スタートを決めきれずに内で揉まれる形。キックバックが顔に当たるようになるとかなり嫌がってしまって追走に余裕がなくなり、早めに仕掛けていくことで今度は喉に負担が掛かってしまう。直線では前走のような粘りを発揮することは出来ず、最後は脚が上がってしまって12着に敗れる。★クァンタムリープ
クァンタムリープ(牡・鹿戸)父ロードカナロア 母プルーフオブラヴ
日曜東京1R 3歳未勝利(ダ1400m)12着(10番人気) 木幡育J
シャドーロールに加えてチークピーシズ着用。五分のスタートから押していくも、中団からの競馬になります。3コーナーで手応えが怪しくなり、直線でも大きく伸びることなく後方でゴールしています。
木幡育也騎手「スタートしてから出して行ったのですが、あまり進んでいきませんでした。それに、キックバックに対してかなり嫌がっていたこともあって、3コーナー辺りから促していかないと追走出来ない形になり、最後も止まっていましたね。また、早めから促したことで息が乱れ、喉の弱さも出ていました。スムーズな競馬が出来ればもっと走れる馬なだけに、上手く運べなかったことが悔やまれます」
鹿戸調教師「砂を被ったことで、今日は全く進んでいきませんでしたね。前走のような粘りもありませんでしたし、揉まれる競馬は良くないのでしょう。ダートでの走りは悪くないはずですが、内枠を引いて周りに速い馬がいるとこの競馬になってしまう確率が高いので、次は芝のレースも視野に入れたいですね。今後は、優先出走権を獲ることが出来ませんでしたから、いったん放牧させる方向で考えています」(レース結果)
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・在厩場所:美浦トレセン/27日に福島県・ノーザンファーム天栄へ放牧予定
・調教内容:軽めの調整
鹿戸師「先週は砂を被って全く進んでくれませんでしたね。この条件が悪いわけではありませんが、キックバックのことを考えると、次は芝に戻すことも検討しないといけませんね。レース後は全体的に疲れがありましたので、予定通り放牧へ出させていただきます」(2/26近況)
⇒⇒27日に福島県・ノーザンファーム天栄へ放牧に出ています。(27日・最新情報より)
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前走で4着とこの舞台への適性を示していたクァンタムリープ。ただ、今回は相手強化の1戦で走破時計自体もかなり詰めないと厳しいのはよくよく分かっていましたが、連続して好走(掲示板入り)してくれれば、今後の展望が広がると密かに期待していました。
最内枠だったので、前走ぐらいのスタートを決めれば前へ行けると見ていましたが、重心が後ろへ傾いた時にゲートが開いてしまい、二の脚がスッと付かず。内から押して押していくも、今回は他馬も速くて内で揉まれる形に。序盤は砂が顔にかかっていなかったことも追走出来ていましたが、前との差が少し開き、キックバックが顔にかかるとかなり嫌がっていた様子。それに対して木幡育Jは挽回しようと早めに仕掛けていくも、今度は弱点のある喉に負担が掛かってしまい、最後の直線では前走のような粘りを発揮することは出来ず、脚が上がってしまいました。前走でようやく明るい兆しが窺えたのに、現実はまだまだ厳しいことを実感させられる競馬になってしまいました。
レース後のクァンタムリープは脚元等に異常は見受けられないも、この馬にとってはタフな競馬になったことで全体的に疲れが感じられる様子。精神面でもリフレッシュが必要でしょうし、一旦NF天栄へ放牧に出して再調整することとなりました。
ダートの走り自体は悪くありませんが、砂を被ると厳しいということで、次走では芝へ戻すことに。ただ、芝の短距離を使うとなると、2ヶ月ぐらいはしっかり節を稼がないとダメだと思うので、この機会に改めて心身の成長を促すようにじっくり乗り込んでもらえればと思います。
1つ勝つのは正直難しくなってきていると思いますが、短距離は合っていると思うので、適距離の芝で何とか変わり身を見せてもらいたいです。
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