昇級戦で経験値のなさが結果に出てしまうも、気分良く行かせた方が良いタイプと分かったことと飛越が着実に上達していることは収穫。強い相手に揉まれた経験を次走以降に役立てて欲しい。★シングルアップ
シングルアップ(牡・寺島)父キンシャサノキセキ 母ラフアップ
土曜京都8R 牛若丸ジャンプS(障3170m)11着(2番人気) 森 一馬J
まずまずのスタートから3つの障害を無事飛越し、好位3番手でレースを運びます。2周目のスタンド前で先頭に立ち、その後も安定した障害飛越を見せますが、3コーナー手前で2番手に後退し、勝負どころからもう一度前を窺いに行こうとするも、盛り返すほどの脚は見られず、昇級戦は11着でゴールしています。
森一馬騎手「前回よりも安定した飛越でしたし、飛ぶ毎に前に出ていたので、進歩が見られましたね。前の馬を見ながら進めていこうとしていたところ、ペースが遅すぎた為にずっと力んで走っていました。途中からハナに立って行くとフッとハミが抜けたので、結果論になりますが、展開を読んで早めに先頭に立っていれば良かったかもしれません。障害飛越に関しては上達しているので、あとは力まず自分のペースで競馬が出来るかがカギになりそうです」
寺島調教師「続戦したことで気持ちが逸れることもなかったですし、良い状態でレースに向かうことが出来たので、これなら昇級戦でも良い競馬をしてくれると期待していました。ただ、思いのほか前半のペースが遅くなってしまったことで、力んでしまいましたね。前走から距離が延びたことと、昇級戦でもありましたから、慎重にレースを運んだ結果なので仕方ありません。クラス慣れはもう少し必要だと思いますが、セーフティーリードを保って自分のリズムで競馬が出来れば、また違ったレースが出来ると思いますから、今回の敗因を次走に活かせられるようにして行きたいと思います。トレセンで状態を確認した後はこれまでの疲れを取る為に放牧に出す予定です」(レース結果)
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【次走へのメモ】
今日は控える形になったが、折り合いはついていた。スタンド前ではノワールギャルソンを交わしてハナに。ただ、勝負どころで勝ち馬に交わされると、そこから踏ん張れず。相手強化でこれまでと違う展開だったことが応えたか…。
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・在厩場所:栗東トレセン/6日に滋賀県・NFしがらきへ放牧予定
・調教内容:軽めの運動
・次走予定:中京3月28日・障害OP
寺島師「トレセンに戻って状態を確認したところ、目立った疲れはなく、体調も問題ありませんでしたが、これまでの疲れを取る為に放牧へ出す予定です。その後も問題なければ3月28日の中京・障害オープンに向かいたいと考えていますので、それに合わせてトレセンへ戻す予定です」(2/5近況)
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11着という着順だけ見ると印象が悪いですが、今回は強い先行馬(トラスト)がいましたし、OP等で経験を積んできている馬達が相手。そてに対して障害レースで初勝利を挙げただけでの挑戦は分が悪かったと言わざるを得ません。ただ、勿体なかったのは距離を意識したのか、控える形を選択したこと。それなりに折り合いは付いてはいましたが、ちょっと力んだ感じでの追走。途中からハナへ行くと気分良く走れていただけに…。まあ、これも経験ですし、気分良く行かせた方が良いと分かったのは収穫です。
飛越に関しては、1回目の水壕障害で飛越が遠かったのでヒヤッとしましたが、それ以外はほぼスムーズに行ったかなと思います。着実に進歩が窺えるのは嬉しいです。最後はさすがに力尽きてしまいましたが、直線入り口まで2番手をキープしていましたし、直線が芝ならもう少し粘れたかな?
レース後のシングルアップは目立った疲れはないようですが、2戦連続で使いましたし、馬体にダメージが出やすい馬でもあるので無理せずに一息入れるのは当然かなと思います。まずはしっかり回復を促してから次走へ臨んでもらえればと思います。
ここまで中山と京都で障害戦を3戦こなしましたが、シングルアップは現状スピードタイプなので、経験を積みつつスタミナ強化が課題。それ故、中央場所よりも先行力+直線・芝のローカルの障害戦が合っていそう。まずはそこで経験と実績を積んでいってもらいたいです。
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