを溜め込んでいたんでしょう。また、骨折休養を経て体質強化が図られていると期待したのですが、この点は案外みたいです。この感じだと今後も骨折で休養するようなことがありそう。

ルコントブルーは牡馬相手の昇級戦でしっかり駆けたことで疲れ・反動が出ても不思議ではないのですが、そういう面は全く見られず、スムーズに坂路調教を開始。調教後も苦しいところは見せていないので、そんなに間隔を空けずに次走を迎えることが出来そう。まあ、意識的に間隔を空けて、心身の成長を促しながら鍛え上げていくことも勿論ありでしょう。

次走は来月13日の函館・遊楽部特別に決まりました。☆ポレンティア

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Photo_3 ポレンティア(牝・田中博)父ハーツクライ 母ポーレン

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:21日に坂路コースで時計
・次走予定:6月13日の函館・遊楽部特別

田中博師「21日に坂路コースで併せて追い切りを行いました。道中はポレンティアが追走する形から、同入して終えています。牧場でもしっかり乗り込んでもらっていたので、動きに関しては特に問題ありません。成長を待ちながら使ってきていることで、徐々に力強さが出てきましたね。しかし、右の背腰に疲れが溜まりやすい感じで、運動後も張りが見られますので、その部分のケアを行いながら状態を上げていければと思います。番組についてですが、新馬戦の内容からも洋芝適性は高そうですし、今週の動きは良かったですから、第1回函館開催の1週目に行われる、遊楽部特別(牝)を目標に進めていきたいと思います」(5/21近況)

助 手 21美坂稍 54.5- 40.0- 25.6- 12.4 馬なり余力 パルディエス(三オープン)馬なりを0.5秒追走同入
助 手 24美坂稍 57.8- 41.8- 26.5- 12.7 馬なり余力

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15日に美浦へ戻ってきたポレンティアは21日に坂路で帰厩後の初時計をマーク。サッと伸ばした感じですが、上々の内容かなと思います。馬体面ではまだまだパンとしていませんが、それでも成長しているのは確か。今後も放牧を挟みつつ、3歳時は使っていった方が良いでしょうねえ。

また、次走ですが、洋芝の適性が高そうということで来月13日の函館・遊楽部特別(牝馬限定)に決定。滞在競馬も合っていると思うので、夏の北海道シリーズで1勝クラスだけでなく2勝クラスも勝てるに頑張ってもらいたいです。実際、これが叶うようだと、秋華賞への出走を目指してもらいたいです。

2020年5月25日 (月)

ロードなお馬さん(5歳馬)

Photo_6 ロードダヴィンチ

三石・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分。

○当地スタッフ 「落ち着いたかと思えば、熱っぽく感じられたり・・・。左前脚の具合は日によってバラ付き気味。小康状態ですね。ウォーキングマシンは継続しているものの、次のステップへ移るタイミングは経過次第。まだ見通しを語るのは難しいでしょう」

Photo_6 ロードエース

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分。

○当地スタッフ 「先週の報告時に触れた四肢の浮腫みは少しずつ落ち着いて来た感じ。と言っても、この馬の普段程度でスッキリ見せている訳ではありません。結構エネルギッシュな様子でも、どうしても気温の高い季節は苦手。もうしばらくは休養に充てましょう」

Photo_6 ロードイヒラニ

滋賀・グリーンウッドトレーニング在厩。ウォーキングマシン60分、並脚40分。

○当地スタッフ 「先週半ばより改めて跨り始めるように。ひとまずは人間を背に歩かせる程度ながら、今のところ歩様を含めて特に問題ないですね。遠からずに馬場へ連れ出す予定。ペースを速めた際に、如何なる反応を示すか・・・。そこがポイントでしょう」

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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左前脚内側の繋靭帯にダメージを負ったダヴィンチ。日によって症状にバラつきがあるようですが、引き続き熱感は残っている様子。入念なケアで症状が落ち着く程度なら良いのですが、良い方へ向かっていないようなら馬房で静養するなどの対策を講じた方が良さそう。慎重なスタイルでお願いします。

エースの脚元に関してはもう少し時間を掛けてあげれば大丈夫そう。ただ、暑い時季はダメなので、その影響で脚が浮腫んだりもします。個人的にはやはり少しでも涼しい北海道へ移動させてあげて欲しいです。

イヒラニは歩く分に関しては蹄に問題はなさそう。近々、馬場での運動を始めるようなので、そこでどういう反応になるのか。何とか接着式の装着で今度こそ脚元が落ち着いて欲しいです。

21日に栗東・西園厩舎へ入厩しています。☆エルスネル

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Photo_3 エルスネル(牡・西園)父ロードカナロア 母サンドミエシュ

・在厩場所:21日に栗東トレセンへ帰厩

西園師「態勢が整ったようなので21日の検疫で帰厩させました。牧場ではじっくり時間を掛けて調整してもらっていましたので、移動後も問題なければ週末から調教を開始して、レースに向けて進めて行きたいと思います。具体的な番組は追い切りの動きを確認しながら検討していきたいと思います」(5/21近況)

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帰厩時期で少しモヤモヤしてしまったエルスネルですが、体調が上向いてきたことあって21日に栗東へ。早速、次走へ向けての調教を始めています。

復帰戦についてはまだ示されていませんが、この厩舎なので6月1~2週目には出走となりそう。メンバーが揃う芝1600~1800mで6着に来ているように未勝利なら能力は足りると思うので、想定を見ながら幾らかでも相手が楽な番組を選んで欲しいところ。前走の走りを見ると、芝2000mまでは大丈夫そう。血統的にはダートをこなせそうも、非力なタイプなので、パサパサのダートは合わないかもしれません。

まあ、少しずつでも常識に掛かってきているので今後は優先権をしっかり確保しつつ、着順を上げていってもらえればと思います。

2020年5月24日 (日)

焼魚定食のまんぷく予想 vol.620

(東京11R)優駿牝馬(G1)

◎デゼル、○デアリングタクト、▲クラヴァシュドール、△ホウオウピースフル、×リリーピュアハート、×ウインマイティー

常識的には厳しいと思うも、馬の素材とすれば1番だと思うのが◎デゼル。掛かる馬ではないですし、軽い芝での決め手は非凡。中2週のローテとなりますが、攻めを緩めることなく更に強化できているのが頼もしいです。あとは馬体重が減り過ぎてなければ。単勝が妙味でしょう。

○デアリングタクトが1番好走する可能性は高いと思いますし、能力比較も◎と双璧だと思いますが、繋ぎと肩が立ち気味なので走りはピッチより。前走はあの位置から届いたのは能力の証でしょうが、馬場への適性もあったと思います。ですので、速い時計の出る東京コース+距離延長がどう出るか。左回り+関東への遠征も初めて。これを跳ね除けるようだと本物の名牝レベルだと思います。

▲クラヴァシュドールは距離が延びるのがどうか?という気持ちはあるのですが、とにかくレース巧者。内枠を引き当てましたし、コースロスなく立ち回れば、上位への食い込みも十分。速い時計の出る東京コースでサリオスと差のない競馬をしているのは魅力。

△ホウオウピースフルは乗り難しい馬ですが、前走は風の影響で直線で踏み込むのが遅れましたが、ひと追い毎に勝ち馬との差を詰めて行ったのは魅力。体力があるので距離延長も問題なし。Sペースからの瞬発力勝負よりは消耗戦になれば更に面白そう。

×リリーピュアハートは単純に実力が劣っている可能性はありますが、前捌きが素軽いタイプの馬なので軽い芝で切れ味を求められるのはプラスの筈。距離を経験しているのも有利でしょう。あとは福永Jがソツなく乗ってくれれば、上位争いしてくれるでしょう。

×ウインマイティーはゴールドシップ産駒なので東京だと辛いと思いますが、しっかり負荷を掛けて、攻めの動きは上々。良いデキで臨めるのは確か。スマイルカナの後ろに潜り込んで、早めスパートの展開なら簡単に止まらないかも。

馬券的には◎の単勝と◎○の2頭軸で3連複をメインに。名前を挙げていない馬まで少し手広く行きたいです。

併せ馬で脚色は若干劣勢だったも、馬場の大外を回って66秒3は優秀。1週前追い切りでハードに攻めたことでグッと良くなってきてくれる筈。ここまでは頗る順調。☆サリオス

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Photo_3 サリオス(牡・堀)父ハーツクライ 母サロミナ

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:21日に南Wコースで時計
・次走予定:5月31日の東京・日本ダービー(GⅠ)・D.レーンJ

堀師「先週の追い切り後から心肺機能は上向いており、これまでで一番状態が良かった感触を持っている朝日杯時くらいにまで、モニタリングの数値が上がってきています。そこで、先週末の坂路コースでは、55-40くらいのところを消化し、ある程度の負荷を掛けることが出来ています。また、今週に入って暑さが和らいできたことで、馬には活気が見られますね。筋肉量が多いこともあり、昨年の同時期には暑さが堪え活気が落ちてしまったところがあったのですが、それを考えると今の涼しさはサリオスにとってプラスに働いているように思います。飼い葉はしっかりと食べながらも、最新の計測で馬体重は534キロと、数字が示すようにこれまでよりも馬体のシャープさは増してきている印象です。21日には南Wコースで併せて追い切りを行い、道中は先行して直線では外に進路を取り、最後は同入しています。1週前ということや過ごしやすい環境ということを考慮して、先週よりもさらに一歩踏み込んだ調教を課しましたが、それにしっかりと応えてくれたと思います。調教を重ねて仕上がり的には良いゾーンに入ってきていると思いますし、あとは疲れが残らないように、ウィークポイントである右トモも含めて十分にケアしていきたいと思います」(5/21近況)

助 手 17美坂重 55.6- 40.6- 26.3- 13.4 馬なり余力
レーン 21南W稍 66.3- 52.1- 38.3- 12.0 強めに追う ルーカス(古馬3勝)強めの外0.4秒先行同入

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【日本ダービー】サリオスが1週前追い切りでレーンを背に併せ馬 陣営「この馬の力を出し切れるように」(スポーツ報知より)

日本ダービー・G1(5月31日、東京)に出走する皐月賞2着のサリオス(牡3歳、美浦・堀宣行厩舎)が5月21日、美浦・Wコースで1週前の追い切りを行った。

レースで騎乗するレーンがまたがって、ルーカス(5歳3勝クラス)に2馬身先行して、スタート。4角手前で並びかけられると、最初は半馬身遅れたが、勝負根性に火がついたのか、最後は併入に持ち込んだ。「きょうは先々週、先週に引き続きレーン騎手に乗ってもらい、1週前なので先週よりさらに強い負荷をかけました」と森助手。距離は皐月賞から400メートル延びる。「初距離なのでやってみないと分からない部分はありますが、前走の内容を見ても距離はこなせるのではないでしょうか」と同助手は距離面も不安に感じていない。

皐月賞では最後は勝ったコントレイルとの一騎打ちの末、0秒1差で敗れ、今回はリベンジの意味合いもある。「コントレイルはもちろん強い馬ですが、ダービーという舞台は選ばれた18頭が集まるので。厩舎としてはこの馬の力を出し切れるよう努めていくだけです」(森助手)と気合いを入れた。

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週中の追い切りは必ずレーンJに跨ってもらっているサリオスですが、1週前追い切りにあたる21日は攻め駆けするルーカスとの併せ馬を選択。2馬身ほど先行する形でしたが、馬場の大外へ回して直線は終い重点でビシッと。ルーカスに煽られる感じで遅れそうになりましたが、そこから再度食らい付く動きを見せて併入。根性を出してくれたのは頼もしかったですし、このひと追いで体と気持ちがフィットしてくれば、推進力溢れる動きへと進化していってくれると思います。

更なる距離延長はプラスとは言えないですが、操縦性の高さは同世代では随一。堀調教師は数値を出して緻密な計算をしてくれていますし、前走の敗戦を糧に短期間でどこまで良化・成長を遂げてくれているのか。前走で負けたことで却って失うものはないので、レース当日まで気を緩めずにプラスになることを積極的に挑戦していってもらいたいです。

ロードなお馬さん(3歳・牧場組)

Photo_6 ロードユリシス

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン18~20秒ペース)。

○当地スタッフ 「5月18日(月)に18-18をスタート。順を追って少しずつピッチを速めている状況です。3歳未勝利の立場でリミットが気になる時期。ただ、ここからの後戻りは許されませんので、相応の休養を挟んだ馬なりに慌てずに進める必要もあるはずです」

Photo_6 トルネードフラッグ

三石・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン30分。

○当地スタッフ 「ウォーキングマシンへ入れるように。ひとまず脚元は小康状態を保っています。ただ、今しばらくは運動を制限。同等の内容に止めましょう。動かし始めたのに応じて、飼い葉の量も増やす形に。徐々にボリュームを取り戻してくれたら・・・」

Photo_6 ヴィースバーデン

三石・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、トレッドミル・並脚200m→ダク1000m。

○当地スタッフ 「その後も順当に数字が増加。ここまでは思っていた以上ですね。そのあたりを考慮。ひとまずはダク程度ながら、トレッドミルを始めています。負担の掛からぬ範囲で、運動量は増やす予定。ただ、実際に跨るのは今しばらく先・・・でしょう」

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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ユリシスは1歩負荷を高めて、普通キャンターでの乗り込みを開始。今のところは疲れ・反動は出ていないようですし、気掛かりな点もなし。ただ、骨折で休養していたので、一気に負荷が掛からないように段階を踏んでいってもらえればと思います。

手術を終えた後、体調が安定しなかったり、細くなってしまったりと悪い流れを引きずっていたトルネードフラッグですが、骨折箇所の右前脚球節の熱感は落ち着いてきた様子。それを受けてウォーキングマシンでの運動を始めていますが、まだまだ安心できる状態ではないので、ゆっくり状態を上向くようにお願いします。

ヴィースバーデンは馬体重を増やすことを重視してきましたが、450キロ前後ぐらいまで到達してきたのかなと思います。ひとまず良い感じで来ていると思いますし、順調な過程を踏んでいることからこの中間からトレッドミルでの運動を開始。騎乗運動の再開はもう少し先になりそうですが、トレッドミルでの運動で下地を作ってもらい、騎乗運動を再開する際はスムーズに移行できるようにお願いしたいです。また、引き続き馬体重を増やしていってもらいたいです。

美浦・稲垣厩舎へ転厩することになりました。★ベルラガッツォ

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Photo_3 ベルラガッツォ(セ・中内田)父オルフェーヴル 母ベッラレイア

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン15秒

厩舎長「引き続き坂路でハロン15秒のペースで登坂していますが、先週よりも素軽くなっていますし、動きが良くなっていますよ。心身ともに状態が上がってきているので、いつ帰厩の声が掛かってもいいように進めて行きたいと思います。馬体重は507キロです」(5/22近況)

中内田師に今後の予定を相談したところ、馬の入れ替えがスムーズにいかず、現時点でハッキリとした返事が出せないとのことでした。近日中の帰厩、および今後のスムーズな入退厩が難しい状況であることから、牧場サイドも交えて今後について協議を行った結果、他の厩舎へ転厩して新天地での飛躍を目指すこととなりました。そこで、美浦所属の稲垣幸雄調教師に打診したところ、快諾を得られた為、近日中に転厩手続を行わせていただく予定です。ご出資会員の皆様には何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

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小倉戦の大敗からようやく立ち直り、ハロン15秒のところを乗り込むことが出来ていたベルラガッツォ。未勝利の身なのでそろそろ帰厩の声が届いて欲しかったのですが、今回もダメ。そしてよくよく近況報告を見てみると、スムーズな入退厩が難しいということで美浦・稲垣厩舎へ転厩して心機一転を図ることになりました。

外から見てる分だと2歳馬もちょろちょろ入ってきているようですし、リアアメリアがオークスを使った後に放牧に出るでしょうから、入れ替えという形で帰厩させて欲しかったのですが…。有力馬を多数抱える厩舎なので、有力馬の枠からこぼれてしまうと扱いが難しくなってくるんですね。ただ、個人的にはデビュー戦後に去勢手術を行いましたし、最後まで面倒を見て欲しかったです。

今後は新天地となりますが、出来るだけ早くに美浦トレセンへ移動してもらい、1日でも早く出走態勢を整えてもらいたいです。ベルラガッツォには何とか奮起してもらい、1勝は必ずして挙げて欲しいです。

馬体減+瞬発力勝負になった前走は度外視。一息入れて立ち直っているので実績のある京都・外回りで早めスパートで粘り腰を発揮して欲しい。定量戦による斤量増が結果にどこまで影響を及ぼすのかも注目。☆ヴィッセン

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Photo ヴィッセン(牡・斉藤崇)父ディープインパクト 母ダンツクレバー

日曜京都11R 烏丸S(芝2400m)2枠3番 藤岡佑J

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:20日にCWコースで追い切り

斉藤崇師「20日にCWコースで追い切りました。先週末に時計を出したところ、体が重く、動きが鈍く感じられていたので、今週はしっかり負荷を掛けました。馬体はそこまで太く映らないですから、このひと追いでピリッとしてくるでしょう。運動後は脚元に浮腫みなどもなく、体調面は前回より間違いなく良いですね。前走のように後ろの馬が動くのを待つとどうしても同じようにスッと動くことが出来ないので、相手を気にせず早めに動いて自分の競馬に徹してもらうよう、今回騎乗してもらうことになった藤岡佑Jには伝えています。減った体は戻っていますし、近場の京都なら輸送の影響はないと思いますので、2月の京都・松籟Sのような競馬を期待しています」(5/20近況)

団 野 20CW良 83.7- 67.2- 51.7- 38.0- 12.1 一杯に追う

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第3回京都10日目(05月24日)
11R 烏丸S
芝2400メートル 4歳上3勝クラス 混合 定量 発走15:30
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 エーティーラッセン 牡6 57 富田暁
1 2 ララエクラテール 牡8 57 国分恭介
2 3 ヴィッセン 牡9 57 藤岡佑介
2 4 シャイニーゲール 牡6 57 斎藤新
3 5 マスターコード 牡6 57 幸英明
3 6 ミスマンマミーア 牝5 55 池添謙一
4 7 サウンドバーニング 牡8 57 武藤雅
4 8 グレースゼット 牝4 55 酒井学
5 9 メイショウタカトラ 牡6 57 川島信二
5 10 ドゥーカ 牡7 57 小崎綾也
6 11 ショウリュウイクゾ 牡4 57 坂井瑠星
6 12 ゴールドフラッグ 牡5 57 松若風馬
7 13 マコトガラハッド せ7 57 川須栄彦
7 14 イノセントミューズ 牝4 55 北村友一
8 15 シルヴァーソニック 牡4 57 松田大作
8 16 ツーエムアロンソ 牡4 57 北村宏司

斉藤崇師 「前走のようなヨーイドンの形より、早めに動いていった方がいいタイプ。京都の外回りとは相性がいいですし、ここは改めて」(競馬ブックより)

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9歳になったヴィッセンは約4年4ヶ月ぶりの勝利を挙げて2勝クラスを突破。そして昇級初戦となった松籟Sではのちに阪神大賞典で2着に入り、今年の天皇賞・春に出走したトーセンカンビーナの決め手に屈するも、早めに抜け出す強気な競馬でOP入りにあと1歩のところまで。好走パターンを構築できたのが大きいですが、9歳を迎えても衰えどころが更なる充実を感じさせるのは頭が下がる思いです。

そして前走はハンデ戦を重視する形で久々の関東圏への輸送を計画。今の充実ぶりなら輸送もへっちゃらと思ったのですが、輸送によって今回もカイバを食べてくれなくなってマイナス12キロでの出走となってしまいました。また、レースではSペースからの瞬発力勝負になったのも誤算。上がりの速い決着に対応できずに10着。久々に大きな着順での敗戦となってしまいました。さすがにこれで関東圏などへの長距離輸送は自粛することになるでしょう。

また、近走の好走要因の1つとしてハンデ戦を挙げることが出来ます。斤量に敏感というタイプには思えないも、強気な競馬に持ち込めると後押しに軽ハンデはなっています。それ故、さすがに9歳+今回の定量・57キロを揃って勝ち切るという姿は個人的にはピンと来ていません。

前走後はNFしがらきでリフレッシュさせ、大きく減ってしまった馬体はしっかり戻すことは出来ていると思います。元々追い切りは地味な馬なので、状態把握にちょっと苦労するも、淡々と追い切りを重ねて力を出せる状態にはあるでしょう。

レースプランとすれば、前々でレースの流れに乗り、失速を恐れずにロングスパートを賭けるのがヴィッセンの定番。前走は仕掛けていくことが出来なかったのでSペースからの瞬発力勝負になってしまいました。その点、今回の京都の外回りはスパートのタイミングとして坂の下りがあるので、後続を待つことなくエンジンを吹かしていってもらえればと思います。そして4角を回って直線で早々に先頭に立って、あとはどこまで粘り通せるかです。定量戦というのが最後に響いてくるかなあ…。

帰厩目前での一頓挫があって約半年ぶりの実戦。速い脚に欠ける分をダート替わりで補いたいところも、2歳時からの成長が成長が感じ取れないのが悩ましい。★ロードドミニオン

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Photo_6 ロードドミニオン(牡・西浦)父ロードカナロア 母サウンドオブハート

5月24日(日)京都1R・3歳未勝利・ダ1400mに池添Jで出走します。5月20日(水)良の栗東・坂路コースで1本目に54.3-39.9-26.3-13.1 一杯に追っています。併せ馬では強目の相手を0秒7追走して0秒4先着。追い切りの短評は「久々も力強く」でした。発走は9時55分です。

○西浦調教師 「5月20日(水)は併せ馬で。気合いを付けて行きましたよ。約半年ぶり。ある程度の休養期間を設けた格好ながら、以前と比べて大きく成長したかと言うと・・・。あまり見た目にも変わった印象は無し。条件替わりで少しでも良い面が出れば・・・」

≪調教時計≫
20.05.20 国分優 栗東坂良1回 54.3 39.9 26.3 13.1 一杯に追う ユニコーンバンブー(3歳未勝利)強目を0秒7追走0秒4先着

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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第3回京都10日目(05月24日)
1R 3歳未勝利
ダ1400メートル 馬齢 発走09:55
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 ニューリリース 牡3 55 斎藤新
1 2 ブルベアカロリー 牡3 56 国分恭介
2 3 トモジャアルマンド 牡3 56 幸英明
2 4 コンカーワン せ3 56 酒井学
3 5 サンライズミリオン せ3 56 藤岡佑介
3 6 ロードドミニオン 牡3 56 池添謙一
4 7 メイショウシシオウ 牡3 56 北村宏司
4 8 アンシミラー 牡3 56 長岡禎仁
5 9 ノーブルライガー 牡3 56 松若風馬
5 10 ピットゥーラ 牝3 54 太宰啓介
6 11 キングズジェム 牡3 55 富田暁
6 12 デンコウユジーヌ 牡3 56 川島信二
7 13 ダッチマン せ3 56 坂井瑠星
7 14 カヴァート 牡3 56 川須栄彦
8 15 ビービーファブル 牡3 56 小崎綾也
8 16 メイショウマサカツ 牡3 56 武藤雅

○西浦師 「放牧に出して立て直した。今回はダートの1400mへ。前には行けそうだしね」(競馬ブックより)

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2月末に声が掛かれば帰厩できるところまで乗り進めていたロードドミニオンですが、ウォーキングマシンでの運動中に後脚で右前脚の蹄球部分を引っ掻いてしまうアクシデント発生。歩様に違和感が出るようなことはなかったですが、傷が完全に塞がるまで我慢の調整。3月末に騎乗運動のGOサインが出ると、傷がぶり返してくるようなことはなく、じわじわ負荷を強化。15-15やトレセンの追い切りに近い攻めの調教もしっかりこなして、5月7日、約半年ぶりに栗東トレセンへ戻ってきました。

レース間隔が開いたので、帰厩後はじっくり進めていくのかなと見ていたら、約2週間での調整・追い切りで出走へ。一頓挫を起こす前にはコツコツ乗り込んで、馬体が膨らみ、幾らか成長している感じはしていたのですが、帰厩後のドミニオンの調整過程を見ると、『休ませて力強さが出てきた』とか『動きにキレが出てきた』等の成長を匂わすコメントはなし。追い切り時計に関しても、変わってきた兆しはありません。

前走は速い脚が使えない分、距離を延ばして粘り込みを図ろうとしましたが、コンスタントに使われていたのでデキは下降線。また、5着に入った2走前とはかなりのメンバーが強化。それ故、苦戦することは覚悟していましたが、まさかの最下位に沈んでしまうとは、正直ガクッときました。

半年以上ぶりとなる今回は新味を求めてダートへの挑戦。1800mではなく1400mに的を絞ったのは、この条件なら芝スタートというのもあるのかな? 互角のスタートからスッと前めの位置でレースの流れに乗りたいです。ダート適性についてはこなす程度だと思いますが、砂を被って嫌がったり、馬群で揉まれ込んでしまうと集中力を欠いてしまう可能性は大。そうなると直線でズルズル後退していくことになりそう。

血統から奥行き(成長力)があってもいい馬なのですが、追い切りをビシビシやれているだけで、動き等には成長の跡が感じられず。せめて馬体重が10キロぐらい増でレース当日のパドックに出てきて欲しいです。そしてまずは少しだけでも良いので、今後に繋がるモノを見せてもらいたいです。

昨年末からの悪い流れを払拭する圧勝劇。好位追走から2着馬に並び掛けた時に少し促すと、左手前に切り替えてグンと加速。一気に後続を突き放すとゴール前はセーブする余裕も。名馬に肩を並べる芝G1・7勝目。そして中2週のローテで安田記念出走へ。☆アーモンドアイ

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Photo_3 アーモンドアイ(牝・国枝)父ロードカナロア 母フサイチパンドラ

日曜東京11R ヴィクトリアマイル(G1・芝1600m)優勝(1番人気) C.ルメールJ

シャドーロール着用。好スタートを切ると、道中は中団前目に付けます。楽な手応えで直線に向き、軽く気合いを付けただけで先団をまとめて捉え、残り200m付近で先頭に立つと、そのまま悠々とゴールまで駆け抜けて、歴代最多タイとなる7つ目の芝G1勝利を飾っています。

国枝調教師「おめでとうございます。今日は装鞍から返し馬まで落ち着いていて、良い雰囲気でレースに向かえたと思います。スタートが決まって、その後の流れも良かったですし、内容としては完璧でしたね。クリストフ(C.ルメール騎手)も『とても強かったですね。パドックからスタートまで落ち着いていましたし、道中もリラックスして走ってくれました。2着馬を見ながらプレッシャーを受けることなく運べ、良い形で直線に向けましたし、そこからはとてもパワフルなストライドで伸びてくれました』と嬉しそうに話していましたよ。有馬記念の敗戦後から、なかなか歯車が上手く噛み合いませんでしたが、またこうして強いアーモンドアイの走りをお見せすることが出来て嬉しく思います。ノーステッキだったので負担もそこまで大きくなかったのか、上がってきた時の状態にはこれと言った問題は見られませんでした。ただ、気温が高い中でのレースでしたし、トレセンに戻ってからも変化がないかよく確認させていただきます」(レース結果)

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【次走へのメモ】

シャドーロール。太めなく仕上がる。馬場先出し。落ち着いていた。無理に押すことなく好位で流れに乗る。この時点で危なげなくレースが進んだ。直線に入っても余裕があり、馬なりで1頭だけ違う脚で加速。残り200mを切ったあたりで軽く手綱を促した程度。ノーステッキ、ほぼ馬なりで4馬身差の大楽勝。終わってみれば力が違い過ぎた。(B誌)

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・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:軽めの調整

国枝師「先週は改めておめでとうございました。レースであまり無理をしていないので、その後もすぐに馬体は回復していますし、これまでのレース後よりもダメージは少ないように思いますね。21日から角馬場で軽めのキャンターを始めますが、その走りや状態をよく見ながら、今後の予定を決めたいと思います」(5/20近況)

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:軽めの調整
・次走予定:6月7日の東京・安田記念(G1)・C.ルメールJ

国枝師「乗り運動を開始後も、脚元を含めて状態は問題ありませんでした。いつものアーモンドアイらしい力強い走りでしたし、精神的にも余裕があって、とても良い雰囲気を保てています。ですから、その後も順調に進めることが出来れば、6月7日の東京・安田記念に臨みたいと考えています。なお、鞍上は引き続きC.ルメール騎手に依頼しています」(5/23近況)

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【ヴィクトリアM】アーモンド 歴代最多タイ7冠! 衝撃のノーステッキ4馬身差V(スポニチより)

人々の心に明るさをともす圧勝劇だ。春の女王決定戦「第15回ヴィクトリアマイル」が17日、東京競馬場で行われ、単勝1・4倍の圧倒的1番人気に支持されたアーモンドアイがC・ルメール(40)の手綱で衝撃的な4馬身差圧勝を決めた。海外を含めた芝G1・7勝はディープインパクトなどの名馬と肩を並べて歴代トップ。次走で新記録達成の期待がかかる。獲得賞金は14億円に乗せ、歴代7位となった.。

圧勝の直後、馬上でルメールは無人のスタンドに向け左腕を上げた。アーモンドアイは元気です。日本は元気です。競馬場に来られないファンへの感謝。そして競馬が中止となっている海外に向け、絶対女王の強さを拳で伝えた。「アーモンドアイに乗る日はいつも特別な日。プレッシャーがある。今日、彼女はレジェンドホースだった。テレビの前の皆さんにも喜びを伝えられた」

抜群のスタートで好位4番手へ。大外から切り込んだサウンドキアラをマークする位置で運んだ。「いいポジション。ずっと自分のリズムだった」。直線半ばでサウンドキアラに馬体を併せると馬なりのまま重賞3連勝馬を置き去りにした。前にいるのは逃げたトロワゼトワルだけ。並びかけた瞬間、グンと弾むように手前(軸脚)をチェンジした。最強馬が自ら出したゴーサイン。ノーステッキ、最後は緩めたのにラスト3Fは衝撃の32秒9。鞍上が何度も振り返って確認する。後続は4馬身も離れていた。

勝ちタイムは昨年のレコードに0秒1差と迫る1分30秒6。「直線はパワフル。めちゃくちゃ強かったし余裕があった。大人になったと感じた」。ゴール前でも手前を再度、替えている。まだ余裕があるのだ。過去にはレース後に熱中症のような症状を見せたこともあった。「暑さは少し心配していた」と明かした国枝師は「走った後は今までより楽な感じ。尻っぱねをするくらい元気があった。それだけしっかりしてきたということかな」。有馬記念での惨敗を糧に日本の至宝はたくましさを増していた。

これで歴代最多タイの芝G1・7勝(19年ドバイターフ含む)。英雄ディープインパクト、女傑ウオッカなどに並んだ。14億663万3900円の総獲得賞金でもディープに次ぐ7位に浮上。国枝師は「数々の名馬たちが築き上げた記録に並べたのは本当にうれしい。最近はいろいろあって運がなかったからね。ホッとしている」。

決して順風満帆ではなかった。3月、ドバイターフ出走のために人馬ともに現地入りまでしたが新型コロナウイルスの影響でレースは中止。加えて東西の移動制限でルメールが追い切りにまたがれない。それでもスタッフ一丸で状態を整えた。ルメールは「追い切りに乗ってくれたコウセイ(三浦)、ありがとう。国枝厩舎のみんなもいい仕事をしてくれた」と感謝した。

師は気になる次走について「馬の様子を見てから」と言及を避けた。だが、ルメールは「安田記念(6月7日、東京)を勝ちたい。昨年負けている(3着)し、アーモンドアイが日本で一番強い馬だから」。あらゆるうっぷんを蹴散らした世紀の圧勝劇。女王の強さが魔法のように人々の心を明るくともした。

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アーモンドアイ安田記念決定 ルメールで最多8勝へ(日刊スポーツより)

最多タイ芝G1・7勝の最強牝馬アーモンドアイ(牝5、国枝)が、6月7日東京の安田記念(G1、芝1600メートル)への出走が決まった。23日、同馬を所有するシルクレーシングがHPで発表した。主戦のルメール騎手が引き続き手綱を取り、単独トップの芝G1・8勝目をかける。

17日のヴィクトリアMは、ノーステッキで2着に4馬身差の楽勝。今週は馬場入りして美浦南のAコース(ダート)をキャンターで駆け抜けるなど、元気いっぱい。国枝師は「状態は今朝見て何の問題もない。使うにあたって問題はなく、前走のダメージはない。去年のリベンジだね」と、昨年不利を受けて3着に敗れた雪辱を果たす構えだ。

アーモンドアイはこれまで、ゆったりと間隔を取って出走してきた。18年の桜花賞→オークス、秋華賞→ジャパンCの中41日が最短。今回は中20日で初めての中2週のローテとなり、マイルの牡馬G1級相手にどのようなレースをするかが注目される。24日に安田記念の登録馬がJRAから発表される。

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・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:軽めの調整

国枝師「先週は改めておめでとうございました。レースであまり無理をしていないので、その後もすぐに馬体は回復していますし、これまでのレース後よりもダメージは少ないように思いますね。21日から角馬場で軽めのキャンターを始めますが、その走りや状態をよく見ながら、今後の予定を決めたいと思います」(5/20近況)

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熱発による香港遠征の回避を始まりとしてそこから負の連鎖が続いていたアーモンドアイ。勝負事なので悪い流れは気になっていましたが、圧巻のパフォーマンスを繰り返してきた東京コース。牝馬同士で55キロならほぼほぼ大丈夫だろうとは思っていました。

そして結果は文字通りの圧勝。五分のスタートからスムーズにレースの流れに乗ることが出来、4番手で直線を向いた時点で勝利を確信するほど。持ったままの手応えで絶好の立ち回りをしていたサウンドキアラに並び掛けた時に少し気合を入れると、左手前に替えてグイ~ンと加速。前膝が高く振り上がってトビの大きい走りなのに、あの脚の回転力は天性のモノ。あっという間に後続を突き放すと最後はセーブする余裕を見せてのゴールイン。結局、鞭が入るところなく、レコードにコンマ1秒差ですから。普通に走ってくれれば、後続に差されることはないでしょうねえ。パドックでは大人し過ぎたのが心配でしたが、レースが近づいてくるのを察すると自らスイッチオン。色んな面を改めて見て、凄い馬としか言いようがありません。これで芝のG1・7勝目で錚々たるメンバーと肩を並べました。

レース後のアーモンドアイですが、これまでのような熱中症の症状もなく、クタッとする疲労感もなし。その後も慎重に状態を見極めてきましたが、遂に来月7日の安田記念への参戦が正式に決まりました。レース間隔が中2週になりますが、余力を十分残した状態で今回走り終えることが出来たので、オーバーワークにだけ注意してレースへ臨んでくれれば、昨年同様に強力な牡馬が待ち構えていますが、東京のマイル戦なら臆することはありません。昨年達成できなかった安田記念の父娘制覇を成し遂げてもらいたいです。

2020年5月23日 (土)

1勝クラスでも相手なりに走ってくれるタイプかと思っていたが、現状はクラス慣れが必要な感じ。1400mぐらいでスピードを生かした方が良さそうに思うも、新味を期待して1800mへ。前走のように淀みない流れを気分良く追走し過ぎないように乗ってきて欲しい。★ロードベイリーフ

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Photo_6 ロードベイリーフ(牡・森田)父ヴァンセンヌ 母ショウナンアオバ

5月23日(土)新潟10R・早苗賞・混合・芝1800mに菱田Jで出走します。5月20日(水)良の栗東・坂路コースで1本目に55.0-40.6-6.8-13.7 末一杯に追っています。併せ馬では一杯の相手を0秒2追走して0秒1遅れ。追い切りの短評は「まだ少し重目」でした。発走は14時50分です。

○森田調教師 「5月20日(水)はウッドコースを軽く1周。その後に坂路で追い切っています。最も遅い時間帯で荒れ気味の馬場。それだけにタイムは要したものの、具合は変わりなく順調でしょう。昨夏にも走った舞台。距離を延ばして良い面が出れば・・・」

≪調教時計≫
20.05.20 助手 栗東坂良1回 55.0 40.6 26.8 13.7 末一杯追う ディオーネプリンス(古馬1勝)一杯を0秒2追走0秒1遅れ

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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第1回新潟5日目(05月23日)
10R 早苗賞
芝1800メートル 3歳1勝クラス 混合 馬齢 発走14:50
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 エンデュミオン 牡3 56 秋山真一郎
2 2 ザイラ 牝3 54 中谷雄太
3 3 レザネフォール 牡3 56 鮫島克駿
3 4 バビット 牡3 56 団野大成
4 5 サナチャン 牝3 54 丸田恭介
4 6 ピュアカラー 牝3 54 吉田隼人
5 7 ロータスランド 牝3 54 藤田菜七子
5 8 フェアリーグルーヴ 牝3 54 丸山元気
6 9 シングンバズーカ 牡3 56 柴田善臣
6 10 ウインアステロイド 牡3 56 柴山雄一
7 11 ドナキアーロ 牝3 54 蛯名正義
7 12 フィニステール 牡3 56 岩田望来
8 13 ヒルノエドワード 牡3 56 横山和生
8 14 ロードベイリーフ 牡3 56 菱田裕二

○森田師 「前走は重賞だったけど、ラストがもうひとつだった。未勝利勝ちした時のレースぶりからもう少しやれると思っているんだけどね。クラス慣れが必要なのかな」(競馬ブックより)

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8戦目でようやく初勝利を掴んだロードベイリーフですが、それまでの安定した取り口・未勝利勝ちの内容から、昇級しても差のない競馬をしてくれると思っていたのですが、前々走の中山戦はスタートでの後手が響いて力を出し切れず、そして前走は中1週のローテで格上で重賞挑戦へ。レース運びは悪くなかったと思いますが、淀みない流れを気分よく追い掛け過ぎてしまい、直線を向いて早々にガソリン切れ。さすがに重賞では荷が重すぎる内容・結果に終わってしまいました。ローテーションもちょっと厳しかったと思います。

前走後はこれまでの好走パターンを踏襲する形で宇治田原優駿STでリフレッシュ。回復を促しながらマイペースで乗り込むことは出来たと思います。ただ、2歳戦が間近に迫ってきていることもあり、検疫が渋滞。何とかここに間に合いましたが、初めての10日競馬でのレース参戦となってしまいました。状態の立て直しは出来ていると思いますが、急仕上げなのは否めなく、短評どおりに馬体に幾分余裕はあるのでしょうが、最終追いでしっかり負荷を掛けた効果と新潟への輸送でどこまで帳尻を合わせることが出来るかでしょう。

また、今回は前走後、息が上がる感じがなかったことから、森田師の経験上から距離延長は大丈夫と判断。新味を求めて芝1800mにチャレンジします。折り合いは付くタイプなので距離は何とか辛抱してくれるかなと思いますが、詰めが甘くなってしまうでしょうねえ。決め手のなさを補うなら、ダートへ矛先を向けた方がむしろ良いかもしれません。

相手関係に目をやると、ローカルの1戦とはいえ、それなりに揃った印象。また、逃げ・先行タイプの馬も揃っているので、ベイリーフには立ち回りが難しそう。気分よく前へ行ってしまうと前走の二の舞でしょう。強い相手に揉まれた経験を自己条件で生かして欲しいところですが、正直なところ、見通しはちょっと厳しいかなと感じています。1勝クラス突破にメドの立つ走りが出来れば、上々という感じでレースを見守りたいと思います。

前走の失敗を繰り返さないようにトレセンでゲート練習・確認を行ってレースへ臨むも、競馬に行くと変なプレッシャーを感じているようで駐立を我慢出来ずにゲートに突進。今回もまさかの出遅れ。道中でポジションを巻き返しに行くも、ペースアップしたところで苦しくなって自分から止めてしまい、最下位に終わる。★ピボットポイント

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Photo ピボットポイント(牡・松下)父ディープインパクト 母ペンカナプリンセス

日曜新潟12R 中ノ岳特別(ダ1800m)15着(15番人気) 中谷J

今回もブリンカーを着用しています。タイミングが合わず立ち遅れ気味にゲートを出ると、無理せずそのまま後方で流れに乗ります。向正面を過ぎたあたりから押し上げて行こうとしますが、最後の直線では伸び切れず、後方のまま流れ込んでいます。

松下調教師「長距離輸送を考慮して調整しましたが、思いのほか馬体重は減らなかったですね。ゲート内ではギリギリまで大人しくしていましたが、最後の最後で突進してしまい、体勢を整えている時に扉が開いてしまった為に後方からのレースとなってしまいました。中谷騎手は『前回より落ち着いていましたし、ギリギリまで我慢していたのですが、扉が開く直前に前へ突進してしまい、体勢を立て直したところで扉が開いてしまいました。ペースが緩くなったところからジワジワ押し上げて行きましたが、ペースが速くなるとついて行けなくなって最後は止まってしまいました』と言っていました。結果を出している時は、前々でレースを運んで渋太さを発揮しているだけに、今回のように後ろからの競馬になると厳しいですね。トレセンで練習している時は特に問題ないだけに、実戦でいかに落ち着いてゲートを出るかがカギになってくると思います。この後はトレセンに戻って状態をしっかり確認したうえで、そのまま続戦させるかどうするか判断したいと思います」(レース結果)

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・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:軽めの運動と

松下師「トレセンに戻って状態を確認したところ、大きなダメージはなく、体調も変わりありませんでした。3月の競馬の時よりはゲート内で我慢していましたが、扉が開く直前で突進してしまいましたから、引き続きトレセンでゲート練習を入念に行いたいと思います。今週の想定を見るとそこまで間隔を空けずに出走させることが出来そうなので、このまま在厩させて次走に備えて行きたいと考えています」(5/20近況)

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前走、スタートで大失敗しているピボットポイント。その為、放牧に出る前・厩舎後にゲート練習を行って、今回のレースに備えてきました。トレセンでは真面目に対応してくれていたので、前走の失敗はたまたま気分を損ねただけのものだと思っていたのですが…。

前走から今回へ向かうにあたり、歩様の硬さがなかなか解消されず、出走態勢が整うのに時間を要してしまいましたが、帰厩後の動きはマズマズ。立て直されたことで精神的に楽になり、ダート3戦目で巻き返してくれるかなと見ていました。

注目のスタートですが、最初は我慢が利いていたようですが、段々チャカチャカと煩い面を覗かし、中谷Jは懸命に落ち着かせようとしてくれました。ただ、あと数秒のところでゲートに突進してしまい、態勢を整えようとしたところでゲートが開いてしまいました。前走に引き続いてまさかの大出遅れ。トレセンでは大丈夫なのですが、10数頭の馬が一緒に走る競馬だと変なプレッシャーを感じているのでしょうねえ。これを繰り返されたら、ホントお手上げです。

道中で中谷Jはポジションを押し上げていきましたが、3角から4角にかけてカーブのキツい新潟のダートコースで外々を回らされると辛いところ。そしてレースは最後の直線を迎える前にペースアップして我慢比べにもなりますが、その時点でいち早く諦めているのがピボットポイントです。直線では目立った脚を繰り出せず、ジリジリと後退。前走はブービーでしたが、今回はまさかの最下位に終わってしまいました。

レース後のピボットポイントは、相応の疲れはあるでしょうが、勝負どころから自分で止めている分、活気も十分。また、想定を見るとそこまで待つことなくレースへ使えそうということから在厩で調整していくことになりました。ゲートに関しては駐立を確認するだけでなく、1度ゲート内で縛り付けて観念させた方が効果的だと思うのですが…。甘い確認作業になってしまうと、次走で高い確率で出遅れることでしょう。

前走と今回で同じような敗因で大敗という結果に終わったピボットポイント。これを3戦連続で繰り返すとさすがに進退問題に繋がってくるでしょうねえ。次走は崖っぷちの1戦になりますが、このまま変わってこないのか意地を見せてくれるか。後者であることを期待したです。

前走から中5週のレース間隔を在厩で調整。コツコツ乗り込んできているも、追い切りは3本のみでどれも控え目な内容。レースでエネルギーを爆発出来るように調整方法を変えてきたことが結果にどう結び付くのか注目。★シベール

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Photo_6 シベール(牝・久保田)父ルーラーシップ 母ヴィーヴル

5月23日(土)東京9R・カーネーションC・牝馬限定・芝1800mに三浦J出走します。5月20日(水)重の美浦・坂路コースで1本目に54.3-39.4-25.6-12.6 馬なりに乗っています。追い切りの短評は「徐々に良化見せる」でした。発走は14時35分です。

○久保田調教師 「5月20日(水)もサラッと。走りに関する課題は浮かびません。これまでは稽古で目立つ時計を連発していたものの、敢えてセーブする追い切りに。レースで派手なパフォーマンスを見せられるように・・・とのアレンジが結果に繋がって欲しいです」

≪調教時計≫
20.05.20 助手 美南坂重1回 54.3 39.4 25.6 12.6 馬なり余力

☆★画像と情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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第2回東京9日目(05月23日)
9R カーネーションC
芝1800メートル 3歳1勝クラス 牝馬 馬齢 発走14:35
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 シベール 牝3 54 三浦皇成
2 2 パラスアテナ 牝3 54 武豊
3 3 スパングルドスター 牝3 54 M.デムーロ
4 4 カインドリー 牝3 54 和田竜二
5 5 オムニプレゼンス 牝3 54 浜中俊
6 6 セイウンヴィーナス 牝3 54 田辺裕信
7 7 ヤマニンプレシオサ 牝3 54 柴田大知
8 8 カトゥルスフェリス 牝3 54 C.ルメール

○池内師 「座り込んで遅れましたが、却って折り合いがついて、距離対応を含めて収穫がありました。囲まれると臆病な面を出すので、落ち着いて走れるかが鍵です」(競馬ブックより)

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ポテンシャルは高いものを持ち合わせているシベールですが、繊細過ぎるので調整に一苦労。ビシビシ鍛えることが出来れば、素質は花開くと思うのですが、思うような方向に成長してきていないというのが実状です。

前走の中山戦は隣の馬がゲート内でガチャガチャしていたのに反応し出し、三浦Jは枠内で立ち上がろうとするのを懸命に阻止しようとしてくれたのですが、ゲートが開くタイミングで前脚を上げてしまい、見事に煽ったスタートとなりました。すぐに三浦Jは腹をくくって後方からの競馬に切り替えましたが、少頭数の競馬だったので流れはスロー。序盤は力んで走っていましたが、向正面あたりからスッと息が入って伸びやかな走りに。勝負どころから内々を押し上げていきましたが、上がり最速の34秒0の脚を使って、2着馬と差のない5着に滑り込むのが精一杯でした。終わってみれば出遅れが痛すぎましたが、直線でしっかり脚を伸ばせたことは今後に繋がってくれるでしょう。

その後は一旦放牧に出すか在厩調整を続けるかで少し悩んでいましたが、後者を選択。ここは前走から中5週での出走となりますが、この中間は普通キャンターを入念に乗っていますが、時計を出し始めたのが先週からで追い切りは3本のみ。また、追い切りの中身も意識的にセーブすることに。陣営の狙いはエネルギーを溜め込んで、それをレースで爆発させるイメージなんでしょう。気持ちで走るところがあるので、追い切りでビシビシやる必要はないとは思います。この調整法が吉と出れば。

今回は東京へ舞台を移しますが、再度牝馬限定の芝1800m戦。最初にゲートへ入ることになる最内枠を引き当てたので、今回も出遅れることはある程度覚悟しておかないとダメでしょう。逆にポンと出るようなことがあれば、逃げても面白いかもしれません。そこはゲート次第+三浦Jのレースプランにおまかせします。

ただ、まだまだ心身の幼さが目立つ現状ですし、直線の長いコースへ替わることで脚の使いどころ・集中力の維持が難しいかもしれません。同世代の牝馬同士の1戦ならそう恥ずかしい競馬にはならないと思うも、勝ち切るまでの姿はちょっと想像できません。ですので、個人的には過度の期待は控え、今は先々に繋がるように色々工夫したり、挑戦したりすることを重視したいです。あとは馬体重を減らすことなく、パドックに出てきて欲しいです。

右トモの状態に不安を残すも、追い切りでは格上相手に見劣らない動きを披露。仕上がりは上々。余裕のある馬体でも、今回は能力で押し切って欲しい。☆ディランズソング

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Photo_3 ディランズソング(牡・萩原)父Summer Front 母Poetic Riches

土曜東京2R 3歳未勝利(ダ1400m)3枠5番 C.ルメールJ

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:20日に南Wコースで時計

萩原師「20日に南Wコースで併せて追い切りを行いました。道中はディランズソングが追走し、直線で内に進路を取って脚を伸ばすと、2馬身ほど先着する形で終えています。格上馬相手に2週続けて先着できたように、今週も良い動きを見せてくれましたね。帰厩当初は半信半疑な部分がありましたが、調教を積むに連れて良い方に変わってきてくれていますし、馬の感じは良いですね。久々の競馬になりますが、初戦以上の状態で出走させることが出来そうですし、自分の力を出せれば結果は付いてくると期待しています。あとは、レースまで油断せずウィークポイントである右トモ球節をケアしていき、万全の態勢で挑めるように努めていきたいと思います」(5/20近況)

助 手 20南W重 66.0- 51.3- 38.1- 12.6 強めに追う フラッフィクラウド(三歳1勝)一杯の内0.6秒追走0.4秒先着

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第2回東京9日目(05月23日)
2R 3歳未勝利
ダ1400メートル 混合 馬齢 発走10:45
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 ペイシャティアラ 牝3 54 嘉藤貴行
1 2 エクセルマジック 牡3 56 藤井勘一郎
2 3 サンドストーム 牡3 53 小林脩斗
2 4 アルファジップ 牝3 54 武豊
3 5 ディランズソング 牡3 56 C.ルメール
3 6 ジオパークアポロ 牡3 54 木幡育也
4 7 デルマラピスラズリ 牡3 56 菅原隆一
4 8 グシチャンノカゼ 牡3 56 川田将雅
5 9 エンリグロリア 牝3 54 石川裕紀人
5 10 マイネルピカソ 牡3 56 石橋脩
6 11 アイガーテソーロ 牡3 56 和田竜二
6 12 クリスタルムーヴ 牝3 54 田中勝春
7 13 イデアイホマジョル 牡3 56 M.デムーロ
7 14 レジリエンスブルー 牡3 56 木幡巧也
8 15 バルドダンサー 牡3 56 三浦皇成
8 16 ニシノリーチキング 牡3 56 田辺裕信

○萩原師 「体重が増えていて馬体に余裕がある点がどうかだが、能力に期待している」(競馬ブックより)

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昨年末と年明けの新馬戦を連続で除外になり、結局、京都へ連れて行ってダ1200mでのデビューとなったディランズソング。除外が2度続き、調整は少し手緩くなって余裕残しでの出走でしたが、除外によるイライラ等はなく、関西遠征でも落ち着いて臨めたのは〇。能力の違いで押し切ってくれるかなと見ていました。

しかなしながら、いざレースでは行き脚が一息で中団からやや後ろ目での追走に。楽にレースの流れに乗れるかなと思っていたので、序盤は軽く促しながらの追走と予想外の展開。トモに緩さが残るので、C.ルメールJは急かすことなく、トモの嵌りが良くなってくるのを待ったのかなと想像します。また、新馬戦ということでダ1200mでも流れは緩やか。そんな流れで外々を回されていてはさすが苦しいです。4角を回って直線を向いた時は差し切れる手応えかと思いましたが、いざ追い出されるとエンジンの掛かりがもう1つ。残り150mぐらいから走りのバランスが良くなってじわじわ脚を伸ばすも、勝ち馬に半馬身差まで迫ったところがゴールでした。長い目で見れば悪くないレースぶりでしたが、Sペースだったといえ走破時計は超平凡。レースレベルは正直かなり怪しかったと思います。

その後はNF天栄でリフレッシュ。レース後の疲れもそれほどなく、2戦目へ向けてコツコツ乗り進めていましたが、2月半ば、坂路調教後に右トモの歩様を乱すアクシデント発生。元々、右トモに弱いところがあった馬ですが、負担が掛かり過ぎたのでしょう。正直、復帰まで時間が掛かることを覚悟しましたが、思っていたよりも歩様の改善が早かったのが幸い。その後は坂路調教を控え、周回コースで長目から15-15を乗るなどして体力強化&状態アップに努めてきました。そして4月23日に美浦へ戻ることが出来ました。

帰厩後の調整ですが、最初は右トモに負担が掛かり過ぎないように慎重に立ち上げていって、5月に入ってからは5ハロンから時計を出し始めると、併せ馬で格上に食い下がる動きを披露。脚力はさすがに未勝利でウロウロするような馬ではありません。

状態に関してはデビュー戦以上なのは間違いないと思いますが、唯一の心配が馬体にまだまだ余裕がある点。最終追いをビシッとやった効果で素軽さが出てきてくれれば嬉しいのですが。また、デビュー戦の時計の遅さ&レベルの低さはやはり悩ましいです。距離が1ハロン延びるのは問題ないと思うので、府中の長い直線コースを勢いよく駆け上がってきてくれる姿を楽しみにしたいです。また、内枠に入ったので、スタート次第では積極的に進めることも選択肢として残しておいてもらえればと思います。

派手な競馬で2連勝してここへ挑戦するも、同世代のトップレベルとは現状の力量差を痛感する結果に。ただ、ポテンシャルはそうヒケは取らない筈なので、シビアな競馬を経験した財産を今後にしっかり役立ててもらいたい。★シェダル

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Photo_3 シェダル(牡・栗田徹)父ゴールドアリュール 母マイティースルー

日曜東京10R 青龍S(ダ1600m)8着(3番人気) C.ルメールJ

まずまずのスタートを切ると、道中は中団からレースを進めます。4コーナーから鞍上の手が動き始め、残り400m付近から仕掛けられますが、ジリジリとした脚色で伸びを欠き、中団で流れ込んでいます。

栗田調教師「初めての東京マイル戦でしたが、ルメールさん(C.ルメール騎手)の話だと芝スタートがあまり良くなかったようですね。大型馬なのでノッソリした感じであまりスピードに乗って行かず、少し押して行くと掛かり気味になってしまいました。それに、ワンペースなタイプですし、淀みない流れになり道中で息が入る場面がなかったため、最後は苦しくなってしまったようです。これまでは大味な競馬でも結果を残してくれましたが、さすがにオープンクラスになるとそれで通用するほど甘くはないですね。でも、相手関係がかなり揃っていた中で、大きく敗れてしまったわけではありませんし、決して悲観する内容ではなかったと思っています。暑い中でのレースでしたし、トレセンに戻ってからの状態をよく確認させていただきたいと思います」(レース結果)

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【次走へのメモ】

出遅れたが、行きっぷりは良くて先団直後まで追い上げる。ただ、4角では包まれるような感じになり、結局、脚を使う場面もなかった。まだ粗削りな印象。(B誌)

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・在厩場所:美浦トレセン/近日中に福島県・ノーザンファーム天栄へ放牧予定
・調教内容:軽めの調整

栗田師「クラスが上がってメンバーも強敵でしたから、これまでのようなスムーズな競馬は出来ませんでしたね。それでも大きく離されている訳ではありませんから、これから力を付けていけばこのクラスでも戦える馬になるでしょう。レース後は全体的に疲れが見られますし、ひと息入れた方が良いでしょうから、近日中に牧場へお戻しさせていただきたいと思います」(5/20近況)

⇒⇒22日に福島県・ノーザンファーム天栄へ放牧に出ています。(22日・最新情報より)

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デビュー戦→1勝クラスと派手な勝ち方で連勝してきたシェダル。この中間はNF天栄で鍛えられ、更にレベルアップしている感じだったので期待は持っていたのですが、細かくレースを振り返っていくと走破時計は平凡。2戦共に身体能力の高さで押し切った感じだったので、結構強いメンツが揃ったここでは簡単には通用しないのも理解はしていました。

レース前から馬体重が増えているのは分かっていましたが、しっかり調教を積んでプラス8キロなら成長分と見て良い範囲。発汗が少し目立ったので、暑さはちょっと苦手なタイプかもしれませんが、仕上がりは問題なかったと思います。ただ、最終追いで3頭併せの真ん中に入れたのですが、シェダルとすればラストでモタモタする走り。これを見て、馬群で揉まれる競馬になると力を出し切れないかもと見ていました。

また、今回は1ハロン短縮で芝スタート。手先の軽い走りをして、スピードはある馬なので、この舞台は合っていると見ていましたが、実際はちょっと違っていた感じ。C.ルメールJのコメントだと芝の部分でのスピードの乗りが一息だった様子。そこで促していこうとすると、今度は引っ掛かりそうにも。逃げ一辺倒の競馬をしてきていたので、控える形の競馬になってシェダルに戸惑いはあったでしょうねえ。砂を被って嫌がる素振りはなかったですが、終始軽く促しながらの追走と余裕はなかったです。そして最後の直線ではギアを1段上がることが出来ずにジリジリとした伸び。外から交わされてパタッと止まってしまうことも覚悟したのですが、この馬なりに最後まで頑張っていたのは救いでした。

終わってみれば、同世代のダート・上級馬とは力量差が存在することを確認。ただ、これは経験値を積んで、荒削りな走りが洗練されてくれば、詰まっていくものだと思います。

レース後のシェダルですが、脚元等は大丈夫そうも、全体的に疲れを感じさせるとのこと。まだまだこれからの馬ですし、22日にNF天栄へ放牧に出ています。まずはしっかり疲れを除くことに専念してもらえればと思います。そして今回の放牧ではリフレッシュという感じではなく、少しレース間隔を空けてもらい、その間は甘やかすことなく、更なるレベルアップを目指してしっかり鍛え上げていって欲しいです。

今回は苦々しい結果に終わりましたが、強い相手に囲まれてシビアな競馬を経験できたことは今後への良い財産になったと思います。ですので、この経験を次走以降に役立てていかないと話しになりません。この敗戦をバネにゆくゆくはOPクラスで活躍できるような馬へと育ってもらいたいです。

2020年5月22日 (金)

スタートで出脚が付かなかった時点で内ピッタリの追い込み策に転じて欲しかったも、前走の残像が焼き付いていて気合を付けてポジションを取りに行ったのが裏目。直線では早々に伸びあぐねて最後は力尽きてしまう。★ロードプレミアム

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Photo_3 ロードプレミアム(牡・斎藤誠)父ディープインパクト 母インディアナギャル

5月17日(日)東京8R・4歳上2勝クラス・混合・芝1600mに石川Jで出走。10頭立て7番人気で8枠9番からスローペースの道中を4、4、4番手と進み、直線では外を通って1秒1差の8着でした。スタートでダッシュ付かず1馬身の不利を受けました。馬場は良。タイム1分34秒5、上がり34秒5。馬体重は2キロ増加の506キロでした。

○斎藤調教師 「スタートで付いて行けなかったものの、気合いを入れて相応の位置を確保。上手く流れには乗っており、最後までバテずに走り切りました。ただ、馬場が回復して極端に時計の速い決着。前日のコース状態のままであればまた違ったのかも知れませんが、こうなるとなかなか厳しいです。立て続けに3戦を消化。休養を与えようと思います」

☆★画像と情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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レース後に全体的な疲労感が認められます。5月19日(火)に千葉・ケイアイファームへ移動。夏以降の戦列復帰へ向けて心身のリフレッシュを図ります。

○斎藤調教師 「右後脚に軽い跛行が認められたものの、5月19日(火)の時点で改善。そのまま近郊牧場へ移しました。自ブロック制度が適用される特別な条件下だったとは言え、今クールは苦手の東京でも4着に来るなど健闘。十分にリフレッシュを図りましょう」

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再度中1週のローテでの参戦で、今度こそ馬体重が絞れてくると思っていたらプラス2キロでの出走となったロードプレミアム。良い意味では活気があると言えるのでしょうが、ピリッとさせるにはもう少し絞り込んで欲しいというのが個人的な願いなのですが…。

前走は同舞台で4着と頑張りましたが、逃げという奇襲に出たので、今回はどういうレースをするんだろうなあと見ていました。まず、前走でポンと出たゲートですが、今回はダッシュが付かず。それなら出たなりの位置で脚を溜めることに専念してくれれば良かったのですが、前走の残像が残っているだけに気合をつけて好位を確保へ。前が止まらない馬場状態を考えるとこれは正解だと思いますが、正攻法の競馬ではワンパンチ足りず、最後甘くなる傾向のプレミアムには裏目に。前々で競馬をするのなら、内へ何とか潜り込んでもらいたかったですが、2着馬の外を回されることになって追走に脚を使うことになったと思います。

外の4番手で直線を向いたプレミアムですが、石川Jの指示に反応はしてくれましたが、追い出してからの伸びはジリジリ。石川Jは鞭を入れて懸命に動かそうとしてくれたのですが、グイグイ伸びてくることはなく、最後はやや失速気味。馬場が回復し過ぎたのは誤算だったでしょうが、『こういう競馬をするから東京コースはダメ』というプレミアムの悪い見本のような競馬になってしまいました。まあ、今回も少頭数の競馬でしたが、相手のレベルが1段・2段と強化されていたと思います。

レース後のプレミアムですが、直線で石川Jの鞭が右トモに何発も入っていた影響があったのか、右トモに軽いハ行の症状。幸いすぐに回復したようですが、短期間に3回使ったことも有り、一旦放牧に出ることとなりました。19日に千葉・ケイアイファームへ移動済です。

今後の予定として夏以降の競馬での復帰とざっくりと示されていますが、継続して使ってきたマイルにこだわるのなら夏の新潟まで待つのかも。ただ、今回の敗戦のように時計の速い決着は分が悪いので、小回りの芝1800mの方がまだ可能性があるのかなと。昨年、結果は伴いませんでしたが、個人的には夏の北海道シリーズに参戦を希望します。あとはこれまで2度ダートに使っていますが、結果が出なかったのは正攻法の競馬に徹したこともあると思うので、末脚を生かす競馬でダート参戦も検討の余地があるのかなと思います。小回りのダ1700mなら展開に恵まれる可能性も。マイルだと馬券圏内に絡んでくるのは難しいと見ています。

馬群の中で競馬を進めることになったので揉まれ弱さを懸念するも、直線では少し窮屈な場面がありながらも進路を内へ切り替えて追い出しを開始。手応えはさほど良くなかったも、直線は馬群を割って脚を伸ばしてくる。ただ、今回は早めに抜け出した勝ち馬のスピードが1枚上。残念ながら2着に終わるも、前走の好走がフロックではなかったことを証明する。次走で未勝利突破を決めたい。☆クァンタムリープ

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Photo_3 クァンタムリープ(牡・鹿戸)父ロードカナロア 母プルーフオブラヴ

日曜東京4R 3歳未勝利(芝1400m)2着(1番人気) 田辺J

シャドーロールとチークピーシズ着用。まずまずのスタートを切ると、道中は好位グループの一角に付けます。直線では馬群の間を縫って脚を伸ばし、先に抜け出した勝ち馬には届かなかったものの、しっかりと2着を確保しています。

鹿戸調教師「少しゲート内で待たされた分、中でソワソワするようなところが見られましたが、スタートは大きな問題なく出てくれましたね。その後は『道中は良い感じで運ぶことが出来たと思います』と田辺騎手が話していたように、良いポジションで上手く流れに乗れていましたし、直線では馬群の間を割ってくるタイトな形になりながらも、よく気持ちを切らさず抜け出してきてくれました。一瞬これならと思ったのですが、ジョッキーが『頑張って走ってくれて力は出してくれているのですが、今日は勝った馬が強かったです』と話す通り、勝った馬にはこちら以上に走られてしまい、残念ながら勝ち切るところまではいきませんでしたね。この後は続けて使ってきましたし、レース後の状態をよく確認してから検討させていただきたいと思います」(レース結果)

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【次走へのメモ】

シャドーロール・チークピーシズ着用。先団直後を手応え良く追走し、タイミング良く追い出される。しっかり脚を伸ばしているが、今日は勝ち馬のスピードが1枚上。ただ、取り口はすっかり安定。チャンスは近い。(B誌)

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・在厩場所:美浦トレセン/近日中に福島県・ノーザンファーム天栄へ放牧予定
・調教内容:軽めの調整

鹿戸師「今までは揉まれ弱いところがありましたが、先週は直線で他馬の間を割って追い込んでくることが出来ました。結果的に2着と敗れはしましたが、良い内容だったと思いますよ。続けて使ったこともあり、前捌きに硬さが見られるので、一旦放牧へ出させていただきたいと思いますが、牧場での状態によっては再度東京開催で出走させることも検討しています」(5/20近況)

⇒⇒23日に福島県・ノーザンファーム天栄へ放牧に出ています。(23日・最新情報より) 

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デビューから4戦を消化した時点では未勝利突破に早くも黄色信号が灯っていたクァンタムリープ。前走は福島戦から方向転換を余儀なくされた中、大外枠の出走から外々を回される展開を辛抱してゴール前で一旦先頭に立つ場面も。最後は勝ち馬の決め手に屈しましたが、芝1400mで変わり身を見せていました。ただ、その前の計4戦が内容も良くない敗戦だったので、前走の2着は鵜呑みに出来ないなあと思って、今回のレースを見守っていました。

デキに関しては、追い切りで引き続き良好な動きを見せていましたし、マイナス2キロと引き締まった馬体をキープ。パドックの気配は良かったと思います。

レースに関してですが、ゲートの出は甘かったですが、田辺Jはある程度想定していた様子で少し気合をつけて好位をキープ。折り合いをつけて進めることは出来ましたが、道中は馬群の中で進めることに。これまで揉まれ弱さを覗かせていたので嫌な流れかなと心配しながら最後の直線へ。

直線を向いた時は前4頭がズラッと並ぶ形になり、そのすぐ後ろにいったクァンタムリープの進路が塞がりそうに。その際、早くも鞍上の手が激しく動いていたのでやはり揉まれたのがダメだったかと一瞬諦めかけたのですが、内へ内へと進路を切り替えながらじわじわ追い上げを開始。馬群を割って伸びようとする姿は頼もしかったです。ただ、クァンタムリープの前を追走していたサトノファビュラスは一足先に抜け出すと、後続の追撃を封じて悠々と完封。田辺Jとクァンタムリープは懸命に追いすがったのですが、最後まで1馬身ほどの差が詰まることはなかったです。前走の走りがフロックではないところを証明してくれましたが、今回は勝ち馬のスピードが1枚上でした。

レース後のクァンタムリープは2戦連続で力を出し切ってくれたこともあって前捌きに硬さが窺える様子。一応、未勝利突破にメドの立つ競馬が出来ていることから早めに一息入れることに。状態が大きく落ち込んでしまうと厄介なので、この選択は無難だと思います。ただ、芝の短距離を使おうとすると相応の節が必要になってくると思うので、優先権の効果があるうちに次走を迎えた方がベターかと思います。まあ、その辺の選択に関しては、想定を見ながら適切な選択をお願いしたいです。

連闘で馬体が絞れて来てくれたのは良かったも、進みが悪いのにレースの流れに乗せようと促しながらの追走が裏目に。道中で脚が溜まるところがなく、直線半ばから伸びあぐねて前との差が開いてしまう。★ナイトバナレット

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Photo_3 ナイトバナレット(牡・矢作)父ディープブリランテ 母ナイキフェイバー

日曜京都8R 4歳上2勝クラス(芝1600m)7着(6番人気) 川須J

互角のスタートから後方で流れに乗ります。勝負どころからジワジワ押し上げて行き、最後の直線で懸命に追われますが、目立つほどの脚は使えず7着でゴールしています。

矢作調教師「連闘になりましたが、前走と変わりない状態で臨めたと思います。ここ最近はゲートの出が安定していましたから、鞍上が替わっても同じように出てくれると思っていましたが、今回も煩いところを見せることもなくスムーズにゲートを出てくれました。1400mでしたので、意識的に前目のポジションに取り付けようとしていたらしいですが、その分なのか最後の直線ではもう一つ伸び切れなかったですね。レース後に川須騎手に聞いたところ、『スタートは悪くなかったですが、二の脚が遅いというよりはフッと気持ちが抜けて"いつも通り走れば良いや"という感じでした。この距離なのでペースが落ち着くところもなく、促して行っても追走で一杯でしたし、最後の直線もジリジリとしか伸びてくれませんでした。これまでの競馬と比較できませんが、緩い馬場は気にしていなかったですし、距離はもう少しある方が良いように思いました』と言っていました。前目に取り付けようとすると終いの脚が鈍くなりますから、そう考えるとこれまで通り前半はじっくり脚を溜めて展開が嵌るのを待つのがベターなのかもしれません。この後はトレセンに戻って状態を確かめたうえで判断したいと思いますが、連闘した後でもありますので、無理をさせるつもりはありません」(レース結果)

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【次走へのメモ】

道中はトオヤリトセイトの少し後ろから。4角では促されていたが、進みが悪い。直線は相手に離される一方。伸びあぐねた。(B誌)

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在厩場所:20日に滋賀県・ノーザンファームしがらきへ放牧

矢作師「トレセンに戻って状態を確認したところ、大きなダメージはなく体調も変わりありませんでした。ただ、4月の阪神から3戦したこともありますので、これまでの疲れを取る為に20日にNFしがらきへ放牧に出しました。牧場で状態を確認しながら次走の予定を相談させていただきたいと思います」(5/20近況)

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連闘をかけてきたナイトバナレット。それでも馬体重が増えていると嫌だなと思っていましたが、マイナス4キロと幾分絞れての出走。時計の掛かる馬場も合っていますし、これならチャンスが出てきたと思ったのですが…。

坂井瑠Jに先約があり、川須Jとのコンビで臨むことになりましたが、出遅れることのあるスタートは五分の発進。ただ、距離短縮で促していこうとしたところ、ナイトバナレットの反応はなし。賢い馬なので後方からじっくり進める形が自分のスタイルということを分かっていて、レースの流れに乗ろうとせず。そこで川須Jは腹を決めて末脚勝負に賭けてくれれば良かったのですが、促しながら追走することを選択した為、脚が溜まるところがなく外々を回される格好に。直線を向いて一瞬グッと伸びてくるところはありましたが、その勢いは持続せず。最後はひと伸びを欠いた感じで7着に敗れてしまいました。

距離はマイルが1番良さそうですし、レースぶりはジタバタせずに末脚勝負に徹するしかありません。あとは人気馬の凡走や展開の恩恵に頼るのみ。変に色気を持って乗ってしまうと、ナイトバナレットが本気で走ってくれません。

レース後のナイトバナレットは目立った疲れは感じないも、有力馬を多数抱える厩舎なので『3戦使って放牧』はいつもパターン。暑い時期はそう苦にしない馬なので、7月の阪神開催あたりで復帰できればと思います。行きっぷりの悪さからダートはダメかもしれませんが、やはり1度は試してもらいたいです。

一頓挫あった後の昇級戦。スタートで立ち遅れるとフワフワして行き脚が付かず。勝負どころを前に外から押し上げようと動いていくも、カーブのキツいコース形態に苦労して差を詰められず。ロスの多い競馬になるも、直線はそれなりの粘りを見せて7着に食い込む。★ロードセッション

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Photo_6 ロードセッション(牡・高橋忠)父ジャスタウェイ 母ジャズキャット

5月16日(土)新潟10R・わらび賞・混合・ダ1800mに荻野極Jで出走。15頭立て7番人気で2枠3番から平均ペースの道中を15、15、6、6番手と進み、直線では大外を通って1秒2差の7着でした。馬場は稍重。タイム1分55秒2、上がり38秒7。馬体重は6キロ増加の500キロでした。

○高橋調教師 「促しても進まずに、序盤はリズム重視。ワンペースなのと競馬を教える意味で、向正面で進出して行った模様です。ただ、あの位置から動いて外々を回る格好では・・・。この馬なりに最後まで頑張ったものの、さすがに厳しかったかも知れませんね。今回のレースぶりを見ると、芝の長丁場を試すのも一案。まずは厩舎へ戻って状態を確認しましょう」

☆★画像と情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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レース後も特に異常は認められません。現在は心身のリラックスに重点を置いた調整。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、体調、条件、出走状況等を踏まえながら目標のレースを決めます。

○高橋調教師 「レース後すぐに息が入っていたのに加え、5月20日(水)に軽く跨った感じもOK。大きなダメージは窺えません。経験も積みながら成長を待つのが良さそう。特別登録を行なった今週は見送るものの、また新たな目標を検討したいと思います」

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レース1週前に右前脚を挫跖して2日ほど調教を休んだロードセッション。一時期、出走が危ぶまれましたが、幸い症状は軽く、追い日をズラして何とかリカバー。万全の状態とは言えないも、一頓挫の影響はそこまでなかったと思います。プラス6キロも成長分と言える範囲でしょうし。

ただ、ここは昇級初戦。未勝利勝ちの内容は良かったも、走破時計は平凡。さすがにいきなり通用するのは酷かなと思いつつ、左回りの走りが良いということだったのでレースの流れに乗れれば、ちょっと面白いかなと見ていました。

まずレースでの注目はゲート。出てすぐにヨレてしまったセッションは鞍上の荻野極Jが促してもフワフワ。2発ほど鞭を入れて気合を入れるも効果なし。1角を最後方で回ることになった時点で諦めの境地。向正面半ば過ぎから外を一気に動いていくも、3角から4角に掛けてカーブのキツいコースなので、思ったほど差を詰めることが出来ず。馬体に緩さが残るセッションには余計に辛く、4角から直線へ向く時は遠心力でかなり外へ膨れることに。それでも直線は懸命に追われたセッション。バテて失速しても不思議ないところをジリジリ脚を使って7着へ。この踏ん張りは一定の評価は出来ると思いますが、左回りでも直線の手前は左と逆だったので、回り云々は関係なかったです。

レース後のセッションですが、芝の長丁場を試したいということで、早速土曜京都のメルボルンTに特別登録を済ましていましたが、連闘は自重。速い脚は使えないも、心臓の強さはセッションの長所。半兄ロードヴァンドールに通じるものがあります。今回、チークピーシズを着用してレースへ臨みましたが、行きっぷりの悪さから効果はなし。キャリアを積んだ今なら芝なら行きっぷりが違うかもしれませんが、デビュー戦では全く進んでいきませんでした。即次走からという訳ではありますが、ゆくゆくはブリンカー着用を検討しないとダメでしょうねえ。

昇級初戦の今回は褒められたレースではなかったも、楽しみな資質は窺うことが出来ました。まあ、すぐに良くなってくることはありませんが、色々経験させていくことでセッションには競馬を学んでいってもらえればと思います。本当に良くなるのは4歳になってからかな?

今週の出走馬(5/23・24)

<土曜日>

Photo_2 ディランズソング

東京2R・3歳未勝利・ダ1400mにC.ルメールJとのコンビで出走します。

Photo_6 シベール

東京9R・カーネーションC・牝馬限定・芝1800mに三浦Jとのコンビで出走します。

Photo ロードベイリーフ

新潟10R・早苗賞・芝1800mに菱田Jとのコンビで出走します。

<日曜日>

Photo ロードドミニオン

京都1R・3歳未勝利・ダ1400mに池添Jとのコンビで出走します。

Photo_2 ヴィッセン

京都11R・烏丸S・芝2400mに藤岡佑Jとのコンビで出走します。

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先週はアーモンドアイがスカッと7つ目のG1勝利を飾ってくれましたが、その他の馬がもう一つ。特に3歳で勝っていない馬はチャンスをモノにしていって欲しいです。今週は5頭がスタンバイ。

ディランズソングはデビュー戦で2着と健闘。NF天栄で状態を整えて2戦目へ向かおうとした矢先に右トモの歩様を悪くするアクシデントがあってレース間隔が空くも、帰厩後はひと追い毎に動きは良化して併せ馬で格上を圧倒することも。良い状態で復帰できそうですし、関東馬同士なら譲れないところ。

シベールは牝馬同士の1勝クラスなら力は通用するも、馬体重の維持に苦労して調教では攻めきれず。潜在能力は高いだけにもどかしい気持ちです。また、レースでは脚の使いどころが難しいので、直線の長い東京コースに替わるのもマイナスかも。癖を掴んでいる三浦Jの手腕に期待するも、勝ち切るまでは厳しいかも。

ロードベイリーフは前走で重賞に挑戦するも、レースの流れに乗れたのは良かったも、直線では脚が上がってジリジリと下がることに。さすがに現状では荷が重すぎた。今回は少し目先を替えて1ハロン延長の芝1800mへ。この選択が吉と出るか凶と出るか。一息入ってデキは上向いています。

ロードドミニオンは帰厩直前で右前脚の蹄球を傷付けてしまって約半年ぶりの実戦に。この休養期間で心身の成長を期待したも、残念ながら大きな変わり身は感じられず。ピリッとした脚を使えないので、今回はダートに挑戦。非力さが残り、砂を被ると嫌がりそうなのでレースに参加できるか今から少し心配。そろそろ未勝利突破にメドの立つ競馬を見せて欲しいも…。

今週出走する5頭の中で唯一の古馬がベテランのヴィッセン。9歳になってもまだまだ衰えは感じられないも、長距離輸送はどうしても克服できず。また、前走は上がりの速い決着になったのも良くなかった。今回は一息入れて実績のある京都・芝2400m。定量戦による斤量増が結果にどう響くかですが、前走の惨敗から巻き返す走りを見せて欲しい。

好走した前走と同じように渋った馬場での競馬は大歓迎だったも、勝負どころから窮屈な位置取りに嵌り、直線でも前が壁。進路を見い出すのに時間が掛かって脚を余す。何とか優先権を確保出来たのが唯一の救い。★ロードフェローズ

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Photo_6 ロードフェローズ(牡・藤岡)父エイシンフラッシュ 母ティアーモ

5月16日(土)京都5R・3歳未勝利・芝2200mに秋山真Jで出走。9頭立て3番人気で8枠9番からスローペースの道中を7、6、6、7番手と進み、直線では中央を通って0秒5差の5着でした。スタートで出遅れて1馬身の不利を受けました。馬場は稍重。タイム2分19秒2、上がり35秒1。馬体重は2キロ増加の466キロでした。

○藤岡調教師「勝負処で外から来られた際に、少なくともブロックしないと。更に後方の1頭にも先を越され、完全に後手に回ってしまいました。その分だけ直線で進路が詰まり、半ばでは切り返すような場面も。それでも最後まで伸びていただけに・・・。スムーズだったら勝ち負けに持ち込めたでしょう。残念な結果に。大きな問題が無ければ今後も続戦の予定です」

☆★画像と情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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【次走へのメモ】

発馬ひと息。慌てずに前半は後方から。折り合いをつけて脚をためていたが、直線に向いてしばらくの間、前が壁。ラスト300メートルで進路ができたものの、先行有利の流れでジリジリとしか前との差を詰められず。(B誌)

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レース後も特に異常は認められません。現在は心身のリラックスに重点を置いた調整。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、6月14日(日)阪神・3歳未勝利・芝2600mに予定しています。

○藤岡調教師 「無事に栗東へ。続けて使っているだけに多少の疲労感こそ窺えるものの、適度に間隔を空けながら行けば大丈夫かな・・・と思います。このまま厩舎で調整を続ける予定。中3週で芝の長丁場が組まれており、ここを狙うのが妥当かも知れません」

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舞台は阪神から京都へ替わるも、前走同様に渋った馬場での競馬となったロードフェローズ。時計が速くなるとちょっと辛いかもと思っていたので、まさに恵みの雨。相手関係も幾らか楽だったので、ここで決めたいなあと正直思っていました。

パドックでのフェローズは幾らか幼い面を覗かせていましたが活気は十分。追い切りはビシビシやっていましたし、前走時の状態をキープして勝負できるデキにはあったと思います。

レース内容に関してですが、今回もゲートが開く音に反応してしまった為、スタートでやや立ち遅れましたが、二の脚はマズマズ。もう少しポジションを押し上げていくのかなと見ていましたが、折り合いに専念して中団からやや後方からの競馬に。行きっぷりが悪いという感じではなかったので、徐々に押し上げていってくれるだろうと見ていました。レースは淡々と流れ、3角の坂の下りあたりからジワッとペースは上がっていきましたが、フェローズは中団あたりで構えたまま。そうしていると外からヤンヤノカッサイが押し上げていき、フェローズは蓋をされる格好に。ここで突っ張って仕掛けて欲しかったのですが、内で我慢してヤンヤノカッサイを先に行かすと、今度はもう1列後ろで脚を溜めていたヴィクトリーレーンが外から進出してきて、フェローズは内へ押し込められて直線へ。

直線を向いても進路がなかったフェローズと秋山Jは追い出しを待たされることになり、ヴィクトリーレーンが内へササってきたことで更に内へ進路を切り替えることに。何とか進路を見出して追いすがるも、今度はビーマイオーシャンが前でフラフラしていた為、進路をちょっと外へ切り替えることに。結局、ゴール前でちょろっと脚を使っただけで5着まで。消極的な競馬にとどまらず、ちょっと酷い騎乗だったと思います。これで優先権を逃していたら最悪でした。

レース後のフェローズですが、相応の疲れはあるようですが、今後も在厩調整を続けて中3週のローテで阪神・芝2600mへ。更なる距離延長は疑問ですが、特殊な条件なのでそこまで頭数は揃わないでしょうし、今回同様に相手関係に幾らか恵まれるかなと思います。

力を発揮しての敗戦なら納得は行くのですが、今回は乗り方次第で好勝負になったと思うだけに悔いが残りますが、優先権は確保できたので、目標のレースに再度良い状態で臨めるように尽力してもらえればと思います。

2020年5月21日 (木)

シルクなお馬さん(3歳・NFしがらき組)

Photo_3 エルスネル

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:周回コースでキャンター、坂路コースでハロン15秒

厩舎長「コンディションが上がってくるまで状態を見ながら進めていましたが、徐々に良化が見られましたので、この中間から坂路でハロン15秒のペースで登坂するようにしています。負荷を掛けた後も疲れを見せることはありませんし、飼い葉もよく食べているので、この調子で本数を重ねて更に動きを良くしていきたいと思います。馬体重は448キロです」(5/15近況)

⇒⇒21日に栗東トレセンへ帰厩する予定です。(20日・最新情報より)

Photo_3 パーフェクトルール

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:周回コースでキャンター

厩舎長「先週一杯は軽めの運動に控えていましたが、大きなダメージは見られなかったので、今週から周回コースで乗り出しています。レースを使う前より馬はしっかりしてきていると思いますが、まだ心身ともに幼いところがあるので、帰厩の声が掛かるまでしっかり乗り込みながら鍛えて行きたいと思います。馬体重は456キロです」(5/15近況)

Photo_3 ベルラガッツォ

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン15秒

調教主任「この中間も坂路でハロン15秒のペースで登坂していますが、反応良く最後までしっかり動けています。前走後は心身ともに疲れが見られたので、じっくり時間を掛けてここまで進めてきましたが、コンディションは安定していますし、今の状態を維持しながら移動に備えておきたいと思います。馬体重は502キロです」(5/15近況)

Photo_3 ミスビアンカ

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、周回コースでキャンター、坂路コースでハロン15~17秒

厩舎長「順調に進められていましたので、この中間は坂路でハロン17秒のペースから、ラスト1ハロン15秒まで脚を伸ばすようにしています。ここまでじっくり時間を掛けたことで、グンと状態が上がってきましたし、気持ちにもゆとりが出て馬の雰囲気がとても良くなってきましたよ。この調子で徐々に負荷を掛けて、更に動きを良くしていきたいと思います。馬体重は474キロです」(5/15近況)

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エルスネルは状態面でやや不安があったようですが、ここにきて復調気配。ハロン15秒の調教へと負荷を高めましたが、スムーズに対応。本当はもう少し本数を重ねた方が良さそうですが、20日の最新情報で本日21日の帰厩を予定。牧場での乗り込みが足りていない分は厩舎で補ってもらえればと思います。

パーフェクトルールはデビュー戦の疲れ・反動が抜け、元気一杯。使ったことでシャキッとしたところもあると思うので、2戦目で変わり身を示すことが出来るように甘やかさずに鍛えていってもらえればと思います。

ベルラガッツォは冬の小倉戦のダメージが大きかったのが誤算ですが、時間を掛けて乗り込んできたことで大分しっかりしてきたと思います。ただ、実戦へ行くとフットワークがもう1つなので、声が掛かるまでに少しでも動きに柔らかみが出てきてくれるように乗り込みを強化していって欲しいです。

ミスビアンカの潜在能力は高いモノがあると思いますが、課題は気性面。気持ちが悪い方へ向かうと厄介ですが、今のところは調整に幾らかゆとりを持たせることで良い精神状態を保つことが出来ていると思います。そろそろ帰厩の声が掛かりそうですが、適度に攻めつつ、馬体のボリュームアップを叶えていってもらいたいです。

2020年5月20日 (水)

右前脚に骨瘤が判明。治療を優先する為、ウォーキングマシンのみの運動に止められています。★アマネセール

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Photo アマネセール(セ・斉藤崇)父エイシンフラッシュ 母アウトオブザウィム

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:ウォーキングマシン

厩舎長「乗り出した後は歩様が硬くなることはなかったのですが、今度は右前肢に骨瘤の症状が見られた為、この中間は治療を施しました。暫くウォーキングマシンの運動に控えて、脚元の回復を待つことになっています。馬体重は485キロです」(5/15近況)

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NFしがらきへ移動後、歩様がコツコツしていたアマネセールですが、今度は右前脚に骨瘤が判明。その為、この中間は治療にほぼ専念。運動は一旦ウォーキングマシンのみに控えられています。

焦っても仕方ないので、今は骨瘤の症状を落ち着かせるのが1番。脚元がしっかり固まってからトレッドミルを併用しながら騎乗運動を再開していってもらえればと思います。

15日に美浦・田中博厩舎へ帰厩しています。☆ポレンティア

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Photo_3 ポレンティア(牝・田中博)父ハーツクライ 母ポーレン

・在厩場所:15日に美浦トレセンへ帰厩
・次走予定:第1回函館開催

田中博師「ノーザンファーム天栄で大きな不安なく乗り込みを積めていたということなので、15日の検疫で帰厩させていただきました。今後の調教の動き次第ではありますが、今のところ新馬勝ちした札幌と同じ洋芝の函館開催での出走を目標に進めていきたいと考えています」(5/15近況)

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もう少し乗り込んでからの帰厩かなと見ていたポレンティアですが、15日に美浦トレセンへ。まあ、速いところも乗っていましたし、元々が仕上がり早の牝馬。厩舎で追い切りを重ねていけば、力を出せる状態へ十分持っていけるでしょう。

次走に関しては、仕上がりが進んでから再検討するようですが、一応、第1回函館開催での出走を視野に。先行力がありますし、札幌での実績もあるので洋芝の舞台は現状合っているでしょう。ただ、個人的には早い段階でダートの走りを試して欲しいなあという気持ち。結構合いそうな感じはするのですが。

ロードなお馬さん(3歳・入厩組)

Photo_6 シベール

5月13日(水)良の美浦・坂路コースで1本目に55.2-40.2-26.0-12.9 馬なりに乗っています。短評は「変わりなく順調」でした。5月23日(土)東京・カーネーションC・牝馬限定・芝1800mに三浦騎手で予定しています。

○久保田調教師 「5月13日(水)は55-40の内容でした。普段からゆっくり長目に乗って十分な運動量を確保できている他、今回はトレセンに置いたまま調整。自然に速いタイムを記録してしまうタイプだけに、やり過ぎないように注意を払いながら準備を進めます」

≪調教時計≫
20.05.13 助手 美南坂良1回 55.2 40.2 26.0 12.9 馬なり余力

Photo_6 レインドロップス

栗東トレセンで1ハロン18秒前後のキャンターを消化。まだ全体的に良化途上の面を窺わせており、もう少しの間は入念に乗り込みます。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、体調、条件、出走状況等を踏まえながら目標のレースを決めます。

○安田調教助手 「5月10日(日)の15-15では、途中から急に余力を失う格好。馬体の張りは決して悪くない印象で、健康面は問題なさそうなのですけどね。休養中に喉を手術したものの、影響が残っているのかも・・・。今しばらくは本数を積み重ねましょう」

≪調教時計≫
20.05.14 助手 栗東坂良1回 54.5 39.6 25.6 12.9 一杯に追う ダノンスプレンダー(古馬2勝)馬なりを0秒1追走同入

Photo_6 ロードドミニオン

5月13日(水)良の栗東・坂路コースで1本目に55.7-40.9-26.9-13.5 一杯に追っています。短評は「坂路コースで入念」でした。5月24日(日)京都・3歳未勝利・ダ1400mに予定しています。

○西浦調教師 「5月13日(水)はビシッと。まだ線の細さが残っており、坂路では動き切れませんね。積極的に使って行きながら、良化を待つのが良いかな・・・と。あまり芝では結果が伴わなかったのを踏まえ、目先を変えて今度はダートを試そうと思います」

≪調教時計≫
20.05.13 助手 栗東坂良1回 55.7 40.9 26.9 13.5 一杯に追う

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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シベールは意識的にセーブした調整。テンションを上げたくないですし、暑くなってきたので体力温存の意味もあると思います。まあ、デキに関しては高いレベルで安定していると言えるので、出来るだけカイバを食べてもらってレース当日を迎えてもらいたいです。

レインドロップスは順調に追い切りへ移行出来ていますが、肝心の動きが一息。失速の原因は集中力のなさから来ているのかなと思ったら、手術をした喉の影響が原因かも。馴染むには少し時間が必要かもしれませんし、それまでは舌を括るなどの対策を講じてもらえればと思います。

ドミニオンは怪我の為に復帰が遅れてしまいましたが、その分、良い感じで馬体が成長しているのかなと少し期待したのですが、帰厩後の追い切りは以前と変わりなく…。パワーが付いてきた感じはないのでしょう。また、速い脚が使えないので次走はダートを予定。路線変更自体は悪くないと思うのですが、心身に幼さを残すので砂を被った時に極端に嫌がりそう。チークピーシズで出走するなら、いっそのことブリンカー装着でレースへ臨んだ方が良さそうです。

シルクなお馬さん(4歳上・北海道組)

Photo モンドインテロ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム早来
・調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン15~16秒のキャンター1本、残りの日はトレッドミルでキャンター

担当者「この中間からは少しペースを上げています。馬体に緩さは残るものの、硬さは先週より解消してきましたね。また、年齢を重ねて精神面はどっしりとしており、とても乗り易いですよ。引き続き乗り込みを重ねていきます。馬体重は524キロです」(5/15近況)

Photo ブロードアリュール

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週3回周回コースで軽めのキャンター2500m、残りの日は軽めの調整

担当者「先週はロンギ場での乗り運動を行っていましたが、今週から周回コースでの調教に入っています。他馬と一緒にトレーニングに取り組むことが久々でしたから、少し集中力を欠くなど戸惑ったところは見られますね。それに運動後の息の入りも甘いですので、体力をつけてから坂路調教に入っていきます。馬体重は516キロです」(5/15近況)

Photo ブライトクォーツ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:ウォーキングマシン

担当者「先週は少し乗ってみて状態を確認しましたが、この中間はペースを落としてウォーキングマシンでの運動に止めています。馬体にトラブルがあった訳ではありませんし、馬は元気一杯ですよ。秋開催の競馬を予定していますので、じっくりと進めていきます。馬体重は495キロです」(5/15近況)

Photo パラダイスリーフ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム早来
・調教内容:トレッドミルでダク

担当者「引き続きトレッドミルでダクを行っています。先週からこのメニューで進められていますが、良い意味で変わりません。脚元の状態も問題無いようですし、今後も徐々に負荷を高めていければと思います。馬体重は502キロです」(5/15近況)

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モンドインテロは少しピッチを上げて乗っていますが、OP馬ですし、これぐらいの変化は関係なし。ただ、馬体にはかなり余裕がありますし、歩様に硬さは残るので調教後のケアは引き続き入念にお願いしたいです。復帰は夏の札幌開催になってくると思うので、焦ることなく間に合わせてもらえればと思います。

ブロードアリュールはいよいよコースへ連れ出し、周回コースでの乗り込みを開始。さすがにブランクを感じさせるところがありますが、少し時間を取ってコツコツ乗り込めば下地は出来てくるでしょう。

ブライトクォーツは周回コースで軽く乗り出していましたが、今週は一転ウォーキングマシンのみの調整へ。馬体にトラブルが合った訳ではないようですが、何かしらマイナスなことがあったのかな? まあ、秋からの始動ですし、まずは十二分に次走への英気を養うことが大事です。

パラダイスリーフは引き続きトレッドミルで軽めの調整ですが、脚元に悪い兆候が見られないのが何より。まだまだ慎重に進めないとダメですが、しっかり踏ん張って、年末には復帰や復帰のメドが立っていることを願うばかりです。

9日に美浦へ。安土城Sを本線にハンデ次第では翌週の安田記念へ。☆ロードクエスト

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Photo_6 ロードクエスト(牡・小島茂)父マツリダゴッホ 母マツリダワルツ

2019.05.14
5月14日(木)良の美浦・坂路コースで1本目に54.3-39.8-26.2-13.1 馬なりに乗っています。短評は「変わりなく順調」でした。5月31日(日)京都・安土城S(L)・国際・芝1400mもしくは6月7日(日)東京・安田記念(G1)・国際・芝1600mに予定しています。

○小島調教師 「5月12日(火)に整体治療を行なって14日(木)に追い切る形。この馬としては硬さがそこまで目立たず、進められる状態でしょう。一応、2番組へダブル登録の予定。安土城S(L)を本線に仕上げを施し、ハンデ次第で翌週へ切り替える方針です」

≪調教時計≫
20.05.14 助手 美南坂良1回 54.3 39.8 26.2 13.1 馬なり余力

2020.05.12
5月9日(土)に美浦トレセンへ帰厩しました。ひとまずは1ハロン18秒前後のキャンターで仕上がり具合の把握に努める方針。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、5月31日(日)京都・安土城S(L)・国際・芝1400mもしくは6月7日(日)東京・安田記念(G1)・国際・芝1600mに予定しています。5月8日(金)測定の馬体重は495キロ。

○当地スタッフ 「こちらではウォーキングマシンを続ける形。厩舎側と話し合った上で、滞在中はリラックスを重視しました。アクシデントに見舞われることなく、無事に送り出せたのは何より。前走で復活の兆しが見えただけに、今度の競馬でも頑張って欲しいです」

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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千葉・ケイアイファームでリフレッシュに重きを置いていたロードクエストは8日に帰厩。次走は31日の京都・安土城Sを目標に進めて行くことになり、ハンデ次第では翌週の安田記念へという流れになりました。

14日は坂路で軽く時計を出していますが、気温の上昇によってクエストの硬さは軽減。暑さはむしろ歓迎の口なので仕上げ自体は楽かと思います。前走のマイラーズCで4着と復調の気配は示しましたが、冷静に考えると勝ちに行く競馬はしていないので、そこまで4着は評価できないのかなと見ています。ですので、G1挑戦よりもOP(L)で改めてどこまでやれるのかを見たいです。

1回函館開催での出走へ向け、17日にNF空港へ移動しています。☆オーサムゲイル

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Photo_3 オーサムゲイル(牝・高柳大)父キンシャサノキセキ 母シーズインクルーデッド

・在厩場所:15日に福島県・ノーザンファーム天栄へ移動
・次走予定:第1回函館開催

厩舎長「この中間も順調に進められていましたので、高柳大師と今後について相談したところ、第1回函館開催を目標にNF空港へ移動させることになり、15日にこちらを発ちました。減った馬体は回復しましたし、良い状態で送り出すことが出来たと思います」

高柳大師「輸送競馬よりは滞在競馬の方が負担も軽く済むと思いましたので、第1回函館開催を目標に早めに移動させることにしました。向こうでコンディションを整えてもらい、状態を確認しながら函館競馬場に帰厩させるタイミングを見計らいたいと思います」(5/15近況)

⇒⇒17日に北海道・ノーザンファーム空港へ移動しています。(18日・最新情報より)

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NFしがらきで次走へ向けて乗り込んでいたオーサムゲイル。ただ、強めの調教を課すと馬体重はすぐ減ってしまいますし、トレセンへ帰ると馬体減も加速してしまうことに。脚力はソコソコ持ち合わせていても、牝馬特有の難しさが脚を引っ張っています。

そこで次走以降では馬体減を食い止める為に滞在競馬で臨むことに。これはひとまず効果的だと思います。オーサムゲイルは先週半ばにNF天栄へ移動し、17日にNF空港へ到着しています。

慣れ親しんだ場所なのでイライラすることはないと思うので、北海道までの輸送で減ってしまった馬体はまずはしっかり戻してから、函館開催の前半戦から出走できるように調教のピッチと状態を上げていってもらえればと思います。正直、未勝利を勝つのは難しいと思いますが、何とか滞在競馬で変わって来て欲しいものです。

2020年5月19日 (火)

シルクなお馬さん(3歳牡馬・北海道組)

Photo_3 ヴァンタブラック

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム早来
・調教内容:舎飼

担当者「14日にこちらへ帰場しています。まだ帰場して日が浅いため、現在は輸送の疲れを取るべく舎飼で様子を見ています。ノーザンファームしがらきサイドから聞いていた通り、左前の裏筋には腫れがありますから、無理させずに慎重に立ち上げていきたいと思います」(5/15近況)

Photo_3 リアンティサージュ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン15秒のキャンター1本、残りの日は軽めの調整

担当者「この中間は坂路調教を再開しました。ハロン15秒ペースぐらいであればトモを使って走れるようになっており、以前よりも推進力がありますね。ただ、右トモの飛節にやや疲れが出てきていますし、無理をさせずに進めていきます。馬体重は490キロです」(5/15近況)

Photo_3 ハーツクリスタル

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:トレッドミルでキャンター

担当者「先週はトレッドミルでダクを行っていましたが、今週からはキャンターへ入っています。ペースはそれほど速くないものの、脚捌きもまずまずで立ち上げとしては悪くないですね。これからも少しずつ負荷を掛けていき、脚元の状態を見ながら進めていきます。馬体重は526キロです」(5/8近況)

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ヴァンタブラックはこの中間にNF天栄を経由してNF早来へ到着。現在は長旅の疲れを取り除くことに専念しているようですが、左前の裏筋に腫れが見られるとのこと。個人的には再度検査をして欲しいですが、ひとまず患部をしっかり冷却治療を施してもらえればと思います。

リアンティサージュはここまで鍛えてきた疲れが出てきているのが心配。ひとまず我慢は利いていますが、ここはちょっと慎重に進めて行った方が良さそう。そして出来るだけ良い状態へ戻してから移動と行きましょう。

ハーツクリスタルは1歩前進してトレッドミルでキャンター調整。ペース自体は緩やかみたいですが、脚元等への反動は大丈夫そう。じわじわピッチを上げていって、出来るだけ早い段階で騎乗運動へ移行していければと思います。

ロードなお馬さん(牡馬・牧場組)

Photo_6 ロードダヴィンチ

三石・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分。4月下旬測定の馬体重は542キロ。

○当地スタッフ 「患部の状態は良くも悪くも変わらぬ印象。張りは生じていないものの、多少の熱感は残っています。先週半ばより歩行運動を60分に。今しばらくは同様の内容まで・・・でしょう。大柄なのに加えて食欲も旺盛。もう少し増えるかも知れません」

Photo_6 ロードエース

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分。5月8日(金)測定の馬体重は535キロ。

○当地スタッフ 「左前脚の屈曲痛が残っている他、ここに来て四肢に浮腫みが出ています。飼い葉については落ちていないものの、最近は一気に夏のような気候に。暑さに弱い部分を覗かせてしまったのでしょう。当面はリラックス重視。跨るタイミングは未定です」

Photo_6 ロードイヒラニ

滋賀・グリーンウッドトレーニング在厩。ウォーキングマシン60分。

○当地スタッフ 「一旦、蹄鉄を外して裸足の状態に。すると普通に歩けています。馬自身に脚元を気に掛けるような素振りも無し。これで様子を窺うのがベターかも・・・。ひとまずはウォーキングマシンを継続。でも、近日中には乗り運動を再開する予定です」

Photo_6 ロードユリシス

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン20~22秒ペース)。5月8日(金)測定の馬体重は499キロ。

○当地スタッフ 「先週一杯は慎重に具合を探る形。心身に特別な問題が生じなかった為、5月11日(月)からは広いダートコースへ連れ出しています、ハロン20秒のキャンターを行なっても、今のところはネガティブな変化は無し。徐々に負荷を高めて行きましょう」

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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ダヴィンチはこの中間からウォーキングマシンでの運動を60分に延長。少し患部に熱感があるのは心配材料ですが、ケアを入念に行いながら少しずつ前へ進んでいってもらえればと思います。また、運動量が制限されているので、カイバの量はやや制限してもらいたいです。

エースは左前脚球節のモヤモヤだけでも心配なのですが、暑さに滅法弱い馬で早くも浮腫みなどの症状が見られます。出来る限りの暑さ対策を講じてもらえればと思いますが、夏バテしてしまうのは避けられません。

イヒラニは蹄の問題でモタモタ中。もう少しの間は鉄を履かずに圧迫しないように努めてもらえればと思います。慌てることなく、長い目で見ていって欲しいです。

ユリシスはこの中間から馬場での乗り込みを開始。ハロン20秒と軽めのキャンターですが、脚元等を気にする素振りはありません。未勝利の身なのであまりのんびりとは出来ませんが、後退することなく着実にペースアップしてもらえればと思います。

シルクなお馬さん(牡馬・入厩組)

Photo_3 サリオス

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:13日に南Wコースで時計
・次走予定:5月31日の東京・日本ダービー(G1)・D.レーンJ

堀師「先週はレーンさん(D.レーン騎手)に跨ってもらい3週前追い切りを行いましたが、身のこなしに硬さがなく感触は良かったということでしたので、13日の追い切りはより負荷を強めています。筋肉量の多い馬ですし、あまり暑い時に負担を掛けてしまうのは避けたかったので、まだ涼しい朝一番の時間帯で時計を出しました。霧の影響で全体の動きは確認できませんでしたが、道中はサリオスが追走して、終いは脚を伸ばしてほぼ同入といった形で、厩舎独自に着用しているGPSを参考にすると、5ハロンから64秒台の時計を消化しています。2週前としてはこれまでよりも早めにピッチを上げていますが、おそらくダービーの週は今よりも暑さが厳しくなるでしょうし、レース当該週は微調整でも済むよう、それまでに心肺機能はしっかりと整えておきたいという考えがあります。時期的なこともあり、馬体重は540キロと皐月賞前の調整過程と比べても絞れていますが、飼い葉は食べていますし体調面に問題はありません」(5/14近況)

レーン 13南W良 キリ 13.4 馬なり余力 ルーカス(古馬3勝)馬なりの内0.2秒遅れ
助 手 17美坂重 55.6- 40.6- 26.3- 13.4 馬なり余力

Photo_3 ヴィッセン

・在厩場所:美浦トレセン
・次走予定:京都5月24日 烏丸S
・調教内容:13日にCWコースで追い切り 

斉藤崇師「13日にCWコースで追い切りました。レースが来週に控えているので、終い重点でしっかり伸ばしておきました。前走時と比べても動きは良いですし、運動後も脚元に疲れが見られることはなく、調子としては高いレベルを維持していますよ。前回減った馬体重は回復していますし、今度は近場の京都ですから輸送は問題ないでしょう」(5/13近況)

助 手 10CW良 88.7- 71.8- 56.4- 41.6- 13.2 馬なり余力 ミレニアムクロス(三歳1勝)馬なりの外1.4秒先行同入
団 野 13CW良 85.6- 68.9- 53.5- 39.2- 11.9 強めに追う ミレニアムクロス(三歳1勝)一杯の外0.8秒先行クビ遅れ
助 手 17栗P良 58.7- 41.7- 12.8 馬なり余力

Photo_3 ボンディマンシュ

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:14日にポリトラックコースで追い切り
・次走予定:京都5月30日・ダ1400m(藤岡佑J)

中内田師「14日にポリトラックコースで時計を出しました。レースまでまだ少し時間があるので、馬なりでサッと息を整える程度に控えましたが、最後まで軽快な走りで動きはとても良かったですよ。左前の蹄が落ち着くまでポリトラックコースでなるべく乗るようにしていますが、運動後も歩様が乱れることはないですし、触っても気にすることはないので、もう心配はないと思います。来週は併せてしっかり負荷を掛けるつもりなので、今の状態を維持しながら進めて行きたいと思います」(5/14近況)

助 手 10栗P良 56.6- 40.6- 12.3 馬なり余力
調教師 14栗P良 69.4- 54.0- 39.5- 12.5 馬なり余力
調教師 17栗P良 73.6- 56.5- 40.5- 12.6 馬なり余力

Photo_3 ディランズソング

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:13日に南Wコースで時計
・次走予定:5月23日の東京・ダ1400m(C.ルメールJ)

萩原師「13日に南Wコースで併せて追い切りを行いました。道中はディランズソングが先行し、直線で外に進路を取って脚を伸ばすと、最後は1馬身ほど先着しています。相手は3勝クラスの格上でしたが、そのパートナーを煽るくらいの良い動きを見せてくれましたね。時計的にも5ハロンが66秒2秒で、最後の1ハロンを12秒1でまとめられているように、申し分なかったと思います。右トモ球節に関しては相変わらず油断は出来ませんし、その影響から歩様も独特なところがあるタイプですが、ここまで良い過程を踏んで来られていますから、今後もしっかりとケアしながら進めていきたいと思います。なお、鞍上はルメール騎手に依頼しています」(5/14近況)

助 手 10南W良 56.5- 41.4- 14.4 馬なり余力 
助 手 13南W良 66.2- 52.2- 39.0- 12.1 馬なり余力 ブレイブメジャー(古馬3勝)一杯の外先行0.2秒先着
助 手 16南W良 57.8- 43.3- 14.5 馬なり余力
助 手 17南W重 71.0- 54.9- 40.6- 12.2 馬なり余力

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サリオスは引き続き英才教育中。レースの結果に結び付くかどうかは分かりませんが、堀師が色々考えながら、追い切りを行ってくれているのは頼もしい限り。コントレイルは強いですが、前走で馬体を接して外へ逃げ加減にさせたので、外から被せることが出来る展開ならちょっと面白いと思うのですが。あとは暑くなってきた気候へ何とか対応させていって欲しいものです。

前走のヴィッセンは輸送に泣きましたが、上がりが速くなったのも応えた様子。同期のグランドサッシュは引退となりましたが、こちらはまだまだ老いて盛ん。定量戦になりますが、実績のある京都・芝2400mで巻き返して欲しい。ただ、時計が速くなると辛いかもしれません。

落鉄で釘を踏んでしまったボンディマンシュですが、予定を延ばしてからは特にその影響は感じさせず。ビシビシとはやられていないも、動きは非常に軽快です。大事に使ってきたことで心身のバランスが取れてきたボンディマンシュ。そろそろ2勝クラスを卒業したいです。

ディランズソングの鞍上はデビュー戦に引き続きC.ルメールJに決定。右トモの球節は常にケアが必要な状態ですが、追い切りの動きは上々。その後も意欲的に時計を出しているので、馬体重が絞れて来てくれればと思います。関東馬同士なら今の状態でも未勝利は勝ってくれると思います。

2020年5月18日 (月)

シルクなお馬さん(4歳上牡/セ馬・本州牧場組)

Photo ダイアトニック

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・次走予定:函館6月21日 G3・函館スプリントS(武豊J)
・調教内容:周回コースでキャンター、坂路コースでハロン15~17秒

厩舎長「今月末にはトレセンに戻ることになっていますので、この中間は坂路でハロン15秒までペースを上げています。負荷を掛けてもしっかり対応していますし、動きも良かったですよ。心身ともに高いレベルで良い状態を保っていますので、帰厩に備えてこのまま進めていきたいと思います。馬体重は518キロです」(5/15近況)

Photo シングルアップ

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:周回コースでキャンター、坂路コースでハロン17秒

厩舎長「吸入を行いながら調教を進めていましたが、変わらず乗り込めていたので、この中間から坂路にも入れています。コンディションは上がってきているので、徐々にペースを上げながら動きも良くしていきたいと思います。馬体重は570キロです」(5/15近況)

Photo アンブロジオ

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・調教内容:週2回坂路コースで15-15、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「こちらに戻ってきて状態を確認しましたが、脚元を含めて大きな問題はありませんでした。トレセンに送り出す前と比べると毛艶は若干落ちてしまっている感じはしますが、休ませるほどのレベルではないので、今週から坂路入りをスタートしています。今後は徐々に負荷を強めていければと思います。馬体重は454キロです」(5/15近況)

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ダイアトニックは今月中の帰厩へ向けてハロン15秒の調教を開始。今のところ暑さに負けることなく好調をキープできているのは何より。あとはオーバーワークに繋がらないように気をつけてもらえればと思います。

吸入が続いているのはちょっと心配ですが、シングルアップはこの中間から坂路での普通キャンターを開始。負荷自体は着々と高めることが出来ています。ここから順当に上昇カーブを描いて行って欲しいものです。

アンブロジオはNF天栄へ戻って来てまもないですが、少し毛ヅヤが落ちている程度。時間の経過と共に解消できるレベルでしょうから、坂路での乗り込みを継続しながら次走への準備を進めていって欲しいです。

2020年5月17日 (日)

昨年末からの悪い流れは気にはなりますが、帰国後の調整は頗る順調ですし、追い切りはこの馬本来のもの。道中は折り合いに気をつけてもらい、スムーズな形で最後の直線を向いてくれれば。牝馬同士で55キロで出走できるのは何とも優位。好結果を期待したい。☆アーモンドアイ

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Photo_3 アーモンドアイ(牝・国枝)父ロードカナロア 母フサイチパンドラ

日曜東京11R ヴィクトリアマイル(G1・芝1600m)6枠12番 C.ルメールJ

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:13日に南Wコースで追い切り

国枝師「13日に南Wコースで併せて追い切りを行いました。道中は3頭併せの最後方を追走から、直線では先行するハヤヤッコとクロスキーに馬体を並べて、そのまま手応え良くゴールしています。先週と同様に三浦騎手に手綱を取ってもらい、あまりやり過ぎないようにだけ気を付けてもらいましたが、最後まで楽な手応えでスッと反応してくれましたし、とても良い走りだったと思います。それに、運動後の息遣いを聞くとまだまだ余裕がありそうで、心肺機能も問題ありませんね。また、帰厩してから今日までいつものアーモンドアイらしい動きを見せていますし、ここまで特にトラブル無く進められているのも何よりです。戦ってきた相手やこれまでの実績を考えればここでは負けられないですが、競馬に絶対はありませんし、油断することなく万全の状態でレース当日を迎えられればと思います」(5/13近況)

助 手 10南W良 54.7- 40.0- 13.1 馬なり余力
三 浦 13南W良 64.1- 49.6- 36.5- 12.4 馬なり余力 ハヤヤッコ(古オープン)強めの内1.8秒追走同入

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第2回東京8日目(05月17日)
11R ヴィクトリアマイル(G1)
芝1600メートル 4歳上OP 指定 国際 牝馬 定量 発走15:40
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 ラヴズオンリーユー 牝4 55 M.デムーロ
1 2 ビーチサンバ 牝4 55 福永祐一
2 3 シャドウディーヴァ 牝4 55 池添謙一
2 4 シゲルピンクダイヤ 牝4 55 和田竜二
3 5 プリモシーン 牝5 55 D.レーン
3 6 トーセンブレス 牝5 55 大野拓弥
4 7 ダノンファンタジー 牝4 55 川田将雅
4 8 ディメンシオン 牝6 55 松田大作
5 9 セラピア 牝4 55 田辺裕信
5 10 メジェールスー 牝5 55 岡田祥嗣
6 11 サトノガーネット 牝5 55 吉田豊
6 12 アーモンドアイ 牝5 55 C.ルメール
7 13 トロワゼトワル 牝5 55 三浦皇成
7 14 スカーレットカラー 牝5 55 石橋脩
7 15 アルーシャ 牝5 55 北村宏司
8 16 ノームコア 牝5 55 横山典弘
8 17 コントラチェック 牝4 55 武豊
8 18 サウンドキアラ 牝5 55 松山弘平

○国枝師 「追い切り後の調整はいつも通り。木曜は運動だけで金曜日に軽く乗って土曜に東京に入厩。馬体も減っていないし、普段の仕草から疲れはない。内枠で包まれるよりこの枠なら悪くない。今回はいいパフォーマンスを見せてくれそう。(B誌)

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【ヴィクトリアM】アーモンドアイ、最多タイ7冠へ不安一掃 2週連続3頭併せ余力十分に残し好タイム(スポーツ報知より)

第15回ヴィクトリアマイル(17日・東京)で、最多タイの芝のG17勝目を狙うアーモンドアイが13日、茨城県の美浦トレーニングセンターで追い切りを行った。ウッドチップコースでの3頭併せで余力十分に併入し、昨年の有馬記念の大敗(9着)、ドバイ国際競走中止の不安を一掃。府中の絶好馬場を味方につければ、1分30秒3の芝1600メートルのJRAレコード更新さえ狙える出来に仕上がった。

不安を一掃する動きだった。アーモンドアイは2週連続で三浦(レースはルメール)がまたがって、美浦トレーニングセンターのWコースで3頭併せを行った。1000メートルから外のハヤヤッコ(4歳オープン)を9馬身、中のクロスキー(3歳未勝利)を6馬身追走。鞍上が手綱を押さえたまま直線へ。三浦がGOサインを出すと、俊敏に反応。一気に並びかけ、3頭の馬体がぴったり合ってのフィニッシュ。64秒1―12秒4を余裕十分に叩き出し、最強牝馬が風格を感じさせた。

追い切りの動きを確認した国枝調教師は、「先週にやったので、いい感じでフィニッシュしてくれという指示。気になるところもなく、順調です」と、状態の良さを伝えた。ドバイ・ターフの連覇を狙って現地入り後に、新型コロナウイルスの影響でドバイ国際競走が中止に。2020年のプランは大きく崩れた。調整過程に狂いが生じ、初めて9着と馬券圏内を外した有馬記念以来の今年初戦は5月までずれ込んだ。「細かい点も含めて遠征疲れはない。いつものアーモンドアイだなと」と、トレーナーは動じない強い精神力に目を細める。騎乗した三浦も、「先週より素軽さが出て力強さも感じられた」と絶賛する。

昨年の安田記念3着以来、約1年ぶりの東京のマイル戦。当時は発馬直後に他馬に激しく寄られ、直線でも前が2度も壁になる致命的な不利を受けながら、走破時計は1分30秒9。コースレコードは昨年のヴィクトリアマイルを勝ったノームコアの1分30秒5。1年前同様に今週からBコース(内柵を最内から3メートル外に移動)に替わり、芝の傷んだ部分がカバーされ、東京の馬場の高速化がさらに進む可能性がある。あらゆる要素がかみ合えば、JRAレコードの1分30秒3も視界に入ってくる。

「高速決着は問題ない。魅力のある馬ですので、魅力のあるパフォーマンスをして、先につながってくれれば」と国枝師。勝てば、史上最多タイの芝のG1・7勝目となるスーパーホースがスーパーレコードを樹立する―。記録にも記憶にも残るレースで、アーモンドアイが歴史をつくる。

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「楽しみ」復活走〔12〕アーモンドアイ(サンスポより)

復権のG17勝目へ、現役最強女王はこれまでの東京戦と同じく前日輸送。午前6時1分に決戦の地へ降り立った。国枝調教師は「まだ見てはいないけど、(担当の)根岸(助手)からは“順調でした”と聞いているよ。あとはレースを待つだけ。雨もそのうち上がるだろうしね。問題なく来たし、そりゃあ楽しみだよ」と、復活走を心待ちにしている。

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暮れの香港遠征へ向かう直前で熱発を発症してから悪い流れが出来ているアーモンドアイ。勝負事なので嫌なことは嫌なのですが、有馬記念はあのメンバー相手に2500mはやはり長かったですし、マークされる不利もありました。また、ドバイへのカラ輸送はこの馬だけではないので仕方ありません。

ただ、悪い流れを引きずっていたらここへの出走はなかったでしょうし、ドバイでの調整時には少し脚元に反動が見られたので、レースがなくなってことがむしろ良かったかもしれません。帰国後は検疫を受けながらも、NF天栄でこの馬特有のハードワークをこなし、帰厩後の調整の短さは十分補えていると思います。ちなみに有馬記念からヴィクトリアマイルは中146日のレース間隔ですが、これは3歳時のオークスから秋華賞までのレース間隔、昨年の安田記念から天皇賞・秋までのレース間隔と一緒です。

枠に関しては内目の偶数枠が理想だったと思いますが、極端な枠ではないですし偶数枠引き当てて何よりです。ここなら臨機応変に立ち回れるかと思いますが、目に見えないストレスを溜め込んでいるかと思うので折り合いには気をつけて欲しいです。あとはスムーズな形で最後の直線を向いてくれれば。牝馬同士で55キロで走れるのは優位です。気温はあまり高くなって欲しくないですが…。

昨年の安田記念のようなこともあるので不安な気持ちも大きいですが、牡馬も強いところと互角以上に渡り合ってきているので、最後は実績と能力を信じたいと思います。好結果を期待しています。

ここでも通用する力は秘めていますし、この舞台は合っていそう。ただ、単調な競馬で連勝してきているので一気の相手強化で経験値のなさが仇になるかも。自滅するような負け方だけは避けて欲しい。☆シェダル

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Photo_3 シェダル(牡・栗田徹)父ゴールドアリュール 母マイティースルー

日曜東京10R 青龍S(ダ1600m)6枠10番 C.ルメールJ

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:13日に南Wコースで時計

栗田師「13日に南Wコースで併せて追い切りを行いました。3頭併せの2番手を追走して、直線では各馬の間から脚を伸ばすと、同入で終えています。先週もお伝えしましたが、体の緩さが無くなって、動きはとても良いですね。シャープな体つきの分、最後までキレのある走りを見せてくれています。前走の中山・ダ1800mではかなり速いペースの中でもしっかり勝つことが出来ましたし、あの内容であれば距離短縮に関しては問題ないでしょう。ただ、今回はクラスが上がってメンバーはかなり強力ですので、この相手にどれくらいやれるか試金石の一戦になりそうです」(5/13近況)

助 手 10美坂良 56.8- 42.2- 27.4- 13.8 馬なり余力
助 手 13南W良 67.3- 52.6- 38.7- 13.1 一杯に追う ロンドンテソーロ(古馬3勝)馬なりの外0.6秒先行同入

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第2回東京8日目(05月17日)
10R 青竜S
ダ1600メートル 3歳OP 指定 国際 別定 発走15:00
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 フォーテ 牡3 56 福永祐一
2 2 アフィラトゥーラ 牡3 56 北村宏司
2 3 ダノンファスト 牡3 56 横山典弘
3 4 コパシーナ せ3 56 三浦皇成
3 5 ペールエール 牡3 56 武豊
4 6 プロヴィデンス 牡3 56 江田照男
4 7 ムーランアンディゴ 牡3 56 大野拓弥
5 8 ヘイセイメジャー 牡3 56 池添謙一
5 9 フルデプスリーダー 牡3 56 M.デムーロ
6 10 シェダル 牡3 56 C.ルメール
6 11 タガノビューティー 牡3 56 和田竜二
7 12 イモータルスモーク 牡3 56 田辺裕信
7 13 デュードヴァン 牡3 56 川田将雅
8 14 ショウナンナデシコ 牝3 54 石橋脩
8 15 アウトウッズ 牡3 56 松山弘平

○栗田師 「逃げにこだわらなくても、ためる競馬もできると思う。緩い馬なので、コーナー4つの中山よりもワンターンの東京の方がいいはず。馬は更に良くなっているので、今回が試金石になると思う」(競馬ブックより)

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新馬戦→1勝クラスと連勝してOPのここへ臨むシェダル。この2戦は身体能力の高さを生かして後続の追撃を許さなかったですが、レースぶりは逃げて押し切るという単調なもの。特に前走は強引にハナを奪いに行って、自らHペースを演出。4角手前で鞭が入った時はヒヤッとして残り200mからは長かったです。まあ、普通なら止まるところですが、そこを凌ぎ切ったのは素質の高さを証明することとなりました。

前走後はNF天栄でリフレッシュ。強引な競馬をしたことで疲れ・反動を心配しましたが、それは回避。順調に回復が進んだ後は甘やかすことなく、結構ハードに鍛え上げてきました。着実に馬は良くなってきていると思います。そして先月25日に帰厩。帰厩後の動きは変わらず良好ですし、ビシッとやれているのも好感です。馬体重が増えていても、ほぼほぼ成長分だと思います。力を出せる状態にはあります。

ただ、ここはOP特別で地方からの転入馬以外は2勝している馬ばかり。また、移動制限で関西馬の遠征はないと勘違いしていましたが、芝でもダートでも確実に追い込んでくるタガノビューティーを始め、関西馬も手強そう。関東馬ではデュードヴァン・ダノンファストは持ち時計が優秀です。素質はそうヒケを取らないと思いますが、スピードの違いだけで勝ってきたシェダルとは経験値の差が大きいです。相手関係が一グンと一気に強化されたハードルは高いかもしれません。また、先行したい馬も多いので、その激流に飲み込まれないことを願うばかりです。

レースプランはC.ルメールJにお任せですが、先々を見据えると逃げ・先行したい馬を先に行かせて、それらを見る形で折り合って欲しいところ。多分ムキになって走りそうなので、そこは鞍上がうまく宥めてもらえればと。父ゴールドアリュールながら手先は軽いので、脚抜きの良いダートは意外と合うと見ています。今後を占い意味でホント試金石の1戦だと思いますが、仮に負けたとしても、自滅して止まるような敗戦はまず避けて欲しいところ。好位から中団で進めて末脚を伸ばすも届かないなど今後に繋がる内容でお願いしたいです。ここで良い勝負が出来れば、先々が更に楽しみなものになるのは間違いないだけに。

【シルク】【ロード】出走情報(5月17日)

Photo_3 クァンタムリープ

日曜東京4R 3歳未勝利(芝1400m)6枠12番 田辺J

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:13日に南Wコースで時計

鹿戸師「13日に南Wコースで併せて追い切りを行いました。3頭併せの最後方を追走して、直線では楽に前の馬に追いついて、そのまま併入で終えています。中2週での出走にはなりますが、疲れは見られず軽快な動きでしたね。長めから時計を出しましたが、攻め馬では息遣いに気になるところはありませんし、しっかり負荷を掛けられて、良い状態でレースに向かえそうです。前走は外枠から上手く流れに乗れたことでこの馬の力を発揮することが出来ましたので、今回もその点が好走への鍵となるでしょう。また、調教後の馬体重は473キロでしたから、前走と同じくらいで出走させられると思います」(5/14近況)

助 手 10美坂良 63.8- 47.2- 30.8- 14.7 馬なり余力
助 手 13南W良 82.6- 66.5- 52.1- 38.2- 12.7 馬なり余力 マイネルサージュ(障未勝)直強めの内1.3秒追走同入

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適性が掴み切れていなかったクァンタムリープは当初前走では福島の芝1200mに照準を合わせていましたが、節が足りないということで方向転換。一息入れて立て直して状態は良くなっていたも、東京の芝1400mではちょっと荷が重そうというのが率直なところだったと思います。スタートでやや出負けするも、大外枠だったのですぐにリカバー。田辺Jは道中出来るだけ外々を回さないように気を付けて乗ってくれたと思います。そして府中の長い直線へ。手応えは良さそうだったも、伸び切れるかどうか半信半疑でしたが、田辺Jがハミを掛け直すとクァンタムリープはグンと反応。そこからは長く良い脚を使って伸びてくると、ゴール寸前では一旦先頭に立とうかというシーンも。ただ、最後の最後で詰めが甘くなって、勝ち馬の決め手にやられてしまいました。まあ、それでもこれまで4戦の負けっぷからしたら大きな前進でした。

その後は厩舎で調整を続け、中2週のローテでここへ。追い切りの動きは引き続き活気あるものですし、ひと叩きした上積みは多少なりとも見込めそう。前走で好リードをしてくれた田辺Jが引き続き乗ってくれるのも頼もしいですし、前日の雨でそこまで速い時計は要求されない筈。枠も外目の偶数枠と良いところを引けたと思います。

レースプランとすれば、出たなりの位置から脚を溜める競馬になってくると思いますが、道中で下手に動くと詰めが甘くなりそうですし、目標にされて外から被せられる形は良くないです。田辺Jには腹を決めて、前走以上に末脚に賭ける競馬を試みて欲しいです。あとはクァンタムリープに前走がフロックでないところを見えてもらいたいです。出来ればここで初勝利と行きたいですが、最悪でも掲示板は確保して欲しいです。

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Photo_3 ロードプレミアム

5月17日(日)東京8R・4歳上2勝クラス・混合・芝1600mに石川Jで出走します。5月13日(水)良の美浦・ウッドチップコースで5ハロン68.6-53.4-39.2-13.1 8分所を馬なりに乗っています。併せ馬では直線強目の相手の外を1秒2先行して同時入線。追い切りの短評は「好調持続」でした。発走は13時55分です。

○斎藤調教師 「この中間も気になる点は何も浮かんでおらず、5月13日(水)にウッドで追い切りました。最後まで持ったままの余裕の走り。高いレベルで調子をキープできているでしょう。タフなローテーションも苦にしない感じ。また頑張ってくれると思います」

≪調教時計≫
20.05.13 助手 美南W良 68.6 53.4 39.2 13.1 馬なり余力 シャドウディーヴァ(古馬オープン)直強目の外1秒2先行同入

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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ここ数走、内ピッタリを追走し、直線でも内を突く競馬に徹してきたロードプレミアム。展開が向けば見せ場は作ってくれるのですが、さすがに勝ち切るのは至難の業。個人的には戦力としてこのクラスでコツコツ稼いでくれれば上々という感じで見ています。

前走は石川Jと2度目のコンビ結成でしたが、レース前に少し気合を付けてみたところ、良い意味でピリッと。そうすると五分のスタートから二の脚が付いてハナへ行けそうな雰囲気。他に主張する馬もいなかったことから、咄嗟の判断でハナになってレースを引っ張ることとなりました。

道中、変に競り掛けてくる馬もなくマイペースの逃げ。楽な感じで行くことが出来ていたのは良かったと思いますが、キャリア・年齢を重ねて前向きさが薄れてきているので、淀みなくレースを引っ張ることが出来ず、Sペースからの瞬発力勝負に。直線を向いて早めに差を詰められると抵抗むなしくキレ負けすることに。見せ場は作ってくれましたが、馬券圏内で踏ん張ることが出来ずに4着に終わってしまいました。

前走後も在厩調整を続け、再度の中1週のローテでここへ。追い切りの時計・内容から一定のデキはキープ出来ていると思いますが、さすがに上積みは求めづらくて…。パドックで活気が足りないようだと少し心配です。前走の逃げは奥の手という感じでしたが、今回もゲート裏で気合を付けて逃げに再挑戦するのか、出たなりの位置で脚を溜めてイン突きにこだわるのか。どういうレースを選択してくるのかちょっと楽しみです。ただ、前走以上の結果となると難しいように思います。

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Photo_3 ピボットポイント

日曜新潟12R 中ノ岳特別(ダ1800m)4枠7番 中谷J

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:13日にダートコースで追い切り

松下師「13日にダートコースで追い切りました。先週しっかり負荷を掛けていますので、サッと息を整える程度に時計を出しました。以前に見せていた硬さは見られないですし、良い状態に仕上がっていますよ。前走も状態としては悪くなかったですが、気難しいところが影響してしまったのか、全く力を発揮できませんでしたからね。こちらでゲート練習を行っている限り、全くそのようなところは見せないですし、普段は大人しい馬なので、前回は何かしら苦しいところがあったのかもしれません。また、ゲートの中ではあまり構え過ぎずに、気持ちを損なわないようにゲートを出してもらいたいと思います。今回も54kgの斤量で出走できますし、上手くスタートを決めて、流れに乗って行くことが出来れば前走のようなことはないと思うので、この条件でも改めて期待したいですね」(5/14近況)

助 手 10CW良 60.8- 44.4- 13.7 馬なり余力
助 手 13栗B良 75.5- 58.1- 42.6- 12.9 馬なり余力

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昨年末の初ダート戦で4着と頑張り、ここからダート馬として台頭していってくれることを期待したピボットポイント。前走は予定を早めてハンデ戦の伊勢特別への出走となりましたが、54キロのハンデ+好調教+ダート2戦目の慣れを見込んで密かに期待していたのですが、ゲート内で急に気難しさを覗かせて出遅れ。その後もハミを取って進んでいくような場面がなかったので最後方を付いて回っただけ。全く良いところなく惨敗を喫してしまいました。血統馬なら普通は学習能力が高いんですが、ピボットポイントの性格は掴み切れません。

前走後、NFしがらきで立て直すことになったピボットポイントですが、歩様の硬さがなかなか解消されず。レースでは全く走っていませんが、精神面でのダメージが想像以上に大きかった様子。暖かくなってようやく上向いてきましたが、前走の出走から少し間隔が空いてしまいました。

帰厩後の調整ですが、追い切りでは難しい面を覗かせずにビシビシやれているのは〇。トレセンでのゲート練習では固まったりすることなく素直に対応してくれています。これまで出遅れはありますが、あそこまで酷いのはなかったので、何か気分を害することがあったのかな? 原因がハッキリしていないのは悩ましいです。それ故、今回のレースに関しても、まずはゲートに要注目。レース結果が優れなくても、ゲートさえまともだったら今回は良しとしたいです。

2020年5月16日 (土)

【シルク】【ロード】出走情報(5月16日)

Photo_6 ロードフェローズ

5月16日(土)京都5R・3歳未勝利・芝2200mに秋山真Jで出走します。5月13日(水)良の栗東・Cウッドチップコースで5ハロン65.9-51.0-37.6-11.8 5分所を一杯に追っています。併せ馬では一杯の相手の外を0秒4先行して0秒3遅れ。追い切りの短評は「遅れ心配なし」でした。発走は12時15分です。

○藤岡調教師 「5月13日(水)はウッドへ。今朝はビシッと行きました。時計的にも十分に動けている印象。具合は良好でしょう。まだトモの緩さが残るとは言え、それでも馬自身は段々しっかり。前走も惜しいレースでしたからね。あと一押しが利けば・・・」

≪調教時計≫
20.05.13 助手 栗CW良 65.9 51.0 37.6 11.8 一杯に追う ブロフェルド(3歳1勝)一杯の外0秒4先行4F付0秒3遅れ

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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暖かくなってきて馬体は良化中も、適性が掴み切れずに試行錯誤していたロードフェローズ。前走は芝2200mに使ってきましたが、2戦目で敗れた距離でしたし、正直『何故、またこの距離に?』という心境でした。前へ行けずに中団くらいからの競馬になってしまいましたが、向正面で馬群の中で手応え良く追走できている姿にちょっとビックリ。『ひょっとして良い感じ?』と見守っていたら、3角過ぎから外めにポジションを取っていって、直線も馬場の真ん中からじわじわ加速。勝ち馬を捉えることは出来ませんでしたが、人気を集めていたナリタザクラを競り落としての2着はそれなりに評価できると思います。また、エイシンフラッシュ産駒なので渋った馬場も味方してくれました。

その後は在厩で調整を続け、中3週のローテでここへ。追い切りの時計・動きは相変わらず目立ちませんが、ビシビシ攻めることが出来ているのは前走時と同様。上積みは少なくても、デキはしっかりキープできていると思います。また、今回は阪神から京都へ舞台を移しますが、この条件は2戦目に経験済。時計が速くなると半信半疑でしたが、雨模様で時計の掛かる馬場でやれるのは勿論歓迎。今回は少頭数の大外枠なのでゲートが決まれば先手を奪いに行くことも考えられます。まあ、どういう形にしろ今回も折り合いをつけて手応え良く進めてもらえればと思います。出来れば、ここで初勝利と行きたいですが、前走がフロックと言われないように悪くても馬券圏内に絡む走りは見せて欲しいです。

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Photo_6 ロードセッション

5月16日(土)新潟10R・わらび賞・混合・ダ1800mに荻野極Jで出走します。5月12日(火)栗東・Cウッドチップコースで追い切りを行なっています。発走は14時50分です。

○高橋調教師「5月8日(金)に時計を出せるまでに回復し、その後も脚元は落ち着いた状態をキープ。もう大丈夫だと思います。12日(火)の追い切りは、左回りでスムーズな走り。それだけに今週に使いたいものの、厳しい抽選を強いられそうな様相です」

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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芝のデビュー戦で惨敗を喫した時はショックが大きかったロードセッションですが、2戦目でダートへ切り替えると3着と変身。そして3戦目となる前走で初勝利を掴むことが出来ました。ただ、レース内容は褒められたものではなく、走破時計も平凡。2着以降を突き放しましたが、明らかにメンバーに恵まれていたと思います。

その後は宇治田原優駿STで一息入れてコツコツ乗り込んでからの帰厩。前走から中7週のローテとなりますが、ひとまず順調に来ていたと思います。ただ、5日の調教後に右前脚を跛行。挫跖の診断が下り、2日ほど調教を休むことに。幸い症状は軽く、回復が進んだために目標のここへ使うことが出来ましたが、一頓挫あったのも確か。8日に時計を出していますが、今週は追い切り時計がアップされていません。しかしながら、厩舎のHPを見ると、左回りでやれる12日の火曜日に追い切っている模様。右回りだとずっと右手前で走りたがるので、左回りの方が良さそう。昇級して即通用するかは微妙も、案外TMの印が回っています。次走からは古馬との1戦になるでしょうが、このクラスにメドの立つ競馬を見せて欲しいです。

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Photo_3 ナイトバナレット

土曜京都10R 御池特別(芝1400m)8枠11番 川須J

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:軽めの調整

担当助手「13日まで軽めの運動で馬の状態を見ていましたが、特に気になるところは見られなかったので、14日から調教を開始しています。状態が変わりなければ連闘できるよう今週も特別登録しましたが、馬の雰囲気を見ても問題ないと判断し、5月16日の京都・御池特別に川須騎手で投票させていただきました。先週は展開も向いて最後まで伸びていたと思いますが、もう一列前でレースが出来れば結果も違っていたかもしれません。スタートは安定してきましたから、最後の脚が甘くならない程度に流れに乗って上手くレースを運んでもらいたいと思います」(5/14近況)

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ナイトバナレットは連闘での出走となりますが、何回か経験しているので特に心配は要らないでしょう。ただ、連闘で馬体が絞れるかとなると正直怪しいと思いますが、逆に減り過ぎていたらデキ落ちかもしれません。今回は前走から1ハロン短縮の芝1400m。追い込み馬なので少頭数は歓迎でしょうが、流れはやはり落ち着きそう。あとは雨で渋った馬場がどこまで味方してくれるか。

レースプランとすれば、ここも出たなりの位置で脚を溜める競馬になってくると思います。ズブい馬なので追い出してからの反応は鈍いタイプですが、道中で動いていくと微妙に切れに影響が出てしまいます。展開不向きでも自分の形に徹するしかありません。ただ、今回は7戦連続で乗ってくれていた坂井瑠Jが先約で乗れずに川須Jとのコンビ。テン乗りだとゲートと折り合いに不安がありますが、何とか序盤のロスを少なくして欲しいです。そして直線は馬場の広いところを伸び伸び走らせた方が良いタイプかもしれませんが、外から捻じ伏せるような迫力はないので、内を突いたり馬群を割ってきたりと直線でもロスのない競馬をして欲しいです。そして1頭でも多くの馬を直線で交わしてきて欲しいです。

ケアのおかげで状態は持ち直してきたも、乗り運動を控えていたこともあり、一旦NF天栄へ戻して仕切り直しすることに。

Photo ジーナアイリス

・在厩場所:美浦トレセン/近日中に福島県・NF天栄へ放牧予定
・調教内容:軽めの調整

田村師「腹帯が擦れることを気にしていたため、この中間は乗り運動は控えて、時間を掛けて曳き運動を行い良化を図っていました。ケアの甲斐あって、今週に入ってからは右前の歩様の硬さはほぼ取れており、どこが悪かったのか分からないくらいのレベルにまで回復してきています。ただ、1週間ほど乗り運動を控えることとなってしまいましたし、こちらで一から立ち上げていくよりは、一旦牧場にお戻しした方が馬にとっても良いでしょう。さらにお時間をいただくことになってしまい申し訳ありませんが、近日中にNF天栄へ放牧に出させていただく予定です」(5/14近況)

⇒⇒16日(土)に福島県・NF天栄へ放牧に出る予定です。(15日・最新情報より)

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全体的に疲労感を漂わせ、その影響から腹帯が擦れることを嫌がってたジーナアイリス。この中間も乗り運動を控え、回復に努めてきたことで右前の歩様の硬さは軽減。もうほとんど心配ないようです

ただ、これから立ち上げていった際、時間が必要ですし、同じようなことが起きるかもしれません。そこで一旦仕切り直しということで本日16日にNF天栄へ放牧に出ることに。まずは状態をしっかり整えてもらえればと思いますが、まだまだ体質面で弱いところが目立つので、時間を掛けて乗り込むことで成長を促してもらえればと思います。復帰が延びてしまいますが、この休養を有意義なものにしてもらいたいです。

14日にNFしがらきへ放牧に出ています。

Photo_3 ピクシーナイト

・在厩場所:栗東トレセン/14日に滋賀県・NFしがらきへ放牧予定
・調教内容:坂路コースでキャンター

音無師「ゲート練習は順調に進められていましたので、8日に試験を受けてみたところ、無難に合格しました。入厩してからここまで進めてきたことで、目に見えない疲れが溜まっているでしょうから、14日にNFしがらきへ戻して心身ともにケアしてもらおうと思います。具体的なデビュー戦につきましては、牧場での状態を確認しながら相談していきたいと思います」(5/13近況)

⇒⇒14日に滋賀県・ノーザンファームしがらきへ放牧に出ています。(14日・最新情報より)

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8日にゲート試験に合格したピクシーナイトですが、このままデビューを目指すのかなと思いますが、焦る必要はないという判断から一旦NFしがらきへ出ています。

まずは入厩からゲート試験合格までの疲れをしっかり取り除いてもらい、更なるパワーアップを狙ってコツコツ乗り込んでいってもらえればと思います。この馬の素質に関しては非凡なものを感じられましたし、回りの評価も良さそう。その期待に応えられる馬へと進化していって欲しいものです。

13日に帰厩。次走は来週の新潟・早苗賞への出走を予定しています。☆ロードベイリーフ

2019121400

Photo_6 ロードベイリーフ(牡・森田)父ヴァンセンヌ 母ショウナンアオバ

2020.05.13
5月13日(水)に栗東トレセンへ帰厩しました。ひとまずは1ハロン18秒前後のキャンターで仕上がり具合の把握に努める方針。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、5月23日(土)新潟・早苗賞・混合・芝1800mに予定しています。

○森田調教師 「段階を踏んで1800mから行くのが妥当かな・・・と。来週の競馬へ向かおうと思います。なかなか検疫馬房が取れず、5月13日(水)に戻す格好。今回は最短の10日間でレースへ臨む形ながら、コンスタントに使っている馬だけに大丈夫でしょう」

2020.05.12
京都・宇治田原優駿ステーブル在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク600m→ハッキング2400m、ウッドチップ坂路コース・キャンター900m×1本(1ハロン15~20秒ペース)。5月13日(水)に栗東トレセンへ帰厩の予定です。

○当地スタッフ 「先週末に2本目の15-15を行ないました。無難な対応を見せていたのに加え、調教内容の強化後も身体をキープ。いつ声が掛かっても大丈夫ですね。移動の段取りが組まれて、5月13日(水)に厩舎へ。無事に送れそうなのが何よりでしょう」

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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宇治田原優駿STでコツコツ乗り込みながら、帰厩の声が掛かるのを待っていたロードベイリーフは13日に栗東へ。本当はもう少し前に戻して来週の新潟・早苗賞へ備えたかったようですが、検疫がなかなか回ってこず、ギリギリのところで帰厩。週末と来週の追い切り2本で臨むことになりますが、数を使ってきている馬でもあるので、力を出せる状態へは持っていけるでしょう。

個人的には芝1400mでスピードを生かす競馬をした方が良いのかなと思いますが、調教師は未勝利勝ちや前走の内容から距離を延ばした方が合っていると判断されました。その見立てが合っていれば、今後のレース選択に幅が出ると思うので、どういうレースになるのか今から楽しみです。

2020年5月15日 (金)

最後は捻じ伏せられてしまいましたが、牡馬相手の昇級戦で内容の濃い3着。距離と1勝クラスにメドを立てる。馬体がパンとしてくれば芝での走りが楽しみ。☆ルコントブルー

2020051600

Photo_3 ルコントブルー(牝・勢司)父キズナ 母シェアザストーリー

土曜東京6R 3歳1勝クラス(ダ1600m)3着(2番人気) C.ルメールJ

前走以上のスタートを決めて、3番手からの競馬になります。直線に入ってからも渋太く脚を使って、昇級初戦は3着で終えています。

勢司調教師「直線に入って、勝ち馬のキタノオクトパスに押し込まれるところがありましたが、プレッシャーを受けた中でも最後までしっかりと伸びてくれました。騎乗したルメール騎手は『道中は良い形で進めることが出来ましたが、決め手勝負になると、少し分が悪かったですね。瞬発力が有るタイプでは無く、ジワジワと長く脚を使ってくれるタイプです』と話してくれました。確かにルメール騎手の言う通り、決め手比べになって切れる馬には負けてしまいましたが、それでも初めての東京・ダ1600mかつ昇級初戦を考えれば良く頑張りました。ここまで1800mを使ってきた中で、この距離に対応することが出来たのも収穫です。今後はトレセンでの状態を見てからにはなりますが、まだまだ心身の幼さは感じますので、現状は成長を促しながらレースを使っていった方が良いのかなと思います」(レース結果)

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【次走へのメモ】

大型もすっきり仕上がる。芝スタートのコースも苦にせず、好位で正攻法の競馬。直線は狭いところを割ってよく伸びているが、超大型馬でもあり、ラストは切れ負け。現級で通用のメドは立てた。(B誌)

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・在厩場所:14日に福島県・ノーザンファーム天栄へ放牧

勢司師「切れ味勝負では敗れてしまったものの、昇級初戦で初めての東京マイル戦と簡単な条件ではなかったことを考えると、よく頑張って走ってくれたと思います。レース後は脚元には問題ないものの、さすがに歩様には硬さがあり、走ったなりの疲れが見られます。この後は一旦NF天栄へ放牧に出させていただき、しっかりとリフレッシュを図りたいと思います」(5/14近況)

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なかなか強い内容で未勝利を勝ち上がったルコントブルーですが、それは牝馬限定戦でのことですし、牡馬相手の昇級戦では過信できないと出資馬ながら思っていました。また、牝馬特有のナイーブなところがあるので、馬群で揉まれ込んだり砂を被ることになると嫌気を差して止めてしまうんじゃないかと悪い想像も。

パドックに登場してきたルコントブルーは前走からマイナス6キロの538キロ。見た目以上にスッキリ見せ、皮膚も薄くなった感じに。モコモコしていた馬体がこの休養を経て良い方向へ変わってきていたのは好印象。良い仕上がりでレースへ臨めたと思います。

ただ、今回は4枠5番と内目の奇数枠だったのでやはりスタートが心配。ゲートを出た瞬間は頭1つポジションが下がっていましたが、芝の走りは悪くなく、持ったままの手応えでスッと3番手に押し上げることが出来ました。初めての左回りは何ら問題なくスムーズに駆けていたと思います。そして3角過ぎからジワッと前との差を詰めていき、最後の長い直線へ。

ルコントブルーの手応えは十分残っていましたが、ルコントブルーをマークしていた1番人気のキタノオクトパスが早めに仕掛けてきたので、外から蓋をされる形に。また、内にはブレイクザボーダーが頑張っていたので前が窮屈に。ナイーブな牝馬なので狭いスペースに躊躇してしまい、直線でズルズル後退してしまうのかなと覚悟しましたが、鞍上の叱咤激励に応えてルコントブルーは再加速。残り200mで2番手に浮上してキタノオクトパスに食い下がってくれましたが、約1馬身の差は詰まらず。そこへ2着馬が外から鋭く差し込んできたのでルコントブルーは3着へ。最後は決め手の差というか牡馬の底力に捻じ伏せられた印象です。

レース後のルコントブルーですが、相応の疲れがある程度で脚元等は大丈夫そう。ただ、まだまだ心身に幼いところを残すので無理をすることなく14日にNF天栄へ放牧に出ています。

牡馬相手の昇級戦で3着という結果に終わりましたが、個人的には上々の内容だと思います。圧倒的人気のキタノオクトパスに徹底マークされ、早めに潰しにきたのにそれに抵抗出来たのが1番の収穫。走破時計も悪くないでしょう。そしてスタート地点の芝の行きっぷりも印象に残りました。馬体がパンとしてくれば、むしろ芝の方が良さそうです。今後も大事に使っていって、ルコントブルーの素質開花へと繋いでいってもらいたいです。

この馬らしい競馬に徹することは出来たも、時計の速い決着には限界があるので上がり最速の脚を使っても4着止まり。連闘で今週末のレースを予定しています。★ナイトバナレット

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Photo_3 ナイトバナレット(牡・矢作)父ディープブリランテ 母ナイキフェイバー

日曜京都8R 4歳上2勝クラス(芝1600m)4着(4番人気) 坂井瑠J

互角のスタートから後方でじっくり脚を溜めながら追走します。最後の直線では外からメンバー上がり最速の3ハロン34秒4の脚で懸命に伸びてきますが、上位馬を捉え切るところまで行かず4着でゴールしています。

矢作調教師「これまでと同様に上手くゲートを出してくれましたし、瑠星(坂井瑠星騎手)とは本当に手が合っているなと思いました。レースの形としては出たなりの位置でそのまま追走できれば良いのですが、瑠星の話では『二の脚がそこまで速くなく、あれ以上流れに乗って行こうとすると、終いの脚が甘くなるので無理をしませんでした。最後はしっかり脚を使ってくれているだけに、もう1列楽にポジションが取れていれば差のないレースになっていたと思います』と言っていました。ジョッキーが言っているように、前半無駄に脚を使ってしまうと、終いの伸び脚が甘くなってしまいますし、控える形は致し方ないと思います。前が引っ張る展開で悪くなかったですが、結果的に中団で運んでいた馬が上位に来ていることを考えると、もう一列前でレースをしたかったですね。でも、上がりは一番速い時計で脚を使っているように、展開さえ嵌れば良い勝負になると思うので、下手に競馬の形を崩さずに自分の競馬に徹する方が良いと思います。この後はトレセンに戻って状態を確認してから続戦させるかどうするか検討したいと思います」(レース結果)

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【次走へのメモ】

すぐに控えて最後方から。そこで折り合いに専念して、動き出したのは4角手前。4角大外。それなりの脚は使っていますが、どうもワンパンチが足りない。(B誌)

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直前の追い切りが案外な内容だったので、まだ重目が残っているのかなと見ていたナイトバナレット。前走から増えてなかったのは良かったですが、減ってもなくて…。見た目は前走と違って幾らかでも引き締まっていたように感じました。

レースに関しては、坂井瑠Jとナイトバナレットの相性の良さを見せてこの馬らしい競馬は出来たと思いますが、個人的にやや不満があるのが、早くから大外を回そうとし過ぎかなと。狭いところよりも広いところを伸び伸び走らせた方が良いタイプとは思いますが、直線で内を突けないとか馬群を割れない性格でもないと思います。今回上がり最速の脚を繰り出してくれたのですが、上位2頭とは引き離された形。マイルで1分33秒前半を要求されると辛いところではありますが。

まあ、このクラスで地力で他馬を捻じ伏せる力は正直ないので、脚を溜め込んで末脚に賭ける競馬を継続していくのに。あとは展開や人気馬の凡走などを味方にして上位を窺っていくしかないでしょうねえ。コツコツ稼いでくれるのを良しとしたいです。

レース後のナイトバナレットですが、ダメージが少ないということで土曜京都の御池特別へ連闘。坂井瑠Jが先約で乗れないのは残念ですが、川須Jなら矢作厩舎の調教を手伝ったりしているのでテン乗りでもイメージは付くかと思います。自分のスタイルを守って今週末も上位を目指して欲しいです。

今週の出走馬(5/16・17)

<土曜日>

Photo ロードフェローズ

京都5R・3歳未勝利・芝2200mに秋山Jとのコンビで出走します。

Photo ロードセッション

新潟10R・わらび賞・ダ1800mに荻野極Jとのコンビで出走します。

Photo_2 ナイトバナレット

京都10R・御池特別・芝1400mに川須Jとのコンビで出走します。

<日曜日>

Photo_2 クァンタムリープ

東京4R・3歳未勝利・芝1400mに田辺Jとのコンビで出走します。

Photo ロードプレミアム

東京8R・4歳上2勝クラス・芝1600mに石川Jとのコンビで出走します。

Photo_2 シェダル

東京10R・青龍S・ダ1600mにC.ルメールJとのコンビで出走します。

Photo_2 アーモンドアイ

東京11R・ヴィクトリアマイル(G1)・芝1600mにC.ルメールJとのコンビで出走します。

Photo_2 ピボットポイント

新潟12R・中ノ岳特別・ダ1800mに中谷Jとのコンビで出走します。

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今週はアーモンドアイのG1挑戦など8頭が大挙スタンバイ。出来れば複数勝利を挙げたい週末です。レースの記事はアーモンドアイ・シェダルは単独で書くかと思いますが、他は何頭かまとめての記事になってくると思います。

ロードフェローズは適性が掴めないでいましたが、芝2200mの前走で2着と好走。個人的には短い方が良いのかなと見ていましたが、それは間違いだったと思います。今回は京都へ舞台を移しますが、雨模様なのは大歓迎。追い切りでビシッとやれているようにデキはキープしているので出来ればここで未勝利脱出を図りたいです。

ロードセッションは先週右前の挫跖がありましたが、上手にケアできたのは○。ただ、それによって追い切りが変則的になったのがどうか。競馬ブックでは時計が計時されていませんが、12日の火曜日に最終追いを済ましています。昇級戦ですが合っているという左回りでどこまでやれるか。

ナイトバナレットは連闘でここへ。距離は1400mに短縮となりますが、レースは自分のスタイルを貫いて展開が向くかどうか。坂井瑠Jが先約で乗れないのは残念ですが、テン乗りの川須Jには直線は外々を回さず、内を突いたり馬群の間を割ったりと違う意識で乗ってもらいたいです。

クァンタムリープの前走はあとひと押しでしたが、芝1400mで2着に好走。連続して走れるかどうかとなると疑問符も、田辺Jが再度乗ってくれるのは有難いです。前日の雨が残るのは好都合でしょう。

ロードプレミアムは中1週続きですが、一連のデキはキープ。クァンタムリープ同様に前走の雨の影響が馬場に残るのは悪くないと思いますが、気温が上昇すると良くないかも。前走で逃げる競馬を試みましたが、今回も頭数が手頃。スタート次第で戦法を決めてもらえればと思います。

シェダルは青龍Sで3連勝を狙います。ただ、移動制限ぽで関東馬同士の1戦だと勘違いしていましたが、タガノビューティーなど関西馬の強豪が加わります。人気を集めるでしょうが、一気に相手強化。真価が問われる1戦になると思います。パサパサのダートよりは脚抜きの良い馬場の方が合っていると思うので、前日の雨の影響が残る馬場は良さそう。ダ1600mは合っていると思います。

アーモンドアイは有馬記念大敗→ドバイへの空輸送と悪い流れ。精神面でのダメージがどこまで残っているかが1つ鍵に。また、馬場は問いませんが、気温が上昇しそうなのも心配の種です。まあ、それでも普通に走ってくれば、牝馬同士なら譲れないところ。

このクラスならダートの方が通用しそうなピボットポイント。ただ、前走で意外な気性難を覗かせたので、今回もゲートが心配。スッと前へ行ければ粘り込みがあっても不思議ではないですが、ゲートで立ち遅れるとフワッとしてレースにならないかも。54キロのハンデは魅力なので、巻き返して欲しいです。

ロードなお馬さん(関西3歳牝馬・牧場組)

Photo_6 トルネードフラッグ

三石・ケイアイファーム在厩。休養。4月下旬測定の馬体重は474キロ。

○当地スタッフ 「右前脚球節の熱感が取り切れません。また、どうも痩せてしまった印象。給餌量を調整しているのは確かながら、コンディションも今一つなのかも・・・。そのあたりを踏まえて、歩行運動の開始は延期。経過を見守りつつ機会を窺いましょう」

Photo_6 ヴィースバーデン

三石・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分。4月下旬測定の馬体重は444キロ。

○当地スタッフ 「しっかり飼い葉を食べているのに加え、まだウォーキングマシンに徹する状況。プラス体重に繋がっていますね。でも、元々が小柄。更に増えても良さそうです。騎乗調教開始は早くても今月下旬以降。もう少しの間は余裕を持たせましょう」

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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トルネードフラッグは術後ということで馬房で休養していますが、球節の熱感が残るようなので無理は出来ません。また、少し活気が薄れているのも心配。少しずつ気温が上昇してきているのが響いているのかな? 未勝利の身ですが、ここはグッと我慢して慎重を期して欲しいです。

ヴィースバーデンは引き続きウォーキングマシンでの運動のみ。レースの疲れは解消していると思いますが、今は馬体のボリュームを増やすのが1番の仕事。騎乗運動を開始までにあと10~20キロは増やしてもらいたいです。

ご案内2

ログインに時間が掛かりますし、容量が一杯になってきたので、下記サイトの方へ移行を考えています。

https://yakifish.hatenablog.com/

まずは2歳馬の情報・重賞予想から移行していって、ダービーが終わった後くらいから本格的に移行していこうかなと考えています。

2020年5月14日 (木)

13日に栗東・池添学厩舎へ入厩しています。☆イルデレーヴ

Photo_20200513043101

Photo イルデレーヴ(牡・池添学)父ミッキーアイル 母デイトユアドリーム

・在厩場所:13日に栗東・池添学厩舎へ入厩

池添学師「13日の検疫で無事に入厩しています。長距離輸送の後でもありますので、まずはしっかり疲れを取ってあげたいと思います。その後も問題ないようであれば、環境に慣れされるためにこちらの施設を見せながら、徐々に調教を進めて行きたいと思います」(5/13近況)

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NF空港では与えられたメニューを淡々とこなしてきたイルデレーヴですが、気性面で幼さを残す感じだったので、入厩となるともう少し先のことだと見ていましたが、11日の最新情報でちょっとビックリの入厩予定が示され、そして13日に無事到着しています。

状態に関しては問題なさそうも、北海道からの長旅でしたし、新しい環境に身を置くことになるので、まずは余裕を持たせて回復させ、環境に慣らすことを優先してもらえればと思います。そして頃合いを見て、調教&ゲート練習へと移行していって欲しいです。

距離短縮で詰めの甘さをカバーできると思ったも、芝スタートで行き脚が付かず、終始促しながらの追走に。道中で脚が溜まるところがなかったので直線もジリジリという伸びで8着に終わる。★クレッセントムーン

2020051400

Photo クレッセントムーン(牡・高野)父ヘニーヒューズ 母スカイクレイバー

土曜京都12R 4歳上2勝クラス(ダ1400m)8着(4番人気) 西村淳J

まずまずのスタートを決めますが、道中は押っ付けながら中団で流れに乗って行きます。その後も促しながらの追走となり、最後の直線ではジリジリ脚を伸ばしますが、上位馬を捉え切るほどの脚は見られず8着でゴールしています。

高野調教師「ここ最近のレース振りから、今回は距離を短くしましたが、道中は付いていくのが精一杯で余裕がなかったですね。西村淳Jにレース後確認したところ、『スタートは悪くなかったものの、直後に窮屈になって二の脚がつかなかったこともありますし、その後も流れに乗って行くので一杯で、脚を溜めるところがありませんでした。気持ちに余裕がないことで砂を被るとフワッとするところが見られましたが、外に出すと最後まで伸びようとしていましたから、もう少しゆったりした距離で気持ちよくレースをさせる方が良いなと思いました』と言っていました。1800mだと終いが甘くなってしまうので、1400mならもう少し良いところ見られればと思っていましたが、今回のレースを見る限り、ゆったりとした距離でのびのびレースをさせる方が良さそうです。この後はトレセンに戻って状態をしっかり確認したうえで、そのまま続戦させるかどうするか検討させていただきたいと思います」(レース結果)

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・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:軽めの調整

高野師「トレセンに戻って状態を確認しましたが、大きなダメージはなく、体調も変わりありませんでした。状態だけ見ればそのまま続戦させても良いのかなと感じますが、これまでの経緯からすると短期放牧を挟んで使っていく方が気持ちの面では良いのかなと思っています。もう少しこちらで馬の様子を見させていただいてから、放牧に出すかそのまま在厩させるか考えたいと思います」(5/13近況)

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追って頼りないところがあるので、距離短縮を希望していたクレッセントムーン。今回は待望のダ1400mで最後にひと押しが利いてくれればと見ていましたが、レースの流れにこれほど乗れないとは正直ビックリ。

京都のダ1400mは芝スタートとなるのですが、ゲートは五分に出たクレッセントムーン。ただ、二の脚がスッと付かず、芝の部分の走りは正直良くなかったです。軽く促さないと前へ進んでいかない感じでしたし、ダートに入ると馬に囲まれることで少しフワフワした走りに。簡単に言えば、道中は終始余裕のない走り。3角過ぎから4角で少し外へ持ち出せてからは走りのリズムは良くなったのですが、直線ではジリジリという伸び。追走に脚を使ってしまいましたし、やはり今回もスムーズに手前を替えることが出来ませんでした。また、この馬には時計が速過ぎた印象もあります。前走からマイナス6キロと良い感じで絞れていて仕上がりは良かったのですが…。

レース後のクレッセントムーンですが、相応の疲れはあるようですが、脚元等にダメージはなし。今回、優先権を取ることは出来ませんでしたが、ダ1800mならそこまで節は必要ないのかな? 続戦するか一旦放牧を挟むかは検討中のようです。

今回の敗戦を受け、次走からダ1800mへ戻しますが、正攻法だと詰めが甘くなるので、末脚に賭ける競馬などへ戦法を見直す必要があるのかなと思います。何か工夫をしないと結果は良くなってこないでしょう。また、『手前の替え方が下手』というのは何とか改善して欲しいところ。高野厩舎なので坂路追いが大半でしょうが、クレッセントムーンだけは坂路とコースを併用した追い切りを取り入れてくれると嬉しいのですが。脚力は秘めているだけにこのままでは勿体ないです。

2020年5月13日 (水)

約11ヶ月ぶりの実戦でプラス16キロは成長分。仕上がり良くレースへ臨むことは出来ましたが、砂を被ると嫌がる素振りを見せてズルズル後退。直線を向いた時は更に後退することを覚悟しましたが、鞍上の叱咤激励に反応して盛り返すような脚を見せたのは唯一の収穫。今回の経験が次走以降に繋がってくれれば。★ロードクラージュ

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Photo_6 ロードクラージュ(セ・安田隆)父ロードカナロア 母レディルージュ

5月9日(土)新潟5R・3歳未勝利・混合・ダ1200mに斎藤Jで出走。15頭立て2番人気で2枠3番からハイペースの道中を1、5、6番手と進み、直線では内を通って1秒2差の7着でした。馬場は良。タイム1分13秒7、上がり38秒8。馬体重は16キロ増加の462キロでした。

○安田隆調教師 「ハナへ立てれば違ったかも。ただ、行き切れませんでしたからね。途中でズルズルと後退しながら、直線を向くと再び盛り返す形。去勢しても気の難しさが残っている模様で・・・。母レディルージュも走れたように、ダート自体は特別に問題なさそう。今回は久々で数字も大きく増えており、この一叩きで次は変わってくれたら・・・と思います」

☆★画像と情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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【次走へのメモ】

☆55キロ。11ヶ月ぶりでもキチッと仕上がる。押して先行争いに加わったが、砂を被ると嫌がりジリジリと後退。それでも、大きくバテず、直線は盛り返していた。(B誌)

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レース後も特に異常は認められません。現在は心身のリラックスに重点を置いた調整。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、体調、条件、出走状況等を踏まえながら目標のレースを決めます。

○安田調教助手 「無事にトレセンへ。見た目には特に変わらぬ様子で過ごしており、今のところは脚元に関しても大丈夫そうです。厩舎に置いて調整を続ける予定ながら、5着以内を得られなかっただけに・・・。出走状況を確認しつつ、新たな目標を考えます」

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11ヶ月ぶりの実戦でプラス16キロでの出走となったロードクラージュ。パドックでその姿を確認しましたが、太目感はなく増えた分は成長分。仕上がりはホント良かったと思います。ただ、パドックではチャカついたり、落ち着いて周回出来ない感じ。気難しいというよりはまだまだ幼さを残しているなあという印象。内枠だったので砂を被ると嫌だなあと見ていました。

スタートは特別速くはなかったですが、二の脚がスッと付いて楽に先行。ダートへ入るところでは先頭だったと思いますが、他に主張してくる馬が3頭ほどいたので、斎藤Jは競り合いを避ける好位に控える形を選択。結果的にはハナへ行くのがベストだったと思いますが、まあ、仕方ありません。前3頭の差が開いていくことでキックバックをモロに顔に浴びてしまったクラージュ。レース前の嫌な予感どおりにフワフワし出してズルズル後退。一気に中団くらいまでポジションを下げてしまい、そのポジションを盛り返すことが出来ないまま、最後の直線へ。

手応えも良くなかったので、直線では更に後退することを覚悟しましたが、斎藤Jの叱咤激励に反応。さすがにグイグイ伸びてくる感じではなかったですが、内へ外へとモタれるのを矯正しつつ、最後までジリジリと脚を伸ばして7着へ。自分から止めるような面を見せなかったのは救いというか収穫です。

レース後のクラージュですが、相応の疲れはあるようですが、大した問題ではなく。優先権を確保することは出来ませんでしたが、在厩調整を続けることとなりました。

期待の大きい1頭なのでこの着順は不満は不満ですが、デビュー戦では枠入り前に息切れを起こし、レースにならなかったので、まともに走った今回がデビュー戦のようなもの。幼さはなかなか解消しないでしょうが、今回の経験が次走以降に繋がってくれればと思います。

2020年5月12日 (火)

実績のある舞台で好枠+軽ハンデ。条件は揃っていたも、さすがに年齢からくる衰えには逆らえず。中団から競馬を進めるも、直線は伸びずバテずの12着。近走の競走生活を踏まえてJRAの競走馬登録を抹消することになりました。★グランドサッシュ

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Photo グランドサッシュ(牡・武市)父ハーツクライ 母レイサッシュ

日曜東京9R 緑風S(芝2400m)12着(15番人気) 野中J

まずまずのスタートを切ると、道中は中団を追走します。4コーナーから鞍上の手が動き始め、直線では内から脚を伸ばそうとしますが、ジリジリとした脚色となってしまい12着に敗れています。

武市調教師「これまでと比べて大きな変わりはありませんでしたが、この馬なりに良い状態で出走させることが出来たと思います。切れる脚を使えるタイプではないので、野中騎手には出来れば位置を取りに行って欲しいと伝えていました。その通りにスタート後は促してくれたものの、あのポジションが精一杯だったようですね。それでも、道中は馬群の中で上手く脚を溜めながら運んでくれたと思います。ジワジワと脚を伸ばすタイプなので、勝負どころから早めに踏んで行ってくれましたが、ジリジリとした脚しか使えませんでした。野中騎手は『道中は手応え良く運べましたし、馬群の中で集中して走ってくれていました。追い出してからどれだけ脚を使えるか楽しみだったのですが、ダラダラとした感じになってしまいました』とのことです。軽ハンデと内枠を活かしたレースをしてくれて、この馬なりには頑張っているのですが、年齢的にもこれ以上を求めるのはしんどいと思います。ここまでコンスタントに頑張ってくれたグランドサッシュには本当に感謝しています」(レース結果)

近走の競走結果を考慮して、今後について協議した結果、誠に残念ではございますが、このまま引退させることといたします。近日中に抹消の手続きを行わせていただき、14日のサラブレッドオークションに上場する予定です。詳しいご案内は後日書面にて出資会員の皆様にご案内申し上げます。2013年8月のデビューから全48戦走り続けた本馬への温かいご声援、誠にありがとうございました。

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実績のある東京・芝2400mのハンデ戦で53キロ。引きたかった内枠に入ることができたので、変わってくるなら今回だと見ていたグランドサッシュ。逆に今回も厳しい結果に終わるようなら、9歳でもありますし、引退勧告が告げられるだろうなあとも見ていました。

結論から言うと、残念ながら結果は後者に。五分のスタートから行きっぷりは良くなかったですが、内ラチへ寄せて距離ロスなく走らせることに専念。少し促しながらの追走だったので脚がそこまで溜まっていたかどうかは分かりませんが、位置取りは許容範囲だったと思います。ただ、勝負どころから早目に野中Jは動かしていったのですが、グランドサッシュはそれに対して少し置かれる形に。ズブさというのではなく、全盛期と比べると単純に衰えなんでしょうねえ。4角を回ってくる時には早くも鞭が入り、ギアチェンジを促しましたが、伸びずバテずといった感じでジリジリとした伸び。元々時計の速い決着にも強かった馬ですが、今回は反応できずに12着に終わってしまいました。特別、不利を受けるようなこともなかったので、この結果が今の実力です。

月曜日にレース結果のコメントが発表となりましたが、週中の近況報告を待たずに今回の1戦でJRAの競走馬登録を抹消することが決定。14日のサラブレットオークションに上場する予定です。既に9歳ですが、ダートも走れる馬なので、少しレベルの落ちる地方競馬ならまだまだ上のクラスでやれるかもしれません。硬さが目立つようになった今なら、むしろダートの方が良い可能性まであるでしょうし。

2歳の夏にデビューして大きな怪我なく48戦を走り終えたグランドサッシュ。もう少し馬格に恵まれていたり、気性面でどっしりとした面があれば、OP入り出来たのかなと思います。それでも3勝クラス(旧1600万下)で約3年間。最高は3着迄でしたが、グランドサッシュの頑張りには改めて頭が下がる思いです。本当にお疲れ様ですし、ありがとうございました。

【出資理由】Acquantの18

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Photo Acquantの18(牡・手塚)父Union Rags

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン15~16秒のキャンター2本、残りの日は軽めの調整

担当者「現在は週3回の坂路コースでの乗り込みを中心にトレーニングに励んでいます。気持ちの入りやすい部分はありますが、それが走る方に向いているのは良い傾向だと思いますし、ウッドチップに怯まず他馬に対しても負けん気の強い一面を見せているのはとても頼もしいですね。ただ、人に対しても少し攻撃的な面を覗かせることもありますから、今の時期から人との信頼関係を構築できるよう、しっかりと教育していきたいと思います。坂路でのフットワークは軽快ですし、馬体の使い方や背中の感触は良好です。血統や見た目からダート馬の印象がありましたが、瞬発力のある走りを見せていることから、芝でも十分走れそうな資質を感じるので、将来が楽しみですね。飼い葉食いや脚元、体調面に問題はありませんので、このままコンスタントに乗り込んでいき、夏前の移動を目指していければと考えています。馬体重は484キロです」(4/27近況)

○馬体重 484キロ 体高 160.0センチ 胸囲 183.0センチ 管囲 20.0センチ

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ついつい外国産馬を買いたくなってしまうのですが、外国産馬らしい迫力のある馬体。全体的に丸みがあるのが好印象ですし、四白流星と見た目にもカッコいいお馬さんです。

歩様に関してはトモの踏み込みが弱い感じはしますが、調教は前向きさがあり、推進力のある走りは上々。【芝】【瞬発力】というフレーズに対しては懐疑的ですが、前脚をたぐる走法なのでダートでこそと思います。

性格面で強気なところがあるのはレースへ行って良い方へ出そうですが、人間に対しても少し反抗するところがあるようなので、それが我の強さとなって操縦性の足を引っ張りかねません。ダイナミックな走法なのですが、ハミ受けがもう一つなので行きたがっているように見えるのでしょう。この点が改善されてくればもっともっと期待が高まると思います。

外国産馬は怪我に見舞われる印象が強いですが、アクウェイントの18も出来るだけ大きい怪我は避けてもらいたいです。そして息の長い活躍をお願いします。

シルクなお馬さん(3歳牝馬・牧場組)

Photo_3 ポレンティア

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・調教内容:週2回坂路コースで14-13、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「今週からさらに負荷を強め、週2回とも終いのペースをハロン13秒まで上げています。まだ乗り込みは必要ですが、このままスムーズに進められれば、6月の東京開催や函館開催での出走も視野に入ってくるでしょう。馬体重は516キロです」(5/8近況)

Photo_3 オーサムゲイル

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン15~17秒

厩舎長「順調に進められていましたので、この中間は坂路でラスト1ハロン15秒まで脚を伸ばすようにしています。負荷を掛けたことで馬体重は少し減っていますが、運動後も飼い葉を食べているので心配ないでしょう。時間もないことですし、移動に備えて徐々に負荷を掛けて動きを良くしていきたいと思います。馬体重は439キロです」(5/8近況)

Photo_3 ミスビアンカ

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、周回コースでキャンター、坂路コースでハロン17秒

調教主任「この中間もまだペースは上げずに先週と同じメニューで調教を続けていますが、この馬なりにコンディションは安定していますし、馬体も維持できているので、そろそろ負荷を掛けて行こうかなと思っています。暖かくなるにつれて良くなってきていることを考えると、これから更に状態は上がってくるでしょうから、今後も馬の状態に合わせながら進めて行きたいと思います。馬体重は472キロです」(5/8近況)

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ポレンティアは引き続きハロン14秒のペースで乗り込みながら終いは13秒まで伸ばすように。動きに関しては問題ないので、本数を重ねていけば予定が組まれていくと思います。この調子で進めてもらえればと思います。

オーサムゲイルはハロン15秒の調教を開始。動きに関しては気になる点はなさそうも、やはり負荷を高めると馬体重が減ってしまいます。この点を何とか改善・解消したいのですが、効果的な手立てはなさそうですね。

ミスビアンカは引き続き普通キャンターでの乗り込み。馬体重の回復など良い方へ進んでいますが、そのスピードが非常にスロー。もう少し我慢の調整を続けて、良い意味での活気が出てきてくれるのを待ってもらいましょう。

2020年5月11日 (月)

8日にゲート試験に挑戦し、無事1発で合格しています。☆ピクシーナイト

Photo_3 ピクシーナイト

⇒⇒8日にゲート試験を受けて合格しています。(8日・最新情報より)

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7日付の近況報告を見て、早ければ翌日の8日にゲート試験に挑戦するかもと見ていたピクシーナイトはやはり8日にゲート試験に初挑戦。詳細は分かりかねますが、無事1発で合格。競走馬としての第一関門をスムーズにクリアできて何よりです。

今後については週中の更新でハッキリするでしょうが、5月の遅生まれでまだまだ良くなる余地が大きい馬なので、個人的には欲張らずに1度NFしがらきへ放牧に出してもらえればと思います。そしてコツコツ乗り込むことでパワーアップして戻ってきてもらい、デビュー勝ちできるように態勢を整えていってもらいたいです。

馬場へはまだ連れ出していないも、乗り運動を開始しています。☆ブロードアリュール

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Photo_3 ブロードアリュール(セ・尾関)父ゴールドアリュール 母ブロードアピール

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:ロンギ場で軽めの運動

担当者「この中間から予定通り乗り運動を開始いたしました。まだ坂路や周回コースでの調教には入っていないものの、1つステップアップ出来たことは良かったですね。左前の球節含めて脚元の状態は良い意味で変わりありませんし、この調子で進めていきたと思います。馬体重は514キロです」(5/8近況)

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前回の更新で獣医師からトレッドミルから次のメニューへの移行が許可され、それを受けてこの中間は騎乗運動を開始。ひとまずロンギ場で脚慣らしを行っていますが、脚元に悪い兆候は窺えません。この感じだと近々周回コースへ連れて行ってもらえると思うので、ここからは後退することなく復帰へ向けての階段を駆け上がっていって欲しいものです。

【出資理由】ラッキートゥビーミーの18

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Photo ラッキートゥビーミーの18(牡・松永幹)父Uncle Mo

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム早来
・調教内容:週1回屋内坂路コースでハロン16秒のキャンター1本、週4回周回コースで軽めのキャンター2250m、残りの日は軽めの調整

担当者「1月生まれにしては、まだ馬体や性格に幼さが残りますが、その状態で騎乗したスタッフ全員が動きの軽さや背中の感触の良さを絶賛していることから、今後の変わり身がとても楽しみです。時折、我の強さを見せますが、基本的には扱いやすく、運動中は人への集中力を絶やさない性格でとても乗りやすいですね。スピードもあり、鞍上が指示を出せばスッと加速してくれる反応の良さも持ち合わせています。暖かくなってきて、毛艶も良くなりボディコンディションも良好で脚元にも不安はありません。いままさに馬体が成長してきていますし、負荷が高まると体を減らしてしまうところもありますから、ペースとしてはハロン15秒前後を数ヶ月は乗り込んでいくつもりです。今後は馬体の変化に対応しつつ基礎体力を鍛えて、7月頃に移動を考えていくスケジュールにて進めていきます。馬体重は450キロです」(4/27近況)

○馬体重 450キロ 体高 161.0センチ 胸囲 175.3センチ 管囲 20.0センチ

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1月生まれなのに馬体&性格に幼さが残ることから、周囲に敏感+前向きさが足りない馬という想像をしてしまうのですが、軽そうな立ち姿は好印象のラッキートゥビーミーの18。前脚の可動域は良好もトモの踏み込みがやや浅いので、引き続きコツコツ乗り込んでトモの強化に努めてもらえればと思います。

調教動画を見ると、走り自体は癖がないように思いますが、まだペースが緩やかなので、負荷を高めた際にどういう動きを見せてくれるかが1つポイントになってくるのかなと思います。また、背中の良さは褒められているようですが、負荷を高めて行った際、馬体重も同じような上昇カーブを描いて、増やしていけるかもポイントでしょう。【負荷を高めました→馬体重を減らしました】ではトーンダウンしてしまいそう。

血統からはダート色が強いですが、ダート馬らしい逞しい感じではありません。個人的には素軽い走りで芝で活躍してくれるのではと思い、ダメ元でも良いので出資へと踏み切ることにしました。

シルクなお馬さん(3歳牡馬・北海道組)

Photo_3 リアンティサージュ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週2回周回コースで軽めのキャンター2,500m、残りの日は軽めの調整

担当者「この中間からは周回コースでの運動を開始しています。まだ坂路調教再開までは至っていませんが、休ませたことで以前よりも活気がありますね。トモの状態もこの馬なりには良化してきていますし、再度坂路にも入れつつ鍛えていくことになるでしょう。馬体重は495キロです」(5/8近況)

Photo_3 ハーツクリスタル

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:トレッドミルでダク

担当者「この中間からは、予定通りトレッドミルでの運動に入っています。現在はダクで脚元の様子を見ながら進めていますが、今のところ問題ありません。これからキャンターへ移行していきますので、しっかり負荷を掛けて体を絞っていきたいですね。馬体重は528キロです」(5/8近況)

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リアンティサージュは少し疲れが見られた為、先週は軽めのメニューでしたが、今週から周回コースでの乗り込みを再開。活気が戻ってきたのは良かったですが、今月中の移動予定が少し先延ばしになるのかな?

ハーツクリスタルは少し時間が掛かってしまいましたが、患部の良化を促してきたことは好結果につながると思います。現在は脚元の状態を確認しながらトレッドミルでの運動を進めていますが、順調にペースアップしていってもらえればと思います。

【出資理由】サファリミスの18

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Photo サファリミスの18 (牡・藤岡)父ハーツクライ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン16秒のキャンター2本、週3回常歩、残りの日は軽めの調整

担当者「屋内坂路にてハロン16秒の運動を行っています。先週はハロン14秒ペースの負荷の高い調教でしたので、今週は調整目的でペースを抑えて運動しています。冬の間とても順調に乗り込むことができたので、体幹をしっかりと鍛え上げることが出来ました。ここ最近、馬体が逞しくなってきましたよ。常歩の遅いスピードでも登坂時の速いスピードでも背中がブレることもなく、最後まで良いフォームを維持して走ってくれています。それでいて、前向きな気性で非常に闘争心が高いタイプですね。厩舎からコースまでの移動の時や馬房内でも落ち着いており、性格的に申し分ありません。現時点で課題という課題はなく、調教メニューを馬の体調にあわせて、いまの状態を維持していくことが、本馬のさらなる成長につながると考えています。引き続き早期の移動を視野に調整していきます。馬体重は481キロです」(4/27近況)

○馬体重 477キロ 体高 156.0センチ 胸囲 188.0センチ 管囲 19.5センチ

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ハーツクライ産駒らしく歩様はたどたどしいですが、調教動画の走りが気に入ったのがサファリミスの18。重心を低くしてハミをグッと取り、歩様の頼りなさとは違ってシャープな脚捌き。走りは軽いので芝の実戦で良いところを見せてくれそうです。また、性格面で闘争心が高いというのも好印象です。

牧場でも期待の高い母馬だと思いますが、半姉のミッキーローズはガサのない牝馬の脆さが出ていますし、半兄ガラチコは未勝利を勝てずに現在は大井にいますが、未勝利戦でモズベッロと差のない競馬をしていますし、育成時に故障する前は評判が高かったようですし。サリオスのように父ディープインパクトから父ハーツクライに替わっての激走を思い描いています。

第2回追加募集馬では1番の期待。単純に脚が遅いという可能性はなきにしもあらずですが、芝2000m~芝2400mで頭角を現していって欲しいものです。また、無駄な怪我をしないようによろしくお願いします。

シルクなお馬さん(3歳牡馬未勝利・NFしがらき組)

Photo_3 エルスネル

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:周回コースでキャンター、坂路コースでハロン17秒

厩舎長「坂路で乗り出した後も順調に進められていますが、まだコンディションの方が良化途上なので、焦らず馬の状態に合わせながら徐々にペースを上げて行こうと思います。朝晩はまだ気温が低く、日中の温度差によって熱発する馬もいるので、体調管理には気を付けながら進めて行きます。馬体重は451キロです」(5/8近況)

Photo_3 ベルラガッツォ

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン15秒

調教主任「朝晩はまだ肌寒く、熱発している馬がいる中でも順調に進められていますし、ここにきてグンと調子が上向いてきました。馬体もふっくらとして良い状態をキープしていますし、動きも良くなってきましたよ。この調子でいつ声が掛かっても良いように態勢を整えておきたいと思います。馬体重は505キロです」(5/8近況)

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エルスネルは近い内に戻したいということでしたが、肝心のコンディションが一息。マイペースで調整を続けるということなので、次走が少し遠のいてしまいました。のんびりとは過ごしてられませんが、コツコツ乗り込むことで心身の地道な成長を促していってもらいたいです。

ベルラガッツォはようやく帰厩から声が掛かるレベルまで状態は上がってきましたが、G1戦線の真っただ中ということで正直優先順位が低そう。成績が成績なので仕方ありませんが、残り数少ないチャンスをモノに出来るように少しずつでも進化していって欲しいです。

2020年5月10日 (日)

【出資理由】ロッシェノワールの18

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Photo_3 ロッシェノワールの18(牝・池上)父カレンブラックヒル

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム早来
・調教内容:週2回屋内坂路コースでハロン15~16秒のキャンター1本、残りの日は周回コースで軽めのキャンター2400m

担当者「この中間は坂路コースと周回コースでコンスタントに乗り込んでいます。坂路ではハロン15秒まで脚を伸ばしていますが、キビキビとした動きを見せてくれていますし、まだこの時期の若駒らしく馬体に緩さは感じるものの、最後までしっかりとした手応えで走り切れていますよ。父・母ともにマイルを得意としていたことや、調教でのスピード感のある動きを見ると、早い時期から短い距離を中心に活躍してくれそうなタイプだと見ています。精神面も基本的には無駄なことをしない優等生タイプで、時折幼い一面を覗かせることもありますが、色々と経験していけば成長してくれると思います。まだトモ高に映るように、4月後半生まれということもあり、これからさらに馬体に実が入って良化してきそうなので、早期での移動を見据えつつも上手く成長を促していければと思います。馬体重は445キロです」(4/27近況)

○馬体重 445キロ 体高 157.0センチ 胸囲 181.0センチ 管囲 19.2センチ

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現段階では体力不足で坂路では動き切れていませんが、ロッシェノワールの18の性格は真面目そうで牝馬特有の繊細さは心配しなくても大丈夫そう。4月生まれでトモ高な体型から伸びシロはあると思うので、カイバをしっかり食わしこんでパワーアップしていってもらえればと思います。

走りはやや頭が高くて、ピッチ気味の走法。距離はやはり短いところが合っていそう。少しムキになって走っている感じもするので、騎乗者とのコンタクトを高めて、しっかり操縦が利くように調教を積んでいってもらえればと思います。

大きなところを狙える馬では正直ないかもしれませんが、まずは1勝してもらい、その後もコツコツ稼ぐことができる競走馬へと成長していってもらえればと思います。

シルクなお馬さん(2歳牡馬・本州牧場組)

Photo ヒーズオールザット

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:周回コースでキャンター、坂路コースでハロン15秒

厩舎長「坂路で乗り出した後も順調に進められていましたので、この中間からハロン15秒までペースを上げています。負荷を掛けてもしっかり対応してくれていますし、運動後も疲れを見せることはありません。性格は素直ですし、ここまで手が掛かることもないですから、このまま入厩に向けて更に動きを良くしていきたいと思います。馬体重は535キロです」(5/8近況)

Photo ドゥラモンド

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・調教内容:週2回坂路コースで14-14、週1回15-14、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「今週から坂路コースのペースを上げており、15-14から14-14へと段々と負荷を強めています。まだ体力不足なところが見られますが、ペースアップ後の動きも悪くはありませんし、この調子で基礎作りに努めていきたいですね。馬体重は478キロです」(5/1近況)

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ヒーズオールザットはまだ厩舎から声は掛かっていませんが、この中間からハロン15秒の調教を開始。負荷を高めても問題なく対応してくれているように体力面で不安はなし。性格は素直というジャッジですが、この点については半信半疑。個人的には少し疑っています。

ドゥラモンドはハロン15秒の調教からもう1歩負荷を高めましたが、無難に対応。ただ、緩さが残るようにこちらはまだまだ体力不足。6月の東京戦を視野に入れているかと思いますが、無理にそこへ合わす必要はありません。コツコツ乗り込んでしっかりとした土台を築いてもらいたいです。

9日にNFしがらきへ到着しています。☆ロコポルティ

Photo ロコポルティ

・在厩場所:福島県・NF天栄/9日に滋賀県・NFしがらきへ移動予定
・調教内容:軽めの調整 

天栄担当者「先週こちらに到着後に熱発が確認されたため、念の為にしばらく楽をさせて様子を見ていました。今週に入って熱も治まり、その後の体調面にも問題はなかったことから、本日ノーザンファームしがらきへ向けてこちらを出発しています」(5/8近況)

⇒⇒9日に滋賀県・ノーザンファームしがらきへ移動しています。(9日・最新情報より)

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熱発を発症し、NF天栄で足止めを食らっていたロコポルティ。2日ほど熱があったようですが、楽をさせて回復に努めたことから体温は落ち着き、その後も変わらずに来ていたことから、8日にNF天栄を出発して翌日9日にNFしがらきへ到着しています。今回の輸送でも体温の上昇がなければ良いのですが。

数日間は体力の回復に努めてもらい、その後は新しい環境に慣らしながら、徐々に騎乗運動の負荷を高めていってもられればと思います。デビュー戦は芝を走らせるかもしれませんが、ゆくゆくはダートの短いところが主戦場になっていく馬。馬格は立派な反面、体質面で弱さを感じます。個人的には早期デビューにこだわらず、ダートの番組が充実してくる秋競馬からの始動で良いのかなと考えています。

シルクなお馬さん(5歳上OP馬・北海道組)

Photo モンドインテロ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム早来
・調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン16秒のキャンター1本、残りの日はトレッドミルでキャンター

担当者「この中間はハロン16秒を切るところまで進めています。先週よりも硬さは解消されてきた感じはありますが、まだ緩さがありますね。それでも脚元は変わりありませんし、15-15のペースを取り入れながら進めていければと思います」(5/8近況)

Photo ダイアトニック

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・次走予定:函館6月21日 G3・函館スプリントS(武豊J)
・調教内容:周回コースでキャンター、坂路コースでハロン15~17秒

調教主任「今月中には帰厩することになっているので、この中間から坂路でラスト1ハロン15秒まで脚を伸ばすようにしています。負荷を掛けてもしっかり対応してくれますし、良い動きを見せていますよ。コンディションも変わりないですし、今の状態を維持しながら移動に備えていきたいと思います。馬体重は518キロです」(5/8近況)

Photo ブライトクォーツ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週2回周回コースで軽めのキャンター2500m、残りの日は軽めの調整

担当者「その後も体調面はすこぶる良好なことから、周回コースでの調教を開始いたしました。レースや輸送の疲れを感じさせない動きで、しっかりとした脚取りですね。以前こちらに居た時よりもトモの踏ん張りが利いています。馬体重は490キロです」(5/8近況)

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モンドインテロは引き続き調教のピッチを上げず、丹念に乗り込み中。土台は徐々に整ってきたと思うので、タイミングを見計らってもう1段調教の負荷を高めてもらいたいです。

予定通りにレースが開催されるか不透明ですが、ダイアトニックは順調に乗り込みを継続中。今月中には厩舎へ戻る予定となっています。状態は良さそうですが、暑さへの対策はしっかり考えておいて欲しいです。

ブライトクォーツは早速騎乗運動を開始。中山グランドJの激闘の疲れが早めに回復・解消されたのは何よりです。あとは馬体が少し細くなっている気がするので、ゆっくり進めながら馬体のボリュームを取り戻していってくれればと思います。

6月東京開催でのデビューを目指すことになりました。☆クールキャット

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Photo クールキャット(牝・奥村武)父スクリーンヒーロー 母メジロトンキニーズ

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・次走予定:第3回東京開催
・調教内容:週2回坂路コースで14-13、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「ハロン14秒ペースで乗っていても疲れを見せることはなかったので、今週から終いハロン13秒までペースアップしています。まだ馬体に緩さが残る現状ですが、動き自体は速いペースにもまずまず対応できています。奥村調教師とは第3回東京開催での出走を目標に進めていく方向で打ち合わせています。馬体重は511キロです」(5/8近況)

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ゲート試験合格後、NF天栄でコツコツ乗り込みを続けているクールキャット。この中間はハロン14秒のペースで終いは13秒までペースアップ。500キロを優に超える大型馬なのでスムーズに対応というところまで行かないと思いますが、何とか食らいついてくれています。本数を重ねていけば、動きに余裕も出てきてくれるでしょう。

また、牧場サイドと奥村武師の間で打ち合わせが行われ、6月の東京開催でのデビューを目指していくことに。具体的な番組は未定ですが、距離は1600m~1800mで下ろすことになるのかなと思います。緩さが残る現状なのでデビュー戦から動けるかどうかは帰厩後の追い切りの動き・時計を見ないとピンと来ませんが、早めに実戦を経験させて良い意味でピリッとさせるのはプラスに働いてくれると思います。

シルクなお馬さん(関西4歳牡馬)

Photo ボンディマンシュ

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:7日にポリトラックコースで時計
・次走予定:京都5月30日・ダ1400m(藤岡佑J)

中内田師「ウッドチップで蹄を痛めてしまうといけないので、この中間も負担を掛けないようになるべくポリトラックコースで乗るようにしています。7日に15-15ぐらいのペースで時計を出してみましたが、楽に動けていましたし、運動後も蹄を気にすることはないので、このまま予定しているレースに向けて徐々に負荷を掛けて行きたいと思います。なお、鞍上は藤岡佑介騎手に依頼しています」(5/7近況)

助 手 3栗P良 41.0- 12.9 馬なり余力
調教師 7栗P良 60.1- 44.3- 13.8 馬なり余力

Photo シングルアップ

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:周回コースでキャンター

厩舎長「引き続き吸入を行いつつ、周回コースで調教を行っていますが、まだ時折咳をする時があるので、もう少し吸入は続けていく方が良さそうですね。調教は休まず行っていますので、もう少し馬の状態が落ち着くまで今の感じで進めて行こうと思います。馬体重は570キロです」(5/8近況)

Photo アマネセール

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル

厩舎長「トレッドミルでじっくり時間を掛けたことで、コツコツしていた歩様は解れてきましたので、この中間から周回コースで乗り出しています。体調は良いですし、状態も上向いてきましたから、もう少し今のメニューで時間を掛けながら状態を上げていきたいと思います。馬体重は492キロです」(5/8近況)

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ボンディマンシュは手探りで進めている感じはしますが、ポリトラックコースで軽めの時計をマーク。今のところ蹄は落ち着いた状態を保っています。まだレースまで少し期間があるので、逆算しながら負荷を高めていってもらえればと思います。

新潟戦を見送ったシングルアップですが、まだ咳をすることがあるようで吸引治療は続けています。また、馬体重がじわじわ増えてきているので、増え過ぎないように注意して欲しい。

前走後、その足でNFしがらきへ移動してきたアマネセール。レース後まもないということで歩様に硬さが出ていたようですが、それは時間の経過と共に回復するでしょう。レースではなかなか力を発揮できていない現状ですが、適度にレース間隔を設けながら、去勢手術後の馬体のフィット感を高めていってもらえればと思います。

ロードなお馬さん(関東牡馬・千葉ケイアイファーム組)

Photo_6 ロードクエスト

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分。

○当地スタッフ 「小島調教師に伺っていた通り、いつものレース後と同じ硬さが認められます。次走へ向けて1、2週間で戻す・・・とのプランニングを考慮すると、この間と同様に回復に専念するイメージで大丈夫。可能な範囲でメンテナンスを行なっておきましょう」

Photo_6 ロードダヴィンチ

三石・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン30分。

○当地スタッフ 「トレッドミルの並脚15分では問題が無かったのを踏まえ、この中間よりウォーキングマシンへ入れ始めるように。僅かに運動時間を延ばしています。左前脚に腫れは認められぬものの、幾らか熱っぽく感じられる場合も。観察を続けましょう」

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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クエストは引き続き回復を優先中。牧場で跨るのは帰厩の予定が決まってから数本で良いぐらいだと思います。

ダヴィンチはトレッドミルを使っていくのかなと見ていましたが、ひとまず歩様を確かめた程度で、この中間からウォーキングマシンでの運動を開始。動かしたところ、休養することになった患部・左前脚繋靭帯に熱を持ってしまうのはやや心配です。冷却治療等で入念なケアを続けていって欲しいです。

獣医師の許可が出て、トレッドミルでの運動を開始しています。☆パラダイスリーフ

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Photo パラダイスリーフ(牡・木村)父ディープインパクト 母シルキーラグーン

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム早来
・調教内容:トレッドミルでダク

担当者「この中間は獣医の許可の下、トレッドミルでの運動に入りました。脚元は順調に回復しているようですし、今後も少しずつ負荷を掛けていき、状態を見ながら進めていきたいと思います。また、この馬なりに精神面も安定してきましたね」(5/8近況)

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昨年11月に屈腱炎が判明し、闘病生活が始まったパラダイスリーフ。回復が思わしくなければそのまま引退もあり得るかなと見てきましたが、この中間からトレッドミルでの運動を開始。ここまではホント順調に来ていると思います。

ただ、ここからが復帰へ向けての正念場へと入っていくので、今後も少しずつ負荷を高めて、騎乗運動開始へと繋いでいってもらえればと思います。

コースへ連れ出すのはもう少し先になるも、4日から角馬場で騎乗運動を開始しています。☆ロードユリシス

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Photo_6 ロードユリシス(牡・高野)父ロードカナロア 母レディハピネス

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、角馬場でダク1500m→ハッキング3000m。

○当地スタッフ 「5月4日(月)に騎乗トレーニングをスタート。跨って日が浅い状況ながら、ひとまずはスムーズな対応を見せています。もうしばらくの間は角馬場でダクとハッキングを繰り返す予定。この先も段階を踏みつつ、慎重なスタンスで進めるのみです」

☆★画像と情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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ウォーキングマシンでの運動を開始していたロードユリシスですが、この中間から早速騎乗運動を開始。ちょっとビックリしましたが、サンシャインパドックの放牧でのんびり回復を促していたのは、動かし始めればスムーズに騎乗運動も始めると決まっていたんでしょうねえ。

現在、まだコースには出ていないも、角馬場でダクとハッキング。脚慣らしすることで歩様に違和感がないことを確認してもらえればと思います。軌道に乗っていくまでもう少しの間、慎重を期して進めていって下さい。

実績のある舞台で53キロは魅力も、年齢的に上昇度は乏しくて苦戦濃厚。目の前のレースに最善を尽くし、1頭でも多く交わしてきて欲しい。★グランドサッシュ

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Photo グランドサッシュ(牡・武市)父ハーツクライ 母レイサッシュ

日曜東京9R 緑風S(芝2400m)2枠3番 野中J

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:6日に坂路コースで時計

武市師「先週の木曜日に帰厩後初の追い切りを行ったのですが、硬さが無くて良い走りをしておりました。その後も脚元に不安はありませんでしたので、6日にも坂路コースで単走で追い切りを行いました。硬さが無いのでトモの連動性がとても良く、体全体を使って走れていますね。息遣いもひと追い毎に良化していますし、今週のレースが楽しみです。しかし、このメンバーと頭数ですとロス無く回ってきたいですから、何としても内枠が欲しいですね。左回りかつハンデは53キロでしたのでその点は魅力的ですが、後は初めて騎乗する野中騎手がどう立ち回ってきてくれるかだと思います」(5/6近況)

調教師 3美坂良 55.0- 39.4- 25.5- 12.6 馬なり余力
調教師 6美坂稍 52.4- 38.2- 24.9- 12.5 末一杯追う

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第2回東京6日目(05月10日)
9R 緑風S
芝2400メートル 4歳上3勝クラス 指定 混合 ハンデ 発走14:25
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 シークレットラン 牡4 55 武豊
1 2 サトノラディウス 牡4 56 大野拓弥
2 3 グランドサッシュ 牡9 53 野中悠太郎
2 4 ネイビーブルー 牡7 53 吉田豊
3 5 ゴールドギア 牡5 55 田辺裕信
3 6 ヒシゲッコウ 牡4 55 D.レーン
4 7 マイネルカレッツァ 牡8 54 木幡巧也
4 8 エストスペリオル 牡5 54 石橋脩
5 9 グレンガリー せ5 54 津村明秀
5 10 ベイビーステップ 牡6 55 福永祐一
6 11 ノチェブランカ 牝5 53 M.デムーロ
6 12 ダイワダグラス 牡4 55 C.ルメール
7 13 ブラックプラチナム 牡7 55 横山武史
7 14 ミッキーバード 牡5 54 横山典弘
8 15 ワセダインブルー 牡5 54 原田和真
8 16 マイネルキラメキ 牡5 54 藤井勘一郎

○武市師 「9歳馬だが気持ちには若々しさがあるし、この馬なりにいい状態。内めをロスなく立ち回って、どれだけ頑張ってくれるか」(競馬ブックより)

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前向きな気持ちが残っていうるので9歳になっても現役を続けることができているグランドサッシュ。ただ、良かった頃と比較すると衰えは否めませんし、絶好調でレースへ臨むことが出来なくなっています。

前走は右回りの芝2200mと適条件から少し離れた番組にわざわざ使ってきたのは意図が正直分かりませんでしたが、そこを使ったばかりに実績のある東京・芝240mのここへ使えなかったら最悪だなと見ていましたが、牧場スタッフのケアのおかげで無事出走に漕ぎ着けてホッと一安心。帰厩後の動き・時計は可もなく不可もなくという感じですが、馬なりオンリーではなく、少し気合をつけられています。短期放牧を挟んでいるのでデキは悪くないでしょう。

武市師のコメントでは内枠が欲しいとのことでしたが、見事に2枠3番をゲット。出たなりの位置で脚を溜めつつ、出来れば早い段階で内へ潜り込みたいところ。そして直線を向くまではじっと息を潜めてもらい、直線でどこまで着順を押し上げていくことが出来るか。伸びシロはありませんが、53キロで出走できるのは数少ない利点。野中Jとは初コンビとなりますが、強豪相手に臆することなく立ち向かってもらいたいです。

今回で48戦目を迎えるグランドサッシュ。得意な条件ですが、逆に凡走してしまうと厳しいジャッジが下りそうな雰囲気。それ故、目の前のレースでは悔いを残さないように頑張ってもらいたいです。

急仕上げの前走を叩いた割に上昇度は案外。馬体重は確実に絞れてきて欲しいも…。今回も末脚に徹した競馬になってくるでしょうが、道中で内へ潜り込み、直線も大外へ回さずにインを突いてきて欲しい。★ナイトバナレット

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Photo_3 ナイトバナレット(牡・矢作)父ディープブリランテ 母ナイキフェイバー

日曜京都8R 4歳上2勝クラス(芝1600m)6枠9番 坂井瑠J

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:7日に坂路コースで追い切り

担当助手「7日に坂路で追い切りました。先行し、途中から併せて行きましたが、最後は遅れてしまったものの、相手は古馬オープンでもありますし、それに間隔が詰まっていることから、目一杯には追わなかったので遅れは気にしなくて良いでしょう。一度レースを使って馬体は引き締まっていますし、素軽さも出てきているので上積みはあると思います。それに前回は内回りコースで脚を余してしまいましたが、今回はベターな条件の1600mの外回りコースですから、末脚を発揮してくれると思います。1月の木津川特別のように前が引っ張る展開になれば、この馬の持ち味を存分に活かせると思いますので、今回もスタートを決めて上手く流れに乗ってもらいたいですね」(5/7近況)

助 手 5栗坂良 62.4- 46.9- 30.1- 14.2 馬なり余力
助 手 7栗坂良 54.0- 39.0- 25.3- 12.7 一杯に追う サトノガーネット(古オープン)一杯に0.4秒先行0.4秒遅れ

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第3回京都6日目(05月10日)
8R 4歳上2勝クラス
芝1600メートル 混合 定量 発走13:45
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 ウルクラフト 牝4 55 松山弘平
2 2 シュバルツボンバー 牡5 56 西村淳也
3 3 リュクスポケット 牡5 57 藤岡佑介
4 4 ウェーブヒーロー 牡7 57 川須栄彦
4 5 トップオブメジャー 牡4 57 藤岡康太
5 6 ウォークザライン 牡4 54 泉谷楓真
5 7 ミッキーマインド 牡5 57 北村宏司
6 8 テーオーアマゾン 牡4 57 和田竜二
6 9 ナイトバナレット 牡6 57 坂井瑠星
7 10 メイケイハリアー 牡4 57 北村友一
7 11 セントウル 牡4 57 幸英明
8 12 ブルレジーナ 牝5 55 小崎綾也
8 13 テイエムギフテッド 牡5 57 国分恭介

○宮内助手 「前走は上がり最速。ゲートも安定してきたので、1600mでも流れひとつでしょう」(競馬ブックより)

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前走は10日競馬での参戦となったため、プラス4キロ以上に馬体をボテッと見せていたナイトバナレット。レースはあまり流れず、最後は決め手比べとなってしまい、ナイトバナレットには展開も向きませんでしたが、直線でやや強引に大外へ持ち出すロスがロスがありながら、2着馬とはコンマ2秒差。詰まるのを覚悟して馬群に突っ込んでいれば、捌き次第で2着は十分あったかと思います。

その前走から中2週のローテで臨む今回。7戦連続で坂井瑠Jが乗ってくれるは有難いですが、中間の動きを見ていると、ひと叩きした割に上昇度が物足りないような…。熱心に時計は出ているのですが、重め残りがそれほど解消されてないのかも?

今回は1ハロン延長の芝1600m。坂井瑠Jとコンビを結成するようになってからは末脚に賭ける競馬に終始。今回もそういう形になるでしょうが、舞台は京都の外回りなので、道中はインぴったりを回ってきてもらい、直線はインの開いたスペースに突っ込んできて欲しい。高速決着となると分が悪いですが、今晩の雨の影響が幾らかでも残ってくれれば。そうなれば、ナイトバナレットの出番がやってくる筈。

最近のレースぶりを見ると、デキ云々にかかわらず、確実に末脚を伸ばしてくれているナイトバナレット。ただ、エンジンの掛かりが遅いのが玉に瑕ですが、今回も自分の競馬に徹してどこまでやれるか。個人的には4角までにじわじわエンジンを吹かしておいて、直線を向いたら早々に追い出した方が良さそう。スパッと切れない分、案外バテずに脚を伸ばしてくれますから。あとは手頃な頭数なので難しそうですが、展開の恩恵が正直欲しいです。3着以内に入って優先権確保が1つ目標になってきますが、前走の6着から着を落とすようなことがないようにお願いします。

2020年5月 9日 (土)

ご案内

ココログへ移行してもうすぐ12年目になるのですが、さすがに容量が重くなって、サイトに繋がりにくくなってきたので、参加していたPOG大会・他クラブ・プロ野球の記事などをごそっと削除しました。

効果があったかどうかは分かりませんが、ご案内させて頂きます。ご了承下さいませ。

ロードなお馬さん(牡馬・栗東近郊組)

Photo_6 ロードイヒラニ

滋賀・グリーンウッドトレーニング在厩。ウォーキングマシン60分。

○当地スタッフ 「最初の数日間こそ感触が良かったものの、その後は再び左前脚の蹄を気遣うように。装蹄がフィットしないのか、歩様にも影響が及んでいます。ちょっと前に蹄鉄がズレた際、どうも釘を踏んでいた模様で・・・。改めて対応を検討しましょう」

Photo_6 ロードベイリーフ

京都・宇治田原優駿ステーブル在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク600m→ハッキング2400m、ウッドチップ坂路コース・キャンター900m×1本(1ハロン18~20秒ペース)。

○当地スタッフ 「着実にステップアップが叶っており、直近の計量で馬体重も490キロに。順当にボリューム回復も図れています。ここまでは概ね順調。近日中にハロン15秒レベルも課せそうです。滞在は短期間の見込み。しっかり準備を整えておきましょう」

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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蹄鉄を接着式のエクイロックスへ切り替えたイヒラニでしたが、再び左前脚の蹄を気遣うように。前回、蹄鉄がズレた際に釘を踏んでいたとのこと。その痛みがまだ残っていたようです。ひとまず無理を避けて回復に努めてもらいたいです。

短期放牧で宇治田原優駿STに滞在中のベイリーフは順調に馬体のボリュームアップに成功。良い意味でのんびり過ごすことが出来ているのでしょう。日々の追い切りは普通キャンターまででピッチを上げていませんが、帰厩の声が届いたら、牧場での仕上げということでハロン15秒のところをサッとやってもらえたらと思います。次走は2鞍予定していましたが、まだ帰厩していないので来週の京都・あずさ賞の線は消えました。13日までに帰厩して23日の新潟・早苗賞へ向かうことになりそうです。

待望の距離短縮の1戦。直線でやや強引にでも手前を替えさせればひと伸びできる筈。嵌れば1発あるかもしれないも、まずはこのクラスにメドの立つ走りを見せて欲しい。☆クレッセントムーン

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Photo クレッセントムーン(牡・高野)父ヘニーヒューズ 母スカイクレイバー

土曜京都12R 4歳上2勝クラス(ダ1400m)4枠7番 西村淳J

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:6日に坂路コースで追い切り

高野師「6日に坂路で追い切りました。競馬にも乗ってもらう西村淳Jに感触を確かめてもらったところ、『動き・反応とも抜群に良かったですし、万全の態勢だと思います』と言っていました。帰厩してからここまで何の不安もなく順調に進められましたし、良い状態に仕上がっていますよ。ここ最近は手応えの割にもうひと伸び足りなかったですから、距離を詰めてどれだけやれるか試してみたいと思います。初戦にも1度1400mを経験していますが、その時は競馬を分かっていない感じでもありましたし、その頃よりもしっかり走ってくれるようになっているので、この条件で新味を見せてほしいと思います」(5/7近況)

助 手 3栗坂良 55.9- 40.5- 26.3- 13.1 馬なり余力 ピースプレイヤー(障未勝)馬なりに0.2秒先行0.1秒先着
西村淳 6栗坂良 52.7- 38.4- 24.9- 12.3 馬なり余力

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第3回京都5日目(05月09日)
12R 4歳上2勝クラス
ダ1400メートル 指定 混合 定量 発走16:10
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 カバトット せ7 57 小牧太
2 2 アスクハードスパン 牡5 57 藤岡康太
2 3 グトルフォス 牡4 57 幸英明
3 4 テーオーターゲット 牡4 57 坂井瑠星
3 5 エイシンポジション 牝4 55 北村宏司
4 6 パーティナシティ 牡4 57 川田将雅
4 7 クレッセントムーン 牡4 56 西村淳也
5 8 ショウナンパンサー せ4 57 加藤祥太
5 9 ロイヤルバローズ 牡5 57 浜中俊
6 10 メイショウハナモリ 牡4 54 泉谷楓真
6 11 アカツキジョー 牡5 57 和田竜二
7 12 バクハツ 牡5 57 小崎綾也
7 13 アールロッソ 牝4 55 川須栄彦
8 14 ライトオブピース 牡6 57 国分恭介
8 15 ナムラヘラクレス 牡6 57 田中健

○高野師 「1800mでは少し頼りないから、距離を詰めてみます。スピード負けはしないと思いますし、変身を」(競馬ブックより)

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2勝クラスへの昇級戦となった前々走は不可解な大敗を喫していたので、立て直したとはいえそう簡単に巻き返すのは難しいと思っていた前走のクレッセントムーン。勝負どころでの反応はあまり良くなかったですが、何とか食らい付いて直線へ。手応えは残っていたと思いますが、いざ追われてから1段ギアが上がらずじまい。まあ、それでも昇級2戦目で6着に押し上げることが出来たのは評価してあげて良いと思います。

課題の"手応えがあるのに伸び切れない"のは、答えはだいたい分かっていて、それは距離が微妙に長い感じなのと直線で手前を替え切れないから。血統的に父ヘニーヒューズから1400mぐらいが合っていそうですし、馬体のボリュームアップが増した現在は距離は自然と短い方へシフトしている筈。ですので、もう少し早い段階でダ1400mを試して欲しかったというのが本音。デビュー戦はこの距離で結果を残せませんでしたが、当時はソエが痛かったりと状態面で不安が残る中での1戦だったので度外視で良いでしょう。後者の手前を替えさせることに関しては、鞍上がやや強引に大きなアクションで替えてあげないとダメ。あとは芝スタートでレースの流れにスッと乗っていけるかもポイントになってきます。

相手関係に目を遣ると、平場の1戦とはいえ結構メンバーが揃った感じ。その中で人気を集めるテーオーターゲット・パーティナシティはもっと上を目指せそうな素材。これらを負かすとなると正直辛いかも。クレッセントムーンは揉まれるとダメというタイプではないので、真ん中の枠から序盤は馬群の中で息を潜めてもらえれば。そして直線では馬群を捌いてくるような伸び脚を披露して欲しいところ。

まあ、まだこのクラスでメドの立つレースは出来ていないので、経験を積みながらじわじわ成長を叶えていってもらえればと思います。距離短縮で可能性を感じさせるレースになることを願っています。

焼魚定食のまんぷく予想 vol.619

(京都11R)京都新聞杯(G2)

◎アドマイヤビルゴ、○ディープポンド、▲ファルコニア、△プレシオーソ、×マンオブスピリット、×シルヴェリオ、★キッズアガチャー

さすがにここは◎アドマイヤビルゴの相手探しの1戦。血統的に距離が延びるのは問題ないですし、軽い芝の京都で時計が速くなっても対応できるでしょう。

相手の1番手は皐月賞からここへ進んできた○ディープポンド。疲れはなさそうですし、バテないタイプなので距離延長は歓迎。◎以外なら実績は上位ですし。▲ファルコニアの前走はチグハグな競馬に。この距離なら対応できると思いますし、広いコースでノビノビ走らせてあげれば。見直しは当然。

あとはダートで2連勝中の△プレシオーソ。ダート馬としてかなり資質の高い馬ですが、ダートでスッと前へ行ける脚を見ると、芝でも怖さはあります。×マンオブスピリットは未勝利→500万下を連勝。未勝利時に負かした相手がフライライクバードなので◎以外なら差はなさそう。ただ、時計が速くなるとどうか。×シルヴェリオはPOGで前評判の高かった1頭。現状は物足りない成績も、能力は秘めているので、ブリンカー着用をキッカケに変わってくるかも。★キッズアガチャーはダート馬だと思いますが、引き続き状態は良さそう。終いは必ず良い脚を使ってくれるので、ロスなく立ち回り、ひょこっと3着に食い込んでくれないかなあ。

ロードなお馬さん(2歳・千葉ケイアイファーム組)

Photo_6 フライングバレル

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン15~20秒ペース)。

○当地スタッフ 「初めての場所にも慣れており、順当にペースアップ。5月1日(金)に半マイルから15-15を行ないました。動きに関する問題は浮かばないだけに、このまま栗東へ入る準備を進めるのみ。厩舎側と意見を交えつつ、スケジュールを調整しましょう」

Photo_6 ロードラスター

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン18~20秒ペース)。

○当地スタッフ 「4月30日(木)より管理を任されており、輸送の疲労を取り除きながら進めている段階です。5月2日(土)に角馬場で歩様のチェックを済ませ、4日(月)に普通キャンターへ着手。必要に応じて両前脚に認められるソエのケアを行ないましょう」

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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入厩の可能性が出てきた為、4日付で募集締切となったフライングバレル。初めての環境にも動じることなく、乗り進めることが出来ているのは何より。長めから15-15を行っても、問題なくこなしてくれたのは性能の高さを感じます。早ければ来週中の入厩があるかも。

ラスターは輸送熱に見舞われることなく無事千葉へ。4日から乗り出しているようですが、北海道時に出来た両前のソエの状態には気を配りながら、1歩1歩進めていってもらえればと思います。

7日の調教前の馬体チェックで左前脚の裏筋に疲れを確認。馬房内か調教中に脚をぶつけたことによる炎症が見られ、それが広がっていたら屈腱炎の診断が下っていたかも。時間を掛けて治療に専念することになりました。★ヴァンタブラック

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Photo_3 ヴァンタブラック(牡・須貝)父ブラックタイド 母プチノワール

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:舎飼

厩舎長「順調に進められていたのですが、7日の調教前に馬の状態をチェックしたところ、左前肢の裏筋に疲れが見られましたので、すぐ獣医師に診てもらいました。エコー検査で筋の状態を見てもらったところ、皮下に炎症が見られ、このまま無理をすると炎症が広がって屈腱炎になってしまうとのことでした。馬房内か調教中に脚をぶつけたことによる炎症だと思われます。一つ勝ち上がっていることもありますし、3歳馬とまだ若いですから、しっかり時間を掛けて、治療に専念させる方がいいと須貝師とも話し合いました。このようなことになって誠に申し訳ありませんが、もう少しこちらで経過観察させていただき、移動の許可が下り次第、NF早来へ移動させる予定です」(5/8近況)

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5月中旬頃の帰厩を予定していたので、負荷を高めて状態をグングン上げていたヴァンタブラック。良い感じで厩舎へバトンタッチできるかなと思っていたら、7日の調教前に左前脚の裏筋に疲れを確認。詳しく検査を行ったところ、皮下組織に炎症が見られ、その炎症が広がってしまうと屈腱炎へ繋がるところだったとのこと。

早めに気付いてくれたことで最悪のケースは阻止できたのかなと思うも、嫌な部分に炎症があるので、冷却治療等を行うことによって落ち着かせ、裏筋をスッキリ見せるようにならないといけません。回復までどのくらいの時間を要するのか想像できませんが、今後に悪い影響を残さないように治療・回復に全力を注いでもらいたいです。

内めの奇数枠+芝スタートという課題の中で序盤の位置取りが大きな分かれ目。素質は見劣らないと思うも、牡馬相手の昇級戦でいきなり結果を残せというのはちょっと酷かも。タフな競馬になって戦意喪失してしまうことは避けたい。★ルコントブルー

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Photo_3 ルコントブルー(牝・勢司)父キズナ 母シェアザストーリー

土曜東京6R 3歳1勝クラス(ダ1600m)4枠5番 C.ルメールJ

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:6日に南Bコースで時計

勢司師「6日に南Bコースで併せて追い切りを行いました。3歳未勝利馬が相手でしたが、最後まで楽々と走れていて動きは良かったですね。先週末には北Cコースで長めのところを乗って心肺機能の強化を図れていますし、精神的に変なところを見せたりせず心身のバランスも良好で、良い状態でレースに向かうことが出来そうです。昇級初戦で初めてのマイル戦に左回りと課題は少なくありませんが、上手くこなすことが出来れば今後の選択肢も広がりますし、良い走りを見せてもらいたいですね」(5/7近況)

助 手 3北C良 72.5- 56.7- 42.6- 15.0 馬なり余力
助 手 6南B稍 54.9- 39.3- 12.7 馬なり余力 シャドウパイレーツ(三未勝)馬なりの内同入

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第2回東京5日目(05月09日)
6R 3歳1勝クラス
ダ1600メートル 指定 混合 馬齢 発走13:05
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 アコルドエール 牡3 56 横山武史
2 2 クロッチ せ3 56 野中悠太郎
3 3 ブレイクザボーダー 牡3 56 大野拓弥
3 4 ファイヴレター 牡3 54 木幡育也
4 5 ルコントブルー 牝3 54 C.ルメール
4 6 ガルナッチャ 牝3 54 横山典弘
5 7 キタノオクトパス 牡3 56 田辺裕信
5 8 キョウエイゴー 牡3 56 吉田豊
6 9 フジヤマテキサス 牡3 56 藤井勘一郎
6 10 エメラルホープ 牡3 56 武豊
7 11 ニシノレオニダス 牡3 56 江田照男
7 12 ウインレゼルヴ 牡3 56 津村明秀
8 13 リッターシュラーク 牡3 56 武士沢友治
8 14 トミケンレゲンダ 牡3 56 石橋脩

○勢司師 「いい状態だし、メンタルも今のところ問題なくきている。前走の勝ちっぷりや時計から、このクラスでも通用するはず」(競馬ブックより)

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デビュー戦は中団から渋太く脚を伸ばして2着と内容の濃いレースを見せてくれたルコントブルーでしたが、2戦目の前走は揉まれない大外枠を引き当てながら、やや強引にハナを奪いに行く競馬。結果的にはリズム良く競馬を進めることが出来、マイペースの競馬に。4角を回ってくる時の手応えも上々。そして直線半ばでようやく手前を替えると、再加速して2着馬に5馬身差をつける完勝。馬体にはまだまだ余裕がある中でのこのパフォーマンスは力が違ったという1戦でした。

前走後も続戦することなくNF天栄でリフレッシュ。気性面でネガティブなところがあるのが課題ですが、移動後は疲れ・反動が出ることなく、すぐに坂路で負荷を掛けることが出来ました。レースと放牧を繰り返しながら、ルコントブルーは少しずつ体質の強化を感じますし、着実に良い方へと進んでいると思います。

帰厩後は唯一の1勝クラスの牝馬限定・ダ1800mに狙いを定め、京都遠征を視野に入れていましたが、新型コロナウイルス感染症の拡大防止の為、他ブロックへ使えなくなって予定変更。牡馬との1戦となりますが、関東馬同士で戦えるここへ照準を向けてきました。また、鞍上にC.ルメールJを迎えることが出来たのは有難い限りです。

ただ、これまで2戦は牝馬同士の1戦で素質の違いで対応してきた感じで、レースぶりはやや大雑把。道中でストレスを感じることなくレースを進めることが出来たのが結果に繋がったと思います。それ故、牡馬相手となる昇級戦でいきなり通用するかとなると正直半信半疑。デキに関してはしっかり負荷を高めることが出来ているので、上積みは見込めるかと思います。

今回は内目の奇数枠+芝スタート。ゲートが開く音にビクッとしてしまうところがありますし、まだまだモッサリしているので芝スタートで出脚が付くかどうかは不透明。ここでモタつくとダートへ入ったところで他馬のキックバックが当たることになって、戦意喪失してしまうかも。序盤の位置取り・進め方がこのレースの注目点でしょう。

相手関係に目をやると、1勝クラスで2戦連続2着のキタノオクトパスが頭1つ抜けた感じ。時計が他馬とは1秒ほど違います。これと対等に渡り合おうとなると、走破時計は1分38秒前後が必要になってきそう。現段階でそれに対応できる体力が備わっているかとなると素直に肯定は出来ません。3戦目の今回はかなりタフな競馬になることが予想されるので、それに対して体力面・精神面の両面で凌ぎ切れるか。最後はそれに尽きるのかなと思います。

去勢手術後に一旦態勢は整うも、帰厩目前で右前脚の膝を骨折するアクシデント。その為、約11ヶ月ぶりに実戦に。デビュー前同様に追い切りでは素晴らしい動きを披露するも、気難しい面はまだ残っているようなので…。軌道に乗ってくるのを長い目で見守りたい。★ロードクラージュ

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Photo_6 ロードクラージュ(セ・安田隆)父ロードカナロア 母レディルージュ

5月9日(土)新潟5R・3歳未勝利・混合・ダ1200mに斎藤Jで出走します。5月6日(水)良の栗東・坂路コースで1本目に52.3-38.1-24.8-12.1 末強目に追っています。併せ馬では馬なりの相手に0秒1先行して0秒2先着。追い切りの短評は「動き目立つ」でした。発走は12時15分です。

○安田調教助手 「5月6日(水)も時計的には十分。ただ、何処まで中身がデキているか・・・。レース当日のテンションを含めて、幾らか半信半疑な面が残りますね。一癖を持つタイプだけに、特徴を知るジョッキーで。土、日の新潟を両睨みのスタンスです」

≪調教時計≫
20.05.06 斎 藤 栗東坂良1回 52.3 38.1 24.8 12.1 末強目追う ソプラドール(3歳1勝)馬なりに0秒1先行0秒2先着

☆★画像と情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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第1回新潟1日目(05月09日)
5R 3歳未勝利
ダ1200メートル 混合 馬齢 発走12:15
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 トマティーナ 牡3 56 杉原誠人
2 2 グランドストローク 牡3 56 武藤雅
2 3 ロードクラージュ セ3 55 斎藤新
3 4 タイセイダンク 牡3 56 石川裕紀人
3 5 ジャスパーエース 牡3 56 古川吉洋
4 6 エイティーンローズ 牝3 51 亀田温心
4 7 ウェディングリリー 牝3 54 大庭和弥
5 8 ショウナンサモン 牡3 56 川又賢治
5 9 カクシン 牡3 56 内田博幸
6 10 ピュアサンクス 牝3 51 秋山稔樹
6 11 ピノタージュ 牝3 53 団野大成
7 12 ディーププレザント 牡3 56 荻野琢真
7 13 ゴーンホーム 牡3 56 鮫島克駿
8 14 サンライズエポック 牡3 56 蛯名正義
8 15 ヴェーラ 牡3 56 吉田隼人

○安田隆師 「初戦は気が悪過ぎで、レース前に消耗が。去勢して多少おとなしくなったし、攻め通り走れば力は上位のはずです」(競馬ブックより)

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デビュー前の追い切りでケイデンスコールやダイアトニックといった活躍馬の胸を借り、ダートでOP勝ちのあるミッキーワイルドには追走先着と非凡な脚力を見せつけていたロードクラージュ。その一方で子供っぽさを随所に見せていましたが、2歳6月の新馬戦ならそれでも能力で押し切れるだろうと個人的には楽観視していました。

しかしながら、デビュー戦当日は装鞍所から暴れていたようで、返し馬を終え、ゲート裏に集合した時には既に息が上がってよいいたという消耗度。レースの流れに乗ることは出来ましたが、勝負どころからのペースアップに反応することが出来ず、直線でも全く伸びず。気の悪さが目立つばかりで良いところがなかったです。そしてこの結果を受け、躊躇することなく去勢手術が行われました。

幸い、術後の経過は良好で減らしてしまった馬体を戻しつつ、丹念な乗り込み。じっくり取り組んできたことで馬の雰囲気も良くなり、8月末には再入厩という話が浮上。去勢手術+1度実戦を経験して、今度は違った姿を見せて欲しいと思っていました。ただ、帰厩目前で強めの調教を消化したところ、動きは良かったのですが、右前脚の歩様の硬さが目立つように。数日経っても良化の兆しが窺えなかったので、詳しく検査を行った結果、右前膝の骨折が判明してしまいました。手術を行って、療養生活が始まりました。

術後2ヶ月は馬房で休養(舎飼)に努め、術後4ヶ月は歩行運動に制限するという方針の下、クラージュは黙々と暮らし、右前膝は落ち着いた状態をキープ。また、昨年末にトレッドミルを導入したので、復活の過程には効果的だったと思います。そして年明けから騎乗運動を開始して、デビュー戦から約11ヶ月後に2戦目を迎えることが出来ました。

帰厩後の追い切りは以前と変わることなく素晴らしい動きを披露。ひと追い毎に素軽さは増していると思います。1200mの距離もいいでしょうし、ダート替わりも全兄ロードラズライトの活躍から悪くはないでしょう。ゲートを決めて小細工なしに逃げれば、押し切っても不思議ではありません。ただ、クラージュの気難しさは去勢手術を行ったとはいえ、まだまだ厄介なところはある筈。実戦を経験した慣れを見込みたいですが、約11ヶ月ぶりではデビュー戦のことは忘れていると思うので、実質デビュー戦と考えた方が良さそう。そうなると、またパニックを起こして、レース前に消耗してしまっているかもしれません。

まあ、それでも追い切りでこれだけ動く馬は少ないだけに、心身のバランスが整ってくれば走ってきてくれる筈。常識に掛かってくるまではあたたかい目で見守っていきたいです。

2戦目が23日の東京・ダ1400mに決まりました。☆ディランズソング

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Photo_3 ディランズソング(牡・萩原)父Summer Front 母Poetic Riches

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:6日に南Wコースで時計
・次走予定:5月23日の東京・ダ1400m

萩原師「先週末には南Wコースで5ハロンから時計を出してみましたが、右トモの状態は悪化することなくきていますし、6日には南Wコースで併せて追い切りを行いました。道中はディランズソングが追走して行き、直線では内に進路を取って脚を伸ばし、最後は同入しています。半マイルからの時計でしたが、脚取りは最後までしっかりとしていましたし、合格点を与えられる動きだったと思います。今の感じなら、あと2週ほどあれば態勢を整えることが出来そうですし、東京5週目のダ1400m戦に向かいたいと考えています。ただ、現在のところ徐々に負荷を強めていっていてもケアの甲斐あって状態は維持できていますが、くれぐれも脚元第一で進めてまいります」(5/7近況)

助 手 3南W良 65.6- 50.8- 37.9- 12.4 馬なり余力 ブレイブメジャー(古馬3勝)馬なりの内を0.4秒先行3F付同入
助 手 6南W稍 51.2- 37.1- 12.7 馬なり余力 マープル(三未勝)馬なりの内0.6秒追走同入

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右トモに負担が掛かり過ぎないように注意しながら乗り進めているディランズソング。この中間は3日と6日にWコースで時計をマークしていますが、その時計・内容は上々。意外にしっかり動けています。ジャッジの厳しい萩原師も『合格点を与えられる』と褒めてくれています。

また、これらの動きを見て、あと2週ほどあれば態勢を整えることが出来るだろうということで、ディランズソングの2戦目が23日の東京・ダ1400mに決まりました。デビュー戦は直線でじわじわ脚を繰り出して、何とか2着を確保と物足りなさが残ったので、無駄肉を削ぎ落していくことでどこまで動きにキレ・軽さが出てきてくれるか。ダートからスタートとなる次走の舞台は合っていると思うので、しっかり勝ち切れるように気を緩めずに態勢を整えていってもらいたいです。

【シルク】【2019年度第2回追加募集】出資お申し込み結果(口数と必要実績)

2019年度2回追加募集『会員様向けインターネット先行受付』におきまして、会員の皆様より多数のお申し込みをいただきまして誠にありがとうございます。ご出資お申し込み結果をマイページへ反映させていただきました。ご希望どおり出資可能となりました募集馬につきましては、マイページ内の「現在出資中の所属馬」の欄に表示されておりますのでご確認ください。なお、競走馬出資金等の口座振替は6月29日(月)となりますので、ご承知おきくださいますようお願い申し上げます。

集計の結果、全ての追加募集馬の申込口数が500口を超えましたので、300口は過去3世代(2016年産、2017年産、2018年産)の出資実績、200口は抽選で出資者を決定させていただくこととなりました。各募集馬の実績枠(300口)でご出資いただくために必要でした、過去3世代の出資実績(ボーダーライン)は以下のとおりです。

75.バランセラの18 1,714,000円 (総お申し込み口数:1,182口)
76.レスペランスの18 1,060,000円 (総お申し込み口数:1,436口)
77.アルビアーノの18 2,682,000円 (総お申し込み口数:2,214口)
78.ロッシェノワールの18 392,000円 (総お申し込み口数:688口)
79.アクウェイントの18 1,476,000円 (総お申し込み口数:1,056口)
80.サファリミスの18 974,000円 (総お申し込み口数:752口)
81.スピードリッパーの18 2,050,000円 (総お申し込み口数:1,653口)
82.カレドニアレディの18 1,302,000円 (総お申し込み口数:1,580口)
83.メリーウィドウの18 912,000円 (総お申し込み口数:1,112口)
84.ラッキートゥビーミーの18 1,094,000円 (総お申し込み口数:902口)

☆★シルクホースクラブ・ウェブサイトより☆★

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7日の午前10時に締め切りとなった第2回追加募集。早速8日にマイページへの反映が行われ、最終口数と必要実績が示されました。

終始1番人気を集めていたアルビアーノの18は最終的には2200口を超え、実績は268万2000円。これだけの口数を集めるとこれぐらい実績が必要となる目安にはなったかと思います。あと、出資していませんが、スピードリッパーの18は意外とハードルが高かったようですね。

私が申し込んだ4頭は無事確定。良いところ・不安点と両方持ち合わせている馬達なので、これからの育成で良いところが更に光って来てくれればと思います。

シルクなお馬さん(牡馬・来週出走予定組)

Photo_3 クァンタムリープ

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:軽めの調整
・次走予定:5月17日の東京・芝1400m(田辺J)

鹿戸師「その後も馬体の回復に努めており、前走と同じくらいまで体は戻ってきました。普段の乗り運動を見る限りでは、息遣いは良好で捌きも軽快ですし、思っていた通り1度使ったことで状態は上向いていますね。週末から速めのところを行って来週のレースに備えたいと思います。なお、鞍上は引き続き田辺騎手に依頼しています」(5/7近況)

Photo_3 シェダル

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:6日に南Wコースで時計
・次走予定:5月17日の東京・青竜S(C.ルメールJ)

栗田師「6日に南Wコースで併せて追い切りを行いました。道中はシェダルが4馬身ほど追走する形から、直線に入って一杯に追われると、最後は2馬身先着して終えています。体の緩さが無くなってきたことで、追い出してからの反応が早いですし、スピード感のある動きをしていますね。今週の調教での走りや前回のレース内容から、距離を短縮することは問題無さそうで、それに東京のダ1800m戦も合っていそうですので、来週の青竜Sが非常に楽しみです。なお、鞍上はC.ルメール騎手にお願いしています」(5/7近況)

助 手 3美坂良 57.4- 41.8- 27.6- 13.4 馬なり余力
助 手 6南W稍 65.8- 51.2- 37.9- 12.0 強めに追う ストームシップ(三未勝)一杯の内0.7秒追走0.4秒先着

Photo_3 ピボットポイント

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:7日にダートコースで追い切り
・次走予定:新潟5月17日・中ノ岳特別(中谷J)

松下師「7日にダートコースで時計を出しました。馬体はまだ少し余裕が感じられますが、動きとしては良かったと思いますし、このひと追いで更に引き締まってくるでしょう。それに新潟までの輸送で丁度良い体付きになると思うので、あとは気持ちの方だけ気を付けたいですね。前回はゲートで気難しいところを見せてしまったので、何度かゲート練習を行っていますが、こちらでは競馬の時のような煩いところは見せていません。何かしら苦しいところがあったのか、嫌なことがあったのか分からないですが、今の雰囲気のままレースに向かえるように細心の注意を払いながら調整していきたいと思います。なお、ジョッキーは中谷騎手に依頼しています」(5/7近況)

助 手 3栗B良 45.6- 14.5 馬なり余力
助 手 7栗B良 83.8- 67.5- 52.8- 38.9- 11.8 追って一杯

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来週の出走を予定しているシルクの牡馬3頭の近況をまとめて。

クァンタムリープは前走後の初時計はまだも、馬の雰囲気は悪くなさそう。週末と来週の追い切り2本で十分仕上がるでしょう。ただ、ここにきて東京の芝は高速化してきているので、喉に弱さのあるこの馬には時計が速くなり過ぎると辛くなりそう。

青竜Sの鞍上が発表されてなかったシェダルですが、鞍上にC.ルメールJを迎えることに。これは頼もしいです。帰厩後の追い切りを見ると、これまでよりもハードに攻めて、時計&動きは共に優秀。放牧に出して心身の成長を促してきましたが、ここにきて牡馬らしい逞しさを身にまとってきました。青龍Sの後はユニコーンSへ進むと思うので、ここは連勝を伸ばして収得賞金を加算したいところ。そしてユニコーンSにはダートの怪物候補・カフェファラオが出走を予定しているので、挑戦状を叩きつけたいです。

ピボットポイントはまだまだ馬体に余裕はあるようですが、7日にBコースでビシッと追われて動き自体はマズマズも、このひと追いでグッと良くなってきてもらえればと思います。前回は出遅れでレースになりませんでしたが、ゲート練習は大人しく対応してくれている様子。ただ、ズル賢い馬なので、レースへ行くと悪さをして気難しさを覗かせるかも。レースの流れに乗った競馬が出来れば、2勝クラスでもそこまで負ける馬ではないと見ています。メドの立つレースを期待しています。

ロードなお馬さん(3歳・入厩組)

Photo_6 ロードフェローズ

5月6日(水)良の栗東・坂路コースで1本目に55.5-40.8-26.6-13.4 一杯に追っています。短評は「坂路コースで入念」でした。5月16日(土)京都・3歳未勝利・芝2200mに秋山真一郎騎手で予定しています。

○藤岡調教師 「5月6日(水)も坂路で。相応に気合いは付けたものの、無理を強いぬぐらいの内容です。及第点を与えられそう。来週へ向けて更に状態を上げられたら・・・でしょう。G1開催でリーディング上位は東京へ。秋山騎手とコンビ継続で臨みます」

≪調教時計≫
20.05.06 助手 栗東坂良1回 55.5 40.8 26.6 13.4 一杯に追う

Photo_6 シベール

美浦トレセンで1ハロン18秒前後のキャンターを消化。まだ目標のレースまで十分な時間が残されており、もう少しの間は入念に乗り込みます。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、5月23日(土)東京・カーネーションC・牝馬限定・芝1800mに三浦騎手で予定しています。

○久保田調教師 「この中間もハロン17、18秒ペースを入念に消化。具合が安定している一方、思うように身体が増えて来ない点がネックでしょう。胃薬を使って改善が叶えば・・・と言った状況。来週から時計を出し始め、3本の追い切りを経て競馬へ臨むイメージです」

Photo_6 ロードセッション

≪調教時計≫
20.05.08 荻野極 栗CW良 86.0 70.6 55.6 41.3 12.7 馬なり余力

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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フェローズの次走の鞍上ですが、前走に引き続き秋山Jとのコンビに。前走で良い感覚を掴んでいると思うので、末脚を生かす競馬で未勝利脱出を目指してもらいたいです。

シベールはそろそろ時計を出し始めて欲しいのですが、馬体重をキープするのがやっとで増えていきません。馬の状態は悪くないと思いますが…。レースまで少し時間はあるので、胃薬を投与するなど手を尽くしていってもらえればと思います。

セッションは18日にCWコースで時計をマーク。右前脚の挫跖による影響は何とか大丈夫そうですが、最終追いを終えてから正式に出否を決めてもらえればと思います。

2020年5月 8日 (金)

ここに来て全体的に疲労感を感じることに。一旦、軽めの運動のみに切り替え、様子を見て行くことになりました。★ジーナアイリス

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Photo ジーナアイリス(牝・田村)父ゴールドアリュール 母ディアジーナ

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:軽めの調整
・次走予定:第2回東京開催

田村師「この中間からスクミの症状を見せたり、疲れから四肢に浮腫みが出てきてしまっています。運動を休むほどではありませんので、軽めに動かしながら状態把握に努めていますが、動かせば浮腫みは治まるものの、どうも右前の出がコトコトした感じであまり良くありません。獣医に診てもらったところ、腱や骨には異常はありませんが、もしかすると腹帯が擦れるのを気にしているのかもしれないということでした。全体的な抵抗力が落ち気味なので、そういった症状が余計に表へと出て来てしまっているのでしょう。治まるのは時間の問題だとは思いますが、一旦牧場へお戻しして仕切り直す方が良さそうならその方向も含めて、馬の状態をよく確認しながら今後の方針を判断していきたいと思います」(5/7近況)

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前回の更新後、追い切り時計を出していなかったのでジーナアイリスに何かあったのかなと見ていたら、全体的な疲労感を漂わせているとのこと。今のところ深刻な状態ではありませんが、無理も出来ません。騎乗運動を開始してからやや急ピッチで進めてきたのがここに来て響いてるんでしょうねえ。

ひとまず楽をさせて回復を促してもらえればと思います。そして入念なケアを施して状態が上がってきてくれるかどうか。また、2週間ほどの短期で戻すことも選択肢のの1つに加えてもらいたいです。

7日に栗東・西浦厩舎へ帰厩しています。☆ロードドミニオン

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Photo_6 ロードドミニオン(牡・西浦)父ロードカナロア 母サウンドオブハート

2020.05.07
5月7日(木)に栗東トレセンへ帰厩しました。ひとまずは1ハロン18秒前後のキャンターで仕上がり具合の把握に努める方針。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、体調、条件、出走状況等を踏まえながら目標のレースを決めます。

○西浦調教師 「外傷で幾らか予定が延びたものの、その後は順調に回復を遂げた様子。改めてスタンバイOK・・・との報告を受け、5月7日(木)に厩舎へ戻しています。約半年の休養を経て、久しぶりのトレセン。まずは実際に跨って感触を確かめましょう」

2020.05.05
千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン13~20秒ペース)。5月7日(木)に栗東トレセンへ帰厩の予定です。

○当地スタッフ 「4月28日(火)に半マイル54秒9、ラスト13秒3の時計を記録しました。この馬なりに無難なフットワークで駆けており、計画に沿って5月1日(金)にもハロン15秒ペースを消化。厩舎側から連絡が届き、6日(水)にこちらを離れる予定です」

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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2月中には帰厩できそうだったのに、ウォーキングマシンでの運動で右前脚の蹄球を踏み掛けるアクシデントがあったロードドミニオン。折角、上り調子で来ていたのに、半月ぐらいは休養に専念する羽目に。そしてそこから再度の立て直しが図られて、ようやく7日に栗東・西浦厩舎へ戻ることが出来ました。

結果的に約半年の充電期間となりましたが、非力さがとにかく目立ったドミニオンがどこまで変わって来てくれているか。馬体重は幾らか成長した様子ですが、それがパワーアップ等に繋がっているかとなると正直微妙な気が。2歳時は自分から走ろうという姿勢も乏しかったので、気持ちの面での成長も期待したいんですが。ただ、2歳時から大した変わり身が見込めないのなら、この半年は単に休んでいただけと価値のないものになってしまいます。

JRAの競走馬登録が完了。引き続きゲート練習中心で進められています。☆ピクシーナイト

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Photo ピクシーナイト(牡・音無)父モーリス 母ピクシーホロウ

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:坂路コースでキャンター、ゲート練習

担当助手「先週からゲート練習を始めていますが、その後も気持ちが悪い方に向くこともなく、枠入り・駐立に関してとても落ち着いて行えています。出の反応はまだ少し鈍いですが、今の感じなら近いうちには試験の目途も立てられそうなので、タイミングを見計らって受けるつもりです」(5/7近況)

助 手 3栗坂良 56.9- 41.9- 27.2- 13.4 馬なり

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4月30日付でJRAの競走馬登録が完了したピクシーナイト。引き続きゲート練習中心の日々が続いていますが、気の悪さを出さずに稽古に集中できているのは何より。出の反応が鈍いだけで、枠入り・駐立は問題ないようなので、ひょっとしたら本日8日にゲート試験に初挑戦するかもしれません。

また、3日に入厩後の初時計をマーク。サッと駆け上がってきた程度ですが、今週発売の競馬ブックでトラックマンの1人がちょっと目に付いたようで取り上げてくれていました。

まあ、実際に走ってみないと分からない部分はありますが、現段階でも身のこなしの良さを披露してくれているようなので、今は楽しみでしかありません。

ロードなお馬さん(関西3歳牝馬・北海道組)

Photo_6 トルネードフラッグ

三石・ケイアイファーム在厩。休養。

○当地スタッフ 「術後に生じた患部の腫れは、少しずつ引いて来ています。まだ獣医師の許可が下りるのを待っている段階ながら、そう遠からずにウォーキングマシンへ連れ出せるはず。騎乗再開のタイミングに関しては、その後の状況に応じて・・・でしょう」

Photo_6 ヴィースバーデン

三石・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分。

○当地スタッフ 「獣医師チェックで背中に幾らか触診反応。でも、すぐに特別な治療は要らぬレベルです。見た目が段々フックラ。順当に数字も増加を示しています。今しばらくは同様のパターン。回復具合を見ながら跨り始めるタイミングを検討しましょう」

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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トルネードフラッグの術後の経過はひとまず良さそうも、前のめりで調整を進めて行くのは正直不安も。まずはしっかり静養してもらい、曳き運動で脚慣らしをしてもらってからウォーキングマシンの運動へ移行してもらいたいです。無理に3歳未勝利の期間に合わせる必要はないと個人的には思っています。

ヴィースバーデンは背中に張りが残る状態ですが、ひとまず時間の経過と共に回復を図る予定。良化がスローならショックウェーブ治療など適切な処置を行ってもらえればと思います。馬体重はもっともっと増やしてもらいたいです。

5日に栗東・斉藤崇厩舎へ帰厩しています。☆ヴィッセン

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Photo ヴィッセン(牡・斉藤崇)父ディープインパクト 母ダンツクレバー

・在厩場所:5日に栗東トレセンへ帰厩
・次走予定:京都5月24日・烏丸S

斉藤崇師「放牧に出した後も順調に進められていたようなので、5日の検疫でトレセンに戻しました。5月24日の京都・烏丸Sを予定していますので、そこに向けて仕上げに入っていきたいと思います」(5/6近況)

助 手 7CW良 70.7- 54.1- 39.2- 12.4 馬なり余力

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次走が24日の京都・烏丸Sに決まったヴィッセンはレースまでの期間を逆算する形で5日に帰厩。関東へ連れて行くも、やはり馬体減で力を出し切れずと嫌な流れでしたが、リフレッシュを挟んだことで負の連鎖は途絶えさせたと思います。早速7日にCWコースで軽く動かしていますが、雰囲気は良さそうです。

ただ、次走は定量戦。ハンデ差を生かして2勝クラス卒業→3勝クラスで2着好走を演じてきましたが、斤量増によってパフォーマンスがどこまで落ちるのかをしっかり把握しておきたいです。

2020年5月 7日 (木)

肝心の動きがピリッとしてこない中、未出走の身なのでのんびり過ごす訳には行かず。7日に栗東・安田隆厩舎へ帰厩しています。★レインドロップス

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Photo_6 レインドロップス(牝・安田隆)父ロードカナロア 母ティアドロップス

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5月7日(木)に栗東トレセンへ帰厩しました。ひとまずは1ハロン18秒前後のキャンターで仕上がり具合の把握に努める方針。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、体調、条件、出走状況等を踏まえながら目標のレースを決めます。

○安田調教助手 「術後はスムーズに立ち上げが叶い、相応のレベルまでは乗り込めた様子。5月7日(木)に厩舎へ戻しています。ある程度の状態は聞いているものの、具体的な部分は実際に跨ってみないと・・・。早速、馬場へ連れ出して具合を探る方針です」

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千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン13~20秒ペース)。5月7日(木)に栗東トレセンへ帰厩の予定です。

○当地スタッフ 「4月28日(火)に半マイル56秒7、終い15秒1を記録。ブリンカーの効果が得られず、ラストが甘くなりました。喉の具合は改善。2勝を挙げた半兄ゲンパチカイナルの育成時代も似た感じだった・・・と聞くだけに、血統的な特徴かも知れません」

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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3月中旬に千葉のケイアイファームへ戻って来て、再入厩へ向けての乗り込みを進めてきたレインドロップス。喉頭蓋エントラップメントの切開手術の効果で息遣いはだいぶ改善されてきましたが、動き自体はピリッとせず。先月28日には強めの調教を課しましたが、ラスト1ハロンは15秒1と大失速。ブリンカーの効果がないと言うことは走ることに気持ちが全く向いていないのでしょう。半兄ゲンパチカイナルはそういうところがあったようですが、ロードセレリティは気の良いタイプでレインドロップスとはタイプが異なります。

ただ、現段階で未出走の身でのんびり構えていることは出来ない為、動きに物足りなさが残る中で帰厩することに。初入厩時は体力不足が顕著でしたが、今回も大きく変わってきた感じはなし。追い切りを開始するまでに体力強化が必要そうです。

思い入れのある血統なので頑張ってもらいたい1頭ですが、デビューへの道のりはまだまだ遠く険しくて。今後も色々手の掛かる馬でしょうが、根気よく接してもらうことで走ることに気持ちが出てきてもらいたいです。

JRAの競走馬登録が完了。この中間に時計を2本マークするも、9日にNF天栄へ放牧に出て鍛え直すことになりました。☆ベルエポック

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Photo ベルエポック(牝・黒岩)父モーリス 母アドマイヤテンバ

・在厩場所:美浦トレセン/9日に福島県・NF天栄へ放牧予定
・調教内容:6日に南Wコースで時計

黒岩師「6日に南Wコースで併せて追い切りを行いました。同じ2歳新馬と併せて、最後まで馬なりで終えています。牝馬にしては体が大きいですから緩さはあるものの、走らせると柔らかさがあって良い動きをしますね。スピードに乗ってからは長く脚を使えそうな感じがします。ただ、調教後の息遣いを見ると、レースに向かえるほどの体力は備わっていないですので、今後は牧場にお返しさせていただき、再度鍛え直してもらいたいと思います」(5/6近況)

助 手 3美坂良 58.0- 42.7- 28.2- 14.2 馬なり余力
助 手 6南W稍 68.8- 53.7- 39.0- 12.5 馬なり余力 カトルショセット(新馬)馬なりの内同入

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ゲート試験合格後、NF天栄へ放牧に出る予定になっていたベルエポックですが、すぐには出さず、3日に坂路でサラッと初時計をマークすると、6日はWコースで併せ馬を消化。どのくらい動けるかをチェックしたかったのだと思いますが、本格的な追い切りが初めての中、これだけ動ければ上々。トビが大きい分、スパッと切れる脚は使えなさそうも、レースではサッと好位をキープして、早めに抜け出しで後続を封じる競馬を見せてくれそうです。

また、4月30日付でJRAの競走馬登録が完了。晴れてJRAの競走馬の仲間入りを果たしてくれました。父モーリスは評判の高い馬が多いですが、その中の1頭に数えられるように動きの良さで目立っていって欲しいです。

皐月賞の疲れが抜けてきて馬体はフックラ。活気も戻ってきたことから日本ダービー出走へGOサインが出る。☆サリオス

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Photo_3 サリオス(牡・堀)父ハーツクライ 母サロミナ

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:軽めの調整
・次走予定:5月31日の東京・日本ダービー(G1)・D.レーンJ

堀師「この中間も無理はさせていないことから、競馬の疲れは段々と取れてきている様子で、馬体重も549キロまで回復してきました。あまり気温の高い環境には強くないのか、一時は暑さが増してきた影響で気配が落ちかけたのですが、それも落ち着いてきたことから馬には活気が戻ってきましたね。この感じであれば選択肢の一つとして考えていた日本ダービーを目標に据えて調教を開始していっても大丈夫そうですし、今後は良い状態で向かえるようにレースから逆算しながら調整メニューを組み立てていきたいと思います。なお、鞍上は引き続きレーンさん(D.レーン騎手)に依頼しています」(5/6近況)

レーン 7南W重 73.9- 57.3- 42.2- 12.9 馬なり余力

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サリオス 再びレーンとダービーへ(スポニチより)

皐月賞2着のサリオス(牡3=堀)が日本ダービー(31日、東京)に向かうことが決定した。所有するシルクレーシングが公式サイトで発表。引き続きレーンとコンビを組む。

今週末に行われるNHKマイルCの特別登録を見送り、動向が注目されていた。陣営は、前走後のダメージから馬に活気が戻ってきたことを受け、一つの選択肢としていたダービー参戦にゴーサインを出した。無敗の2歳王者対決となった皐月賞では、コントレイルとのデッドヒートの末、初黒星。競馬の祭典での逆転を期す。

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皐月賞2着後、放牧に出さずに手元に置いて様子を窺ってきたサリオスですが、レースの疲れが抜けてくると共に馬体重は増加。気温の高さに少し戸惑いを見せていましたが、状態が落ち込むことを避け、活気がじんわり戻ってきています。

これなら日本ダービーへ向けて進めていけるだろうということで、次走は31日の東京・日本ダービー(東京優駿)に決定。まあ、皐月賞後の悔しそうなコメントから、次走は日本ダービーという堀師の腹は固まっていたんでしょう。そして7日に皐月賞後の初時計をマーク。70-40よりも遅いペースで少し末を伸ばしただけですが、問題なさそう。また、この軽めの追い切りからD.レーンJが乗っているので、今後の週中の追い切りはずっとD.レーンJを乗せて、意思疎通や操縦性を高めていくのかもしれません。

コントレイルの壁は高いですが、堀師の執念の調整・仕上げが本番で実を結んでくれることを願うばかりです。

三浦Jを背に6日にヴィクトリアマイルの1週前追い切りを終えています。いつもと変わらない動き。☆アーモンドアイ

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Photo_3 アーモンドアイ(牝・国枝)父ロードカナロア 母フサイチパンドラ

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:6日に南Wコースで追い切り
・次走予定:5月17日のG1・東京・ヴィクトリアマイル(C.ルメールJ)

国枝師「6日に南Wコースで併せて追い切りを行いました。3頭併せの最後方を追走して、直線に入って内目から馬なりでグングン加速すると、最後は1馬身ほど先着して終えています。ゴール後もある程度脚を伸ばしており、しっかり負荷を掛けられたと思います。調教を手伝っていただいた皇成(三浦皇成騎手)は『初めて乗せていただきましたが、やはりこれだけの馬ですから動きは非の打ち所がありません。大きく追走する形から、最後は先着して終えることが出来ましたし、その中でも手応えはまだまだ余裕がありました』と話してくれました。ここまでは体調面も含めて不安は無く、馬体重も1週前で490キロと理想的な数字をキープしています。来週のレースに向けて順調に仕上がっています」(5/6近況)

助 手 3南W良 69.7- 54.7- 40.4- 13.4 馬なり余力
三 浦 6南W稍 64.7- 49.4- 35.6- 11.9 馬なり余力 サトノラディウス(古馬3勝)馬なりの内1.6秒追走0.2秒先着

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【ヴィクトリアM】アーモンドアイ、好時計マークで健在アピール 国枝調教師「特に気になることはない」(スポーツ報知より)

次週のヴィクトリアマイル・G1(17日、東京・1600メートル)に出走するアーモンドアイが6日、美浦・Wコースの1週前追い切りで健在ぶりを示した。3頭併せから5ハロン64秒7―11秒9と好時計をマーク。5か月ぶりの実戦へ仕上がりが進んでいる様子だ。

整地明けの馬場で三浦(レースはルメール)を背に中サトノラディウス(4歳3勝クラス)を8馬身、外モーソンピーク(3歳未勝利)を10馬身追走した。躍動感あふれる走りで2頭に内から並びかけると直線でも全く手綱は動かず、ラスト11秒9の切れ味で中に1馬身、外に2馬身半先着した。動きを確認した国枝調教師は「良かったよ。時計もいい」と満足した表情を浮かべた。

新型コロナ感染拡大の影響から、予定していたドバイ・ターフが中止に。すでに現地入りしていた国内最強牝馬は、再仕上げを余儀なくされたが、国枝師は「特に気になることはない」と不安はない様子。「スムーズなら東京のマイルも大丈夫」と3着に敗れた昨年の安田記念のリベンジへ着々と準備を整えている。

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3日のWコースで帰厩後の初時計をマークしたアーモンドアイ。来週の出走へ向け、6日に1週前追い切りを行ったのですが、今回はC.ルメールJが駆け付けることが出来ないので、国枝厩舎の調教も手伝っている三浦Jをパートナーに。サトノラディウス・モーソンピークをかなり大きく先行させて、直線は内目を通ることになりましたが、最後は反応鋭く、悠々と抜け出してくれました。この感じならドバイへ連れていった影響はないでしょうし、有馬記念の大敗のショックもなさそう。また、ゴール後も少し脚を伸ばしたことでこのひと追いで更にグッと良くなってきてくれるでしょう。

日程的にあと2本追えますが、この動きなら直前は息を整える程度でも良さそう。また、東京で使う時は前日の土曜に競馬場入りさせていますが、今回もこの流れで行くのかな? 今回は久々の牝馬限定戦。勢いのある馬もいて侮れませんが、牝馬同士では格が違うというところをやはり見せてもらいたいです。良い雰囲気で来ているのでこれを維持していってもらえればと思います。

次走へ向けて着々と態勢を整えつつあった中、5日の調教後に右前脚を跛行。来週の出走は微妙な状況。★ロードセッション

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Photo_6 ロードセッション(牡・高橋忠)父ジャスタウェイ 母ジャズキャット

ここに来て歩様に幾らか違和感が認められます。現在は栗東トレセンで一切の運動を控えて休養に専念。もう少しの間は慎重に様子を見守り、馬自身の状態に応じて今後の方針を決めます。

○高橋調教師 「5月5日(火)の調教後に右前脚を跛行。挫跖が原因の模様ですね。馬自身も気に掛けているだけに、大事を取って6日(水)は休養。装蹄師と対策を協議中ながら、経過観察が必要だと思います。来週の出走は難しいかも。申し訳ありません」

☆★画像と情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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来週の新潟・わらび賞へ向けて、着々と追い切りを重ねてきたロードセッション。動きも良くなってきていましたし、3日にCWコースで時計を出して、左回りの走りを確認。昇級戦でも案外やれないかなあと密かに期待しつつあったのですが、5日の調教後に右前脚を跛行。原因は挫跖ということですが、脚元を気にしているのは気掛かり。ひとまず6日は運動をストップして静養することに。

その後について、厩舎のHPを見ると、故障箇所への治療を行い、蹄鉄を履き替えたりと対応。7日に歩様を確認すると改善の兆しが。明日8日に追い切りを行い、その動き等で来週の出走をどうするか検討する模様。

幸いにして大きな怪我ではなかったですが、動きに物足りなさが残るようなら、出走予定を先延ばしにしてもらいたいです。無理・無茶は避けてもらわないといけません。

ブービー人気で2着に激走。これはフロックではなく、馬の間を割って伸びてきた脚は立派。時計が速くなると辛いかもしれませんが、芝1200mならまだまだ頑張ってくれそう。☆アンブロジオ

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Photo アンブロジオ(セ・菊沢)父ローズキングダム 母アンティフォナ

日曜福島11R バーデンバーデンC(芝1200m)2着(15番人気) 菊沢J

まずまずのスタートを切ると、道中は中団馬群の後ろよりを追走、直線では馬群の間を縫ってジワジワと脚を伸ばして、2着まで追い上げたところでゴールしています。

菊沢調教師「馬体重は8キロ減っての出走でしたが、馬体そのものには張りがあって状態の良さが表れていたと思います。ここに来て去勢の効果が良い方に向き、馬には活気が出てきたと感じていましたが、その通りにパドックでも柔らか味のある身のこなしを見せていましたね。レースでは勝ち馬がスムーズに外を回ってきたのに対し、こちらは馬群の間をこじ開けるような形になってしまったのが勿体なかったですね。一樹(菊沢一樹騎手)も『ここ2走乗せていただいて、歯痒い競馬が続いていたので結果を残したかったのですが、直線で上手く捌き切れませんでした。スムーズなら勝ち負けできたと思いますし、申し訳ありません』と話しており、上手く外に持ち出せていればもっと際どい勝負になっていたでしょう。それでも、ここ最近はあまり良い走りをお見せすることが出来ていなかった中で、こうした形の競馬が板に付いてきていることが確認できたのは収穫だと思います。この後はトレセンに戻ってからの状態を見て、どうするか検討したいと思います」(レース結果)

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【次走へのメモ】

クロス鼻革。序盤の位置取り争いで若干ゴチャついたが、馬の後ろで我慢が利いて走れていた。4角は勝ち馬に蓋をされる形になり、馬群を突いて脚を伸ばす。馬の間からゴール前は目立つ脚。二桁着順続きからガラッと変わる。(B誌)

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・在厩場所:6日に福島県・ノーザンファーム天栄へ放牧

菊沢師「先週は結果を残せなかったのは残念でしたが、今後に向けて期待が持てるレースだったと思います。脚元を含めて特に問題はないものの、これまで通り一旦NF天栄へ放牧に出し、心身のリフレッシュを図ってから次に向けて進めていきたいと思います」(5/6近況)

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7戦連続で二桁着順を続けていたアンブロジオ。そろそろ見限られても不思議ではありませんが、芝1200mに挑戦したここ2戦の内容は馬場の悪いところを走らされたりしていたので、着順ほど悪い内容の競馬ではありませんでした。そして前走では少し手控えた追い切りでレースへ臨んでいたのですが、今回は活気が戻って来て脚捌きは軽快。去勢手術をして臆病な面を覗かせるようになっていましたが、集中力が戻ってきた感じだったので、手術から時間が経過してそろそろ心身のバランスがフィットしてきたのかなと見ていました。ですので、スムーズな競馬が出来れば、そろそろ変わってきて良い頃かなと密かに思っていました。また、逆に変わってこなければ、厳しいジャッジが待っているんだろうなあと…。

枠は真ん中の偶数枠と理想的だったので、スタートはしっかり出て欲しいなあと見ていましたが、菊沢Jも3戦連続ということで息はピッタリ。五分以上のスタートを切ると、行きたい馬を先に行かせ、出たなりの位置で脚を溜めることに。少し行きたがる素振りはありましたが、何とか抑え込んでの追走。馬群の中で窮屈なところもあったでしょうが、今回は気持ちが折れることはなかったです。

ただ、勝負どころからジワッと外目を押し上げて行きたかったところでイサチルホープ・アリンナに蓋をされる格好に。4角を回ってくるまでは手綱をグッと引いたまま、前を行く馬の走り・脚色を見極めながら直線を向きました。菊沢Jとアンブロジオは人気の一角だったメイショウカリンの抜けてきたスペースを突くことを選択。いざ追い出されるとジワッとギアが1段上がりましたが、内へモタれる素振りを見せたのが誤算。メイショウカリンの外へ出来たスペースを突くことが出来ず、失速してきたコウエイダリアとメイショウカリンの間をこじ開けていくことに。詰まれば万事休すの競馬でしたが、アンブロジオは良い勝負根性を発揮して残り100mを切ってからはグイッと目立つ脚を繰り出して2着へ。芝1200mならまだ可能性はあると信じていたも、実際にここまでの変わり身を見せてくれたことは嬉しかったよりもただただ驚きました。

レース後のアンブロジオですが、激走の疲れ・反動は大丈夫そう。ただ、アンブロジオはレース→放牧が1つのルーティンでもあるので、6日にNF天栄へ放牧に出ています。夏の福島あたりでの出走を目指し、ひとまず英気を養ってもらえればと思います。

今回、マイナス8キロと馬体を減らしていましたが、張りのある馬体をキープ出来ていたのでこれぐらいがベストかも。絞れたことで良い意味でピリッとしてくれたでしょうし。また、今回はブービー人気でしたが、この結果はフロックではありません。馬群の中で我慢が利きましたし、直線でややスムーズさを欠く中でゴール前での目立つ脚。レース内容は非常に濃かったと思います。

今後、時計が速くなると辛いかもしれませんが、競馬ぶりが固まってきたので、適度に時計が掛かれば大崩れはなさそう。OP入りを諦めていましたが、こういう競馬を続けてくれればチャンスは出てきてくれるでしょう。

今週の出走馬(5/9・10)

<土曜日>

Photo ロードクラージュ

新潟5R・3歳未勝利・ダ1200mに斎藤Jとのコンビで出走します。

Photo_2 ルコントブルー

東京6R・3歳1勝クラス・ダ1600mにC.ルメールJとのコンビで出走します。

Photo_2 クレッセントムーン

京都12R・4歳上2勝クラス・ダ1400mに西村淳Jとのコンビで出走します。

<日曜日>

Photo_2 ナイトバナレット

京都8R・4歳上2勝クラス・芝1600mに坂井瑠Jとのコンビで出走します。

Photo_2 グランドサッシュ

東京9R・緑風S・芝2400mに野中Jとのコンビで出走します。

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先週は5頭が出走し、レース後に2頭の引退が決定。ちょっと寂しい週末になりましたが、前向きに行きたいと思います。今週も5頭がスタンバイしています。

ロードクラージュはデビュー戦で人気を裏切った後、早々に去勢手術を実施。その後、牧場で立て直されて8月末の帰厩を視野に入れたところで右前脚の膝を骨折というアクシデント。これは非常に痛かったですし、デビュー戦から約11ヶ月後に2戦目を迎えることとなりました。帰厩後の追い切りは相変わらず良く動いていますが、心身の幼さはそこまで解消されてきていないような…。ダート替わりは歓迎材料ですが、砂を被るとパニックになりそう。スタートを決めて、逃げの手に出て欲しいです。ただ、案外、ここは相手が揃っています。

ルコントブルーは2戦目で未勝利を勝ち上がるも、2戦共に牝馬限定戦のもの。C.ルメールJを鞍上に手配してきたので人気はするでしょうが、昇級戦で牡馬相手は楽ではありません。芝スタートも鍵になってくるかも。出来れば外枠を引き当てて、揉まれない競馬で少しでも上位を窺ってもらえれば。このクラスにメドを立てたいです。

クレッセントムーンは芝スタートが1つ鍵になってくるも、ダ1800mでは詰めの甘さが目立つ現状。ダ1400mに替わるのは勿論大歓迎。あと、手前を替えるのが下手な馬なので、西村淳Jにはやや強引にでも手前を替えさせ、ひと伸びできるように乗ってきてもらいたいです。

ナイトバナレットは坂井瑠Jとのコンビを継続してきたことで、末脚に賭ける競馬は板に付いてきたと思います。ただ、この馬向きの展開にはなかなかならず。今回も13頭と少し頭数が落ち着いたので、ナイトバナレットには辛いところ。前走は直線で大外まで持ち出しましたが、今回は詰まることを恐れずに、距離ロスを避けた騎乗をお願いします。スタート後は徐々にラチ沿いに身を寄せて、京都・外回りは4角で内が開きやすいので、そこを狙ってきて欲しいです。相手関係は少し恵まれたかも。

グランドサッシュは最適な舞台で53キロ。走れる条件は整ったと思うので、道中は内ラチ沿いor馬群で身を潜め、早めにエンジンを吹かしていって粘り込みを図って欲しいです。ただ、グランドサッシュはもう9歳。この舞台で好走できなければ、進退問題に発展しても仕方ないかも。悔いを残さないように走り切って欲しいです。

五分のスタートからじっくり競馬を進めるも、直線で目立った脚は使えず。勝ち馬からは1秒差も16着に敗れてしまう。近走の成績+気難しくて調整が難しいということを踏まえ、今回のレースで現役引退。今後はケイアイファームで繁殖入りすることになりました。★シグナライズ

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Photo_6 シグナライズ(牝・西浦)父Frankel 母ワイルドココ

5月3日(日)京都9R・鷹ケ峰特別・混合・芝1200mに坂井瑠Jで出走。18頭立て15番人気で8枠16番からハイペースの道中を16、17番手と進み、直線では外を通って1秒0差の16着でした。馬場は良。タイム1分09秒3、上がり33秒4。馬体重は6キロ減少の490キロでした。

○西浦調教師 「展開が向きそうな感じだっただけに、最後に伸びて来るかな・・・と思いました。ただ、どうも気持ちが乗らなかった様子。なかなか上手く行きませんね。出走の見通しが立て辛いのに加え、気性的な部分で調整も難しいタイプ。そのあたりも踏まえて今後の対応を相談しましょう」

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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レース後も特に異常は認められません。ここ最近の競走成績等を踏まえて今後について調教師と意見を交えた結果、中央競馬の登録を抹消する方針が決まりました。長い間ご支援を下さいまして誠に有り難うございました。

○西浦調教師 「トレセンへ戻って一通りチェック。脚元を含めて大きな問題は無さそうです。協議の結果、登録を抹消する方針に。思うような成果を残せず申し訳ありません。ケイアイファームで繁殖牝馬に・・・との話。良い仔を産んでくれたら・・・と思います」

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着順ほど負けていないのですが、芝の短距離で優先権を逃してしまうと、かなりの節が必要となってくる現状。今回も1月以来の実戦となったシグナライズですが、馬体のメンテナンスはしっかり出来ているのですが、精神面のリフレッシュが叶わずじまい。プール調教を取り入れるなど工夫してくれているのですが、追い切りを重ねていくとピリピリしてきてしまいます。

そんなシグナライズにとって、現在の無観客競馬はプラスに働くでしょうし、53キロというハンデは正直恵まれた印象。そろそろ上位へ食い込んできても不思議ではないと見ていました。

五分のスタートを切ったシグナライズと坂井瑠Jは変に動かずに出たなりで追走。折り合いがついているか心配でしたが、それは問題なかったです。また、レースは縦長の展開+淀みない流れ。差し・追い込み馬には展開は向いた方だと思います。ただ、ここに来て自分から走ろうという気持ちが薄れてきているようで勝負どころからポジションを押し上げて行くことは出来ず。直線はそれなりに伸びてはいるのですが、前へ行ってる馬たちもひと伸び・バテずに辛抱と頑張っているので、シグナライズはなかなか画面に映ってこず。終わってみれば、勝ち馬との時計差は1秒ながら、18頭中16着に終わってしまいました。

レース後の西浦師のコメントを見ると、お手上げに近い感じだったので、進退問題が出てきてしまうのかなとある程度覚悟していたのですが、6日の更新で協議の結果、登録を抹消することに決定。1度ダートに使って欲しかったですが、ケイアイファームで繁殖入りする予定です。バタバタしてしまいますが、今なら今年の種付けに間に合います。

3戦目に未勝利を脱出すると、次の旧500万下の特別戦を連勝。2歳時に2勝を挙げ、桜花賞を目指して行ける素材と期待するも、ワンパンチ足りない競馬で叶わずじまい。3歳夏以降も距離を延ばして逃げたりと色々手を尽くしてくれたですが、成績は残せませんでした。

ただ、血統は父Frankel 母ワイルドココは超一流。配合に苦労することはないでしょう。シグナライズの世代から母馬優先制度が適用されるので、子供たちが大きなレースで活躍してくれるのを早くも期待したいです。また、繁殖生活ではピリピリすることなく穏やかに過ごしてもらい、気難しさが遺伝しないように宜しくお願いします。

初めての実戦で心身の幼さを露呈。スタートで後手を踏み、戸惑いながらの追走。勝負どころからのペースアップに対応し切れず4角手前で早々に圏外へと姿を消してしまう。良いところなく14着に終わる。★パーフェクトルール

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Photo_3 パーフェクトルール(牡・小崎)父ルーラーシップ 母パーフェクトジョイ

日曜福島3R 3歳未勝利・若手(ダ1700m)14着(7番人気) 西村淳J

シャドーロールを着用。モッサリとしたスタートから行き脚が付かず後方からレースを運びます。向正面を過ぎたあたりから徐々に置かれはじめ、最後の直線も目立つほどの伸び脚は見られず、デビュー戦は14着でゴールしています。

小崎調教師「福島までの輸送は問題なく、パドックでは幼いところを見せていたものの、そこまで気持ちが悪い感じではなかったので、慣れて行けば問題ないでしょう。ただ、レースでは調教の時と同じで気持ちは走る方に向いているものの、体が付いてこない感じでしたね。レース後、西村淳Jに聞いたところ、『ゲートの出は悪くなかったですが、調教では緩さからトモの嵌りが遅く、急がせるとフォームがバラバラになってしまっていたので、それを踏まえてレースを運びました。ただ、それでもペースが速くなったあたりから追走で一杯になり、最後も同じ脚しか使えませんでした』と言っていました。既走馬相手でもありましたし、本当ならもっとレースを経験させたいところですが、このまま続戦させても良い結果に結び付かないと思います。気持ちは前向きな馬ですから、馬体がしっかりすれば走ってくるようになると思うので、トレセンに戻って状態を確認した後は、放牧に出して鍛え直してもらおうと思います」(レース結果)

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【次走へのメモ】

☆55キロ。二人引き。初出走。大きく出遅れてレースの流れに乗れず。レース前から子供っぽさが残り、いかにも初出走。(B誌)

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・在厩場所:栗東トレセン/近日中に滋賀県・NFしがらきへ放牧予定
・調教内容:軽めの運動

小崎師「福島からトレセンに戻って状態を確認したところ、大きなダメージはないものの、心身ともに疲れが見られますね。このまま続戦させても良い結果に結び付かないでしょうから、近日中にNFしがらきへ戻して疲れを取ってもらおうと思います」(5/6近況)

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頓挫が続いてデビューが遅れたパーフェクトルール。追い切りの時計は水準級のモノは出ていましたが、厩舎スタッフからは『幼児体型』などまだまだ成長過程を指摘する声。地力で何とか対処してくれないかなあと淡い期待を持っていましたが、パドックに出てきたパーフェクトルールの姿を見てガックリ。肌艶は良かったですが、少しボテッとした造りで馬っ気を見せたりと精神面の幼さが目立つことに。パドックの仕草・雰囲気から、砂を被ると進んでいかないだろうなあと覚悟しました。その点、大外枠を引き当てていたことはラッキーでした。

レースに関してですが、デビュー戦前にゲートを確認したところ、出がモッサリしていたようなので、改めてゲートを注目していましたが、初実戦の今回もモサッと出てしまうことに。そして直後に少しバカつく感じで小ジャンプをした為、行き脚が付かず。また、序盤から急かしていくと追い切りでフォームがバラバラになっていたこともあって、一気に挽回することは避け、後方から競馬を進めて行くことに。だいたい予想できた序盤の入りだったと思います。

ただ、向正面に入るところから行きっぷりがもう1つ。外々を軽く促しながらの追走となったので脚が溜まる場面がなく、ジリジリとスタミナを消費してしまうことに。そして3角手前からのレースの流れが加速すると、それに対応する力は残っておらず、ポジションを下げていくことに。4角を回ってくる時には画面から見切れ、早くも圏外へと姿を消してしまいました。

レース後のパーフェクトルールは脚元等に異常は見られないも、体質の弱さを残すので相応の疲れを感じさせます。ここで無理をすると逆効果なので近日中にNFしがらきへ放牧に出る予定です。

小崎師のコメントを見ると、走ることに気持ちは向いているものの、肝心の体が付いて来ず。遅生まれで伸びしろがあると見ていたのですが、成長スピード自体が遅いのは悩ましい限り。一気に苦しい立場へと追いやられましたが、今は1度実戦を経験して鍛え直すことでどこまで上昇が見込めるか。現段階より下はない筈なので、パーフェクトルールの奮起に期待したいです。

2020年5月 6日 (水)

【シルク】第2回追加募集・出資お申し込み状況(5/5)

第2回追加募集馬への出資をご検討いただきましてありがとうございます。5月5日(火)午後4時時点の会員様向けインターネット先行期間におけるお申し込み状況(250口以上の募集馬)は以下の通りです。

◆1500口以上
77.アルビアーノの18

◆1200口以上
81.スピードリッパーの18
82.カレドニアレディの18

◆1100口以上
76.レスペランスの18

◆850口以上
75.バランセラの18

◆800口以上
83.メリーウィドウの18

◆750口以上
79.アクウェイントの18

◆650口以上
84.ラッキートゥビーミーの18

◆500口以上
80.サファリミスの18

※上記募集馬9頭は会員様向けインターネット先行受付期間内で満口となることが確定しておりますので、ご希望されるお客様は必ず先行期間内にお申し込みをお願いいたします。

◆450口以上
78.ロッシェノワールの18

出資を希望される会員様はなるべくインターネット先行期間内に必ずお申し込みくださいますようお願い申し上げます。なお、一度お申し込みいただいた内容について、クーリング・オフならびにキャンセル、申込馬、口数、支払い方法の変更は承れません。十分にご検討いただき、確認画面でよくご確認の上、お申し込みください。

※会員様向けインターネット先行受付は5月7日(木)午前10時までとなります。引き続きご検討のほどよろしくお願いいたします。

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昨日、第2回追加募集馬の最終の申し込み状況が発表されました。締め切りは明日の午前10時までなので、今日・明日とで申し込みのラストスパートが掛かるでしょうが、何気に締切期間が長かったですし、自粛のGW期間。1次募集時ほどの伸びはなさそうです。ただ、全馬満口になるのは確実ですし、アルビアーノの18はどこまで申し込みを伸ばすか注目ですね。

個人的には既に3頭の申し込みを終えていましたが、ラッキートゥビーミーの18を追加で申し込みました。口数の下から4頭ですが、縁があれば、まずは1勝を。そして息の長い活躍を期待したいです。

石川Jの判断でゲートを五分に出てハナへ。他馬に競られることなくマイペースで進めることが出来たも、久々の逃げに馬が少し戸惑ったかも。道中の進みが良くなく、結果的に分の悪いSペースからの瞬発力勝負になってしまう。上位馬とは力量差を感じる4着に終わる。★ロードプレミアム

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Photo_3 ロードプレミアム(牡・斎藤誠)父ディープインパクト 母インディアナギャル

5月2日(土)東京9R・秩父特別・混合・芝1600mに石川Jで出走。10頭立て5番人気で7枠8番からスローペースの道中を1、1、1番手と進み、直線では最内を通って0秒4差の4着でした。馬場は良。タイム1分32秒7、上がり33秒7。馬体重は2キロ減少の504キロでした。

○斎藤調教師 「予想外の逃げる形。石川騎手も最初はそのつもりがなかったものの、良好なコースコンディションや他に行く馬がいないことで思い切ってハナを奪った模様です。ゴールまで頑張っていたように、結果的には咄嗟の判断が奏功。状態の良さをジョッキーも認めてくれただけに、続戦の方向で考えましょう」

☆★画像と情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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【次走へのメモ】

五分に出て、今日は先手を取る形。特にムキになるような感じはなく、いい感じで走れていた。切れ負けしながらも4着。この形で走れれば今後が楽しみ。(B誌)

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レース後も特に異常は認められません。現在は心身のリラックスに重点を置いた調整。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、5月17日(日)東京・4歳上2勝クラス・混合・芝1600mに石川裕紀人騎手で予定しています。

○斎藤調教師 「脚元や背腰は問題無し。次のレースを考えられるコンディションでしょう。馬自身も立て続けのレースに耐えている・・・と言うよりは、使いながら更に上向いて来たようにすら思います。改めて中1週で東京のマイルへ。石川騎手の都合も大丈夫でした」

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10頭立てで積極的に行く馬がいない組み合わせ。ポンとゲートを出れば積極策はあるかもしれないと思いつつ、ゲートで立ち遅れることを想定していたロードプレミアム。東京の長い直線で内をすくってどこまで差し込めるかレースを見守っていましたが、ゲートを五分に出たプレミアムに対して、石川Jが少し促すとまさかのハナへ。陣営の指示ではなく、騎乗経験のある石川Jの判断によるもの。レース前に少し気合をつけたらしく、その効果がビックリのロケットスタートとなりました。

道中は競り掛けてくるような馬はなく、マイペースの逃げ。折り合いも付いていたと思いますが、プレミアム自身が久々の前めのポジションでの競馬に少し戸惑っていた感じ。本当は淀みなく引っ張ることが出来れば、面白かったのですが、プレミアムの進みが一息だったことで後続を引き付けた逃げになったのは勿体なかったです。その為、レースはSペースからの瞬発力勝負に。

プレミアムは内ラチを頼りにして渋太く脚を伸ばしていましたが、そこは長い府中の直線。決め手のある人気馬がいざ追い出されると順当な伸びを披露。見せ場は作ってくれましたが、1・2着馬との実力差はハッキリ出たかなと思います。ちょっと悔いは残りますが、特別戦で4着なら現状のプレミアムには上出来と言えるでしょう。

レース後のプレミアムですが、目立ったダメージはなさそう。そこで再度中1週のローテで東京・芝1600mへ向かうことに。鞍上は引き続き石川J。使いつつ状態は上向いているとはさすがに思わないも、追い切りの動き・時計に陰りがなければ、走れる態勢にあるのかなと思います。

レース戦術に関して、逃げた方が良いのか末脚の賭けた方が良いのかの答えは出ませんが、展開・相手関係を見てから柔軟に考えてもらえればと思います。キャリア・年齢を重ねて前向きさが失われつつある中、今回の逃げの手がプレミアムには良い刺激になってくれればと思います。あとは気温の上昇によって馬体重が絞れてきてくれれば、前進は見込めるかも。ただ、暑さに弱い馬なので、デキがガクンと落ちる前に早めに一息入れていくようにお願いします。

メンバー強化の1戦でも前々で競馬が出来たのは良かったも、勝負どころからのペースアップに対応出来ず。悪くないレースだったと思うも、近走の成績を考慮してJRAの競走馬登録を抹消することになりました。★ヴェルトゥアル

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Photo ヴェルトゥアル(牡・稲垣)父スマートファルコン 母シルクユニバーサル

土曜福島4R 障害4歳上未勝利(障2770m)6着(8番人気) 五十嵐J

五分のスタートから少し促して、道中は2番手でレースを運びます。順回りに入り、向こう正面のペースアップしたところでやや位置を下げますが、最後の直線では再び盛り返して、6着で終えています。

稲垣調教師「スタートしてからは左回りですので、そこで少し張るところはあったように見えましたが、右回りになってからは問題無さそうでした。ただ、飛越や体力面では課題が残る内容だったと思いますし、レースを経験してきていますが、ガラッとは変わってこないですね。また、五十嵐騎手は向こう正面で無理に急かさず、この馬のリズムで走らせてくれたことで、最後はまた詰めてきてくれましたが、それでも上位とはかなり差がありましたので、現状はこれくらいが精一杯かもしれません。五十嵐騎手も『前半はラチ沿いを走りたいと考えていたので、少し促して位置を取りにいきました。ただ、見た目以上に右に張ろうとしており、なかなか難しかったですね。それでも、順回りになってからは問題ありませんでしたし、最後まで良く頑張ってくれてはいるのですが、勝ちきるまでには時間が掛かるかもしれません』との事でした。ここまでダートの短距離戦や障害レースを使ってきましたが、いずれも良い結果に繋がらず、申し訳ございませんでした」(レース結果)

近走の競走結果を考慮して、今後について協議した結果、誠に残念ではございますが、このまま引退させることといたします。近日中に抹消の手続きを行わせていただき、7日(木)のサラブレッドオークションに上場する予定です。詳しいご案内は後日書面にて出資会員の皆様にご案内申し上げます。

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相手関係+1番人気馬が落馬するアクシデントがあって、障害3戦目にして初めて掲示板を確保したヴェルトゥアル。相手関係が強化された今回は一筋縄では行かないと苦戦を覚悟する中、改めてレースの流れに乗っていけるかどうかに注目していました。

また、中1週で再度の福島遠征となりましたが、見た目にクタッとした感じはなし。使った上積みは少なくても、一連のデキをキープしてレースへ臨むことは出来たと思います。

レースに関してですが、ゲートで時々立ち遅れることがあるヴェルトゥアル。レースの流れに乗っていくには五分のスタートを切ることが大事だと思っていたので注目していましたが、今回もタイミングは○。軽く促すと小脚を使ってスッと外目の3番手をキープ。5着に入った前走よりもスムーズな競馬運び。タスキコースとバンケットを終えた時は2番手まで押し上げていたので、『これなら結構やってくれるかも…。』と胸の内で思いました。

ただ、勝負どころからのペースアップで押し上げてくる馬と脱落していく馬がクッキリ。一気にサバイバルな様相となり、前でレースの流れに乗れていたヴェルトゥアルはジリジリ遅れ出すことに。ここでひと踏ん張りして前へ食らい付いていければ違った結果を得られたと思うのですが、何とか落馬せずにゴールに辿り着くのがやっと。まあ、それでもこのメンバー相手に6着なら頑張ったかなと個人的には見ていました。

しかしながら、レース結果のコメントで近走の競走成績を考慮して引退することが決定。唐突な感じはするのですが、確かに障害で初勝利となると道のりは険しいもの。脚元をスッキリ見せなくなっているので、レースでの落馬・故障のリスクもあります。残念ではありますが、仕方ないのかなと思います。

母シルクユニバーサルの仔はユニバーサルキング・モンドインテロに次いで3頭目の出資となったヴェルトゥアル。最初から欲しい1頭とは違いましたが、馬のデキと価格を見比べるとお得感があると思った1頭。デビュー戦を快勝した時は今後への期待が広がったのですが…。成績の低迷と共に気性面での難しさ・脆さがクローズアップされていくことに。それを修正することが出来ませんでした。今後はサラブレットオークションに上場される予定です。第2の馬生が少しでも充実した生活となることを願っています。ひとまずお疲れ様でした。

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【追記】

・在厩場所:美浦トレセン

稲垣師「レース後はこちらで馬体の確認をさせていただきましたが、右前の歩様に違和感が見られました。そこで獣医に詳しく診てもらったところ、副管骨の骨折が判明し、全治3ヶ月の診断がおりました。もしかするとレースでもその影響があったのかもしれませんが、いずれにしましても結果を残すことが出来ず申し訳ございません」(5/6近況)

骨折が判明したことから、7日(木)のサラブレッドオークションへの上場を取り止め、乗馬へと変更させていただくこととなりました。

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上場予定でしたが、右前脚の副管骨の骨折が判明。今後は乗馬へ転出されることとなっています。良い余生を過ごしてもらいたいです。

シルクなお馬さん(2歳・本州牧場組)

Photo ヒーズオールザット

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:周回コースでキャンター、坂路コースでハロン16秒

厩舎長「周回コースで乗り出した後も順調に進められていましたので、この中間から坂路にも入れています。現在は坂路でハロン16秒のペースで登坂していますが、最後まで疲れを見せることもなく良い走りを見せていますよ。この時期の2歳馬としては立派な馬体をしていますし、トレーニングを積んでいけば、更に良い体付きになってきそうです。馬体重は529キロです」(5/1近況)

Photo ドゥラモンド

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・調教内容:週3回坂路コースで15-15、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「こちらに戻ってきて状態を確認しましたが、脚元を含めて大きな問題はありませんでした。先週一杯は軽めのメニューで調整し、今週から坂路コースで動かしています。ハロン15秒ペースであればまずまずの動きを見せていますし、徐々に負荷を強めていきたいところです。馬体重は478キロです」(5/1近況)

Photo クールキャット

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・調教内容:週2回坂路コースで14-14、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「今週は坂路のペースを14-14まで上げて、少し全体的な負荷を強めています。まだハロン14秒をやり始めたばかりなので、動きはそこまで目立ちませんが、順調にステップアップ出来ているのは良いことだと思います。馬体重は504キロです」(5/1近況)

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ヒーズオールザットの長所は2歳馬ながらトモに力強さがある点。この中間から坂路へ連れ出しているも、これぐらいのピッチなら問題なさそう。一方で気性面で幼さを多分に残すのがこの馬の課題。レースで悪影響を及ぼさないように今の内から色んなことに慣らしていってもらえればと思います。

ゲート試験を無事1発でクリアしてくれたドゥラモンドは先月21日にNF天栄へ。ひとまず回復に努めてきましたが、問題ないようなので坂路でハロン15秒のところを開始。少し身のこなしに硬さがある馬なので、体を大きく使って走れるように修正していってもらえればと思います。

クールキャットはこの中間から坂路でハロン14秒へ。これから本数を重ねていけば素軽さを増して、前向きさが出てくると思いますが、今のところはやや平凡。まあ、少しずつでも前進しているので、オーバーワークには十分気をつけてもらって帰厩へ備えてもらえればと思います。

シルクなお馬さん(4歳関西馬・牧場組)

Photo シングルアップ

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:周回コースでキャンター

調教主任「周回コースで乗り出した後も順調に進められており、喉の状態も徐々に良くなってきましたよ。念のために引き続き吸入の処置を行っていますが、今の感じならもう心配ないでしょう。ただ、第1回新潟開催だと急仕上げの感は否めませんから、寺島師とは予定を白紙に戻して、馬の状態が上がったところで、具体的な番組を決める方向で話し合っています。馬体重は564キロです」(5/1近況)

Photo アマネセール

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル

厩舎長「レース後はその日のうちにこちらへ戻ってきましたが、馬体重は大幅に減っていたものの、これまでが太いぐらいでしたし、今ぐらいが丁度良いと思います。活気はありますが、疲れから歩様がコツコツしているので、解れるまではトレッドミルで緩まないよう運動を続けていきたいと思います。馬体重は479キロです」(5/1近況)

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シングルアップの喉の状態に関しては徐々に良くなっているようですが、吸引はもう少しの間続けてもらえればと思います。また、1回新潟での出走を目指していましたが、こちらは急仕上げは否めないということで見送ることに。コツコツ乗り込みながら、徐々に状態を上げていってもらえればと思います。

復帰戦を凡走し、そのままNFしがらきへ放牧に出たアマネセール。クタッとした感じは窺えないも、歩様には硬さが。ひとまずトレッドミルで軽く動かしながら、回復に努めてもらえればと思います。芝ではキレ・スピード不足に思うので、そろそろダートを試してもらいたいです。

先月29日に千葉ケイアイファームへ到着。左前脚の球節がモヤ付き気味で痛みを取ることに専念することに。★ロードエース

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Photo_3 ロードエース(牡・松下)父エーシンフォワード 母エーシンパナギア

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分。

○当地スタッフ 「勝利を掴み取った後に輸送も繰り返しただけに、相応の疲労感が漂っている印象です。また、左前脚球節がモヤ付き気味で屈曲痛も確認。5月2日(土)に獣医師の診察を受け、痛みが引くまでは乗らないように・・・とのアドバイスを受けています」

☆★画像と情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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OP入りしたロードエースは先月29日に千葉へとやってきましたが、相応の疲労感と共に左前脚の球節がモヤモヤと。痛みも生じているようなので無理は出来ず。獣医師の判断では『痛みが引くまで乗らないように』と通達までありました。

現状の感じだと休養が長引くかもしれませんが、着実に段階を踏んでいくことが大事。また、暑さに滅法弱い馬なので、この怪我を契機に北海道まで移して立て直すことをしっかり検討してもらえればと思います。とにかく焦りは禁物でお願いします。

シルクなお馬さん(4歳上・NF北海道組)

Photo モンドインテロ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム早来
・調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン16秒のキャンター1本、残りの日はトレッドミルでキャンター

担当者「この中間も調教メニューに大きな変化はありません。息遣いは徐々に良化されてきているものの、まだ捌きの硬さや体の重苦しさがあるのは否めませんね。昨年痛めた右前を気にしている感じではありませんし、引き続き乗り込みながら状態を上げていきます。馬体重は519キロです」(5/1近況)

Photo ブロードアリュール

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:トレッドミルでキャンター

担当者「この中間は左前球節のレントゲン検査を行いました。獣医によると、『ここまでじっくり進めたこともあって経過は順調のようですし、そろそろ次のメニューに移って良いと思います』とのことでした。今週一杯はトレッドミルでしっかり下地を作り、来週より乗り運動を開始したいと思います。馬体重は520キロです」(5/1近況)

Photo パラダイスリーフ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム早来
・調教内容:ウォーキングマシン

担当者「先週と同様にまだ腹回りに余裕はあるものの、運動時間を増やした効果もあって少しずつ脂肪は取れてきました。体重も安定しており、状態面の不安は感じません。近々獣医に脚元を診てもらい、回復度合によっては、更に負荷を掛けていくことになるでしょう。馬体重は503キロです」(5/1近況)

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モンドインテロは調教を休むことはありませんが、身のこなしにまだまだスムーズさを欠く様子。無理は出来ないので地道な取り組みで上昇を遂げていくしかありません。

ブロードアリュールは骨折箇所の検査を行ったところ、良好な回復を確認。獣医師からも次のステップへGOサインが出たので、近々騎乗運動を再開することに。ここまで我慢を続けてきた甲斐があったので、ここからはスピードを少し上げて復帰への道筋を進んでもらえればと思います。

パラダイスリーフは少しウォーキングマシンでの運動時間を延ばしたことで馬体の脂肪分は幾分減少。良い方へ進んでいると思うので、定期的に獣医師の診断を受けながら、進め方を相談していってもらえればと思います。

シルクなお馬さん(5歳上牡馬・NFしがらき組)

Photo ダイアトニック

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:周回コースでキャンター、坂路コースでハロン17秒
・次走予定:函館6月21日・函館スプリントS(G3)・武豊J

調教主任「今月下旬までにはトレセンに戻ることになると思うので、徐々に負荷を掛けて行きたいと考えています。今週は先週と同じメニューで乗り込んでいますが、変わらず順調に進められていますし、コンディションの方も高いレベルで維持しています。週末から気温が高くなってくるようなので、体調管理には気を付けながら進めて行きたいと思います。馬体重は511キロです」(5/1近況)

Photo ヴィッセン

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・次走予定:京都5月24日・烏丸S
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン14~15秒

厩舎長「来週か再来週には帰厩することになっているので、この中間はより負荷を掛けたメニューに切り替えています。現在は坂路でハロン15秒のペースから、ラスト1ハロン14秒まで脚を伸ばすようにしていますが、動きは変わらず良いですし、状態は安定していますよ。前走で減った馬体もしっかり戻っていますし、今の状態を維持しながら移動に備えたいと思います。馬体重は513キロです」(5/1近況)

⇒⇒5日に栗東トレセンへ帰厩する予定です。(4日・最新情報より)

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ダイアトニックは先週と同様のメニューを消化して、下地を作っている状況。ひとまず順調に来ていますが、ここに来て急に暑くなってきているので、調教時間を早くするなどして対策を講じてもらえればと思います。また、コロナウィルスの影響で夏の北海道シリーズが予定どおり行われるか不透明なようなので、ローテの再編も視野に入れてもらいたいです。

24日の京都・烏丸Sへ向かうことになったヴィッセンはラスト1ハロンを14秒台までアップ。動きからは前走の敗戦が尾を引いている感じはなし。馬体重もしっかり戻っています。そして4日の最新情報通りなら、5日に栗東へ戻った様子。遅くても週末から時計を出せる状態にはあると思うので、着々と出走態勢を整えてもらえればと思います。

2020年5月 5日 (火)

ロードなお馬さん(2歳・北海道組)

Photo_6 ヴェルトハイム

三石・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1000m→キャンター2400~3600m(1ハロン20~22秒ペース)もしくはトレッドミル・並脚600m→ダク1000m→キャンター2500~3500mもしくはウッドチップ坂路コース・キャンター1200m×1本(1ハロン14~18秒ペース)。

○当地スタッフ 「様子を見ながら15-15を切るラップを刻んでおり、その場合も安定感に富んだフットワークで駆けています。適度に前向きな気性で真面目に稽古へ打ち込むタイプ。幾らでも動いてしまうだけに、時計が速くなり過ぎないように注意を払いましょう」

Photo_6 ソレンニータ

三石・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1000m→キャンター2400~3600m(1ハロン20~22秒ペース)もしくはトレッドミル・並脚600m→ダク1000m→キャンター2500~3500mもしくはウッドチップ坂路コース・キャンター1200m×1本(1ハロン14~18秒ペース)。

○当地スタッフ 「ハロン14、15秒ペースを織り交ぜるように。今のところは目立った反動も生じておらず、このトレーニングをこなしながら全体的な底上げを叶えます。最近になって同期が千葉へ向かっているものの、本馬についてはウチで更に鍛えるべきでしょう」

Photo_6 ロードギガース

三石・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1000m→キャンター2400~3600m(1ハロン20~22秒ペース)もしくはトレッドミル・並脚600m→ダク1000m→キャンター2500~3500mもしくはウッドチップ坂路コース・キャンター1200m×1本(1ハロン13~18秒ペース)。

○当地スタッフ 「一段とペースアップ。ハロン13、14秒のパターンでも普通に動けています。ただ、ここに来て反対側の右前脚にもソエを確認。依然として歩様に影響は及んでいないものの、調教メニューについては獣医師のアドバイスに従って考えて行きましょう」

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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ヴェルトハイムは気の良い馬なので油断するとオーバーワークに繋がるので注意は必要。コツコツ乗り込むことで内面の強化を。そうすれば、最後まで手応え良く走れるようになってくると思います。

ソレンニータなりに前進中。ただ、連動したフットワークを身に付けていく必要があるでしょうし、内面の強化もまだまだこれから。引き続きマイペースでじわじわ前へと進んでいってもらえればと思います。

ロードギガースは左前脚だけでなく右前脚にもソエを確認。ひとまず歩様には出ていませんが、少しの間はハロン15~17秒の間に止めて、悪化することを防いでもらいたいです。

シルクなお馬さん(2歳牝馬・北海道組)

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Photo ノワールドゥジェ(牝・宮田)父ハーツクライ 母プチノワール

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週2回屋内坂路コースでハロン15~16秒のキャンター2本、週2回周回コースで軽めのキャンター2500m、残りの日は軽めの調整

担当者「調教での動きは少しずつ良くなってきており、15-15くらいであれば手応え楽に登坂することが出来ています。もう少し背腰がパンとしてくれば、もっとバランスの良い走りが可能になるのでしょうが、この馬なりには成長してくれていますよ。宮田調教師からは『馬体や精神面に幼さがある馬ですから、成長曲線に合わせてじっくりと進めて欲しい』と指示を受けていますので、今後もじっくりと進めていきます。馬体重は456キロです」(5/1近況)

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Photo ルージュセリーズ(牝・手塚)父ロードカナロア 母フィロンルージュ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン15~16秒のキャンター1本、週2回周回コースで軽めのキャンター2500m、残りの日は軽めの調整

担当者「リフレッシュを挟んだことで、馬に活気が戻ってきましたから、この中間からは再度乗り運動を行っています。単走でも良い動きをしていますが、併せ馬の方が勝負根性を出して最後まで手応えは良いですね。今は精神面も安定していますし、スイッチが入ることはありませんから、内容の濃い調教が積めていると思います。ただ、気持ちに余裕が無いとイレ込みやすい馬ですので、今後も適度に休みを入れていった方が良いでしょう。馬体重は463キロです」(5/1近況)

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Photo グレイシャーパーク(牝・高橋忠)父Dawn Approach 母カリスペル

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週2回屋内坂路コースでハロン14~16秒のキャンター2本、週2回周回コースで軽めのキャンター2500m、残りの日は軽めの調整

担当者「左トモの歩様の違和感はなくなり、屋内坂路を中心に順調に乗り込んでおります。14秒台前半までペースを上げましたが、息も乱れず程よい手応えで登坂することが出来ていますよ。ハミをしっかり取ってくれるだけでなく、我慢も出来るところがこの1ヶ月で一番成長したところですね。周回コースでは、前後の馬との距離を適度に保ってリズム良く折り合って走ることが出来ています。まだまだ幼い面はありますが、意識が走る方にさらに向き、集中力が高まってきていることを感じます。数字上はさほど変化はありませんが、継続した騎乗運動により腹回りが引き締まってきています。脚元や体調面に現時点で問題はありません。馬体重は444キロです」(5/1近況)

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ノワールドゥジェは現段階でも芝向きの良い走りをしていると思いますが、背腰の甘さが抜けてくればもっとキレのある動きが出来そう。全体的に2歳馬のデビューが早まっていますが、ノワールドゥジェは秋頃まで待った方が良さそうですね。怪我なく継続して乗り込んでいくことが成果が得られると思います。

少し疲れが見られたルージュセリーズですが、早めに楽をさせて正解。活気ある姿を取り戻し、淡々と乗り込むことが出来ています。勝負根性を長所にしてもらえればと思います。また、オン・オフの切り替えをしっかり付くようになってもらいたいです。

一頓挫あったグレイシャーパークですが、慎重に立ち上げてきましたが、更にペースアップ。休んだ分を取り戻していますし、操縦性が高まっているのは好印象。センスの良さが光ります。あとは継続して乗り込みながら、馬体重が増えてきてくれれば理想的です。

2020年5月 4日 (月)

シルクなお馬さん(3歳牡馬・NFしがらき組)

Photo_3 ヴァンタブラック

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・次走予定:第3回阪神開催
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン17秒

厩舎長「乗り出した後も順調に進められています。今月の中旬にはトレセンへ戻ることになりますから、これから徐々に負荷を掛けて行きたいと考えています。以前より馬体にメリハリが出て、見映えが良くなってきましたから、あとは自分から向かっていくぐらいの気持ちが見られるようになってほしいですね。馬体重は544キロです」(5/1近況)

Photo_3 エルスネル

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:周回コースでキャンター、坂路コースでハロン17秒

厩舎長「周回コースで乗り出した後も順調に進められていましたので、この中間から坂路にも入れています。西園師は体調が問題なければ近いうちには戻したいと仰っていましたので、コンディションをしっかり整えて、良い状態で送り出せるように調整していきたいと思います。馬体重は450キロです」(5/1近況)

Photo_3 ベルラガッツォ

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン15秒

厩舎長「この中間も坂路でハロン15秒のペースで登坂していますが、まだ良化途上なものの、この馬なりに動けるようになってきていますよ。先週あたりから馬体の張り・艶が更に良くなってきましたから、それに伴って動きの方も力強さが増してくるようになるでしょう。馬体重は499キロです」(5/1近況)

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ヴァンタブラックはまだピッチを上げていませんが、今月中旬頃の帰厩を予定。まあ、体力的にハロン15秒の調教へ移行しても、問題はなさそうです。これからグングン良くなっていくと思いますが、自分から走ろうという姿勢がもっともっと出てきて欲しいです。

エルスネルは相手が揃う芝のマイル~1800mを使われてきて、この2戦は共に6着。あと1頭だけ交わしたり、交されなかったら、優先権で順調に使っていけるのですが、運がありません。前回の更新では節が必要ということでしたが、今回の更新では近い内に戻したいとちょっとチグハグな気がしますが、新潟へ参戦することになってくるのかなと思います。

ベルラガッツォは継続して乗ることは出来ていますが、相変わらず良化はスロー。未勝利馬なのでのんびり過ごしてはいられませんが、精神面でタフさが出てきて欲しいところ。人間で言うと良血のお坊ちゃんということで必死さが足りないのかなあ…。

シルクなお馬さん(3歳牡馬・北海道組)

Photo_3 リアンティサージュ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:ウォーキングマシン

担当者「この中間は全体的に少し疲れが見えたため、ウォーキングマシンでの運動に止めています。ここまでしっかり乗り込めていましたから、良い気分転換になるのでは無いでしょうか。状態を見ながら、再び坂路調教を開始したいと思います。馬体重は485キロです」(5/1近況)

Photo_3 ハーツクリスタル

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:ウォーキングマシン

担当者「この中間は左前膝のレントゲンを撮りました。獣医によると『順調に回復はしていますね。来週からトレッドミルでの運動を行えそうです』とのことでした。全体的に緩みが見られますので、少しずつ負荷を掛けて絞っていきたいですね。馬体重は534キロです」(5/1近況)

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今月下旬の移動へ向けて乗り込みを継続していたリアンティサージュですが、この中間に少し疲れが見られたということで大事を取ってウォーキングマシンの運動のみに止めています。予定より移動が多少延びるかもしれませんが、大きな頓挫につながるまえに気付いてくれたのは良かったです。

ハーツクリスタルは骨折した箇所の回復が鈍っていたので軽めの調整を続けてきましたが、この中間に検査を行ったところ、順調な回復を確認。これならトレッドミルの運動もOKということなので、近々開始することになります。ただ、まだまだ我慢の調整を続ける段階だと思うので、急激にピッチを上げるようなことはせず、1歩1歩と着実に進めてもらえればと思います。

シルク&ロードなお馬さん(2歳・最新情報)

Photo ロコポルティ

2日に滋賀県・ノーザンファームしがらきへ移動予定でしたが、1日に福島県・ノーザンファーム天栄へ到着後に熱発が確認されたため、大事を取って移動は延期することになりました。(1日・最新情報より)

Photo_6 フライングバレル

2019年募集馬No.7 スピニングワイルドキャット'18(父ロードカナロア)は5月上旬に栗東・安田隆行厩舎へ入厩の可能性がございます。ご出資のお申し込みは5月4日(月)午後5時で締切となります。

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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ロコポルティは予定通りならNFしがらきへ到着しているのですが、中継地のNF天栄へ到着後に輸送熱を発症。そう心配することはないと思いますが、移動を取り止めてNF天栄で回復に努めています。まだまだ内面で弱いところがあるのでこういうことになったと思うので、デビューを迎えるまでにしっかり下地を作ってもらわないといけません。

前回の更新で千葉へ移動していることがアナウンスされたフライングバレルは5月上旬にも栗東入りする予定に。1日にこのアナウンスがされ、本日4日の締め切りとは慌ただしくてビックリ。そういう規定だから仕方ないのかもしれませんが、移動予定を少し伸ばしてもらえば売れ行きは延びると思うのですが…。逆に馬のデキに自信があるので、クラブ等で残りを持ちたいというのであれば嬉しいですが。

NF天栄を経由して1日にNF空港へ移動しています。☆ブライトクォーツ

Photo_3 ブライトクォーツ

・在厩場所:1日に北海道・ノーザンファーム空港へ移動

担当者「1日にこちらへ帰場しました。中山グランドジャンプはかなりタフな競馬になりましたし、長距離輸送による疲れも若干見られますから、暫くは軽めのメニューで様子を見たいと思います。この期間にしっかりと心身をリフレッシュさせて、秋のレースに向けて良い状態で送り出せるよう努めていきます」(5/1近況)

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4月29日の最新情報でNF天栄へ移動していますとあったので、『どうしたのかな?』と思っていたのですが、ブライトクォーツは1日にNF空港へ移動していたので、その過程でのワンクッション(中継地)ということでした。

ひとまず輸送熱に見舞われることはなかったですが、タフな1戦となったので目に見えない疲れもあると思うので、ある程度の時間を設け、休養にしっかり努めてもらえればと思います。

4月29日に北海道を出発。千葉・ケイアイファームへ移動しています。☆ロードラスター

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Photo_6 ロードラスター(牡・千田)父リオンディーズ 母スターコレクション

4月29日(水)に三石・ケイアイファームを出発。千葉・ケイアイファームへ移動中です。

○当地スタッフ 「両前脚のソエに対してショックウェーブ治療を実施。その効果が得られたようで症状は緩和していました。こちらでは最終的にハロン13秒ペースまで加速。動き、息遣い共に気になる点は浮かばず、4月29日(水)に千葉の分場へ向かっています」

☆★画像と情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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両前脚のソエが悪化することが気掛かりだったロードラスターですが、ショックウェーブ治療を行ったところ、ひとまず症状は緩和。その後、終いを13秒まで伸ばしてみたようですが及第点の動き。同期がチラホラ千葉や入厩へと動きのある中、ラスターも29日の出発の便で千葉へと向かっています。

今後千葉で調教を積みつつ、入厩へと備えていく訳ですが、まずは早い段階で入厩させ、トレセンという特殊な環境に慣らしてもらえればと思います。また、ここまでの育成を見ると、馬体を減らしやすい傾向があるので、繊細な面を打ち消していって堂々と立ち振る舞えるように変貌を遂げてもらいたいです。

2020年5月 3日 (日)

焼魚定食のまんぷく予想 vol.618

(京都11R)天皇賞・春(G1)

◎フィエールマン、○ユーキャンスマイル、▲キセキ、△エタリオウ、×トーセンカンビーナ、×モズベッロ

有馬記念以来となるので、確実に勝てるとは言えないも、2着は外さないと思うフィエール

マン。大外枠ですが、14頭立てですし。素直に本命で良いのかなと思います。

あとは大混戦かも。○ユーキャンスマイルは岩田Jが乗れなくなったのは痛いですが、距離も軽い芝の京都も大丈夫。今なら右へモタれる面をそう気にすることもないでしょう。スムーズに立ち回れれば馬券圏内は大丈夫そう、

▲キセキは能力は認めるところ。軽い芝の京都も良いでしょう。ただ、ゲートはだんだん酷くなってきているようなので、そこだけが心配。菊花賞を勝っているように距離は大丈夫。リズムよく運べれば◎を負かす可能性はあるでしょうが…。

△エタリオウは走ることに気持ちが薄れていそうですが、京都芝3000m以上のパフォーマンスは高いので、押さえておいてもよいのかなと思います。

×トーセンカンビーナもゲートは課題ですが、折り合いに問題はありませんし、末脚を生かすタイプ。馬群の中で息を潜め、直線で内を突いてどこまで迫れるか。ただ、時計が速過ぎると辛いかなあ。×モズベッロは距離が課題かなと思いますが、ここにきての充実度は無視できません。京都は大丈夫だと思うので勢いを警戒。

シルクなお馬さん(関西2歳牡馬・北海道組)

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Photo イルデレーヴ(牡・池添学)父ミッキーアイル 母デイトユアドリーム

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン14~16秒のキャンター1~2本、残りの日は軽めの調整

担当者「この中間もすこぶる順調です。先月中旬より週3回坂路でしっかりと乗り込まれており、今週は週1回坂路2本目をハロン14秒位のペースまで進めています。このペースでも力むことなくリズム良く走れていますよ。馬体に丸みがありますし、付くべきところに筋肉がついてさらに負荷を高められる状態です。ただ、あまり進め過ぎると気持ちが入りすぎてしまうタイプですので、調教量を調節しながらメンタル面に影響が出ないよう注意しています。その為、馬体重が絞れる程の負荷をかけてはいないものの、いまの精神状態は落ち着いていてとても良い状態です。今後も馬体重が大幅に増加しないように調教メニューを工夫した運動を行っていきます。脚元に現時点で気になるところはありません。馬体重は480キロです」(5/1近況)

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Photo バラキエル(牡・大久保)父ロードカナロア 母スリールドランジュ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン14~16秒のキャンター1~2本、残りの日は軽めの調整

担当者「リフレッシュ期間を設けた後は、元の調教メニューに戻し、週3回坂路を登坂しています。乗り出した後も問題なく進められていましたので、週1回は坂路で15-15から、ラスト1ハロンは14秒台まで脚を伸ばすようにしています。ペースを上げても最後まで良い手応えで登坂してくれるので、現在のメニューを継続しながら更に動きを良くしていきたいですね。まだ幼さがありながらも以前より馬体が逞しくなり、更にメリハリが出てきましたし、より成長を促して行けばもっと良い体付きになりそうです。飼い葉をよく食べてコンディションは良いので、本州への移動に備えながら乗り込みを続けていきたいと思います。馬体重は490キロです」(5/1近況)

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Photo アリーヴォ(牡・杉山)父ドゥラメンテ 母エスメラルディーナ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン14~16秒のキャンター1~2本、残りの日は軽めの調整

担当者「調教を継続しても飼い葉をよく食べており、馬体重は維持できていましたので、この中間はより負荷を掛けたメニューに切り替えています。現在は週3回の内の1回はハロン14秒まで脚を伸ばすようにしています。負荷を掛けても最後まで良い手応えで登坂していますし、以前と比べてトモに力が付いてストライドが大きくなってきましたね。ここに来て馬体に成長が見られ、キ甲が高くなって全体のバランスが良くなってきました。ただ、強いて課題を挙げるとするとトモがまだ寂しく映るので、引き続きトレーニングを継続しながら鍛えて行きたいと思います。負荷を高めても精神面は落ち着いていますし、気持ちが悪い方に向いていないですから、今の雰囲気のまま進めて行きたいですね。馬体重は467キロです」(5/1近況)

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イルデレーヴは坂路で順調に負荷を高めることが出来ているのは○。今後も精神状態を見守りつつ、進めてもらえればと思います。あと、食欲は旺盛みたいなので、太らせ過ぎないように注意をお願いします。

バラキエルは痛いところなくここまで来ていますが、リフレッシュを挟むことが多いように精神面の課題が大きそう。追い詰めると気持ちが悪いほうへ向きかねません。他馬以上に心身の成長を促しながら、マイペースで進めていってもらえればと思います。秋頃のデビューでも良いのかなと見ています。

アリーヴォはカイ食いが良いと言われる割に馬体重に反映されないのが課題。まあ、元々薄っぺらい馬体だったこともあるのでしょうが…。日々の調教に関してはひとまず順調なのでもっともっとカイバを食わしこんでパワーアップを図ってもらいたいです。

連続2桁着順を継続中も、前走時より動き・気配は良好。芝1200mでは着順ほどは負けていないので、時計の掛かる福島の馬場を味方に差し込んできて欲しい。スムーズな競馬に徹してどこまでやれるか。★アンブロジオ

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Photo アンブロジオ(セ・菊沢)父ローズキングダム 母アンティフォナ

日曜福島11R バーデンバーデンC(芝1200m)5枠10番 菊沢J

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:29日に南Pコースで時計

菊沢師「先週末には坂路コースで時計を出しましたが、重い馬場を苦にすることなくしっかりと走れていましたね。29日には南Pコースで追い切りを行いました。それほど前走から間隔が空いているわけではないですし、単走で終い脚を伸ばす形でしたが、キビキビとしたフットワークで走れていて動きは良かったですよ。馬には活気がありますし、ここに来て去勢の良い効果が表れてきているのか、良いレベルで状態が安定している感じがします。選択肢を広げるために同日の東京・晩春Sにも特別登録させていただきましたが、無事にバーデンバーデンCに入りましたので、一樹(菊沢一樹騎手)で向かわせていただきます」(4/30近況)

助 手 25美坂重 58.0- 42.1- 27.1- 13.2 馬なり余力
助 手 29南P良 70.5- 55.8- 41.7- 12.2 馬なり余力

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第1回福島8日目(05月03日)
11R バーデンバーデンC
芝1200メートル 4歳上3勝クラス 混合 定量 発走15:20
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 ナーゲルリング 牝4 55 柴田大知
1 2 タマモメイトウ 牡4 57 藤田菜七子
2 3 サラドリーム 牝5 55 嶋田純次
2 4 ニシノキントウン 牡5 57 菅原明良
3 5 ナムラムツゴロー 牡5 57 鮫島良太
3 6 ニシオボヌール セ8 57 秋山真一郎
4 7 ジュランビル 牝4 55 西村淳也
4 8 ジョーマンデリン 牝4 55 川又賢治
5 9 ホウオウカトリーヌ 牝4 55 丹内祐次
5 10 アンブロジオ セ5 57 菊沢一樹
6 11 イサチルホープ 牡8 57 丸田恭介
6 12 アスタールビー 牝4 55 古川吉洋
7 13 スギノヴォルケーノ 牡4 57 菱田裕二
7 14 アリンナ 牝6 55 鮫島克駿
8 15 メイショウカリン 牝6 55 吉田隼人
8 16 コウエイダリア 牝6 55 斎藤新

○菊沢師「ここ2走は直線で渋滞に嵌って力を出せなかった。前走後はいつものように放牧を挟んで仕上がりはいい。1200mには対応できているのでスムーズに捌ければ」(競馬ブックより)

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前走は降雪で競馬が順延されてしまいましたが、アンブロジオには馬体の回復が進んでむしろ良かったかも。ただ、レースでは終始馬場の悪いところへ追いやられ、直線で追い出してもピリッとした脚を使えぬまま。この敗戦(12着)で7戦連続二桁着順に終わってしまいましたが、芝1200mでは着順ほど負けていないですし、スムーズに捌ければ、上位へ差し込めるかもしれません。

前走後はこの馬のパターンでもあるので、一旦NF天栄でリフレッシュ。そして帰厩後は2週間前後での出走へ。ルーティン通りで来ていますし、前走時よりも馬に活気が見られるのは好印象。去勢手術を行ってから数ヶ月が過ぎたことで気持ちと馬体がだいぶフィットしてきたのかもしれません。

レースは東京・晩秋Sとの両睨みでしたが、希望通りのこちらへ滑り込めてホッとしています。開催最終日ということで馬場の傷みからだんだんと時計は掛かるように。おそらくここは1分9秒を切るか切らないかぐらいの時計になりそう。時計を要することはアンブロジオにとって追い風でしょう。また、枠順は真ん中の偶数枠を引き当て、動いていくのも良し、待っても良し。客観的に見ても、少し穴っぽさを感じます。

菊沢Jはこれで3戦連続での騎乗となるので、今回こそ息の合ったところを見せて欲しい。まずは連続2桁着順に終止符を打ってもらいたいです。この距離への対応力は感じているので、3度目の芝1200mで1頭でも多くかわしてもらい、この距離での可能性をまだまだ示してもらいたいです。

ハンデ53キロ+落ち着いて臨めそうな無観客競馬はプラス。ただ、一息入って立て直すも動きはまだまだ重苦しく。軽い芝の京都で切れが要求されそうですし、苦戦することは避けられません。★シグナライズ

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Photo_6 シグナライズ(牝・西浦)父Frankel 母ワイルドココ

5月3日(日)京都9R・鷹ケ峰特別・混合・芝1200mに坂井瑠Jで出走します。4月29日(水)良の栗東・坂路コースで1本目に54.7-39.7-26.1-13.4 一杯に追っています。追い切りの短評は「久々で割引」でした。発走は14時25分です。

○西浦調教師 「4月29日(水)はビシッと。頂上付近のチップを入れ替えたばかりで、それがラストに時計を要した原因でしょう。今のところは精神的にもリラックス出来ている感じ。このままの雰囲気を保って、落ち着いてレースへ臨めれば・・・と思います」

≪調教時計≫
20.04.29 助手 栗東坂良1回 54.7 39.7 26.1 13.4 一杯に追う

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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第3回京都4日目(05月03日)
9R 鷹ケ峰特別
芝1200メートル 4歳上2勝クラス 指定 混合 ハンデ 発走14:25
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 ホッコーシェルビー 牡4 53 藤岡康太
1 2 トンボイ 牝5 54 酒井学
2 3 サヤカチャン 牝5 51 高倉稜
2 4 ブリングイットオン 牝4 51 荻野琢真
3 5 ヤマニンペダラーダ 牡6 55 岩田望来
3 6 メイショウシャチ 牡7 54 太宰啓介
4 7 メイショウツバキ 牝5 51 城戸義政
4 8 スキップ 牡4 55 松若風馬
5 9 フォレブルート 牝4 54 武豊
5 10 パッションチカ 牝6 50 泉谷楓真
6 11 ディアボレット 牝5 51 川島信二
6 12 ジャスパーモア 牝5 51 木幡巧也
7 13 イルヴェントドーロ 牝4 52 池添謙一
7 14 レジーナファースト 牝5 52 北村友一
7 15 ミッキースピリット 牡4 54 M.デムーロ
8 16 シグナライズ 牝5 53 坂井瑠星
8 17 ロードアクア 牡4 55 田中健
8 18 ラミエル 牝4 54 C.ルメール

○西浦師 「前走はちょっとイライラしていた。放牧に出してリフレッシュできている。短い距離もいいし、力はある。落ち着いて臨めれば」(競馬ブックより)

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1月の京都・乙訓特別(11着)以来の競馬となるシグナライズ。ひと叩きして前進を期待した前走でしたが、在厩時間が長くなってしまったことでストレスを溜め込み、それがゲート内で発散した感じで出遅れ。レースの流れも落ち着いてしまった為、後方からちょこっと伸びて、数頭交わしただけという印象の薄いレースとなってしまいました。

その後は千葉のケイアイファームへ放牧に。元々背腰を硬くしやすい馬なのですが、疲れが蓄積していたようでガチガチ。昨年1年で9戦していたので仕方ないところ。また、芝の短距離戦を使うとなると節が必要になってくるので、疲れを取り除いた後は意識的にゆっくり進めてきました。状態に関しては何ら不安はありません。

帰厩後の調整はプール調教を多く取り入れ、リラックスに努めることに。追い切りは丹念に消化していますが、坂路追いの上がりは13秒台止まり。頂上付近のチップを入れ替えたばかりらしいのでそれが多少なりとも影響はあるでしょうが、馬体重が増え過ぎているのかな? 動きは重苦しいです。土曜日の京都競馬を見ると、軽い芝ということで時計も出ており、切れのある馬が優位。シグナライズには厳しい舞台でもあります。

苦戦濃厚ですが、前走から2キロ減のハンデ53キロは良いですし、レースへ行っての落ち着きが鍵になるシグナライズには無観客競馬はプラスでしょう。この2点を生かして良いところを見せて欲しいですが…。坂井瑠Jにはゲートを出たなりで追走し脚を溜める形で進めてもらえれば。前も止まらないでしょうが、集中力を切らさずに走らせてあげるにはこういう形がベター。気分を損ねないようにお願いします。

トモの歩様を乱してしまった為、ここまでデビューが遅れてしまう。それなりの脚力は秘めているも、現状は体型も幼くて成長途上。初戦から結果を求めるのは正直酷で使いつつ良くなってきて欲しい。★パーフェクトルール

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Photo_3 パーフェクトルール(牡・小崎)父ルーラーシップ 母パーフェクトジョイ

日曜福島3R 3歳未勝利・若手(ダ1700m)8枠15番 西村淳J

在厩場所:栗東トレセン
調教内容:坂路コースでキャンター
次走予定:福島5月3日・ダ1700m・若手(西村淳J)

小崎師「帰厩後は周回コースや坂路コースでコンスタントに時計を出すことが出来ていますし、ここまで順調に進められています。レースまでに一度ゲートを出しておいた方が良いと思い、22日にEコースでゲートを出しておきました。やはり時間が経っていることもあって忘れてしまったのか、出の反応がモッサリでしたから、やっておいて良かったです。ゲート試験の際もモタモタしていましたが、その時よりは良くなっているので、その点は成長している証だと思います。来週は福島までの輸送が控えているので、今週は24日にしっかり時計を出して、レース当該週は反応を確かめる程度で調整するつもりです」(4/23近況)

助 手 19栗坂稍 58.1- 41.5- 26.5- 13.0 末一杯追う アイムポッシブル(三未勝)末一杯に0.4秒先行クビ遅れ
助 手 24CW良 84.0- 67.1- 51.7- 38.3- 12.4 一杯に追う オーバーテイカー(三未勝)一杯の外0.3秒先行0.3秒遅れ

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:30日に坂路コースで追い切り

小崎師「30日に坂路で追い切りました。先週、西村淳也騎手にしっかり負荷を掛けて時計を出してもらっているので、今週は福島までの輸送に備えて反応を確かめる程度に控えました。前半じっくり走らせてあげれば、良いところで抱えられていましたし、ハミをしっかり取ってバランスよく走ってくれます。ただ、先週CWコースで負荷を掛けた時は緩さから動き切れないところがあり、しっかりするまではもう少し時間が掛かりそうです。でも、時間を掛けていくにつれてこの馬なりに良くなってきているのは確かですから、もう少し大事に育てていけば更に良い走りを見せてくれるようになるでしょう。初戦からというよりは、使いつつのタイプかもしれないですが、まずまず仕上がりましたので、今の状態でどれだけの走りを見せてくれるか確認したいと思います」(4/30近況)

助 手 30栗坂良 55.9- 41.2- 26.9- 13.4 馬なり余力

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第1回福島8日目(05月03日)
3R 3歳未勝利
ダ1700メートル 若手 馬齢 発走10:45
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 タイセイノーヴァ 牡3 56 井上敏樹
2 2 アキノヒーロー 牡3 53 亀田温心
2 3 ショウナンアニメ 牡3 55 川又賢治
3 4 ブランブランブラン 牝3 51 原優介
3 5 ヴィルトゥオーゾ 牡3 53 山田敬士
4 6 トリトン 牡3 55 斎藤新
4 7 ラパウィラ 牡3 53 秋山稔樹
5 8 メイショウシャガ 牡3 56 鮫島克駿
5 9 ケイツーポンド 牡3 56 横山武史
6 10 ダブルーン 牡3 54 団野大成
6 11 メイショウガロンヌ 牡3 53 服部寿希
7 12 ベストランナー 牡3 55 菊沢一樹
7 13 ブラックトマホーク 牡3 54 菅原明良
8 14 トゥモローマーチ せ3 53 小林凌大
8 15 パーフェクトルール 牡3 55 西村淳也

○小谷助手 「体質が弱く入厩が遅れました。稽古を積んで動きは悪くありませんが、まだ幼児体型ですね。使ってからでしょう」(競馬ブックより)

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出資しているシルクの3歳馬で唯一出走していなかったのがパーフェクトルール。1次募集時は小ささが目立っていた同馬ですが、まとまりのある好馬体。父ルーラーシップらしく可動域の広い歩様で首をリズミカルに使えていることが気に入り、5月の遅生まれで今後の伸びシロを期待しての出資となりました。

育成開始時は馬体の成長を促さないとダメだってのでマイペース調整。コツコツ乗り進めながら、狙い通りに馬体重をグングン増やしていきました。成長力はあるでしょうから、これからの楽しみな競走馬として私の評価も高かっそたです。

ただ、4月になってから流れは急変。上旬に左前の歩様が悪くなったことから乗り運動を一旦ストップして、軽めの調整で様子を見ることになりました。ケアを施してゆっくり立ち上げていったのですが、騎乗運動を再開してまもなく今度はトモに疲れ。その時は症状とすれば軽かったので、回復に努めた後はすぐ周回コースで乗り出したんですが、右トモの歩様を乱してしまうことに。遅生まれの為、体が幼く力がないため、スピード調教を続けたことで馬体に硬さが出てしまい、その影響で脚元に負担が掛かってしまったようです。

その後は再発を繰り返さないように、慎重を期してのスロー調整。丁寧に取り組んでくれましたが、トモの緩さが解消してきてくれなかったので、ピッチを上げたくても上げれないというのが本当のところだったのかもしれません。それでもNFの育成力で12月12日に初入厩。トモの緩さ・甘さ+父ルーラーシップということで、ゲート試験に手こずることを覚悟していましたが、こちらは1週間程度でアッサリ合格してくれました。

ただ、体力不足+馬房で暴れて軽い外傷を負った為、NFしがらきで再調整へ。その後はトモを乱したりすることなく、ハロン15秒のところをコツコツ乗り込んできましたが、熱発を発症してしまったので帰厩が少し延びてしまうことに。4月上旬にようやく栗東へと戻ってくることが出来ました。それから本格的な追い切りを行うことになりましたが、追い切りの動き+時計はマズマズ。能力が足りないということはないと思いますが、まだまだ体型が幼く、序盤から動かしていくとフォームがバラバラになってしまうなど成長途上。走ることに気持ちがあっても、馬体がついてきてくれない感じです。ダートでのデビューを選んだのも体質の弱さを懸念したものだと思います。

まあ、それでも何とか競走馬として初めてのレースへ辿り着いたパーフェクトルール。若手限定戦の1戦ですが、それなりに粒の揃ったメンバー構成。さすがに分が悪いと思います。初出走ということで砂を被ったりして揉まれ込むのは嫌だったので大外枠に入ったのは悪くないと思います。序盤は急かすことなく進め、トモの入りが良くなってからじわじわ進出してもらえればと思いますが、それ以前にレースの流れに付いて行けるかどうかの不安も…。正直、厳しい結果に終わるかもしれませんが、それが現実だと受け止めて、次へと前向きに向かっていきたいと思います。

ロードなお馬さん(3歳牡馬・入厩組)

Photo_6 ロードセッション

4月30日(木)良の栗東・Cウッドチップコースで6ハロン86.8-70.8-55.3-40.3-12.3 7分所を馬なりに乗っています。併せ馬では直線強目の相手の外を3秒7先行して同時入線。短評は「高いレベルで安定」でした。5月16日(土)新潟・わらび賞・混合・ダ1800mに荻野極騎手で予定しています。

○高橋調教師 「4月30日(木)は次走でコンビを組む予定の荻野極騎手を背にウッドへ。初めて本馬に跨るジョッキーですからね。今朝は内容よりも、特徴の把握に重点。帰厩後は気持ちが幾らか先行気味だけに、この一追いで上手くガス抜きも出来れば・・・」

≪調教時計≫
20.04.30 荻野極 栗CW良 86.8 70.8 55.3 40.3 12.3 馬なり余力 パーティナシティ(古馬2勝)直強目の外3秒7先行同入

Photo_6 ロードクラージュ

4月30日(木)良の栗東・坂路コースで1本目に51.7-37.9-24.3-12.0 一杯に追っています。併せ馬では馬なりの相手を1秒0追走して0秒1先着。短評は「坂路コースで入念」でした。体調、条件、出走状況等を踏まえながら目標のレースを決めます。

○安田調教師 「4月30日(木)は結構なタイム。乗り手が軽かった分も含まれると思います。今朝は幾らか右へ張るような場面も。そのあたりが改善されれば・・・。相応に本数を積んで来たのは確か。番組等の詳細は検討中ながら、来週の出走を考えましょう」

≪調教時計≫
20.04.30 斎 藤 栗東坂良1回 51.7 37.9 24.3 12.0 一杯に追う ダノンスマッシュ(古馬オープン)馬なりを1秒0追走0秒1先着

Photo_6 ロードフェローズ

4月29日(水)良の栗東・坂路コースで1本目に55.4-41.2-26.9-12.9 末強目に追っています。短評は「坂路コースで入念」でした。5月16日(土)京都・3歳未勝利・芝2200mに予定しています。

○藤岡調教師 「思ったよりもスムーズに回復。そんな様子を踏まえつつ4月29日(水)に追い切っています。トモが段々しっかり。良い方向へ進んでいるでしょう。移動制限との兼ね合いで、ジョッキーの選定が難航。まだ次走の鞍上は決定に至っていません」

≪調教時計≫
20.04.29 助手 栗東坂良1回 55.4 41.2 26.9 12.9 末強目追う

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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新潟・わらび賞を予定しているセッションの鞍上が荻野極Jに決定。早速、30日の追い切りで跨り、感触を掴んでいます。動き自体はマズマズです。

クラージュは30日の追い切りでは厩舎の看板馬・ダノンスマッシュとの併せ馬を消化。良い目標になってもらい、テンからラストまでしっかり動くことが出来ました。元々、攻めは動く馬なので、これぐらいの時計でビックリすることはありませんが、このひと追いでグッと良くなって来てもらえればと思います。番組は未定ですが、来週の競馬で復帰予定となりました。

フェローズは次走へ向けて調整は順調。レースを使いながら、トモが段々しっかりしてきているので、実戦へ行っても渋太く頑張れるように。前走は馬場に助けられた感はありますが、暖かくなって実が入ってきている今なら良馬場でも互角以上にやれると思うのですが。

シルクなお馬さん(関東2歳牡馬・北海道組)

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Photo セラフィナイト(牡・宮田)父ルーラーシップ 母ブロンシェダーム

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン14~16秒のキャンター1~2本、残りの日は軽めの調整

担当者「この中間は週3回の坂路調教の内、1回は終いハロン14秒までペースを上げています。このペースでも手応え良く駆け上がっていますし、ここに来て動きに力強さも出てきましたね。体高はあまり変わっていないものの、馬体に幅が出てきたことが大きいと思います。あくまでも今後の成長次第ですが、今の感じですと予定を早めて6月頃の移動を目標にできるかもしれません。馬体重は424キロです」(5/1近況)

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Photo アンダープロット(牡・加藤征)父ハーツクライ 母マチカネタマカズラ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン14~16秒のキャンター2本、週1回周回コースで軽めのキャンター2500m、残りの日は軽めの調整

担当者「まだまだ全体的に幼さは否めませんが、坂路調教ではトモを使えるようになってきたかなと思いますので、この中間はハロン14秒ペースアップしました。スピードを上げてからも終いの手応えは悪くないですね。だからと言って急ピッチで進めると心身のバランスを崩しそうですから、今後も成長曲線に合わせて、来月くらいの移動を目標に進めていきたいと考えています。また、最近は余分な脂肪が取れてきて、腹回りを中心に引き締まってきましたね。馬体重は487キロです」(5/1近況)

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セラフィナイトは更新された画像を見て、馬体にメリハリが出てきたのは好印象。420キロ台と現状は小粒ですが、成長力のある血統だと思うので、ゆくゆくは450キロ前後で競馬へ臨めるような変貌・進化を期待しています。

アンダープロットはこの馬なりに順調にペースアップは叶ってはいますが、その一方で精神面の課題が多分に残るのでドンドン進めていくのは逆効果になる場合も。追い詰めないで欲しいです。また、更新された画像はお腹回りがスッキリしたことでスラッと見せています。ここに来てちょっと垢抜けしてきたように思います。

シルク&ロードなお馬さん(関東牝馬・入厩組)

Photo_3 ジーナアイリス

・在厩場所:美浦トレセン
・次走予定:第2回東京開催
・調教内容:30日に坂路コースで時計

田村師「こちらに戻ってきてからは先週末に坂路コースで55-40程度のところを行いましたが、その後も特に問題はなかったため、30日に追い切りを行いました。1本坂路を登った後、2本目に併せ馬を行い、最後は相手に少し先着する形でゴールしています。まだ馬体を見ると余裕がありますが、動き的には楽な感じで最後まで走れていて、まずまずだったと思います。久々に競馬に向けて仕上げていくことになりますから、無理に絞っていくのではなく、徐々に馬体・中身ともにレース仕様へフィットさせていきたいと考えています」(4/30近況)

助 手 26美坂良 54.8- 40.6- 27.2- 13.1 馬なり余力
助 手 30美坂良 54.0- 39.8- 26.1- 13.0 馬なり余力 ニーマルブラック(三未勝)末強めを0.1秒追走0.2秒先着

Photo_3 ルコントブルー

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:29日に南Bコースで時計
・次走予定:5月9日の東京・ダ1600m(C.ルメールJ)

勢司師「29日に南Bコースで併せて追い切りを行いました。道中はルコントブルーが先行し、途中から馬体を併せる形となると、そのままゴールまで走り切っています。先週よりも少し時計を詰めましたが、力強い脚取りを保ったまま終えられたように、動きは及第点だったと思いますし、上がってきた時の息の戻り等からも中身の方も段々と整ってきている印象です。ただ、調教に対して少し苦しがるようなところを見せることがあり、あまり無理に詰め込み過ぎると、コース入りから拒否する可能性もあることから、気を付けて接していく必要がありそうです。でも、今のところ嫌気が差すこともなく、心身のバランスは取れていると思いますし、この感じを維持しながら調整していきたいと思います。今のところ来週の東京・ダ1600mに向かいたいと考えており、鞍上はルメール騎手に依頼しています」(4/30近況)

助 手 26北C良 56.6- 42.0- 14.8 馬なり余力
助 手 29南B稍 53.2- 38.2- 12.6 馬なり余力 クロスパール(古馬1勝)馬なりの内を0.3秒先行3F付同入

Photo_6 シベール

美浦トレセンで1ハロン18秒前後のキャンターを消化。引き続き心身のリラックスに重点を置いており、もう少しの間は入念に乗り込みます。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、5月23日(土)東京・カーネーションC・牝馬限定・芝1800mに三浦騎手で予定しています。

○久保田調教師 「4月29日(水)はポリトラックで普通キャンターまで。今のところは至って順調に運んでおり、良い意味で精神面も大きく変わっていません。検討を重ねた結果、芝1800mの特別レースへ向かうことに。主戦の三浦騎手とのコンビを継続しましょう」

☆★画像と情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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先に別記事にしたアーモンドアイ以外のシルク・ロードの関東牝馬・入厩組の近況をまとめて。

ジーナアイリスは先月23日に戻ってきましたが、早速坂路で2本時計をマーク。馬体はまだまだ余裕があるようですが、元々攻めは動く方なのでこれぐらいの時計は楽に出ます。ただ、現状でいきなりビシビシとは攻められないので、丹念に時計を出していくと共にプール調教を活用していってもらえればと思います。

ルコントブルーは精神面を追い詰めないように気をつけながら調教・追い切りが続きますが、週2本時計をマークできていますし、動きもひと追い毎に良化中。中身はほぼ整ったと思います。また、流動的だった次走は来週8日の東京・ダ1600mに決定。牡馬相手&マイルへの距離短縮にどう対応していくかですが、鞍上にC.ルメールJを手配できたのは何より。移動制限の為、G1がある開催は良い騎手が集まりやすいので、土曜日のレースでもリーディング上位騎手を手配できやすいのはお得。特に来週から5週連続で東京でG1があるので、関東馬は有利です。レースでも関西馬の参戦がないですから。

シベールは翌日のマイル戦も視野に入れていましたが、次走も牝馬同士で戦えるカーネーションCへ向かうことが決定。引き続き三浦Jが乗ってくれるのも有難いです。また、前走後、時計はまだ出していませんが、この馬なりに落ち着いた様子で過ごせているのは○。この間に少しでも馬体をフックラさせておいて欲しいものです。

2020年5月 2日 (土)

焼魚定食のまんぷく予想 vol.617

(東京11R)青葉賞(G2)

☆フィリオアレグロ
☆フライライクバード
☆ヴァルコス
☆ディアスティマ
☆ダノンセレスタ
☆メイショウボサツ

将来性はフィリオアレグロだと思いますが、気性面の幼さを多く残している現状。距離は大丈夫でしょうが、最内枠をどう捌いてこれるか。

フライライクバードは芝2400mで連勝中。時計も1つ抜けています。輸送を無事こなせば、大崩れはなさそう。

ヴァルコスは速い上がりの決着だと分が悪いかもしれませんが、スタミナは豊富。ディアスティマは良くも悪くも相手なり。仕掛けどころは難しいですが、ここでも大崩れはなさそう。

初勝利まで5戦を要したダノンセレスタですが、距離を2400mに延ばした前走の勝ちっぷりは鮮やか。元々素質を高く評価されていた1頭なので、1つ勝ったことで勢いが出てきてくれれば。

メイショウボサツは良馬場なら苦しいかもしれませんが、左回りは上手。この距離も何ら問題ないでしょう。

一応、馬券は☆印6頭の馬連ボックス・3連複ボックスを強弱をつけて。

シルクなお馬さん(関西牡馬・入厩組)

Photo ピクシーナイト

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:坂路コースでキャンター、ゲート練習

担当助手「入厩後はこちらの環境にもすぐ慣れてくれましたし、普段の様子を見ていても大人しく過ごしていますよ。坂路調教に加えて、今週からゲート練習も始めていますが、枠入り・駐立は大人しくしていますし、これから出の練習をしていけば試験の目途が立てられるようになるでしょう。乗り味・馬の雰囲気がとても良いですし、とても楽しみな1頭です」(4/30近況)

Photo_3 クレッセントムーン

・在厩場所:栗東トレセン
・次走予定:京都5月9日・ダ1400m
・調教内容:29日に坂路コースで追い切り

高野師「29日に坂路で追い切りました。西村淳Jに手伝ってもらったところ、『馬体は少し余裕が感じられましたが、いざ走りだすと重苦しい感じはなく、最後までしっかり伸びてくれました。良い動きでしたよ』と言っていました。全体の時計はしっかり出ましたし、動きも良かったですから、レース1週前としては順調に仕上がってきています。週末にも時計を出して来週に備えたいと思います」(4/30近況)

助 手 23栗坂良 53.5- 39.2- 25.5- 12.5 一杯に追う
助 手 26栗坂良 56.3- 40.8- 26.0- 12.6 馬なり余力 ディアスティマ(三歳1勝)馬なりを0.2秒追走同入
西村淳 29栗坂良 52.6- 38.6- 25.0- 12.4 一杯に追う

Photo_3 ナイトバナレット

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:29日に坂路コースで15-15
・次走予定:京都5月10日・芝1600m

担当助手「前走後も疲れは見られず、この中間から坂路で乗り出しています。日によって15-15ぐらいの時計を出していますが、今週は5月1日にしっかり負荷を掛けて来週の競馬に備えるつもりです。馬体はまだ少し余裕が感じられますが、徐々に引き締まってきましたし、今週と来週の追い切りで更に良い体付きになってくると思います」

助 手 24栗坂良 61.9- 44.8- 29.6- 14.6 馬なり余力
助 手 26栗坂良 58.9- 41.9- 27.6- 14.1 馬なり余力
助 手 29栗坂良 60.6- 44.5- 29.8- 15.0 馬なり余力
助 手 1栗坂良 54.8- 39.5- 25.4- 12.4 末強め追う モズアスコット(古オープン)馬なりに0.6秒先行0.4秒遅れ

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別記事をアップしたボンディマンシュ・ピボットポイント以外の関西牡馬・入厩組の近況をまとめて。

ピクシーナイトは入厩して約1週間となりますが、環境が変わっても動じないのは頼もしい限り。また、大した調教は行っていない段階でブログ報知を見ても、スタッフが高く評価してくれているのは心強いです。故障さえなければ、良いところまで出世できると思います。

クレッセントムーンは来週の出走へ向けて、順調に追い切りを消化。距離短縮は間違いなく合うと思っているので、直線でやや強引にでも手前を替えさせることが出来れば、伸びが出てくる筈。ポテンシャルは秘めている馬なので次走が良いキッカケになって欲しいです。

ナイトバナレットは前回の更新後から意欲的に時計をマーク。1日は格上のモズアスコットに胸を借りてビシッと追われています。こちらも攻めは走りますが、相手は芝・ダートのG1馬。やはりパワーが違いますね。ただ、これでもまだ馬体に余裕があるようなので、レース前日まで気を緩めることなく絞り込んで、レースを迎えてもらいたいです。

久々に東京での出走。Sペースからの瞬発力勝負が濃厚で展開は不向きも、それでも道中で脚を溜め、直線はイン突きに徹底するのみ。中1週でもデキの良さは胸を張れるので1頭でも多く交わしてきて欲しい。★ロードプレミアム

202002_20200430043001

Photo_3 ロードプレミアム(牡・斎藤誠)父ディープインパクト 母インディアナギャル

5月2日(土)東京9R・秩父特別・混合・芝1600mに石川Jで出走します。4月29日(水)稍重の美浦・坂路コースで1本目に53.0-39.1-25.6-12.8 馬なりに乗っています。併せ馬では一杯の相手に0秒5先行して同時入線。追い切りの短評は「動きだけは文句無」でした。発走は14時35分です。

○斎藤調教師 「4月29日(水)は坂路で。前日の雨の影響が残る重い馬場だったとは言え、最後まで十分に動けていました。選択肢を広げる意味で福島の芝1800mへ登録を行なっておいたものの、当初のプラン通りに投票予定。間隔が詰まっても力を出せる状態です」

≪調教時計≫
20.04.29 助手 美南坂稍1回 53.0 39.1 25.6 12.8 馬なり余力 ワンスカイ(3歳オープン)一杯に0秒5先行同入

☆★画像と情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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第2回東京3日目(05月02日)
9R 秩父特別
芝1600メートル 4歳上2勝クラス 指定 混合 定量 発走14:35
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 パルマリア 牡5 57 丸山元気
2 2 アドマイヤシナイ 牡6 57 柴田善臣
3 3 ランペドゥーザ 牝4 55 江田照男
4 4 トゥーフラッシー 牝4 55 木幡育也
5 5 スワンボート 牡10 57 杉原誠人
6 6 クインズサン 牡7 57 野中悠太郎
7 7 ボールドジャパン 牡9 57 北村宏司
7 8 ロードプレミアム 牡7 57 石川裕紀人
8 9 バールドバイ 牡5 57 D.レーン
8 10 ロジスカーレット 牡5 57 田辺裕信

○斉藤誠師 「前走はいい感じに脚はたまったんですが、直線捌き切れずに消化不良。本質的に中山向きでも、最近は稽古で動けて、デキ充実。東京でも流れが向けば頑張れそう」(B誌)

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外をぶん回して差し切るような脚は使えない為、出たなりの位置で折り合い、終始内にこだわった競馬ぶりで上位進出を狙うロードプレミアム。その為、前走のように前に壁が出来ていると脚を余す感じになりますが、そこは割り切ってイン突きに終始してもらえればと思います。

前走後は在厩調整を続け、この厩舎らしく中1週での出走。上がりが速くなる東京は出来るだけ避けてきましたが、現状はマイルにこだわった使い方をしていますし、移動制限中で関東馬同士の1になることから久々の東京参戦となりました。間隔は詰まっていますが、追い切りは2本消化。サラッと馬の気持ちの任せて追われましたが、動きだけは変わらず絶好。今回も力を発揮できる状態ですが、馬体重は減ってきて欲しいです。

レースプランとすれば、東京だからといって変更することなし。とにかくインにこだわった騎乗で展開&人気馬の不発を待つのみです。10頭と手頃な頭数で競馬が出来るのは良いでしょうが、メンバー構成を見る限り、Sペースからの瞬発力勝負が濃厚。そうなると、内からジリジリ脚を繰り出しても、前を行く馬との差はなかなか詰まらないというシーンが目に浮かんできてしまいます。

まあ、それでも道中で動くと必ず甘くなるので、マイスタイルに徹底するしかありません。ただ、直線の長い東京コース。どのあたりから追い出しを開始したら良いかに悩むでしょうが、その辺のさじ加減はプレミアムに騎乗経験もありますし、石川Jに託すのみです。まずはハードルの低い目標として掲示板入りを目指し、そこから1頭でも多く交わしてきて欲しいです。

中1週のローテで再度の福島へ。叩いた上積みは少ないも、目立ったデキ落ちもなし。ただ、今回は明らかにメンバー強化。改めてレースに参加することが出来るかどうか、走破時計が速くなることに対応できるのかを問いたい。★ヴェルトゥアル

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Photo ヴェルトゥアル(牡・稲垣)父スマートファルコン 母シルクユニバーサル

土曜福島4R 障害4歳上未勝利(障2770m)7枠12番 五十嵐J

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:29日に南Wコースで時計

稲垣師「29日に南Wコースで追い切りを行いました。中1週になりますし、単走で5ハロンから70-40くらいのところでサッと脚を伸ばして、息を整える程度に止めています。『前捌きの硬さやトモの具合にも大きな問題はなさそう』と跨った五十嵐騎手は言ってくれており、左回りだったので少し外に張り気味ではありましたが制御できないほどではなく、最後まで走りにも余裕のある感じでしたよ。引き続き力を出せる状態にはあると思いますし、2回目の福島コースで慣れも見込めるはずですから、さらなる前進を見せてもらいたいですね。なお、五十嵐騎手と相談して、2日の方に出馬投票させていただく予定です」(4/29近況)

五十嵐 29南W稍 70.8- 55.6- 40.8- 13.5 馬なり余力

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第1回福島7日目(05月02日)
4R 障害4歳上未勝利
障2770メートル 混合 定量 発走11:20
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 リョウランヒーロー 牡6 60 上野翔
2 2 マイネルエイブ 牡4 59 伴啓太
3 3 ブルベアリーノ 牡4 59 植野貴也
3 4 シオンコタン 牝4 57 大江原圭
4 5 ブライトエンパイア 牡5 60 難波剛健
4 6 メジャーリーガー 牡7 60 草野太郎
5 7 マイネルバッカーノ 牡4 59 山本康志
5 8 フォワードカフェ 牡8 60 石神深一
6 9 ジョーカーワイルド 牡5 60 小野寺祐太
6 10 カイラーサナータ 牝4 57 蓑島靖典
7 11 テイエムリボー 牡5 60 黒岩悠
7 12 ヴェルトゥアル 牡5 60 五十嵐雄祐
8 13 クーザ 牡4 59 高野和馬
8 14 デアリングアイデア 牡6 60 北沢伸也

○稲垣師 「まだ成長途上だが、それでも前走で変わり身があったし、今回も立ち回り次第で」(競馬ブックより)

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障害3戦目となった前走はかなり手薄なメンバー構成。それに加えてレース中に1番人気馬が落馬とヴェルトゥアルにはかなり恵まれた1戦になりましたが、互角以上のスタートからスッと前目のポジションを確保。レース序盤は左回りだったので行きっぷりは一息でしたが、バンケットとタスキコースを終え、右回りになってからは再度ジワッと押し上げていき3番手をキープ。淡々とレースを運べていたと思います。

ただ、レース終盤、引き離し気味に逃げていた勝ち馬を1番人気のシゲルシマダイが捕まえにいこうとした矢先に落馬。馬体が接触することは避けることが出来たのですが、落馬の煽りを受けてモタモタ。ここで気持ちが切れても不思議ではないのですが、再度促すと前を追い掛けようとする姿勢が見られました。平地時代は淡白なイメージが強かったですが、経験を積んだことで少なからず粘り・根性を見せてくれたのは嬉しかったです。ただ、最後はタフな道悪馬場が応えて、バテバテの中での5着。褒められた内容とは言えませんが、諦めずにレースに参加できたことが今回以降に繋がってくれれば。

前走後は在厩調整を続け、中1週のローテで再度の福島戦へ。間隔が詰まっているので軽めの追い切りでも問題なし。トモや球節やと心配な点が尽きませんが、デキ落ちはなさそうです。

今回の顔ぶれですが、いつ勝ち上がっても不思議ではないフォワードカフェが主役。落馬明けとなるテイエムリボーもその前はいつ勝っても不思議ではなかったですし、平地の1勝クラスを勝ち上がって再度の障害入りのブライトエンパイアも侮れません。前走と比べると明らかなメンバー強化。前走でやっとこさ掲示板の右端を確保出来たヴェルトゥアルに前走以上の結果を求めるのは正直酷でしょう。

ですので、今回は結果は二の次で、まずは前走同様に前めのポジションでレースの流れに乗れるかどうかに注目。また、良馬場で行われるでしょうから、前走から走破時計が一気に縮まります。それに対し、ヴェルトゥアルがどこまで辛抱・対応できるかも注目。淡白な面を見せずに、今回も頑張って欲しい。その中で掲示板を確保できるようなら、障害馬として着実に成長していると見ていいでしょう。

ロードなお馬さん(3歳牡馬・千葉ケイアイファーム組)

Photo_6 ロードユリシス

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分。

○当地スタッフ 「獣医師のアドバイスに従った上で、4月23日(木)よりウォーキングマシンを利用する格好。最初は30分までに止め、27日(月)からは計画に沿って時間を延ばしています。今のところはネガティブな変化も無し。一安心と言ったところでしょう」

Photo_6 ロードドミニオン

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン15~20秒ペース)。

○当地スタッフ 「先週は4月24日(金)に15-15を交える形。本数を重ねる毎に段々と息遣いが良くなるなど、順当に上昇カーブを描いているでしょう。馬場状態や日々のコンディションを探りながら更に踏み込む計画。声が掛かれば送り込めるデキだと思います」

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ユリシスはサンシャイン放牧が約1ヶ月続きましたが、この中間からウォーキングマシンでの運動を開始。ひとまず30分にとどめるも、脚元は問題なさそうです。徐々に運動の時間を延ばしていって、出来れば早めにトレッドミルへと移行していってもらいたいです。

ドミニオンは与えられた調教メニューを淡々と消化。本当はもっと牡馬らしい逞しさが加わって欲しいところですが…。まあ、そう遠からず声は掛かると思うので、とにかく前回のような無駄な頓挫を引き起こさないようにお願いします。

4月30日に栗東・松下厩舎へ帰厩しています。☆ピボットポイント

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Photo ピボットポイント(牡・松下)父ディープインパクト 母ペンカナプリンセス

・在厩場所:30日に栗東トレセンへ帰厩
・次走予定:新潟5月17日・中ノ岳特別

松下師「放牧に出した後も順調に進められていましたので、30日の検疫でトレセンに戻しました。5月17日の新潟・中ノ岳特別に向かいたいと考えているので、来週から仕上げに入っていきたいと思います」(4/30近況)

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前走後は疲れからいつもより硬さが解れるのに時間を要してしまったピボットポイント。トレッドミルと坂路での乗り込みを併用して進めてきましたが、状態自体もなかなか上がって来ませんでしたが、気温の上昇と共にここ2週ぐらいから急上昇。しっかり負荷を掛けた後の疲れ・反動も問題ないことから、30日に栗東・松下厩舎へ帰厩しています。

また、次走の予定も決まっており、順調に仕上がれば17日の新潟・中ノ岳特別へ。2勝目を挙げたのは芝だったとはいえ新潟コース。相性というか縁起が良い競馬場だと思うので、立て直し効果を見せて欲しいです。また、前走はゲート内でやらかしてしまったので、次走までに駐立に関して再チェックをお願いします。

焼魚定食のコロコロ予想 vol.547

(京都2R)◎エヴァン

デビュー戦は少し離された4着に終わりましたが、3角過ぎでは1頭だけポツンと最後方。惨敗のケースですが、そこから4着まで押し上げてきた脚力は非凡。今回はレース流れが見込めますし、キックバック対策としてシャドーロールを着用。前進あるのみです。相手本線は脚部不安明けとなるも先行力のあるグレイトムーンとダートで変わり身を見せたシャープレシオ。あとは久々になるも、ダートが合いそうなハギノアレグリアス。穴はスティーヴン、シゲルガリレオ。

(京都3R)◎クレデンザ

半年ぶりのレースになるも、丹念に時計を出して動きも軽快。距離の1400mも良さそう。ここは素直に信頼。相手本線は前走が非常に惜しかったフレーヴォ。血統馬のメイショウミモザは一息入れて、そろそろ変わってきそう。あと面白そうなのが初出走組。内からメイショウゲンセン、メイショウアサヒ、グランセニョリータ、ヴェニュセマース。アラビカは押さえ程度。

(京都4R)◎シャルシャガナ

折り合いが1つ鍵になるも、末脚は安定している同馬。追い切りは長目からビシッとやって上々の時計。鞍上にC.ルメールJを迎えてここは必勝態勢です。人気になりそうなエヒトは押さえまで。ひと叩きしたアールウィザードが相手本線も、初出走となるサーストンシカゴに注目。こちらの単勝も少し勝っておきたいです。そして穴で連闘で芝挑戦のホープウィーク。

(京都5R)◎ヒートオンビート

速い脚には欠けるも、芝の長めの距離での安定感が光る同馬。そろそろ順番かなと思います。相手本線はブリンカー装着で前走3着と変わり身を見せたクレイス。軽い芝の京都でより末脚が生きるかも。逆転も十分。サウンズオブアースの半弟ストークダバノンは2戦目+距離延長で前進必至。穴は芝の前走で少し見どころのあったナムラショウグン。大トビでスタミナはありそうなので、追走に余裕が出れば1発あっても。

(東京6R)◎サクラトゥジュール

乗り難しい馬ですが、それでも崩れていないように能力はここでは1枚上。マイルに戻るのも良いでしょう。D.レーンJの手腕にも期待。相手本線は未勝利勝ちの時計&内容が良いラパンセソバージュ、休み明け&転厩になるも、自己条件からいきなりやれていいシングンバズーカ。あとは立ち回りが上手で、堅実駆けが見込める7枠2頭も押さえたい。

シルクなお馬さん(3歳牝馬・牧場組)

Photo_3 ポレンティア

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・調教内容:週2回坂路コースで14-14、残りの日は軽めの調整 

天栄担当者「今週は週2回坂路コースで、ハロン14秒ペースで乗っています。前回がタフな競馬になってしまいましたし、徐々にペースを上げるようにしていますが、今のところ精神的にも特に問題はなさそうなので、このまま軌道に乗せていければと思います。馬体重は508キロです」(5/1近況)

Photo_3 オーサムゲイル

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン17秒

厩舎長「この中間も運動後は飼い葉を食べてくれていることもあって、先週より更に馬体重が増えて良い体つきになってきましたよ。温厚な性格ながらも活気があって雰囲気は良いですし、今の状態を維持しながら徐々に負荷を掛けて動きを良くしていきたいと思います。馬体重は444キロです」(5/1近況)

Photo_3 ミスビアンカ

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、周回コースでキャンター、坂路コースでハロン17秒

調教主任「まだ本調子とまではいかないですが、少しずつ良化が見られるようになってきましたよ。馬体重が少しずつ回復し、萎んでいた体もふっくらとしてきました。気持ちの面でも穏やかですし、今の状態を維持しながら徐々にペースを上げて行ければと思っています。馬体重は470キロです」(5/1近況)

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ポレンティアは前走の勝負どころで接触したりとゴチャゴチャしてしまったので、馬体重の回復と共に精神面のケアにも着手。馬の雰囲気・状態は着実に良くなってきていると思うので、そろそろ予定を組んでいっても。夏の札幌でデビュー戦を快勝していることから洋芝の適性を生かして、函館→札幌と転戦していく形がベターなのかなと思います。

オーサムゲイルは普通キャンターで乗り込みを進めながら、微増とはいえ馬体重が増えているのは○。牧場でのんびり過ごしているときは温厚なんでしょうが、1つピリッとし出すと、イライラしてしまい、カイ食いが落ちてしまうんでしょうねえ。

ミスビアンカは引き続き良化待ちの状態。少しずつ良くなっているとは思うのですが…。思い切って1週間だけウォーキングマシンのみの運動に止めるなど調教に変化をつけるのもありかと思います。

2020年5月 1日 (金)

ロードなお馬さん(関西3歳牝馬・牧場組)

Photo_6 レインドロップス

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン20~22秒ペース)。

○当地スタッフ 「ビシビシ攻め過ぎると気持ちが萎えてしまうはず。先週はハロン20秒までに制限しました。前回に速いところを交えた際は、最後にブレーキが掛かるような走り。自分で止めている可能性も考えられるだけに、次はブリンカーを試してみましょう」

Photo_6 ヴィースバーデン

三石・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分。

○当地スタッフ 「着いた直後は大人しかったものの、少しずつ元気が出て来た感じです。ただ、少なくとも1ヶ月は歩行運動まで。跨らずにボリュームアップを優先しましょう。本来は飼い葉も多少セーブ。ただ、本馬に関しては通常よりも多く与えています」

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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トルネードフラッグ以外の3歳牝馬・牧場組の2頭の近況をまとめて。

レインドロップスは現段階で未出走なので、サクサク進んでいって欲しいのですが、牝馬らしく食が細いので攻めきれず。時間はありませんが、メリハリをつけた調教で進めていくしかないですし、早めに厩舎スタッフに託すのもありかと。自分で最後ブレーキを掛ける点に関しては、気難しさというよりソラを使うのかな? 半兄ロードセレリティもそういう面があったので、なかなか勝ち切れなかったと思います。ひとまずチークピーシズで感触を掴んでもらいたいです。

ヴィースバーデンは引き続き馬体の回復に専念。元気が出てきたのは回復が進んでいる証拠なので、もう少しの間は我慢の調整に終始しつつ、カイバはモリモリ食べさせて欲しいものです。馬体重はひとまず450キロ以上まで増やして欲しいです。

シルクなお馬さん(関東3歳牡馬・入厩組)

Photo_3 サリオス

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:軽めの調整

堀師「その後は右トモのダメージ自体はサウジアラビアRCや朝日杯FSのレース後と比べると、軽めに済んでいるように思いますが、どうも馬体の戻りがこれまでよりもスローですね。いつもなら550キロ台まですぐに戻るのに、飼い葉はしっかりと食べているものの、最新の計測で546キロとまだ戻り切っていません。今週から坂路コースで無理しない程度に動かしていますが、あまり馬には活気が見られず、周回コースで軽めのキャンターを行っても手前を替えないようなところが見受けられますから、もう少し時間を掛けながら心身の回復を図っていった方が良さそうです。そういった状況ですので、先週末に行われたNHKマイルCの特別登録は見送らせていただきました。次走の選択肢の一つとしては、もちろん日本ダービーが挙げられますが、まだ本格的な調教をスタートできるレベルにまで状態が上がってきていませんし、もう少し慎重に見極めながら判断させていただきたいと考えています」(4/30近況)

Photo_3 シェダル

・在厩場所:美浦トレセン
・次走予定:5月17日の東京・青竜S
・調教内容:30日に南Bコースで時計

栗田師「先週末にこちらへ帰厩後も馬体に問題はありませんでしたので、30日に南Bコースで併せて追い切りを行いました。3頭併せの最後方から進み、直線で内から脚を伸ばすも、かしわ記念出走予定のアルクトスに頭一つ遅れてゴールしています。体が大幅に増えて帰ってきましたが、決して太め感はありませんし、むしろ緩さは無くなっていますから、成長の証ですね。その成長の通り走りは力強く、格上馬を相手にある程度付いていくことが出来ましたので、内容の濃い調教を行えたと思います。再来週の青竜Sに向けて、ピッチを上げていきます」(4/30近況)

助 手 30南B良 70.2- 54.4- 40.0- 12.4 強めに追う アルクトス(古オープン)馬なりの内0.5秒追走0.2秒遅れ

Photo_3 ディランズソング

・在厩場所:美浦トレセン
・次走予定:第2回東京開催
・調教内容:29日に南Bコースで時計

萩原師「29日に南Bコースで追い切りを行いました。帰厩後の初時計になりますし、右トモのこともあるので、単走で上がり重点の内容で無理はしていません。ただ、乗り手の感触としては、負荷が強まるに連れて右トモの頼りなさを強く感じてしまうようですし、普段から運動後に疲れが表に出てきやすく、慎重に進めていった方が良い印象です。まだ馬体も立派に映りますし、中間にはプールにも入れてシェイプアップを図るように工夫していますが、今後もよく脚元と相談しながら進めていきます」(4/30近況)

助 手 29南B稍 43.4- 13.6 馬なり余力

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サリオスは前走の疲れが少し尾を引いていますが、そこまで深刻なものではないと思うので、引き続き回復に重点を置いた調整であと1週間ぐらい見てもらえればと思います。

シェダルは少し馬体重を増やしての帰厩となったようですが、暖かい季節を迎えて実が入ってきた分がありそう。前走時の馬体重は520キロでしたが、次走では10キロ近く増えているかも。また、帰厩して最初の追い切りが厩舎の看板馬・アルクトスらとの3頭併せ。アルクトスの調教動画でその動きを確認出来ましたが、直線で寄られるシーンがあって少し躊躇するも、その後、促していくと食らい付く姿勢は窺えました。帰厩後の初時計とすれば上々ですし、この経験が勝負強さ・揉まれ強さへと繋がってくれれば。定期的に胸を借りる追い切りを行って欲しいです。

ディランズソングは帰厩後の初時計をマークしていますが、3ハロンからと感触を確かめる程度。馬体はまだまだ余裕はあるようですし、右トモの状態は安心出来ません。早めに帰厩させたのはプール調教を行いたかったからだと思うので、ビシビシやれない分、プール調教を多く取り入れることで心肺機能の強化と馬体重減を図ってもらえればと思います。

4月21日に骨片除去手術を終えています。★トルネードフラッグ

Photo_6 トルネードフラッグ

三石・ケイアイファーム在厩。休養。

○当地スタッフ 「4月21日(火)に骨片の除去手術を実施。無事に処置は済んでいますよ。ひとまず2週間程度は舎飼いで安静に。経過次第では多少スケジュールが前後する可能性を残すものの、いずれにせよ長い時間を要さずに軽い運動を始められそうです」

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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結局、右前球節の骨片除去手術を行うことになったトルネードフラッグは先月21日に手術を実施。ひとまず無事終了しているようで、現在は馬房で静養に努めています。

予定とすれば、舎飼を2週間ほど続けてから、引き運動→ウォーキングマシン→トレッドミルへと移行していくものと思います。未勝利期間内に復帰が叶うかどうかは微妙なラインだと思いますが、色んな選択肢を用意しておいて、状況を見極めていってもらいたいです。

【シルク】2019年度 第2回追加募集馬の申し込み

Photo サファリミスの18

Photo Acquantの18

Photo ロッシェノワールの18

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バタバタして忘れない内に上記3頭に申し込みしました。即戦力というよりは長く活躍してくれそうな馬、そして走りっぷりの良い馬選んだつもりです。

サファリミスの18は歩様は綺麗とは言えないも、重心の低い走法+芝が良さそうな前捌き。距離は長いところが良さそう。Acquantの18は前脚をたぐるように走るので、芝は??ですが、ダートは間違いなく合いそう。距離はあまり持たないかも。

ロッシェノワールの18は非力さが目立つので、人気がないのは頷けますが、真面目の気性と踏み込みの良さは好感。体つきも幼いので、時間を掛けて良くなってもらえれば。距離はマイルまででしょう。

4月30日に美浦・国枝厩舎へ帰厩しています。☆アーモンドアイ

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Photo_3 アーモンドアイ(牝・国枝)父ロードカナロア 母フサイチパンドラ

・在厩場所:30日に美浦トレセンへ帰厩
・次走予定:5月17日のG1・東京・ヴィクトリアマイル(C.ルメールJ)

国枝師「30日の検疫でこちらに戻させていただきました。まずは脚元を含めてよく状態を確認させていただき、問題なければ予定しているヴィクトリアマイルに良い状態で向かえるよう、明日から調教をスタートしていきたいと思います」(4/30近況)

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アーモンドアイが帰厩、ヴィクトリアMへ調整進める(日刊スポーツより)

G1・6勝馬アーモンドアイ(牝5、国枝)が4月30日、放牧先のノーザンファーム天栄から美浦トレセンに帰厩した。

参戦予定だった3月末のドバイターフ中止を受けて現地からとんぼ返りする形となったが、目立った不安点はなさそうだ。国枝師は「雰囲気や体つきは問題ない。ドバイでレースを使わなかったことがどう出るかだが、この馬は普通の状態なら大丈夫」と話した。今後は5月17日東京のヴィクトリアM(G1、芝1600メートル)へ向けて調整を進めていく。

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ヴィクトリアマイルへの参戦が決まったアーモンドアイは30日に帰厩。レースをすることなくドバイへ往復した影響は気になりますが、昨年の経験が1つ財産になっている感じで、心身のダメージは少なさそう。NF天栄での着地検疫中も脚元に不安が出ることなく、この馬独特のハードワークをこなしてきました。状態に関しては着実に上昇カーブを描いていると思います。

おそらく週末から時計を出し始めると思うも、2本ビシッと行けば大丈夫でしょう。ただ、今回は追い切りでC.ルメールJが跨ることは出来ないと思うので、そこは助手さんか関東の騎手で賄ってもらえればと思います。また、有馬記念での大敗後の1戦にもなるので、気持ちのチェックもしっかりお願いします。

順調に調教メニューを消化し始めるも、さすがに来週の競馬となると急仕上げ。30日の京都・ダ1400mへ回ることになりました。★ボンディマンシュ

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Photo ボンディマンシュ(セ・中内田)父ロードカナロア 母ビアンカシェボン

・在厩場所:栗東トレセン
・次走予定:京都5月9日・ダ1400m
・調教内容:30日にポリトラックコースで追い切り

中内田師「先週から調教を再開しましたが、その後も左前蹄の状態は変わらず順調に進められていました。ただ、来週の競馬となると急仕上げの感が否めないので、誠に申し訳ございませんが、予定を延ばすことにしました。少し先になりますが、5月30日に京都・ダ1400mがあるので、そこを目標に仕切り直したいと思います。30日にポリトラックコースで軽く時計を出してみましたが、運動後も蹄の状態は変わりないですから、このまま負荷を掛けて仕上げて行きたいと思います」(4/30近況)

助 手 30栗P良 55.2- 40.7- 12.4 馬なり余力

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釘を踏んでしまうアクシデントから回復し、時計を出し始めているボンディマンシュですが、まだ無理は出来ませんし、さすがに来週の競馬は急仕上げ過ぎるということで自重。プランを見直して30日の京都・ダ1400mへ回ることとなりました。

個人的には予定していた番組はクレッセントムーンと重なるので、それを回避出来たのは良かったですし、厩舎によっては来週の最終追い次第でGOサインを出すところもあるでしょうが、馬のことを考えて早めに決断してくれるのは有難い限り。今後も番組に合わせるのではなく、状態に応じて臨機応変に対応していってもらえればと思います。

ロードなお馬さん(牡馬・栗東近郊組)

Photo_6 ロードイヒラニ

滋賀・グリーンウッドトレーニング在厩。ウォーキングマシン90分、ポリトラックコース・キャンター2500m(1ハロン20~22秒ペース)。

○当地スタッフ 「装蹄師と意見を交わした結果、エクイロックスを試す方針に。4月25日(土)に両前脚を接着式に替えています。27日(月)に軽く走らせた感じは問題なし。具合を見ながら少しずつペースを速め、まずは通常メニューへ持って行けたら・・・」

Photo_6 ロードベイリーフ

京都・宇治田原優駿ステーブル在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク600m→ハッキング1800m、ウッドチップ坂路コース・キャンター900m×1本(1ハロン25~27秒ペース)。4月24日(金)に栗東トレセンより移動しました。5月16日(土)京都・あずさ賞・混合・芝2000mもしくは5月23日(土)新潟・早苗賞・混合・芝1800mへ向けて態勢を整えます。

○当地スタッフ 「4月27日(月)より騎乗調教を開始。まずはハッキング程度の内容ながら、坂路コースへも連れ出していますよ。特別に気に掛かる部分も浮かばず、少しずつペースを速めて行く予定。18-18ぐらいまではスムーズに運べるかも知れませんね」

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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左前脚の蹄を痛めてしまったイヒラニ。症状は少しずつ緩和していますが、気にするところが残っているようで、接着式のエクイロックスを試すことに。試しに軽く走らせたところ、問題なかったようなので、エクシロックスで今後の競馬を使っていくのでしょう。

コンスタントに3戦を消化したベイリーフは一旦厩舎を離れて宇治田原優駿STへ。思いのほか疲れはなさそうで、身のこなしを確かめた後は坂路コースでの乗り込みを開始。速いところは不要ですが、普通キャンター程度まではピッチを上げ、帰厩に備えてもらえればと思います。

30日に練習がてらにゲート試験に挑戦したところ、見事に1発合格してくれました。☆ベルエポック

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Photo ベルエポック(牝・黒岩)父モーリス 母アドマイヤテンバ

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:30日にゲート試験合格

黒岩師「入厩してからは、トレセンの環境に慣らしつつ、ゲート練習を行っていました。まだ幼い面はあるものの、手の掛かるほどではありませんし、入りから駐立、そして出の方までスムーズにこなしてくれました。そこで、30日に練習がてら試験を受けてみたところ、見事合格いたしました。物覚えの良いタイプで、何事も1度納得してくれれば、問題無さそうですね。長距離輸送からゲート試験合格まで進めてきましたので、この後は一旦牧場にお返しして、心身のリフレッシュを挟みたいと考えています」(4/30近況)

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動きの良さを褒められる一方で、女王様気質で扱い辛そうな印象を持っていたベルエポック。それ故、入厩後はトレセンという特殊な環境に戸惑い、ゲート練習もスムーズに行かないことまで想定していました。

しかしながら、30日にサンスポのサイトでゲート試験合格馬を眺めていたら、下の方に『アドマイヤテンバの18』の記載が。正直、ちょっと驚きました。そして更新された近況を見ると、気の強さはあるものの、血統馬らしい学習能力を持ち合わせている様子。丁寧に教えていけば、しっかり吸収してくれることが分かりました。

今後は近日中にNF天栄へ放牧に出る模様。まずはこれまでの疲れをしっかり取り除き、天栄の坂路で鍛え上げていってもらえればと思います。この厩舎にはシルクドリーマーでお世話になったので、ベルエポックにも厩舎の名前を高めるような活躍を期待しています。

NF天栄で1泊して2日にNFしがらきへ到着予定です。☆ロコポルティ

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Photo ロコポルティ(牡・西園)父ヘニーヒューズ 母サダムグランジュテ

・在厩場所:北海道・NF空港/5月2日に滋賀県・NFしがらきへ移動予定
・調教内容:週2回屋内坂路コースでハロン13~15秒のキャンター2本、週1回周回コースで軽めのキャンター2500m、残りの日は軽めの調整

担当者「3ハロン15-15のペースでも楽な手応えで登坂できています。先月下旬にペースを上げて週1回3ハロン13-14にペースアップいたしました。変わらず手応えは力強く、トモだけでなく首回りの筋肉にも厚みが増してきたことで、以前より全身を使って走れるようになってきました。周回・坂路コースを問わずペースを上げたり下げたりする指示にも瞬時に対応してくれますし、走ることに集中することが出来ていますよ。毛艶も良くて筋肉に張りもあり、確実に良くはなってきていますが、欲を言えばもう少し体幹がしっかりしてきてほしいですね。それだけ伸びしろがあるとも言えますから、移動後の調教によってさらに好馬体へと成長してくれることでしょう。馬体重は518キロです」(4/30近況)

⇒⇒5月1日に福島県・ノーザンファーム天栄へ移動し、5月2日に滋賀県・ノーザンファームしがらきへ移動する予定です。(27日・最新情報おより)

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牡馬ではドゥラモンド・ピクシーナイト・ヒーズオールザットと北海道を離れ、入厩&トレセン近郊へ移動と動きがありましたが、次に動きがあるとすればロコポルティかなと見ていましたが、北海道を離れて1日にNF天栄へ。そこで1泊して2日にNFしがらきへ移動する予定となりました。

攻めを強化しても無難な対応を見せ、本数を重ねる毎に手応えに余裕。馬体重をキープしつつ、馬体にメリハリが出来てきたのは理想的。暖かくなって来て良い上昇カーブを描けていると思います。少し前の更新では我の強さが指摘されていましたが、調教中は鞍上の指示に従順。今のところは心配する必要はないのかなと思います。ただ、調教動画を見ても少し身のこなし・フットワークにぎこちなさを感じたので、この課題に関しては体幹の強化が必要となってくるのでしょう。今後は早かれ遅かれNFしがらきで鍛え上げることになるので、そこでもう1段パワーアップしてからデビュー戦へと向かって欲しいです。

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