ダートの走り自体は悪くなかったも、道中でキックバックを気にしたのか息遣いが急に悪くなったのか、3角過ぎから反応が鈍り出して4角ではアラアラの手応え。距離が長いのは覚悟していたも、まさかの最下位に沈む。★クァンタムリープ
クァンタムリープ(牡・鹿戸)父ロードカナロア 母プルーフオブラヴ
土曜中山4R 2歳未勝利(ダ1800m)16着(6番人気) W.ビュイックJ
シャドーロール着用。まずまずのスタートから、好位の外目を追走します。3コーナー付近から手応えが怪しくなり後退していくと、初めてのダート戦は最後方で終えています。
W.ビュイック騎手「今日のペースを考えると、理想的な位置で競馬は出来たと思いますが、4コーナーで息遣いが悪くなり、ずるずる後退してしまいました。砂を被ることが嫌なわけではありませんし、途中までは良い形で運べたにも関わらずここまで下がってしまうのですから、息遣いだけでなく距離も長かったのではないかと思います」
鹿戸調教師「前走や調教では息遣いは気にならなかったですし、今日の返し馬でも問題無かったのですが、レースに行くとかなり苦しがっていたようですね。追ってから全く伸びてくることが出来ませんでしたから、喉の状態次第では手術を行った方が良いかもしれません。新馬・未勝利と続けて使ってきましたし、このような負け方になってしまいましたから、この後はトレセンで馬体を確認した後、牧場へお戻しさせていただきます」(レース結果)
*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
【次走へのメモ】
シャドーロール。体つきは良かったが…。バラけた先団の一角。中団で前に入られ、キックバックを気にしてズルズル後退。まったくレースにならず。(B誌)
*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:軽めの調整
鹿戸師「調教で速いところを行っても、そのような兆候は見られなかったのですが、レースでは息遣いが苦しくなってしまったようですね。レース後は脚元を含めて大きな問題はありませんが、一度詳しく診てもらった方が良さそうです。馬の状態を見ながら、今後の段取りを組んでいきたいと思います」(12/4近況)
*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
距離の1800mは長いのは覚悟の上でしたが、芝の瞬発力勝負で反応し切れなかった分、ダートで潰しが利けばと思っていたクァンタムリープ。パドックの雰囲気はデビュー戦の方が良かったと思いますが、予定していたレースが結果的に2週延びてしまった影響もあったと思います。仕上がり・状態は悪くなかったと思います。
レースに関してはマズマズの発進からスッと前へ。外からこすられるシーンはありましたが、行きっぷりは悪くなく、淡々とレースの流れに乗れていたと思いますが、向正面の半ばくらいからサンビュートが外目をジワッと押し上げていき、クァンタムリープの右前にいたコスモスーべニアがフワッとして外へヨレたことで今度はちょうど目の前に。外からも蓋をされることになったことで、キックバックをモロに受けてしまうことに。その直後からモタモタし始め、4角を回る時点で最後方でアラアラの手応え。ここまで惨めな敗戦(最下位)を経験するとは夢にも思いませんでした。
W.ビュイックJのコメントを見ると、息遣いが悪くなってズルズル後退したとのこと。ここまで喉については気になる指摘は1度もなかったですし、デビュー戦の失速も集中力を欠いたもの。キックバック自体は気にしていなかったということですので、敗因が明確になりません。
レース後のクァンタムリープはひとまず回復を優先。脚元に気になるところはありませんが、喉に関して早目に1度診てもらうべき。安静中だけでなく走行中の喉の状態をしっかり検査を行って欲しいです。また、敗因に繋がる材料とすれば気性面の難しさ。色々と悩まされたプルーヴダモールの半弟なので血は争えんということでしょう。改善の余地はあるでしょうが、早目に去勢することも検討すべきでは?
デビュー前の雰囲気では地道に力を付けていき、上のクラスを目指して行けると高ジャッジでしたが、デビューして1ヶ月でこの有様。改めて馬選びの難しさを痛感すると共にもう下がりようがありません。悪い流れを放牧に出すことで一旦遮り、最初から作り直すぐらいの意気込みで取り組んでもらいたいです。
« 【出資理由】スターコレクションの18 | トップページ | 【出資理由】ダイヤモンドローズの18 »
「競馬(1口馬主・シルク)」カテゴリの記事
- 4日に栗東・高野厩舎へ帰厩しています。☆クレッセントムーン(2020.06.10)
- 内目の奇数枠に入った時点で嫌な感じはしていたも、出遅れによって走りのリズムを乱す。勝負どころから積極的に仕掛けていった勝ち馬のスピードに捻じ伏せられ、2着を確保するのが精一杯。中2週のローテでも頑張ってくれたが…。★アーモンドアイ(2020.06.13)
- シルクなお馬さん(5歳上牡馬・父ディープインパクト)(2020.06.07)
- シルクなお馬さん(6歳馬)(2020.06.11)
- シルクなお馬さん(4歳・本州牧場組)(2020.06.11)
「クァンタムリープ」カテゴリの記事
- シルクなお馬さん(3歳上・NF天栄組)(2020.06.04)
- 馬群の中で競馬を進めることになったので揉まれ弱さを懸念するも、直線では少し窮屈な場面がありながらも進路を内へ切り替えて追い出しを開始。手応えはさほど良くなかったも、直線は馬群を割って脚を伸ばしてくる。ただ、今回は早めに抜け出した勝ち馬のスピードが1枚上。残念ながら2着に終わるも、前走の好走がフロックではなかったことを証明する。次走で未勝利突破を決めたい。☆クァンタムリープ(2020.05.22)
- 【シルク】【ロード】出走情報(5月17日)(2020.05.17)
- シルクなお馬さん(牡馬・来週出走予定組)(2020.05.09)
- 鞍上の好騎乗が光るも、道中で脚が溜まって長く良い脚を繰り出してゴール前の混戦に加わる。正直、勝ち切りたかったが、芝へ戻して激変の2着。☆クァンタムリープ(2020.04.30)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント