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2020年4月

2020年4月30日 (木)

22日に美浦・武市厩舎へ帰厩しています。☆グランドサッシュ

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Photo グランドサッシュ(牡・武市)父ハーツクライ 母レイサッシュ

・在厩場所:28日に美浦トレセンへ帰厩
・調教内容:軽めの調整
・次走予定:5月10日の東京・緑風S

武市師「28日にこちらへ帰厩させていただきました。短期放牧でしたので、見た目はそれほど緩んでいるように見えませんでした。この季節が合うのか硬さもありませんし、これから5月10日の東京・緑風Sに向けて仕上げに入っていきたいと思います。なお、明日少し速めのところを行う予定で、息遣いを確かめたいと思います」(4/29近況)

調教師 30美坂良 53.1- 38.3- 24.8- 12.3 馬なり余力

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27日の最新情報で28日の帰厩予定が報告されたグランドサッシュは予定通りに美浦へ。冬場は年齢的な衰えから来る硬さがちょっと目立ちましたが、暖かくなってきてそういう面は軽減。また早速、坂路で帰厩後の初時計をマークしていますが、馬なりでこれぐらい動ければ上々でしょう。

9歳を迎えてさすがに先は長くないと思っていますが、軽ハンデ(53キロ・予想)で臨む最適な舞台でどこまでやれるかが1つ指針になってくるかと思います。ですので、悔いの残らない仕上げで当日を迎えて欲しいです。

芝替わりは勿論良かったと思うも、ひと叩きして気持ちが戻ってきたのが1番。勝ちにいく競馬ではなかったも、道中は内ピッタリをロスなく立ち回って、直線を向いてから追い出しを開始。スパッと切れる脚は使えなかったも、最後までじわじわ脚を繰り出す。約1年ぶりの掲示板(4着)入り。まだまだ頑張ってくれそう。☆ロードクエスト

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Photo_6 ロードクエスト(牡・小島茂)父マツリダゴッホ 母マツリダワルツ

4月26日(日)京都11R・マイラーズC(G2)・国際・芝1600mに松若Jで出走。11頭立て8番人気で5枠6番からスローペースの道中を9、8、8番手と進み、直線では最内を通って0秒6差の4着でした。馬場は良。タイム1分33秒0、上がり33秒0。馬体重は6キロ減少の472キロでした。

○小島調教師 「もう少し前で運ぶ作戦だったものの、スタート後は反応せずに内へ入れて我慢する形。マイルが合っているイメージで、直線はしっかり脚を使ってくれた・・・と乗り役は話しています。勝ち馬はバリバリのG1ホースで別格ですが、重賞でもまだまだ通用することを証明できたはず。ちょっとホッとしました。この先については戻ってから検討。まずは反動を確かめましょう」

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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【次走へのメモ】

後方から。3~4角は内を突いてコーナーワークで距離を稼いで、直線はヴェルディゼールの内で渋太く伸びて4着へ。芝へ戻って変わり身あり。久しぶりの好走だった。これできっかけを掴めば。(B誌)

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レース後も特に異常は認められません。4月29日(水)に千葉・ケイアイファームへ移動して5月31日(日)京都・安土城S(L)・国際・芝1400mもしくは6月7日(日)東京・安田記念(GⅠ)・国際・芝1600mへ向けて心身のリフレッシュを図ります。

○小島調教師 「レース後に見せるいつもの硬さが跨った際に窺えたぐらいで大丈夫。短期放牧を挟んで次のレースへ向かいましょう。安土城S(L)と安田記念(G1)が現段階の有力候補。前者に出走する場合にハンデをどの程度背負わされるかが1つのポイントです」

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久々の1戦となったコーラルSで初ダートとは言え、大凡走したロードクエスト。内容が悪過ぎたので再度じっくり立て直すべきだと思っていましたが、1週間足らずの短期放牧+帰厩して10日での競馬参戦とバタバタ。馬体が絞れて追い切りの動き&雰囲気は良くなっていたも、年齢や開幕週の馬場を踏まえるとさすがに苦戦は免れないと見ていました。

レース当日はマイナス6キロと引き締まった姿。それによって良い意味でピリッとしていたので目が覚めた感じ。気温の上昇+短期放牧でネックになる硬さは軽減。56キロで走れる優位さもあったので、さすがに前走のようなことはなさそうと思いました。ただ、後方から進めることになると思っていたので、上位へ差し込んでくるのは難しいだろうなあと見ていました。

レースは発走直前で有力馬の1頭・フィアーノロマーノが脚元の怪我で競走除外に。力通りに走れば、クエストよりも上位へ来るだろうと思っていた馬なので、少し上位へ来る可能性はアップ。あとは全くのテン乗りとなる松若Jがどう乗ってきてくれるのかを静かに見守ることにしまいた。

出遅れることのあるゲートはスタートの上手な松若Jがクエストとのタイミングをピタッと合わせてくれて互角以上の発進。作戦ではもう少しレースの流れに乗せていくことを考えていたようですが、クエスト自身が自分のスタイルを理解しているので、それ以上は前へ行こうとせず。松若Jも下手に動かそうとせずに出たなりの位置で折り合いに専念。徐々にポジションを内ラチ沿いへ持っていって、道中はロスを極力避ける形。勝手に手が合わないイメージを持っていましたが、全くそういうところはなく、考えて乗ってくれました。そして直線を向くまではじっと我慢の騎乗。4角を回ってきた時に出来た内のスペースへ飛び込んでいきました。道中で脚は溜まっているのは感じていましたが、あとは追われてどのくらいの脚を使えるかどうか。

凡走する際は道中でハミを噛んだりして微妙にスタミナロスを生じているため、上滑りする感じで伸びずバテずの末脚という感じですが、今回はスパッと切れなくても、ゴールへ向けてじわじわ加速。開幕週の時計の速い決着にもクエストとすれば対応できた方。直線半ばでは馬券圏内の3着は確保できたかなあと思ったのですが、クエストとは逆にロスの多い競馬となったヴァンドギャルドが地力で3番手に浮上。勝ちにいく競馬はしていませんが、約1年ぶりの掲示板入り(4着)となりました。

レース後のクエストですが、いつも通りの硬さが窺えた程度で全体的な疲労感はなし。今後は短期放牧を挟むのがパターン化しそうですが、29日に千葉・ケイアイファームへ放牧に出ています。そして次走に関しては2鞍を検討中。リステッド競走とG1と少し極端ですが、個人的には勝負になる可能性がある前者を希望。ハンデは背負わされるでしょうが、G2を勝った舞台。今回のような競馬を心掛ければ、確実に差し込んでくれるかなあと思います。後者だと今回もアッサリ捻られたインディチャンプが出てきますし、更なる強豪も加わってくるでしょうし。

7歳を迎えて、低迷が続くと進退問題へと波及していくので、ここで1つ結果を出せたのは良かったと思います。まだまだ息の長い頑張りを期待しています。

今週の出走馬(5/2・3)

<土曜日>

Photo_2 ヴェルトゥアル

福島4R・障害4歳上未勝利・障2770mに五十嵐Jとのコンビで出走します。

Photo ロードプレミアム

東京9R・秩父特別・芝1600mに石川Jとのコンビで出走します。

<日曜日>

Photo_2 パーフェクトルール

福島3R・3歳未勝利・若手・ダ1700mに西村淳Jとのコンビで出走します。

Photo_6 シグナライズ

阪神9R・鷹ケ峰特別・芝1200mに坂井瑠Jとのコンビで出走します。

Photo_2 アンブロジオ

福島11R・バーデンバーデンC・芝1200mに菊沢Jとのコンビで出走します。

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4月は未勝利で終わるのかなと見ていたら、伏兵のロードエースが3勝クラスを突破。この後は苦しい戦いが待っていますが、待望のOP入りを果たしてくれました。今週は初出走馬を含めて5頭がスタンバイ。

ヴェルトゥアルは前走で障害入りして初めての掲示板。相手に恵まれたのは確かですが、レースの流れに乗ることが出来たのは収穫です。今回もまずはレースに参加することが出来るかどうかに注目。少しずつ力はつけてきています。

ロードプレミアムは中1週のローテで東京戦へ。東京では結果を残せていませんが、追い切りの動きは引き続き良好。東京へ舞台を移しますが、レースへ行けばやることは1つ。道中、内ピッタリで脚を溜めて、直線で詰まることを恐れずに最内へ。要は今回もどこまで差を詰めてくることが出来るかです。

パーフェクトルールはシルクの3歳馬では最後のデビューへ。まだまだ心身の幼さが残り、パンとしていないので、デビュー戦はどこまでやれるか不透明ですが、成長力はありそうな馬。まずは無事に走り終えて欲しいですが、センスの良い走り・競馬を見せてもらいたいです。

シグナライズが出走する鷹ケ峰特別は軽量の牝馬の出走が目立ちますが、この馬自身も53キロで出走が叶ったのはラッキー。ただ、一息入った今回は肝心の動きがもう一つ。追い切りでビシビシやると気難しさを刺激するのがネックですが、正直使ってからの期待かなと見ています・

アンブロジオは二桁着順が続き過ぎていますが、今回で芝1200mは3戦目。ここ2走は着順ほど負けていないので1発あるかもしれませんが、去勢手術を行った後、他馬を気にするようになったのがネック。フルゲートではさすがに辛いでしょうねえ。

先行力のあるこの馬には最適な舞台だったので淡い期待を持ってレースへ臨む。芝スタートでもスッと行き脚が付いたのが嬉しい誤算。手応えの割に追って伸びないのは丸山Jはよく理解してくれていて早めに抜け出す形を選択。今回もやや強引に手前を替えることに成功すると、着差以上の完勝でOP入りを決めてしまう。☆ロードエース

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Photo_3 ロードエース(牡・松下)父エーシンフォワード 母エーシンパナギア

4月26日(日)福島11R・やまびこS・混合・ダート1150mに丸山Jで出走。14頭立て5番人気で6枠9番からハイペースの道中を2、1、1番手と進み、直線では内を通って0秒1差で優勝。4勝目を飾りました。馬場は良。タイム1分08秒8、上がり37秒5。馬体重は増減無しの502キロでした。

○松下調教師 「前回と同じような競馬を・・・と乗り役にリクエスト。その通りに運べたと思います。最後に詰め寄られたとは言え、交わされる前にゴールへ到達。一叩きの効果で上向いていたのに加え、良い番組が設定された感じですね。返し馬で硬さが窺えた・・・と鞍上が話しているのに加え、適当な番組も見当たらぬ状況。無理を強いずに一息を入れるのがベターかも知れません」

☆★画像と情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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【次走へのメモ】

チャカつく。スタートダッシュが速い。内の馬を行かせて2番手。早々に逃げ馬が一杯になり、4角先頭。直線半ばでは大きな差。最後は半馬身差まで詰め寄られたが、交される感じではなかった。叩き2戦目で変わった。(B誌)

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レース後も特に異常は認められません。4月29日(水)に千葉・ケイアイファームへ移動して夏以降のレース出走へ向けて心身のリフレッシュを図ります。

○松下調教師 「背腰に幾らか張りが生じている程度。脚元等に大きな問題は見受けられません。勝ち上がったのは喜ばしいものの、夏場はダートの短距離戦が少なくて・・・。交流競走にも簡単には選ばれぬだけに、復帰プランに関しては改めて相談・・・でしょう」

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先行力が生きる小回りコース+微妙とはいえ50mの距離短縮となった今回。OP入りは諦めかけていましたが、可能性が残っているなら、ここが最大のチャンスだろうと見ていたロードエース。芝スタートを何とか上手にまとめてくれればなあと見ていました。

追い切りの短評では【太目残りも良化中】ということで叩いた上積みに期待するも、パドックの気配は目立つような感じではなし。間隔が詰まっての福島への輸送ということ当然かもしれませんが、追い切りが手緩かったのがどうしても気になっていました。

レースでの最大の注目点はスタート。互角のスタートを切ったエースは芝でも二の脚が付いたのはビックリ。ダートへ入る頃には少し控えてレースの流れに乗る余裕もあって、道中はハナへ行ったルーチェソラーレを見る形で2番手追走。3角過ぎから早めに被せにいって、痺れる手応えで早くも先頭へ。そのまま4角を回って直線を向いたエースは後続を待たずに追い出しを開始。連続騎乗となった丸山Jは手応え十分でも追って大して伸びないのは理解済。そして今回もやや強引に手前を替えさせると後続を突き放す感じで抜け出す感じに。そこからゴールまでは結構遠くに感じましたが、後続の勢いを見ると凌ぐことが出来そうな雰囲気。最後は半馬身差まで詰め寄られましたが、着差以上に余裕はあったと思います。約1年半ぶりの勝利でのOP入り。先々まで考えると3勝クラスでコツコツ稼いで欲しかった気持ちもあるのですが、この血統でここまで来たことは素直に嬉しいです。

レース後のエースは短期間に2戦したこともあって、相応の疲れを感じさせている様子。夏場は適条件がありませんし、暑さに滅法弱い馬。勝って一息入れるタイミングとすれば最適だったと思います。29日に千葉へ移動済ですが、個人的には北海道のケイアイファームへ移動してもらって、夏バテの症状を軽度のものに止めて欲しいです。また、出走へ進める状態にあるなら、夏の北海道で芝1200mを試してみるのもありかと。時計の掛かる洋芝は合っていると思いますし、今回のようなスタートダッシュが出来るようになった今なら芝をこなしてくれるかも。

ただ、OP入り後はなかなか結果が伴わないかと思いますが、今回の競馬ぶりを繰り返していくのみ。めげずに適条件を使っていってもらえればと思います。そしてどこかのタイミングで交流重賞に使えるチャンスが巡ってきて欲しいものです。

【シルク】第2回追加募集・出資お申し込み状況

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第2回追加募集馬への出資をご検討いただきましてありがとうございます。4月29日(水)午後4時時点の会員様向けインターネット先行期間におけるお申し込み状況(250口以上の募集馬)は以下の通りです。

◆500口以上
77.アルビアーノの18
81.スピードリッパーの18
82.カレドニアレディの18

※上記募集馬3頭は会員様向けインターネット先行受付期間内で満口となることが確定しておりますので、ご希望されるお客様は必ず先行期間内にお申し込みをお願いいたします。

◆450口以上
75.バランセラの18

◆400口以上
76.レスペランスの18

◆350口以上
79.アクウェイントの18

◆300口以上
83.メリーウィドウの18
84.ラッキートゥビーミーの18

◆250口以上
80.サファリミスの18

出資を希望される会員様はなるべくインターネット先行期間内に必ずお申し込みくださいますようお願い申し上げます。なお、一度お申し込みいただいた内容について、クーリング・オフならびにキャンセル、申込馬、口数、支払い方法の変更は承れません。十分にご検討いただき、確認画面でよくご確認の上、お申し込みください。

※会員様向けインターネット先行受付は5月7日(木)午前10時までとなります。引き続きご検討のほどよろしくお願いいたします。

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27日から募集開始となった2019年度・第2回追加募集。昨日1回目の申し込み状況が発表されましたが、出脚は好調でこれまでどおりの大盛況となりそうです。やはりアルビアーノの18が1番人気になりそうですね。ここに名前が挙がった9頭は満口まで届くでしょうし、現段階でランクインしていないロッシェノワールの18までも満口になっても不思議ではありませんね。個人的には早めに検討して、忘れない内に申し込んでおこうかと思っています。

21日に北海道を離れ、22日に千葉・ケイアイファームへ到着しています。☆フライングバレル

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Photo_6 フライングバレル(牝・安田隆)父ロードカナロア 母スピニングワイルドキャット

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン18~20秒ペース)。4月22日(水)に三石・ケイアイファームより移動しました。

○当地スタッフ 「最終的にはハロン13秒台まで末を伸ばすパターンを消化。ピッチを速めても余裕の感じられる走りで頂上へ到達していました。その後も心身共にダメージが認められなかった為、4月21日(火)に出発。新しい環境下でも頑張ってくれると思います(三石・ケイアイファーム)」

☆★画像と情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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同期の牡馬は既に千葉へ何とか移動し、入厩してゲート試験に受かっている馬もいますが、牝馬では第一陣としてロードフェローズの半妹・チャペルレーンと一緒にフライングバレルは21日に北海道を出発。22日に千葉のケイアイファームへ到着しています。

移動直前はハロン15秒の調教でラストは13秒台まで伸ばしてみたようですが、まだまだ余裕のある感じで対応してくれた様子。身体能力の高さは大きな武器。満口になっていたら千葉での滞在は短くし、早めに栗東入りすることになったでしょうが、募集締切のアナウンスを流して少し売れ行きを伸ばすのかなと思います。

長旅になったので馬体を減らしたりして疲れはあるでしょうから、新しい環境に慣らしつつ、まずは馬体の回復等に努めてもらえればと思います。そして焦ることなくコツコツ乗り込むことで牡馬顔負けの逞しさを備えていってもらいたいです。競走馬のタイプとすれば、ロードシャムロックよりもダノンスマッシュに近いと思うので、成績も似てくるような活躍を今から期待しています。

前走で進言してくれた乗り方で競馬を進めて欲しかったも、好スタートが逆に裏目に。勝負どころからジワッと差を詰めていって手応え十分に直線を向くも、いざ追い出すと伸びは案外。去勢手術前と同じような敗戦となってしまったのは残念。★アマネセール

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Photo アマネセール(セ・斉藤崇)父エイシンフラッシュ 母アウトオブザウィム

土曜京都7R 4歳上1勝クラス(芝1800m)6着(2番人気) 福永J

互角のスタートから無理せず折り合いをつけながら4~5番手を追走します。3~4コーナーから先団に並び掛け、最後の直線で追われますが目立つほど伸び切れず、去勢手術後初戦は6着でレースを終えています。

斉藤崇調教師「馬体重は大幅に減ってしまい、マイナス22キロでの出走となりました。でも決して細くは映らず、バランスよく仕上がって良い状態でレースに向かえたと思います。レース前に福永Jとはじっくりレースを進めて行きましょうと話していたのですが、『思いのほかスタートが良過ぎた為、結果的にあの位置でレースをすることになってしまいました。でも、折り合いは問題なかったですし、馬体が絞れたことで以前より首をよく振って走っていましたから、道中の雰囲気はとても良かったですよ。そこまで切れる脚が使える馬ではないので、3~4コーナーで早めに踏んでいったのですが、最後の直線で追い出しに掛かると踏ん張りが利かず、ダラッとしか脚を使ってくれませんでした』と言っていました。折り合っていたとはいえ、流れに乗り過ぎた分、そこで余計な脚を使ってしまったのかもしれません。後方からじっくりレースが出来ていれば、終いの伸び脚が違っていたかもしれませんが、スタートが良過ぎたことが結果的に悪い方に出てしまいました。パドックでは気負うこともなく落ち着いていて、気持ちの面で去勢の効果が見られましたし、もう少し時間が経ってホルモンのバランスが安定すれば、もっと良い方に向かうでしょうから、それまで間隔を空けながら大事に出走させていきたいと思います。レース後も状態は変わりありませんでしたが、その日のうちに滋賀県・ノーザンファームしがらきへ放牧に出させていただきました」(レース結果)

⇒⇒25日に滋賀県・ノーザンファームしがらきへ放牧に出ています。(27日・最新情報より)

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【次走へのメモ】

去勢明けでマイナス22キロ。数字ほど細く見えなかった。スタートは良かったが、抑えて4番手の外から。4角を回って一旦2番手を窺っていたが、いざ追われて伸びを欠いた。(B誌)

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去勢明け初戦ということで、レース前から馬体重が減っているのは分かっていたアマネセール。マイナス22キロはちょっと減り過ぎかなと思いましたが、パドックでの姿はむしろスッキリ見せて、雰囲気自体は良かったかなと思います。

レースに関しては、前走を踏まえて意識的に出遅れて後方からじっくり進める可能性もあるのかなと見ていたら、1番の好スタート。逃げ馬ならホント楽にハナへ立てそうなぐらいでしたが、じっくり進めたかったアマネセールには逆に誤算に。何とか出たなりの位置で我慢させていたのですが、外枠で前に壁を作ることが出来なかった為、少しハミを噛みつつの追走に。この時点ではそこまで大きなロスとは思いませんでした。そして京都・外回りの坂の下りを利用してジワッと先団に取り付くと4角を回ってくる時の手応えは上々。横綱相撲で押し切ってくれるのかなと見ていたら、直線へ向くと早めに鞍上の手が動くことに。ハミを掛け直してグッと反応してくれるかなと期待したのですが、ギアが1段上がることはなく、伸びずバテずの6着。終わってみれば、去勢手術前のレース内容と変わらずじまいでした。

レース後のアマネセールはその日の内にNFしがらきへ放牧に。ホルモンバランスが安定してくるまでは大事に1戦1戦を消化していくこととなりました。

今回に関しては福永Jには指示通りに乗ってきて欲しかったですが、開幕週だったので後ろからでは届かないというふうに考えたのでしょう。勝ちにいく競馬をしてくれたのは感謝ですが、現状のアマネセールには気分良く行かせるとダメということです。再浮上するには、結果は二の次で、道中はじっくり構えて末脚勝負に徹する競馬を自分のスタイルにしてもらわないといけません。道中は首を上手に使ってリズム良く追走。そして、いざ追い出すと、馬体がグッと沈むような走りになってきてもらいたいです。

あと個人的にはダートコースでの追い切り(Bコース)はなかなか動きますし、芝では速い脚に欠ける感じなので、ダートを試す価値は十分あるかと思います。ホルモンバランスが整ってくるまでは芝のこれぐらいの距離を選んでいけば良いと思いますが、体調が万全になってくれば是非とも1度挑戦してもらいたいです。

鞍上の好騎乗が光るも、道中で脚が溜まって長く良い脚を繰り出してゴール前の混戦に加わる。正直、勝ち切りたかったが、芝へ戻して激変の2着。☆クァンタムリープ

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Photo_3 クァンタムリープ(牡・鹿戸)父ロードカナロア 母プルーフオブラヴ

土曜東京5R 3歳未勝利(芝1400m)2着(5番人気) 田辺J

芝替わりで、前走と同様にチークピーシズとシャドーロール着用。大外枠から立ち遅れたスタートも、巻き返して中団で流れに乗ります。直線では、外目から上がり3ハロン最速の脚で伸びてきますが、勝ち馬とアタマ差の2着で終えています。

鹿戸調教師「最後の最後で勝ち馬の決め手にやられてしまいましたね。あそこまでいったのでここで勝ちきって欲しかったですが、良い競馬は出来たと思います。そして、スタートで遅れてしまったものの、今日は前が引っ張ってくれましたし、展開も向いたと思います。鞍上の田辺騎手は『道中は我慢が利いており、しっかり脚が溜まっていました。開幕週の馬場でも前にいた馬たちは全て捕らえてくれたのですが、ゴール寸前にルメール騎手の人気馬に差されてしまいました』と話してくれました。スタートで遅れてしまったことを考えると、内枠で揉まれる恐れがありましたし、大外枠で他馬を気にせずスムーズに走れたことも、もしかしたら良かったのかもしれませんね。この後はトレセンでの状態を確認してからにはなりますが、続戦するのであればやはり芝の短距離戦がベターではないでしょうか」(レース結果)

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【次走へのメモ】

シャドーロール、チークピーシズ。仕上がり上々。後方外待機、3角から外を回って押し上げ、直線も外。大外枠で道中のロスは大きかったが、長く脚を使ってゴール寸前で一旦先頭。かなり強い2着。(B誌)

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・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:軽めの調整
・次走予定:5月17日の東京・芝1400m

鹿戸師「トレセンに戻って馬体を確認しましたが、大きな問題はありませんでした。使ったことで更に状態は上向いてきそうですし、このまま続戦させていただきたいと思います。番組についてですが、前走の条件が合っていそうですから、5月17日の東京・芝1400m戦を目標に進めていきたいと考えています」(4/29近況)

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パドックに登場してきたクァンタムリープは目立つような気配ではなかったも、追い切りの動き・雰囲気は一息入れたことで良化。デキ・仕上がり自体は悪くなかったと思うので、田辺Jの手腕で1つでも上の着順を目指してもらい、その中で距離適性を示したり、次走へ繋がるモノを見せてくれればラッキーかなという弱気な姿勢で個人的にレースへ臨んでいました。

大外枠なのでゲートは最後入れかなと見ていたら、違っていたのにはちょっとガックリ。ひょっとしたら立ち遅れるかなあと見ていたら、案の定、ゲートのタイミングが合わない感じで出遅れ。その姿を見て、頭を抱えましたが、少し促すとスッと二の脚が付いてリカバー。その後は追っつけたりすることなくレースの流れに乗って走れていたと思います。そして3角過ぎから外目をスーッと進出。結構余裕のある感じで押し上げていくことが出来ていましたし、4角を回ってくる時の手応えは上々。直線を向いて、田辺Jがハミをかけ直すとグッと反応を示してくれたので、ここからは手に汗握ることに。

いつ止まってしまうんだろうかというマイナスの気持ちはありましたが、田辺Jの鞭に対して更に加速するシーンを見たときは押し切ってくれると思ったのですが…。止まってはいないのですが、残り100mを切ってからジリっぽくなってしまいました。うーん、残念。

レース後のクァンタムリープですが、一生懸命走った疲れ・反動は大丈夫。むしろ叩いて、雰囲気は良くなっている様子。このまま在厩調整を続け、中2週のローテで再度同条件に。鞍上は引き続き田辺Jをお願いしたいです。ダメな場合はリーディング上位の騎手から手配してもらえればと思います。

正直なところ、ここまで来たら勝ち切って欲しかったですが、芝の1400mまでなら、脚が溜まれば長くいい脚を繰り出せることが分かったことは収穫大。福島・芝1200mに使えなかったことを後悔していましたが、まさに結果オーライ。好走パターンを発見・構築できたので、この走りを繰り返していけば、自ずと初勝利のチャンスは巡ってくるかと思います。

2020年4月29日 (水)

エコー検査の結果、良好な経過を確認。獣医師のGOサインが出て、トレッドミルでの運動を開始しています。☆ロードダヴィンチ

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Photo_6 ロードダヴィンチ(牡・新開)父ロードカナロア 母レディアーティスト

三石・ケイアイファーム在厩。トレッドミル・並脚15分。

○当地スタッフ 「4月21日(火)に受けたエコー検査で良好な経過が確認されました。獣医師からゴーサインが出たのを踏まえて、22日(水)以降はトレッドミルで運動開始。今のところ脚元は良い意味で変わり無く、このまま少しずつ前進を果たせたら・・・」

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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北海道へ戻ってきてからも熱心に患部を冷却し、馬房では静養に努めていたロードダヴィンチ。少しずつ良くなっているようだったので、21日にエコー検査を行ったところ、良好な経過を確認。獣医師からGOサインが出て、トレッドミルで軽く動かし始めています。

今のところ、運動後も脚元は落ち着いているようですが、引き続き患部のケアを入念に行いながら、トレッドミルでの時間・強度(ピッチ)を上げていってもらえればと思います。復帰は夏の北海道シリーズのどのタイミングでも良いので、1歩1歩と確実に進んでいってもらえればと思います。

25日に栗東・音無厩舎へ入厩しています。☆ピクシーナイト

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Photo ピクシーナイト(牡・音無)父モーリス 母ピクシーホロウ

・在厩場所:滋賀県・NFしがらき/25日に栗東・音無秀孝厩舎へ入厩予定
・調教内容:周回コースでキャンター、坂路コースでハロン17秒

厩舎長「こちらに移動した後も疲れはなく、環境の変化に戸惑うこともありませんでした。調教開始後も順調に進められていますし、飼い葉食いも問題ありません。音無師から25日の検疫でトレセンに入厩させたいと連絡を受けました。心身ともにどっしりとしていますし、トレセンでもスムーズに進められると思います。馬体重は488キロです」(4/24近況)

⇒⇒25日に栗東・音無秀孝厩舎へ入厩しています。(25日・最新情報より)

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NFしがらきへ移動していて約1週間が経ったピクシーナイト。その後、疲れを見せることなく、順調に乗り進めることが出来ていたことから、音無師の依頼を受けて25日に栗東トレセンへとやってきました。

まずはトレセンという特殊な環境に1日でも早く慣れてもらい、競走馬としての第一関門・ゲート試験をスムーズに合格して欲しいです。モーリス産駒は血統馬が多く、ピクシーナイトはPOG本でフューチャーされることは少なかったですが、黄本ではディープインパクトの調教を手掛けた横手現調教主任が高く評価していたとか、丸ごとPOG本では吉田勝己氏がおすすめのモーリス産駒として最後ギリギリにピクシーナイトも入っていたと見落としがちなところでは評価されていました。

まあ、実際のところはトレセンへ入ってからが勝負。調教の負荷を高めながら馬体重増を叶えていたのは理想的な成長だと思うので、あとはどのくらいのスピードとキレを持ち合わせているかを早く確認したいです。

2020年4月28日 (火)

シルクなお馬さん(5歳上牡馬・本州組)

Photo_3 ピボットポイント

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン14~15秒

厩舎長「順調に進められていましたので、この中間は坂路で15-15のペースから、ラスト1ハロン14秒まで脚を伸ばすようにしています。ペースを上げた後もしっかり対応してくれていますし、運動後も硬さは見られずこの馬なりに状態は良いですよ。いつ声が掛かってもいいように、負荷を掛けながら更に動きを良くしていきたいと思います。馬体重は529キロです」(4/24近況)

Photo_3 グランドサッシュ

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・次走予定:5月10日の東京・緑風S
・調教内容:週2回坂路コースで14-13、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「予定通り今週はさらにペースアップを図り、終いハロン13秒まで脚を伸ばしています。ペースアップ後も前向きな走りを見せていて、これなら5月10日の緑風Sに出走させることが出来そうです。来週帰厩する予定となっているので、良い状態で送り出せるよう努めていきます。馬体重は486キロです」(4/24近況)

⇒⇒28日に美浦トレセンへ帰厩する予定です。(27日・最新情報より)

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ピボットポイントは地道にトレーニングを積んできて、ようやく上昇のリズムを掴んできた感じ。そろそろ厩舎と牧場とで打ち合わせが行われると思うので、ここで後退することなく、出来るだけ早い段階で栗東へ戻ってきて欲しいです。

グランドサッシュは無駄な1戦を挟んだため、最適な舞台に立てるかどうか不安でしたが、9歳の老兵なりに頑張ってくれて、予定通りなら本日美浦へ戻っています。ハンデ戦ということで次回も53キロで出走できるので、ひとまず掲示板入りを目標に頑張ってもらいたいです。

【動画更新】ルージュセリーズ&バラキエル

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Photo ルージュセリーズ

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Photo バラキエル

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少し疲れが出て、軽めのメニューに切り替えられていたルージュセリーズですが、大きく落ち込むことなく回復できた様子。脚捌きは硬めですが、体を大きく使って走れるようになってきたかなと思います。ただ、最後は脚取りが重くなっているので、本数を重ねて動けるようになって欲しいです。

バラキエルは心身の幼さが多分に残るので、走っている姿は若干危なっかしく見える時はありますが、今はそう目くじらを立てることなく、伸び伸び走らせてあげて欲しいです。

次走は来月24日の京都・烏丸Sを予定しています。☆ヴィッセン

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Photo ヴィッセン(牡・斉藤崇)父ディープインパクト 母ダンツクレバー

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・次走予定:京都5月24日・烏丸S
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン15秒

厩舎長「この中間も坂路でハロン15秒のペースで登坂していますが、いい意味で変わらず順調に進められています。このまま問題なければ、5月24日の京都・烏丸Sを目標にトレセンへ帰厩させる方向で斉藤崇師と話し合っていますので、徐々に負荷を掛けて更に動きを良くしていきたいと思います。馬体重は514キロです」(4/24近況)

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久々に関東圏への輸送競馬にチャレンジしたヴィッセンでしたが、どうしても克服できずに大幅な馬体減。その後はそれが尾を引いてしまうかなと見ていましたが、NFしがらきへ放牧に出てからは順調に馬体重は回復し、乗り込み自体も順調。そこで斉藤崇師と牧場サイドで打ち合わせが行われ、次走は来月24日の京都・烏丸Sへ向かう予定となりました。

関西圏の芝2400mではここに来て安定感が出てきていますが、それはハンデ戦のもので、今回は定量戦。57キロ?を背負わされることになるので、斤量増が結果にどこまで響くか。個人的には今の充実ぶりなら変わらず頑張ってくれるものと期待したいです。

次走は武豊Jとのコンビで6月21日の函館スプリントSを目指すことが決まりました。☆ダイアトニック

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Photo ダイアトニック(牡・安田隆)父ロードカナロア 母トゥハーモニー

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:周回コースでキャンター、坂路コースでハロン17秒
・次走予定:函館6月21日・函館スプリントS(G3)・武豊J

厩舎長「この中間も坂路でハロン17秒のペースで乗っていますが、いい意味で変わらず順調に進められていますよ。安田隆師とは6月21日の函館スプリントSを目標にトレセンへ帰厩させる方向で話し合いましたので、それに合わせて徐々に負荷を掛けて行きたいと思います。馬体重は507キロです」

安田隆師「放牧に出した後も良い意味で変わらず順調に進められているようです。昨年は早い段階で秋に備えましたが、それでも夏バテ気味になってしまいましたから、今年の夏場は少しでも涼しい北海道でレースをさせる方が良いと思います。8月30日の札幌・キーンランドCまで間隔を空けるとそれだけ調教量が必要になりますし、暑い時期にグンと負荷を掛けると反動が出てしまう恐れがあるので、それなら6月21日の函館スプリントからキーンランドCを挟んでスプリンターズSに向かう方が、そこまで調教で負担を掛けずに調整できると思います。このまま問題なければ5月下旬から6月上旬に帰厩させる方向で進めてもらいます。なお、函館スプリントSの鞍上は武豊騎手に依頼しています」(4/24近況)

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激戦となった高松宮記念の疲れ・反動が少なく、コツコツと坂路で乗り込むことが出来ているダイアトニック。前回の更新でそろそろ次走について安田隆調教師と打ち合わせをするということでしたが、話し合いが実際に行われ、次走は6月21日の函館スプリントSに決定。その後は札幌のキーンランドCを経て、秋の大一番となるスプリンターズSを目指すこととなりました。

個人的にはスプリント路線を歩んでいくことは大歓迎。初めての芝1200mでG1に手が届きそうだったので、経験を積んでいけばもっとやれる筈。この距離だと抜け出してソラを使う余裕はなかなか出てこないでしょうし、競り合いになれば強い馬ですから。

あと次走の鞍上が武豊Jに決定。函館スプリントSだけの依頼なのか新コンビとして継続していくのか。その辺の動向にもちょっと注目していきたいです。

シルクなお馬さん(4歳上・北海道組)

Photo モンドインテロ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム早来
・調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン16~18秒のキャンター1本、残りの日はトレッドミルでキャンター

担当者「引き続き、ハロン16秒ペースでの坂路調教を中心に乗り込んでいます。少しずつ硬さが解れてきてはいますが、この馬本来の脚捌きとは言えないですね。それでも手応え楽良く登坂しており、動きだけ見ればペースアップは可能でしょうから、捌きが良化してくれば、来月にもハロン15秒ペースに入りたいと思います」(4/24近況)

Photo パラダイスリーフ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム早来
・調教内容:ウォーキングマシン

担当者「乗り運動を行っていませんので、多少腹回りの緩みはありますが、幾らかスッキリしてきた印象を受けます。あとは時折立ち上がろうとする面を見せるなど、テンションの高いところは依然としてありますから、そこには十分注意して進めていきたいですね」(4/24近況)

Photo ブロードアリュール

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:トレッドミルでキャンター

担当者「引き続きトレッドミルでの運動を行っています。毛艶の良化だけでなく、今まで以上に活気が出てきましたね。状態の良さを感じますので、このまま順調に進められれば来月にも乗り運動を開始出来る見込みです」(4/24近況)

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モンドインテロは引き続きハロン16秒のペースで登坂中。少しずつ硬さは解れてきたようですが、動き自体はもう1つピリッとしてこない様子。8歳馬で良化スピードは遅くなっていますが、地道に進めていくしかありません。

パラダイスリーフも地道な取り組みが続きますが、良い意味で活気は戻ってきた様子。ただ、馬房で暴れて脚をぶつけたりしないように十二分に気を付けて進めていってもらいたいです。

ブロードアリュールもトレッドミルでのキャンター調教が続きますが、それにだいぶ慣れて体調自体がアップ。そろそろ騎乗運動を再開できそうなので、無駄な怪我をすることなく着実にお願いします。ただ、今の感じで進めて行くと復帰は夏競馬になってくると思いますが、そうなると適鞍のダ1400mの番組がないのが悩ましいところです。

次走はオークス週の自己条件を両睨み中。☆シベール

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Photo_6 シベール(牝・久保田)父ルーラーシップ 母ヴィーヴル

美浦トレセンで1ハロン18秒前後のキャンターを消化。この馬なりに中間も順調な過程を踏んでおり、この調子を維持しながら更に調整を進めます。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、5月23日(土)東京・カーネーションC・牝馬限定・芝1800mもしくは5月24日(日)東京・3歳1勝クラス・混合・芝1600mに予定しています。

○久保田調教師 「4月22日(水)は角馬場からダートへ。乗り出してからもヘコ垂れた印象を受けない他、先週の測定でも450キロの数値を維持できていました。手元に置いたまま進められそう。優駿牝馬(G1)開催週に組まれる2鞍を目標に仕上げを施す方針です」

☆★画像と情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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レース後は厩舎にとどまり、続戦か放牧かを見定めてきたシベールですが、この馬なりに馬体の回復が早かったこと、気持ちに前向きさがあるということで続戦が決定。番組はオークス週の2鞍を現在両睨み中です。

スパッと切れる脚はないも、正攻法の競馬だとワンパンチ足りないところがあるので、出遅れたとはいえ前走のように後方からじっくり溜めていった方が安定感が出てきそう。ただ、直線の長いコースだと脚の使いどころが1つポイント。個人的には脚を余すだろうというぐらいまで辛抱してから末脚勝負に徹してもらいたいです。

25日に美浦・栗田厩舎へ帰厩しています。☆シェダル

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Photo_3 シェダル(牡・栗田徹)父ゴールドアリュール 母マイティースルー

・在厩場所:福島県・NF天栄/25日に美浦トレセンへ帰厩予定
・次走予定:5月17日の東京・青竜S
・調教内容:週2回坂路コースで14-13、週1回14-14、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「今週も週3回の坂路コースでの乗り込みを行っていますが、しっかりとした動きを見せてくれています。明日の検疫でトレセンに戻る予定となりましたが、良い状態で送り出せると思いますし、レースでも良い走りを期待しています。馬体重は542キロです」(4/24近況) 

⇒⇒25日に美浦トレセンへ帰厩しています。(25日・最新情報より)

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引き続きNF天栄の坂路で意欲的に乗り込んでいたシェダルですが、目標としているレースが近づいてきたことから25日に美浦・栗田厩舎へ戻っています。最後まで緩めることなく鍛えてきたことでスムーズに追い切りへ移行できると思うので、逆算した調教でレース当日に万全の状態へ持っていって欲しいです。

ただ、デビュー2戦が前へ行って粘り込むという単調なレースだったので、更に相手が強くなる次走は真価が問われるでしょう。揉まれなければ控える形でも対応できるとは思っています。連勝は伊達でないところを見せて欲しい。

シルクなお馬さん(関西3歳牝馬)

Photo_3 オーサムゲイル

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン17秒

調教主任「坂路で乗り出した後も順調に進められており、運動後も飼い葉食いが悪くなることもなく、馬体重はキープできています。ここから更に負荷を掛けて今の状態を維持できるかがカギになってきますが、あまり時間もないことですので、負荷を掛けながらより動きを良くしていきたいと思います。馬体重は438キロです」(4/24近況)

Photo_3 ミスビアンカ

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、周回コースでキャンター、坂路コースでハロン17秒

厩舎長「少しずつ良化しているのは確かですが、良い頃と比較するとまだ馬体が寂しく、気持ちの方も落ち着きがないですね。ペースを上げるのはもう少し待って、今はしっかりコンディションを整えてあげる方がこの馬には良いと思います。これから暖かくなるにつれて良くなってくると思うので、それまでじっくり進めて行きます。馬体重は469キロです」(4/24近況)

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オーサムゲイルは引き続き坂路で普通キャンターを消化していますが、今のメニューなら馬体重は維持できています。ただ、これからハロン15秒の調教へ移行すると、正直減ってきてしまうでしょうねえ。動きの質を高めるためには攻めの調教は必要ですが、オーサムゲイルの場合はこれぐらいのペースで止めて、厩舎で仕上げていった方が良さそうな気もします。

ミスビアンカは3歳馬同士の間にもう1戦という意向でしたが、前走の疲れが尾を引いている感じの現状ではちょっと間に合わなさそう。気持ちを追い詰めると走らなくなる恐れがありますし、ここは我慢の調整でジワっと状態が上がってくるのを待ってもらえればと思います。

ロードなお馬さん(3歳牡馬・牧場組)

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Photo_6 ロードユリシス(牡・高野)父ロードカナロア 母レディハピネス

千葉・ケイアイファーム在厩。放牧4時間、引き運動10分。

○当地スタッフ 「従来のサンシャインパドックの放牧に加え、4月20日(月)から引き運動を取り入れています。まだ始めたばかりで軽く歩かせる程度。今週一杯は同様のパターンを入念に繰り返し、慎重に様子を探りながら少しずつステップアップを図りたいです」

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Photo_6 ロードドミニオン(牡・西浦)父ロードカナロア 母サウンドオブハート

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン15~20秒ペース)。

○当地スタッフ 「前回より距離を若干延ばし、4月17日(金)にもハロン15秒のラップを刻みました。後肢を中心に非力な面をまだ残すとは言え、これぐらいのペースでは淡々と無難に駆けています。準備が整いつつある感じ。移動のタイミングを話し合いましょう」

☆★画像と情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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ユリシスはサンシャイン放牧のみの生活が結構続いていましたが、ここにきて引き運動をメニューに追加。ようやく1歩進みましたが、騎乗運動を始めるにはまだまだ時間が掛かりそう。今のペースだと早くて6月中の帰厩という感じかなあ…。

帰厩目前で頓挫を起こしてしまったドミニオンはようやく帰厩の声が掛かりそうなレベルまで到達。休養が長くなった分、成長していて欲しいところですが、その辺は帰厩後の追い切りの時計・動きを見てからの判断になりそう。変わってきたところがなければ辛いところです。

【動画更新】グレイシャーパーク

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Photo グレイシャーパーク

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4月に入ってから騎乗運動を再開したグレイシャーパークですが、早速坂路でハロン15秒以上のところを乗っていることにビックリ。V字回復は嬉しいですが、調子に乗って進めていくと再発しかねないので、緩急をつけながら良かった頃の状態へと近づいていって欲しいです。

ただ、動きに関しては、馬の間でプレシャーを受けながらも、頭を上げたりする素振りはなし。休む前の良かった頃の動きと遜色ないかと思います。あとは本数を重ねていって、キレと終いの粘りを磨いていって欲しいです。

シルクなお馬さん(3歳牡馬・北海道組)

Photo_3 リアンティサージュ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン14~15秒のキャンター1~2本、残りの日は軽めの調整

担当者「この中間は先週と同様のメニューで進められています。この馬なりにしっかりと動けていますし、最近は物見をするくらい精神的に余裕もあります。もう少しこちらで乗り込む予定ですが、来月下旬あたりには移動の声が掛かるでしょう。馬体重は480キロです」(4/24近況)

Photo_3 ハーツクリスタル

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:ウォーキングマシン

担当者「この中間もウォーキングマシンでの運動を行っていますが、硬さが徐々に解れてきたことから、運動時間を増やすことが出来ました。その後も患部の状態は特に変わっていませんし、この調子で進めていきます」(4/24近況)

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リアンティサージュは引き続き坂路で精力的に乗られていますが、右トモの状態は良い意味で変わらず。この感じで進めていけば、来月末にも移動の声が届くようなので、ここは踏ん張って次のステージへ進んでもらいたいです。栗東へ戻さずに函館競馬場へ入れることになるのかな?

ハーツクリスタルはウォーキングマシンのみで我慢の調整が続きますが、歩様の硬さが解消されてきたのは○。そろそろトレッドミルへ移行できるかと思いますが、骨折した箇所は常に気にかけながら進めていってもらえればと思います。

2020年4月27日 (月)

シルクなお馬さん(3歳牡馬・NFしがらき組)

Photo_3 ヴァンタブラック

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・次走予定:第3回阪神開催
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン17秒

厩舎長「こちらに戻ってきた後も特に疲れはなく、体調も変わりなかったので、トレッドミルと坂路で調教を開始しています。このまま問題なく進めて行けるなら、第3回阪神開催を目標に帰厩させる方向で須貝師と話し合っていますので、それに合わせて徐々に負荷を掛けて行きたいと思います。馬体重は533キロです」(4/24近況)

Photo_3 エルスネル

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:周回コースでキャンター

調教主任「周回コースで乗り出した後も問題なく進められており、良い状態を保っていますよ。ただ、西園師の話では、この馬に適した番組はかなり節を空けないと厳しいようなので、もう少し様子を見ながら帰厩のタイミングを見計らっていくことになっています。馬体重は444キロです」(4/24近況)

Photo_3 ベルラガッツォ

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン15秒

厩舎長「この中間も同じ調教メニューで乗り込んでいますが、少しずつ手応えが良くなってきているので、もう少し時間を掛けてあげれば更に良くなってきそうですよ。馬体に張りが出てきましたし、コンディションも上向いてきましたので、この調子で負荷を掛けながら更に動きを良くしていきます。馬体重は500キロです」(4/24近況)

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14日にNFしがらきへ戻ってきたヴァンタブラックは目立った疲れはなく、トレッドミルを併用して坂路での乗り込みを開始。今のところは特に気になるところはないので、徐々に負荷を高めていってもらえればと思います。ひとまず目安として次走は3回阪神開催を予定。次走からは古馬と一緒に走ることになるので、気後れしないようにお願いします。

エルスネルは元気いっぱいですが、芝のマイル戦へ使おうとなると、思っている以上にレース間隔が必要との事。好調時に待たされるのは何とかリズムが悪いですが、厩舎との連携を密にして、良い状態で帰厩できるように段取りを組んでいってもらえればと思います。

ベルラガッツォは引き続きハロン15秒のところを乗られているも、まだまだ良くなっている段階。ただ、未勝利の身なのでゆっくりと構えておくことはできないので、帰厩の声が少しでも早く届くよう、そろそろ攻めていっても良さそう。あとは前走での大敗が尾を引かなければ良いのですが…。

23日に帰厩済。次走は来月16日の新潟・わらび賞を予定しています。☆ロードセッション

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Photo_6 ロードセッション(牡・高橋忠)父ジャスタウェイ 母ジャズキャット

2020.04.23
4月23日(木)に栗東トレセンへ帰厩しました。ひとまずは1ハロン18秒前後のキャンターで仕上がり具合の把握に努める方針。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、5月16日(土)新潟・わらび賞・混合・ダ1800mに予定しています。

○高橋調教師 「育成場での様子を確認し、4月23日(木)に厩舎へ。早速、明日24日(金)より跨って具合をチェックしましょう。一応の目標は3週間後。左回りも合いそう・・・と普段から接するスタッフが述べており、今度は新潟へ向かおうと考えています」

2020.04.21
京都・宇治田原優駿ステーブル在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク600m→ハッキング2400m、ウッドチップ坂路コース・キャンター900m×1本(1ハロン15~20秒ペース)。

○当地スタッフ 「週2回の割合でハロン15秒ペースを消化。及第点の動きを見せています。体調面も問題なさそう。順調でしょう。そう遠からずに再びトレセンへ・・・との話。相応のレベルには達している印象だけに、いつ声が掛かっても十分に対応可能です」

☆★画像と情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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宇治田原優駿STで順調に負荷を高めることが出来ていたロードセッション。そう遠からずトレセンへということでしたが、23日に栗東・高橋義忠厩舎へ帰厩しています。

また、次走の予定も決まっており、来月16日の新潟・わらび賞へ。私の出資馬ではルコントブルーもここを視野に入れていますし、ローカルの特別戦ということで東西から結構頭数が揃いそう。右回りでは手前を替えきれずに内へモタれるシーンがありましたが、右手前が好きなら左回りは合っていそう。未勝利勝ちの内容から1勝クラスで即通用するとは思いませんが、本当に左回りが上手なら、今後の番組選びに役立つので、何とか出走枠に滑り込んでもらいたいです。

シルクなお馬さん(2・3歳関東牝馬☆牧場組)

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Photo_3 ポレンティア(牝・田中博)父ハーツクライ 母ポーレン

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・調教内容:週2回坂路コースで15-14、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「今週から坂路コースでのペースアップを図り、終いハロン14秒まで脚を伸ばしています。まだ動きは良化途上ですが、決して動けていないわけではありませんし、本数を重ねるに連れて良くなってきそうです。弱さのあるトモについては、今後もよくケアしながら進めていきたいと思います。馬体重は505キロです」(4/24近況)

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Photo クールキャット(牝・奥村武)父スクリーンヒーロー 母メジロトンキニーズ

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・調教内容:週2回坂路コースで15-14、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「先週こちらに戻ってきましたが、馬体面に大きな疲れは見られなかったので、早速乗り出しを開始しています。現在は坂路コースで終いハロン14秒くらいまで脚を伸ばしていますが、しっかりと対応できていますし、この調子でデビューに向けた基礎作りに努めていきたいと思います。馬体重は509キロです」(4/24近況)

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ポレンティアの回復スピードは遅いですが、時間の経過と共に良い方へ進んでいるのは確か。先週までは坂路でサラッと駆け上がる程度に止めていましたが、この中間から週2日坂路でハロン15秒の調教を開始。動きはモタモタした面が目立つようですが、本数を重ねていけばジワッと上向いてくれるでしょう。引き続きマイペースを維持して、与えられた課題をこなしていってもらえれば思います。

ゲート試験に合格してNF天栄へ移動してきたクールキャット。初めてのトレセン生活とゲート練習で心身の疲れが出てしまっても不思議ではありませんが、順調に回復が進み、早速坂路での乗り込みを開始。速い調教に戸惑うことなく無難に対応できているようですし、牝馬ながら体力があるのは大きな武器になりそう。早期デビューを目指してドンドン進めていって欲しい。

【動画更新】アンダープロット&ノワールドゥジェ

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Photo アンダープロット

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Photo ノワールドゥジェ

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アンダープロットは見た目以上に速い時計をマークしているので、トビが大きいのでしょう。少しフラフラする面はありますが、脚取りは意外としっかりしているので心臓の良さを再確認。更に乗り込みを強化して、馬体にもっとメリハリが出てきて欲しいです。

ノワールドゥジェはシャープな脚捌きでキレを感じさせますが、最後はやや失速気味なのでまだまだ体力不足。半兄ヴァンタブラックとは全くタイプは異なりますが、稽古は地味でも芝の実戦へ行って良いタイプでしょう。

シルクなお馬さん(関西4歳馬)

Photo シングルアップ

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・次走予定:第1回新潟開催
・調教内容:周回コースでキャンター

厩舎長「引き続き吸入の処置で喉の治療を行いながら運動を行っていましたが、少しずつ改善が見られましたので、今週から周回コースで乗り出しています。喉以外は特に気になるところはないですし、馬体もそこまで緩んでいないので、徐々に運動量を増やしていきたいと思います。馬体重は561キロです」(4/24近況)

Photo ボンディマンシュ

・在厩場所:栗東トレセン
・次走予定:京都5月9日・ダ1400m
・調教内容:CW・坂路コースでキャンター

中内田師「左前蹄の回復が少しゆっくりでしたので、先週一杯まで軽めの運動に控えました。今週から調教を再開していますが、運動後も問題ないようなので、週末あたりから時計を出して行きたいと考えています。ひと息入った分、馬体が緩んでしまっているので、しっかり時間を掛けて乗り込んで、5月9日の京都・ダ1400mには間に合うように調整していきたいと思います」(4/15近況)

助 手 26栗P良 59.8- 42.5- 13.4 馬なり余力

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咳をするようになったことから喉の吸引処置を続けているシングルアップ。少しずつ症状の改善が見られることから、この中間はトレッドミルの運動から周回コースでの乗り込みへステップアップ。楽をさせたことによる馬体の緩みは見られるも、それはコツコツ乗り込みを重ねていけば大丈夫。あとは予定している新潟のレースへ間に合うかどうかです。

落鉄で釘を踏んでしまったボンディマンシュは回復に努めてきましたが、この中間から騎乗運動を再開。そして26日にポリトラックコースで約2週間ぶりに時計をマークしています。もう蹄は心配ないと思うので、来月9日の出走へ向けてピッチを上げていって欲しいです。

2020年4月26日 (日)

順調に調教が進んでいることから、次走は来月17日のヴィクトリアマイルに決定。来週中の帰厩を予定。☆アーモンドアイ

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Photo_3 アーモンドアイ(牝・国枝)父ロードカナロア 母フサイチパンドラ

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・調教内容:週2回坂路コースで14-13、週2回15-14、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「今週は日によっては終いハロン13秒まで脚を伸ばし、さらに調教の負荷を強めています。いつも通り軽快なフットワークで駆け上がることが出来ていますし、飼い葉も食べて体調面に問題はなく、思い描いた通りの調整過程を踏めていますよ。馬体重は498キロです」(4/24近況)

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・次走予定:5月17日のG1・東京・ヴィクトリアマイル(C.ルメールJ)

国枝師「ノーザンファーム天栄へ移動後もしっかり乗り込んでもらっており、脚元含めて馬体面に異常は無いと聞いています。そこで、オーナーサイド・牧場サイドと次走について検討した結果、5月17日に東京競馬場で行われます、ヴィクトリアマイルへ向かいたいと思います。なお、鞍上は引き続きルメール騎手に依頼しており、来週にも帰厩する予定です」(4/25近況)

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G1・6勝馬アーモンドアイ ヴィクトリアマイルで復帰が決定(スポーツ報知より)

ドバイ・ターフ中止後の動向が注目されていたアーモンドアイ(牝5歳、美浦・国枝栄厩舎)が、ヴィクトリアマイル・G1(5月17日、東京・芝1600メートル)で復帰することが4月25日、決まった。馬主のシルクレーシングがホームページで発表した。引き続き、クリストフ・ルメール騎手(40)=栗東・フリー=が手綱を執る。

同馬はドバイからの帰国後、ノーザンファーム天栄で調整。昨年のドバイ遠征後は安田記念(3着)で復帰したが、今年の復帰戦は未定となっていた。状態面も順調であることから、オーナーサイドと牧場との協議の結果、決定したとしている。なお、来週にも茨城・美浦トレーニングセンターに帰厩する予定。今年の始動戦でG1・7勝目を狙うことになる。

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突然、近況のメールが届くとドキッとするのですが、今回のアーモンドアイはひとまず良い知らせでホッとしました。

着地検疫中でも順調に負荷を高めることが出来ていて、ドバイに遠征していたラウズオンリーユーがヴィクトリアマイルへの参戦を一足先に決めていたので、ひょっとしたら参戦もあるのかなあと頭の片隅にはありましたが、安田記念という文字が先に出ていたので実際に踏み切ったのはビックリです。鞍上等の手配は用意周到に出来ており、来週中の帰厩を予定しています。

また、ヴィクトリアマイルを使った後はレース後のダメージ次第でしょうが、中2週のローテでも安田記念でしょう。現在のアーモンドアイは府中の芝1600m~2000mが適条件だと思うので、暑さ&タフな馬場が予想される宝塚記念には使わないと思います。秋競馬へダメージを残すことになりそうですし。まあ、ひとまずは出走が決まったヴィクトリアマイルに万全を期してもらえればと思います。

【近況】【画像&動画更新】ヒーズオールザット

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Photo ヒーズオールザット(牡・藤原英)父ブラックタイド 母シーイズトウショウ

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:周回コースでキャンター

厩舎長「18日にこちらへ無事到着しており、その後も大きな疲れは見られなかったので、週半ばからコースで乗り出しています。環境の変化に戸惑ったり、気難しいところは見せていないので、このまま入厩に向けて進めて行きたいと思います。馬体重は516キロです」(4/24近況)

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18日にNFしがらきへ到着したヒーズオールザットですが、輸送熱に見舞われることなく順調に回復。早速、軽く乗り出していますが、今のところ、新しい環境に戸惑ったりはしていない様子。ただ、気性面で一癖隠している感じがするので、一気に色々教え込まないようにしてもらえればと思います。

更新された調教動画では馬の気持ちに任せての登坂。ハミを掛け直すところはありましたが、ほぼ真っすぐ駆け上がり、手応えに余裕があるのが頼もしい限り。身体能力の高さはこの馬の1つ武器になってくれるでしょう。

この時期の藤原英厩舎はひとまず順番に2歳馬を入れていって、面談という感じで感触を確かめていっているので、そう遠からず1度入厩することになるでしょう。ですので、いつ声が掛かっても良いように無理のない範囲で乗り込み、状態を整えておいてもらえればと思います。

道中は馬群の中で悠然と構え、直線を向いて満を持して追い出すも、勝ち馬の抜け出す脚が速過ぎて、馬体を併せにいった際に既に前に出られていたのが誤算。内から懸命に差し返そうとするも、最後の最後で力尽きて2着。悔しい敗戦になったも、ここまでやれたのは収穫。☆サリオス

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Photo_3 サリオス(牡・堀)父ハーツクライ 母サロミナ

日曜中山11R 皐月賞(G1・芝2000m)2着(3番人気) D.レーンJ

まずまずのスタートからスッと行き脚を付けて、道中は中団グループの前目に位置します。馬群の中で脚を溜め、直線に向いてから満を持して追い出すと、外から脚を伸ばしてきた勝ち馬との一騎打ちとなり、惜しくも半馬身及ばなかったものの、後続を3馬身以上引き離し2着を確保しています。

堀調教師「結果を残すことが出来ず申し訳ありませんでした。レーンさん(D.レーン騎手)は『久々に乗せていただきましたが、競馬に向けての雰囲気は良かったですね。3コーナーでラインベックが動いた時、一緒のタイミングで動いてしまうとまだ早いと思ったので内で我慢しました。ただ、それで馬場が悪いところを通らされることとなってしまったのが、一つのターニングポイントとなったように思います』と話していました。厩舎としては、ああいった一騎打ちとなった時にはこれまで勝ち切ってきた自負がありますし、勝ち馬は強かったものの、あの形で敗れてしまったのは本当にショックではあります。ただ、決して楽ではない流れの中で、馬場の悪いところを通りながら動いて行く厳しい形になったことを考えれば、条件が異なっていれば、また違う結果になっていた可能性もあるのではないかというのが、レースを終えてすぐの思いでもあります。サリオス自身も敗れたのが悔しかったのか、レース直後は少し気負ったようなところが見られましたが、上がりの様子に特に異常は見当たりませんでした。タフな競馬になりましたし、まずはトレセンに戻ってよく状態を確認させていただきたいと思います」(レース結果)

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【次走へのメモ】

仕上がり良好。気合も乗っていた。自然体で抑えてまま先行。縦長の絶好位で折り合いスムーズ。勝負どころも手応え十分。坂下の捌きもロスがなく、ウインの内から馬群を抜けて少しずつ外へ。坂上からは2頭の叩き合いに持ち込み、最後まで食い下がったが、こちらは手前が替わらず。それでも3着には決定的な3馬身半差。(B誌)

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サリオス半馬身及ばず2着も鞍上は称賛(日刊スポーツ)

3戦無敗の朝日杯FS優勝馬サリオスは戴冠まで半馬身及ばなかった。好位勢のすぐ後ろを進み、直線は残り1ハロン手前で先頭。

内からやや外めに持ち出し、コントレイルの追い上げに応戦する形となったが、最後は勝ち馬に前に出られた。道中は馬場の悪いイン、3着馬につけた3馬身半差を思えば胸を張れる銀メダルだ。レーン騎手は「どこかで外に出そうと思ったが、あんまり早く出したらロスが多いと思った。最後は勢いで負けてしまった。勝った馬もこの馬もすごくいい馬」と相棒をねぎらった。

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・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:軽めの調整

堀師「こちらに戻ってきてからも飼い葉はしっかりと食べており、健康面に問題はありません。馬体重も543キロまで増えていますし、今週末くらいには550キロ近くまで回復してくれそうです。精神的にも馬には活気が見られますが、前捌きや右トモの歩様には硬さが感じられ、やはりレースで頑張って走ったなりの疲れはあるようです。まずは軽めの運動を行いながら、そちらの回復に重点を置いて進めていき、疲れが取れてきたタイミングで今後についてご相談させていただきたいと考えています」(4/22近況)

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レースが終わった後のの率直な感想としては、競り負けすることになりましたが、400mの距離延長にも問題なく対応して、正攻法の競馬で抜け出しを図ろうとする潔さ。コントレイルの強さを再認識すると共に、サリオスがここまで対等にやれる強い馬とは正直思っていませんでした。良い意味でビックリさせられましたし、時間が経つにつれて悔しさも…。直線は思い描いていたように馬体を接する形での勝負根性比べになりましたが、並び掛けてにいった際にもう既に前へ出られていたのが痛かったです。内から渋太く差し返そうと頑張ってくれたのですが、左手前に替え切れず。右トモに弱さを抱えている弱みが最後に出てしまいました。

昨年暮れの朝日杯フューチュリティS以来の競馬で、レース前は太目が残るかなあと心配しましたが、当日発表された馬体重はマイナス2キロ。セーブ気味の最終追いになってしまいましたが、その後の調整でリカバーできて、馬体は黄金色に輝き、ホント良い状態でレースへ臨めたと思います。また、サリオス自身もモッサリした以前の造りから着実に進化し、体のメリハリが出てきて、競走馬らしくなってくれました。

レースに関しては、好スタートから馬群の中で折り合いはピッタリ。勝負どころでは馬場の悪いところを通らされたかもしれませんが、鞍上の手がピクリとも動かずに追走。直線を向いてから満を持して追い出すことになりました。ほぼ完璧なレース運びですが、コントレイルが外からスッと捲っていっていたのがレーンJが分かっていたのかどうかが少し疑問。もう少し早めにアクセルを踏んでいっていれば、前で受ける形でコントレイルの追撃に対応できたかと。まあ、それによって先着できたかどうかは何とも言えませんが。

レース後のサリオスですが、タフな馬場をしっかり走り抜いた疲れはあるようですが、馬体の回復は順調。放牧に出ていないことを考えると、次走NHKマイルCの線もあるのかなと思いますが、今回の敗戦は厩舎としても凄く悔しかった様子なので、日本ダービーまで手元に置いて鍛え上げていくのかもしれません。今回の走りを見ると、操縦性の高さ+左回りに替わることで更なる距離延長も大丈夫そう。今回、コントレイルに競り負けましたが、レース後の福永Jのコメントを見ると直線で外へ逃げる素振りもあったようなので、次に繋がりそうな恐怖心みたいなのは与えられたと思います。まあ、負けて分かることも色々あったと思うので、それを教訓にしてもう1度コントレイルに挑戦していって欲しいです。それでもコントレイルが更に上へ行くなら、父ディープインパクトの最高傑作として活躍していくことになるのでしょう。

短期放牧を挟んで少し慌ただしい参戦になるも、ひと叩きして状態はアップ。開幕週の馬場+年齢を考慮すると好走は求め辛いも、自分の競馬に徹して少しでも上の着順を目指して欲しい。★ロードクエスト

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Photo_6 ロードクエスト(牡・小島茂)父マツリダゴッホ 母マツリダワルツ

4月26日(日)京都11R・マイラーズC(G2)・国際・芝1600mに松若Jで出走します。4月22日(水)良の美浦・ウッドチップコースで5ハロン66.9-52.7-39.0-12.2 9分所を強目に追っています。併せ馬では強目の相手の外を0秒8先行して0秒4先着。追い切りの短評は「一応先着したが」でした。発走は15時35分です。

○小島調教師 「4月22日(水)は道中をじっくりと運び、終いだけスッと伸ばしました。こちらが合図を送った際に必要以上に動き過ぎる程だった一昔前とは違い、年齢を重ねた今は丁度良いぐらいの反応に。稽古の様子からは能力を出し切れる状態だと思います」

≪調教時計≫
20.04.22 調教師 美南W良 66.9 52.7 39.0 12.2 強目に追う アスタウンデッド(3歳1勝)強目の外0秒8先行0秒4先着

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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第3回京都2日目(04月26日)
11R 読売マイラーズC(G2)
芝1600メートル 指定 国際 別定 発走15:35
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 インディチャンプ 牡5 58 福永祐一
2 2 ランスオブプラーナ 牡4 56 太宰啓介
3 3 タイムトリップ 牡6 56 藤岡康太
4 4 ブラックムーン 牡8 56 松山弘平
5 5 ベステンダンク 牡8 56 藤岡佑介
5 6 ロードクエスト 牡7 56 松若風馬
6 7 ヴァンドギャルド 牡4 56 岩田望来
6 8 カルヴァリオ せ7 56 幸英明
7 9 リコーワルサー 牡5 56 真島大輔
7 10 ヴァルディゼール 牡4 56 北村友一
8 11 フィアーノロマーノ 牡6 56 川田将雅
8 12 レッドヴェイロン 牡5 56 浜中俊

○土明助手 「前走はダートが合わなかったのもありますが、それ以上に馬が最後やめていたよう。年齢的にグンと上がった感じはないですが、久々を使って体調は上向いています。後ろからの競馬になると思いますが、終いはしっかりしているし、展開が向いてくれればいいですね」(競馬ブックより)

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初ダートで新味が出ることを期待した前走のロードクエスト。道中の追走ぶりは悪くないように見えたのですが、いざ直線で追われるとサッパリ。走破時計の悪さからもダート適性を疑うのが筋ですが、気持ちで走るところがあるこの馬には長い充電期間+プラス18キロで競馬モードに入らなかったのも大きな敗因かと思います。ですので、個人的にはどこかのタイミングでもう1度ダートを試してもらいたいです。

前走後は一旦千葉のケイアイファームへ放牧に出るも、1週間も経たない内に帰厩。次走は芝へ戻すということだったので、来月16日の東京・京王杯SCだと勝手に思っていたところ、10日競馬の間隔でここへの転戦となりました。ここを使って京王杯SCへ向かうことになるのかな? 帰厩後の追い切りは2本ですが、最終追いとなった22日の追い切りは小島茂調教師が跨って、馬場の大外からスパッと交わして先着。少しモタモタしていたかなと思いますが、並びかけてから抜け出すまで速かったです。また、短評とか見ると、前走を叩いて馬体をスッキリ見せ、雰囲気は良さそうです。

ただ、開幕週の京都コース。初日は高速決着という馬場ではなかったも、全体時計&上がりは速め。中団から後方で進めていくクエストには辛そうです。良い脚を使ったとしても、前を行く馬を一気に飲みこむような迫力はもうありません。まあ、1キロ減とはいえ56キロで競馬に臨めるのは良いかなあと思いますが、大した利点にはならないかなあ…。

今回はテン乗りとなる松若Jとのコンビで出走。前走で若手の岩田望Jが動かし切れなかったところを見ると、我の強いクエストを若手Jがテン乗りで乗りこなすのは酷かと思いますが、道中は折り合いに専念して、クエストの末脚を少しでも上手に引き出してもらえればと思います。そして少しでも上の着順を目指してもらいたいです。

他ブロック競走への出走制限が継続されることになり、予定していた番組を見直すことに。★ルコントブルー

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Photo_3 ルコントブルー(牝・勢司)父キズナ 母シェアザストーリー

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:22日に南Bコースで時計
・次走予定:第2回東京開催、もしくは第1回新潟開催

勢司師「22日に南Bコースで併せて追い切りを行いました。今週の競馬を予定している馬と併せて、最後は1馬身ほど遅れてしまいました。ただ、55-40くらいを予定していて、大体それくらいの時計を消化することが出来ましたし、動き自体もしっかりしており、帰厩後1本目だということを考えれば悪くなかったと思いますよ。馬体には良い意味で余裕がありますし、脚元にも特に問題はありませんから、徐々に調教のピッチを上げていければと思います。また、当初予定していたレースの日程も新型コロナウイルス感染症の拡大防止により、他ブロック競走への出走が制限されることになりましたので、第2回東京開催もしくは、第1回新潟開催に目標を切り替えたいと思います」(4/23近況)

助 手 22南B良 54.0- 39.7- 12.8 馬なり余力 ワンモアエフォート(三未勝)馬なりの外0.2秒遅れ

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前回の更新で来月9日の京都・ダ1800m(牝馬限定)へ向けて調整を進めることが伝えられたルコントブルーでしたが、今開催も新型コロナウイルス感染症の拡大防止により、他ブロック競走への出走制限が継続されることが決定。それに伴い、予定していたレースには使えなくなり、予定を見直すこととなりました。

まあ、これは予想されたことですし、仕方ありませんが、予定していた番組は1勝クラス・ダ1800mの条件で唯一の牝馬限定戦だったので、例年相手が揃います。京都への長距離輸送も負担になったでしょうから、個人的にはむしろ良かったかなと思います。

東京で使うことになるとダ1600mが最有力かと思いますが、新潟開催も視野にとのこと。新潟で使うとなると、来月16日のわらび賞(ダ1800m)が適鞍。ひとまずここを目標に調整を進めていって、除外になった場合はその後の東京開催の番組を選び直すことになってくるのかなと想像します。

【シルク】2019年度 第2回追加募集馬のご案内

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Photo_3 バランセラの18(牡・萩原)父キングカメハメハ

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☆★募集スケジュール★☆

会員様向けインターネット先行受付期間

2020年4月27日(月)午前10:00~2020年5月7日(木)午前10:00まで
公式ウェブサイトのマイページへログインのうえお申込みください。

※募集時の注意 インターネット先行受付期間のお申込み最大口数はお一人様10口を上限とさせていただきます。また、抽選時優先制度はございません。

ポイントをご利用される場合は馬ごとにご利用ポイントを指定してください。ただし、抽選で落選となった馬へご利用予定でしたポイントを、他の募集馬へ振り替えることは出来ませんのでご了承ください。

会員様向けインターネット先行受付で募集口数に満たなかった馬の募集

2020年5月11日(月)午前9:30より先着順にてお申し込みを受け付けます。

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例年通り、年次分配が終わった後のタイミングで現2歳世代の追加募集が発表となりました。今年は10頭と多士済々なメンバーが揃ったかと思います。youtubeでは動画もアップされています。

人気は体が小さくても、アルビアーノの18かな? 動きは小気味良く、スピードは確かにありそうです。個人的にはサファリミスの18・(外)アクウェイントの18が気になっています。

時計面で限界があって詰めの甘さは相変わらずも、この舞台は先行力のあるこの馬にはピッタリかも。前走以上に見せ場を作って結果も伴ってきて欲しい。2戦連続で騎乗することになった丸山Jの手綱捌きに期待。★ロードエース

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Photo_3 ロードエース(牡・松下)父エーシンフォワード 母エーシンパナギア

4月26日(日)福島11R・やまびこS・混合・ダ1150mに丸山Jで出走します。4月22日(水)稍重の栗東・坂路コースで1本目に56.6-41.1-26.7-13.5 馬なりに乗っています。追い切りの短評は「太目も良化中」でした。発走は15時25分です。

○松下調教師 「4月22日(水)は56秒6。使っているのに加えて、福島へ輸送ですからね。これでOK。状態は維持できています。前走のレースぶりを踏まえると・・・。少しでも距離が短縮されるのはプラスに働きそう。小回りコースも好材料かも知れません」

≪調教時計≫
20.04.22 助手 栗東坂稍1回 56.6 41.1 26.7 13.5 馬なり余力

☆★画像と情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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第1回福島6日目(04月26日)
11R やまびこS
ダ1150メートル 4歳上3勝クラス 混合 定量 発走15:25
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 メイショウヴォルガ 牡6 57 酒井学
2 2 スリーランディア 牝6 55 菱田裕二
3 3 ルーチェソラーレ 牝5 55 和田竜二
3 4 ディープミタカ 牡9 57 団野大成
4 5 プレシャスエース 牡7 57 蛯名正義
4 6 ケプラー 牡4 57 菊沢一樹
5 7 ハルサカエ 牝4 55 藤田菜七子
5 8 メイプルグレイト 牡5 57 西村淳也
6 9 ロードエース 牡5 57 丸山元気
6 10 アヴァンティスト 牡4 57 荻野極
7 11 イッツクール 牡4 57 池添謙一
7 12 バーンフライ 牡5 57 坂井瑠星
8 13 プレディクト 牡5 57 木幡育也
8 14 スピリットワンベル 牡5 57 柴田善臣

○松下師 「久々の前走が悪くない内容。除外で予定が延びましたが、ひと叩きした効果は窺えますからね。今回は1150mになりますが、前走のように好位で流れに乗れれば」(競馬ブックより)

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前走時も予定していた阪神戦を除外になっての出走となったロードエース。元々、仕上がり早でポン駆けが利くタイプですが、前走も良い状態でレースへ臨むことは出来ました。

最内枠+芝スタートで出脚は一息でしたが、ダートへ入ってからは3番手の内でリズム良く追走。勝負どころでもジッと我慢し、4角手前から徐々に外へ持ち出しながら直線へ。スムーズに前が開くと、テン乗りの丸山Jは強引に手前を替えて追い出したところ、エースはスッと反応。抜け出していたシスル(2着)に並び掛けようかという勢いはありました。ただ、その勢いはほんの一瞬でその後はジリジリとした伸び。伸びずバテずで頑張っていましたが、6着と掲示板を確保するところまでには至りませんでした。そしてレース後に走破時計を確認すると、1分11秒1。どんな相手でもきっちり時計通りに走ってくれるのですが、どうしても1分10秒台の壁を突き破ることが出来ません。

前走後は在厩調整を続け、中1週のローテで阪神・陽春Sへの出走を目指すも、こちらは除外に。1週スライドする形で番組が新設されたここへの参戦へとなりました。結果的に丸山Jに2戦連続して乗ってもらえることになったのはエースには大きなプラス。福島への輸送は2歳時に一応経験済みです。ちょっと調整は手緩いですが、前走時にほぼ仕上がっていたので、状態を維持できていれば気持ちで走ってくれるでしょう。馬体重はあまり増えていて欲しくはありません。

レース運びに関しては、丸山Jにお任せするのみですが、前走で手前を替えさせたり、この馬の課題を理解した上で乗ってくれたのは嬉しかったです。そしてまた乗ってもらい機会が出来たので、実際に乗ってみての感触を今回の騎乗に役立ててもらえればと思います。詰めの甘さは相変わらずも、50mとはいえ距離が短縮されるのは大歓迎。小回りも合っている筈。追走するスピードはこのクラスでも十分通用するので、前走以上に見せ場のある競馬を見せて欲しいです。そして結果も前進したいものです。

プラス4キロ以上に余裕のある造りでの出走。序盤はスピードに乗って行かずモタつきましたが、腹を据えての直線勝負。強引に大外へ持ち出してからはジワジワ差を詰めてきましたが、ゴール前の混戦に最後に加わっただけ(6着)に終わる。★ナイトバナレット

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Photo_3 ナイトバナレット(牡・矢作)父ディープブリランテ 母ナイキフェイバー

日曜阪神9R 山陽特別(芝1400m)6着(8番人気) 坂井瑠J

まずまずのスタートから無理せず後方に控えます。そのままの位置で最後の直線に差し掛かり、残り200mで外に出して懸命に追われると、上がり3ハロン34秒6の脚で差を詰めましたが、上位馬には及ばず6着でゴールしています。

矢作調教師「やや急仕上げだったのは否めないですが、まずまずの状態でレースに向かえたと思います。今回もそれなりにゲートを出てくれましたし、この馬の競馬に徹することが出来ました。ジョッキーにレース後確認したところ、『ゲートの出は問題なかったですし、前半はいつも通りリズムよく追走することが出来ました。最後の直線で上手く前が空けばそのまま割って行きたかったのですが、馬場の一番悪いところを通ることになると思ったので、すぐ進路を外に切り替えて追いました。内回りコースで直線が短い分、最後は脚を余す形になってしまいましたし、この馬の持ち味を活かすなら外回りの方が良さそうです』と言っていました。勝ち馬は抜けていましたが、2着馬にはコンマ2秒しか負けていないですから、条件が嵌ればチャンスが出てくると思います。次走は上積みもあるでしょうから、トレセンに戻って状態が変わりなければそのまま続戦させたいと考えています」(レース結果)

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【次走へのメモ】

余裕残しの体つき。スタートから進みが悪く、向正面は後方2番手。直線は残り1ハロンからカーサデルシエロの外へ出して詰め寄ってきたが、大勢の決したあと。展開さえ嵌れば、もっとやれそうだが…。(B誌)

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・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:軽めの調整
・次走予定:京都5月10日・芝1600m

矢作師「トレセンに戻って状態を確認しましたが、大きなダメージはなく体調も変わりありませんでした。この数日は軽めの運動に控えていますが、週末から次走に向けて乗り出していきたいと思います。次走の予定についてですが、他ブロックでの出走が不可なことから、5月10日の京都・芝1600mが有力かなと考えています。ただ、このまま解除されるなら、その週から東京にも行けることになるので、もう暫くその状況を見ながら調整していきたいと思います」(4/22近況)

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帰厩後は意欲的に時計を出して、10日競馬でも態勢を整えようと頑張ってくれたのですが、プラス4キロ以上にボテッと馬体見せたナイトバナレット。さすがにこの姿では割引が必要かなと思いましたし、メンバーの顔触れを見ると、ちょっと小粒な印象でしたが、流れは絶対速くはならないだろうと。地力で差し込んできて欲しいという思いはありましたが、期待はひと叩きしてからかなと個人的には見ていました。

坂井瑠Jが継続して乗るようになってナイトバナレットのゲート難は解消されてきましたが、今回もゲート出自体は互角。ただ、二の脚でモタモタしてしまい、スピードの乗りが悪かったですが、後方から進めていくのは予定どおりなのでジタバタはせず。折り合いは付いて、道中脚を溜めながら進めることは出来たと思います。そして3角過ぎからの勝負どころでもじっくり構えて文字通りの直線勝負へ。

レースは2番手からイーサンパンサーが力強く抜け出していきましたが、それ以降は大混戦へ。ナイトバナレットと坂井瑠Jは馬群を割ってくるかなあと見ていたのですが、やや強引に大外へ持ち出して追い上げを開始。残り1ハロンを切ってから渋太く脚を伸ばしてくれたのですが、他馬も止まってはいないのでもう1つ目立つ脚にはなりませんでした。また、レース動画を見直すと、直線を向いてから勝ち馬が抜けてきた進路を素直に突いていれば自然と進路が出来ていました。そこを選択していれば、ひょこっと2着まで上がれたかもしれません。まさにタラレバですが、タフな馬場を苦にしないだけに勿体なかったです。

レース後のナイトバナレットですが、トモに疲れが出ていないようですし、ひとまず元気一杯。このまま在厩調整を続け、中2週のローテで来月10日の京都・芝1600mへ向かうことに。京都の外回りならじっくり進めて決め手が生きるかもしれませんが、速い時計&上がりを求められるので辛いところ。展開&人気馬の凡走など恵まれないと。まあ、引き続き調教&追い切りで甘やかすことなくハードに攻めて、ひと叩きした次走では引き締まった馬体で臨み、良い意味でピリッとさせてもらいたいです。

また、前走後にダートを試すことが話題に上がっていましたが、この話題についてはそれ以降音沙汰無し。矢作師が忘れているということはないと思うのですが…。攻め駆けし、砂を被っても気にするような馬ではないと思うので、早く試してもらいたいです。

ロードなお馬さん(母ワイルドココ)

Photo_6 シグナライズ

4月22日(水)稍重の栗東・坂路コースで1本目に53.7-39.1-26.0-13.3 一杯に追っています。短評は「坂路コースで入念」でした。5月3日(日)京都・鷹ケ峰特別・混合・芝1200mに予定しています

○西浦調教師 「4月22日(水)は53秒台。まだ目一杯とは異なるものの、ある程度しっかり攻めました。徐々に良化している印象。ジョッキーに関しては調整中ながら、次週へ向けて仕上げを進めましょう。イライラしないように、上手く持って行けたら・・・」

≪調教時計≫
20.04.22 助手 栗東坂稍1回 53.7 39.1 26.0 13.3 一杯に追う

Photo_6 ヴィースバーデン

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分。4月22日(水)に三石・ケイアイファームへ移動の予定です。

○当地スタッフ 「4月16日(木)にバトンタッチ。到着後に輸送熱の症状は認められず、今はウォーキングマシンのみで楽をさせています。すっかり痩せてしまっているとは言え、脚元等に問題は無さそう。21日(火)に再び馬運車へ乗せ、北海道へ向かう段取りです」

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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シグナライズは次週の出走へ向けて22日の坂路追いはビシッと。上がりが少し物足りないですが、プール調教を併用して何とかイライラさせずに仕上げていこうという方針は感じます。ただ、それが上手く行ってるか行っていないかといえば後者かも。

千葉のケイアイファームに放牧に出たヴィースバーデンは北海道まで連れていくことに。再度の輸送で馬体はかなり細くなってしまうでしょうが、脚元等は問題なし。慌てて動かす必要はないので、まずは十分な時間を取って、馬体の回復に専念してもらえればと思います。

23日に美浦・萩原厩舎へ帰厩しています。☆ディランズソング

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Photo_3 ディランズソング(牡・萩原)父Summer Front 母Poetic Riches

・在厩場所:23日に美浦トレセンへ帰厩
・次走予定:第2回東京開催

萩原師「検疫が回ってきましたので、23日にこちらへ戻させていただきました。第2回東京開催での出走を目指したいと考えていますが、ノーザンファーム天栄で痛みが出たトモについてはよく注意しながら進めていきたいと思います」(4/23近況)

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右トモの状態に気をつけながら日々の調教を進めているディランズソング。前回の更新ではまだまだ乗り込み不足の面があるも、厩舎で手掛けてもらった方がベターかもと言われていましたが、厩舎との相談の結果、そういう方向で進めることになったようで23日に美浦・萩原厩舎へ帰厩しています。

乗り込み不足ということは馬体にはかなり余裕があることでしょうし、追い切りを開始するにもちょっと時間は必要そう。今開催中の出走を目指していますが、12日間あるロング開催なのでオークス週or日本ダービー週あたりで態勢が整ったらと思います。また、出走となると、東京のダ1300morダ1400mになってくると思うので、この2番組なら砂地点からのスタートなので、ディランズソングには力を発揮できる舞台です。

馬体がパンとしないのは悩ましい限りですが、関東馬同士の2戦目できっちり勝ち上がれるように周到な準備をお願いします。

2020年4月25日 (土)

もう少し絞れてきて欲しいも、一息入れて状態は良かった。ただ、馬群が凝縮した展開で勝負どころで動けずじまい。直線でも進路を見い出すのに一苦労し、若干脚を余しての7着。どこかで展開が向いてくれれば。★ロードプレミアム

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Photo_3 ロードプレミアム(牡・斎藤誠)父ディープインパクト 母インディアナギャル

4月19日(日)中山8R・隅田川特別・混合・芝1600mに丸山Jで出走。12頭立て9番人気で6枠8番から平均ペースの道中を11、9、8、9番手と進み、直線では中央を通って0秒3差の7着でした。スタートで出遅れて1馬身の不利を受けました。また、直線で塞がる不利を受けました。馬場は稍重。タイム1分35秒4、上がり36秒2。馬体重は2キロ増加の506キロでした。

○斎藤調教師 「私自身は福島への臨場で直に話していないとは言え、コンディションの良さはジョッキーも感じていた模様。上手く脚が溜まったものの、進路が見付からずに勿体無い競馬になってしまいました。今のところは手元に置いたまま続戦の予定。まずはレースの反動を確かめ、その上で次の目標を考えたいです」

☆★画像と情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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レース後も特に異常は認められません。現在は心身のリラックスに重点を置いた調整。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、5月2日(土)東京・秩父特別・混合・芝1600mに石川裕紀人騎手で予定しています。

○斎藤調教師 「レース前との比較で大きく変わった印象は無し。このまま使いましょう。本質的には東京向きとは異なるかも知れませんが、条件クラスは全て自ブロック制で今は関西へ遠征できませんからね。来週のマイル戦へ。石川裕紀人騎手に依頼を掛けました」

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前走からプラス2キロと急仕上げながら帳尻を合わせてきたロードプレミアム。一息入って追い切りは動いていたようにリフレッシュの効果はそれなりにあったと思いますが、馬体重は500キロを割るようなところが理想かなと思います。また、前走の敗因として道悪を挙げることが出来ましたが、時計面で限界のある馬なので、滑る馬場じゃなければ渋った馬場は歓迎の筈。当日は朝から晴天でじわじわと馬場が回復していって、プレミアムには理想的な稍重でレースへ臨めたと思います。

そのレースは1番人気のゲバラが派手な出遅れを見せましたが、その陰に隠れる感じでプレミアムは隣りのスペキュラースが少し寄ってきたことに過敏に反応。頭を少し上げてしまい、二の脚が付きませんでした。道中は内ピッタリを追走し、勝負どころでも内にこだわった騎乗。前々走で僅差に持ち込んだ競馬を丸山Jは継続してくれました。ただ、馬群がギュッと固まったままレースは推移していったので3角あたりでは身動きが取れなくなり、4角から直線を向くところではほぼ最後方の位置。プレミアムの好走パターンとして内にこだわったのは理解できますが、結果論としてどこかで外へ出して欲しかったです。

そして、最後の直線でも前の馬がフラフラしていた為、進路を見い出しづらくて追い出しを待つ格好に。レースをライブで見ていた時は『何をしてるんだろう』と少し怒りが沸きましたが、突っ込んでいっても詰まるだけでしたね。直線半ばからようやく外へ外へと持ち出すと、ジリジリ差は詰めてくれましたが、馬券に絡むところまでは行かず。そんなに負けてはいないのですが、惜しい競馬だったとは言えません。

レース後のプレミアムですが、特に変わった感じはなし。このまま在厩調整を続けることに。東京ではあまり結果を残せていませんが、馬・人の移動が制限されているので、関東馬同士での1戦となる来月2日の東京・秩父特別を次走に選んできました。速い上がりに対応するのは難しいでしょうが、直線の長いコースで馬はばらける筈。引き続き内にこだわる競馬を見せ、1つでも上の着順を目指していって欲しいです。

去勢効果はハッキリ感じ取れないも、時間を掛けて走りを矯正してきた効果に期待。仕上がりは上々。あとは前走後に乗り方を進言してくれた福永Jの手綱捌きに託すのみ。差し遅れても良いので、最後は目立つ脚を繰り出して欲しい。☆アマネセール

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Photo アマネセール(セ・斉藤崇)父エイシンフラッシュ 母アウトオブザウィム

土曜京都7R 4歳上1勝クラス(芝1800m)7枠8番 福永J

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:22日にCWコースで追い切り

斉藤崇師「22日にCWコースで追い切りました。全体的にやや時計が速くなってしまいましたが、その中でも道中は折り合いが付いて、引っ掛かることなく我慢出来ていました。前回は力みから頭を丸めて窮屈な走りでしたが、今回は体の使い方がだいぶ上手になり、全体をしっかり使って走ってくれているので、それがレースに行って良い方に出てくれればと思っています。前走後は気性面を改善する為に去勢を行いましたが、調教の感じでは力みが収まってきているので、効果は見られるのかなと思います。去勢の影響もあって、馬体重は減ってしまうと思いますが、見た目のシルエットは決して細く映らないですし、スッキリとして動ける体付きをしているので、良い方に出てくれることを期待しています」(4/23近況)

助 手 19CW稍 84.1- 67.7- 52.8- 38.3- 12.5 馬なり余力
助 手 22CW稍 82.0- 66.1- 51.6- 37.8- 12.7 強めに追う

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第3回京都1日目(04月25日)
7R 4歳上1勝クラス
芝1800メートル 混合 定量 発走13:25
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 ディープインラヴ 牡5 57 岩田康誠
2 2 ダイチョウセブン 牡5 57 国分恭介
3 3 ミラーミラー 牝4 52 泉谷楓真
4 4 スズカローレル 牝5 55 松山弘平
5 5 マルモネオフォース 牝4 55 幸英明
6 6 ファインスティール 牝4 55 藤岡佑介
6 7 トゥプエデス 牡4 57 長岡禎仁
7 8 アマネセール セ4 57 福永祐一
7 9 アックアアルタ 牝4 55 北村友一
8 10 ファムファタル 牝4 55 小崎綾也
8 11 デクレアラー 牡5 57 川田将雅

○斉藤崇師 「体調はいいですよ。前走でジョッキーが「溜めていった方が良さそう」と。改めて」(競馬ブックより)

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ローカル場所とは言え、1勝クラスで連続3着しているようにこのクラスで十分やれる力を秘めるアマネセール。ただ、ハミに敏感なところがあるので、ハミを噛んでしまって力んだ走りが目立つように。特に前走は1角でゴチャゴチャした時に噛んでしまい、前に壁を作って我慢させようとするも、アマネセールにはストレスを掛けることに。その結果、脚が溜まり切らず、いざ追われてからジリジリと伸びあぐねることに。前走も騎乗してくれた福永Jは『前半はリラックスさせながら終いを伸ばす競馬をしていく方が良さそう』と進言してくれました。

前走後はNFしがらきで一息入れることになりましたが、競馬へ行くとどうしても力んだ走りになってしまうということでそれを解消する手立てとして去勢手術をすることに。正直、これによって好結果が得られるのかどうか半信半疑でしたが、陣営はそういう選択を取ってきました。

無事手術を終えてからのアマネセールはトレッドミルを併用しながらじっくり進めることに。脚元や状態面で不安はなかったですが、ゆったり走ることを憶えさせようという意図があったのかなと思います。そして状態が整ってくると、春の京都開催での出走へ向けてピッチを上げてきました。帰厩後も与えられたメニューを淡々と消化。追い切りでは実戦を想定して前半はフワッと行かせて終いをしっかり伸ばすように。気性の勝ったところがあるので、久々は苦にするタイプではありません。去勢手術を1つキッカケとして状態を立て直してきた効果は感じます。

復帰戦の今回は伸び伸び走りやすいワンターンの舞台を選択。マイルの走りを1度見たかったですが、1800mなら守備範囲。前走後に乗り方について進言してくれた福永Jが再度乗ってくれるのは有難いです。スパッと切れる脚はなくても、長く良い脚を引き出してもらいたいです。

相手関係に目をやると、先行して確実に脚を使うマルモネオフォースが大崩れすることはなさそうも、全体的なレベルは低調。去勢手術を行い、走りを矯正してきたことが実を結べば、馬券圏内に絡む可能性は高いでしょう。去勢手術後で馬体が戻り切っていないかもしれませんが、前走が太めだったので10キロ減ぐらいなら気にする必要はないと思います。密かに頭まで(1着)あるかもと淡い期待を持っていますが、まずは福永Jが進言してくれた戦法で末脚を伸ばすことが出来るかどうかに注目。結果的に差し遅れても良いので、溜めに溜めて直線で目立つ脚を繰り出してもらいたいです。

全体的に低調なメンバー構成+1番人気馬の落馬とかなり恵まれたのは確かも、障害3戦目にして初めてレースの流れに乗って競馬を進めることが出来た。今回のこの経験が次走以降に繋がって欲しい。★ヴェルトゥアル

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Photo ヴェルトゥアル(牡・稲垣)父スマートファルコン 母シルクユニバーサル

日曜福島5R 障害4歳上未勝利(障2750m)5着(10番人気) 五十嵐J

まずまずのスタートから行き脚を付けて、好位集団の一角でレースを運びます。向正面で前を走る馬が落馬し、それを避ける場面はありましたが、無事に全障害をクリアして、前とは離されたものの、障害戦で初めて掲示板を確保しています。

稲垣調教師「初めての福島コースでしたが、全体的にソツなく回ってきてくれたと思います。途中で落馬した馬の煽りを受けてしまうところがあり、そこは少し勿体なかったですが、初めて掲示板を確保できたように、この馬なりに少しずつレースを理解してくれているように感じています。五十嵐騎手は『少しずつ競馬を学習してくれていて、内容は徐々に良くなってきていますね。少し右に張るようなところはありましたので、それは今後も課題になってくると思いますが、落馬の影響があった中でもしっかりと掲示板を確保できましたし、悪い内容ではなかったと思います』と話してくれています。まだ右に張る面があったようなので、厩舎サイドとしては調教を通じて今後も修正に努めていかないといけないと思っていますし、あとは左回りでも今日のように安定して走れるようにしていくことも、これからの課題だと考えています。脚元に疲れが出やすいタイプですから、まずはレース後の状態をよく確認させていただきたいと思います」(レース結果)

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【次走へのメモ】

好位から。落馬のアオリを受けながらもペースアップに対応。前に食らいついていたが、直線で苦しくなり流れ込んでの5着。それでも、休養前に比べていい位置で運べていたし、進境は窺えた。(B誌)

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・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:軽めの調整
・次走予定:5月2日の福島・障2770m、もしくは5月3日の福島・障2770m(共に五十嵐J)

稲垣師「レース後はトレセンに戻って状態を確認しましたが、疲れの出やすい右前球節は大きく悪化していませんし、歩様もレースで走ったなりの硬さはあるものの、大きな問題はありません。トモに少し疲れが出ているかなという感じがしますが、ケアしていけば進めていけるレベルだと思いますし、このまま次走に向けて調整していきたいと思います。今後について五十嵐雄祐騎手に相談したところ、まだ右に張る面は残っていますし現状だと左回りで走らせるのは止めておいた方が良いのではないかということです。中1週にはなりますが、来週の福島の障害未勝利戦のどちらかに、引き続き五十嵐騎手で向かいたいと思います」(4/22近況)

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前走の京都戦は最下位に敗れ、NF天栄で立て直しを図るも、トモに疲れが出やすい体質+右前球節がモヤモヤと牧場では坂路入りが出来ず、トレセンでは障害練習を封印して臨んだ今回のヴェルトゥアル。こういう状態だったので馬場の悪化が心配でしたが、そこまで酷い状態ではなかったのは幸い。これまで障害2戦はレースの流れに乗ることが出来ていないので、まずは無事に完走。その中でレースに参加できればと見ていました。

注目のスタートですが、今回は五分のスタートから小脚が利いてスッと前へ。外からハナを主張したリーチザサミットを先に行かせ、1角過ぎで少し窮屈な場面はありましたが、5番手あたりのポジションを確保して淡々とレースを進めていきました。そして向正面では3番手までポジションを押し上げていきましたが、最後から2つ目の障害で1番人気のシゲルシマダイが落馬。内目にポジションを切り替えていたヴェルトゥアルは煽りを受けてしまいましたが、立て直した後も渋太く食い下がったのは○。ただ、今回はしっかりレースに参加していたことで、スタミナをジリジリ消費。そして最後の直線を迎えるところでガス欠となってしまいましたが、障害入り3戦目で5着と初めて掲示板を確保。1番人気が落馬して、全体的なメンバー構成もかなり低調だったので諸手を挙げて喜べませんが、何はともあれ1つ結果を残せたのは良かったです。

レース後のヴェルトゥアルは反動・疲れを心配しましたが、ひとまずトモや右前球節の悪化は見られず。ケアで十分対応可能な範囲とのこと。また、次走ですが本当は少し間隔を取って欲しいところですが、中1週のローテで再度福島戦を目指すことに。まだまだ障害での初勝利への道のりは遠く険しいですが、今回の経験が次走以降に繋がってくれればと思います。

一瞬の脚を生かせそうな福島・芝1200mでの出走を楽しみにしていたも、除外濃厚ということで直前で東京の芝1400mへ。時計面での限界があるように感じるので開幕週の馬場は如何にも分が悪そう。苦戦は避けられないも、何か次走以降に繋がるものを見せて欲しい。★クァンタムリープ

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Photo_3 クァンタムリープ(牡・鹿戸)父ロードカナロア 母プルーフオブラヴ

土曜東京5R 3歳未勝利(芝1400m)8枠18番 田辺J

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:22日に坂路コースで時計

鹿戸師「22日に坂路コースで併せて追い切りを行いました。道中は3頭併せの一番後ろを進みますが、最後は同入で終えています。先頭を走っていた馬がやや行きたがるような面を見せていましたので、テンの入りが予定していたよりも速くなりました。それでも終いは12秒9で纏められていますし、結果的に稍重の馬場で全体時計が52秒2で上がってきているのですから、タイムは十分ですね。調教では息遣いは問題ありませんし、開催が進んで適度に時計の掛かる今の福島の馬場なら、十分チャンスはあると思います。なお、鞍上は池添謙一騎手に依頼しています」(4/22近況)

助 手 19美坂重 58.6- 42.7- 27.2- 12.9 馬なり余力
助 手 22美坂稍 52.2- 38.2- 25.1- 12.9 強めに追う ロッソビアンコ(三未勝)馬なりを0.8秒追走同入

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:軽めの調整

鹿戸師「当初は4月26日の福島・芝1200m戦を池添騎手で予定していたのですが、出馬投票の段階で除外となる可能性が高かったため、確実に出走が叶う4月25日の東京・芝1400m戦に田辺騎手で臨むこととなりました。開幕週の馬場を考えると後ろからだと厳しいでしょうから、好枠を引いて前目で粘り込む競馬が出来ればと思います」(4/23近況)

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第2回東京1日目(04月25日)
5R 3歳未勝利
芝1400メートル 馬齢 発走12:30
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 ダニューブ 牝3 54 内田博幸
1 2 ヤエノロータス 牡3 53 小林脩斗
2 3 ノアエリザベス 牝3 54 武士沢友治
2 4 トルニ 牝3 54 吉田豊
3 5 サクラジマテソーロ 牡3 56 L.ヒューイットソン
3 6 フィーユレヴーズ 牝3 54 M.デムーロ
4 7 エリーストーム 牝3 54 野中悠太郎
4 8 リディアンスケール 牡3 56 江田照男
5 9 ホイッスルヴォイス 牝3 54 横山武史
5 10 プエンテデグロリア 牝3 54 北村宏司
6 11 グリエクレール 牝3 51 山田敬士
6 12 ブンロート 牡3 56 石橋脩
7 13 セイアフェクト 牡3 56 石川裕紀人
7 14 グルアーブ 牝3 54 C.ルメール
7 15 サントマリー 牝3 54 大野拓弥
8 16 トモエタカ 牡3 56 田中勝春
8 17 モノポリーアイズ 牝3 54 横山典弘
8 18 クァンタムリープ 牡3 56 田辺裕信

○鹿戸師 「ダートで揉まれると力を出せずに終わってしまう。芝でタイムがかかれば」(競馬ブックより)

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ダ1400mなら勝ち上がるチャンスが巡ってくると思っていたも、前走では重心が後ろへ傾いた時にゲートが開いてしまい、二の脚がスッと付かず。また、他馬のキックバックが顔にかかるとかなり嫌がっていたようで、勝負所でのペースアップで追走に手一杯。追走に余裕がなくなると、喉に負担が掛かるという悪循環で直線は何とかゴールに辿り着いた感じで12着と大敗を喫してしまいました。ようやく少し光が見えてきたと喜んでいたのですが、前が見えない暗闇へ逆戻り。悪いことは重なるのですが、良いことは繋がってくれません。

前走後はNF天栄での立て直し。脚元に疲れ・反動が出ることなく、日々のトレーニングを丹念に繰り返して状態はアップ。ダートで揉まれる競馬は良くないということで芝に再度視野を広げることに。少しでも相手関係が恵まれそうな1回福島開催での出走を早くから目指してきました。

帰厩後の追い切りでは軽快な動きを見せ、ひと追い毎に良化。喉に不安を抱えるので距離の限界はついて回るも、一瞬の脚を生かせる小回りの芝1200mは現状のベスト条件だと見ていたので、鞍上に池添Jを確保できた段階で密かに期待値がアップしていました。

しかしながら、1日経過すると、出馬ラッシュで予定していた福島・芝1200m戦は除外の可能性が高いことが判明。まあ、例年のことではありますが…。そこで確実に出走が叶う東京・芝1400mへと予定を変更し、出走が確定しました。

田辺Jを確保できたこと自体は良かったのですが、これまでのダート戦でも時計面での限界を覗かせていたので、開幕週の芝は如何にも分が悪そう。また、前々で流れに乗りたいクァンタムリープにはさすがに大外枠の18番は厳しそう。揉まれ込む心配はないのですが、外々を回らされる形になると直線で伸びを欠いてしまうことでしょう。

秘めたる素質は未勝利なら十分通用するものがあると思いますが、なかなか期待の持てる結果を残すことが出来ていないクァンタムリープ。未勝利終了の期限が迫ってくるのでのんびりとは構えてられませんが、ガラッと変わってくることを期待するのも酷。目の前のレースをまずは満足のいく状態で出走するのが前提。状態が良ければ、喉への負担も幾らかでも軽減される筈。この条件が合っていることを示し、そして次走以降に繋がる、何かキラッと光るものを見せて欲しいです。

22日に美浦・菊沢厩舎へ帰厩しています。☆アンブロジオ

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Photo アンブロジオ(セ・菊沢)父ローズキングダム 母アンティフォナ

・在厩場所:22日に美浦トレセンへ帰厩
・次走予定:5月3日の福島・バーデンバーデンカップ

菊沢師「22日にこちらへ帰厩させていただきました。前走から間隔はそこまで空いていませんが、牧場ではしっかり乗り込んでもらっていましたので、馬体を良く確認させていただきます。今のところ福島開催最終週に行われる、バーデンバーデンカップを本線に考えていますが、除外の可能性も踏まえて、同日に東京で行われる晩春Sにも特別登録を行う予定です」(4/22近況)

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前走後、NF天栄へ移動してきましたが、緩めることなく坂路で乗り込まれてきたアンブロジオ。次走はどこになるのか想像していましたが、福島の最終週・バーデンバーデンC(芝1200m・ハンデ戦)を目指すことに決定。それに伴い、22日に美浦・菊沢厩舎へ帰厩しています。

最終週で時計の掛かる芝1200mはアンブロジオには魅力的なので何とかここへの出走を叶えたいところですが、除外の場合に備えて東京・芝1400mの晩秋Sへの準備もしておくとのこと。実績のある条件ではありますが、上がりの速い決着となると対応しきれないかなと思います。

状態は悪くないと思うので、今回は追い切りでしっかり負荷を掛け、1発大駆けを狙える状態で次走へ向かって欲しいものです。何とか2桁着順続きから脱出してもらいたいです。

ゲートを煽り気味に出た為、序盤はじっくり追走。大障害コースに入ってからジワッと差を詰めていき、大いけ垣を無事飛び終えると進出開始。そしてオジュウチョウサンに並び掛けていくも、その直後の2つの障害の飛越が雑になったのが痛恨。さすがに余力がなくなってしまうも、最終障害を無事飛び終えて3着でゴールに辿り着く。本当にお疲れ様でした。☆ブライトクォーツ

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Photo_3 ブライトクォーツ(牡・荒川)父ワークフォース 母レースドール

土曜中山10R 中山グランドジャンプ(J-G1・障4250m)3着(4番人気) 西谷J

ややモッサリとしたスタートから無理せず後方からレースを運びます。無難な飛越で障害をクリアし、最初の難関となる大竹柵障害を飛越してからジワジワ5番手まで押し上げて左回りコースに差し掛かります。最後の3~4コーナーで勝ち馬に並び掛けに行こうとしますが、最後から2つ目の障害でバランスを崩したことが響き、2度目のG1挑戦は3着で終えています。

荒川調教師「今回は脚元に疲れが出ることもなく、順調に調整できたことで良い体付きで出走させることが出来ました。レースではスタートがそこまで良くなかったことから、前半は無理しなかったようですが、逆に馬のリズムに合わせてじっくりレースが出来たと思います。ジョッキーにレース後聞いたところ、『最初はじっくり前の様子を窺いながら走らせていましたが、どの馬もなかなかチャレンジして行かなかったので、いつでも攻めて行けるように途中からポジションを押し上げて射程圏内に入れました。大竹柵障害など安定して飛んでくれましたし、勝負どころでオジュウチョウサンに並び掛けてそのまま交わして行くぐらいの気持ちでいたのですが、残り2つ目の障害で脚をぶつけてしまい、その影響で痺れたのか反応が鈍くなってしまいました。それがなければ勝つとまでは言わないまでも、もっと差のないレースになっていたと思います。でも動きたい時に動いてくれたように器用さが出てきていますよ』と言っていました。全体のタイムが5分以上掛かっているように、かなりタフな競馬でしたが、本当に最後までよく頑張ってくれたと思います。西谷誠騎手も攻めの姿勢を見せてくれましたし、状態が良ければどこかでチャンスがあるはずなので、次走も良い状態でレースに臨めるようにしたいですね。この後は放牧に出して秋に備える予定ですが、トレセンに戻って脚元等しっかりケアしてから送り出したいと思います」(レース結果)

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【次走へのメモ】

10キロ減と馬体が絞れていた。前半は後方でじっくりと乗られ、大いけ垣では5番手まで進出。向正面でオジュウチョウサンが先頭に立つと2番手まで上がったが、さすがに脚勢が鈍って飛越が雑に。4角では余力がなくなりメイショウダッサイに交されてしまう。最後は一杯になりながら3着は確保。(B誌)

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・在厩場所:栗東トレセン/23日に滋賀県・ノーザンファームしがらきへ放牧予定
・調教内容:軽めの運動

荒川師「中山からトレセンに戻って脚元など状態を見てもらいましたが、幸いにも大きな怪我はなく、体調も変わりありませんでした。ただ、あれだけ激走したこともあって疲れは見られますね。この後は秋に備えて23日にNFしがらきへ放牧に出し、その後も問題なければ北海道の牧場に移動させて夏場はゆっくりさせようと思います。秋のローテーションは、このまま問題なければ10月の東京ハイジャンプから始動かなと考えていますが、トレセンに戻す時期につきましては、牧場で状態を確認しながら検討していきたいと思います」(4/22近況)

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前走の阪神スプリングJ後は、順調さを欠くことなく、追い切りをビシッとやられてきたブライトクォーツ。前走はプラス22キロでの出走でしたが、今回はひと叩きして中山への長距離輸送もあったことでマイナス10キロでの出走に。正直、もう少し減っても良かったのかなとは思いましたが、力は出せる状態には勿論あったと思います。

レースではゲートを煽り気味に出たこともあって、序盤は後方からじっくり追走。1つ1つの障害を丁寧に飛び越えていき、大障害コースの大いけ垣を無事飛び終えてから進出を開始。そして芝コースの外回りへ出たところでオジュウチョウサンに喧嘩を売りにいくように並び掛けていきました。その姿を見て、一瞬力が入りましたが、並び掛けた時にオジュウチョウサンの発するオーラに委縮したのか、その直後の2つの飛越が雑になってしまったのが痛恨。スタミナお化けのブライトクォーツですが、タフな馬場+タフな障害をここまで辛抱してきましたが、さすがにここで余力がなくなってしまいました。そして最後の障害をバテバテの中、無事飛び終えると、オジュウチョウサン・メイショウダッサイには大きく遅れる形になりましたが、何とかゴールまで辿り着いてくれました。本当にお疲れ様だったと思います。

レース後のブライトクォーツですが、ひとまず脚元等に異常はなし。ただ、やはり激走した疲れは相当なものがあるようなので、早くも秋に備える形で23日にNFしがらきへ放牧に出ています。そして暑さが増してくればNF空港へ移動する予定に。平地の未勝利を勝てない時期から考えると、扱いがかなり良くなったなあと感慨深いです。

それにしてもオジュウチョウサンは強過ぎて呆れるほど。その馬に勝負に行ったのは褒めてあげたいですが、フッと息を吹きかけられた程度で弾き飛ばされてしまいました。既に9歳ですが、まだまだ若々しいところが残っているので、無事ならあと2年ぐらいはその地位が安泰かも。そうなると、ブライトクォーツの悲願のJ-G1制覇は遠のくばかりですが…。まあ、ブライトクォーツは現在6歳。これから障害馬として脂が乗っていくと思うので、目の前の1戦1戦を大事に積み重ねていってもらえればと思います。そして早い段階で障害の重賞を1つ勝ってもらいたいです。

ロードなお馬さん(3歳・安田隆厩舎)

Photo_6 レインドロップス

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン13~20秒ペース)。

○当地スタッフ 「4月17日(金)に半マイル56秒1、終い12秒5の時計を出しました。前半の行きっぷりの良さに比べると、ラストがもう一つ。呼吸は特に苦しくなっておらず、その部分に上昇の余地を残すでしょう。概ね準備が整った印象。移動時期を話し合います」

Photo_6 ロードクラージュ

4月22日(水)稍重の栗東・坂路コースで1本目に53.4-38.4-25.3-12.9 馬なりに乗っています。併せ馬では強目の相手に0秒1先行して0秒8先着。短評は「坂路コースで入念」でした。体調、条件、出走状況等を踏まえながら目標のレースを決めます。

○安田調教助手 「4月22日(水)は53秒台。一定の時計は出ています。でも、中身が伴わぬ感じ。冬毛も抜け切っていないように、まだ本調子とは違うでしょう。去勢の効果に関しても、現時点では何とも・・・。以前と比べて大きく変わった印象は受けません」

≪調教時計≫
20.04.22 北村友 栗東坂稍1回 53.4 38.4 25.3 12.9 馬なり余力 メートルムナール(3歳1勝)強目に0秒1先行0秒8先着

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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レインドロップスはこの中間に強めの調教を課していますが、スピード自体はやはりありそう。終いのひと踏ん張りに物足りなさを残すも、中身が伴って素軽さが増してくれれば。個人的な希望ですが、出来れば早めに帰厩してもらい、厩舎での調整時間を多く取ってもらいたいです。

クラージュは22日の追い切りでだいぶ動けるようになってきましたが、それは身体能力の高さだけで対応している感じで、内面の良化スピードが案外。もっと気温が上昇してきた方が良いタイプなのかな? また、去勢手術の効果に関しては何とも言えないとのこと。頑張ってもらいたい1頭ですが、2戦目でどこまでスムーズな走りへと変わってきてくれるかです。

【動画更新】セラフィナイト&アリーヴォ

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Photo セラフィナイト

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Photo アリーヴォ

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セラフィナイトは見た目はずんぐりむっくりで不格好ですが、430キロ台とは思えない張り。調教では派手なメンコを着用しているように幼さを多く残しますが、ピッチ走法で脚捌きはシャープ。走ることが好きそうなのも好印象です。父ルーラーシップのイメージとはかなり違う馬ですが、母系の良いスピードを短距離で存分に発揮してもらいたいです。

アリーヴォは序盤は良い雰囲気で駆け上がっていますが、ピッチを上げていくと、動きに余裕がなくなってくる感じ。現状は体力面で他馬よりも遅れが目立っています。まあ、遅生まれですし、馬体に実が入ってくれれば、好循環になって動きにもパワフルさが出てきてくれるでしょう。焦りは禁物ですし、まずはしっかりカイバを食べるように取り組んでいってもらいたいです。

23日に美浦・田村厩舎へ帰厩しています。☆ジーナアイリス

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Photo ジーナアイリス(牝・田村)父ゴールドアリュール 母ディアジーナ

・在厩場所:23日に美浦トレセンへ帰厩
・次走予定:第2回東京開催

田村師「23日の検疫でこちらへ帰厩させていだきました。まずは馬体を確認させていただき、問題無ければ翌日から乗り運動を開始いたします。骨折明けでもありますから、具体的な番組は追い切りの動きを見てから、慎重に決めさせていただきたいと思います」(4/23近況)

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前回の更新で今開催の東京での復帰予定が示されたジーナアイリス。ただ、乗り込み量が不足気味なので、帰厩となるともう少し先のことかなと見ていましたが、声が掛かって23日に美浦・田村厩舎へ帰厩しています。

具体的な番組は追い切りの動きを見てからということですが、帰厩した時期等を踏まえると、これから順調に追い切りを重ねることが出来れば、前回触れたように5月17日の東京・ダ1400m(牝馬限定)での復帰となるでしょう。

今回の骨折は複数の箇所を痛めていたので、レース後の疲れ・反動は今から心配ですが、休んでいた間に体質強化が進んでいてくれればなあと思います。また、馬体を引き締めていくため、プール調教を上手に活用してもらいたいです。

自分のスタイルで競馬は出来たと思うも、結果的には速い流れを追いかけ過ぎた形に。この結果を現状の力だとしっかり受け止め、重賞で揉まれたこの経験を今後に役立てて欲しい。★ロードベイリーフ

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Photo_6 ロードベイリーフ(牡・森田)父ヴァンセンヌ 母ショウナンアオバ

4月18日(土)阪神11R・アーリントンC(G3)・国際・芝1600mに坂井瑠Jで出走。12頭立て11番人気で8枠11番からハイペースの道中を3、2、2番手と進み、直線では中央を通って1秒6差の10着でした。馬場は稍重。タイム1分35秒9、上がり38秒3。馬体重は6キロ増加の484キロでした。

○森田調教師 「中山へ運んで減った身体は早々に回復。今回はスタートも決まりました。自分の競馬は出来たものの、ラストは脚が上がった印象。結果的に前崩れの展開だけに、幾らかペースが速かったですね。外枠だったのを踏まえれば、もう少しジワッと行けば良かったかも・・・。残念。レース後の様子を確認してから新たなプランを相談しましょう」

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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レース後も特に異常は認められません。現在は心身のリラックスに重点を置いた調整。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、5月16日(土)京都・あずさ賞・混合・芝2000mもしくは5月23日(土)新潟・早苗賞・混合・芝1800mに予定しています。

○森田調教師 「勝った時と同じように、息が上がる感じは無し。経験上、このタイプは距離が延びても大丈夫です。血統的にマイル中心に使って来たものの、試すには良いタイミングかな・・・と。中3、4週なのを考えれば、短期放牧を挟むのも一案でしょう」

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昇級戦の1勝クラスで9着に崩れた後、中1週のローテで重賞挑戦となったロードベイリーフ。戦前から苦戦は免れないと思っていましたが、ひとまず馬体重を戻して出走できたのは良かったかなと思います。

レースぶりですが、好発を決めるも、11番枠は遠くて、内からノルカソルカが先手を主張。人気の1角プリンスリターンが続き、ベイリーフは3番手に。折り合いはしっかり付いて、レースの流れにスムーズに乗れていたと思うも、600mの通過時計が34秒1と予想よりも速い流れ。やや外目を回らされる形になるも気分良さそうに走っていましたが、結果的にはオーバーペースを追いかけすぎた格好に。直線を向いて鞍上の指示に一瞬反応してくれたも、そこから動き切る体力は残されていませんでした。未勝利を勝った時と比べると、追い出されてから重心が高くなっていると思うので、トモ等に疲れが蓄積しているように感じました。結果は10着に終わりましたが、これが現状の力でしょう。

個人的にはこのタイミングで放牧に出して、夏競馬以降の再始動を考えていましたが、3歳馬同士で走れることを重視して続戦を決定。予定しているレースまでは少し時間はあるので、短期放牧で幾らかでもリフレッシュを図ってもらいたいです。また、次走では距離を延ばしてみることに。個人的には短いところでスピードを存分に生かした方が合っているかと思いますが、ゆったり先行できることで最後にもうひと伸びできるかもしれません。また、芝で行き詰れば、ダートにも視野を広げていってもらいたいです。

ここ2戦は案外な結果に終わりましたが、自分のリズムで走ることが出来れば、1勝クラスなら通用していい筈。今回、重賞競走で揉まれたこの経験をプラスにして巻き返してくれることを願っています。

【動画更新】ロコポルティ&イルデレーヴ

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Photo ロコポルティ

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Photo イルデレーヴ

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ロコポルティはまだまだトモに緩さが残り、身のこなしがスムーズとは言えないも、首を上手に使って走れているのは好印象。適度な前向きさもあります。そろそろ移動の知らせが届くかもしれませんが、個人的にはもう少し今のペースで乗り込みを重ねて欲しいです。

イルデレーヴは馬体をボテッと見せている面が薄れてきて欲しいですが、馬場に脚を捕られるケースが少なくなってきているように地道に体力は付けている感じ。また、行きたがる面を見せず、鞍上の指示に素直に従ってくれているように。操縦性が高まっています。あとは父ミッキーアイルからどこまでスピードを受け継いでくれているかでしょう。

4月25日(土曜)から5月31日(日曜)までの中央競馬の開催等について

今週以降の中央競馬につきましては、4月25日(土曜)から日本ダービー(GⅠ)当日の5月31日(日曜)までの間、引き続き無観客競馬にて実施いたします。

また、ウインズ、エクセル、パークウインズ、J-PLACEでの入場および発売・払戻につきましても、引き続き取りやめます(平日払戻サービスも行いません)。中央競馬の発売・払戻は、電話・インターネット投票のみとなります。

また、6月6日(土曜)以降の無観客競馬等の取り扱いについては、改めてお知らせいたします。

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JRA、ダービーまで無観客延長…毎年10万人以上観客集まる“競馬の祭典”もコロナ余波(スポーツ報知より)

JRAは23日、新型コロナウイルスの感染拡大防止のために実施している無観客での開催を日本ダービー当日の5月31日まで6週間延長して行うと発表。皐月賞馬コントレイルに15年ぶりの無敗の2冠がかかる“競馬の祭典”は76年ぶり、戦後初めて無観客で開催されるダービーとなる。

毎年10万人以上のファンが東京競馬場に駆けつける“競馬の祭典”を、JRAが無観客で行うことを決断した。

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、2月29日から実施している無観客競馬を今週4月25日から日本ダービー当日までの6週間継続することを決定。同時に、感染防止策として行われている競走馬の出走制限(平地オープン、障害競走を除いて、美浦トレセン所属馬は東京、栗東トレセン所属馬は京都のみ出走可能。第3場の福島、新潟は制限なし)、騎手の移動制限(土曜日と日曜日に異なる競馬場に移動しての騎乗が認められない。異なる競馬場の障害競走に騎乗する騎手にかぎり、移動は可能)も継続することを発表。これにより、来週に京都で行われる天皇賞・春をはじめ、NHKマイルC、ヴィクトリアマイル、オークス、日本ダービーの東京競馬場のG1・4戦も全て無観客開催が決まった。

今年で87回目を迎える日本ダービーの歴史で無観客で行われたのは、1944年の1度だけ。戦時中で馬券も発売しない能力検定競走として行われて以来で、54年のJRA創設以降では史上初めてとなる。

今年のダービーの主役は、同じく無観客で行われた3冠初戦の皐月賞を無傷の4連勝で制したコントレイル。その父ディープインパクト以来11頭目(1984年のグレード制導入後は6頭目)の無敗のダービー馬を目指す舞台に観衆はいない。同馬を管理する矢作芳人調教師は「現状を冷静に判断すれば、我々は日本ダービーが行われるように、万全を尽くしていくだけです」と感染防止対策の徹底を誓ったうえで、「皐月賞を勝った後『競馬が救いになっている』『競馬が唯一の楽しみ』といった多くの声をいただきました。責任感を持ってやっていかなければと考えています」と、気持ちを引き締めた。

JRA・後藤正幸理事長「このたびの新型コロナウイルス感染症に罹患(りかん)された皆さまに、心よりお見舞いを申し上げます。新型コロナウイルス感染拡大の影響に鑑(かんが)み、私どもは4月25日から日本ダービー当日の5月31日までの間、お客さまをお迎えすることなく無観客で競馬を開催することといたしました。中央競馬をお楽しみいただいているお客様にはご不便とご迷惑をおかけしますが、何とぞご理解、ご協力くださいますようお願いいたします。引き続き、中央競馬をご愛顧いただきますよう重ねてお願い申し上げます」

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予想されたことですが、無観客競馬の継続が決まり、馬・騎手の移動制限もそのままに。さすがに日本ダービーが無観客というのは競馬ファンとすれば寂し過ぎますが仕方ありません。また、この状態はもっと先までまで継続されていくことでしょうし。競馬の開催自体がストップにならないように努めてもらえればと思います。

2020年4月24日 (金)

今週の出走馬(4/25・26)

<土曜日>

Photo_2 クァンタムリープ

東京5R・3歳未勝利・芝1400mに田辺Jとのコンビで出走します。

Photo_2 アマネセール

京都7R・4歳上1勝クラス・芝1800mに福永Jとのコンビで出走します。

<日曜日>

Photo ロードエース

福島11R・やまびこS・ダ1150mに丸山Jとのコンビで出走します。

Photo ロードクエスト

京都11R・マイラーズC(G2)・芝1600mに松若Jとのコンビで出走します。

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各月1勝以上を目指してきましたが、4月はここまで未勝利。先週は力の入る週末でしたが、残念ながらワンパンチ足りず。今週は4頭がスタンバイしていますが、勝ち星を積み重ねるのは正直難しいかも。

クァンタムリープは福島・芝1200mでの出走を予定していましたが、例年この時期の福島・芝1200mは大渋滞。除外濃厚ということで矛先を東京・芝1400mへ。それに伴い、田辺Jに変更となっています。喉に弱さを抱えているので、距離が短い方が良いと思いますが、1400mなら守備範囲。追ってからピリッとした脚は使えないので、スタートを決めて前々で立ち回りたいです。ハナへ行っても良いでしょう。

アマネセールは去勢手術明けの1戦。馬体重はちょっと減ってしまっているようですが、追い切りの動きはひと追い毎に良化。気性の勝った馬なので久々は苦にしません。実力的にこのクラスでもやれる力はあるので、メリハリの利いた騎乗でどこまで差し込んでくることが出来るかでしょう。

ロードエースは先週の阪神・陽春Sを除外になってここへ。叩いた上積みはさほどないと思いますが、追って甘さの残る馬なので距離が50mでも短縮されるのは好都合。このクラスの流れでも馬なりで付いていけるスピードはあるので、多少早めの仕掛けで粘り込みを図って欲しい。芝スタートでポジションが後ろにならないように注意もして欲しいです。

ダートで新味を期待したロードクエストですが、よもやの最下位負け。考えていたよりも砂適性がなかった訳ですが、それ以上に昨年のスワンS以来の実戦で幾らか立派な造り。こちらの方が足を引っ張ったように思います。今回は短期放牧を挟んでの10日競馬。正直上昇度は乏しい感じ。ここを叩き台として、次走は東京・京王杯SCへ転戦していって欲しいです。

2020年4月23日 (木)

前々の競馬で粘り込みを図りたかったも、発馬がひと息で中団から競馬を進めることに。道中は意外なほど手応え良く進め、勝負どころからジワッと外へ。馬場が渋って時計の掛かるレースになったのが良かったと思うも、直線は渋太く脚を伸ばしてゴール寸前で2着に上がる。これぐらいの距離が合っていそう。☆ロードフェローズ

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Photo_6 ロードフェローズ(牡・藤岡)父エイシンフラッシュ 母ティアーモ

4月18日(土)阪神5R・3歳未勝利・混合・芝2200mに秋山真Jで出走。17頭立て9番人気で2枠3番からスローペースの道中を11、11、10、10番手と進み、直線では外を通って0秒2差の2着でした。スタートで出遅れて1馬身の不利を受けました。馬場は重。タイム2分16秒9、上がり36秒2。馬体重は2キロ減少の464キロでした。

○藤岡調教師 「あまりゲートは速くないタイプ。先手を奪えませんでした。また、前半がスローで心配に。それでも向正面で相応に流れましたからね。中間の稽古の良さが実戦に結び付いた感じ。渋って時計の掛かる馬場も合ったのかも・・・。イメージしていた形と違うものの、最後まで本当に頑張ったと言えそう。大きな問題が無ければ続戦で行きましょう」

☆★画像と情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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【次走へのメモ】

発馬ひと息で中団のラチ沿い。4角手前で外に持ち出し、直線は馬場の中ほどをひと追い毎に伸び、内のナリタザクラにも競り勝ってゴール寸前で2番手に上がった。(B誌)

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レース後も特に異常は認められません。現在は心身のリラックスに重点を置いた調整。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、5月16日(土)京都・3歳未勝利・芝2200mに予定しています。

○藤岡調教師「脚元等は大丈夫。厩舎で調整を続ける方針です。少しずつ解消して来たとは言え、まだ腰に緩さが残っている現状。間隔を詰めぬのがベターだと思います。前回と同じ距離なのに加え、外回りコースも合いそう。中3週で京都を予定しましょう」

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追い切りの内容は少しずつ良くなっていたも、適距離が掴めないでいたロードフェローズ。再度、距離を伸ばしてきたことに個人的には否定的でしたし、先行策でどこまで変わってくることが出来るかなあと。正直苦戦することは覚悟の上でした。パドックの雰囲気も特に変わってきた感じはしませんでした。

レースに関してですが、先行するには好都合の内枠を引き当てていましたが、ゲートが開く音にビクッと反応してしまう癖があり、今回もゲートが開いた途端に少し頭を上げる格好に。大きなロスには至りませんでしたが、二の脚がスッと付かず。そして真ん中から外枠の馬がジワっと内に寄ってきたので、ポジションを押し上げることが出来ず。1角を回るときは中団よりも後ろ目の位置だったのでため息が出てしまいました。

ただ、向正面に入って、先頭から後方へとカメラが映していく中、馬群の内ピッタリを回っていたフェローズは秋山Jの長手綱で気分良さそうに追走。他馬は馬場を気にしているのか少し気合をつけつつ追走という騎手がチラホラ見受けられる中、手応え良く追走していたのはちょっとビックリ。3角からペースアップした際はさすがに秋山Jの手綱は動いていましたが、少しずつ進路を外へと切り換えて最後の直線へ。

これまで手応えは残していても、いざ追い出して案外な伸びという形ばかりでしたが、今回は秋山Jの叱咤激励に応えて、フェローズはじわじわ加速。その勢いはゴール板まで維持されることになり、最後は1番人気だったナリタザクラを競り落としての2着。全く予想していなかった激走でした。

レース後のフェローズですが、クタッとした素振りはなく、脚元等にも異常なし。このまま在厩調整を続けて来月16日の京都・芝2200mを目指すことになりました。腰の甘さが少しずつ解消されてきて終いの伸び・踏ん張りが出てきているのでしょう。

個人的には前走のマイルから更に距離を縮めて欲しいと思っていたので、全く見当違いのことをしていたなあと反省。エイシンフラッシュ産駒は道悪が上手な馬が多いので、渋った馬場が向いたのは確かでしょうが、脚を溜めて進めることが出来ましたし、勝負どころから自ら動いていっての2着はまぐれではありません。フェローズ自身は着実に力をつけてきています。まあ、良馬場だとワンパンチ足りないかもしれませんが、こういう競馬を積み重ねていけば、どこかで初勝利(洋芝の夏の北海道シリーズ)のチャンスが巡ってくると思います。

22日に美浦・黒岩厩舎へ初入厩しています。☆ベルエポック

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Photo ベルエポック(牝・黒岩)父モーリス 母アドマイヤテンバ

・在厩場所:22日に美浦・黒岩陽一厩舎へ入厩

黒岩師「22日にトレセンへ入厩させていただきました。まずはこちらの環境に慣らしてから、ゲート練習を開始したいと思います。何度か牧場にて見させていただきましたが、両前の硬さの他に気性面も注意した方が良さそうですので、あまり一気に詰め込み過ぎないよう進めていきたいですね」(4/22近況)

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前回の更新で黒岩師から『そろそろ移動させたい』と声が掛かっていたベルエポック。その後も順調に乗り込むことが出来ていたことから、NF天栄で1泊して22日に美浦・黒岩厩舎へ入厩しています。

ベルエポックの場合、立ち気味の繋ぎと荒々しい気性と課題はハッキリしているので、そこに留意しながら、まずはトレセンという新しい環境にしっかり慣れさせていってもらえればと思います。そして落ち着きが出てきた頃から徐々にゲート練習を進めてもらえればと思います。他馬よりもじっくりでお願いします。

更新された調教動画では鞍上が手綱を引っ張ったままでさほど無理をしていない中、スムーズに加速。引き続き動きの良さを見せてくれています。トビが大きく、どちらかというとストライド走法なので、推進力を生かして長く良い脚を使うタイプかと思います。また、胸の深さから良いエンジンを搭載していることでしょう。とにかく怪我のないようにお願いします。

ロードなお馬さん(5歳・牧場組)

Photo_6 ロードイヒラニ

滋賀・グリーンウッドトレーニング在厩。ウォーキングマシン60分。

○当地スタッフ 「少しずつ症状は落ち着いて来ているものの、まだ完全に大丈夫・・・とは言い切れぬ部分も。そんな様子を踏まえてウォーキングマシンに止めています。一応、今週後半ぐらいから跨り始める予定。そこで如何なる感触を得られるか・・・ですね」

Photo_6 ロードダヴィンチ

三石・ケイアイファーム在厩。休養。

○当地スタッフ 「戻って来た当初に比べると、患部の熱感は目立たぬように。また、運動制限して一定の期間も経ちましたからね。近日中に改めて精密検査を行なって、左前脚繋靭帯の状態を確かめる予定。その結果次第では軽く動かし始めるかも知れません」

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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調教中に左前脚の蹄鉄がズレ、釘を踏んだのかなと思いますが、その影響が歩様に出ていたロードイヒラニ。時間の経過と共に少しずつ落ち着いてきているようですが、まだ完全とは言えないとのこと。そろそろ跨ることを検討しているようですが、獣医師の指示を仰いでから進めてもらえればと思います。ここでの焦りは禁物です。

ダヴィンチはアイシングなど脚元のケアに専念中。見た目には少しずつ良化が窺えるとのこと。近日中に検査を行うようなので、そこでも確かな良化を確認したいところです。ただ、大型馬で負担は大きいでしょうから、乗り始める場合はより慎重を期してもらいたいです。

17日にゲート試験に挑戦して無事1発で合格。21日にNF天栄へ放牧に出ています。☆ドゥラモンド

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Photo ドゥラモンド(牡・手塚)父ドゥラメンテ 母シーズインクルーデッド

・在厩場所:21日に福島県・ノーザンファーム天栄へ放牧

手塚師「ゲート試験を受けられそうな態勢が整ったことから、17日にチャレンジしたところ無事に合格することが出来ました。その後も体調面に問題はありませんでしたが、まだ全体的に体力不足な印象なので、一旦NF天栄へ放牧に出して乗り込んでもらいます。良くなってくるのは先だと思いますが、ここまで携わってきた感じからは良いものを持っていそうな印象を受けましたから、一回り成長して戻ってきてもらえればと思います」(4/22近況)

⇒⇒17日にゲート試験を受けて合格しています。(17日・最新情報より)

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気分を損ねないように慎重にゲート練習を重ねてきたドゥラモンド。前回の更新からそろそろゲート試験に挑戦しそうだなと見ていましたが、17日にゲート試験に初挑戦。その詳細は分かりませんが、1発で合格できたのは何よりです。

ただ、全体的に体力不足な印象ということでNF天栄へ移動して乗り込みを重ねることに。北海道では1番早い組に属していましたが、緩さと硬さがまだまだ残っているのでしょうねえ。まあ、良い方へ取れば、伸びシロがまだまだあるということでしょう。この感じだと6月の東京開催でのデビューの可能性は低そうです。

手術を回避して進めていくも、患部に張りや熱感を確認。結局、骨片除去手術を行うことになりました。★トルネードフラッグ

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Photo_6 トルネードフラッグ(牝・藤原英)父キングカメハメハ 母ハリケーンフラッグ

三石・ケイアイファーム在厩。休養。

○当地スタッフ 「一様に骨片と言っても膝とは異なり、球節は競走に影響しない場合も多々。今回は本当に軽微で症状も落ち着いていました。それだけに動かし始めたものの、患部に張りや熱感が生じるように。やはり運動を止めて除去するのが良さそうです」

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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手術を行うかどうか検討した結果、手術を回避して進めることになったトルネードフラッグ。乗り出してまもなくは患部の我慢が利いていたようですが、ここにきて骨折した右前脚の球節がモヤモヤ。これを受けて現在は一旦運動を取り止めて馬房で静養中。結局、骨片除去手術を近日中に行うことになりました。

未勝利の期限が迫ってくる中で判断に悩んだかと思いますが、悪い流れへ。骨片を取り除くのは簡単だと思いますが、回りの組織を痛めてなければ良いのですが…。今後の回復具合によっては早めに一旦地方へ転出することも視野に入れた方が良いかもしれません。

シルクなお馬さん(4歳上牡馬・NFしがらき組)

Photo_3 ダイアトニック

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:周回コースでキャンター、坂路コースでハロン17秒

厩舎長「周回コースで乗り出した後も問題なく進めていたことから、この中間から坂路にも入れています。現在は坂路でハロン17秒のペースで登坂していますが、硬さもなくとても馬の雰囲気は良いですね。もう少し乗り込んでみて、それから今後の予定について安田隆師と相談することになっているので、この調子で調教を続けていきたいと思います。馬体重は502キロです」(4/17近況)

Photo_3 ピボットポイント

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン15秒

厩舎長「状態に合わせてじっくり進めているところですが、この馬なりにコンディションが上がってきていますし、硬さも感じられません。今の感じならより負荷を掛けても問題ないでしょうから、帰厩に向けて更に動きを良くしていきたいと思います。馬体重は530キロです」(4/17近況)

Photo_3 ヴィッセン

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン15秒

厩舎長「こちらに戻ってきた後も特に変わった様子は見られなかったので、今週から坂路で乗り出しています。週半ばから坂路で15-15のペースまで上げていますが、状態は安定していますし、コンディションも良いですよ。次走の予定が決まるまで、今の感じで進めていきたいと思います。馬体重は514キロです」(4/17近況)

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ダイアトニックはこの中間から坂路調教も開始。硬さが目立っていないというのが何より。そろそろ次走について決まりそうですが、前走の走りを受けて、秋のスプリンターズSへ向けてのローテを組んでいくのかなと思います。また、暑さに弱い馬なので早めにその対策を練っておいて欲しいです。

ピボットポイントは継続して速いところを乗っていますが、良化スピードはスロー。まだ予定を立てる状態まで至っていませんが、地道に調教を積んでいくしかありません。

中山への輸送で馬体重を大きく減らしてしまったヴィッセンですが、NFしがらきへ移動後は順調に回復。また、脚元等はダメージがなかったので、トレッドミルを併用する形ですが坂路でハロン15秒のところを乗り出しています。前走の敗戦が尾を引くかなと見ていましたが、そおの心配は大丈夫そうで一安心です。

21日に帰厩。次走は来月9日の京都・ダ1400mを予定しています。☆クレッセントムーン

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Photo クレッセントムーン(牡・高野)父ヘニーヒューズ 母スカイクレイバー

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・次走予定:京都5月9日・ダ1400m
・調教内容:周回コースでキャンター、坂路コースでハロン15秒

厩舎長「順調に進められていたことから、この中間は坂路で15-15までペースを上げています。負荷を掛けても良い手応えで登坂していますし、調子は上がってきていますよ。次走の予定について高野師と相談したところ、このまま問題なければ5月9日の京都・ダ1400mを目標にトレセンに戻すことが決まりました。来週か再来週には帰厩することになると思いますので、今の状態をキープしながら移動に備えたいと思います。馬体重は518キロです」(4/17近況)

⇒⇒21日に栗東トレセンへ帰厩する予定です。(20日・最新情報より)

・在厩場所:21日に栗東トレセンへ帰厩
・次走予定:京都5月9日・ダ1400m

高野師「放牧に出した後も順調に進められていたようなので、21日の検疫でトレセンに戻しました。22日から坂路で乗り出していますが、特に変わったところもなくこのまま負荷を掛けて行けそうなので、順調に仕上がるようであれば、5月9日の京都・ダ1400mに出走させたいと考えています」(4/22近況)

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前走後、NFしがらきへ放牧に出ていたクレッセントムーンですが、緩めることなく乗って欲しいという高野師の意向を受け、淡々と調教メニューをこなしていましたが、順調に来ていたことから21日に帰厩しています。

また、次走は既に決定済で来月9日の京都・ダ1400mを目指すことに。前々からダ1800mは微妙に長い印象を持っていたので、ようやく距離短縮を選んでくれて嬉しいです。芝スタートでレースの流れに乗れるかどうかが1つポイントになってきますが、詰めの甘さを距離短縮で補うことが出来れば、新味が出てくれるかも。一つ殻を破れば、まだまだ上を目指して行ける馬だと思います。次走が飛躍への良いキッカケになって欲しい。

2020年4月22日 (水)

ロードなお馬さん(2歳牝馬)

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Photo_6 フライングバレル(牝・安田隆)父ロードカナロア 母スピニングワイルドキャット

三石・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1000m→キャンター2400~3600m(1ハロン20~22秒ペース)もしくはトレッドミル・並脚600m→ダク1000m→キャンター2500~3500mもしくはウッドチップ坂路コース・キャンター1200m×1本(1ハロン14~18秒ペース)。3月下旬測定の馬体重は486キロ。

○当地スタッフ 「もう少し逞しさを増して欲しい面も。とは言え、これは先々に大舞台を意識する上での厳しい目で見た場合の課題でしょう。15-15は楽々で闘争心も十分。次に千葉へ移る候補に挙がっているだけに、早ければ来週にこちらを離れるかも知れません」

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Photo_6 ヴェルトハイム(牝・友道)父ロードカナロア 母ワイルドココ

三石・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1000m→キャンター2400~3600m(1ハロン20~22秒ペース)もしくはトレッドミル・並脚600m→ダク1000m→キャンター2500~3500mもしくはウッドチップ坂路コース・キャンター1200m×1本(1ハロン14~18秒ペース)。3月下旬測定の馬体重は484キロ。

○当地スタッフ 「3月末からダートにも通うように。坂路では週1、2回の割合でハロン14、15秒で走らせています。ペースアップを果たしてからもネガティブな変化は認められず、このまま積極的に鍛えられそう。もうしばらくの間は北海道に置いておく予定です」

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Photo_6 ソレンニータ(牝・木村)父ドゥラメンテ 母キャサリンオブアラゴン

三石・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1000m→キャンター2400~3600m(1ハロン20~22秒ペース)もしくはトレッドミル・並脚600m→ダク1000m→キャンター2500~3500mもしくはウッドチップ坂路コース・キャンター1200m×1本(1ハロン16~20秒ペース)。3月下旬測定の馬体重は467キロ。

○当地スタッフ 「3月末からは1周800mのダートにも通っており、トラックの動きをしっかりと身に付けている段階です。一方、坂路におけるスピードは据え置く形。もう少しの間は同様のトレーニングを繰り返し、馬体の良さが走りに繋がるように育てたいです」

☆★画像と情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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フライングバレルはもう少し逞しさが出てきて欲しいようですが、牝馬ですし、まだまだ乗り込み量自体は多くないので仕方ない面も。良い雰囲気で駆けているのは好印象です。そろそろ千葉へ移動するようなので、ソエ等に悩まされることなく、入厩へと繋いでいってもらえればと思います。

ヴェルトハイムも順調に調教を積んでいますが、移動となるともう少し先になりそうとのこと。良いモノを秘めていると思いますが、この姉妹は気性やカイバ食いに一癖ある馬ばかり。更新された画像を見ると、お腹回りはちょっと薄めなので不安はあります。

上記2頭はハロン15秒の調教へと踏み出していますが、ソレンニータはまだまだフットワークにぎこちなさが残るので、基礎を固めている段階。馬っぷりに関しては評価が高いようですが、シルエットは期待外れだった兄たちに近い気も。牝馬に出た分、我の強さがマイルドになってくれていれば。

シルクなお馬さん(関西2歳牡馬・北海道組)

Photo イルデレーヴ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン15~16秒のキャンター1~2本、週3回周回コースで軽めのキャンター2500m、残りの日は軽めの調整

担当者「引き続き週3回坂路でハロン15秒のペースで乗り込んでいますが、登坂回数を重ねていくにつれて以前より動きが良くなっていますし、メンタル面も力みなどなく、馬の後ろでも折り合いを欠くことはありません。坂路では並び掛けても怯むことなく、反応良く伸びてくれますし、最後まで集中して走ってくれます。運動後も脚元や飼い葉食いが悪くなることはありませんし、しっかり乗り込んでいても、まだ腹回りに余裕があるぐらいです。今のペースでもそれほど応えていない様子は頼もしい限りですし、これからの調教で馬体がスッキリして、更にメリハリのある体つきになってくると思います。馬体重は478キロです」(4/15近況)

Photo アリーヴォ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週1回屋内坂路コースでハロン15~16秒のキャンター2本、週2回周回コースで軽めのキャンター2500m、残りの日は軽めの調整

担当者「この中間、馬体重が少し減りましたので周回コースを中心に運動を継続しています。すでに馬体重は回復していますし、表情にも活気があり疲労は感じません。周回コースでも騎乗者との折り合いはしっかりととれていて、いつでもペースを速められるといった様子で走っています。現状は負荷を高めながら、いかに運動を継続して体力をつけていくかが課題と思っています。調教を工夫する必要はあるものの、テンションが高くなり飼い葉を残すことがなくなったところに成長を感じますね。前向きな気持ちを疲れでなくしてしまわないように引き続き乗り方や調教メニューを工夫するともに、徐々に運動量を増やすことで基礎体力を強化していくつもりです。馬体重は467キロです」(4/1近況)

Photo ロコポルティ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン15~16秒のキャンター2本、週1回周回コースで軽めのキャンター2,500m、残りの日は軽めの調整

担当者「この中間も週3回の内2回は坂路でハロン15秒のペースで登坂していますが、負荷を掛けた後も疲れを見せることもなく、動きは更に良くなってきました。時計を出さない日も周回コースで長めの距離を乗り込むようにしていますが、体力が付いて逞しく育っていますよ。坂路での走りは力強く、それに加えてハミに乗っ掛かってくることもなくコントロールが取れて、バランスよく最後まで良い走りが出来るようになりました。暖かくなってきたことで、冬毛が抜けて見映えが良くしっかりとした馬体に育ち、コンディションの良さが窺えます。今後も早期の移動を目標に置いて、より動きの質を高めていきたいと思います。馬体重は514キロです」(4/15近況)

Photo バラキエル

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週2回トレッドミル、残りの日はウォーキングマシン

担当者「現在、リフレッシュ目的でトレッドミルとマシンのみの運動を行っています。疲れてしまう前にリフレッシュを取り入れていますから、飼い葉も残すことはありませんし脚元もスッキリしていて体調面は良好です。精神的にも落ち着いているので、すぐに乗り運動を再開できる状態にありますよ。先月くらいから体力がついてきましたが、さらに走りに力強さが感じられるようにしていきたいですね。3ハロン45秒のタイムでは雰囲気良く動いていますが、これからはもっと速いタイムで質の高い動きを求めていくつもりですので、今の状態を維持しながら、動きの質にもこだわっていきます。調教メニューをここまで順調に消化できていますから、5月か6月頃に移動できそうです。馬体重は486キロです」(4/15近況)

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足が速いか遅いかは分からないイルデレーヴですが、豊富な乗り込み量を淡々とこなしているようにタフさ・旺盛な食欲は大したもの。気持ちの強さも感じます。ダートの短いところ向きだと思いますが、芝でも通用するスピードを秘めていれば良いのですが。

アリーヴォはなかなか馬体にボリュームが備わってこないのが課題ですが、それには他馬よりも劣っている体力をどう整えていくか。調教の負荷が高まると、カイバを食べなくなってしまう様子。日々の扱いは牝馬と同じような感覚で接していった方が良さそうです。移動する2歳馬が増えてきていますが、もっと先を見据えて大事に育てていってもらえればと思います。

ロコポルティは一瞬の脚には欠けるも、スピードの持続力で押し切るタイプかなと。ダートが舞台になってくると思うので、速い時計へ対応できるかが出世するかどうかの1つポイント。ただ、この点は実際にデビューしないと。シルクの2歳牡馬(出資している)で次に移動の声が掛かるのはこの馬でしょう。

バラキエルはリフレッシュ目的でこの中間は軽めのメニュー。身体能力の高い競走馬とイメージですが、その反面、賢いという印象はないので、精神面で追い詰めないようにお願いします。幼さが抜けてきた時にどういう動きを見せてくれるか。楽しみでもあり少し不安でもあります。

2020年4月21日 (火)

シルクなお馬さん(4歳上・NF天栄組)

Photo アーモンドアイ

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・調教内容:週2回坂路コースで14-14、週2回15-14、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「今週から登坂回数を週4日に増やし、ペースもハロン14秒まで上げています。負荷を強めてからも特にこれまでと変わりない動きを見せており、順調に立ち上げることが出来ていますね。運動後は蹄を含めた馬体面のケアをしっかりと行いつつ、この調子で進めていきたいところです。馬体重は496キロです」(4/17近況)

Photo ジーナアイリス

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・調教内容:週3回坂路コースで14-13、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「今週は終いハロン13秒まで脚を伸ばす日を、週3回に増やしています。全体的な負荷を強めましたが、脚元の状態は維持できています。第2回東京開催での復帰を目標に進めていきたいと考えていますが、動きについてはもう少し上向かせていきたいところです。馬体重は547キロです」(4/17近況)

Photo_3 グランドサッシュ

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・調教内容:週2回坂路コースで14-14、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「こちらに戻ってきて状態を確認しましたが、脚元を含めて大きな問題はありませんでした。武市調教師からは短期で戻すことも検討していると連絡を受けているので、早速坂路コースでハロン14秒ペースで乗っています。週末からさらにペースを上げていく予定ですので、その動きを見て今後について相談していきたいと考えています。馬体重は481キロです」(4/17近況)

Photo_3 アンブロジオ

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・調教内容:週3回坂路コースで14-14、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「今週から坂路入りする日を週3回に増やし、ペースもハロン14秒まで上げています。全体的な負荷を強めましたが、これまでと良い意味で動きに変わりはありませんし、この調子で適度に動かしていければと思います。馬体重は458キロです」(4/17近況)

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アーモンドアイは着地検疫中でしょうが、週4回坂路でハロン14秒以上のところを乗り出すように。他馬から見ればハードワークですが、アーモンドアイは悠々とこなし、それでいて馬体重増。ホント牝馬離れしています。また、ドバイでモヤっとした右前脚も大丈夫みたいですし、次走の有力候補に挙がっている安田記念へ向けて確実に状態を上げていってもらえればと思います。

ジーナアイリスはもう少し馬体を絞る必要はありそうですが、この中間は更に負荷を高めていますが、疲れ・反動が出ることなく対応できているのは○。そして今週から始まる東京開催での復帰を視野に入れて行くとのこと。番組表を見ると、未勝利勝ちした条件(ダ1400m・牝馬限定)が5月17日に組まれているので、ここでの復帰が有力でしょう。

グランドサッシュは改めて前走の中山戦がちょっと無駄だったかなと思いますが、適鞍の東京戦へ向けて急ピッチ。状態に関しては可もなく不可もなくといったところでしょうが、故障さえなければ使う方向だと思います。そしてその結果・内容次第では進退問題になってくるでしょう。早ければ今週中に帰厩の声が届くかも。

アンブロジオは次の予定が決まっていませんが、調教は早くも意欲的に消化。このまま芝1200mにこだわっていくのか、東京で実績を残している芝1400mまで視野を広げるのか。菊沢師の判断が待たれます。また、ここ数走は二桁着順での負けが続いていますが、3勝クラスまで勝ち上がってきた脚力は認めるところなので、障害入りというのも選択肢に加えても良いのかなと個人的には思います。

シルクなお馬さん(3歳牡馬・NFしがらき組)

Photo_3 エルスネル

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:周回コースでキャンター

厩舎長「先週一杯は軽めの運動に控えていましたが、特に気になるところは見られなかったので、今週から周回コースで乗り出しています。節を空ける為の放牧ですから、このまま問題なければ坂路にも入れて、徐々に負荷を掛けた調教メニューに切り替えていきたいと思います。馬体重は447キロです」(4/17近況)

Photo_3 ベルラガッツォ

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン15秒

厩舎長「その後も順調に進められていましたので、この中間から坂路でハロン15秒のペースで登坂しています。まだ良い頃の動きと比較すると物足りないですが、運動後も疲れは見せていないので、この調子で負荷を掛けながら動きを良くしていきたいと思います。馬体重は498キロです」(4/17近況)

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エルスネルはNFしがらきへ移動してまもないということで、軽めの運動で様子・状態を確認していましたが、特に気になるところはなし。現在は周回コースで軽く乗っていますが、坂路へ連れ出すのも時間の問題でしょう。ただ、出走頭数が多くなっているので、芝のマイル~1800mを使っていくにはどのくらい節が必要かを早く掴んでもらい、調教メニューに反映させていってもらいたいです。

ベルラガッツォはこの中間からハロン15秒の調教を開始。ここまで来るのに予想外に時間を要してしまいましたが、クタッとした素振りを見せることなく対応できた様子。ただ、良かった頃の動きは取り戻せていないので、本数を重ねながら体調と動きの質を上げていってもらえればと思います。

ロードなお馬さん(入厩組)

Photo_6 シグナライズ

4月15日(水)稍重の栗東・坂路コースで1本目に56.0-40.6-26.3-13.4 強目に追っています。短評は「坂路コースで入念」でした。5月3日(日)京都・鷹ケ峰特別・混合・芝1200mに予定しています。

○西浦調教師 「4月15日(水)は相応に気合いを付ける形。前進気勢が溢れる割に、伸び切れませんでした。どうも今朝は今一つ。もう少し本数が必要でしょう。本馬の気性を考慮すると、長距離輸送も微妙な感じ。再来週の京都に絞って進めたいと思います」

≪調教時計≫
20.04.15 助 手 栗東坂稍1回  56.0 40.6 26.3 13.4 強目に追う

Photo_6 ロードクラージュ

4月16日(木)良の栗東・坂路コースで1本目に55.0-40.1-25.9-12.6 一杯に追っています。短評は「坂路コースで入念」でした。体調、条件、出走状況等を踏まえながら目標のレースを決めます。

○安田調教師 「4月16日(木)は55秒でコース頂上へ。今朝は相応に気合いを付けています。時計の掛かる馬場なのは確かながら、身体が太くて緩さも残っている状態。動き切れませんでしたね。今しばらくは土台作りが必要かな・・・と。本数を重ねましょう」

≪調教時計≫
20.04.16 斎 藤 栗東坂良1回 55.0 40.1 25.9 12.6 一杯に追う

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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両睨みだった次走が京都1本に絞ったシグナライズ。長距離輸送がダメという印象は少ないですが、必要以上に煩い面を覗かせたりするのでしょう。ここまでの調整についてはちょっと物足りないですが、馬体を持て余していると思うので、まずは週2本しっかり時計を出していってもらいたいです。

クラージュは帰厩後、初めて坂路でビシッと追われましたが、馬場が重かったこともあり時計は平凡。牧場時は本数が少なくてもハロン15秒の調教に対応できていましたが、2戦目へ向けてピッチを上げていくとなると、もう少し時間が必要そう。淡々と追い切りを重ねながら、動きに素軽さが出てきて欲しいです。

咳をするようになったことから、喉をチェックすると炎症が見つかる。軽めの調教で経過観察中。★シングルアップ

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Photo シングルアップ(牡・寺島)父キンシャサノキセキ 母ラフアップ

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル
・次走予定:第1回新潟開催

厩舎長「周回コースで乗り出した後は疲れを見せることもなく、今週から坂路にも入れていこうと考えていました。ただ、寒暖差の影響からなのか咳をしていたことから、喉を見てもらったところ、炎症が見られたので吸入の処置を行ってもらいました。予定している第1回新潟開催に向かえるかどうかは今後の回復次第になりますが、運動を休ませるほどではないので、暫くはトレッドミルで運動しながら経過観察していきたいと思います。馬体重は557キロです」(4/17近況)

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予定している新潟開催への出走へ向け、そろそろ坂路へ入れようとしていたシングルアップですが、咳をするようになったことから念のために喉の状態をチェックしたところ、炎症を確認。ひとまず吸入の処置を行って経過を観察中です。おそらく大事には至らないと思いますが、調教は馬場での乗り運動を控え、トレッドミルの運動のみへ切り替えています。

まあ、とにかく今は回復具合を見守るしかありませんが、番組に合わせるのではなく、状態をしっかり見極めて判断していってもらえればと思います。

シルクなお馬さん(関東2歳牝馬・牧場組)

Photo ベルエポック

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週2回屋内坂路コースでハロン14~16秒のキャンター1本、残りの日は軽めの調整

担当者「この中間も脚元には問題無く、坂路調教を行えています。動きは相変わらず良いですし、硬さもこの馬なりには解消されてきています。また、課題であった精神面も成長してきていますね。黒岩調教師からは『ハロン14秒ペースでもまずまず動けているようですし、精神面や脚元に問題無いのであれば、そろそろ入厩させたい』と連絡を受けていますので、このまま順調に進められるのであれば、近々移動させることになると思います。体調面は特に変わりなく、飼い葉もしっかり食べてくれており、良い状態をキープしていますよ。馬体重は515キロです」(4/15近況)

⇒⇒21日に福島県・ノーザンファーム天栄へ移動し、22日に美浦・黒岩陽一厩舎へ入厩する予定です。(20日・最新情報より)

Photo ノワールドゥジェ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週2回屋内坂路コースでハロン15秒のキャンター1本、週2回周回コースで軽めのキャンター2500m、残りの日は軽めの調整

担当者「この中間は坂路入りを再開しており、ハロン15秒ペースでの乗り込みをコンスタントにこなしています。以前と比較すると、坂路での動きにはバランスと加速力の良化が見られますね。フットワークはしなやかですし、走りには芝向きの軽やかさが感じられます。調教に対してネガティブな感情はあまりないので、調教中に悪さをすることはありませんが、普段からテンションは高めなので、落ち着きが出て来て欲しいところです。飼い葉食いはやや細めですが、暖かくなり体付きに変化が出てきましたし、肌艶も良好で、一段と見映えのする馬体へと変化してきていますよ。馬体重は447キロです」(4/15近況)

Photo ルージュセリーズ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:ウォーキングマシン

担当者「引き続き坂路コースでの乗り込みを中心に進めていましたが、少し心身ともに疲れが見られたため、現在はウォーキングマシンでの運動に止めてリフレッシュを図っています。坂路ではパワーがかなり付いてきたことで、段々と持ち前のスピードに磨きが掛かってきた印象です。継続した乗り込みの成果から、馬体もしっかりしてきていて、付くべき所に筋肉が良い感じに付いてきました。リフレッシュが明ければ、再び坂路中心に乗り込んで鍛えていく予定ですが、スイッチが入りやすくなってきているので、今後はその点に注意しながら調整していく必要がありそうです。馬体重は463キロです」(4/15近況)

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ベルエポックは入厩予定が記されたので、入厩した時にまとめて記事にしようかと思ったのですが、15日の更新時に触れられていたように22日に入厩する運びへ。気性面での不安はありますが、動きの良さは確か。モーリスの長女ですが、血統馬らしい奥行きもある筈。上手に接していってくれれば素質は花開くと思うので、他馬よりも時間を掛けて接していってもらえれば嬉しいです。

ノワールドゥジェはこの中間から坂路入りを再開。走りは牝馬特有のキレを感じさせ、溜めれば芝で切れそうなタイプ。楽しみな資質を持ち合わせていると思いますが、ピリピリした気性がどこまでマイナスに働いてしまうか。気の勝った面がレースで良い方へ転じる可能性もありますが、今後は少しずつ大人しく振る舞える時間が増えていって欲しいです。

ルージュセリーズは少し疲れが見られため、ウォーキングマシンでの軽めのメニューに止められています。馬自身は継続して乗ってきたことでパワーアップ。ダートの短距離で楽しみな姿になってきています。ただ、パワーが付いた分、ピリピリもしてきているので、気性が悪い方へ向かないように今から注意していって欲しいです。

シルクなお馬さん(3歳牡馬・NF天栄組)

Photo_3 シェダル

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・次走予定:5月17日の東京・青竜S
・調教内容:週2回坂路コースで14-13、週1回14-14、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「この中間も同様のメニューで乗り込んでいます。先週よりも動きの質は良化してきている印象ですし、今の感じであれば東京4週目の青竜Sに向けて進めていけそうです。帰厩の声が掛かるまで、これくらいのところで乗り込み、さらなる状態アップを図っていければと思います。馬体重は535キロです」(4/17近況)

Photo_3 ディランズソング

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・調教内容:週2回周回コースで5ハロン15-14、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「今週は周回コースでのペースを15-14まで上げています。慎重に進めていますが、右トモの状態は維持できています。ただ、馬体はまだ重い印象ですし、トレセンで少し時間を掛けて乗り込んでもらうことも選択肢の一つとして、厩舎サイドと相談していきたいと考えています。馬体重は552キロです」(4/17近況)

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シェダルは正式に次走が東京・青竜Sに決定。直線の長いコースがどう出るかですが、距離の1600mは1番合っていそう。この中間もしっかり負荷を掛けることが出来ているので、次走では更にレベルアップした走りを見せてもらいたいです。

ディランズソングは引き続き周回コースでハロン15秒の調教を消化。そしてこの中間から終いを14秒まで伸ばしています。右トモの状態は変わりなく来ていますが、馬体重が絞り切れないのがネック。提案どおりに早目に厩舎へ戻し、プール調教を取り入れながら、態勢を整えて行くのは確かに1つ手だと思います。

14日に短期放牧から帰厩。松若Jとのコンビで今週末の京都・マイラーズCへの出走を予定しています。☆ロードクエスト

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Photo_6 ロードクエスト(牡・小島茂)父マツリダゴッホ 母マツリダワルツ

2020.04.15
美浦トレセンで軽目の乗り運動を消化。心身共にコンディションに特に異常は認められず、この調子を維持しながら更に調整を進めます。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、4月26日(日)京都・マイラーズC(G2)・国際・芝1600mに松若騎手で予定しています。

○小島調教師 「前走後のダメージは取り除けた感じ。すぐに呼び戻したのは予定通りです。僅かな放牧期間だったとは言え、適度な気分転換が図れたはず。来週のマイラーズC(G2)へ向けて準備を進めます。松若騎手との新コンビが決定。徐々にピッチを速めましょう」

≪調教時計≫
20.04.17 調教師 美南W 70.0 54.8 40.3 13.3 馬なり余力

2020.04.14
4月14日(火)に美浦トレセンへ帰厩しました。ひとまずは1ハロン18秒前後のキャンターで仕上がり具合の把握に努める方針。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、体調、条件、出走状況等を踏まえながら目標のレースを決めます。

○当地スタッフ 「元々が1週間程度の放牧と聞いていただけに、こちらでは回復を優先して跨らないまま。短い休養だったとは言え、多少なりとも気分転換が叶ったと思います。4月14日(火)に美浦トレセンへUターン。芝の舞台で巻き返しを図ってくれるはずです」

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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前走のコーラルS後、一旦千葉ケイアイファームへ移動していたロードクエストですが、1週間も経たない14日に帰厩。そして今週末の京都・マイラーズCを松若Jとのコンビで使う予定となっております。

個人的には京王杯SCで出直すのかなと見ていただけにちょっとビックリ。もう7歳ですし、ローテをしっかり組み立てていくというよりも、使えそうなところを使おうという方針なのかなと思います。

マイルCS出走時には坂の下りを気にするところがありましたし、今週から東京・京都が開幕。開幕週の時計の速い決着は辛いです。正直、苦戦は免れませんが、出走への準備は怠らないようにお願いします。

2020年4月20日 (月)

【動画更新】18日にNFしがらきへ到着しています。☆ピクシーナイト

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Photo ピクシーナイト(牡・音無)父モーリス 母ピクシーホロウ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム早来/18日に滋賀県・ノーザンファームしがらきへ移動予定
・調教内容:週2回屋内坂路コースでハロン14~15秒のキャンター1本を行った後、周回コースで軽めのキャンター2400m、週1回屋内坂路コースでハロン15~17秒のキャンター2本、週2回周回コースで軽めのキャンター3000m、残りの日は軽めの調整

担当者「この中間は坂路入りする日と登坂本数を増やし、さらに負荷の高い運動を行っています。スピード調教を行っても息遣いに余裕がありますし、最後まで躍動感を失わずに登坂できています。ここ数週間この運動を行っていますが馬体重が減ることもありませんし、腰回りに筋肉が付き馬体にメリハリが出てきて雰囲気が大人びてきたように感じます。飼い葉も残さず食べており、脚元にも現時点で気になるところはありません。この状態であれば予定通り移動できる状態にありますから、少しでも良い状態で移動できるように準備していきます。馬体重は500キロです」(4/15近況)

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ピクシーナイトは質・量共にレベルの高い調教メニューを与えられていましたが、馬体が萎むことなく、難なく対応できているのは嬉しい限り。そして、これなら予定通りに移動できる状態ということでNF天栄を経由する形で18日に滋賀・ノーザンファームしがらきへ到着しています。今後については馬房の都合が付き次第、入厩となるのが有力かな? まずは初めての長距離輸送による疲れをしっかり癒し、騎乗運動を再開していってもらえればと思います。

また、更新された調教動画を見ると、スムーズに加速できていますし、非常に素軽い走り。500キロあるのに鈍重なところがありません。その一方で繊細なところがあるので、ちょっとしたことで頭を上げたりするのが課題ではあります。まあ、その内に幼さは抜けてくれるでしょう。

距離はマイルぐらいまでだと思いますが、非常に楽しみな1頭であるのは間違いないと思います。

2020年4月19日 (日)

昨年末のG1奪取から直行でいざ牡馬クラシックへ。久々の1戦になるも、早めに帰厩して課題を与えつつ追い切りを丹念に消化。距離に関しては走ってみないと分からない面は正直あるも、最終追い切り後に気配はグンと上昇。最後の直線では馬体を接する形に持ち込み、抜かせない勝負根性を発揮して欲しい。☆サリオス

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Photo_3 サリオス(牡・堀)父ハーツクライ 母サロミナ

日曜中山11R 皐月賞(G1・芝2000m)4枠7番 D.レーンJ

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:15日に南Wコースで時計

堀師「先週、南Wコースでの強い調教を消化した後は、その疲れの回復具合をよく見ていました。前走の調整時に比べると回復具合がスローで、サウジアラビアロイヤルカップ時と同じような感じだったことから、そういった意味では休み明けの影響を感じました。ですので、今週はレースまでに少しでも長く回復する時間を確保できるよう、15日に最終追い切りを行いました。いつも通り南Wコースで行い、先週同様に脩(石橋脩騎手)に跨ってもらいました。終始ジョッキーの意のままに動くことが出来ていますし、直線での反応も先週より向上しており、良い走りを見せてくれたと思います。心肺機能はしっかりと整っていますし、右トモもリフレッシュした分、朝日杯の時よりも具合は良さそうです。馬体重は最新の計測で550キロあり、おそらく中山競馬場までの輸送で10キロほど絞れると見ているので、そこまで大きな変動なく出走させることができそうだと考えています。初めての中山競馬場で距離も2000mへと延びますが、これまでもそういった課題をスムーズにクリアして結果を残してくれていますし、メンタル面の良さがこの馬のストロングポイントですから、今回もこれまでと同様にしっかりと対応してくれると思います」(4/15近況)

助 手 12美坂重 60.2- 44.7- 29.8- 15.4 馬なり余力
石橋脩 15南W稍 69.0- 54.0- 39.9- 13.2 馬なり余力 カフェキング(三未勝)馬なりの内同入

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第3回中山8日目(04月19日)
11R 皐月賞(G1)
芝2000メートル 3歳OP 指定 国際 牡・牝 定量 発走15:40
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 コントレイル 牡3 57 福永祐一
1 2 レクセランス 牡3 57 北村友一
2 3 コルテジア 牡3 57 松山弘平
2 4 テンピン 牡3 57 中井裕二
3 5 サトノフラッグ 牡3 57 C.ルメール
3 6 ディープボンド 牡3 57 横山典弘
4 7 サリオス 牡3 57 D.レーン
4 8 ウインカーネリアン 牡3 57 田辺裕信
5 9 ブラックホール 牡3 57 石川裕紀人
5 10 アメリカンシード 牡3 57 丸山元気
6 11 クリスタルブラック 牡3 57 吉田豊
6 12 マイラプソディ 牡3 57 武豊
7 13 ダーリントンホール 牡3 57 M.デムーロ
7 14 キメラヴェリテ 牡3 57 藤岡康太
7 15 ラインベック 牡3 57 岩田康誠
8 16 ガロアクリーク 牡3 57 L.ヒューイットソン
8 17 ヴェルトライゼンデ 牡3 57 池添謙一
8 18 ビターエンダー 牡3 57 津村明秀

○堀師 「今回は追い切り後の疲労回復が遅く、そのあたりは休み明けの分と見ていますが、安全策でレースまで日にちのある水曜追いを選択しました。時計的にも予定通りで過不足はなかったと思います。14日の計量で550キロ。今回は中山への当日輸送なので、前走時より増えていますが、いい状態で送り出せます」(土曜版・競馬ブックより)

○堀師 「3戦ともに若さを見せたりしながらも、パフォーマンスが素晴らしく、メンタル面の強さなど総合的に見ても、何年かに1頭のレベルの馬だと思います。道悪は分かりませんが、これまでの経験からは、苦にするタイプには該当しません」(日曜版・競馬ブックより)

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【皐月賞】サリオス、堀師の“さじ加減” 水曜追い選択で本番までの時間確保 (スポニチより)

当初、木曜追いという情報が流れていたサリオスがWコースにいる。慌てる報道陣の前で東の大本命は悠々と走りきった。上原助手は「1週前追いを木曜にやって少し回復に時間を要した。最終追いから時間を取りたいということで、ギリギリまで判断してこの日にやりました」と水曜追いの意図を説明した。

この日は終始、軽めのメニュー。序盤からたっぷり息を入れながら運び、ラストも無理をせずカフェキング(3歳未勝利)に併入した。1週前にWコースで5F66秒1~1F11秒8の好時計をマークしており、最終リハは5F69秒0~1F13秒2。同助手は「3月7日に帰厩して十分に乗り込んでいる。追い切り後は息の入り、心肺機能もモニタリングしていて問題はありませんでした」と納得の表情を浮かべた。

無傷3連勝で前走・朝日杯FSを制覇。ここは同じく3戦3勝コントレイルとの初対決に注目が集まる。上原助手は「これまでもタフな流れのレースを勝っている。後ろからコントレイルが来ても抜かせないような競馬ができれば」と期待十分。初の2000メートルについても「凄く操縦性の高い馬。血統的にも距離が延びるのは問題ないと思う」と意に介していなかった。

鞍上は新馬戦以来のコンビとなるダミアン・レーン。新型コロナウイルスまん延予防策として2週間の待機を終え、この日に短期免許(18日~5月17日まで)が交付された。同助手は「こういう大変な状況でも来てくださっている。陣営としても期待は大きい」と再会を待ち望んでいる様子。初来日の昨年、いきなりG1・4勝を挙げたオーストラリアの天才が、並々ならぬ思いで挑む一戦。サリオスはそれに応えられるだけの大器だ。

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サリオスいい状態、気持ち1段階ピリッと(日刊スポーツより)

無敗対決を迎えるサリオス(牡、堀)は美浦坂路を登坂後、南のダートコースでキャンター調整した。雨で馬場に水が浮いていたが、しっかりと走り切った。森助手は「今週追い切ったことで、気持ちが1段階ピリッとしてきました。いい状態で送り出せます」と話した。

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3連勝で朝日杯フュチュリティSを制しながらも、同じように3連勝でホープフルSを勝ったコントレイルに最優秀2歳牡馬の座を奪われてしまったサリオス。東スポ杯2歳Sでの圧巻のパフォーマンスが効いたと思いますが、サリオス自体は歴代の朝日杯フューチュリティSの覇者と比較すると、上位にランクされていい馬だと贔屓目には思います。

前走後はNFしがらきでリフレッシュ。脚元等に問題はありませんでしたが、なかなかピッチが上がらなかったのは正直ヤキモキ。勝手にスプリングS→皐月賞を思い描いていましたが、陣営とすれば早い段階から皐月賞直行を決めていたんでしょう。ひと叩きしない分、早めの3月7日に美浦へ戻ってきて、課題を与えながら丹念に追い切りを重ねてきました。

2歳時は週中の追い切りで6ハロンから行くことがありましたが、週末に時計を控えていた分を補っていましたが、帰厩後は6ハロンから行くことはなくなりましたが、日曜日には坂路でしっかり時計をマーク。週2本時計を出し続けてここまで来ています。最終追いに関してはセーブ気味で物足りなくも見えましたが、賢い馬なので自分で態勢を整えている感じ。直前の気配はレースへ向けての良いスイッチが入っており、毛ヅヤ・馬体の張りは良好。推進力溢れる動きを見せてくれているようです。

ただ、ここまでキャリア3戦。一貫してマイル戦を使ってきているように、距離が延びて良いタイプとは思っていないのも事実。今回は前走から400m延びますが、これまで騎乗してくれた鞍上の感触と操縦性の高さが拠りどころで、大丈夫という事実・結果はありません。4つコーナーを回る競馬には対応してくれそうも、タフな流れになった際にどこまで辛抱が出来るか。昨日の雨の影響が残る馬場はパワー型なので苦にはしないでしょう。

相手関係ですが、牡馬クラシックの第1弾ということで休養中に新星がどんどん出てきましたし、2歳王者のコントレイルも順調。一気に強化されましたが、素質に関しては見劣りはしない筈。レースプランはわざわざ来日してくれたD.レーンJにおまかせですが、レースの流れによって柔軟にポジショニングをしてもらい、最後の直線では有力馬と馬体を接する形で追い比べに持ち込んで欲しいです。離れた位置からスパッと来られると対応しきれないかもしれませんが、勝負根性比べなら雄大な馬格を生かしてのアドバンテージはある筈。一流馬特有のオーラを発してライバルたちを委縮させてもらいたいです。

まあ、まずは不利なく、ロスのない競馬を心掛けてもらい、秘めたる能力を全開で皐月賞へ臨んでもらえればと思います。悔いを残さないようにお願いします。

予定が二転三転して10日競馬での参戦に。意欲的に追い切りを重ねたことで余裕の残る馬体がどこまで絞れてきてくれるか。今回も展開が向かない可能性は高いも、自分のスタイルを崩すことなく追い込み一手で1つでも上の順位を目指して欲しい。★ナイトバナレット

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Photo_3 ナイトバナレット(牡・矢作)父ディープブリランテ 母ナイキフェイバー

日曜阪神9R 山陽特別(芝1400m)6枠7番 坂井瑠J

・在厩場所:栗東トレセン
・次走予定:15日に坂路コースで追い切り

矢作師「15日に坂路で追い切りました。馬場が重たかったこともあって、時計としては目立つものではありませんが、最後までしっかり伸びていましたし、動きも重く感じませんでした。これで気持ちもピリッとしてくるでしょうし、仕上がりとしても良いことから、4月19日の阪神・山陽特別に坂井瑠Jで投票させていただきました。まだ少し馬体に余裕がありますが、牧場でしっかり乗り込んでもらっていたこともあって、これまでのなかでは太く感じないですし、使って良くなっていくタイプだということを考えると、これぐらいの仕上げで丁度良いと思います。また、瑠星が乗るようになってから、ゲートの出が安定するようになり、レース運びがスムーズになっているので、あとは展開一つだと思います」(4/16近況)

助 手 11栗坂良 62.3- 44.3- 29.3- 15.2 馬なり余力
助 手 12栗坂良 58.2- 40.7- 26.4- 13.4 馬なり余力
助 手 15栗坂稍 52.9- 38.5- 25.3- 12.8 一杯に追う キングダムウイナー(三未勝)一杯に0.9秒先行同入
坂井瑠 17栗坂良 55.8- 41.0- 27.3- 13.7 馬なり余力

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第2回阪神8日目(04月19日)
9R 山陽特別
芝1400メートル 4歳上2勝クラス 指定 混合 定量 発走14:15
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 コパノピエール 牡6 57 川須栄彦
2 2 ディアボレット 牝5 55 松若風馬
3 3 ラニカイサンデー 牡6 57 国分恭介
4 4 マジックバローズ 牡5 57 浜中俊
5 5 イーサンパンサー 牡4 57 古川吉洋
6 6 シュバルツボンバー 牡5 57 松田大作
6 7 ナイトバナレット 牡6 57 坂井瑠星
7 8 ヘブンリーデイズ 牡5 57 川田将雅
7 9 パッションチカ 牝6 55 加藤祥太
8 10 カーサデルシエロ 牝5 55 藤岡佑介
8 11 ヤマニンペダラーダ 牡6 57 岩田望来

○宮内助手 「以前ほど出遅れることはなくなりましたが、今回は帰厩して日が浅く、まだ余裕がありますね。今週のひと追いで絞れてくれば」(競馬ブックより)

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前走の花見小路特別では五分のスタートを切ることが出来たナイトバナレット。ただ、その直後に前をカットされポジションを下げてしまい、道中は緩いペースということもあって馬群が固まってレースは進行。その為、ポジションを押し上げて行くことが出来ず、直線でじわじわ脚を繰り出しても、前も伸びているので差は詰まらず。自分の競馬に徹することは出来ましたが、前走は展開が向かず。地力で捻じ伏せる力はないので仕方ありません。

前走後はNFしがらきに放牧に出して乗り込んできましたが、左トモに疲れが溜まっていたようで調教では左へモタれる面が顕著に。馬体のケアを進めながら、モタれ癖の矯正に努めてきた為、当初の見立てよりも復帰が延びてしまうことに。今は馬体のリフレッシュが叶い、そういう面は改善されてはいます。ようやく本来の姿に戻ったナイトバナレットは7日に栗東・矢作厩舎へ。

当初のプランでは来週から始まる東京開催での出走を予定していましたが、馬の移動制限によりプランを変更。京都開催へ切り替えていたのですが、帰厩直後の追い切りで好時計をいきなり叩き出し、蓋を開けてみれば10日競馬でここへの参戦となりました。ただ、牧場時からこれまでよりも増量だったので、どこまで馬体重が絞れてきているかが1つポイント。15日に最終追いをビシッとやっているのですが、17日にもサッと坂路で時計をマーク。このひと追いが効果を発揮して欲しいです。

相手関係に目をやると、11頭と手頃な頭数はナイトバナレットには好材料。連続して3着に食い込んでいるマジックバローズが中心視されますが、抜けた存在ではありませんし、全体的には低調な組み合わせ。ただ、前走同様に今回もSペースで流れそうですし、今の阪神は開催が進んでも速い時計がマークされています。最後の直線でじわじわ脚を繰り出してくれても、馬券に絡むところまでとなるとちょっと辛いかも。

まあ、あとは継続して乗ってもらっている坂井瑠Jの手腕に託したいと思います。また、前走後はダートを試してみたいと言っていたので、ここを使った後はダートへ矛先を向けていくのかなと見ています。

シルクなお馬さん(3歳牡馬・北海道組)

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Photo_3 リアンティサージュ(牡・須貝)父オルフェーヴル 母ローブディサージュ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン14~15秒のキャンター1~2本、残りの日は軽めの調整

担当者「この中間は再度坂路主体に戻して、週1回はハロン14秒ペースまで脚を伸ばしています。負荷を掛けると、若干トモの連動性が上手くいってないようですが、概ね問題ありません。引き続き、このペースで乗り込みを継続していきます。馬体重は476キロです」(4/17近況)

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Photo_3 ハーツクリスタル(牡・高野)父ハーツクライ 母ペンカナプリンセス

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:ウォーキングマシン

担当者「依然として硬さがありますので、この中間も運動時間は増やしていません。ただ、見た目は緩んだ感じがありませんし、実際に体重は安定していますから、その点は良い傾向ですね。この馬なりに毛艶も良く、体調面の心配は要りません。馬体重は526キロです」(4/17近況)

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坂路入りを少なくして、周回コースで実戦を想定した走りを教え込んでいたリアンティサージュですが、この中間から再度坂路中心のメニューへ。速いところへ行くとトモの運びにぎこちなさは残るようですが、トモに疲れが出るところまでは至らず。現メニューをしばらく継続してもらい、更なるステップアップに備えてもらえればと思います。

ハーツクリスタルは無理をすると再度痛めてしまう可能性があるため、ウォーキングマシンのみの運動で我慢の日々。運動量がセーブされている中で馬体重が増え過ぎていないのは○。あとは骨折箇所がいち早く安定してもらいたいです。

シルクなお馬さん(4歳上・北海道組)

Photo モンドインテロ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム早来
・調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン16~18秒のキャンター1本、残りの日はトレッドミルでキャンター

担当者「この中間も同様のペースで進めています。年齢的なこともあると思いますが、まだ幾らか硬さが残っていますね。ただ、以前見られた脚元の浮腫みはありませんし、このまま継続して乗り込みを行っていきます。馬体重は513キロです」(4/17近況)

Photo パラダイスリーフ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム早来
・調教内容:ウォーキングマシン

担当者「徐々に運動時間を増やしながら進めており、依然として脚元の状態は変わりありません。体重に関しても、先々週計測時から大きな変化は無いようですし、この調子でじっくり進めていきます。馬体重は500キロです」(4/17近況)

Photo ブロードアリュール

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:トレッドミルでキャンター

担当者「若干硬さは残るものの、概ね問題ありません。普段から落ち着きがあって、手が掛かりませんし、トレッドミルでしっかり負荷を掛けつつ飼い葉も食べてくれますから、一段と毛艶が良くなってきました。馬体重は514キロです」(4/17近況)

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モンドインテロは年齢的なものもあって歩様の硬さは目立つようですが、脚元自体はスッキリ見せている様子。ただ、硬さが解消することはないと思うので、上手に付き合っていくしかありません。今の状況だと夏の北海道シリーズでの復帰を目指す感じで進めてもらえればとちょうど良いのかなと思います。

パラダイスリーフは徐々にウォーキングマシンでの時間を増やしているようですが、脚元に悪い変化はなし。馬体重もそう増えていないようなので良い汗を掻けているのだと思います。

ブロードアリュールはそろそろ騎乗運動へ移行できそうな雰囲気。丁寧に進めてきたことで内面の充実が伴っているのが嬉しいです。また、騎乗運動再開後もトレッドミルを上手に活用していってもらいたいです。

やや急仕上げでの参戦も、追い切りの動きだけは変わらず良好。今回も末脚に徹する形になりますが、直線は馬場の良いところへ持ち出し、懸命に追ってきて欲しい。展開や人気馬の凡走に乗じて少しでも上の順位を目指してもらいたい。★ロードプレミアム

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Photo_3 ロードプレミアム(牡・斎藤誠)父ディープインパクト 母インディアナギャル

4月19日(日)中山8R・隅田川特別・混合・芝1600mに丸山Jで出走します。4月15日(水)稍重の美浦・ウッドチップコースで5ハロン66.6-52.1-38.4-12.1 6分所を馬なりに乗っています。併せ馬では一杯の相手の外を0秒4先行して0秒2先着。追い切りの短評は「動きだけは文句無」でした。発走は13時55分です。

○斎藤調教師 「4月15日(水)はパートナーに先行し、しっかり先着を果たしました。前走は道悪に泣いて不発に終わったものの、相変わらず稽古は申し分無し。馬場や展開等の条件が揃う必要があるかも知れませんが、力を発揮できる状態で送り込めると思います」

≪調教時計≫
20.04.15 助手 美南W稍 66.6 52.1 38.4 12.1 馬なり余力 キングスバレイ(古馬1勝)一杯の外0秒4先行0秒2先着

☆★画像と情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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第3回中山8日目(04月19日)
8R 隅田川特別
芝1600メートル 4歳上2勝クラス 指定 混合 定量 発走13:55
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 ショーンガウアー せ5 57 津村明秀
2 2 ブランクエンド 牡4 57 武豊
3 3 アランブレラ 牡5 57 L.ヒューイットソン
4 4 ゲバラ 牡4 57 M.デムーロ
5 5 マイティーワークス 牝5 55 野中悠太郎
5 6 ウインオルビット 牡5 57 内田博幸
6 7 スペキュラース 牝4 55 木幡巧也
6 8 ロードプレミアム 牡7 57 丸山元気
7 9 アヴィオール 牝5 55 D.レーン
7 10 ネームユアポイズン せ6 57 福永祐一
8 11 アイスフィヨルド 牡5 57 武藤雅
8 12 シベリアンタイガー せ9 57 松山弘平

○斉藤誠師 「牧場でもしっかり乗ってもらっていたので、仕上がり良好です。好不調の波が少ないタイプ。すまく嵌れば上位に食い込めても不思議はありませんよ」(競馬ブックより)

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トリッキーな中山・芝1600mで最後まで内に拘った騎乗で僅差の4着に食い込んだ前々走のロードプレミアム。速い時計への対応力に課題がある馬なので前走の渋った馬場はプラスに働いてくれると思ったのですが、結果は馬場に足を捕られて伸びあぐねることに。手綱を抱えている間はノメるのを我慢してくれていたようですが、手綱を緩めていざ追い出しに掛かると伸びは案外。タラレバですが、最後の直線は馬場の良いところへ持ち出してから追い出していれば、渋太く脚を繰り出してくれたかも。ちょっと勿体ない競馬だったなあと思います。

リフレッシュ明けをひと叩きし、在厩調整で続戦していくのかなと見ていたプレミアムですが、タフな馬場を走りぬいたダメージが思った以上にあった為、千葉・ケイアイファームへ放牧に出ることに。その後の回復も少し時間が掛かっているようだったので、実績のある中山開催をパスして右回りの関西へ連れていくのかなと見ていたのですが、体調がアップしてきたことで見切り発車気味に帰厩へ。そして10日競馬でここへの参戦となりました。

帰厩後の動きは急仕上げの割に動けていますが、元々が攻めで良く見せるタイプ。一息入ったことで心身のリフレッシュは叶っている様子。ただ、好調教=好成績とは結び付かないので、今回も末脚に徹する形で展開&人気馬の凡走の恩恵で上位を目指していくことになります。12頭と手頃な頭数、馬の移動制限により関東馬オンリーの戦いは追い風と言えるでしょう。過度の期待はかけ辛いも、スムーズな競馬を心掛け、直線は馬場の良いところを通ってきてもらって1つでも上の順位を目指してもらいたいです。

18日にNFしがらきへ無事到着しています。☆ヒーズオールザット

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Photo ヒーズオールザット(牡・藤原英)父ブラックタイド 母シーイズトウショウ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港/18日に滋賀県・NFしがらきへ移動予定
・調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン14~16秒のキャンター2本、残りの日は軽めの調整

担当者「この中間も週3回坂路を登坂しており、その内の1回はハロン14秒までペースを上げています。負荷を掛けた後も疲れを見せることはなく、むしろ飼い葉をよく食べて体も維持できていますから、それだけ体力が付いてきている証拠だと思います。暖かくなってきたことで、馬体の張り・艶が更に良くなり、脚元など不安なところはありません。調教を進めて行くと精神的に落ち着きがなくなりますが、休ませるときはしっかり楽をさせていることもあって、現状は悪い方には向いていません。今後もスペルを入れながら調教を進めて行きたいと考えています。このまま問題なければ、今月末か来月早々には本州へ移動する方向で進めているので、今の状態を維持しながら調整していきます。馬体重は510キロです」(4/15近況)

⇒⇒18日に滋賀県・ノーザンファームしがらきへ移動しています。

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15日の近況更新の際、NF天栄を経由してNFしがらきへ移動することが伝えられたヒーズオールザットは無事18日に到着。ひとまずは輸送による疲れの解消・馬体重の回復に努めてもらい、繊細な面を考慮して新しい環境に時間を掛けて慣らしていってもらえればと思います。

また、離れる前の北海道では週3回の登坂の内、1本はハロン14秒までペースアップ。疲れを見せることなく対応できているのは何より。良い刺激になって活気が出てきているように思います。ただ、気難しさを抱えているので、1つリズムを乱すと、ズルズル悪い方へ行きかねないので、NFしがらきでも適度に息抜きをさせ、厩舎から声が掛かるのを待ってもらえればと思います。

トモに疲れが出やすい体質+右前球節の腫れを抱え、障害練習は封印してソフトな調教・追い切りに終始。まずは無事完走して欲しいも、レース内容に進化は期待し辛く、今回も苦戦は免れません。★ヴェルトゥアル

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Photo ヴェルトゥアル(牡・稲垣)父スマートファルコン 母シルクユニバーサル

日曜福島5R 障害4歳上未勝利(障2750m)7枠9番 五十嵐J

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:15日に南Wコースで時計

稲垣師「15日に南Wコースで追い切りを行いました。3週続けて五十嵐騎手に跨ってもらい単走で行いましたが、動きに問題はなかったですし、予定通り今週出走させても力を発揮できる態勢は整っていると思います。福島の障害戦は襷コースやバンケットがあり、少しトリッキーなので実際に走ってみないことには何とも言えませんが、そこまで不器用なタイプでもないと思いますし、上手くこなしてこの先に繋がる走りを見せてもらいたいところです。行ければ前目のポジションに付けて欲しいところですが、他馬の動きやスタートからの流れがどうなるかによって左右されますし、最終的にはジョッキーのその時の判断に委ねたいと思います。なお、どうしても調教後は右前脚に張りが出やすいですし、レースまで障害は飛ばさない方向で考えています」(4/15近況)

五十嵐 15南W稍 67.7- 52.7- 39.4- 12.8 馬なり余力

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第1回福島4日目(04月19日)
5R 障害4歳上未勝利
障2750メートル 定量 発走12:00
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 シゲルシマダイ 牡7 60 植野貴也
2 2 ゲンパチシャドウ 牡4 59 江田勇亮
3 3 クリノハプスブルク 牡6 60 大庭和弥
4 4 ゴルトグランツ 牡4 59 小野寺祐太
5 5 ワラウウマザンマイ 牡4 59 草野太郎
5 6 ラインコマンダー 牡4 59 上野翔
6 7 メイショウハニー 牝5 58 平沢健治
6 8 クールエイジア 牡8 60 伴啓太
7 9 ヴェルトゥアル 牡5 60 五十嵐雄祐
7 10 ディード 牡4 59 熊沢重文
8 11 オブリゲーション 牡7 60 小坂忠士
8 12 リーチザサミット せ4 59 大江原圭

○稲垣師 「右回りの方が良さそうとジョッキー。福島で見直したいが、変わり身はひと息で」(競馬ブックより)

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障害レース転向2戦目となった前走は右回りに替わり、ヴェルトゥアルの右にモタれる面はマシになりましたが、スタート直後に窮屈になり、最後方からの競馬に。その後は急かさずにリズム重視で淡々と飛越をこなしていきましたが、道中でポジションを押し上げることは出来ず。そして最後2つの障害で乱れてしまった為、結局は最後方のまま競馬を終えてしまいました。

まさかの惨敗に頭を抱えましたが、デビュー戦で右へ大きくモタれてしまった為、五十嵐Jは恐る恐る乗っていた分もあるのでしょう。スターを五分に出て、レースの流れに乗せていった際にどういう競馬を見せてくれるかです。

前走後はNF天栄でリフレッシュ。春の福島に目標を定めてコツコツ乗り込んできましたが、背腰からトモにかけての疲れが出やすいことから、坂路入りは控え、周回コースで長目を乗り込むように。調教を休むようなことはなかったですが、正直攻め切れていません。そんな中、レースが近づいてきたことから3月12日に美浦・稲垣厩舎へ帰厩しました。

美浦トレセンへ戻った当初は時計を出さずに慎重に進めていたのですが、障害練習での疲れ・反動から右前球節に腫れを確認。幸い、大事には至っていませんが、その後はトモの疲れ・球節の腫れという二重苦を気にしつつ、加減した調教・追い切りに終始してきました。また、トレセンでの障害練習は封印。体調自体は良さそうですが、脚元が障害レースに耐えられる状態と言えるかとなると…。雨の影響でタフな馬場が予想されるのも不安でしかありません。

そろそろ障害戦で結果を出して欲しい気持ちはありますが、今回はこれまで以上に無事に完走して欲しいという気持ちが強いです。ただ、その一方でレース内容に進歩が見られなければ、人馬の故障を避ける意味でも、平地へ戻すこともを考えていかないとダメでしょう。ヴェルトゥアルにとって今後を左右するレースになってくるのかなあと思います。

ロードなお馬さん(2歳牡馬)

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Photo_6 ロードラスター(牡・千田)父リオンディーズ 母スターコレクション

三石・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1000m→キャンター2400~3600m(1ハロン20~22秒ペース)もしくはトレッドミル・並脚600m→ダク1000m→キャンター2500~3500mもしくはウッドチップ坂路コース・キャンター1200m×1本(1ハロン14~18秒ペース)。3月下旬測定の馬体重は492キロ。

○当地スタッフ 「4月を迎えて15-15を取り入れてからも無難に進んでいるものの、ここに来て両前脚にソエが出始めています。僅かな触診痛が認められるぐらいで、歩様には影響が及んでいない状況。今のところはペースを落とさず、積極的に乗り込むつもりです」

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Photo_6 ロードギガース(牡・杉山)父ダンカーク 母ダイヤモンドローズ

三石・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1000m→キャンター2400~3600m(1ハロン20~22秒ペース)もしくはトレッドミル・並脚600m→ダク1000m→キャンター2500~3500mもしくはウッドチップ坂路コース・キャンター1200m×1本(1ハロン14~18秒ペース)。3月下旬測定の馬体重は506キロ。

○当地スタッフ 「左前脚のソエは小康状態。様子を見ながら15-15を交えている他、1周800mのダートでトラックの走りを学んでいます。今のところはスピード調教でもスムーズな走り。この先もショックウェーブを打ちつつ、馬自身の具合に応じて進めたいです」

☆★画像と情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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ラスターはハロン15秒の調教を取り入れ、ひとまず順調に進んでいますが、両前脚にソエの兆候。触ると反応するようですが、コツコツとした歩様には至っていないとのこと。甘やかさないのは悪いことではないですが、ラスターは馬体重の増減も少し激しいので、牡馬らしい逞しさを備えていってもらいたいです。

ギガースも先月と比べると大きく馬体は減っていますが、こちらはお腹回りにかなり余裕があったので、無駄肉を削いだ分だと思います。左前のソエはひとまず落ち着いた様子。定期的にショックウェーブ等の治療を行いながら、悪化しないように注意してもらえればと思います。また、主戦場はダートの中距離になってくると思うので、デビューは早くても夏頃と見据えて、マイペースで乗り込んでいってもらえればと思います。

シルクなお馬さん(3歳牝馬・牧場組)

Photo_3 ポレンティア

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・調教内容:坂路コースで軽めのキャンター

天栄担当者「乗り出し開始後も体は萎まず、体調面に問題はなさそうなので、今週半ばから坂路コースで軽めに乗り始めています。トモの状態にもこれまでと比較して特に気になるようなところはありませんから、少しずつペースを上げていければと思います。馬体重は507キロです」(4/17近況)

Photo_3 オーサムゲイル

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン17秒

調教主任「馬体回復に専念しながらトレッドミルで運動を行っていましたが、徐々にフックラしてきましたので、この中間から坂路で乗り出しています。馬体の張り・艶はまだ良化途上ですが、あまり時間もないことですし、しっかり乗り込みながら良くしていきたいと思います。馬体重は436キロです」(4/17近況)

Photo_3 ミスビアンカ

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、周回コースでキャンター、坂路コースでハロン17秒

厩舎長「先週一杯は馬体回復に専念しながら軽めの運動を行っていましたが、徐々に馬体が戻ってきましたので、今週から坂路・周回コースで乗り出しています。まだ本来の姿と比較すると、物足りなさを感じますが、疲れが取れて元気が戻ってきましたので、もう少し馬の状態に合わせて進めて行けば、更に良くなってくると思います。馬体重は466キロです」(4/17近況)

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ポレンティアは先週から少し馬体は減らしていますが、乗り込みを始めたことで馬体の張り等は良くなってきている筈。状態は緩やかに上昇中と言えるでしょうが、もう少しの間は体調と相談しながらコツコツ乗り進めてもらえればと思います。

オーサムゲイルはトレッドミルを併用する形ですが、坂路で普通キャンターを開始。馬体重が減っていないのは○ですが、毛ヅヤや張りはまだまだ。変わり身を求めるのは酷かもしれませんが、暖かくなってきたことで良化スピードが上がってくれることを願っています。

ミスビアンカは前走で減ってしまった馬体が徐々に回復。それに伴い、周回コース&坂路で乗り出しています。ただ、馬体はもっとフックラして欲しいですし、これから力をつけていくタイプ。土台がしっかりしてくれば、持ち前のスピードに磨きが掛かってくると思います。

ロードなお馬さん(牡馬・牧場組)

Photo_6 ロードダヴィンチ

三石・ケイアイファーム在厩。休養。

○当地スタッフ 「触診で張りや腫れは認められぬものの、左前脚は幾らか熱っぽい感じですね。手入れの際に冷却を行なう程度で、それ以外は基本的に舎飼いの生活。まずは休ませるのが最善策・・・との話だけに、しばらくは同様のパターンを続けるでしょう」

Photo_6 ロードユリシス

千葉・ケイアイファーム在厩。放牧4時間。

○当地スタッフ 「行動範囲が広がってからも右前脚の状態は良い意味で平行線を保っている印象。依然として歩様についてもスムーズです。次にレントゲン検査を行なうのはもう少し先になりそう。獣医師の指示に従いつつ、今しばらくは安静に努めるのみでしょう」

Photo_6 ロードドミニオン

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン15~20秒ペース)。

○当地スタッフ 「4月10日(金)に半マイルから15-15を消化しました。このスピードで走ったのは久々。息が重いのは考えていた通りで、1本目としては及第点を与えられるでしょう。週1、2本の割合で同様の稽古を積む方針。少しずつ良化を遂げるはずです」

Photo_6 ロードセッション

京都・宇治田原優駿ステーブル在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク600m→ハッキング2400m、ウッドチップ坂路コース・キャンター900m×1本(1ハロン15~20秒ペース)。

○当地スタッフ 「先週末より15-15の稽古を課すように。無難に対応できています。その後も飼い葉は安定。反動は大丈夫ですね。この調子でコンスタントに乗り込めればOK。高橋先生とは密に連絡を取り合っており、今後も意見を交えながら進めましょう」

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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ダヴィンチは脚元の症状が落ち着くことなく、深刻に思えてきますが、ひとまず馬房で休養させ、患部のケアに専念してもらえればと思います。復帰までの道のりは長くなりましたが、根気よく接していってもらえればと思います。

ユリシスも療養中ですが、こちらは順調な過程。4月末に改めてレントゲン検査を行うと思うので、そこへ向けて着実な良化をお願いします。

ドミニオンは普通キャンターで乗り込んでいましたが、10日にハロン15秒の調教を試すことに。息遣いはまだまだですが、案外動きは良かった様子。今月末には帰厩できるように意欲的に攻めていって欲しいです。

個人的にはセッションは心身の成長を促すことに重きを置いて、じっくり乗り進めて欲しいのですが、現状の雰囲気なら3歳馬同士の内に1勝クラスへの出走となりそう。即通用とは行かないでしょうが、まだまだ伸びシロは大きいので経験を積みながら地道に力をつけていってもらえればと思います。

2020年4月18日 (土)

一頓挫あった前走とは違い、今回の臨戦過程は頗る順調。余裕のあった馬体は引き締まっているので、叩いた上積みが見込める筈。ただ、絶対王者のオジュウチョウサンも状態面で不安がなく5連覇が濃厚。タフな競馬になると思いますが、まずは無事完走して上位へ食い込んでいって欲しい。☆ブライトクォーツ

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Photo_3 ブライトクォーツ(牡・荒川)父ワークフォース 母レースドール

土曜中山10R 中山グランドジャンプ(J-G1・障4250m)5枠5番 西谷J

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:15日に障害練習、CWコースで追い切り

荒川師「15日に障害練習を軽く行った後に、CWコースで時計を出しました。先週しっかり負荷を掛けているので、今週は中山までの輸送を考慮して反応を確かめる程度に抑えています。騎乗した西谷誠騎手は『前走時も追い切りは良い動きをしていましたが、やはり一度レースを使ったことで、更に動きが素軽くなっていますね。上積みが感じられますし、スタミナ勝負に持ち込むことが出来れば前走以上のレースが期待できると思います。前走は後ろからライオン(オジュウチョウサン)がものすごい勢いで来たと思ったら、あっさり交わされてしまいましたし、今回も厳しいレースになると思いますが、もう一度乗りたいと思っていただけに期待に添えられるように頑張ります』と言っていました。前回は調整段階で脚元に疲れが見られた為に調整が難しかったですが、今回は順調そのものですし、この馬自身良くなっています。一度使った上積みから良い競馬をしてくれると思いますし、展開次第で着順は変わってくるはずです。ただ、オジュウチョウサンは前走を見る限り、少し抜けているなと思いますし、それを負かすには運も必要になってきます。でも、スタミナだけはどの馬にも負けない自信があるので、西谷誠騎手にはこの馬の持ち味を活かすレースをしてもらいたいですね」(4/15近況)

助 手 12栗坂良 58.7- 42.3- 27.8- 13.8 馬なり余力
西 谷 15CW稍 84.9- 67.4- 52.5- 39.0- 12.2 馬なり余力

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第3回中山7日目(04月18日)
11R 中山グランドJ(J-G1)
障4250メートル 4歳上障害OP 国際 定量 発走15:40
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 シングンマイケル せ6 63 金子光希
2 2 ヒロシゲセブン 牡5 63 高田潤
3 3 コスモロブロイ 牡5 63 草野太郎
4 4 ユイノシンドバッド 牡5 63 大江原圭
5 5 ブライトクォーツ 牡6 63 西谷誠
6 6 オジュウチョウサン 牡9 63 石神深一
6 7 シンキングダンサー 牡7 63 五十嵐雄祐
7 8 メドウラーク 牡9 63 北沢伸也
7 9 セガールフォンテン 牡10 63 上野翔
8 10 アズマタックン 牡7 63 小坂忠士
8 11 メイショウダッサイ 牡7 63 森一馬

○佐藤助手 「前走で出していってくれたのは、今回につながると思う。止まったとはいえ、見どころ十分だったしね。スタミナ豊富で距離が延びるのは歓迎。相手は強力だが、22キロ増を使った上積みもあるだろう」(競馬ブックより)

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前走へ向かう2週間ほど前、右前球節に疲れが見られ、週中の追い切りを1本パスすることになったブライトクォーツ。不安箇所は楽をさせ、時間の経過と共に良くなりましたが、一頓挫が尾を引く形でレース当日は前走から22キロ増。毛ヅヤ・馬体の張りは良かったですが、お腹回りはさすがにボテッと見せていました。ですので、G1の次走を睨んで無理をしない競馬に努めるのかなと見ていたら、五分のスタートを切ると押して押して前へ。トラストのハナを叩くとは全く想像もしていませんでした。

道中は引き離し気味の逃げ。淡々と飛越をこなし、勝負どころから後続に迫られても、それなりに辛抱できていたと思います。そして最後の直線入り口では4頭が横へ並ぶ形。ブライトクォーツには苦しい展開になりましたが、内からもうひと踏ん張りして最終障害を迎えましたが、さすがにプラス22キロでは息切れ。飛び終えた後にバランスを崩してしまうと立て直すのがやっと。6着に敗れて掲示板を外したのはちょっと残念でしたが、本番に繋がる中身の濃いレースだったと思います。

このレースでは改めて障害の絶対王者・オジュウチョウサンの強さを知ることに。約1年ぶりの障害でライバルを9馬身差引き離すんですから、まさに化け物。時代が悪かったとしか言えません。

前走後のブライトクォーツは在厩調整を続けて、春の大一番・中山グランドジャンプへ。この中間は右前の球節に疲れが出ることなく、調整は順調。プール調教を併用することで内面の強化・馬体の引き締めに取り組んできました。追い切りの短評に『馬体引き締まる』と示されていますし、今度は中山への長距離輸送があるので、昨年暮れの中山大障害と同じようなシルエットで出走してきてくれるでしょう。叩いた上積みは十分期待できるでしょう。

ただ、オジュウチョウサン・シングンマイケル・メイショウダッサイといったライバルも臨戦過程は良好。ひと叩きして確実に良くなっています。

おそらくレース中は雨で、よりタフなレースになることは必至。スタミナ自慢のこの馬には向くかと思いますが、まずは1つ1つ丁寧に飛越を終えていってもらえればと思います。前走はハナへ行くことを選択しましたが、今回はどうするのか。引き続き騎乗してくれる西谷Jのレースプランが気になります。勝ちにいくなら、早めに一旦動いてオジュウチョウサンとの差をつけておきたいです。ただ、オジュウチョウサンを負かすのは至難の業。たまに飛越に雑なところがあるので、そこに期待するというか付け入ることができれば…。まあ、ブライトクォーツもまずは無事に完走することが1番。その中でどこまで上位へ食い込んでいけるか。期待半分・不安半分でレースを見守りたいです。

昇級戦の前走で9着に崩れた後、中1週での重賞挑戦。肝心のデキが一息で苦戦は免れません。五分のスタートから前々の競馬でどこまで辛抱できるかどうかですが、自分の競馬に徹することで今後の糧となって欲しい。★ロードベイリーフ

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Photo_6 ロードベイリーフ(牡・森田)父ヴァンセンヌ 母ショウナンアオバ

4月18日(土)阪神11R・アーリントンC(G3)・国際・芝1600mに坂井瑠Jで出走します。4月15日(水)稍重の栗東・坂路コースで1本目に55.8-40.5-26.5-13.4 一杯に追っています。併せ馬では一杯の相手を1秒2追走して0秒4先着。追い切りの短評は「先着も伸び案外」でした。発走は15時30分です。

○森田調教師「好調な松山騎手に一旦は内定したものの、ジョッキーの移動制限により予定が変更。とは言え、フルゲートを割れて出走が叶うのは何よりだと思います。4月15日(水)の様子からも、状態に関しては大丈夫そう。何とか3着以内を・・・ですね」

≪調教時計≫
20.04.15 助手 栗東坂稍1回 55.8 40.5 26.5 13.4 一杯に追う カフジグローリー(古馬1勝)一杯を1秒2追走0秒4先着

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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第2回阪神7日目(04月18日)
11R アーリントンC(G3)
芝1600メートル 3歳OP 指定 国際 馬齢 発走15:30
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 ノルカソルカ 牡3 56 幸英明
2 2 デュードヴァン 牡3 56 三浦皇成
3 3 チュウワノキセキ 牡3 56 浜中俊
4 4 トリプルエース 牡3 56 川田将雅
5 5 ジュンライトボルト 牡3 56 藤井勘一郎
5 6 タイセイビジョン 牡3 56 石橋脩
6 7 ボンオムトゥック 牝3 54 藤岡佑介
6 8 リインフォース 牡3 56 泉谷楓真
7 9 プリンスリターン 牡3 56 原田和真
7 10 ギルデッドミラー 牝3 54 岩田望来
8 11 ロードベイリーフ 牡3 56 坂井瑠星
8 12 グランレイ 牡3 56 太宰啓介

○森田師 「前走はトモがついてこなくてスタートがひと息だったよう。そのあたりが気になるけど、前で競馬ができている馬だからね。体調は悪くないし、流れに乗れれば」(競馬ブックより)

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8戦目にして初勝利を挙げたロードベイリーフですが、ひと押し足りないだけで良いスピードを生かして差のない競馬は出来ていました。それ故、昇級戦でも互角の競馬が出来るんじゃないかなと期待した前走でしたが、身のこなしに硬さが目立ち、トリッキーな中山コースの外枠で出負け。トモの入りが良くなかった様子。そして道中は外々を回される形になって見せ場なく9着に沈んでしまいました。

その前走から中1週で臨む今回。前走後すぐにここへのチャレンジが示唆されていましたが、フルゲート割れでスンナリ出走できることになったのは良かったと思いますが、状態面に関しては正直厳しそう。追い切りの動きは平凡ですし、トモの具合が回復できていないので推進力に欠ける感じ。前走からの巻き返しを期待できる気配は正直感じられません。

また、相手関係ですが、ベイリーフ以外は前走で掲示板を確保。格的にはタイセイビジョンでしょうが、プリンスリターン・ボンオムトゥックあたりも差はなさそう。道悪が残れば、トリプルエース・ノルカソルカが浮上しそう。粒が揃っています。

苦戦は避けられませんが、ひとまずベイリーフにはスタートを五分に出てもらい、好走パターンの前々の競馬から早めに前へプレッシャーをかける形を貫いてもらえればと思います。あとはデキ落ちながらも、どこまで辛抱できるかどうか。ここを使った後はじっくり立て直されることになると思うので、果敢に挑戦したことが今後に何か役立ってもらえればと思います。

17日に帰厩。昇級戦の次走は来月9日の京都・ダ1800(牝馬)をひとまず予定しています。☆ルコントブルー

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Photo_3 ルコントブルー(牝・勢司)父キズナ 母シェアザストーリー

・在厩場所:17日に美浦トレセンへ帰厩
・次走予定:5月9日の京都・ダ1800m(牝)

勢司師「ノーザンファーム天栄で順調に乗り込みを重ねられていたようなので、17日の検疫で帰厩させていただきました。明日から乗り運動を開始していく予定ですが、今のところ5月9日に京都で組まれている牝馬限定のダ1800m戦を目標にしたいと考えています」(4/17近況)

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帰厩を意識した調教へ移行していたルコントブルーですが、その後も変わらず順調に来ていたことから17日に美浦・勢司厩舎へ帰厩しています。

状態・動きが上がってきている中でスムーズに移動が叶ったのは何より。また、昇級戦の次走に関しても発表があり、来月9日の京都・ダ1800m(牝馬)を目指して進めていくこととなりました。ただ、ダ1800mの牝馬限定・1勝クラスの番組はここしかないので、どうしてもメンバーが集まりますし、他ブロックへの出走制限が延長になる可能性が高そう。そうなると問答なしにここへは使えません。ダメな場合に備えて次の手を考えておいてもらいたいです。

予定していた先週の福島戦を除外になってここへ。追い切りでは少しずつ動けるようになっているも、距離適性を掴めていない現状。18頭立てで粒の揃ったメンバー構成。正直好走するイメージは沸きませんが、何か今後に繋がるものを見せて欲しい。★ロードフェローズ

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Photo_6 ロードフェローズ(牡・藤岡)父エイシンフラッシュ 母ティアーモ

4月18日(土)阪神5R・3歳未勝利・混合・芝2200mに秋山真Jで出走します。4月15日(水)稍重の栗東・Cウッドチップコースで6ハロン83.4-66.6-52.6-38.7-12.0 5分所を一杯に追っています。併せ馬では末強目の相手の外を0秒6先行して首遅れ。追い切りの短評は「遅れ心配なし」でした。発走は12時15分です。

○藤岡調教師 「4月15日(水)も気合いを付ける格好。しっかり最後まで動けていたように、段々と良化を遂げている印象ですね。番組の都合上、今週は阪神へ。長丁場への適性に関しては何とも言えぬものの、この選択がプラスに働けば・・・と思っています」

≪調教時計≫
20.04.15 助手 栗CW稍 83.4 66.6 52.6 38.7 12.0 一杯に追う テーオーフォルテ(古馬2勝)末強目の外0秒6先行首遅れ

☆★画像と情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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第2回阪神7日目(04月18日)
5R 3歳未勝利
芝2000メートル 指定 混合 馬齢 発走12:15
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 インディビジュアル 牡3 56 太宰啓介
1 2 アズマエピカリス 牡3 56 川須栄彦
2 3 ロードフェローズ 牡3 56 秋山真一郎
2 4 ウィズダイヤモンズ 牝3 54 石橋脩
3 5 マブルーク 牡3 56 坂井瑠星
3 6 テイエムワールド 牡3 56 田中健
4 7 フェアウェルキッス 牝3 54 松田大作
4 8 メイショウコジョウ 牡3 53 泉谷楓真
5 9 サングレデクリスト 牡3 56 川田将雅
5 10 ビービーグラビティ 牡3 56 小崎綾也
6 11 シセイイワイ 牝3 53 岩田望来
6 12 ロックグラス 牡3 56 幸英明
7 13 ワンダーエルツ 牡3 56 荻野琢真
7 14 モリンガ 牝3 54 岩崎翼
8 15 ナリタザクラ 牡3 56 藤岡佑介
8 16 デルマラッキーガイ 牡3 56 松若風馬
8 17 ジャスパーシャイン 牡3 56 古川吉洋

○影山助手 「前走の内容は悪くなかったし、使いつつ良化。折り合いに不安はないので、ゆったり運べる距離で流れに乗って運べれば」(競馬ブックより)

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先週の福島・芝2600mで長丁場への適性を確認したかったロードフェローズですが、残念ながら除外に。その後の予定は示されていませんでしたが、今週の阪神・芝2200mへ出走することになりました。

前走はマイル戦でしたが、出たなりの位置で折り合って進め、4角からから直線へ向くまでは手応え上々。一瞬、応援の力が入ったのですが、
追われてからグッと来るところがなくひと伸びを欠いてしまいました。ただ、終わってみれば、勝ち馬が強過ぎましたし、全体的にもレベルの高い1戦。そこで7着なら、個人的にはそんなに悲観することもないのかなと見ています。ですが、陣営とすれば、伸び切れないことを重んじて、長距離戦で先手を奪って粘り込むような形がベターということで、再度距離を延ばすことになりました。

フェローズの適性に関しては掴みかねますが、個人的には更に1ハロン短縮して1400mあたりで末脚に賭けた方が可能性があるのかなと。また、手応えはあるのに伸び切れないことから芝よりもダートの方が合っているのかなあとも思います。

話題をレースへ戻しますが、相手関係に目をやると前走で2着に来た馬が4頭いる粒の揃ったメンバー構成。そしてフルゲート18頭立て。前へ行きたい馬もチラホラ見受けられるので、フェローズには非常に厳しい舞台・条件。追い切りの動きを見ると、少しずつしっかりしてきているように思いますが、ここで好走するイメージは沸いてきません。

秋山真Jとは2度目のコンビ結成。ある程度癖は掴んでくれているでしょうが、前回騎乗時は京都・芝2200mで、レース後のコメントでは距離を縮めた方がベターとのジャッジだったんですよねえ…。まあ、今回は前々での積極策を指示されると思うので、前走の記憶をリセットして、何とかフェローズの新味を引き出して欲しいです。

シルクなお馬さん(牡馬・来週出走予定)

Photo_3 クァンタムリープ

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:15日に南Wコースで時計
・次走予定:福島4月26日・芝1200m

鹿戸師「15日に南Wコースで併せて追い切りを行いました。2頭併せで行いましたが、道中はクァンタムリープが2馬身先行する形から、最後は併入で終えています。帰厩後から順調そのもので、攻め馬でしっかり動くことが出来ていますし、今のところ息遣いも問題ありません。具体的な番組についてですが、前走のようにダート戦で内枠を引いてしまうと、露骨にキックバックを嫌がって、レースを止めてしまいますので、今回は再度芝の短いところを使いたいと考えています。また、今週の動きから、あと1週あれば十分仕上がりそうですので、来週の福島・芝1200mを目標に進めていきたいと思います」(4/15近況)

助 手 12美坂重 54.9- 39.1- 24.9- 12.2 馬なり余力
助 手 15南W稍 67.3- 52.0- 38.7- 11.8 馬なり余力 マスターワーク(三未勝)馬なりの外0.4秒先行同入

Photo アマネセール

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:15日にダートコースで追い切り
・次走予定:京都4月25日・芝1800m(福永J)

斉藤崇師「15日にダートコースで追い切りました。先週の段階でもそこまで力むことなく折り合って走っていましたが、今回はそれ以上に我慢が利いていたこともあって、最後の伸び脚はなかなか良かったですよ。前回は力みが強く、フォーム修正に時間が掛かったこともありますし、その点を考えるとここまで理想通りに調整することが出来ています。1週前としては順調に仕上がってきていますので、今の雰囲気を大事にしながら来週の競馬に備えて行きたいと思います」(4/16近況)

助 手 12CW良 84.5- 68.9- 54.7- 41.0- 13.6 馬なり余力
助 手 15栗B稍 84.6- 68.1- 52.9- 38.8- 11.6 追って一杯

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クァンタムリープは来週の福島・芝1200mを目指すことに。血統を考えるとベストな条件だと思いますが、芝のスピードに対応できるかどうかが大きな鍵に。追い切りに関してはこれまで通りの好内容なので、良い仕上がりでレースへ臨めそうです。

アマネセールは追い切りから力まずに終いを伸ばすことに専念。少しずつ覚えてくれていると思うので、来週の最終追いでは更にシャープな伸びを見せてもらえればと思います。気性の勝った馬なので久々は苦にしないでしょう。あとは去勢したことで馬体重が減っているようなら、レース当日までに少しでも戻しておいて欲しいです。

2020年4月17日 (金)

デビュー戦は来月3日の福島・ダ1700m(若手)を予定しています。鞍上は西村淳J。☆パーフェクトルール

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Photo_3 パーフェクトルール(牡・小崎)父ルーラーシップ 母パーフェクトジョイ

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:16日にCWコースで追い切り
・次走予定:福島5月3日・ダ1700m・若手(西村淳J)

小崎師「16日にCWコースで追い切りました。長めから時計を出すのは今回が初めてでしたので、どれだけ動いてくれるのか確認しましたが、強め1本目としてはまずまず動いてくれましたね。ただ、早い段階からペースを上げて行こうとすると、フォームがバラバラになってくるので、抱えながら徐々にスピードを上げて行くようにしています。まだ馬体は成長段階ですが、ノーザンファームしがらきで鍛えてもらっていたことで入厩当初よりは良くなってきています。調教の感じから最初はダートの中距離あたりが良いと思いますので、このまま順調に進められるなら、5月3日の福島・ダ1700m(若手騎手)に向かいたいと考えています。なお、ジョッキーは西村淳也騎手に依頼しています」(4/16近況)

助 手 12栗坂良 54.9- 40.3- 26.5- 13.3 馬なり余力 エイシンワルツ(三歳1勝)一杯に0.3秒先行0.2秒先着
助 手 16CW良 86.5- 69.6- 54.5- 40.5- 12.4 強めに追う アイムポッシブル(三未勝)強めの外を0.4秒先行5F付0.1秒先着

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出資しているシルクの3歳馬で唯一、未デビューなのがパーフェクトルール。今月2日に帰厩し、これまでは坂路で追い切りを重ねてきましたが、徐々に余裕が出てきている感じ。そして16日の追い切りは初めてCWコースで追われましたが、先行する形でしたが、最後まで併走馬に抜かせずに先着。時計は平凡ですが、まずまずの動き。ただ、手綱を離すとフォームがバラバラになってくるということでまだまだ弱さを抱えています。これから更に追い切りを重ねていって、少しずつでもしっかりしてきてもらえればと思います。

また、このまま順調に進めることが出来れば、来月3日の福島・ダ1700m(若手)でのデビューを予定。いずれは芝の中距離で頑張って欲しい馬ですが、パンとしていない現状なのでダートでのデビューは妥当かなと思います。デビュー戦からいきなり格好をつけることが出来るようにお願いしたいです。

シルクなお馬さん(関東2歳牡馬)

Photo ドゥラモンド

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:馬場で軽めのキャンター、ゲート練習

手塚師「この中間もゲート練習を中心に調教を行っています。スイッチが入りそうな雰囲気があったので、気を付けて進めていた駐立については、大人しく立つことが出来るようになってきましたね。発馬の方も練習するに連れて上達してきています。ただ、ここに来て少し枠入りを渋るようになってきましたので、ゲートに対して気持ちが悪い方に向かないよう、気を付けていく必要がありそうです。それでも、全体的には良くなってきていますから、そろそろゲート試験を受けることも検討していきたいと考えています」(4/16近況)

助 手 12美坂重 63.0- 47.1- 31.1- 14.9 馬なり余力

Photo アンダープロット

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週1回屋内坂路コースでハロン15~16秒のキャンター2本、週3回周回コースで軽めのキャンター2500m、残りの日は軽めの調整

担当者「現在は坂路入りするのは週1回だけですが、その分周回コースで週3回乗り込んでいるので、運動量はしっかりと確保することが出来ています。この中間も坂路では最後まで良い手応えで登坂できていますし、動きにも段々と力強さが出て来ている印象です。坂路・周回ともに追えば時計を出せますし、控えればちゃんと抑えられ、ある程度折り合いを付けて走れますから、今後はさらに中身の濃い調教に取り組んでいきたいところです。時折ヤンチャなところを見せますが、気が悪いわけではなく誰でも乗れますから、気性面に関しても特に問題はありませんよ」(4/15近況)

Photo セラフィナイト

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン15~16秒のキャンター1~2本、週1回周回コースで軽めのキャンター2500m、残りの日は軽めの調整

担当者「宮田調教師よりじっくり育てて欲しいという依頼を受けていますので、この中間も無理にペースを上げることなく進めています。前だけで少し走ろうとするところはありますが、全体的に動きは良いですね。生まれも遅いですからこれからまだ成長してくると思いますし、馬体が完成した時のことを考えると非常に楽しみですね。また、調教を重ねても体が減ることなく、むしろ筋肉が付いて大きく見せられるようになってきました。良いものを秘めているだけに、じっくりと鍛えて、夏場から秋にかけての移動を目標に進めていきたいと思います。馬体重は430キロです」(4/15近況)

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ドゥラモンドは引き続きゲート練習中心の日々。豹変しそうなところがあるので丁寧に教えています。その結果、一連の流れはだいぶスムーズに。ただ、最近になってゲートへの寄りが悪くなってきているので、ごね出さない内に1度ゲート試験に挑戦するのもありでしょう。

アンダープロットはこの中間坂路入りは1日にし、その分週3日は周回コースで乗り出すように。運動量自体はさほど変わらないようなので、まずは周回コースで息の入れ方や折り合いなどの走りの基礎をしっかり教え込んでもらえればと思います。やんちゃな面を見せているようですが、元気よく調教に取り組めていると前向きに捉えたいです。

セラフィナイトはまだまだ小さいですが、それなりの負荷を掛けても馬体重が減ってこなくなったのは○。継続して乗り込むことでこの馬なりに体力が備わってきているのでしょう。良いモノはあるようなので、素質が花開くようにマイペースで進めていってもらえればと思います。

JRAの競走馬登録完了。10日にゲート試験に初挑戦し、無事合格しています。14日にNF天栄へ放牧済。☆クールキャット

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Photo クールキャット(牝・奥村武)父スクリーンヒーロー 母メジロトンキニーズ

・在厩場所:14日に福島県・ノーザンファーム天栄へ放牧

奥村武師「10日にゲート試験を受けたところ、無事に合格することが出来ました。少し寄りが悪くなりそうな雰囲気もあったので心配していましたが、そういったことはなかったですし、ゲート内での駐立も大人しく、発馬についてもまずまずでしたね。ゲート試験合格までスムーズに進めることが出来たと思いますし、合格後も軽めの運動で様子を見てきましたが、体調面に問題はありませんでした。ただ、まだこの時期に無理する必要はありませんし、心身ともにリセットさせるために一旦ノーザンファーム天栄へ放牧に出させていただきました」(4/15近況)

⇒⇒10日にゲート試験を受けて合格しています。(10日・最新情報より)

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2日に入厩してゲート練習中心の日々を送ってきたクールキャット。大型馬なので発馬でスッと出れないところが目立っていましたが、少しずつ上達。その一方でゲート入りを渋るような面を覗かせていたので、練習を重ねるよりもダメ元で試験を受けて行った方が良さそうだなと見ていたら、10日にゲート試験に挑戦。奥村武師のコメントからはゲートが速そうなイメージは沸きませんが、まずは1発で無事合格できたことが何より。ひとまずホッとしています。

そのクールキャットは心身のリセットを図る為に14日にNF天栄へ放牧済。初めてのトレセン生活で目に見えない疲れもあるでしょうから、まずはしっかり楽をさせてあげて欲しいです。

また、9日付の競走馬登録でクールキャットはJRAの競走馬の仲間入り。デビュー戦を迎える頃には話題に上がってくる馬になってきて欲しいです。期待しています。

18日の阪神・陽春Sは残念ながら除外に。来週の福島・やまびこSへ向かう予定。★ロードエース

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Photo_3 ロードエース(牡・松下)父エーシンフォワード 母エーシンパナギア

2020.04.16
4月18日(土)阪神・陽春S・混合・ダ1200mを除外されました。目標を切り替えて4月26日(日)福島・やまびこS・混合・ダ1150mに丸山騎手で予定しています。

2020.04.15
4月18日(土)阪神・陽春S・混合・ダ1200mに小崎Jで予定しています。同レースはフルゲート16頭。現段階では抽選対象です。4月15日(水)稍重の栗東・坂路コースで1本目に57.1-42.0-27.5-13.9 馬なりに乗っています。追い切りの短評は「あまり変わり身無」でした。

○松下調教師 「4月15日(水)はサッと。前走後も順調ですよ。ただ、関西馬限定なのに結構な頭数。厳しい抽選を強いられるかも知れません。そんな状況が考慮された模様で、次週の福島にダ1150mが新設。もしも除外の場合は、こちらへ回りましょう」

≪調教時計≫
20.04.15 助手 栗東坂稍1回 57.1 42.0 27.5 13.9 馬なり余力

☆★画像と情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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競走馬の移動制限の為、阪神でのレースは関西馬限定となるので、優先権がなくても出走が叶うかなと見ていたら30頭の特別登録。この時点で厳しい抽選になるのは分かっていましたが、ロードエースは阪神・陽春Sを除外になってしまいました。

今後は来週の福島に新設されたやまびこSへ向かうことに。このレースで除外になったのはエースを含めて13頭。それに関東馬が加わってくると来週も抽選の可能性があるのかな? その辺の詳しいことはハッキリ分かりませんが、福島への輸送があるとはいえ中2週で臨めるのは逆にプラスかと。また、距離が50mでも距離が短くなるのも良いでしょう。来週は何とか出走にこぎ着けてもらいたいです。

2020年4月16日 (木)

14日の調教で左前脚を落鉄。その際に釘を踏んでしまうアクシデント。症状は軽度で現在は経過観察中。★ボンディマンシュ

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Photo ボンディマンシュ(セ・中内田)父ロードカナロア 母ビアンカシェボン

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:軽めの運動
・次走予定:京都5月9日・ダ1400m

中内田師「先週末まで順調に進められていましたが、14日の調教で左前を落鉄してしまい、その際に釘を踏んで蹄を痛めてしまいました。幸い程度は軽いので、もう数日間状態を見させていただいて、順調に回復するようなら、5月9日の京都・ダ1400mを目標に進めて行きたいと思います」(4/15近況)

助 手 12栗P良 59.9- 42.9- 13.1 馬なり余力

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8日に帰厩したボンディマンシュは12日に初時計をマークし、順調に進めることが出来ていたようですが、週中の追い切りに備えて14日に調教を行っていたところ、左前脚を落鉄。そしてその際に釘を踏んでしまってどうやら蹄を痛めた様子。現在は軽めの運動に止めて、回復具合を確認中ですが、症状とすれば軽いとのこと。ひとまずは早めに状態が落ち着いてくれることを願うばかりです。

次走に関してですが、順調に追い切りを重ねることが出来ていれば、おそらく今月26日の京都・ダ1400mに使うことになったでしょうが、一頓挫あったので、来月9日の京都・ダ1400mへ目標を切り替えています。時間はそれなりに残されているので、気持ちを切り替えて着実に態勢を整えていってもらえればと思います。

今週の出走馬(4/18・19)

<土曜日>

Photo ロードフェローズ

阪神5R・3歳未勝利・芝2200mに秋山真Jとのコンビで出走します。

Photo ロードベイリーフ

阪神11R・アーリントンC(G3)・芝1600mに坂井瑠Jとのコンビで出走します。

Photo_2 ブライトクォーツ

中山11R・中山グランドジャンプ(J-G1)・障4250mに西谷Jとのコンビで出走します。

<日曜日>

Photo_2 ヴェルトゥアル

福島5R・障害4歳上未勝利・障2750mに五十嵐Jとのコンビで出走します。

Photo ロードプレミアム

中山8R・隅田川特別・芝1600mに丸山Jとのコンビで出走します。

Photo_2 ナイトバナレット

阪神9R・山陽特別・芝1400mに坂井瑠Jとのコンビで出走します。

Photo_2 サリオス

中山11R・皐月賞(G1)・芝2000mにD.レーンJとのコンビで出走します。

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今週は重賞に3頭がスタンバイと今年1番力が入る週末になりそうです。

ロードフェローズは先週の福島戦を除外になって今週へ。追い切りではビシビシやれているように体調は良さそうですし、この馬なりにじわじわ力を付けてきているのかも。ただ、実戦へ行って速い脚が使えませんし、距離適性が掴めていない現状。正直、苦戦濃厚でしょう。

ロードベイリーフは1勝馬の身ですが、果敢に重賞挑戦。12頭と手頃な頭数ですが、ベイリーフ以外は前走5着以内。レースとすれば大混戦で面白い1戦ですが、ベイリーフは最下位人気でしょうねえ。こちらも苦戦濃厚ですが、ゲートを決めて前々で立ち回り、どこまで粘り込むことが出来るか。

ブライトクォーツは2度目のJ-G1挑戦。ただ、今回は絶対王者オジュウチョウサンが大きく立ちはだかります。前走から距離が延びても、さすがに逆転は難しいので、それ以外の馬達と2着争いの1戦。前走は一頓挫あっての22キロ増。今回は調整は順調に行っていますし、最終追い切りの段階で馬体は引き締まっている様子。ひと叩きして順当に良くなっていますし、前走の積極策が今回生きてくれれば。

ヴェルトゥアルは障害3戦目。飛越はそこまで下手ではないも、トモの弱さが起因してモタれる面を覗かせますし、脚元もややモタつき気味。前走では最下位に敗れていますし、今回も厳しい1戦になるでしょうし、あまり無理も出来ない感じで…。まずは無事完走して欲しい。

プレミアムは道悪の前走はもう一つピリッとしませんでした。今回は短期放牧を挟んで臨む1戦。状態・動きは良さそうですが、それが結果に繋がらない現状。内枠を引き当てて、内にこだわる競馬に徹してどこまで上位へ来れるか。人気馬の凡走・展開など恵まれて欲しい。

ナイトバナレットは前走後にダートを試すようなコメントがあったも、今回は芝1400mへ。この条件は阪神・内回りなのでSペースならちょっと辛そうも、今回も末脚に徹するのみ。坂井瑠Jとは手が合うので、気楽に1発狙って欲しいです。あと、おそらくここを使った後にダートを試すのかなと思います。

サリオスは牡馬クラシックの1冠目・皐月賞へ。最終追いを幾分セーブしたのはマイナスも、前走ビシッとやったことで仕上がりは上々。距離関しては未知数も、操縦性の高い馬ですし、動じない気性は魅力。馬場が渋っても、体幹がしっかりしているので対応してくれるでしょう。あとはD.レーンJの手腕に託すのみ。期待と不安が入り混じる1戦です。

デビュー以来、最少の馬体重での出走ではレース前から結果は明らか。いざ追い出しに掛かると馬場に脚を取られ、いち早く伸びを欠く。残念ながら最下位に敗れてしまう。★ヴィースバーデン

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Photo_6 ヴィースバーデン(牝・角居)父ディープインパクト 母ワイルドココ

4月12日(日)阪神9R・忘れな草賞(L)・国際・牝馬限定・芝2000mに松山Jで出走。10頭立て8番人気で8枠10番からスローペースの道中を2、2、2、2番手と進み、直線では内を通って1秒9差の10着でした。馬場は稍重。タイム2分05秒5、上がり37秒0。馬体重は6キロ減少の410キロでした。

○小滝調教助手 「伸びた感じで走っていた様子。渋った馬場が影響を及ぼしたと思います。また、現状では微妙に距離も長いかも・・・と言うのが乗り役の談話。ただ、マイルでは幾らか忙しい印象だけに・・・。新馬戦のようにワンターンの1800mで、脚を溜める形が合うのでしょうね。ここで春シーズンは一区切り。今後は放牧の予定です」

☆★画像と情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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レース後も特に異常は認められません。現在は心身のリラックスに重点を置いた調整。今後は4月16日(木)に千葉・ケイアイファーム、その後に三石・ケイアイファームへ移動して夏以降の戦列復帰へ向けて心身のリフレッシュを図ります。

○小滝調教助手 「無事に栗東へ。脚元等に関しては大丈夫です。ただ、410キロでの出走。更に数字が減ってしまいましたからね。ひとまず復帰時期は決めず、身体の成長を求めたいところ。千葉を経由して北海道まで運び、長目に休ませるのも一案でしょう」

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雨が降り続いて馬場の悪化が進み、非力なヴィースバーデンには厳しい舞台になっていましたが、馬体重が発表された時点で正直諦めモード。理想の10キロ増は叶わないのは重々分かっていましたが、何とかプラス体重でと思ったのですが、デビュー以来1番軽い410キロでは話になりません。色々苦心してくれているのは分かるのですが…。

予想したレースは出たなりの位置で折り合って脚を溜める競馬でしたが、馬場状態とゲート出が良かったことからスッと先行策。折り合いを欠くような場面はなかったと思いますが、若干力んでいたかな?という追走ぶり。手綱を握っている間は馬場に脚を取られている感じはなかったです。レースは淡々と流れ、4角を回ってくる時は少し促す感じも、それなりに余裕を持って最後の直線へ。仕掛けて先頭へ踊り出ようとしてくれましたが、いざ追い出してグッと来るところはなし。コメントにあるように馬場にノメって、伸縮のある走りが出来なくなったんでしょう。まあ、単純にガス欠だったとも言えるでしょうか。最後方まで沈んでゴールに辿り着きました。パワーアップが叶わない現状と尻すぼみの戦績からこの結果は当然かもしれません。

レース後のヴィースバーデンですが、脚元等に異常はなし。ただ、馬体は減ってしまっているのでここでしっかり膨らませないといけません。今後は千葉経由で北海道まで戻すとのこと。そして復帰時期を定めず、心身の成長を待つことになります。あと、走りのバランスが少し崩れていると思うので、モタれる面を見せずに真っすぐ走れるように矯正してもらいたいです。

陣営は春の大一番(牝馬クラシック)を目指す選択をしてきてくれましたが、デビュー戦快勝後はじりじり成績を落としてきていましたし、前走のエルフィンSは追ってからがサッパリ。タラレバを言えば、遅くても前走で春シーズンに見切りをつけて、成長を促すことに取り掛かるべきでしたし、続戦したことで結果的に精神面にダメージを与えてしまうことに。期待してくれるのは嬉しいのですが、我慢するところは我慢しないと…。素質の芽を摘んでしまうことになります。

今後は滞在競馬で臨める夏の北海道シリーズからの再出発を希望。復帰時期に関しては成長に応じて柔軟に考えてもらえればと思いますが、まずはフックラした馬体なら1勝クラスでも十分やれることを証明して欲しいです。このまま低迷を続けることだけは避けねばなりません。

この中間から騎乗運動を再開。予想よりも時間は掛かりましたが、慎重なスタイルを継続して徐々に遅れを取り戻していって欲しい。☆グレイシャーパーク

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Photo グレイシャーパーク(牝・高橋忠)父Dawn Approach 母カリスペル

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週1回屋内坂路コースでハロン17秒のキャンター2本、週1回周回コースで軽めのキャンター2500m、週2回ロンギ場、残りの日は軽めの調整

担当者「トレッドミルで軽めのキャンターを行いながら左トモの状態を見ていましたが、その後も問題なく進められていましたので、この中間から乗り運動を再開しています。コースで乗り出した後も脚元の状態は変わりありませんし、このまま問題なければ徐々に運動量を増やしていきたいと考えています。馬体は順調に乗っていた頃と比べると筋肉が落ちて緩んでしまいましたが、この調子ならすぐ元の状態に戻るでしょう。乗り出した後も飼い葉をよく食べてコンディションは良いですし、これから暖かくなって馬体の張り・艶も良くなってくるでしょうから、もう暫く脚元の状態に合わせながら調教を継続していきたいと思います。馬体重は450キロです」(4/15近況)

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2月下旬に左トモの歩様に違和感を発症したグレイシャーパーク。当初は疲労の蓄積ということでさほど時間は掛からないだろうと見ていたのですが、軽いものでもなく、曳き運動→トレッドミルと約1ヶ月間段階を踏んで良化を促してきました。そしてその甲斐が合って、この中間から騎乗運動を再開。ひとまず反動・疲れが出ることなく、歩様は安定しているとのこと。正直、ホッとしました。

ただ、これで安心とも言えないので、ここまでの慎重なスタイルを継続し、遅れてしまった分は徐々に追い付いてもらえればと思います。走ることに対して良いセンスを持っている馬だと思いますが、牝馬らしい非力さが残るので、コツコツ負荷を高めつつ馬体重が増えるような充実感を示していって欲しいものです。

馬体重は何とか減らずに出走できたも、今回は枠内でガチャガチャし出して、立ち上がろうとしたところでゲートが開いて痛恨の出遅れ。末脚に賭ける競馬へ切り替えるも、息の長い末脚を繰り出して2着馬と同タイムの僅差の5着に詰め寄るところまで。★シベール

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Photo_6 シベール(牝・久保田)父ルーラーシップ 母ヴィーヴル

4月12日(日)中山6R・3歳1勝クラス・牝馬限定・芝1800mに三浦Jで出走。8頭立て2番人気で2枠2番からスローペースの道中を8、8、8、7番手と進み、直線では中央を通って0秒2差の5着でした。スタートで煽って1馬身の不利を受けました。馬場は稍重。タイム1分50秒7、上がり34秒0。馬体重は増減無しの450キロでした。

○久保田調教師 「馬体重は何とか維持できたものの、肝心のレースではかなりの出負け。立ち上がったところでスタートを切られた他、現状のトモの甘さも関係しているでしょう。折り合って長く脚を使ったとは言え、今日はゲートが全て・・・とのジョッキーの話。スローの流れだったのも厳しかったと思います。距離については問題無さそう。近郊への放牧も含め、新たなプランを練りたいです」

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【次走へのメモ】

まずまず仕上がる。ゲートの駐立が悪く、アオッて出遅れてポツンとしんがりから。やもなくじっとして終いに賭ける。直線は真ん中を突き、大勢決してから追い込んで入着。(B誌)

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レース後も特に異常は認められません。現在は心身のリラックスに重点を置いた調整。もう少しの間は慎重に様子を見守り、馬自身の状態に応じて今後の方針を決めます。

○久保田調教師 「脚元等に特別な問題は認められず、そこまで疲れた様子も窺えません。続戦の場合は東京開催へ向かうものの、放牧を含めたジャッジはもう少し先。どうしても線の細さが気に掛かるだけに、跨がってからの雰囲気や回復具合を十分に見極めましょう」

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繊細な為、食べたものがなかなか実にならないシベール。一息入れて立て直されてどのくらいの馬体重で出てきてくれるかなと見ていましたが、前走から増減なし。減ってなかったのは良かったですが、相変わらずお腹回りは寂しい造り。無観客競馬ということでパドックではこの馬なりにのんびり周回出来ていたとは思います。

終わってみればゲートが痛恨でしたが、後入れの偶数枠なので中で我慢が利いてくれるかなと見ていたら、今回は隣のカインドリーが煩く、ガチャガチャしていたので、シベールもそれに釣られる感じでガチャガチャ。三浦Jは枠内で立ち上がるのを懸命に堪えて開くタイミングに合わせようとしてくれたのですが、ゲートが開いた時にはロデオ状態。煽る形でゲートを出てしまい、実際は1馬身差以上のロスに。最後方から競馬を進めることになってしまいました。

道中は最後方で頭を上げたりして行きたがるのを何とかなだめての追走。力んで走っていると辛かったですが、向正面に入ると息が入り、この馬らしい伸びやかなフットワークで走れてはいました。ただ、レースは淡々と流れていたので、3角過ぎからのペースアップには内々を回り続けてじわじわ押し上げて行く形。道中の位置取り+流れから捲っていくのはさすがに難しかったです。

4角を回って最後の直線では入り口付近で早くも鞭が入り、左手前に替えて追い上げを開始。ちょうど目の前に勝つことになるミスニューヨークが伸びていったので、シベールと三浦Jはその進路を生かして馬群を捌いていくも、急坂のところで一瞬伸びが鈍った感じ。すぐさま前を追い掛けてくれましたが、2着馬と同タイムの5着に押し上げるところまで。一応、上がり3ハロン最速の34秒0と息の長い末脚を繰り出してくれました。

レース直後のコメントから放牧が濃厚かと見ていたシベールですが、上がりだけの競馬になった分、ダメージは少ない様子。ただ、馬体はやはり細くなっているようなので、跨ってみての感触や馬体の回復を見定めながら今後の方針を決めるとのこと。個人的にはここで欲張る必要はないと思いますし、続戦した後のダメージを考えると、早めに余裕を持たせてあげて欲しいです。

距離の1800mに関しては、対応してくれたと言えますが、個人的な見解ですが、4つのコーナーを回る小回りコースだったのでごまかしが効いたのかなと思います。直線の長い東京の1800mは若干長いかもしれません。レース運びは正攻法の競馬だと詰めが甘くなる感じがあるので、繊細な気性でもあるので、出遅れる形になりましたが、後方に構えて長く末脚を繰り出すスタイルの方が堅実かなと思います。

あと、ゲートに関しては五分に出れば上々と考えた方が良いかも。どうしてもゲートが開く音に反応してしまいますし、ゲート練習をやり過ぎるとゲートへの寄りが悪くなったり、却ってパニックを起こしそうに思います。ダートの適性は秘めると思いますが、キックバックに過敏に反応してレースどころではなくなる可能性が大。ですので、試しづらい感じがしています。

終わってみれば勝ち馬の力がここでは抜けていた印象。パドックでは少し元気がなく、レースでは早めに捲られてしまう苦しい展開。直線では沈んでも不思議ない位置取りでしたが、最後は何とかエンジンが掛かって2着に押し上げるのが精一杯。★ヴァンタブラック

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Photo_3 ヴァンタブラック(牡・須貝)父ブラックタイド 母プチノワール

土曜中山6R 3歳1勝クラス(ダ1800m)2着(1番人気) C.ルメールJ

今回はチークピーシズを着用しています。互角のスタートから外目6番手を追走します。残り600m付近から押し上げて行こうとしますが、エンジンのかかりが遅く、最後の直線でジリジリ脚を伸ばしたものの、勝ち馬を捉え切るところまで行かず2着でゴールしています。

須貝調教師「スッと良いポジションに取り付けることが出来ましたし、ペースが上がるところまでは悪くなかったと思います。ただ、流れが速くなったあたりで置かれ気味になり、最後はジリジリ差を詰めてくれたものの、ズブさが最後まで響いてしまいましたね。ジョッキーは『緩さとズブさから勝負どころでついて行けなくて・・・。それでも最後は頑張って伸びてくれるので、もう少ししっかりすればもっと走ってくると思います』と言っていました。勝ち切れないものの、大きく崩れることはないですから、しっかりするまではもう少し成長を促しながら使っていく方が馬にとっても良いと思います。この後はトレセンに戻って馬の状態を確認しながら検討させていただきます」(レース結果)

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【次走へのメモ】

チークピーシズ。序盤の行きっぷりは良かったが、コーナーリングでのスピードの乗りはもうひとつ。徐々に置かれて4角では後方。直線に向いてから渋太く盛り返してきて、何とか2着は確保。広いコースの方が良さそう。(B誌)

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・在厩場所:14日に滋賀県・ノーザンファームしがらきへ放牧

須貝師「中山競馬場からトレセンに戻った後も大きなダメージはなく、体調は変わりありませんでしたが、14日にNFしがらきへ放牧に出しました。レース後にもお話したように、しっかりするまでは成長を促しながら使っていく方が良いと思いますので、牧場でコンディションを整えてもらい、状態が上向いたところで次走の予定を検討していきたいと思います」(4/15近況)

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前走の濃い内容+動いていきやすい外枠を引き当てたことから、今回のヴァンタブラックの1戦は内心では確勝を期していました。それだけに今回の結果は残念というか物足りない気持ちはありますが、客観的に見れば、先行して楽々突き放したプレシオーソの力が違っていた感じ。このまま順調に育っていけば、ダートの重賞を取れる馬でしょうし、この世代のダートを牽引していきそうです。ちなみにそのプレシオーソにデビュー戦で2着に敗れていたラストマンは日曜の未勝利戦で完勝していました。

話が少しズレたので、ヴァンタブラックに戻すと、パドックに登場したヴァンタブラックは前走から増減なし。この馬なりにスッキリ見せていたと思いますが、パドックでは内々を周回。落ち着いているといえばそうかもしれませんが、これまではもう少し無駄な仕草があったように思うので、中山への長距離輸送+在厩調整で臨んだ1戦+予定を1週スライド等の影響でレース前から元気がないように感じていました。そしてレース前、単勝人気がプレシオーソと競っていたのはちょっと予想外。勝手に抜けた存在だと思ってしまっていました。

ゲート内で若干不安定なところを見せていましたが、C.ルメールJがうまくタイミングを取ってマズマズの発進。外枠というのもあってか二の脚を生かしてスッと前めへ押し上げていくことはできたと思います。ただ、向正面の半ばあたりからプレシオーソがジワッとペースを上げていった際、鞍上の手が動き出すも、ヴァンタブラックの反応は一息。ズブさを覗かせて追走に余裕がなくなっていきます。

そして3角過ぎ、外からルナエクリプスが捲りにきた際、抵抗することが出来ずに前へ出られ、4角では更に勢いよく捲ってきたエバンタイユドール・キタノヴィジョンにも外から出られる有様。こういう形になると普通なら馬群に沈んでいく流れですが、4角での外からの鞭1発が利いたのか最後の直線でじわじわ再加速。狭いところを割ってきて、最後まで勢いは持続していましたが、タイキルークスを交わして2着に上がるところまでが精一杯。勝ち馬のプレシオーソはいち早く抜け出していて、最後は少し控える余裕もありました。勝ち馬には完敗ですが、よく2着まで巻き返せたなあとは思います。

レース後のヴァンタブラックは一足先に馬体チェックを済まして14日にNFしがらきへ放牧済。勝ち切れないレースが続いた形ですが、最後までしっかり脚を使い、結構疲れていると思います。少し時間を設けて、まずは回復に専念してもらえればと思います。そしてその後は心身の成長を促しながらコツコツ乗り込んでもらえればと思います。個人的には3歳馬同士のレースにこだわらず、この間に確かな成長を遂げることが最優先。腰を据えて取り組んでもらいたいです。

2020年4月15日 (水)

ロードなお馬さん(3歳牝馬・牧場組)

Photo_6 レインドロップス

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン15~20秒ペース)。

○当地スタッフ 「4月10日(金)にハロン15秒ペースを消化しています。息遣いが多少荒いとは言え、手術を施した喉は大丈夫そう。改善が認められるのは何よりです。この先は同レベルの稽古をコンスタントに積むつもり。帰厩へ向けて更に鍛錬を重ねましょう」

Photo_6 トルネードフラッグ

三石・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、並脚1000m、ダートコース・ダク1000m→キャンター3600m(1ハロン22~25秒ペース)。

○当地スタッフ 「検査を繰り返した結果、このまま進めて行けるかも・・・との判断に。どうしても手術した場合には、相応の時間が必要ですからね。経過次第では再考するものの、可能ならば回避したいところ。少しずつ動かしながら、慎重に観察を続けます」

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レインドロップスはこの中間に坂路15秒のところを乗ったようですが、乗り込み不足の為、息遣いに余裕はなかったようですが、苦しくしているような素振りはなかった様子。これから本数を重ねていけば良い方へ変わってくれるでしょう。あとは速いところを重ねていった際、馬体重が減り過ぎないように注意してもらいたいです。

トルネードフラッグは除去手術を行うと、未勝利に間に合わない可能性があることから、手術を回避することに。早速スローキャンターで乗り始めていますが、負荷を高めて行った際にどこまで辛抱してくれるか…。難しい選択ですが、良い方へ転んでくれることを願うばかりです。

先週末の調教中に左前脚の蹄鉄がズレるアクシデント。気にする素振りを見せているので一旦騎乗運動をストップしています。★ロードイヒラニ

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Photo_3 ロードイヒラニ(牡・千田)父ロードカナロア 母レディカーニバル

滋賀・グリーンウッドトレーニング在厩。ウォーキングマシン60分。

○当地スタッフ 「先週末にアクシデント。調教中に左前脚の蹄鉄がズレてしまい、馬自身が気遣う素振りを覗かせました。歩様には影響が認められぬものの、騎乗トレーニングを一旦ストップ。経過観察を続けると共に、装蹄師とも相談しながら・・・でしょう」

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中1週のローテで3戦したことで馬体に疲れが出たロードイヒラニでしたが、時間を掛けてケアを行っていった結果、回復傾向へ。坂路入りはまだも、ゆったりと乗り始めていました。

今回の更新ではそろそろ坂路に入ったかなと見てみると、アクシデント発生。調教中に左前脚の蹄鉄がズレてしまったとのこと。落鉄ならまだ良かったのですが、気付くのが少し遅れたのかな? また、速いところを乗ってなかったのは不幸中の幸いかもしれません。

現在、歩様に違和感は出ていませんが、イヒラニ自身が少し気にする素振りを覗かせているとのこと。今のところ大きな怪我には至っていませんが、騎乗運動を一旦ストップして経過観察中です。次走は春の新潟を視野に入れていましたが、予定を白紙に戻し、左前脚の蹄だけでなく、馬体全般的なケア・メンテナンスを行ってもらえればと思います。

2020年4月14日 (火)

【川崎・1戦目】約7ヶ月ぶりの出走。最内枠からハナへ立つと、あとはスピードに任せた走りで圧倒。2着馬に1秒7差をつけて地方での初勝利を挙げる。☆ロードアブソルート

Photo ロードアブソルート

2020.04.14
4月13日(月)川崎8R・サラ系C1六組七組八組・ダ1400mに森泰斗Jで出走。11頭立て2番人気で1枠1番から道中を1、1、1、1番手と進み、直線で突き放して1秒7差で優勝。初勝利を飾りました。馬場は不良。タイム1分30秒0、上がり39秒7。馬体重は14キロ増加の440キロでした。

2019.12.05
川崎・佐々木仁厩舎在厩。地方競馬の競走馬登録が行なわれました。

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3歳夏までに未勝利を勝ち上がることが出来なかったロードアブソルート。その後、動きがなかったのですが、おそらくモヤモヤしていた膝の状態を立て直してきたものと思われます。そして気付かないままに地方(川崎)での1戦目が行われ、見事初勝利を挙げています。

レースの映像を見ると、最内枠から五分のスタートを切り、やや促しながらハナへ。その後はペースを緩めることなく離し気味の逃げ。コーナーリングはややぎこちなかったですが、直線へ向くと遊ばせないように数発気合の鞭が入るとグングン加速。終わってみれば2着馬に1秒7差をつける快勝劇でした。水の浮く馬場でしたが、この時計は悪くないかと思います。

JRA在籍時は最後までダートに使うことはなかったですが、個人的には勝ち上がる為に夏の札幌ではダ1700mを試して欲しいと強く思っていたので、相手関係が楽な地方とは言え、ダートの適性を示してくれたのは嬉しい限りです。距離は1600mぐらいまでは対応してくれそうも、スピードを生かすならこれぐらいの距離が合っていそう。揉まれても大丈夫とは思います。

ひとまずレース後の無事を願うばかりですが、この走りっぷりならトントントンとJRAへの復帰が叶う筈。順調に行ってもらいたいです。

2020年4月13日 (月)

シルクなお馬さん(4歳上・北海道組)

Photo モンドインテロ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム早来
・調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン16~18秒のキャンター1本、残りの日はトレッドミルでキャンター

担当者「この中間からは、ハロン16秒ペースに入っています。乗っていて硬さを感じることはあるものの、大きな問題はありません。年齢的なこともあると思いますから、引き続き焦らず、段階を踏んで良化を図っていきます」(4/10近況)

Photo パラダイスリーフ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム早来
・調教内容:ウォーキングマシン

担当者「体が締まってきたことで、捌きは柔らかくなってきましたね。このメニューに変わって1ヶ月が経過したものの、脚元の状態は順調に回復していますから、今後も馬の状態を見ながら適度に運動時間を増やしていきたいですね」(4/10近況)

Photo ブロードアリュール

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:トレッドミルでキャンター

担当者「先週は少しペースを上げましたが、今週は運動時間を増やしています。依然として腹回りを中心に緩みはあるものの、段々と素軽さは出てきました。運動後の息遣いも良好ですし、この調子で進めていきたいですね。馬体重は510キロです」(4/10近況)

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モンドインテロは普通キャンターから気持ち少し強めに。脚元の硬さはなかなか良くなってきませんが、動きは問題なし。8歳になって良化スピードが遅くなっているのは致し方ない部分もあるので、焦りは禁物で着実に前へ進めていってもらえればと思います。

パラダイスリーフは引き続きウォーキングマシンのみの運動ですが、良い汗を掻いている様子。まだまだ時間は必要でしょうが、今後も着実な歩みをお願いします。

ブロードアリュールも調教内容に変わりはありませんが、少しペースを上げたり、時間を長くしたりとその日の状態によって柔軟に対応している様子。息遣いも余裕が出てきているのは好感です。騎乗運動開始までこの良い流れで進めてもらえればと思います。

2020年4月12日 (日)

シルクなお馬さん(牡馬・NF天栄組)

Photo_3 シェダル

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・調教内容:週2回坂路コースで14-13、週1回14-14、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「今週から終いハロン13秒まで脚を伸ばす日を、週2回に増やして、さらに負荷を強めています。調教後の息遣いを聞くと、中身が整うまでもう少し乗り込んでいく必要がありそうですが、次走の目標としては東京4週目の青竜ステークスあたりになってくるのかなと考えています。馬体重は532キロです」(4/10近況)

Photo_3 ディランズソング

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・調教内容:週2回周回コースで5ハロン15-15、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「今週は周回コースで乗る距離を5ハロンまで延ばしています。週を追う毎に徐々に負荷を強めていますが、右トモの状態には良い意味で変わりありませんし、この感じで上手く波に乗せていきたいところです。馬体重は548キロです」(4/10近況)

Photo_3 アンブロジオ

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・調教内容:週1回坂路コースで15-15、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「こちらに戻ってきて状態を確認しましたが、脚元を含めて大きな問題はありませんでした。今週から乗り出しを開始して、現在は坂路コースでハロン15秒まで脚を伸ばしていますが、毛艶を見ても体調は良さそうに映りますし、この調子で乗り運動中心の調教メニューへ移行していければと思います。馬体重は451キロです」(4/10近況)

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シェダルは順調に攻めを強化中。ただ、息遣いは少し重たいようなので、ひとまず丹念に乗り込む必要がありそうです。また、このまま順当に良化を辿れば、競馬ブックの近況で報告されていたように約1ヶ月後の東京・青龍Sへ向かうことになりそう。あと2~3週間後には帰厩することになると思うので、グングン状態を上げていってもらえればと思います。

ディランズソングは引き続き周回コースでの乗り込みが続いていますが、この中間は5ハロンから15ー15を開始。馬体はまだ絞れてきていませんが、脚元はしっかり我慢が利いています。内面が充実してきてくれれば、馬体にメリハリも出てきてくれると思います。

レースを終えてまもないアンブロジオですが、脚元等は変わらず異常なし。早速坂路でハロン15秒のところを乗り出していますが、このまま順調に負荷を高めていけるでしょう。馬体重はもう少し増やして欲しいです。

シルクなお馬さん(牝馬・NF天栄組)

Photo アーモンドアイ

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・調教内容:週3回坂路コースで15-15、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「4日にこちらへ戻ってきましたが、毛艶は良好ですし状態面が落ちてしまっている印象はありません。今週から坂路コースでの運動を始めていますが、まだハロン15秒ペースということもあって、動きにも特に問題はありませんよ。馬体重は485キロです」(4/10近況)

Photo ジーナアイリス

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・調教内容:週2回坂路コースで14-13、週1回14-14、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「脚元の状態は維持できていたため、今週から週3回の坂路入りの内、2回は終いハロン13秒まで脚を伸ばしています。動き・息遣いともにもう一つなので、しっかりと乗り込みを重ねていく必要がありますが、運動後のケアはしっかりと行っていきたいと思います。馬体重は548キロです」(4/10近況)

Photo_3 ルコントブルー

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・調教内容:週2回坂路コースで14-13、週1回14-14、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「終いハロン13秒までペースを上げても疲れは見せずに走れていましたし、今週から14-13ペースで乗る日を週2回に増やしています。負荷を強めつつ徐々に状態も上がってきている印象ですから、帰厩の目途を立てられるよう態勢を整えていきたいですね。馬体重は533キロです」(4/10近況)

Photo_3 ポレンティア

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・調教内容:ミニトラックでハッキング

天栄担当者「その後もトレッドミルで軽めに動かしていましたが、徐々に活気が戻ってきた様子だったので、今週半ばからミニトラックでの乗り運動を開始しています。無理させなかったことで、馬体重が増えていることからも分かるように、萎んでいた馬体も徐々に良化してきています。馬体重は510キロです」(4/10近況)

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輸入検疫を終えたアーモンドアイは4日にNF天栄へ。次は3週間の着地検疫を行っていますが、他馬とは違う時間帯で坂路での乗り込みを開始。馬体の張り等を見ると、ドバイ疲れは大丈夫そう。今の雰囲気ならスムーズに負荷を高めることができるように思います。

ジーナアイリスは坂路で終い13秒まで伸ばすように。攻め駆けする方なのでこれぐらいは難なく対応してくれていますが、動きの質・息遣いに関してはまだまだ。また、患部に熱が持ったりしないように入念なケアをお願いします。今月末には予定が立ってくれるかな?

ルコントブルーはこの中間から14-13のペースを週2回に増加。負荷が高まり、疲れが出ても不思議ないところですが、この馬なりに体質強化は進んでいる様子。馬体をふっくら見せているのも良いことだと思います。

ポレンティアは疲れから馬体の張りが失われていましたが、徐々に回復へ。活気も戻ってきたことからこの中間はミニトラックで脚慣らし。走り等に違和感はないので、馬場での騎乗運動の再開を目指してマイペースで進めていってもらえればと思います。

ロードなお馬さん(入厩組)

Photo_6 シグナライズ

4月8日(水)良の栗東・坂路コースで1本目に61.4-44.5-29.0-14.6 馬なりに乗っています。短評は「坂路コースで入念」でした。4月26日(日)福島・米沢特別・混合・芝1200mもしくは5月3日(日)京都・鷹ケ峰特別・混合・芝1200mに予定しています。

○西浦調教師 「4月8日(水)は15-15。どうしても気持ちが前向き過ぎる感じで・・・。その点に注意を払いつつ進めて行きます。やはり芝1200mがベター。番組を見渡すと2鞍が候補ですね。仕上がりと乗り役の兼ね合い。それを踏まえて絞り込みましょう」

≪調教時計≫
20.04.08 助手 栗東坂良1回 61.4 44.5 29.0 14.6 馬なり余力

Photo_6 ロードクラージュ

4月9日(木)良の栗東・坂路コースで1本目に57.8-42.0-27.7-13.8 馬なりに乗っています。短評は「坂路コースで入念」でした。体調、条件、出走状況等を踏まえながら目標のレースを決めます。

○安田調教師 「まだ先週に戻ったばかりで、タイムを出すのも2本目。4月9日(木)は無理を強いずに15-15ぐらいの内容です。馬自身は至って元気ながら、余裕の感じられる身体つき。具体的な目標を挙げるのは、もう少し調教を積んでから・・・でしょう」

≪調教時計≫
20.04.09 助手 栗東坂良1回 57.8 42.0 27.7 13.8 馬なり余力

Photo_6 ロードベイリーフ

レース後も特に異常は認められません。現在は心身のリラックスに重点を置いた調整。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、4月18日(土)阪神・アーリントンC(G3)・国際・芝1600mに坂井瑠星騎手で予定しています。

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シグナライズはダートを1度試して欲しいのですが、次走は芝1200mの2鞍を予定。8日に帰厩後の初時計をマークしましたが、セーブ気味。予定しているレースまで少し時間があるのでテンションが上がったり、仕上がりが進み過ぎるのを懸念したもので、状態に関しては心配要らないでしょう。

クラージュは順調に時計を出し始めていますが、こちらは去勢&骨折で長らくトレセンを離れていましたし、気性面で幼さを残す現状。もう少しの間は土台づくりを優先してもらえればと思います。

来週のアーリントンCへ進むベイリーフの鞍上ですが、坂井瑠Jを予定しているとのこと。スポーツ紙で松山Jの名も出ていましたが、公式HPの情報が正しいのでしょうか。

焼魚定食のまんぷく予想 vol.616

(阪神11R)桜花賞(G1)

◎デアリングタクト、○ミヤマザクラ、▲マジックキャッスル、△マルターズディオサ、×レシステンシア、×サンクテュエール、×クラヴァシュドール、★ウーマンズハート

非常に難解な1戦ですが、ポテンシャルは1番だと思うデアリングタクトを◎に。良馬場での切れ味を見ると、道悪は微妙かもしれませんが、直線で馬場の広いところへ持ち出せば、じわじわ伸びてくれるかなと思います。

○ミヤマザクラは行きたがる面があるので、外枠がどうかも、レース運びを含めて完成度の高さが魅力。こちらは馬場が渋っても大丈夫そう。安定して走ってくれそうですが、ワンパンチが利くかどうか。

▲マジックキャッスルは勝ち味に遅い競馬が続きますが、最後の伸びは強烈。関西圏でのレースは経験済み。坂のある阪神は合いそうなイメージ。枠は同じ国枝厩舎のアーモンドアイが勝った時と同じ7枠13番。これは少し押さえておかないと(笑)。

安定感は△マルターズディオサ。チューリップ賞の勝ち馬は本番でこけていますが、それが嫌われて人気を落とすようならラッキー。×レシステンシアはあっさり押し切っても不思議ないですが、外枠で控える形になってどうか。無視はできません。サンクテュエールは人馬ともにレース巧者。デキは良さそうですし、道悪は案外得意かも。×クラヴァシュドールは軽い挫石で木曜追いになりましたが、蹄を考えると馬場がソフトになりそうなのは歓迎でしょう。鞍上の気ムラな面が嫌ですが、牝馬同士なら崩れません。

★ウーマンズハートは暖かくなってきてデキ上昇中。道悪は良さそうな血統ですし、前がビュンビュン飛ばす展開になって最後バタバタになる展開なら1発あっても。

一応、◎が中心視で面白そうなのが▲。手広く行った方が網に引っ掛かってくれそう。

フックラした姿で帰厩するも、トレセンへ戻るとピリピリしてきて馬体重は減少傾向。まずはどのくらいの馬体重で出走してくるかが1つポイント。道悪は厳しいと思うも、距離延長で追走に余裕が出ることで脚が溜まれば。集中力を維持する為、後方からじっくり進めて末脚に賭ける競馬を試みて欲しい。★ヴィースバーデン

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Photo_6 ヴィースバーデン(牝・角居)父ディープインパクト 母ワイルドココ

4月12日(日)阪神9R・忘れな草賞(L)・国際・牝馬限定・芝2000mに松山Jで出走します。4月7日(火)良の栗東・坂路コースで1本目に58.7-43.0-28.1-14.0 馬なりに乗っています。また、4月8日(水)良の栗東・坂路コースで1本目に55.6-40.3-26.1-13.3 一杯に追っています。併せ馬では馬なりの相手に0秒4先行して首遅れ。追い切りの短評は「馬体は仕上がるも」でした。発走は14時25分です。

○小滝調教助手 「4月8日(水)はサッと。あまり以前は坂路で動けなかったものの、今朝はラストまでキッチリ反応できた・・・と乗り手は話しています。距離が延びるだけに、じっくり構えられそう。態勢は十分に整っており、2000mがプラスに働けば・・・」

20.04.07 助手 栗東坂良1回 58.7 43.0 28.1 14.0 馬なり余力
20.04.08 助手 栗東坂良1回 55.6 40.3 26.1 13.3 一杯に追う エアウィンザー(古馬オープン)馬なりに0秒4先行首遅れ

☆★画像と情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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第2回阪神6日目(04月12日)
9R 忘れな草賞(L)
芝2000メートル 3歳OP 指定 国際 牝馬 別定 発走14:25
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 ジャルジェ 牝3 54 岩田望来
2 2 ウインマイティー 牝3 54 M.デムーロ
3 3 ライティア 牝3 54 武豊
4 4 アカイイト 牝3 54 田辺裕信
5 5 リリーピュアハート 牝3 54 福永祐一
6 6 ルーチェデラヴィタ 牝3 54 幸英明
7 7 キングスタイル 牝3 54 坂井瑠星
7 8 イズジョーノキセキ 牝3 54 岩田康誠
8 9 ルビーカサブランカ 牝3 54 川田将雅
8 10 ヴィースバーデン 牝3 54 松山弘平

○小滝助手 「牝馬らしく華奢なタイプ。週末の天気が保って、良馬場でやれそうなのは何よりですよ。あとは、2000mでためを作れれば」(競馬ブックより)

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牡馬相手の新馬戦をスパッと切れる脚を使って快勝したヴィースバーデン。ロードでは久々に牝馬の大物が誕生かと力が入ったのですが、その後は1戦ごとに着順を落としていくことに。前走のエルフィンSは一息入れて状態は良さそうでしたし、レースでは手応え良く直線を向くことが出来ましたが、いざ追われてからが案外。非力な馬なのでタフな馬場は不向きなのは重々分かっていますが、それにしても物足りない伸び。自分からレースを止めているという感じはしないのですが…。敗因が特定できないのが悩ましい限りです。

前走後はここを目標に千葉のケイアイファームではなく、滋賀・グリーンウッドで再調整。いつも通り、馬体のボリュームアップに時間を要しましたが、疲れが解消してからはこれまでとはちょっと違って440キロまで馬体重を増やすことに成功。暖かくなってきて少しずつ実が入ってきたんだなと喜んでいました。そして3月18日に帰厩し、ここへ向けての調教・追い切りを重ねてきました。

ただ、帰厩後のヴィースバーデンはボリュームを保っていた馬体をじわじわ減少。トレセンという環境下になると、ピリピリ・カリカリしてきてしまうのでしょうねえ。1週前追い切りは今回手綱を取る松山Jが跨ってくれましたが、CWコースで大きく先行して大きく遅れる形。無理をしなかった+荒れたコースを気にしたとはいえ平凡過ぎる内容。そしてその時の追い切り短評が「馬体淋しく見え」でした。細くなってきている分、非力さが目立ってしまうのかなあ…。最終追いも時計は平凡ですが、ビシッとやれてはいます。

レースでの注目点はまずは馬体重。前走時の416キロから減っているようでは話になりません。理想は10キロ以上増えていて欲しいのですが、果たしてどんな姿でパドックに出てきてくれるか。距離の2000mに関しては、追走に余裕が出る分、プラスかなと。正攻法だと伸びあぐねる感じがするので、思い切って後方待機から末脚に賭ける競馬を試みて欲しいです。道悪に関してはマイナスですが、他馬も同じ馬場を走るので仕方ありません。

1戦毎に着順を落として尻すぼみの現状ですが、粒の揃ったメンバー構成のここでも、秘めたる素質はそうヒケを取らない筈。何か好転するキッカケが掴めれば良いのですが、それが見当たらないのが頭が痛いです。毎回期待して記事を書いているのですが、負け方がよくありません。今回は腹を括り、ポツンと最後方からの競馬で良いので、最後まで集中力を切らさずに脚を繰り出してもらいたいです。

シルクなお馬さん(4歳上・NFしがらき組)

Photo_3 ダイアトニック

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:周回コースでキャンター

厩舎長「こちらに戻ってきた後も体調は変わりないですし、特に気になるところはないですね。今週からコースで乗り出していますが、硬さもなく元気もありますよ。もう暫く今のメニューでリフレッシュさせながら進めて行きたいと思います。馬体重は506キロです」(4/10近況)

Photo_3 ピボットポイント

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン15秒

厩舎長「この中間も坂路で15-15のペースで登坂していますが、まだ本調子とはいかないものの、徐々に良くなってきていますよ。もう暫く今の調教メニューで進めて調子が上向き次第、より負荷を掛けて行きたいと思います。馬体重は534キロです」(4/10近況)

Photo_3 シングルアップ

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・次走予定:第1回新潟開催
・調教内容:トレッドミル、周回コースでキャンター

厩舎長「こちらに移動後も特に気になるところはありませんでしたので、トレッドミルで運動を開始し、今週から周回コースにも入れています。馬体は萎んでいませんし、むしろ張りがあって元気も良いので、帰厩に向けて乗り込みを続けていきたいと思います。馬体重は555キロです」(4/10近況)

Photo_3 クレッセントムーン

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:周回コースでキャンター、坂路コースでハロン17秒

厩舎長「この中間も先週と同じ調教メニューで乗り込んでいますが、特に気になるところもなく、順調に進められていますよ。しっかり乗り込んでいても飼い葉食いが悪くなることはありませんし、フックラとしてきましたので、これから徐々に負荷を掛けながらメリハリのある馬体にしていきたいと思います。馬体重は522キロです」(4/10近況)

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ダイアトニックは大事に使ってきたことで、体質強化が進み、レース後のダメージが徐々に少なくなってきています。また、早速周回コースで体を動かしていますが、もう少しの間はリラックス調整に終始するようなので、5月16日の東京・京王杯SCへの参戦は可能性が低そうですね。

ピボットポイントは引き続き坂路で15-15を乗り込み中。まだピリッとしたところは窺えませんが、本数を重ねていけば素軽さが出てきてくれるでしょう。帰厩するにはもう1段階負荷を高めないとダメなので、ここからしっかり踏ん張ってもらいたいです。

シングルアップは馬体チェックを行った後、トレッドミルを併用しながら周回コースでの乗り込みを開始。ひとまず脚慣らし程度ですが、クタッとした感じは全くなく、元気一杯です。これなら予定している次走へスムーズに態勢が整ってくれるでしょう。

クレッセントムーンは先週と同様のメニューを消化。ひとまず順調と言えますし、馬体重が増えたのも良い傾向。引き続きコツコツ乗り進めながら、ペースアップの声を待ってもらえればと思います。

一息入れて気性面は少し大人になってきた印象。距離克服が1つ鍵になりますが、溜めても切れる脚はないので、ゲートが決まればハナへ行くのもあり。とにかくスムーズな競馬で前走5着からの前進を期待。☆シベール

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Photo_6 シベール(牝・久保田)父ルーラーシップ 母ヴィーヴル

4月12日(日)中山6R・3歳1勝クラス・牝馬限定・芝1800mに三浦Jで出走します。4月8日(水)良の美浦・坂路コースで1本目に51.7-37.6-24.6-12.4 馬なりに乗っています。追い切りの短評は「馬体充実動き目立」でした。発走は12時45分です。

○久保田調教師 「4月8日(水)はチップが入れ換わったばかりの残り300mぐらいで脚を取られ気味だったものの、相変わらず稽古の動きは良好です。また、以前より気性が落ち着き、ゆったりとした走りに。初距離はそこまで心配しなくても大丈夫だと思います」

≪調教時計≫
20.04.08 調教師 美南坂良1回 51.7 37.6 24.6 12.4 馬なり余力

☆★画像と情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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第3回中山6日目(04月12日)
6R 3歳1勝クラス
芝1800メートル 牝馬 馬齢 発走12:45
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 ミスニューヨーク 牝3 54 加藤祥太
2 2 シベール 牝3 54 三浦皇成
3 3 カインドリー 牝3 54 大野拓弥
4 4 ハローキャンディ 牝3 54 L.ヒューイットソン
5 5 アマゾーヌ 牝3 54 内田博幸
6 6 ラキャラントシス 牝3 54 津村明秀
7 7 ジェラペッシュ 牝3 54 丸山元気
8 8 ピーエムピンコ 牝3 54 鮫島克駿

○池内助手 「前走は追ってから何度も手前を替えていました。1800mをうまくこなせるかが鍵ですし、もう少し成長も欲しいところ」(競馬ブックより)

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前走は昇級戦ながら1番人気に支持されたシベール。マイルで勝ち上がりましたが、ワンパンチ足りないような気がしていたので、芝1400mは合うと見ていましたが、立ち遅れ+直線で外から一気に脚を使って巻き返しを図ろうとするも勢いは持続せずと、終わってみればロスの多い競馬。それでも5着に踏みとどまったのは能力の証。一応、桜花賞に出走するフィオリキアリには先着しています。

その後は千葉・ケイアイファームでリフレッシュ。前走時、硬い馬場を気にする素振りがあったのでレース後の脚元のダメージを心配しましたが、それに関しては大丈夫。ただ、カイバは食べていても、なかなか馬体にボリュームが備わらないので、牧場では速い調教を封印して普通キャンターをコツコツ乗り込んできました。そして状態が上向いてきた3月24日に帰厩しています。

帰厩後はビシビシとはやられていないも、元々攻めは動く馬なので水準以上の時計をマーク。追い切りの短評からは動きは時計以上に良く見せている様子。気性面では繊細さが目立っていましたが、少しずつ落ち着きが出てきているのは好印象です。ここへ向けてきっちり仕上がってきたと思います。

レースに行っての1番の課題は距離克服。ゲートを五分に出ればスッと前へ行ける器用さはあるので、力むことなくのびのび走らせてあげて欲しいです。そうすれば小回りの芝1800mなら辛抱してくれるでしょう。個人的には溜めてもスパッと切れないので、相手の出方次第ではハナへ行っても良いのかなと見ています。また、ピリピリしやすいこの馬には+少頭数+無観客競馬はプラスでしょう。道悪は悪くないイメージですが、正直走ってみないと何とも。

前走でひとまずこのクラスにメドは立てたと思うので、癖を掴んでくれている三浦Jに手が戻り、順当に前走5着からの前進を期待しています。三浦Jにはスムーズな競馬を心掛けてもらえればと思います。

シルクなお馬さん(3歳牡馬・北海道組)

Photo リアンティサージュ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週1回屋内坂路コースでハロン15秒のキャンター2本、週2回周回コースで軽めのキャンター2,500m、残りの日は軽めの調整

担当者「この中間からは周回コースでの運動を取り入れましたが、息の入れ方は問題無さそうですね。また、前に馬を置いても我慢は出来ていますし、折り合い面も大丈夫そうです。トモの嵌まりは多少甘いですが、この馬なりには良化してきている印象ですから、引き続き脚元に疲れを溜めこまない程度に乗り進めていきます。馬体重は476キロです」(4/10近況)

Photo ハーツクリスタル

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:ウォーキングマシン

担当者「この中間もウォーキングマシンでの運動で様子を見ています。骨折した左前は順調に回復してくれているものの、まだ硬さがありますね。無理をさせると再度痛めてしまう恐れがありますので、引き続き時間を掛けてじっくりと良化を図る方針です」(4/10近況)

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リアンティサージュは週3回坂路で乗ってきていましたが、この中間から坂路は週1回にして、他は周回コースで息の入れ方や折り合いなど実戦を想定した走りを教えています。トモの嵌りには甘さは残りますが、急激に良くはならないので、これからも疲れが溜まらないように気を配りながら進めていくしかないでしょう。

ハーツクリスタルは引き続きウォーキングマシンのみの運動と軽めの調整。骨折箇所は少しずつ良くなっていますが、歩様に硬さが残るので、まだ無理は出来ない感じ。良い方へ進んでいるので根気よく良化を促していってもらえればと思います。

2020年4月11日 (土)

シルクなお馬さん(関西馬・入厩組)

Photo アマネセール

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:8日にBコースで追い切り
・次走予定:京都4月25日・芝1800m(福永J)

斉藤崇師「8日にダートコースで時計を出しましたが、やや力みがありながらも我慢は出来ていましたし、最後までしっかり走っていましたよ。騎乗した助手も『力みはありましたが、以前よりはマシな方ですし、最後もまだ余力がありました』と言っていました。帰厩後も特に変わったところもなく順調に進められていますので、再来週の競馬に向けて徐々に負荷を掛けて仕上げて行きたいと思います。なお、ジョッキーは引き続き福永祐一騎手に依頼しています」(4/9近況)

助 手 5CW良 71.2- 55.6- 40.6- 13.7 馬なり余力
助 手 7栗坂良 61.4- 44.6- 28.9- 14.3 馬なり余力
助 手 8栗B良 69.8- 53.6- 39.3- 11.7 馬なり余力

Photo_3 パーフェクトルール

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:9日に坂路コースで追い切り

小崎師「帰厩した後も問題なく、先週末から坂路で時計を出し始めています。9日に坂路で時計を出してみたところ、動きがモタモタしていましたが、強め1本目でもありますし、本数を重ねていくにつれてピリッと動けるようになってくるでしょう。体型はまだ幼く成長途上ですので、本音を言うともう少し時間を掛けて育てていきたいところですが、あまり時間もないことですので、レースに向けて徐々に負荷を掛けて行きたいと思います」(4/9近況)

助 手 5栗坂良 56.9- 42.1- 28.2- 14.0 馬なり余力
助 手 9栗坂良 55.9- 41.5- 27.5- 13.7 馬なり余力 バクハツ(古馬2勝)馬なりに0.3秒先行同入

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力んで走る癖を解消する為、去勢手術を行ったアマネセール。今までその効果の程はハッキリしませんでしたが、この癖を完全に解消するのは正直難しそう。ただ、追い切りを行う場合は、出来る限り前半はリラックスに努め、終いをスッと伸ばすような形を繰り返していってもらえればと思います。また、次走の鞍上ですが、前回手綱を取ってくれた福永Jに決定。色々助言してくれていたので、それを今回の騎乗で試してもらえればと思います。

2日に帰厩へ帰ってきたパーフェクトルールは5日から時計を出し始めています。いきなりそこそこの負荷を掛けてくるかなと見ていましたが、モタモタした面が目立つようなので無理をしない程度。心身の幼さが目立つ現状ですが、現段階で未出走の馬なので出来るだけ早くデビュー戦を迎えたいというのが個人的な希望です。ひとまず、ひと追い毎に順当に良化を遂げていってくれることを願っています。

1週前追い切りはビシッとやって上々の動き。来週の中山グランドジャンプは引き続き西谷Jとのコンビで出走します。☆ブライトクォーツ

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Photo_3 ブライトクォーツ(牡・荒川)父ワークフォース 母レースドール

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:8日に障害練習~CWコースで追い切り
・次走予定:中山4月18日・中山グランドジャンプ(J・G1)・西谷J

荒川師「8日に角馬場から流しで障害練習を行い、その後にCWコースで時計を出しました。レースが来週ですので、しっかり負荷を掛けてもらいましたが、この馬にしては最後まで良く伸びていましたし、ジョッキーも『前回よりしっかり動けています』と言っていましたから、前走を使って良くなっていると思います。今回は脚元に疲れが出ることもなく、コンディションも良いので、今の状態を維持しながら来週の競馬に備えたいと思います。なお、ジョッキーは引き続き西谷誠騎手に依頼しています」(4/9近況)

助 手 5栗坂良 57.8- 42.3- 27.4- 13.2 末強め追う
西 谷 8CW良 80.6- 65.5- 51.6- 38.4- 12.3 叩き一杯

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トラストが中山グランドジャンプに向かわず、放牧に出ていたので、春の大一番は熊沢Jに戻るのかなと見ていましたが、引き続き西谷Jとのコンビで臨むことが決定。おそらくですが、前走と次走のセットで騎乗依頼していたでしょう。前走では逃げの手に出てて本番を見据えた競馬でしたし。

この中間のブライトクォーツは脚元に不安が出ることなく元気一杯。しっかり負荷を掛けることが出来ていますし、来週のひと追いと中山への輸送で前走の太め残り分は解消できるかなと思います。そうなればスタミナお化けのこの馬に粘りが加わってくれることでしょう。

ただ、オジュウチョウサン・シングンマイケルの両G1馬も良い雰囲気でレース1週前追い切りを終えています。昨年暮れの実績は光りますが、上位に食い込んでいくのは容易ではありません。まずは無事完走を目指して欲しいも、有力どころにどこまで食い下がることが出来るかどうか。スタミナが生きる舞台で本領を発揮してもらいたいです。

焼魚定食のまんぷく予想 vol.615

(阪神11R)阪神牝馬S(G2)

◎サウンドキアラ、○スカーレットカラー、▲ビーチサンバ、△ダノンファンタジー、×シゲルピンクダイヤ、×シャドウディーヴァ

6勝全てを京都で挙げているサウンドキアラですが、阪神でも大崩れはしていません。それなら今の充実ぶりを評価して◎に。○スカーレットカラーは昨年の有馬記念以来ですが、ここへ向けての乗り込みは入念。1800mがベストだと思いますが、阪神のマイル戦ならそうマイナスに考える必要はないのかなと思います。牝馬同士なら切れ味は上位。

▲ビーチサンバは前走が物足りないですが、初めての1400mで出遅れては仕方ないです。その後の調整は入念ですし、今週の坂路追いで伸び伸び走れていたのが好印象。ひと叩きしてマイル戦で見直したい。

実績&能力は最上位といっていい△ダノンファンタジー。秋華賞以来となりますが、じっくり立て直したことで馬体面での成長も見込める様子。ただ、パワーが付いた分、ピリピリしてきて走りに力みが見られるのがどうか。今ならマイルよりも短い距離が良いかも。押さえの評価です。

あとは、前走で凡走しましたが、今回はハミを換えてここへ臨む×シゲルピンクダイヤ。和田Jの騎乗停止でM.デムーロJとのコンビでの出走となりますが、乗り難しいタイプなのでどう御すかは1つポイント。この舞台は合っています。×シャドウディーヴァは牡馬相手の東京新聞杯で2着と好走。展開向いたとかではなく実力で差し込んできました。折り合いに1つ鍵はありますが、癖馬に乗せると上手い池添Jとのコンビは合いそう。

(中山11R)ニュージーランドT(G2)

☆オーロラフラッシュ
☆ソウルトレイン
☆ハーモニーマゼラン
☆ルフトシュトローム
☆ペールエール

非常に難解な1戦ですが、上記☆5頭の馬連ボックスと3連複ボックスを強弱つけて。確実に頑張ってくれそうなのはオーロラフラッシュとはハーモニーマゼランかなとは思います。

前走で勝ち上がった馬が多い組み合わせなので勢いは警戒も、1勝クラスで結果を残しているのはこの馬のみ。動いて行きやすい外めの枠もゲットできたので、スムーズな競馬が出来れば能力は1枚上の筈。☆ヴァンタブラック

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Photo_3 ヴァンタブラック(牡・須貝)父ブラックタイド 母プチノワール

土曜中山6R 3歳1勝クラス(ダ1800m)8枠12番 C.ルメールJ

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:8日にCWコースで追い切り

須貝師「8日にCWコースで追い切りました。ルメール騎手に感触を確かめてもらいましたが、以前よりしっかり走ってくれるようになったと褒めてくれましたし、それだけ馬が成長している証だと思います。調教ではそこまで感じないですが、時折臆病なところが見受けられますから、レースで馬群の中に入ると周りを気にして走りに集中できないのかもしれません。ルメール騎手の進言で、調教からチークピーシズを着けていますが、レースに行けば効果はありそうですから、レースでも着用して臨みたいと思います。外に出して追えば勝ち負けできるとルメール騎手が言っていましたから、有言実行を期待しています」(4/9近況)

助 手 5栗坂良 58.5- 43.3- 28.3- 13.8 馬なり余力
助 手 7栗坂良 60.8- 45.2- 29.5- 14.3 馬なり余力
ルメール 8CW良 81.1- 65.4- 51.7- 38.6- 12.8 馬なり余力 カヌメラビーチ(古馬2勝)強めの外0.1秒先着

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第3回中山5日目(04月11日)
6R 3歳1勝クラス
ダ1800メートル 指定 馬齢 発走13:05
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 プレシオーソ 牡3 56 北村宏司
2 2 シンクロゲイザー 牡3 56 大野拓弥
3 3 タイキルークス 牡3 56 横山和生
4 4 ルナエクリプス 牡3 56 石橋脩
4 5 キタノヴィジョン 牡3 56 三浦皇成
5 6 スマートウィザード 牡3 56 丸山元気
5 7 キラービー 牡3 53 山田敬士
6 8 ダルムシュタット 牡3 56 田中勝春
6 9 セルファース 牡3 56 L.ヒューイットソン
7 10 ファイブリーフ 牡3 56 木幡巧也
7 11 ヒロキング 牡3 56 内田博幸
8 12 ヴァンタブラック 牡3 56 C.ルメール
8 13 エバンタイユドール 牝3 52 木幡育也

○須貝師 「前走は枠順の差もあったかも。追わせるが終いは確実。順調だし、今度は何とか。チークピーシズの効果にも期待」(競馬ブックより)

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デビュー戦を勝った後、NFしがらきで再調整を行い、良い意味でピリッとしてきたヴァンタブラック。帰厩後の追い切りの動きがガラッと変わったあたりはさすが血統馬。昇級戦の前走が特別戦と条件は楽ではありませんでしたが、鞍上の手腕込みで連勝を期待していました。ただ、レースでは外へ持ち出すことが出来ず、内めの馬群で揉まれる形。キャリアの浅い馬ならそのまま沈んでも不思議ではない展開でしたが、ヴァンタブラックはもがき苦しみながらも、スペースを見い出すと再加速。1完歩ずつ差を詰めていってくれたのですが、半馬身差まで迫ったのがゴールでした。勝てなかったのはホント残念でしたが、キャリア2戦目とは思えない内容の濃い競馬をしてくれました。それは単純に評価して良いでしょう。

その後は在厩調整を続け、本来なら先週の中山・ダ1800mを使う予定でしたが、ドバイから戻って来て2週間自宅待機をしなくてはいけなかったC.ルメールJの予定に合わせて1週スライドすることに。調整面では何ら狂いはないですし、若駒なので1週でも間隔が空いたことは悪くはないでしょう。8日に行われた最終追いにはわざわざC.ルメールJが跨り、感触をチェック。前走後の進言に基づいてチークピーシズを着用。その効果の程はハッキリしませんが、少しでも集中力アップに繋がってくれればくれればと思います。

相手関係に目を遣ると、前走で新馬戦・未勝利を勝った馬が13頭中8頭という組み合わせ。勢いは侮れませんが、この中ではこの条件の新馬戦を勝ち上がったプレシオーソ、2戦目で未勝利を勝ち上がり、デビュー戦でヴァンタブラックと差のない競馬を競馬もしているセルファースがライバルかなと思います。まあ、それでも1勝クラスで成績を残しているのはヴァンタブラックのみ。ここは正直譲れない鞍かと思います。

13頭立てなので枠の影響は少ないとは思いますが、大型馬でまだまだズブさが目立つ馬なので、動きやすい外目の偶数枠は良いところを引けたと思います。『外に出して追えば勝ち負けできる』というコメントしてくれたC.ルメールJもこれでより自信を持てたと思います。あとは前半のレースでレース勘を取り戻してもらい、6Rのここは有言実行で勝ち切ってくれるものと信じています。

シルクなお馬さん(3歳・NFしがらき組)

Photo_3 エルスネル

・在厩場所:栗東トレセン/近日中に滋賀県・ノーザンファームしがらきへ放牧予定
・調教内容:坂路コースでキャンター

西園師「次走に向けて普通キャンターの調整を行っていますが、良い意味で状態は変わりありません。ただ、今週の想定を見ると節を空けないと使えそうにないので、一旦ノーザンファームしがらきへ放牧に出し、確実に出走できるようになるまで牧場でコンディションを整えてもらおうと思います」(4/8近況)

⇒⇒10日に滋賀県・ノーザンファームしがらきへ放牧に出ています。(10日・最新情報より)

Photo_3 ベルラガッツォ

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン16秒

厩舎長「だいぶ元気が戻ってきましたし、馬体も良くなってきましたので、この中間は坂路のペースを少し上げてみました。ペースアップ後も問題ないですし、これならより負荷を掛けても大丈夫でしょう。あまり時間もないことですし、しっかり乗り込みながら帰厩に備えて行きたいと思います。馬体重は506キロです」(4/10近況)

Photo_3 オーサムゲイル

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル

厩舎長「この馬なりに飼い葉を食べて、少しずつふっくらとしてきましたが、まだいい頃と比べると、張り・艶が物足りないですね。まだ目に見えない疲れがあるのかもしれませんから、もう少し時間を掛けて馬の状態に合わせて進めていこうと思います。馬体重は430キロです」(4/10近況)

Photo_3 ミスビアンカ

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、角馬場で軽めの調整

厩舎長「先週一杯は軽めの運動に控えていましたが、今週に入っても馬体が萎んで疲れも見られるので、トレッドミルと角馬場で軽く運動を行っています。飼い葉はまずまず食べてくれているので、もう少し時間を掛けて良化を図っていきたいと思います。馬体重は458キロです」(4/10近況)

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エルスネルは前走後も在厩調整を続けていましたが、どうやら節を空けないと使えそうにないということで一旦NFしがらきへ放牧に出ることに。10日に移動済です。状態面での不安はないので、馬体を緩めることなく、コツコツ乗り込んでいってもらえればと思います。あとは馬体重が減少傾向にならないように気をつけてもらいたいです。

ようやく元気が出てきて、坂路での乗り込みを始めていたベルラガッツォはこの中間は更にペースアップして乗り込み中。それでいて馬体重が増えているのも好感です。もう本調子と見ていいと思うので、ここからは帰厩へ向けてどんどん進めていってもらえればと思います。

オーサムゲイルは引き続きトレッドミルでの軽めの運動ですが、馬体重が増加傾向なのは○。ただ、張り・毛ヅヤが一息なので、内面の疲れは完全に取り除くことは出来ていないのかなと思います。もう少し良くなってくるのを待った方がベターでしょう。

ミスビアンカは馬体重を減らした中、レースで3着と力を出し切ったことで、内面からクタッとしている様子。もう少しの間は軽めの調整に止め、馬体重の回復+馬体の張り・毛ヅヤの良化+この馬らしい活気が戻ってくるのを待ってもらえればと思います。

7日に帰厩。早速来週の中山・隅田川特別への出走を予定しています。鞍上は丸山J。☆ロードプレミアム

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Photo_3 ロードプレミアム(牡・斎藤誠)父ディープインパクト 母インディアナギャル

2020.04.09
4月9日(木)良の美浦・ウッドチップコースで6ハロン83.8-67.4-53.0-39.3-13.3 8分所を馬なりに乗っています。短評は「長目丹念に乗込む」でした。4月19日(日)中山・隅田川特別・混合・芝1600mに丸山騎手で予定しています。

○斎藤調教師 「リフレッシュが叶った部分を踏まえ、4月7日(火)に手元へ戻す形。早速、9日(木)に1本目の追い切りを交えたところ、なかなか良い動きを示しました。この様子であれば、来週のレースへ向かえそう。今回は丸山騎手とコンビを組む予定です」

≪調教時計≫
20.04.09 菅原明 美南W良 83.8 67.4 53.0 39.3 13.3 馬なり余力

2020.04.07
4月7日(火)に美浦トレセンへ帰厩しました。ひとまずは1ハロン18秒前後のキャンターで仕上がり具合の把握に努める方針。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、体調、条件、出走状況等を踏まえながら目標のレースを決めます。4月2日(木)測定の馬体重は539キロ。

○当地スタッフ 「4月4日(土)に半マイルから15-15を消化。終始スムーズな脚捌きで駆けていた通り、疲れは皆無と言えるコンディションでしょう。むしろ元気が有り余っている感じ。斎藤調教師より移動の指示が届き、7日(火)にトレセンへ向かっています」

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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前走後は少し疲れが残り、態勢を整えるのに時間が掛かりそうだったロードプレミアム。実際、軽めのキャンターから徐々に負荷を高めていましたが、中山開催での出走は間に合わないと見ていました。しかしながら、先週末に半マイルからハロン15秒の調教を行うと悪くない動き。7日の検疫で厩舎へ戻ってきました。そして10日競馬で来週の中山・隅田川特別へ向かうこととなりました。

一気に状況が進んだプレミアムですが、2日の段階で馬体重が539キロもあったというのは心配。帰厩後の追い切りでは長目6ハロンから時計を出しているのは太め解消を狙ったものでしょう。今週末もある程度負荷を高めてもらい、最終追いで仕上がるところまで状態を高めてもらえればと思います。

2020年4月10日 (金)

シルクなお馬さん(関東馬・入厩組)

Photo クールキャット

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:馬場で軽めのキャンター、ゲート練習

奥村武師「2日に入厩させていただいた後は、こちらの環境に慣れさせつつ、ゲート練習も行っています。入り・駐立は問題なくこなしてくれましたし、8日からは前扉を手開けして、発馬の練習に取り組んでいます。まだダッシュは付きませんが、練習していけばちゃんと反応してくれそうな雰囲気ですし、ゲート試験に目途を立てられるようにこの調子で進めていきたいところですね。ただ、練習中の仕草から、もしかすると寄りが悪くなってしまいそうな感じも見受けられるので、その点はよく注意していきたいと思います。入厩後からここまで飼い葉はしっかりと食べていて、体調面での不安は特にありませんよ」(4/8近況)

Photo ヴェルトゥアル

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:9日に南Wコースで時計
・次走予定:4月19日の福島・障2750m(五十嵐J)

稲垣師「9日に南Wコースで追い切りを行いました。単走で、70-40を少し切る程度でしたが、馬場の外目を回りながらも最後まで楽な感じで走れていましたね。今週も五十嵐騎手が騎乗し感触を確かめてもらいました。歩様の硬さから角馬場での準備運動中に2,3回躓くようなところがあったようですが、速いところに行けば特に気にならず、動きも良かったので大丈夫ということでした。そこで、今後について相談した結果、あまり調教をやり過ぎて脚元に負担が掛かってもいけませんし、来週の福島の障害未勝利戦を目標にすることにしました。なお、飛越が下手なタイプでもないですし、あまり障害練習をする必要はないと思うというジョッキーからの進言もあり、こちらでは飛ばさないで調整していくことも考えています」(4/9近況)

五十嵐 9南W良 68.7- 53.5- 39.6- 12.7 馬なり余力

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美浦入り後のクールキャットはゲート練習中心の日々。今のところは順調ですが、大型馬なので発馬はモタモタ。練習を重ねていく必要がありそうです。ただ、少し気の悪さを持っている馬なので、詰め込み過ぎると逆効果。気分を損ねないように注意して欲しいです。

ヴェルトゥアルは来週の福島の障害未勝利を予定。時計は出していますが、脚元の状態が不安。衝撃の大きい障害だと余計に怖いです。飛越に関しては下手ではありませんが、レースの流れに乗って飛越することで、バランスを崩したりしなければ良いのですが…。レースでの落馬は回避してもらわないといけません。

POG2020 注目の2歳馬 (日刊スポーツより)

Photo ベルエポック

名前の通りおてんば・・・/アドマイヤテンバ18

父モーリス、牝、1月10日生まれ。馬体重514キロ。黒岩厩舎入厩予定。

母は03、04年エリザベス女王杯連覇を成し遂げたアドマイヤグルーヴの初子。現役時代は4勝を挙げた。叔父にドゥラメンテがいる良血だ。3代母エアグルーヴ、4代母ダイナカールという、社台グループが磨き上げた血統背景を持つ。

ノーザンファーム空港の橋口敦史厩舎長

「今は坂路で週2回、1ハロン14秒を行っています。調整は一番早い組ですね。こちらに来たときからつなぎ、歩様が硬くて、気をつけながら調教を進めてきました。動きは抜群にいいですし、硬さを感じさせない坂路での動きをします。重たさも感じさせないですね。つなぎの硬さは気になりますが、けがをさせないようにやっています。今のところ脚にトラブルを抱えたことはないですね。うまくケアをしながら調整できています。性格は名前の通りおてんばで・・・(笑い)。乗っていて危なっかしさはありませんが、うるさくて敏感なところはありますね。でも、坂路では従順。走りからは芝だと思いますが、脚元のこともあるので、もしかしたらダートからということになるかもしれません。中距離まではいけそうです。跳びは大きいですし、動きは厩舎の中でもトップ3に入る。ゴールデンウイーク前後に移動予定です」

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以前、ドゥラモンドが取り上げられていた日刊スポーツのPOG2020の注目馬にアドマイヤテンバの18ことベルエポックが紹介されています。

コメント欄については近況報告と概ね変わりはありませんが、動きの良さを評価してくれているのは素直に嬉しいです。調教は動く方だと思うので、楽な相手関係になりそうなダートでサッと勝ち上がっておくのも1つ案だと思います。歩様の硬さはありますが、身のこなしの良さが負担を幾らかでも軽減しているのでしょうねえ。GW前後の移動を予定しているようなので、まずはそこへ向けて順調にいって欲しいです。

ロードなお馬さん(3歳牡馬・牧場組)

Photo_6 ロードユリシス

千葉・ケイアイファーム在厩。放牧4時間。4月2日(木)測定の馬体重は493キロ。

○当地スタッフ 「馬房とサンシャインパドックを行き来するスタイルを続けています。変化の乏しい状況でもあり、外へ出た際は日光浴をしながら寝ていることが多い感じ。また、カロリーバランスに応じて制限中ながら、飼い葉食いについては特に問題ありません」

Photo_6 ロードドミニオン

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン18~20秒ペース)。4月2日(木)測定の馬体重は474キロ。

○当地スタッフ 「18-18を取り入れています。ピッチを速めてからもネガティブな変化は生じていませんので、馬場状態を見極めながら負荷を高めて行きたいところ。アクシデントで帰厩が延びてしまっただけに、可能な限りは時間を掛けずに態勢を整えましょう」

Photo_6 ロードセッション

京都・宇治田原優駿ステーブル在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク600m→ハッキング2400m、ウッドチップ坂路コース・キャンター900m×1本(1ハロン18~20秒ペース)。

○当地スタッフ 「来た当初と比べて数字は10キロ程度プラスに。乗り進めながら順当にボリューム回復が図れています。レースによる大きなダメージは認められず、これまでの滞在時と動き自体も変わらぬ感じ。早ければ週末にも更にピッチを上げられそうです」

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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ユリシスは引き続きサンシャイン放牧の日々。単調な日々に少し飽きている感じがしますし、そろそろ次のステップへ行けるように準備を進めてもらいたいです。

ドミニオンはこの中間から普通キャンターへピッチを上げていますが、動きには違和感等はなし。帰厩目前でのトラブルはホント痛かったですが、早い目に態勢が整うように尽力してもらえればと思います。

セッションは馬体の回復も早く、早速普通キャンターでの乗り込みを開始。まだまだ芯が入ってきていない馬ですが、体質の弱さを覗かせていないのは一安心。この雰囲気だと早めに戻せることができ、3歳馬同士での1勝クラスに出走が叶いそうです。

8日に栗東・中内田厩舎へ帰厩しています。☆ボンディマンシュ

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Photo ボンディマンシュ(セ・中内田)父ロードカナロア 母ビアンカシェボン

・在厩場所:8日に栗東トレセンへ帰厩
・次走予定:第3回京都開催

中内田師「放牧に出した後も順調に進められていたようなので、8日の検疫でトレセンに戻しました。第2回東京開催も視野に入れていましたが、他ブロックへの出走が不可となったことから、第3回京都開催のダ1400mに出走させたいと考えています。追い切りの動きを確かめながら具体的な番組を検討したいと思います」(4/8近況)

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前回の更新で早ければ今週中の帰厩が示唆されていたボンディマンシュは8日の検疫で栗東へ。今回も心身の成長を促しつつコツコツ乗り込むことが出来たので更に逞しさを増したように思います。

次走については本当は2回東京開催を予定していたようですが、人馬の移動制限に伴い、東京では使えなくなったので3回京都開催のダ1400mの番組を狙っていくとのこと。ここ2走は3着→2着と2勝クラスに完全にメドを立てたので、後退することなく更に上を目指していってもらいたいです。

ロードなお馬さん(3歳牝馬・牧場組)

Photo_6 レインドロップス

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン18~20秒ペース)。4月2日(木)測定の馬体重は464キロ。

○当地スタッフ 「18-18を交えるように。以前の滞在時よりも明らかに息遣いが良くなっているのは喜ぶべき材料でしょう。ただ、心身共に更に乗り込みが必要な印象。休んでいた間に落ちた筋力や心肺機能を取り戻しつつ、走る気持ちを呼び覚まして行きたいです」

Photo_6 トルネードフラッグ

三石・ケイアイファーム在厩。休養。

○当地スタッフ 「先週末に戻って来ました。ひとまずは舎飼い。トレセンで撮った画像を取り寄せると共に、こちらでも精密検査を行なう方針です。未勝利戦の終了も差し迫る状況。獣医師のセカンドオピニオンも参考に、最善策を選択できれば・・・でしょう」

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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レインドロップスはこの中間から普通キャンターでの乗り込みを開始。ひとまず無難な対応を見せてくれていますし、喉頭蓋エントラップメントの手術は上手くいった様子。ただ、動きの質はまだまだなので、コツコツ乗り込むことで下地をしっかり築いていってもらいたいです。4月頭の馬体重が464キロ。これまでなかなかフックラしてきてくれなかったので、これも嬉しい知らせですが、これから速いところを行っていった際にボリュームを失わないように気を付けてもらいたいです。

トルネードフラッグは先週末に北海道へ到着。ひとまず長距離輸送によるダメージ回復に努めています。その後は改めて検査を行うようなので、そこでどういうジャッジが下されるか。骨片除去手術を行った際、周辺組織に傷みがあるようだと復帰に半年くらいを要するかも。そうなってしまうとちょっと間に合わないのですが…。今は再検査で良い知らせが届くことを願うばかりです。

7日に栗東・矢作厩舎へ帰厩しています。☆ナイトバナレット

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Photo_3 ナイトバナレット(牡・矢作)父ディープブリランテ 母ナイキフェイバー

・在厩場所:7日に栗東トレセンへ帰厩
・次走予定:第3回京都開催

矢作師「放牧に出した後も順調に進められていたようなので、7日の検疫でトレセンに戻しました。当初は第2回東京開催も視野に入れて番組を考えようと思っていましたが、他ブロックでの出走が不可となったことから、第3回京都開催を目標に仕上げに入っていきたいと思います」(4/8近況)

吉田隼 9栗坂良 51.8- 37.7- 24.5- 12.4 一杯に追う

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NFしがらきへ移動当初、左トモの疲れから左へモタれる面が見られたナイトバナレット。その為、軌道に乗ってくるのに少し時間を要しましたが、トレッドミルを併用して乗り込んでいくことでじんわり良化。ハロン15秒以上の速いペースで乗り込めるようになった頃にはその不安は解消し、攻め駆けするこの馬らしい良い動きを披露。あとは厩舎から声が掛かかれば帰厩できる状態を維持していましたが、少し待たされた程度で帰厩できてホッとしました。そして帰厩して2日後に坂路でビシッと好時計をマーク。状態の良さは頼もしいですが、その分、食欲が旺盛だと思うので、次走では太めが残らないように今から気を付けてもらいたいです。

次走については2回東京を視野に入れていたようですが、移動規制により3回京都での出走を目指すことに。前走後はダートを試してみたいと言っていましたが、芝のレースだと25日の京都・六波羅特別(1600m)、ダートなら26日のダ1400mの平場が候補になってくるのかなと思います。ただ、後者だとほぼ同タイミングで帰厩したボンディマンシュとぶつかりそう。陣営がどういう選択をしてくるのか興味深いところです。

12日の福島・3歳未勝利(芝2600m)に出馬投票を行うも、非抽選で除外に。★ロードフェローズ

Photo_6 ロードフェローズ

2020.04.09
4月12日(日)福島・3歳未勝利・芝2600mを除外されました。4月8日(水)良の栗東・Cウッドチップコースで5ハロン65.9-50.9-37.3-12.5 4分所を末強目に追っています。体調、条件、出走状況等を踏まえながら目標のレースを決めます。

2020.04.08
4月12日(日)福島・3歳未勝利・芝2600mに西村淳Jで予定しています。同レースはフルゲート16頭。現段階では5/1の抽選対象です。4月8日(水)良の栗東・Cウッドチップコースで5ハロン65.9-50.9-37.3-12.5 4分所を末強目に追っています。併せ馬では叩き一杯の相手の外を通って首先着。追い切りの短評は「上昇気配窺える」でした。

○藤岡調教師 「4月8日(水)はウッドで。今朝はビシッと行きましたよ。及第点の時計をマーク。息遣いも良化している感じで、幾らか上向いたかも知れません。あとは2600mの条件が合うか否か・・・。積極的に運んで粘り込むような競馬を試みたいですね」

≪調教時計≫
20.04.08 助手 栗CW良 65.9 50.9 37.3 12.5 末強目追う モズネイティブ(3歳未勝利)叩一杯の外首先着

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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想定では5分の1の確率で出走の可能性があったロードフェローズですが、蓋を開けてみると非抽選での除外。来週からの馬・騎手の移動制限を見越して直前で2頭ほど増えたようで節が1週足りずに抽選対象になりませんでした。

追い切りの動きは良化気配だったので使えなかったのは少し残念ですが、さすがに距離の2600mは長い印象。前向きにとらえれば、無駄な1戦をしなくて良かったと思います。

次走に関しては現段階で未定ですが、来週のレースに使えるように調整していくものと思います。番組を推測すると、阪神だと18日の芝2200m、福島だと19日の芝2000mのどちらかかな? 個人的な希望は後者です。

今週の出走馬(4/10・11)

<土曜日>

Photo_2 ヴァンタブラック

中山6R・3歳1勝クラス・ダ1800mにC.ルメールJとのコンビで出走します。

<日曜日>

Photo_6 シベール

中山8R・3歳1勝クラス・牝馬・芝1800mに三浦Jとのコンビで出走します。

Photo_6 ヴィースバーデン

阪神9R・忘れな草賞(L)・牝馬・芝2000mに松山Jとのコンビで出走します。

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日曜福島の芝2600mにロードフェローズもスタンバイしていたのですが、こちらは非抽選で除外に。関西馬でも来週以降の福島戦への出走は可能ですが、騎手が2日間同競馬場に拘束されることになるので、それで直前で出走数が増えたのかなと思います。それでも今週は3歳馬3頭がスタンバイ。できれば今週で4月の1勝を挙げておきたいです。

来週からは馬の移動も規制されるですが、今週のヴァンタブラックはセーフ。相手関係と騎手の手配を考えるとラッキーだと思いますが、メンバー構成は前走で新馬・未勝利を勝ち上がった馬が8頭。勢いは侮れないも、1勝クラスで実績を残しているのはヴァンタブラックだけなので、ここで2勝目を挙げておきたいです。

シベールは1800mの距離に若干不安を覚えますが、牝馬同士で8頭立て。4つコーナーを回る形態ですし、五分のスタートからスムーズな競馬が出来れば、大崩れはない筈。あとは最後のひと押しが利くかどうか。

ヴィースバーデンは一息入れて立て直されましたが、追い切りを重ねるごとに馬体減が進むことに。先週の追い切り時は馬体が淋しく見えると短評されていました。あと20~30キロぐらいパワーアップすれば上のクラスでやれる素質は秘めていますが、現状は尻すぼみの状態。期待している1頭ですが、正直厳しい戦いになってくるかと見ています。

石橋脩Jを背にWコースで意欲的な追い切りを消化。3歳になって走りに無駄がなくなってきた印象。ここまでビシッとやったのは初めてなので、その後の良化ぶりに期待したい。☆サリオス

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Photo_3 サリオス(牡・堀)父ハーツクライ 母サロミナ

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:9日に南Wコースで時計
・次走予定:4月19日の中山・皐月賞(D.レーンJ)

堀師「先週の2週前追い切りを消化後もしっかりとケアを行っているため、右トモの状態を含めて大きな疲れはありません。先週末にも坂路コースでサッと時計を出しましたが、息の戻りも良好で、心肺機能については問題なく整ってきています。ただ、本当に良い頃と比べると先週の南Wコースでの追い切り時の反応や、先週末の坂路コースでの動きの勢いに物足りない印象がありますから、そこを補うことを一つのコンセプトに9日の追い切りを行いました。今週も併せ馬で行い、直線では強めに追って最後は先着する形で終えていますが、先週よりも時計・内容ともにさらに一歩負荷の掛かった調教メニューを消化しています。馬体重は最新の計測でまだ558キロありますが、この追い切りでよりフィットしてくると思いますし、ここまでの順調さを維持しながら来週の本番まで調整を進めていければと思います」(4/2近況)

助 手 5美坂良 57.2- 41.6- 26.7- 13.5 馬なり余力
石橋脩 9南W良 66.1- 51.0- 37.7- 11.8 直一杯追う フォルコメン(古馬3勝)馬なりの内1.2秒追走0.3秒先着

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【皐月賞1週前追い】サリオス迫力満点先着!低重心で一気に抜け出しラスト11秒8(スポニチより)

美浦が誇る重戦車。サリオスがうなりを上げて駆け抜けた。Wコースの向正面。前を行くフォルコメン(4歳3勝クラス)とは8馬身近くあった。4コーナーで内から接近し、鞍上・石橋(レースはレーン)がゴーサインを送るとグンと加速。5F66秒1~1F11秒8(いっぱい)。低重心で一気に抜け出し1馬身半先着した。

森助手は「先週までと比べて一段階負荷を強め、直線はシャープに伸ばした。抜け出して気を抜く面を出さないかの確認もしたが、そういった面も見せず、1週前としてはいい仕上がり」と合格点だ。

昨年6月の東京新馬戦から無敵の3連勝。2着との着差も2馬身、1馬身1/4、前走・朝日杯FSが2馬身半差と完勝続き。その後はノーザンファームしがらきでリフレッシュした。同助手は「(3月7日の)帰厩当初と比べても落ち着きが出ている。強く調教するとトモ(後肢)に疲れが出やすいので中間はケアをしながら調整。馬体も含め、高いレベルで安定している」と評価している。

全3勝はマイル。2000メートルも中山も初めてと克服すべき課題はあるが、全てを打破し得るスケールがある。既に来日済みのオーストラリアの名手レーンと新馬以来のコンビ再結成予定。「(中山芝2000メートルについて)マイルでしっかり競馬ができているし、ポジションを取れるので初コースも対応できると思う。操縦性が高いので距離延長も問題ありません」と同助手は前向きに結んだ。同じく無傷3連勝のコントレイルとの注目の東西横綱対決。歴史に残る皐月賞となることは間違いない。

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3月7日にNFしがらきから帰厩し、ぶっつけのローテで皐月賞へ向かうこととなったサリオス。徐々に負荷を高めてきていますが、皐月賞1週前追切となる9日はWコースで併せ馬でビシッと。

上がり重点で時計はビックリするようなものではありませんが、直線を向くまでは首を上手に使ってリズミカルに走り、直線へ向くと瞬時に手前を交換。追われてからは少し沈むような感じでパワフルな脚捌き。2歳時と比べると、走りの無駄が少なくなってきたなあというのが調教動画を見ての率直な感想です。

また、ゴール板を過ぎてからも少し伸ばしていたので、この意欲的な追い切りでグッと上向いてきてくれるでしょう。おそらく週末は時計を出さないと思うので、馬体のメンテナンスを施して、来週の最終追いに備えてもらえればと思います。

ただ、客観的に見ると、前走から400mの距離延長は不安ですし、前走で負かした馬たちがその後パッとしていないので相手に恵まれた感も。サリオスにはクラシック第1弾・皐月賞がいきなり試金石の1戦となりますが、3歳になって更にドシッとした安定感を感じますし、迫力は2歳離れしたものがあります。勝負根性のあるタイプだとも思うので、雄大な馬体を生かした競り合いに持ち込んで欲しいです。

芝スタートで勢いがつくのに少し苦労するも、その後は楽な手応えで追走。直線を向いて何とか手前を替えて伸びる姿勢を見せた時は力が入ったのですが、最後の急坂で力尽く。今回の走破時計は1分11秒1。どうしても1分10秒台の壁を越えられず…。6着に敗れる。★ロードエース

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Photo_3 ロードエース(牡・松下)父エーシンフォワード 母エーシンパナギア

4月5日(日)中山11R・春風S・混合・ダ1200mに丸山Jで出走。16頭立て11番人気で1枠1番からハイペースの道中を5、4、4番手と進み、直線では内を通って0秒6差の6着でした。馬場は稍重。タイム1分11秒1、上がり37秒2。馬体重は6キロ減少の502キロでした。

○松下調教師 「直線を向いて一瞬オッと。楽な手応えでしたからね。最後は交わされてしまったものの、自分の持ちタイム分は走った格好。どうしても1分10秒台の壁が・・・。今回は稍重の締まった馬場。パサパサに乾いて時計を要す方がベターでしょう。それでも最近の中では最も良いレースぶり。大きな問題が無ければ続戦で行きたいと思います」

☆★画像と情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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レース後も特に異常は認められません。現在は心身のリラックスに重点を置いた調整。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、4月18日(土)阪神・陽春S・混合・ダ1200mに予定しています。

○松下調教師 「これまでの戦績等からも、やはりダ1200mがベター。来週に番組が組まれており、特別登録を行なう予定です。ただ、乗り役に関しては調整中。自ブロック制の適用と騎手の移動制限により、ここ最近とは出走状況が変わるかも知れません」

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3月22日の阪神・なにわSを除外になって中山・春風Sへ目標を切り替えたロードエース。その分、仕上がりは進みましたし、中山への長距離輸送を経てマイナス6キロの馬体重。元々、ポン駆けが利く馬ですが、力を出せる状態で出走できたのは確かだと思います。

レースに関しては、若干煽り気味での発馬でしたし、芝スタートで3~4完歩まではモタモタ。内で揉まれ込むと嫌だなあと見ていましたが、徐々にスピードに乗っていき、先団4頭を見る形で追走。丸山Jはこの位置をキープしつつ手綱を引いた追走。脚を温存したいという意思は伝わってきました。その後も位置を下げることなく、持ったままの手応えで4角へ。外から少し蓋をされる形になっていたエターナルフェイムがコーナーリングで外へ膨れてくれたので自然と前が開くというラッキーさ。勢いもそれなりにあったので、直線を向いた時はさすがに力が入りました。

そして直線でいざ追い出されたロードエース。丸山Jは少し大きなアクションで手前を強引に替えさせ、左鞭を数発入ると、エースも反応。残り200mぐらいでは先頭に並びかけようかという感じでしたが、最後の急坂で勢いは一気に薄れ、食い下がろうという気持ちは伝わるのですが、ジワジワ後退。何とか掲示板に乗って欲しかったのですが、1歩及ばずの6着に終わりました。ダートからのスタートなら、もう少しスムーズに先行できたかもしれませんが、今回の走破時計は1分11秒1。どうしても1分10秒台に突入できません。

レース後のエースですが、相応の疲れが見られる程度で大きなダメージはなし。中1週のローテで来週の阪神・陽春Sへ向かいます。来週から馬と騎手に移動の制限がかかるので、何とか滑り込みセーフで出走は叶うのかなと見ています。

道中はホント楽な手応えで追走出来ているようにスピード自体は3勝クラスでも上位。ただ、追ってから手応えの割に伸びないのが悩ましいところ。3勝クラスでダ1000mという番組があれば勝てそうなんですがねえ…。また、追って伸びないも粘りはマズマズあるこの馬の特性を生かすと、やや強引でも主導権を握って逃げ粘りを図った方がベターかも。次走の阪神ダ1200mはダートからのスタートですし、これまで以上の積極性を見せて、上位争いに食い込んで欲しいです。

JRAの競走馬登録が完了しました。☆ドゥラモンド

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Photo ドゥラモンド(牡・手塚)父ドゥラメンテ 母シーズインクルーデッド

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:馬場で軽めのキャンター、ゲート練習

手塚師「この中間もゲート練習を中心に進めていて、現在は発馬の練習中です。慎重に進めているので今のところは大丈夫ですが、ゲート内でスイッチが入ってガーッとなりそうな雰囲気も感じますので、引き続きよく注意していきたいと思います。入厩当初よりは段々と体力も付いてきましたが、しっかりしてくるのはまだ先になりそうです」(4/8近況)

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ドゥラモンドはこの中間もゲート練習中心のメニューを消化。駐立まではメドが立ち、現在は発馬を重点的に行っている様子。ひとまず順調に対応できていると言えますが、この父の仔なので狭いところに閉じ込められてテンションが上がりそうな雰囲気も感じられるので、一気に詰め込まないように注意しているとのこと。とにかく丁寧にお願いします。

また、4月2日付けでドゥラモンドの競走馬登録が完了。これでJRAの競走馬の一員となることが出来ました。今後は15-15程度の時計は計時されるかと思いますが、本格的な時計はゲート試験に合格後、NF天栄での再教育から戻って来てからになるでしょう。

抽優馬に指名したように活躍してもらわないといけない素材。ここまでは頗る順調に来ていますが、何かトラブルにあった際はそれが尾を引いていかないように問題はそこで完結するようにお願いします。

2020年4月 9日 (木)

プラス18キロで気持ちの面でピリッとしなかった印象が強いも、結果だけ見るとダートは良くないことに。いつも通りに競馬を進めるも、直線で目立つ脚が使えぬまま、ジリジリと後退して16着に敗れる。ここまで大敗するとは予想外。★ロードクエスト

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Photo_6 ロードクエスト(牡・小島茂)父マツリダゴッホ 母マツリダワルツ

4月4日(土)阪神11R・コーラルS(L)・国際・ダ1400mに岩田望Jで出走。16頭立て13番人気で7枠14番からハイペースの道中を13、12、12番手と進み、直線では外を通って3秒5差の16着でした。馬場は良。タイム1分26秒0、上がり38秒2。馬体重は18キロ増加の478キロでした。

○小島調教師 「馬体は幾らか重いのかも知れませんが、全く動けないような太目残りとは異なりました。キックバックを気にせずにダートの走りも悪くなかった模様ながら、芝の方が良いと思います・・・との乗り役のコメント。大敗の原因は砂適性に尽きるでしょう。6、7着ぐらいの場合は判断に迷うものの、ポジティブに考えれば諦めが付く結果。戻ってからの状態に応じて次の目標を考えたいです」

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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【次走へのメモ】

18キロ増も太めなし。硬さも休養前よりマシだったが、後方で溜めたのに脚は使えずじまい。ダートは良くなかったということだろう。(B誌)

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レース後も特に異常は認められません。4月8日(水)に千葉・ケイアイファームへ移動して春以降のレース出走へ向けて心身のリフレッシュを図ります。

○小島調教師 「無事に遠征先から戻っているものの、目一杯に走っていない割にはゴトゴトした感じ。力んでいた分のダメージが表へ出たのかも知れません。4月8日(水)に千葉のケイアイファームへ。1週間程度の短期放牧で戻し、今後は芝に専念しましょう」

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レース前から重めが残っていると言われていたロードクエスト。輸送で減ることを見込んでいたかと思いますが、発表された馬体重は前走からプラス18キロ。さすがに立派に見えましたし、馬体に締まりがないことで気持ちが乗ってなかったように感じます。チークピーシズを外して臨んだのも裏目に出た感じです。

レースに関してはまずまずのスタートから芝スタートで中団ぐらいにつけることは出来ましたが、ダートに入ると少しポジションは下げることに。レースはそれなりに流れていたと思いますし、道中の追走ぶりには違和感は感じませんでした。ただ、3角過ぎからのペースアップで少しずつ走りに余裕はなくなっていって…。4角を回ってくる時の手応えはマズマズでしたが、直線でガツンとくることなくジワジワ後退してしてしまいました。その走りを見ると、ダートの適性がなかったのかなと思いますが、個人的には状態を整えてもう1度ダートを試して欲しい気持ちが強いです。

レース後のクエストですが、後方のままだったので、目一杯走ったという印象はないのですが、ゴトゴトして馬体に硬さが出ている様子。その為に短期の予定で8日に千葉・ケイアイファームへ放牧に出ています。まずは入念なケアで硬さの軽減に努めてもらえればと思います。

今後は芝に戻すということなので、距離適性を踏まえると来月16日の東京・京王杯SCが有力でしょうか。出来るだけリーディング上位の騎手を手配して、芝なら7歳になってもまだまだやれるというところを示してもらいたいです。

思いのほかレースの流れに乗って競馬が出来ましたが、道中で少し力むようなところがあって最後の直線では馬群から抜け出してくるようなピリッとした脚は使えず。何とか食らい付こうともがいてくれましたが14着に終わる。★グランドサッシュ

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Photo グランドサッシュ(牡・武市)父ハーツクライ 母レイサッシュ

土曜中山10R 湾岸S(芝2200m)14着(17番人気) 津村J

まずまずのスタートから、内へ潜り込みつつ中団辺りで競馬を進めます。3コーナー辺りから盛んに鞍上の手が動きますが、直線では目立った脚は使えずに後方でゴールしています。

武市調教師「牧場から戻ってきた時の雰囲気が良かったですし、普段の調教からも硬さが無くて具合の良さを感じていました。ただ、状態が良すぎたのか、いつものレース時より気持ちが入り過ぎていて、前半に少しハミを噛んでいましたね。騎乗していただいた津村騎手も『前走よりも状態が良かったのですが、それが裏目に出てやや行きたがっていました。ただ、いつものような右回りで見せるモタれは無かったです。今日は前半に力んだ分、終いの脚が続かなかったものの、年齢的な衰えは感じませんでしたし、メンバーや条件次第ではもっとやれると思います』と話していました。この後については、トレセンで馬体を確認した上で短期放牧を挟ませていただき、牧場でも問題が無ければ第2回東京開催へ向かいたいと考えています」(レース結果)

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・在厩場所:7日に福島県・ノーザンファーム天栄へ放牧

武市師「レース後はトレセンに戻って馬体を確認しましたが、歩様等に異常は無いものの、走ったなりの疲れはありました。ですから無理をさせず、7日に福島県・ノーザンファーム天栄へ放牧に出させていただきました。ただ、大きな問題ではありませんから、牧場での回復次第では短期でお戻しさせていただき、第2回東京開催での出走を視野に入れたいと考えています」(4/8近況)

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53キロのハンデを生かして少しでも上位を目指して欲しかったグランドサッシュ。9歳になって現状頭打ち状態ということで単勝万馬券の最下位人気での出走となりました。

前回、この条件を走った時は終始最後方で直線でも差を詰めてくることが出来ずに大敗を喫していますが、今回はまずまずのスタートから少し促していくと中団の位置で追走。少し力んでハミを噛むところがあったようですが、レースの流れに乗れていたのはビックリ。3角あたりでのペースアップにも対応できていましたが、そこから更に1段ペースアップすると鞍上の手が激しく動くことに。何とか食らい付こうという姿勢は感じたのですが、手応えはだんだんなくなっていく感じ。最後の直線は馬群の中から抜け出す力はなく、もがき続けながら14着へのと沈んでしまいました。この結果は妥当と言えばそうなのですが…。

レース後のグランドサッシュは馬体をひとまず確認して7日にNF天栄へ放牧済。次の東京開催での出走を視野に入れているので、1日でも早く牧場へ戻したかったのかなと思います。おそらく視野に入れているのは来月10日の東京・緑風S。順調に回復を果たして今月末には帰厩してもらわないと。次走もハンデ戦なので更に1キロ減の52キロで出走できれば嬉しいのですが…。まあ、1番合っている舞台なので、今回の上向き加減だった状態をキープして出走へこぎ着けて欲しいところ。そして再浮上を感じさせる結果を残して欲しい。次走後は左回りの長丁場は当分ないですし、近走のような低迷した結果に終われば、進退に繋がってくる可能性は相当高いと見ています。

充実期を迎えても、やはり長距離輸送は全くダメ。予め大きく造っているのにマイナス12キロ。レースは好発から主導権を奪う形。引き離し気味の逃げは悪くなかったと思うも、既に体力を消費してしまっているので最後は完全に脚が上がって9着まで沈む。★ヴィッセン

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Photo ヴィッセン(牡・斉藤崇)父ディープインパクト 母ダンツクレバー

土曜中山10R 湾岸S(芝2200m)10着(6番人気) 坂井瑠J

今回もブリンカーを着用しています。互角のスタートからスッと先頭に立って後続馬を従えます。そのまま直線に差し掛かり、懸命に追われますが、坂を上がったところで力尽き、10着でゴールしています。

斉藤崇調教師「長距離輸送の対策を練ったつもりでしたが、それでも馬体重が12キロも減ってしまいましたね。ただ、馬体はふっくらとして寂しく映らなかったのでこれならレースで力を出せると思いました。縦長の展開とはいえ、ペースはそこまで速くなかったですし、そのまま自分の競馬に徹すれば良かったのですが、勝負どころで追い出しが少し遅れましたね。残り600mぐらいから後ろを気にせずにもう少し早く仕掛けていれば、際どいレースになっていたかもしれませんが、最後の直線で並び掛けられると、アッサリ交わされてしまいましたから、もうひと踏ん張りできる体力がもう残っていなかったのでしょう。状態の良さから長距離輸送に耐えてくれると思っていましたが、現状は近郊の競馬場でレースをさせる方が良いと思いますし、ハンデも見込まれるようになってきたことを考えると、次走は定量戦も視野に入れて番組を検討していく方が良いかもしれません。トレセンに戻って状態を確認した後は、リフレッシュ放牧に出す方向で考えています」(レース結果)

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【次走へのメモ】

出脚良く楽に先手。後続を少し離しながらの逃げになったが、ペースそのものは速くなかった。馬体減はいい材料かと見えたが、意外な失速だった。(B誌)

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・在厩場所:8日に滋賀県・ノーザンファームしがらきへ放牧

斉藤崇師「中山競馬場からトレセンに戻って状態を確認したところ、馬体は減ってしまったものの、それ以外は大きなダメージはありませんでした。8日にノーザンファームしがらきへ放牧に出させていただきましたが、次走の予定につきましては牧場で状態を確かめながら検討していきたいと思います」(4/8近況)

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9歳ながらここに来て自信をつけてきたヴィッセン。今なら長距離輸送を克服してくれるかなと淡い期待を持っていたのですが、当日発表された馬体重はマイナス12キロの482キロ。予め減ることを予想していて立派に造っていた筈なので、単純にマイナス馬体重の2倍くらいを輸送で一気に減らしたものと思わせます。レース後のコメントで詳しい記載はありませんでしたが、中山到着後にカイバを食べてくれなかったんでしょう。見た目はさほど細くなくても、レース前から体力の消費は大きかったんでしょうねえ。

レースは好枠から先手を奪う形。逃げるのはちょっと予想していませんでしたが、後続を引き離し気味にマイペースで運べていたと思います。ただ、後続が押し上げてくる前に再度リードを保っておきたかったんですが、余力がなかったのか動けずじまい。その結果、直線を向くまでに後続に差を詰められてしまいました。そして2着に入ったレッドアステルには4角を回ってくる時に早くもパスされることに。本当はヴィッセンがこの競馬をしたかったです。

直線外から交わされたことでパタッと止まってしまうかなと思いましたが、ヴィッセンは内から渋太く食い下がる場面も。ただ、後続との脚色の差は目立つようになり、中山の急坂を迎えるところでアウト。掲示板の端に何とか入って欲しかったですが、完全に脚が上がって9着まで一気に下がってしまいました。

レース後のヴィッセンですが、関西まで戻ってくるのに更に馬体重は減ったと思いますが、脚元等のダメージは大丈夫そう。8日にNFしがらきへ放牧に出ていますが、しっかり時間を設けて馬体重の回復に努めてもらえればと思います。

最近の充実ぶりを評価して、久々に長距離輸送というカードを切ってきたのですが、またまたまた同じ結果。さすがにこれで関東圏まで連れてくることは現役を終えるまでなくなったでしょう。これまで通り、京都・阪神の芝2400mを中心に予定を組んでいってもらいたいです。ただ、今回崩れてしまったことが尾を引かないことを願うばかりです。

ロードなお馬さん(5歳・牧場組)

Photo_6 ロードイヒラニ

滋賀・グリーンウッドトレーニング在厩。ウォーキングマシン90分、ポリトラックコース・キャンター3500m(1ハロン20~22秒ペース)。

○当地スタッフ 「この1週間もメニューは据え置きに。良くも悪くもコンディションは平行線ですね。もう少し調教を進めた場合、どのような変化が生じるか・・・。そこで対応するのも一案でしょう。千田先生は定期的に来場。意見を交えながら取り組みます」

Photo_6 ロードダヴィンチ

三石・ケイアイファーム在厩。休養。4月3日(金)に千葉・ケイアイファームより移動しました。

○当地スタッフ 「4月3日(金)に到着。4日(土)に再検査を行ないました。こちらの獣医師も、楽観できぬ状態・・・との見解。あまり芳しくない感じですね。アイシング等でケアしつつ、ひとまずは馬房内で安静に。経過を見ながら対応を検討しましょう」

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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トモの踏み込みが一息と指摘されていたイヒラニですが、この中間はペースアップすることなく、トモの具合を確かめながらの乗り込み。これぐらいゆったりのペースだとさほど気にならないようですが、普通キャンターぐらいまで高めた際にどういう感触になるのか。状況によってはショックウェーブ治療など適切な処置を行う必要が出てくるかと思います。

ダヴィンチは3日に千葉から移動してきました。その際に再検査を行ったようですが、時間の経過と共に症状は悪化していた様子。大型馬ですし、最悪のケースは現役復帰に暗雲かも。とにかく今は静養に努め、入念なケアで患部の回復を促していってもらえればと思います。

7日に美浦・鹿戸厩舎へ帰厩しています。☆クァンタムリープ

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Photo_3 クァンタムリープ(牡・鹿戸)父ロードカナロア 母プルーフオブラヴ

・在厩場所:7日に美浦トレセンへ帰厩
・調教内容:軽めの調整
・次走予定:第1回福島開催

鹿戸師「7日の検疫でこちらに帰厩いたしました。牧場でもある程度乗り込んだと報告を受けていましたので、馬体をよく確認させていただきましたが、問題はありませんでした。ですので、8日から乗り運動を開始しているものの、キャンターは非常に軽快ですし、喉の状態も今のところ気になりませんね。この調子であれば、週末から速めのところを行っていけると思います」(4/8近況)

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前回の更新で今週中の帰厩予定と言われていたクァンタムリープは7日に帰厩。時計を出し始めるのは今週末からのようですが、早速開始した乗り運動の雰囲気は良さそう。喉に難点を抱えますが、芝だとダートのようなキックバックはないので気管に入りこむようなことはないでしょうし、乾燥しやすい冬場から解放されて幾らかは楽にもなっているのかなと思います。

ただ、現状の成績では未勝利脱出に暗雲が立ち込めているので、芝の1200mで何とか活路を見い出してもらいたいです。

4月11日(土曜)以降の中央競馬開催について

JRAでは、これまでも、政府発表の「新型コロナウイルス感染症対策の基本方針」や地方自治体の長からの各種要請等を踏まえ、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、2月29日(土曜)以降、一般のお客様のご入場をお断りして「無観客での競馬」を行ってきたところです。
こうした、無観客競馬という極めて異例の競馬開催が続く中にあっても、電話・インターネット投票を通じて、多くのお客様が在宅で中央競馬にご参加いただいております。

JRAといたしましては、政府が発出した緊急事態宣言や、対象区域内外の都道府県知事の要請の趣旨を理解したうえで、更に人と人との接触や移動を抑えるために、人馬の移動の抑制、競馬場における関係者の衛生環境の更なる整備を徹底するとともに、業務の効率化に向けて必要な見直しを行ってまいります。

これらの取組みを通じて更なる感染拡大の防止に尽力することにより、引き続き、当面の間、無観客での競馬を行ってまいりますので、お客様をはじめ関係する皆様のご理解ご協力をお願い申し上げます。

○競走馬の他ブロック競走への出走制限
○競馬開催における騎手の移動制限
○「認定調整ルーム」の運用について

※JRAの公式ウェブサイトより

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武豊「勇気与えたい」 緊急事態宣言でもJRA開催続行!新たに人馬移動制限設け無観客のまま(スポニチより)

日本中央競馬会(JRA)は8日、今週末以降も無観客での競馬開催を続行すると発表した。政府による緊急事態宣言を受け、開催の可否を協議した結果、新たな人馬の移動制限を設けた上で開催可能と判断した。9日に枠順が確定する牝馬クラシック第1冠「第80回桜花賞」(12日、阪神)も予定通りに開催。有力馬レシステンシアに騎乗する競馬界のレジェンド・武豊(51)は改めて競馬開催続行についての決意を語った。

政府による緊急事態宣言で開催が危ぶまれた今週末以降の中央競馬だが、主催するJRAは新たな人馬の移動制限を設けた上で無観客での開催続行を決めた。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、JRAは2月29日から無観客で競馬を開催。戦後初の異常事態が続くが、その間、電話・インターネット投票に限定された馬券の売り上げは、前年比で約2割減に踏みとどまっている。

日本騎手クラブの会長を務める武豊は改めて語った。「大変な状況ですがテレビ、ラジオを通じて競馬を楽しんでください。全力で騎乗しますし少しでも楽しんでもらって勇気を与えられたら…」。感染拡大防止のため、取材対象者と代表質問者の1人ずつしか入室を許されない、異例の記者会見場。日本競馬界のレジェンドは重苦しい空気の中、ファンに語りかけた。そして「競馬の売得金(馬券の発売金額から競走除外による返還金を引いた額)の一部は国に納付している。こんな時こそ競馬の存在意義があると思う」。午後に大井競馬場で騎乗した後は「(開催続行を聞いて)身が引き締まる思い。競馬は国民の娯楽。社会に貢献したいし他のイベントが中止となる中、続行できる意味を受け止めたい」と話した。

中央競馬は馬券の売得金の一部を国庫納付金として納め、国の財政に貢献している。売得金の約10%が自動的に計上される第1国庫納付金と、JRAの利益から拠出される第2国庫納付金を合わせ、昨年(19年)は約3200億円を納付。活用名目に「社会福祉」も含まれる財源として、決して少ない額ではなく、その存在意義は小さくない。

外出自粛要請で庶民の生活が制限される状況で、数少ない「在宅での娯楽」を提供し続けてきた中央競馬。桜花賞に有力馬サンクテュエールを出走させる藤沢和雄調教師(68)は「外出もできず家に閉じこもっている人が、レースでストレスを解消してもらえればありがたい」と語る。日本全体に先の見えない沈滞ムードが漂う中、少しでも明るく、息抜きの場を提供できれば…。全てのホースマンが団結し、国難の中の「ささやかな楽しみ」となるべく、全力を注いでいく。

【JRA3つの新設ルール】
(1)騎手の移動制限 土曜日と日曜日で移動しての騎乗は認めない。ただし障害競走に騎乗する騎手は対象から除外。期間は18日~5月3日。期間中のG1(皐月賞、天皇賞・春)に騎乗する騎手は、前日も同じ競馬場での騎乗が必須に。

(2)競走馬の他ブロック競走への出走制限 美浦所属馬は阪神、京都、栗東所属馬は中山、東京への出走が不可。ただしG1や重賞など平地オープンと障害競走は対象から除外される。期間は18日~5月3日。期間中の第3場となる福島出走には制限は設けない。

(3)認定調整ルーム 騎手が騎乗前日の入室を義務づけられている各競馬場内、トレセンの通常の調整ルームに加え、新たにJRAが認定する場所(騎手の自宅、競馬場最寄りのホテル)を「認定調整ルーム」とし、騎乗当日に同所から競馬場への移動を認める。騎手の自己申告を受けてJRAが認定。感染リスク軽減、分散が目的で期間は10日~5月3日。

≪昨年3187億円超 売り上げ一部が国庫へ≫JRAが国に納める国庫納付金は2種類。まず売得金の10%が「第1国庫納付金」として計上される。これは100円の馬券のうち約75円が払戻金に充てられ、控除された約25円のうち10円が国庫納付金、残りがJRAの運営費となる仕組み。さらにJRAの事業運営の結果、各年度において利益が発生した場合、その半分が「第2国庫納付金」となる。昨年は「第1」が2881億7886万6170円、「第2」が305億7183万7819円の計3187億5070万3989円が納付金として国の一般財源に繰り入れられた。

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緊急事態宣言の発令で今週末の競馬開催がどうなるか不透明でしたが、無観客競馬に3つ新ルールをプラスして引き続き開催されることとなりました。直接関わってくるのは(1)・(2)のことですが、移動のリスクを考えると妥当なことかと思います。また、個人的には来週からの導入でホッとした面もあります。

現状だと今年の日本ダービーは無観客競馬が濃厚でしょうが、競馬ファンとすればやはり開催中止だとは避けてもらいたいです。

2020年4月 8日 (水)

昇級戦でも格好をつけてくれると思っていたも、快勝した前走の疲れが抜け切っていなかった様子。それがスタートでの出遅れに波及し、本来の走りを欠いたまま、道中は外々を回らされるロス。直線でもピリッとした脚は使えず9着に敗れる。★ロードベイリーフ

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Photo_6 ロードベイリーフ(牡・森田)父ヴァンセンヌ 母ショウナンアオバ

4月4日(土)中山7R・3歳1勝クラス・混合・芝1600mに三浦Jで出走。13頭立て2番人気で8枠12番からスローペースの道中を6、7、7、8番手と進み、直線では外を通って0秒5差の9着でした。スタートで出遅れて1馬身の不利を受けました。馬場は良。タイム1分35秒5、上がり35秒2。馬体重は8キロ減少の478キロでした。

○森田調教師「マイナス8キロ。中山まで運んだ分でしょう。12番からの発走に加え、ゲートで後手を踏む形。スタートは上手なのに、今日は一体どうしたのか・・・。出遅れて外々を回り、随分と距離をロス。持ち味を生かせず、力を出せていません。残念な結果。1勝馬で出走が叶うかは何とも言えぬものの、アーリントンCへ向けて準備する方針です」

☆★画像と情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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【次走へのメモ】

出遅れ。中団追走。枠の差もあり、終始外々を回らされる。ピリッとした脚を使えぬまま入線。今日は自分の形に持ち込めなかった。(B誌)

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レース後も特に異常は認められません。現在は心身のリラックスに重点を置いた調整。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、4月18日(土)阪神・アーリントンC(G3)・国際・芝1600mに予定しています。

○森田調教師 「ニュージーランドTにも名前を入れておきました。ただ、ここは特別登録だけ。相応に強いメンバーが集まりそうなのに加え、さすがに長距離輸送を繰り返しての連闘は・・・。レース後に挙げたプラン通り、来週の重賞にスタンバイ予定」

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これまでの戦いぶりから昇級しても格好をつけてくれると思っていたロードベイリーフ。それだけにコンマ5秒差とは言え、9着に沈むことになったのはちょっとショックな敗戦となりました。

初めての中山への長距離輸送で減るだろうとは思っていましたが、8キロ減はちょっと応えたのかな? 競馬ブックにのっていた三浦Jのコメントを見ると、今回は返し馬から硬さを感じた様子でトモを流して走っていたとのこと。その状態の悪さがスタートでの出遅れに繋がったと見て良いでしょう。そして道中は終始外々を回される展開。状態が良ければどこかのタイミングでグッと押し上げていけたんでしょうが、三浦Jは無理をさせなかった感じがします。

最後の直線ではパタッと止まることはなかったですが、伸びずバテずの末脚。手前をスムーズに替えることが出来ていませんでしたし、内へモタれる素振り。三浦Jのコメントでは道中から斜に構えながら走っていたとのことです。ホロ苦い昇級戦となりましたが、これがベイリーフの実力ではありません。全く良さがなかったです。

レース後のベイリーフですが、特別登録を済ましていたニュージーランドTはさすがに自重。相応の疲れは感じるも、脚元等には異常は見受けられませんでした。

未勝利を鮮やかに押し切って中2週で臨んだ今回。硬さを感じたという三浦Jのコメントから、目に見えない前走の疲れが尾を引いていたのでしょう。それが輸送での馬体減にも波及してしまって…。ここまでタフに頑張ってくれているイメージでしたが、レース→放牧を繰り返していたように内面は思っていた以上にパンとしていなかったんでしょうねえ。

来週のアーリントンCへ意欲を見せていますが、短期間で状態をアップするのは困難でそうなる可能性はほぼ0に近いと思います。今回の敗戦を謙虚に受け止め、個人的には疲れが蓄積しすぎないように早めに放牧に出してリフレッシュさせてあげたいです。もし、抽選で外れるようなら、個人的にはそのまま放牧でも良いくらいです。

2020年4月 7日 (火)

シルクなお馬さん(3歳牡馬・NF天栄組)

Photo_3 シェダル

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・調教内容:週1回坂路コースで14-13、週2回14-14、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「今週から週3回の坂路入りの内、1回は終いハロン13秒まで脚を伸ばしており、残りの2回もハロン14秒ペースで乗っています。徐々にペースを上げながら全体的な調教の負荷を強めていますが、しっかりと対応することが出来ていますよ。馬体重は535キロです」(4/3近況)

Photo_3 クァンタムリープ

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・次走予定:第1回福島開催
・調教内容:週3回坂路コースで14-13、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「今週は週3回とも坂路コースのペースを終いハロン13秒まで上げています。徐々に動きは上向いてきていることから、来週トレセンへ戻る予定となっています。このまま乗り込みを進め、良い状態で送り出せるように努めていきます。馬体重は483キロです」(4/3近況)

Photo_3 ディランズソング

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・調教内容:週2回周回コースで4ハロン15-15、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「右トモの球節にはまだ腫れが見られますが、徐々に良化はしてきていますので、今週は周回コースで乗る距離を少し延ばしています。まだ無理は禁物ですが、動きは悪くありませんし、この調子で徐々に負荷を強めていきたいところですね。馬体重は543キロです」(4/3近況)

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シェダルは帰厩を意識できるレベルまで調教を高めていますが、疲れ・反動が出ることなく乗り込み中。このまま順調に本数を重ねてくれば、動きもピリッとしてきてくれるでしょう。

クァンタムリープは今週中の帰厩を予定。しっかり攻めていますが、脚元は我慢できています。あとは芝の短距離で良さが出てもらいたいです。

右トモの球節がまだモヤついているディランズソング。まだまだ無理はできないのが悩ましいですが、辛抱強く距離を乗っていってもらえればと思います。馬体重が増え過ぎないようによろしくお願いします。

2020年4月 6日 (月)

シルクなお馬さん(4歳上牡馬・北海道組)

Photo モンドインテロ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム早来
・調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン17~18秒のキャンター2本、残りの日はトレッドミルでキャンター

担当者「じっくりと進める方針ですので、この中間もペースは上げていません。脚元の浮腫みは先週から悪化することはありませんし、むしろスッキリとしてきた印象です。体重も大きく増えることなく推移していますし、まずまずの状態をキープ出来ています」(4/3近況)

Photo パラダイスリーフ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム早来
・調教内容:ウォーキングマシン

担当者「引き続きウォーキングマシンでの運動で様子を見ています。先週から大きく変化したことはありませんが、体が幾らか引き締まってきました。数字上でも前回計測時から8キロ減っていますし、この調子で進めていければと思います。馬体重は501キロです」(4/3近況)

Photo ブロードアリュール

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:トレッドミルでキャンター

担当者「引き続きトレッドミルでキャンターを行っています。この中間は少しペースを上げていますが、難なく対応してくれています。また、左前球節やその周辺のレントゲン検査を行ったところ、順調に回復しているようですし、更にペースを上げていけそうですね。馬体重は516キロです」(4/3近況)

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モンドインテロは運動後に少し浮腫みが見られることから、ペースアップを意図的に控えています。今のところ悪化は見られず、むしろ少しずつスッキリしてきているので、ここをしっかり乗り越えてくれれば。

パラダイスリーフは引き続きウォーキングマシンで体を動かす調教ですが、良い汗は掻けているようで絞れてきています。ひとまず良い傾向でしょう。

ブロードアリュールも先週と調教メニューは大きく変わりませんが、骨折した箇所は順調に回復を遂げている様子。この感じなら着々とペースアップ・負荷を高めることが出来るでしょう。GW明けぐらいには騎乗運動を開始して欲しいです。

降雪による競馬中止で火曜日に仕切り直し。馬体重が戻ったのは良かったも、レースでは馬場の悪いところを終始走らされて、直線でピリッとした脚を使えぬまま12着に終わる。これで7戦連続で二桁着順。★アンブロジオ

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Photo アンブロジオ(セ・菊沢)父ローズキングダム 母アンティフォナ

火曜中山10R 船橋S(芝1200m)12着(13番人気) 菊沢J

プラス14キロ。五分に発馬を決めると、馬のリズムに合わせて中団を追走します。内目からジワジワと脚を使うも、上位には及ばずに後方でゴールしています。

菊沢調教師「一樹(菊沢一樹騎手)には馬場の綺麗な外目で競馬をして欲しいとオーダーしていましたが、スタートを決めてから常に横にはナーゲルリングが居て、外に持ち出せませんでしたね。特に今の中山の馬場は、内目が土のような状態で見た目以上に悪く、力の要る馬場を得意としている馬しか伸びてこられませんから、跳びの綺麗なこの馬には厳しい競馬となりました。一樹のコメントとしては『外に持ち出したかったのですが、終始内目の馬場の悪いところで走ってしまい、余計な力を使っていました。それでも最後はジリジリと伸びてくれているのですが、少し前が詰まる不利もあり、力を発揮できませんでした』と言っていました。また、開催が延期されてからも落ち着きはありましたし、今日は輸送も短かったことで馬体はフックラとした状態で出走させられたのは良かったですね。まずはトレセンに戻ってから、今後のことを決めようと思います」(レース結果)

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【次走へのメモ】

中団馬群から脚を伸ばす競馬も、終いはピリッとした脚を使えなかった。(B誌)

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・在厩場所:美浦トレセン/近日中に福島県・ノーザンファーム天栄へ放牧予定
・調教内容:軽めの調整

菊沢師「レース後は脚元に少し外傷は見られるものの、大きな問題ではありませんし、それ以外にも特に気なるところはありません。短い間隔で出走させてきましたし、今週末にかけてのどこかで一旦ノーザンファーム天栄へ放牧に出し、心身ともにリフレッシュさせたいと思います」(4/2近況)

⇒⇒4日に福島県・ノーザンファーム天栄へ放牧に出ています。(4日・最新情報より)

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降雪による競馬中止で火曜日に仕切り直しの1戦へ臨んだアンブロジオ。帰厩後、軽めの調整だったので、馬体が戻りきっていないのかなと見ていましたが、中止によるスライドが良かったみたいでプラス14キロでの出走。雰囲気は悪くなかったと思います。

スタートはさほど速くなかったですが、二の脚はマズマズ付いて中団あたりでの追走。行きたがるような面もなく、折り合いも付いていたと思いますが、終始ナーゲルリングから蓋をされる形での併走。意識したものではなく、出たなりで追走していたら、そうなったんだと思いますが、アンブロジオは内のタフな馬場のところを走らされる羽目に。時計の掛かる馬場は合っているかと見ていましたが、トビは軽めなので、馬場に脚を取られることでスタミナをじわじわ消費していた様子。また、坂を駆け上がる際に前が少し壁になってしまいました。パタッと止まらずに頑張ってくれてはいますが、今回も二桁着順の12着に敗れています。勝ち馬との時計差はさほどないのですが、力が入る場面はなかったです。

レース後のアンブロジオですが、脚元に少し外傷を負っていますが、大事には至らず。ただ、今回は放牧を挟んで10日競馬で出走しましたし、デキ自体も怪しいところがありました。続戦しても良い結果は得られないでしょうから、近日中にNF天栄へ放牧に出ることは正解でしょう。

昨年2月の東京・雲雀Sで10着に敗れた後、今回で7戦連続での二桁着順。そろそろ厳しいジャッジが下されても不思議ではありませんが、1200mに関しては、もう少し良化の余地はあるかと。個人的な見解ですが、ひとまず10戦連続で二桁着順に終わるまでは現役を続行してもらいたいです。

2020年4月 5日 (日)

2日に栗東・西浦厩舎へ帰厩しています。☆シグナライズ

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Photo_6 シグナライズ(牝・西浦)父Frankel 母ワイルドココ

2020.04.02
4月2日(木)に栗東トレセンへ帰厩しました。ひとまずは1ハロン18秒前後のキャンターで仕上がり具合の把握に努める方針。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、体調、条件、出走状況等を踏まえながら目標のレースを決めます。

○西浦調教師 「ある程度の間隔が稼げたのに加え、すっかりリフレッシュも図れた様子。最近は順調に乗り込みも進んでおり、準備OK・・・との連絡を受けて4月2日(木)に厩舎へ戻しています。約2ヶ月半ぶり。まずは実際に跨って感触を確かめましょう」

2020.03.31
千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、角馬場でダク1500m→ハッキング3000mもしくはダート坂路コース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン13~22秒ペース)。4月2日(木)に栗東トレセンへ帰厩の予定です。

○当地スタッフ 「3月25日(水)に15-15を消化しています。4コーナーを回るとギュンと加速。ラストは馬なりで12秒台をマークしました。牧場レベルでは十分な仕上がり。4月1日(水)の出発が決まっただけに、あとは無事にバトンタッチを済ませるのみです」

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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今年1月の京都・乙訓特別で11着に敗れた後、千葉・ケイアイファームで充電を図ってきたシグナライズ。移動した当初は背中の張りが目立ちましたが、ショックウェーブ治療等でゆっくり良化。急いで乗り出すのを我慢していましたが、GOサインが出てからは順調に負荷を高めることが出来ています。動きに関しては元々動くのでこれぐらいは余裕でしょう。右肩上がりで状態がアップしてきている中、2日に栗東・西浦厩舎へ帰厩しています。

次走については現段階では発表されていませんが、番組表をサラッと見て行くと5月3日の京都・鷹ケ峯特別(芝1200m・ハンデ)あたりが有力かな? そこまで出走を待たないかな? 節は十分稼いでいるのでまずは芝の1200mのレースに狙いを定めてもらい、その結果次第ではダートにも視野を広げていって欲しいです。

気持ちと動きが噛み合えば2勝クラスでも十分やれると思うので、キッカケを掴んで停滞続きの現状を打ち破って欲しいです。

シルクなお馬さん(関西2歳牡馬・父初年度産駒以外)

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Photo ロコポルティ(牡・西園)父ヘニーヒューズ 母サダムグランジュテ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン15~16秒のキャンター2本、残りの日は軽めの調整

担当者「順調に進められていましたので、この中間は週3回の内の2回は15-15のペースで坂路を登坂しています。トモに力が付いてきたことで以前よりハミに頼るところが改善されてきましたし、前後のバランスがしっかり取れるようになってきましたよ。動きが軽くなって手応えも最後まで鈍ることはないので、もう少し今の調教メニューで鍛えていけば更に逞しく育ってくれそうです。最近では気の強いところが目立つようになって扱いが難しくなってきましたが、許容範囲内のものですし、それだけ元気が良いという証拠だと思います。この調子で早期入厩を目指して乗り込んでいきたいと思います。馬体重は512キロです」(4/1近況)

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Photo バラキエル(牡・大久保)父ロードカナロア 母スリールドランジュ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン15~16秒のキャンター1~2本、残りの日は軽めの調整

担当者「この中間は坂路での運動を中心に乗り込んでいます。先月までは週1回登坂回数を2本にしていましたが、今月からは週2回坂路をハロン15-15のペースで2本登坂しています。調教ペースがハロン15秒と負荷は高まりましたが、このペースの2本目でも走りのバランスを崩さず登坂することができていますから、体力はかなりついてきましたね。先月も課題としていましたが、もう少し気持ちが入ってくれれば、もっと良いフットワークで走れると思いますので、今後もメンタル面を意識して騎乗していきます。馬体は細すぎず太すぎず、良いコンディションを維持することができています。徐々に馬体にメリハリが出てきましたし、幅も出てきました。本馬は飼い葉食いが旺盛ですから、さらに良い馬体へ成長してくれることでしょう。馬体重は489キロです」(4/1近況)

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Photo ヒーズオールザット(牡・藤原英)父ブラックタイド 母シーイズトウショウ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン14~16秒のキャンター2本、残りの日は軽めの調整

担当者「坂路でのハロン15秒のペースにだいぶ慣れてきたので、この中間はより負荷を掛けています。現在は週3回坂路で乗り込み、その内の1回は14-14までペースを上げています。負荷を掛けても動きが変らず、最後まで余裕を持って登坂しています。大きなストライドに加えて、最近では背中も柔らかく上手に使えるようになってきましたよ。トモに力強さがあって踏み込みも良いことから、最後まで楽に走ってくれるのでしょう。負荷を掛けても飼い葉食いが悪くなることはないですし、体調も良いですから、今後も疲れが溜まらないように適度にリフレッシュを挟みながら、早めの移動に向けて進めて行きたいと思います。馬体重は504キロです」(4/1近況)

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ロコポルティは週3回の内の2回は15-15のペースで登坂とジワッと負荷を高めましたが、問題なく対応。前輪駆動でハミに頼った走りはトモに力が付いて来たことで解消しつつあります。ただ、最近になって気の強いところが目立ってきているようなので、自由気ままに走ってしまわないように注意をお願いします。

バラキエルは週3回中2回はハロン15秒のペースで2本駆け上がっているとのこと。結構な負荷だと思いますが、淡々と対応出来ているように体力は十分。ただ、課題は相変わらずの幼さ。今はポテンシャルの高さで順調に来ているだけなので、集中力&前向きさアップを意識して、日々の調教に取り組んでいってもらえればと思います。

ヒーズオールザットはこの3頭の中では1番進んでいますが、この中間はハロン14秒までペースアップして乗ってみても悠々と対応。脚捌きに硬さは残るものの、トモに力強さがあるのがこの馬の長所とのこと。ダート馬として大成するかもしれません。ただ、精神面で繊細さがあるので、負荷を高めても馬体重が更に増えるといった逞しさが欲しいです。

シルクなお馬さん(3歳牡馬・北海道組)

Photo ハーツクリスタル

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:ウォーキングマシン

担当者「暫くはこのメニューで進めていく方針が決まりましたので、この中間もウォーキングマシンでの運動で様子を見ています。慎重に立ち上げていますが、馬体重は先週と同じ526キロでキープ出来ていますし、馬体の張りや毛艶も良好なので、体調面の心配は要らないですね」(4/3近況)

Photo リアンティサージュ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン15秒のキャンター2本、残りの日はトレッドミルでキャンター

担当者「この中間も、ハロン15秒ペース中心の坂路調教を行っています。トモの状態が良いのかテンからリズム良く運べていますし、終いまで脚取りがしっかりしています。このまま順調に進められれば、来週から周回コースにも入れて、息の入れ方などを学ばせたいと思います。馬体重は477キロです」(4/3近況)

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ハーツクリスタルは骨折した箇所に疲れが溜まりやすくなってると指摘されたことを受け、良化が窺えるまでは現状のメニューで様子を見ていくとのこと。未勝利の身なのでのんびりと構えてられませんが、ここで我慢したことがのちのちの好結果に繋がるように…。

リアンティサージュはトモの緩さ・嵌りの悪さが懸念材料でしたが、コンスタントにハロン15秒のところを乗るようになってきてトモの具合は良化。まだまだ油断はできませんが嬉しい傾向です。今後は周回コースでの乗り込みをメニューに加え、実戦での効率的な走りを教え込んでいくようです。このまま不安を発症することなく、移動の知らせが届くことを願っています。

シルクなお馬さん(牝馬・NF天栄組)

Photo ジーナアイリス

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・調教内容:週3回坂路コースで14-14、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「周回コースでの運動で特に問題はなかったため、今週は坂路コースへと移行しています。現在はハロン14秒ペースで乗っていますが、動きはまだモタモタしてしまっていますね。馬体的にももう少し引き締める必要がありそうなので、しばらくこちらで乗り込んでいく方針です。馬体重は549キロです」(4/3近況)

Photo_3 ルコントブルー

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:週1回坂路コースで14-13、週2回14-14、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「今週からさらにペースアップを図り、週3回の坂路入りの内、1回は終いハロン13秒まで脚を伸ばしています。ペースを上げた後も動きに問題はありませんし、今後は14-13主体のメニューで乗り込みながら馬体作りに励んでいきたいと思います。馬体重は532キロです」(4/3近況)

Photo_3 ポレンティア

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・調教内容:トレッドミルで軽めのキャンター

天栄担当者「こちらに戻ってきて状態を確認しましたが、厩舎サイドから報告を受けていた右トモを含めて、大きな問題はありませんでした。ただ、全体的に馬体は萎んでしまっていて疲れはあるようですから、まずはその回復に努めていきたいと思います。馬体重は489キロです」(4/3近況)

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ジーナアイリスは調教の場を坂路に移し、本格的な調教へ。まだまだ馬体を持て余しているようですが、本数を重ねていって幾らかでも素軽さが出てきて欲しいです。

ルコントブルーはハロン14秒の調教を週3回課し、そのうち1回はラスト13秒まで伸ばすように。ひとまず無難に対応できていますが、馬体はもう少し引き締めた方が良いのかなと思います。

ポレンティアは右トモの球節から繋ぎにかけて少し腫れがありましたが、時間の経過と共に緩和。ただ、全体的に疲れが残って、馬体の張りが失われている様子。まずはしっかり疲れを拭い去れ、その後にコツコツ乗り込み、下地を作る必要があります。今の感じだと次走へ向け、態勢が整うにはちょっと時間が必要そうです。

予定していたレースを除外になってここへ。このクラスでも前へ付けるスピードは持ち合わせているも、直線で手前を替え切れないので最後のひと伸び・踏ん張りに欠ける。自分の持ち時計分は走ってくれるのですが、それではこのクラスでは結果が伴わなくて…。★ロードエース

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Photo_3 ロードエース(牡・松下)父エーシンフォワード 母エーシンパナギア

4月5日(日)中山11R・春風S・混合・ダ1200mに丸山Jで出走します。4月1日(水)良の栗東・坂路コースで1本目に55.8-40.4-26.2-13.0 馬なりに乗っています。追い切りの短評は「久々も力強く」でした。発走は15時30分です。

○松下調教師 「4月1日(水)は約56秒で登坂。順調に来られたでしょう。休み明けでもキッチリ仕上がった感じ。中山はスタート部分が芝で序盤から流れが速まる傾向ながら、これまでも前々に構えて結果を残して来ましたからね。本来の形で運べれば・・・」

≪調教時計≫
20.04.01 助手 栗東坂良1回 55.8 40.4 26.2 13.0 馬なり余力

☆★画像と情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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第3回中山4日目(04月05日)
11R 春風S
ダ1200メートル 4歳上3勝クラス 特指 混合 定量 発走15:30
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 ロードエース 牡5 57 丸山元気
1 2 ロードラズライト せ5 57 田中健
2 3 キタノオドリコ 牝4 55 石川裕紀人
2 4 ケプラー 牡4 57 田辺裕信
3 5 ルーチェソラーレ 牝5 55 大野拓弥
3 6 レストンベ 牝4 55 内田博幸
4 7 ルッジェーロ せ5 57 三浦皇成
4 8 マンカストラップ 牡6 57 丹内祐次
5 9 アユツリオヤジ 牡6 57 津村明秀
5 10 シスル 牝5 55 木幡巧也
6 11 ディープミタカ 牡9 57 野中悠太郎
6 12 イッツクール 牡4 57 柴田善臣
7 13 エターナルフレイム せ6 57 横山武史
7 14 エンゲージリング 牝5 55 江田照男
8 15 アーバンイェーガー 牡6 57 吉田豊
8 16 ガンジー 牡9 57 横山和生

○松下師 「1週前の稽古の動きも良かったし、仕上がりはいいですよ。クラスが上がってからがもうひとつ。時計面なんでしょうか。好位につける競馬が合っていますし、リフレッシュ効果に期待したいですね」(競馬ブックより)

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昨年12月から今年1月にかけて3戦消化したロードエース。使いつつ状態を上げていってくれたのですが、レースでは先行力があっても、直線でスムーズに手前を替えることが出来ないので、直線でのひと伸びに欠けます。また、それに起因してダ1200mで1分10秒台へ突入するのは難しい現状。毎回、自分の時計だけは走ってくれるのですが、良い結果は伴いません。

前走後は千葉・ケイアイファームでリフレッシュ。ナイラで3日ほど休養しましたが、それ以外は概ね順調に乗り込みを消化。3月22日の阪神・なにわSへの出走を目指して2月末に栗東トレセンへ帰ってきました。そして順調に仕上がったのですが、予定していたなにわSは除外になったため、ここへ矛先を向けてきました。

馬体は多少余裕はあるものの、動きには重苦しさはなし。中山への長距離輸送で良い感じに絞れてくれればと思います。久々は苦にするタイプではありませんが、本当はダート地点でのスタートのダ1200mが理想です。芝スタートの中山・ダ1200m。最内枠に入ってしまったのでポンと先行できるかできないかで結果は違ってくることでしょう。

良いスピードを持ち合わせている馬なのですが、ここ数走の成績からはこのクラスでは頭打ち状態。直線で手前を替えてくれれば前進の余地はあるですが、それはなかなか叶いません。今回も苦戦は避けられませんが、丸山Jはスタートをしっかり決めてもらい、前々で積極的に立ち回ってもらえればと思います。あとは幾らかでも時計&上がりの掛かるレースになってくれるのを願うのみです。

シルクなお馬さん(関西2歳牡馬・父新種牡馬)

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Photo イルデレーヴ(牡・池添学)父ミッキーアイル 母デイトユアドリーム

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン15~16秒のキャンター1~2本、週1回周回コースで軽めのキャンター2500m、残りの日は軽めの調整

担当者「この中間も状態は変わらず順調に進められており、現在は週3回の内の2回は坂路で15-15のペースで登坂しています。まだ馬体に余裕が感じられますが、乗り込んでいくにつれて徐々にスッキリしてきましたし、負荷を掛け続けても堪える様子もなく頼もしい限りですね。鞍上のゴーサインにもしっかり反応して最後まで良い手応えで登坂しており、ここまで順調そのものです。コンディションも上がってきましたし、この調子で移動に向けて乗り込みを続けていきたいと思います。馬体重は475キロです」(4/1近況)

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Photo アリーヴォ(牡・杉山)父ドゥラメンテ 母エスメラルディーナ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン15~16秒のキャンター2本、残りの日は軽めの調整

担当者「体力強化と運動を継続していく為、体調に合わせた調教を進めていますが、この中間も順調に進められています。現在は週3回坂路をハロン15~16秒で2本の調教メニューにて運動を行っています。先月のハロン15秒の運動では、始めたばかりということもあり、ラスト1ハロンで走りのバランスを崩していたので、登坂回数を増やすことで体力をつけています。その効果か、少しずつ筋肉や体力もついてきて、以前よりも走りに力強さが出てきました。これからは、最後まで体力が持つように乗り方を工夫するともに、運動量を増やすことでさらに体力をつけていくつもりです。引き続き飼い葉食いも良く、精神面も安定しています。馬体重は467キロです」(4/1近況)

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Photo ピクシーナイト(牡・音無)父モーリス 母ピクシーホロウ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム早来
・調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン14~15秒のキャンター1~2本を行った後、周回コースで軽めのキャンター2400m、週2回周回コースで軽めのキャンター3000m、週2回ウォーキングマシン、残りの日は軽めの調整

担当者「今月も馬体重は500キロと変化はありませんが、この中間からさらに坂路でのペースを上げ、その後に周回コースで運動するなどして、調教メニューを増やして運動しています。このペースにしっかりと適応できていますよ。馬体に張りが出てきましたし、幼さが抜けてきていますから、数か月後の変化がいまから楽しみです。ハロン14秒でのスピード調教でも走りのバランスも良く、最後まで集中して走れています。前向きすぎて敏感な面を見せることがあるのが課題といえば課題ですが、手を焼くほどではありません。背中も良いですし、瞬時に加速できる反応の良さもありとても良い状態を維持することが出来ています。今月中の移動を予定できる状態にあると思いますので、無事に送り出せるよう管理していきます。馬体重は500キロです」(4/1近況)

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イルデレーヴは基本ハロン15秒のペースで坂路を乗り出していますが、調教動画を見ると馬体がモコモコして余裕がある為か、脚色にはさほど余裕を感じません。ただ、息遣いには余裕を感じるので、本数を重ねて馬体が引き締まってくれば、素軽い動きを見せてくれるものと思います。

アリーヴォは坂路でハロン15秒のところを乗り進められていますが、他馬と比べると体力面で見劣る様子。骨格は雄大なのですが、そこに実が備わっていない状況。5月の遅生まれですし、ここからはもう少しじっくり腰を据えて調教の負荷をじわじわ高めてもらえればと思います。パッと見て、馬体にボリュームが備わったことが分かるくらいになって欲しいです。

ピクシーナイトはこの中間から坂路でハロン14~15秒とピッチを上げて鍛錬中。そして坂路へ入れない日は周回コースで長目の調教。結構なメニューだと思いますが、馬体重を減らすことなく対応できているのは頼もしいです。課題として敏感な面が挙げられていますが、反応の速さが一瞬の切れに繋がってくれればと思います。このまま順調なら今月中の入厩orNFしがらきへの移動がありそうなので、無駄な怪我をしないようにお願いします。

シルクなお馬さん(4歳上・NFしがらき組)

Photo_3 ナイトバナレット

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン14~15秒

厩舎長「現在も坂路で15-15のペースから、ラスト1ハロンは14秒まで脚を伸ばすようにしています。左にモタれることもなく、自らハミを取ってグイグイ行くぐらいですから、それだけ調子が良いのでしょう。馬体も引き締まって良い体付きになってきましたし、いつ声が掛かっても良い状態で送り出せそうです。馬体重は508キロです」(4/3近況)

Photo_3 ピボットポイント

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン15秒

厩舎長「馬の状態を見ながら調教を進めていましたが、硬さも解れて状態が上向いてきましたので、この中間から坂路で15-15までペースを上げています。負荷を掛けた後も変わりないので、もう暫くは馬の状態に合わせて進めて行きたいと思います。馬体重は534キロです」(4/3近況)

Photo_3 ボンディマンシュ

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン14~15秒

厩舎長「来週か再来週には帰厩する予定になっていますので、この中間は坂路で15-15から、ラスト1ハロンは14秒まで脚を伸ばすようにしています。負荷を掛けても最後まで軽快な動きで登坂していますし、調子の良さが窺えます。まだ伸びしろがある中で、これだけしっかり動けているのですから、成長すればもっと良い走りが期待できそうです。馬体重は523キロです」(4/3近況)

Photo_3 クレッセントムーン

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:周回コースでキャンター、坂路コースでハロン17秒

厩舎長「先週一杯は軽めの運動に控えていましたが、その後も問題なかったことから、周回・坂路コースで乗り出しています。問題なければ緩まないよう乗り込んでいくように高野調教師から指示が出ていますが、馬体にダメージはなく、コンディションも良いので、徐々に負荷を掛けて行っても問題ないでしょう。馬体重は516キロです」(4/3近況)

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ナイトバナレットはそろそろ声が掛かるかなと見ていましたが、残念ながらそのまま。本数を重ねて馬体が絞れてきたように状態はグングン上がっています。ただ、素質馬・期待馬を数多く育てている厩舎なのでこれからの時季はG1を目指すような馬が優先されるでしょう。もう少し待たされるでしょうが、しっかり乗り込んでおかないと太りやすいというのが悩ましいです。

ピボットポイントは時間を掛けて良化を促してきましたが、ここに来てハロン15秒の調教を開始。着実に前進しているのは好感も、今しばらくは体調と相談しながら地道に取り組んでもらえればと思います。

ボンディマンシュは育成時幼さが非常に目立ちましたが、1戦毎に良くなっていくような血統的な奥深さがあるとは良い意味で想像外。早ければ来週にも帰厩ということなので、今の良い雰囲気で厩舎へ送り届けてもらいたいです。

クレッセントムーンはレース後まもないということで、疲労回復に努めてきましたが問題なし。『緩めないように…』と指示が届いているので、短期で戻すことを意識しているのでしょう。坂路だけでなく周回コースでも乗っているようなので、そこではスムーズに手前を替えることを意識・習得してもらいたいです。

シルクなお馬さん(3歳・NFしがらき組)

Photo_3 ベルラガッツォ

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン18秒

厩舎長「ここまでじっくり時間を掛けて運動を行っていましたが、調子が上向いてきましたので、今週からトレッドミルの運動に加えて、坂路にも入れています。疲れが取れるまで少し時間は掛かってしまいましたが、元気も戻ってきましたので、この調子で徐々に運動量を増やしていきたいと思います。馬体重は499キロです」(4/3近況)

Photo_3 オーサムゲイル

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル

厩舎長「先週一杯は馬体回復に専念していましたが、徐々にフックラしてきましたので、今週からトレッドミルで運動を開始しています。特に疲れた様子は見られませんし、あまりゆっくりもしてられませんから、このまま乗り出して鍛えていきたいと思います。馬体重は419キロです」(4/3近況)

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前走の大敗で肉体的なダメージよりも精神面でのダメージが大きいベルラガッツォ。なかなか活気が戻って来てくれませんでしたが、ここに来てようやく上向きに。これまでトレッドミルでの運動のみでしたが、坂路で乗り出しています。帰厩となると、動きの質と状態を高める必要があるので、もう少し時間が掛かっても良いので、コツコツと乗り進めていってもらえればと思います。

園田での地方交流戦で惨敗を喫したオーサムゲイルは軽めの運動に終始し、まずは馬体の回復に専念。力を出し切っていない分、疲れは感じさせません。ただ、前走の成績から未勝利を勝ち上がるのは相当難しい現状です。食欲がガラッと良くなってくれないと変わり身は見込めないでしょうねえ。

2日に帰厩。順調に仕上がるなら25日の京都・芝1800mに使うことになりそう。☆アマネセール

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Photo アマネセール(セ・斉藤崇)父エイシンフラッシュ 母アウトオブザウィム

・在厩場所:2日に栗東トレセンへ帰厩
・次走予定:京都4月25日・芝1800m

斉藤崇師「放牧に出した後も順調に進められていたようなので、2日の検疫でトレセンに戻しました。順調に仕上がるようであれば4月25日の京都・芝1800mに出走させたいと考えているので、週末から時計を出して行きたいと思います」(4/2近況)

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1勝クラスは突破できる力はあると思うアマネセールですが、レースへ行くとハミを噛んで、力んで走ってしまう癖がついてしまったことから、いざ直線で追われてからがジリジリ。この癖を解消しないといけないということで、前走後に去勢手術を行いました。

その後の調整過程を見ると、去勢効果は正直何とも分かりませんが、馬体を戻しつつ、コツコツ乗り込むことは出来ています。そして3回京都開催での出走を目指し、2日に栗東・斉藤崇厩舎へ帰厩しています。

今後については仕上がり具合にもよりますが、順調なら25日の京都・芝1800mへ。前走後、福永Jが進言してくれたように前半は力まないようにそろっと走らせ、終いを活かす競馬を試みることになりそう。鞍上はまだ未定ですが、出来れば福永Jに連続して乗ってもらいたいです。

ロードなお馬さん(3歳・入厩組)

Photo_6 ロードフェローズ

4月1日(水)良の栗東・坂路コースで1本目に55.3-40.4-26.1-13.1 一杯に追っています。併せ馬では強目の相手を0秒2追走して0秒2遅れ。短評は「坂路コースで入念」でした。4月12日(日)福島・3歳未勝利・芝2600mに西村淳也騎手で予定しています。

○藤岡調教師 「4月1日(水)は坂路で。目一杯とは異なるものの、相応に気合いを付ける形です。幾らか前向きさは出た一方で、まだ全体的な緩さが残る印象。そのあたりは急激に変わらぬ部分ながら、少しでも良い状態で次走へ向かえれば・・・と思います」

≪調教時計≫
20.04.01 助手 栗東坂良1回 55.3 40.4 26.1 13.1 一杯に追う ベニトアイト(3歳未勝利)強目を0秒2追走0秒2遅れ

Photo_6 シベール

4月1日(水)稍重の美浦・坂路コースで1本目に52.6-38.2-24.6-12.2 馬なりに乗っています。短評は「推進力ある走り」でした。4月12日(日)中山・3歳1勝クラス・牝馬限定・芝1800mに三浦騎手で予定しています。

○久保田調教師 「4月1日(水)は馬場を一回りしてから坂路で追い切っています。表面的には動くとは言え、まだトモが緩い感じ。手前を何度も替えていました。また、食べている割に実にならないのは休養中と同じ。胃薬を使いながら来週の本番に臨みたいです」

≪調教時計≫
20.04.01 調教師 美南坂稍1回 52.6 38.2 24.6 12.2 馬なり余力

Photo_6 ヴィースバーデン

4月1日(水)良の栗東・Cウッドチップコースで6ハロン85.0-68.6-53.1-39.0-12.6 8分所を馬なりに乗っています。併せ馬では馬なりの相手の外を0秒7先行して0秒6遅れ。短評は「馬体淋しく見え」でした。4月12日(日)阪神・忘れな草賞(L)・国際・牝馬限定・芝2000mに松山騎手で予定しています。

○小滝調教助手 「4月1日(水)は松山騎手の手綱で。道中が楽だった割に、終いが今一つでした。追い切ったのは後半の時間帯。パワータイプとは異なるだけに、荒れ始めた馬場も影響したのかも・・・。徐々に上向いているのは確か。仕上げを進めましょう」

≪調教時計≫
20.04.01 松 山 栗CW良 85.0 68.6 53.1 39.0 12.6 馬なり余力 タニノフランケル(古馬オープン)馬なりの外0秒7先行0秒6遅れ

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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在厩で調整を続けているこの3頭は揃って来週の競馬を予定。

フェローズは1日に坂路で終い重点に追われていますが、追走して並ぶところまで行かず。時計は地味ですが、元々坂路は動かないタイプ。良化はスローですが、順調に来ているのは確かです。距離を再度延ばすことが良い方へ出てくれれば良いのですが…。

シベールは逆に攻め駆けするので追い切りの時計は出ます。ただ、動きにはまだ芯が入っていないように緩さが残ります。内面がパンとしてきてくれれば食欲も出てきてくれるのでしょうが、馬自身の成長は現段階ではあまり感じません。素質は秘めているので3歳春時は耐え忍ぶ時期かなと見ています。

来週の阪神・忘れな草賞への出走を予定しているヴィースバーデンは今回コンビを組むことになった松山Jを背に1週前追い切りを消化。思ったほど動けませんでしたが、感触を掴んでもらったことは何より。ただ、牧場時はかなりフックラしていた馬体ですが、追い切りの短評を見ると、帰厩して半月で早速細くなってしまっている様子。精神面でドッシリ構えることが出来れば、非凡な素質が花開くのでしょうが…。

中3週のローテでも短期放牧を挟んで渾身の仕上がり。レースも初めての1200mとは思えないほど道中はスムーズでしたが、直線で勢いがついてきたところで外から寄られる不利。立て直して再度伸びてきただけに…。悔しさは残るも、今後も順調に成長してくれればG1奪取のチャンスは巡ってきそう。★ダイアトニック

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Photo ダイアトニック(牡・安田隆)父ロードカナロア 母トゥハーモニー

日曜中京11R 高松宮記念(G1・芝1200m)3着(4番人気) 北村友J

抜群のスタートから無理せず好位3~4番手あたりを追走します。最後の直線で懸命に追われるとグイグイ伸びて4着入線しました。なお、ゴール手前で前をカットされる不利があった為に、審議の結果3着に繰り上がっています。

安田隆行調教師「クリノガウディーに外から寄られた不利がすべてですね。態勢を立て直してもう一度脚を伸ばしての僅差でしたから、スムーズなら十分突き抜けていたでしょう。前走を使って状態がグンと上向いていましたし、1200mのペースに戸惑わなければ良い競馬をしてくれると思っていましたが、ジョッキーに話を聞いても馬の雰囲気が良く、スッと流れにも乗れたようですから、マイル戦よりもスプリント戦の方が可能性を感じますね。結果としては残念で申し訳なく思いますが、良い状態でレースに臨むことが出来ればチャンスがあると思いますので、しっかり立て直して次走に備えたいと思います。トレセンに戻って状態を確認した後は放牧に出す方向で考えています」(レース結果)

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【次走へのメモ】

スタートを決めて好位のインから。こちらは初距離とは思えないほど流れに乗れていた。それに渋った馬場も苦にしていなかったが、直線はセイウンコウセイの内を突いて追い上げを図ったあと、クリノガウディーに外から寄られてブレーキをかける不利。勢いがついたところだっただけに惜しかった。スムーズなら勝っていた可能性はある。(B誌)

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ダイアトニック3着、挟まれ痛恨の不利/高松宮記念(日刊スポーツより)

3着ダイアトニックは痛恨の不利に泣いた。好位の内から手応え良く直線を向いたが、残り200メートルで外のクリノガウディーに寄られ、内のモズスーパーフレアとの間に挟まれた。

北村友騎手は「いろんな思いがあってまとめられません。前走(2位入線も進路妨害で3着降着)は僕自身の降着があって、降着になっても依頼をいただいてうれしかったので、結果でお返ししたい気持ちが強かった。直線を向くまではうまく回ってこられたんですが」と顔をしかめた。安田隆師は「突き抜ける感じだったけど・・・。仕方ない。運がないです」と肩を落とした。

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・在厩場所:1日に滋賀県・ノーザンファームしがらきへ放牧

安田隆師「トレセンに戻って状態を確認したところ、大きなダメージはなく状態も変わりありませんでしたが、1日にノーザンファームしがらきへ放牧に出しました。夏場は苦手なタイプですので、暑くなる前にもう1走させるか、そのまま秋に備えるか牧場で状態を確認しながら検討させていただきたいと思います」(4/1近況)

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初めての芝1200mがG1の舞台はちょっと酷とは思いつつ、1200mで更に切れが増しそうと個人的には相当期待して臨んだ1戦でした。陣営は中3週のローテでも短期放牧を挟み、絶妙な負荷を掛けての好仕上がり。木曜日の段階では前走からプラス10キロと発表されていましたが、当日はプラス2キロときっちり作り上げてくれました。少しテンションが上がりやすいので、ダイアトニックには無観客競馬は好都合だったと思います。

奇数枠からの発走だったので、スタートが1つ鍵になると見ていましたが、ハナへ行けそうなほど抜群のスタートを切り、出たなりの好位置で折り合いを付けて持ったままの追走。初めての1200mとは到底思えないほどレースの流れに乗れていました。そして手応え十分に最後の直線へ。

本当は馬場の良い真ん中へ出したかったと思いますが、セイウンコウセイが少し外へヨレたこともあり、ガラッと開いた内のスペースを選択。じわじわ追い上げていって、手前を替えて坂から駆け上がって再加速というところでクリノガウディーに寄られる不利。ここから伸びようというところで手綱を引いてブレーキを掛けることになったのは痛恨でした。その後、立て直して急追するも、大混戦に加わったところがゴールでした。

レースを振り返ると、グランアレグリアが1番強い競馬をしていると思いますが、最後100mぐらいから猛追するも、突き抜けるところまでは行っていないので、ダイアトニックが勢い良く伸びていたら…。ゴール前の混戦にも強い実績があっただけに、『運がなかった』と済ませるのは簡単には思えないというのが率直なところです。

レース後のダイアトニックですが、渾身の仕上げでレースでも力を出し切ったと思うので、かなり疲れているとは思いますが、今のところ脚元等に不安はない様子。今後については回復具合によるでしょうが、順調に進むようなら東京・京王杯SCを目指してもらいたいです。

まだまだ悔しい気持ちは残りますが、これでG1を狙うとなれば芝1200mというのはハッキリしたので、今後は1400m以下の番組を上手に選んでいってもらえれるでしょう。また、ダイアトニック自身もここ2走で確かな進化を示してくれましたし、精神面の成長を中心に伸びシロはまだまだ残っていると思います。この経験を基に更に1段、2段と上のレベルの競走馬に育ってもらえればと思います。

2020年4月 4日 (土)

昨年10戦した疲れを時間を掛けて立て直す。7歳にして初めてダートに使ってきたのは予想外でしたが、芝の重賞だと掲示板にのるのも難しくなってきている現状なので、血統と走法から適性を感じるダートで新味を見せて欲しい。★ロードクエスト

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Photo_6 ロードクエスト(牡・小島茂)父マツリダゴッホ 母マツリダワルツ

4月4日(土)阪神11R・コーラルS(L)・国際・ダ1400mに岩田望Jで出走します。4月1日(水)稍重の美浦・ウッドチップコースで5ハロン65.5-51.6-39.1-12.6 8分所を馬なりに乗っています。併せ馬では馬なりの相手の内を1秒2追走して同時入線。追い切りの短評は「順調に乗り込む」でした。発走は15時35分です。

○小島調教師 「4月1日(水)は外々を通りながらも好タイムをマーク。休養明けの重さが幾らか感じられるとは言え、この一追いで態勢が整ったでしょう。ダートは未知数ですが、調教の様子からは対応できるはず。今回はチークピーシズを外そうと考えています」

≪調教時計≫
20.04.01 調教師 美南W稍 65.5 51.6 39.1 12.6 馬なり余力 アウトライアーズ(古馬オープン)馬なりの内1秒2追走3F併同入

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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第2回阪神3日目(04月04日)
11R コーラルS(L)
ダ1400メートル 4歳上OP 特指 国際 ハンデ 発走15:35
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 ビックリシタナモー 牡6 54 松若風馬
1 2 タテヤマ 牡6 56 幸英明
2 3 ナムラミラクル 牡7 54 菱田裕二
2 4 アディラート 牡6 56 浜中俊
3 5 レッドルゼル 牡4 55 川田将雅
3 6 デアフルーグ 牡4 55 武豊
4 7 タマモカトレア 牝5 52 藤岡康太
4 8 テーオーヘリオス 牡8 57 荻野琢真
5 9 ドンフォルティス 牡5 55 藤岡佑介
5 10 アポロノシンザン 牡8 56 池添謙一
6 11 サクセスエナジー 牡6 57 和田竜二
6 12 スマートオーディン 牡7 57 秋山真一郎
7 13 バティスティーニ 牡7 55 北村友一
7 14 ロードクエスト 牡7 57 岩田望来
8 15 ニホンピロタイド 牡5 54 酒井学
8 16 フュージョンロック 牡6 54 岩田康誠

○土明助手 「以前からダートには使ってみたかったんです。血統や稽古の走りからは合いそうですが、今回は休み明けで体が増えているし、まだ少し重いですね。年齢的な衰えはないですが、もともと使って良くなるタイプ。その点がどうか」(競馬ブックより)

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連覇を狙った前走スワンSで15着に敗れてから約5ヶ月ぶりの出走となるロードクエスト。脚元等の故障でレースが開いたのではなく、昨年1年は前走のスワンSで計10戦を消化。少し疲れた素振りがあったことから昨年いっぱいは軽めの運動に止め、今年になってから徐々に調教の負荷を高めていき、復帰戦のタイミングを図ってきました。

ただ、その復帰戦が芝の重賞レースではなく、ダートのリステッド競走のこことは全く予想外。個人的にも1度ダートを試して欲しかったですが、7歳になったとはいえちょっと楽しみ。帰厩して約1ヶ月。追い切りは丹念に消化してきましたが、動きに関してはややモッサリ。気持ちで走るタイプですが、馬体重を大きく増やして戻ってきていたようで少し重めが残っている様子。最終追いと阪神への長距離輸送でどこまで絞れてきてくれるかです。

ダートに関しては実際走ってみないと分からない部分は多いですが、血統や攻め駆けするタイプなのでこなせる下地は感じます。距離の1400mは現状1番レースがしやすい距離なので、芝スタートを味方にリズム良く追走することが出来ればと思います。岩田望Jは今年になって頑張りが目立っていますが、全くのテン乗りでクエストを動かし切るのは正直難しいかも。まあ、初ダートなので砂を被りにくい外目の枠が当たったのは良かったかなと思います。

メンバー構成を見ると、レースは平均ペースよりやや速めで流れそう。展開が味方する可能性はあるので、クエスト&岩田望Jには息を合わせてゲートを五分にまずは出て欲しいところ。そして道中はジタバタせずに馬の行く気に任せて追走してもらい、最後の直線を向くまで末脚を温存して欲しいです。芝の重賞では掲示板にもなかなか乗れなくなってきているので、少しでも現役を長く続けられるようにダートで可能性を感じる走りを見せて欲しいです。

コース替わりでも臆することなく早めスパートの形に持ち込んで欲しい。ただ、これまで長距離輸送を行うと、カイバを全く食べなくなるので、当日の馬体重&気配は要注目。レース前に疲れているようなら、大きく崩れてしまうかも。★ヴィッセン

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Photo ヴィッセン(牡・斉藤崇)父ディープインパクト 母ダンツクレバー

土曜中山10R 湾岸S(芝2200m)1枠2番 坂井瑠J

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:1日にCWコースで追い切り

斉藤崇師「1日にCWコースで追い切りました。先週しっかり時計を出していますし、今週は中山までの輸送が控えているので、終い重点で時計を出しました。先行して直線で併せましたが、ゴールするまで余力十分の動きでしたし、良い状態に仕上がっています。大きな上積みこそありませんが、これまで通り良い状態をキープしていますし、レースでしっかり力を発揮してくれると思います。長距離輸送だと飼い葉を食べてくれなくなるので、それだけが気掛かりですが、出来るだけ前走と変わらない体重で出走出来るように対策を練りたいと思います。また、前走は展開が嵌ったとはいえ、決して楽なメンバーではなかったですし、昇級戦であれだけ良い競馬をしてくれましたから、今回も自分のリズムでレースが出来れば良い結果が期待できると思うので頑張ってもらいたいですね」(4/2近況)

助 手 29栗坂不 59.5- 43.6- 29.0- 14.5 馬なり余力
助 手 1CW良 84.6- 67.4- 51.9- 37.9- 12.7 末強め追う サマーセント(古馬3勝)一杯の外0.8秒先行0.2秒先着

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第3回中山3日目(04月04日)
10R 湾岸S
芝2200メートル 4歳上3勝クラス 指定 混合 ハンデ 発走15:10
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 ステイパーシスト せ7 53 吉田豊
1 2 ヴィッセン 牡9 55 坂井瑠星
2 3 ナイママ 牡4 55 柴田大知
2 4 バイオレントブロー せ5 55 中谷雄太
3 5 キングオブコージ 牡4 55 横山典弘
3 6 ウィナーポイント 牝5 51 江田照男
4 7 レッドアステル 牝4 53 L.ヒューイットソン
4 8 パルクデラモール 牝5 52 武藤雅
5 9 ネイビーブルー 牡7 53 藤田菜七子
5 10 ゴールドギア 牡5 55 三浦皇成
6 11 グランドサッシュ 牡9 53 津村明秀
6 12 アーデントリー 牡4 54 石川裕紀人
7 13 フィールインラヴ 牡5 55 松山弘平
7 14 ヴァンケドミンゴ 牡4 55 田辺裕信
8 15 バリングラ せ6 56 石橋脩
8 16 エアジーン 牝4 53 大野拓弥
8 17 イェッツト 牡5 56 M.デムーロ

○斉藤崇師 「3勝クラスで好走できたように、すっかり充実。このところ馬が自信を持って走っていますよ。あとは輸送さえクリアできれば」(競馬ブックより)

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前々走の京都・睦月賞で約4年4ヶ月ぶりの勝利を挙げたヴィッセン。そのレースでの完璧な立ち回りから昇級しても同舞台ならひょっとするかもと淡い期待を持って臨んだ前走の京都・松籟Sでは残り200mで一旦抜け出す場面。そのまま押し切れるかなと見ていたら、ゴール前で脚が上がってしまい、そこへトーセンカンビーナが強襲。最後は捻じ伏せられた感じですが、早めスパートの形がホント板についてきました。そして前走で先着を許したトーセンカンビーナは次走の阪神大賞典で2着に好走。ヴィッセンの価値も高めてくれました。

前走後はNFしがらきでリフレッシュ。引き続き阪神or京都の芝2400mに照準を合わせていくのかなと見ていたら、19日の阪神・御堂筋Sは定量戦。斤量差を生かして好走していることから、やや予想外でしたが、ハンデ戦のここへ照準を合わせてきました。17頭立てと意外にメンバーが揃いましたが、ヴィッセンは1枠2番をゲット。前々でレースを進めたいこの馬には絶好枠と言えるでしょう。また、先週日曜の雪や火曜日に競馬が行われたことで幾らかでも時計の掛かる馬場になっていれば嬉しいです。ハンデに関しては54キロのまま出走できるかなとと見ていたら、前走から1キロ増の55キロ。9歳馬なのにJRAは手厳しいです(苦笑)。

ただ、今回のポイントになるのが、中山への長距離輸送。一般的に最初は苦にして馬体を減らしてしまうことはあるでしょうが、回数を重ねていくことに慣れてくれるもの。しかしながら、ヴィッセンはこれまで長距離輸送を行うとカイバを全く食べなくなり、必ず大幅な馬体減でレースへ臨むことに。一向に慣れてくれません。充実期に入った今なら大丈夫だと思いたいですが、当日の馬体重の発表は要注目です。長距離輸送を克服できるようなら、レースの選択肢が広がるのですがねえ…。

鞍上は前走に引き続き坂井瑠J。テン乗りで見事にリードしてくれましたが、コースがガラッと変わっても、臆することなく早めスパートでヴィッセンの渋太さを存分に引き出してもらいたいです。前走くらい走ってくれれば勿論嬉しいですが、まずは謙虚に5着以内を目指して欲しいです。

ロードなお馬さん(栗東近郊組)

Photo_6 ロードイヒラニ

滋賀・グリーンウッドトレーニング在厩。ウォーキングマシン90分、ポリトラックコース・キャンター3500m(1ハロン20~22秒ペース)。

○当地スタッフ 「左トモの踏み込みが幾らか緩慢。レースのダメージが残っているのかも知れません。僅かに距離を延ばした程度。坂路入りは見合わせています。もう少しの間は無理を強いずに、様子を探るのがベターかな・・・と。回復を優先に考えましょう」

Photo_6 ロードセッション

京都・宇治田原優駿ステーブル在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク600m→ハッキング1800m、ウッドチップ坂路コース・キャンター900m×1本(1ハロン25~27秒ペース)。

○当地スタッフ 「先週一杯は歩行運動。競馬を終えて日が浅いのを踏まえ、ひとまずは余裕を持たせました。そして3月30日(月)より軽く跨り始めるように。今のところは特に気に掛かる点も浮かばぬだけに、18-18ぐらいまではスムーズに運ぶのでは・・・」

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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グリーンウッドへ移動してきて背腰にすぐショックウェーブ治療を行ったイヒラニですが、トモにも疲れが残っている様子。ただ、大事には至っていないので、時間の経過と共に良くなってきてくれると思います。回復が遅いようなら、ショックウェーブ治療をお願いします。

セッションはひとまず1勝できたことで、軽めの調教で余裕を持たせている感じ。雰囲気は悪くないと思います。ひとまず3歳馬同士の内に1勝クラスに使いたいようですが、状態第一で柔軟に考えていってもらえればと思います。

シルクなお馬さん(2歳牝馬・牧場組)

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Photo ベルエポック(牝・黒岩)父モーリス 母アドマイヤテンバ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週2回屋内坂路コースでハロン14~16秒のキャンター1本、残りの日は軽めの調整

担当者「坂路調教ではハロン14秒ペースに入っているものの、動きは変わらず良さそうですね。やはり捌きの硬さは気になりますが、特に悪くなっている感じはありませんし、現状は問題ありません。また、跨っていても以前より背中がしっかりしてきており、トモの踏み込みが良くなってきました。それに、速いペースをこなしても馬体が萎むことなく、体重も変動はありませんから、とても順調に進められていると思います。あとは時折耳を絞ったり、やんちゃな面を見せるので、精神面の課題が解消されてきたタイミングで移動するようなことになるでしょう。馬体重は515キロです」(4/1近況)

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Photo ノワールドゥジェ(牝・宮田)父ハーツクライ 母プチノワール

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週3回周回コースで軽めのキャンター2500m、残りの日は軽めの調整 

担当者「この中間は寒さのピークを越え、気温が徐々に上昇してきていることから、少しずつ調教の負荷を強めていました。先週までは週3回坂路コースでハロン15~16秒のところをこなしていましたが、あまり詰め込み過ぎて調教に嫌気が差してしまってもいけませんし、少しでも前向きに取り組めるようメリハリをつける意味で、ここ数日は周回コース中心の調整を行っています。徐々に体力が付いてきて、以前のように坂路でハロン15秒の乗り込みを続けていても、腹回りが細くなり過ぎるようなことはなくなってきましたが、引き続きこの馬の成長曲線に合わせたメニューを組んでいきたいですね。馬体重は448キロです」(4/1近況)

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Photo ルージュセリーズ(牝・手塚)父ロードカナロア 母フィロンルージュ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン15~16秒のキャンター1~2本、週1回周回コースで軽めのキャンター2500m、残りの日は軽めの調整

担当者「この中間から坂路コースのペースを上げて、ハロン15秒まで脚を伸ばしています。継続したトレーニングで段々とトモを中心にパワーが付いてきているので、これまではハミにモタれて走っていましたが、最近ではそれが解消されつつあります。走りにまとまりが出て来ていますし、ハミもしっかり取ってくれていて良い感じに成長してきていますね。調教の負荷が強まってからも、厩舎では大人しく過ごせていて、こちらの手を煩わせるようなことはありませんし、飼い葉もしっかりと食べてくれていますよ。馬体重は469キロです」(4/1近況)

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Photo グレイシャーパーク(牝・高橋忠)父Dawn Approach 母カリスペル

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週3回トレッドミル

担当者「左トモの歩様に違和感が出た為に、曳き運動で状態が落ち着くのを待っていましたが、徐々に良くなってきたことから、現在はトレッドミルで軽めのキャンターまで進めています。痛めた当初は左トモの引き付けやダクが行えなかったですが、今では運動後も歩様に見せていませんし、このまま何事もなく乗り運動に移行して行ければと考えています。頓挫の影響で馬体が少し緩んでしまいましたが、乗り出していけばすぐ元の状態に戻るでしょうから、体調管理に気を付けながら調教を進めて行きたいと思います。馬体重は447キロです」(4/1近況)

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ベルエポックは1日の本数を1本に切り替えていますが、この中間からハロン14秒までペースアップ。繋ぎが立っているので硬さは残りますが、動きはダイナミックで上々。気の悪さも残っていますが、良い意味で自分を主張してくれていると思います。また、牝馬なら調教を積んでいくとカイバが減少傾向になりますが、ベルエポックは食欲旺盛。人間でいう男勝りなタイプでしょうねえ。

ノワールドゥジェは牝馬らしい繊細を持つので、負荷を高めていくとピリピリしてきて、食欲が落ちる様子。他馬よりもリフレッシュを多く挟んでいるように思いますが、気持ちが悪い方へ向かないように今の段階からしっかりケアしてもらえればと思います。

ルージュセリーズは週3回坂路で乗るようになり、ペースもアップ。前脚を頼りに走ることでハミにモタれるところを見せていましたが、トモの強化と共に少しずつ解消できているのは好感。ただ、更新された画像を見ると、目がキツくなっているので、力んだ走りにならないように注意してもらえればと思います。

左トモの歩様に違和感が出て、騎乗運動を控えていたグレイシャーパーク。痛めた当初の症状を見ると、骨折しなくて良かったなあというのが率直なところですが、この中間は曳き運動→トレッドミルでの運動へと順調に前へ進んでおり、運動後の歩様も問題ないとのこと。少し楽をさせているので馬体は緩みが生じているようですが、まあ、そこは気にし過ぎることなく、線の細さがあったので馬体重が増えてくれるのは歓迎です。

暖かくなってきた脚捌きの硬さは軽減。53キロで出走できるのも魅力。ただ、以前この舞台で見せ場なく大敗を喫していますし、近走の成績を見ても苦戦は免れません。★グランドサッシュ

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Photo グランドサッシュ(牡・武市)父ハーツクライ 母レイサッシュ

土曜中山10R 湾岸S(芝2200m)6枠11番 津村J

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:1日に坂路コースで時計

武市師「1日に坂路コースで追い切りを行いました。単走でしたが、52秒台の時計を出せているように、年齢を感じさせない良い動きをしていますね。依然として硬さが出ることはありませんし、しっかり体を使って走ることが出来ています。息遣いもひと追い毎に良化してきた感じですから、今週の湾岸Sに向けて態勢は整ったと思います。あとは右回りですとモタれる部分はありますが、そこは乗り慣れている津村騎手が上手くカバーしてくれると思います」(4/1近況)

助 手 29美坂不 56.7- 41.8- 27.6- 13.7 馬なり余力
調教師 1美坂稍 52.8- 38.5- 25.4- 12.7 馬なり余力

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第3回中山3日目(04月04日)
10R 湾岸S
芝2200メートル 4歳上3勝クラス 指定 混合 ハンデ 発走15:10
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 ステイパーシスト せ7 53 吉田豊
1 2 ヴィッセン 牡9 55 坂井瑠星
2 3 ナイママ 牡4 55 柴田大知
2 4 バイオレントブロー せ5 55 中谷雄太
3 5 キングオブコージ 牡4 55 横山典弘
3 6 ウィナーポイント 牝5 51 江田照男
4 7 レッドアステル 牝4 53 L.ヒューイットソン
4 8 パルクデラモール 牝5 52 武藤雅
5 9 ネイビーブルー 牡7 53 藤田菜七子
5 10 ゴールドギア 牡5 55 三浦皇成
6 11 グランドサッシュ 牡9 53 津村明秀
6 12 アーデントリー 牡4 54 石川裕紀人
7 13 フィールインラヴ 牡5 55 松山弘平
7 14 ヴァンケドミンゴ 牡4 55 田辺裕信
8 15 バリングラ せ6 56 石橋脩
8 16 エアジーン 牝4 53 大野拓弥
8 17 イェッツト 牡5 56 M.デムーロ

○武市師 「暖かい気候になったことで、硬さが取れてきたのはいい傾向。あとは右回りだと勝負どころでモタついて、置かれ気味になる傾向がある。その点がどうか」(競馬ブックより)

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9歳を迎えた今が絶頂期というヴィッセンに対して、グランドサッシュは3勝クラス(旧1600万下)に使い続けて今回が24戦目。大きな怪我なくここまで現役を続けてきたのは素晴らしいと思うも、なかなか硬さが解消できなかったり、年齢的な衰えは正直隠せません。

前走の東京・早春Sはグランドサッシュのベスト条件。ゲートを出たなりにマイペースで追走し、ラスト3ハロンは34秒4の末脚を繰り出して頑張ってくれたのですが、11頭立ての7着まで。ただ、右回りだと内へモタれたり、勝負どころでモタモタするのですが、左回りの走りはホントスムーズです。

前走後はNF天栄へリフレッシュ。結果がもう1つの中山戦はパスして、春の東京開催にじっくり照準を合わせてくるものと思っていたら、状態が思いのほか良かったこともあってハンデ戦のここへ切り替えてきました。以前、この条件(中山・芝2200m)を使ったことがありますが、その時は道中で押し上げるところなく、見せ場すら作れぬまま大敗。9歳になった今、到底巻き返せるとは思えません。

引き続き、津村Jが跨ってくれるのは有難いですが、近走の成績・内容から苦戦は免れません。ただ、今回はハンデ戦で53キロでの出走が可能に。微々たるものですが、ようやく54キロ続きから脱してくれました。これで舞台が東京・芝2400mなら密かにに力が入るのですが…。デキに関しては、大きな変動はないでしょうが、寒さが和らいできたことで脚捌きの硬さは軽減されてきた様子。追い切りの感触は悪くありません。

今回も凡走ならそろそろ引退という文字がちらつき始めるでしょうが、ひとまずは目の前のレースに全力投球していってもらえればと思います。

好発を決めてマイペースの競馬に持ち込もうとするも、強引にハナを奪われて少しリズムを乱したのは誤算。何とか宥めて2番手で追走すると、最後の直線では一旦抜け出すシーンも。ただ、馬体減での出走でもあって最後の坂で力尽きてしまうも、内容の濃いレースで3着は死守。やはり芝の方が良さそう。☆ミスビアンカ

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Photo_3 ミスビアンカ(牝・高橋忠)父ロードカナロア 母シャトーブランシュ

日曜阪神7R 3歳1勝クラス(芝1400m)3着(7番人気) 荻野極J

好スタートからスピードを活かして2番手でレースを運びます。勝負どころで先頭に並び掛け、最後の直線で一旦は抜け出しましたが、ゴール手前で力尽き、昇級戦は惜しくも3着でゴールしています。

高橋義忠調教師「馬体重は10キロ減ってしまいましたが、飼い葉食いは前回と変わりなかったですし、体付きも悪くなかったですから、レースに影響するほどではなかったと思います。テンションも前走と変わりなかったですし、スピードを活かしてスッと好位でレースが出来たので、本当ならそのまま気分よく競馬をさせたかったですね。ジョッキーの話によると、内からエコロアーサーが主張してきた為に、それにつられて力んでしまった分と、雨の影響で馬場が緩かったことで、最後の坂で疲れてしまったようです。でもバッタリ止まっていませんし、昇級戦としては良かったと思います。先日にもお話したように、まだ内面がしっかりしておらず、良くなるのはもう少し先だと思うので、トレセンに戻って状態を確認した後は放牧に出す方向で考えています」(レース結果)

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【次走へのメモ】

10キロ減で腹構えは薄め。スッと行き脚が付いてハナヘ。3角で内からエコロアーサーに来られて2番手になったが、流れには乗れていた。4角で外へ膨れる面を見せながら、渋太く脚を使って1ハロン標で先頭。2頭に捕まったが、見せ場は十分だった。(B誌)

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・在厩場所:1日に滋賀県・ノーザンファームしがらきへ放牧

高橋忠師「トレセンに戻って状態を確認したところ、大きなダメージは見られませんが、飼い葉食いがもう一つで体も少し寂しく映りますので、一旦牧場へ戻して立て直してもらうことにしました。出来れば3歳戦があるうちに戻したいと考えていますが、暖かくなればコンディションが上向いてくるでしょうから、牧場で馬の状態を確かめながら検討させていただきたいと思います」(4/1近況)

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馬体重の発表でマイナス10キロということを知り、実際パドックの映像を見ると、お腹が巻き上がり気味。イレ込みはなかったですが、中間に蕁麻疹を発症したりと内面の弱さを窺わせていたので、カイ食いが落ちていたんでしょう。この姿を見て、さすがに今回は厳しいかなと思いました。

レースぶりですが、五分のスタートからピッチ走法を生かした二の脚の速さでハナを奪うことに成功。マイペースの競馬に持ち込むことが出来てホッとしていたら、最内枠のエコロアーサーがそこまで押して押していくかという迫力で強引にハナへ。無理に競り合うことを避けましたが、内から他馬が前は行ったのでミスビアンカ自身は少しムキになって追い掛けたところもあった様子。ただ、その他の馬がちょっかいを出してくることはなかったので、何とか我慢は利いて最後の直線を迎えることが出来ました。

4角を回り切るところで手前が替わったので、外へ若干膨れたと思いますが、立て直して少し促すと前へと前へと推進力のある動きを披露。いざ追い出して伸びが案外というケースを想定していたので、これは良い意味でビックリ。残り200mを切ったところで少し抜け出したので、このまま押し切れるかと思ったのですが、後ろからメイショウチタンとスワーヴドンが勢いよく差を詰めてきたのに対して、ミスビアンカは最後の坂で力尽きてしまうことに。ただ、パタッと止まることなく、3着を死守したのは立派の一言です。

レース後のミスビアンカですが、脚元等は大丈夫も、細くなっていたのにレース後のカイ食いも一息。ひとまずこのクラスにメドを立てたこともあり、1日にNFしがらきへ放牧に出ています。まずはレースによる疲れと内面の目に見えない疲れをしっかり拭い去り、馬体をしっかり戻すことを優先してもらえればと思います。

ダートで勝ち上がりましたが、トモの甘い走りから本質的には芝向きかと思っていましたが、昇級戦でこれだけやれればそれを証明することは出来たと思います。また、ここ2走のダッシュ力なら1ハロン短縮の芝1200mで更に良さが出そう。ピッチ走法ですが、道中で溜めが利くようになると、一瞬の切れは出てくるのかなと思います。完成されてくれば、ダイアトニックに似た競走馬に育ってくれるのかなあと個人的には今回のレースで思いました。素質は楽しみなモノを秘めているので、内面がパンとしてくるまでは1戦毎に放牧を挟みつつ、3歳時は特に大事に使っていってくれればと思います。母とは違ったタイプの競走馬になりそうですが、成績は肩を並べるところまで辿り着いてもらいたいです。負けはしましたが、今後に手応えのあるレースが出来て、ホント嬉しいです。

良くも悪くも相手なりの馬。外枠に入るも先行力を生かした競馬が出来れば、昇級戦でもそう見劣らないと思うも、まずは現状の力でどこまで通用するかを見守りたい。☆ロードベイリーフ

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Photo_6 ロードベイリーフ(牡・森田)父ヴァンセンヌ 母ショウナンアオバ

4月4日(土)中山7R・3歳1勝クラス・混合・芝1600mに三浦Jで出走します。4月1日(水)良の栗東・Cウッドチップコースで6ハロン84.5-68.6-54.0-40.5-13.2 8分所を強目に乗っています。併せ馬では一杯の相手の内を0秒3追走して0秒1先着。追い切りの短評は「好気配保つ」でした。発走は13時30分です。

○森田調教師 「4月1日(水)はウッドで相応に気合いを付ける格好。前回のデキを維持しており、良好な状態で送れそうですよ。昇級で相手関係がポイントに。でも、先行力を秘めますからね。トリッキーなコース。内枠でも引いて上手く立ち回れれば・・・」

≪調教時計≫
20.04.01 助手 栗CW良 84.5 68.6 54.0 40.5 13.2 強目余力 インテレット(3歳未勝利)一杯の内0秒3追走3F併0秒1先着

☆★画像と情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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第3回中山3日目(04月04日)
7R 3歳1勝クラス
芝1600メートル 特指 混合 馬齢 発走13:30
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 デビルスダンサー 牝3 52 藤田菜七子
2 2 チアチアクラシカ 牝3 54 丸山元気
3 3 スリリングドリーム 牝3 54 丹内祐次
4 4 フォギーショコラ 牡3 54 木幡育也
4 5 シーシーサザン 牝3 51 原優介
5 6 シャチ 牡3 53 山田敬士
5 7 インウィクトス 牡3 56 吉田豊
6 8 アミークス 牝3 54 松山弘平
6 9 ハディア 牡3 56 勝浦正樹
7 10 グランフェスタ 牡3 56 田辺裕信
7 11 アビエルト 牡3 56 L.ヒューイットソン
8 12 ロードベイリーフ 牡3 56 三浦皇成
8 13 ヴェンチュラスター 牡3 56 M.デムーロ

○森田師 「前走が好内容。ずっと崩れず走れていたから、昇級戦でも力差はないと思うよ」(競馬ブックより)

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持ち前の先行力を生かして未勝利で大崩れなく頑張ってくれているロードベイリーフ。ただ、1600mだと切れ味のある馬に何度か見劣ってしまい、ワンパンチ足りない競馬が続いていました。また、マイルだと未勝利でも相手が揃ってしまうため、初勝利を狙うなら1400mしかないという頭でした。それ故、鞍上の関係とはいえ、前走で中京の芝1400mではなく阪神の芝1600mを選んだ時には正直イラっとしました。

ただ、これまで出走→短期放牧を繰り返すことが多かったベイリーフは前々走で掲示板を外すことに。その為、節を稼ぐ必要があったため、じっくり立て直したのですが、前走の快勝劇にはこの効果は大きかったです。マイナス2キロ以上に馬体にメリハリが出来ていたと思います。また、追い切りに跨ることなく全くのテン乗りだった池添Jの好騎乗も勿論、勝ちに大きな貢献をしてくれました。

前走後は在厩調整を続け、中3週のローテでここへ。ひと叩きした効果はさほど感じないも、追い切りの動きに関しては高いレベルで安定している感じ。最終追いは珍しくCWでやりましたが、その狙いについては良く分かりません。

トリッキーな中山のマイル戦なので内めの枠を引き当てたかったですが、残念ながら8枠12番に決定。まあ、これぐらいの頭数ならそこまで枠の有利不利はないと思うので、他馬の動向を見ながらジワッと前めのポジションを確保してもらえればと思います。そして早めに前との差を詰めていき、直線入り口では先頭へ躍り出るくらいの積極策を期待したいです。直線の長い阪神コースのマイルを押し切ったので、このコースならスタミナを心配することはないでしょう。

良くも悪くも相手なりのタイプなので、昇級戦のここでもそれほど見劣ることはない筈。中山への長距離輸送に関しては分からない部分はありますが、この馬の性格的に苦にする感じはしません。未勝利からの連勝を密かに期待していますが、まずはベイリーフらしい先行力を存分に発揮してくれればと思います。そして現状の力を把握して、今後の糧となるレースにしてもらえたらと思います。

シルクなお馬さん(障害馬・入厩組)

Photo ブライトクォーツ

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:1日にCWコースで追い切り
・次走予定:中山4月18日・中山グランドジャンプ(J・G1)

荒川師「1日にCWコースで追い切りました。西谷誠騎手に跨ってもらって感触を確かめてもらいましたが、最後まで楽な手応えで、前走以上に動きが良かったと言っていました。障害は安定して飛んでくれるので、競馬までに確認する程度で十分だと思いますし、中山競馬場の許可が下りればレース当該週にスクーリングを行いたいと考えています。脚元の状態もここまで気にならないですし、今の状態を維持しながら再来週のレースを目標に進めて行きたいと思います」(4/1近況)

助 手 29栗坂不 59.7- 43.8- 29.4- 14.7 馬なり余力
西 谷 1CW良 68.3- 52.9- 39.3- 12.3 馬なり余力

Photo ヴェルトゥアル

・在厩場所:美浦トレセン
・次走予定:第1回福島開催
・調教内容:2日に南Wコースで時計

稲垣師「予定通り3月28日に坂路コースで終いサッと脚を伸ばす形で時計を出しましたが、次の日から右前球節の腫れが少し増してきてしまいました。元々、左トモに弱さがあって、その対角線上にある右前に負担が掛かってくるためだと思いますが、歩様には見せていませんし、触診での反応もありません。週明けからは軽めの運動で様子を見てきましたが、状態は落ち着いていたので、2日に南Wコースで追い切りを行いました。五十嵐騎手に感触を確かめてもらいましたが、より負荷の掛かった状況でも、先週に続いて特に気になるところはなかったとのことです。動きも悪くなかったですし、上がりの感じも異常は見られませんが、今後もよく脚元をケアしながら進めていきたいと思います」(4/2近況)

助 手 28美坂良 58.1- 42.8- 28.1- 13.2 馬なり余力
五十嵐 2南W不 68.0- 53.0- 39.5- 13.1 馬なり余力

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ブライトクォーツは前走時に脚元に疲れが出てしまったので、この中間もそういうことが起きないかドキドキしていましたが、プール調教を活用しながら問題なく調整が進んでいるのは何より。前走で余裕のあった馬体も競馬ブックの追い切りの短評を見ると、着実に絞れて来ている様子。前哨戦を叩いて状態は上がってきています。次走の鞍上に関してはハッキリとしたアナウンスはありませんが、追い切りで西谷Jが跨っているので、熊沢Jに次走で戻ることはなさそう。前走でチャレンジした先行策が本番で生きて欲しいです。

ヴェルトゥアルはようやく時計を出し始めましたが、元々弱さの残る左トモの対角線上にある右前に負担が掛かってきている様子。球節の腫れは油断は出来ませんが、入念なケアによって酷くなるのを耐えてもらうしかありません。ただ、レースへ行くと飛越しないとダメですから、今の状態では故障の可能性はじりじり上がってきているように思います。正直心配です。

1ハロン延長+ブリンカー装着で追走に余裕は出るも、手応えを残している割に追われてからが案外。伸びずバテずの末脚なので、前々の競馬から粘り込む形が合っていそう。あと1ハロン延ばして芝2000mならハナへ行けそう。★エルスネル

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Photo_3 エルスネル(牡・西園)父ロードカナロア 母サンドミエシュ

日曜阪神6R 3歳未勝利(芝1600m)6着(8番人気) 浜中J

今回はブリンカーを着用しています。互角のスタートから無理せず中団やや前目を追走します。3~4コーナーで外から押し上げて行き、最後の直線で追われますが、ジリジリ脚を伸ばすものの、上位馬には及ばず6着でゴールしています。

西園調教師「調教ではそこまでブリンカーの効果が感じられなかったですが、レースでは行きっぷりが良く追走が楽でしたね。ジョッキーに感触を聞いたところ、『ブリンカーの効果もあって、追走が楽でしたね。距離が延びたこともありますが、行きっぷりが前回より良くなっていましたし、それでいて折り合いは問題なかったですから、距離はもう少し延びても問題ないでしょう』と言っていました。レースを使う毎に常識に掛かってきましたし、これから更に経験を積んでいけばもっと良い競馬をしてくれるようになると思います。この後はトレセンに戻って状態を確認してから、そのまま続戦させるかどうするか判断させていただきます」(レース結果)

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・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:軽めの運動

西園師「トレセンに戻って状態を確認したところ、大きなダメージはなく、体調も変わりありませんでした。中1週でのレースでしたから、今週いっぱいは軽めの調整に控えて、その後も状態が変わりなければ、そのまま続戦させたいと考えています」

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中1週での出走となったエルスネルですが、微増ながら馬体重を減らすことなく出走できたのは良かったと思います。また、今回、ブリンカーを装着してきましたが、浅めのものということもあって、パドック等でイレ込む様子はなし。前走と変わらない雰囲気でレースへ臨むことは出来たと思います。

レースぶりですが、今回も五分のスタートから二の脚は上々。個人的にはハナを主張して欲しかったですが、内のロードシャムロックらが行く構えを見せたのでスッと控える形。外枠の行きたいも前へやって、外から被せられることなく中団よりやや前めでレースを進めました。1ハロン延びたことで幾らかでも追走に余裕は出たと思いますし、実際、3角過ぎは良い雰囲気。そこからのペースアップで少しズブさを覗かせましたが、マズマズの手応えで直線を向いたと思います。

そして最後の直線は馬場の真ん中から進出開始。追い出してどれくらい伸びるかなと見ていましたが、いざ追われてからが案外。グッと伸びてくるようなことがなく、バテず伸びずといった感じ。上位4頭とは少し差が出来、最後はロードライトニングと併せる形になって優先権確保となる5着を演じましたが、僅かに見劣ってしまって6着に敗れてしまいました。浜中Jとのコンビとなって1戦毎に着順を押し上げていますが、ワンパンチ足りないと言えば足りません。

レース後のエルスネルですが、目立った疲れは感じられず。ただ、中1週で使ったのでもう少し状態を確かめ、それで問題なければ続戦ということです。優先権は取れませんでしたが、もうすぐ春の福嶋開催が始まるので出走馬は幾らかでも分散してくれるでしょう。

浜中Jのコメントと今回のレースぶりから、もう1ハロン距離を延ばすのは大丈夫そう。ここ2走のスタートなら芝2000mならハナへ行けるんじゃないかなと思います。そして淀みなくレースを引っ張り、後続に脚を使わせる形なら、この馬の伸びずバテずの末脚を生かして粘り通せるかも。勝ち上がるとすれば、こういう形になってくると見ています。

ロードなお馬さん(5歳上関東馬・牧場組)

Photo_6 ロードプレミアム

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン20~22秒ペース)。

○当地スタッフ 「引き続き、ハロン20秒ペースで十分な距離を走らせています。ここまでは順調な立ち上がりが叶っており、遠からずに次の段階へ踏み込めそうな感触。更に進めても特に問題が生じないようであれば、帰厩プランについても話し合って行きましょう」

Photo_6 ロードダヴィンチ

千葉・ケイアイファーム在厩。休養。

○当地スタッフ 「左前脚内側の繋靭帯にダメージを負ってしまっただけに、それなりの療養期間が必要です。短くとも1ヶ月は舎飼い生活を続けざるを得ない状況。場合によっては三石へ戻し、北海道シリーズへの参戦を視野に入れたリハビリを選ぶかも知れません」

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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プレミアムは中山開催で使って欲しかったですが、現在普通キャンターにも届かないペースでの乗り込み。東京は今イチ相性が良くないので、次走は関西圏での出走になるのかな?

ダヴィンチは軽度の診断が下っていましたが、短くても1ヶ月は舎飼が必要とのことなので、やはり復帰までとなると半年ぐらいは掛かりそう。そうなると千葉で調整するのではなく北海道へ戻して欲しいです。また、太りやすい馬なので、舎飼からウォーキングマシンの運動までの間はカイバ量を調整するようにお願いします。

シルクなお馬さん(抽優馬)

Photo_3 ヴァンタブラック

在厩場所:栗東トレセン
調教内容:2日にCWコースで追い切り
次走予定:中山4月11日・ダ1800m(C.ルメールJ)

須貝師「2日にCWコースで追い切りました。吉田隼人騎手に感触を確かめてもらいましたが、相手が古馬だったこともあって最後はやや遅れを取ったものの、この馬なりに最後まで長く脚を使っていましたし、1週前としてはしっかり負荷を掛けることが出来ました。まだズブさがあって幼いところも残っていますが、それでも競馬に行けば最後まで一生懸命走ってくれるので来週も良い競馬を見せてくれると思います」(4/2近況)

助 手 1栗坂良 63.1- 45.0- 28.0- 13.4 馬なり余力
吉田隼 2CW重 86.6- 69.4- 53.3- 38.5- 11.9 一杯に追う シャイニングデイズ(古馬1勝)末強めの内0.2秒追走0.4秒遅れ

Photo_3 ドゥラモンド

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:馬場で軽めのキャンター、ゲート練習

手塚師「先週こちらに入厩させていただきましたが、その後も体調面に問題は見られません。同じタイミングで入ってきた新馬と一緒に、この中間はゲート練習を中心に調教を進めています。現在はゲート内での駐立まで行っていて、ドゥラモンドは大人しく立つことが出来ていますね。ただ、一緒に練習しているパートナーが結構煩いところを見せているので、それにつられないように気を付けて調整していきたいと思います」(4/1近況)

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ヴァンタブラックは相変わらず追い切りでズブさを覗かせて併走で見劣っていますが、ビシッとやれていることを評価。馬具の工夫で集中力アップを図るのは悪くないと思いますが、レース経験を積んで若さが抜けてくれば無駄がなくなってくるでしょう。来週の出走へ向けて高いレベルで状態は安定していると思います。

ドゥラモンドは僚馬と一緒にゲート練習中心の日々。今のところ大人しく対応してくれているようですが、我の強いところはありますし、この父なので1つリズムを乱すと苦労してしまう可能性も。一気に詰め込むのは良くないので丁寧に教え込んでもらえればと思います。

2日に栗東・小崎厩舎へ帰厩しています。☆パーフェクトルール

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Photo_3 パーフェクトルール(牡・小崎)父ルーラーシップ 母パーフェクトジョイ

・在厩場所:2日に栗東トレセンへ帰厩

小崎師「放牧に出した後も順調に進められていたようなので、2日の検疫でトレセンに戻しました。来週から仕上げに入り、動きを確認しながら具体的な番組を検討していきたいと思います」(4/2近況)

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昨年末にゲート試験に合格していたパーフェクトルールですが、北海道時の頓挫が響く形で体力不足を露呈。その後はNFしがらきへ放牧に出て、コツコツ乗り込んできました。ただ、まもなく帰厩というところで熱発を発症した為、ここまで帰厩が延びてしまいました。

ひとまず現在の状態を確認してもらってから、追い切りへと移行していってもらえればと思います。馬っぷりのいい馬なので追い切りでどういう動きを見せてくれるか密かに楽しみにしています。また、ゲート試験は合格済なので、デビュー戦は2~3週間後になってくるのかなと想像します。

【近況】アーモンドアイ

Photo_3 アーモンドアイ

・在厩場所:千葉県・JRA競馬学校
・調教内容:軽めの調整

国枝師「3月29日に成田空港へ無事に到着して、そのまま輸入検疫のためJRA競馬学校に移動しました。帰国後も脚元含めて馬体に気になるところはありませんでしたので、馬場にてダクやハッキングを開始しています。脚捌きは軽快で、今のところ順調に立ち上げられていると思います。また、前回お話させていただいたように、4日に輸入検疫を終える予定で、その後はノーザンファーム天栄へ移動して3週間の着地検疫を受けることとなっています。なお、馬体重は483キロです」(4/1近況)

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千葉のJRA競馬学校で輸入検疫中のアーモンドアイ。馬場で体を解していますが、ドバイで少し気にしていた脚元の状態は問題なさそう。輸送によってクタッとした感じもなく、馬体重も少し減った程度です。

今後は本日4日に輸入検疫を終えるので、次はNF天栄へ移動しての3週間の着地検疫へ。状態は良さそうですから、じわじわ調教のメニュー・負荷を高めていってもらえればと思います。運のないことが続いたので、とにかく順調に進めてもらいたいです。

ロードなお馬さん(3歳・千葉ケイアイファーム組)

Photo_6 ロードユリシス

千葉・ケイアイファーム在厩。放牧4時間。

○当地スタッフ 「3月28日(土)にレントゲン検査を実施。前回よりも骨折線が鮮明に写ったのは、時間の経過に因る自然な流れ・・・との見解が示されました。歩様チェックで跛行は認められず、患部の熱感も無いまま。しばらくは同様の生活パターンを繰り返します」

Photo_6 ロードドミニオン

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン20~22秒ペース)。

○当地スタッフ 「3月26日(木)よりダートへ向かっており、ハロン20秒のキャンターを丹念に繰り返しています。相変わらず歩様等に問題は出ていない一方、休ませていた分の緩みが認められるのも確か。この先も具合を探りつつ、ペースアップを図りたいです」

Photo_6 レインドロップス

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン20~22秒ペース)。

○当地スタッフ 「引き続き、ハロン20秒レベルのキャンターを消化。動きについては元々悪くないタイプで、淡々と周回を重ねる状況です。現在はそこまでの負担が掛からない調教内容。ペースアップを図った際に手術を施した喉に改善が認められれば・・・と思います」

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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ユリシスはこの中間にレントゲン検査を行ったところ、前回よりも骨折線が鮮明に写ったとのこと。これは時間の経過に因る自然な流れとのことですが、当初の見立てよりも骨折の程度は大きいと見た方が良さそう。ひとまず患部が熱を持つことなく落ち着いているのは良いことです。

帰厩目前で一頓挫あったドミニオンですが、ようやく馬場での乗り運動を開始。痛めたところを気にする様子はありませんが、楽をさせていたことで馬体に緩みが目立つ様子。一気のペースアップは控え、1歩1歩と階段を駆け上がるように進めていってもらえればと思います。

レインドロップスは先週同様に無理のない範囲で乗り進めていますが、特に気になる様子はなし。そろそろ状態を見て、普通キャンターへとピッチを上げると思うので、スムーズに対応していってくれればと思います。

先手を奪われて前走時の嫌な雰囲気が漂うも、何とか宥めての追走。スピードの生きる置き障害のローカル場所はやはり合っていて、道中の飛越は安定。ただ、最後はじっくり構えて進めたキャリア豊富な先輩馬との勢いの差は歴然で3着を死守するのがやっと。ひとまずOPクラスにメドの立つ走りは出来ました。☆シングルアップ

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Photo シングルアップ(牡・寺島)父キンシャサノキセキ 母ラフアップ

土曜中京5R 障害4歳以上オープン (障3330m)3着(3番人気) 森 一馬J

互角のスタートから好位2番手に取り付けて最初の障害を無難に飛越します。2周目の3コーナーで先頭に並び掛けると、最後の直線で一旦は先頭に立ったものの、そのまま粘り切ることが出来ず3着でレースを終えています。

寺島調教師「逃げた馬が速かったこともあって、こちらは2番手に控える形になりましたが、前回よりも我慢が利いていましたし、レース内容としては良かったと思います。レース後、森一馬騎手に感触を聞いたところ、『最初のうちは力みがありましたが、前回よりすぐ落ち着いてくれましたし、その後はリラックスして走っていました。逃げていた馬を交わすところまで良かったですが、早めに捉えに行った分と、緩い馬場に脚を取られたことで最後は脚が上がってしまいました。でも飛越は安定していましたし、使う毎に良くなっていますよ』と言っていました。昇級2戦目でこれだけ良い競馬が出来ましたし、クラスの目途が立ちましたね。続戦させるより牧場に戻して心身ともにリフレッシュさせる方が馬にとっては良いと思いますので、この後は放牧に出す方向で考えています」(レース結果)

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【次走へのメモ】

2番手から。序盤で行きたがるところはあったが、収まりをつけて運んで、2周目4角を回り込んで先頭へ。最終障害を飛越したあと、ラストで脚いろが鈍っての3着だったが、レース運びの幅が広がったことは収穫。(B誌)

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・在厩場所:3月31日に滋賀県・ノーザンファームしがらきへ放牧
・次走予定:第1回新潟開催

寺島師「トレセンに戻って状態を確認したところ、大きなダメージはなく、体調も変わりありませんでした。予定通り31日にノーザンファームしがらきへ放牧に出しましたが、その後も問題なければ、第1回新潟開催を目標にトレセンへ戻したいと考えています」(4/1近況)

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個人的にはスピードが生きる置き障害のローカル場所へ替わることで巻き返すことは出来ると思っていましたが、昇級戦の前走で2番人気とは言え、11着と沈んでいたので、もう少し人気を落とすかと見ていたので3番人気での出走はちょっと意外。まあ、それだけ評価されていること自体は嬉しいです。

パドックでのシングルアップは舌をベロンと出していましたが、無観客競馬ということもあってのんびりとした周回。落ち着かせる為に3歳時にホライゾンネットをして周回していた馬とは別馬のよう。4キロ増でも問題ない仕上がりだったと思います。

レースに関しては、好発を決めてビュンビュン飛ばしていく形を想像していましたが、スタートの良かったボナパルトがハナを叩くことに。シングルアップも最初の障害を飛び終えると2番手に押し上げましたが、相手が譲る様子がないと見ると、内で控える形を選択しました。少し行きたがる素振りを見せていたので、前走時の嫌な雰囲気が漂いましたが、森一Jは長手綱で何とか宥めながらの追走。徐々に力みは取れていったように見えました。道中の飛越に関しては低い置き障害ということもあって乱れた感じはなし。2週前の3角あたりから差を詰めて行き、直線を迎える頃には一騎打ちの様相。

ただ、両馬共に鞍上の手が動いていたので、あとはスタミナ比べ。残り2つ目の障害で先頭へ躍り出ましたが、すぐ後ろまで差を詰めてきたノワールギャルソンが抵抗させない感じで一気に先頭へ。シングルアップも交されてから食らい付こうとしましたが、勢いの差は歴然。最終障害を飛び終えるとグングン差が出来て、今度は2着を死守へと頑張ったのですが、渋太く伸びてきたマイネルレオーネにも交わされてしまうことに。最終的にはシルクドリーマーの半弟フライクーゲルとの3着争いとなりましたが、今度は何とか凌ぎ切って3着でゴールとなりました。

もう少し上位と肉薄して欲しかったなあというのが本音ですが、先手を奪ったボナパルトが10着に沈んでいたように楽でない展開の中、OP2戦目で3着に踏み止まったことは立派。中央場所で通用するにはもうひと頑張り・成長が必要でしょうが、置き障害のローカル場所ならひとまずメドが立ったと言えるでしょう。

レース後のシングルアップは馬体を確認して一足先にNFしがらきへ放牧済。ストレスを溜めみやすい馬ですから、今後も基本は1戦毎に放牧でお願いします。

更なる活躍を目指すとなると、力みを解消させていく精神面の成長と長い距離へ対応できるスタミナ強化が必要と言えますが、適度に間隔を空けつつ、レース経験を積んでいくことで良い方向へ導いていってもらえればと思います。まだまだ4歳の障害馬。地力を付けていってもたいたいです。

2020年4月 3日 (金)

外から被せられるのを嫌って内から少し抵抗してことで道中力んだ走りになったのは誤算。残り200mから苦しくなってしまい9着。レース後に右前脚の球節の剥離骨折が判明してしまう。★トルネードフラッグ

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Photo_6 トルネードフラッグ(牝・藤原英)父キングカメハメハ 母ハリケーンフラッグ

3月28日(土)中京1R・3歳未勝利・牝馬限定・ダ1800mに西村淳Jで出走。16頭立て1番人気で2枠3番から平均ペースの道中を2、2、2、2番手と進み、直線では内を通って2秒4差の9着でした。馬場は稍重。タイム1分57秒9、上がり41秒5。馬体重は12キロ減少の458キロでした。

○田代調教助手 「出入りが激しく厳しい展開に。ただ、それにしても直線で全く踏ん張れなかったですね。しっかり調教を積んだとは言え、思った以上に体重も減ってしまい・・・。そのあたりも影響を及ぼしたかも知れません。残念な結果。デビュー戦の後も反動が出たように、まずはダメージ等の確認が必要でしょう」

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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【次走へのメモ】

チークピーシズ。仕掛けて先行。3角からマクってきた馬に締められないように動いて、先頭3頭で直線に向いたが、追い比べで離されてしまう。(B誌)

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レース後の右前脚に幾らか腫れが認められます。レントゲン検査を受けたところ骨折で全治3ヶ月の診断が下されました。今後は4月3日(金)に三石・ケイアイファームへ移動して夏の戦列復帰へ向けて不安箇所の治療に努めます。

○田代調教助手 「どうも右前脚の球節がモヤモヤと。レントゲンを撮ると骨片が見付かっています。これが失速の原因かな・・・と。三石へ移して除去手術を行なう予定です。全治3ヶ月の診断。北海道シリーズでの復帰へ向け、ひとまずは治療に努めましょう」

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牡馬相手かつ完調手前でのデビュー戦で5着と踏ん張っていたトルネードフラッグ。2戦目を迎えるにあたり、疲れ・反動が出たために少し間隔が開いてしまいましたが、ここ2週はコースで悪くない動きを披露。しっかり態勢を整えての出走でしたし、今回はローカルの牝馬限定戦。確実に前進してくれるものと思っていたのですが…。

パドックに登場したトルネードフラッグは前走からマイナス12キロ。活気はありましたが、お腹回りは巻き上がり気味。『大丈夫かなあ…』と率直に心配にはなりました。

スタートは五分以上に出たのですが、絶好のスタートを決めたスマートラミアがスッとハナへ。トルネードフラッグと西村淳Jは早めにその外へ持ち出して揉まれない2番手を確保しにいったのですが、外枠の3頭もポジションを上げてきたことで外から被せられるのを嫌い、内から少し突っ張ってしまったのが後々響くことに。そこで力んだ走りになってしまい、道中ジリジリとスタミナを消費してしまったと思います。

それでも4角を回ってくる時は上位3頭の争いに見えましたが、直線を向いた途端に鞭が入っていたので、この時点で厳しい結果となることを覚悟。内から何とか抵抗しようとする姿勢は感じられましたが、残り200mぐらいからはさすがに疲れてしまいました。集中力アップの為にチークピーシズを着けてきましたが効果は感じませんでした。

レース後のトルネードフラッグですが、右前脚の球節がモヤモヤ。そこでレントゲン検査を行ったところ、骨片を確認。症状とすれば軽度かもしれませんが、今後は北海道まで戻して骨片除去手術を行う予定となっています。北海道シリーズでの復帰を視野に入れていますが、回復・良化がスローなら、ちょっと厳しくなってしまうかも。

順当にデビュー戦の5着から前進してくれると見ていただけに、今回の失速+骨折判明は頭を抱えてしまいますが、1800mに関してはちょっと長い印象。半姉デュアラブルもダ1400mで初勝利を挙げていますし、この馬自身もスピードはある馬なので距離短縮にはスンナリ対応できるでしょう。ただ、非力さが残るので、力の要るダートの良馬場は未知な面も。今後の骨折療養期間では順調な回復とともに、心身の成長・レベルアップは未勝利突破には欠かせません。じっくり立て直すことが良い作用を生み出してくれることを願うばかりです。

シルクなお馬さん(関東2歳牡馬・牧場組)

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Photo アンダープロット(牡・加藤征)父ハーツクライ 母マチカネタマカズラ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン15~16秒のキャンター1~2本、残りの日は軽めの調整

担当者「この中間は週3回の坂路コースでの乗り込みを継続していますが、ペースを上げてハロン15秒まで脚を伸ばしています。ペースアップ後も脚取り自体には余裕がありますが、まだ全体的にモッサリとした感じではありますし、もっとシャープさが出るように乗り込んでいきたいと思います。脚元には今のところ全く問題ありませんが、少し毛艶が落ちてきているのは気になりますね。大型馬ということもあり、まだ馬体にはメリハリがありませんし、今後は調教メニュー等を工夫して、成長に合わせた対応を心掛けていきたいと思います。馬体重は485キロです」(4/1近況)

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Photo セラフィナイト(牡・宮田)父ルーラーシップ 母ブロンシェダーム

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン15~16秒のキャンター1~2本、週1回周回コースで軽めのキャンター2500m、残りの日は軽めの調整

担当者「この中間から少しペースを上げて、ハロン15秒まで進めています。体重こそ大きな変動はありませんが、徐々に筋肉が付いてきたことで、力強く坂路を登坂出来るようになりました。それに母譲りのスピードも備わってきましたから、動きに関しては何も言うことはありません。先日来場された宮田調教師も『昨年よりもボリュームが出て、馬体の良化を感じますし、それに精神面の成長も感じます。ただ、まだまだ体のラインを見ると成長の余地は十分残していますから、これからもじっくりと育てていって欲しいと思います』とコメントされていましたので、今後も馬の成長曲線に合わせて進めていきます。馬体重は425キロです」(4/1近況)

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アンダープロットは週3回の登坂を継続してハロン15秒までペースアップ。モタモタしたところが目立つようですが、心肺機能の高さで対応することは出来ています。また、少し毛ヅヤが落ちてきているとのこと。育成時に皮膚病を発症することもありましたし、内面の弱さが残ります。まあ、全般的に良化途上の同馬。一気に色々教え込むとパニックになりそうなので、当面の間は体調を見ながら、臨機応変に乗り進めていってもらえればと思います。

セラフィナイトはこの中間からハロン15秒の調教を開始。勝気な性格で食らい付いてくれていますが、ジリジリ馬体重が減ってきているのは心配。良いスピードは秘めていると思いますが、まだまだ心身共に幼さを感じます。気持ちの面でも余裕がなくなってくると思うので、そろそろ一息入れてリフレッシュさせてあげて欲しいです。

1日に栗東・安田隆厩舎へ帰厩しています。☆ロードクラージュ

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Photo_6 ロードクラージュ(セ・安田隆)父ロードカナロア 母レディルージュ

2020.04.01
4月1日(水)に栗東トレセンへ帰厩しました。ひとまずは1ハロン18秒前後のキャンターで仕上がり具合の把握に努める方針。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、体調、条件、出走状況等を踏まえながら目標のレースを決めます。

○安田調教師 「骨折も癒えて順調に乗り込めていた様子。準備OK・・・との連絡を受けて4月1日(水)に厩舎へ戻していますよ。千葉からの輸送を経ただけに、明日2日(木)は歩行運動。3日(金)より馬場へ連れ出して、実際に感触を確かめる予定です」

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千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン15~20秒ペース)。4月1日(水)に栗東トレセンへ帰厩の予定です。

○当地スタッフ 「3月25日(水)に半マイルからハロン15秒ペースで走らせました。動きについては及第点。本数を積んだ割に毛ヅヤが冴えないのは、骨折明けだけに仕方の無い部分でしょう。いよいよ出発。31日(火)の夜間にこちらを離れるスケジュールです」

☆★画像と情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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去勢手術を行って、8月末にそろそろ帰厩というところで右前膝を骨折してしまったロードクラージュ。全治半年の診断が下りましたが、昨年内は無理せず軽めの運動までに止め、年明けから馬場での本格的な乗り込みを開始。乗り込み量はちょっと足りないかもしれませんが、元々の身体能力を生かして速い調教にも難なく対応。そして1日に栗東・安田隆厩舎へ戻ってくることが出来ました。

まずは千葉からの輸送による疲れを解消し、久々になるトレセンの環境に慣れてもらうのが先決。また、毛ヅヤが一息なのも気になるので、1~2週間ぐらいは無理のない範囲で乗り進めてもらえればと思います。

鞍上予定のD.レーンが来日。皐月賞・2週前追い切りを上々の動きで終える。☆サリオス

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Photo_3 サリオス(牡・堀)父ハーツクライ 母サロミナ

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:2日に南Wコースで時計
・次走予定:4月19日の中山・皐月賞(D.レーンJ)

堀師「先週末から少し咳をしだしていることから、すぐに薬を入れて治療しましたが、その後は回数も減ってきていますし、このまま治まってくれるでしょう。また、右トモの状態は、運動前によく解してあげれば問題はないものの、念の為に先週末からよりしっかりとしたケアを取り入れるようにしています。最新の計測で馬体重は555キロあり、前走時は最終追い切り後の馬体重が546キロで、阪神競馬場への輸送があって538キロでの出走だったことを考えると、今回は輸送の短い中山競馬場でのレースになりますから、その辺りも踏まえた調整を行っていかなければならないと思っています。2日には南Wコースで併せて追い切りを行い、先ほどの点も考慮して、先週よりも時計・内容ともにさらに1段階アップした調教を課しましたが、しっかりと同入する形で終えることが出来ました。メンタル的にも変なところを見せず落ち着いていますし、このまま態勢を整えていければと思います」(4/2近況)

助 手 29美坂不 56.0- 41.1- 26.3- 13.1 馬なり余力
助 手 2南W不 68.5- 53.7- 39.5- 12.7 馬なり余力 ヒシイグアス(古馬2勝)馬なりの内1.1秒追走同入

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レーン騎手、皐月賞でサリオス騎乗のため来日(スポーツ報知より)

皐月賞・G1(4月19日、中山)でサリオス(牡3歳、美浦・堀厩舎)に騎乗予定のダミアン・レーン騎手(26)=オーストラリア=が30日午前に日本に到着したと、オーストラリアのレーシングドットコム電子版など複数のメディアが30日に報じた。コロナウイルス感染拡大防止のため、入国後に14日間の自主的な隔離が必要になることから、レースまでの日数を逆算しての来日とみられる。今回は4月から3か月間のJRA短期免許を取得予定だ。

オーストラリアは現在、全国民の出国を禁止しているが、例外規定が適用されたとみられる。レーンは昨年の有馬記念をリスグラシューで制するなど、JRA通算38勝を挙げている。

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サリオス2週前、内から馬なりで楽々と併入/皐月賞(日刊スポーツ)

3戦3勝のサリオス(牡3、堀)が2日、皐月賞(G1、芝2000メートル、4月19日=中山)の2週前追い切りを行った。中ヒシイグアス(古馬2勝クラス)を5馬身半、外フォルコメン(古馬3勝クラス)を7馬身半追走。大きく先行した2頭の内から馬なりで楽々と併入した。

森助手は「3月上旬に帰厩して、今日から1段階強めの負荷をかけたが、いい動きだしでした。高いレベルで安定してここまで問題なく来ています。初の中山、初の距離と初めての事が多いですが、馬の力を信じます」とコメント。G1連勝でクラシック1冠目を手にする。

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先週までは70-40のペースでサラッと追われていたサリオスですが、レースが近づいてきたことで2日の追い切りは3頭併せで大きく追い掛ける形を選択。直線の入り口近くで追い付くと、頭を上げたりと幼い動きが目立つ僚馬2頭に対して内でじっと我慢。馬なりで併入となりましたが、少し手綱を緩めて際にスッと反応していたのは好印象。鞍上の指示に従順なので2000mの皐月賞は小回りで4つのコーナーを回るコース形態ですし、何とか踏ん張ってくれそう。

あとは休養が長いので、内面をいかに整えておくか。その点については少し咳をしているのは心配ですが、症状は徐々にマシに。また、食欲は旺盛な馬なので、レース当日に太めが残らないように今から十分気をつけてもらいたいです。

心配だった鞍上問題ですが、先月末にDレーンJが来日。現在は14日間の自主的な隔離に入っているので、レース当日は問題なく乗れそう。この点についてはひとまず安心しました。

2020年4月 2日 (木)

今週の出走馬(4/4・5)

<土曜日>

Photo ロードベイリーフ

中山7R・3歳1勝クラス・芝1600mに三浦Jとのコンビで出走します。

Photo_2 ヴィッセン

中山10R・湾岸S・芝2200mに坂井瑠Jとのコンビで出走します。

Photo_2 グランドサッシュ

中山10R・湾岸S・芝2200mに津村Jとのコンビで出走します。

Photo ロードクエスト

阪神11R・コーラルS(L)・ダ1400mに岩田望Jとのコンビで出走します。

<日曜日>

Photo ロードエース

中山11R・春風S・ダ1200mに丸山Jとのコンビで出走します。

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先週はできれば1勝したいなあと思っていましたが、3着が3回とワンパンチ足りない結果に。ただ、勝ち切れなかった3頭は先々への期待が膨らむレースを見せてくれたと思います。

今週は出資馬対決を含む5頭がスタンバイ。3勝クラス以上が3鞍(4頭出走)なので、勝てなくても掲示板まで来てもらい、ちょこちょこ稼いでもらえればと思います。

そんな中、唯一の3歳馬がロードベイリーフ。マイルは微妙に長い印象がありましたが、前走はテン乗りながら池添Jが完璧に乗ってくれました。時計も悪くなかったですし、そのレースで負かした2着馬は先週の芝1600mで初勝利を挙げていました。元々、相手なりに駆けてくれる馬なので、昇級戦でもそう見劣ることはないと思います。あとはトリッキーな中山のマイル戦をどう御すか。三浦Jとも手が合いそうなので、持ち前のスピードと先行力をここでも発揮して欲しいです。

ヴィッセンとグランドサッシュは初対戦。共に9歳ですが、勢いには差がある現状。ヴィッセンは昇級戦の前走で2着に健闘。負けた馬(トーセンカンビーナ)は次走の阪神大賞典でも2着に好走しています。それもあって今回はハンデ55キロ。1キロ重くなるのは歓迎ではありませんし、長距離輸送をするとカイバを食べなくなるので、中山への輸送が心配。まあ、少し太めに作ってあるとは思いますが…。グランドサッシュは厳しい成績が続きますが、今回は1キロ減の53キロで出走可能。1ハロン短いですが、内ラチを頼らせて走ってくれれば。ただ、このレースは17頭立て。2頭ともに多頭数の競馬は歓迎ではありません。

ロードクエストは昨年のスワンS以来の競馬となりますが、じっくり立て直してきたことで状態は良さそう。ただ、今回は7歳にして初ダート戦。砂を被って怯むような馬ではないので、ひょっとしたら新味が出るかも。ダ1400mは芝スタートですし、上手にレースの流れに乗っていって欲しいです。

ロードエースは阪神戦を除外になってここへ。追い切りを重ねることが出来たのでデキに関しては心配ないかと。ただ、時計面で限界のある馬なので、1分10秒前半の決着となると辛そう。先行力はあるのですが、直線で手前を替えないのでひと伸びを欠きます。手前をしっかり替えてくれれば、時計の短縮も可能なのですが…。

2日に美浦・奥村武厩舎へ入厩しています。☆クールキャット

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Photo クールキャット(牝・奥村武)父スクリーンヒーロー 母メジロトンキニーズ

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄/2日に美浦・奥村武厩舎へ入厩予定
・調教内容:週2回屋内坂路コースでハロン14~17秒のキャンター2本、週3回周回コースで軽めのキャンター2500m、残りの日は軽めの調整

空港担当者「リフレッシュ後は坂路調教を再開し、現在は1本目ハロン17秒、2本目ハロン14~15秒のペースで週2回登坂していました。それ以外の日は周回コースで長めの乗り運動をこなしています。ここまでしっかり乗り込んできたこともあり、速いペースでもバランスを崩すことなく安定したフォームで走れるようになってきました。馬体重に大きな変化はありませんが、冬毛が抜けてきて筋肉がくっきり見えるようになりました。特に首とトモの発達が顕著ですね。2日美浦トレセンへ入厩する予定ですので、良い形でバトンタッチ出来たと思います。馬体重は521キロです」(4/1近況)

⇒⇒2日に美浦・奥村武厩舎へ入厩しています。(2日・最新情報より)

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500キロを優に越える大型馬のクールキャット。弱さを抱えていても不思議ではないのですが、適度にリフレッシュを挟みつつも、頗る順調に負荷を高めることが出来ました。そして本日2日に美浦・奥村武厩舎へ入厩しています。

ひとまずはトレセンという特殊な環境に慣れてもらい、競走馬としての第一関門・ゲート試験合格を目指して欲しいです。NF空港ではそれなりの時計で動いていましたが、調教動画で歩いている様子を見ると、馬体をまだまだ持て余しています。ですので、ゲート試験合格後はNF天栄で再教育されることになるでしょう。そして仕上がり具合によって、デビューが決まってくるかと思います。

一瞬の切れよりも推進力溢れるパワフルさが武器になってくるので、洋芝の函館or札幌の芝1800mが合いそうなイメージ。ただ、半兄トリオンフは脚元の故障で引退してしまったので、クールキャットも常に脚元の疲れ・ダメージには気を掛けながら、今後もコツコツ鍛えていってもらえればと思います。

2020年4月 1日 (水)

ロードなお馬さん(2歳牡馬)

Photo_6 ロードラスター

三石・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ポリトラックコース・ダク1000m→キャンター2400~3000m(1ハロン25~27秒ペース)もしくはトレッドミル・並脚600m→ダク1000m→キャンター2500~3500mもしくはウッドチップ坂路コース・キャンター1200m×1本(1ハロン16~20秒ペース)。

○当地スタッフ 「相変わらず順調に運んでおり、心身に気になる点は何も浮かんでいません。ハロン16秒まで伸ばすパターンでも楽々と走り切るなど、高いレベルで評価も安定したまま。今後は身体が萎まないようにだけ注意を払い、少しずつピッチを速めましょう」

Photo_6 ロードギガース

三石・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ポリトラックコース・ダク1000m→キャンター2400~3000m(1ハロン25~27秒ペース)もしくはトレッドミル・並脚600m→ダク1000m→キャンター2500~3500mもしくはウッドチップ坂路コース・キャンター1200m×1本(1ハロン16~20秒ペース)。

○当地スタッフ 「パワフルなフットワーク。ハロン16秒も無難にこなしており、動きについては問題ありません。左前脚にソエが認められた為、ショックウェーブ治療を実施。状況を見ながら必要なケアを繰り返し、歩様に影響が出ない限りは乗り込みを続けます」

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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ラスターは変わらず順調。そろそろソエ発症が怖いですが、状況を見て、ハロン15秒の調教を開始してもらえればと思います。ただ、走りが力みがちにならないように注意してもらえればと思います。

ギガースもハロン16秒の調教を無難にこなしていたも、ここにきて左前脚にソエを確認。ひとまずショックウェーブ治療を行ったようなので、その効果がどこまであるのか。大型馬ですし、ここは一旦ペースを緩めることで悪化は何とか阻止して欲しいです。

【動画更新】イルデレーヴ&ヒーズオールザット

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Photo イルデレーヴ

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Photo ヒーズオールザット

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イルデレーヴはハロン15秒のペースで坂路を駆け上がっていますが、手応え&脚色はちょっと余裕がない感じ。これから本数を重ねていって気持ちの前向きさ&動きの素軽さが出てきてくれればと思います。精神面では少し大人になってきて感じがします。

ヒーズオールザットは脚捌きが少し硬いかなと思うも、加速ラップを踏めているのは○。真面目に取り組んでいるのも好印象です。この流れを継続できれば、GW前後で入厩の知らせがあるかもしれません。

3月27日に美浦・手塚厩舎へ入厩しています。☆ドゥラモンド

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Photo ドゥラモンド(牡・手塚)父ドゥラメンテ 母シーズインクルーデッド

・在厩場所:27日に美浦・手塚貴久厩舎へ入厩

早来担当者「この時期でハロン14秒まで進められていたように、依然として動きは良好でした。最近は筋肉量が一段と増えてきたことで、ペースアップをしても涼しげな表情で駆け上がってきており、他馬より手応えが良いですね。ただ、乗り手の感触は良いのですが、まだ馬体を見ると緩さがあって、そこが解消してくればもっと良いキャンターが出来そうです。父産駒にしては落ち着きを感じますし、何事にもどっしりと構えてくれるタイプですから、その性格はこのまま維持してほしいですね。ここまで順調に進められて、良い状態で送り出すことが出来たと思います」(3/27近況)

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調整が1番早い組の中で順調に乗り込むことが出来ていたドゥラモンド。ちらほら2歳馬の入厩の話が出てきていて、そろそろドゥラモンドにも声が掛かるかなと見ていたら、NF天栄でワンクッションを置き、3月27日に美浦・手塚厩舎へ入厩しています。私が出資している2歳世代では最初の入厩馬です。

まずはトレセンという初めての環境に慣れてもらい、次に現段階での基礎体力が如何ほどかをスタッフには把握してもらえればと思います。早北の担当者のコメントを見ると、楽しみでしかありませんが、手塚調教師や担当者がどういう感触を持ってくれるかが気になります。

また、今回のトレセン生活は環境に慣れることとゲート試験突破が目標になってきます。これまで従順なところを見せてくれていましたが、ゲート練習・試験でも真面目に取り組んでくれるかどうかも気になっています。

ロードなお馬さん(2歳牝馬)

Photo_6 ヴェルトハイム

三石・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ポリトラックコース・ダク1000m→キャンター2400~3000m(1ハロン25~27秒ペース)もしくはトレッドミル・並脚600m→ダク1000m→キャンター2500~3500mもしくはウッドチップ坂路コース・キャンター1200m×1本(1ハロン16~20秒ペース)。

○当地スタッフ 「背中の良さは募集馬32頭の中で1番。動きに関する注文も特にありませんので、このまま速いところを織り交ぜればOKでしょう。成長の余地をまだ残しており、コツコツ段階を踏んで行く方針。大成させる為にも焦らずに育てようと思います」

Photo_6 ソレンニータ

三石・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ポリトラックコース・ダク1000m→キャンター2400~3000m(1ハロン25~27秒ペース)もしくはトレッドミル・並脚600m→ダク1000m→キャンター2500~3500mもしくはウッドチップ坂路コース・キャンター1200m×1本(1ハロン16~20秒ペース)。

○当地スタッフ 「ここに来てハロン16秒のパターンも消化。現状は身体の使い方が分かっておらず、まだまだギコちなさの残るフットワークでしょう。と言っても、乗り心地はマズマズ。成長度合からも時間を掛けて作り込むのが望ましいタイプかも知れません」

Photo_6 フライングバレル

三石・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ポリトラックコース・ダク1000m→キャンター2400~3000m(1ハロン25~27秒ペース)もしくはトレッドミル・並脚600m→ダク1000m→キャンター2500~3500mもしくはウッドチップ坂路コース・キャンター1200m×1本(1ハロン16~20秒ペース)。

○当地スタッフ 「心身に特別な問題は浮かんでおらず、ハロン16秒レベルでも涼しい顔のまま。更なるペースアップが視野に入っています。4月末までには本州への輸送を済ませたいところ。かなりのスピードとパワーを備えており、楽しみは広がるばかりです」

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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ヴェルトハイムは素材の良さは褒めてもらっていますが、この母系の課題は気性面。使っていくとどうしてもピリピリしてきてしまいます。そこさえマシならば…。2歳秋のデビューを想定し、丁寧に作り上げていって欲しいです。

ソレンニータはフォームが定まっていないので、フットワークにスムーズさを欠く現状。スピードがないという訳ではないので、地道に教え込んでいくしか道はありません。

フライングバレルはハロン16秒を調教を悠々と対応。血統馬らしいポテンシャルは楽しみなものがあります。ただ、半兄たちはレースへ行ってフワフワしたりと気性面での脆さを覗かせているので、繊細な面が出やすい牝馬のこの馬が一癖・二癖を隠し持ってなければ良いのですが…。

シルクなお馬さん(3歳牡馬・NFしがらき組)

Photo_3 パーフェクトルール

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:周回コースでキャンター、坂路コースでハロン14~15秒

厩舎長「負荷を掛けた後も順調に進められており、この中間も同じペースで乗り込んでいます。坂路での動きも良い手応えで駆け上がってくれるようになってきましたし、馬体もメリハリが出てきましたので、この調子で移動に備えて乗り込みを続けていきたいと思います。馬体重は482キロ」(3/27近況)

Photo_3 ベルラガッツォ

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、角馬場でハッキング

厩舎長「トレッドミルで運動を行っていましたが、徐々に良化が窺えることから、この中間から1日置きにトレッドミルと乗り運動を行っています。馬体の張り・艶も徐々に良くなってきているのは確かですから、もう暫く馬の状態に合わせながら良化を図って行きたいと思います。馬体重は503キロです」(3/27近況)

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パーフェクトルールは引き続き好調キープ。負荷を高めてもしっかり踏ん張れているのが何より。ラストを13秒まで伸ばしてみて、良い手応えで対応できるようになれば帰厩となるでしょう。あと1~2週間、耐え忍んでもらえればと思います。

トレッドミルでの運動のみでじっくり良化を促してきたベルラガッツォですが、この中間から角馬場での脚慣らしも開始。馬場へ連れ出すにはもう何段階かデキを上げないとダメですが、ようやく前へ進み出したので少しホッとしました。

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