馬場を味方に気分良く先行できれば大崩れはないと見ていたも、好発から2番手をキープして4角手前で早くも先頭へ。直線でも手応え通りに脚を伸ばしての快勝。鞍上の完璧な騎乗ぶりにもビックリ。☆ヴィッセン
ヴィッセン(牡・斉藤崇)父ディープインパクト 母ダンツクレバー
土曜京都9R 睦月賞(芝2400m)優勝(5番人気) A.シュタルケJ
今回もブリンカーを着用。大外10番枠から互角のスタートを決めると、内の動向を見ながら2番手に取り付けます。3~4コーナーで手応え良く先頭に並び掛け、最後の直線で抜け出すと、最後まで後続馬を寄せ付けることなく先頭でゴールし、約4年4ヶ月振りとなる嬉しい勝利を挙げています。
A.シュタルケ騎手「斉藤崇師から揉まれると良くないと聞いていましたし、長く良い脚を使う馬だと追い切りで感じたので、前で気分よく競馬をしようと考えていました。その通りスッと2番手に取り付けて道中はとてもリラックスして走っていましたし、4コーナー手前で先頭に並び掛けた時は抜群の手応えでしたので、これなら勝ち負けできると自信がありました。最後の直線も思っていた通り、長く良い脚を使って伸びてくれましたし、とても良い競馬でしたね。後で9歳馬と聞いてびっくりしましたが、全く年齢を感じさせない体付きですし、元気いっぱいでしたよ」
斉藤崇史調教師「おめでとうございました。決め手勝負になると分が悪いので、ジョッキーにはなるべく前でレースを運んでほしいとオーダーしていましたが、完璧と言っていいぐらい理想の競馬をしてくれましたね。今年で9歳を迎え、大きな上積みこそないものの、パドックでの周回を見ていても若さを感じましたし、馬体の張り・艶も良かったので展開さえ向けば良い競馬が出来ると期待していました。最初から最後まで安心して見ることが出来るレースでしたし、転厩してからここまで時間は掛かってしまいましたが、一つ勝ち上がらせることが出来てホッとしています。レースを終えた後はそのままノーザンファームしがらきへ放牧に出させていただきました。次走の予定につきましては、牧場で状態を確認しながら相談させていただきたいと思います」(レース結果)
⇒⇒25日に滋賀県・ノーザンファームしがらきへ放牧に出ています。(27日・最新情報より)
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【次走へのメモ】
ブリンカー。大外枠から行きっぷり良く2番手へ。逃げ馬から1馬身ほどのところでスムーズに立ち回る。4角手前で馬なりのまま自然と先頭。そのまましっかり伸びて押し切った。4年4ヶ月ぶりの勝利を挙げる。(B誌)
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これから伸びていく人気の4歳馬相手だと分が悪いかなと見ていた一方で、積極的な立ち回りが出来れば大崩れすることはないのかなと見ていたヴィッセン。まさかまさかで勝ち切ってくれるとはビックリ仰天。駆け引きなしに乗れる分、A.シュタルケJの腕力が生きてくれればと思っていましたが、2番手追走から4角手前で早くも先頭へ。そのまま押し切りを図るという完璧な騎乗をしてくれたことにもビックリ。
少頭数の大外枠+縦長の展開というのも大いに味方してくれ、その中で気分良く先行出来たのが何より。3角過ぎからの坂の下りで馬の行く気に任せ進出すると、結果的にそこで後続に脚を使わせてくれました。4角での痺れる手応えを見て、勝ったかなと思いましたが、直線で1頭になった際にソラを使わないかだけが心配に。実際、少しフワフワした走りに見えましたが、鞍上が鞭を入れて修正すると真面目に。最後は2着馬が良い勢いで差を詰めてきましたが、交される心配まではなかったです。
レース後のヴィッセンはトレセンへ戻ることなく、競馬場から直接NFしがらきへ放牧に。一生懸命走ってくれたので相応の疲れ・ダメージはあるかと思いますが、まずはしっかりリフレッシュして昇級戦に備えてもらえればと思います。
今回の勝利は4年4ヶ月ぶりとのこと。前回、どういう内容で勝ったのかすぐに思い出せないほどですが、9歳にしての勝利は立派の一言。条件+展開もカチッと嵌ってくれましたし。ただ、これから3勝クラスで走るとなると、簡単には行かないでしょうし、引き続きハンデ戦を選びながらの出走で少しでも上位を目指していくことになるでしょう。多くを望んだらいけないと思うので、目先の1戦1戦を大事に使ってもらい、1戦でも多く現役生活を送ってもらえればと思います。
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焼魚定食さんこんにちは☆
ヴィッセン頑張りましたね。
今回は条件的にも期待していたのですが、スタートの走り方見ても調子良さそうだなと思って見てました。
最後はヒヤヒヤしましたが感動の勝利でした。
私は4年前の優勝目の前で見たので強烈に印象に残ってます。
当時は追えるM・デムーロさんで。
鮮やかな勝ち方でしたが、その時ダート戦での限界も感じました。
馬も柔らかな身のこなしで絶対芝行けると思って、自分のブログとかこちらにもコメント書いた記憶があります。
芝の長距離や北海道の芝も試してもらいたかったのですが、前の厩舎では叶わず。
もうちょっと転厩が早ければ4年待たずとも。。と思ってます。
投稿: ぼんちゃん | 2020年2月 2日 (日) 14時29分
ぼんちゃんさん、こんにちは
ご一緒のヴィッセンですが、9歳になって勝てるとはビックリですし、良く頑張ってくれていますね。シュタルケJと手が合うか不安でしたが、来日してここまで完璧に乗ったのは数少ないと思います。それがヴィッセンに当て嵌ってくれましたし、巡り合わせの大事さを再認識しました。
3勝目はダートでの追い込み勝ちでしたね。あの勝ちっぷりなら、もっと勝ってても良かったかなと思いますが、ダート馬と決めつけ過ぎていましたね。あの当時は石坂厩舎自体も有力馬を抱え過ぎていたのもヴィッセンにはアンラッキーでした。
転厩してからは坂路オンリーの追い切りからCWコース中心に変わったのも芝向きへ良い影響があったのかなと思います。
幸い、前厩舎で無駄遣いをしなかった分、まだまだ頑張れるのかなとも思います。9歳になったので長距離輸送には耐えられるようになってもらえれば、選択肢が増えるのですがねえ。
まあ、これからも1戦でも長く現役生活を続けてもらえればと思います。
投稿: 焼魚定食 | 2020年2月 4日 (火) 09時33分