返し馬を工夫したことで落ち着きを保ってレースへ臨めるも、大外枠で前に壁を作ることが出来なかったことで道中は力んだ走りに。直線は大外からジリジリと伸びてはきましたが、もう1段ギアは上がらず6着に敗れる。★インヘリットデール
インヘリットデール(牝・高野)父ルーラーシップ 母フサイチエアデール
日曜阪神9R 祇園特別(芝1400m)6着(5番人気) A.シュタルケJ
今回もブリンカーを着用。大外16番枠からまずまずのスタートを切ると中団9番手を追走します。最後の直線で外に出して追われるとジリジリ脚を伸ばしますが、上位馬を捉え切るところまで行かず6着でレースを終えています。
A.シュタルケ騎手「ゲートを出てブレーキを掛けるところがあると聞いていたので、気を付けていましたが、そこまで気難しいところを見せることもなく集中して走ってくれました。最後の直線でよく伸びてくれましたが、大外枠だったことと、4コーナーでかなり外を回ってしまった分、上位馬を捉え切るところまで行かなかったですね。でも、そこまで差はないですし、もう少しロスなく立ち回っていれば良い勝負をしていたと思います」
高野調教師「短期放牧を挟んだことで、フレッシュな状態でレースに向かえたと思います。今回は返し馬を行う前に誘導馬の後ろを歩かせたことで、そこまで気が入ることもなく、そしてシュタルケ騎手がゆったり返し馬を行ってくれたことで、ゲートインするまで落ち着いていました。ゲートを出てからブレーキを掛けることについて、レース前にジョッキーと入念に打ち合わせたことで、流れに乗り遅れることなく中団でリズムよくレースが出来ましたね。馬の気持ちも前向きで、最後まで止めずに一生懸命走ってくれました。ただ、内枠有利な展開でしたし、大外枠で外々を回ることになってしまったことがすべてだと思います。この後はトレセンに戻って馬の状態を確認してから検討させていただきたいと思います」(レース結果)
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【次走へのメモ】
少し余裕のある体つき。舌を括る。出脚が今一つで中団のやや後ろ。道中は行きたがるのをがっちり抑えて追走。目の目にいたハッシュゴーゴーについていき、直線も同じように伸びたが、ここまで。(B誌)
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・在厩場所:29日に滋賀県・ノーザンファームしがらきへ放牧
高野師「トレセンで状態を確認したところ、目立ったダメージは見られませんでしたが、優先出走権を獲ることが出来なかったので、一旦牧場へお戻しさせていただくことにしました。放牧に出した後も問題なければ、いつでも戻せるように態勢を整えておいてもらいます」(1/29近況)
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ここ最近、レースへ行くと意外な気難しさを覗かせていたインヘリットデール。今回は一息入っていたこと+返し馬で工夫を行ったことでゲート入りまで落ち着きを保ってレースへ臨むことが出来たようです。
レースでも懸念材料のゲートは大外枠ということで最後入れ。少し勢いをつけるスンナリ中へ入ってくれましたし、待つ時間がほぼなかったことで五分の発進。レース前に高野師とA.シュタルケJとの入念な打ち合わせが功を奏しました。ただ、自然と五分に出たというよりは少し気合を入れてゲートを出した為、序盤は幾分力んだ走りに見えました。スッと控えれば良かったのですが、ここはテン乗りの難しさ。折り合いを欠くほどではなかったですが、大外枠で前に上手く壁を作れなかったことはジリジリ響いたのかなと思います。そして4角を回ってくる時には外へ膨れてしまうことに。上手く内へ潜り込んでロスのない競馬が出来ていればと悔いは残ります。
最後の直線では大外から一瞬勢い良く伸びてくる気配はありましたが、道中で力をロスしていたことで、もう1段ギアは上がらずじまい。最後までジリジリと脚は伸ばしてくれましたが6着まで。最悪でも掲示板を確保して欲しかったのですが…。トビの綺麗な馬なので今の京都の馬場はやはりマイナスに働いたのかなと思います。
レース後のインヘリットデールですが、目立った疲れはなさそうも、優先権を逃した為、NFしがらきへ戻して節を稼ぐことに。タイムレスメロディのように引退間際での連闘があるかもしれませんが、ほぼほぼ次走が現役最後の1戦になるでしょうか。何とか有終の美をとは思いますが、次の仕事(繁殖)も大事に。多くは望みませんが、スッキリした気持ちで現役を終えることが出来るようにお願いします。
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