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2020年2月

2020年2月29日 (土)

25日に美浦・田中博厩舎へ帰厩しています。☆ポレンティア

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Photo_3 ポレンティア(牝・田中博)父ハーツクライ 母ポーレン

・在厩場所:25日に美浦トレセンへ帰厩
・調教内容:坂路コースで軽めのキャンター
・次走予定:3月20日の中山・フラワーカップ(G3)

田中博師「先週に目標のレースが定まったことから、25日の検疫でこちらへ帰厩させていただきました。まだまだ体質的にしっかりしていない部分もありますが、前走時と比べると戻ってきた時の状態は良いですね。26日には軽めに坂路コースで乗ってみましたが、とても良いキャンターが出来ていました。週末から速めのところを行っていきます」(2/26近況)

助 手 27美坂良 58.1- 42.8- 28.2- 14.3 馬なり余力

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次走で中山・フラワーCへ向かうことが決まったポレンティア。今週中に帰厩する予定になっていましたが、直前のトラブルはなく、25日の検疫で無事美浦へと戻っています。

まだまだパンとしていない部分を残す馬ですが、休養が長引いていた前回と違い、今回はリフレッシュの効果が大きくて雰囲気は良さそう。週末から速めのところを乗る予定となっていましたが、27日にサラッと帰厩後の初時計をマーク。状態の良さは間違いないと思うので、追い切りを重ねていった際にどこか痛いところが出てこなければ。

前走より相手は強くなるかと思いますが、条件は問題ないので、悪くても前走ぐらいの走りは見せてくれるでしょう。今から期待しています。

中1週での出走となりますが、状態は良さそうですし、叩いた上積みは見込めそう。ただ、今回は特別戦で前走より明らかにメンバー強化の1戦。距離が1ハロン延びるのもプラスとは言えないので、思い切った後方待機策で気楽に1発を狙う競馬を試みて欲しい。★ロードイヒラニ

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Photo_3 ロードイヒラニ(牡・千田)父ロードカナロア 母レディカーニバル

2月29日(土)中京12R・豊橋特別・混合・芝1400mに中井Jで出走します。2月26日(水)稍重の栗東・Cウッドチップコースで6ハロン88.2-70.7-55.2-40.3-11.6 9分所を馬なりに乗っています。追い切りの短評は「素軽さ出る」でした。発走は16時00分です。

○千田調教師 「2月26日(水)はウッドで。前走のダメージも感じられず、元気一杯に駆けていましたね。この様子ならば大丈夫。今週の投票予定です。思ったよりは少なかったものの、それでも相応の頭数が特別登録。除外の場合は順次スライドしましょう」

≪調教時計≫
20.02.26 助手 栗CW稍 88.2 70.7 55.2 40.3 11.6 馬なり伸る

☆★画像と情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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第1回中京1日目(02月29日)
12R 豊橋特別
芝1400メートル 4歳上1勝クラス 指定 混合 定量 発走16:00
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 オメガハートクィン 牝4 55 西村淳也
1 2 ロイヤルヴィザージ 牝4 55 秋山真一郎
2 3 アイワナビリーヴ 牝4 55 吉田隼人
2 4 ウエスタンランポ 牝4 55 菊沢一樹
3 5 メイショウタオヤカ 牝5 55 団野大成
3 6 ニホニウム 牝5 55 斎藤新
4 7 フェスタマドンナ 牝5 55 岩田望来
4 8 ロードイヒラニ 牡5 57 中井裕二
5 9 トロシュナ 牝4 55 藤岡康太
5 10 ダンシングチコ 牝5 55 丸田恭介
6 11 リーゼントアイリス 牝5 55 柴山雄一
6 12 モデレイト 牝5 55 鮫島克駿
7 13 タガノカルラ 牡4 57 川又賢治
7 14 モズレジーナ 牝4 55 鮫島良太
7 15 サトノコメット 牝5 55 菱田裕二
8 16 ジャッキー 牡6 57 荻野極
8 17 コスモエスパーダ 牡4 57 柴田大知
8 18 トーアライジン 牡7 57 川島信二

○千田師 「前走は馬場が緩くて追走にてこずっていました。馬場が良ければ、もう少し流れにのれるはず」(競馬ブックより)

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前走はデビュー2戦目以来の芝1200mへ挑んだロードイヒラニ。低調なメンバーだったので驚きの1番人気での出走となりましたが、スタートで後手。その後、ポジションを挽回しようと馬群の中に入れてしまったのが大失敗。馬場を気にした分もあったでしょうが、終始促しながらの追走。4角を回ってくる時には既に鞭が入り、一瞬このまま沈んでいくのかなと見えましたが、直線では鞍上の叱咤激励に応えてジリジリ脚を繰り出して7着まで挽回。これまでは詰めが甘くなるケースが目立っていましたが、距離短縮でそういうところはなかったです。

その小倉戦から中1週のローテで臨む今回。芝1400mに使うことになったのはちょっと残念ですが、前走の疲れはなさそうで、ひと叩きした効果で動きに素軽さは出てきている様子。状態面で上積みは見込めるでしょう。

ただ、特別戦でフルゲートと明らかに前走より相手強化の1戦。正直なところ期待し辛い1戦ですが、厩舎のコメントで『後ろからの競馬を教えている段階』ともあったので、気楽な立場を利用して大胆な競馬を試みて欲しいです。周りに馬がいると集中し切れないので、とにかく後方でじっくり脚を溜め込んでもらいたいところ。そして直線は大外から一気に溜め込んだパワーを発散してもらえれば…。正攻法の競馬では善戦止まりなので、その殻を破るようなイヒラニの新味を感じさせて欲しいものです。

1週前の坂路での追い切りで圧巻の時計をマーク。逞しさが増して行きたがるところが出てきたので距離短縮はプラス。ダートの適性は走ってみないと分かりませんが、今回も逃げの手に持ち込み、後続の追撃を封じ込んで欲しい。☆ミスビアンカ

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Photo_3 ミスビアンカ(牝・高橋忠)父ロードカナロア 母シャトーブランシュ

土曜中京5R 3歳未勝利・若手騎手限定(ダ1400m)5枠7番 荻野極J

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:26日に坂路コースで追い切り

担当助手「26日に坂路で追い切りました。先週しっかり時計を出しているので、今週は気負わない程度に調整しました。気負い過ぎないようにゆっくりコースに入っても前向きさを見せて進んで行こうとしていましたし、力を付けてきたことで更に気持ちが入り易くなってきましたね。ただこの馬なりに落ち着きが出てきましたし、動きそのものは最後まで良い手応えで登坂していましたので、仕上がりは良いと思います。しっかりするのはもう少し先だと思いますが、まずは一つ早く勝たせないといけませんから、スピードを活かした競馬をしてもらいたいと思っています。ダート適性があるかどうかレースに行ってみないことにははっきりしたことは言えませんが、先週坂路で好時計を出しているぐらいですから、対応してくれるのではないかと期待しています」(2/27近況)

助 手 26栗坂稍 55.4- 40.6- 26.5- 12.8 馬なり余力

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第1回中京1日目(02月29日)
5R 3歳未勝利
ダ1400メートル 若手 馬齢 発走12:05
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 トーセンリーブル 牡3 56 井上敏樹
2 2 カミノホウオー 牡3 55 川又賢治
3 3 オウケンアマゾネス 牝3 54 鮫島克駿
4 4 レーニンテソーロ 牡3 55 斎藤新
4 5 ユイノリオン 牡3 56 城戸義政
5 6 ワンダーカムラング 牡3 55 西村淳也
5 7 ミスビアンカ 牝3 54 荻野極
6 8 ヴェッツラー 牡3 54 岩田望来
6 9 ブラッククリスマス 牡3 53 服部寿希
7 10 テランガ 牡3 54 団野大成
7 11 セントガブリエル 牝3 53 菊沢一樹
8 12 キタノギャラクシー 牡3 53 小林凌大
8 13 フィエールボス せ3 53 三津谷隼人

○高橋忠師 「リフレッシュ放牧明け。マイルでも走っているが、距離が短い方が我慢できそうなので、今回はダートの1400mを試す」(競馬ブックより)

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デビュー戦は好位追走で競馬を進めるも、最後の直線で手前を替えず、ギアを上げることが出来なかったミスビアンカ。そのレースぶりを見ると、軌道に乗ってくるには時間が掛かるかなと見ていましたが、前走で手綱を取った福永Jは好スタートから逃げの競馬を選択。道中のプレッシャーも少なく、余力を持って直線を向くと、直線ではラチを頼りにジワジワ加速。今回も手前を替え切れなかった分、最後に勝ち馬に捕まってしまいましたが、2戦目で2着と変わり身を見せてくれました。

前走後はNFしがらきでリフレッシュ。しっかり走り切った分、背腰の疲れが抜け切るのに時間を要した為、当初の予定より帰厩は遅れましたが、乗り出してからはスムーズにペースアップ。状態面での不安なく逞しさを増して今月8日に帰厩へ。

帰厩後はスムーズに追い切りを開始し、先週19日の追い切りでは坂路で51秒1-ラスト1ハロン11秒9をマーク。体重の軽い荻野極Jが跨っていたとはいえ圧巻の時計。力が付いてきた分、距離は短い方へシフトしてきた様子で、攻めでこれだけ動けるのならダートでもやれそうということで芝の1600m予定から今回のダ1400mへ矛先を変えてきました。レースでの走りは少し頭の高いピッチ走法。溜めて切れるというよりはスピードで押し切るのが合っていると思います。

ダートに関しては実際走ってみないと分かりませんが、この舞台は芝スタートなのでゲートを五分に出ればスッと行き脚は付く筈。砂を被ると嫌がりそうな雰囲気がしているので小細工なしに逃げの手に持ち込んで欲しいです。右手前で走るのが好きなので左回りへ替わるのもプラスかと。気分良く走ることが出来れば圧勝まであるかと思いますが、その一方で悪いことが重なると惨敗までありそう。どちらへ転ぶかは今の段階では神のみぞ知る形ですが、荻野極Jは追い切りで感触を掴んでくれているのでミスビアンカを好リードしてくれるものと信じたいです。

まだまだこれから力を付けてくれるかと思いますが、出来れば早い段階で1つ勝っておきたいです。それが今回であることを願うばかりです。

【動画更新】アンダープロット&セラフィナイト

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Photo アンダープロット

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Photo セラフィナイト

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アンダープロットはハミの取り方が若干強いのかなと思いますが、この母の仔とすれば珍しく前向きさのあるタイプ。馬格に似合ったパワフルな走りも魅力。緩さが目立つ中でこれだけ動けるのは心肺機能がやはり良いのでしょう。

セラフィナイトは上にも横にも大きくなって欲しいところですが、走りに関してはリズミカルに首を使って弾むように走れているのは好感。時計以上のスピード感を感じます。前脚をたぐって走るのでダートも悪くないかもしれません。母系から良いスピードを受け継いでいて欲しいものです。

ロードなお馬さん(7歳馬)

Photo_6 ロードプレミアム

2月26日(水)重の美浦・ウッドチップコースで5ハロン67.6-52.8-38.7-12.5 5分所を馬なりに乗っています。併せ馬では一杯の相手の外を0秒6先行して0秒4先着。短評は「手応え十分」でした。3月8日(日)中山・4歳上2勝クラス・混合・芝1600mに石川裕紀人騎手で予定しています。

○斎藤調教師 「2月26日(水)は長目から走らせ、終いに幾らか気合いを付ける形。いつも真面目な姿勢でトレーニングに励んでおり、高いレベルでコンディションは安定しています。このリズムで本番へ向かえば大丈夫。今回は石川騎手と初コンビを組みましょう」

≪調教時計≫
20.02.26 助手 美南W重 67.6 52.8 38.7 12.5 馬なり余力 シャンデリアムーン(古馬3勝)一杯の外0秒6先行0秒4先着

Photo_6 ロードクエスト

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン15~20秒ペース)。

○当地スタッフ 「2月21日(金)もハロン15秒ペースをこなす格好。乗り込むに連れて背腰が幾らか硬くなって来ただけに、22日(土)に消炎剤を用いたケアを済ませました。来週か再来週にはトレセンへ戻る可能性が高そう。しっかりと具合を整えておきましょう」

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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来週の中山マイル戦を予定しているプレミアム。攻めは動く方ですが、帰厩後は早くから上々の時計&動きを見せてくれています。リフレッシュの効果は十分と言えますが、どのくらいの馬体重で出走できるかが1つポイントに。牧場時は540キロ台まで増えていたので、長目から追い切りを行ったりして、当日までにどこまで引き締めることが出来るのかなあ…。また、次走では石川Jを新たに鞍上に迎えることに。乗りやすい馬ですが、最終追いに跨って1度感触を掴んでおいてもらいたいです。

クエストは早ければ来週にも美浦へ。定期的に速いところも乗れているようですし、状態はグングン上がってきている様子。ただ、しっかり負荷を掛けている分、背腰が張り気味なので、これからはオーバーワークを避けて状態維持に努めてもらえればと思います。元々仕上がり早な馬ですし、あとは厩舎に任せてもらえれば。

19日の追い切りの翌日に右トモにフレグモーネの症状。少し楽をさせると症状は落ち着くも、直前の動きが物足りないということで今週の出走は見合わせることに。★インヘリットデール

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Photo インヘリットデール(牝・高野)父ルーラーシップ 母フサイチエアデール

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:26日に坂路コースで追い切り
・次走予定:未定

高野師「19日の追い切り翌日に右トモにフレグモーネの症状が見られたので、翌日は軽めの運動に控えました。するとすぐ症状が落ち着いたので、23日に坂路で軽く時計を出して、今週の出走に備えました。その後も変わりなく、26日に坂路で追い切りを行ったところ、時計としてはまずまず出たものの、良い頃と比べると少し物足りなさを感じました。フレグモーネの影響で少し楽をさせた分なのかもしれませんが、このままレースに向かっても万全の状態で向かえないと判断し、今週は回避させていただくことにしました。先週追い切った翌日にフレグモーネの症状が見られた経緯もありますので、今週いっぱいは状態を確認させていただいたうえで、今後の予定について検討させていただきたいと思います」(2/27近況)

助 手 23栗坂重 57.3- 42.0- 27.2- 13.1 馬なり余力 ナバテア(三未勝)馬なりと同入
助 手 26栗坂稍 55.1- 39.7- 26.0- 12.5 一杯に追う タナロア(古馬1勝)一杯を0.3秒追走0.4秒遅れ

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順調に時計を出していましたし、26日の坂路追いは直前で上がり重点で止めたのかなと思っていたインヘリットデール。その後、検討の結果、今週の出走は見送る予定ときたので、熱発など一頓挫あったのかなと心配しましたが、先週の追い切りの翌日に右トモにフレグモーネの症状を発症していたとのこと。冬場で切り傷を作りやすいので致し方ありませんが、翌日軽めの運動に控えたのみ。大きな頓挫には至っていません。引退間近でなければ、出走へGOサインは出たかと思いますが、良い頃と比べると追い切りの動きが物足りないということで今週の出走は見合わせることになりました。

今後については追い切り後の状態等を判断して、改めて検討されることに。出走しないまま引退はさすがにないと思うので、次走はほぼ間違いなくラストランに。最後に花道を勝利で飾って欲しいと思うので、悔いを残さないように力を発揮できそうな番組を選んでもらいたいです。

26日に体温の上昇を確認。微熱程度も大事を取って運動を控えています。★トルネードフラッグ

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Photo_6 トルネードフラッグ(牝・藤原英)父キングカメハメハ 母ハリケーンフラッグ

ここに来て幾らか体温の上昇が認められます。現在は栗東トレセンで一切の運動を控えて休養に専念。もう少しの間は慎重に様子を見守り、馬自身の状態に応じて今後の方針を決めます。

○田代調教助手 「2月26日(水)に幾らか体温が上昇。微熱程度ながら大事を取って休ませています。27日(木)に時計を出す予定だったものの、これは見合わさざるを得ないかな・・・と。今しばらくは経過観察が必要だけに、出走プランに関しても白紙です」

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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今週から中京開催が始まり、阪神と中京とで週1鞍は牝馬限定のダ1800mが組まれていることから、仕上がり具合や相手関係で番組を選んでいけるなあと見ていたトルネードフラッグ。リフレッシュを挟んで良い状態で戻ってきていると思ったのですが、26日になって体温の上昇を確認。微熱程度とのことで、そこまで深刻に考えなくても良いのかもしれませんが、現在は一切の運動を控えて、馬房で回復に専念する日々を送っています。

良いスピードの持ち主ですが、ロード馬らしい成長曲線が緩やか。血統には力を注いでいますが、NF生産馬とかと比べると、基礎体力が圧倒的に劣っていると言わざるを得ません。まあ、文句を言っても始まらないので、今は早めの回復を願い、次走で初勝利を狙っていけるように状態を上げていってもらえればと思います。

次走へ向けて順調に追い切りを重ねていたも、ここに来て右前球節の疲れを確認。軽めの運動のみで回復を促しています。★ブライトクォーツ

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Photo_3 ブライトクォーツ(牡・荒川)父ワークフォース 母レースドール

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:角馬場、プール調整
・次走予定:阪神3月14日・阪神スプリングジャンプ(J・G2)

荒川師「先週末に坂路で15-15の時計を出して、今週の追い切りに備えていたのですが、右前球節に疲れが見られたので、今週は軽めの運動に控えています。楽をさせれば落ち着いてきましたし、このまま問題なければ週末に坂路で時計を出して、来週から再び仕上げに入っていきたいと考えています」(2/26近況)

助 手 23栗坂重 59.9- 43.4- 28.6- 14.5 馬なり余力

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タフさが真骨頂のブライトクォーツ。帰厩後は順調に追い切りを重ねていたのですが、ここに来て右前球節に疲れが出てしまった様子。幸い、骨折等の診断はなく、楽をさせて状態は落ち着いてきたようですが、この頓挫はちょっと痛いですし、今後も右前球節は気に掛け、入念なケアを行っていかないといけません。

順調に回復していけば週末から時計を出し始めるとのことなので、今はその疲れが一過性のもので、予定通り時計を出せることを願うばかりです。

何も出来ずに終わったデビュー戦からそれほど時間は経っていないですし、追い切りの動きもガラッと変わってきた感じはなし。今回も苦戦は避けられませんが、ワンペースな走りなのでダートは合いそう。結果は二の次で今回、まずはレースにしっかり参加して欲しい。★ロードセッション

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Photo_6 ロードセッション(牡・高橋忠)父ジャスタウェイ 母ジャズキャット

2月29日(土)阪神3R・3歳未勝利・ダ1800mに和田Jで出走します。2月26日(水)稍重の栗東・坂路コースで1本目に54.2-39.9-26.5-13.5 強目に追っています。追い切りの短評は「反応鈍い」でした。発走は10時55分です。

○高橋調教師 「荒れ気味の喉は、吸入治療でケア。中間に体温の上昇が認められたものの、こちらに関しても一過性でしたからね。2月26日(水)も無事に追い切りを済ませ、予定通りに今週の競馬へ向かう方針。ダート替わりで少しでも良い面が出れば・・・」

≪調教時計≫
20.02.26 助手 栗東坂稍1回 54.2 39.9 26.5 13.5 強目に追う

☆★画像と情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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第1回阪神1日目(02月29日)
3R 3歳未勝利
ダ1800メートル 指定 馬齢 発走10:55
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 タマモイチバンボシ 牡3 53 亀田温心
2 2 ハンメルフェスト 牡3 56 四位洋文
3 3 ロードセッション 牡3 56 和田竜二
4 4 レトロフューチャー せ3 56 藤井勘一郎
5 5 タガノビーザライト 牡3 56 松山弘平
6 6 エルファルコン 牡3 56 幸英明
7 7 トゥルブレンシア 牡3 56 古川吉洋
7 8 ブルベアカイリ 牡3 56 国分優作
8 9 ムーンレース 牡3 56 坂井瑠星
8 10 ミトノベルーガー 牡3 56 松若風馬

○高橋忠師 「前走後は短期放牧へ。成長が遅くて緩さが残っている。ダートに替えて」(競馬ブックより)

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デビュー前、坂路での追い切りは平凡だったも、下(CWコースや芝)で時計を出すと、マズマズの時計をマークしていたロードセッション。ですので、芝の実戦へ行って良いタイプだと密かに期待して臨んだデビュー戦だったのですが、スタートが一息で。緩い流れなのに追走に余裕なし。ただ、もう少し促していけば違った走り・結果になったのかなと思うのですが、追い切りで跨り、緩すぎるのを懸念した武豊Jは無理をさせず。その結果、終始後方のままでデビュー戦を終えることになってしまいました。

その後は栗東近郊の宇治田原優駿STで立て直し。本当はもっと時間を掛け、造り直すぐらいの意気込みが欲しかったのですが、早めにダート適性を確認するためにデビュー戦からたった1ヶ月半での2戦目となりました。

栗東へ帰厩後の動きを見ると、正直良化度は感じ取れないですし、今度は息遣いに違和感を覚えるように。走行時の息遣いを確認したところ、喉なりの診断は下りませんでしたが、喉が荒れ気味とのこと。吸引治療でケアを行っていますが、実戦へ行っての不安は拭えません。若い頃、セッションと同様に喉が荒れ気味だったロードダヴィンチはのちに喉の手術を行っていますし。また、この中間、すぐ下がったようですが、幾らか体温の上昇も確認。緩さだけでなく全体的な弱さを感じてしまいます。

それ故、今回も苦戦は避けられないと思いますが、バテずに脚を使える点ではダート替わりは良さそうですし、手前の替え方に関しては進歩が窺えます。砂を被った際の心配はありますが、10頭と手頃な頭数で競馬が出来るのはプラスでしょう。あとは和田Jが道中で甘やかさず、レースにしっかり参加させて欲しいです。その結果、最後止まってしまっても、体力不足が敗因と割り切って、力を付けてきてくれることを待ちましょう。

【動画更新】グレイシャーパーク&バラキエル

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Photo グレイシャーパーク

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Photo バラキエル

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グレイシャーパークは小気味よい走りを見せてくれていますが、馬体の成長に物足りなさも。今のところはオンオフの切り替えが上手に出来ているようですが、レースを使っていくとピリピリしてきそうな気もします。良いモノはあるので、心身の成長度が同馬の活躍を左右してくるのかなと思います。

バラキエルはトモが流れたり、馬場に脚を取られる場面が目立ちますが、スピード感はなかなか。脚捌きは硬めに見えるので、ダートの方が合っているかもしれません。私が出資しているボンディマンシュに近いタイプかなと思います。

2020年2月28日 (金)

27日に帰厩。次走は来月22日の阪神・なにわSを予定しています。☆ロードエース

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Photo_3 ロードエース(牡・松下)父エーシンフォワード 母エーシンパナギア

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2月27日(木)に栗東トレセンへ帰厩しました。ひとまずは1ハロン18秒前後のキャンターで仕上がり具合の把握に努める方針。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、3月22日(日)阪神・なにわS・混合・ダ1200mに予定しています。

○松下調教師 「準備OK・・・との連絡を受けて、阪神開催4週目を目標に設定。逆算する形で2月27日(木)に帰厩させています。ある程度の状態までは伝え聞いているものの、まずは実際に跨って具合を確認したいところ。鞍上の選定も進めておきましょう」

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千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン15~20秒ペース)。2月27日(木)に栗東トレセンへ帰厩の予定です。

○当地スタッフ 「2月21日(金)に15-15を行なった際も至ってスムーズな走り。26日(水)の夜にこちらを離れるスケジュールに備え、この先は体力を温存しておけば大丈夫でしょう。無事に送り出せそうなのは何より。最後まで気を引き締めて接するのみです」

☆★画像と情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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前回の更新で今週or来週には帰厩することになると言われていたロードエース。それと同時に番組選択を行っていたようで阪神開催の4週目・なにわSを目標にすることに決定。そこから逆算する形で27日に栗東・松下厩舎へ帰厩しています。

硬さが懸念材料の同馬ですが、21日に15-15を行った後も目立った疲れ・反動は出ておらず、この馬なりに好調。すぐに追い切りへ移行できると思います。ただ、近走は時計面で限界を感じされる内容・結果続き。当時より状態は良さそうですが、血統+年齢から変わり身は乏しいと思うので、苦戦が続いてしまうのかなあ…。

スタートが良くなく、道中は揉まれる形になりましたが、直線で追い出されるとジワジワと脚を繰り出し、他馬と馬体を併せることで勝負根性を発揮。勝ち馬の決め手には屈しましたが、混戦の2着争いからは1歩抜け出して2着を確保。このクラス卒業に完全にメドを立てました。☆ボンディマンシュ

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Photo ボンディマンシュ(セ・中内田)父ロードカナロア 母ビアンカシェボン

日曜京都12R 4歳上2勝クラス(ダ1400m)2着(3番人気) 坂井瑠J

まずまずのスタートから促しながら中団やや前目を追走します。最後の直線で懸命に追われるとジリジリ脚を伸ばしましたが、惜しくも半馬身差捉えきれず2着に敗れています。

坂井瑠星騎手「ゲート内で脚をバタバタしていましたが、タイミングよくスタートを決めることが出来ました。道中はリズムよく運べましたが、最後の直線で追い出しに掛かるとモタモタしてしまい、その分勝ち馬を捉え切れなかったですね。でも、右回りコースでも内にモタれることなく、真っすぐ走ってくれました。距離はもう少し延びてもいいように感じましたが、この距離でも安定した競馬が出来ているので、同じようなレースを続けていけばどこかでチャンスがあると思います」

中内田調教師「勝負どころで少しジリっぽくなってしまいましたが、最後まで長く脚を使ってくれましたね。ただ、今回は斤量差もありましたし、勝った相手が一枚上でした。前走に続いて差のない競馬をしてくれましたし、右回りコースでも真っすぐ走ってくれましたから、この馬なりに力を付けていると思います。まだ良くなっている段階でもありますし、もう少し長い目で見ながら育てていきたいですね。トレセンに戻って状態を確認した後はこれまでの疲れを取る為に放牧へ出す方向で考えています」(レース結果)

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【次走へのメモ】

出遅れたが、気合をつけると中団の少し前にはつけられた。直線でもジワジワと脚を伸ばして、ゴール寸前で2着手に浮上。ダートの短距離では1度も大崩れしておらず、現級もすぐに何とかなりそう。(B誌)

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・在厩場所:栗東トレセン/27日に滋賀県・ノーザンファームしがらきへ放牧予定
・調教内容:軽めの運動

中内田師「走ったなりの疲れはあるものの、それ以外は大きなダメージはありませんでしたが、これまでの疲れを取る為に放牧に出そうと思います。2勝クラスでも堅実に走ってくれていますし、心身ともに成長すればもっと良い競馬をしてくれると思いますので、今後も大事に育てていきたいと思います」(2/26近況)

⇒⇒27日に滋賀県・ノーザンファームしがらきへ放牧に出ています。(27日・最新情報より) 

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一頓挫ありながらも昇級戦の前走で3着と頑張ってくれたボンディマンシュでしたが、今度は粒の揃った関西圏のレース。前走の結果は鵜呑みにせず、改めてどこまで通用するのかなと半信半疑の気持ちでレースを見守っていました。

今回は京都・ダ1400mということで芝スタート。レースの流れに乗って欲しいなあと見ていたところ、煽り気味にゲートを出てしまい出遅れ。これでは厳しいなあと思いましたが、少し促していくとポジションを上げて行くことに成功。レースは淀みなく流れましたが、序盤はそこまで速くならなかったのは好都合だったかもしれません。ダートへ入る頃には4・5番手の位置まで押し上げることが出来ていました。その後は8枠の両頭にそれぞれ蓋をされるような形になってフワッとする場面があって少しポジションを下げましたが、4角を回ってくる時の手応えはマズマズ。あとは追い出してどこまで伸びるかでしたが、直線を向いて仕掛けられると反応は一息。『道中で揉まれる形が応えていたのかな…』と頭を過ぎったのですが、坂井瑠Jの叱咤激励にボンディマンシュも渋太く反応。じわじわ脚を繰り出し、他馬と馬体を併せることで勝負根性を発揮。3キロ減の恩恵があったタガノプレトリアにはアッサリ抜けられてしまいましたが、混戦の2着争いからはグイッと1歩前へ出る形で2着を確保。負けはしましたが、内容の濃いレースをしてくれたと思います。

レース後のボンディマンシュですが、相応の疲れは感じられるも、馬体には異常なし。引き続き優先権を確保することは出来ましたが、しっかりメドは立ったので、無理することなく一息入れられることとなりました。個人的にもこの判断は歓迎です。

脚元がパンとせず、気性面でも危うさを抱えていた為、デビュー前から去勢していたボンディマンシュ。ラッキーな形で1つ勝つことは出来ましたが、正直その後が続くか不安でしかありませんでしたが、放牧を挟みながら大事に使ってきたことで、確実に心身の成長・逞しさを成し遂げてくれているのは頼もしい限り。今後は更に速い時計へ対応できるようにならないといけませんが、伸びしろも十分残しています。どこまで駆け上がってくれるか楽しみですし、脚捌きの硬さが軽減されてくれば1度芝に挑戦もして欲しいです。

21日に一旦帰厩するも、右前脚のソエを気にする素振り。詳しく検査を行った結果、骨折が判明。近日中に千葉・ケイアイファームへ放牧に出ることに。★ロードユリシス

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Photo_6 ロードユリシス(牡・高野)父ロードカナロア 母レディハピネス

2020.02.26
ここに来て右前脚に幾らかソエの症状が認められます。レントゲン検査を受けたところ骨折で全治3ヶ月の診断が下されました。今後は近日中に千葉・ケイアイファームへ移動して春以降の戦列復帰へ向けて不安箇所の治療に努めます。

○高野調教師 「乗り進めていたところ、ソエが気に掛かる感じ。念の為にレントゲン写真を撮ると、骨折として認定されています。一応は全治3ヶ月の診断ながら、経過次第で早期復帰が可能かも。いずれにせよ再び育成場へ戻し、多少の療養期間が必要です」

2020.02.25
2月21日(金)に栗東トレセンへ帰厩しました。ひとまずは1ハロン18秒前後のキャンターで仕上がり具合の把握に努める方針。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、体調、条件、出走状況等を踏まえながら目標のレースを決めます。

○当地スタッフ 「大まかな移動スケジュールが示されていた点を踏まえ、速い場合でも18-18にセーブ。輸送へ向けて体力を温存しておきました。ソエについては大丈夫そう。ビシビシと攻めていなかったものの、トレセンの追い切りに対応できる状態だと思います

☆★画像と情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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2月上旬に右前脚のソエがぶり返すし、結構痛がる素振りを見せていたようだったので、帰厩するには少し時間が掛かるように思っていたロードユリシス。ただ、翌週には痛みは一過性ということで乗り込みを再開。順調に普通キャンターまでピッチを上げることが出来ると、21日に栗東・高野厩舎へ帰厩していました。

そしてトレセンでこれから乗り進めていこうかというところで、またまた右前脚のソエを気にする素振り。念のためにレントゲン検査を行ったところ、右前脚の骨折が判明してしまいました。認定という言葉を使っているので、正直なところ、帰厩前に骨折していた?のかなと思いますが、骨折の程度とすれば軽度の全治3ヶ月。近日中に千葉・ケイアイファームへ再度放牧に出ることとなりました。

何はともあれ、牧場では右前脚の回復に努め、ソエをしっかり固めてもらいたいところ。経過次第では早期復帰が可能かもということですが、焦って復帰してしまうと今回のようなことを繰り返すだけでしょうし。また、この頓挫を有意義にする意味で心身の成長も改めて促してもらえればと思います。

スタートを決めきれずに内で揉まれる形。キックバックが顔に当たるようになるとかなり嫌がってしまって追走に余裕がなくなり、早めに仕掛けていくことで今度は喉に負担が掛かってしまう。直線では前走のような粘りを発揮することは出来ず、最後は脚が上がってしまって12着に敗れる。★クァンタムリープ

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Photo_3 クァンタムリープ(牡・鹿戸)父ロードカナロア 母プルーフオブラヴ

日曜東京1R 3歳未勝利(ダ1400m)12着(10番人気) 木幡育J

シャドーロールに加えてチークピーシズ着用。五分のスタートから押していくも、中団からの競馬になります。3コーナーで手応えが怪しくなり、直線でも大きく伸びることなく後方でゴールしています。

木幡育也騎手「スタートしてから出して行ったのですが、あまり進んでいきませんでした。それに、キックバックに対してかなり嫌がっていたこともあって、3コーナー辺りから促していかないと追走出来ない形になり、最後も止まっていましたね。また、早めから促したことで息が乱れ、喉の弱さも出ていました。スムーズな競馬が出来ればもっと走れる馬なだけに、上手く運べなかったことが悔やまれます」

鹿戸調教師「砂を被ったことで、今日は全く進んでいきませんでしたね。前走のような粘りもありませんでしたし、揉まれる競馬は良くないのでしょう。ダートでの走りは悪くないはずですが、内枠を引いて周りに速い馬がいるとこの競馬になってしまう確率が高いので、次は芝のレースも視野に入れたいですね。今後は、優先出走権を獲ることが出来ませんでしたから、いったん放牧させる方向で考えています」(レース結果)

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・在厩場所:美浦トレセン/27日に福島県・ノーザンファーム天栄へ放牧予定
・調教内容:軽めの調整

鹿戸師「先週は砂を被って全く進んでくれませんでしたね。この条件が悪いわけではありませんが、キックバックのことを考えると、次は芝に戻すことも検討しないといけませんね。レース後は全体的に疲れがありましたので、予定通り放牧へ出させていただきます」(2/26近況)

⇒⇒27日に福島県・ノーザンファーム天栄へ放牧に出ています。(27日・最新情報より)

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前走で4着とこの舞台への適性を示していたクァンタムリープ。ただ、今回は相手強化の1戦で走破時計自体もかなり詰めないと厳しいのはよくよく分かっていましたが、連続して好走(掲示板入り)してくれれば、今後の展望が広がると密かに期待していました。

最内枠だったので、前走ぐらいのスタートを決めれば前へ行けると見ていましたが、重心が後ろへ傾いた時にゲートが開いてしまい、二の脚がスッと付かず。内から押して押していくも、今回は他馬も速くて内で揉まれる形に。序盤は砂が顔にかかっていなかったことも追走出来ていましたが、前との差が少し開き、キックバックが顔にかかるとかなり嫌がっていた様子。それに対して木幡育Jは挽回しようと早めに仕掛けていくも、今度は弱点のある喉に負担が掛かってしまい、最後の直線では前走のような粘りを発揮することは出来ず、脚が上がってしまいました。前走でようやく明るい兆しが窺えたのに、現実はまだまだ厳しいことを実感させられる競馬になってしまいました。

レース後のクァンタムリープは脚元等に異常は見受けられないも、この馬にとってはタフな競馬になったことで全体的に疲れが感じられる様子。精神面でもリフレッシュが必要でしょうし、一旦NF天栄へ放牧に出して再調整することとなりました。

ダートの走り自体は悪くありませんが、砂を被ると厳しいということで、次走では芝へ戻すことに。ただ、芝の短距離を使うとなると、2ヶ月ぐらいはしっかり節を稼がないとダメだと思うので、この機会に改めて心身の成長を促すようにじっくり乗り込んでもらえればと思います。

1つ勝つのは正直難しくなってきていると思いますが、短距離は合っていると思うので、適距離の芝で何とか変わり身を見せてもらいたいです。

2戦目は来月8日の中山・ダ1800mに決定。鞍上は短期免許で来日予定のL.ヒューイットソンJ。☆シェダル

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Photo_3 シェダル(牡・栗田徹)父ゴールドアリュール 母マイティースルー

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:26日に南Wコースで時計
・次走予定:3月8日の中山・ダ1800m(L.ヒューイットソン)

栗田師「26日に南Wコースで併せて追い切りを行いました。新馬の時よりも水っぽさが抜けて、馬体の緩さを感じなくなりましたし、やはり1度使ったことでかなり良化しました。調教での動きも最後まで手応えに余裕があり、モタつくことなくとても前向きな走りが出来ていたと思いますよ。クラスが上がって競馬の質は変わってくるでしょうが、この状態であれば問題なく対応してくれそうで、来週のレースが今から楽しみです。なお、鞍上は短期免許で来日予定のL.ヒューイットソン騎手に依頼しています。南アフリカのトップジョッキーで年間200勝をしている若手のホープのようですから、どのような手綱捌きを見せるかそちらも楽しみです」(2/26近況)

助 手 22美坂重 55.1- 40.8- 27.2- 13.8 馬なり余力
助 手 26南W重 66.2- 52.1- 39.2- 13.3 馬なり余力 シェイドオヴペイル(三未勝)強めの内1.0秒追走0.2秒遅れ

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帰厩後、順調に時計を出し始めたシェダル。26日の追い切りは僚馬を大きく追走した為、並ぶところまで行きませんでしたが、余力を残した内容でマズマズの動き。これから順調に追い切りを重ねていけば、レース当日には良い状態でレースへ臨めるかと思います。

また、次走は競馬ブックの近況に示されていたように来月8日の中山・ダ1800mに決定。鞍上は短期免許で来日予定のL.ヒューイットソンJとのこと。南アフリカとはいえ年間200勝しているのは凄いですし、若さは魅力。ダートに戸惑うかもしれませんが、シェダルは乗りやすい馬なので、馬の気分を損なうことなく乗ってくれればと思います。レース前に1度追い切りに乗ってもらいたいです。

そろそろ厩舎から声が掛かる頃だったも、ウォーキングマシンでの運動中に右前脚の蹄球を傷付けてしまう。★ロードドミニオン

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Photo_6 ロードドミニオン(牡・西浦)父ロードカナロア 母サウンドオブハート

千葉・ケイアイファーム在厩。休養。

○当地スタッフ 「2月19日(水)にマシンで右前脚の蹄球を踏み掛けた為、医療用ホッチキスで傷を縫合する処置を施しました。痛みは生じておらず、歩様についても正常。このタイミングで申し訳ないばかりですが、フレグモーネに気を付けながら治癒に努めます」

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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定期的にハロン15秒の調教を消化し、あとは馬房の調整が付き次第、帰厩というところまで来ていたロードドミニオンでしたが、ウォーキングマシンでの運動中に後脚で右前の蹄球を傷付けてしまった様子。ひとまず医療用ホッチキスで縫合して対処。歩様に違和感は出ていないので、傷が塞がれば問題ないかと思います。ただ、患部から菌が入らないように気を掛けながら、1日でも早い回復を目指してもらいたいです。

27日に美浦・国枝厩舎へ帰厩しています。☆アーモンドアイ

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Photo_3 アーモンドアイ(牝・国枝)父ロードカナロア 母フサイチパンドラ

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・次走予定:3月28日のメイダン・ドバイターフ(C.ルメールJ) 
・調教内容:週2回坂路コースで14-13、週2回14-14、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「この中間も同様のメニューで乗り込んでいますが、良い感じで調教を消化することが出来ています。国枝調教師とは来週の検疫で帰厩させる方向で打ち合わせていますので、このまま無事に送り出せるように努めていきます。馬体重は498キロです」(2/21近況)

・在厩場所:27日に美浦トレセンへ帰厩
・次走予定:3月28日のメイダン・ドバイターフ(C.ルメールJ) 

国枝師「目標のドバイターフに向けて、27日に帰厩させていただきました。招待を受諾した後も牧場では順調に乗り込みを進められたようですし、まずはこちらで馬体を確認させていただき、問題無ければ明日から早速乗り運動を開始いたします。また、週末から少し速めのところを開始させていただく予定です」(2/27近況)

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ドバイターフ連覇へアーモンドアイ帰厩、18日出国(日刊スポーツより)

ドバイターフ(G1、芝1800メートル、3月28日=メイダン)連覇へ向け、女王アーモンドアイ(牝5、国枝)が27日、放牧先のノーザンファーム天栄から美浦トレセンへ帰厩した。

今後は徐々にピッチを上げて調教を積み、3月12日に検疫厩舎に移って3月18日に出国予定。来週の追い切りにはルメール騎手が駆けつけ、コンタクトを取る予定だ。久々に厩舎へと向かう女王は首を上手に使い、リズムいい歩様で、時折尻っぱねを見せるなど元気いっぱいの様子だった。国枝師は「張りもボリューム感もあってちょうどいいと思う。この馬に関しては、変わりないのが一番。今後は検疫や輸送もあるので、無事にいってほしい」と話した。

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有馬記念で大きく崩れてしまったアーモンドアイ。そのダメージが尾を引くことを懸念しましたが、やはり回復には時間を要することに。ただ、騎乗運動を開始してからは状態はグングン良くなってくれたのが何より。そして招待を受諾していたドバイターフへ向け、27日に美浦・国枝厩舎へ帰厩しています。

馬体重に関してはこれまでの帰厩時より増えていますが、検疫厩舎へ移動→空輸で減ることを想定すれば問題ない程度。追い切りも重ねていくことですし。今後のスケジュールとして、来月4日の追い切りにはC.ルメールJが跨り、感触を確かめることに。そして12日に検疫厩舎へ移動して18日に出国へ。昨年は初めての経験で戸惑いが多かったと思いますが、2度目のドバイとなりますし、今度は僚馬のカレンブーケドールも行くのでバタバタすることはないでしょう。あとは昨年末、香港遠征を熱発で回避することになったので、体調面の管理に細心の注意を払ってもらえればと思います。

2020年2月27日 (木)

今週の出走馬(2/29・3/1)

<土曜日>

Photo ロードセッション

阪神3R・3歳未勝利・ダ1800mに和田Jとのコンビで出走します。

Photo_2 ミスビアンカ

中京5R・3歳未勝利・若手騎手限定・ダ1400mに荻野極Jとのコンビで出走します。

Photo ロードイヒラニ

中京12R・豊橋特別・芝1200mに中井Jとのコンビで出走します。

<日曜日>

Photo_2 アンブロジオ

中京11R・豊明S・芝1200mに菊沢Jとのコンビで出走します。

Photo_2 ダイアトニック

阪神11R・阪急杯(G3)・芝1400mに北村友Jとのコンビで出走します。

Photo_2 ピボットポイント

中京12R・伊勢特別・ダ1900mに中谷Jとのコンビで出走します。

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新型コロナウイルスによる感染拡大防止のため、今週から当面は無観客で行われるに。政府からの要請で仕方ありませんが、そこまで不安を煽る必要はあるのかなと正直思います。

ここ2週は3頭以下と寂しい出走頭数でしたが、今週は6頭がスタンバイ。ローカルの中京で半数の3頭が出走しますが、未勝利から重賞挑戦と楽しみな顔ぶれです。

デビュー戦は追走に手一杯で、緩さが目立つ現状から最後は無理をしなったセッション。パンとしてくれば変わり身はあると思いますが、放牧を挟んでの2戦目となる今回も厳しい1戦は避けられません。ワンペースの走りなのでダート自体は合いそうですが、まずはレースの流れにどこまで乗れるか…。

ミスビアンカは1週前追い切りで今回手綱を取る荻野極Jを背に坂路で好時計をマーク。レースへ行っての折り合いに多少不安を感じますが、小細工なしにここは逃げて欲しいところ。距離が1ハロンされることは歓迎でしょう。あとはダートの適性だけ。見た目にパワフルさは感じませんが、攻め駆けする点に期待したいです。

イヒラニの前走は馬群で揉まれる形になって道中の反応は鈍かったですが、最後までジリジリと脚は使っていました。追走に余裕が出れば、やはり1200mが合いそう。ただ、今回は1ハロン延長の芝1400m。守備範囲ではありますが、正攻法の競馬なら甘くなりそう。枠の内外に関係なく、今回は思い切って控える競馬で末脚に駆けてもらいたいです。

アンブロジオは去勢手術を行ったことで怖がりな面が出てきたのがネック。今回は放牧を挟んで、良い感じで調教を積むことは出来ていますが、レースへ行っての変わり身となると正直どうか。1200mは面白そうも、18頭立てが大きく立ちはだかります。

ダイアトニックは実績のある距離で賞金をしっかり加算したい1戦。ただ、阪神の芝1400mは京都とは違って内回りコース。それがどう出るかですし、次走予定の高松宮記念を睨んだ走りを考えているとのこと。いつもより序盤から促していく競馬になって、これまでのようなピリッとした脚を使えるかとなると心配も。個人的な見解ですが、直線の長い中京の1200mなら、これまでの1400mの戦法がピタッと嵌まりそうに思います。

ピボットポイントは脚抜きの良いダートだと辛いと思いますが、時計の掛かる馬場なら出番があっても。当初の予定より1週早めての出走となりますが、追い切りの動きは上々。距離が延びる分、追走に余裕が出てくれれば。ダート2戦目で大崩れだけは避けて欲しいです。

シルクなお馬さん(5歳上牡馬・NF天栄組)

Photo グランドサッシュ

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・調教内容:週3回坂路コースで14-14、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「周回コースでの運動開始後も特に問題なかったので、今週から坂路コースでの調教をスタートしています。現在は週3回ハロン14秒ペースで乗っていますが、いつも通りの動きを見せていますし、この調子で徐々に負荷を強めていきたいと思います。馬体重は485キロです」(2/21近況)

Photo_3 ヴェルトゥアル

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・調教内容:週2回坂路コースで14-14、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「今週も坂路コースでの乗り込みを中心に調教を行っています。右前球節の状態に問題はありませんが、背中やトモには多少の張りは見られる状況ですので、よくケアしながら進めていくようにしています。馬体重は495キロです」(2/21近況)

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グランドサッシュは坂路での調教を再開し、週3日坂路でハロン14秒のところを乗り込み中。9歳ながら頑張って日々の調教に取り組んでくれていますが、次走は春の東京開催になってくるので、オーバーワークに繋がらないように十分気をつけてもらいたいです。

ヴェルトゥアルは右前球節だけでなく、背中・トモが万全でないことから、この中間は坂路入りを週3日から週2日へ。心配し過ぎる必要はないかと思いますが、入念なケアを施して不安解消へ全力を注いでもらえればと思います。

2020年2月26日 (水)

シルクなお馬さん(4歳上牡馬・NFしがらき組)

Photo_3 ナイトバナレット

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン17秒

厩舎長「左トモの疲れは徐々に回復してきましたし、それ以外に気になるところはありません。ただ、調教を進めていくと左側にモタれてしまうので、この中間は角馬場でじっくり時間を取るようにしています。ペースを上げる前にまずはその点を修正していきたいと考えているので、もう暫く今の調教メニューで進めていこうと思います。馬体重は506キロです」(2/21近況)

Photo_3 シングルアップ

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・次走予定:中京3月28日・障害オープン
・調教内容:周回コースでキャンター、坂路コースでハロン15秒

厩舎長「この中間も坂路で15-15のペースで週3回登坂しています。以前のようにガタっと疲れが出ることもなかったですし、馬体も良い状態を維持しています。再来週あたりに帰厩することになると思うので、移動に備えてコンディションを整えておきます。馬体重は561キロです」(2/21近況)

Photo アマネセール

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン15~17秒

騎乗スタッフ「この中間も疲れた様子を見せることもなく、元気に坂路を登坂していますよ。この中間から坂路でラスト1ハロン15秒まで脚を伸ばすようにしていますが、しっかり対応してくれているので、このまま負荷を掛けて行っても問題ないでしょう。馬体重は489キロです」(2/21近況)

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左トモに疲れが見られたナイトバナレット。少しずつ良い方へ向かっていると思いますが、左側にモタれてしまうのは悪影響も残っているのでしょう。ひとまずは無理のない範囲で乗り込み、状態の立て直しを完璧にして欲しいです。

シングルアップは週3日ハロン15秒の登坂を課していますが、タフさが出てきたようで馬体のボリュームを維持。良い感じで調整が出来ていると思います。

アマネセールは引き続きトレッドミルを併用しつつの乗り込み。そして、この中間からは終いを15秒まで伸ばしています。これから本数を重ねる必要はありますが、ひとまずは無難な対応。去勢しても、体調面で乱れが少ないのは心強いです。

2020年2月25日 (火)

シルクなお馬さん(4歳上・北海道組)

Photo モンドインテロ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム早来
・調教内容:トレッドミルでキャンター

担当者「この中間もトレッドミルでの運動を行っています。まだ幾らか脚捌きに硬さは残るものの、これからゆっくりと良化を図っていく方針ですので、心配は要りません。また、体重が徐々に落ちてきていますので、良い傾向ですね。馬体重は511キロです」(2/21近況)

Photo パラダイスリーフ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム早来
・調教内容:曳き運動

担当者「先週から大きく変わったことはありません。運動を制限していますので、体つきに余裕はあるものの、飼い葉を調整していますので極端に増えることは無いですね。次のステップに向けて、じっくりと良化を促していきます」(2/21近況)

Photo ブロードアリュール

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:ウォーキングマシン

担当者「先週より運動時間を長めにとっており、体つきも幾らかシャープになりました。そして、時期的なことを考えると毛艶は悪くないと思いますし、体調面は非常に良好ですね。飼い葉も残さず食べることが出来ており、この調子で進めていきたいですね」(2/21近況)

Photo ジーナアイリス

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン15~17秒のキャンター2本、週3回周回コースで軽めのキャンター2500m

担当者「しっかり乗り込んではいるものの、再度体重が増えてしまいました。先週からフレームは変わりありませんし、汗もかけているので状態は良さそうですが、脚元のことを考えるとこれ以上増やしたくないですね。今週から周回コースでも乗り込んでいますので、その効果が少しずつ出てくることを期待したいと思います。馬体重は574キロです」(2/21近況)

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モンドインテロは時季的+年齢面から脚捌きの硬さは残るも、トレッドミルでの運動を継続中。引き続きマイペースで進めて行く必要はありますが、しっかり汗を掻いて馬体が減ってきているのは良いことでしょう。まだ馬場で乗れていませんが、春競馬の終わり頃には戻ってこれないかなあ。

パラダイスリーフは先の長い戦い。曳き運動でストレス発散にはなっていますが、まだまだ無理は出来ません。定期的にレントゲンは撮っているので着実に良い兆候が見られるようであって欲しいです。

ブロードアリュールは少しずつウォーキングマシンでの運動時間を延長。更新された画像を見ると、骨折療養とは思えない張り・毛ヅヤですし、体調の良さを感じます。休んでいる割に太らないのはアスリート体型なんでしょうねえ。

乗り込みを課し、馬体重が減ってきていたジーナアイリス。良い感じで進んでいるなあと見ていたら、この中間は再度馬体重が大きく増えてしまうことに。結構乗り込み量をこなしていると思うのですが、それ以上の食欲なんでしょうねえ。また、体調自体も凄く良いのでしょう。

シルクなお馬さん(3歳・NFしがらき組)

Photo_3 サリオス

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:周回コースでキャンター、坂路コースでハロン17秒

厩舎長「ペース自体は先週と同じですが、息づかいはしっかり出来ていますし、調教を続けていても疲れを見せることはありません。予定が決まるまでもう暫く今の感じで進めていくことになっているので、周回・坂路コースでじっくり乗り込みながら鍛えていこうと思います。馬体重は574キロです」(2/21近況)

Photo_3 パーフェクトルール

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:ウォーキングマシン

厩舎長「順調に進めていたのですが、週明けに熱発してしまったために現在は軽めの運動に控えています。ただ、すぐ熱が治まり、体調も安定していますので、このまま問題なければ来週から再び乗り出して行けると思います。馬体重は474キロです」(2/21近況)

Photo_3 オーサムゲイル

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン14~15秒

厩舎長「負荷を掛けた後も疲れを見せることはないですし、この中間は馬体重が増えてきているぐらいですから、ようやく中身がしっかりしてきましたね。それに伴って動きも良くなってきているので、ここまで時間を掛けてきた甲斐があります。高柳大師から、来週か再来週には帰厩させたいと連絡を受けているので、今の状態を維持しながら移動に備えておきたいと思います。馬体重は443キロです」(2/21近況)

⇒⇒25日に栗東トレセンへ帰厩する予定です。(24日・最新情報より) 

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サリオスは引き続き普通キャンターで周回コース&坂路での乗り込みを消化。元々、土台のしっかりした馬ですが、地道な取り組みで内面の強化が進んでいるのは何より。3月になれば早々に帰厩の声が届くと思うので、体調管理に重点を置いてもらえればと思います。

パーフェクトルールは帰厩へ向けてピッチを上げていましたが、この中間に熱発を発症。幸い、すぐ熱が治まったようなので、後々への影響は少ない筈。前向きに捉えると良いリフレッシュになったのかなと思います。

オーサムゲイルはそれなりの負荷を高めながら、馬体重がフックラしてきたのは好感。少しずつ内面が強化されてきたのでしょう。また、近々帰厩ということでしたが、24日の最新情報で本日25日に栗東へ戻る予定となりました。

21日に栗東・高野厩舎へ帰厩しています。☆クレッセントムーン

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Photo クレッセントムーン(牡・高野)父ヘニーヒューズ 母スカイクレイバー

・在厩場所:21日に栗東トレセンへ帰厩

高野師「放牧に出した後も疲れた様子はなく、乗り出した後も順調に進められていたようなので、21日の検疫でトレセンに戻しました。適鞍はほぼ毎週組まれていますので、追い切りの動きを確かめながら、どこに向かうか検討していきたいと思います」(2/21近況)

助 手 23栗坂重 58.7- 42.1- 26.6- 12.5 馬なり余力 ショウナンカイドウ(古馬3勝)強めに0.5秒先行0.2秒先着

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不可解な敗戦を喫した後、NFしがらきで再調整を行ってきたクレッセントムーン。具体的な敗因が掴めない中、調教は前向きに行うことができているようですし、状態自体も上々。声が掛かり21日に栗東へ戻ってきましたが、帰厩して早速2日後には坂路で時計をマークしています。

具体的な番組は追い切りを重ねてからになりますが、"適鞍はほ毎週組まれている"ということなので、次走もダ1800mに使うことになりそう。個人的にはそろそろ距離を縮めていって欲しいのですが…。また、集中力を保てるようにチークピーシズの着用も検討してもらえればと思います。

ロードなお馬さん(5歳上・牧場組)

Photo_6 ロードクエスト

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン15~20秒ペース)。

○当地スタッフ 「2月14日(金)に15-15を消化。長目からでも最後まで余裕を持って駆け、翌日以降にダメージも生じていません。コンディションは良さそう。小島調教師とは定期的に意見交換を行なっており、今のところは3月上旬の帰厩が検討されています」

Photo_6 ロードダヴィンチ

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン18~20秒ペース)。

○当地スタッフ 「引き続き、入念に18-18を繰り返すパターン。蓄積していた疲労は完全に取り除けている様子で、ペースアップが可能でしょう。馬自身のコンディションも上々なだけに、そろそろ美浦トレセンへの移動を検討できそう。厩舎サイドの指示を仰ぎます」

Photo_6 ロードエース

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン18~20秒ペース)。

○当地スタッフ 「計画に沿ってハロン17、18秒ペースのキャンターをこなしていす。少し前に松下調教師と話し合った結果、来週か再来週に栗東トレセンへ向かうことに。大まかなスケジュールが決まっただけに、帰厩へ向けた最終的な仕上げに取り掛かりましょう」

Photo_6 シグナライズ

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、角馬場でダク1500m→ハッキング3000mもしくはダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン18~20秒ペース)。

○当地スタッフ 「気持ちが入り過ぎないように角馬場と広いダートコースを併用。この中間も飼い葉を食べており、ネガティブな変化は生じていません。去年の9戦に加えて1月も走った経緯を踏まえ、もう少しの間はリラックスを意識しながら充電を図りましょう」

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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クエストは定期的にハロン15秒の調教を行っていますが、重賞勝ち馬なのでこれぐらいの調教は悠々。疲れ・反動は勿論出ていません。3月上旬には帰厩するとのことなので、しっかり立て直した効果が次走で見られれば嬉しいのですが。

ダヴィンチは普通キャンターでコツコツ乗り込み中。状態は上がってきているので、速いところは厩舎へ戻ってからで十分でしょう。中山だけでなく中京での復帰も視野に入れて欲しいです。

エースも無理せず普通キャンターで丹念に乗り込み中。帰厩の予定がハッキリ決まれば、直前に1・2本は速いところを乗るかもしれませんが、良い雰囲気のまま状態を上げて行くことに重きを置いて欲しいです。

シグナライズはスイッチが入らないように角馬場で入念な調整。そしてストレスを溜め込まないようにコースでサラッと動かすという日々を過ごしています。丈夫さは魅力ですが、働きづめで前向きさが足りないと思うので、4月頃の復帰を目指し、もう少しの間はリラックス重視で行きましょう。

シルクなお馬さん(3歳牡馬・北海道組)

Photo リアンティサージュ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:トレッドミルでダク、キャンター

担当者「この中間は予定通りトレッドミルでの運動を開始しています。まずはダクを行った後、キャンターへ移行していますが、脚捌きに硬さはありませんね。右トモの状態も依然として変わりありませんし、徐々にステップアップしていきたいです。馬体重は461キロです」(2/21近況)

Photo ハーツクリスタル

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:曳き運動

担当者「先週から少し運動時間を増やしていますが、運動後の患部の状態に変わりはありませんね。この調子であれば、来月には次のステップに移れると思いますので、今後も脚元に負担が掛かり過ぎないように進めていきます。馬体重は518キロです」(2/21近況)

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リアンティサージュは予定どおりトレッドミルでの運動を開始。ひとまず身のこなしを確認していますが、特に気になる点は窺えず、右トモの状態は良い意味で変わらず。昨夏の小倉戦以来、レースから遠ざかっているので焦りたいところでもありますが、1つ1つ段階を踏んでいきましょう。

ハーツクリスタルは引き続き曳き運動のみ生活ですが、この中間は少し時間を延ばした様子。特に患部に熱を持つようなことはなく対応できているのは何よりです。3月に入ればウォーキングマシンでの運動を開始するようですし、こちらも未勝利なのでゆっくりは出来ませんが、急激な負担は悪影響しかないので、着実に進んでいってもらえればと思います。

右トモの歩様を乱すアクシデント。トモの筋肉を痛めてしまった様子で軽めの運動で回復を優先中。★ディランズソング

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Photo_3 ディランズソング(牡・萩原)父Summer Front 母Poetic Riches

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・調教内容:ウォーキングマシン

天栄担当者「先週末に坂路コースを登った後、右トモの歩様が乱れてしまいました。獣医に診てもらったところ、おそらくトモの筋肉を痛めてしまったのだろうという診断です。現在はウォーキングマシンでの運動に止めていますが、楽をさせているのとショックウェーブ治療を行ったことで、歩様は徐々に良化してきています。馬体重は530キロです」(2/21近況)

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トモの左右差があって、右トモの弱さが気になると萩原師から入厩時に指摘されていたディランズソング。上手に付き合っていく必要があるのかなと見ていましたが、坂路を駆け上がった際に右トモの歩様を乱すアクシデント発生。幸い、骨折等の診断は下りませんでしたが、トモの筋肉を痛めてしまったとのこと。

現在は騎乗運動を一旦控え、ウォーキングマシンでの運動と軽めの調整に止め、回復を優先中。今後もショックウェーブ治療を定期的に行う必要があるでしょうねえ。この頓挫を皮切りにズルズルと悪い連鎖が起らないように入念な治療・ケアに努めてもらえればと思います。

21日に栗東・西園厩舎へ帰厩しています。☆エルスネル

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Photo_3 エルスネル(牡・西園)父ロードカナロア 母サンドミエシュ

・在厩場所:21日に栗東トレセンへ帰厩

西園師「放牧に出した後も順調に進められていたようなので、21日の検疫でトレセンに戻しました。具体的な番組は追い切りの動きを確かめたうえで、検討していきたいと思います」(2/21近況)

助 手 23栗坂重 60.4- 43.7- 28.8- 14.2 馬なり余力 サトノギャロス(古馬3勝)馬なりを0.1秒追走同入

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NFしがらきで少し時間を掛けて心身の成長を促してきたエルスネルは21日に栗東・西園厩舎へ。

順調に攻めを強化することは出来ましたが、牡馬とすればまだまだ線が細いですし、見た目に動きが変わってきた感じも窺えず。1月生まれですし、正直伸びシロはあまり残されていないのかも…。

番組に関してはこれから検討ということですが、2週ぐらいで態勢が整うと見ると、来月14日の芝1600mが有力になってくるでしょうか。個人的にはゲートに課題を残すとはいえ芝1600mは相手が揃いますし、基礎体力で足りない感じもあるので、距離は短い方へシフトしていって欲しいです。ですので、次走は来月22日の阪神・芝1400mでお願いしたいのですが、待ってくれるかなあ…。

ロードなお馬さん(3歳牡馬・入厩組)

Photo_6 ロードセッション

2月20日(木)良の栗東・坂路コースで1本目に54.6-40.1-26.1-13.3 強目に追っています。短評は「坂路コースで入念」でした。2月29日(土)阪神・3歳未勝利・ダ1800mに和田竜二騎手で予定しています。

○高橋調教師 「時折、息遣いに違和感を覚える場面も。念の為に2月20日(木)の追い切りで、走行時の喉の動きを確認しました。結果的に大きな問題は無し。来週へ向けて進めましょう。和田竜二騎手と予定を擦り合わせ。土曜日のレースへ向かう方針です」

≪調教時計≫
20.02.20 助手 栗東坂良1回 54.6 40.1 26.1 13.3 強目に追う

Photo_6 ロードベイリーフ

2月19日(水)良の栗東・坂路コースで1本目に53.5-39.6-26.2-13.3 末強目に追っています。短評は「坂路コースで入念」でした。体調、条件、出走状況等を踏まえながら目標のレースを決めます。

○森田調教師 「2月19日(水)は坂路で。ある程度は気合いを付けて行きました。まだ幾らか緩さが感じられる状態。そのあたりは一息を入れた分かも知れませんね。出走態勢を整えるまでには、もう少し本数が必要かな・・・と。レースは再来週以降でしょう」

≪調教時計≫
20.02.19 助手 栗東坂良1回 53.5 39.6 26.2 13.3 末強目追う

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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今週末の出走を予定しているセッション。喉に違和感を感じて検査をしたようですが、喉が荒れているとのこと。治療を行いつつ、出走態勢を整えています。ガラッと変わってくるのは難しいかもしれませんが、2戦目はレースの流れに乗せていって、最後まで脚を繰り出してもらいたいです。

帰厩してまもないベイリーフは16日に早速坂路で意欲的な時計をマークし、19日も全体の時計はマズマズ。元々攻めでピリッとした動きを見せない馬ですが、ラスト1ハロンは時計を要し気味。これまでと違い、じっくり疲れを取り除いてきたことで、馬体の緩めが大きいのでしょうし、重めが残っているんだと思います。まあ、意欲的に攻めることが出来ているのでひと追い毎の上昇度は大きい筈。レース当日しっかり動けるように造っていってもらいたいです。

2020年2月24日 (月)

次走は来月20日の中山・フラワーCを目標に。今週中の帰厩を予定しています。☆ポレンティア

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Photo_3 ポレンティア(牝・田中博)父ハーツクライ 母ポーレン

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・次走予定:3月20日の中山・フラワーカップ(G3)
・調教内容:週2回坂路コースで14-13、週1回15-15、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「今週は週2回の14-13ペースでの乗り込みを維持しながら、登坂回数をさらに1日増やし、全体的な負荷を上げています。ここまで良い感じで調整することが出来ていますし、田中調教師とはフラワーカップを目標に来週の検疫で帰厩させる方向で打ち合わせています。馬体重は507キロです」(2/21近況)

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この中間は登坂日を1日増やし、更に意欲的な調教を積んできたポレンティア。脚元はまだまだパンとしていませんが、しっかり耐えることが出来ているのは何よりです。

また、田中博師と今後について打ち合わせが行われ、来月20日の中山・フラワーCを目指すことに。そして今週中に帰厩させる予定となりました。関東馬ですし、桜花賞よりはオークスへという意識が強いのかな? 現段階で体力面で途上さは感じるも、血統&体型は距離が延びても大丈夫そう。立ち回りも上手な馬ですし。

良い感じで状態は上がってきているので、この良い雰囲気を維持したまま厩舎へ戻ってきてもらえればと思います。

2020年2月23日 (日)

昇級戦の前走で3着。このクラスでも十分通用することは分かったので、慣れが見込める今回はスッとレースの流れに乗りたい。また、スパッと切れる脚はないも、エンジンが掛かれば最後まで粘り強い脚を発揮する長所を存分に引き出して欲しい。☆ボンディマンシュ

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Photo ボンディマンシュ(セ・中内田)父ロードカナロア 母ビアンカシェボン

日曜京都12R 4歳上2勝クラス(ダ1400m)5枠9番 坂井瑠J

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:19日にポリトラックコースで追い切り

中内田師「19日にポリトラックコースで追い切りました。単走で反応を確かめる程度でしたが、前走以上に動きが軽快でしたし、上積みが感じられます。硬さも気にならないですし、良い状態を維持していますから、クラス慣れが見込める今回はいい競馬が期待できそうです。左回りでも内ラチを頼るようなところがあると坂井瑠Jが言っていましたが、前走でこの馬の癖を分かってくれたでしょうし、今回も気を付けて追ってくれると思うので、昇級2戦目で良い結果を期待したいですね」(2/20近況)

助 手 19栗P良 66.8- 51.5- 37.7- 11.9 稍一杯追う

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第2回京都8日目(02月23日)
12R 4歳上2勝クラス
ダ1400メートル 指定 混合 定量 発走16:10
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 アルベニス 牡4 57 岩崎翼
1 2 ミスティック 牝5 55 国分優作
2 3 メイショウダブル 牡5 56 菊沢一樹
2 4 メイショウドウドウ 牡5 57 太宰啓介
3 5 タガノプレトリア 牡5 54 亀田温心
3 6 ホイールバーニング 牡7 57 荻野極
4 7 カズマペッピーノ 牡6 57 池添謙一
4 8 スズカモナミ 牝6 54 川又賢治
5 9 ボンディマンシュ セ4 57 坂井瑠星
5 10 キタサンタイドー 牡5 57 国分恭介
6 11 ライトオブピース 牡6 57 酒井学
6 12 ジャスパーモア 牝5 52 服部寿希
7 13 ヨハン 牡4 57 松田大作
7 14 サンキュー 牡7 57 藤岡佑介
8 15 ケイアイターコイズ 牡4 57 藤懸貴志
8 16 グトルフォス 牡4 57 岩田康誠

○猿橋助手 「追い切りはいつも通り、いい動きをしている。実戦に行くと攻めほど走れていない気がするが、うまく噛み合えば十分やれていいと思う」(競馬ブックより)

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コズミが酷くなった為、予定を1週延ばして東京での昇級戦となったボンディマンシュ。初めての左回り+関東圏への輸送で苦戦は覚悟していたのですが、少しレースの流れに乗り切れない中で最後まで諦めずにファイト。外から被されることになっても勝負根性を発揮し、ジリジリという伸びでしたが粘り強く頑張った結果、3着へ。勝ち負けの争いには食い込めなかったですが、昇級戦でこれだけやれれば上々です。

その前走から中2週でのレースとなる今回。追い切りでは追われてフラつく若さを覗かせていたようですが、歩様の硬さはそこまで酷くない様子。大事に使ってきたことで体質強化が進んでいるのは確かでしょう。ひと叩きした上積みはそれほどなくても、順調に来ています。

相手関係に目を遣ると、関西圏のレースということで前走より粒の揃った感じなので、前走以上は簡単ではありませんが、クラス2戦目で追走に幾らか余裕が出てくれれば。芝スタートが良い方へ出て欲しいです。スッと3番手あたりをキープして回ってこれれば、前々走のような渋太さを発揮してくれるでしょう。スパッと切れる脚は使えないも、エンジンが掛かれば、ジワジワ最後まで伸び続けてくれるのがボンディマンシュの長所です。坂井瑠Jも前走で感じるところがあったでしょうから、連続騎乗となる今回、その経験をしっかり役立ててもらえればと思います。

今回でキャリア6戦目。心身共に成長の余地を残していますし、まだまだ上を目指していって欲しい1頭です。

前走4着とこの条件への適性を示すも、今回は明らかに相手強化。走破時計をかなり詰めないと着順を落とすことになりそう。逆にここでも良い勝負が出来れば、未勝利脱出は時間の問題になってくるのですが。どういう結果が待っているのか…。★クァンタムリープ

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Photo_3 クァンタムリープ(牡・鹿戸)父ロードカナロア 母プルーフオブラヴ

日曜東京1R 3歳未勝利(ダ1400m)1枠1番 木幡育J

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:19日に南Wコースで時計

鹿戸師「19日に南Wコースで併せて追い切りを行いました。道中はクァンタムリープが先行し、直線では外に出して脚を伸ばし、同入しています。相手は3勝クラスのダイワダグラスでしたが、それに見劣りしない動きで最後までしっかりと走れていました。状態はキープ出来ていますし、育也(木幡育也騎手)も前走でこの馬のことを掴んでくれたでしょうから、さらなる前進を期待したいところです。なお、前走は少し気を抜くようなところが見られましたし、今回はチークピーシズを着用することも検討しています」(2/20近況)

助 手 16美坂良 59.5- 42.5- 26.4- 12.2 馬なり余力
助 手 19南W良 69.0- 54.1- 39.9- 12.6 馬なり余力 ダイワダグラス(古馬3勝)馬なりの外1.0秒先行同入

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第1回東京8日目(02月23日)
1R 3歳未勝利
ダ1400メートル 指定 混合 馬齢 発走10:05
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 クァンタムリープ 牡3 54 木幡育也
1 2 マイネルグッドデイ 牡3 56 津村明秀
2 3 スイ 牝3 54 M.デムーロ
2 4 タイキラッシュ 牡3 56 大野拓弥
3 5 ショウナンアサヤケ 牡3 56 和田竜二
3 6 グロリアスブレイク 牝3 54 江田照男
4 7 アースウルフ 牡3 56 横山典弘
4 8 ダイシンウィット 牡3 56 福永祐一
5 9 レディトゥラン 牝3 54 佐藤友則
5 10 プリマジア 牡3 56 C.ルメール
6 11 ヌンカプト 牡3 56 S.フォーリー
6 12 ダイワリチャード 牡3 55 野中悠太郎
7 13 カッチョカバロ 牡3 56 木幡巧也
7 14 グーガルドリームズ 牡3 56 北村宏司
8 15 ヨシオドライヴ 牡3 56 大庭和弥
8 16 ムーンダイアローグ 牡3 56 F.ミナリク

○鹿戸雄師 「ノドも大丈夫だったし、前走は距離を短くして良さが出た。再度上位争いを」(競馬ブックより)

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距離を1400mへ短縮してレースへ臨んだ前走。追い切りでは喉の不安は感じさせなかったも、追い切り以上に負荷が掛かる実戦でどうかと心配したクァンタムリープ。走破時計は地味で相手に恵まれた感は強いのですが、楽に先行することが出来ましたし、交されてからもそれなりの粘りを発揮。前々走の最下位負けから大きく前進する4着と格好をつけてくれました。やはり短距離タイプの馬です。

その前走から中2週で臨む今回、引き続き木幡育Jとのコンビです。追い切りは2本消化し、最終追いとなった19日は大きく先行する形でしたが、直線は3勝馬を簡単に前へ出さずに抵抗。活気ある動きを見せてくれています。上積みはさほどなくても、デキ落ちを心配する必要もありません。

ただ、相手関係を見ると、勝利まであと1歩のところまで来ている馬が多く、自然と走破時計は速くなりそう。先行タイプのクァンタムリープには流れが厳しいですし、タフな流れになると喉に負担が掛かって、直線でパタッと止まってしまうシーンも。レースでの上積みがないと、着順を落としてしまうことになるでしょうねえ。逆にここでも5着以内に食い込めれば、未勝利脱出は時間の問題になってくることでしょう。

また、今回は集中力アップを図るためにチークピーシズをおそらく着用。それによって追い出されてピリッとした脚へと繋がってくれれば。前走からの良い流れを継続したいです。

シルクなお馬さん(牝馬・入厩組)

Photo インヘリットデール

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:19日に坂路コースで追い切り
・次走予定:阪神2月29日・芝1600m(A.シュタルケJ)

高野師「19日に坂路で追い切りました。やや遅れたものの、目一杯に追っていたわけではないですし、最後まで余力十分で動きは良かったですよ。短期放牧明けでも変わらず良い状態を維持していますし、前向きさも見られるので、来週の競馬ではしっかり力を発揮してくれると思います」(2/20近況)

助 手 16栗坂稍 57.3- 41.8- 27.3- 13.0 末強め追う カーテンコール(三未勝)馬なりにクビ遅れ
助 手 19栗坂良 54.8- 39.7- 25.6- 12.4 一杯に追う アトリビュート(三未勝)馬なりを0.1秒追走0.2秒遅れ

Photo_3 ミスビアンカ

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:19日に坂路コースで追い切り
・次走予定:中京2月29日・ダ1400m・若手(荻野極J)

高橋忠師「19日に坂路で追い切りました。レースが来週に控えているので、しっかり負荷を掛けて時計を出しました。道中は引っ掛かり気味でグイグイ自分からハミを取っていったことで、かなりの時計が出ましたね。時計が出やすい馬場とはいえ、これだけ行きっぷりが良いと、1600mでも折り合いが心配です。前走で騎乗した福永祐一騎手も距離はもう少し短い方が競馬はし易いかもしれないと言っていましたが、力をつけてきたことで段々とスプリンターのようになってきましたね。当初は2月29日の中京・芝1600mを予定していましたが、今の感じだと距離を短くする方が賢明だと思います。もう1週待てば中京に芝1400mの番組がありますが、来週の競馬を目標にしていただけに調整が難しくなってくるので、それなら今のうちにダート適性を試すのも手だと思います。いくつかダートの番組がありますが、相手関係を考慮して2月29日の中京・ダ1400m(若手騎手)に向かわせていただきます。なお、ジョッキーは荻野極騎手に依頼しています」(2/20近況)

助 手 16栗坂稍 58.3- 41.5- 26.5- 12.7 馬なり余力
荻野極 19栗坂良 51.1- 37.0- 23.9- 11.9 一杯に追う

Photo_3 ルコントブルー

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:19日に北Cコースで時計
・次走予定:3月8日の中山・ダ1800m・牝馬

勢司師「こちらに戻ってきた後は先週末に北Cコースでサッと脚を伸ばしましたが、その後も特に問題はなかったので、19日に北Cコースで併せて追い切りを行いました。道中はルコントブルーが追走し、直線では内に入れて脚を伸ばし、最後は馬体を並べてゴールしています。徐々にマシにはなってきているものの、帰ってきてから馬場入りを嫌がるようなところを見せているので、あまり精神的に追い詰めないようにサッと脚を伸ばす程度で動かしました。フットワークは最後までしっかりしていて良かったですし、あくまでもこの仔の状態に合わせてですが、今後はレースに向けて段階を踏みながら調教の負荷を強めていければと考えています。今のところ、中山2週目に牝馬限定のダ1800mの番組が組まれているので、そこを目標に進めていく方針です」(2/20近況)

助 手 15北C良 60.4- 44.5- 15.2 馬なり余力
助 手 19北C良 68.7- 53.7- 40.3- 13.7 馬なり余力 ワンモアエフォート(三未勝)馬なりの内1.6秒追走同入

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来週の競馬を予定しているインヘリットデール。順調に時計を出すことは出来ていますが、併せ馬で僅かとはいえ遅れるケースが続いているのが気になるところ。高野師のコメントでは前向きさはあるようなのですが…。2勝クラスを卒業して次のステージ(繁殖)へ歩んで欲しいですが、ここまで来ればまずは無事に現役を終えてもらいたいです。

厩舎HPでマイルは長そうと言われていたミスビアンカ。29日の中京・芝1600mから翌週の中京・芝1400mへスライドすることになるのかなと見ていたら、ピリピリしてきていることからスライドは避け、同日の中京・ダ1400m(若手)へ向かうことに。以前は非力な印象が強かったですが、追い切りでこれぐらい動けるのならダートでも悪くないのかなと思います。ただ、砂を被ったりすると気難しさを覗かせると思うので、レース運びには注文が付きそう。先々は控える競馬をマスターして欲しいですが、次走ではスピードで圧倒する展開へ持ち込んでもらえればと思います。まずは1つ勝っておきたいです。

ルコントブルーは徐々に追い切りの負荷を高めていますが、動き自体はマズマズ。ただ、心配なのが馬場入りを嫌がったりと気性面で後向きなところが出ています。デビュー戦で2着と力のあるところは見せてくれましたが、次走で大きく崩れてしまうと立て直すのが難しくなるかも。次走の予定が出たので、そこへ向けて気を抜くことなく仕上げを進めていって欲しいです。

20日に栗東・松下厩舎へ帰厩しています。☆ピボットポイント

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Photo ピボットポイント(牡・松下)父ディープインパクト 母ペンカナプリンセス

・在厩場所:20日に栗東トレセンへ帰厩
・次走予定:中京3月1日・伊勢特別、もしくは阪神3月8日・ダ1800m

松下師「放牧に出した後も順調に進められていましたので、20日の検疫でトレセンに戻しました。本線としては3月8日の阪神・ダ1800mを考えていますが、メンバーとハンデ次第では3月1日の中京・伊勢特別も視野に入れています。週末から時計を出し始めて、来週でも使えるように態勢を整えておきます」(2/20近況)

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3月のレースへの出走を目指して調整のスピードが上がっていたピボットポイントですが、20日の検疫で栗東トレセンへ。目標は来月8日のダ1800mということですが、来週の中京・伊勢特別にも登録をする模様。ハンデ戦で斤量が恵まれれば、GOサインが出るかも。そうなった際は10日競馬での出走となりますが、牧場でそれなりの負荷を掛けてきましたし、あと2本しっかり追えば、走れる態勢へ持っていけるのかな。

初ダートなった前走は時計が掛かったのが良かったのでしょうが4着と健闘。まずは次走以降も掲示板入りを繰り返すことが出来るような堅実性を身に付けていって欲しいです。

2020年2月22日 (土)

シルクなお馬さん(牡馬・入厩組)

Photo アンブロジオ

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:19日に南Wコースで時計
・次走予定:3月1日の中京・豊明S(菊沢J)

菊沢師「19日に南Wコースで追い切りを行いました。自厩舎の2頭を終始前に見ながら進めていく予定だったのですが、途中で外から押し上げて行く形になってしまいましたね。それでも直線でのフットワークは軽快でしたし、馬体の張り・艶は前走時よりも良く見え、状態は上向いているように思います。前回もそうでしたが、特に全休日明けなんかは周りを気にして結構チャカチャカするところを見せていますから、よく注意して調整していきます。来週のレースには追い切りを手伝ってもらった一樹(菊沢一樹騎手)で挑ませていただきたいと思います

菊沢一樹騎手「19日の追い切りに乗せていただきました。単走で前2頭を見ながら進める予定だったのが、スピードの違いで途中で外から追い抜いて行く形になったものの、前進気勢はありながらも折り合いは付いていました。リズム良く走ることが出来ていましたし、直線の脚取りもしっかりとしていて良かったです。変に1400mや1600mのレースで道中我慢させて末脚勝負の競馬をさせるよりも、1200mでリズム良く走らせ直線で脚を伸ばす形の方が合いそうだなと感じました」(2/13近況)

助 手 16南W良 70.8- 54.4- 39.9- 12.8 馬なり余力
菊 沢 19南W良 67.8- 52.8- 39.2- 12.4 馬なり余力

Photo_3 ブライトクォーツ

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:20日にCWコースで追い切り 
・次走予定:阪神3月14日・阪神スプリングジャンプ(J・G2)

荒川師「先週末に熊沢重文騎手に障害練習を行ってもらいましたが、飛越は安定していますし、レースまでそこまで詰めて練習をしなくても大丈夫でしょう。20日にCWコースで追い切りましたが、6ハロン80秒を楽に切ってくるのですから、相変わらずいい体力の持ち主ですね。まだ馬体に余裕がありますが、これだけ動けば問題ないですし、レースまでまだ少し時間があるので、乗り込みながら体を引き締めていきたいと思います」(2/20近況)

助 手 16栗坂稍 57.9- 42.6- 28.2- 14.2 馬なり余力
助 手 18栗坂良 63.0- 45.5- 29.5- 14.4 馬なり余力
熊 沢 20CW良 95.2- 79.3- 64.8- 51.2- 38.8- 12.7 馬なり余力

Photo ダイアトニック

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:20日に坂路コースで追い切り
・次走予定:阪神3月1日・阪急杯(G3)・北村友J

安田隆師「20日に坂路で追い切りました。前の馬を見ながらラスト1ハロンしっかり負荷を掛けてもらいましたが、全体の時計が50秒4で、ラスト1ハロン11秒7ですから、レース1週前としてはいい負荷を掛けることが出来ました。ジョッキーもいい手応えを掴んでくれたようですから、順調に仕上がってきています。阪急杯の結果次第では高松宮記念も視野に入れているので、まずは来週の競馬で良い結果を出せるように調整していきたいと思います」

北村友一騎手「それなりに負荷を掛けるよう指示が出ていましたので、ラスト1ハロンしっかり時計を出しました。前回の京都金杯の時よりも状態がかなり上向いていますし、跨っていてワクワクするほど、とても動きが良かったですよ。阪急杯の後は高松宮記念に向かうと聞いていますので、来週の競馬はそれを踏まえたレースをしたいと考えています。これまで1600mの距離に対応できるようにじっくり追走していましたが、今度は1200mの流れに乗っていけるようにしないといけません。厩舎サイドもスプリント戦に対応できるように調整してくれているので、まずは来週の競馬ではその次に繋がるような競馬をしたいと考えています」(2/20近況)

助 手 16栗坂稍 59.7- 42.5- 27.6- 13.7 馬なり余力
北村友 20栗坂良 50.4- 36.4- 23.6- 11.7 強めに追う

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来週の競馬を予定しているアンブロジオは実戦で手綱を取ることになった菊沢Jを背に1週前追い切りを消化。活気ある動きを見せてくれていますし、順調な仕上がりだと思います。1200mは初めてとなりますが、小細工なしにレースの流れに乗せていって、最後どのくらいの脚を使えるか。いきなり良い結果は難しいと思うので、低迷続きに少し明るい光が差すようなレースになってくれれば嬉しいのですが…。

ブライトクォーツはマイペース調整。レースまでまだ3週間ほどあるので、徐々にピッチを上げていけば良いと思いますが、20日の追い切りは長目から時計をマーク。6ハロンの時計は80秒を切っていますし、体力のあるところを見せてくれています。今年初戦からオジュウチョウサン・シングンマイケルと対決し、今年だけでも何戦か戦うことになるでしょう。高い壁ではありますが、臆することなくぶつかっていってもらえればと思います。そして両馬に隙が出てくれれば。

来週の阪急杯を予定しているダイアトニック。1週前追い切りのあたる20日は坂路で強めに。今の坂路は時計の出やすい状態ですが、最後の切れは上々。良い感じで仕上がってきていると思います。ただ、坂路オンリーの追い切りというのはちょっと気にはなります。また、阪急杯の後は高松宮記念を考えてくれている様子。鞍上も北村友Jでしょう。次走で1200mを予定しているので、これまでより流れに乗せて行く競馬になるでしょうが、そこでしっかり伸び切れるかどうか。結果よりも内容を求めたいです。

2020年2月21日 (金)

今週の出走馬(2/22・23)

<日曜日>

Photo_2 クァンタムリープ

東京1R・3歳未勝利・ダ1400mに木幡育Jとのコンビで出走します。

Photo_2 ボンディマンシュ

京都12R・4歳上2勝クラス・ダ1400mに坂井瑠Jとのコンビで出走します。

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今週も2頭と寂しい頭数となりますが、力を出し切れば勝ち負けに持ち込めそうな2頭です。

クァンタムリープは喉に不安を抱えていますが、前走でこの距離にメド。やはり短距離志向が強い馬だということが分かりました。今回は放牧を挟まず、在厩調整で臨む1戦。その影響が多少心配ですが、距離&鞍上が2度目ということで慣れを見込みたいです。チークピーシズ着用も良い方へ出て欲しいです。

ボンディマンシュは昇級戦の前走が3着と好走。最後の直線で馬体を併せる形になって競り勝ったのは評価。ただ、関西圏のレースだと相手関係は強化されるので、前走の結果を鵜呑みには出来ません。改めてどこまでやれるのかなあというのが率直なところです。あとは最近我が厩舎の馬と相性の良い坂井瑠Jの手腕に期待しています。

2020年2月20日 (木)

ロードなお馬さん(3歳牡馬・牧場組)

Photo_6 ロードユリシス

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン18~20秒ペース)。

○当地スタッフ 「右前脚に生じたソエは一過性の症状。トレーニングの再開に至り、早々にハロン18秒のキャンターも交えています。これまでの調教の積み重ねを考えれば、時間を掛けずに出発の準備が整いそう。厩舎側と具体的なタイミングを話し合いましょう」

Photo_6 ロードフェローズ

滋賀・グリーンウッドトレーニング在厩。ウォーキングマシン90分、ポリトラックコース・キャンター2500m(1ハロン20~22秒ペース)、ウッドチップ坂路コース・キャンター650m×1本(1ハロン13~20秒ペース)。

○当地スタッフ 「遠からずに厩舎へ・・・との話を受けて、ハロン13秒レベルまで踏み込むように。及第点の動きを見せていますよ。検疫馬房が混み合っている模様で、具体的な移動スケジュールは未定。相応のデキに達しており、いつ連絡が届いてもOKです」

Photo_6 ロードクラージュ

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン20~22秒ペース)。

○当地スタッフ 「2月11日(火)に1周1800mのトラックへ連れ出し、現在はハロン20秒レベルのキャンターを消化しています。引き続き、跨った際に気になる点は浮かばないだけに、この調子で徐々にピッチを速めるつもり。獣医師の意見も参考に進めましょう」

Photo_6 ロードドミニオン

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン18~20秒ペース)。

○当地スタッフ 「ハロン18秒ペースのキャンターを入念に繰り返す形。出発に備えて現状を維持するイメージで構わないでしょう。約3ヶ月の放牧期間にそれなりの成長を遂げており、以前よりボリュームのある馬体に。西浦調教師の指示が届くのを待つばかりです」

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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前回の更新で右前脚のソエがぶり返してしまったユリシス。結構痛がる素振りを見せていたので、回復に時間を要してしまうかなと見ていましたが、症状は一過性だったようで回復へ。ぶり返す前は定期的にハロン15秒の調教を行っていたので、大きなロスには至らずに帰厩できることでしょう。ひとまずホッとしました。

フェローズは近々帰厩ということで、牧場でハロン13秒までペースアップした調教も消化。マズマズの動きを見せており、あとは出来るだけ足止めを出来るだけ食らわないように早めに検疫が回って来て欲しいです。

クラージュは1つ1つ段階を踏みながら負荷をアップ中。デビュー前から追い切りの時計・動きは目立っていたように心肺機能は高い馬なので、これぐらいの緩やかな調教は何てことないと思います。骨折箇所も落ち着いているようですが、去勢手術を行ったことによる変化がどうなのかが知りたいです。

ドミニオンもあとは西浦師から声が掛かるのを待つのみ。前走から約3ヶ月。良い成長を遂げているようなので次走がちょっと楽しみですが、前走が最下位負けという現実。脚が急に速くなることは考えにくいですし、レースでの変わり身は果たして期待できるのかなあ…。

18日に栗東・須貝厩舎へ帰厩しています。☆ヴァンタブラック

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Photo_3 ヴァンタブラック(牡・須貝)父ブラックタイド 母プチノワール

・在厩場所:18日に栗東トレセンへ帰厩
・調教内容:坂路コースでキャンター
・次走予定:中京3月15日・沈丁花賞(C.ルメールJ)

須貝師「放牧に出した後も順調に進められていましたので、18日の検疫でトレセンに戻しました。3月15日の中京・沈丁花賞を予定しており、引き続きルメール騎手に依頼しているので、良い競馬が出来るようにしっかり仕上げて行きたいと思います」(2/19近況)

助 手 19栗坂良 62.3- 45.6- 29.5- 14.4 馬なり余力

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前回の更新で早ければ今週中の帰厩になるかもと言われていたヴァンタブラックは早速18日に栗東へ。大型馬でデビュー戦も多少余裕のある造りだったので、早めに帰厩して次走へ備えることが出来るのは何より。すぐに時計になるところを乗れているように状態面での不安は感じません。これからスムーズに追い切りの負荷を高めていけるでしょう。

また、金鯱賞当日のレースなので、サートゥルナーリアに騎乗するためにC.ルメールJが中京競馬場に来場するので、引き続き乗ってくれることを期待していましたが、依頼済とのこと。1勝馬同士の競馬になると、前向きさが足りずに苦戦するかと思いますが、末脚の破壊力は通用して良いと思うので、直線の長い中京コースを味方にどこまで差し込んでくることが出来るかです。

1番人気とはビックリ。出遅れは確かに痛かったも、挽回する為に馬群の中に入れてしまったのが大失敗。フワフワして前へ行かず、終始鞍上が促しながらの追走。ただ、手応えの割に最後までジリジリと脚を使って7着に踏ん張る。★ロードイヒラニ

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Photo_3 ロードイヒラニ(牡・千田)父ロードカナロア 母レディカーニバル

2月16日(日)小倉8R・4歳上1勝クラス・芝1200mに藤岡康Jで出走。14頭立て1番人気で5枠8番からハイペースの道中を9、6、7番手と進み、直線では中央を通って0秒4差の7着でした。馬場は重。タイム1分12秒2、上がり36秒7。馬体重は増減無しの476キロでした。

○千田調教師 「外へ持ち出せなかったのに加え、今回は極端に馬場状態が悪くて・・・。手応えの割には最後までジリジリ来ているのですけどね。もう少しコース状態が良ければ、この距離でも全く問題なし・・・と言うのがジョッキーの感想。スプリント戦を走るのは久々だっただけに、使いつつ慣れも見込めるかも知れません。1400mやマイルよりは可能性を秘めそう。次は中京を考えましょう」

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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【次走へのメモ】

仕上がる。出遅れて後方から。ずっと鞍上に追われていて追走に余裕なし。直線では微妙に内にモタれていて、チョロチョロと伸びた程度だった。距離に慣れていけば。(B誌)

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レース後も特に異常は認められません。現在は心身のリラックスに重点を置いた調整。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、1回中京に組まれた芝の短距離戦を視野に体調、条件、出走状況等を踏まえながら目標のレースを決めます。

○千田調教師 「脚元を含めて大きな問題は無さそう。レース後にも触れていたプラン通り、中京開催へ向けて調整を続けましょう。5着以内を外したのに加え、スプリント戦は2鞍のみ。ゲートインの機会を広がる為にも、1400mも含めて考えたいと思います」

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低調なメンバー構成+芝1200mでの新味を見込まれ、まさかの1番人気での出走となったロードイヒラニ。予定を1週繰り上げたので、仕上がり具合を少し心配しましたが、馬体重の増減なしでの出走でしたし、走れる態勢でレースへ臨むことは出来たかと思います。

キャリア2戦目に芝1200mは1度経験済みでしたが、その頃は競馬をよく理解できてない中での出走だったので、大した経験値にはならず、実質初めての距離と言っても差し支えはないと思います。それ故、距離短縮でレースの流れに乗れるかどうかを注目していましたが、スタートで1馬身ほどの出遅れ。二の脚も一息で後方からの競馬を余儀なくされてしまいましたが、藤岡康Jはポジションを挽回しようと馬群に入れて押し上げていくことを選択。それを見た時に『あぁ…』と声が漏れてしまいました。

揉まれるとフワフワして集中力を欠いてしまうイヒラニ。馬場が悪かったのも影響はあったでしょうが、案の定、あまり進んでいかなくなり、鞍上が終始促しながらの追走。ペースアップした3角あたりからは鞍上の手が一段と激しく動き、右から鞭が数発入る有り様。一瞬、下がってしまうかなと思ったのですが、反応の悪さが目立つ中で鞍上の叱咤激励にイヒラニはジリジリ脚を繰り出して7着に。タラレバですが、出遅れた時点で腹を括り、勝負どころから大外をぶん回していれば、突き抜けたとは言わないも、5着以内は確保出来たように思います。テン乗りだったので仕方ない部分はありますが、事前に癖をしっかり伝えておいて欲しかったです。

レース後のイヒラニですが、相応の疲れは感じるも、脚元等に異常はなし。このまま在厩で調整を続け、中京開催での出走を目指すことに。本線は芝1200mも、登録状況によっては芝1400mにも視野を広げるとのことです。

今回、1200mへの距離短縮で良い結果を残せませんでしたが、手応えが一息で直線内へモタれる面を見せながら、最後までジリジリ伸びたロードイヒラニ。1400mやマイルで見せた詰めの甘さは見受けられなかったので、この距離に慣れていってくれればと思います。また、フワフワした面があるので、チークピーシズやブリンカーなど馬具の工夫も検討していくべきかと思います。

14日に帰厩。次走は来月8日の中山・芝1600mを予定しています。☆ロードプレミアム

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Photo_3 ロードプレミアム(牡・斎藤誠)父ディープインパクト 母インディアナギャル

2020.02.19
2月19日(水)良の美浦・ウッドチップコースで5ハロン67.8-52.8-39.2-13.0 7分所を馬なりに乗っています。併せ馬では一杯の相手の内を1秒0追走して同時入線。短評は「攻め常に動く」でした。3月8日(日)中山・4歳上2勝クラス・混合・芝1600mに予定しています。

○斎藤調教師 「目標から逆算した上で先週末に手元へ戻しています。2月19日(水)はウッドで68秒を切るぐらいの内容。休養明けでも馬なりでしっかり動けていたでしょう。調子の変動も小さい感じで再来週には十分に仕上がりそう。乗り役については選定中です」

≪調教時計≫
20.02.19 助手 美南W良 67.8 52.8 39.2 13.0 馬なり余力 ピースボヌール(3歳未勝利)一杯の内1秒0追走同入

2020.02.18
2月14日(金)に美浦トレセンへ帰厩しました。ひとまずは1ハロン18秒前後のキャンターで仕上がり具合の把握に努める方針。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、3月8日(日)中山・4歳上2勝クラス・混合・芝1600mに予定しています。

○当地スタッフ 「2月11日(火)に15-15を行なった際もスムーズ。31戦のキャリアを誇るベテランながら、7歳を迎えてもエネルギッシュな姿で衰えは全く認められません。14日(金)に馬運車が迎えに来て出発。得意の舞台で上位争いを演じてくれるはずです」

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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前回の更新で『中山前半のマイル戦を視野に』ということで、来月8日の芝1600mを予定していることが何となく分かったロードプレミアム。調子自体は良さそうも、少し太め残りが気掛かりだったので、早めの帰厩を期待していたのですが、先週末に美浦へ戻ってきていました。

16日に軽く坂路を駆け上がり、19日はWコースで本格的な追い切りを開始。最後は無理をしていませんが、5ハロン68秒割れと全体の時計は良好。寒い時季は絞りづらいタイプですが、体調は頗る良好です。まだ次走まで時間はあるので、週2本時計を出していって、徐々に馬体を絞り込んでもらいたいです。そしてレースでは前走のように出たなりの追走から直線は外へ回さずに内目からロスなく突いていくことを継続していって欲しいです。

激しい先行争いにはならず外目の2番手を揉まれず追走。3角で外からプレッシャーを受ける形になると徐々に手応えに余裕がなくなり、4角で逃げ馬が膨らんできた煽りを受けてしまう。さすがに直線で巻き返す脚はなく、手前を替えぬまま失速してしまう。★ベルラガッツォ

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Photo_3 ベルラガッツォ(セ・中内田)父オルフェーヴル 母ベッラレイア

日曜小倉2R 3歳未勝利(ダ1700m)10着(2番人気) 藤岡佑J

まずまずスタートから、2番手を追走します。3コーナー手前で早めに先頭に並びかけていきますが、直線半ばで脚が上がってしまい、後方でゴールしています。

藤岡佑介騎手「直線手前で外に振られる不利はありましたが、3コーナーの時点ですでに手応えが良くなかったですし、最後は止まっていましたね。それに、あの競馬でも手前を替えてくれませんでしたし、その分ひと伸びもありませんでした。今回乗せてもらった印象ですと、前半は頑張ってくれるタイプですが、後半にかけて気持ちが切れてしまうタイプのように感じましたし、外から馬が来ると嫌がるような面もありましたから、馬具の工夫と距離を短縮させた方が良いでしょう。幸いゲートは速い方ですので、すんなり先手を取れればこの馬の力を出し切れますから、ハナを叩いてどこまで粘れるかが鍵となりますかね。また、今日のように時計の速い馬場よりは、パワーの要する乾いたダートの方が合っていると思います」

中内田調教師「小倉までの輸送は問題なかったですし、良い状態でレースに向かうことが出来ました。上手く流れに乗っていけて、勝負どころではスッと反応してくれたので、これなら良い競馬をしてくれると思っていました。ただ、最後の直線では早々に脚が上がってしまいましたね。勝負どころで早めに動いて行ったとはいえ、あそこまで負ける馬ではないですから、気持ちの問題が大きいように思います。ジョッキーも馬具を試してみるのも手だと言っていましたから、次走は何かしら対策を練りたいと思います。ただ、続戦させてレースを止めてしまう癖がついてしまうと厄介なので、その辺りを踏まえてこの後の予定を検討させていただきたいと思います」(レース結果)

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【次走へのメモ】

相変わらずフットワークが一息。先行したが、直線は止まり過ぎ。(B誌)

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・在厩場所:栗東トレセン/20日に滋賀県・NFしがらきへ放牧予定
・調教内容:軽めの運動

中内田師「小倉からトレセンに戻って状態を確認したところ、脚元などにダメージは見られないものの、疲れた様子を見せているので、さすがにこのまま続戦という訳にはいかないですね。心身ともにリフレッシュさせる方が良いと思いますので、一旦牧場へ戻して立て直してもらおうと思います」(2/19近況)

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当日の馬体重は前走から増減なしということで、ひとまず輸送は無難にこなしてくれたベルラガッツォ。ただ、パドックの映像を見ると、耳を頻繁に動かし、初めての環境にソワソワしている感じ。ひと叩きして状態アップを見込んでいましたが、何となく嫌な予感が…。

レースは五分のスタートからやはり先行策を選択。思っていたよりも激しい先行争いにはならず、外目の2番手で揉まれることなく追走。悪くない感じで走れていたと思いますが、3角あたりで後続が外から並びかけてくると、被せられるように抵抗するのがやっと。だんだん手応えに余裕がなくなってきて、4角を回る時には逃げ馬が外へ膨らんだ煽りを受けてしまいました。そこから立て直して追い出すも、挽回できるような脚はなく、今回も直線で手前を替え切れぬまま失速してしまいました。

レース後のベルラガッツォですが、脚元等に異常は見受けられないも、小倉への遠征+精神的負担が大きかったのか疲れた素振り。気持ちも萎えていると思うので、ここは心身のリフレッシュを図るしかありません。また、脆さを覗かせている現状では『出走したら即放牧』というパターンの方が良いのかなと思います。

前走で未勝利にメドを立てたかなと思ったのですが、その一方で去勢手術をした効果があまり感じられなかったこと+逃げるという単調な競馬での3着だったので信頼し切れていなかったのですが、嫌な予感が的中してしまいました。今後は距離を短縮して粘り込みを図りたいとのことですが、個人的には序盤から忙しい競馬はやはり合っていないと思うので、序盤はじっくり進めて、勝負どころから大外を捲っていく形の方がベターに思うのですが…。スパッと切れなくても、プレッシャーが少なければ長く脚を使ってくれそうですから、こういう形を慣らしていって欲しいです。逃げて運よく1勝できたとしても、その後が続かないと思います。

19日に美浦・栗田厩舎へ帰厩しています。☆シェダル

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Photo_3 シェダル(牡・栗田徹)父ゴールドアリュール 母マイティースルー

・在厩場所:19日に美浦トレセンへ帰厩
・次走予定:第2回中山開催

栗田師「19日の検疫が回ってきましたので、こちらへ戻させていただきました。まずはよく馬体を確認させていただき、問題なければ明日から乗り運動をスタートする予定です。具体的な番組については、調教の動きを見ながら検討させていただければと思います」(2/19近況)

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前回の更新で次の中山開催での出走を目指していることが正式に決まったシェダルは19日の検疫で美浦・栗田厩舎へ帰厩しています。

具体的な番組については少し濁していますが、競馬ブックの情報(3月8日・ダ1800m)が先に出ており、レース2週間前に帰厩したことを踏まえると、これから追い切りを重ねていく中で不安を発症しない限り、8日の出走となるでしょう。

デビュー戦はセンスの良さを存分に感じさせる走りで2着馬に大差をつける圧勝。勿論、昇級戦となる次走でも大いに期待はしています。ただ、今度は1つ勝っている馬同士ですし、力のある関西馬の遠征も考えられます。揉まれずに楽に勝ってしまったことは次走へ臨むにあたっては逆に不安点に。前向きさに溢れる馬でもないだけに気持ちの弱さがあるかも。個人的にも2戦目を重視しているので、1つ躓いてしまうのか跳ねのけて先々への期待・展望が更に広がるのか。どちらに転ぶことやら…。

18日に栗東・藤原英厩舎へ帰厩しています。☆トルネードフラッグ

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Photo_6 トルネードフラッグ(牝・藤原英)父キングカメハメハ 母ハリケーンフラッグ

2020.02.19
栗東トレセンで1ハロン18秒前後のキャンターを消化。心身共にコンディションに特に異常は認められず、もう少しの間は入念に乗り込みます。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、体調、条件、出走状況等を踏まえながら目標のレースを決めます。

○田代調教助手 「2月19日(水)は普通キャンター。進めて行けそうな感じですよ。牝馬限定のダ1800m戦へ行くのが基本線。中京にも番組が組まれており、こちらも候補に挙がりますね。徐々にピッチを上げる方針。仕上がりを見て目標を絞りましょう」

2020.02.18
2月18日(火)に栗東トレセンへ帰厩しました。ひとまずは1ハロン18秒前後のキャンターで仕上がり具合の把握に努める方針。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、体調、条件、出走状況等を踏まえながら目標のレースを決めます。

○当地スタッフ 「来た当初は背腰に幾らか硬さが感じられる状態。でも、そのあたりも徐々に解れています。2月18日(火)に再びトレセンへ向かう段取りに。短期間の滞在でウチでは軽く跨った程度ながら、無事に送り出せそうなのは何よりかも知れません」

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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回復ぶりがスローだったトルネードフラッグは回復を促す為に一旦グリーンウッドへ移動。放牧に出た当時から短期で厩舎へ戻すと言われていたトルネードフラッグですが、早速18日に栗東・藤原英厩舎へ。10日間の滞在で早いところは乗らず、馬体のケアに集中。状態は上向きで戻ってきているので、その上昇気流を良い方へと導いていってもらえればと思います。

次走は牝馬限定のダ1800mを予定。番組の絞り込みはこれからですが、次の阪神開催&中京開催では週1鞍必ず牝馬限定のダ1800mが組まれています。鞍上の都合や相手関係を見定めて、次走で勝てるように最善を尽くしてもらえればと思います。

昇級戦ではさすがに厳しいと見ていたも、前走の快勝劇を再現するかのレース運び。残り200mで抜け出した時には押し切れるかなと一瞬思うも、最後は勝ち馬の地力に捻じ伏せられて2着。タフな馬場はホント上手。☆ヴィッセン

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Photo ヴィッセン(牡・斉藤崇)父ディープインパクト 母ダンツクレバー

土曜京都10R 松籟S(芝2400m)2着(8番人気) 坂井瑠J

今回もブリンカーを着用しています。互角のスタートから二の脚を活かして好位2番手を追走。3~4コーナーで先頭に並び掛け、最後の直線で先頭に立つとそのまま粘り込みを図りますが、ゴール直前で差し切られ、昇級戦は惜しくも2着に敗れています。

坂井瑠星騎手「前走のようなレースをしようと心掛けていましたが、無理せず2番手に取り付けられましたし、勝負どころでは良い手応えで上がっていくことが出来ました。手応えから仕掛けをもうワンテンポ遅らせることも考えましたが、待ってもジリジリとしか伸びないと思い、強気の競馬をしました。結果的にゴール手前で脚が上がってしまいましたが、この馬の能力はうまく引き出せたのかなと思います。今の京都の馬場が合っているのかもしれませんが、昇級戦としては良く頑張ってくれたと思います」

斉藤崇史調教師「昇級戦でもありましたので、そこまで強気なことは言えませんでしたが、メンバーが揃っていた中で自分の競馬が出来ましたし、見せ場は作れたかなと思います。ハンデも有利に働いたと思うので、別定戦になった時にどうなるか半信半疑なところがありますが、このクラスでも条件が嵌ればやれることが分かりました。短期放牧を挟んだとはいえ、前走から強行軍でもありましたので、トレセンに戻って状態を確認した後は、これまでの疲れを取る為に放牧へ出す予定です」(レース結果)

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【次走へのメモ】

2番手から。4角を回り込んで先頭へ立った後、残り1ハロンでは2馬身ほどのリードがあった。ラストでトーセンカンビーナの強襲に屈したが、早めスパートの形で好走。適度に時計を要す今開催の京都芝が合う。(B誌)

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・在厩場所:19日に滋賀県・NFしがらきへ放牧

斉藤崇師「トレセンに戻って状態を確認したところ、大きなダメージはなく、体調も問題ありませんでしたが、予定通り放牧に出しました。次走の予定につきましては、牧場で馬の状態を確認しながら考えて行きたいと思います」(2/19近況)

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A.シュタルケJの完璧なレース運びで久々の勝利を得たヴィッセン。再度同舞台だったので、淡い期待はありましたが、相手関係に目を遣ると前走からの強化は明らかだったので昇級の壁が待っているのかなと考えていました。

隣りのトーセンカンビーナがゲート内で煩く、それに釣られて出遅れないか心配でしたが、ポンとゲートを出るとスッと2番手をキープ。先手を奪うと思われたエーティーラッセンに微妙にプレッシャーを掛けつつ、ヴィッセンは気分良く追走できていたと思います。その後は特に目立った動きはなく、3角の坂の下りからジワッと先頭へ並び掛けていき、4角を回って直線へ向いたところで早くも先頭へ。ここまでは前走の走りを見事にコピー出来ていたと思います。

先頭へ躍り出たヴィッセンは後続を待たずに早めスパート。残り200mぐらいで後続を少し突き放した時は『やったか…』と思いました。ただ、残り100mぐらいからがゴールが長くて…。さすがに脚が上がっていましたが、懸命な粘り込み。タフな馬場だったのでそれでも押し切れるかなと思ったのですが、勝ったトーセンカンビーナはこういう馬場もさほど苦にすることなく、最後は地力の差・決め手の差で捻じ伏せられてしまいました。

それでも昇級戦に臆することなく、自分の競馬に徹することが出来たヴィッセンは立派の一言。テン乗りだった坂井瑠Jはヴィッセンの特徴をしっかり把握して乗ってくれたと思いますし、久々の勝利をもたらした前走の走りが良い手本となってくれました。

レース後のヴィッセンですが、馬体のチェックを済ました後、19日にNFしがらきへ放牧に出ています。まずはタフな馬場で激走した疲れを取り除くことに全力を注いでもらえればと思います。

9歳にしてOP入りという偉業まであと僅かでしたが、個人的にはOPや重賞ではさすがに辛いと思うので、まだまだ息長く活躍してもらいたいという観点ではこの2着はベストだったかなと思います。ベストはハンデ戦でしょうが、関西圏の芝2400mに照準を合わせ続け、定量戦でも頑張ってもらいたいです。

ロードなお馬さん(3歳牝馬・1勝馬)

Photo_6 ヴィースバーデン

滋賀・グリーンウッドトレーニング在厩。ウォーキングマシン90分、ポリトラックコース・キャンター2500m(1ハロン20~22秒ペース)。

○当地スタッフ 「先週一杯はウォーキングマシン。競馬を走り終えて日が浅いのを踏まえ、ひとまずは十分に余裕を持たせました。そして2月17日(月)より跨り始めるように。ボリュームアップを・・・との指示が出ており、それを意識しながら進めましょう」

Photo_6 シベール

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分。2月14日(金)に美浦トレセンより移動しました。

○当地スタッフ 「2月14日(金)より管理を任されており、ひとまずはウォーキングマシンに止めて様子を窺っています。事前に伝えられていた通り、脚元については大丈夫そう。一方、頑張って走ったなりに身体が絞れているだけに、楽をさせて取り戻しましょう」

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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ヴィースバーデンは前走の疲れを取り除く為に軽めの調整に終始してきましたが、17日から軽く乗り出しています。体調は問題ありませんが、この馬の課題は馬体重の維持。ピリピリしやすい気性の分、追い切りを重ねるとカイバ食いが落ちてくるので、そういうのを見越して、牧場時はフックラ以上にゆとりを持たせた馬体でいられるように工夫していって欲しいです。

シベールは14日に千葉・ケイアイファームへ到着。特に馬体面で異常は見受けられないので、軽めの調整に終始してもらい、細くなってしまった馬体の回復に集中してもらえればと思います。馬格に似合ったボリュームを保つのはなかなか難しいとは思いますが、気性面でピリピリし過ぎてこないようにオンオフの切り替えも意識して接してもらえればと思います。

17日に喉頭蓋エントラップメントの切開手術を終えています。☆レインドロップス

Photo_6 レインドロップス

三石・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン30分。

○当地スタッフ 「喉頭蓋の上部を包んでいるヒダの切除が必要です。輸送熱も認められなかった為、2月17日(月)に処置を実施。無事に済んでいますよ。完全には休ませず、歩行運動を継続。このまま同様の内容を繰り返し、2週間後に再検査・・・でしょう」

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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喉頭蓋エントラップメントの症状が確認されたレインドロップスは14日に北海道へ戻っていましたが、輸送熱に見舞われることもなく、体調も安定していたことから早速17日に切開の処置を実施。ひとまず無事に終えたようですし、簡単な手術ということでウォーキングマシンでの運動は継続しています。今後は2週間後に再検査を行うようなので、そこで良好な経過が確認できれば、トレッドミルでの運動や馬場での乗り出しを開始していくものと思います。

焦りは禁物ですが、いまだ未出走の身なので、出来るだけ早く態勢が整っていくように尽力してもらえればと思います。

2020年2月19日 (水)

【動画更新】ピクシーナイト&ドゥラモンド

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Photo ピクシーナイト

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Photo ドゥラモンド

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これまで行儀よく登坂していたピクシーナイトですが、今回の調教動画は少しテンションが高くなっていたのか、序盤は頭を上げる面が多々ありました。意外な姿にちょっとショックでしたが、最後の方はリズムを取り戻した感じで駆け上がってはいました。フットワーク自体は大きくて素軽さは十分。

ドゥラモンドは少し口が硬いところはありますが、今回も元気いっぱいの走りっぷり。鞍上が軽く促すとギアを上げることが出来るのが魅力です。精神面で幼さは残すでしょうが、このまま順調なら春頃には移動の声が届くかもしれません。とにかく無駄な怪我をしないようにお願いします。

2020年2月18日 (火)

シルクなお馬さん(4歳上・北海道組)

Photo モンドインテロ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム早来
・調教内容:トレッドミルでキャンター

担当者「この中間は予定通り、トレッドミルでの運動を行っています。調教メニューは変わりましたが、無難に対応してくれていますね。脚元の状態も変わらず進められていますので、この状態を維持しながらペースアップを図りたいですね」(2/14近況)

Photo パラダイスリーフ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム早来
・調教内容:曳き運動

担当者「運動後の水冷治療で腫れは抑えられているものの、まだ無理は出来ませんから引き続き曳き運動で様子を見ています。飼い葉は残さず食べてくれていますし、体調面に心配は要りませんね。今後も脚元の状態を見ながら進めていきます」(2/14近況)

Photo ブロードアリュール

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:ウォーキングマシン

担当者「この中間は左前球節のレントゲン検査を行いました。獣医によると『経過は良好ですから、ウォーキングマシンでの運動時間を増やして良いと思います。また、そろそろ次のステップに移っても問題無いでしょう』とのことでした。順調に回復が見られますので、この調子で進めていきたいですね。馬体重は510キロです」(2/14近況)

Photo ジーナアイリス

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン15~17秒のキャンター2本、残りの日は軽めの調整

担当者「ようやく体が絞れてきましたので、それに伴い少しずつ動きに素軽さが出てきましたね。特に出だしの硬さが無くなってきたように感じますので、このまま乗り込んで更に動きを上向かせられればと思います。状態に問題無ければ、今月のどこかでペースアップを図る予定です。馬体重は569キロです」(2/14近況)

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モンドインテロは予定通り、トレッドミルでの運動を開始。戸惑うことなく無難に対応出来ているのは何よりです。引き続き脚元へのケアは欠かせませんが、後退することがないように着実に行きましょう。

水冷治療が欠かせないということで、パラダイスリーフの患部には熱を持ちやすいんでしょう。体調が安定してくれているのは嬉しいことですが、なかなか思うようには行きません。まだまだ我慢が必要ですね。

ブロードアリュールは骨折箇所を改めてレントゲン検査を行ったところ、順調な回復を確認。ウォーキングマシンでの運動時間の延長+次のステップへの許可も出ています。そう遠からず、トレッドミルでの運動を始めることになるのかなと思います。

ジーナアイリスは負荷を高めても無難に対応出来ていますし、ようやく馬体も絞れて来ている様子。良い汗を掻くことが出来ています。動きも本数を重ねる毎に余裕が出てきているようですし、このままグングン状態と動きを高めていってもらえればと思います。近々、ペースアップを図るようなのでここを踏ん張ってくれれば、帰厩もしくは本州移動が近づいてくるでしょう。頑張って欲しいです。

2020年2月17日 (月)

ロードなお馬さん(2歳馬)

Photo_6 スターコレクションの18

三石・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ポリトラックコース・ダク1000m→キャンター2000~3000m(1ハロン25~27秒ペース)、トレッドミル・並脚600m→ダク1000m→キャンター2500~3000m。1月下旬測定の馬体重は516キロ。

○当地スタッフ 「大舞台を目指したくなる存在。とは言え、あくまでも2月時点における評価ですからね。速いところを交えてからの動きや、ここから先の成長次第で変わって来るかも知れません。母の産駒に多かった硬さと無縁。今のところは期待が勝っています」

Photo_6 ダイヤモンドローズの18

三石・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ポリトラックコース・ダク1000m→キャンター2000~3000m(1ハロン25~27秒ペース)、トレッドミル・並脚600m→ダク1000m→キャンター2500~3000m。1月下旬測定の馬体重は532キロ。

○当地スタッフ 「必要に応じて気合いが乗るタイプで、オンとオフを明確に分けられるのは強味。そう言った面からは安定して能力を発揮できそうです。月単位で馬体の変化を振り返ると少しずつ幅が出て来た印象。現状は丁度良い姿で太くも細くもないと思います」

Photo_6 ワイルドココの18

三石・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ポリトラックコース・ダク1000m→キャンター2000~3000m(1ハロン25~27秒ペース)、トレッドミル・並脚600m→ダク1000m→キャンター2500~3000m。1月下旬測定の馬体重は493キロ。

○当地スタッフ 「小規模なポリトラックでのダクとキャンターで基本動作を確認。そして、トレッドミルでは負荷を変えながら心肺機能を鍛えています。背中の感触は相変わらず抜群。3月から取り入れる予定のスピード調教に備え、着々と準備が整いつつあります」

Photo_6 キャサリンオブアラゴンの18

三石・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ポリトラックコース・ダク1000m→キャンター2000~3000m(1ハロン25~27秒ペース)、トレッドミル・並脚600m→ダク1000m→キャンター2500~3000m。1月下旬測定の馬体重は469キロ。

○当地スタッフ 「3月に坂路へ入れて相応のペースで乗るプランを立てているだけに、少し前から意図的に餌を増やしています。1ヶ月単位で見ればボリュームアップが叶った一方、直近の馬体重は470キロぐらいで停滞。更に余裕を作った上で負荷を高めましょう」

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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満口になっても高い評価を与えてくれているのは本物だと思いたいスターコレクションの18。ただ、速いところをまだ行っていない段階なので、来月以降の評価がどうなるかです。また、母系は体質面で弱さがあるので、順調に進んでいくかどうかもターニングポイントとなるでしょう。

ダイヤモンドローズの18は精神面で大人びたところがあるのは魅力の1つ。また、立派な馬格を誇るだけに、それに動き・フットワークが上手にリンクしていってくれれば良いのですが。坂路の屋根が完成すれば動画もアップされると思うので、早く走りを見てみたい1頭です。

ワイルドココの18は潜在能力の高さを感じますが、やはりこの母の仔は精神面が鍵に。ですので、期待し過ぎるとダメな時のショックが大きくなりそう。だんだん仔馬のレベルが上がっていっていると思いたいですが…。

キャサリンオブアラゴンの18は当たれば大きいかなと思うも、やはりクロスがキツいので、これからどこかでその影響が出てきそう。牝馬が走る母の仔ですが、どうかなあ。馬体をもっと膨らませて3月からの坂路調教へ備えてもらえればと思います。

シルクなお馬さん(3歳牡馬・NFしがらき組)

Photo_3 サリオス

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:周回コースでキャンター、坂路コースでハロン17秒

厩舎長「この中間も周回コースと坂路コースで乗っていますが、気が入り過ぎることもなく、とても落ち着いていますよ。乗り出した後も順調に進められていますし、コンディションが良く、乗り出して間もない割にはいい体付きをしていますよ。この調子で徐々に運動量を増やしていきたいと思います。馬体重は575キロです」(2/14近況)

Photo_3 エルスネル

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:周回コースでキャンター、坂路コースでハロン15秒

厩舎長「この中間も順調に進められており、動きも良くなってきました。西園師は来週か再来週には帰厩させたいと仰っていましたので、今の状態を維持しながら移動に備えていきたいと思います。馬体重は446キロです」(2/14近況)

Photo_3 パーフェクトルール

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:周回コースでキャンター、坂路コースでハロン14~15秒

厩舎長「乗り込んでいくにつれて動きが素軽くなってきましたし、馬体もメリハリが出てきましたよ。この中間も坂路で15秒から14秒のペースをコンスタントに行っていますので、この調子で帰厩に向けて鍛えていきたいと思います。馬体重は480キロです」(2/14近況)

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サリオスはこの中間も普通キャンターでリラックス調整。馬体は少し立派ですが、じっくり立て直してきた効果で以前よりも更にオンオフの切り替えが上手に付くように。大人びた気性は大きな武器です。次走に関して、発表はありませんが、漏れ伝わってくる情報ではやはりスプリングSからの始動みたいです。

馬の良化度に関しては不満のあるエルスネルですが、調教自体はコツコツと消化。そろそろ帰厩させたいということなので、正式に声が掛かるまでは無理のない範囲で乗り進めてもらえればと思います。

引き続き攻めの調教を行っているパーフェクトルールはしっかり耐え、着実に馬は良くなっています。ただ、目に見えない疲れがあるかもしれないので、いつもと違う仕草が見受けられたら臨機応変に対処してもらえればと思います。

ロードなお馬さん(5歳・牧場組)

Photo_6 ロードダヴィンチ

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン18~20秒ペース)。2月6日(木)測定の馬体重は539キロ。

○当地スタッフ 「ダクとハッキングで違和感を覚えなかった為、2月5日(水)には1周1800mのダートコースへ連れ出す形。7日(金)以降は普通キャンターも織り交ぜています。ここまでは順当なステップアップが叶っている通り、なかなか具合も良いでしょう」

Photo_6 ロードエース

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン18~20秒ペース)。2月6日(木)測定の馬体重は534キロ。

○当地スタッフ 「時間の経過と共にスムーズに立ち直った感じ。普通キャンターも行なっている通り、今は順調に乗り込めています。遠からずに15-15も消化する予定。その際の動きや翌日以降のダメージの有無を見た上で、栗東へ戻すタイミングを相談したいです」

Photo_6 シグナライズ

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン18~20秒ペース)。2月6日(木)測定の馬体重は524キロ。

○当地スタッフ 「2月6日(木)以降はトラックへ足を運び、普通キャンターも交えています。こちらへ移った当初に比べると背中の張りも緩和するなど、望むべき方向へ進んでいるのは確か。当面は同様のパターンを続け、具合と相談しながら慎重に進めたいです」

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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角馬場でじっくり馬体を解してきたダヴィンチはこの中間から馬場での乗り込みを開始。普通キャンターまでスムーズにペースアップ出来ているので状態面の不安はないでしょう。ただ、太りやすい馬なのでそこには十分気をつけながら進めてもらいたいです。

小休止があったエースですが、この中間は順調にペースを取り戻してくれています。そして近々ハロン15秒の調教を予定しているようなので、帰厩へ向けてドンドン進めてもらえればと思います。

シグナライズも角馬場から馬場での乗り込みへ前進。背中の張りに対しては引き続き入念なケアを行ってもらい、徐々に負荷を高めていってもらえればと思います。同じ父フランケルのモズアスコットがダートでも強いところを示したので、それに倣って次走ではダ1200m~ダ1400mに狙いを定めてもらいたいです。

2020年2月16日 (日)

ロードなお馬さん(3歳牡馬・牧場組)

Photo_6 ロードフェローズ

滋賀・グリーンウッドトレーニング在厩。ウォーキングマシン90分、ポリトラックコース・キャンター2500m(1ハロン20~22秒ペース)、ウッドチップ坂路コース・キャンター650m×1本(1ハロン15~20秒ペース)。

○当地スタッフ 「強目のトレーニングを課すように。ひとまずは無難な対応を見せており、その後も大きな反動は生じていません。脚元等にも不安は覚えぬ印象だけに、このまま本数を重ねて行くばかり。その過程で藤岡先生と移動プランを相談・・・でしょう」

Photo_6 ロードクラージュ

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、角馬場でダク1500m→ハッキング3000m。2月6日(木)測定の馬体重は473キロ。

○当地スタッフ 「2月4日(火)にバトンタッチ。到着後の歩様チェックで違和感を覚えず、体温の上昇も認められませんでした。輸送の疲れを取り除いた上で、6日(木)に角馬場へ。ひとまずはダクとハッキングを繰り返し、様子を見ながらダートへ向かいます」

Photo_6 ロードドミニオン

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン15~20秒ペース)。2月6日(木)測定の馬体重は480キロ。

○当地スタッフ 「先週は2月4日(火)に6ハロンの15-15を消化。相応に前向きさが窺えるなど、意欲的に稽古に臨めている部分に好感が持てます。厩舎サイドと移動日を相談中。馬運車が迎えに来るタイミングが近付いて来ただけに、健康管理を徹底しましょう」

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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フェローズは順調に攻めを強化中。ただ、トモの緩さ等は急に良くなる訳もないので…。レースを経験させていく中で力強さが加わってくれればと思いますが、それと同時に気持ちが悪い方へ向かないように気を配っていってもらいたいです。

千葉に到着したクラージュですが、体温の上昇等もなく、ひとまず良い雰囲気。角馬場で身のこなし等をしっかり確認の上、馬場での乗り込みを進めていってもらえればと思います。

ドミニオンは意欲的に乗り進めながら馬体重は480キロまで到達。素直に良い成長を遂げていると思いたいところですが…。次走で変わり身が見られるかどうか、ドミニオンの競走馬生活を左右するような1戦になってくるのかなと見ています。また、前向きさが出てきたのなら、距離は改めてマイルに戻してみて欲しいです。

次走は来月15日の中京・沈丁花賞を予定しています。近々帰厩することに。☆ヴァンタブラック。

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Photo_3 ヴァンタブラック(牡・須貝)父ブラックタイド 母プチノワール

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・次走予定:中京3月15日・沈丁花賞
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン15秒

調教主任「順調に進められていましたので、この中間から坂路で15-15までペースを上げています。負荷を掛けた後もしっかり対応していますし、この馬なりに良い動きを見せていますよ。須貝師から3月15日の中京・沈丁花賞に向かいたいと連絡があり、来週か再来週にはトレセンへ帰厩することになると思いますので、今の状態を維持しながら移動に備えておきます。馬体重は539キロです」(2/14近況)

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前回の更新で、このまま問題なければ3月あたりのレースを目標にと示唆されていたヴァンタブラック。この中間も順調に乗り込まれ、ハロン15秒までペースアップ。疲れ・反動を見せることなく対応してくれています。

そして順調にペースアップ出来ていることから、正式に3月中の出走へGOサインが出て、来月15日の中京・沈丁花賞を目指すことに。当日はメイン競走に金鯱賞があるので、引き続きC.ルメールJが乗ってくれるのかな? そうなれば頼もしい限りです。

来週or再来週にはトレセンへということなので、これからは無理のない範囲で乗り進め、正式に声が届くのを待ってもらえればと思います。

シルクなお馬さん(4歳上・NFしがらき組)

Photo_3 ナイトバナレット

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン17秒

厩舎長「先週一杯は軽めの運動に控えていましたが、その後も変わりなかったので、今週から坂路で乗り出しています。左トモにまだ疲れが感じられますが、調教を控えるほどではないので、ケアをしながら調整していきたいと思います。馬体重は509キロです」(2/14近況)

Photo_3 シングルアップ

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・次走予定:中京3月28日・障害オープン
・調教内容:周回コースでキャンター、坂路コースでハロン15秒

厩舎長「移動当初はやや疲れが見られましたが、すぐ持ち直して今では元気いっぱいです。今週から乗り運動を開始しましたが、特に問題なかったので週半ばから坂路で15-15を開始しています。今の感じなら予定しているレースには十分間に合うと思うので、このまま乗り込みを続けていきます。馬体重は561キロです」(2/14近況)

Photo_3 ピボットポイント

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:周回コースでキャンター、坂路コースでハロン15秒

厩舎長「この中間も坂路で15-15のペースで登坂していますが、硬さもなく動きは良くなってきています。順調にここまで進めてきましたし、いつ声が掛かっても良い状態にあるので、引き続き乗り込みながら移動に備えておきたいと思います。馬体重は527キロです」(2/14近況)

Photo アマネセール

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容::トレッドミル、坂路コースでハロン17秒

厩舎長「この中間も坂路でハロン17秒のペースで乗り込んでいますが、余裕を持って登坂できているので、週末から徐々にペースを上げていこうと思っています。コンディションが崩れることもなく、良い状態をキープしているので、この調子で進めていきたいですね。馬体重は493キロです」(2/7近況)

Photo クレッセントムーン

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン15秒

厩舎長「先週は坂路で15-15を開始しましたが、その後も順調に進められています。このまま問題なければ3~4月の競馬を目標にトレセンへ帰厩させる方向で高野師と話し合っていますので、移動に備えて乗り込みを続けていきます。馬体重は528キロです」(2/14近況)

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移動してきて約1週間は回復を優先させてきたシングルアップですが、ここ最近になって坂路での乗り込みを開始。左トモに若干疲れがあるようですが、ケアと続ければ大丈夫な範囲とのこと。まあ、慌てる必要はないと思うので、もう少しの間はゆっくりゆっくりで行きましょう。

6日にNFしがらきへやってきたシングルアップは少しクタびれた様子でしたが、尾を引くことなく回復へ。乗り運動を再開して既にハロン15秒のところを乗り出しているので、予定している3月末のレースには間に合いそう。ローカル場所は低目の障害なのでスピードのあるシングルアップには向く筈。控えても味がないので、障害1・2戦目のようにビュンビュン飛ばしていく戦法で巻き返して欲しい。

ピボットポイントは3月のレースを予定しているので、帰厩の声がまもなく届くでしょうが、この中間もしっかり負荷を掛けて乗り込み中。リフレッシュ出来たことで硬さが軽減されているのも好感です。状態は帰厩できるレベルに到達していると思うので、無理のない範囲で乗り込み、体調維持に努めてもらいたいです。

アマネセールは引き続き普通キャンターで乗り込み中。手応えには余裕があるようなので、ペースを更に上げても、無難に対応してくれていると思います。

クレッセントムーンはトレッドミルを併用しつつ、坂路でハロン15秒のところを丹念に乗り込み中。動きはホント良いのですが、不可解な敗戦を喫するなど不安定なところを抱えています。個人的にはもう少し鍛え上げてから帰厩させるようにして欲しいです。

焼魚定食のまんぷく予想 vol.614

(京都11R)京都記念(G2)

◎カレンブーケドール、○ステイフーリッシュ、△クロノジェネシス、×アルメリアブルーム

この後にドバイ遠征を予定していますし、元々が叩き良化型の◎カレンブーケドール。ただ、53キロでレースが出来るのは有利ですし、前走のジャパンCで牡馬相手に結果を残していることを評価。馬場が渋れば余計に信頼度が増すと思います。

相手筆頭はこの舞台で重賞を勝っている○ステイフーリッシュ。前走はなかなか強い内容でしたし、ここもスムーズに前目でレースの流れに乗れそう。馬場が渋っても大丈夫でしょう。実績は△クロノジェネシスが1番でしょうが、前走はこの舞台での敗戦。距離はやや微妙に思いますし、タフな馬場になると応えてしまうかも。押さえ程度で良いのかなと思います。

あとは地味に力を付けている×アルメリアブルーム。引退間近とは言え、前走で道悪を克服。2・3着なら十分チャンスはありそう。

(東京11R)共同通信杯(G3)

◎マイラプソディ、○フィリオアレグロ、△ダーリントンホール、×ビターエンダー、×シングンバズーカ

将来性は○の方かもしれませんが、現段階での完成度を大きく評価してマイラプソディを本命に。左回りも克服済みですし、そこまで器用な馬ではないので直線の長い東京コースは合っているでしょう。渋った馬場への対応力は未知数も、体幹のしっかりした走りをする馬なので大きなマイナスにはならないかと。4連勝を決めてクラシックへ挑んでもらいたいです。

相手本線はキャリア1戦もデビュー戦で馬場を経験して強い勝ち方だった○フィリオアレグロ。△ダーリントンホールは立て直した効果+道悪で巻き返しがあっても。あとは3着争いで×2頭を押さえたいです。

シルクなお馬さん(3歳牡馬・北海道組)

Photo リアンティサージュ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:ウォーキングマシン

担当者「この中間もウォーキングマシンで様子を見ています。先週から大きく変わったところはありませんし、右トモの状態も悪くありませんね。この状態であれば、次のメニューに移っても問題無さそうですよ。早ければ来週からトレッドミルでの運動に入ります」(2/14近況)

Photo ハーツクリスタル

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:曳き運動

担当者「舎飼で様子を見ていましたが、この中間から獣医の許可の下で曳き運動を開始しています。まだ運動時間は少ないものの、歩様はこの馬なりに悪くないと思います。精神面も維持出来ていますので、このまま進めていきます。馬体重は517キロです」(2/14近況)

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リアンティサージュは無理せずにウォーキングマシンで軽く体を動かす程度。右トモの状態は特に変化なし。そろそろトレッドミルへ入れて、徐々に負荷を高めていく予定なので、ひとまずはスムーズに進んでもらいたいです。

ハーツクリスタルは獣医師の許可が出て、曳き運動を開始。まだまだ無理は出来ませんが、落ち着いた様子で取り組めているのは何よりです。

当初の予定を1週繰り上げるも動ける態勢にはある筈。2度目の芝1200mですが、キャリアを積んだ今なら新味を引き出して欲しい。道中で脚を溜め、直線でピリッとした末脚でひと押しを。最低限として掲示板(5着以内)は死守して欲しい。☆ロードイヒラニ

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Photo_3 ロードイヒラニ(牡・千田)父ロードカナロア 母レディカーニバル

2月16日(日)小倉8R・4歳上1勝クラス・芝1200mに藤岡康Jで出走します。2月12日(水)良の栗東・Cウッドチップコースで6ハロン89.0-71.8-56.6-41.5-12.1 9分所を馬なりに乗っています。追い切りの短評は「太め感ないが」でした。発走は13時40分です。

○千田調教師 「2月12日(水)は活気に溢れた動き。送り出せる態勢は十分に整っていますね。前走5着以内の特典を持った馬が、開催ラストは一気に出て来るかも。一方、今週の想定メンバーは幾らか手薄な感じです。その点も考慮。投票へ向かいましょう」

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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第1回小倉10日目(02月16日)
8R 4歳上1勝クラス
芝1200メートル 指定 定量 発走13:40
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 ウーマッハ 牝6 55 勝浦正樹
2 2 イリスファルコン 牝6 55 吉田隼人
3 3 レッドパラス 牝4 55 杉原誠人
3 4 グリニッチヴィレジ 牝7 55 横山武史
4 5 ファクトゥーラ 牝4 53 斎藤新
4 6 ヤマニンベリンダ 牝6 52 小林凌大
5 7 シエルブラン 牝6 55 木幡初也
5 8 ロードイヒラニ 牡5 57 藤岡康太
6 9 ポルボローネ 牝8 55 藤懸貴志
6 10 フレンチイデアル 牡7 57 藤岡佑介
7 11 ロカマドール 牝4 55 丹内祐次
7 12 オメガハートクィン 牝4 54 西村淳也
8 13 ドゥモワゼル 牝6 52 山田敬士
8 14 ルールダーマ 牡5 54 亀田温心

○千田師 「1400メートル、1600メートルではもうひとつピリッとした脚が使えません。この距離で新味を」(競馬ブックより)

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精神面の幼さが残り、揉まれると良くないと言われるロードイヒラニ。ただ、揉まれ込んでパタッと止まる感じではなく、手応えがあるのに伸び切れないレースぶり。集中力が足りないというのか、他馬を押しのけて先頭へ立つという気迫が足りないのか。もどかしい思いに何度もさせられてきました。特に前走は正攻法の競馬で良い感じで進めることが出来ていたと思ったのですが、最後のひと押しが利かず。そこで今回は新味を求める為に芝1200mへの距離短縮を選んできました。

実際のところ、芝1200mは2度目の経験。2戦目に走って7着に終わっていますが、これは幼さが全開でゲートを出てから鳴きながらの追走で前向きさが全くなかった中でのもの。キャリアを積んだ今ならちょっと違うとは思うのです。また、この距離なら前へ行く脚はないと思うので、中団~後方にかけての追走。自然と末脚に賭ける競馬になってくると思います。開催が進んで差しが決まる展開の恩恵も見込みたいです。

今回、放牧明けになりますが、早くから小倉開催への参戦を決めていたので牧場での乗り込みは入念。帰厩後もすぐに追い切りへ移行出来ましたが、当初の予定では来週の競馬を視野に。1週予定を早めたことで中身が伴っているかは若干不安も、元々は仕上がり早なタイプ。力は出してくれるでしょう。レース序盤で流れの乗れない危険性はあるも、そこは藤岡康Jの冷静な手綱捌きに期待。道中でしっかり溜めを利かせて、直線でのひと押しをお願いします。悪くても5着以内は死守して欲しいです。5着以内に入れば、そのまま小倉に滞在して来週の競馬へ連闘することを視野に入れておいて欲しいです。

追い切りではハツラツとした動き。1度使った上積みは見込めるので、小回りのダ1700mへ舞台を移してどう立ち回ることが出来るか。スピード任せの競馬をすると乱ペースに巻き込まれるかも。中団からの追走で勝負どころから外目を捲っていく競馬を見せて欲しい。☆ベルラガッツォ

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Photo_3 ベルラガッツォ(セ・中内田)父オルフェーヴル 母ベッラレイア

日曜小倉2R 3歳未勝利(ダ1700m)6枠7番 藤岡佑J

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:12日にCWコースで追い切り

中内田師「12日にCWコースで追い切りました。藤岡佑介騎手に感触を確かめてもらったところ、『古馬オープンのサヴィ相手に最後まで食らいついてくれましたし、動きも引けを取らなかったですよ。それにゴールを過ぎた後は息がすぐ戻ったぐらいですから、まだ走り足りなかったのかもしれません。良い競馬が期待出来そうです』と言っていました。前走より動き・馬体ともにピリッとしてきましたし、上積みが期待出来そうです。前走は放牧明けでもありましたし、上位と離されてしまったのはその影響もあったと思います。スピードのあるところを見せてくれましたし、小回りコースならそのまま押し切ってくれると思っているので、良い結果を期待したいですね」(2/13近況)

助 手 7CW良 88.0- 71.1- 54.7- 39.6- 12.0 一杯に追う
藤岡佑 12CW良 83.1- 66.8- 52.2- 38.3- 11.8 G前気合付 サヴィ(古オープン)直強めの外0.4秒先行同入

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第1回小倉10日目(02月16日)
2R 3歳未勝利
ダ1700メートル 指定 混合 馬齢 発走10:20
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 リュウノチョッパー 牡3 56 丸田恭介
2 2 ロイヤルパープル 牡3 55 西村淳也
3 3 アーサードライブ 牡3 53 亀田温心
4 4 スイヨウビ 牝3 51 山田敬士
5 5 オメガドラゴン 牡3 56 吉田隼人
5 6 ブラックトマホーク 牡3 56 横山武史
6 7 ベルラガッツォ セ3 56 藤岡佑介
6 8 マスカテル 牡3 56 荻野極
7 9 メイショウオイワキ 牡3 54 斎藤新
7 10 タムロシャイン 牝3 52 団野大成
8 11 アイルビーメジャー 牡3 56 丹内祐次
8 12 グラスコックピット 牡3 56 松若風馬

○猿橋助手 「前走は右手前のまま。粘れなかったのはその分もあると思う。使って良くなっているし、小回りの1700mなら」(競馬ブックより)

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デビュー戦は競馬を全く理解しておらず大敗。気難しさは感じなかったのですが、早速去勢手術をして一新することになったベルラガッツォ。去勢手術をした後のレースということで前走の馬体重はマイナス10キロで臨むこととなりましたが、仕上がり自体は良好。デビュー戦は借りてきた猫状態でシーンとした周回でしたが、前走では良い意味でピリッとした面を覗かせ、活気は十分。この雰囲気なら走ってくれるんじゃないかなと見ていました。

レースでは最内枠ということで砂を被らせると心配ということもあり、ゲートで躓きながらもやや強引にハナへ。道中はマークされている感じはしていましたが、ペース自体は緩やか。4角を回ってくる時の手応えなら何とか凌ぎ切ってくれるかなと思ったのですが…。直線で追われたベルラガッツォは頭を上げてブレーキを掛ける感じはなかったのですが、スッと手前を替えられずにモタモタ。勝ち馬に前へ出られた後、何とか食らい付こうという姿勢は見せてくれましたが、残り100mぐらいで力が尽きてパタッと止まってしまいました。まあ、それでも3着という前走の結果はデビュー戦の走りを考えれば、大幅に前進することが出来て、未勝利突破にメドは立ててくれました。

その後は在厩調整を続け、中2週のローテでここへ。追い切りは2本行うことが出来ていますし、馬場の外目を通りながらラスト1ハロンの時計は上々。ひと叩きして中身がしっかりしてきた印象で上積みは感じさせます。今回、手綱を取る藤岡佑Jに追い切りで感触を掴んでもらったのも有難いです。また、前走の詰めの甘さを考えると、小回りのダ1700mへ舞台を移すのは歓迎の筈。ローカルの1戦とすれば少し相手は揃った感じはしますが、前走3着から更なる前進を期待したいですし求めたい1戦。勿論、勝つのがベストですが…。

ただ、前走で単純に逃げてしまったのが今回どう出るか。今回もハナへ拘ると乱ペースに巻き込まれ、直線ではバタバタというケースが考えられます。藤岡佑Jがどういう競馬を組み立ててくれるか期待と不安が入り混じっています。個人的な見解ですが、トモに甘さの残る馬なので序盤はじっくり進めて、トモの嵌りが良くなってから仕掛けた方が良いのかなと。前々で立ち回るよりも3角手前からスーッと捲っていくような競馬が合っているのかなと見ています。追い切りの動きをそのまま競馬に当て嵌めるなら、必然的にこういう競馬だと思うのですが。

12日に栗東・森田厩舎へ帰厩しています。☆ロードベイリーフ

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Photo_6 ロードベイリーフ(牡・森田)父ヴァンセンヌ 母ショウナンアオバ

2020.02.13
2月12日(水)に栗東トレセンへ帰厩しました。ひとまずは1ハロン18秒前後のキャンターで仕上がり具合の把握に努める方針。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、体調、条件、出走状況等を踏まえながら目標のレースを決めます。

○森田調教師 「1ヶ月ちょっとの放牧期間を経て、すっかり疲れは取り除けた印象。順調に乗り込めていた最近の様子を踏まえて、2月12日(水)に再び厩舎へ戻しています。事前に触れた通り。中京にも番組は組まれるものの、阪神をメインに据えましょう」

2020.02.10
京都・宇治田原優駿ステーブル在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク600m→ハッキング2400m、ウッドチップ坂路コース・キャンター900m×1本(1ハロン15~20秒ペース)。

○森田調教師 「順当に回復を遂げている様子。リフレッシュして馬自身は元気一杯ですね。コース状態の悪い京都は見送るものの、阪神開催では戦列復帰させたいところ。移動スケジュールの調整に入っており、そう遠からずにトレセンへ・・・と考えています」

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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前走で6着に敗れ、優先権を逃してしまったロードベイリーフ。その為、今回の放牧はじっくり進めてきましたが、右前の球節のケアを行い、馬体のボリュームも回復。乗り込みを重ねることでじわじわ状態を上げてくることが出来ました。これまでの単なるリフレッシュだけでなく、心身の成長も少なからず促すことは出来たのかなと思います。

そして宇治田原優駿STで森田師の視察を受けたベイリーフは13日に栗東へ。馬場の悪い京都はパスして、次の阪神開催での復帰を目指すことになりました。ただ、芝1400mという条件が少ないのが悩ましいところ。来月8日なら中京で1鞍組まれてはいますが…。早めに1勝をと考えるのなら、ダ1400mへ向かうのもありかなと思います。ダ1400mなら毎週1鞍は組まれていますから。また、芝1600mは相手がグッと強くなりますし、好走出来たとしても勝ち切るのは容易ではありません。陣営が次走にどこを選んでくるのか楽しみでもあり不安でもあります。

【動画更新】ヒーズオールザット

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Photo ヒーズオールザット

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以前の調教動画では気性面の危うさを感じることがあったヒールオールザットですが、その後の調教動画では真面目に坂路を駆け上がってくれているので一安心。フラフラする面は仕方ないですが、他馬と併せる形になってもグッと反応してくれています。このまま順調に心身の成長が叶ってくれれば嬉しいです。

シルク&ロードなお馬さん(3歳・高橋義忠厩舎)

Photo_3 ミスビアンカ

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:12日に坂路コースで追い切り
・次走予定:中京2月29日・芝1600m(吉田隼J)

高橋忠師「帰厩した後も順調に進められていましたので、12日に坂路で追い切りました。最後まで楽な手応えでしたし、帰厩後1本目としてはまずまず動いてくれました。道中は力むこともなく、リラックスして走っていましたし、リフレッシュの効果が感じられます。このまま順調に仕上がるようなら、2月29日の中京・芝1600mに向かいたいと思っています。なお、ジョッキーは吉田隼人騎手に依頼しています」(2/13近況)

助 手 12栗坂良 54.9- 40.0- 26.0- 12.9 馬なり余力

Photo_6 ロードセッション

2月13日(木)稍重の栗東・坂路コースで1本目に55.0-40.5-26.4-13.2 馬なりに乗っています。短評は「坂路コースで入念」でした。2月29日(土)阪神・3歳未勝利・ダ1800mもしくは3月1日(日)阪神・3歳未勝利・混合・ダ1800mに予定しています。

○高橋調教師 「上昇度がスローとは言え、決して後退している感じは無し。帰厩後も順調に乗り込めており、条件替わりで少しでも良さが出せれば・・・と思っています。状況次第では繰り上げる可能性も。ただ、今のところは阪神開催の1週目が本線でしょう」

≪調教時計≫
20.02.13 助手 栗東坂稍1回 55.0 40.5 26.4 13.2 馬なり余力

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ミスビアンカは帰厩後の初時計を12日にマークしましたが、サッと伸ばした程度でこれぐらい楽に動ければ上々。力みも薄れてきたのは好感です。また、今回の更新で早速次走の予定が決定。右手前で走るのが好きな馬だと思うので、現状は左回りの方がレースがしやすいかも。ただ、厩舎のHPを見ると、1600mは若干長いかもと言われていたので、1週スライドして8日の中京・芝1400mへ回ることかもしれません。

セッションは実が詰まってこないと変わり身を期待し辛いところですが、手前の替え方は幾らか進歩が窺える様子。今は1番底辺にいると思うので、これから上昇していくのみ。その中で早く1つ勝てるところまでは来てほしいです。

試金石の1戦と位置付けて臨むも、手応えは残っているのに、いざ追われてからが案外。非力な馬なのでタフな馬場が応えたとは思うも、それを差し引いても物足りない末脚。内へモタれる面が目立ったし、内面に苦しいところがあるのかも…。★ヴィースバーデン

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Photo_6 ヴィースバーデン(牝・角居)父ディープインパクト 母ワイルドココ

2月8日(土)京都10R・エルフィンS(L)・国際・牝馬限定・芝1600mに和田Jで出走。12頭立て5番人気で7枠9番から平均ペースの道中を7、4、3番手と進み、直線では中央を通って1秒7差の9着でした。馬場は良。タイム1分35秒3、上がり36秒3。馬体重は4キロ減少の416キロでした。

○角居調教師 「調教の感じは悪くないのに加え、荒れているとは言え乾いたコース。それなのに一体どうしたのか・・・。先行グループを掴まえ切れず、後続にも差される形ですからね。まずは馬体を含めて一通りのチェックが必要。その上で対応を検討する方針ながら、いずれにせよ作り直したいと思います」

○和田騎手 「上手くスタートも決まって、望み通りに好位置を確保。向正面は前に壁も作れて、イイ形で運べたでしょう。そして4コーナーではスムーズに外へ。まだ手応えも十分でした。ただ、ゴーサインを出してから全く伸びずに・・・。何とも敗因がハッキリ分からぬところ。申し訳ありません」

☆★画像と情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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【次走へのメモ】

好位直後で折り合いをつけ、ジワッと動いて4角でも余力は十分に映ったが、追い出されると内へモタれて伸びあぐねる。(B誌)

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レース後も特に異常は認められません。現在は心身のリラックスに重点を置いた調整。今後は2月14日(金)に滋賀・グリーンウッドトレーニングへ移動して4月12日(日)阪神・忘れな草賞(L)・国際・牝馬限定・芝2000mへ向けて態勢を整えます。

○酒井調教助手 「無事にトレセンへ。大きな問題は生じていません。母ワイルドココの戦績からも、スタミナは相応に秘めるはず。距離を延ばして良さが出れば・・・。幾らか間隔が空くだけに、近日中に近郊の育成場へ。目標から逆算して帰厩させる予定です」

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デビュー戦をピークに徐々に成績&内容が悪くなっているヴィースバーデン。ここへ向けては一旦放牧を挟んでリフレッシュし、帰厩後の動き&仕上がりも上々。デビュー戦の走りを取り戻せば、ここでも十分やれると思っていましたが、逆にここでも成績が冴えなければ、深刻だなと見ていました。今年の初戦にしてヴィースバーデンには試金石の1戦だったこのエルフィンS。結果は後者の悪い方へ出てしまいました。

一息入れてフックラした姿を見せて欲しかったですが、マイナス4キロでの出走。馬体重はギリギリの線で維持できたかなと思いたいも、やはり食べたものが実になってくれないのは苦しいです。

レースはマズマズのスタートから中団あたりを追走。折り合いは付いていたと思いますが、デビュー戦と比べると追走に余裕がない感じ。距離が忙しいのか気持ちの問題なのかはハッキリ分からないのですが。3角過ぎからジワッと前との差を詰め、4角を回ってくる時の手応えは悪くなかったと思います。そして最後の直線を向いて追われると、一瞬ビュッと伸びたのですが、すぐに苦しくなったのか内へモタれる仕草。非力な馬で今の京都のタフな馬場は不向きなのは重々分かっていますが、それを差し引いても、物足りない走りとしか言えません。

レース後のヴィースバーデンですが、脚元等に異常はなし。個人的には北海道まで戻して夏競馬からの復帰で良いのかなと思うのですが、放牧を挟んで4月12日の阪神・忘れな草賞へ向かう予定です。追走に余裕が出る分、距離延長は良い方へ出るかもしれませんが、期待はかけづらいです。まあ、まずは馬体を十二分に戻すことに専念し、内面で苦しいところがないか調べてみて欲しいです。血統馬だけに何とか再浮上してきてもらわないと…。

【動画更新】ロコポルティ&アリーヴォ

 

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Photo ロコポルティ

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Photo アリーヴォ

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ロコポルティは毛が伸びているのが目立ちますが、調教は前向きに取り組んでいます。走りに関しては、もう少し体を起こして走れるようにお願いしたいところ。フットワークはなかなか良い感じだと思います。

アリーヴォは頭を上げたりと幼い仕草が目立ちますが、5月生まれですし大目に見て上げたいところ。性格面は父ドゥラメンテらしい荒々しさが出てきたのは個人的には良いことかなと見ています。コツコツ乗り込みながら馬体に幅を出すことをまず優先して欲しいです。

息遣いの悪さが気になることから詳しく検査を行ったところ、喉頭蓋エントラップメントが判明。北海道へ戻して切除手術を行うことになりました。★レインドロップス

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Photo_6 レインドロップス(牝・安田隆)父ロードカナロア 母ティアドロップス

2020.02.13
ここに来て喉に違和感が認められます。精密検査を受けたところ喉頭蓋エントラップメントの診断が下されました。2月14日(金)に三石・ケイアイファームへ移動して春以降のレース出走へ向けて不安箇所の治療に努めます。

○当地スタッフ 「過去のチェック時は問題が無かった模様ながら、今回の内視鏡検査で喉頭蓋エントラップメントが判明しました。息遣いの悪さや攻めた際にブレーキが掛かる原因。パフォーマンスの改善を図る為、北海道へ移して簡単な切除手術を受ける予定です」

2020.02.10
千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン13~20秒ペース)。2月6日(木)測定の馬体重は454キロ。

○当地スタッフ 「2月4日(火)に15-15を消化し、7日(金)は5ハロン71秒1、終い12秒7を記録。途中までは悪くなかったものの、垂れてしまったのが気掛かりです。相変わらず息遣いが悪い感じ。獣医師に相談の上、喉の状態を調べるべきかも知れません」

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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以前に息遣いに重さがあると独特な表現をされていたレインドロップス。体力不足が影響しているのかなと見ていましたが、7日に強めの調教を課したところ、5ハロン71秒とゆったり入っているのにラストは12秒後半。ギアが上がっていませんし、相変わらず息遣いに不安とのこと。それを受け、改めて獣医師のチェックを受けたところ、内視鏡検査で喉頭蓋エントラップメントが判明しました。

喉頭蓋エントラップメントは喉の病気の1つで喉頭腹側にある披裂喉頭蓋ヒダが喉頭蓋の背側面を包み込む症状とのこと。このヒダを切開することで正常に戻すことになります。私の出資馬ではソーディヴァインがこの症状で手術を行っています。簡単な手術だと思いますし、体力面でのダメージも少ない筈。術後は出来るだけ早い回復を遂げ、3月から使えるようになる北海道の坂路で鍛え上げてから千葉へ戻してもらえればと思います。

なかなか順調に行きませんが、この手術を良いキッカケとして負の連鎖を断ち切ってもらいたいです。

シルクなお馬さん(5歳上牡馬・NF天栄組)

Photo グランドサッシュ

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・調教内容:周回コースで軽めのキャンター

天栄担当者「こちらに戻ってきて状態を確認しましたが、脚元を含めて大きな問題はありませんでした。先週一杯はトレッドミルで様子を見て、今週から乗り運動を開始しています。良くも悪くもこれまでと比べて大きな変化はないので、徐々に進めていきたいと思います。馬体重は486キロです」(2/14近況)

Photo_3 ヴェルトゥアル

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・調教内容:週3回坂路コースで14-14、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「今週から登坂回数を週3回に増やし、ペースもハロン14秒まで上げています。ペースアップ後も脚元の状態は良い意味で平行線ですし、ここまでは順調に立ち上げることが出来ていますね。馬体重は494キロです」(2/14近況)

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グランドサッシュは6日にNF天栄へ移動してきましたが、その後に悪い変化は窺えず。トレッドミルで体を軽く解していましたが、この中間から周回コースでの乗り運動を開始しています。番組表を確認すると、おそらく次走は5月10日の東京・緑風Sだと思うので、まだまだ時間はあるので、馬体のケアを優先しながら徐々に負荷を高めていってもらえればと思います。

ヴェルトゥアルは週3日坂路でハロン14秒のところを乗り込み中。ハードに攻められていますが、脚元等に反動が出ていないのは何より。障害戦の2戦がちょっと前向きさが足りないように思えたので、普段の調教から気持ちを乗せて行くような取り組みをお願いします。

2020年2月15日 (土)

ハロン15秒の調教でブリンカーの効果を確認。ただ、ここに来て右前脚のソエがぶり返してしまい、騎乗運動を見合わせています。★ロードユリシス

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Photo_6 ロードユリシス(牡・高野)父ロードカナロア 母レディハピネス

千葉・ケイアイファーム在厩。放牧2、3時間。2月6日(木)測定の馬体重は497キロ。

○当地スタッフ 「2月4日(火)と7日(金)に5ハロンから15-15を消化。両側に馬を置いてもグイグイと駆けるなど、少なくとも遮眼革を使った弊害は感じられませんでした。ただ、その後の右前脚にソエの症状。結構気に掛けており、騎乗を見合わせています」

☆★画像と情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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ハロン15秒の走りを定期的に行えるところまで状態を上げてきていたロードユリシス。帰厩後の実戦を見据えて、ブリンカーの感触を確かめるなど考えた調教を行うことが出来ているなあと思ったのですが、ここに来て落ち着いていた右前脚のソエがぶり返してくることに。

根性が足りない馬なので必要以上に痛がっている節はありますが、結構気にしている様子。現在は騎乗運動を控えて、放牧のみの生活で回復を促しています。

帰厩目前だったので痛い頓挫となりましたが、後々まで悪影響を及ぼさないように、この機会にしっかりソエの治療を行い、足元を固めてもらえればと思います。そして幾らかでも心身の成長もこの充電期間に進んでもらいたいです。

シルクなお馬さん(3歳牡馬・NF天栄組)

Photo_3 シェダル

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・次走予定:第2回中山開催
・調教内容:週3回坂路コースで14-14、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「今週も週3回坂路コースでの乗り込みをこなしています。コンスタントに乗り込みながらも疲れは見られず、動きも徐々に上向いてきています。栗田調教師とは来週帰厩させる方向で話していますので、良い状態で送り出せるよう努めていきます。馬体重は522キロです」(2/14近況)

Photo_3 ディランズソング

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・調教内容:週2回坂路コースで14-13、週1回14-14、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「今週から週3回の坂路入りの内、2回は終いハロン13秒まで脚を伸ばしています。ペースを上げた後もしっかりとしたフットワークで駆け上がれていますね。次走の予定が立てられるよう、この感じで乗り込みながら状態アップを図っていきます。馬体重は523キロです」(2/14近況)

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シェダルは引き続き週3日坂路でハロン14秒の調教を行っているも、クタっとした素振りを見せずに元気いっぱい。それに比例して動きも上向いています。予定では来週中の帰厩を予定。やはり競馬ブックの近況に出ていたように来月8日のダ1800mを使うことになりそうです。

ディランズソングも週3日坂路でハロン14秒のところを乗っていますが、その内2本はラストを13秒まで伸ばしています。負荷はかなり掛かっていると思いますが、それにしっかり応えてくれているのは立派。エンジンは良いモノを積んでいると思うので、それを活かせるように前後の連動性のあるフットワークを備えていってもらえればと思います。脚の回転ももっと速くなってもらわないと。

シルクなお馬さん(3歳牝馬・牧場組)

Photo_3 オーサムゲイル

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン14~15秒

厩舎長「この中間も負荷を掛けて鍛えていますが、この馬なりに動きが良くなってきました。後は飼い葉食いが実になってもう一回り大きくなってくれると、力がついて動きも更に良くなってきそうです。体調は変わりありませんし、飼い葉食いもこの馬なりに安定しているので、帰厩の声が掛かるまで乗り込みを続けていきたいと思います。馬体重は437キロです」(2/14近況)

Photo_3 ポレンティア

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・調教内容:週2回坂路コースで14-13、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「今週は坂路コースのペースを終いハロン13秒まで上げていますが、ペースアップ後も動きはしっかりとしていますね。坂路で乗らない日にはトレッドミルで強めのところを行って、内面の強化に努めています。馬体重は507キロです」(2/14近況)

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オーサムゲイルは先週同様に負荷を掛けていますが、馬体重を何とか維持して対応。ひと追い毎に動きは良くなっているようですが、帰厩後に追い切りを重ねるごとに馬体重が減ってしまうようでは心配。食べたものが少しずつでも筋肉として実になってもらいたいです。

ポレンティアは1歩前進する形でハロン14秒のペースで乗って、ラストは13秒まで伸ばすように。膝を含め脚元のケアは念入りに行って欲しいですが、動き自体は良好。今後もトレッドミルを有効活用してもらい、帰厩後の追い切りに耐えられる下地をコツコツ整えていってもらいたいです。

ロードなお馬さん(7歳馬)

Photo_6 ロードプレミアム

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン18~20秒ペース)。2月6日(木)測定の馬体重は543キロ。

○当地スタッフ「この中間もハロン17、18秒のキャンターを継続。中山前半のマイル戦を視野に戻す方向・・・との指示が斎藤調教師より届いており、そのプランに沿って態勢を整えましょう。実際にどの段階で声が掛かっても対応が可能。気になる部分は皆無でしょう」

Photo_6 ロードクエスト

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン15~20秒ペース)。2月6日(木)測定の馬体重は503キロ。

○当地スタッフ 「2月4日(火)と7日(金)にハロン15秒程度で走らせる形。キャリア豊富なオープン馬だけに、このぐらいはスムーズに対応できています。心身共に気になる部分は無し。7歳シーズンを迎えたと言っても、加齢による衰えは一切感じられません」

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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プレミアムは中山前半のマイル戦を予定ということなので、番組表で確認すると8日の芝1600m(平場)のことでしょう。状態の良さは伝わってくるのですが、6日付の馬体重が543キロというのは増え過ぎ。汗を掻きやすい夏場ならそう深刻に捉えることはないでのすが、絞り辛い時季ですから。カイバの量を少し考えてもらいたいです。

クエストも少し馬体重が増え過ぎですが、こちらは7歳になっても前向きさは豊富ですし、代謝の良いタイプ。仕上げモードに入れば、自然と馬体は整ってくると思います。同世代のOP馬・ロードヴァンドールは衰えを理由の1つとして現役を終えましたが、クエストはまだまだ健在。気持ちの若さは今後もずっと維持し続けてもらえればと思います。

完璧な立ち回りを見せた前走と同舞台。昇級の壁にぶち当たるかもしれませんが、失速を恐れずに前走の競馬ぶりを再現することに徹して欲しい。雨の影響が残り、時計の掛かる馬場になってくれれば好都合。★ヴィッセン

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Photo ヴィッセン(牡・斉藤崇)父ディープインパクト 母ダンツクレバー

土曜京都10R 松籟S(芝2400m)7枠10番 坂井瑠J

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:12日にCWコースで追い切り

斉藤崇師「12日にCWコースで追い切りました。大成(団野大成騎手)に感触を確かめてもらったところ、『良い頃の走りと比較すると、ややフォームが小さく感じましたが、追い出しに掛かると良いフットワークで、自らハミを取って進んで行ってくれました。体のバランスも良く、ハミに頼ることもなかったので、状態は良いなと感じました』と言っていました。大きな上積みはないですが、この馬なりに良い状態を保っているので、後は昇級戦でどれだけ力が通用するかですね。前走はこれまでの中で一番と言っていいぐらいのレースでしたから、坂井瑠星騎手には同じような競馬をオーダーしようと思っています」(2/12近況)

団 野 12CW良 84.8- 68.1- 52.9- 38.5- 12.5 馬なり余力

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第2回京都5日目(02月15日)
10R 松籟S
芝2400メートル 4歳上3勝クラス 指定 混合 ハンデ 発走15:00
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 スズカルパン 牡11 52 岩田望来
2 2 スヴァルナ 牡5 56 A.シュタルケ
3 3 ミスマンマミーア 牝5 53 池添謙一
4 4 バラックパリンカ 牡4 55 和田竜二
5 5 ヘリファルテ 牡6 56 松山弘平
5 6 エーティーラッセン 牡6 55 四位洋文
6 7 アドマイヤアゼリ 牡6 54 北村友一
6 8 マスターコード 牡6 56 幸英明
7 9 トーセンカンビーナ 牡4 55 藤岡康太
7 10 ヴィッセン 牡9 54 坂井瑠星
8 11 タイセイモナーク 牡4 54 川田将雅
8 12 エクセレントミスズ 牡7 52 国分恭介

○斉藤崇師 「前走はジョッキーがうまく乗って、いい勝ち方をしてくれました。体調はいい意味で安定。あとは3勝クラスでどうかでしょう」(競馬ブックより)

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前走の京都・睦月賞で4年4ヶ月ぶりの勝利を挙げたヴィッセン。9歳という年齢を考えるとホント頭の下がる思いですが、好発から2番手追走→4角先頭で押し切るといったレースぶりは着差以上に強かったですし、この内容なら「昇級しても…」と淡い期待も持たせてくれました。

前走後はその足でNFしがらきへ放牧。そしてレースからちょうど1週間後には帰厩と慌ただしく動きましたが、すぐに時計を出すことが出来たように状態は悪くなさそう。ただ、良い頃と比べると、寒さや目に見えない疲れからかフォームが少し小さくなっている様子。追い切り後のケア等でどこまで前走時のデキに近づくことが出来ているか…。

また、先週の京都の芝は速い時計が出るように戻っていました。今週も同じ傾向なら辛いところですが、週中の雨でそれは回避できそう。時計の掛かる芝(良・稍重)はヴィッセン向きの馬場といって支障はない筈。前走で完璧に乗ってくれたA.シュタルケJは先約があって乗りませんが、個人的に最近相性の良い坂井瑠Jが乗ってくれるのは楽しみです。レースとすれば、前走を完コピするように積極的な立ち回りで後続に切れる脚を使わせないこと。格上の日経新春杯(G2)で渋太く粘り込んだエーティーラッセンを絶好の目標として、ヴィッセンと坂井瑠Jには失速を恐れずに立ち向かって欲しいです。あとは最後の直線でどこまで辛抱できるかどうか。

1つクラスが上がっただけですが、実績の差は感じるので、昇級の壁に泣く結果に終わるかもしれませんが、結果は現状の実力だと素直に受け入れ、次走以降で巻き返せるように前向きに考えていくしかないと考えてはいます。まあ、何はともあれ昇級してもビビることはないので、自分の競馬に徹してもらうのみです。出来れば、5着までに踏み止まってくれれば。

レースまで約1ヶ月。13日に栗東・荒川厩舎へ帰厩しています。☆ブライトクォーツ

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Photo_3 ブライトクォーツ(牡・荒川)父ワークフォース 母レースドール

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン14秒
・次走予定:阪神3月14日 阪神スプリングジャンプ(J・G2)

厩舎長「この中間も疲れを見せることなく、元気いっぱい坂路を登坂していますよ。乗り出してからここまで順調に進められましたし、いい放牧期間になっています。来週か再来週には帰厩させるとのことですから、今の状態を維持しながら移動に備えておきたいと思います。馬体重は531キロです」(2/7近況)

・在厩場所:13日に栗東トレセンへ帰厩
・次走予定:阪神3月14日・阪神スプリングジャンプ(J・G2)

荒川師「放牧に出した後も順調に進められていたようなので、13日の検疫でトレセンに戻しました。3月14日の阪神スプリングジャンプに向かう予定ですので、このまま問題なければ仕上げに入っていきたいと思います」(2/13近況)

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中山大障害での激走の反動・疲れも少なく、NFしがらきの坂路で乗り込みを進めていたブライトクォーツ。状態はしっかり上向き、あとは帰厩の声が掛かるのを待つぐらい余裕がありましたが、レースまで約1ヶ月となった13日に栗東・荒川厩舎へ帰厩しています。

すぐに追い切りへ移行できる状態にあると思うので、レースまでの時間を逆算しつつ、力を十分発揮できるデキへ持っていってもらえればと思います。

春の中山グランドジャンプの前哨戦となる次走。オジュウチョウサン・シングンマイケルも参戦してくると思うので、どこまで食い下がることが出来るのか今からドキドキしてきます。

【動画更新】ベルエポック&クールキャット

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Photo ベルエポック

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Photo クールキャット

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ベルエポックは白い息をはいて、苦しくなるところをしっかり踏ん張って加速できているのは○。体力面が整ってくれば内へモタれるような素振りもなくなってくるでしょう。パワフルな走りをするので、ダートでも楽しみ。

クールキャットは5頭横並びで駆け上がっていますが、少し他馬を気にするような面があるかも。走り自体はトビの大きさは目につきます。体型&血統からも長いところがやはり適条件になってくるでしょうねえ。

素質を買われて昇級戦でも1番人気に支持されるも、出遅れ+早仕掛けとチグハグな競馬になってしまう。それでも5着を確保出来たようにポテンシャルの高さは示す。★シベール

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Photo_6 シベール(牝・久保田)父ルーラーシップ 母ヴィーヴル

2月8日(土)東京9R・春菜賞・牝馬限定・芝1400mにM.デムーロJで出走。16頭立て1番人気で6枠11番から平均ペースの道中を10、8番手と進み、直線では大外を通って0秒5差の5着でした。スタートで出遅れて1馬身の不利を受けました。馬場は良。タイム1分22秒2、上がり34秒4。馬体重は4キロ減少の450キロでした。

○デムーロ騎手 「とてもセンシティブ・・・と久保田先生から聞き、十分に注意してレースへ臨みました。その点は特に問題無かったものの、教えたかった控えて溜める形で1400mは少し短い感じ。勝つ為に早目に動いたところ、最後は苦しくなってしまいました。能力を感じる馬。上手く行かずにすいません」

○久保田調教師 「返し馬を含めて課題の精神面は本番も安定していました。その点の進境が窺えた一方、レースは残念な結果に。前が止まらない展開だった点に加え、硬過ぎるコース状態が微妙だったのかも知れません。まだ芯が入っておらず、これからの馬。休養を挟んで身体を戻そうと思います」

☆★画像と情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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【次走へのメモ】

出遅れたが、中団の外めでうまく我慢は利いているように見えた。直線は外から一気に伸びてきたが、坂を上がったあたりで勢いをなくしたか。それでも踏ん張って入着。昇級戦にしては上々の内容だった。(B誌)

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レース後も特に異常は認められません。現在は心身のリラックスに重点を置いた調整。今後は2月14日(金)もしくは15日(土)に千葉・ケイアイファームへ移動して春のレース出走へ向けて心身のリフレッシュを図ります。

○久保田調教師 「脚元を含めて大きなダメージは無し。週末に近郊牧場へ移そうと思います。出遅れて後ろから外々を早目に動いた部分もあり、距離に関するジョッキーの談話は複合的な要因が絡む微妙なニュアンス。基本的には東京の1400mでも大丈夫でしょう」

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人気が割れていたとはいえ、昇級戦で1番人気に支持されたシベール。鞍上人気もあるでしょうが、それだけ前走の内容や追い切りの動きが評価されてのもの。私自身も牝馬同士ならいきなり通用していい素質の持ち主だと見ていました。ただ、直線の長い東京コースに替わり、脚の使いどころは難しそうだなあとも見ていました。

厩舎でじっくり調整されてきて、当日の馬体重はマイナス4キロ。元々線の細さを感じさせる馬なのでプラス体重でレースへ臨みたかったですが、それなりの負荷を掛けてきたので仕方ないかもしれません。陣営も色々と手は尽してくれたでしょうし。

レースでは1つ鍵になると思っていたのがゲート。前走は奇跡的にタイミングが合ってスッと前へ行けましたが、ゲート練習やデビュー戦ではゲートが開く音に驚くような面を持っていた馬。奇数枠+立ち遅れることが多い鞍上を考慮すると、嫌な予感はプンプンしていましたが、案の定、ボコッとしたスタートで1馬身ほどのロス。道中、行きたがる面はさほどなかったと思いますが、勝負どころでの仕掛け等がちょっと雑だったかなあ。それなりに脚は溜まっていたと思いますが、4角手前から馬群の外々を仕掛けて行くことになりましたし、直線を向いてからも我慢することなく、前を追い掛け過ぎた感じ。外からジワジワ伸びる仕草はあったのですが、直線の坂を駆け上がってからくたびれた感じ。手前を頻繁に替える形になって最後のひと伸びを欠いてしまいました。

ただ、見方を変えれば、ロスの多い競馬になりながら、5着に踏み止まったのはシベールのポテンシャルの高さ。素質はヒケを取っていなかったですし、牝馬同士なら1勝クラスにメドの立つ走りは出来たと言えるでしょう。

レース後のシベールですが、脚元等に異常はなし。ただ、馬体重を減らしてしまいましたし、これから力を付けて行く馬。ここは欲張らずに放牧に出すのは賢明な判断だと思います。また、次走に関しては予定ありきではなく、シベールの状態の良さ・成長を感じ取ってから、考えていってもらえればと思います。改めて東京・芝1400mを試すのもありでしょうし、硬過ぎる馬場を気にしたところがあるなら、ダートを早めに試しておくのも1案かなと思います。

7日にドバイターフの招待を受諾。正式なGOサインはまだも、坂路での乗り込みを進めています。☆アーモンドアイ

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Photo_3 アーモンドアイ(牝・国枝)父ロードカナロア 母フサイチパンドラ

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・次走予定:3月28日のメイダン・ドバイターフ(G1)・C.ルメールJ
・調教内容:週2回坂路コースで14-13、週2回14-14、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「この中間も同様のメニューで乗り込んでいます。コンスタントに坂路入りしていますが、ここまでは蹄の状態も落ち着いていますし、良い感じで調整できていると思いますよ。馬体重は498キロです」

国枝師「先日ドバイターフに無事に選出されたことから、7日に招待を受諾させていただきました。ただし、受諾はしましたが出走決定については、あくまでも今後の状態次第になりますので、引き続きノーザンファーム天栄サイドと連携を図っていければと思います。なお、鞍上はクリストフ(C.ルメール騎手)を予定しています」(2/7近況)

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・次走予定:3月28日のメイダン・ドバイターフ(G1)・C.ルメールJ
・調教内容:週2回坂路コースで14-13、週2回14-14、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「今週も週4回坂路コースでの調教を行っています。馬体重は増えてしまっていますが、先週少し重苦しく見えた動きにも段々と素軽さが出て来ている感じがしますね。ただ、本調子の頃にはまだ及びませんので、今後も良化を促していきたいと思います。馬体重は507キロです」(2/14近況)

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ドバイターフに選出されたアーモンドアイは正式なGOサインはまだも、7日に招待を受諾。出走へ向けての手続きは進めていますが、肝心の状態・動きは良化中ということで物足りなさを感じます。あと、年齢を重ねて馬体重が増えやすくなっているのも気になるところ。アスリート体型から徐々に次の仕事(繁殖)へ適するような馬体になってきているのかな? まあ、牝馬で食欲があるというのは悪くないのですが。

引き続き、週4日坂路で意欲的に乗り込んでいるアーモンドアイ。馬体を引き締めながらドンドン状態を上げていってもらえればと思います。

2020年2月14日 (金)

今週の出走馬(2/15・16)

<土曜日>

Photo_2 ヴィッセン

京都10R・松籟S・芝2400mに坂井瑠Jとのコンビで出走します。

<日曜日>

Photo_2 ベルラガッツォ

小倉3R・3歳未勝利・ダ1700mに藤岡佑Jとのコンビで出走します。

Photo ロードイヒラニ

中山8R・4歳上1勝クラス・芝1200mに藤岡康Jとのコンビで出走します。

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今週も3頭と手頃な頭数の出走となります。

ヴィッセンは追い切りの動き・コメントを見ると、前走の疲れがまだ抜け切っていない感じはしますが、走れる態勢にはあります。ただ、今回は昇級戦ですし、先週ぐらいから時計が速い傾向も。前走のような競馬に持ち込めれば見せ場はあるかもしれませんが、まずはどこまで通用するのかをしっかり探ってもらいたいです。

ベルラガッツォは前走の先行力なら小倉ダ1700mは魅力。ひと叩きして動きも良くなっていますし、最後の踏ん張りが変わって来そう。ここは勝っておきたい鞍ですが、揉まれる形や外から被せられる形になった際に一抹の不安も。

イヒラニは来週を予定していましたが、仕上がり具合や想定を見ながら、今週末の出走へ早めることに。もし権利が取れるようなら、小倉に滞在して連闘使いもアリかなと思います。レースに関しては、久々の芝1200mにどう対応するか。走ってみないと分からない面は大きいですが、出遅れは絶対避けて欲しいです。

13日に美浦へ。次走は来月1日の中京・豊明Sを予定。距離を縮めてみることに。☆アンブロジオ

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Photo アンブロジオ(セ・菊沢)父ローズキングダム 母アンティフォナ

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・次走予定:第2回中山開催、もしくは第1回中京開催
・調教内容:週2回坂路コースで14-13、週1回14-14、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「この中間も同様のメニューで乗り込んでいますが、疲れは見せず動きの方もしっかりとしていますね。菊沢調教師とは中山、もしくは中京開催での出走を目標に、来週の検疫で帰厩させる方向で話しています。馬体重は468キロです」(2/7近況)

・在厩場所:13日に美浦トレセンへ帰厩
・次走予定:3月1日の中京・豊明S

菊沢師「13日の検疫が回ってきたので、帰厩させていただきました。馬体に問題なければ、明日から調教を開始していきたいと思います。ここまでは1400m~1600mのレースを使わせていただきましたが、ここ最近は良い走りが出来ていませんし、次走は距離を詰めたいと考えています。中京1週目に1200m戦が組まれていますので、そこを目標に進めていく予定です」(2/13近況)

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NF天栄では疲れを見せることなく、着々と乗り込んでいたアンブロジオ。7日付の近況更新で今週中の帰厩が示唆されていましたが、13日に美浦・菊沢厩舎へ戻っています。体調は良いと思うので、スムーズに追い切りへと移行できると思います。

また、次走は来月1日の中京・豊明Sへ向かうことも決定。左回りの芝1400mがベストな舞台だと思いますが、直線の長い1200mなら対応して欲しいところ。ただ、去勢手術をして他馬を気にするようになってしまったのがどう響くか。

前走では最下位に敗れているだけに、次走で再度大負けするようだと厳しいジャッジが待っていそう。何とか復調の兆しを次走で見せてもらわないと…。

シルクなお馬さん(4歳上・北海道組)

Photo パラダイスリーフ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム早来
・調教内容:曳き運動

担当者「この中間も曳き運動で様子を見ています。普段から落ち着きを保てるようになってきましたし、運動後も水冷治療を行っていますので、脚元の状態は良い意味で変わりません。飼い葉は食べてくれており、運動を制限しているものの、毛艶は悪くありません」(2/7近況)

Photo ブロードアリュール

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:ウォーキングマシン

担当者「この中間もウォーキングマシンでの運動を行っています。日に日に捌きは柔らかくなっている印象ですから、状態は上がってきていると思います。体重も何とか維持出来ていますし、この調子で進めていきます。馬体重は506キロです」(2/7近況)

Photo ジーナアイリス

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン15~17秒のキャンター2本、残りの日は軽めの調整

担当者「活気があって前向きな走りが出来ているのは良いのですが、時期的なものか体が絞れてきませんね。その分やはり終いの脚は幾らか鈍いように感じますので、継続的な乗り込みで何とかシェイプアップを図りたいですね。馬体重は578キロです」(2/7近況)

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パラダイスリーフは引き続き曳き運動を行っていますが、ストレスを発散出来ているようで落ち着きがあるのは○。脚元へのケアは欠かせませんが、疲れ・反動が出るようなことはありません。体調自体も良さそうですし、1歩1歩と確実に進んでもらえれば。

ブロードアリュールは次の段階(トレッドミルでの運動)へ向けて前進中。着実に進めて行くことで自身の体調アップも叶っています。更に負荷を高めていくことになりますが、今の良い雰囲気を乱すことがないようにお願いします。

ジーナアイリスは良い雰囲気で調教に取り組むことが出来ている一方で、馬体重がなかなか絞れて来ないのがネック。時期的に仕方ない面はありますが、脚元への負担を考えると対策を考えて行く必要があるのかなと思います。

シルクなお馬さん(牡馬/父ロードカナロア・入厩組)

Photo ダイアトニック

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:13日に坂路コースで追い切り
・次走予定:阪神3月1日・阪急杯(G3)・北村友J

安田隆師「13日に坂路で追い切りました。しっかり負荷を掛けてみたところ、先週より反応が良くなり、迫力ある動きでしたよ。馬体も引き締まって良い体付きになってきましたし、ここまで順調そのものですね。短期放牧を挟んだことでフレッシュさが窺えますし、気持ちの方も乗ってきましたので、あと2週間しっかり乗り込み、阪急杯で良い走りをお見せできるように調整していきたいと思います。来週は北村友一騎手に跨ってもらって、しっかり負荷を掛ける予定です」(2/13近況)

助 手 9栗坂重 58.1- 41.7- 26.5- 13.0 馬なり余力
助 手 13栗坂稍 53.0- 38.9- 25.3- 12.3 馬なり余力

Photo ボンディマンシュ

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:13日にポリトラックコースで追い切り
・次走予定:京都2月23日・ダ1400m(坂井瑠J)

中内田師「この中間も疲れが出ないか状態を確認していましたが、硬さもなく元気いっぱいの様子なので、予定通り来週の競馬に向かっても問題ないでしょう。13日にポリトラックコースでサッと時計を出しましたが、反応・動きともに良かったですし、良い状態を維持していますよ。なお、前走に引き続きジョッキーは坂井瑠星騎手に依頼しています」(2/13近況)

助 手 13栗P良 86.7- 71.4- 54.9- 40.3- 12.3 馬なり余力

Photo クァンタムリープ

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:坂路コースで軽めのキャンター
・次走予定:2月23日の東京・ダ1400m(木幡育J)

鹿戸師「この中間は慌てず、坂路コースでの軽めのキャンターを中心に様子を見ていますが、良い意味で状態面に変わりはありません。飼い葉もしっかりと食べていて体調面にも問題はなさそうです。来週のレースに向けて、今後は徐々にピッチを上げて仕上げに入っていきたいと思います」(2/13近況)

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ダイアトニックはまだビシッとは追われていませんが、13日の追い切りは馬なりで上々の時計。このひと追いでグッと良くなってくれるでしょうし、1週前追い切りとなる来週は北村友Jに乗ってもらい、更に負荷を高め、感触を確かめてもらうとのこと。寒い時季なので硬さが気にはなりますが、今のところはリフレッシュさせて理想的な仕上がり過程を踏んでいるのかなと思います。

東京戦を使って中2週のローテで次走に臨むことになるボンディマンシュ。疲れ・反動を心配しましたが、硬さが出ることなく元気一杯。サラッと伸ばす程度でも1週前に追い切りを行うことが出来たのは好印象です。次走の鞍上は引き続き坂井瑠Jということで、前走の経験・感触を生かし、前走以上の結果を目指して欲しいです。

クァンタムリープも来週の競馬を予定していますが、こちらは時計を出さずに日々の調教を消化。上積みは期待できないかもしれませんが、状態は高いレベルで安定していると言えるでしょうか。週末に1本時計を出して、最終追いに備えてもらいたいです。

シルクなお馬さん(3歳関東馬・NF天栄組)

Photo_3 ポレンティア

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・調教内容:週2回坂路コースで14-14、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「今週は坂路コースのペースをハロン14秒まで上げていますが、走りに問題はありませんし、これくらいのペースで動かしながら良化を図っていきたいですね。トモの具合は良い意味で変わりないものの、右前膝には少し張りがあるので、よくケアしながら進めるようにしています。馬体重は503キロです」(2/7近況)

Photo_3 ディランズソング

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・調教内容:週3回坂路コースで14-14、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「今週は坂路コースのペースを週3回とも14-14まで上げています。少しだけ全体的な負荷を強めていますが、疲れは見せず前向きに走れています。今後もこれくらいのペースで乗り込んでいきながら、内面の良化を図っていきたいと思います。馬体重は520キロです」(2/7近況)

Photo_3 シェダル

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・次走予定:第2回中山開催
・調教内容:週3回坂路コースで14-14、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「坂路入り後も状態に変わりはなかったため、今週から登坂回数を週3回に増やし、ペースもハロン14秒まで上げています。負荷を強めてからも動きはしっかりしていますし、この感じであればそれほど間を空けず次走に向けて進めていけそうなので、栗田調教師と相談した結果、中山開催を目標にする方針となりました。馬体重は518キロです」(2/7近況)

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ポレンティアは負荷を高めても無難に対応は出来ていますが、右前の膝に張りが出てきている様子。今のところは大事に至っていませんが、我慢が利くように日々のケアを重点的にお願いします。

ディランズソングは週3日坂路でハロン14秒で乗り込み中。前向きに取り組んでくれているのは何よりですが、動きはもう少しピリッとしてきて欲しい感じも。コツコツ乗り込むことで馬体を引き締め、基礎体力のアップを。そして脚の回転力を高めてもらいたいです。

シェダルはディランズソングと同じく週3日、坂路でハロン14秒のペースで乗り込むことに。特に気になる素振りはありません。次走に関しては2回中山ということですが、競馬ブックの情報では来月8日のダ1800mを予定しているようです。弥生賞・ディープインパクト記念当日なので関西の有力Jに乗ってもらうことになるのかな? どういう騎手を手配してくるのか楽しみにしています。

13日に美浦・勢司厩舎へ帰厩しています。☆ルコントブルー

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Photo_3 ルコントブルー(牝・勢司)父キズナ 母シェアザストーリー

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・次走予定:第2回中山開催
・調教内容:週1回坂路コースで14-13、週2回14-14、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「この中間も週3回の坂路コースでの乗り込みを中心に調教を行っています。脚元を含めて疲れは見られませんし、勢司師とは来週の検疫でトレセンに帰厩させる方向で打ち合わせています。馬体重は518キロです」(2/7近況)

・在厩場所:13日に美浦トレセンへ帰厩
・次走予定:第2回中山開催

勢司師「ノーザンファーム天栄で順調に乗り込みを消化できているということだったので、13日の検疫で戻させていただきました。次の中山開催での出走を目指して、明日から乗り運動をスタートしていきたいと思います」(2/13近況)

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デビュー戦2着後、NF天栄へ移動して状態を立て直していたルコントブルー。背中の肉が落ちてしまい、調教の動きもモタつく面が見られたので、態勢が整うのに時間を要してしまいましたが、1月半ばぐらいからじわじわ上昇。馬体も良い感じに引き締まってきたように思います。

そして先週末の更新で予告されていたように13日の検疫で美浦・勢司厩舎へ。結構、仕上がりは進んでいると思うので、来月1日or8日の牝馬限定・ダ1800mで2戦目を迎えることになるのかなと思います。

デビュー戦は実戦へ行って良さが出たルコントブルーですが、少し気難しいところを残しているので、1度実戦を経験したことが悪い方へ出ないように十分気を付けながら進めていってもらえればと思います。出来れば次走で勝ち上がって欲しいです。

2020年2月13日 (木)

シルクなお馬さん(母シルクユニバーサル)

Photo モンドインテロ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム早来
・調教内容:ウォーキングマシン

担当者「依然としてウォーキングマシンでの運動を行っています。先週から大きな変化はありませんが、強いて言うのであれば、歩様の硬さが徐々に解消されてきましたね。良い雰囲気で運動を続けることが出来ていますので、来週からトレッドミルでの運動を開始したいと思います」(2/7近況)

Photo_3 ヴェルトゥアル

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・調教内容:週1回坂路コースで15-15、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「こちらに戻ってきて状態を確認しましたが、右前球節を含めて大きな問題はありませんでした。念のため先週一杯は軽めの運動に止め、今週から乗り運動を開始しています。現在は週1回のみ坂路コースで15-15ペースで乗っていますが、問題なければこのまま坂路中心の調教へ移行していく予定です。馬体重は492キロです」(2/7近況)

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モンドインテロはウォーキングマシンのみの運動を続けていますが、大きな変化はなし。ただ、悪くなっていないのも確かです。そろそろトレッドミルで動かしていくようですが、脚元に優しいようにじわじわ負荷を高めていってください。

障害2戦目を終え、NF天栄へ戻ってきたヴェルトゥアルですが、特に脚元等に気になるところはなし。ただ、目に見えない疲れがあるといけないので、ひとまず軽めの調整で様子を窺い、問題なさそうなので坂路を1本駆け上がっています。日々のケアは継続してもらいたいですが、これから着々と坂路での負荷を高めていってもらいたいです。また、障害レースで役立ちそうな取り組みも日々の調教に取り組んでもらいたいです。

シルクなお馬さん(3歳・NFしがらき組)

Photo_3 サリオス

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:周回コースでキャンター、坂路コースでハロン17秒

厩舎長「乗り出した後も順調に進められており、坂路のペースを少しずつ上げているところです。こちらではこれまで通り落ち着いて調教が行えていますし、コンディションも良いので、ここまで理想通りに進めることが出来ていますよ。馬体重は571キロです」(2/7近況)

Photo_3 エルスネル

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:周回コースでキャンター、坂路コースでハロン15秒

厩舎長「段階を踏みながら調教を行ってきましたが、その後も順調に進められていましたので、この中間から坂路で15-15を開始しています。ペースを上げた後もしっかり動けていますし、これならより負荷を掛けても大丈夫だと思いますので、週末から更にペースを上げていきたいと思います。馬体重は447キロです」(2/7近況)

Photo_3 パーフェクトルール

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:周回コースでキャンター、坂路コースでハロン14~15秒

厩舎長「この中間も同じ調教メニューで乗り運動を続けていますが、段々と動きが素軽くなってきましたし、引き締まって良い体付きになってきましたよ。もう少し乗り込んでいく必要がありますが、ここまで順調に進められているので、負荷を掛けて更に動きを良くしていきたいと思います。馬体重は482キロです」(2/7近況)

Photo_3 ヴァンタブラック

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン17秒

厩舎長「先週一杯は軽めの運動に控えていましたが、特に目立った疲れはなかったので、今週からトレッドミルで運動を開始し、週半ばから坂路にも入れています。須貝師はこのまま問題なければ3月あたりのレースを目標に帰厩させたいと仰っていましたから、徐々に坂路のペースを上げて行きたいと思います。馬体重は542キロです」(2/7近況)

Photo_3 オーサムゲイル

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン14~15秒

厩舎長「この中間も同じ調教メニューで乗り込みながら鍛えていますが、まだ力が付き切っていないのか、最後の方はフラフラになってしまいますね。前半の動きは悪くないので、体力が付く様にしっかり鍛えていきたいと思います。体調面は、飼い葉食いが細いものの、馬体重は維持できていますが、もう一回りフックラしてくれると良いですね。馬体重は436キロです」(2/7近況)

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サリオスは騎乗運動を開始してそれほど時間は経っていませんが、現在は坂路で普通キャンターで乗れるまでペースアップ。馬体重は571キロと増えていますが、これから負荷を高めていけば良い感じに絞れていってくれるでしょう。順調に進んでいるのが嬉しいです。

エルスネルは坂路でハロン15秒のところを乗り出し、帰厩へ向けて1歩前進していますが、肝心の動きには目立った変化はなし。馬体重は減らずにキープ出来ていますが、450キロ→460キロと増えていく気配がありません。背中の良さは褒められますが、良化度が物足りません。

パーフェクトルールは時間が掛かっていますが、着実に良化中。ここから更に負荷を高めることになると思うので、しっかり踏ん張って、乗り越えて欲しいところ。そして今月中には栗東へ戻ってきてもらいたいです。

ヴァンタブラックはデビュー勝ちしてNFしがらきへ。ひとまず軽めの調整で余裕を持たせた後はトレッドミルを併用しながら、坂路で普通キャンターまでペースアップ。特に気になるところはないので、2戦目へ向けて、甘やかすことなく鍛えていってもらえればと思います。

オーサムゲイルは調教メニューをこなすことは出来ていますが、動きの質に関しては相変わらず「うーん」といったところ。カイバをよく食べるようになってくれれば全てが好転すると思うのですが、それが難しくて、叶わない現状です。

実績のある条件+恵ハンデ。状態も良さそうだったので、そろそろ変わってきて欲しかったも、勝負どころでのペースアップに対応出来ずに直線を向く時には既に余力なし。最下位に沈んでしまう。近走の競走成績を踏まえ、現役を引退することになりました。★インペリオアスール

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Photo_3 インペリオアスール(セ・渡辺)父エンパイアメーカー 母アビ

日曜小倉10R 和布刈特別(ダ1700m)16着(15番人気) 鮫島駿J

互角のスタートから好位で競馬を進めます。勝負どころでペースが上がるとズルズル後退してしまい、直線でも盛り返せず最下位入線となってしまいました。

鮫島克駿騎手「落ち着いていたと思いますし、前半は自分から進んでくれて良い位置で競馬を進められたと思います。ただ、ペースが上がったところでギアが上がらず、どんどん他の馬に先を越されて位置取りが悪くなってしまい、直線でも余力がありませんでした。ペースが上がったところでこの馬としては精一杯頑張っているのだと思いますが、もう少しこのクラスの流れに慣れて楽に追走できるようになると良いですね

渡辺調教師「今回はお伝えしていた通り硬さがなく、この馬なりに本当に良い調子でレースへ向かえたと思います。ハンデも53キロと恵まれていただけに、今日の結果は申し訳なく思います。このクラスになると、勝負どころで一気にペースが上がると苦しくなりますから、もっと前の位置で持続して脚を使う競馬をして、なだれ込む方が良いのかもしれません。ただ、テンも他に速い馬がいてなかなか行けないですからね・・・。前走で距離を短くするなど試してみましたが、いずれも結果に繋がらず本当に申し訳ございません」(レース結果)

近走の競走結果を考慮して、今後について協議した結果、誠に残念ではございますが、このまま引退させることといたします。近日中に抹消の手続きを行わせていただき、13日(木)のサラブレッドオークションに上場する予定です。詳しいご案内は後日書面にて出資会員の皆様にご案内申し上げます。

⇒⇒12日に競走馬登録抹消の手続きが取られています。(12日・最新情報より) 

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実績のある小回りのダ1700m、ハンデ53キロと条件が整い、状態自体も良さそうに思えたインペリオアスール。走り頃かなと思ったのですが、結果はよもやの最下位負け。

五分のスタートからスッと行き脚が付いて、1角を回る時は良い雰囲気に見えたのですが、向正面で他馬に囲まれての追走になったのが見た目以上に応えてしまったのかな? 少しずつストレスを溜め込むような形になり、勝負どころでペースアップするとギアが上がらず、苦しくなって気持ちが切れてしまった様子。直線を向いた時には既にギブアップという感じでした。

最下位に終わった時点で厳しいジャッジが待っているなあと覚悟していましたが、やはり近走の競走結果を考慮して現役を引退することに。ダ1400mをあと2戦ほど試しても良かったかなと思いますが、2勝クラスで勝てるところまではさすがに無理だったかなあ…。

ダービー馬・ディープスカイの半弟という血統もですが、馬っぷりの良さに期待して出資したインペリオアスール。ただ、実際は体質面で弱さが目立ち、父の産駒特有の気難しさを抱えていました。悩まされることが多かったですが、それでも地方からの出戻りでJRAで1勝出来たのは少し救われた気持ちもあります。今後はサラブレットオークションを経て、新たな馬主等(落札者)へ渡りますが、第2の馬生が少しでも良くなるように願うばかりです。ひとまずお疲れ様でした。

8日に帰厩。次走は29日の阪神・芝1600mを予定しています。鞍上は引き続きA.シュタルケJ。☆インヘリットデール

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Photo インヘリットデール(牝・高野)父ルーラーシップ 母フサイチエアデール

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき/8日に栗東トレセンへ帰厩予定
・調教内容:周回コースでキャンター

厩舎長「こちらに戻ってきた後も目立った疲れはありませんでしたので、先週末から周回コースで乗り出しています。高野師から短期放牧と聞いていたので、長めに距離を乗りながらコンディションを整えていましたが、8日の検疫でトレセンに戻ることが決まりました。フレッシュな状態で送り出すことが出来そうですし、何とかもう一花咲かせてほしいですね。馬体重は489キロです」(2/7近況)

⇒⇒8日に栗東トレセンへ帰厩しています。(8日・最新情報より)

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:12日にポリトラックコースで追い切り
・次走予定:阪神2月29日・芝1600m(A.シュタルケJ)

高野師「帰厩した後も問題なく進められていましたので、12日にポリトラックコースで追い切りました。最後まで軽快な走りでフレッシュさが窺えましたよ。前走は少しポジションを取りに行った分、終いの伸びがもう一つでしたから、前半はじっくり追走し、末脚を活かす形の方が良いかもしれませんね。このまま順調に仕上がるようなら、2月29日の阪神・芝1600mに向かいたいと考えています。なお、前走に引き続きシュタルケ騎手に依頼しています」(2/12近況)

助 手 12栗P良 82.4- 67.1- 51.2- 37.3- 11.9 一杯に追う  レノヴァール(古オープン)一杯の内1.1秒追走0.3秒遅れ

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放牧に出して約1週間で戻ってくるとはビックリでしたが、インヘリットデールは8日に栗東へ。また、早速次走の予定も決まり、次の阪神開催の開幕日の芝1600mの平場へ向かうことになりました。

状態に関してはPコースながらビシッとやれているように問題なさそう。追い切りでも気難しいところは見せていません。これから本数を重ねていければ、素軽さを増していってくれるでしょう。ただ、次走では久々のマイル戦。今度は末脚勝負に徹するようなので1ハロン延長でも詰めの甘さは覗かせないかなと思いますが、集中力の維持が課題。A.シュタルケJは2度目の騎乗。脚を余してしまうかもというぐらい溜め込んで、直線を向いてから追い出すようにお願いしたいです。掲示板を外すとこの1戦で現役引退となるかもしれないので、3着以内をひとまず目標にしてもらいたいです。

8日に滋賀・グリーンウッドへ短期放牧に出ています。★トルネードフラッグ

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Photo_6 トルネードフラッグ(牝・藤原英)父キングカメハメハ 母ハリケーンフラッグ

2020.02.10
滋賀・グリーンウッドトレーニング在厩。ウォーキングマシン90分、ポリトラックコース・キャンター3000m(1ハロン20~22秒ペース)。

○荻野調教助手 「何とか持ち直しており、軽くは動かしています。ただ、もう少し時間が欲しい感じ。前走5着以内の特典が切れるのは惜しいものの、中途半端な状態で好結果は得られないですからね。近郊の育成場でケアを続け、1週間程度で呼び戻す予定」

2020.02.06
栗東トレセンで軽目の乗り運動を消化。まだレースの疲労感が完全に抜け切っておらず、今後は2月8日(土)に滋賀・グリーンウッドトレーニングへ移動して1、2ヶ月後の戦列復帰へ向けて心身の立て直しを図ります。

2020.02.05
栗東トレセンで軽目の乗り運動を消化。まだレースの疲労感が完全に抜け切っておらず、もう少しの間は同様のパターンで調整を行ないます。もう少しの間は慎重に様子を見守り、馬自身の状態に応じて今後の方針を決めます。

○田代調教助手 「徐々に回復は図れている印象ながら、まだ前走の疲れが完全には抜け切らぬ感じ。2月5日(水)もセーブ気味の内容で終えています。来週あたりの牝馬限定戦に使えるか、放牧も含めて立て直しが必要か・・・。経過に応じて判断しましょう」

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2戦目へ向けて回復に努めていたトルネードフラッグですが、疲れの抜けが思わしくなくセーブ気味の調教を積んでいましたが、一旦仕切り直すことになり、8日に滋賀・グリーンウッドへ放牧に出ています。

ただ、状態に関してはそこまで深刻なものではなく、持ち直してきているようなので、回復が進むようなら1週間ちょっとで帰厩も。まあ、優先権も切れるので慌てる必要はありません。回復が叶い、普通キャンターで乗れるようになってからで十分かなと思います。牝馬限定のダ1800mならすぐにチャンスはあるでしょうから。

2020年2月12日 (水)

シルクなお馬さん(3歳・北海道組)

Photo リアンティサージュ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:ウォーキングマシン

担当者「長距離輸送で若干疲れたようですが、熱発が出ることもなく翌日には元気な様子でした。そこで、獣医に右トモの状態を確認してもらったところ、跛行は見られませんでした。一過性のものだったのかもしれませんが、長い時間動かすことで再度跛行する恐れもありますから、引き続き脚元の状態を見ながら進めていきます」(2/7近況)

Photo ハーツクリスタル

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:舎飼

担当者「先週から変わりなく舎飼で様子を見ています。運動をさせていませんから、体重が一気に増えてしまいました。それでも術後も熱発はありませんし、元気いっぱいですよ。今後も体重を気にしつつ、馬の体調を優先して進めていきたいと思います。馬体重は517キロです」(2/7近況)

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NF天栄を経由してNF空港へ到着したリアンティサージュ。輸送でちょっと疲れたようですが、体温の上昇等はなし。少し余裕を持たせれば順調に回復は叶うでしょう。右トモに関しては跛行の症状は見当たらないも、不安は拭えていない現状。のんびり構えることは出来ませんが、ここは時間を掛けて不安解消に努めてもらえればと思います。

ハーツクリスタルは運動が出来ない為、10キロ以上馬体重を増やしてしまいましたが、テンションが高くなったりすることなく活気は十分。まずは患部の回復を促さないとダメなので、ストレスと馬体重増に気をつけながら進めていってもらえればと思います。

大外枠からの出走も、道中は内に潜り込んでロスのない追走。直線ではジリジリながらも最後までしっかり脚を繰り出しての7着。この舞台が合っていますし、現状では精一杯の競馬をしてくれました。★グランドサッシュ

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Photo グランドサッシュ(牡・武市)父ハーツクライ 母レイサッシュ

日曜東京10R 早春S(芝2400m)7着(11番人気) 津村J

大外枠から五分のスタートを切って、道中は中団で脚を溜めます。直線へ向いてからジリジリと差を詰めて、2年ぶりの当レース出走は7着で終えています。

津村騎手「大外枠でしたので内に潜り込めるか心配でしたが、1コーナーまでに何とかラチ沿いを取ることが出来て経済コースを回れました。道中もリズム良く追走してくれましたが、勝負所で少しだけハミを噛みましたね。ただ、そこまで問題無かったと思いますし、左回りだったことでモタれることなくとても走りやすかったですよ。最後まで止まらずジリジリと脚を使ってくれて、上位ともそれほど差のない競馬が出来ましたので、今日もこの馬なりに走ってくれたと思います。この内容からもやはりハンデ戦の方が良いのでしょうが、最近は54キロが続いているものの、もう1キロ軽いと更に前進が見込めそうですね」

武市調教師「前走よりも硬さが解消されましたし、今週の追い切りまでは少し太いかなという印象でした。ただ、競馬場までの輸送もあって前走から増減なしまで持ってこられましたので、良い状態でレースに臨めたと思います。レースに関してですが、津村騎手はこれまで何度もグランドサッシュに乗ってくれていますから、特に指示は出しませんでした。それでも癖を知ってくれているので、大外枠から経済コースでロス無く競馬をしてくれて、この馬の良さを引き出してくれましたね。7着に終わったものの、内容は決して悪くありませんし、左回りの長いところであればやはり良い競馬をしてくれます。年齢的な衰えはそこまで感じませんし、馬は元気一杯ですのでまだまだ頑張ってくれると思いますよ。今後は、左回りかつ芝の長距離戦となるとしばらく適鞍がありませんので、放牧へ出させていただく公算が高いです」(レース結果)

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・在厩場所:美浦トレセン/6日に福島県・ノーザンファーム天栄へ放牧予定
・調教内容:軽めの調整

武市師「トレセンに戻ってきて状態を確認させていただきましたが、右前に浮腫みが見られること以外は特に気になる点はありませんでした。ただ、左回りの長距離戦はしばらく組まれていませんので、ここは無理させずにリフレッシュをさせてあげたいと思います」(2/5近況)

⇒⇒6日に福島県・ノーザンファーム天栄へ放牧に出ています。(6日・最新情報より)

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帰厩後の動きが一息でちょっと不安な気持ちで臨んだ1戦でしたが、グランドサッシュには改めて東京・芝2400mがベストだなと認識させてくれるレースだったと思います。

大外枠から五分のスタートを切ったグランドサッシュでしたが、スッと下げて、内ラチ沿いまで寄せての追走。道中、1頭が大逃げする展開でしたが、ジタバタすることなく折り合いに専念。最後の直線を向くまでは仕掛けることもなくじっと我慢。そして直線では馬場の中ほどに進路を切り替えての追い出し。ジリジリと脚を繰り出してくれましたが、他馬も伸びているのでなかなか差は詰まらず。このまま流れ込むだけに終わるのかなと見ていましたが、残り1ハロンを切ってからは脚色が鈍る馬も出てきたので、伸びはそこそこ目立つことに。現状では精一杯という競馬でしたが、上がり3ハロン34秒4の脚で7着は合格点かなあ。確かにハンデがあと1キロでも軽くなれば、相手関係や展開次第で掲示板に乗ることもありそうです。

レース後のグランドサッシュは頑張ったことで右前に浮腫みが見られるようですが、回復に努めれば問題ない程度でしょう。今後は左回りの長距離戦を優先していくようで中山はパスして春の東京に備えることに。9歳になって回復に時間を要するようになっているのでゆとりのあるローテで使うことはプラスの筈。あと何戦現役を続けることが出来るかは分かりませんが、目の前の1戦を大事に戦ってきてもらいたいです。

2020年2月11日 (火)

背腰の疲れは回復する気配を見せず、歩様は徐々に悪化。詳しく検査を行った結果、腰ふらの診断が下る。現役続行を断念することになりました。★シンプリーシャイン

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Photo シンプリーシャイン(牡・田中博)父エイシンヒカリ 母シンプリーディヴァイン

先月半ばから背腰の疲れが見られましたので、しばらく乗り運動を控えてウォーキングマシンで様子を見ていました。しかし、その後も回復する気配が見られず、寧ろ歩様が悪化して、後肢に力が入らない状態が顕著になってきたことから、社台ホースクリニックでレントゲン検査を行ったところ腰痿(通称:腰ふら)の診断が下りました。デビューを楽しみにされていた会員の皆様におかれましては誠に残念なことと存じますが、本馬の現役続行を断念し2月7日付でファンドを解散とさせていただくことになりました。(2/7近況)

競走馬保険等に関する詳細につきましては、後日あらためて書面にて出資会員の皆様へご案内申し上げます。

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背腰に疲れが出たということで、負担が掛かり過ぎたのかなと見ていたシンプリーシャイン。リズムを取り戻すには案外時間が掛かりそうも、そこまで深刻に受けて止めていなかったのですが…。時間の経過と共に回復する気配は窺えず、むしろ歩様が悪化しているということで詳しく検査を行ったところ、腰ふらの診断が下ってしまいました。

ノーザンファームが落札したエイシンヒカリ産駒ということで興味深かったですし、血統から芝だけでなくダートでも楽しめそうなタイプ。身体能力が高そうでしたし、父と同じように逃げて圧倒する走りを見てみたかったです。非常に残念でなりません。

ロードなお馬さん(5歳・牧場組)

Photo_6 ロードダヴィンチ

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、角馬場でダク1500m→ハッキング3000m。

○当地スタッフ 「競馬や追い切りで蓄積した疲労は、余裕を持たせて概ね払拭できた感じ。2月1日に受けた獣医師チェックでも問題も浮かばず、3日より騎乗トレーニングを始めました。まずは角馬場で試運転。数日は入念に歩様等を確かめたいです」

Photo_6 ロードエース

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン20~22秒ペース)。

○当地スタッフ「1月29日(水)にナイラの症状が認められた部分を踏まえ、ウォーキングマシンのみに制限。3日間の休養を挟み、回復が叶った2月3日(月)に騎乗トレーニングの再開に至りました。体温の上昇も無し。様子を窺いながらピッチを速めましょう」

Photo_6 シグナライズ

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、角馬場でダク1500m→ハッキング3000m。

○当地スタッフ「1月30日(木)より乗っており、ひとまずは角馬場でダクとハッキングを繰り返す状況です。今後は背中の張りを取り除きつつ、徐々に進めたいところ。レースでいつも全力疾走するタイプだけに、頑張った分のダメージが特に残り易いのでしょう」

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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ダヴィンチは控え目の調整で回復を促してきましたが、獣医師のチェックではもう心配なしのジャッジ。それを受けて騎乗トレーニングを開始しています。ひとまず角馬場で感触を確かめる程度でしたが、この雰囲気なら順調に負荷を高めていけるかなと思います。

エースは馬の風邪と言われるナイラを発症。その為、この中間はウォーキングマシンのみの調整で様子を見る期間がありましたが、回復が叶った3日から再度乗り出しています。調整の狂いとまではいきません。

背腰の疲れを取り除くのに尽力を注いできたシグナライズ。その効果が少しずつ現れてきていると思いますし、この中間は角馬場で脚慣らしを開始。一気に進めるとドッと反動が出てくると思うので、コツコツ乗り込みながら状態をジワッと上げていってもらえればと思います。

2020年2月10日 (月)

8日に栗東・高橋忠厩舎へ帰厩しています。☆ミスビアンカ

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Photo_3 ミスビアンカ(牝・高橋忠)父ロードカナロア 母シャトーブランシュ

・在厩場所:滋賀県・NFしがらき/8日に栗東トレセンへ帰厩予定
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン15秒

厩舎長「ここまでじっくり時間を掛けて進めてきましたが、走る方に気持ちが向いていますし、動きもしっかりしてきました。また、この放牧期間に一回り成長したように感じますし、心身ともに逞しくなりましたね。8日の検疫でトレセンに戻ることが決まりましたが、良い状態で送り出すことが出来そうです。馬体重は478キロです」(2/7近況)

⇒⇒8日に栗東トレセンへ帰厩しています。(8日・最新情報より)

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背腰の疲れを取り除くのに時間を要した為、当初の見立てより遅い帰厩となったミスビアンカですが、騎乗運動を開始後は良い雰囲気で乗り込むことは出来ました。さすがにガラッと変わってきた感じはありませんが、走ることへの集中力は確実に良化中。

ただ、NFしがらきでの調教動画を見ましたが、終始右手前のままで坂路を駆け上がっています。血統馬らしいポテンシャルは秘めていると思いますが、デビュー当初からの課題はなかなか解決できていません。左回りのレースを使った方が良いのかなあ?

シルクなお馬さん(4歳上関西馬・NFしがらき組)

Photo_3 ナイトバナレット

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:ウォーキングマシン

厩舎長「5日にこちらへ移動してきたばかりですので、今週いっぱいは軽めの運動で馬の状態を確認したいと思います。馬体を見る限り、特に大きなダメージはないようなので、すぐ乗り出すことが出来ると思います」(2/7近況)

Photo_3 ピボットポイント

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、周回コースでキャンター、坂路コースでハロン15秒

厩舎長「この中間も同じ調教メニューで乗り運動を行っていますが、ここまで順調そのものです。このまま問題なければ、3月の競馬を目標にトレセンへ帰厩させる方向で松下師と話し合っています。馬体重は527キロです」(2/7近況)

Photo アマネセール

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン17秒

厩舎長「トレッドミルでの運動も順調に行えていたことから、この中間から坂路で乗り出しています。ハロン17秒のペースで登坂していますが、運動後も問題ないですし、元気いっぱいに走っているので、このまま徐々にペースを上げて行っても問題なさそうです。馬体重は493キロです」(2/7近況)

Photo クレッセントムーン

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン15秒

厩舎長「坂路で乗り出した後も問題なく進められましたので、現在は15-15までペースを上げています。こちらに戻ってきてから、ここまで様子を見させていただきましたが、これまで通り様子は変わりないですし、前走の敗因がもう一つはっきりしないですね。調教では前向きさも見られるので、巻き返せるようにしっかり鍛えていきたいと思います。馬体重は526キロです」(2/7近況)

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ナイトバナレットは島上牧場から5日にNFしがらきへ移動していますが、この中間は軽めの調整に終始して回復を優先。今のところ不安点は感じないので、騎乗運動を開始すれば順調に負荷を高めていくことが出来るでしょう。

ピボットポイントはトレッドミルを併用しながら、周回コースと坂路で丹念に乗り込み中。3月中の競馬を予定しているので、そろそろ動きがあるかと思います。今の良い雰囲気を継続していって下さい。

アマネセールは坂路での乗り込みを開始。既に普通キャンターで乗っていますが、元気いっぱいで特に気になるところはありません。去勢による体質面での不安もなさそうですし。乗り込みを重ねてドンドン状態を上げていってもらえればと思います。

クレッセントムーンは速いところも無難に消化して、順調そのもの。それ故、前走の大敗が謎ですが、鞍上と手が合わなかったという単純な理由なら良いのですが…。揉まれ弱いところもあるのかなあ?

5日に栗東・高橋忠厩舎へ帰厩しています。☆ロードセッション

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Photo_6 ロードセッション(牡・高橋忠)父ジャスタウェイ 母ジャズキャット

2020.02.05
栗東トレセンで1ハロン18秒前後のキャンターを消化。心身共にコンディションに特に異常は認められず、この調子を維持しながら更に調整を進めます。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、体調、条件、出走状況等を踏まえながら目標のレースを決めます。

○高橋調教師 「さすがに短期間で急激に変わらぬものの、それでも徐々には良化を遂げている印象。2、3週後のダ1800m戦を見据え、調整を進めて行きたいと思っています。和田竜二騎手に打診中。乗り役の予定も照らしつつ、目標を絞り込む方針です」

2020.02.04
2月4日(火)に栗東トレセンへ帰厩しました。ひとまずは1ハロン18秒前後のキャンターで仕上がり具合の把握に努める方針。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、体調、条件、出走状況等を踏まえながら目標のレースを決めます。

○当地スタッフ 「週2回の割合で15-15の稽古を消化。無難な対応を見せており、反動も認められません。移動の段取りが組まれ、2月4日(火)に栗東へ。元々、短期の予定でしたからね。無事に送り出せそう。あとは厩舎スタッフに任せればOKでしょう」

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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追走に手一杯で終えてしまったデビュー戦後、京都・宇治田原優駿ステーブルでコツコツ乗り込んでいたロードセッションは4日に栗東へ。馬体の緩さは簡単に解消できる問題ではありませんが、ひとまず順調に調教を重ねてきました。

2戦目に関して、まだ絞り込みは出来ていませんが、ダ1800mの番組を予定。和田Jに騎乗依頼しているようで乗り手の都合を優先してきまってくるかなと思います。ダート適性は何とも言えませんが、芝と比べると相手関係は落ちると思うので、和田Jには緩さを気にし過ぎ、レースへしっかり参加させることを重視して乗ってきてもらいたいです。

2020年2月 9日 (日)

6日に栗東・千田厩舎へ帰厩しています。☆ロードイヒラニ

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Photo_3 ロードイヒラニ(牡・千田)父ロードカナロア 母レディカーニバル

2020.02.06
2月6日(木)に栗東トレセンへ帰厩しました。ひとまずは1ハロン18秒前後のキャンターで仕上がり具合の把握に努める方針。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、2月22日(土)小倉・八代特別・芝1200mもしくは2月23日(日)小倉・4歳上1勝クラス・芝1200mに予定しています。

○千田調教師 「相応の間隔が稼げたのに加え、調整も順調に進んでいた様子。2月6日(木)にトレセンへ戻しています。放牧前に触れた通り、小倉の芝1200m戦へ。基本的には最終週かな・・・と思っているものの、状態次第では繰り上げる案も考えましょう」

2020.02.04
滋賀・グリーンウッドトレーニング在厩。ウォーキングマシン90分、ポリトラックコース・キャンター3500m(1ハロン20~22秒ペース)、ウッドチップ坂路コース・キャンター650m×1本(1ハロン13~20秒ペース)。

○当地スタッフ 「定期的に速いペースを交えつつ、中間も順調に乗り込めています。以前に比べて随分どっしり構えられるように。そのあたりは年齢を重ねた分なのかも知れませんね。どうやら近日中に帰厩の段取りが組まれそう。いつでも準備OKでしょう」

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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小倉開催での出走は早くから決定していたロードイヒラニですが、帰厩&出走レースについてはハッキリしていませんでしたが、ようやく6日に声が掛かり、栗東・千田厩舎へ戻っています。

定期的に速いところを乗ることが出来ていたように状態は良さそうですし、仕上がり自体も進んでいると思われます。予定では最終週の芝1200mを両睨み中。開催が進んで幾らかでも時計が掛かるのは好都合ですし、1200mなら正攻法の競馬でひと押しが利くかも。ただ、その反面、ゲートで立ち遅れると致命傷ですし、レースの流れに乗っていけるかも少し心配ではあります。何とか良い方へ出てもらいたいです。

東京への長距離輸送+初めての左回りは問題なくクリア。道中の行きっぷりは良くなかったですが、直線で追われるとジリジリ脚を使って奮闘。4着馬と併せ馬の形になったのも好都合でゴール間際でグイッと3着に上がる。昇級初戦でここまでやれるとは嬉しい誤算。☆ボンディマンシュ

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Photo ボンディマンシュ(セ・中内田)父ロードカナロア 母ビアンカシェボン

土曜東京12R 4歳上2勝クラス(ダ1400m)3着(3番人気) 坂井瑠J

五分のスタートを切り、促して好位から競馬を進めます。直線入口で鞍上の手が動くと、長く脚を使って昇級初戦を勝ち馬とコンマ1秒差の3着で終えています。

坂井瑠星騎手「これまで減量騎手でレースに臨んでいた中で、今回は昇級戦かつ57キロと条件的には厳しかったと思いますが、それでも最後までジリジリと脚を使って3着を確保出来ました。過去のレースを見ると、時折幼い面を見せるなと感じていましたので、その点に気をつけていましたが、ゲートで若干テンションが上がったところ以外は問題ありませんね。初の左回りでも難なく対応してくれていましたし、外から4着馬に並びかけられると盛り返す勝負根性を見せるなど、素質の高さを感じました。このクラスでも十分通用しますよ」

中内田調教師「ゲートの中でチャカチャカしていましたが、スタートはある程度出てくれました。最初は少しキックバックを気にしていましたが、慣れてくれば問題なかったようですし、直線もジリジリと差を詰めてくれましたから、休み明けで2勝クラス初戦と思えば、なかなかの内容だったと思います。特にエピックアンが外から併せにきてから、もう1度盛り返そうとしておりましたし、良い勝負根性を見せてくれましたね。今日でこのクラスにメドを立てられましたので、ますますこれからが楽しみです。関東までの輸送もありましたし、まずはトレセンに戻って状態を確認した上で、今後の予定を決めたいと思います」(レース結果)

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【次走へのメモ】

ゲート裏までメンコ。関東圏への輸送は初めてだったが、落ち着いていた。好位から。追われてスッとは反応しなかったが、ジリジリと最後まで粘り強く伸びる。モタれる面も気にならず、久々、昇級、外枠とすれば好内容。追い切りの好時計は伊達ではなかった。(B誌)

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・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:軽めの運動
・次走予定:京都2月23日・ダ1400m

中内田師「東京からトレセンに戻って状態を確認しましたが、思いのほかダメージはなく、今の感じならこのまま続戦させられそうです。昇級戦としてはよく最後まで長く脚を使ってくれましたし、次走に期待が持てる内容だったと思います。今週いっぱい状態を確認させていただき、それでも問題なければ2月23日の京都・ダ1400mに向かいたいと考えています」(2/5近況)

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東京への長距離輸送+左回りと初モノづくしで期待よりも不安な気持ちが強かったボンディマンシュ。レースはライブで見ることは出来なかったのですが、パドックでは落ち着きを保っていた様子。馬体重も前走より増えているぐらいですから、長距離輸送に関しては問題なかったと思います。

今回、ゲート内で煩い面を覗かせていたようでゲート出と二の脚はもう1つでしたが、外枠が幸いして4番手ぐらいまで押し上げて追走とリカバーは出来ました。道中の手応えは外目を追走していたこともあるのでしょうが、良く見えず、終始軽く促しながらの追走。4角を回ってくる雰囲気はこのまま下がっても不思議ない感じでしたが、追われてから意外な粘り腰を発揮。追い出してモタモタしたのは57キロを背負っていたからだと思いますが、ジリジリと脚を使い、外から4着馬が交わしに掛かると勝負根性を発揮して内から抵抗。併せ馬になったことで闘志に火が付いた様子で最後の最後でグイッと伸びて3着を確保。時計が掛かったのも幸いだったと思いますが、昇級戦でここまでやれるとは想定外。キャリアは浅いですし、放牧を上手に挟むことで体質強化が進んでいるので伸びシロはまだまだ見込めそうです。

レース後のボンディマンシュはクタッするような素振りを見せず、元気一杯。優先権を確保することが出来たので、このまま状態に変わりがなければ中2週のローテで次走は京都・ダ1400mへ。在厩調整で使うのは初めてなので、1度使ったことで気持ちが悪い方へ向かなければ良いのですが…。そこだけが今から心配です。馬体のケアよりも精神面のケアを念入りに施して良い雰囲気のままレース当日を迎えて欲しいです。

2勝クラスで苦戦が続くも、今回はJRAでの初勝利を決めた小回りのダ1700m戦。立て直してデキは良好+絶好枠とここ数走では1番条件が整っているので、そろそろこのクラスにメドの立つ走りを見せて欲しい。★インペリオアスール

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Photo_3 インペリオアスール(セ・渡辺)父エンパイアメーカー 母アビ

日曜小倉10R 和布刈特別(ダ1700m)3枠6番  鮫島駿J

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:5日に坂路コースで追い切り

渡辺師「5日に坂路で追い切りました。小倉までの輸送が控えていますし、先週CWコースでしっかり負荷を掛けているので、今週はラストの反応を確かめる程度に控えました。負荷を掛けた後も歩様が硬くなることもなく、ここ最近の中ではかなり状態が良いですから、仕上げとしては言うことないですね。この2走は条件が合わなかったですが、小回りコースのダ1700mは実績もあるので、あとは時計が掛かる馬場で自分のリズムでレースが出来れば変わり身が期待できると思います。ハンデも53キロと恵まれましたし、状態の良さを活かして頑張ってもらいたいですね」(2/6近況)

見 習 2栗坂良 60.2- 41.9- 26.0- 12.0 一杯に追う ヴァルディゼール(古オープン)一杯を0.7秒追走同入
助 手 5栗坂良 55.3- 39.7- 25.8- 12.6 強めに追う

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第1回小倉8日目(02月09日)
10R 和布刈特別
ダ1700メートル 4歳上2勝クラス 指定 混合 ハンデ 発走14:50
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 テイエムクロムシャ 牡4 54 横山武史
1 2 サンマルエンパイア 牡6 54 柴山雄一
2 3 タガノハツコイ 牝4 51 亀田温心
2 4 シャイニーロック 牡4 54 松若風馬
3 5 ハギノアトラス 牡4 55 藤岡佑介
3 6 インペリオアスール セ6 53 鮫島克駿
4 7 モサ 牡4 54 吉田隼人
4 8 タイキダイヤモンド 牡6 54 杉原誠人
5 9 オンザロックス 牡7 55 勝浦正樹
5 10 テイエムギフテッド 牡5 54 団野大成
6 11 ディライトプロミス 牝5 52 西村淳也
6 12 シュプリームゾーン 牡6 54 古川吉洋
7 13 ヴァルディノート 牡5 53 中谷雄太
7 14 ゴールドパッキャオ 牡5 54 斎藤新
8 15 アメリカンワールド 牡5 54 酒井学
8 16 ブラックモリオン 牝4 50 荻野極

○渡辺師 「歩様に硬さがないし、ここを目標に乗り込めた」(優馬より)

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ダ1800mだと終い甘くなることから、前走ではダ1400mに挑戦したインペリオアスール。個人的にはダ1400mで末脚を生かす競馬が今後生きて行く道かなと思っていましたが、芝スタートで行き脚が付かず。それに伴い、ダートへ入ってからは追走にやや苦しむ場面も。序盤でリズムに乗れなかったのが結果に響きことになりましたが、直線はジリジリと脚を繰り出して9着まで盛り返すことに。この結果をどう捉えるかですが、陣営は中央での初勝利を挙げた小回り・ダ1700mに照準を合わせてきました。個人的は1回きりで諦めず、ダ1400mを使い続けて、芝スタート等に慣らして欲しいのですが。

前走後はNFしがらきでリフレッシュ。早くからこの小倉開催での出走を視野に入れていたので、牧場+帰厩後の調整は順調。坂路での追い切りは地味ですが、体重の軽い見習いJ(騎手候補生)が跨ったとはいえ、CWコースでの1週前追い切りは切れのある動きを見せてくれています。冬場なので歩様の硬さが心配ですが、一息入れたことで今回はそういう面はマシみたいです。

ただ、2勝クラスへ昇級してからが苦戦の連続。前走の9着が1番マシな着順ですから。今回も厳しい1戦になるのは覚悟の上ですが、ハンデ戦で53キロで出走できるのは魅力。枠も内目の偶数枠と絶好のところを引き当てたので、スタートを決めて前々で渋太さを発揮できる展開なら、予想外の好走もあるかもしれません。冬場の時計の掛かる馬場も良いでしょうし。ここ数走では間違いなく1番条件が整っているので、そろそろ2勝クラスにメドの立つ走りをお願いします。

ロードなお馬さん(3歳・栗東近郊組)

Photo_6 ロードフェローズ

滋賀・グリーンウッドトレーニング在厩。ウォーキングマシン90分、ポリトラックコース・キャンター2500m(1ハロン20~22秒ペース)、ウッドチップ坂路コース・キャンター650m×1本(1ハロン20~22秒ペース)。

○当地スタッフ「ここに来て坂路調教もスタート。まだペース自体は非常に緩やかですけどね。トモに幾らかパワーが足りぬ印象。その部分の強化も念頭に進めて行ければ・・・と思っています。藤岡先生は定期的に来場。意見を交わしながら取り組みましょう」

Photo_6 ロードベイリーフ

京都・宇治田原優駿ステーブル在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク600m→ハッキング2400m、ウッドチップ坂路コース・キャンター900m×1本(1ハロン15~20秒ペース)。

○当地スタッフ「現在の馬体重が505キロ。乗り進めながら徐々にボリューム回復も図れているでしょう。しっかりとアイシングを行ない、ひとまずは脚元も落ち着いた状態。コンディションは安定しており、週2回の割合で速いペースを・・・と考えています」

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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馬体に関しては順調に回復が見られるフェローズ。現在は普通キャンターで脚慣らしをしていますが、まもなく負荷を高めてみる様子。緩やかな乗り込みでは良化度は遅いと思うので、甘やかすことなく、体力アップを目指していってもらいたいです。

ベイリーフは淡々と与えられたメニューを消化中。本数を重ねることでじんわり上向いています。森田師は定期的に視察に来ているようですが、牧場スタッフとの連携を密にして良い状態で帰厩できる段取りをお願いします。

幾らかメンバーに恵まれた感じはするも、距離短縮を味方に最後まで頑張り通して4着に食い込む。これぐらいの距離なら喉も大きな問題はなさそうでホッと一安心。☆クァンタムリープ

2020021400

Photo_3 クァンタムリープ(牡・鹿戸)父ロードカナロア 母プルーフオブラヴ

日曜東京1R 3歳未勝利(ダ1400m)4着(7番人気) 木幡育J

シャドーロール着用。五分のスタートから、行き脚ついてスッと2番手を取ります。直線に入ってからも懸命に粘りこみを図ると、2着馬とコンマ3秒差の4着で終えています。

木幡育也騎手「スタートを決めて、無理せず馬なりで好位を取ることが出来ました。ルメール騎手のドロスを目標に進めて、良い形で直線に入ったのですが、外からのプレッシャーを終始受けていた分、最後は捕まってしまいました。また、調教時と同様に息遣いは気になりませんでしたが、自分からハミを取ってくれないところがありますので、チークピーシズなど馬具を何か着けても良いのかもしれません。距離に関してはこれくらいか、もう少し短くても良いと思いますよ」

鹿戸調教師「早めに人気馬を交わそうとして、勝ちに行く競馬をしましたし、交わされてからももうひと伸び見せてくれましたから、内容は良かったですね。育也(木幡育也騎手)によると喉も全く問題無かったと言っておりましたから、これくらいの距離であれば息遣いが苦しくならないようで安心しました。後はもう少し集中力が増せば、反応も良化すると思いますので、次走は馬具を工夫することを検討しています。トレセンに戻っての状態次第にはなりますが、優先出走権を獲れましたので続戦させたいですね」(レース結果)

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【次走へのメモ】

シャドーロール。好仕上がり。スピードタイプで、距離短縮でも楽に先行態勢に入れたし、粘りも上々。ダートもきちんとこなした。今後の進路は決まったよう。(B誌より)

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・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:軽めの調整
・次走予定:2月23日の東京・ダ1400m(木幡育J)

鹿戸師「レース後はトレセンに戻って馬体を確認しましたが、それほどダメージは無いですね。明日から乗り運動を再開する予定で、その後の状態次第にはなるものの、優先出走権を獲れたことから続戦する方向で考えています。来週に前走と同条件はありますが、喉の事もありますから中2週空けさせていただきたいと思います。鞍上は前走で良い競馬をしてくれましたので、引き続き木幡育也騎手にお願いしています」(2/5近況)

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追い切りでは息遣いに気になるところは見せなかったクァンタムリープ。追い切り以上に喉に負担の掛かるレースで喉の不安がどう転ぶか心配でしたが、人気馬を目標に道中は進め、直線を向いてからは早めに前を捕まえに行く勝ちに行く競馬をクァンタムリープと木幡育Jは選択。直線で追われるとジリジリ脚を使って奮闘。ただ、クァンタムリープが早めに前を捉えにいこうとした為、展開は差し・追い込み馬有利に。クァンタムリープが一旦先頭へ躍り出ようかとしたその瞬間には差してきたダイチヴィットの脚が違っていました。

交されたことで集中力が切れるかなと見ていましたが、クァンタムリープは最後まで粘り強さを発揮して4着と健闘。走破時計は地味でメンバーに恵まれた感は強いですが、前走の最下位負けからジワッと巻き返してくれました。心配された喉の具合ですが、距離短縮によって幾らかでも負担はマシだった様子。鞍上からは気にならなかったとコメントを頂きました。その一方で周りを気にしたり、集中力維持に課題を残す現状。次走ではチークピーシズ等の馬具の工夫を検討中みたいですが、レースで着用することで好影響をもたらせて欲しいです。

レース後のクァンタムリープですが、しっかり走り切ったことで相応の疲れはあるでしょうが、どこかが痛くなったような不安は生じていません。今後も在厩調整を続けて中2週のローテで再度ダ1400mを視野に。ひと叩きした上積みはさほど望めないでしょうし、デキの維持が1つポイントになってくるでしょうが、この条件2度目で前進を見込みたいところ。ただ、本当は1200mが1番合っているように思います。

まあ、今回に関しては、喉に大きな不安が生じることなく、メドの立つ走りが出来たことが嬉しかったですし、ホッとしました。

2020年2月 8日 (土)

ここ2走は案外な結果が続いたも、今回は放牧に出してフレッシュな状態。仕上がり&動きは上々。デビュー戦のような走りが出来れば、ここでも見劣らない筈。ただ、今の京都の力の要る特殊な馬場は明らかに不向きそうで…。★ヴィースバーデン

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Photo_6 ヴィースバーデン(牝・角居)父ディープインパクト 母ワイルドココ

2月8日(土)京都10R・エルフィンS(L)・国際・牝馬限定・芝1600mに和田Jで出走します。2月4日(火)良の栗東・坂路コースで1本目に60.0-43.8-28.3-13.6 馬なりに乗っています。短評は「坂路コースで入念」でした。また、2月5日(水)良の栗東・Cウッドチップコースで6ハロン85.5-68.6-52.9-38.6-12.0 8分所を馬なりに乗っています。併せ馬では一杯の相手の外を0秒6先行して0秒2遅れ。追い切りの短評は「馬体フックラ」でした。発走は15時00分です。

○小滝調教助手 「先週に相応の負荷を掛けて、ある程度は仕上がった状態。2月5日(水)は無理を強いずに確認程度の内容です。どうも現在の京都は特殊な馬場コンディション。その点への対応は何とも言えぬものの、良い雰囲気でレースへ臨めるでしょう」

≪調教時計≫
20.02.04 助手 栗東坂良1回 60.0 43.8 28.3 13.6 馬なり余力
20.02.05 和田竜 栗CW良 85.5 68.6 52.9 38.6 12.0馬なり余力 アイアンバローズ(3歳未勝利)一杯の外0秒6先行0秒2遅れ

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第2回京都3日目(02月08日)
10R エルフィンS(L)
芝1600メートル 3歳OP 特指 国際 牝馬 別定 発走15:00
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 ウインマイティー 牝3 54 A.シュタルケ
2 2 ライティア 牝3 54 武豊
3 3 ホープホワイト 牝3 54 松田大作
4 4 リネンファッション 牝3 54 秋山真一郎
5 5 ラヴォアドゥース 牝3 54 坂井瑠星
5 6 メタモルフォーゼ 牝3 54 藤岡康太
6 7 スマートリアン 牝3 54 幸英明
6 8 デアリングタクト 牝3 54 松山弘平
7 9 ヴィースバーデン 牝3 54 和田竜二
7 10 ファーストフォリオ 牝3 54 川田将雅
8 11 エーポス 牝3 54 池添謙一
8 12 グリンデルヴァルト 牝3 54 S.フォーリー

○小滝助手 「2週続けてジョッキー騎乗でコース追いを。いい感触を伝えてもらえましたよ。前走は熱発明け。その点、今回は一息入れてフレッシュな状態ですし、改めて」(競馬ブックより)

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デビュー戦では追い出しを待つ余裕があり、追われてからは馬体をしなやかに使って良い決め手を披露したヴィースバーデン。その時は楽しみな牝馬が出てきてくれたと胸躍ったのですが、その後の2戦がもう1つ。まあ、2走前は牡馬の強いところと戦っての結果ですし、前走は熱発で阪神ジュベナイルFを自重し、放牧に出さずに微調整を施してのレース参戦。展開も向きませんでしたが、ピリッとしたところが見えなかったのは本調子を欠いていた為だと思います。

前走後はすぐにここへの参戦を決め、一旦、千葉ケイアイファームでリフレッシュ。レース後の疲労&馬体の回復に専念し、牧場では普通キャンターでの乗り込みに止めました。そしてレースまで約3週間となって栗東へと戻ってきました。帰厩後は坂路で丹念に時計を出し、ここ2週の週中の追い切りは和田Jが跨ってCWコースでの併せ馬を消化。もっともっと馬体はフックラしてきて欲しいですが、動き自体は軽快で立て直した効果は感じます。

エルフィンSはリステッド競走ですが、ここから台頭していきそうな血統馬はいるも、出走馬は全て1勝馬。ヴィースバーデンは立場上、見劣ることはありませんし、デビュー戦に近い走りが出来ればチャンスは十分。ただ、ドイツ血統とは言え420キロ前後の小柄な馬体。走りっぷりは軽い馬場で良さが出そうなタイプ。今の力の要る特殊な馬場は明らかに向いていないでしょう。

ここが今年の緒戦となるヴィースバーデン。いきなり試金石の1戦を迎えますが、仕上がり自体は良いので、リフレッシュ効果でイライラした面が薄れた状態でまずはレースへ臨んで欲しいところ。競馬の走りに関しては未知な面が大きいも、ここ2走よりは前目でレースの流れに乗って欲しいです。実力を発揮できれば、それなりの結果は付いてくると思いますが、逆に凡走してしまうのなら、牝馬クラシック参戦は諦め、心身の成長を促すことを第1に考えていって欲しいです。

シルクなお馬さん(関西馬・入厩組)

Photo ヴィッセン

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:5日にCWコースで追い切り
・次走予定:京都2月15日・松籟S(坂井瑠J)

斉藤崇師「5日にCWコースで追い切りました。先行し、最後の直線でソニックベガと併せましたが、やや遅れはしたものの、この馬なりに伸びていたのでレース一週前としてはしっかり負荷を掛けることが出来ました。前走後はそのまま短期放牧に出して馬体のケアを行ってもらいましたが、戻ってきた後も変わらず気配が良いですし、これなら昇級戦でもしっかり力を発揮してくれそうですよ。なお、ジョッキーは坂井瑠星騎手に依頼しています」(2/5近況)

助 手 5CW良 89.1- 71.9- 55.9- 40.5- 11.8 直強め余力 ソニックベガ(三未勝)直強めの外0.6秒先行アタマ遅れ

Photo ダイアトニック

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:6日に坂路コースで追い切り
・次走予定:阪神3月1日・阪急杯(G3)・北村友J

安田隆師「6日に坂路で追い切りました。馬なりで感触を確かめる程度に抑えましたが、動き・反応ともに良かったですし、歩様の硬さも感じられません。馬体にまだ余裕がありますが、乗り込んでいけば引き締まってくると思うので、このまま負荷を掛けて行きたいと思います。なお、ジョッキーは引き続き北村友Jに依頼しています」(2/6近況)

助 手 6栗坂良 55.8- 40.8- 26.3- 12.8 馬なり余力

Photo ベルラガッツォ

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:CWコースでキャンター
・次走予定:小倉2月15日・ダ1700m、もしくは小倉2月16日・ダ1700m

中内田師「馬場が良ければ6日に時計を出そうと思っていましたが、雪が降っていたので、滑ってしまうといけないと思い、普通キャンターで調整し、週末に追い切る予定です。前走後も気持ちが逸れることもなく、馬の雰囲気がいいので、長距離輸送に備えて今の状態を維持しておきたいと思います」(2/6近況)

助 手 7CW良 88.0- 71.1- 54.7- 39.6- 12.0 一杯に追う

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来週の競馬を予定しているヴィッセン。使って間もないため、追い切りでは余力を残して追われていますが、動き自体は良好。1週間足らずでも放牧を挟んだことは良い方へ出ていると思います。また、次走の鞍上は坂井瑠Jに決定。ブリンカーを装着している馬ですが、乗り難しさはないので手替わりは問題ないでしょう。最近、我が厩舎に良い成績をもたらしてくれている騎手ですし、前走の競馬を昇級戦でも当てはめてもらえればと思います。

ダイアトニックは帰厩後初めての追い切りを消化。サラッと流した程度ですが、反応等は良く、歩様の硬さも感じないとのこと。一息入れた効果は感じられますし、この馬自身もじわじわ体質強化が図られているのかなと思います。また、次走の鞍上は引き続き北村友J。脚の使いどころを熟知してくれているので頼もしい限り。実績のある距離なので結果を求めたいですが、阪神・芝1400mは未経験。内回りになりますし、どう捌いてくることが出来るかが1つポイントでしょう。

ベルラガッツォは来週の小倉戦を予定。馬場を考慮して7日にCWコースで追われましたが、上がり重点ながらビシッと。久々+去勢明けの1戦を経て、じんわり上昇しているかなという印象です。デキが悪くなっているということは間違いなくありません。先行策が生きる小倉のダ1700mは悪くないでしょうが、逃げにこだわり過ぎると激流に巻き込まれて失速するシーンも。個人的には早めに砂を被らせ、好位~中団で脚を溜めてる形をモノにさせたいです。

直線の長いコースへ替わり、脚の使いどころは正直難しいも、行きたがる面があるので1ハロンの距離短縮はプラス。スタートをしっかり決めて前々で立ち回り、持ち味の勝負根性を生かして、ゴール前の接戦を制して欲しい。☆シベール

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Photo_6 シベール(牝・久保田)父ルーラーシップ 母ヴィーヴル

2月8日(土)東京9R・春菜賞・牝馬限定・芝1400mにM.デムーロJで出走します。2月5日(水)良の美浦・坂路コースで1本目に51.0-37.5-24.7-12.3 強目に追っています。併せ馬では一杯の相手を1秒0追走して0秒9先着。追い切りの短評は「伸び鋭く先着」でした。発走は14時35分です。

○久保田調教師 「2月5日(水)は終いに少しだけ手綱を放し、余裕たっぷりに鋭く伸びてくれました。昇級戦でメンバーが強化されるとは言え、いきなり通用しても不思議ではない素質の持ち主。1400mの方が走り易くなるでしょうし、ここも楽しみだと思います」

≪調教時計≫
20.02.05 調教師 美南坂良1回 51.0 37.5 24.7 12.3 強目に追う ミッキーセオリー(古馬1勝)一杯を1秒0追走0秒9先着

☆★画像と情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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第1回東京3日目(02月08日)
9R 春菜賞
芝1400メートル 3歳1勝クラス 特指 牝馬 馬齢 発走14:35
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 クイックレス 牝3 54 石川裕紀人
1 2 フィオリキアリ 牝3 54 宮崎北斗
2 3 メイプルプレゼント 牝3 54 森裕太朗
2 4 スウィートメリナ 牝3 54 田辺裕信
3 5 セイラブミー 牝3 54 内田博幸
3 6 クリノプレミアム 牝3 54 丸山元気
4 7 スリリングドリーム 牝3 54 松岡正海
4 8 ダイワクンナナ 牝3 54 北村宏司
5 9 コミカライズ 牝3 54 横山典弘
5 10 ビッククインバイオ 牝3 54 大野拓弥
6 11 シベール 牝3 54 M.デムーロ
6 12 ビオグラフィー 牝3 54 F.ミナリク
7 13 ハニーリン 牝3 54 吉田豊
7 14 フィドル 牝3 54 横山和生
8 15 エレガンテレイナ 牝3 54 武藤雅
8 16 バトルカグヤ 牝3 54 津村明秀

○池内助手 「前回は返し馬からテンションが高め。競馬では引っ掛かりながら押し切りました。能力は高いので、コントロールが鍵」(競馬ブックより)

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右前球節の腫れが癒えて臨んだ前走。好発から2番手へ付ける積極策でシベールはレース流れに乗りましたが、前へ壁がなかったこともありやや暴走気味でしたが、直線では4頭横並びの中で勝負根性を発揮。一旦前へ出られるシーンもありましたが、そこから勝負根性を発揮。内から抜き返すと、その後は追撃を封じるといった着差以上に強い競馬を見せてくれました。

前走後は早くからここへ照準を合わせ、一旦放牧を挟むことが検討されましたが、吟味した結果、在厩調整でここへ臨むことを選択。仕上がり早とテンションが高くなりやすいということから、追い切りの再開はレース間際に設定し、落ち着きを保つことを優先。角馬場と周回コースを併用して日々の調教を積んできました。中間の追い切りは3本ですが、どれも素晴らしい時計&動き。まあ、元々攻めは動く馬ですが、前走からの上積みというか成長は楽しみです。あとは東京コースは初めてなので、パドック→返し馬で落ち着いた状態を維持できるかどうか。

昇級戦の今回。距離は1400mへ短縮となりますが、やや引っ掛かり気味に追走する面があるので、折り合いや最後の踏ん張りを考えると間違いなくプラス。経験の差がレースで出てしまうかもしれませんが、牝馬同士ならここでも素質はヒケを取らないと思います。三浦Jが怪我の為、今回はM.デムーロJへ手が替わりますが、少々乗り難しさはあると言っても、現状ではそこまで苦労しそうという印象はなし。出来れば、前に壁を作って道中で脚を溜めたいところ。ただ、この条件は後から届くイメージはないので、スタートをしっかり決めて欲しいです。レースでのポイントはまずここかなと思います。

牝馬限定戦でここを狙ってきた陣営が多い為、粒の揃ったメンバーで結果は展開等に左右されそうですが、シベール&M.デムーロJにはまずは息の合った走りを見せて欲しいところ。直線の長いコースになって仕掛けどころ&脚の使いどころが難しいですが、持ち味の勝負根性を生かして、ゴール前での接戦を制して欲しい。未勝利からの連勝という期待を持って、レースを見届けたいです。

2020年2月 7日 (金)

ロードなお馬さん(3歳・ケイアイファーム組)

Photo_6 ロードドミニオン

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン15~20秒ペース)。

○当地スタッフ 「1月31日(金)に15-15を交えた際も最後まで無難なフットワーク。依然として目立ったダメージは生じておらず、飼い葉食いも問題ありません。西浦調教師へ進捗状況を報告。声が掛かった段階で速やかに送り出せるように態勢を整えておきます」

Photo_6 レインドロップス

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン15~20秒ペース)。

○当地スタッフ 「1月31日(金)にハロン14、15秒の稽古を交えました。見た目はコンパクトな感じでも、結構なスピードを秘めていそうなイメージ。引き続き、馬自身のコンディションに問題は見当たらないだけに、今のリズムを保ちながら準備を進めましょう」

Photo_6 ロードユリシス

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン18~20秒ペース)。

○当地スタッフ 「ハロン17、18秒のキャンターを順調にこなしています。実戦でも注意散漫な部分が認められましたので、準備を進めると同時にブリンカーを試すのも一案。視界が狭まって逆効果を招くケースも考えられるだけに、こちらで反応を見ておきたいです」

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ドミニオンは定期的にハロン15秒のところを乗っていますが、反動・疲れは見られず。カイバ食いも安定しているようなので、厩舎から声が掛かればスムーズに移動できるでしょう。

レインドロップスもこの中間に速いところを乗っていますが、硬さが出ることなく、スピード感のある動きを披露。体質面での弱さが目につきますが、非凡な才能もチラチラと。この調子で状態を上げていってもらえればと思います。

ユリシスは普通キャンターで乗り込み中。楽なペースというのもあるでしょうが、注意散漫なところが気になるとのこと。帰厩後はブリンカー装着での実戦を見据えて、牧場で感触を確かめてみるとのこと。良い効果が得られることを期待しています。

ロードなお馬さん(7歳・関東馬)

Photo_6 ロードプレミアム

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン18~20秒ペース)。

○当地スタッフ 「コンスタントに普通キャンターを消化。ここまでは何の問題も生じておらず、理想的なリフレッシュ期間を過ごせているでしょう。緩まない程度に乗りながら新たな指示が届くタイミングを待つイメージ。厩舎サイドと情報を共有して取り組みます」

Photo_6 ロードクエスト

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン18~20秒ペース)。

○当地スタッフ 「計画に沿って順調に18-18を消化できています。こちらに在厩する重賞ウイナー同士でトレーニングに励む格好。相変わらずコンディションも良好と言えるでしょう。あと1ヶ月程度でトレセンへ戻る見通し。少しずつピッチを速めて行きたいです」

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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プレミアムは普通キャンターよりも少し軽めを乗り込み中。緩まない程度で調整を進めているという感じです。プレミアム自身の状態は良さそうです。

クエストは意識的にじっくり進めてきましたが、ショックウェーブ治療を行ったあたりからグングン状態が上がってきている様子。あとは帰厩予定が決まれば、それを逆算して態勢を整えていってもらえればと思います。

2020年2月 6日 (木)

今週の出走馬(2/8・9)

<土曜日>

Photo_6 シベール

東京9R・春菜賞・牝馬限定・芝1400mにM.デムーロJとのコンビで出走します。

Photo_6 ヴィースバーデン

京都10R・エルフィンS(L)・牝馬限定・芝1600mに和田Jとのコンビで出走します。

<日曜日>

Photo_2 インペリオアスール

小倉10R・和布刈特別・ダ1700mに鮫島駿Jとのコンビで出走します。

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先週は6頭と多かったのですが、これからの2月の週末は上限3頭くらいの寂しい頭数となりそう。その中で1つ勝ち星を積み重ねたいところですが、果たして叶うかどうか…。

今週は3頭がスタンバイしていますが、勝てる可能性が1番高いのはシベール。未勝利を勝った後、在厩調整でここへ使いますが、丁寧に調教を積んできた成果は大きそう。ここ2週の追い切りの動きでは素晴らしい伸びを披露と、昇級戦でも牝馬同士なら脈はあると思います。1400mは初めてとなりますが、これまでのレースぶりからベストの距離と言えるかもしれません。

ヴィースバーデンは新馬戦を鮮やかに勝った後が尻すぼみ状態。素質は高いと思うのですが、馬体が思うように膨らんでこないのが悩ましいところ。ピリッとした面は走る原動力にもなりますが、パワー不足で非力な面が解消できていません。また、トビの綺麗な馬なので、今の京都の芝は合わない可能性が大。牝馬同士の1戦で見直したいですが、現状はワンパンチ足りないでしょうねえ。

2勝クラスで苦戦が続くインペリオアスール。今回は中央での初勝利を挙げた小回り・ダ1700mの1戦。53キロのハンデも魅力。そろそろ変わってきてもらいたいのですが…。まずはスタートを決めて前々でレースの流れに乗って欲しい。

今回も最内枠が仇になって自分の形に持ち込めず。直線はパタッと止まることなく頑張ってはいましたが10着。ここ最近の成績を踏まえてJRAの登録を抹消することに。ダートや障害入りなど浮上の可能性は残していたも、厩舎との関係が希薄になってきている現状が少なからず影響したかも。残念。★ロードヴァンドール

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Photo_6 ロードヴァンドール(牡・昆)父ダイワメジャー 母ジャズキャット

2月1日(土)東京11R・白富士S(L)・国際・芝2000mに横山和Jで出走。14頭立て11番人気で1枠1番から平均ペースの道中を5、5、5、7番手と進み、直線では最内を通って0秒8差の10着でした。馬場は良。タイム1分59秒9、上がり34秒9。馬体重は2キロ減少の506キロでした。

○横山和騎手 「この馬に何度も乗っている父からもアドバイスを受けた上でレースへ。行けたらハナを切りたかったものの、周りが速くて控える格好になりました。また、今日は内枠で動きたい時に動けなかった部分が厳しかった感じ。最後まで諦めずに走っており、条件さえ整えばもう少しは戦えるかも知れません」

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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レース後も特に異常は認められません。ここ最近の競走成績等を踏まえて今後について調教師と意見を交えた結果、中央競馬の登録を抹消する方針が決まりました。長い間ご支援を下さいまして誠に有り難うございました。

○昆調教師 「オープン特別のメンバー相手で、これぐらいが現状で精一杯な感じ。ただ、当面は番組も組まれません。協議の結果、登録を抹消する方針に。あと一歩まで迫りながら、重賞には手が届かずに・・・。でも、ここまで本当に頑張ってくれたでしょう」

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2走前の中京新聞杯のように最内枠が仇にならないことを願ったロードヴァンドール。組み合わせを見ると主張すれば逃げることが出来るかなと見ていたのですが、JCでハナを奪っていたダイワギャクニーが今回も同様の戦法を選んできたというのが誤算。五分のスタートを切って、前へ行く意思はあったのですが、1角でダイワギャクニー等が切れ込んできたので控えざるを得ない感じに。道中は淡々と追走できていて少し余裕もあるのかなと見えたのですが、直線で進路を探していた割に追い出してからが案外。速い脚がないことを痛感することになってしまいました。

リステッド競走での10着は額面上、悪い印象を持ってしまいますが、直線でパタッと止めることなく、ヴァンドールなりに食い下がってはいたので、そこまで悲観する内容の競馬ではないと個人的には思っていました。ただ、厩舎とクラブの考えではこれ以上は望めないと判断されてしまい、近日中にJRAの競走馬登録を抹消することになってしまいました。

確かに成績は頭打ちなんですが、ダートは1度も走っていませんし、心肺機能の高い馬なので障害入りという道もありました。さすがにアッサリし過ぎだなというのが率直なところ。最近、昆厩舎はクラブ馬を預かっていませんし、繋がりが薄くなってしまっているのが少なからず影響したんだと思います。

結局、重賞に手が届くことはなかったですが、2着2回・3着3回・4着2回と手に汗握るレースを見せてくれました。今後は地方へ転出される可能性が高いのかなと思いますが、第2の馬生が良いモノになることを願っています。大きな怪我なく頑張ってくれました。お疲れ様でした。

2020年2月 5日 (水)

相手強化+緩い流れになってしまったことで、ジワジワ脚を繰り出すも6着まで。ほぼ完璧な立ち回りで力を出し切る競馬は出来たも、上位を窺うには展開の助けが必須だと再認識することに。★ナイトバナレット

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Photo_3 ナイトバナレット(牡・矢作)父ディープブリランテ 母ナイキフェイバー

土曜京都9R 花見小路特別(芝1600m)6着(6番人気) 坂井瑠J

互角のスタートを決めるも、両サイドからカットされた為に最後方まで下がってしまいます。道中は内々を追走し、最後の直線で進路を探しながら追い上げますが、ジリジリとしか伸びず6着でレースを終えています。

坂井瑠星騎手「前回よりもスムーズにゲートを出てくれましたが、その直後に進路が窮屈になってブレーキを掛けるロスがありました。それに今回はペースが遅く、馬群が固まってしまったことで、スムーズに追い上げることが出来なかったのが痛かったですね。最後の直線では長く脚を使ってくれましたが、ビュっと切れるタイプではないので、前が伸びている分、上位馬を捉え切るところまで行きませんでした。ゲートの出は安定しているだけに、あとは展開の助けが必要ですね」

矢作調教師「前走から中1週でしたが、良い状態で向かえたと思いますし、それに今回もゲートの出は安定していましたね。ただ、前回と違って流れが遅く、この馬の展開にならなかったことに尽きます。勝ち馬にはそこまで負けていませんし、この馬なりに長く脚を使っているだけに、展開さえ向けばと言ったところです。芝だとどうしても展開の助けが必要ですが、ダートなら脚質的にも合いそうな気がするので、一度試してみるのも良いかもしれません。レース後はその日のうちに島上牧場に放牧に出させていただきましたが、状態が良い時にダートを試してみたい気持ちがあるので、牧場で様子を見させていただきながら具体的な番組を検討していきたいと思います」(レース結果)

⇒⇒1日に滋賀県・島上牧場へ放牧に出ています。(3日・最新情報より) 
⇒⇒5日に滋賀県・ノーザンファームしがらきへ移動しています。(5日・最新情報より)

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【次走へのメモ】

後方2番手から。コーナーは枠なりで内めを通り、直線だけ外へ出しての追い上げ。ラストはドラグーンシチーの外で詰め寄っていた。どこかで展開が嵌れば。(B誌)

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放牧明け3戦目+前走から中1週のローテ。ナイトバナレットはさすがに下り坂のデキだったと思いますが、木曜追い+上がり重点で落ち込みは何とか回避。一応、走れる態勢で出走することは出来たかなと思います。

レースでは、スタート直後、ボッケリーニに寄られて進路が狭くなりましたが、ナイトバナレットは後方から進めて行く予定だったの大きなロスまでには至らず。ただ、今回は相手強化+懸念していたようにSペースで瞬発力勝負の1戦に。単純に時計も前走とほぼ同様であったように力は出し切っています。坂井瑠Jはほぼ完璧なエスコートで直線でも早く進路を見つけてくれていました。ナイトバナレットも懸命に脚を伸ばしてくれているのですが、緩い流れだったので他の馬も最後までバテるようなところもなくて…。頑張ってくれているのは確かですが、上位へ顔を覗かせるには展開の助けが必要です。

レース後、早速トレセン近くの島上牧場へ放牧。そして馬房に都合が付いて5日にNFしがらきへ移動しています。放牧明けから3戦しているので、まずはしっかり回復を促してもらえればと思います。

今後については芝だとどうしても展開の助けが必要ということで、ダートへ矛先を向けることを検討中。矢作厩舎は調教駆けする馬が多いので、ナイトバナレットは追い切りで目立つことは少ないですが、一般的には攻めで動くタイプに分類できると思います。個人的には早くダートを試してみて欲しかったので、ようやく希望が叶いそうということで嬉しい限りです。あとはダートの適性を本当に備えていてくれれば…。これをキッカケに再ブレイクしてもらいたいです。

昇級戦で経験値のなさが結果に出てしまうも、気分良く行かせた方が良いタイプと分かったことと飛越が着実に上達していることは収穫。強い相手に揉まれた経験を次走以降に役立てて欲しい。★シングルアップ

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Photo シングルアップ(牡・寺島)父キンシャサノキセキ 母ラフアップ

土曜京都8R 牛若丸ジャンプS(障3170m)11着(2番人気) 森 一馬J

まずまずのスタートから3つの障害を無事飛越し、好位3番手でレースを運びます。2周目のスタンド前で先頭に立ち、その後も安定した障害飛越を見せますが、3コーナー手前で2番手に後退し、勝負どころからもう一度前を窺いに行こうとするも、盛り返すほどの脚は見られず、昇級戦は11着でゴールしています。

森一馬騎手「前回よりも安定した飛越でしたし、飛ぶ毎に前に出ていたので、進歩が見られましたね。前の馬を見ながら進めていこうとしていたところ、ペースが遅すぎた為にずっと力んで走っていました。途中からハナに立って行くとフッとハミが抜けたので、結果論になりますが、展開を読んで早めに先頭に立っていれば良かったかもしれません。障害飛越に関しては上達しているので、あとは力まず自分のペースで競馬が出来るかがカギになりそうです」

寺島調教師「続戦したことで気持ちが逸れることもなかったですし、良い状態でレースに向かうことが出来たので、これなら昇級戦でも良い競馬をしてくれると期待していました。ただ、思いのほか前半のペースが遅くなってしまったことで、力んでしまいましたね。前走から距離が延びたことと、昇級戦でもありましたから、慎重にレースを運んだ結果なので仕方ありません。クラス慣れはもう少し必要だと思いますが、セーフティーリードを保って自分のリズムで競馬が出来れば、また違ったレースが出来ると思いますから、今回の敗因を次走に活かせられるようにして行きたいと思います。トレセンで状態を確認した後はこれまでの疲れを取る為に放牧に出す予定です」(レース結果)

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【次走へのメモ】

今日は控える形になったが、折り合いはついていた。スタンド前ではノワールギャルソンを交わしてハナに。ただ、勝負どころで勝ち馬に交わされると、そこから踏ん張れず。相手強化でこれまでと違う展開だったことが応えたか…。

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・在厩場所:栗東トレセン/6日に滋賀県・NFしがらきへ放牧予定
・調教内容:軽めの運動
・次走予定:中京3月28日・障害OP

寺島師「トレセンに戻って状態を確認したところ、目立った疲れはなく、体調も問題ありませんでしたが、これまでの疲れを取る為に放牧へ出す予定です。その後も問題なければ3月28日の中京・障害オープンに向かいたいと考えていますので、それに合わせてトレセンへ戻す予定です」(2/5近況)

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11着という着順だけ見ると印象が悪いですが、今回は強い先行馬(トラスト)がいましたし、OP等で経験を積んできている馬達が相手。そてに対して障害レースで初勝利を挙げただけでの挑戦は分が悪かったと言わざるを得ません。ただ、勿体なかったのは距離を意識したのか、控える形を選択したこと。それなりに折り合いは付いてはいましたが、ちょっと力んだ感じでの追走。途中からハナへ行くと気分良く走れていただけに…。まあ、これも経験ですし、気分良く行かせた方が良いと分かったのは収穫です。

飛越に関しては、1回目の水壕障害で飛越が遠かったのでヒヤッとしましたが、それ以外はほぼスムーズに行ったかなと思います。着実に進歩が窺えるのは嬉しいです。最後はさすがに力尽きてしまいましたが、直線入り口まで2番手をキープしていましたし、直線が芝ならもう少し粘れたかな?

レース後のシングルアップは目立った疲れはないようですが、2戦連続で使いましたし、馬体にダメージが出やすい馬でもあるので無理せずに一息入れるのは当然かなと思います。まずはしっかり回復を促してから次走へ臨んでもらえればと思います。

ここまで中山と京都で障害戦を3戦こなしましたが、シングルアップは現状スピードタイプなので、経験を積みつつスタミナ強化が課題。それ故、中央場所よりも先行力+直線・芝のローカルの障害戦が合っていそう。まずはそこで経験と実績を積んでいってもらいたいです。

3日に北海道を出発して千葉・ケイアイファームへ移動中。☆ロードクラージュ

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Photo_6 ロードクラージュ(セ・安田隆)父ロードカナロア 母レディルージュ

2月3日(月)に三石・ケイアイファームを出発。千葉・ケイアイファームへ移動中です。

○当地スタッフ 「騎乗トレーニングも交える形で約1ヶ月が経過。更に土台を固めて送れれば理想的ながら、ある程度の下地までは整いましたからね。時間が限られている部分も考慮。あとは千葉の分場で最終調整を行ない、その上でトレセン帰厩を目指す方針です(三石・ケイアイファーム)」

☆★画像と情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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当初はもう少し北海道で乗り込み、下地を整えてから千葉へ移動する方針だったようですが、ロードクラージュは少し疲れを覗かせながらも意欲的に乗り込みを消化。未勝利という立場でもあるので、早目に移動させた方が賢明という判断に至ったと思います。

本日5日には千葉へ到着すると思うので、まずは長旅の疲れをしっかり癒してから帰厩へ向けての仕上げへと進んでいってもらいたいです。また、高いポテンシャルを秘めているのは確かなので、千葉での育成において去勢効果を感じることが出来れば一安心なのですが…。

シルクなお馬さん(2歳・関西馬)

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Photo アリーヴォ(牡・杉山)父ドゥラメンテ 母エスメラルディーナ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週2回屋内坂路コースでハロン16~17秒のキャンター2本、週1回周回コースで軽めのキャンター2500m、残りの日は軽めの調整

担当者「年明けにリフレッシュ期間を設けましたが、その後は坂路コースと周回コースでのトレーニングを行っています。少しずつ力が付いてきていることから、徐々に緩さも取れてきており、坂路でも安定した走りを見せるようになってきています。それでも、まだ緩いところは残していますし、5月生まれということ考えれば、今後さらに成長して良くなってきそうですから楽しみですね。調教が進んで少し気の強い部分は出てきましたが、手の掛かるような感じではありませんし、変にテンションも上がらず飼い葉食いは安定しています。脚元も問題はありませんし、しばらくはこれくらいのところで乗り込んで基礎強化に努めていきたいと思います。馬体重は471キロです」(2/1近況)

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Photo バラキエル(牡・大久保)父ロードカナロア 母スリールドランジュ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週1回トレッドミルで軽めのキャンター、残りの日はウォーキングマシン

担当者「今はリフレッシュのため乗り運動は控えていますが、ハロン16秒ペースでも段々と手応えが上向いてきていたことから、この中間は坂路コースではハロン15秒まで脚を伸ばしていました。ペースアップ後は手応えという点では見劣りますが、動き自体は先月よりも増々良くなってきている印象です。このままハロン15秒ペースのトレーニングを継続していれば、さらなるパワーアップを期待できますし、この調子で順調に進めていきたいところです。馬体重は少し増えましたが、無駄な脂肪が付いたわけではなく、馬体が大きくなり幅も出て来て、良い感じにメリハリが出てきています。馬体の方は良い成長曲線を描けていますが、精神的には幼いところがありますから、今後も我儘をさせないように気を付けて進めていきます。馬体重は483キロです」(2/1近況)

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Photo ヒーズオールザット(牡・藤原英)父ブラックタイド 母シーイズトウショウ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン15~16秒のキャンター2本、残りの日は軽めの調整

担当者「その後も歩様の状態を確認しながら調教を進めてまいりましたが、最初は硬さがありながらも、日に日に良化が窺えたことから、元の調教メニューに戻しています。現在は坂路で16-16から、速い日はハロン15秒まで脚を伸ばすようにしていますが、負荷を掛けた後も歩様が乱れることはなく、登坂回数を重ねていくにつれて力強くなってきた印象を受けます。ややピリッとしたところがあり、調教を進めてテンションが上がり過ぎないように心掛けていますが、前向きさを見せながらも、鞍上の指示に対応してくれますし、柔軟な性格の持ち主ですから、今の雰囲気のまま進めて行けそうです。寝違いはありましたが、馬にとってはいいリフレッシュ期間になったようで、馬体も大きくなって成長が感じられますし、気持ちの方も元気いっぱいの様子です。後はひと息入った分、馬体が緩くなってしまったので、それがフィットすれば更に良い馬体になってくるでしょう。馬体重は502キロです」(2/1近況)

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Photo ピクシーナイト(牡・音無)父モーリス 母ピクシーホロウ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム早来
・調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン15~16秒のキャンター1本、週2回周回コースで軽めのキャンター2400m、残りの日は軽めの調整

担当者「1月初めにリフレッシュを取り入れましたが、その後は坂路コース中心の乗り込みを行っています。この中間からペースをハロン15秒まで上げており、まだ終いは少し手応えが甘くなる部分はあるものの、この1ヶ月で調教の動きはだいぶ良くなってきたように感じます。乗り込みを継続していることで、段々と馬体の緩みが取れてきていますし、この時期にしては毛艶が良好で、体調の良さが目に見て取れますね。相変わらずこちらの指示を素直に聞いてくれるため、特に問題が起こることなく調教を進められており、今後は登坂本数を増やすことも視野に入れながら調整していければと思います。馬体重は503キロです」(2/1近況)

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Photo ロコポルティ(牡・西園)父ヘニーヒューズ 母サダムグランジュテ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週2回屋内坂路コースでハロン16~17秒のキャンター2本、週1回周回コースで軽めのキャンター2500m、残りの日は軽めの調整

担当者「調教メニューとしては前回と同じですが、先月と比べてまだ一段とパワーアップしたように感じられ、よりダート馬らしい前肢の掻き込みとなってきましたよ。力強く坂路を登坂している姿は迫力十分で、雄大な馬体に更に筋肉が付き始め、緩さを残しながらもメリハリが利いた体つきになってきました。時期的なこともありますが、他の馬と比較すると馬体の艶がもう一つですから、体調管理には気を付けておきたいですね。ただ、飼い葉をしっかり食べていますし、コンディションも悪くないので、体調に合わせて進めていけば、徐々に張り・艶も元に戻ってくるでしょう。ここまで想像していた通りに成長してくれているので、良化が窺えるまではこれまで通り、じっくり馬の状態に合わせながら調教計画を立てて行きたいと思います。馬体重は499キロです」(2/1近況)

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Photo イルデレーヴ(牡・池添学)父ミッキーアイル 母デイトユアドリーム

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週2回屋内坂路コースでハロン16秒のキャンター2本、週1回周回コースで軽めのキャンター2500m、残りの日は軽めの調整

担当者「この中間も先月と同じ坂路でハロン16秒のペースで乗り込んでいますがが、疲れを見せることもなく最後までブレずに力強く登坂していますよ。血統的に前向きでスピードのあるタイプですから、気持ちだけが先行しないようにコントロールしながら調教に取り組むように心掛けています。ここまでじっくり進めていますが、今のペースなら気持ちが悪い方に向くことはなく、力みや折り合いを欠くこともないですし、ここまで順調そのものです。脚元や飼い葉食いが悪くなることはないですし、運動後も元気いっぱいの様子ですから、基礎体力も段々と身に付いてきているのでしょう。馬体も徐々に成長しているので、この調子で大事に育てていきたいと思います。馬体重は477キロです」(2/1近況)

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Photo グレイシャーパーク(牝・高橋忠)父Dawn Approach 母カリスペル

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週2回屋内坂路コースでハロン15~16秒のキャンター2本、週1回周回コースで軽めのキャンター2500m、週1回ロンギ場、残りの日は軽めの調整

担当者「適度にリフレッシュ期間を設けていることもあって、この中間も順調に調教に取り組むことが出来ています。現在も週2回坂路2本目に15-15のペースで乗り込んでいますが、最後まで疲れを見せることもなく元気いっぱいに駆け上がっています。欲を言えば、もう少しトモの踏み込みに力強さが付いて欲しいのと、ラスト1ハロンの手応えが更に良くなって欲しいところですが、登坂回数を重ねて徐々に良くなってきているので、この調子で鍛えて行きたいですね。馬体重は数字こそ大きな変動はないですが、今年に入って全体的に馬体に幅が出てきた印象を受けますし、この時期としては張り・艶も良いので、コンディションは良いと思います。精神的にも普段から落ち着いて穏やかに過ごしていますし、飼い葉も残すことなく完食しているので、今後も体調管理には気を付けながら、調教を進めていきたいと思います。馬体重は444キロです」(2/1近況)

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アリーヴォは骨格の割にまだまだ華奢な馬体。全体的にボリュームアップして欲しいですが、一応先月と比べると10キロ増。良い傾向ではあります。また、最新の動画では少し力んだ走りにも見えたので、馬体を大きく使える走りをしっかり習得してもらえればと思います。前捌きを見ると、やはりダートの方が良さそうです。

バラキエルは現在リフレッシュさせていますが、坂路でハロン15秒の調教は経験済。精神面の幼さが多く残っている分、最新動画でもバタバタした走りでフォームの纏まりが一息でしたが、それでもそれなりの時計が出ているように身体能力の高さの証明でしょう。気性面で落ち着きが出てきて、操縦性が高まって来てくれれば、良い動きを見せてくれると思います。気持ちが悪い方へ向かないように注意し、焦ることなくマイペースを貫いてもらえればと思います。

寝違いから歩様に少し違和感が出たヒーズオールザットですが、その後は症状がぶり返すことなく、淡々と乗り込むことが出来ています。馬体も大きく成長してきてくれているので、もう少しの間は土台づくりということで、負荷を高めることはせず、心身の成長を最優先してもらえればと思います。芝の中距離で活躍して欲しい馬ですが、父ブラックタイドなので芝で通用する速い脚に持ち合わせていないかもしれません。

血統を見ると、気難しいところがあっても不思議ないピクシーナイトですが、動画を見ても、全く乗り難しさは感じませんし、フットワークの軽さは目立ちます。少し頭の高い走法は母父キングヘイローの血が出ているのかなと思います。あとは500キロを誇る雄大な馬体に力強さが加わってきてくれれば、父を彷彿とさせるダイナミックな走りへと進化していってくれるかなと想像します。また、距離は2000mまで克服して欲しいですが、マイルがベストな馬かなと見ています。

ロコポルティは先月と同様のメニューでコツコツ乗り込み中ですが、馬体重が増えたのは良い筋肉が付いてきた証拠かなと。食欲もしっかりしているので鍛え甲斐はあると思います。毛ヅヤについては先月の写真も冬毛が伸びていたので、寒い時季よりは暑い時季の方が合っているタイプ? まあ、内面がしっかりしていないことを証明していると思うので、動きに迫力が出てきたと言っても、慌ててはいけません。その辺はしっかり把握してくれているのは頼もしいです。

イルデレーヴも更新された画像を見ると、毛ヅヤが一息。コツコツ乗り込むことは出来ていますが、内面はパンとしていないのでしょうねえ。それでも調教は前向きに取り組んでくれているので、芝でも通用する軽さが備わって来てくれれば…。現状はちょっとダート向きかなと見ています。

グレイシャーパークはごく短期間でリフレッシュさせつつ、乗り込みは継続中。終いが少し甘くなるのは気持ちに体が付いてきていないのが大きいのかなと思いますが、体をしっかり使って走ることが出来るのはこの馬の長所。今後もコツコツ乗り込みながら、カイバをもっと食わし込んでも良いのかなと思います。

2020年2月 4日 (火)

シルクなお馬さん(2歳・関東馬)

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Photo ドゥラモンド(牡・手塚)父ドゥラメンテ 母シーズインクルーデッド

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム早来
・調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン15~16秒のキャンター1本、週2回周回コースで軽めのキャンター1800m~2700m、残りの日は軽めの調整

担当者「坂路での軽快な走りや身のこなしを見れば、今月に移動させても良いと思えるほど動きは良いですね。持っているポテンシャルの高さを感じます。それに、最近は乗り込みを強化したことでトモなどに良質な筋肉が備わり、メリハリのある馬体に進化してきました。また、普段から手の掛からない馬で、特に気難しさはありませんから、今後も順調に進められそうですね。この後は引き続き坂路主体で乗り込んでいきますが、もう一段階パワーアップした状態でペースを上げていきます。馬体重は466キロです」(2/1近況)

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Photo アンダープロット(牡・加藤征)父ハーツクライ 母マチカネタマカズラ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週2回屋内坂路コースでハロン16秒のキャンター2本、週1回周回コースで軽めのキャンター2500m、残りの日は軽めの調整

担当者「この中間もハロン16秒での乗り運動を行っています。先月よりもトモに力強さが出てきたことで、常歩でも後ろ脚の踏み込みがしっかりしてきました。馬体自体は体重が示す通り、大きく変わった点はありませんが、徐々に引き締まってきて筋肉の凹凸が出始めています。飼い葉食いも安定していますし、脚元に現在のところ不安はありません。とても具合が良く小気味よく動けていますし気性的にも落ち着いていますから、ペースアップしていくのに問題なさそうですが、ハーツクライの産駒ですし、これまでの成長過程からもゆっくりと進めていった方が良いタイプだと思っています。今は基礎体力をつけていく時期だと考えているので速めの調教にはこだわらず、ハロン16秒での調教を継続して乗り込んでいくつもりです。馬体重は488キロです」(2/1近況)

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Photo セラフィナイト(牡・宮田)父ルーラーシップ 母ブロンシェダーム

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週2回屋内坂路コースでハロン16秒のキャンター2本、週1回周回コースで軽めのキャンター2500m、残りの日は軽めの調整

担当者「この中間から調教量は坂路調教を週2回2本の登坂と変わりはありませんが、ペースを2本ともにハロン16秒と負荷を高めた運動を行っています。馬体の見た目の変化はあまりありませんが、体幹がしっかりしましたね。ハミからトモにかけて連動したキャンターで登坂することができるようになってきました。現在のペースを継続することで、これからさらに体の使い方が上手になってくると思うので、それに合わせて調教を強くしていく予定です。心身共に幼さが残る部分は課題なので、精神状態が走りに影響しないように落ち着いた状態で運動できるよう注意して騎乗しています。馬体もまだまだ成長してくれることでしょうから、速いペースにこだわらずに馬の体調面を優先にして成長を促していくつもりです。調教量は増えていますが、飼い葉食いは良好ですし、脚元の状態も引き続き良好です。馬体重は438キロです」(2/1近況)

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Photo ルージュセリーズ(牝・手塚)父ロードカナロア 母フィロンルージュ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週2回屋内坂路コースでハロン16~17秒のキャンター2本、週1回周回コースで軽めのキャンター2500m、残りの日は軽めの調整 

担当者「この中間、すこぶる順調で坂路調教のペースをハロン16秒まで進めています。坂路での走り自体は本馬なりに良くなってきていますよ。特にトモをしっかり使って登坂できるようになってきています。課題としては、少し前脚を頼りに走ってしまうところですね。後ろ脚の力はついてきていますから、騎乗する際に注意していけば前後のバランス良く走れるようになると思います。周回コースでは、併せ馬をしても力むことなく走れていますし、周りの馬に怯むこともなく堂々としていて、気性面の成長を感じています。ペースを速めても引き続き飼い葉を残すことなくしっかり食べています。馬体重が示す通り、筋力もついて体が大きくなってきています。体が大きくなると心配になるのが脚元ですが、現時点で不安はありませんので、さらに負荷を高めていくつもりです。馬体重は465キロです」(2/1近況)

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Photo ベルエポック(牝・黒岩)父モーリス 母アドマイヤテンバ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週2回屋内坂路コースでハロン16~17秒のキャンター1本、残りの日は軽めの調整

担当者「依然として歩様や走っている時の捌きの硬さはありますが、ハロン15秒に近いペースで乗り込んでいても変わったところはありませんね。完歩の大きい走りでグイグイ前に進んでいく姿はとても好感が持てますし、前向きながらも折り合いに苦労するところは無いので、この時期としては上々の動きをしてくれています。また、乗り進める毎に全体的に筋肉が付いてきており、より競走馬らしい体つきに変化してきています。後は時折耳を絞ったりするなど、気難しさを出すことがありますので、その点だけ注意していきたいですね。そして、冬毛こそ出ていますが、体重が増えている通り飼い葉食いは良いですので張りや艶は良好ですし、体調面に心配は要りません。馬体重は513キロです」(2/1近況)

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Photo クールキャット(牝・奥村武)父スクリーンヒーロー 母メジロトンキニーズ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週2回屋内坂路コースで15~17秒のキャンター2本、週1回周回コースで軽めのキャンター2500m、残りの日は軽めの調整

担当者「リフレッシュ後は坂路調教を再開し、週2回行っています。1本目ハロン17秒、2本目にはハロン15秒までペースを上げていますが、少し気合いを付けただけで、最後まで持ったまま駆け上がることができていますよ。一時期、動きに少し硬さが出たこともありましたが、リフレッシュを挟んだことで、それも解消され、精神的にもピリピリすることがなくなりました。馬体に関しては大きな変化はありませんが、胴が少し伸びたかなという印象を受けます。毛艶は良く、飼い葉食いも良好で、脚元にも不安な点はありません。今後も15-15を継続していきたいと思っていますが、いま現在、気を付けるべき点は精神面だと思っていますので、それを特に意識して進めていきます。馬体重は526キロです」(2/1近況)

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ドゥラモンドは周回コースで距離を乗り込みながら、週3回の坂路調教は継続。疲れが出ても不思議ではありませんが、乗り込みを強化した成果がきちんと馬体に反映されているのは好感。それだけ潜在能力が高いのでしょう。早期デビューが視野に入っているようですが、それにこだわり過ぎず、引き続き自分のリズムで鍛え上げていってもらえればと思います。

アンダープロットはコツコツ乗り込んできた効果が見受けられるのは好印象。今後も精神的に追い詰めない程度に攻めていって、素材の良さを引き出せるようにお願いします。期待ほど走っていない母の仔ですが、その不評を一変させるような馬に育って欲しいものです。

セラフィナイトは心身の幼さがまだまだ目立つので、アンダープロット同様に追い詰めないように気を配りながら進めてもらいたいところ。また、休まずに乗れているのは良いのですが、思っていた以上に馬体重の増えが鈍い感じ。体力が備わっていない間は積極的にリフレッシュ期間を設けるようにしていった方が良いのかなと思います。

ルージュセリーズはトモに緩さが残る分、少し前脚を頼る走りになっていると思うので、引き続きトモを上手に使って走れるようにフォームの矯正に努めてもらえればと思います。牝馬とすれば頼もしい気性をしているので、常に安定した成績を残してくれるタイプに育ってくれそう。

ベルエポックは立ち気味の繋ぎ+気性の難しさがずっと課題に挙がっていますが、トモを上手に使って走ることが出来るので、推進力のある走りが出来ていますし、500キロを誇る馬体がそれにパワーを加味している感じ。繋ぎが立っている割に手先は軽い走りにも見えます。とにかく怪我さえしないように注意していってもらえれば、ある程度の成績はついてくると思います。

クールキャットはリフレッシュ明け後、順調に調教のピッチを戻すことが出来ています。硬さが出る前の良いタイミングで一息入れることが出来たのは何気に大きいように思います。馬体は更に長距離仕様になっていますが、長丁場で活躍を見込める馬は我が厩舎には少ないので、貴重な存在として頑張ってもらいたいです。あとは内面に難しさを抱えているので、負荷を高めていった際にそういう面が強調されてこなければ良いのですが。

シルクなお馬さん(4歳上関西馬・牧場組)

Photo_3 ピボットポイント

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、周回コースでキャンター、坂路コースでハロン15秒

厩舎長「先週から坂路で15-15を開始しましたが、その後も硬さが出ることもなく、良い状態を保っています。運動後も疲れを見せることはないですし、飼い葉をよく食べているので、週末にラスト1ハロン14秒まで伸ばしてみて、問題なければより帰厩に向けてより負荷を掛けて行きたいと思います。馬体重は522キロです」(1/31近況)

Photo_3 ブライトクォーツ

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン14秒
・次走予定:阪神3月14日・阪神スプリングジャンプ(J・G2)

調教主任「坂路でハロン14秒までペースを上げても疲れを見せることはないですし、ここまで元気いっぱいに調教に取り組んでいますよ。トレセンに戻るまでまだ少し時間がありますが、この馬はこれぐらいの調教メニューでもへこたれないですから、移動の声が掛かるまで乗り込みながら鍛えていきたいと思います。馬体重は522キロです」(1/31近況)

Photo アマネセール

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル

厩舎長「その後は体調の変化もなく、コンディションはキープ出来ていましたので、この中間からトレッドミルでの運動を開始しています。現在は軽めのキャンターまで進めていますが、特に気になるところもないので、このまま乗り運動に切り替えていきたいと思います。馬体重は502キロです」(1/31近況)

Photo クレッセントムーン

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン16秒

厩舎長「周回コースで乗り出した後も順調に進められていたことから、この中間はトレッドミルを併用しながら、坂路でハロン16秒のペースで2本登坂しています。コンディションは良いですし、このまま負荷を掛けて行っても問題ないと思うので、徐々にペースを上げて行きたいと思います。馬体重は525キロです」(1/31近況)

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ピボットポイントは時計の掛かるダートが合っていると思うので、出来るだけ早い段階で次走を迎えて欲しいところ。良い感じで負荷を高めることが出来ているので、更に1歩踏み込んだ調教へ移行しても難なく対応してもらい、帰厩へと繋いでいってもらえればと思います。

ブライトクォーツは坂路でハロン14秒まで負荷を高めていますが、持ち前のタフさを発揮して元気いっぱい。ホント鍛え甲斐のある馬です。ただ、トラストとの間で熊沢Jを取り合いになりそうなのが悩ましいところ。今の感じだとトラストを選ぶかな? その場合への備えは早めにお願いします。

アマネセールはトレッドミルでの運動を開始。体調は安定しているので、今後もスムーズに調教メニューをこなしていけると思います。今のところ、去勢手術が逆効果に出た感じはありません。

クレッセントムーンは仕上がり良く昇級戦の前走へ臨めたのに、レースでは不可解な失速。その後も体調面で不安は出ていないので、気持ちの問題なんでしょう。次走ではチークピーシズの着用も検討しても良いかもしれません、距離に関しては短くして欲しいです。

1月中旬に熱発した為、トレッドミルとウォーキングマシンでの運動に止められています。★ノワールドゥジェ

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Photo ノワールドゥジェ(牝・宮田)父ハーツクライ 母プチノワール

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週1回トレッドミル、残りの日はウォーキングマシン

担当者「1月中旬に熱発してしまった為、現在はトレッドミルとウォーキングマシンでの運動に止めています。熱発前は週3回、坂路コースでハロン16秒をベースにハロン15秒台も織り交ぜながら調教していました。コースではまだ気持ちが先行していて、体がついてこない感じでしたが以前に比べて脚捌きが力強くなってきましたよ。体力もついてきていて登坂後の息使いも日ごと良くなってきていたので、そう休んでいませんし乗り運動を再開すればすぐに息使いも戻ってくるものと思います。コース内でのテンションは相変わらず高めでしたが、許容範囲内で収まっていましたし、現在は運動量が減っても馬房でうるさい面は見せていません。もともと腹回りに余裕があるタイプではありませんので、今後は積極的にリフレッシュを取り入れながら体調面に注意するとともに、心身のバランスが崩れないように調整し、厳寒期を乗り切っていきたいと思います。脚元に問題はありません。馬体重は446キロです」(2/1近況)

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1月に更新された調教動画を撮った後ぐらいのタイミングでノワールドゥジェは熱発を発症した模様。それから約半月ぐらい経っていますが、現在もトレッドミルとウォーキングマシンでの運動のみに軽めの調整を続けています。

それまでは週3回坂路でハロン16秒の調教を重ねてきたので良いリフレッシュとなればいいと思います。ただ、現状の課題として1つ、線の細さを挙げることが出来ると思うので、そこをどう改善していくかをしっかり考えていってもらいたいです。ピリッとしたところは走る原動力でもあるでしょうが、体力がないと素材の良さは発揮できませんから。しっかりしてくるまではリフレッシュを多く取り入れる他にも、少しでもカイバを食べてもらうように1日の与える回数を増やすなどノワールドゥジェにあった対策を講じていってもらえればと思います。

ロードなお馬さん(2歳馬)

Photo_6 スターコレクションの18

三石・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ポリトラックコース・ダク1000m→キャンター2000~3000m(1ハロン25~27秒ペース)、トレッドミル・並脚600m→ダク1000m→キャンター2500~3000m。

○当地スタッフ「相変わらず跨った際の感触が上々。順調に運びさえすれば、早目に千葉の分場へ移して2歳戦から楽しませてくれそうです。坂路に屋根を付ける改装工事が終わるのはもう少し先。それまではポリトラックとトレッドミルで十分に汗を流しましょう」

Photo_6 ダイヤモンドローズの18

三石・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ポリトラックコース・ダク1000m→キャンター2000~3000m(1ハロン25~27秒ペース)、トレッドミル・並脚600m→ダク1000m→キャンター2500~3000m。

○当地スタッフ 「半兄セイウンパワフルは東京の芝1400mで勝ち上がりましたが、ストロングリターンからダンカークに替わった本馬は違う路線での活躍が見込めそうです。跨った際の感触は上々。積極的に早期デビューを目指し、ここから更に鍛えて行きたいです」

Photo_6 ワイルドココの18

三石・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ポリトラックコース・ダク1000m→キャンター2000~3000m(1ハロン25~27秒ペース)、トレッドミル・並脚600m→ダク1000m→キャンター2500~3000m。

○当地スタッフ 「跨った際にはスイッチが入る様子。と言っても、操縦性はスムーズで、指示に的確な反応を示しています。距離については父ロードカナロアと同じような路線を歩みそう。芝1400m前後の距離で痺れるようなパフォーマンスを見せてくれるはずです」

Photo_6 キャサリンオブアラゴンの18

三石・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ポリトラックコース・ダク1000m→キャンター2000~3000m(1ハロン25~27秒ペース)、トレッドミル・並脚600m→ダク1000m→キャンター2500~3000m。

○当地スタッフ 「引き続き、ポリトラックでの騎乗調教とトレッドミルの運動を無難に消化。人間の指示に対して従順で操縦性の高さも評価できるでしょう。これから速いところを取り入れれば変わる部分ながら、もう少しは気持ちの強さが表に出て欲しい印象です」

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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スターコレクションの18は引き続き乗り手の評価は高いようですが、馬のタイプ的に2歳戦からドンドン活躍が見込めるというよりは、じわじわ力を付けていきそうなタイプなのかなと。大きくノビノビ育てた方が良さが生きそうに思います。

ダイヤモンドローズの18も早い始動を狙いたい1頭のようですが、ダートで本領発揮という馬なので、ダートの番組が充実してくる頃を目標に進めてもらいたいところ。ピリッとした気性がレースへ行っての勝負根性に繋がってくれると嬉しいです。

走ることに対して、センスの良さを持ち合わせていそうなのがワイルドココの18。スピードもありそう。あとはレース数を重ねるごとに煩くなってくる母系なので、その悪いところが許容範囲内で収まってくれるように緩急を交えた育成を考えていってもらいたいです。

キャサリンオブアラゴンの18は現状はちょっと大人し過ぎるみたいですが、血統面では父方・母方ともピリピリしたところがあるので、調教のピッチを上げていくと、前向きさも出てくるでしょうし、それに伴って闘争心が芽生えてきてくれれば。ピッチを上げても変わってこない場合は、併せ馬を多く取り入れたりして気持ちを促してもらえればと思います。

背腰に疲れが出た為、ウォーキングマシンのみの運動へ切り替え、回復を促すことを優先しています。★シンプリーシャイン

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Photo シンプリーシャイン(牡・田中博)父エイシンヒカリ 母シンプリーディヴァイン

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:ウォーキングマシン

担当者「この中間は坂路調教を中心に進めていましたが、背腰に疲れが出たため、いったんウォーキングマシンでの運動にペースを落としています。先月も楽々と動けていたので坂路のペースを上げたのですが、特に腰が甘くなってきていましたので、無理に動かすことを止めています。それでも、ここまである程度負荷を掛けながら乗り込んできたことで、良質な筋肉が付いてきており、とても見映えのする体に成長してきました。また、体調面も特に問題はありませんし、飼い葉は常に完食してくれています。今後も状態に合わせて進めていく方針です。馬体重は525キロです」(2/1近況)

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出資しているシルクの2歳馬の中で唯一、1月の動画更新がなかったシンプリーシャイン。また、近況報告前に最新画像が更新されていましたが、人を乗せずに曳き運動のものだったので一頓挫あったのは薄々勘付いていました。

その原因が脚元の不安なら嫌だなと思っていましたが、背腰に疲れが出てしまったとのこと。ピッチを上げていけると思ったら、ちょっと負担が掛かり過ぎた様子。ひとまずは背腰への治療・ケアを入念にお願いします。そして状況を見て、騎乗運動を開始してもらえればと思いますが、案外疲れを取り除くのに時間が掛かるかもしれません。焦ると次の頓挫へと連鎖すると思うので、慎重を期して取り組んでもらえればと思います。

この中間から満を持して騎乗運動を開始しています。☆サリオス

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Photo_3 サリオス(牡・堀)父ハーツクライ 母サロミナ

・在厩場所:滋賀県・NFしがらき
・調教内容:周回コースでキャンター、坂路コースでハッキング

厩舎長「先週までじっくり時間を掛けて進めてきましたが、その後も順調に進められていましたので、今週から乗り運動を開始しています。コースに入れても力むこともなく、リラックスして調教が進められているので、このまま徐々にペースを上げていきたいと思います。馬体重は565キロです」(1/31近況)

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朝日杯フューチュリティSを勝った後、NFしがらきで充電生活を送ってきたサリオス。長らくウォーキングマシンのみの運動だったので、少しモヤモヤした気持ちはありましたが、この中間から満を持して騎乗運動を開始。ひとまず体をほぐす程度の軽い内容ですが、力むような面を見せずに黙々と対応。相変わらずオン・オフの切り替えが上手で無駄なことをしません。この利口さで距離延長に対応していってもらえればと思います。

怪我には十分気をつけてもらいながら、ここからはドンドン状態を上げていってもらえればと思います。具体的な予定もそれに伴い、決まってくることでしょう。

右トモを気にする素振りが続くので、2日にNF空港へ移動しています。★リアンティサージュ

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Photo_3 リアンティサージュ(牡・須貝)父オルフェーヴル 母ローブディサージュ

・在厩場所:31日に福島県・ノーザンファーム天栄へ移動

調教主任「その後もウォーキングマシンで軽めの運動を続けていましたが、常歩なら問題ないものの、ダクで歩様の状態を確認するとまだ右トモを気にする素振りを見せました。獣医師と相談した結果、施設が充実している北海道の牧場に移動させて、詳しく診てもらうことになり、31日にこちらを出発いたしました」(1/31近況)

⇒⇒2日に北海道・ノーザンファーム空港へ移動しています。(2日・最新情報より)

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軽めの運動で様子を窺っていたリアンティサージュですが、歩様の気になるところは以前残ったままということで、施設が充実している北海道へ移動させ、原因を特定しようということになりました。1月31日にNFしがらきを離れ、NF天栄を経由して2月2日にNF空港牧場へ到着しています。

ひとまず輸送による疲れを拭い去った後、右トモに悪さをしている原因を早く特定してもらわねばなりません。素材の良さは確かな馬なので、早く負の連鎖を断ち切れるようにお願いします。

1日に早速帰厩。次走は15日の京都・松籟Sを予定しています。☆ヴィッセン

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Photo ヴィッセン(牡・斉藤崇)父ディープインパクト 母ダンツクレバー

・在厩場所:滋賀県・NFしがらき/2月1日に栗東トレセンへ帰厩予定
・次走予定:京都2月15日・松籟S
・調教内容:角馬場、坂路コースでハロン16秒

厩舎長「レース後はそのままこちらへ戻ってきましたが、状態を確認したところ、目立った疲れはなく、それ以外にも気になるところはありませんでした。斉藤崇師から問題なければ2月15日の京都・松籟Sを目標に緩めず乗り込んでおくように指示が出ているので、週半ばから坂路で乗り出しています。2月1日の検疫でトレセンへ戻ることになりましたが、硬さはなく、元気も良いので、良い状態で送り出すことが出来そうです。馬体重は505キロです」(1/31近況)

⇒⇒1日に栗東トレセンへ帰厩しています。(1日・最新情報より)

助 手 2CW良 72.2- 56.4- 42.3- 12.8 馬なり余力

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京都の睦月賞を勝った後、厩舎へ戻らず、そのままNFしがらきへ放牧に出ていたヴィッセン。31日の最新情報でトレセンへ帰厩予定と出た時は、故障でも見つかったのかなとドキッとしたのですが、その後の近況報告では想定外の帰厩の知らせ。レースを勝った時点ですぐ放牧に出ていたのは、次走を見越してのものだったようです。

早速、2日に時計をマークして元気いっぱいのヴィッセン。昇級戦となりますが、快勝した前走と同条件(ハンデ・芝2400m)。斤量もおそらく同じ54キロでの出走となるのかなと思います。さすがに連勝は欲張り過ぎだと思いますが、前走のリプレイのように走ってくれれば、見せ場は作れる筈。まだまだ年齢を感じさせない若さを保つだけに、いずれは3勝クラスも突破して欲しいです。

シルクなお馬さん(北海道組)

Photo モンドインテロ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム早来
・調教内容:ウォーキングマシン

担当者「まだまだ気温は上がってきませんが、毛艶は良好ですし、体調面に不安はありませんね。体重も先々週から変化は無く、何とか運動量を増やすことでキープ出来ていますので、この調子で進めていきたいと思います。馬体重は515キロです」(1/31近況)

Photo パラダイスリーフ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム早来
・調教内容:曳き運動

担当者「先週から曳き運動を行う時間を増やしているものの、依然として脚元に大きな変化はありません。馬房では少し煩い面を見せていますが、運動中はこの馬なりに落ち着きがありますし、徐々に精神面での改善が見られます。馬体重は507キロです」(1/31近況)

Photo ブロードアリュール

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:ウォーキングマシン

担当者「この中間も調教メニューに変わりはありません。この馬なりに歩様に良化は見られますし、順調に回復しているのではないでしょうか。また、運動量を増やしたことで、体重は先週と同じ数字ですので、この調子で緩ませず進めていきたいですね。馬体重は504キロです」(1/31近況)

Photo ハーツクリスタル

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:舎飼

担当者「術後の経過は良好で、飼い葉もしっかり食べてくれています。しばらくは舎飼で様子を見ることになると思いますが、今のところ精神的にイライラしておりませんし、良い状態で日々を過ごすことが出来ています。このまま進められれば、来月半ばには曳き運動を行えるでしょう。馬体重は504キロです」(1/31近況)

Photo ジーナアイリス

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン15~16秒のキャンター1~2本、残りの日は軽めの調整

担当者「先週は行きたがるような面を見せていましたが、今週はペースを上げたことで折り合い面は問題ありません。体が緩んでいるので少し重苦しさはあるものの、手応えは良いですし、締まってくればもっと良い走りが出来そうですね。馬体重は573キロです」(1/31近況)

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モンドインテロはマイペースで調整中。馬体重が増え過ぎていないのは良いことだと思います。寒さが和らぐまでは無理のない範囲で進めてもらえればと思います。

パラダイスリーフは先の長い戦いですが、曳き運動の時間を長くしても、脚元は落ち着いたまま。少し煩い面を覗かせているようですが、今のところは許容範囲。ストレスを上手に発散させてあげてください。

ブロードアリュールは時間の経過と共に歩様に良化が窺える様子。ここまでは順調に回復の道を歩んでいると思います。馬体重の増減がないのも歓迎材料かなと思います。

手術を終えたハーツクリスタルですが、その後はしっかりカイバを食べてくれていますし、この馬なりに穏やかに過ごしてくれています。復帰へ向けての取り組みは道筋が定まっているので、出来るだけ予定に遅れないように頑張ってもらえればと思います。

ジーナアイリスは坂路調教でのピッチを上げたことで逆にストレスなく走れている様子。ただ、馬体に関してはまだまだ持て余しているので、地道な取り組みで動ける体を作り直していってもらいたいところ。スピードなら1勝クラスでもヒケは取らないと見ています。

1日に栗東・安田隆厩舎へ帰厩しています。☆ダイアトニック

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Photo ダイアトニック(牡・安田隆)父ロードカナロア 母トゥハーモニー

・在厩場所:滋賀県・NFしがらき/2月1日に栗東トレセンへ帰厩予定
・次走予定:阪神3月1日・阪急杯(G3)
・調教内容:周回コースでキャンター、坂路コースでハロン15秒

騎乗スタッフ「順調に進められていたことから、今週から坂路で15-15までペースを上げています。負荷を掛けた後も最後まで余裕を持って登坂していますし、動きに関して言うことないですね。2月1日の検疫でトレセンに戻ることが決まりましたが、心身ともにフレッシュですし、良い状態で送り出すことが出来そうです。馬体重は515キロです」(1/31近況) 

⇒⇒1日に栗東トレセンへ帰厩しています。(1日・最新情報より)

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次走が阪急杯に一足先に決まったダイアトニック。帰厩はレースまで3週間ぐらいの頃かなと見ていましたが、ちょうど1ヶ月前というタイミングで栗東・安田隆厩舎へ戻っています。

暑さに弱い反面、今の時季は体調自体は安定していそう。捌きの硬さは角馬場での運動を長くしたりして十分解してから、日々の調教へ臨んでもらえればと思います。レースまで時間はあるので、逆算しながら仕上げを進めていって下さい。

ロードなお馬さん(7歳・牧場組)

Photo_6 ロードプレミアム

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン18~20秒ペース)。

○当地スタッフ「1月22日(水)にトレーニングへ着手しました。23日(木)まで角馬場でしっかりと状態の把握に努め、24日(金)から広いダートコースへ通う流れ。27日(月)に18-18を交えた際も気になる点は無く、中山開催を視野に準備を整えましょう」

Photo_6 ロードクエスト

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン18~20秒ペース)。

○当地スタッフ 「この中間もハロン17、18秒ペースのキャンターを継続。フットワーク等に課題は何も浮かばず、今のリズムを保っておけば大丈夫でしょう。また、飼い葉を残さず食べ切り、冬場にしては毛ヅヤも冴えている方。健康面についても心配は要りません」

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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プレミアムは角馬場で馬体を解した後、騎乗運動を開始して現在は普通キャンターまで悠々と到達。体調の良さは感じるので、次の中山開催での出走へ向けて状態をグングン上げていってもらえればと思います。

クエストは普通キャンターで引き続き乗り込み中。昨年の疲れを取り除くことが出来、ここに来て状態はグングン上がってきています。仕上がり出せば早い馬なので、帰厩のメドが立ってくるように攻めて行きましょう。

2020年2月 3日 (月)

シルクなお馬さん(3歳関西馬・NFしがらき組)

Photo_3 エルスネル

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:周回コースでキャンター、坂路コースでハロン15~17秒

厩舎長「順調に進められていましたので、この中間から坂路で17-17から、ラスト1ハロン15秒までペースを上げています。成長を促すためにじっくり時間を掛けて運動を行っていますが、もう一皮むけてほしいところです。でも、この馬なりにしっかりしてきているのは確かですから、このまま負荷を掛けて鍛えていきたいと思います。馬体重は443キロです」(1/31近況)

Photo_3 パーフェクトルール

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:周回コースでキャンター、坂路コースでハロン14~15秒

厩舎長「徐々に動けるようになってきましたので、この中間から坂路で15-15から、ラスト1ハロン14秒まで脚を伸ばすようにしています。まだもっさりとした感じですが、この馬なりに素軽くなってきていますので、このまま登坂回数を重ねながらピリッとしたところを引き出していきたいと思います。馬体重は484キロです」(1/31近況)

Photo_3 ミスビアンカ

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン15秒

騎乗スタッフ「テンションが上がらないようにじっくり進めてきましたが、気が逸れることもなく落ち着いており、順調に進められていますよ。この馬なりにしっかり動けるようになってきましたし、成長が感じられます。高橋忠師とは2月上旬の帰厩を目標に置いて話を進めているので、今の状態を維持しながら移動に備えていきたいと思います。馬体重は477キロです」(1/31近況)

Photo_3 オーサムゲイル

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン14~15秒

厩舎長「坂路のペースを15-15まで上げた後も順調に進められましたので、この中間はラスト1ハロン14秒まで脚を伸ばしています。開始して日が浅い為に、まだそこまで良い手応えで登坂出来ていませんが、これから本数を重ねていくにつれて余裕をもって駆け上がってくれるようになるでしょう。負荷を掛けた分、馬体重はやや減ってしまっていますが、飼い葉食いは良いので、そこまで気にしなくていいと思います。馬体重は439キロです」(1/31近況)

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エルスネルは順調にメニューを消化していますが、馬体面での変化が乏しいのが寂しいところ。やはりこの辺りは早生まれなんでしょうねえ。また、カイ食いも旺盛とは言えないので、何とか食べる量を増やす努力をお願いします。

パーフェクトルールはコツコツ乗り込んで体力不足を解消されることが重要。良いモノはありそうなので、下地作りに精を出してもらえればと思います。

ミスビアンカは近々帰厩となりそう。長い目で見れば走ってくる1頭だと思いますが、心身共に良い方向へ進んでいけるように細心の注意を持って接してもらえればと思います。

オーサムゲイルは調教の負荷を高めましたが、それによって馬体が減ってしまうのが悩ましいところ。加減してしまうと体力が付いてきませんし。食の細い牝馬の難しさを改めて勉強することになっています。

シルクなお馬さん(3歳関東馬・NF天栄組)

Photo_3 ポレンティア

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・調教内容:週2回坂路コースで15-15、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「乗り運動開始後も大きな問題はなかったので、予定通り今週から坂路コースでの調教を開始しています。現在は15-15程度のところでサッと脚を伸ばしていますが、動きはしっかりとしていますし、さらなるペースアップも視野に入れて進めていきたいと思います。馬体重は500キロです」(1/31近況)

Photo_3 ルコントブルー

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・次走予定:第2回中山開催 
・調教内容:週2回坂路コースで14-13、週1回14-14、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「今週も同様のメニューで進めていますが、この馬なりに動きは段々と良化してきていますね。馬体もスカッと見せていて徐々に状態は上がってきている印象ですから、3月の中山開催を目標にこのまま態勢を整えていければと思います。馬体重は524キロです」(1/31近況)

Photo_3 ディランズソング

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・調教内容:週2回坂路コースで14-14、週1回15-14、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「予定通り今週から坂路コースでの調教をスタートしており、現在はハロン14秒まで脚を伸ばしています。坂路ではしっかりとした脚取りで最後まで走れていますし、この調子で乗り込みながら基礎強化を図っていきたいと思います。馬体重は518キロです」(1/31近況)

Photo_3 シェダル

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・調教内容:週2回坂路コースで15-15、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「こちらに戻ってきて状態を確認しましたが、脚元を含めて大きなダメージは見当たりませんでした。念のため先週一杯は軽めの運動に止め、今週から坂路コースでの運動を始めており、現在はハロン15秒まで脚を伸ばしていますが、今後も状態に合わせて徐々に負荷を強めていければと思います。馬体重は519キロです」(1/31近況)

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ポレンティアは順調さを欠かないか心配でしたが、順調にステップアップ出来ているのは何より。坂路でハロン15秒のところを乗っても、余裕十分で対応してくれています。次走についてはハッキリしませんが、今の感じで進めていければ、3月の中山・アネモネSかフラワーSが候補になってくるのかなと思います。

ルコントブルーは次の中山開催での復帰を予定。コツコツ乗り進めて馬体は戻っていますし、次走で勝ち上がることが出来るように帰厩の声が掛かるまでは少し意欲的に乗っても良いのかなと思います。

ディランズソングは坂路での乗り込みを開始し、順調にハロン14秒まで伸ばせるように。デビュー戦は馬体に余裕がありましたし、動きもモッサリ。コツコツ乗り込むことで馬体を引き締め、良い筋肉を纏えるようにビルドアップしていってもらいたいです。

デビュー戦で大差勝ちを決めたシェダル。直線でも少し気合を付けていたので、疲れ・反動が出ないか心配でしたが、目立った疲れはなし。既に坂路でハロン15秒のところを乗れているので状態面で心配は要らないでしょう。ただ、デビュー戦で負かした馬が先週の競馬で3着に敗れていましたし、1勝クラスで即通用となると、シェダル自身のレベルアップが必要です。特にタフな流れ・競馬に耐えられる精神面を備えていってもらわないといけません。

シルクのお馬さん(5歳馬・NF天栄組)

Photo アンブロジオ

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・調教内容:週2回坂路コースで14-14、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「今週は登坂回数を週3回に増やし、その内の2回は終いハロン13秒まで脚を伸ばしています。ペースアップ後も動きには良い意味で変わりありませんし、次走の予定を立てられるよう、この感じで乗り進めていきたいですね。馬体重は461キロです」(1/31近況)

Photo アーモンドアイ

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・調教内容:週2回坂路コースで14-13、週2回14-14、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「今週は週4回の坂路入りの内、2回は終いハロン13秒まで脚を伸ばしています。少しペースを上げましたが、動きはしっかりとしていて良い感じですね。飼い葉はしっかりと食べていて、馬体重は少しずつ増えていますが、変に太くは映りませんよ。馬体重は502キロです」(1/31近況)

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アンブロジオは順調に攻めの負荷を高めることが出来ており、動きもマズマズ。この調教を継続していけば、帰厩が見えてくると思うので、去勢によって狂った精神面をレースを使うことで慣らしていってもらえればと思います。

アーモンドアイもここに来てリズムを取り戻してきた感じ。馬体重は少し立派かなと思いますが、次走に海外遠征を予定しているので、減ることを見越せば悪くないでしょう。このままグングン状態を上げていってもらいたいです。

ロードなお馬さん(3歳牝馬・週末出走予定馬)

Photo_6 ヴィースバーデン

1月29日(水)重の栗東・Cウッドチップコースで6ハロン85.9-68.6-53.3-38.6-12.6 9分所を馬なりに乗っています。併せ馬では一杯の相手の外を1秒1先行して0秒3先着。短評は「細いが動き良く」でした。2月8日(土)京都・エルフィンS(L)・国際・牝馬限定・芝1600mに和田竜二騎手で予定しています。

○小滝調教助手 「1月29日(水)はジョッキーが直接に跨って感触を確かめています。合図に対しての反応も含め、なかなか具合は良さそう・・・との談話。1週前の内容としては申し分ないかも知れませんね。ここまではイメージ通り。仕上げを進めましょう」

≪調教時計≫
20.01.29 和田竜 栗CW重 85.9 68.6 53.3 38.6 12.6 馬なり余力 レッドウィズダム(古馬3勝)一杯の外1秒1先行0秒3先着

Photo_6 シベール

1月30日(木)稍重の美浦・ウッドチップコースで5ハロン68.9-54.0-40.3-11.6 8分所を馬なりに乗っています。短評は「末の伸び素晴しい」でした。2月8日(土)東京・春菜賞・牝馬限定・芝1400mにM.デムーロ騎手で予定しています。

○久保田調教師 「1月30日(木)は2、3馬身後ろからパートナーを見つつ、直線の立ち上がりだけ軽く仕掛ける形。ラストは若干抜けてゴールしました。テーマに掲げていた折り合い面も大丈夫。来週は坂路コースでサッと追い切り、レース本番を迎える予定です」

≪調教時計≫
20.01.30 調教師 美南W稍 68.9 54.0 40.3 11.6 馬なり余力

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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今週末に出走を予定しているヴィースバーデンとシベール。共に1週前追い切りでは上々の動きを見せてくれています。

ヴィースバーデンはこれまでずっと手綱を取ってくれている和田Jが跨ってCWコースでの併せ馬を消化。サッと動かした程度ですが、軽快な動きを披露。これでカイバをバリバリ食べてくれれば、大きいところを狙える馬だと思うのですが、繊細な面はこの母系ならではです。あとはタフさを増している今の京都の馬場でどこまで力を出し切れるか。枠は外目が欲しいです。

シベールは前走後、時計を出さずに色んなコースでコツコツ乗り込んできました。そして1週前ということで30日に久々の時計をマーク。併せ馬という形ではないも、前に目標を定めてサッと末を伸ばしています。馬場の8分どころを通ってラスト1ハロン11秒6は出色かも。ただ、この追い切りでスイッチが入ると思うので、日々のテンションがアップ・カイ食いの減少という課題に上手に対応していって欲しいです。

2020年2月 2日 (日)

ハンデ戦+東京・芝2400mはベストの条件も、年齢を重ねて身のこなしに柔らかみが薄れ、硬さが解消し切れない現状。コース替わりで巻き返しを期待したいも、やはり多くは期待できなくて…。★グランドサッシュ

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Photo グランドサッシュ(牡・武市)父ハーツクライ 母レイサッシュ

日曜東京10R 早春S(芝2400m)8枠13番 津村J

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:29日に坂路コースで時計

武市師「29日に坂路コースで追い切りを行いました。単走で行い、降雨の影響で馬場が重かったため、終いは強めに促す形になりましたが、動き自体は悪くなかったと思います。先週までは少し重苦しさがありましたが、調教を積むに連れて順調に状態は上向いてきている印象ですし、これで走れる態勢は整ったと思います。シルクさん所属で、先週勝利した同学年のヴィッセンに負けないような、良い走りを見せて欲しいですね」(1/30近況)

調教師 26美坂良 58.3- 42.8- 28.1- 13.9 馬なり余力
調教師 29美坂不 53.9- 39.5- 26.2- 13.3 一杯に追う

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第1回東京2日目(02月02日)
10R 早春S
芝2400メートル 4歳上3勝クラス 指定 混合 ハンデ 発走15:10
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 エストスペリオル 牡5 54 M.デムーロ
2 2 ヘリファルテ 牡6 56 C.ルメール
3 3 サンアップルトン 牡4 55 柴田善臣
4 4 ベイビーステップ 牡6 55 武藤雅
4 5 マコトガラハッド せ7 54 F.ミナリク
5 6 ミッキーバード 牡5 54 横山典弘
5 7 エクセレントミスズ 牡7 53 内田博幸
6 8 トラストケンシン 牡5 56 O.マーフィー
6 9 ミスマンマミーア 牝5 53 福永祐一
7 10 ボスジラ 牡4 55 武豊
7 11 オウケンブラック 牡9 52 北村宏司
8 12 ホウオウドリーム 牡6 57 吉田豊
8 13 グランドサッシュ 牡9 54 津村明秀

○武市師 「硬さは前走よりも軽くなったし、直前の追い切りの動きも良かった。年齢と時季的なものもあってなかなか絞り切れないが、470キロ台で出走できればいいね」(競馬ブックより)

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年齢とキャリアを重ねてきてことで、柔らかみが薄れ、脚捌き・身のこなしに硬さが目立つようになってきたグランドサッシュ。レースでは大きく負けていませんが、大した見せ場を作ることなく掲示板外へ負けるレースが続いています。

昨年末の中山・グレイトフルSを9着で敗れた後はNF天栄へリフレッシュ。レース後は右前に疲れが出て、硬さが目立ちましたが、少し楽をさせると回復。その後は急仕上げ気味ではありますが、坂路での乗り込みを行い、今回のレースへ間に合わせるために先月15日に美浦へ。

帰厩後は坂路オンリーの追い切りながら、本数はそれなりに消化。ひと追い毎に態勢は整いつつあるでしょうが、ラスト1ハロンの時計が13秒台が大半。年が明けて9歳になり、多くは望めないのですが…。同期のヴィッセンは先週頑張ってくれましたが、グランドサッシュは良い頃の雰囲気を取り戻すのは正直無理でしょう。

ただ、ハンデ戦+東京芝2400mは何だかんだ言って最適の条件。冬場ながら開催替わりの芝の状態が良いのは好材料。意外と時計勝負には対応してきた馬ですから。間違いなく前走よりは見どころのあるレースはしてくれそう。逆にレースへ行って良さが見られないようだと、そろそろ進退問題へと発展しそう。1戦でも多く現役を続けて欲しいですが、衰えは顕著なので、無理をし過ぎない程度で走ってきて欲しいというのが率直な気持ちです。

今回は昇級戦。コズミが酷くなって出走予定を1週スライドする頓挫はありましたが、Pコースでの追い切りに切り替えてひと追い毎に上昇中。素質はここでも通用して良いモノを秘めていますが、東京への長距離輸送+初めての左回りの競馬がどこまでマイナスに働くか。まずはクラス突破へのメドの立つ走りを。★ボンディマンシュ

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Photo ボンディマンシュ(セ・中内田)父ロードカナロア 母ビアンカシェボン

土曜東京12R 4歳上2勝クラス(ダ1400m)8枠15番 坂井瑠J

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:29日にポリトラックコースで追い切り

中内田師「29日にポリトラックコースで追い切りました。中間に一頓挫ありましたが、その後は順調に進められましたし、2週続けてしっかり負荷を掛けることが出来ました。単走で行った分、少し遊ぶところが見られましたが、先週併せて行った時はガツンとハミを取っていくぐらいやる気を見せてくれたので、それだけオン・オフの切り替えがしっかり出来るようになったということだと思います。良い状態に仕上がったと思いますし、あとは初めて経験する左回りコースにしっかり対応できるかどうかがカギになりますね。また、先週の追い切りで、坂井瑠星騎手に内にモタれることと、左回りコースに対応できるか確認してもらっているので、気を付けてレースに行ってくれると思います。短期放牧を挟むにつれて成長が感じられますし、昇級戦でも力を発揮してくれるはずです」(1/29近況)

助 手 26栗P良  39.5- 11.7 馬なり余力
助 手 29栗P良  76.7- 62.4- 48.9- 36.4- 12.0 馬なり余力

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第1回東京2日目(02月02日)
8R 4歳上2勝クラス
ダ1400メートル 指定 混合 定量 発走14:00
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 サンタナブルー 牡8 57 川須栄彦
1 2 クレディブル 牡5 57 C.ルメール
2 3 コールドターキー 牡5 57 M.デムーロ
2 4 コーラルプリンセス 牝6 55 丸山元気
3 5 ベイオブコトル 牡4 57 福永祐一
3 6 ヘニッヒ せ4 57 内田博幸
4 7 ミッキーボニータ せ5 57 横山典弘
4 8 テキスタイルアート せ8 57 北村宏司
5 9 ハヤブサレジェンド 牡5 56 菊沢一樹
5 10 フローラルパーク 牝4 55 武豊
6 11 アオイサンシャイン 牝7 55 O.マーフィー
6 12 モリトシラユリ 牝6 53 木幡育也
7 13 エピックアン 牡5 57 田辺裕信
7 14 ワンダープラヤアン 牡6 56 野中悠太郎
8 15 ボンディマンシュ セ4 57 坂井瑠星
8 16 ニシノジャガーズ 牡5 57 岩部純二

○猿橋助手 「稽古はやればやるほど動くタイプで今週も好時計が出た。モタれる癖を出さなければ、昇級戦でも通用していいと思う」(競馬ブックより)

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未勝利勝ち時は禁止薬物であるテオブロミンを間違えて摂取してしまった可能性があるということでライバルが一気に競走除外になるという恵まれた形だったので、ボンディマンシュは1勝クラスでかなり苦労することになると思っていました。実際、昇級初戦となった2走前は出遅れるとチグハグな競馬で9着。前走に関しても、もう1つ臨戦過程が良くなく、広いコース+ワンターンのダ1400mで少しは形を作ってくれるかな程度の期待でしたが、道中は揉まれない2番手で悠々と追走。4角を回る時は後続を待ち過ぎることなく早くも先頭へ。直線では2着馬がジリジリ迫ってきましたが、危なげなく押し切ってくれました。正直、昇級して2戦で1勝クラスを突破してしまうとは想像していませんでした。

前走後はNFしがらきでリフレッシュ。疲れが癒えると、心身の成長を促す為にコツコツ乗り込んできました。実際、これまでレースと放牧を上手に組みたて、その度にパワーアップを感じさせるボンディマンシュ。この中間は更に逞しさを増して、1段と力をつけてきてくれている様子。年明け早々に栗東へ戻ってきました。

帰厩後は先週の京都・ダ1400mへの出走を目標に進められましたが、先月10日のCWコースでの追い切り後に前捌きの硬さが目立ち、筋肉痛のジャッジ。幸い、数日余裕を持たせて回復出来ましたが、予定していた京都戦をパスして今週の東京・ダ1400mへ。その後の追い切りはコズミ対策としてCWコースではなく、幾らかでも負担の軽いPコースでの追い切りを重ねてきました。元々、攻め駆けする馬ですが、追い切りの時計・動きを見ると、ひと追い毎に上昇中。軽い一頓挫はありましたが、今は問題ないと思います。

ただ、今回は2勝クラスへの昇級戦。力を出し切れば通用していい素質は秘めていますが、デビュー前に去勢手術を行っているように気性面での危うさは付きまといます。今回は東京への長距離輸送がありますし、初めての左回り。期待よりも不安な気持ちが大きいです。揉まれない外枠を引き当てたのは良かったですが…。

ですので、今回のレースに関しては、まずはクラス突破へのメドの立つ走りを見せてくれれば良しとしたいです。右回りでは内へモタれる面を見せていましたが、左回りに替わることで真面目に走ってくれるかな?

追い切りの時点では息遣いに問題はなさそうも、喉への負担が増大する実戦へ行ってどう転ぶか。距離短縮は絶対良いですし、ここへ向けてひと追い毎に動きは良化中。★クァンタムリープ

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Photo_3 クァンタムリープ(牡・鹿戸)父ロードカナロア 母プルーフオブラヴ

日曜東京1R 3歳未勝利(ダ1400m)5枠9番 木幡育J

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:29日に南Wコースで時計

鹿戸師「29日に南Wコースで併せて追い切りを行いました。道中はクァンタムリープが先行して行き、最後は馬体を並べる形でゴールしています。ラストまで持ったまま、楽な感じで走り切れていましたし、併せた相手は芙蓉S2着馬でしたが、それに対して見劣りしない動きを見せてくれましたよ。調教の走りからすれば、息遣いさえ悪さしなければもっと走れて良いはずですし、距離短縮と減量が良い方に向いて少しでも前進を見せてもらいたいところです」

木幡育也騎手「29日の追い切りに乗せていただきました。後ろから追い掛けられると自らハミを取って走れていましたし、最後まで手綱を抑えていたので差は開きませんでしたが、促していれば楽に先着できていたと思うくらい手応えは良かったですよ。レースでどうなるか分かりませんが、調教では息遣いは気になりませんでしたし、レースで騎乗するのが楽しみです」(1/29近況)

助 手 24美坂稍 61.3- 44.7- 29.5- 14.9 馬なり余力
助 手 26美坂良 55.9- 40.5- 25.4- 12.4 馬なり余力
木幡育 29南W重 68.8- 54.0- 40.1- 12.6 馬なり余力 ウインカーネリアン(三歳1勝)末強めの外0.6秒先行同入

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第1回東京2日目(02月02日)
1R 3歳未勝利
ダ1400メートル 指定 混合 馬齢 発走10:10
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 マロンジェム 牡3 56 内田博幸
2 2 ドロス 牡3 56 C.ルメール
2 3 トーセンレビュー 牡3 56 木幡巧也
3 4 ネイチャーローズ 牡3 56 井上敏樹
3 5 グローサーベア せ3 56 津村明秀
4 6 フィーバス 牡3 56 F.ミナリク
4 7 キンバリープロセス 牡3 56 石橋脩
5 8 エバーバリュー 牝3 54 松岡正海
5 9 クァンタムリープ 牡3 54 木幡育也
6 10 パレット 牝3 54 北村宏司
6 11 ダイチヴィット 牡3 56 江田照男
7 12 キタノタカワシ 牡3 56 吉田豊
7 13 トーセンリヤン 牡3 56 横山和生
8 14 チェリーガイア 牝3 53 野中悠太郎
8 15 スタニングビスタ 牝3 54 武藤雅

○鹿戸師 「喉に難があるから1800mは長かった。ダートは大丈夫なので、1400mで改めて」(競馬ブックより)

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距離の1800mは長いかなと見ていたも、瞬発力勝負で分が悪い分をダート替わりで前進を期待した前走のクァンタムリープ。まずまずのスタートから揉まれない位置でレースの流れに乗れていたと思ったのですが、向正面で押し上げていく馬がいた際、ちょうど同じようなタイミングで前にいた馬が外へヨレて、窮屈な位置に収まってしまいます。そしてキックバッグを浴びることになると、それを気にしたのか息っぷりが悪くなってズルズル後退。騎手のコメントでは息遣いが悪くなってしまったとのこと。どちらが正解というのではなく、両方が失速の原因だと思いますが、最下位の16着まで沈んでしまったのはショックが大きかったです。

レース後、喉の具合を確かめたところ、喉なりの診断は下りませんでしたが、喉の状態はかなり良くないことを確認。元々咽頭が小さいことで負担が掛かりやすいとのことですが、キックバックで浴びた砂が口から入ってしまったのかなと想像します。それで苦しくなってしまって…。
NF天栄へ移動後、改めて喉の検査を行いましたが、喉なりの症状は認められず、早急に手術する必要はないとのことでした。ひとまずは手探りな状態ながらも、レースへ使っていこうということになりました。

1月10日に美浦へ戻ってきたクァンタムリープは距離適性+喉の負担を考慮し、ダ1400mへの距離短縮を選択。追い切りでは息遣いに異音を覚えるようなことはなく、格上相手に食らい付く姿を披露。ひと追い毎に動きに軽快さが加わり、良い仕上がり・雰囲気で3戦目を迎えることが出来そう。ただ、追い切りと実戦とでは喉の負担は相当違う筈。実際、前走後に喉の状態が悪かったのは事実ですし。正直なところ、走ってみないと分かりません。喉にやはり問題が生じれば、前走のような大敗を喫することでしょう。

不安な気持ちで一杯な1戦ですが、まずは掲示板確保を目指して、頑張ってもらいたいです。

次走の鞍上が鮫島克駿Jに決定。1週前追い切りにあたる30日の追い切りはCWコースで上々の動きを披露。☆インペリオアスール

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Photo_3 インペリオアスール(セ・渡辺)父エンパイアメーカー 母アビ

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:30日にCWコースで追い切り
・次走予定:小倉2月9日・和布刈特別(鮫島駿J)

渡辺師「30日にCWコースで追い切り鮫島克駿騎ました。追走し、最後の直線で併せて行きましたが、最後は少し抜け出して先着しました。軽い乗り役が乗ったとはいえ、軽快な走りで動きもとても良かったですから、それだけ状態が良いのでしょう。歩様はこれまでにないぐらいシャキシャキしていますし、硬さを気にせずしっかり負荷を掛けることが出来ているので、来週の競馬には良い状態で向かえそうですね。なお、ジョッキーは手に依頼しています」(1/30近況)

助 手 26栗坂稍 59.2- 42.7- 27.5- 13.5 馬なり余力
見 習 30CW稍 82.4- 66.2- 51.7- 38.7- 12.2 一杯に追う アークフリゲート(新馬)一杯の内1.7秒追走0.1秒先着

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来週の小倉戦へ向けて調整を続けているインペリオアスール。先週まではやや調整が手緩いかなと見ていましたが、30日の追い切りは体重の軽い見習い騎手が騎乗だったとはいえ、CWコースで大きく追走して先着。ビシッとやれたのは勿論悪くありませんが、追い切り後に反動・ダメージが残らなければ良いのですが…。レースまで脚元等へのケアは引き続き入念にお願いします。

未定だった次走の鞍上ですが、鮫島克駿Jに決定。先行して粘り込みを図りたい競馬になってくるのかなと思いますが、それでは何とも淡白。まだまだキャリアは浅い馬ですし、末脚を生かす競馬へと脚質転換させていった方が賢明だろうと個人的には思っています。

2020年2月 1日 (土)

中1週のローテで東京への遠征。状態の維持が1つ課題。2走前のように最内枠が仇にならないようにスタートを決めて強引にでもハナへ。結果は二の次で、ヴァンドールらしい競馬にまずは持ち込んで欲しい。★ロードヴァンドール

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Photo_6 ロードヴァンドール(牡・昆)父ダイワメジャー 母ジャズキャット

2月1日(土)東京11R・白富士S(L)・国際・芝2000mに横山和Jで出走します。1月29日(水)重の栗東・坂路コースで1本目に56.6-40.2-25.3-12.4 馬なりに乗っています。追い切りの短評は「デキ落ちなし」でした。なお、ブリンカーを装着します。発走は15時45分です。

○昆調教師 「中1週を考慮して1月29日(水)は終い重点。何とか状態を維持しているかな・・・と言った印象です。前走は好馬体で送り込めたものの、今度は長距離輸送を経てのレース。幾らか減らしてしまうかも知れません。何処まで踏ん張りが利くか・・・」

≪調教時計≫
20.01.29 助手 栗東坂重1回 56.6 40.2 25.3 12.4 馬なり余力

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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第1回東京1日目(02月01日)
11R 白富士S(L)
芝2000メートル 4歳上OP 特指 国際 別定 発走15:45
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 ロードヴァンドール 牡7 57 横山和生
2 2 ダイワキャグニー 牡6 58 内田博幸
3 3 カヴァル 牡5 56 津村明秀
3 4 ドミナートゥス 牡5 56 大野拓弥
4 5 ゴーフォザサミット 牡5 57 北村宏司
4 6 マイネルハニー 牡7 58 石橋脩
5 7 サトノワルキューレ 牝5 55 石川裕紀人
5 8 インビジブルレイズ 牡6 56 O.マーフィー
6 9 レッドガラン 牡5 56 M.デムーロ
6 10 ミライヘノツバサ 牡7 56 木幡巧也
7 11 フランツ 牡5 56 C.ルメール
7 12 マイネルサーパス 牡4 56 丹内祐次
8 13 エンジニア 牡7 56 田辺裕信
8 14 アイスストーム 牡5 56 武豊

○昆師 「状態が良くなっていただけに前走で粘り込めなかったのは気になる。最近は2000mの方が結果が出ているし、ここに使うが」(競馬ブックより)

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3年連続で出走した日経新春杯。一昨年は2着に好走し、昨年は体調が整わず展開も厳して凡走。今年は良い状態で臨めそうでしたし、時計の掛かる今の京都も合っていると思い、密かに好走を期待したロードヴァンドール。ハナへ行けないのはある程度予想出来ていましたが、揉まれない外目の2番手で気分良く追走できているなあと思ったのに、勝負どころでハナを奪いにいく気概はなし。見た目以上に追走に手一杯になっていたのでしょうか。レース後のコメントでは7歳という年齢を理由に衰えで片づけていましたが、そればかりが敗因ではなく、案外馬場も合ってなかったのかもしれませんし、プラス8キロで馬体が立派過ぎて気持ちの面でピリッとしなかったのかもしれません。

モヤモヤが解消できないまま、中1週のローテで東京遠征。開催替わりで今度は馬場が良いので力を発揮できる舞台が整ったと思います。ただ、繊細な馬なので長距離輸送を行うと馬体が大きく減ってしまう可能性は大。馬体はスッキリ見せるでしょうが、気持ちは萎えてしまいそう。パドックで活気ある姿を見せているかどうかチェックは必要です。

今回はG2からリステッド競走へとレースの格は落ちますが、相手は粒が揃い、これから伸びて行こうという馬が多い組み合わせ。勿論、実績のあるダイワキャグニーが1番の強敵です。ここも厳しい1戦になることは避けられないですが、主張すればハナへ行けそうな組み合わせ。そこだけが強調材料ですし、最内枠を引き当てました。前々走では躓いて最内枠が仇になりましたが、今回は五分に出て、1角までやや強引にでも前へ行かせて欲しいところ。横山和Jとは初コンビとなりますが、父や弟が騎乗していることで特徴は頭に入れてくれているでしょう。

とにかく失速することを恐れずにタフなレースへ持ち込んでもらいたいです。その結果、大敗を喫することになっても仕方ないところ。今回のレースでしっかり動かすことが次走以降で良い刺激になってくれればと思います。キャリアは今回で32戦目とそこまで数は使ってきていませんし、まだまだ老け込んでもらっては正直困ります。結果は二の次で、今回はヴァンドールらしいレースに全力を注いでもらいたいです。

好走している近2走より相手は強化されるも、今の京都の馬場は合う。中1週のローテ+木曜追いで体調面は少し気掛かりも、引き続き坂井瑠Jとのコンビで末脚勝負に徹するのみ。あとは展開や人気馬の凡走などで恵まれて欲しい。☆ナイトバナレット

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Photo_3 ナイトバナレット(牡・矢作)父ディープブリランテ 母ナイキフェイバー

土曜京都9R 花見小路特別(芝1600m)1枠2番 坂井瑠J

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:30日に坂路コースで追い切り

矢作師「前走から中1週でのレースとなるので、30日の追い切りは終い重点で脚を伸ばすように指示を出しました。仕掛けてからの動きや反応はとても良かったですし、今回で放牧明け3戦目となりますが、良い状態をキープしていますよ。前回は展開が嵌ったとはいえ、最後の直線の伸び脚はなかなかのものでしたし、良い頃の走りが戻ってきたように思います。今の京都の馬場は特殊ですが、この馬に関してはまったく堪えていなかったですし、他の馬が苦にする分有利に働くでしょうから、今回も終いを活かす競馬をしたいと思います」(1/30近況)

助 手 30栗坂稍 56.5- 39.2- 24.9- 12.2 馬なり余力

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第2回京都1日目(02月01日)
10R 花見小路特別
芝1600メートル 4歳上2勝クラス 指定 混合 定量 発走15:00
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 ボッケリーニ 牡4 57 川田将雅
2 2 ナイトバナレット 牡6 57 坂井瑠星
3 3 ヴァイザー 牡5 57 S.フォーリー
4 4 ラニカイサンデー 牡6 57 国分恭介
5 5 ウェーブヒーロー 牡7 57 酒井学
5 6 カイザーミノル 牡4 57 池添謙一
6 7 オースミカテドラル 牡4 57 福永祐一
6 8 メイショウシャチ 牡7 57 太宰啓介
7 9 ドラグーンシチー 牡5 57 和田竜二
7 10 フィオレドーロ 牝4 55 A.シュタルケ
8 11 エイシンスレイマン 牡6 57 松山弘平
8 12 シベリアンタイガー せ9 57 岩田望来

○安藤助手 「ここ数走の内容がいいですし、この時季は体調がいいですね。鞍上とも手が合うようですし、外回りの1600mも好条件でしょう」(競馬ブックより)

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気性面でアテにならないところがあるナイトバナレットですが、メリハリを付けるために末脚に徹する競馬を行ったところ、ここ2走は内容のある5着→2着。時計面で限界があるので冬場の力の要る馬場は大歓迎ですし、この時季は体調も安定しているとのこと。上位へ顔を覗かせるには展開面の恩恵は必要ですが、ここでもまずは自分の競馬スタイルに徹するのみです。引き続き坂井瑠Jとのコンビは有難いですし。

前走から中1週のローテで臨む今回。放牧明けから3戦目にもなるので、直前の追い切りは控え目。木曜追い+坂路の内ラチ沿いを駆け上がってきたのは気にはなりますが、スッと加速が出来ていて、動き自体は余裕のあるもの。何とか好調を維持していて欲しいですが…。

ただ、相手関係に目を遣ると、好走している2戦よりは揃った印象。その中で人気を集める4歳馬2頭(ボッケリーニ・オースミカテドラル)は強力で、いずれはOPで活躍しそうな馬。パワー型なので今の馬場も問題なさそう。それらと胸を突き合わせて戦うとなると、分の悪さは感じます。また、前へ行きそうな馬はドラグーンシチー・シベリアンタイガーぐらいなので瞬発力勝負になりそうなのもマイナス材料かなと。

まあ、他馬の動向に惑わされるのは良くないので、ゲートをしっかり決め、道中は内ラチピッタリを回ってきてもらえれば。そして直線を迎えるにあたり、徐々に外へと持ち出すでしょうが、大外へぶん回すのではなく、馬群を縫ってくるように突っ込んできて欲しいです。ナイトバナレットの闘争心を引き出すようにお願いします。また、ここを使えば放牧に出ることになると思うので、消化不良なレースにだけはならないようにお願いします。

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