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2019年12月

2019年12月31日 (火)

シルクなお馬さん(3歳・入厩組)

Photo クレッセントムーン

・在厩場所:栗東トレセン
・次走予定:25日に坂路コースで追い切り

高野友師「25日に坂路で追い切りました。単走でしっかり負荷を掛けてみましたが、動き・反応ともに良かったですよ。2週続けてしっかり動けていますし、あと2本しっかり時計を出せば態勢が整うでしょうから、このまま問題なければ翌年1月11日の京都・五条坂特別に向かいたいと思います」(12/26近況)

助 手 20栗坂良 52.5- 38.5- 24.9- 12.3 一杯に追う
助 手 25栗坂良 53.9- 39.2- 25.2- 12.3 叩き一杯

Photo_3 アマネセール

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:25日にBコースで追い切り
・次走予定:京都1月6日・芝2000m(福永J)

斉藤崇師「25日にBコースで追い切りました。長めから時計を出しても最後まで軽快な走りでしたし、しっかりと動けるようになってきましたね。帰厩当初はもう一つ体全体を上手く使って走れていなかったですが、力みが取れてノビノビ走れるようになってきましたので、今の雰囲気なら心身ともに良い状態でレースに向かえそうです」(12/26近況)

団 野 20栗B良 74.4- 58.2- 43.0- 13.5 馬なり余力
助 手 25栗B良 79.9- 64.7- 51.1- 38.4- 12.6 馬なり余力

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クレッセントムーンは来月11日の京都・五条坂特別へ向けて調整中。既に追い切りを2本マークしていますが、ビシッと追ってラスト12秒3は優秀。少しずつダート馬らしい力強さが出てきていると思うので、来年は2勝クラスは卒業し、3勝クラス→OPへと駆け上がって欲しいです。

アマネセールはビシッとはやられていないも、25日の追い切り時計は優秀。ひと追い毎に中身は整ってきているのかなと思います。また、Bコースでこれだけ軽快に動けるのなら、どこかのタイミングでダートを試す価値はあると思います。

【動画更新】メジロトンキニーズの18&フィロンルージュの18

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Photo メジロトンキニーズの18

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Photo フィロンルージュの18

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メジロトンキニーズの18の動画はリフレッシュ中のものですが、そうイライラすることなく落ち着いています。馬体の雄大さが武器となるように体力強化&操縦性アップに努めていってもらいたいです。

フィロンルージュの18は大物感はないも、ダートなら堅実に駆けてくれそうなタイプ。また、父の産駒は繊細な馬を出すこともありますが、こちらは従順そう。距離も短めだと思いますが、マイルぐらいまで辛抱してこなして欲しいです。

2019年12月30日 (月)

ロードなお馬さん(2歳・入厩組)

Photo_6 ロードセッション

12月25日(水)良の栗東・坂路コースで1本目に55.7-40.1-26.2-13.2 一杯に追っています。短評は「時計的に物足りず」でした。1月12日(日)京都・3歳新馬・芝2000mに武豊騎手で予定しています。

○高橋調教師 「12月25日(水)も最後まで右手前のまま。替えれば一伸び出来るはずなのに・・・と乗り手も歯痒そうな感じでした。楽しみな素質を秘める一方で、全体的な幼さが目立つ現状。まだまだ成長段階の印象が強く、良化度合いはスローだと思います」

≪調教時計≫
19.12.25 助手 栗東坂良1回 55.7 40.1 26.2 13.2 一杯に追う

Photo_6 トルネードフラッグ

栗東トレセンで1ハロン18秒前後のキャンターを消化。レース出走へ向けて態勢は段々と整っており、この調子を維持しながら更に調整を進めます。当初のプランを変更して馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、1月5日(日)京都・3歳新馬・混合・芝1800mに北村友Jで予定しています。

○田代調教助手 「気管に幾らか炎症が生じている模様です。でも、体温の上昇は無し。大事を取って追い切りは見合わせたものの、12月26日(木)も普通には乗っていますよ。出走予定は計画通り。十分な調教量を消化しており、あとは微調整でOKでは・・・」

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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セッションは順調に追い切りを重ねていますが、トモの緩さ・甘さが影響して手前を替えてくれず。ポテンシャルは良いモノを秘めているのですが、良化もスロー。暖かくなれば少しずつでも実が詰まってくると思うので、良くなってくるのは春以降でしょうねえ。

トルネードフラッグは気管の炎症で時計を出さず。ただ、体温の上昇はありませんし、大事には至らず。ただ、デビューした後で息遣い云々という話が出てくるかもしれませんねえ。

25日に帰厩。来月5日の京都・芝1600mへの出走を予定しています。☆ロードベイリーフ

20191214002

Photo_6 ロードベイリーフ(牡・森田)父ヴァンセンヌ 母ショウナンアオバ

2019.12.25
12月25日(水)に栗東トレセンへ帰厩しました。ひとまずは1ハロン18秒前後のキャンターで仕上がり具合の把握に努める方針。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、1月5日(日)京都・3歳未勝利・混合・芝1600mに予定しています。

○森田調教師 「12月25日(水)に厩舎へ。使い込んで来ている状況だけに、最短で臨む形でも大丈夫でしょう。放牧前に挙げていたプラン通り、年明け初日へ向けて準備する方針。松山騎手は先約が入っている・・・との話で、ジョッキーに関しては調整中です」

2019.12.24
京都・宇治田原優駿ステーブル在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク600m→ハッキング2400m、ウッドチップ坂路コース・キャンター900m×1本(1ハロン18~20秒ペース)。12月25日(水)に栗東トレセンへ帰厩の予定です。

○当地スタッフ 「球節に疲れが認められたものの、一過性の症状で現在はスッキリ。獣医師のチェックでも、特に問題なし・・・との見解でした。森田先生と打ち合わせを行なった結果、近日中に再びトレセンへ向かう予定に。無事に送り出せれば・・・でしょう」

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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前走後、宇治田原優駿STへ短期放牧に出ていたロードベイリーフ。球節に疲れが見られたようですが、時間の経過と共に解消へ。獣医師のチェックでも大丈夫とのこと。あと1歩で勝ち上がることが出来る位置にいるので戦線離脱するようなことがなく、ホッとしました。

ただ、次走は再度の1600m。乗り方次第で対応は可能ですが、前走の走りを見ると1400mがベストかなと。マイルだと相手も揃ってしまいますから。前走2着と好リードしてくれた松山Jは先約があるので、新たなパートナーを模索中。個人的には騎乗経験のある福永Jが空いているのなら乗って欲しいですが…。厩舎がどの騎手を手配してくるか注目しています。

25日に帰厩。来月13日の中山・初春Sへ向けて調整を進めていくことになりました。☆ウォリアーズクロス

201908_20191228050901

Photo ウォリアーズクロス(牡・国枝)父Warrior's Reward 母Dattts Cool

・在厩場所:25日に美浦トレセンへ帰厩
・次走予定:2020年1月13日の中山・初春S

国枝師「25日にこちらへ帰厩させていただきました。短期で戻ってきたこともあり、体はそこまで緩んでいませんね。前走の内容からも中山のダ1200mは問題無さそうですし、1月13日の中山・初春Sに向けて、明日から乗り運動を開始いたします」(12/25近況)

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アーモンドアイと入れ替わりで25日に美浦トレセンへやってきたウォリアーズクロス。牧場でも短期で戻すことを伝えられていた為、それほど緩みのない馬体で帰ってこれたのは何より。スムーズに追い切りへと移行できると思います。

ただ、前走を見る限り、3勝クラスを突破するのは時間が掛かりそう。距離の対応は可能ですが、やはり東京・ダ1400mがベストな気がします。また、逃げ・先行で押し切るのが良いのか、差し・追い込みへ脚質転換を試みた方が良いのかは何とも。試行錯誤しながら可能性のある条件・レーススタイルを構築して欲しいです。数を使っていない馬なのでまだまだやれると思うのですが…。

2019年12月29日 (日)

シルクなお馬さん(障害馬・入厩組)

Photo_3 シングルアップ

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:25日に京都競馬場でスクーリング
・次走予定:2020年・京都1月6日 障害未勝利(森一J)

寺島師「25日に京都競馬場でスクーリングを行いました。他の馬と一緒に調教を行いましたが、馬場に入った際も力むこともなく、とても落ち着いた様子でした。いざ走りだしても我慢が利いていましたし、飛越も安定していましたから、この馬なりに大人になってきましたね。ここまで順調そのものですし、今の雰囲気のままレースに向かえるように調整していきたいと思います」(12/26近況)

森 一 22CW良 84.5- 71.0- 57.2- 43.4- 14.0 馬なり余力

Photo_3 ヴェルトゥアル

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:障害練習
・次走予定:2020年第1回京都開催

稲垣師「レースの疲れは徐々に無くなってきましたから、この中間は再度障害練習を始めています。馬具を工夫してなるべく右にモタれないように努めていますが、五十嵐騎手によると若干効果が見られるようです。難しさは依然としてあるものの、バンケットの無い平坦の京都コースであれば、この馬の力は発揮出来そうな感じですね。トモの状態もここまでは何とか維持することが出来ていますし、ジョッキーの都合や想定次第にはなるものの、年明けの京都1週目の障2910m戦に投票することも考えています」(12/25近況)

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シングルアップは週中に時計をマークしませんでしたが、25日に京都競馬場でスクーリングを実施。気難しさを抱える馬ですが、他の馬と一緒に行えたことでこの馬なりに落ち着いて臨めた様子。1度障害戦を経験した慣れも少しはあるのかもしれません。飛越は上手だと思うので、実戦経験を積みながら操縦性とスタミナを高めていってもらえればと思います。

ヴェルトゥアルはこの中間から障害練習を再開。ハミを工夫したようで右へモタれる面は若干マシになったようですが、難しさも残ります。急激に良くなることはないので、実戦経験を積みながら少しずつ操縦が利くようになってくれれば。想定とジョッキーの都合次第では新年早々、シングルアップとの対決になるかもしれません。

ロードなお馬さん(4歳馬)

Photo_6 ロードザナドゥ

12月25日(水)良の美浦・ウッドチップコースで5ハロン66.8-52.6-39.0-12.8 6分所を直線強目に追っています。併せ馬では末強目の相手の外を0秒6先行して同時入線。短評は「久々叩くもひと息」でした。1月6日(月)中山・4歳上1勝クラス・ダ2400mに木幡巧也騎手で予定しています。

○新開調教師 「12月25日(水)は5ハロン約67秒のタイムを記録しました。普段からエネルギッシュな様子が目立つ他、稽古の走りっぷりも幾らか良くなっている印象です。この調子で仕上げを進めれば大丈夫。次は木幡巧也騎手を背に積極的に運んでもらいます」

≪調教時計≫
19.12.25 助手 美南W良 66.8 52.6 39.0 12.8 直強目追う メイクハッピー(古馬3勝)末強目の外0秒6先行同入

Photo_6 ロードダヴィンチ

美浦トレセンで1ハロン18秒前後のキャンターを消化。心身共にコンディションは良い意味で安定しており、この調子を維持しながら更に調整を進めます。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、1月18日(土)中山・4歳上1勝クラス・ダ2400mに三浦騎手で予定しています。

○新開調教師 「跨り始めた後も活気に満ち溢れているのは何より。12月25日(水)は普通キャンターを交えており、レースから逆算してタイムを出そうと思います。前回にコンビを組んだ横山武史騎手は当日に他場で乗る模様。次は三浦騎手を鞍上に迎えましょう」

Photo_6 ロードイヒラニ

滋賀・グリーンウッドトレーニング在厩。ウォーキングマシン90分、ポリトラックコース・キャンター2500m(1ハロン20~22秒ペース)。

○当地スタッフ 「レースを走り終えたばかりなのを踏まえ、先週一杯はウォーキングマシンの調整に。十分に余裕を持たせました。そして12月23日(月)より騎乗開始。ひとまずは気に掛かる点も浮かばぬだけに、具合を探りながら徐々に進めて行きましょう」

Photo_6 シグナライズ

12月25日(水)良の栗東・坂路コースで1本目に55.9-40.2-25.5-12.7 馬なりに乗っています。短評は「坂路コースで入念」でした。1月13日(月)京都・乙訓特別・混合・芝1200mに予定しています。

○西浦調教師 「12月25日(水)は約56秒。次走まで幾らか時間も残されているだけに、あまり無理を強いぬように心掛けています。今のところコントロールが利いた状態。精神面は大丈夫です。中間も順調と言えそう。ジョッキーの選定を進めておきましょう」

≪調教時計≫
19.12.25 助手 栗東坂良1回 55.9 40.2 25.5 12.7 馬なり余力

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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ザナドゥなりに順調に調教を積んでいますが、ひと叩きでガラッと変わってきた感じはなし。次走では一気に距離を延ばしますが、レースの流れに乗れたとしても、最後の踏ん張りは利かないような…。

ダヴィンチはローカルとは言え久々の3着。最後のジリジリがもどかしかったですが、喉の負担が軽減されて幾らかでも前向き差はアップ。1勝クラスを勝ち切るには展開や人気馬の凡走に恵まれる必要がありそうですが、中距離戦で堅実に駆けるようになってきて欲しいです。

イヒラニは余裕を持たせていますが、状態面で不安はなし。次走は小倉の芝1200mへ向かう予定なので、距離短縮で詰めの甘さをぜひ補って欲しいところ。また、心身の成長がもっともっと進んでもらいたいです。

シグナライズはテンションを上げ過ぎないような気をつけながらの調整。ビシビシやるのを控えて、時計になるところを多く乗るようにしてもらえればと思います。砂を被ってレースにならない可能性はあるも、パワー型なのでダートに1度使ってみて欲しいです。

2019年12月28日 (土)

【シルク】先週のレース結果

Photo_3 エルスネル

土曜阪神4R 2歳未勝利(芝1600m)9着(12番人気) 岩田望J

今回はチークピーシズ着用しています。モッサリとしたスタートから行き脚が付かず後方からレースを運びます。3~4コーナーから押し上げに掛かり、最後の直線で懸命に追われますが、9着に上がったところでゴールを迎えています。

岩田望騎手「スタートは悪くありませんでしたが、スッと流れに乗ることが出来なかったので、外枠でもありましたから、進路を内にとってロスなく運びました。最後の直線で追い出しに掛かると、エンジンが掛かってからは良い脚で伸びてくれましたから、もう少し前目のポジションでレースが出来ていればもっとやれていたと思います。特に周りを気にしているようなところはなく、ただ進んで行かなかっただけなので、もう少し前向きさが出れば変わってきそうです」

西園調教師「馬体重はプラス8キロでしたが、数字以上に体を大きく見せていましたね。真面目に走れば調教ではあれだけ良い動きをするのですから、もっとやれる馬だと思っていますが、スッと二の脚がつかず流れに乗るので精一杯でした。その後は焦らず外を回らずロスなく競馬をしてくれたのは良い判断だったと思いますし、最後は良い脚で伸びてくれましたね。もう少し走る方に気が向けばもっといいポジションで競馬が出来るようになるでしょうから、レース慣れしていけば変わってくるでしょう。優先出走権を獲ることが出来なかったので、この後はトレセンに戻ってどうするか検討させていただきます」(レース結果)

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・在厩場所:25日に滋賀県・ノーザンファームしがらきへ放牧

西園師「トレセンに戻って状態を確認したところ、目立った疲れはなく、体調も問題ありませんでしたが、優先出走権を獲ることが出来ず、年始は頭数がかなり揃うこともありますので、節を空ける為に牧場へお戻しさせていただきました。次走の予定につきましては想定を見ながら検討していきたいと思います」(12/25近況)

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デビュー戦から大きく人気を落としての出走となったエルスネル。プラス8キロでレースへ臨めたのは良かったです。そして2戦目の今回はチークピーシズを着用。その効果に期待したのですが、今回もゲートを出てからの行きっぷりが一息。岩田望Jは慌ててポジションを取りに行くことなく、進路を内に切り替えてロスなく進めることを選択。チークピーシズの効果か追走はデビュー戦よりもかなり余裕はありました。

最後の直線で追われると、ジリジリといった感じながらも脚を伸ばし、少しじつ上位を窺う感じに。直線半ばで3着馬に前をカットされるも、それでも諦めずに頑張っていたことは褒めて上げたいです。デビュー戦・2戦目共に末脚はマズマズ。課題はやはりゲートで、二の脚が付いてスッとレースの流れに乗れなくてはダメでしょう。

レース後のエルスネルですが、優先権を逃してしまったこともあって、一旦NFしがらきへ。節を稼ぐ為には仕方ないことですが、状態面では何ら不安はないと思うので、緩めることなくしっかり乗り込んでもらえればと思います。そして幾らかでもパワーアップした姿で厩舎へ舞い戻ってきて欲しいです。

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Photo_3 グランドサッシュ

土曜中山11R グレイトフルS(芝2500m)9着(12番人気) 津村J

3年連続当レース出走。内枠から五分のスタートを決めると、中団で脚を溜めます。ロス無く回って直線ではジリジリと脚を使いますが、9着で終えています。

津村騎手「ペースが落ち着いてしまったので、3コーナーくらいからペースの上がったところでやや置いていかれる格好になりました。また、いつも右回りですとモタれるところがありますが、今日はそこまで感じませんでしたから、やはりラチ沿いをピッタリ走れたことが良かったのですかね。それに、硬さもそこまで気にならなかったですし、持っている力は出せたのではないでしょうか」

武市調教師「時期的なこともありますが、今回は牧場から戻ってきた時から硬さが気になりました。でも調教を積むごとに解れてきたかなという印象でしたし、津村騎手によるとレースでは硬さが気にならなかったと言っていましたから、まずまずの状態で出走させられたかなと思います。右回りになるとモタれ癖が出てしまうものの、今日は内枠だったこともあり、コーナーもラチを使って上手く回ってきました。今後についてですが、1度使って硬さが再度出てくる可能性もありますので、トレセンでの状態次第にはなるものの、放牧へ出させていただきたいと考えています」(レース結果)

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・在厩場所:美浦トレセン/26日に福島県・ノーザンファーム天栄へ放牧予定
・調教内容:軽めの調整

武市師「右回りでもモタれることなく、ジリジリ差を詰めてはいるのですが、上位に食い込むことが出来ませんでした。トレセンに戻って状態を確認させていただいたところ、右前に疲れが出ているようで、硬さが目立ちますね。このまま進めても良化に時間が掛かりそうですから、いったんリフレッシュさせたいと思います」(12/25近況)

⇒⇒26日に福島県・ノーザンファーム天栄へ放牧に出ています。(26日・最新情報より)

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中山・芝2500mは極端な瞬発力勝負になりにくいということで、幾分急仕上げでここへ使ってきたグランドサッシュ。右回りだと内へモタれる素振りを見せる馬ですが、内ラチを頼る形で追走したことでモタれ癖は軽減。レースプランは間違えてなかったと思いますが、3角からのペースアップに際して、ズブさを覗かせてしまったのは誤算。ジリジリ前との差を付けられてしまい、4角を回ってくる時はさすがに厳しい位置。この馬なりに最後まで脚を伸ばしてはくれましたが、見せ場を作るところまでも行かず。結局のところ、レースは上がり重点の瞬発力勝負。渋太さを生かせぬままレースを終えてしまいました。寒さと年齢から硬さが目立っていたらしいので、レース前から多くは望めなかったのでしょう。グランドサッシュなりに頑張ってくれたとは思います。

レース後、25日にNF天栄へ移動済。右前に疲れが出て、硬さも目立っている様子。現状は無理が出来ない感じですし、次走へのメドが立つのにも時間が掛かりそう。まあ、暖かくなるまでは出走を控えた方がベターでしょう。また、次走で巻き返しの兆しが窺えないようなら、進退問題に発展しそう。それだけにこの休養期間を有意義なものにして欲しいです。

【ロード】先週のレース結果

Photo_6 ロードフェローズ

12月21日(土)中山5R・2歳新馬・芝2000mにM.デムーロJで出走。16頭立て4番人気で4枠8番からスローペースの道中を13、13、11、6番手と進み、直線では外を通って0秒8差の5着でした。馬場は良。タイム2分04秒8、上がり35秒3。馬体重は460キロでした。

○M.デムーロ騎手 「スタートの最初の一完歩は悪くありませんでしたが、その後は周りを気にする素振りを見せて後ろから運ぶ形に。子供っぽさが目立ちますね。3、4コーナーを上がる時の反応は良い感じ。2着には・・・と言う勢いでも交わせなかったのは、直線を向いて他の馬を待つ面が出た為です。まだまだ幼い印象。経験を積んだ次は楽しみでしょう」

○藤岡調教師「練習でもゲートは遅いタイプ。序盤から前と結構離れていた分が響きました。追い切りを積むに連れて良化を遂げ、それなりに戦える手応えを掴んでいただけに結果は残念。ただ、コーナーの上がり方や終いの脚は評価できるでしょう。ジョッキーも話す通りに次は上積みが見込めるはず。まずは状態の把握に努めます」

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【次走へのメモ】

仕上がる。無理をせずに後方待機策。3角から追い上げを開始。長く脚を使って掲示板は確保。外を回される形で距離ロスが大きかっただけに着差以上の評価はできる。(B誌)

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レース後も特に異常は認められません。現在は心身のリラックスに重点を置いた調整。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、1月11日(土)京都・3歳未勝利・混合・芝2200mもしくは1月13日(月)京都・3歳未勝利・芝1800mに予定しています。

○藤岡調教師 「無事にトレセンへ。特に変わらぬ様子で過ごしており、このまま厩舎で調整を続けましょう。中2週ぐらいで次走へ向かいたい気持ち。芝の中距離戦が2鞍ほど組まれているだけに、メンバーも踏まえて絞り込むのがベターかな・・・と思います」

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レースが終わっての素直な感想とすれば、随所に若さを覗かせながらも、思っていたよりも内容のあるレースが出来たかなと。追い切りの動きは良化途上も、本数はしっかりこなし、仕上がりは良かったと思います。

懸念していたゲートは頭を上げて出てしまいましたが、二の脚はマズマズ。ポジションを確保しようとすれば挽回は利いたと思いますが、周囲を気にする素振りを見せたようで、無理をさせずに中団よりやや後方からの追走に。向正面ではそれほど促すことなくレースの流れには乗れていたと思います。そして3角手前から進出を開始。その時の反応の良さとスーッと外を手応え良く上がって行ったのは見ていてビックリ。4角手前では少し気合を付けていましたが、この手応えならひょっとするかもと思いました。ただ、いざ追われるとモタモタと。伸びる感じはあったのですが、幼さを覗かせて自分でブレーキを掛けるところがあった様子。真面目に走ってくれれば馬券圏内には来ていたかも。まあ、それでも長く良い脚を使ってくれましたし、芝の実戦へ行って良いタイプということを証明してくれたと思います。追い切り程、頭の高い走法は気になりませんでした。

レース後のフェローズは特に異常は見当たらず。このまま厩舎での調整を続けることとなり、年明け2週目の芝2200mまたは芝1800mを予定。距離は延びても問題なさそうなので前者の方が力を出せそうです。ただ、関西圏の未勝利は相手が揃うので、デビュー戦5着から着実に前進出来るかとなると何とも言えません。幼さを多く残している現状でもあるので、もう少しの間は長い目で見守ってあげたいです。

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Photo_6 ヴィースバーデン

12月22日(日)阪神9R・千両賞・混合・芝1600mに和田Jで出走。13頭立て3番人気で8枠12番からスローペースの道中を8、9、8番手と進み、直線では大外を通って0秒7差の5着でした。馬場は良。タイム1分35秒4、上がり34秒3。馬体重は2キロ増加の420キロでした。

○和田騎手 「インを通った馬が止まらぬコース状態。外枠が響いたでしょう。ゲート自体は出たものの、スピードの乗りが今一つ。それだけに強引な競馬も出来ずに・・・。前回よりは直線でキッチリ反応。ただ、この相手で全てを交わすまでには至りませんでした。マイルの距離は問題ない印象ながら、牝馬限定戦を狙うのがベターかも・・・。また、レース前のイレ込みがキツい感じに。その点にも注意が必要だと思います」

○辻野調教助手 「追い切りの反応等を見ると、まだ本来の姿とは言えぬ感じ。少しずつ具合が上向いていたのは確かながら、熱発の影響が幾らか尾を引いているのかも・・・。それでも実戦の感触は悪くなかった様子。ここを使って調子が如何なる方向へ転じるか・・・でしょう。まずはレース後の様子を確認。その上で番組と照らしつつ、新たなプランを相談します」

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【次走へのメモ】

出たが、行き脚がつかず後方から。腹を括ってじっくり控えて直線勝負。4角でジワジワ伸びてはいたが、上位を脅かすまではいかず。ただ、4角で内を回った馬が1~3着を独占する馬場だったので、外から追い込んでの5着は健闘と言える。(B誌)

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レース後も特に異常は認められません。現在は心身のリラックスに重点を置いた調整。今後は12月26日(木)に千葉・ケイアイファームへ移動して2月8日(土)京都・エルフィンS(L)・国際・牝馬限定・芝1600mへ向けて態勢を整えます。

○辻野調教助手 「見た目には特に変わらぬ感じ。脚元等も大丈夫そうです。あまり馬格に恵まれぬタイプ。地元の関西圏で使えればベターかも知れません。選択肢が限られる状況。短期放牧を挟んだ上でエルフィンS(L)へ向かうのが妥当かな・・・と思います」

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熱発で阪神JFへの挑戦を諦め、状態を立て直して自己条件のここへ臨んできたヴィースバーデン。馬体が細くなっていないか心配でしたが、2キロでも増えてレースへ臨むことが出来たのは○。ただ、1戦ごとに煩い面が目立ってきているのは悩ましいです。

レースぶりですが、ゲートで1歩立ち遅れたヴィースバーデン。少しポジションを巻き返すも、その後は中団よりやや後方で折り合いに専念。パドックでのイレ込みとは裏腹に、落ち着いてレースを進めることは出来ていたと思います。手応えも悪くなく、少し勢いを付けて最後の直線へ。追われると一瞬良い伸びを見せて大外から襲い掛かるも、そこからグイグイとは行かず。デビュー戦の伸びと比較すると、身のこなしに少しスムーズさを欠き、推進力が物足りなくなっています。内有利の馬場も災いして、5着確保がやっとでしたが、パタッと止まることなく脚を伸ばせたことは褒めて上げたいです。1度しっかりリセットすれば、良かった頃のヴィースバーデンが戻って来てくれるのかなあ…。

レース後のヴィースバーデンは脚元等に異常はなし。個人的には自己条件からコツコツ頑張ってもらいたいところですが、陣営は次走に来年2月8日の京都・エルフィンSを設定。期待してくれているのは感じますが、それに応えるとなると現状はなかなか厳しそう。暖かくなるにつれて、食欲が増してくれれば良いのですが。走ることに対しては良いセンスを秘めているだけに、心身の確かな成長が待たれます。

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Photo_6 ロードエース

12月22日(日)中山10R・2019フェアウェルS・混合・ダ1200mに三浦Jで出走。16頭立て15番人気で6枠11番からハイペースの道中を12、12、12番手と進み、直線では外を通って1秒2差の8着でした。馬場は良。タイム1分11秒0、上がり36秒8。馬体重は2キロ減少の502キロでした。

○三浦騎手 「先行策でパッタリ止まるレースが続いていただけに、余程の好スタートが決まらない限りは意図的にじっくり溜めて終いに脚を使わせる考えでした。実際にその形で運んだところ、直線を向いて結構な伸び。次からは今日のように極端な乗り方をする必要は無いかも知れませんが、準オープンでは位置を取るよりも馬のリズムを大事に進めた方が良さそうです。後肢の蹴りが前へ伝わる感じはもう一つでも、先々週に比べれば改善。本来の姿へ戻っている途中だと思います」

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レース後も特に異常は認められません。現在は心身のリラックスに重点を置いた調整。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、1月5日(日)京都・門松S・混合・ダ1200mに予定しています。

○松下調教師 「残念な結果に。自分の持ちタイム分は走っているのですけどね。栗東へ戻ってからも特には変わらぬ様子。年明けの京都と中山に続けて適鞍が組まれています。この条件は頭数が多く、除外の可能性も想定。再び中1週でスタンバイしましょう」

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良いところがなく終わった前走から中1週での競馬。ひと叩きしてグンと上向いた感じがなかったので今回も苦戦することは想定内。ゲートはまずまずでしたが、前へ行ってパタッと止まる競馬が続いていたことから三浦Jは意識的に控えることを選択。道中折り合いは付いていたと思いますし、控えて差す形になっても戸惑うことなくエースも対応してくれたと思います。4角を回ってくる時の手応えも悪くなかったですが、外へ持ち出されてからの伸びはジワジワと。最後まで頑張ってはくれていますが、1分10秒台でこの舞台を走り抜く脚力はなく、改めて時計面での限界を感じることになってしまいました。

レース後のエースですが、特に状態面での悪い変化はなし。除外になることを頭に入れつつも、積極的に使っていく方針です。使いつつジワジワ良くなってくれればと思いますが、時計が掛かってくれないと見せ場を作ることも出来ないだけに…。体調は安定しているのに厳しい結果が続きそうです。

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☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

状態は良かったと思うも、Hペースでスタミナが問われる1戦になったのがまず誤算。各馬からのマークも厳しくて自分のリズムで競馬が出来ずに終わる。直線は力尽きて9着に沈む。★アーモンドアイ

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Photo_3 アーモンドアイ(牝・国枝)父ロードカナロア 母フサイチパンドラ

日曜中山11R 有馬記念(G1・芝2500m) 9着(1番人気) C.ルメールJ

互角のスタートから、中団で脚を溜める競馬を選択します。最初の1000mが58秒5とかなりのハイペースのところを、早め先頭から押し切ろうとするも、直線で力尽きて9着でゴールしています。

C.ルメール騎手「1周目のスタンド前のところでハミをガツンと取ってしまって、そこから冷静さを欠き、リズムを崩してしまいました。2周目に入って勝負所で上がってはいけましたが、道中リラックスして走れなかった分、最後は疲れてしまいましたね。また、とても能力の高い馬ですから、2500mでも何とか距離はこなせるかなと思ったのですが、このペースで脚を溜められないとさすがに厳しいですし、やはりベストディスタンスではないと思います。ここまでの過程で見られた熱発の影響は無く、調教の動きはかなり良かったですし、状態的には悪くなかったと思いますから、レースで結果を残すことが出来ず残念です」

国枝調教師「ゲート内で他馬がガチャガチャしていたようで、アーモンドアイもそこで少しエキサイトしていたようですね。ただ、スタートはまずまず決めて位置的には悪くなかったと思いますが、1周目のスタンド前でフィエールマンがふらふらとしており、そこで外に出すとスイッチが入ってしまいました。早めにハミを取ってしまったことで、リラックスすることが出来ずに、最後はガス欠になりました。あの位置でも前に壁を作って、自分のリズムで走ることが出来れば良かったのですが、内に入れなかった以上どうしても脚が溜まりませんでした。レース後はいつも通り疲れが一気に出てしまったので、トレセンに戻って再度状態を確認させていただいてから、ノーザンファーム天栄に放牧へ出させていただく予定です」(レース結果)

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【次走へのメモ】

シャドーロール。2人引き。馬場に先出し。ゲートの中でガタつく場面はあったが、五分に出て中団。スタンド前で行きたがったが、スッと好位まで位置を上げる。スムーズに運んで3~4角で進出したものの、そこから本来の伸びが見られず、ラスト1ハロンで珍しく脚が上がっていた。馬場入場からテンションが高くなっている感じで、力んでいた分、息が保たなかったか…。(B誌)

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【有馬記念】単勝1・5倍アーモンドアイ9着 ルメール騎手「スタンド前で冷静に走れなかった」(スポーツ報知より)

令和元年の第64回有馬記念・G1は22日、中山競馬場で行われた。単勝1・5倍の1番人気に推されたアーモンドアイは9着に敗れ、デビュー11戦目で初めて馬券圏外に沈んだ。

信じられない光景だった。単勝1・5倍の断然の1番人気に支持されたアーモンドアイは、直線の坂で急失速し、もがくように9着に沈んだ。史上最多タイの国内外G1・7勝はお預けどころか、初めて着外の屈辱を味わった。ルメールは「(1周目の)スタンド前で冷静に走れなかった。2500メートルなので、リラックスできないとアーモンドアイも疲れてしまう。これも競馬です」とうなだれた。

スタートはきっちりと決めた。しかし、ホームストレッチで目の前のフィエールマンのごちゃついた動きが気になり外へ出すと、行きたがる面を出してしまった。「前に壁になっていないところで、歓声もあるし、反応のいい馬だからね。スイッチが入ってしまった」と国枝調教師。初距離、初コース、時計がかかる馬場など克服すべき条件に、力みも加わった。

微熱で香港カップを回避と一頓挫あったローテだったが、生産牧場のノーザンファーム・吉田勝己代表は「敗因は熱じゃない。距離もあるのかな」と首をひねった。今後について国枝師は「まだまだ、ぼうぜん自失だよ」とポツリ。その言葉が、ショックの大きさを物語った。

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アーモンドアイ異常なし 有馬9着は「これも競馬」(日刊スポーツより)

有馬記念で9着に敗れたアーモンドアイ(牝4、国枝)は24日、軽い運動で様子を見た。

国枝師は「過度に走ったのでレース後は背中にスクミ(筋肉痛)があったが脚元は問題ない。最初のコーナーでスイッチが入ってハミをかんだまま1周してしまった。最後はガス欠。まぁ、これも競馬。しばらく運動しながら状態を見て、放牧に出す予定。その後は決まっていません」と話した。

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・在厩場所:25日に福島県・ノーザンファーム天栄へ放牧

国枝師「タフな競馬をしてきたこともあり、背中を中心に疲れは見られたものの、概ね問題ありませんでしたね。心身共にリフレッシュさせた方が良いでしょうから、25日に牧場へお戻しさせていただきました。次走については牧場での回復具合を見ながら、オーナー・牧場サイドと検討したいと思います」(12/25近況)

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これまでレース前の不安材料を跳ね除けて勝利を掴んできたアーモンドアイでしたが、今回は勝った馬が強すぎましたし、展開も味方+鞍上のパーフェクト騎乗。それに対してアーモンドアイはHペースでスタミナを問われる1戦になったがまず誤算。フィエールマンやサートゥルナーリアらにマークされ、前に壁を作ることが出来ませんでした。そして人気を背負っているので勝負どころから早めに動いていかないとダメになって…。全てがアーモンドアイに味方してくれませんでした。

一頓挫あって香港遠征を自重しましたが、デキ自体は良かったと思いますが、デキが良過ぎたことが行きたがる面に繋がったのかもしれません。また、これまで東京競馬場で使う時は未勝利を勝った時と同パターンで前日に東京競馬場へ入厩していましたが、今回は初めての中山で当日輸送を選択。大した影響はなかったのかもしれませんが、東京で使う時のように前日に競馬場へ入った方が良かったのかな? 色々言い訳もしたくなりますが、まあ、これも競馬です。

レース後のアーモンドアイですが、精神的なダメージは残っているかもしれませんが、脚元等に異常がなかったのは何より。25日にNF天栄へ放牧に出ています。背腰を中心に疲れは残っているようですが、時間の経過と共に解消できるレベル。とはいえ、落ち着きを取り戻す為にも、しっかり休ませることに専念してもらえればと思います。そして今回の敗戦が今後に尾を引かないようにこれまで培ってきた知識・経験を役立ててもらいたいです。

初めての中山大障害に臆することなく立ち向かって一旦先頭に立つ場面も。スタミナを生かす競馬は出来たも、最後の障害で勝ち馬に前へ出られると最後までその差は詰まらず。それでもこの大舞台で大・大健闘の2着。賞金を加算出来たのは大きい。☆ブライトクォーツ

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Photo_3 ブライトクォーツ(牡・荒川)父ワークフォース 母レースドール

土曜中山10R 中山大障害(J-G1・障4100m)2着(6番人気) 熊沢J

スタートから促して中団を追走します。大障害コースから逆回りになるところで、内からスルスルと5番手に浮上。最終周回の第4障害を飛び終えたところで一旦先頭に立ちますが、直線手前で交わされて、初のG1挑戦は惜しくも2着で終えています。

熊沢騎手「最近はレース前から悪さをするような面はありませんし、気性的な成長を感じますね。今日はずっと手綱を引っ張るところのないタフなレースでしたが、精神面の改善に加えてここまで色々と経験してきたことで、大舞台で強気な競馬が出来ました。また、前走でも距離が短いなと感じていましたので、今回の中山大障害は条件的にもピッタリだなと思いましたが、その通り距離が延びて良さが出ましたね。勝負所で交わされても、最後はまた差を詰めてきていますし、本当に良く頑張ってくれています。今回が初G1かつ5歳という若さですから、これから更に経験を積めば大きいタイトルを獲得出来る馬だと思いますよ」

荒川調教師「中2週で再度輸送になりましたが、調教からしっかり攻め込んでいました。しかし、それでもプラス体重でレースに臨めるのですから、状態はかなり良かったのだと思います。今日は熊沢騎手が大障害コースの6号障害を飛び終えたところで、内からロス無くスッと位置を上げたところがこの結果に繋がったのではないでしょうか。それに、早め先頭に立つくらい、この馬のスタミナを活かした競馬をしてくれたことも良かったです。やはり距離が延びて良いタイプで、一度は勝ち馬に交わされても、直線で外に切り替えてから、また脚を使うのですから大したものですよ。あそこまでいくなら勝ち切って欲しかった気持ちはありますが、これで賞金加算は出来ましたし、恐らく来年の中山グランドジャンプへ出走可能でしょうから、そこを目標に逆算して予定を立てたいと思います。まずはこれだけタフな競馬で頑張ってくれましたから、いったん牧場へお戻ししてリフレッシュを図りたいと考えています」(レース結果)

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【次走へのメモ】

序盤は構えて中団後方。1度目の襷コースでジワッと前との差を詰めていく。2周目3号障害を越えたあたりから勢いをつけて、向正面で一旦先頭へ。勝ち馬に交わされてからも渋太く食らい付いた。スタミナを生かす形で健闘の2着。(B誌)

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6番人気ブライトクォーツが2着に激走/中山大障害(日刊スポーツより)

6番人気ブライトクォーツ(牡5、荒川)が2馬身差2着に激走した。最終障害はシングンマイケルと馬体を併せて飛越し、直線も最後まで食らい付いた。熊沢騎手は「意識的に早め早めの競馬を心掛けた。勝った馬とは勝負どころの脚の差かな。キャリアを積めば本当にいい馬になると思う」とたたえた。

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・在厩場所:25日に滋賀県・ノーザンファームしがらきへ放牧
・次走予定:阪神3月14日・阪神スプリングジャンプ(J・G2)

荒川師「走ったなりの疲れはありますが、長丁場であれだけタフなレースをしてきた割には、そこまで大きなダメージは見られなかったですね。あそこまで来たら勝ってほしかったですが、賞金は加算できましたし、これで目標を持って仕上げていくことが出来ますね。25日に牧場へお戻しさせていただきましたが、その後も問題なければ、来年の春は3月14日の阪神スプリングジャンプから4月18日の中山グランドジャンプというローテーションを考えているので、まずはこれまでの疲れをしっかり取ってもらいたいと思います」(12/25近況)

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距離が延びることは心配していませんでしたが、飛越に雑なところがあるので、初めての大障害コースで落馬してしまうんじゃないかと危惧していたブライトクォーツ。終わってみれば、私の心配をあざ笑うかのような激走。久しぶりに出資馬の走りっぷりに胸が熱くなりました。

今回もスタートはそれほど良くなかったですが、熊沢Jの手が激しく動いてポジションを挽回。序盤に置かれるケースが多かっただけにこのリカバーはナイス判断。全体的には中団よりやや後ろの位置でしたが、前との差はいつもほどなかったです。そして1度目の襷コースあたりで5番手までポジションアップ。大障害コースの高い障害も難なく対応することが出来、6号障害を飛び越えてから早目の進出を開始。バンケットを駆け上がり残り障害が2つというところで先頭へ躍り出る積極策。そこで一瞬展開が嵌ったかなと思ったのですが、ブライトクォーツに食らい付いてきたのがシングンマイケル。こちらも中山大障害は初めてでしたが、飛越に関しては天才的な馬。最後の障害でブライトクォーツより1馬身ほど前へ出ると、最後までその差がなかなか詰まらず。直線で右手前から左手前に替わった際に一瞬グンと伸びる感じはありましたが、スタミナお化けのブライトクォーツもさすがに苦しくなって、手前をコロコロ替えて、一押しが利きませんでした。

それでも勝ちに行く競馬をしての2着は大・大健闘。初めてのJ-G1で賞金を加算出来たことは今後に繋がります。キャリアも浅く、伸びシロを多く残しますが、シングンマイケルは同世代。今後も何度となく戦うことになるでしょうが、目の上のたんこぶのような存在にならなければ良いのですが…。

レース後のブライトクォーツは走ったなりの疲れは感じられるも、脚元等には異常なし。4月にはもう1つのJ-G1の中山グランドジャンプが控えているので、ここで早めに一息入れて、阪神スプリングジャンプ経由で挑むことに。25日にNFしがらきへ放牧に出ています。

ただ、この前哨戦からシングンマイケルとぶつかりますし、障害の絶対王者・オジュウチョウサンもここから始動予定。1競馬ファンとしても痺れるような戦いが待っています。今回のレースプランは最高に合っていたと思うので、この走りをベースに来年は重賞制覇、G1奪取と更なるステップアップを期待しています。

プラス14キロでの出走ももっと馬体重は増えた方が良いぐらい。今回はスタートが決まってスッと2番手へ。直線は4頭横並びの叩き合いになるも、勝負根性を発揮して最後まで交わさせず。2戦目での勝ち上がりを決める。☆シベール

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Photo_6 シベール(牝・久保田)父ルーラーシップ 母ヴィーヴル

12月22日(日)中山3R・2歳未勝利・混合・芝1600mに三浦Jで出走。16頭立て3番人気で4枠8番からハイペースの道中を3、4、2、2番手と進み、直線では内を通ってタイム差無しで優勝。初勝利を飾りました。馬場は良。タイム1分35秒4、上がり36秒3。馬体重は14キロ増加の454キロでした。

○三浦騎手 「ゲートを出そうな雰囲気だったとは言え、あそこまでダッシュが付くとは思いませんでした。今日ぐらいのスタートであれば、競馬を組み立て易い感じ。壁が無くても何とか我慢が利いたものの、前に馬を置く形であればもっとスムーズに運べるでしょう。これでも目一杯には走っておらず、むしろ遊んだ状態でシベール自身は楽だったはず。高い能力を持つのは確かながら、今後もテンションが鍵になると思います」

○久保田調教師 「ゲートを上手く出なくても使える脚はある・・・ぐらいの気持ち。折り合い一つでチャンス十分と考えていました。思いの外にスタートが決まり、ジョッキーが何とか宥めながらの競馬。メンバーが揃っていた中で勝利を掴んだ部分からも先々が楽しみでしょう。今後については反動を確かめた上で判断。ただ、精神面を踏まえると根を詰めて使わない方が良いだけに、放牧を挟むべきかも知れません」

☆★画像と情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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【次走へのメモ】

久々も緩みなく仕上がる。好位追走から早めの立ち回りで、直線入り口では先頭を窺う構え。追い出されてモタつく感じはあったが、これは久々の分だろう。後続が迫ると渋太さを発揮し、もうひと伸びが利いた。素質は高い。(B誌)

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レース後も特に異常は認められません。現在は心身のリラックスに重点を置いた調整。もう少しの間は慎重に様子を見守り、馬自身の状態に応じて今後の方針を決めます。

○久保田調教師 「脚元等については大丈夫そう。飼い葉もそこまで細くなっていません。広いコースも合うと考えており、今のところは東京2週目の牝馬限定戦が丁度良いかな・・・と。短期放牧を挟むか否かは、この先のテンションに応じて慎重に判断しようと思います」

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今回も追い切りでビシビシとはやれていなかったシベール。1度実戦を経験して煩い面が出ないか心配でしたが、パドックでは適度な気合。馬体重は14キロ増と増えていましたが、体高も伸びた感じだったので太目感はなく、むしろまでお腹回りはスッキリし過ぎ。久々は苦にしないと思っていたので、仕上げり自体はかなり良かったと思います。

ゲートが開く音を気にしてしまうので、出遅れは覚悟していましたが、今回はゲート出+二の脚が上々でスッと前へ。前に壁が出来なかった分、行きたがる面を覗かせましたが、2番手まで押し上げると力みが薄れてくれました。その後は淡々と追走して後続の動きに気をつけながら、4角手前で逃げ馬に並び掛けて行き、最後の直線では4頭横並びで叩き合う形へ。残り200mぐらいではシベールとプリマジアの2頭に絞られましたが、相手の脚色が良く、掴まってしまったと思ったシベールでしたが、そこから再度根性を発揮して抵抗。一瞬前に出られてたと思うも、内から差し返すと最後までその差は詰まらずじまい。着差は僅かでしたが、その間に手前を2度ほど替えていたので見た目以上に余裕はあったのかなと思いますし、前受けで後続の追撃を凌いだ内容は着差以上に強かったです。

レース後のシベールですが、脚元等に異常がなかったのは何より。次走については確定ではありませんが、2月8日の東京・春菜賞(牝馬・芝1400m)を考えているとのこと。1ハロン短縮の方がレースはしやすいでしょう。少し様子を見て短期放牧を挟むかどうかも決まるようですが、個人的には1週間でも良いので違う空気を与えて上げて欲しいです。

これでロード2歳馬は2頭目の勝ち上がり。3歳世代は1頭勝ち上がるも既に繁殖入りして現役馬は1頭もいない状況なので、今後も1頭でも多く勝ち上がってくれることを願っています。シベールに関してはテンションの高さ・食の細さという課題克服が大事ですが、無事に使っていけば、それなりに上のクラスを目指せそう。息の長い活躍を改めてお願いします。

【シルク】今週の出走馬(28日)

Photo_2 ピボットポイント

土曜中山9R 2019YJS ファイナルラウンド中山第2戦(ダ1800m)8枠13番 小林凌J

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:25日にBコースで追い切り

松下師「25日にBコースで追い切りました。間隔が詰まっていますので、反応を確かめる程度に抑えましたが、硬さもなく動きは軽快でしたよ。前走はややハミにモタれ掛かるようなところがありましたが、その時よりも状態としては良いですし、上積みとダート替わりが良い方に出てくれると良いですね。調教の感じなら対応してくれると思いますし、あとは力まず自分のリズムでノビノビ競馬が出来るかどうかがカギになるでしょう」 (12/26近況)

助 手 25栗B良 86.6- 71.6- 56.6- 42.4- 12.9 馬なり余力

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2勝クラスに上がってからは連続して2桁着順と壁にぶち当たってしまったピボットポイント。前々でレースの流れに乗ることは出来ているのですが、勝負どころでペースアップした際にあたふたし出して、直線を向く時点で余力なし。根性・体力が足りないのかなと思いますが、スピード自体も足りないのかな?

そこで今回は目先を替える意味もあってダートに初挑戦。攻め駆けする馬ではないのでダート適性に関しては不安ですが、決め手に欠けるし、捌きに硬さはある馬。厩舎スタッフのコメントだとダートの走りは悪くない様子。砂を被るのは良くないと思うので、外目の8枠13番が当たったのは良かったです。ただ、若手Jの晴れ舞台なので乱ペースの1戦になってしまうかも。そうなると前でレースを進めるであろうこの馬には辛い展開になって、惨敗のシーンまで。

なかなか好走するイメージが沸きませんが、新味を求めたこの挑戦によって、次走以降に少しでも希望が出てきてくれることを願っています。

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Photo_2 アンブロジオ

土曜中山10R 立志S(芝1600m)7枠13番 池添J

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:25日に坂路コースで時計

菊沢師「25日に坂路コースで追い切りを行いました。無理させることなく自分のリズムを重視した調教でしたが、去勢の効果からか反応がとても鋭くなっており、良い加速をしますね。ただ、物事に敏感になって怖がりな面が出てきましたので、多頭数のレースになった時にその辺りがどうかでしょう。また、体つきがやや細く映りますが、飼い葉はまずまず食べてくれていますし、毛艶も問題ありませんので、レースに向けて態勢は整ったと思います。瞬発力勝負になると厳しい部分がありますから、少しでも上がりの掛かる競馬で出番があると良いですね」(12/25近況)

助 手 25美坂良 54.7- 39.7- 26.0- 12.9 馬なり余力

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昨年末は旧準OPで連続2着するなどOP入りが現実化していたアンブロジオですが、今年になって出走したレースは全て二桁着順。斤量に対して敏感に反応してしまっているところがあるかも。また、気性的に難しいところを抱えている為、その改善の為にこの中間に去勢手術を行っています。その効果については実戦へ行ってみないとダメでしょうが、物事に過敏になって怖がりな面が出てきているというのは悩ましいところ。今にして思えば無理に去勢する必要があったのかなあ…。

また、アンブロジオは気性の勝った馬で元々仕上がり早。4ヶ月半ぶりの出走でも力を発揮できる状態にはあると思います。追い切りに関してはしっかり乗られていますが、時計は強調できるものではありませんし、実際動きも目立たない様子。3勝クラスとすればメンバーも揃っているので、厳しい戦いは避けられません。

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Photo_2 ナイトバナレット

土曜中山12R ベストウィッシュC(芝1600m)1枠2番 坂井瑠J

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:25日に坂路コースで追い切り

矢作師「25日に坂路で追い切りました。併せ馬を追い掛けて行きましたが、最後は届かなかったものの、良い時計が出ましたし、動きとしても十分だと思います。牧場でじっくり乗り込んでもらっていたこともあって、馬体は引き締まっていい体付きをしていますし、良い仕上げでレースに向かえそうです。掲示板にあと一歩届かないレースが続いていますが、着順ほど負けていませんし、それにこの2走はゲートをしっかり出てくれているので、坂井瑠星騎手は手が合っていると思います。後は展開一つだと思いますし、そろそろジュニアC以来となる勝利を期待したいですね」(12/26近況)

助 手 22栗坂良 54.1- 38.4- 25.5- 13.2 馬なり余力
助 手 25栗坂良 51.7- 37.8- 25.1- 13.0 一杯に追う パンサラッサ(二歳1勝)馬なりを0.9秒追走0.5秒遅れ

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帰厩してそれほど時間が経っていないナイトバナレットですが、ここへ向けてハードな追い切りを消化。クタッとすることなく頑張ってくれていますが、馬体に関してはなかなか絞れて来ない様子。また、太目が解消できないことで走ることへの意欲・集中力が欠けています。矢作師のコメントでは良い体になっているらしいですが、これは鵜呑みには出来ません。中山への長距離輸送でグッと絞れて来て欲しいものです。

今回はマイル戦へ戻りますが、ここは中山・ジュニアCで鮮やかに追い込みを決めた舞台。1枠2番と枠は絶好のところを引き当てました。馬群を苦にする馬でもないので、ここは内ピッタリを通り、距離ロスを避けた乗り方に徹して欲しいところ。そして直線でも外へは回さず、内の開いているところをこじ開ける感じで突っ込んできて欲しいです。あとは消耗戦になってもらい、走破時計&上がりの時計が掛かってくれることを願っています。

今回で3戦連続での坂井瑠Jでの出走。確かに相性は悪くないと思うので、不本意な結果に終わった近2走の反省を生かし、まずは掲示板にのれるように作戦を組み立ててもらいたいです。

ロードなお馬さん(6歳馬)

Photo_6 ロードヴァンドール

栗東トレセンで1ハロン18秒前後のキャンターを消化。この馬なりに中間も順調な過程を踏んでおり、この調子を維持しながら更に調整を進めます。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、1月19日(日)京都・日経新春杯(G2)・国際・芝2400mに太宰騎手で予定しています。

○昆調教師 「どうしても調教だけではデキ切らぬ部分も。使いつつ上向いているのは確かです。ただ、その度合いが幾らかスロー。若い頃のようにグンと良化・・・とは行きません。12月25日(水)は普通キャンターまで。追い切り再開のタイミングを窺います」

Photo_6 ロードクエスト

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、角馬場でダク1500m→ハッキング3000m。

○当地スタッフ 「計画に沿ってトレーニングをこなし、12月21日(土)は18-18まで。同日に首から尻に掛けての広範囲にショックウェーブを打ちました。治療の効果で後肢を中心に変わって欲しいところ。23日(月)は楽をさせ、24日(火)に改めて乗っています」

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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ヴァンドール、クエスト共に年が明けると7歳に。大きな怪我なくここまで頑張ってくれていますが、数は使っているので、年相応の衰えみたいなものは感じます。

ヴァンドールは前走後の初時計はマークしていないも、日々の調教は継続。少しずつ良化は辿っていますが、走ることへの前向きさが足りないのがブレーキを掛けているのかなあ。

クエストは普通キャンター程度まで進められていますが、トモを中心にクタッとした感じが抜けないので、広範囲に渡ってショックウェーブ治療を実施。これによって良化が幾らかでも促進されれば良いのですが。また、クエストはヴァンドールと違ってピリッとしたところはあるので、乗り出すことが出来れば良化スピードは上がっていくと思います。もう少しの間は馬体のメンテナンスを最優先でお願いします。

26日にNFしがらきへ放牧に出ています。☆パーフェクトルール

Photo_3 パーフェクトルール

・在厩場所:26日に滋賀県・NFしがらきへ放牧予定
・調教内容:軽めの運動

小崎師「先週ゲート試験に無事受かりましたが、普段の調教の感触から、そのままデビューに向けて進めていくとなると、体力的にも厳しい感じなので、一旦牧場へお戻しさせていただくことにしました。先週末に馬房内で額をぶつけて軽度の外傷を負いましたが、化膿することもなく治まってきているので心配ないでしょう。もう少し成長を促して行けば馬っぷりが良い馬だけに更に良くなってくると思いますので、もう少し馬の状態に合わせて大事に育てていきたいと思います」(12/25近況)

⇒⇒26日に滋賀県・ノーザンファームしがらきへ放牧に出ています。(26日・最新情報より)

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20日にゲート試験に合格し、競走馬としての第1歩を踏み出した訳ですが、今後についてはやはり一度牧場へ戻して乗り込みを進めることに。心身共に成長の余地が大きい馬なので、デビューとなるとまだ少し時間が必要そうですが、緩さが解消されてくれば動きもピリッとしてくる筈。まだ焦る時期でもないので、パーフェクトルールには与えられた課題を着々とクリアしていってもらいたいです。

【動画更新】カリスペルの18&エスメラルディーナの18

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Photo カリスペルの18

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Photo エスメラルディーナの18

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カリスペルの18は体重の軽い女性スタッフが乗っているので、時計を鵜呑みにするのはどうかと思いますが、1歳の12月現在でラスト2ハロンを14.7-14.4でまとめています。非凡な脚力を秘めていますし、女性スタッフでも乗れる操縦性の高さは武器になってくると思います。

線の細さの解消が1つ課題になるエスメラルディーナの18。走りに関しては、頭を上げたり手前を頻繁に替えたりと幼さを随所に窺わせながらも、トビが大きい割に脚の回転も速いです。血統馬ですしポテンシャルは高いと思います。

土曜中山のベストウィッシュCに出馬投票するも、非当選で除外になってしまいました。★ロードプレミアム

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Photo_3 ロードプレミアム(牡・斎藤誠)父ディープインパクト 母インディアナギャル

12月28日(土)中山・ベストウィッシュC・混合・芝1600mを除外されました。12月25日(水)良の美浦・ウッドチップコースで6ハロン83.2-66.5-51.8-38.2-13.0 7分所を馬なりに乗っています。併せ馬では強目の相手の外を0秒8先行して0秒1先着。追い切りの短評は「攻めは動くが」でした。体調、条件、出走状況等を踏まえながら目標のレースを決めます。

○斎藤調教師 「12月25日(水)はウッドを長目に。使った分の上積みが見込めるなど、雰囲気そのものは相変わらず悪くありません。スローペースの外々を回らざるを得なかったこの間は不完全燃焼。まずは抽選の突破が必要ですが、巻き返しが可能な状態でしょう」

≪調教時計≫
19.12.24 助手 美南坂良1回 64.0 47.6 30.8 14.9 馬なり余力
19.12.25 助手 美南W良 83.2 66.5 51.8 38.2 13.0 馬なり余力 ワンダーコノシュア(古馬2勝)強目の外0秒8先行0秒1先着

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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消化不良のレースとなった前走から中2週のローテで土曜中山のベストウィッシュCに出馬投票したロードプレミアムでしたが、抽選の突破が叶わず、非当選で除外になってしまいました。

今後については未発表も、番組表から推測すると、在厩調整で年明け12日の芝1600mの平場へ向かうことになるのかなと思います。これから年末年始を挟むので引き締まった馬体をキープするのは難しくなってきますが、プレミアムの場合は丹念に時計を出すなどハードな攻めを課して備えてもらえればと思います。太目が残ると、どうしてもレースへの集中力が散漫になってきてしまいますから。

27日にNFしがらきへ放牧に出ています。★インヘリットデール

Photo インヘリットデール

・在厩場所:栗東トレセン/27日に滋賀県・NFしがらきへ放牧予定
・調教内容:26日に坂路コースで追い切り

高野師「26日に坂路で追い切りました。動き・馬の雰囲気は悪くないですし、体調の方も良い意味で変わりありません。このまま年明けの出走を目指してもいいぐらいですが、優先出走権を獲れませんでしたし、年明けはかなりの頭数が見込まれるので、このまま厩舎で調整するよりは、一旦放牧に出して心身ともにリフレッシュさせる方がいいでしょう。次走の予定につきましては牧場で状態を確認しながら検討させていただきます」(12/26近況)

助 手 26栗坂良 54.2- 39.1- 25.3- 12.8 末強め追う モーニングデュー(新馬)一杯を0.1秒追走同入

⇒⇒27日に滋賀県・ノーザンファームしがらきへ放牧に出ています。(27日・最新情報より)

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移動の都合が付くまで厩舎で馬体のケアを行う予定だったインヘリットデール。それにも関わらず、26日の坂路で終い重点ながら54秒8-12秒8の時計をマーク。最初は誤報かなと思ったのですが、間違いではありませんでした。

番組表を見てみると、京都金杯が行われる1月5日の最終Rが芝1400m。ここに使うことを検討したんだと思いますが、年明けで頭数が揃いそうということで自重。体調には何ら問題・不安はありませんが、一旦NFしがらきへ移動し、心身のリフレッシュを図ることとなりました。少し冒険してみる価値はあったかもしれませんが、妥当な判断ではあります。

引退まであと3ヶ月。あと1~2戦ぐらいしかチャンスはありませんが、このリフレッシュ放牧で後向きになっているインヘリットデールを良かった頃の姿へ近づけていってもらいたいです。

2019年12月27日 (金)

【動画更新】シーイズトウショウの18

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Photo シーイズトウショウの18

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馬っぷりは上々のシーイズトウショウの18ですが、動画が更新される度に気性面の危うさがヒシヒシと感じることに。

両サイドで離れていたこともあるのでしょうが、序盤からスピードの乗りが案外。それでいてハミが抜けるようなところがあって進んでいかず。最後に時計が表示されていますが、これはおそらく逆のサイドを駆け上がっていた馬のものでしょう。

半兄ヴェルテックスもデビュー戦でタイムオーバーと凄いことになってしまったので、前向きさ・集中力が足りないようなら、早目に去勢手術を行うことを考えておいた方が良いのかなと思います。まあ、今は日々の調教を真面目に取り組んでもらいたいです。

今週の出走馬(12/28)

<土曜日>

Photo_2 ピボットポイント

中山9R・2019ヤングジョッキーズシリーズ ファイナルラウンド中山第2戦・ダ1800mに小林凌Jとのコンビで出走します。

Photo_2 アンブロジオ

中山10R・立志S・芝1600mに池添Jとのコンビで出走します。

Photo_2 ナイトバナレット

中山12R・ベストウィッシュC・芝1600mに坂井瑠Jとのコンビで出走します。

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2019年の最後となる開催には3頭がスタンバイ。最後に1つでも勝ち星を上乗せしたいところですが、正直なところ厳しそう。今回も3頭まとめての出走記事を作ることになってくると思います。

2019年12月26日 (木)

満口の為、募集締切となりました。

Photo_6 スターコレクションの18

2019.12.26
2019年募集馬No.25 スターコレクション'18は募集締切となりました。キャンセル待ちの受付も終了しました。たくさんのお申し込みを下さいまして誠に有り難うございました。

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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知らない間に残50口まで減っていたスターコレクションの18。1回目の近況更新も良かった為、ポイントが5%付く年内には満口に到達するかなあと見ていたら、12月24日付で満口へ。その後、若干のキャンセル募集を受け付けた後、26日に正式に満口のアナウンスがありました。

後々の記録用に記事にしましたが、とにかく無事に育成が進んでいくかどうかが今後の大きなポイント。個人的には思い入れの強い母の仔なので、芝1600m~2000mで末脚を武器とする競走馬にぜひ育ってもらいたいです。

シルクなお馬さん(2歳・NFしがらき組)

Photo_3 ベルラガッツォ

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン15秒

厩舎長「この中間も先週と同じ調教メニューで進めていますが、疲れを見せることもなく、むしろ馬体重が増えているぐらいですから、コンディションは良さそうです。調教では集中して走ってくれていますし、気難しいところは見せていません。ここまで順調に来ていますから、今の状態を維持しながら移動に備えていきたいと思います。馬体重は503キロです」(12/20近況)

Photo リアンティサージュ

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:周回コースでキャンター、坂路コースでハロン15~17秒

厩舎長「トモの疲れはすぐ取れましたので、この中間から再び乗り出しています。坂路で17秒ぐらいのペースなら運動後も特に気にならないですが、負荷を掛けると疲れを見せることから、もう少し慎重に進めていく方が良いかもしれません。ラスト1ハロン15秒ぐらいなら問題ないですから、それぐらいのペースでもう少し進めてみたいと思います。馬体重は482キロです」(12/20近況)

Photo_3 ミスビアンカ

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル

厩舎長「先週一杯は軽めの運動に控えていましたが、デビューから2戦して戻ってきた割には、背腰に軽い張りがあるぐらいで、それ以外は目立った疲れは見られませんので、今週からトレッドミルで運動を開始しています。その後も特に問題ないですから、来週あたりから乗り出していこうと思います。馬体重は455キロです」(12/20近況)

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ベルラガッツォはコツコツ乗り込みながら馬体が充実しているのは好印象。力は秘めていると思うので、去勢手術を行ったことで走ることに集中力が出てきてくれれば。また、ダートの方が良いのかな?

トモの疲れで帰厩予定を見送ったリアンティサージュですが、思いのほか軽症だったのが何より。既に普通キャンターで乗り込むことが出来ています。個人的には牧場ではハロン15秒くらいのところまでにして、あとは厩舎スタッフにまかせる形で帰厩させて欲しいです。

ミスビアンカは2戦して放牧に出ましたが、少し背腰に疲れが見られるだけ。ただ、慌てる必要はないのでトレッドミルを併用しながら上手に立ち上げていってもらえればと思います。

2019年12月25日 (水)

シルクなお馬さん(在厩組・年明け出走予定)

Photo_3 アマネセール

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:18日にBコースで追い切り
・次走予定:京都1月6日・芝2000m(福永J)

斉藤崇師「帰厩した翌日から調教を開始していますが、当初は力みから頭を丸めて窮屈な走りでしたので、18日の追い切りではダートコースに入れて、1周目はゆっくり目にキャンターに入り、2周目に時計を出しました。騎乗した団野大成騎手の話では『最初は力みがありましたが、帰厩した時と比べるとすぐ収まってくれるようになりましたし、ペースが上がるとリズムよく走ってくれました。動きそのものは悪くなかったので、このまま落ち着きを取り戻してくれればもっと良い走りを見せてくれそうです』と言っていました。予定しているレースまでまだ少し時間がありますし、その期間に少しでも修正出来るように努めていきたいと思います。なお、ジョッキーは福永祐一騎手に依頼しています」(12/18近況)

団 野 15CW良 58.7- 43.2- 14.1 馬なり余力
団 野 18栗B良 70.5- 54.3- 40.0- 12.1 馬なり余力
団 野 20栗B良 74.4- 58.2- 43.0- 13.5 馬なり余力

Photo_3 シングルアップ

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:19日に障害コースで追い切り
・次走予定:京都1月6日・障害未勝利(森一J)

寺島師「19日に障害練習を行った後に時計を出しました。特に気難しいところを見せることもなかったですし、最後まで安定した飛越でしたよ。追い切りの動きも力強い走りでしたから、これならすぐ態勢が整いそうです。森一馬騎手と相談した結果、翌年1月6日の京都・障害未勝利で復帰させることになりましたので、そこを目標に進めていきたいと思います」(12/19近況)

森 一 19栗障良 52.6- 36.8- 11.8 馬なり余力
森 一 22CW良 84.5- 71.0- 57.2- 43.4- 14.0 馬なり余力

Photo_3 ヴァンタブラック

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:19日に坂路コースで追い切り

須貝師「19日に坂路で時計を出してみましたが、強め一本目としてはまずまず動けましたね。以前より動けるようになっていますが、まだ自分から進んでハミを取っていくところがなく、前向きさに欠けるので、普段の調教からなるべく気持ちを乗せていくように心掛けています。具体的な番組を決めるのは楽に時計が出るぐらい動けるようになってからの方がいいでしょうから、もう少し時間を掛けて鍛えていきたいと思います」(12/19近況)

助 手 18栗坂稍 61.7- 44.8- 29.3- 14.6 馬なり余力
助 手 19栗坂良 53.8- 38.6- 24.9- 12.5 一杯に追う ベイキングヒート(二未勝)末強めに0.1秒先行同入
助 手 22栗坂良 60.2- 44.3- 28.8- 14.4 馬なり余力

Photo_3 ポレンティア

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:坂路コースで軽めのキャンター
・次走予定:2020年1月13日の中山・フェアリーS(G3)

田中博師「ここまで坂路コースでの普通キャンターを中心に調整を行っています。牧場で確認した際は特に気にならなかったものの、以前から弱さのある右トモは動かすとやはり気になる部分がありますね。ただ、今すぐにパンとしてくるものでもないですし、調教後のケアをしっかりと行いながら進めていきたいと思います。前回挫跖してしまった左前については、今はもう気になりませんし、今週末くらいから徐々にピッチを上げていければと考えています」(12/19近況)

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12日に帰厩したアマエセールですが、この馬らしい力みが目立っていたようですが、調教・追い切りを重ねることでだいぶリズムを取り戻してきた様子。案外、ダートも合う馬かも。次走に関しては年明け6日の芝2000mを予定。引き続き団野Jとのコンビかなと思っていたら、デビュー戦以来の福永Jに。脚を溜めて進めるのが上手な福永Jは合うと思うので、いつもよりもじっくり構えて末脚を生かして欲しいです。

シングルアップは気難しさを出して、バタバタした追い切りにならないか心配でしたが、しっかり立て直したことで精神面のリセットが出来ているのは○。スタミナに関しては実戦を経験しながら備わってくれれば。あとは落ち着いてレースへ臨めれば、すぐ未勝利は勝てる馬です。

ヴァンタブラックは19日に坂路でビシッと。動きに鋭さ・素軽さはまだまだみたいですが、この馬とすれば良い時計が出てかなと。引き続きしっかり攻めながら、自分から走ろうとするように気持ちを掻き立てていって欲しいです。

ポレンティアは池添Jとのコンビで年明けのフェアリーSを予定しているようですが、週末は時計を出さず。トモの状態が一息なら、無理にここへ間に合わそうとせず、コツコツ乗り込むことで地道に状態アップを叶えて行って欲しいです。そして1勝クラスから再出発を。

【動画更新】デイトユアドリームの18&マチカネタマカズラの18

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Photo デイトユアドリームの18

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Photo マチカネタマカズラの18

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デイトユアドリームの18は気難しさはないも、心身共に幼い現状。動きに関しても正直地味な感じ。早期デビューを目指すよりも、心身の成長を促しながらマイペースで進めて行った方が良さそう。じっくり育て上げて欲しいです。

マチカネタマカズラの18は自分からグイグイ行く感じはありませんが、促されながら最後は良い感じで駆け上がっています。雄大な馬体を生かしての心肺機能の高さが武器。体をしっかり使って走れるように引き続き丁寧に教え込んでいって欲しいです。

19日に栗東へ。年明け11日の京都・芝2200mを目標に進めていくことに。☆ハーツクリスタル

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Photo_3 ハーツクリスタル(牡・高野)父ハーツクライ 母ペンカナプリンセス

・在厩場所:19日に栗東トレセンへ帰厩
・次走予定:京都1月11日・芝2200m

高野師「放牧に出した後も順調に進められていましたので、19日の検疫でトレセンにお戻しさせていただきました。順調に進められるようであれば、翌年1月11日の京都・芝2200mに出走させたいと考えていますので、乗り出して問題なければ時計を出して行きたいと思います」(12/19近況)

助 手 22栗坂良 58.9- 42.6- 27.1- 12.9 強めに追う アリシア(二未勝)馬なりを0.2秒追走0.3秒遅れ

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そろそろ厩舎から声が掛かるかなあと見ていたハーツクリスタルは19日に栗東へ。年明け11日の京都・芝2200mで2戦目を迎える予定となっています。

早速、時計をマークしているように状態は良さそうですが、1度実戦を経験してガラッと良くなってきた感じは正直なさそう。暖かくなって実が詰まってくると変わってくるのかなと思いますが、それまで少しずつ少しずつ力をつけていくのかなと思います。また、デビュー戦のズブさを見ると、距離が延びるのは問題なし。坂の下りを利用してのロングスパートで押し切る競馬を想像します。早く1つ勝って、心身の成長を促す時間を作ってあげたいです。

シルクなお馬さん(3歳上・本州牧場組)

Photo_3 ヴィッセン

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・次走予定:2020年京都都1月25日・睦月賞
・調教内容:周回コースでキャンター、坂路コースでハロン16秒

厩舎長「こちらに移動後は脚元にやや疲れが見られましたが、大したことはなく、今週から調教を開始しています。現在は坂路で16-16のペースで乗り込んでいますが、このまま負荷を掛けても問題なさそうなので、週末から15-15を開始していきます。馬体重は516キロです」(12/20近況)

Photo_3 ウォリアーズクロス

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・調教内容:週3回坂路コースで14-14、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「こちらに戻ってきて状態を確認しましたが、脚元や歩様には良い意味で変わりありませんでした。現在は週3回坂路コースで乗り込んでいますが、国枝調教師は短期で戻すことも検討しているということですから、このまま緩めないように進めていきたいと思います。馬体重は550キロです」(12/20近況)

Photo_3 インペリオアスール

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・次走予定:2020年・第1回小倉開催
・調教内容:周回コースでキャンター、坂路コースでハロン16秒

厩舎長「順調に進められていましたので、この中間は坂路で16-16までペースを上げています。その後も疲れを見せることはありませんし、このまま帰厩に向けて徐々に負荷を掛けて行っても問題なさそうです。馬体重は519キロです」(12/20近況)

Photo_3 ボンディマンシュ

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・次走予定:2020年・第1回京都開催
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン15秒

厩舎長「この中間も坂路で15-15のペースを週に2回行っていますが、力強い動きで登坂していますし、この馬なりに逞しくなっていますよ。しっかりするのはもう少し先だと思っていましたが、こちらが思っていた以上に良くなってきましたから、この後も良い状態で送り出せるように努めていきたいと思います。馬体重は531キロです」(12/20近況)

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ヴィッセンは少し脚元に疲れが見られたようですが、大事には至らず。時間の経過と共に回復しています。約1ヶ月後には出走となるので、緩めることなくコツコツ乗り込んでいってもらい、年明け早々に良い状態で戻ってきて欲しいです。

ウォリアーズクロスは牧場へ移動後も脚元等に異常は見受けられず。再度、中山・ダ1200mに使うなら、1月13日に初春Sという番組があるので、そこを目指してくることになるのでしょう。来年7歳になりますが、これまでのキャリアは15戦のみ。もっとコンスタントに使えるようになって欲しいです。

インペリオアスールは予定している年明けの小倉戦へ向け、順調に乗り込み中。ただ、2勝クラスのレースでは思うような結果を出せていない現状です。差し・追い込みに脚質転換を視野に入れても良いのかもしれません。

冬場は少し絞り辛そうなボンディマンシュですが、週2回15-15の調教をこなしつつ、充実ぶりを発揮。現状はダ1400mがベストでしょうが、精神面で大人になってくれば1ハロン距離を縮めてみても面白いかもしれません。

シルクなお馬さん(北海道組)

Photo モンドインテロ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム早来
・調教内容:ウォーキングマシン

担当者「14日にこちらへ帰場しました。長距離輸送を何度も経験しているだけあって、疲れは見られませんね。また、この中間は獣医に脚元の状態を確認してもらいましたが、『ノーザンファーム天栄の担当者から聞いていた通り、右前の種子骨靱帯に痛みを感じるようです。しばらくは軽めのメニューで進めていった方が良いでしょう』とのことでしたので、じっくりと良化を図ります」(12/20近況)

Photo パラダイスリーフ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム早来
・調教内容:舎飼

担当者「引き続き舎飼で様子を見ています。患部の状態に大きな変化はありませんが、運動を行っていないことで、煩いところを見せるようになりました。手の掛かるほどではないものの、怪我だけはしないように気をつけていきます。馬体重は515キロです」(12/20近況)

Photo ジーナアイリス

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:トレッドミルでキャンター

担当者「引き続きトレッドミルでキャンターを行っています。見た目は緩んでいますが、皮膚は薄いですし、状態はとても良いですね。近々乗り出しを開始する予定ですので、そこで体重は絞れてくると思います。馬体重は586キロです」(12/20近況)

Photo ブロードアリュール

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:トレッドミルで常歩

担当者「引き続きトレッドミルで常歩を行っています。歩様に出すことはないものの、脚元のことを考えると、年内はこのメニューで進めていった方が良いですね。また、最近は落ち着きがあって、精神的に余裕を感じますから、その点は頼もしいです。馬体重は506キロです」(12/20近況)

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モンドインテロは14日にNF早来へ。輸送による疲れは見受けられないも、右前の種子骨靱帯に痛みを感じている様子。ストレスを溜めない程度に動かしつつも、脚元のケアを重点的にお願いします。

パラダイスリーフは引き続き厳しい現状。元気は有り余っているのですが、患部の状態に良い兆しが見受けられません。

ジーナアイリスは見た目ボテッと見せているようですが、状態はとても良いとのこと。そろそろ騎乗運動の開始を視野に入れているようなので、それに備えていって欲しいです。

ブロードアリュールは引き続きトレッドミルで常歩。患部に悪い兆候は見られないも、トントン拍子に進めても負担が増すのみ。より慎重を期して進めていくのは悪いことではありません。騎乗運動を再開するまではブレーキを踏みつつ、進めていく感じが合っていそう。精神面を落ち着かせる意味でも。

2019年12月24日 (火)

【動画更新】アドマイヤテンバの18&シンプリーディヴァインの18

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Photo アドマイヤテンバの18

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Photo シンプリーディヴァインの18

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アドマイヤテンバの18は少しずつテンションが高くなってきて、気難しさを残す走りですが、トビが大きくて推進力のある走りは健在。良いモノは秘めているだけに乗りやすくなるように課題を1つ1つこなしていってもらえればと思います。

シンプリーディヴァインの18はムキになって走るところが感じられるので、実戦では折り合いが鍵になりそうな馬。やはり父エイシンヒカリのように逃げ馬として育てて行った方が良そうです。パワーを感じる走りなのでダートも悪くないでしょう。

年明け12日の京都・芝2000mでのデビューを目指すことになりました。☆ロードセッション

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Photo_6 ロードセッション(牡・高橋忠)父ジャスタウェイ 母ジャズキャット

12月18日(水)良の栗東・Cウッドチップコースで6ハロン85.4-69.7-54.5-41.1-12.3 6分所を馬なりに乗っています。併せ馬では直線強目の相手の内を0秒7追走して首遅れています。1月12日(日)京都・3歳新馬・芝2000mに予定しています。

○高橋調教師「12月18日(水)はウッドで。ずっと手前を替えずに走るのは、トモの緩さに起因する部分です。それでも以前よりは動けるように。前進が感じられる・・・と鞍上も述べています。ゆったり運べる距離が合いそう。3週後を見据えて進めましょう」

≪調教時計≫
19.12.18 藤岡康 栗CW良 85.4 69.7 54.5 41.1 12.3 馬なり余力 メイショウビッグ(2歳新馬)直強目の内0秒7追走3F併首遅れ

☆★画像と情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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厩舎HPで一足先に情報が更新されていましたが、来年12日の京都・芝2000mでのデビュー予定が発表されたロードセッション。ブログ報知の情報では鞍上は武豊Jを予定しているようです。

18日の追い切りは先週末にデビューしたメイショウビッグとの併せ馬。追走して少し遅れてしまいましたが、無理はしていませんし、手前を替え切れなかった分。この馬とすればひと追い毎に良くなっています。緩さが残る分、デビュー戦から期待というタイプではないかもしれませんが、堅実な母系ですし、成長力を見込める血統。未勝利で終わる馬ではないのは確かだと見ています。

20日にゲート試験に初挑戦。無事合格しています。JRAの競走馬登録も完了。☆パーフェクトルール

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Photo_3 パーフェクトルール(牡・小崎)父ルーラーシップ 母パーフェクトジョイ

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:坂路コースでキャンター、ゲート練習

小崎師「こちらに入厩後も環境の変化に戸惑うこともなく、調教を開始した後も問題なく進められています。まだトモの甘さがあり、もう少し時間を掛けていかないといけませんね。でも、ゲート練習では音を聞かせて出すところまで進めていますから、近日中にはゲート試験を受けられると思います」(12/19近況)

⇒⇒20日にゲート試験を受けて合格しています。

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12日に栗東へやってきたパーフェクトルールですが、新しい環境に戸惑うことなく、日々の乗り込みとゲート練習を消化。トモの甘さがあり、体力面で途上なところを窺わせますが、ゲート練習に関しては着実に上達。これなら近日中にゲート試験を受けられるとのことでしたが、早速翌日にゲート試験に初挑戦。その詳細は現段階で分かりませんが、無事合格することが出来ました。今後については週中の更新でハッキリするでしょうが、1度牧場へ戻して鍛え直されることが濃厚でしょうか。

また、19日付でJRAの競走馬登録も完了。晴れてJRAの一員になれたパーフェクトルール。紙面に名前が踊るような活躍を期待しています。

年明け5日の京都・芝1800mでのデビューが決まりました。☆トルネードフラッグ

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Photo_6 トルネードフラッグ(牝・藤原英)父キングカメハメハ 母ハリケーンフラッグ

12月19日(木)良の栗東・Cウッドチップコースで6ハロン83.9-68.3-53.7-39.1-12.4 8分所を馬なりに乗っています。併せ馬では馬なりの相手の外を0秒7先行して同時入線。短評は「動きマズマズ」でした。1月5日(日)京都・3歳新馬・混合・芝1800mに予定しています。

○田代調教助手 「12月19日(木)もウッドコースで。マズマズ・・・と言った感じですね。緩やかながらも徐々に上向いている印象。再来週へ向けて仕上げを進めて行きましょう。どのような競馬が出来るのか・・・。まずは芝1800mでの走りを見たいと思います」

≪調教時計≫
19.12.19 北村友 栗CW良 83.9 68.3 53.7 39.1 12.4 馬なり余力 ディープキング(2歳未勝利)馬なりの外0秒7先行同入

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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半姉デュアラブル同様にダ1400mでのデビューかなと勝手に想像していたトルネードフラッグ。いつデビュー予定が決まるのかモヤモヤ・ドキドキしていましたが、今回の更新で年明けの京都・芝1800mでのデビューを目指すことに。鞍上は結構追い切りに跨ってくれている北村友Jが有力かな? 福永J・武豊Jあたりも可能性はありますが。

血統的に『距離がどうか?』という心配はありますが、デビュー戦なら上がり勝負になると思うので、体力をしっかり備えておけば距離は大丈夫そう。あとは芝でどういう脚が使えるか。また、追い切りでも終いが物足りない時があるので、これからの追い切りで切れを感じさせる動きを見せてもらいたいです。

年明け11日の中山・ダ1800mでのデビューを目指すことになりました。☆シェダル

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Photo_3 シェダル(牡・栗田徹)父ゴールドアリュール 母マイティースルー

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:18日に南Wコースで時計
・次走予定:2020年1月11日の中山・ダ1800m

栗田徹師「18日に南Wコースで併せて追い切りを行いました。濃霧の影響で全体の動きはしっかりと見えませんでしたが、最後まで気を抜かずしっかりと走り切れていましたよ。直線では鞭を使って促すところはあったものの、相手は3勝馬で調教から結構前向きに走ってくるタイプですから、遅れずに最後まで食らい付いていたことを評価してあげたいですね。まだ全体的に緩いところはありますが、この時期の2歳にしては動きは良いと思いますので、あとは怪我をしないように気を付けながら調整していきたいと思います。今のところ、年明けの中山2週目のダ1800mを目標にしたいと考えています」(12/19近況)

助 手 15南W良 57.1- 42.4- 13.7 馬なり余力 シェイドオヴペイル(新馬)馬なりの内同入
原田和 18南W稍 キリ キリ不明 ソロフレーズ(古馬3勝)の外同入
助 手 22南W良 60.2- 44.7- 13.5 馬なり余力

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帰厩後、順調に追い切りを重ねているシェダル。18日の追い切りはキリの為、時計&動きの詳細は分かりませんが、格上相手に食らい付く動きを披露。牧場時には前向きさに欠ける点を指摘されていましたが、少しずつ良くはなっている様子。馬体がもう少し引き締まってくれば、反応も良くなってくると思います。

また、今回の更新で年明け11日の中山・ダ1800mでのデビューを目指すことが決定。それまでには十分仕上がるとは思いますが、ピリピリしてきて馬房で暴れたりしないように今度こそ要注意をお願いします。仮にここを除外になっても、翌週には同条件の番組が組まれています。

楽しみな脚力を秘めていると思うので、デビュー戦から勝ち負けできるようによろしくお願いします。

ロードなお馬さん(4歳上・在厩調整組)

Photo_6 ロードザナドゥ

美浦トレセンで1ハロン18秒前後のキャンターを消化。心身共にコンディションに特に異常は認められず、この調子を維持しながら更に調整を進めます。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、1月6日(月)中山・4歳上1勝クラス・ダ2400mに予定しています。

○新開調教師 「12月18日(水)は坂路コースで普通キャンターを消化。時間の経過と共に順当な回復が叶っており、トレーニングの再開後も問題は浮かんでいません。タイミングを見計らって追い切りを掛ける方針。同時にジョッキーの選定を進めておきましょう」

Photo_6 ロードヴァンドール

栗東トレセンで1ハロン18秒前後のキャンターを消化。引き続き心身のリラックスに重点を置いており、もう少しの間は同様のパターンで調整を行ないます。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、1月19日(日)京都・日経新春杯(G2)・国際・芝2400mに太宰騎手で予定しています。

○昆調教師 「最初は幾らか疲れた雰囲気に映ったものの、時間が経つに連れて元気が出始めた印象。この感じならば大丈夫ですね。一線級が休養に入る時期なのに加え、ハンデを嫌って実績馬も避けるレース。日経新春杯(GⅡ)が妥当かな・・・と思っています」

Photo_6 シグナライズ

12月17日(火)良の栗東・坂路コースで1本目に62.7-45.4-29.1-14.3 馬なりに乗っています。短評は「坂路コースで入念」でした。また、12月18日(水)稍重の栗東・坂路コースで1本目に57.6-41.8-27.5-13.9 馬なりに乗っています。短評は「坂路コースで入念」でした。1月13日(月)京都・乙訓特別・混合・芝1200mに予定しています。

○西浦調教師 「12月18日(水)は余力十分にコース頂上へ。調整程度の内容です。馬自身の具合は変わらぬだけに、年明け2週目の適鞍に使いたい気持ち。希望通りにゲートインが叶うか・・・は何とも言えぬものの、ここを見据えて準備を進めようと思います」

Photo_6 ロードプレミアム

12月18日(水)稍重の美浦・坂路コースで1本目に63.2-47.3-30.9-14.9 で乗っています。短評は「坂路コースで入念」でした。また、12月19日(木)稍重の美浦・坂路コースで1本目に56.9-41.7-27.2-13.3 馬なりに乗っています。短評は「順調に乗り込む」でした。12月28日(土)中山・ベストウィッシュC・混合・芝1600mに斎藤騎手で予定しています。

○斎藤調教師 「通常メニューの再開に至ってからも違和感を覚えず、ここまでは次のレースへ向けてスムーズに運んでいる印象。コンディションを確かめつつ、改めてピッチを速めましょう。ルーキーの斎藤騎手を起用。結果に繋がるように精一杯頑張らせたいです」

≪調教時計≫
19.12.18 助手 美南坂稍1回 63.2 47.3 30.9 14.9 キリ不明
19.12.19 助手 美南坂稍1回 56.9 41.7 27.2 13.3 馬なり余力

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ザナドゥは年明けの出走へ向けて順調そのもの。前走で最後止まってしまった分、ダメージは少なかったんでしょう。個人的にはダ2400mは全く合っていないと思いますが、積極的な競馬でどこまで粘れるかを見てみたいです。

個人的には万葉Sで手堅く賞金加算を狙って欲しいヴァンドールですが、次走は来月19日の日経新春杯へ。引き続き太宰Jとのコンビを予定しています。年齢・キャリアを重ねて、逃げることが出来なくなっています分、早目スパートで粘り込みを図って欲しいところ。ハンデ戦ですし、1歳年齢を重ねることで前走からマイナス1キロの54キロで出走させてくれないかなあ…。

シグナライズは前走後のコメントだと1400mへ距離を延ばすのかなと見ていましたが、再度芝1200mの乙訓特別を予定。前走は外々を回って最後伸び切れませんでしたが、内容は悪くなかったと思います。今度は馬群の中に入れて、直線も間を割ってくるような競馬をしてもらい、好勝負へ持ち込んで欲しいです。

プレミアムは土曜日のレースを予定。ひと叩きしての上昇度は感じないも、熱心に乗り込んでいるのは○。今回は500キロを下回る馬体重でレースへ臨んで欲しいです。鞍上は息子さんを予定。どちらかというと積極的に立ち回って良い騎手なので、プレミアムと手が合うかは微妙ですが、結果が悪くてもゴールまでしっかり追ってもらい、プレミアムに刺激を与えてもらいたいです。

18日に帰厩。年明けの京都開催での出走を予定しています。☆クレッセントムーン

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Photo クレッセントムーン(牡・高野)父ヘニーヒューズ 母スカイクレイバー

・在厩場所:18日に栗東トレセンへ帰厩
・次走予定:2020年・第1回京都開催

高野師「放牧に出した後は目の傷もすぐ治まりましたし、調教開始後も順調に進められていましたので、18日の検疫でトレセンにお戻しさせていただきました。復帰戦は年明けの京都開催を予定していますが、具体的な番組は追い切りの動きを確かめながら検討していきたいと思います」(12/18近況)

助 手 20栗坂良 52.5- 38.5- 24.9- 12.3 一杯に追う

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目に外傷を負ったことで年内の出走は叶いませんでしたが、年明け早々の出走へ向けてクレッセントムーンは18日に栗東へ。具体的な番組はこれからの動き次第になってくるようですが、早速20日に坂路でビシッと追われています。全体時計&ラスト1ハロンの時計は上々で、じわじわ地力を付けてきてくれている印象です。次走から2勝クラスでのレースとなりますが、まずはメドの立つ走りを見せて欲しいです。

2019年12月23日 (月)

【動画更新】シーズインクルーデッドの18&ピクシーホロウの18

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Photo シーズインクルーデッドの18

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Photo ピクシーホロウの18

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シーズインクルーデッドの18は少しずつオン・オフの切り替えが出来てきているのかなと思いますが、登坂の際、行きたがるというかムキになって走る面がまだまだ目立ちます。その点が緩和・解消されてくれば、脚が溜まって、末脚の爆発力へと繋がるのかなと思います。

前回の近況報告で左前の蹄をぶつけて内出血するアクシデントがあったピクシーホロウの18。回復が進んだようで、新たな動画ではそういう不安は感じさせず。ただ、気難しさを覗かせて、操縦しづらそうなのはマイナス点。気持ちが悪いほうへ向かないように定期的にリフレッシュを挟んでいってもらえればと思います。

シルクなお馬さん(2歳・NF天栄組)

Photo_3 ルコントブルー

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・調教内容:週1回坂路コースで15-15、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「こちらに戻ってきて状態を確認しましたが、脚元を含めて特に問題はありませんでした。先週一杯は軽めのメニューでセーブして、今週から坂路コースでの調教を開始しています。問題ないようなら、徐々に負荷を強めていきたいと思います。馬体重は522キロです」(12/20近況)

Photo_3 クァンタムリープ

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・調教内容:週1回坂路コースで14-14、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「こちらでも改めて喉の検査を行ってみましたが、喉頭片麻痺の症状は確認されず、現段階で手術をするようなものではないというのが、こちらの獣医の見解です。現在は坂路コースで14-14ペースで乗っていますが、このまま徐々に負荷を強めていければと思います。馬体重は479キロです」(12/20近況)

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デビュー戦で2着と頑張ったルコントブルー。牧場へ戻り、気持ちが緩んだところで脚元等に痛いところが出てくるんじゃないかと心配でしたが、それは大丈夫そう。そして体力の回復も順調に進んでいる様子。徐々に坂路での負荷を高めていってもらい、年明けの中山の後半戦ぐらいで2戦目を迎えることが出来ればと思います。

クァンタムリープは牧場でも喉の検査を行ったようですが、喉なりの症状は認められず、現段階で手術は不要との事。ただ、咽頭が小さいのは事実なので、レースでは舌を括ったり、次走では1200mor1400mに距離を縮めて使ってもらいたいです。

シルクなお馬さん(入厩組・28日出走予定馬)

Photo アンブロジオ

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:18日に南Pコースで時計
・次走予定:12月28日の中山・立志S(池添J)

菊沢師「18日に南Pコースで単走で追い切りを行いました。濃霧の影響で詳細な時計は分かりませんが、自ら跨がって追い切った感触的には、全体で67~68秒くらいは出ていたと思います。去勢した馬によく見られることですが、普段のちょっとした物音に敏感に反応するようになってきている感じがします。でも、角馬場での準備運動時や追い切りでは落ち着いていて、これまでと同様の動きを見せてくれていますから、大きく心配する必要はないと思いますよ。来週の鞍上は池添謙一騎手に依頼しています」(12/19近況)

調教師 18南P良 キリ 馬なり余力

Photo ナイトバナレット

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:18日に坂路コースで追い切り
・次走予定:中山12月28日 ベストウィッシュC

矢作師「前走後は牧場で緩めないようにしっかり乗り込んでもらっていましたから、馬体はしっかり出来ていますし、良い状態で戻ってきていますよ。18日の追い切りでは遅れはしたものの、追い掛けた分届かなかったものなので気にしなくて良いでしょう。動きがもう一つなら年明けでもと考えていましたが、今日の感じなら来週には態勢が整うでしょうから、このまま問題なければ12月28日の中山・ベストウィッシュCに向かいたいと思います」(12/18近況)

助 手 17栗坂良 61.1- 44.5- 29.9- 15.0 馬なり余力
助 手 17栗坂良 60.7- 44.6- 29.3- 14.1 馬なり余力
助 手 18栗坂稍 53.6- 39.0- 25.0- 12.5 一杯に追う ジェシーハート(二未勝)一杯を0.3秒追走アタマ遅れ
助 手 22栗坂良 54.1- 38.4- 25.5- 13.2 馬なり余力

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先週除外になったピボットポイントもスライドで土曜日の競馬を予定していますが、それ以外に28日の出走を予定している2頭の近況をまとめて。

アンブロジオは池添Jを鞍上に迎えて出走へ。キリの為、動きの詳細は分かりませんが、水準レベルの時計では動いている様子。去勢の影響で少し物音に敏感な面はあるようですが、操縦性に関しては問題なさそう。今年1年苦戦しましたが、去勢効果がどこまで見込めるか。

ナイトバナレットは帰厩後熱心に時計をマーク。簡単にへこたれない根性は褒めて上げたいですが、それが結果に繋がらないのが悩ましいところ。最終追いもビシッと攻め、中山への輸送で太目残りであろう馬体を引き締めてもらいたいです。逆に前走より増えているようだと、結果は期待できません。

2019年12月22日 (日)

一頓挫はあったも、追い切りでは良かった頃の弾む感じが戻ってきて、デキは天皇賞・秋より間違いなく上。条件は合っているとは言えないも、競走馬としての総合力の高さで克服してくれることを願っています。☆アーモンドアイ

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Photo_3 アーモンドアイ(牝・国枝)父ロードカナロア 母フサイチパンドラ

日曜中山11R 有馬記念(G1・芝2500m) 5枠9番 C.ルメールJ

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:18日に南Wコースで時計

国枝師「18日に南Wコースで追い切りを行いました。いつもはスタンドから角馬場での準備運動の動きを確認するのですが、濃霧で全く見えなかったため、一緒に角馬場について行きました。そのような環境の中でも、角馬場では落ち着いて運動できていましたし、その後スタンドから見守った追い切りも、直線の一部しか走りは確認できませんでしたが、終いの反応は良く、良い動きだったと思います。香港へ輸送する前に熱発するアクシデントはありましたが、幸い大事には至らなかったですし、その後順調に立ち上げられたことから、天皇賞の時よりも状態は上だと感じています。中山はトリッキーなコースですが、クリストフ(C.ルメール騎手)はこれまで2度有馬記念を勝っていますし、アーモンドアイ自身コントロールは利きますから、上手くこなしてくれると思います。ファン投票1位に選んでいただいたことで、良い緊張感を持ってここまで調整できましたし、あとはスムーズな競馬をして結果が付いてきてくれれば言うことないですね」

C.ルメール騎手「18日の追い切りに乗せてもらいました。リードホースを2馬身ほど追い掛ける形からスタートし、4コーナーで並び掛けて行って、直線でゴーサインを出すとしっかりと脚を伸ばしてくれました。良い意味でいつも通りの彼女の動きでしたし、先週と同様にコンディションは良好だと感じました。中山コースは初めてになりますし、直線が短いので3,4コーナーで良い位置にいないと勝てないですが、スムーズに運べればきっと克服してくれるはずですから、大きな心配はしていません。メンバーは揃いましたし、有馬記念を勝つのは簡単なことではなく、大きなチャレンジになりますが、自信を持ってレースに挑みたいと思います」(12/18近況)

助 手 15南W良 92.2- 75.8- 59.5- 43.9- 14.5 馬なり余力
ルメール 18南W稍 キリ キリ不明 ノチェブランカ(古馬3勝)の内0.6秒先着

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第5回中山8日目(12月22日)
11R 有馬記念(G1)
芝2500メートル 3歳上OP 指定 国際 定量 発走15:25
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 スカーレットカラー 牝4 55 岩田康誠
1 2 スワーヴリチャード 牡5 57 O.マーフィー
2 3 エタリオウ 牡4 57 横山典弘
2 4 スティッフェリオ 牡5 57 丸山元気
3 5 フィエールマン 牡4 57 池添謙一
3 6 リスグラシュー 牝5 55 D.レーン
4 7 ワールドプレミア 牡3 55 武豊
4 8 レイデオロ 牡5 57 三浦皇成
5 9 アーモンドアイ 牝4 55 C.ルメール
5 10 サートゥルナーリア 牡3 55 C.スミヨン
6 11 キセキ 牡5 57 R.ムーア
6 12 クロコスミア 牝6 55 藤岡佑介
7 13 アルアイン 牡5 57 松山弘平
7 14 ヴェロックス 牡3 55 川田将雅
8 15 アエロリット 牝5 55 津村明秀
8 16 シュヴァルグラン 牡7 57 福永祐一

○国枝師 「もう少し内目の枠が良かったが、ジョッキーは不安がないと言ってくれたからね。今回はいつも通り、木曜は運動だけで金曜にはゲートの確認を。今回は当日輸送なので土曜朝もサッとやる予定だが、ここまでは順調に来ているよ」(競馬ブックより)

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アーモンドアイ、霧を切り裂き豪快に先着(日刊スポーツ)

暮れのグランプリ・有馬記念(G1、芝2500メートル、中山=22日)の追い切りが18日、東西トレセンで行われた。国内外G1・6勝馬アーモンドアイ(牝4、国枝)は美浦ウッドコースで併せ馬。深い霧に包まれた中で豪快に先着した。熱発で香港遠征を回避した影響はみじんも感じさせない。霧の中での追い切りは、G1初制覇の桜花賞時と同じ。目視できたのはわずかだが、「吉兆」の最終追い切りは文句なしのS評価だ。

深い霧を切り裂いて、アーモンドアイが視界に飛んできた。調教を見守るスタンドからはラスト1ハロンを見るのが精いっぱい。そんな中でも、ひと目で他馬との違いが分かる、さすがの瞬発力。残り200メートルを示すハロン棒の辺りでは、すでにノチェブランカ(古馬3勝クラス)より半馬身ほど前にいた。さらに1完歩ごとに僚馬を引き離し、3馬身先着でゴールした。

あとでカメラマンが撮影した写真を確認すると、4角でアーモンドアイは併走馬よりも1馬身後ろにいた。撮影場所から残り1ハロン地点までは約80メートル。その間に一瞬にして僚馬を追い抜いたことになる。最終追い切りに騎乗したルメール騎手も「動きはとてもよかった。直線でとても手応えがよくて楽にハナを取れたし、余裕で脚を出してくれました」と確かな手応えをつかんでいる。状態の良さは折り紙付きだ。

霧の中での追い切りは、勝利の兆しか。桜花賞の最終追い切りも霧の中だった。結果的には大外から1頭だけ33秒台前半の末脚を繰り出して差し切り、G1初制覇を決めた。「せっかくの追い切りなのに霧か」と初めは残念そうな表情を見せた国枝師だったが、桜花賞の最終追いも同じ霧だったと聞くと「吉兆か」と笑顔を浮かべた。

初の中山コースも心配無用。国枝師が「少しトリッキーなコースだが、乗り手も(有馬記念を)2回勝っているし、コントロールが利く馬だからね。うまくこなしてくれるんじゃないか」と話せば、ルメール騎手も「中山は初めてだが、全く心配していない。2500メートルで少し距離が長いし、直線が短い。3、4角でいいポジションを取らないといけないし、スムーズなレースが必要。難しいレースだが、勝つ自信はもちろんあります」。勝利のイメージはすでに出来ている様子。絶対王者アーモンドアイに死角はなさそうだ。

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【有馬記念】(9)アーモンドアイ 絶対女王が暮れ締める!初中山も関係ない(スポニチより)

レース前日のアーモンドアイは角馬場で入念に体をほぐしてからWコースで最終調整を行った。根岸助手は「今日はしまいを伸ばす指示。ここまで順調に調整できました。カイバもよく食べています」と胸を張った。初の中山。「初めての場所だからといって動じるような馬ではないと思います。メンタルが安定していて、これまでもそういう面では苦労したことはないので」と愛馬を信頼していた。

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香港遠征を微熱で断念し、その後は来年を見据えて無理をしないのかなと見ていたら、3日ほど運動を控えた後に馬場入りを再開して、着々と立て直しが進んだことを受けて、この有馬記念への参戦。出資馬ながらアーモンドアイの出走でここまで空気感が変わるとはビックリ。まさに今年を締めくくるドリームレースになったと思います。

ここ2週の追い切りを見ると、良かった頃の弾む感じが復活。軽い熱発によって、むしろ体調が上がった感じすらします。一頓挫こそありましたが、天皇賞・秋よりは間違いなく走れる状態。香港を目指して仕上げが進んでいたというのも何気に大きいでしょう。

あとはトリッキーな中山コース+多頭数+馬場の悪化などレース条件にどうフィットさせていくか。それに尽きると思います。枠に関しては、真ん中に入ったことは良かったと思いますが、奇数枠なので発馬のタイミングが合うかどうかが1つポイント。まあ、仮に出遅れたとしても慌ててポジションを取りに行くことは避けて欲しいです。また、好位を確保してレースを進めることが出来た際は内へ押し込められることは避け、早目に自分のリズムで動いていって欲しいです。まあ、どちらの展開になっても、4角先頭ぐらいの強気の競馬を個人的には期待しています。渋った馬場はこなせると思いますが、そういう馬場が好きな馬もいるので、良馬場で単純に脚の速さ比べになった方が良いとは思います。

レース前は色々不安材料が頭に浮かびますが、終わってみれば力の違いを見せつける走りを見せてくれるアーモンドアイ。まずは無事に走り終えてくれるのが1番ですが、ディープインパクトやオルフェーヴルの有馬記念ように後々まで語り継がれるようなパフォーマンスを期待しています。

【動画更新】ブロンシェダームの18&プチノワールの18

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Photo ブロンシェダームの18

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Photo プチノワールの18

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来年3月4日付で美浦で小手川準、宮田敬介、栗東で新谷功一、吉岡辰弥が厩舎を開業するとJRAからの発表を受け、ブロンシェダームの18とプチノワールの18は美浦・宮田厩舎の所属となることが発表されています。

これまで幼い面が目立ったブロンシェダームの18。ですので、坂路調教ではフラフラしたり、頭を上げたりする仕草が目立つんだろうなあと動画を見てみると、思いのほか真面目に駆けていたのは良い意味でビックリ。体高は低いですが、癖のないフットワークを見せてくれています。

プチノワールの18は寒くなってきても黒光りしている馬体は魅力的。内面はしっかりしているのでしょう。坂路を駆け上がる様は手応えに少し余裕がない分、気合を付けたりしていますが、こちらも真面目に走ってくれているのは好感。コツコツ乗り込んで体力が付いてくれば、更に良い動きを見せてくれると思います。今のところ、テンションの高さは大丈夫です。

【ロード】今週の出走馬(22日・日曜版)

Photo_6 シベール

12月22日(日)中山3R・2歳未勝利・混合・芝1600mに三浦Jで出走します。12月18日(水)稍重の美浦・坂路コースで1本目に52.9-38.3-25.1-12.1 で乗っています。追い切りの短評は「久々も動き軽快」でした。発走は10時35分です。

○久保田調教師 「12月18日(水)も手綱を抑えたまま終いにしっかり伸びました。久々でも仕上がりは良好。勝つチャンスを見出せるはずです。ただ、カッとなり易い性格なだけに、力んでしまうとバタバタになる可能性も・・・。当日のテンションがポイントでしょう」

≪調教時計≫
19.12.18 調教師 美南坂稍1回 52.9 38.3 25.1 12.1 キリ不明

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デビュー戦は勝ち馬と叩き合いに持ち込むも、テンションを上げない為、ビシビシやっていなかったことが最後のひと押しを欠くことになったシベール。ゲートが開く音に反応して出遅れてしまいましたが、レースセンスの良さは十分感じられる競馬を見せてくれました。ただ、レース後に捻挫の症状で右前球節の腫れを確認。歩様にも違和感が出ていたことから2戦目がここまで延びてしまいました。

帰厩後はビシビシとはやれていないも、動きは非常に軽快。今のところテンションは高くなり過ぎていませんし、勝った気性なので久々は苦にしないはず。リフレッシュされた状態でレースへ臨めるのは何よりです。レース振りに関しては、おそらく今回も出遅れると思いますが、それは折り込み済みでしょうから、その後のリカバーを落ち着いて行ってもらえればと思います。あとはデビュー戦同様に最後の詰めが問題になってくるでしょうが、ひとまず今回も大崩れすることなく、勝ち負けの争いに顔を出してくれればと2戦目として合格点。自滅する形での敗戦だけは避けて欲しいです。

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Photo_6 ヴィースバーデン

12月22日(日)阪神9R・千両賞・混合・芝1600mに和田Jで出走します。12月18日(水)良の栗東・Cウッドチップコースで6ハロン84.2-68.2-52.9-38.7-11.9 7分所を馬なりに乗っています。併せ馬では馬なりの相手の内を0秒7追走して頭遅れ。追い切りの短評は「上がりに重点置く」でした。発走は14時20分です。

○小滝調教助手 「12月18日(水)もジョッキーの手綱で。しっかり動けていたように、だいぶ状態は戻りましたよ。この様子ならばゴーサインを出せそう。今週の競馬へ向かいましょう。体重は同じぐらいかも。飼い葉は食べるものの、数字は増減しませんね」

≪調教時計≫
19.12.18 和田竜 栗CW良 84.2 68.2 52.9 38.7 11.9 馬なり伸る バリオラージュ(古馬1勝)馬なりの内0秒7追走頭遅れ

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短期放牧を挟んで、1勝の身ながら阪神JFへの挑戦を決めていたヴィースバーデン。淡々と追い切りを重ねることが出来ていたのですが、レース1週前に幾らか体温が上昇。血液検査の数値には異常が無く、カイバも普通に食べていたのですが、熱だけが1日経っても下がらず。ここで無理をする必要はないとのことで阪神JFへの参戦は断念。解熱剤を投与すると、体温は速やかに下がってくれました。運動は約1週間ほど見合わせましたが、在厩調整を続けて、年内に3戦目を迎えることとなりました。

この中間の調整を見ると、ちょっと馬体が寂しくなっている感じも、水曜日の追い切りは合格点。映像で動きを確認することが出来ましたが、この馬本来の重心の低い走りで最後まで古馬に食らい付くことが出来ていました。期待した前走は4着に敗れましたが、馬場の適性の差と差し遅れが原因。力負けとは思わないので、自己条件の今回は改めてヴィースバーデンの能力に期待。マイルへの距離短縮も問題ないでしょう。道悪が全くダメとは思わないも、非力なタイプなので良馬場で走らせてあげたいです。ここで2勝目を上げ、桜花賞TRから来年は始動という形を取りたいです。

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Photo_6 ロードエース

12月22日(日)中山10R・2019フェアウェルS・混合・ダ1200mに三浦Jで出走します。12月18日(水)稍重の栗東・坂路コースで1本目に54.5-39.7-25.8-12.8 馬なりに乗っています。追い切りの短評は「多少上向く」でした。発走は14時35分です。

○松下調教師 「間隔も詰まっており、12月18日(水)はサッと。上積みが見込めそうです。ただ、やはり相応の頭数がエントリー。優先権を持っている馬も多くて・・・。でも、そのあたりは想定内。仮に出走枠から漏れた場合は、年明け初日の京都へ回ります」

≪調教時計≫
19.12.18 助手 栗東坂稍1回 54.5 39.7 25.8 12.8 馬なり余力

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久々は苦にしないので、前走はそれなりに期待して見守ったエースでしたが、直線半ばから一気に失速。この馬には時計が速過ぎたというのもありますが、追い切りでは動いていたも、緩さが残ってしまっていたのでしょう。正直、ショックな敗戦でした。

その前走から中1週で臨む今回。じんわり上昇を遂げていますが、さすがに一変まではどうか。今回も1分10秒前半の速い時計だと出番はないでしょう。ひとまず叩いた効果で行きっぷりが良くなり、最後の直線はパタッと止まることなく辛抱強い走りを見せて欲しいです。前走から半歩でも良いので前進してくれることを願っています。

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☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

シルクなお馬さん(今週の競馬・除外/自重組)

Photo_3 ピボットポイント

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:18日にBコースで追い切り
・次走予定:中山12月28日 2019ヤングジョッキーズシリーズ ファイナルラウンド中山第2戦・ダ1800m

松下師「12月22日の阪神・ダ1800mに向かう予定でしたが、除外確実の為投票は行わず12月28日の中山・ヤングジョッキーシリーズ第2戦に向かうことにしました。18日にBコースで反応を確かめる程度に時計を出しましたが、硬さが出ることもなく、良い状態を維持しています。予定が延びる分には調整が難しい馬ではありませんから、良い意味で捉えたいと思います」(12/18近況)

助 手 18栗B良 86.0- 70.2- 55.0- 41.0- 12.3 馬なり余力

・在厩場所:栗東トレセン
次走予定:中山12月28日 2019ヤングジョッキーズシリーズ ファイナルラウンド中山第2戦・ダ1800m

松下師「念の為、12月22日の阪神・ダ1800mに中谷雄太騎手で投票いたしましたが、やはり非抽選で除外となりましたので、予定通り来週の競馬を目標に調整していきたいと思います」(12/19近況)

Photo_3 ディランズソング

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:18日に南Wコースで時計

萩原師「18日に南Wコースで追い切りを行いました。濃霧の影響でしっかりと動きを確認することが出来ませんでしたが、格上馬に遅れを取らずに走れていましたね。騎乗したスタッフは良い感触を持ったようで、初戦から楽しみだと話していました。ここまでの調教の動きから、初戦から勝ち負けを期待できるレベルにあると思っていましたし、D.レーン騎手を確保でき楽しみにしていましたが、残念ながら非当選で除外になってしまいました。こればかりは仕方がないですし、来週以降の番組でのデビューを検討していきます」(12/19近況)

助 手 14南W良 54.6- 39.3- 12.5 直一杯追う ホテルカリホルニア(新馬)馬なりの内0.6秒追走同入
助 手 18南W稍 キリ キリ不明 フェイズベロシティ(古馬3勝)の外同入

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ピボットポイントは日曜阪神・ダ1800mへ向けて追い切り・出馬投票を行いましたが、除外になってしまうことは想定内。28日の中山戦へ向かうことが決まっています。こちらも特別戦で除外の可能性が高いでしょうが、何とか出走枠に滑り込んで欲しいところ。ダートの適性に関しては正直微妙も、速い脚が使えない分をダートで補うことが出来れば良いのですが。

ディランズソングは最終追いでも古馬相手に食い下がり、D.レーンJが乗ってくれるということから、期待が高まっていたのですが、残念ながら抽選漏れ。来週以降へ回ることとなりました。

28日にもダ1200mはあるのですが、こちらは混合戦ではないので、ディランズソングの出走はダメ。阪神への遠征も考えられますが、年明け6日には混合のダ1200mがあるので、そこへ向かうことになるのかなと思います。レースが延びてしまいましたが、追い切りを重ねることが出来ることをプラスと見たいです。終いの踏ん張りを強化していって欲しいです。

17日に帰厩。次走は北村友Jとのコンビで京都・金杯への出走を予定しています。☆ダイアトニック

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Photo ダイアトニック(牡・安田隆)父ロードカナロア 母トゥハーモニー

・在厩場所:17日に栗東トレセンへ帰厩
・調教内容:19日に坂路コースで追い切り
・次走予定:2020年京都1月5日・京都金杯(北村友J)

安田隆行調教師「放牧に出した後も順調に進められていましたので、17日の検疫でトレセンにお戻しさせていただきました。19日に坂路で時計を出してみましたが、最後まで持ったままの手応えで上がってきましたし、良い動きでしたよ。動きがもう一つなら、無理せずじっくり時間を掛けて進めていこうと考えていましたが、これだけしっかり動けるなら、年明けの京都金杯に向けて仕上げていっても問題ないでしょう。斤量は背負うかもしれませんが、得意の京都でもありますし、いい状態でレースに向かえるように調整していきたいと思います。なお、ジョッキーは北村友一騎手に依頼しています」(12/19近況)

助 手 19栗坂良 57.6- 42.1- 27.6- 13.6 馬なり余力

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マイルCSで10着に敗れた後、NFしがらきへ放牧に出ていたダイアトニック。G2→G1と連戦したことで疲れがドッと出てしまうかと覚悟していましたが、疲れは思ったほどなく、着々とペースアップ。速いところはそこまで乗ってはいませんが、リフレッシュは叶った様子。

次走に関しては、競馬ブック等で京都金杯へ向かうことは分かっていましたが、北村友Jとのコンビ復活で臨むことに。G1のマイル戦では力足らずで終わってしまいましたが、相手関係が落ちるG3戦でどこまで対応できるか。ハンデ戦となりますが、前走背負った57キロぐらいでの出走になってくるのかなと思います。

個人的には1200mへ向かって欲しい気持ちがあるので、金杯で好走となるとちょっと複雑なのですが、まずは無事に新年のスタートを切れればと思っています。

2019年12月21日 (土)

ロードなお馬さん(牧場組)

Photo_6 ロードクエスト

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン20~22秒ペース)。

○当地スタッフ 「ハロン20秒のキャンターを取り入れてから1週間が経過。現状は前進気勢に欠けるなど良化がスローに映ります。また、トモがシャキッとして来ないだけに、何らかのケアを施す案も浮上。今は同様のパターンを続け、着実な前進を心掛けましょう」

Photo_6 ロードクラージュ

三石・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、トレッドミル・並脚200m→ダク1000m→キャンター1500m→並脚300m。

○当地スタッフ 「これまでのメニューにキャンターを追加。12月16日(月)より次のステップへ進んでいます。幾らか距離を延ばす可能性は考えられるものの、右膝の状態を確認しながら年内は同等の内容に。このまま無事に運び、1月から騎乗が叶えば・・・」

Photo_6 ロードドミニオン

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン15~20秒ペース)。

○当地スタッフ 「12月13日(金)に15-15を消化。このぐらいのペースは無難に対応できており、ひとまずは翌日以降に反動も生じていません。兎にも角にも見た目を含めたパワーアップを叶えるのが重要。今後も週1回を目安に同様の稽古を繰り返すつもりです」

Photo_6 レインドロップス

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、角馬場でダク1500m→ハッキング3000m。

○当地スタッフ 「12月16日(月)に騎乗調教を再開しました。始めたばかりで不透明さを残すものの、楽をさせた効果で硬い部分が緩和されている印象。また、ストライドについても幾らか大きくなっています。慎重に経過を確認。同様のパターンを続けましょう」

Photo_6 ロードベイリーフ

京都・宇治田原優駿ステーブル在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク600m→ハッキング1800~2400m、ウッドチップ坂路コース・キャンター900m×1本(1ハロン25~27秒ペース)。

○当地スタッフ 「到着後、すぐに跨り始めています。ハッキング程度の非常に緩やかなペースながら、12月16日(月)には坂路へも連れ出すように。ひとまずは特に問題も無さそうですね。今回も滞在は短期間の見込み。可能な範囲で乗り進めて行きましょう」

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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クエストはゆっくり乗り出していますが、良化ぶりが一息。何らかのケアを施す案が浮上しているようですが、回復を促す為に積極的に実施して欲しいと思います。復帰は暖かくなってからで良いのかもしれません。

クラージュはこの中間からトレッドミルでキャンターを開始。良い方へ進んでいると思いますが、右膝に負担が掛かり過ぎないように少しブレーキを掛ける感じで進めてもらえればと思います。

ドミニオンは15-15を始めていますが、馬体のボリュームアップが何よりの課題。脚元への反動はなさそうですが、速いところをやり出してカイ食いが落ちないようにお願いします。

軽めの調整で様子を見たレインドロップスですが、余裕を持たせたことで硬さは幾らか緩和。馬場入りは控えているようですが、角馬場でじっくり馬体を解してもらえればと思います。

13日に宇治田原優駿STへ移動したベイリーフですが、軽めながら乗り込みを早速開始。特に気になるところはないので、すぐピッチを上げていけるでしょう。

驚異のスタミナとタフさはこの距離でより魅力的も、飛越に少し雑なところがあるので1つ1つ丁寧にクリアしていって欲しい。まずは無事完走することを目指し、その中でどこまで追い上げ・食い込むことが出来るかどうか。☆ブライトクォーツ

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Photo_3 ブライトクォーツ(牡・荒川)父ワークフォース 母レースドール

土曜中山10R 中山大障害(J-G1・障4100m)3枠5番 熊沢J

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:18日に障害練習~CWコースで追い切り

荒川師「18日に障害練習を行った後にCWコースで追い切りました。前走から間隔が詰まっていますが、大一番ですから、悔いのないように仕上げました。前走後はすぐ疲れが取れましたし、本当にタフな馬だなと思いますね。今回は4100mに距離が延びますが、この馬にとっては願ってもない条件ですから、上手くスタミナ勝負に持ち込みたいですね。障害オープンに昇級してからは勝つまでいかないものの、5→4→4着と掲示板にきているように安定したレースが出来ていますし、今回も良い競馬を見せてくれると思いますので、いい形で来年を迎えたいですね」(12/18近況)

助 手 15栗坂良 57.9- 42.2- 27.1- 13.2 馬なり余力
熊 沢 18CW良 80.5- 65.5- 51.4- 38.4- 12.1 馬なり余力

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第5回中山7日目(12月21日)
10R 中山大障害(J・G1)
障4100メートル 3歳上障害OP 国際 定量 発走14:45
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 トーヨーピース 牡5 63 草野太郎
2 2 ヨカグラ せ6 63 西谷誠
2 3 サウスオブボーダー 牡6 63 平沢健治
3 4 スリーコーズライン 牡3 61 伊藤工真
3 5 ブライトクォーツ 牡5 63 熊沢重文
4 6 シゲルロウニンアジ 牡6 63 植野貴也
4 7 シングンマイケル セ5 63 金子光希
5 8 トラキアンコード セ7 63 五十嵐雄祐
5 9 ディライトフル セ8 63 白浜雄造
6 10 ルペールノエル 牡9 63 高田潤
6 11 シュンクルーズ 牡7 63 大江原圭
7 12 メイショウダッサイ 牡6 63 森一馬
7 13 メドウラーク 牡8 63 北沢伸也
8 14 セガールフォンテン 牡9 63 江田勇亮
8 15 シンキングダンサー 牡6 63 石神深一

○佐藤助手 「攻めも動けているし、体調面での上積みはあるはず。中山も前走で経験したしね。豊富なスタミナが売り。この距離でも短いくらいだが、距離が延びるのは歓迎」(競馬ブックより)

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0勝ながら格上挑戦で500万下を使い続けていた頃を考えると、障害とはいえ、まさかG1の舞台に立つとは考えられなかったブライトクォーツ。初勝利を挙げた後、勝ち負けの争いには食い込んでいないも、5→4→4着と驚異のスタミナとタフさを武器にジリジリ追い上げ。レースの流れに乗れないのはちょっと悩ましいですが、前走でもゴール前の脚は1頭際立つもの。馬体を併せる形になればもっとやれたでしょう。

今回、障害の絶対王者・オジョウチョウサンは参戦しないも、上位勢はなかなか強力。逃げ・先行タイプが揃っているので。障害とはいえペースは速くなりそうです。ですので、ブライトクォーツはレースの流れに付いて行くのに一苦労するでしょう。ただ、これは熊沢Jも想定内と思うので、序盤の障害を丁寧に飛んで、出来るだけロスを控えて欲しいところ。これまでも序盤で少し雑な飛越が目立っていますから。とにかく今回は1つ1つしっかり障害をクリアしていって欲しいです。落馬をしてしまっては自慢のスタミナ・タフさが生きませんから。中山大障害コースでこれまでとはちょっと訳が違うと思うのですが、丁寧にお願いします。

あとは有力馬の凡走・展開が味方してくれて、どこまで追い上げることが出来るか。良くも悪くても相手なりなので、完走できれば5着ぐらいには入ってくれるように思いますが、果たして。

まあ、まだまだ障害馬として伸びシロを多く残していると思うので、これから何度もJ-G1に挑戦できるように良い経験を積んで欲しいところ。そしてまずは無事に完走してくれることを願っています。結果はひとまず二の次です。

芝の実戦へ行って良いタイプだと思うも、まだまだ心身の幼さを残す現状。走ることに気持ちが向かないと大敗までありそうも、長い目で見て行きたい素材。不安で一杯ですが、まずは無事に走り終え、その中で何かキラッと光るモノを見せてくれれば。★ロードフェローズ

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Photo_6 ロードフェローズ(牡・藤岡)父エイシンフラッシュ 母ティアーモ

12月21日(土)中山5R・2歳新馬・芝2000mにM.デムーロJで出走します。12月18日(水)良の栗東・ニューポリトラックコースで5ハロン65.1-50.0-37.0-12.2 8分所を叩き一杯になっています。併せ馬では馬なりの相手の外を0秒9先行して同時入線。追い切りの短評は「脚いろ見劣る」でした。発走は12時05分です。

○藤岡調教師 「馬場コンディションを考慮して、12月18日(水)はポリトラックへ。しっかり最後まで動けていました。ここに来て随分と上向いた印象。M.デムーロ騎手とのコンビで今週の中山へ向かいましょう。まずは目途の立つ競馬を見せられれば・・・」

≪調教時計≫
19.12.18 助手 栗東P良 65.1 50.0 37.0 12.2 叩き一杯 リヒトブリック(2歳新馬)馬なりの外0秒9先行同入

☆★画像と情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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第5回中山7日目(12月21日)
5R メイクデビュー中山 2歳新馬
芝2000メートル 指定 馬齢 発走12:05
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 バインドウィード 牝2 54 O.マーフィー
1 2 ベリンダアン 牝2 54 田辺裕信
2 3 ロンドンストライプ 牡2 55 丹内祐次
2 4 セイプレシャス 牝2 54 杉原誠人
3 5 ラッキーゾーン 牡2 52 藤田菜七子
3 6 ホウオウマライア 牝2 54 木幡巧也
4 7 ランドアーティスト 牡2 55 R.ムーア
4 8 ロードフェローズ 牡2 55 M.デムーロ
5 9 カントナ 牝2 51 菅原明良
5 10 オルプランタン 牝2 54 大野拓弥
6 11 ウインマリリン 牝2 54 横山武史
6 12 ガダルカナルカナ 牝2 54 内田博幸
7 13 オンザフェーヴル 牡2 55 三浦皇成
7 14 スマイルサクラ 牝2 54 柴田大知
8 15 カイザーソウル 牡2 55 丸山元気
8 16 メンフィス 牝2 54 北村宏司

○藤岡師 「緩さがあってじっくり乗り込み、ここに来て追う毎に良化してようやく態勢が整った。血統的に長距離は合うと思う」(競馬ブックより)

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募集締切のアナウンスを受け、ポチッと出資したロードフェローズ。乗り味の良さを早くから評価され、素軽い歩様でスピードの持続力を武器に頑張ってくれる馬かなという個人的な評価。母親はオークスで6着に頑張っている馬ですし、初仔で価格以上のポテンシャルを発揮してくれることを期待しての出資です。

7月にゲート試験の合格を目指して初入厩しましたが、ゲートが開く音が怖く、臆病な面を露呈。馬体の緩さも目立っていた為、ゲート試験まで1ヶ月ちょっとの時間を要することに。何とか1度でゲート試験は突破してくれましたが、ゲートは間違いなく速い馬ではないので、デビュー戦での出遅れは覚悟しておかないとダメかと思います。

ゲート試験合格後は千葉のケイアイファームへ戻って丹念な乗り込み。その間、脚元が痛くなったり腫れたりすることはなかったですが、音に過敏に反応したり、自分からハミを取っていく感じがなかったりと精神面の課題が目立つことに。馬体に関しても、線の細さが残って物足りなさを感じます。

課題は山積みですが、順調に乗り込むことが出来ていたことでロードフェローズは10月末に再入厩。坂路中心に追い切りを重ねてきましたが、馬体の緩さや前向きな面に欠けることから良化度が一息。序盤は良い感じで走れていても、最後の踏ん張りが利かない感じ。その為、デビューがここまでズレてしまいました。少しずつ良くなっているも、競馬を使いつつ、体力が備わってきてくれればという状況です。また、最終追いの動きを映像で見ましたが、やはり頭の高い走法。育成時にこれを否定するコメントはありましたが、血は争えない感じ。前向きに捉えると母系の良さが出ているのでしょうが…。

2歳の内にデビューできたことは良かったです。追い切り時計は地味ですが、乗り込み量は豊富。芝の実戦へ行って良いタイプだとは思いますが、デビュー戦の今回に関しては期待よりも不安で一杯。音に過敏に反応してしまったり、頭の高い走法なので馬群で揉まれて沈んでしまったりと嫌な姿が思い付いてしまいます。ですので、物足りない結果に終わっても深刻に考えず、少しずつ良くなってくれるものと思いたいです。まずは無事にレースを終えてもらい、その中で今後に期待が出来るモノをチラッとでも見せて欲しいです。

2019年12月20日 (金)

【シルク】今週の出走馬(21日・土曜版)

Photo_3 エルスネル

土曜阪神4R 2歳未勝利(芝1600m)8枠17番 岩田望J

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:18日に坂路コースで追い切り

西園師「18日に坂路で追い切りました。先週併せてしっかり負荷を掛けているので、今週は終い強め程度に抑えましたが、動きそのものは悪くなかったものの、先週と同様に周りを気にしながら走っていました。まだ経験が浅いとはいえ、レースに行くと余計に気にして集中力を欠いてしまうでしょうから、今回はチークピーシズを着けてみようと思っています。初戦も調教の良さが全くレースで活かし切れていなかっただけに、今回も最後まで集中して走れるかがカギになりますね。あっさり勝ち上がれるだけの力を持っているだけに、馬具の効果が良い方に出てほしいですね」(12/19近況)

助 手 18栗坂稍 55.3- 39.7- 25.7- 13.0 強めに追う

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デビュー戦は低調なメンバーとは言え、1番人気に支持されたエルスネル。追い切りは水準以上の時計をマークし、デビュー戦からそれなりに格好は付けてくれるだろうと見ていたのですが、ゲートで出負けすると、内の馬を気にする素振りを見せて追走に手一杯。4角を回ってくる時も最後方の位置取り。これではどうしようもありませんが、直線だけで9着まで押し上げてきたことは少し評価したいです。

その後はNFしがらきへ放牧に出して、心身の成長を促してきました。調整自体は問題なく進めることは出来ましたが、成長という点では物足りず。カイバ食いが一息で、食べたものが実になってこないのでしょう。変わり身があるとすれば、暖かくなって馬体に実が詰まってきてからでしょう。実際、帰厩してからの時計・動きは休む前と変わってきた感じは伺えず。デビュー戦でフワフワした面を覗かせたので、チークピーシズを着用。これでどこまで変わってくるかをまずは見守りたいです。背中の良い馬というジャッジから、いずれは走ってきてくれると思うのですが…。

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Photo_3 グランドサッシュ

土曜中山11R グレイトフルS(芝2500m)2枠2番 津村J

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:18日に坂路コースで時計

武市師「18日に坂路コースで追い切りを行いました。先週までは状態的にどうかと感じていましたが、先週しっかりと追い切ったことで、ここに来て状態が上向いてきた印象です。今日の追い切りではゴールまで真っ直ぐ走れていましたし、最後気合いを入れるために一発鞭を入れましたが、手応えも終いまで良好でした。この追い切りで態勢は整ったと思いますし、手が合う津村騎手とのコンビで、今回も自分の力をしっかりと出してくれると思います」(12/18近況)

調教師 15美坂良 56.1- 41.0- 26.7- 13.2 馬なり余力
調教師 18美坂稍 53.9- 39.2- 25.4- 12.6 キリ不明

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前走で手綱を取った北村宏Jの進言から、中山・芝2500mのここへ早くから照準を合わせてきたグランドサッシュ。牧場での調整時に右前の繋ぎ部分を腫らすアクシデントがあり、出走できるかどうか微妙な時期がありましたが、リカバーが上手に行って、出走に漕ぎづけることができました。

帰厩後の追い切りは目立つ時計は出ていないも、太目感はなく仕上がり自体は○。寒い時季なので硬さが窺えるのは仕方ないので、気にし過ぎることはありません。右回りは内へモタれるところを見せますが、極端な瞬発力勝負になりにくいこの舞台で、持ち味の渋太さを生かしたいところ。モタれる面はラチを頼りに追走させることで幾らか補える筈。4角手前で外目に持ち出せえればベストでしょうが、動けない位置にいるなら、ダメ元で最後まで内にこだわってもらえればと思います。

来年9歳を迎えますが、同期のヴィッセンと比べると、年齢的な衰えを見せているグランドサッシュ。正直、先は長くないと思いますが、目の前の1戦1戦を大事に使っていき、1戦でも多く現役を続けられたらと思います。津村Jには気楽な立場ですし、大胆に乗って来てもらえればと思います。

【ロード】先週のレース結果

Photo_6 ロードユリシス

12月14日(土)阪神3R・2歳未勝利・ダ1400mに川須Jで出走。14頭立て6番人気で8枠14番からハイペースの道中を10、10、9番手と進み、直線では外を通って1秒7差の9着でした。馬場は良。タイム1分27秒9、上がり39秒5。馬体重は増減無しの488キロでした。

○川須騎手 「精神的な幼さこそ窺えるとは言え、十分に能力を秘めていそうだな・・・と。12月13日(金)の調教に跨がり、そのような印象を抱きました。ただ、競馬場へ来ると全く違う雰囲気に。完全に気持ちが舞い上がっており、レースへ意識が向いていない感じです。外へ逃げ気味のスタートだったのに加え、促されて嫌々なからに走っている様子。可能ならばハナへ・・・と話していたものの、あの位置で運ぶのが今日は精一杯で・・・。現状は気性の影響が大きく、適性の判断も難しいところ。申し訳ありません」

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レース後の右前脚にソエの症状が認められます。現在は心身のリラックスに重点を置いた調整。今後は12月20日(金)に千葉・ケイアイファームへ移動して冬以降の戦列復帰へ向けて不安箇所の治療に努めます。

○高野調教師 「イメージした形と全く異なる競馬に。なかなか難しいですね。どうも注意散漫な感じ。次にレースへ向かう際には、馬具の試用も検討したいと思います。右前脚にソエが出ており、触診に対して過敏に反応。まずは育成場で治療に努めましょう」

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ダートの適距離へ戻り、大外枠からスピードを生かした競馬を期待したロードユリシス。ゲート出は悪くなかったのですが、今回は二の脚が付かずにやや置かれる形。川須Jのコメントでは走ることに気持ちが向いていなかったとのこと。元々速い脚が使えず、追走に手一杯になってしまうと惨敗もあり得るかなと見ていましたが、差す形になってからは何度か内へモタれるの修正しつつも、最後までジリジリと脚は使っていました。やはり走りはダートの方が良いのでしょう。

レース後のユリシスですが、右前脚にソエを確認。患部を触ると過敏に反応して痛がっているので、走ることに気持ちが向かなかった要因の1つには数えられるでしょう。また、注意散漫だったことから次走では馬具の工夫を示唆。おそらくブリンカーを着けてくるのでしょう。個人的にはソエの治療で相応の休養期間を挟むことになると思うので、このタイミングで去勢するのもアリじゃないかなと思います。

スピードは良いモノがあるので、それをレースでしっかり発揮できるよう最善の策を見つけると共に、早目の決断をしていって欲しいです。

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Photo_6 ロードイヒラニ

12月14日(土)中京10R・豊川特別・芝1600mに松田Jで出走。16頭立て9番人気で2枠3番からスローペースの道中を5、5、4番手と進み、直線では中央を通って0秒6差の11着でした。馬場は良。タイム1分35秒1、上がり34秒6。馬体重は増減無しの476キロでした。

○千田調教師 「とても上手な競馬は出来ており、直線を向いた際にはヤッたかな・・・と思ったぐらい。ただ、そこから伸びませんからね。やはり距離が原因なのかも。次は小倉のスプリント戦あたりを試すのも一案でしょう。さすがに道中の流れが速まるだけに、その場合は恐らく後方から運ぶ形に。差しの決まり始める開催後半を狙うのがベターでは・・・」

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レース後も特に異常は認められません。現在は心身のリラックスに重点を置いた調整。ある程度の間隔を開けないと出走が難しい状況を踏まえた上で今後は12月20日(金)に滋賀・グリーンウッドトレーニングへ移動して1回小倉に組まれた芝1200m戦を視野に心身のリフレッシュを図ります。

○千田調教師 「無事にトレセンへ。特に変わらぬ様子で過ごしており、脚元等に関しても大丈夫そうです。レース後に挙げた通り、小倉開催を狙う方針に。幾らか間隔が空きますからね。一旦、近郊の育成場へ。目標から逆算して帰厩の段取りを組みましょう」

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スタートで若干立ち遅れたロードイヒラニですが、松田Jが促すとスッと好位へ。道中、少し力んだ走りには見えましたが、折り合いは問題なし。4角手前から前との差を徐々に詰めていき、直線を向いた時は勢いを保ったまま。千田師のコメントにあるように勝ちパターンの競馬。ただ、いざ追い出されるとグッと沈むようなところがなく、フワフワした感じに。集中力を欠いているところもあるのでしょうが、マイルの距離で正攻法の競馬は現状では長くなっていると判断して良いでしょう。残り200mまでは渋太く食い下がってくれましたが、そこから最終的には11着まで下がってしまいました。

レース後のイヒラニですが、脚元等に異常は見当たらないも、5着以内を外した為、次走へ向かうには相応の節が必要に。目標を年明けの小倉に定め、そこでは芝1200mを使っていくことになりそうです。この後、1・2戦は追走に手間取るシーンがあるかもしれませんが、慣らしていくしかありません。また、伸びあぐねるところを見ると、集中力にも課題があるので、次走ではチークピーシズorブリンカー装着を検討してもらいたいです。

1勝クラスでもやれる力はあるので、条件の見直し等で刺激を与え、ガラッと変わるキッカケを掴んでもらいたいです。

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Photo_6 ロードダヴィンチ

12月15日(日)中京2R・3歳上1勝クラス・ダ1900mに横山武Jで出走。13頭立て7番人気で5枠6番から平均ペースの道中を4、3、3、2番手と進み、直線では内を通って0秒4差の3着でした。馬場は良。タイム2分00秒5、上がり38秒5。馬体重は10キロ増加の524キロでした。

○新開調教師 「10キロのプラスは細くなっていた数字が戻った分。前目で積極的に運んで欲しい・・・との作戦通りに進められたと思います。もう一段ギアが上がってくれれば・・・と言う感じながら、叩き2戦目で着実に良化。最後までしっかり頑張ってくれました。5着以内の権利を確保し、次走を優位に選択可能な立場。コンディションに応じて新たな候補を考えましょう」

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【次走へのメモ】

プラス10キロは戻ったもの。好位のインから。道中は内々を距離損なく。3~4角では促して進出を図り、直線へ入って単独の2番手。あとひと押しは利かなかったが、久々を叩いて変わり身あり。(B誌)

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レース後も特に異常は認められません。現在は心身のリラックスに重点を置いた調整。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、1月18日(土)中山・4歳上1勝クラス・ダ2400mに予定しています。

○新開調教師 「脚元等に目立った問題は認められず、十分に続戦が可能な状態でしょう。ハナへ立った方が良さそうな印象ながら、先日の1900mの走りからは1800mでは行き切れない可能性が高いはず。従って、次は中山3週目のダート2400mに向かおうと思います」

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前走で不調の底は抜けたと個人的には思っていたロードダヴィンチ。ただ、これまでは在厩調整で使うとほぼほぼ着順を落としていただけに、嫌な予感を感じつつのレース観戦でした。

スタートは互角以上でスッと前へ。主張していればハナへ行けたかもしれませんが、少し内へモタれる素振りがあったで、無理には行かずに拉致へ馬体を寄せていくことに。内の3番手で砂を被る位置にいたと思いますが、道中は淡々と追走。勝負どころからのスピードアップには即座に対応できませんでしたが、鞍上の叱咤激励によって前へ前へ。最後の直線を向いて2番手に上がると、勝ち馬を目標に懸命の追い上げ。伸びそうで伸びなかったのはもどかしかったですが、最後まで食い下がっての3着は素直に褒めてあげたいです。ひと叩きして着順を上げるなんて、ダヴィンチには考えにくいことでしたから。喉の手術を行って苦しいところがなくなった効果は大きいですし、改めて喉なりの競走生活に与える影響の大きさをも実感しました。

レース後のダヴィンチですが、脚元には相応の疲れはあるでしょうが、続戦可能なレベルとのこと。また、前走のレースぶりからハナへ行った方が良いとのジャッジで、次走は中山・ダ2400mと特殊な条件を選んできました。距離延長自体は?ですが、この距離ならスッと行き脚は付く筈。淡々とレースを引っ張り、今回見せた渋太さを最後まで継続して見せてもらいたいです。

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☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

【シルク】先週のレース結果

Photo インヘリットデール

土曜中京12R 中京日経賞(芝1400m)4着(1番人気) 北村友J

引き続きブリンカー着用。返し馬までパシュファイヤーも装着。行き脚付かずに最後方からの競馬になります。直線向いて、大外から強烈な末脚を繰り出しますが、勝ち馬とコンマ1秒差の4着で終えています

北村友一騎手「今回はパドックから馬場入りまで、馬具を工夫してもらいましたが、あまり効果が無かったですね。なかなか前に進んでくれず、外へ外へと逃げようとして結局外ラチ沿いまで来てしまいました。またゲートですが、1歩目は出てくれたものの、2歩目からブレーキを掛けてしまい、最後方からの競馬になりました。直線では良い脚を使ってくれているのですが、難しさが解消されないですし、1度精神面をリフレッシュした方が良いと思います」

高野調教師「前走の反省を踏まえて、今回は返し馬を終えるところまでパシュファイヤーを着用しました。馬場入場の際に後ろ向きなところを見せたものの、前回よりはスムーズに返し馬に入っていくことが出来たので、少しは効果があったのかなと感じました。ゲートの出は互角でしたが、急に自分で突っ張って後ろまで下がってしまいましたね。でも、その後は流れに乗っていけましたし、最後の直線も良い脚で伸びてくれましたから、スタートしてそのまま流れに乗っていたら、十分勝ち負けになっていたはずです。レース前日にゲート練習を行った際は、出た後も止めることなく走っていただけに、レースで気難しいところが邪魔をしていますね。走りに対して後ろ向きなのであれば、道中は追走で一杯になるでしょうし、終いの脚もあそこまで伸びてこないと思います。引退期限の来年3月一杯まで時間はないですが、何とかもう一花咲かせられるように次走までに対策を練りたいと思います。状態をしっかり確認させていただいたうえで、今後の予定を検討させていただきます」(レース結果)

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【次走へのメモ】

舌を括る。ホライゾンネット。煽ったスタートで最後方。勝負どころからはハトホルを追って一緒に追い上げ、坂を上がってからの脚勢はこちらが上。僅かに及ばなかったが、力は示した。(B誌)

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・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:軽めの運動

高野師「トレセンに戻って状態を確認いたしましたが、目立った疲れはなく、体調も問題ありませんでした。馬場入場はゴネたものの、前走よりましだったと思いますし、それよりもスタート直後に見せる急にブレーキを掛けるところを改善しないといけませんね。レース前日のゲート練習では途中でブレーキを掛けることもなく、抜群のスピードで出ているだけに、次走はゲートから押っ付けて出して行くような騎手に乗ってもらうなど、馬が止めないように工夫するのも手だと思います。この後は一旦牧場へお戻しする予定ですが、移動の都合が付くまでこちらで馬体のケアを行っておきます」(12/18近況)

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在厩調整で中1週での出走+多頭数ということから、今回は苦戦することを覚悟していたインヘリットデール。それ故、4着という結果は悪い印象はありません。

ただ、陣営が色々手を尽くしてくれているのですが、レースへ行くとどうも機嫌が悪くなってしまうのが悩ましい限り。前走ではスタートで立ち遅れてしまいましたが、今回もダメ。若干立ち上がるように出てしまい、二の脚でブレーキを踏んでしまったので一気に最後方からの競馬。北村友Jはそこで腹を括って最後方からの競馬を選択。後ろ向きな面を覗かせているインヘリットデールを前へ急かすと余計に反抗してしまったでしょうから、現状では仕方ない選択だったとは思います。そして最後の直線。2着に突っ込んだハトホルと進路が重なり、外へ立て直すロス。着差を考えればこれは痛かったですが、大外からフラフラしながらも、この馬なりに最後まで集中力を保ってジワジワ加速。坂を駆け上がってからはもう1度加速が利いて最後は僅差の争いのところまで。ゴール前の勢いは1番でしたが、レースの流れにもう少しでも乗れていれば。明らかにこのクラスでは力上位も、心身が噛み合ったレースをするのが困難になっています。

レース後のインヘリットデールは上がりだけの競馬になったこともあり、元気一杯。ただ、精神面のリフレッシュを優先するために近日中にNFしがらきへ放牧へ出ることに。次走では乗り替わりを示唆していますが、ゲートから意欲的に出していった際、今度は集中力が切れてしまい、詰めの甘いレースになるかもしれません。スカッと1度勝ち切れば、流れは変わってくると思うのですが…。年が明ければ引退のカウントダウンが始まってしまいますが、残された1~2戦であと1勝を何とか掴み取って欲しいです。

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Photo ヴェルトゥアル

日曜中京4R 3歳上障害未勝利(障3000m)11着(8番人気) 五十嵐J

初障害。まずまずのスタートから行き脚つくも、外に張りながら中団後ろから競馬を進めます。2周目に入って怪我をした馬を交わすなど、スムーズさを欠いて、無理をさせずに後方でゴールしています。

五十嵐騎手「調教で乗った時はあまり感じなかったのですが、レースへ行くと終始口向きが悪くて、右へ張る部分がありましたね。飛越も右へヨレながら行っていましたし、外に馬がいる状態ですとかなり危険でしたので、1周目のスタンド前ではロスを覚悟して外へ持ち出しました。ハミを替えるか、右回りならもう少し走りは改善すると思いますから、次はもっと走ってくれると思います。また、連続障害でも飛ぶ高さは問題ありませんでしたから、センスは悪くないですよ」

稲垣調教師「常に右へ張っているような感じでしたね。調教時にはこれほど右へ張ることはありませんでしたが、レースに行くとここまで見せなかった難しさを出してしまいました。普段の調教からハミを替える必要がありそうですし、五十嵐騎手の言っていたように右回りの方が良いのかもしれません。また、レース後の馬体を確認すると、右前を落鉄していました。その影響も多少なりともあったかなと思いますし、1度レースを経験したことで次は変わってくれるでしょう。落鉄もありましたので、まずはトレセンに帰って脚元を中心に馬体をよく確認させていただきます」(レース結果)

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【次走へのメモ】

後方。外へ斜飛するところがあったし、2周目向正面では故障した馬を避けるロスもあり、追い上げられる場面がなかった。(B誌)

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・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:軽めの調整
・次走予定:2020年第1回京都開催

稲垣師「調教でも多少感じる部分はありましたが、レースだとかなり右に張ってしまいましたね。レース後は脚元を含めて状態に問題はないですし、五十嵐騎手は右回りの京都コースで乗ってみたいということなので、このまま年明けの京都開催を目標に進めていきたいと考えています」(12/18近況)

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飛越は上手そうだったので、初障害でも密かに期待していたヴェルトゥアルでしたが、初めての実戦ではこれまで隠していた難しさを露呈することに。飛越の際に少し張るところがあるとは言われていたも、実戦へ行って他馬を気にするところがあったのかな? 口向きの悪さを覗かせて、右へ張る仕草。平地時代は左回りを選んで使っていた馬ですから、こういう面を覗かせたのは予想外。1周目の正面では右斜め前に飛ぶようなところが画面に映っていました。その為、途中からは無理に押し上げて行くことはせずにマイペースの追走。今度は画面に映ってなかったのですが、2周目の向正面で故障した馬を避けるロスがあったとのこと。それで次にヴェルトゥアルの姿を確認した時に前との差が一気に広がっていたんですね。

終わってみれば、完走した馬の中では1番最後にゴールイン。レースにならなかったと言えるかもしれませんが、この結果に悲観し過ぎることもないと個人的には思っています。飛越自体はそこまで悪くなかったですし、目立つスピードダウンもなかったです。経験を積んでいくことで上昇の余地は十分あると思います。今後は在厩調整を続け、年明けの京都へ連れていきたいとのこと。馬具を工夫することで口向きの悪さをどこまで改善・解消できるかが大きなポイントです。次走では障害馬としてメドの立つ走りを見せて欲しいです。

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Photo_3 オーサムゲイル

日曜阪神6R メイクデビュー阪神 2歳新馬・牝馬(ダ1400m)11着(9番人気) O.マーフィーJ

チークピーシズ着用。ゆったりとしたスタートを切りますが、徐々に押し上げて行き中団で3コーナーに入って行きます。4コーナーから鞍上の手が動き始めると、直線半ばで脚が上がってしまい、後方で流れ込んでいます。

O.マーフィー騎手「スタートはゆっくりでしたが、その後促せば反応してくれたように、素直で乗りやすい馬ですね。レース中は特に気になるようなところはなかったですし、現段階では一生懸命に走ってくれていると思います。これから成長してもっと力を付けてきてくれれば良いですね」

高柳大輔調教師「追い切りでもまだ動き切れないところがありましたが、実戦に行って良さが見られることを期待していました。ただ、スタートがゆっくりでも流れに乗っていくことが出来ましたが、ペースが上がったところでついていけなくなってしまいましたね。ただ、調教で幼いところを見せていた割には、レースでは集中して走ってくれましたし、力をつけてくれば変わってくる馬だと思います。このまま続戦させるよりは、成長を促す方が良いと思いますので、トレセンで状態を確認した後は放牧に出す予定です」(レース結果)

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・在厩場所:18日に滋賀県・ノーザンファームしがらきへ放牧

高柳大師「トレセンで馬の様子を見させていただきましたが、レースの疲れがあり飼い葉食いがもう一つですから、予定通り一旦牧場へお戻しさせていただくことにしました。緩める必要はないと思いますので、乗り込みながら鍛えて成長を促してもらおうと思います」(12/18近況)

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追い切りを重ねても、なかなか時計が詰まってこなかったオーサムゲイル。本当はもう少し地道に乗り込むことでパワーアップを叶えてからのデビューが良かったのですが、食欲が落ちてきていたようですし、見切り発車でひとまず実戦を経験させようとなったんでしょう。また、デビュー戦からチークピーシズ着用と気性面での不安を感じながら、デビュー戦を見守りました。

発表された馬体重は414キロ。極端に細く・小さくは感じませんでしたが、心身の幼さを感じさせる周回で気配は地味でした。レースに関しては最内枠だったので、内で砂を被ったり、揉まれ込んでどうなるかドキドキしていましたが、嫌がる素振りは見せずに集中して走れていたともいます。ただ、芝のスタート地点では少し突っ張るような走り。ダートに入ってから鞍上が少し促すとグンと前との差を詰めることが出来ていたので、ダートの方が良さそうな印象。4角を回って直線を向いてからも、少し踏ん張るような場面はありましたが、残り200mで苦しくなってジリジリ後退。この辺は体力不足が出てしまったのでしょう。距離もダ1200mが良さそう。関西圏の競馬ならこの距離はダートからのスタートですから、次走では距離短縮でお願いします。

レース後のオーサムゲイルは使ったなりの疲れがあり、やはりカイ食いが落ちている様子。精神的に追い詰めるのは良くないので、ここは一旦牧場へ戻してリフレッシュさせることに。まずは体調を回復させ、馬体をフックラさせることが第一歩。活気が戻って来れば、心身の成長を促す為にコツコツ乗り込んでいってもらえればと思います。

現状では正直1つ勝つのが難しそうも、ここからは上がっていくだけだと思うので、早目に1度実戦を経験できたことを今後にしっかり役立てていってもらいたいです。

2019年12月19日 (木)

今週の出走馬(12/21-22)

<土曜日>

Photo_2 エルスネル

阪神4R・2歳未勝利・芝1600mに岩田望Jとのコンビで出走します。

Photo ロードフェローズ

中山5R・メイクデビュー中山 2歳新馬・芝2000mにM.デムーロJとのコンビで出走します。

Photo_2 ブライトクォーツ

中山10R・中山大障害(J・G1)・障4100mに熊沢Jとのコンビで出走します。

Photo_2 グランドサッシュ

中山11R・グレイトフルS・芝2500mに津村Jとのコンビで出走します。

<日曜日>

Photo_6 シベール

中山3R・2歳未勝利・芝1600mに三浦Jとのコンビで出走します。

Photo_6 ヴィースバーデン

阪神9R・千両賞・芝1600mに和田Jとのコンビで出走します。

Photo ロードエース

中山10R・フェアウェルS・ダ1200mに三浦Jとのコンビで出走します。

Photo_2 アーモンドアイ

中山11R・有馬記念(G1)・芝2500mにC.ルメールJとのコンビで出走します。

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もう1日だけ開催は残っていますが、実質的には今年を締めくくる2日間。期待というか注目はアーモンドアイですが、ブライトクォーツの中山大障害、2歳馬の頑張りにも期待しています。

また、G1に挑戦する馬、デビューを迎える馬は個別に記事を作ると思いますが、その他はまとめての簡略版でのアップになると思います。

【動画更新】サダムグランジュテの18&スリールドランジュの18

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Photo サダムグランジュテの18

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Photo スリールドランジュの18

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サダムグランジュテの18は頭を上げたりすることなく、真面目に坂路を駆け上がっているのは好印象。時計もジワッと詰めています。

逆にスリールドランジュの18は幼い面が目立ちます。今のうちに操縦性を高める努力をお願いします。フットワーク自体はトビが大きめで素軽そう。スピードの持続力が武器の馬に育って欲しい。

ロードなお馬さん(1歳馬)

Photo_6 スターコレクションの18

三石・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ポリトラックコース・ダク1000m→キャンター2000~3000m(1ハロン25~27秒ペース)、トレッドミル・並脚600m→ダク1000m→キャンター2500~3000m。11月下旬測定の馬体重は506キロ。

○当地スタッフ 「軽快なフットワークとバネのある走りは秀逸。ストライドの大きさが目立っています。背中の感触からも結構な楽しみを抱いており、この価格帯では面白い1頭。今後の成長と育成の進度次第ながら、デビュー勝ちを意識したくなる好素材でしょう」

Photo_6 ダイヤモンドローズの18

三石・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ポリトラックコース・ダク1000m→キャンター2000~3000m(1ハロン25~27秒ペース)、トレッドミル・並脚600m→ダク1000m→キャンター2500~3000m。11月下旬測定の馬体重は524キロ。

○当地スタッフ 「適度にピリッとした性格でトレーニング中も前向き。芝もこなせるタイプに映るものの、どちらかと言えばダートが合いそうな印象を持っています。肝心の動きについても現時点で水準以上のレベル。同様の調教を続け、頑強な土台を作り上げます」

Photo_6 ワイルドココの18

三石・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ポリトラックコース・ダク1000m→キャンター2000~3000m(1ハロン25~27秒ペース)、トレッドミル・並脚600m→ダク1000m→キャンター2500~3000m。11月下旬測定の馬体重は478キロ。

○当地スタッフ 「水準以上のスピードとパワーを秘めていそうな抜群の乗り味。今のところは精神面も落ち着いています。母ワイルドココは優秀な繁殖牝馬で今までのどの産駒も良いデキでした。その中でも1歳12月時点の評価は過去最高。楽しみは広がる一方です」

Photo_6 キャサリンオブアラゴンの18

三石・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ポリトラックコース・ダク1000m→キャンター2000~3000m(1ハロン25~27秒ペース)、トレッドミル・並脚600m→ダク1000m→キャンター2500~3000m。11月下旬測定の馬体重は447キロ。

○当地スタッフ 「周囲に影響されない調教中の姿勢には目を見張るものがあります。と言っても、この血統らしい前向きな気持ちは十分。馬体のバランスも上々です。母の産駒では結果を残した半姉メイズオブオナー以来の牝馬。この先も丁寧に土台を築きましょう」

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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スターコレクションの18は出資していた母の仔なので甘くなってしまいますが、牧場の評価は悪くなさそう。ただ、この馬に関しては順調に育成が進んでいくかどうかが大きなポイントに。非凡の才能を見せた母の良さを存分に引き継いでいて欲しいです。

ダイヤモンドローズの18は立派な馬格を生かしたパワー型。やはり活躍の場はダートだと思います。あとは距離をどこまで対応できるかどうか。1800mを守備範囲にしてくれれば有り難いも、もう少し短めかな?

ワイルドココの18のコメントに関しては全てを鵜呑みに出来ませんが、母の仔のレベルは1年ごとに上がっていると思います。半姉ヴィースバーデンのような柔らかみはないかもしれませんが、現時点でも立派な馬格を誇っているのは好印象。無駄な怪我をすること、とにかく順調に育っていって欲しいものです。

キャサリンオブアラゴンの18は着実に馬体重を増やしているのは好印象。また、この母は牝馬出した方がやはり良さそう。あとは調教の負荷を高めていった際、テンションの高さやカイバ食いの細さなどが課題に挙がってこなければ良いのですが。

最新の残口状況を見て、スターコレクションの18とダイヤモンドローズの18は残り50口未満のところまで買い進められていたのはちょっとビックリ。5パーセントのポイントがつく年内に満口に届くかもしれません。

キャリアの浅い2歳馬なので条件替わりが心配でしたが、正攻法の競馬で直線半ばで後続に迫られると1段ギアを上げて突き放す。着差以上の完勝劇。無傷の3連勝で2歳G1を奪取。☆サリオス

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Photo_3 サリオス(牡・堀)父ハーツクライ 母サロミナ

日曜阪神11R 朝日杯フューチュリティS(G1・芝1600m)優勝(1番人気) R.ムーアJ

まずまずのスタートからスッと行き脚を付けて、道中は好位に付けます。直線に向いて追い出され、残り300m付近で先頭に立つと、坂を登ってからさらに後続を突き放し、レースレコードとなる1分33秒0を記録する圧巻の走りで、無傷のG1覇を果たしています。

R.ムーア騎手「私自身約2年ぶりに日本のG1競走を勝つことが出来て嬉しいですし、調教で乗せていただいた時に、バランス・動き・頭の良さを確認できており、今日勝てなかったら残念だと思うくらい手応えはありましたから、こうして結果を出すことが出来て本当に良かったです。スタートを上手く出てくれましたし、サリオス自らあの位置へと進んで行って良いポジションを取ることが出来ました。コーナー毎に少し幼い部分を見せていたものの、直線ではこちらのアクションに応えてしっかりと伸びてくれました。最後は他馬を突き放してくれたように、凄く強い勝ち方だったと思いますし、将来がとても楽しみですね」

堀調教師「おめでとうございます。1番人気に推されていましたし、こうして結果を残すことが出来て良かったです。少し余裕を持ってトレセンに戻させていただきましたが、レースから逆算しながら調整を進め、良い状態で出走させることが出来たと思います。ライアン(R.ムーア騎手)がスムーズにレースを進めてくれましたし、直線では先頭に立つとジョッキーからの指示を待つような部分が見受けられましたが、追えばしっかりと伸びてくれました。もう少し自分から行ってくれればと思う部分はありますが、2歳のこの時期にこういった競馬で勝つことが出来る馬はなかなかいないと思います。デビュー時からしっかりとした馬体を有していて、元々総合力が高かったので、目に見える大きな進化というのは正直ありませんが、道を外さず順調にこられたことが今回の結果に繋がったのだと思います。この後については、まずはトレセンでよく状態を確認させていただきたいと思います」(レース結果)

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【次走へのメモ】

大型でも仕上がりは良かった。仕掛けて先行。道中も流れに乗って手応え良く追走していたが、初めて右回りだったせいか、4角では外へ逃げ気味。それでも余裕を持って直線に向き、残り300mあたりで先頭。そこから迫ってきたタイセイビジョンを突き放しての完勝。ここでも力が違う勝ちっぷりだった。(B誌)

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【朝日杯FS】サリオス 圧巻レコードV!無敗2歳王者でクラシック主役だ(スポニチより)

第71回朝日杯フューチュリティSが15日、阪神競馬場で行われ、1番人気サリオスが3番手追走から直線で後続を突き放し、無傷の3連勝でG1初制覇。来年のクラシックの主役に名乗りを上げた。1分33秒0はレースレコード。ライアン・ムーア(36=英国)は13年アジアエクスプレスに続く、このレース2勝目となった。

サリオスが残り300メートルでもう先頭に立つ。突き放した。後続はお手上げ。538キロ。2歳G1における最高体重優勝をマークしたパワフルな馬体が揺れた。いつも冷静なムーアが頬を紅潮させて称えた。「凄く強い勝ち方。きっと来年も活躍できる。僕がファンなら、この馬を追い続ける。だから、皆さんも追い続けてください!」

ハイペースでも道中は余裕たっぷり。直線を向き、タイセイビジョンが詰め寄ろうとしたが、そこから再加速。最大のライバルの心を折り、2馬身半差の圧勝だ。「思い通りのレースができた。最後の反応も凄く良かった。ただ、コーナーで幼さを見せた。まだまだ速く走れるよ」。ムーアはさらなる伸びしろを感じ取った。

全てマイル戦での3連勝だが、前半3Fは新馬が38秒3、サウジアラビアRCが35秒1、朝日杯が33秒8。ペースアップに戸惑うことなく対応した。堀師は「先頭に立つと後ろに馬を待つというか、騎手の指示を待っているよう。もう少し自分から行ってくれれば…」と苦笑い。何とも末恐ろしい。ノーザンファームの吉田勝己代表は「クラシックに行くしかないでしょう」と明言。今年の2歳は逸材ぞろいだが、主役の座は揺るぎそうにない。

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・在厩場所:美浦トレセン/20日に滋賀県・NFしがらきへ放牧予定
・調教内容:軽めの調整

堀師「先週はありがとうございました。レース後はこの馬のウィークポイントである、右トモの歩様にはぎこちなさがありますが、レース前に比べて悪化しているわけではありませんし、その他の部分にも特に問題はありません。こちらに戻ってきてからも飼い葉はしっかりと完食しており、馬体も徐々に回復してきています。この後は20日にノーザンファームしがらきへ放牧に出させていただき、来年に向けて心身ともにリフレッシュさせたいと思います」(12/18近況)

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実力をしっかり発揮できれば、何とかなりそうなメンバーでしたが、キャリアの浅い馬なので関西へ輸送しての競馬+右回り+多頭数が仇にならないか不安は尽きませんでしたが、終わってみれば着差以上の完勝劇。サリオスは無傷で2歳G1のタイトルを奪取してくれました。

通常より1日早く競馬場へ移動したサリオスでしたが、馬体重はマイナス2キロ。もう少し馬体は締まりそうですが、イレ込むような面はなく、パドックは2人引きでも堂々と周回していたと思います。地下馬道を通る時に若干煩い仕草を覗かせましたが、返し馬へはスッと送り出すことは出来、概ね良い雰囲気でレースを迎えることが出来たと思います。

ゲートはそれほど速くなかったですが、鞍上が軽く促して行き脚が付くと3~4番手の位置を確保。すぐ好位を取れた時点でこれで好勝負になるかなと。予想よりも速くレースは流れましたが、追走に手間取るような面はなかったです。他馬からプレッシャーを受けることもなく、4角で外へ膨れる面を見せつつも上々の手応えで最後の直線へ。

後続を待つことなく直線を向いてすぐに仕掛けたサリオスは残り300mぐらいで先頭へ。そこへタイセイビジョン・タガノビューティーが襲い掛かってきた時は一瞬ドキッとしましたが、モタモタしつつもエンジンが再点火。阪神の急坂で食らい付いてくるライバルを突き放してくれました。

G1制覇で勿論嬉しかったですが、それよりもホッとした気持ちが強かったです。今回の短期免許での騎乗がもうひとつだった鞍上もここは最高のエスコート。540キロ前後の雄大な馬体の持ち主ですが、それでいて重心の低い走りが特徴的。心臓も良いと思うので、速い流れを追いかけて行っても踏ん張りが利くのでしょう。

レース後のサリオスですが、右トモに疲れは残る様子も、深刻なものではなし。20日にNFしがらきへ放牧に出て、来年に備えることとなりました。今後は距離延長が課題になってくるでしょうし、更なる強い相手と戦った時に切れ味の差が出てくるかも。その辺の対応は操縦性の高さとスピードの持続力で補って欲しいですし、今回のレースぶりを良い手本として戦っていって欲しいものです。

デビュー戦以来の芝で変わり身を期待するも、追ってからギアを上げることが出来ず、最後は伸びを欠いて16着。JRAへ復帰して4戦連続のブービー負け。残された道がなくなり、競走馬登録を抹消することとなりました。★ロイヤルアフェア

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Photo ロイヤルアフェア(セ・加藤士)父ネオユニヴァース 母ゴールドティアラ

土曜中京9R 3歳上1勝クラス(芝・2200m)16着(17番人気)藤井勘J

再度ブリンカー着用。また、今回はパシュファイヤーも装着。課題のスタートは何とか決めるも、行き脚がつかずに後方からの競馬になります。その後も目立った脚は使えずに、レースを終えています。

藤井勘一郎騎手「加藤調教師より『ゲートを決めて、行けるようであれば前目に取り付けて欲しい』とオーダーを受けていました。ただ、ゲートは出せたものの、テンが遅くていつもの通り後方からの競馬になってしまいましたね。それでも、道中の雰囲気は悪くなく、アクシデントのあった馬を上手く捌くことが出来て、直線に入ったら伸びてくれそうだなと感じていたのですが、いざ追ってからは全くギアが上がりませんでした。これまでダートの長い距離を走っていたのも頷けますし、脚先が重いので恐らく芝よりはダートの方が適性はありそうです」

加藤士津八調教師「前々走後にゲート練習をしっかりしたことで、最近はこの馬なりにゲートを出てくれるようになりましたね。それに、今回はパシュファイヤーを着用したことで、視界が狭まって人に頼るようになり、いつもより前向きな走りだったのではないでしょうか。ここ数戦と比べると追走は格好がついていたように感じましたし、良いリズムで運べましたが、追われてからギアが上がらず、いつも通りワンペースな部分が出てしまい、伸びを欠いていました。ここまで芝やダート、更には馬具等も試行錯誤しながら出走させてきましたが、なかなか結果に結び付けることが出来ずに、申し訳ございませんでした」(レース結果)

近走の競走結果を考慮して、今後について協議した結果、誠に残念ではございますが、競走馬登録を抹消させていただくことになりました。今後は19日(木)のサラブレッドオークションへの上場を予定していますが、詳しいご案内は後日書面にて出資会員の皆様にご案内申し上げます。

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障害転向を断念したことで、内容のあるレースが出来ないとそろそろ進退が掛かってくると見ていたロイヤルアフェア。今回は目先を替える意味で芝のレースへ。

ゲートをほぼ五分に出たロイヤルアフェアですが、スピードの乗りが一息で後方からの追走。ただ、追走に手一杯という感じではなく、この馬なりにレースの流れに乗ることが出来ていたと思います。3角で故障馬が下がってきましたが、それは上手に回避。4角を回ってくる時はマズマズ手応えだったと思います。あとは直線でいざ追われて、どこまで伸びてくれるかでしたが…。

残念ながらそこからギアを1段上げることが出来ず、また最後まで集中力が続かず、伸びを欠いてしまって失速。今回でJRAへ再転入して4戦目でしたが、4戦連続のブービー負け。陣営は何とか走らせようと手を尽くしてくれましたが、ロイヤルアフェアにはその思いが響きませんでした。そしてレース後、予想どおりの近日中に競走馬登録を抹消するお知らせ。正直なところ、仕方ありません。

個人的に相性が悪かったネオユニヴァース産駒。ですので、出資するときに躊躇いはありましたが、母親:ゴールドティアラに惹かれてGOサイン。ダートの大物を期待したのですが、レースを重ねる毎に難しい面を覗かせることに。その結果、3歳の未勝利が終わるまでに1勝することが出来ず、地方からJRA再転入を目指すことに。何とか3勝して戻ることは出来ましたが、地方・笠松で敗戦を喫してた時点で底が見えていたと思います。

今後はサラブレットオークションを経て、第2の馬生へ。タフな馬ではあるので、新たな馬主の下、地方競馬で長く走らせてあげて欲しいです。

2019年12月18日 (水)

今週末の中山大障害へ。ひとまず良い状態でレースへ臨むことが出来そう。☆ブライトクォーツ

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Photo_3 ブライトクォーツ(牡・荒川)父ワークフォース 母レースドール

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:12日にCWコースで追い切り
・次走予定:中山12月21日・中山大障害(J・GⅠ)・熊沢J

荒川師「11日に障害練習を行い、12日にCWコースで追い切りました。最後まで長く良い脚を使ってくれましたし、迫力ある動きでしたよ。前走後も疲れを見せることもなく、コンディションは安定していますし、いい状態を維持していますよ。来週の大一番に向けてここまで順調に来ていますから、この状態をキープしてレースに向かえるように調整していきたいと思います」(12/12近況)

熊 沢 12CW良 84.2- 68.0- 52.6- 38.3- 12.4 一杯に追う
助 手 15栗坂良 57.9- 42.2- 27.1- 13.2 馬なり余力

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抽選になるのかなと見ていましたが、15頭の登録となったので中山大障害への出走は無事確定したブライトクォーツ。前走は3570mを走り切り、普通はクタッとしても不思議ではないのですが、レース1週前にこれだけビシッとやれるのはタフさは驚異的。更に距離が延びることに関しては何ら不安はありませんし、大歓迎です。

ただ、問題は飛越。前走も何ヶ所か雑な面があり、ヒヤッとしました。今回は大障害で飛越の難度があるので、これまでの感じだと落馬の可能性が高まるかと。直前は多少余裕を持たせた追い切りで良いので、飛越に関しては練習を行い、確認しておいて欲しいです。

目標とすれば、まずは無事完走。あとは持ち前のタフさとスタミナを生かして、掲示板まで来てほしいです。

帰厩目前で再度右トモに疲れが出てしまう。大事には至っていないも、慎重に進めて欲しい。★リアンティサージュ

201910_20191217101001

Photo_3 リアンティサージュ(牡・須貝)父オルフェーヴル 母ローブディサージュ

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン15秒

厩舎長「順調に進められていますので、この中間から坂路で15-15を開始しています。普通キャンターだとそこまで感じなかったですが、負荷をかけると動きがモタモタしていましたね。でも、これから本数を重ねていけば、気持ちが乗って動きもピリッとしてくると思います。このまま問題なければ、年内に帰厩させて、年明けの競馬を目標に進めていくことになっています。馬体重は482キロです」(12/6近況)

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:ウォーキングマシン

厩舎長「今週初めに坂路で15-15を行ったところ、その時は疲れを見せることもなく、最後まで力強く登坂していたので、須貝師とそろそろ帰厩の予定を相談しようと考えていました。ただ、12日の朝に状態を確認したところ、以前と同じ右トモに疲れが見られました。大きな怪我ではないので、楽をさせればすぐ回復すると思いますが、同じところを痛めたこともありますし、少し慎重に進めていく方が良さそうですね。期待している馬ですし、まだ無理をする時期でもありませんから、もう少し様子を見ながら進めていきたいと思います。馬体重は481キロです」(12/13近況)

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13日に僚馬ヴァンタブラックが帰厩しましたが、リアンティサージュも順調に来ていたら、おそらく同タイミングでの帰厩となっていたと思うのですが、12日の朝になって右トモに疲れを感じられるように。不幸中の幸いで大事には至っていないも、同じ箇所を痛めることになってしまったので、走りのバランス等に悪影響を及ぼす可能性が。ここは無理せず一度リセットして、マイペースで再調整していってもらえればと思います。

デビュー戦の走りを見ると、それなりに力は秘めている1頭。休養が長引いていますが、後々に良い充電期間になったと言えるように気を引き締めて進めていってもらえればと思います。

ロードなお馬さん(2歳・入厩組)

Photo_6 ロードセッション

12月12日(木)良の栗東・坂路コースで1本目に54.5-39.9-26.2-13.2 馬なりに乗っています。短評は「ひと追い毎に良化」でした。体調、条件、出走状況等を踏まえながら目標のレースを決めます。

○高橋調教師 「多少しっかり・・・と言った程度。やはり本馬は緩やかな成長曲線を辿るタイプなのでしょう。週1回ぐらいの割合で速いペースを交えつつ、ある程度じっくり進めて行くのが良さそう。今しばらくは目標を定めずに、乗り込みを重ねる方針です」

≪調教時計≫
19.12.12 助手 栗東坂良1回 54.5 39.9 26.2 13.2 馬なり余力

Photo_6 ロードフェローズ

12月11日(水)良の栗東・坂路コースで1本目に53.4-38.9-25.3-12.8 一杯に追っています。併せ馬では叩き一杯の相手に0秒1先着。短評は「坂路コースで入念」でした。12月21日(土)中山・2歳新馬・芝2000mもしくは12月28日(土)中山・2歳新馬・混合・芝2000mもしくは12月28日(土)阪神・2歳新馬・混合・芝2000mに予定しています。

○藤岡調教師 「12月11日(水)も相応のタイムに。まだ馬体に幾らか緩さは残っているものの、ある程度まで態勢は整って来たかな・・・との感触を得られています。レースを使いつつ良化を遂げそうな印象。早ければ次週にゴーサインを出せるかも知れません」

≪調教時計≫
19.12.11 助手 栗東坂良1回 53.4 38.9 25.3 12.8 一杯に追う エバーマノ(2歳新馬)叩一杯に0秒1先着

Photo_6 シベール

12月11日(水)稍重の美浦・坂路コースで1本目に53.2-38.6-25.0-12.0 で乗っています。併せ馬では1秒4追走して同時入線。短評は「久々も動き軽快」でした。12月22日(日)中山・2歳未勝利・混合・芝1600mに三浦騎手で予定しています。

○久保田調教師 「12月11日(水)は馬なりで53秒2。後肢の踏ん張りはもう一つですが、精神面のコントロールが大分利くようになりました。ラストに鋭い反応を見せるなど、この一追いで概ね態勢は整った様子。あとは微調整を施すイメージで大丈夫だと思います」

≪調教時計≫
19.12.11 調教師 美南坂稍1回 53.2 38.6 25.0 12.0 キリ不明 ファクトベース(2歳新馬)を1秒4追走同入

Photo_6 トルネードフラッグ

12月11日(水)良の栗東・Cウッドチップコースで6ハロン85.7-69.1-53.8-39.8-12.2 7分所を稍一杯に追っています。併せ馬では馬なりの相手の内を1秒0追走して0秒2遅れ。短評は「脚いろ見劣る」でした。体調、条件、出走状況等を踏まえながら目標のレースを決めます。

○田代調教助手 「12月11日(水)も相応に気合いを付ける形。追い切り本数を重ねるに連れて、良化を遂げているのは確かですよ。一方、まだ適性は何とも言えぬところ。年内にゴーサインを出せるか、年明けのデビューか・・・・。今しばらく検討させて下さい」

≪調教時計≫
19.12.11 北村友 栗CW良 85.7 69.1 53.8 39.8 12.2 稍一杯追う ビックピクチャー(古馬2勝)馬なりの内1秒0追走0秒2遅れ

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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ロードセッションは少しずつ動けるようになっている段階。また、坂路では動き切れないので、CWコースで追われた時にどういう動きをみせてくれるか。厩舎のHP情報では年明け12日の京都・芝2000mでのデビューを目指しているようです。

ロードフェローズは丹念に追い切りを重ねてきて、ようやく水準の時計が出るように。今週末の中山・芝2000mをM.デムーロJで予定しているみたいです。できれば最終追いは芝かCWコースで操縦性と体力を確認してもらえればと思います。

シベールは今週末の中山・芝1600mで復帰予定。レースが開いてしまいましたが、動きの良さは健在。あとは幾らかでも気性面で大人になってきてくれていれば嬉しいのですが…。

トルネードフラッグは坂路とCWコースを併用して仕上げに入っていますが、GOサインは出ず。番組表から推測すると、ダ1400mでのデビューかな? 28日と年明け5日にその条件のレースがあり、5日だと牝馬限定戦です。個人的には万全を期して後者に使って欲しいです。

シルクなお馬さん(3歳・NFしがらき組)

Photo_3 クレッセントムーン

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン14秒

厩舎長「帰厩に備えて引き続き坂路で14-14のペースで乗り込んでいます。この馬なりに動きが良くなってきましたし、態勢は整いつつあります。目の傷も治まっていますし、いい状態で送り出すことが出来ると思います。馬体重は516キロです」(12/13近況)

Photo_3 ボンディマンシュ

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・次走予定:2020年・第1回京都開催
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン15秒

厩舎長「来週から年明け早々には帰厩する予定になっていますので、いつ声が掛かってもいいように乗り込みを続けています。緩さが解消されるにつれて力強さが増してきましたし、この馬なりに成長していますよ。2勝クラスでもいい競馬が出来るように、移動するまでしっかり鍛えていきたいと思います。馬体重は525キロです」(12/13近況)

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クレッセントムーンは声が掛かれば帰厩できるレベルまで状態は上がっていると思います。おそらく先週末に出走したインヘリットデールとの入れ替えになるのかなと思います。目の傷の影響がレースでなければ良いのですが。

ボンディマンシュは気性面の難しさを残すも、放牧を挟みつつ、馬体はしっかりしてきている様子。どこまで出世できるかは何とも言えませんが、2勝クラスはクリアして欲しいです。帰厩は年明けになってくるのかなと思います。

2019年12月17日 (火)

次走は年明けの中山・フェアリーSに決定。11日に美浦・田中博厩舎へ帰厩しています。☆ポレンティア

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Photo_3 ポレンティア(牝・田中博)父ハーツクライ 母ポーレン

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・次走予定:2020年1月13日の中山・フェアリーS(G3)
・調教内容:週2回坂路コースで14-13、週1回15-14、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「この中間も週3回コンスタントに速めの乗り込みをこなしていますが、疲れは見せず動きも良好です。状態も上向いてきているので、田中調教師と次走について相談したところ、年明けのフェアリーSを目標にする方針となりました。早ければ来週にも帰厩の声が掛かると思います。馬体重は511キロです」(12/6近況)

・在厩場所:11日に美浦トレセンへ帰厩
・次走予定:2020年1月13日の中山・フェアリーS(G3)

田中博師「11日の検疫でこちらへ帰厩いたしました。まずは馬体をチェックさせていただき、問題無ければ明日から乗り出しを開始します。フェアリーSまでは1ヶ月ありますし、じっくりと状態を上げていきたいですね」(12/11近況)

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1つのトラブルを契機に、負の連鎖が続いたポレンティア。捻挫・挫跖・食欲の低下とそれぞれはさほど時間が掛かるものではありませんが、一気に重なってしまったのが大幅なマイナスに。また、牝馬ながら500キロ前後の雄大な馬体を誇っており、脚元への負担を考慮しつつ、慎重に進めざるを得ませんでした。それ故、帰厩へは時間が掛かってしまいましたが、症状がぶり返したりすることがなかったのは良かったです。

レースまで約1ヶ月ほどありますが、年末年始の変則日程を考えると、出来るだけ早め早めに仕上げていって欲しいところ。また、トレセンでも脚元への負担を考慮するなら、日々のメニューにプール調教を加えることを検討して欲しいです。色々、策を講じつつ、良い状態で2戦目を迎えてもらいたいです。

13日に栗東・寺島厩舎へ帰厩しています。☆シングルアップ

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Photo シングルアップ(牡・寺島)父キンシャサノキセキ 母ラフアップ

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・次走予定:2020年・第1回京都開催
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン15秒

厩舎長「馬体が回復していくと同時に、活気が戻ってきましたよ。この中間も坂路で15-15を行っていますが、動きに力強さが増してきましたし、これなら年内にはトレセンへ送り出すことが出来そうです。状態を確認した寺島師も来年早々には復帰させたいと仰っていましたから、この調子で乗り込みながら帰厩に備えていきたいと思います。馬体重は568キロです」(12/6近況)

・在厩場所:13日に栗東トレセンへ帰厩
・次走予定:2020年・第1回京都開催

寺島師「調子が上向いてきたことから、13日の検疫でトレセンにお戻しさせていただきました。翌年の第1回京都開催の障害未勝利戦に向かう予定ですが、具体的な番組は仕上がり具合を確かめながら検討させていただきたいと思います」(12/13近況)

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初障害レースをひとまず無事終え、早速2戦目へ向けて追い切りを開始した途端、気難しい面を覗かせ、馬体面では背腰の肉が落ちてしまったシングルアップ。なぜ、こういう状況に陥ったのかは今イチ、スッキリしないのですが、NFしがらきで1から立て直し。まずは疲れをしっかり癒し、馬体のボリュームアップに専念。軌道に乗っていくには少し時間は掛かりましたが、馬体のボリュームアップが叶ってからは思いのほかスムーズにペースアップ。丹念に乗り込むことで活気が戻り、復調を感じさせる動きを見せるように。そして年明け早々の出走を目指し、13日にトレセンへ戻っています。

良かった頃の状態には戻っているので、まずは気難しさを覗かせた追い切りがスムーズに行われるかどうか。再度、気難しさを露呈するなら去勢手術という選択肢を考えないといけません。障害デビュー戦は暴走気味でしたが、スピードは非凡なものを見せ、将来性を感じさせてくれました。何とか障害でと一旗上げてもらいたいです。

シルクなお馬さん(4歳上・NFしがらき組)

Photo_3 インペリオアスール

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・次走予定:2020年・第1回小倉開催
・調教内容:周回コースでキャンター、坂路コースでハロン17秒

厩舎長「坂路で乗り出した後も問題なく進められています。この中間も坂路で17-17のペースで登坂していますが、特に問題ないですし、週末あたりから徐々に負荷をかけていきたいと考えています。翌年の第1回小倉開催を目標に置いているとのことですから、いつ移動の声が掛かっても良いように調整していきたいと思います。馬体重は519キロです」(12/13近況)

Photo_3 ダイアトニック

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:角馬場、坂路コースでハロン15~17秒のキャンター2本

厩舎長「この中間から坂路で徐々に負荷を掛けるようにしていますが、前走の疲れもなく、いい状態を保っていますよ。具体的な予定はまだ決まっていませんが、近いうちにトレセンへ帰厩させたいとのことですから、いい状態で送り出せるように態勢を整えておきたいと思います。馬体重は516キロです」(12/13近況)

⇒⇒17日に栗東トレセンへ帰厩する予定です。(16日・最新情報より)

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インペリオアスールは先週と変わらないメニューをこなしていますが、近日中にハロン15秒を開始する模様。歩様の硬さも気にならないようですし、この馬なりに良い状態をキープしています。1月の小倉開催が目標ということなので年明け早々には帰厩することになると思うので、それまでコツコツ乗り込みながら、心身の成長を促していってもらえればと思います。

順調に調教の負荷を高めてきたダイアトニックは本日(17日)にトレセンへ戻ることに。競馬ブックの情報では次走は京都・金杯を予定しているとのこと。G1ではちょっと歯が立ちませんでしたが、G3のマイル戦でどこまでやれるか。勿論、新年早々期待したいですが、詰めの甘い結果に終わるなら、1200mへ使うことを真剣に検討してもらわないと。少し大げさに言うと、ダイアトニックの将来を左右するレースになってくるかと思います。

13日に栗東・矢作厩舎へ帰厩しています。☆ナイトバナレット

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Photo_3 ナイトバナレット(牡・矢作)父ディープブリランテ 母ナイキフェイバー

・在厩場所:13日に栗東トレセンへ帰厩

矢作師「放牧に出した後も順調に進められていましたので、13日の検疫でトレセンにお戻しさせていただきました。来週から仕上げに入り、その動きを確かめたうえで具体的な番組を検討させていただきたいと思います」(12/13近況)

助 手 14栗坂良 60.1- 44.4- 28.3- 14.1 馬なり余力
助 手 15栗坂良 52.4- 38.4- 26.0- 13.5 馬なり余力

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厩舎から声が掛かり、無事帰厩舎してホッとしたナイトバナレット。次走については触れられていないも、早速時計を出し始めているので最終日の28日の出走は間違いなし。個人的にはダートでも良いのですが、9割9分、中山・ベストウィッシュCでしょうねえ。

開催が進んで時計の掛かる馬場は合っているので、レースまでの残された時間でしっかり馬体を絞り込むようにお願いします。そして絞れることでピリッとした気持ちも出てきてくれるでしょうから。数を使うことに満足することなく、結果を残していって欲しいものです。

13日に栗東・須貝厩舎へ帰厩しています。☆ヴァンタブラック

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Photo_3 ヴァンタブラック(牡・須貝)父ブラックタイド 母プチノワール

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:周回コースでキャンター、坂路コースでハロン15~16秒

厩舎長「補修工事中だった周回コースが今週から使えるようになったので、そこでじっくり体を解してから坂路に入れるようにしています。この中間も坂路でラスト1ハロン15秒まで脚を伸ばしていますが、余裕をもって登坂出来るようになってきましたので、週末あたりから15-15を開始していこうと思っています。これまで疲れが出ることもなく、順調に進められています。馬体重は556キロです」(12/6近況)

・在厩場所:13日に栗東トレセンへ帰厩

須貝師「牧場でも疲れを溜めずに、順調に進められていましたので、13日の検疫でトレセンにお戻しさせていただきました。まだ牧場でも動き切れないところがありましたので、こちらでしっかり乗り込んだうえで、具体的な予定を相談させていただきたいと思います」(12/13近況)

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10月の京都でのデビュー予定が出て帰厩間近でしたが、その後に疲れが表面化。回復が思いのほか時間を要してしまいましたが、ヴァンタブラックは何とか年内に帰厩することが出来ました。

ただ、現状で550キロ前後と馬体を持て余しているので、デビューへ向かうにはコツコツ乗り込み、ひとまず馬体を絞り込んでいかないといけません。また、ピリッとしたところを出す為に早目に1度使うことも検討されるでしょうが、抽優馬として選んだ馬なのでデビュー戦から勝ち負けできるレベルまで態勢を整えて欲しいところ。坂路で徐々に時計を詰めて行きながら、体力が整ってくればCWや芝で操縦性を高めてもらえればと思います。

【シルク】先々週のレース結果(3歳上)

Photo_2 ウォリアーズクロス

土曜中山10R アクアラインS(ダ1200m)7着(11番人気) 石川J

スタートで後手を踏み、後方からの追走となります。直線は大外から脚を伸ばすと7着でゴールしています。

石川騎手「スタートで一歩目が遅くて、出負けしてしまいました。このクラスの速い流れで最初に脚を使うわけにはいかないので、腹をくくって後ろから終いに賭けました。砂を被ると止めてしまうようなイメージがあったのですが、今日は気持ちが切れることなく最後まで脚を使ってくれましたね。久々に乗せてもらったので、比較はできませんが、休み明けの分いくらか重たかったかもしれせん。また、口向きのせいだと思いますが、道中はやや左にモタれ気味でしたし、このクラスでやっていくにはもう少し器用さが欲しいものの、力的にはこのクラスでも十分通用すると感じました」

国枝師「スタートで出負けして後ろからになってしまったけど、自分のリズムを守って走らせたのが、直線の伸び脚に繋がったと思います。今回の感じだと、この距離は少し追走に苦労するのかなという印象ですが、展開次第ではこのクラスでも通用する力は示したのではないかと思います。今回は休養明けでしたし、レース後の反動がないかよくチェックしてから、今後の方針を検討したいと思います」(レース結果)

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・在厩場所:美浦トレセン/12日に福島県・ノーザンファーム天栄へ放牧予定
・調教内容:軽めの調整

国枝師「レースの疲れは多少感じるものの、大きな問題はありませんでした。ただ、除外で出走が延びたこともありましたから、いったんリフレッシュを挟みたいと思います。ただ、牧場に戻って心身共にすぐに回復するようであれば、短期でこちらに戻すことも考えています」(12/11近況)

⇒⇒12日に福島県・ノーザンファーム天栄へ放牧に出ています。(12日・最新情報より)

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ゲートは普通に出たのですが、その後の二の脚が一息だったウォリアーズクロス。芝スタートの分、スピードの乗りが案外だったと思います。その為、石川Jは無理をせずに後方待機を選択。道中は折り合いも付いて良い感じで進めていたと思いますし、直線でもマズマズの脚を繰り出してくれました。ただ、見た目とは違って中身が伴っていなかった感じで動き切れず。また、脚抜きが良くなって、時計面で限界を感じるところがあるこの馬には辛かったと思います。そんな中で7着ながら最後まで頑張れたことは評価できるでしょう。

レース後のウォリアーズクロスですが、レースを使った相応の疲れは残るも、脚元には異常なし。ただ、1度除外でレースが延びているので、精神面の負担を考えて12日にNF天栄へ放牧に出ています。その後の状態が良ければ 年明け13日の初春S(ハンデ)へ間に合わせてもらえればと思います。あと、個人的な見解ですが、ダ1200mを使っていくのなら、今回のように末脚に徹したほうが良いのかなと思います。

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Photo_2 ヴィッセン

土曜阪神10R 境港特別(芝2200m)4枠4番 荻野極J

ブリンカー着用。五分のスタートを切りますが無理せず、道中は中団に付けます。4コーナーから外目を回って徐々に前との差を詰めに掛かりますが、直線ではジリジリとしか脚を伸ばすことが出来ず、中団のままゴールしています。

荻野極騎手「前に行きたい馬が結構いましたし、無理して前に付けて変にゴチャつくのは避けたかったので控えました。向正面の終盤では少しハミを取るところがありましたが、内回りコースということもあって早めに上がって行こうと考えていましたので、勝負どころでは外目から惰性を付けて加速して行きました。最後まで止まらずに走ってくれていますし、今日の阪神の馬場は内が良くて時計の速い決着が目立っていましたから、それを考えるとよく頑張っていると思います」

斉藤崇調教師「切れる脚はないので、4角先頭ぐらいの感じで回ってきてほしかったのが正直なところです。でもそれほど負けたわけではないですし、よく頑張っていると思います。中1週で使いましたし、この後は一旦放牧に出そうと思っています。年明けの京都で使うか、もう少し間隔を空けるかは、牧場での状態を見ながら判断させていただきます」(レース結果)

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・在厩場所:栗東トレセン/12日に滋賀県・ノーザンファームしがらきへ放牧予定
・調教内容:軽めの運動
・次走予定:京都1月25日・睦月賞

斉藤崇師「トレセンに戻って状態を確認したところ、目立った疲れはなく、体調も変わりありませんが、予定通り一旦牧場へお戻しさせていただきます。今後の予定につきましては、その後も問題なく進められるようでしたら、翌年1月25日の京都・睦月賞を目標にトレセンへ帰厩させることを考えています」(12/11近況)

⇒⇒12日に滋賀県・ノーザンファームしがらきへ放牧に出ています。(12日・最新情報より)

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スタートを五分に出たヴィッセンでしたが、前へ行きたい馬が多いと判断して好位に控える形を選択。荻野極Jはレース前からこういう並びを考えていたのでしょうが、折角良い感じでゲートを出たのに少し消極的だったかなと思います。もう少し前のポジションをガチッと確保して欲しかったです。また、序盤の位置取りによって、勝負どころからの仕掛けにも影響があったと思います。中団から捲り気味に進出していくも、外々を回されるばかりで前との差は思っていたよりも詰まらず。直線でヴィッセンは渋太く頑張ってはいましたが、最後は力尽きて失速。6着に終わってしまいました。

今回に関しては、内有利な馬場が響きましたし、知らない間に後手後手に回ってしまっていました。前目の位置を取って早目に勝ち馬に並び掛けるような競馬になっていれば、渋太さがより生きましたし、もう少し内目を通れた筈。勿体ない競馬になってしまいましたが、ヴィッセンはよく頑張っています。年が明けると9歳になりますが、まだまだ老け込むことなく1戦でも長く現役を続けてもらいたいです。

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Photo_2 ピボットポイント

土曜阪神10R 境港特別(芝2200m)11着(9番人気) 中谷J

ブリンカー着用。積極的に促して行き、道中は好位の2番手を追走、4コーナーから徐々に逃げ馬との差が開き始め、直線でもズルズルと後退してしまい、後方で流れ込んでいます。

中谷騎手「前走はハナに行けなかったことでハミを噛んでしまいましたし、ゲートをポンと出たので、積極的に促して行きました。ただ、内から来たメイショウタカトラは逃げたい馬だと分かっていましたし、変に競り掛けて共倒れになるのは避けたかったので、2番手に付けて前残りの形を狙いました。道中は上手く運べたと思いますが、勝負どころから段々と付いて行けなくなってしまいましたね。逃げ馬がそのまま粘り切ったことを考えると、もっと頑張って欲しかったところですが、勝った時に比べるとハミにもたれるように走ってしまっていて、そういったところが影響したのかもしれません」

松下調教師「馬体重はプラス10キロでしたが、前走の福島までの輸送で減ってしまった分が戻っただけなので、特に問題はなかったと思います。先手を取る形が理想ですが、勝ち馬は逃げたい馬だったので、中谷騎手とはそれの動きを見ながらレースを組み立てようと話していました。2番手で上手く運んでくれたと思いますが、勝負どころでペースが上がると付いていけなくなってしまいましたね。このクラスだと、なかなか勝った時のような競馬をさせてもらえませんし、何か条件を変えてみた方が良いのかもしれません。この後はトレセンに戻ってからの状態を見て、どうするか検討させていただきます」(レース結果)

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・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:軽めの運動
・次走予定:阪神12月22日・ダ1800m

松下師「トレセンに戻って状態を確認いたしましたが、ダメージは見られないですし、硬さも感じられません。レース後にもお話させていただいたように、次走は条件を変えてみようと考えています。ダートはデビューからまだ1度も試していないですし、もし節が足りるようであれば12月22日の阪神・ダ1800mを目標に調整していきたいと思います」(12/11近況)

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逃げることが出来ればベストだったのかもしれませんが、外目の2番手から気分良くレースを進めることは出来たピボットポイント。ただ、勝負どころからのペースアップに踏ん張り切れずに4角手前からジリジリ後退してしまうことに。1勝クラスを勝った時は楽な展開に持ち込むことが出来ましたが、1つ上の2勝クラスではそうは行かず。個人的には今一度差し・追い込みに脚質を替えるのもありかなとは思います。

レース後のピボットポイントですが、思ったほどのダメージはなし。ただ、今週は2場開催なので節が足りないかなと思いますが、日曜の阪神・ダ1800mへの出走を目指すことに。砂を被ると心配ですが、走りはキレよりもパワー型なので合っている可能性も。試す価値は十分あるでしょう。また、平場戦なので減量騎手の起用を考えてもらえればと思います。まあ、いきなり通用しないでしょうが、芝のレースとは違う粘り腰を見せてもらいたいです。

12日に栗東・小崎厩舎へ入厩しています。☆パーフェクトルール

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Photo_3 パーフェクトルール(牡・小崎)父ルーラーシップ 母パーフェクトジョイ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:ウォーキングマシン 

担当者「ここまでハロン14秒ペースでしっかり乗り込んできたことから、この中間はウォーキングマシンでの運動に止めています。トモに疲れが出やすいので、このリフレッシュで回復してくれるでしょうし、それに伴い更に動きも良くなってくるはずです。また、最近の動きから近々移動の声が掛かると思いますので、引き続き疲れを溜めないよう努めていきます。馬体重は466キロです」(12/6近況)

⇒⇒11日に福島県・ノーザンファーム天栄へ移動し、12日に栗東・小崎憲厩舎へ入厩する予定です。(11日・最新情報より)

・在厩場所:12日に栗東・小崎憲厩舎へ入厩

小崎師「態勢が整いましたので、12日の検疫で入厩させていただきました。今週いっぱいはこちらの環境に慣れさせて、来週から調教をスタートしていきたいと思います。環境の変化に戸惑わなければ、ゲート練習も並行して進めていきたいと思います」(12/12近況)

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年内にNFしがらきへ移動できればといいかなと思っていたパーフェクトルールですが、北海道から直接厩舎へ入ることとなり、12日に無事入厩しています。

左前の歩様を悪くし、復調してきたと思ったら対角の右トモの歩様を乱してしまったりとモタモタが続きましたが、トモの緩さ・甘さを解消するためにコツコツ乗り込んできました。そして一時期は500キロを超えていた馬体は466キロまで絞れました。着実に力を付けていると思いますが、調教動画を見ると、トモが流れ気味で馬場に脚を取られるシーンがあります。まだまだ鍛えないといけませんが、重心が低く、前向きに走っている姿は好印象です。

ひとまずは新しい環境に慣らしながら、パーフェクトルールはゲート試験の合格を目指すことになります。そしてゲート試験に合格すれば、NFしがらきへ出して、鍛え直されることになるでしょう。新馬戦がある時期までにデビューしてもらいたいです。

喉の検査を行った結果、元々咽頭が小さいことでかなり負担が掛かっているとのこと。11日にNF天栄へ放牧に出ています。★クァンタムリープ

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Photo_3 クァンタムリープ(牡・鹿戸)父ロードカナロア 母プルーフオブラヴ

・在厩場所:11日に福島県・ノーザンファーム天栄へ放牧

鹿戸師「先週に喉の検査を行ったところ、かなり喉の状態が悪化しているとのことでした。調教時には喉なりの症状は見られませんでしたし、初戦は問題ないなと思っていたのですが、2戦目でこれだけパフォーマンスが落ちてしまいましたからね。どうやら元々咽頭が小さいことで、そこに負担が掛かり過ぎると症状が現れるようです。牧場にお戻しさせていただきましたので、向こうで再度診てもらってから手術を行うか決める方針です」(12/11近況)

助 手 6美坂良 58.2- 43.5- 29.2- 15.2 馬なり余力

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6日の時計は喉の検査の為だと思いますが、検査の結果、喉の状態がかなり悪化していることが判明。元々咽頭が小さくてそこに負担が掛かると、呼吸に悪影響を及ぼしているとのこと。ひとまず検査の結果が出たことでクァンタムリープは11日にNF天栄へ放牧に出ています。

今後については牧場で再検査を行った後に判断されるようですが、走ることへ気持ちが萎えてしまってはいけないので、早目に喉の手術を行い、負担を減らしてもらいたいです。脚力は秘めている馬なので、走れる土台を改めて構築して欲しいです。

ロードなお馬さん(牧場組)

Photo_6 ロードクエスト

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン20~22秒ペース)。12月5日(木)測定の馬体重は480キロ。

○当地スタッフ 「先週一杯はメニューを据え置いて基本動作を確認しました。跨り始めた当初のグダグダな感じが概ね解消している点を踏まえ、12月9日(月)より1周1800mのダートコースへ連れ出す格好。厩舎側と話し合いながら慌てずに態勢を整えたいです」

Photo_6 ロードクラージュ

三石・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、トレッドミル・並脚200m→ダク1000m→並脚300m。11月下旬測定の馬体重は489キロ。

○当地スタッフ 「11月下旬の計量で489キロ。数字が減少を示したのは、動かし始めた分でしょう。あまり重いと脚元への負担に。これぐらいの体重が現状は基準かな・・・と考えています。ひとまずは同様のパターン。来週ぐらいから次の段階へ移る予定です」

Photo_6 ロードドミニオン

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン18~20秒ペース)。12月5日(木)測定の馬体重は453キロ。

○当地スタッフ 「現在はコンスタントに普通キャンターを行なっています。悪い方へ向かっていない一方、3度のレースを走った割にここまでは上積みが小さい感じ。成長を促して欲しい・・・との西浦調教師の指示に従い、しっかりと鍛錬を重ねて変化を待ちましょう」

Photo_6 レインドロップス

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分。12月5日(木)測定の馬体重は432キロ。

○当地スタッフ 「18-18まで進めたところ、後肢の硬さや動きの小ささが気になる感じ。跨らないと分からない微妙なレベルながら、栗東で指摘を受けた点と合致。獣医師の診断でも悪い箇所はありませんでしたが、1週間だけ休ませて変化の有無を窺おうと思います」

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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今年1年頑張ってきた疲れを取り除くことに全力を注いでいるクエスト。時間は掛かっていますが、徐々に良い方へ向かっています。今後も厩舎と連絡を取りながら、着実に前進していって欲しいです。

クラージュは引き続きトレッドミルでの運動中。馬体重は少し減ったようですが、これまで楽をさせていて増えていたので特に問題ないでしょう。

ドミニオンは馬場で普通キャンターで乗り込み中。体調等に問題はありませんが、成長・良化度が案外。しっかりカイバを食わし込むことが第1歩だと思うので、食べてもらえる工夫を考えていって欲しいです。

レインドロップスは普通キャンターまで進めるとより身のこなしの硬さを実感できた様子。その為、この中間はウォーキングマシンのみの運動に止めて様子を見ています。獣医師の診断では悪い箇所は見当たらなかったようですが、分かりにくい内面を痛めている可能性も残っているので、しっかり検査をして欲しいところ。違う獣医師にも診てもらうことを検討して欲しいです。

2019年12月16日 (月)

シルクなお馬さん(北海道組)

Photo パラダイスリーフ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム早来
・調教内容:舎飼

担当者「この中間も舎飼で様子を見ています。脚元のことを考えると無理に運動をしない方が良いですが、少し煩くなってきていますね。テンションが高くなり、馬房内で怪我をしてもいけませんから、細心の注意を払って進めていきます」(12/13近況)

Photo ジーナアイリス

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:トレッドミルでキャンター

担当者「先週からメニューは変わっていません。ペースを上げていませんが、慣れてきた様子ですし、来週からはもう少し速めのところを行っても良さそうですね。体調面に変化はありませんが、やや煩い面が出てきています。馬体重は584キロです」(12/13近況)

Photo ブロードアリュール

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:トレッドミルで常歩

担当者「この中間はトレッドミルでの運動時間を少し増やしています。患部に変わった様子はありませんし、良い状態で運動に臨めていますね。今後も少しずつ負荷を掛けていきつつ、次のメニューに移行していきたいですね。馬体重は498キロです」(12/6近況)

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パラダイスリーフは引き続き馬房で静養中。患部の状態が思わしくないだけに無理は出来ません。ただ、ストレスを感じ出しているので、馬房内で無駄な怪我をしないように要注意でお願いします。

ジーナアイリスは先週と同メニューを消化。少しずつ慣れてきているので、徐々にピッチを上げていけるでしょう。ただ、こちらも煩い面を覗かせているようなので、馬房やトレッドミル内で暴れないように気をつけて進めてもらいたいです。

ブロードアリュールは運動時間を少し増やしてトレッドミルでの常歩を継続中。患部が落ちついているのは何よりです。ただ、好調だからといって慌てる必要はありません。着々とメニューをこなしていってもらえればと思います。

2019年12月15日 (日)

【ロード】先週のレース結果(3歳上)

<土曜日>

Photo_6 ロードザナドゥ

12月7日(土)中山7R・3歳上1勝クラス・混合・ダ1800mに津村Jで出走。16頭立て14番人気で1枠2番から平均ペースの道中を15、14、12、12番手と進み、直線では大外を通って3秒8差の15着でした。スタートで出遅れて1馬身の不利を受けました。馬場は稍重。タイム1分58秒1、上がり41秒1。馬体重は6キロ増加の480キロでした。

○津村騎手 「ゲートの中で非常に煩く、自分で歯をぶつけた他に潜ろうとする素振り。その点が響いて出遅れ、何とか挽回しようとしても思うように上がって行けませんでした。また、湿って来たコース状態も不向き。今日の感じではスピードが足りていないだけに、時計の掛かる馬場のダート長距離戦を試せれば・・・と言うイメージだと思います」

○新開調教師 「転厩初戦で手探りの部分を残す状況。過去のレース内容や追い切りの感触を踏まえ、可能な範囲で前々へ・・・と伝えておきました。しかし、ゲートでバタ付いて後方に。切れる脚は使えませんので、あの位置から巻き返すのは難しいでしょう。ジョッキーが話す通りに距離を延ばすべきかも。競馬のダメージを確かめ、積極的に使えれば・・・と考えています」

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レース後も特に異常は認められません。現在は心身のリラックスに重点を置いた調整。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、1月6日(月)中山・3歳上1勝クラス・ダ2400mに予定しています。

○新開調教師 「当たり前の疲労感が見受けられるとは言え、脚元に目立ったダメージは認められません。芝は厳しい・・・ともジョッキーは述べており、レース直後に触れたダートの長距離でキッカケを掴みたいところ。手元に置いたまま年明けの2400mを目指します」

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ロードザナドゥはもう1度芝での走りを見たいのですが、今回の結果を受けてそれは更に遠ざかってしまった感じ。久々+去勢明けでプラス6キロと体調は良かったと思いますが、スタートで後手を踏んで後方からの競馬に。揉まれずに進むことが出来ていたので、3角過ぎから動いていって巻き返して欲しかったのですが、ポジションを押し上げることが出来ないまま。最後はスピード不足というよりはスタミナ切れを起こしてしまったと思います。

レース後のザナドゥは特に気になるところはなく在厩調整へ。スピード不足を補う為に今度はダ2400mを目指すことに。スンナリ先行して粘り込みを図りたいという意図は感じますが、正直、これでキッカケを掴めるとは思いません。本当に芝は厳しいのかなあ?

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Photo_6 ロードエース

12月7日(土)中山10R・アクアラインS・混合・ダ1200mに三浦Jで出走。16頭立て6番人気で6枠12番からハイペースの道中を4、4、4番手と進み、直線では最内を通って1秒8差の14着でした。馬場は稍重。タイム1分11秒7、上がり38秒9。馬体重は2キロ増加の504キロでした。

○三浦騎手「スッと前に構えられ、直線も多少は反応。ただ、道中に抱える部分を作れなかっただけに、最後は狭くなった時に踏ん張り切れませんでした。どうも左トモの嵌まりが今一つ。後ろからの推進がスムーズに伝わっておらず、以前に乗った時の唸るような勢いがありません。休み明けで緩みも感じられる状態。使いながら変わって来ると思います」

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レース後も特に異常は認められません。現在は心身のリラックスに重点を置いた調整。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、12月22日(日)中山・2019フェアウェルS・混合・ダ1200mに予定しています。

○松下調教師 「残念な結果。しっかり乗り込んで臨んだのですけどね。あまり持ちタイムが無いだけに・・・。本馬には幾らか時計が速かったのかも知れません。栗東へ戻ってからも特には変わらぬ様子。除外の可能性も念頭に入れ、中1週で準備しておきます」

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約5ヶ月ぶりの実戦となるも、追い切りではひと追い毎に良くなっていましたし、元々久々を苦にしないタイプ。密かに好走してくれることを期待していました。

スタートを五分に切ったエースは芝でも行き脚が付いて少し主張すればハナにも行けそうでしたが、行きたい馬を行かせて好位に控えることに。ただ、良かった頃は持ったままで追走することが出来たのですが、今回は軽く促しながらの追走。4角手前では行きっぷりが鈍り出して…。直線を向いて少し頑張る場面もあったが、外から一気に襲いかけられると耐えることが出来ませんでした。

レース後の三浦Jのコメントを見ると、左トモの具合が一息で良かった頃の状態にはなかったとのこと。この感じだと良くなるのは時間が掛かりそうです。次走は中1週で再度の中山戦を予定していますが、ここは除外になって年明け以降に回ることを考えて欲しいです。

休養を経てパワーアップしてきてくれると思っていただけにちょっとショックの大きい敗戦となりましたが、色々手を尽くして良かった頃の状態を取り戻せるようにお願いします。

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Photo_6 ロードヴァンドール

12月7日(土)中京11R・中日新聞杯(G3)・国際・芝2000mに太宰Jで出走。16頭立て7番人気で1枠1番からスローペースの道中を4、3、3、3番手と進み、直線では最内を通って0秒9差の13着でした。スタートで煽って1馬身の不利を受けました。馬場は良。タイム2分00秒1、上がり35秒0。馬体重は2キロ増加の500キロでした。

○太宰騎手 「1番枠も当たっていただけに、叩いてでも先手を主張しよう・・・と先生と話し合っていました。ただ、スタート直後に躓く場面。それで半馬身ぐらい遅れたのが痛かったですね。また、以前よりも行き脚が付かぬように。内に閉じ込められて動くに動けず、最悪の形を強いられてしまい・・・。申し訳ありません」

○昆調教師 「残念。描いていたような展開に持ち込めませんでした。調教でも幾らかズブさが感じられるように。そのあたりは年齢的な影響なのでしょう。今日の走りを踏まえると、ローカルでは忙しいかも。レース条件やメンバー等も見渡しながら、上手くハナへ立てそうな番組を選べれば・・・と思います」

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レース後も特に異常は認められません。現在は心身のリラックスに重点を置いた調整。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、体調、条件、出走状況等を踏まえながら目標のレースを決めます。

○昆調教師 「まだ歩行運動。見た目には特に変わらぬ様子で過ごしているものの、実際に跨ってダメージ等の確認が必要でしょう。厩舎で調整を続ける予定ながら、いずれにせよ次走は年明け。馬自身の状態と他陣営の動向も見ながら新たな目標を検討します」

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最内枠を生かして久々に逃げの競馬を期待したロードヴァンドールでしたが、ゲートを出たところで躓いて、バランスを乱すことに。太宰Jの出鞭が早速入って挽回しようと試みましたが、行き切れず。結局は内の3番手で淡々と追走することになりました。最近は控える形が多かったのでこの展開が悪かったとは言えないも、前走とは違い、今回は外へ持ち出すことが出来ず仕舞い。勝負どころから動いていって消耗戦へ持ち込みたかったのですが、直線を向くまで動けず仕舞い。心肺機能の高さを生かして粘り込みたかったのに…。こうなってしまうと速い脚を使えないヴァンドールにはなす術がなかったです。相手関係+ハンデ+枠順を考えると、重賞制覇のチャンスが巡ってきたかなと思ったのですが…。まあ、運も実力の内です。

レース後のヴァンドールは相応の疲れがある程度で脚元等は問題なし。在厩で調整を進めて年明けのレースを目指すことに。おそらく次走は日経新春杯だと思いますが、賞金加算を狙って万葉S(OP・芝3000m)も一考して欲しいですし、何度か言っているようにダートへ矛先を向けるところまで視野を広げてもらいたいです。

Photo_6 シグナライズ

12月7日(土)中京12R・鳥羽特別・混合・芝1200mに岩田康Jで出走。18頭立て8番人気で8枠17番からスローペースの道中を10、10番手と進み、直線では大外を通って0秒3差の7着でした。馬場は良。タイム1分09秒8、上がり33秒4。馬体重は8キロ増加の492キロでした。

○岩田康騎手 「以前に比べると大人しい雰囲気。枠内でも落ち着いていました。道中も我慢が利いており、最後はスムーズに外へ。もう少し伸びるかと思ったのですけどね。着順ほど大きくは負けておらず、1200mに限定しなくても大丈夫そう。申し訳ありません」

○西浦調教師 「思ったよりもジリジリだったのは、一息が入った分かも知れません。でも、悪くないレースぶり。このような競馬を続けて行けば、いずれチャンスが訪れるのでは・・・。まずは厩舎へ戻ってダメージ等を確認。どのぐらいの間隔が次走までに必要か・・・も含め、今後のプランを検討する方針です」

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レース後も特に異常は認められません。現在は心身のリラックスに重点を置いた調整。もう少しの間は慎重に様子を見守り、馬自身の状態に応じて今後の方針を決めます。

○西浦調教師 「無事に栗東へ。脚元等に関しては大丈夫そうです。選択肢を広げる意味でも、1400mまで対応できないかな・・・と。いずれにせよ3着以内を外してしまい、見通しが立て辛いのは事実でしょう。出走状況を確かめつつ、対応するのがベターかも」

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見事なまでのチグハグな競馬で最下位に沈んでしまった前走のシグナライズ。そのショックがどこまで尾を引いているか心配でしたが、リフレッシュが叶ったことでこの馬なりに真面目に競馬は出来たと思います。

ゲートを煽り気味に出てしまうと、行きたがる面を覗かせて道中は手綱を引っ張りながら折り合いに専念。岩田康Jは懸命になだめてくれましたが、脚が十分溜まるところまでは行かず。そして道中は終始外々を回されることに。非常にロスが目立った1戦だと言えますが、それを踏まえるとコンマ3秒差の7着に踏み止まったのは少なからず評価は出来ます。確かにこういう競馬を続けて行けば、相手関係や展開に恵まれるとチャンスは出てくるでしょう。ただ、予想してないところでポカもあるのがシグナライズです。個人的には冬場は芝のレースも少ないですし、ヴァンドール同様にダートにも視野を広げてみて欲しいです。

今後はひとまず在厩で次走へ向かう方針も、優先権を逃したので相応の節が必要に。1200mにこだわると次走まで待たないといけません。陣営がどこを目指してくるのか興味深く見守りたいです。

<日曜日>

Photo_6 ロードプレミアム

12月8日(日)中山12R・3歳上2勝クラス・混合・芝1600mに菅原明Jで出走。16頭立て12番人気で8枠16番からスローペースの道中を11、12、11、11番手と進み、直線では大外を通って1秒3差の15着でした。馬場は良。タイム1分35秒6、上がり35秒0。馬体重は増減無しの500キロでした。

○菅原明騎手 「序盤は概ね指示通りに運べた印象。手応えも上々でした。ただ、切れる脚をそこまで使えないタイプ。コーナーの続くこの条件で余計に外を回したくなかったとは言え、ペースの遅かった今日は途中からジワッと進出するべきだったのかも知れません」

○相田調教助手 「前走はゲート内でガタガタと煩い素振りを見せたものの、練習を行なっておいた今回は大丈夫でした。もう少し流れてくれれば結果は違ったはず。あまりにも遅いペースで、展開が向かなかったと思います。また、直線入口で狭くなり、スムーズさを欠いたのも厳しかった感じ。馬自身は普段から元気一杯で年齢的な衰えは認められず、まだまだ頑張ってくれるでしょう」

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レース後も特に異常は認められません。現在は心身のリラックスに重点を置いた調整。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、12月28日(土)中山・ベストウィッシュC・混合・芝1600mに予定しています。

○斎藤調教師 「中山のマイルで大外枠を引いてスローの流れ。今回は厳しい展開になってしまいました。競馬場から戻ってからも脚元等に問題は見当たりませんので、このままトレセンで調整を続ける方針。中山最終週に組まれるマイル戦を次の候補に考えています」

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一息入れてリフレッシュが叶い、そこまで太目感を感じることなくレースへ臨むこと出来たロードプレミアム。ただ、16頭立ての大外枠はあまりにも辛かったですし、レースはSペースからの瞬発力勝負。道中はマズマズ良い雰囲気で走れているかなと見ていたも、道中で押し上げていくシーンを作れず、最後の脚もピリッとせず。直線で少し狭くなる場面はありましたが、結果にはそう影響はなかったと思います。

陣営からは前向きなコメントは出ていますが、展開や人気馬の凡走に乗じて上位に顔を覗かせるのがたまにある程度。次走は中1週のローテで中山最終週のベストウィッシュCを予定していますが、変わり身は見込みづらく苦戦は免れません。個人的には喉の不安は和らいだだけに芝2400m前後の長目の距離に挑戦するのもありかも。刺激を与える意味でも同じような番組にこだわらず、これまでとは違うアプローチを考えてもらいたいです。

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☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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シルクなお馬さん(2歳牡馬・NFしがらき組)

Photo_3 ベルラガッツォ

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン15秒

厩舎長「ペースを上げた後も問題なく進められており、ここまで順調そのものですね。このまま問題なければ、年内もしくは年明けには帰厩させたいとのことですので、いつ声がかかってもいいように乗り込んでいきたいと思います。馬体重は496キロです」(12/6近況)

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン15秒

厩舎長「この中間も坂路で15-15を行っていますが、本数を重ねる毎に力強さが増してきましたよ。気持ちの方もこちらで進めている限り、気になるところはありませんし、集中して行うことが出来ています。移動の予定が決まるまで、この調子で鍛えていきたいと思います。馬体重は497キロです」(12/13近況)

Photo ハーツクリスタル

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン14秒

厩舎長「坂路で乗り出した後も問題なく進められていましたので、この中間から14-14を開始しています。ペースアップ後もしっかり対応しており、動きは良いですよ。今後の予定について高野友和調教師と相談したところ、年明けのレースを目標にトレセンへ帰厩させる方向で話し合いました。一度レースを経験して馬は良くなっていますから、次走はもっといい競馬が期待できそうですね。馬体重は526キロです」(12/6近況)

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・次走予定:2020年 第1回京都開催
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン14秒

厩舎長「この中間も坂路で14-14のペースで乗り込んでいますが、この馬なりに動けていますし、徐々に力をつけてきていますよ。良くなるのはもう少し先だと思いますが、年齢を重ねていくにつれてしっかりしていく血統でもありますから、それまで大事に育てていきたいですね。いつ声が掛かってもいいように態勢を整えておきます。馬体重は528キロです」(12/13近況)

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ベルラガッツォは残念ながら年内の2戦目はなくなりました。年明け早々に使うのなら、移動の声が掛かるかもしれませんが、更なる良化を狙うなら年内は腰を据えてコツコツ乗り込んでもらえればと思います。

ハーツクリスタルはベルラガッツォよりも2戦目は早そう。デビュー戦は幼さ全開で思うように動くことが出来ませんでしたが、鞍上の手腕だけで2着。ポテンシャルは良いモノがあるので、走る方へ気持ちが向いて行くように引き続きよろしくお願いします。

力を出し切れば好勝負は間違いないも、初めての右回り+シビアな競馬を経験していない点が今回の競馬にどう響くか。不安は尽きないも、鞍上の手腕と馬のポテンシャルを信じたい。☆サリオス

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Photo_3 サリオス(牡・堀)父ハーツクライ 母サロミナ

日曜阪神11R 朝日杯フューチュリティS(G1・芝1600m)3枠6番 R.ムーアJ

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:11日に南Wコースで時計

堀師「先週はこの中間で一番負荷を掛けた調教を行いましたが、その後も右トモは変わりなく前走時より状態は良いですね。今週は11日に南Wコースで追い切りを行いました。3頭併せの真ん中から、直線に入っても怯むこと無く、ゴールまでしっかりとした脚取りで終えています。ここまでコンスタントに速めのところをこなして来ており、今週は整える程度で良いと思っていましたので、全体時計で68秒切るくらいと理想的な調教が出来ました。また、10日の馬体重が549キロで、追い切った後の馬体重が546キロですから、競馬場での輸送を踏まえると前走とさほど変わらない体重でレースに臨めるのではないかと思っています。この馬にとって、競馬での長距離輸送は初めてになりますし、北海道からの輸送では熱発を起こした経緯もありますから、少し余裕を持って13日に阪神競馬場へ移動させて向こうの環境に慣らしておく予定です。この2戦を見ても分かる通り、この時期から非凡な能力を感じさせる馬ですので、是が非でもG1タイトルを獲らせてあげたいですね」(12/12近況)

助 手 11南W稍 67.9- 53.1- 39.0- 12.4 馬なり余力 ブーザー(古馬2勝)馬なりの内0.2秒追走同入

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第5回阪神6日目(12月15日)
11R 朝日杯フューチュリティS(G1)
芝1600メートル 2歳OP 指定 国際 牡・牝 馬齢 発走15:40
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 ジュンライトボルト 牡2 55 岩田康誠
1 2 ビアンフェ 牡2 55 藤岡佑介
2 3 ペールエール 牡2 55 O.マーフィー
2 4 トリプルエース 牡2 55 W.ビュイック
3 5 マイネルグリット 牡2 55 国分優作
3 6 サリオス 牡2 55 R.ムーア
4 7 ウイングレイテスト 牡2 55 松岡正海
4 8 タイセイビジョン 牡2 55 武豊
5 9 グランレイ 牡2 55 池添謙一
5 10 エグレムニ 牡2 55 福永祐一
6 11 カリニート 牡2 55 幸英明
6 12 レッドベルジュール 牡2 55 C.スミヨン
7 13 プリンスリターン 牡2 55 原田和真
7 14 タガノビューティー 牡2 55 和田竜二
8 15 メイショウチタン 牡2 55 松山弘平
8 16 ラウダシオン 牡2 55 C.ルメール

○森助手 「新馬戦で手前を替えずに内へササッたので、多頭数の今回、メンタルとフィジカルの課題から、直前は3頭併せの真ん中へ入れて追い切った。最後まで集中して走れていたし、いい内容だった。能力を出し切れば、好勝負できると思う」(競馬ブックより)

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【朝日杯FS】サリオス、3頭併せ真ん中で余裕 力強く12秒4 (スポニチより)

美浦では2戦無敗でサウジアラビアRCを制したサリオスが大物感あふれる動き。前走レコードVの両馬が世代チャンプの座を懸けて激突する。  過酷な3頭併せ。しかし、大器サリオスにはどこ吹く風だった。前にブーザー(3歳2勝クラス)、後ろにはプルクラ(3歳1勝クラス)。古馬の先輩2頭のプレッシャーを受ける位置でもWコースを悠々と進み、直線は真ん中に入った。鞍上は手綱を押さえたまま圧倒する勢い。5F67秒9~1F12秒4(馬なり)。楽々と併入に持ち込んだ。

森助手は納得の表情だ。「先週までしっかり負荷をかけた。今週は輸送もあるので無理せず。新馬で手前(軸脚)を替えなかったところがあったのでメンタルとフィジカル両面の確認をする意味で3頭併せの真ん中でプレッシャーをかけた。馬を気にすることもなく、いい追い切りができた」

2戦2勝。6月東京新馬戦はラスト100メートルを流す余裕で上がり3F33秒1。続くサウジアラビアRCは再び33秒1の強烈な伸びで2歳コースレコード。540キロの雄大な馬格を誇るが、一方で大型馬らしからぬ軽やかさも目を引く。「気候的にも過ごしやすくなって体調は上がっている。馬体重自体はそう変わっていないが体のラインは競走馬らしくなってきた」と同助手は成長を感じている。

新コンビの名手ムーアは2週前追いで騎乗。「“ナイスホース”と言ってくれてた。掛かることもなく操縦性はいいので、初めてのジョッキーでも問題ないと思う」(同助手)。実戦では初の右回り。さらに初の関西遠征。クリアすべき課題はあるが全てをはねのけるだけの潜在能力がサリオスにはある。

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サリオス唯一金曜に阪神入り、好枠6番(日刊スポーツより)

サリオス(牡、堀)はメンバー唯一の金曜輸送で阪神入りした。環境の変化にも動じるそぶりはない。森助手は「枠(6番)については決められたところで騎手と調教師が作戦を決めると思う。渋滞もなく順調に来られたし、落ち着いていて輸送熱もなく順調」と好気配を伝えた。

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6月のデビュー戦は脚力の違いで後続を捻じ伏せたサリオスでしたが、2戦目となった前走サウジアラビアRCは1000m通過が59秒2。これ自体は速くありませんが、デビュー戦と比べると約4秒差と初めて競馬の流れを経験する中、直線での反応は一息でクラヴァシュドールに前へ出られる場面も。ただ、馬体を併せにかかるとエンジン点火。内からグイグイ差し返して前へ出ると、その後は最後まで抜かせない勝負根性を発揮。終わってみれば、着差以上に強さを感じる走りを見せてくれました。

その後はNFしがらきでリフレッシュ。順調に乗り込むことが出来たので自然と矛先はここ朝日杯フューチュリティSへ。前回、帰厩前後に熱発や軽い疝痛を起こす小トラブルがあったので、今回は早めに帰厩してレースへ備えることに。その効果があったかどうかは分かりませんが、今回は頗る順調。追い切りではビシビシとはやられていないも、6ハロンから時計を出すようにして負荷は維持できていますし、最終追いは3頭併せの真ん中に入れて、プレッシャーに耐える追い切りも行っています。元々、オンオフの切り替えが上手な馬なので、ヤル気モードになると、自分からグイグイと引っ張る感じに。手応えは僚馬よりも良かったと思います。

ただ、今回は舞台を関西へ移して、初めての右回りでの1戦。1日早く阪神入りしましたが、古馬みたいに落ち着き払った馬なのでイレ込みの心配はないでしょう。体調面での弱さが出ていなければ大丈夫。心配というか課題は初めての右回りの方。最終追い切りでは手前を替えず。元々、右トモに弱さを残しているのが響いているのかな? まあ、体幹の良い馬なのでパワーと能力で押し切って欲しいところ。あとは派手な勝ちっぷりで連勝中ですが、多頭数でシビアな競馬を経験していないのがどう出るか。キャリアの浅い2歳馬ですから、考え出したら不安は尽きません。

勿論、来春が楽しみになる走り・結果を期待していますが、まずは自滅するような敗戦ではなく、直線でしっかり脚を繰り出す場面は作って欲しいです。そして後ろから差されてしまうような敗戦も個人的は避けて欲しいなあと考えています。

【シルク】【ロード】先週のレース結果(2歳馬)

Photo_2 ミスビアンカ

土曜阪神4R 2歳未勝利・牝馬(芝1600m)2着(4番人気) 福永J

ポンとスタートを切ると、道中は自らレースを先導して行きます。残り200mを切ったあたりでもう一脚使って後続を突き放しに掛かると、外から強襲してきた勝ち馬には捉えられましたが、しっかりと2着を確保しています。

福永騎手「スタートをポンと切ったので、無理に抑えるよりもと思いハナを切っていきました。道中は物見をしていましたが、それが却って良い方に向き変に気が入ることなく、リズム良く運ぶことが出来ましたね。最後まで止まらずに走ってくれましたし、あそこまで行ったら勝ちたかったところですが、調教での走りに比べるとレースでの感触は良かったですから、芝で良いタイプだと思いますよ」

高橋忠調教師「スタートを上手く出て、道中は自分のリズムで良い感じに運ぶことが出来ましね。ゴールまで止まらずよく頑張ってくれているのですが、最後は勝ち馬の決め手にやられてしまいました。でも、精神的な部分を考慮して、調教でもきっちりと仕上げるというよりは、まだ1つずつ積み上げている段階の中で、こうして進歩したところを見せてくれたのは良かったと思います。レース後はおそらく気が入ってきてしまう部分もあるでしょうし、トレセンでの状態をよく見ながら今後について検討していきたいと思います」(レース結果)

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【次走へのメモ】

テンから行きっぷりが良く、気合をつけているフレーヴォを制して3角までにハナに立つ。マイペースで逃げることができた。直線の坂で微妙に甘くなって差されたが、展開と馬場の助けを得て2着は安泰だった。(B誌)

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・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:軽めの運動

高橋忠師「トレセンに戻って状態を確認いたしましたが、目立った疲れはなく、体調も問題ありませんでした。デビューから2戦を終え、この馬なりには徐々にしっかり走ってくれるようになってきましたね。ただ、母同様にしっかりするのはもう少し先でしょうから、この後は一旦牧場へお戻しさせていただいて、これまでの疲れを取ってもらうことにしました。放牧に出した後も問題ないようでしたら、翌年の2月あたりには復帰させたいと考えています」 (12/11近況)

⇒⇒14日に滋賀県・ノーザンファームしがらきへ放牧に出ています。(14日・最新情報より)

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デビュー戦6着後、走りのバランスを整えてきたミスビアンカ。その一方で実戦を経験したことでテンションの高さが目立つように。落ち着いてレースへ臨めるかが1つポイントかなと見ていましたが、マイナス4キロと馬体を減らしつつも、落ち着きはあったと思います。

スタートは内のフレーヴォが頭1つ出ていましたが、二の脚が速かったミスビアンカと福永Jは無理することなくハナに。道中、絡んでくる馬もなくマイペースで進めることが出来ました。そして4角を回って最後の直線。後続の動きを感じ取りながら、追い出しを待つ余裕があったのでこれは押し切れると思ったのですが、いざ追い出されると右手前に戻ってしまって、内へモタれる感じに。バテてはいないのですが、勢いが微妙に鈍ってしまい、そこを勝ち馬にスパッと差し切られてしまいました。追い切りでも手前を替えないところがあったので、この点が解消できるかどうかが1つポイントになってくると思います。

展開&馬場にも恵まれたので勝ちたかったというのが本音ですが、桜花賞と同舞台の1戦で質の高い牝馬が揃っていた中でデビュー戦から着順を押し上げることが出来たことは評価したいですし嬉しいです。軌道に乗っていくのはもう少し先かもしれませんが、長い目で見れば、活躍してくれそうです。

レース後のミスビアンカは馬体チェックを行った後、14日にNFしがらきへ移動済。厩舎のHPを見ると、次走は来年2月2日の京都・芝1600m(牝馬限定)を予定しているようです。今回の好内容の走りを次走でも見られるようにお願いします。

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Photo_6 ロードベイリーフ

12月8日(日)阪神3R・2歳未勝利・混合・芝1400mに松山Jで出走。15頭立て2番人気で3枠5番から平均ペースの道中を1、1、1番手と進み、直線では最内を通ってタイム差無しの2着でした。馬場は良。タイム1分21秒3、上がり35秒0。馬体重は4キロ増加の482キロでした。

○松山騎手 「スタートが速かったのに加え、馬場状態が良い部分も考慮。また、内枠でしたからね。無理に抑えてゴチャ付くよりは・・・と先手を奪う形を選択。とても先行力を秘めており、距離も合っていると思います。一旦は交わされながらも、差し返すぐらいの頑張り。3着以下は大きく離したのに・・・。申し訳ありません」

○森田調教師 「勝負処で早目に来られる形。人気を背負っている分、マークされるのでしょう。本当に惜しいレース。あと一歩・・・なのですけどね。勝って休みを入れたい気持ち。次走を優位に選べる4節以内で、新たな目標を挙げられれば・・・と思います」

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【次走へのメモ】

二の脚が速く、スーッとハナヘ。いい感じで運べていたし直線も渋太く粘っていたが、追い比べで僅かに遅れを取った。ただ、いいスピードがあるので、すぐに順番が回ってきそう。(B誌)

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レース後も特に異常は認められません。現在は心身のリラックスに重点を置いた調整。今後は12月13日(金)に京都・宇治田原優駿ステーブルへ移動して1月5日(日)京都・3歳未勝利・混合・芝1600mへ向けて心身のリフレッシュを図ります。

○森田調教師 「見た目には変わらぬ様子で過ごしており、ひとまずは脚元等に関しても大丈夫そう。1400mが組まれぬ状況だけに、再びマイル戦へ戻しましょう。一旦、12月13日(金)に近郊の育成場へ。気分転換を図った上で年明け初日の競馬へ向かいます」

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冬場で絞り切れないところがあって、パドックではややボテッと見せたロードベイリーフですが、今回で6戦目ということでパドックでは落ち着き払ったもの。短期放牧を挟まずに出走することとなりましたがそれは問題なかったと思います。

ゲートでは若干甘かったですが、二の脚は速く、前走とは違って無理なくハナへ。道中も淡々と進めることが出来ました。あとは距離短縮を味方に粘り込みを図るのみでしたが、唯一の誤算は勝ち馬に早くからマークされ、直線入り口で並び掛けられたこと。外から被せられることになったので気持ちの弱い面を見せないかドキドキしましたが、ベイリーフ&松山Jは最後の直線は内から激しく抵抗。マッチレースがゴール前まで続くことになりましたが、内からグイッと差し替えすことは出来ませんでした。そこは勝ち馬の勝負根性をたたえるべきでしょう。まあ、それでも気の悪さを覗かせずに、真面目に走り切ってくれたことはホッとしました。

レース後のベイリーフは13日に宇治田原優駿STへ。短期間のリフレッシュを経て、年明け早々の京都・芝1600mに向かうことに。距離は問題ありませんが、マイルだと相手関係が強化される点がどう出るか。今回のスタートなら更に距離短縮して1200mでも面白そうですが。良いレース内容が続いている間に1つ早く勝っておきたいです。

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Photo_3 ルコントブルー

日曜中山6R メイクデビュー中山 2歳新馬・牝馬(ダ1800m)2着(6番人気) 北村宏J

スタートはもう一つも二の脚付いて、先行集団の後ろに付けます。3コーナーから仕掛けつつ上がっていき、直線は先頭に立つ勢いも、最後は勝ち馬に付き離されデビュー戦は惜しくも2着となりました。

北村宏司騎手「トレセンでは運動場に行く途中で止まったりして、プレッシャーをかけると苦しがるような気難しいところを見せていました。調教自体は普通にできていましたが、気性面を考慮しつつの調整でした。そんな状況でしたが、レースではハミ掛かりが良かったですし、最後まで頑張って走り切ってくれましたね。正直使いつつと思っていたのですが、いい意味で期待を裏切ってくれました。まだ良くなっていく馬だと思いますよ」

勢司調教師「まだまだ良化途上と思っていましたが、初戦からよく頑張ってくれましたね。元々気性的に難しいところがありますが、ゲート入りで手間取ってしまいました。詰めて使わない方が良いと思っていますが、放牧に出すにしてもトレセンでゲート練習を行ってから出したいと思います」(レース結果)

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【次走へのメモ】

余裕残しの馬体。中団後方の外。3角で気合をつけるとスッと反応。勢いをつけて前を射程内に捉える。勝ち馬との差は詰まらなかったが、2着は安泰。叩いた上積みも見込める。(B誌)

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・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:軽めの調整

勢司師「まだ精神的にも幼く、体力も尽ききっていない中で良い競馬をしてくれました。レース後はさすがに走ったなりの疲れは出ているものの、特に問題ありません。ですので、精神的にプレッシャーの掛からないくらいでゲート練習を行った後、牧場へお返しさせていだきます」(12/11近況)

⇒⇒14日に福島県・ノーザンファーム天栄へ放牧に出ています。(14日・最新情報より)

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パドックに登場したルコントブルーは落ち着きはありましたが、馬体は全体的に締まり切っていない感じ。やはり使いつつなんだろうなあと見ていました。

そしてレースですが、試験突破に苦労したゲートで一悶着。激しく抵抗することはなかったですが、ゲート内になかなか収まりきれず。一度入ったと思ったら、出てしまうなど迷惑を掛けてしまいました。それ故、ゲートは出遅れてしまうんだろうなあと見ていましたが、ゲートの出+二の脚はマズマズ。他馬が速かった分、中団よりやや後ろ目での追走にはなりました。

道中、前の馬との差を詰めていた分、キックバックを顔に掛かることはなかったので追走に苦労するようなところはなし。そして3角過ぎで気合を付けるとグングン進出して前との差を詰めていき、4角を回ってくる時点では前を射程圏に。ただ、1番人気でこのレースを勝つことになるミュアウッズが楽なペースで引っ張っていた分、直線でひと伸びされてしまうと、ジリジリその差は広がっていくことに。一方、ルコントブルーは長く脚を使うことになってしまい、体力不足からパタッと止まってしまうことも覚悟しましたが、最後まで渋太い走り。3着馬を5馬身引き離して2着は悠々と確保してくれました。

牝馬限定戦でレースレベルには?がつくも、ルコントブルー自身は勝負どころから地力勝負に持ち込み、長く脚を使っての頑張りは立派の一言。チャンスは遠からず巡ってくる筈です。また、馬体がパンとしてくれば芝を使ってみるのも楽しみです。

レース後のルコントブルーは14日にNF天栄へ。レースの疲れ+ゲートの確認作業による疲れをしっかり癒し、2戦目に備えてもらえればと思います。出来れば、年明けの中山・後半戦で2戦目を迎えたいです。

大きなトラブルなく育成生活を送ってくるも、人に対する反応心の強さ+周囲に過敏な面は引き続き大きな課題に。追い切り時計もなかなか詰まってこず、厳しい結果が待っていそうなデビュー戦となりそう。鞍上の手腕には期待したいも…。★オーサムゲイル

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Photo_3 オーサムゲイル(牝・高柳大)父キンシャサノキセキ 母シーズインクルーデッド

日曜阪神6R メイクデビュー阪神 2歳新馬・牝馬(ダ1400m)1枠1番 O.マーフィーJ

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:11日にCWコースで追い切り

高柳大師「11日にCWコースで追い切りました。動きとしては追い切りを重ねつつ良くなってきているものの、同じ2歳新馬相手に遅れを取っているように、まだ動き切れないですね。前向きさはありますが、まだそれに体が付いてこない感じなので、レースに行ってどれだけ流れに乗って行けるかがカギになりそうです。初戦からというよりは使いつつの感じですが、一度レースを経験すればピリッとしてくると思うので、あとはマーフィー騎手がこの馬の良いところを上手く引き出してくれることを期待したいですね」(12/12近況)

助 手 8栗坂良 59.7- 43.1- 28.0- 12.9 馬なり余力 トウケイミラ(新馬)馬なりに0.1秒先行0.6秒遅れ
助 手 11CW良 86.0- 68.9- 53.1- 39.3- 13.2 稍一杯追う トウケイミラ(新馬)一杯の外1.1秒先行0.6秒遅れ

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第5回阪神6日目(12月15日)
6R メイクデビュー阪神 2歳新馬
ダ1400メートル 指定 牝馬 馬齢 発走12:55
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 オーサムゲイル 牝2 54 O.マーフィー
2 2 クインズヴィヴィ 牝2 54 福永祐一
3 3 ケリーズアリュール 牝2 54 武豊
3 4 オーシャンズ 牝2 54 岩田康誠
4 5 スズカパイロット 牝2 54 幸英明
4 6 モズタンポポ 牝2 54 坂井瑠星
5 7 ミッシーコルザ 牝2 54 国分優作
5 8 サンシャインワン 牝2 54 和田竜二
6 9 クロリ 牝2 52 岩田望来
6 10 メタモルフォーゼ 牝2 54 C.ルメール
7 11 セルシアナ 牝2 54 岩崎翼
7 12 ゼットピアレス 牝2 54 川須栄彦
8 13 サウンドポポ 牝2 54 松岡正海
8 14 カレンリズ 牝2 54 松山弘平

○平助手 「小柄で現状はまだ少し非力な感じがあって…。」(競馬ブックより)

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ヒーズインラブの半妹という血統背景、ツアー時の評判、芝の短いところが向いていそうということで出資を決めたオーサムゲイル。ピリッとした面が実戦へ行って良い方へ向いて欲しいなあと見ていましたが、育成当初は人の指示に対して反抗心の強さが非常に目立つことに。そして周囲にも過敏で集中して走ることが出来ませんでした。これらの課題は育成生活を送っていく中で幾らかは解消・緩和していますが、今も悩ましい材料に。気持ちの面で落ち着き・余裕が出てきてくれれば、馬体のボリュームアップも叶うのでしょうが、現状は線の細さを感じてパワー不足は否ません。大きなトラブルなくコツコツと乗り込むことは出来ていましたが、良化度・成長力を感じ取れません。

夏の札幌で一旦入厩してゲート試験に合格。その後は北海道+NFしがらきでの乗り込みを経て、11月20日に初めて栗東へ。早くからここをデビュー戦として追い切りを重ねてきましたが、追い切り時計は全体&上がり共に平凡。正直時計が詰まってきていません。そして併せ馬だとほとんど先行して遅れる形に。栗東トレセンでの画像がアップされていましたが、少しお腹が巻き上がり気味で集中力アップを狙ってチークピーシズを着用しています。実戦へ行って良いタイプの可能性はありますが、現状を見つめ直すと前途多難です。

今回の唯一の希望はO.マーフィーJが乗ってくれる点のみ。ポンとスタートを出ればハナへ行って欲しいですが、先々を見据えた騎乗なら馬群の中で進めて、キックバックや他馬からのプレッシャーを意識的に経験させるのもありでしょう。それに対してオーサムゲイルはどういう反応を示すのか。ズルズル後退してしまう可能性は高いと思いますが、それを踏まえて次走以降のレースでの組み立て・番組選びなどに反映させていってもらえればと思います。レース経験を積みながら、良い方へ進んでいけることを今から願うばかりです。

障害馬として競走生活の第2幕。飛越に関しては早い段階から上手にこなしてくれているも、他13頭と一緒に走る初実戦は戸惑いそう。まずは無事完走を目標に、その中で次走以降に期待を持たせる走りを見せて欲しい。☆ヴェルトゥアル

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Photo ヴェルトゥアル(牡・稲垣)父スマートファルコン 母シルクユニバーサル

日曜中京4R 3歳上障害未勝利(障3000m)2枠2番 五十嵐J

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:11日に北Cコースで時計

稲垣師「11日に南Wコースで追い切りを行いました。除外で1週延びることになってしまいましたが、むしろ動きが良くなってきていますね。障害練習をしてからは、トモに力強さが出てきた印象です。しかし、右前球節のところに少しだけ腫れが見られますね。運動後には腫れは引きますが、その点はレースまでにしっかりケアしておく必要があるでしょう。五十嵐騎手も好感触でしたから、初の障害戦でどれくらい走れるか楽しみですね」

五十嵐騎手「11日の追い切りに乗せていただきました。以前よりも動きが良くなっているように感じましたね。落ち着きもありますし、非常に良い雰囲気で調教にも取り組めていますから、初障害にはなるもののとても楽しみです。ただ、どうしても障害練習の時とは道中の流れや頭数も違いますから、そういった面でキャリアの浅さが出ないと良いですね」(12/12近況)

五十嵐 11南W稍 66.9- 52.4- 39.3- 12.6 馬なり余力

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第4回中京6日目(12月15日)
4R 3歳上障害未勝利
障3000メートル 定量 発走11:25
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 ブレイヴバローズ 牡5 60 西谷誠
2 2 ヴェルトゥアル 牡4 60 五十嵐雄祐
3 3 シゲルコング 牡5 60 上野翔
3 4 ディオーネプリンス 牡3 58 熊沢重文
4 5 シゲルアメジスト 牡3 58 植野貴也
4 6 オールインワン 牡6 60 北沢伸也
5 7 ブショウ せ4 60 伴啓太
5 8 ブルーガーディアン 牡7 60 石神深一
6 9 フライクーゲル 牡3 58 小野寺祐太
6 10 ストロングヘヴン せ3 58 大庭和弥
7 11 シックガニアン 牡3 58 山本康志
7 12 ヨコスカダンディー 牡3 58 草野太郎
8 13 ロードスター 牡6 60 金子光希
8 14 ブルベアトーノ 牡3 58 佐久間寛志

○稲垣師 「練習ではスムーズな飛越で試験も上手に飛んでいた。実戦でも調教通りなら楽しみ」(競馬ブックより)

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稲垣厩舎へ転厩後、ダートの短距離を2度使いましたが、思うような結果を得ることが出来なかったヴェルトゥアル。前走後、NF天栄立て直すこととなりましたが、その際に今後の選択肢を広がる意味で障害練習をメニューに取り入れてみることに。そしてその感触が悪くなかったことから、早々に帰厩して本格的な障害練習を進めていくこととなりました。

障害練習は五十嵐Jに手伝ってもらうことになりましたが、飛越に関しては早い段階で五十嵐Jから好感触を伝えらえる程。自分から飛んでいこうという姿勢が見られるのは何よりです。練習を重ねることで飛越に安定感が増し、帰厩して約3週間で障害試験に挑戦。まずまずの走破時計で無事1発合格を果たしてくれました。

その後は一息入れる間もなく、良い感覚を忘れないように実戦デビューへ。先週の競馬は除外になってしまい、1週スライドする形となりましたが、むしろ追い切りを重ねることが出来たのは好都合だった様子。障害練習の疲れが右前球節に少し出ているのは心配ですが、ケアを入念に行ってレースへ向かって欲しいです。

初障害ながらそこそこ印が回っているように障害馬としてセンスを持ち合わせているヴェルトゥアル。ただ、マイペースで飛べる障害練習と他13頭と一緒に着順を競うレースは別物。これまでの競走生活を振り返ると、このようなちょっとした変化に左右されやすい馬ですから、障害馬として競走生活の第2のスタートを切ることになる今回。やはり過度の期待は控えるべきかなと。まずは無事に完走してもらい、その中で次走以降に期待を持たせる走り・場面を見せてもらえればと思います。

2019年12月14日 (土)

【シルク】今週の出走馬(14日・土曜版)

Photo ロイヤルアフェア

土曜中京9R 3歳上1勝クラス(芝2200m)4枠8番 藤井勘J

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:11日に南Wコースで時計

加藤士師「11日に南Wコースで併せて追い切りを行いました。道中はロイヤルアフェアが2番手を追走して、直線では真ん中から抜け出しを図るも、最後は内から脚を伸ばした馬と同入で終えています。今週はパシュファイヤーとブリンカーを使用させていただきました。その効果からか周りに気を取られることなく非常に前向きで、今まで以上に良い動きをしてくれましたね。脚先が少し重たいので、新馬戦以来の芝がどうでるかですが、ここで何とか変わり身を見せて欲しいですね。当初は12月15日の中山・芝2200mを考えていましたが、想定の段階で除外の可能性があったことから、12月14日の中京・芝2200mに藤井勘一郎騎手で向かうこととなりました」(12/12近況)

助 手 8南W稍 72.9- 56.9- 42.8- 12.8 馬なり余力
助 手 11南W稍 67.1- 52.3- 38.3- 12.5 強めに追う リモテソーロ(二未勝)直一杯の外を1.1秒先行3F付同入

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前走後は最後に残された道・障害入りを目指そうとしたロイヤルアフェア。オジュウチョウサンのパートナー石神Jが稽古を付けてくれたのですが、練習を重ねても上達の兆しが窺えず、このままだと人馬共に怪我をする恐れがあるとの判断で断念することに。これによって、いよいよ競走馬として崖っぷちに追い込まれたロイヤルアフェアは、今度はデビュー戦以来の芝で活路を見い出そうと…。正直、脚先が重く、スピード感に乏しいので厳しそうに思いますが、何とか新味を引き出そうと厩舎スタッフは懸命です。追い切りの動き・雰囲気自体は悪くありません。

あとは人間の想いにロイヤルアフェアが奮起して応えて欲しいところ。その一方で今回も惨敗してしまうなら、さすがに策は尽きてしまったと言えるでしょう。そうなると進退問題へと発展してしまうでしょうねえ。

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Photo インヘリットデール

土曜中京12R 中京日経賞(芝1400m)5枠10番 北村友J

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:11日にポリトラックコースで追い切り

高野師「11日にポリトラックコースで追い切りました。間隔が詰まっていますので、馬なりでサッと時計を出した程度でしたが、反応・動きともに前走と変わらず良かったですよ。馬の雰囲気も気が逸れているようなところもなく、調教では前向きに取り組むことが出来ました。前走は地下馬道を出てからジョッキーに跨ってもらい、馬番通りに馬場入場を行いましたが、スムーズに返し馬が行えなかったので、今回は何かしら対策を考えています。その点をクリア出来れば、レースでも後ろ向きになることはないと思いますし、力を発揮してくれるはずですから、発走直前まで良い形で持っていけるように努めていきたいと思います」(12/12近況)

助 手 11栗P良 78.5- 63.9- 50.0- 37.2- 11.8 一杯に追う

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2勝クラスならアッサリ勝っても不思議ではないインヘリットデール。ただ、ここ最近のレースでは後向きな気持ちが目立ち、人間を困らせようとする姿が目立っています。リフレッシュを挟めば、前向きな面が戻ってきてくれると思った前走ではスムーズに返し馬が行えず、レースではゲート内でバタバタして痛恨の出遅れ。そんなロスがあっても3着に来るのは立派なのですがねえ。

その3着で次走への優先権を確保。ホントは1戦ごとに放牧を挟んだ方が良いタイプだと思いますが、引退の期日が迫っているので中1週のローテでも出走することに。追い切りの動きはひと叩きされて着実に良化。良い状態でレースへ臨めると思いますが、あとはインヘリットデールの気分次第。こればっかりはレースへ行ってみないと分かりませんが、気難しさは根が深いものになり、簡単には解消できないと言わざるを得ません。

相手関係に目をやると、実力をフルに発揮すれば太刀打ちできるメンバーだと思いますが、今回は17頭立て。多頭数がネックになってくるかもしれません。

諸々の条件等を踏まえると、前走の3着以上の好成績を今回残すことはかなり可能性が低くなっていると思います。

【ロード】今週の出走馬(12/14-15)

Photo_6 ロードユリシス

12月14日(土)阪神3R・2歳未勝利・ダ1400mに川須Jで出走します。12月11日(水)良の栗東・ニューポリトラックコースで5ハロン66.7-50.8-36.9-12.0 8分所を一杯に追っています。併せ馬では一杯の相手の外を0秒5先行して0秒6先着。追い切りの短評は「楽な相手に先着」でした。発走は11時10分です。

○高野調教師 「12月11日(水)は上がり重点。併せ馬で先着しています。具合は良さそう。十分に競馬へ送り出せる態勢でしょう。過去3戦を改めて振り返った結果、ダート1400mで逃げる形も一案に。想定メンバー表も参考に、実際の出否を判断しましょう」

≪調教時計≫
19.12.11 助手 栗東P良 66.7 50.8 36.9 12.0 一杯に追う アリシア(2歳未勝利)一杯の外0秒5先行0秒6先着

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初芝に矛先を向けた前走のロードユリシス。追走に苦労することなく、芝は問題なく走れていたと思うのですが、早目に外からピタッと被せられる形が響いて最後の直線で大きく失速。1600mの距離も幾分長いように感じました。その後は在厩調整を続け、中2週のローテで今度はダ1400mへ。ゲートの速さを存分に生かすなら1200mの距離がベストかなと思いますが、この条件は悪くないと思います。

そして今回は大外枠をゲット。芝でも行き脚は付くと思うので、ここは唯一の持ち味・ゲートの速さを生かし、小細工なしに逃げの競馬に転じて欲しいところ。多少速いペースで行っても良いでしょう。状態に関しては一息入った後のレースを叩いて、多少なりとも上積みは見込める筈。過度の期待は控えるも、展開や人気馬の凡走など諸々の条件が味方すれば、大駆けの可能性は残っています。まあ、ひとまず未勝利脱出へのキッカケをここで掴んで欲しいです。

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Photo_6 ロードイヒラニ

12月14日(土)中京10R・豊川特別・芝1600mに松田Jで出走します。12月11日(水)良の栗東・Cウッドチップコースで4ハロン56.4-39.1-12.1 8分所を馬なりに乗っています。併せ馬では一杯の相手の外を0秒6先行して0秒1先着。追い切りの短評は「徐々に良化見せる」でした。発走は15時00分です。

○千田調教師「間隔が詰まっているのを考慮して、12月11日(水)は半マイルをサッと。動きは良かったと思います。芝1200m戦は前走5着以内の馬が多く集まりそう。再びマイルへ行きましょう。川須騎手は阪神で騎乗予定。今回は新コンビで臨む方針です」

≪調教時計≫
19.12.11 助手 栗CW良 56.4 39.1 12.1 馬なり余力 メイショウサンガ(2歳未勝利)一杯の外0秒6先行3F付0秒1先着

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最内枠に入った前走はスタートを決めてハナへ行きたかったも、2頭ほど抜群にスタートが速い馬がいて断念。内々で揉まれ込むことを心配しましたが、内ラチに上手に身を寄せることで集中力を維持。最後の直線では外へ持ち出し、勝ち馬が抜けて行った進路をイヒラニは突いてくるも、もうひと伸び欲しい残り200mあたりで勢いは鈍り出して…。パタッと失速することはなかったですが距離が幾分長いように感じることに。そんな中、5着を死守できた意味は大きいです。

その前走から中1週のローテで臨むロードイヒラニ。個人的には芝1200mへチャレンジして欲しかったのですが、検討の結果、前走と同じ舞台を選択。ここ数走乗ってくれていた川須Jが阪神で乗ることになったので、今回は松田Jとのコンビに。地味な存在も腕達者な騎手なので、今回結果が出なくても、イヒラニの適性について何か進言してもらえればと思います。休み明けをひと叩きして状態面の上積みは多少なりとも見込めるも、前走は少し恵まれた中での5着死守だったので、前走以上は簡単ではないのかなと正直思っています。

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Photo_6 ロードダヴィンチ

12月15日(日)中京2R・3歳上1勝クラス・ダ1900mに横山武Jで出走します。12月11日(水)稍重の美浦・ウッドチップコースで6ハロン81.6-67.2-53.4-40.1-13.0 7分所を馬なりに乗っています。併せ馬では一杯の相手の外を0秒8先行して0秒8先着。追い切りの短評は「上積み十分」でした。発走は10時25分です。

○新開調教師 「12月11日(水)は後ろからプレッシャーを掛けられる形。2勝クラスのパートナーに手応えで勝るなど、余裕の感じられる走りでした。一叩きの効果が出ており、前進が叶いそう。検討を重ねた結果、ダート1900mに横山武史騎手で臨もうと思います」

≪調教時計≫
19.12.11 助手 美南W稍 81.6 67.2 53.4 40.1 13.0 馬なり余力 ドロス(2歳新馬)一杯の外0秒8先行0秒8先着

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喉の手術+転厩を経て、4ヶ月ぶりの実戦となった前走のロードダヴィンチ。馬体重はマイナス18キロと大きく減っていましたが、その前までは滞在競馬でしたし、元々余裕のある造りでレースへ臨んでいたというのもあるので、むしろ前走の514キロはベストに近い数値だったのかなと思います。レースでは好位から正攻法の競馬。最後の直線は苦しくなって伸びあぐねましたが、集中力を切らして一気に失速するような場面はなし。手術の効果で喉を気にしなかったというのが1番の収穫でした。結果は7着に終わりましたが、不調の底は脱したかなと思います。

また、素材として1勝クラスなら十分やれていい馬なので、叩き2戦目の今回は順当に前進を期待。ここは何とか5着以内を確保してもらわないと。トモに緩さが残り、疲れを溜め込みやすいので前走後はビシビシとはやれていないも、11日の最終追いでは6ハロンから時計をマーク。時計以上に余裕を感じる走りだったようですし上積みはありそう。ローカル場所での横山武Jの騎乗は楽しみですし、喉の不安が和らいだ今なら簡単にバテないと思うので、強気な競馬でスピードの持続力を生かして欲しいです。

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☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

年明けの京都・芝2000mでの出走を目指し、12日に帰厩しています。☆アマネセール

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Photo アマネセール(牡・斉藤崇)父エイシンフラッシュ 母アウトオブザウィム

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・次走予定:2020年 京都1月6日・芝2000m
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン15秒

厩舎長「この中間も坂路で15-15を行っていますが、脚元に疲れが出ることもなく、順調そのものです。次走の予定について斉藤崇師と相談したところ、このまま問題なければ年明け1月6日の京都・芝2000mを目標にトレセンへ帰厩させる方向で話し合いました。馬体重は515キロです」(12/6近況)

・在厩場所:12日に栗東トレセンへ帰厩
・次走予定:2020年 京都1月6日・芝2000m

斉藤崇師「放牧に出した後も順調に進められていましたので、12日の検疫でトレセンにお戻しさせていただきました。これから仕上げに入り、順調に進められるようであれば、翌年1月6日の京都・芝2000mに向かいたいと思います」(12/12近況)

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6日付の近況更新で年明け京都での出走を目指すことが決まったアマネセール。先週の阪神で出走したヴィッセンと入れ替わりという感じで12日に栗東・斉藤崇厩舎へ帰厩しています。

レースは年明けということで帰厩してまだ時計をマークしていませんが、今週末ぐらいから始動していく筈。状態に関しては良さそうなので、丹念に追い切りを重ねることで状態をじわじわ上げていってもらえればと思います。脚の使いどころが難しい馬ですが、1勝クラスでは地力上位なので、幸先の良い勝利を目指してもらいたいです。

状態を慎重に見極めて有馬記念への参戦を決定。1週前追い切りでは不安を完全に払拭するこの馬らしい動きを披露。☆アーモンドアイ

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Photo_3 アーモンドアイ(牝・国枝)父ロードカナロア 母フサイチパンドラ

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:5日に南Wコースで時計

国枝師「検疫厩舎から戻ってきてからは、飼い葉もしっかりと食べて体調面は今のところ落ち着いています。週明けから騎乗運動も再開しており、4日には南Wコースでガス抜き程度に動かしましたが、問題なさそうだったので、5日も南Wコースで運動を行いました。ラスト1ハロンを15秒を切るくらいまで脚を伸ばしましたが、動きには良い意味で変わりはなかったですね。次走の予定として考えられる候補の一つとして、年末の有馬記念が挙げられますが、多くのファンの皆様から支持をいただいて、ファン投票1位に選出されたからこそ、中途半端な状態で出走させることは出来ません。ここまでは幸い大きな問題は見られませんが、一頓挫あったことは確かですし、次走についてはもう少し慎重に様子を見ながら判断させていただきたいと思います」(12/5近況)

助 手 5南W良 74.6- 58.6- 43.9- 14.5 馬なり余力

⇒⇒その後も様子を見ながら調整を行っておりますが、有馬記念に出走する可能性もあり、特別登録を行うことになりました。(8日・出走情報)

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:11日に南Wコースで追い切り予定
・次走予定:12月22日の中山・有馬記念(G1)・C.ルメールJ

国枝師「幸い熱発は軽度のものでしたし、すぐに調教を再開することが出来ました。日曜日(8日)に南Wコースで時計を出しましたが動きは良かったですし、息遣いにも問題ありませんでした。これならば有馬記念出走に向けて調整を続けて行けば、十分な態勢で出走させられるだろうと判断しました。なお、鞍上は引き続きルメール騎手にお願いしており、11日の追い切りにも乗ってもらう予定になっています」(12/10近況)

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アーモンドアイ、揺れに揺れた参戦決断/有馬記念(日刊スポーツより)

女王がグランプリを制圧する。アーモンドアイ(牝4、国枝)が有馬記念(G1、芝2500メートル、22日=中山)の出走を確定させたことが10日、同馬を所有する(有)シルクレーシングのHPで発表された。微熱で香港国際競走(8日)を回避し、美浦トレセンで調整。火曜の調教での動きを見て、参戦が正式に決まった。鞍上は国内外G1・6勝をともにしたクリストフ・ルメール騎手(40)。ファン投票1位のスターホースが暮れの中山を沸かせる。

国内最強馬アーモンドアイが令和元年のグランプリを最高潮にまで盛り上げる。同馬を所有する(有)シルクレーシングが10日夕方にクラブのホームページを更新。保留していた有馬記念出走に、ついにゴーサインを出した。

『出る?出ない?』

参戦までは揺れに揺れた。11月29日夕方に微熱が出たため、日本馬がG1・4戦で3勝を挙げた8日の香港国際競走参加を断念。体調悪化のリスクを考慮して、美浦トレセンで状態を見極めてきた。馬の平熱は38度。熱発時点で38度5分~38度6分にまで上昇した体温は翌日には38度2分にまで下がり、全休日の月曜以外は他馬同様に調教をこなしていた。10日朝の調教後、国枝師が、馬主サイドとの協議の結果、参戦が確定した。当初はルメール騎手で参戦予定だったフィエールマン(牡4、手塚)は池添騎手で出走する。

文字通りのドリームレースになる。G1馬12頭が登録を済ませた一戦で、ひときわ大きな輝きを放つ。国内外G1・6勝は現役最多で、春には1着賞金360万ドル(約3億9600万円)のドバイターフを優勝。G1馬10頭がそろった前走の天皇賞・秋では、レコードに0秒1差の激走で2着馬に3馬身差をつけて勝利した。世界中の競走馬を格付けする「ロンジンワールドベストレースランキング」では124ポンドのレーティングを獲得し、11位タイにランクイン。世界も注目する名牝が国内の強豪に再び胸を貸す。

ただ走るのが速いだけじゃない。5日に発表されたファン投票の最終結果では、全競走馬で唯一の得票数10万票超え(10万9885票)。6月の宝塚記念に続く、春秋ファン投票で1位に選ばれていた。13年以降、ファン投票1位の馬は6年連続で参戦しており、1、3、8、2、1、2着と馬券の軸としても頼もしい。

国枝師は「8日にウッドコースで時計を出しましたが、動きは良かったですし息遣いにも問題ありませんでした。これならば有馬記念出走に向けて調整を続けていけば、十分な態勢で出走させられるだろうと判断しました」とコメントした。今日11日には主戦のルメール騎手を背に1週前追い切りを行う。勝てばディープインパクト、キタサンブラックなどが記録した歴代最多のG1・7勝に並ぶ。伝説をつくるためのカウントダウンが始まった。

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・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:11日に南Wコースで時計
・次走予定:12月22日の中山・有馬記念(G1)・C.ルメールJ

国枝師「11日に南Wコースで併せて追い切りを行いました。アーモンドアイが2馬身ほどノチェブランカを追走する形から、直線に入って内からスッと脚を伸ばして2馬身半ほど先着しています。調教を見て分かる通り、申し分ない動きでしたね。落ち着きがあって、熱発を感じさせない走りを見せてくれましたし、1週前追い切りとしては上出来だと思います。来週もクリストフ(C.ルメール騎手)に乗ってもらって感触を確かめてもらい、万全の状態で有馬記念を迎えられたらと思います」

C.ルメール騎手「間隔は空きましたが、今朝の動きなら全く問題無さそうですね。この状態であれば彼女(アーモンドアイ)の力を出すことが出来ると思います。距離に関しては、ジャパンカップをレコードで勝てているように、特に気にする必要はないと思います。それに、とても賢い馬ですから、中山のようなトリッキーなコースにも柔軟に対応してくれると思いますし、今は精神面も安定していて非常に頼もしいです」(12/12近況)

ルメール 11南W稍 65.6- 50.8- 37.0- 11.8 馬なり余力 ノチェブランカ(古馬3勝)強めの内0.4秒追走0.4秒先着

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【有馬記念】ルメール、アーモンドアイ「すごくいい」(サンスポより)

レース史上最多11頭のG1馬がそろう中央競馬の年末の大一番、有馬記念(22日、中山、GI、芝2500メートル)に出走するファン投票1位のアーモンドアイ(美浦・国枝栄厩舎、牝4歳)が11日、茨城・美浦トレセンで1週前追い切りを行った。発熱のため香港遠征を回避した影響が心配されたが、軽快な動きで併せ馬に先着。騎乗したクリストフ・ルメール騎手、管理する国枝栄調教師はともに不安を一蹴した。  超豪華メンバーがそろう有馬記念の主役はやっぱりアーモンドアイだ。香港遠征を軽い発熱で取りやめたが、1週前追い切りで見せたギュンと加速する推進力はいつも通り。もう迷いはない。G17勝目へ、まっしぐらだ。

「すごくいい手応えでした。有馬記念にアーモンドアイで出られるのがすごくうれしいです」

騎乗したルメール騎手の満面の笑みが、無事であることの何よりの証拠だ。

午前8時、美浦トレセンのWコース。報道陣や関係者の熱い視線が、アーモンドアイに注がれていた。先行するノチェブランカ(3勝クラス)を2馬身ほど追いかけて、3コーナー過ぎに内へ。絶好の手応えで直線に入ると、ルメールがほんの少し、手綱を動かした。それだけであっという間に突き抜ける。5ハロン65秒2、ラスト1ハロンは12秒4の好反応で、相手が必死に抵抗するが、馬なりで1馬身先着した。

「みなさんの見てのとおり。まったく問題ないよ」と追い切りを見守った国枝調教師は、余裕の笑顔。何を心配してるんだよ、とでも言いたげだ。

8日の香港カップを予定していたが、出国直前の11月29日に発熱が判明。馬の平熱は人間より高く、だいたい37度5分から8分ぐらいだが、この時のアーモンドアイは38度5分ほどだった。幸いにも熱はすぐに引いたが、日本を代表する最強馬。陣営は慎重に今後を協議し、10日夕に有馬記念への出走を正式に決めた。スケジュールに狂いは出たが、その不安もこの日の追い切りの動きで完全に払いのけた。

「馬にとっては微熱。もう少しタイミングがずれていたら香港に行っていただろうし、日本の競馬だったら使っていたかもしれない。飛行機で輸送することを考えて大事をとっただけ」

国枝師が症状を説明。軽微だったことを強調した。それでも有馬記念は、アーモンドアイにとっては初めての中山で、初めての2500メートル。ファンはいつものパフォーマンスができるのか、気になるところだ。

「なんとかして、不安なところを探して記事にしようとしているんだろ?」と苦笑するトレーナー。「確かに中山は走っていない。いいんじゃないか、それも楽しみで」と余裕たっぷりだ。

「競馬はいろいろなことがあり得る。それが(不利を受けて3着だった)安田記念。そういうことを除けば、何も不安はない。楽しみだよ」 勝てばディープインパクトなどの名馬に並ぶG1・7勝目。またひとつ歴史に名を刻む。そんな有馬記念が近づいてきた。 

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【有馬記念】アーモンドアイ、1週前追い切りから一夜明けで国枝調教師「具合はいい」(スポーツ報知)

有馬記念で国内外G1・7勝目を狙うアーモンドアイ(牝4歳、美浦・国枝厩舎)は、1週前追い切りから一夜明けた12日、厩舎周りでの運動で調整した落ち着いた姿を見せた。国枝調教師は「特に変わりはないよ。具合はいい。問題はない」と、雰囲気の良さに納得の表情を浮かべた。発熱により出走予定だった香港カップを回避して、急きょグランプリへの参戦を決めたが、ひと頓挫あった影響を感じさせない。

前日(11日)の追い切りは、外ノチェブランカ(4歳3勝クラス)を2馬身後方から追いかけて、5ハロン65秒6―11秒8で2馬身先着と切れ味抜群の動きを披露した。この日も、国枝調教師は「香港の前にもやっているし、天皇賞・秋の前に比べたら数段上だろうからね」と、自信をにじませた。

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香港遠征を回避した時点では一旦放牧に出して仕切り直しして欲しいなあと思っていたアーモンドアイ。ただ、すぐに放牧に出ることなく、じっくり様子を窺っている時点で出走の方向で調整しているんだなと見ていましたが、10日に有馬記念へ向かうことが正式発表。フィエールマンでの有馬記念参戦が決まっていたC.ルメールJも確保することとなりました。

そして翌日の11日にはC.ルメールJを背に1週前追い切りを敢行。その動きを映像で見ましたが、手応え十分で早目に僚馬に迫る形になって、直線でも引っ張りきりでしたが、僚馬はバタバタし出して離されることに。そして最後は軽く促すと弾むようなフットワーク。一頓挫あったのは確かも、動きは昨年の良かった頃にかなり近づいてきた感じ。今年4戦目でまだまだ余力はあるでしょうし、このまま順調にさえ行ってくれれば。

中山コースは初めとなりますが、アエロリット・キセキ・クロコスミアと逃げ・先行タイプが揃っているので、淀みなく流れる筈。そうなると馬群は縦長になってくると思うので道中外々を回らされることは少ないでしょう。距離に関しては幾分長いかもしれませんが、絶対能力の差で補ってくれるでしょう。ディープインパクトやオルフェーヴルのように凄い加速力で最後の4角を捲っていく姿を想像しています。

2019年12月13日 (金)

今週の出走馬(12/14-15)

<土曜日>

Photo ロードユリシス

阪神3R・2歳未勝利・ダ1400mに川須Jとのコンビで出走します。

Photo_2 ロイヤルアフェア

中京9R・3歳上1勝クラス・芝2200mに藤井勘Jとのコンビで出走します。

Photo ロードイヒラニ

中京10R・豊川特別・芝1600mに松田Jとのコンビで出走します。

Photo_2 インヘリットデール

中京12R・中日日経賞・芝1400mに北村友Jとのコンビで出走します。

<日曜日>

Photo ロードダヴィンチ

中京2R 3歳1勝クラス・ダ1900mに横山武Jとのコンビで出走します。

Photo_2 オーサムゲイル

阪神6R・メイクデビュー阪神 2歳新馬・牝馬・ダ1400mにO.マーフィーJとのコンビで出走します。

Photo_2 ヴェルトゥアル

中京4R・3歳上障害未勝利・障3000mに五十嵐Jとのコンビで出走します。

Photo_2 サリオス

阪神11R・朝日杯FS(G1)・芝1600mにR.ムーアJとのコンビで出走します。

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先週は過去最高の11頭が出走するも、2歳馬3頭が共に2着に踏ん張ったのみで年輩馬の惨敗が目立ってしまいました。

今週のG1挑戦・デビュー戦・障害デビューとバラエティに富んだ8頭がスタンバイ。先週の結果の記事もアップできていないので、土曜日はまとめての出走記事となります。何とか勝利を上乗せして今年を締めくくれるように進んでいって欲しいです。

阪神JFを熱発で回避後、順調に乗り込みを進めているも、馬体が戻り切っていないのが心配。一応、来週の阪神・千両賞に特別登録して出走できる態勢を整えていくことに。★ヴィースバーデン

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Photo_6 ヴィースバーデン(牝・角居)父ディープインパクト 母ワイルドココ

2019.12.11
12月11日(水)良の栗東・Cウッドチップコースで6ハロン85.7-69.7-54.3-39.5-12.3 8分所を一杯に追っています。併せ馬では馬なりの相手の内を0秒4追走して首遅れ。短評は「馬体寂しく見え」でした。12月22日(日)阪神・千両賞・混合・芝1600mもしくは12月28日(土)阪神・2歳1勝クラス・混合・芝1800mに和田竜二騎手で予定しています。

○辻野調教助手 「スイッチを入れる為にも12月11日(水)は相応に気合いを付ける格好。まだ幾らか本来のキレに欠ける感じ・・・と和田騎手は話していました。この一追いで変われば・・・。千両賞に特別登録は行なうものの、出否は来週の稽古で判断する方針」

≪調教時計≫
19.12.11 和田竜 栗CW良 85.7 69.7 54.3 39.5 12.3 一杯に追う バリオラージュ(古馬1勝)馬なりの内0秒4追走首遅れ

2019.12.4
栗東トレセンで1ハロン18秒前後のキャンターを消化。心身共にコンディションは段々と上向いており、この調子を維持しながら更に調整を進めます。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、12月22日(日)阪神・千両賞・混合・芝1600mもしくは12月28日(土)阪神・2歳1勝クラス・混合・芝1800mに予定しています。

○辻野調教助手 「回避の決定により解熱剤を投与し、その後は体温も落ち着いた感じに。先週末から騎乗トレーニング再開に至り、12月3日(火)以降は登坂も始めています。厩舎で調整を続ける予定。年末の2鞍を見据えながら、体調に応じて絞りましょう」

☆★画像と情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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軽い熱発で阪神ジュビナイルフィリーズへの挑戦を見送ったヴィースバーデンでしたが、解熱剤を投与したことで体温は落ち着き、日に日に回復。頓挫後の初時計を5日にマークして、その後もじわじわ負荷を高めることが出来ています。

そして11日の追い切りはレースへ向けてスイッチを入れる為にCWコースでの併せ馬を消化。上がり重点で古馬に食らい付いてくれましたが、良かった頃の動きには至らず、物足りなさも。まあ、このひと追いでグッと良くなってくれると思いますが、馬体を細く見せているのは大心配。

今後は来週の阪神・千両賞に特別登録し、態勢を整えていくようですが、相手関係と体調を慎重に見極め、出走するのか1週延ばすのかを判断してもらえればと思います。個人的には1週延ばして馬体の回復が進んだ状態でレースへ向かってもらいたいです。

シルクなお馬さん(4歳上・NFしがらき組)

Photo_3 ナイトバナレット

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン13~14秒

厩舎長「この中間も坂路で14-14からラスト1ハロン13秒まで脚を伸ばしていますが、この馬なりにしっかり動けていますし、状態としては問題ないですよ。年内、もしくは年明けのレースを予定しているとのことですから、いつ声が掛かってもいいように態勢を整えておきたいと思います。馬体重は507キロです」(12/6近況)

⇒⇒13日に栗東トレセンへ帰厩する予定です。(12日・最新情報より) 

Photo_3 インペリオアスール

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:周回コースでキャンター、坂路コースでハロン17秒

厩舎長「こちらに移動後も問題ありませんでしたので、今週から調教を開始しています。年明けの小倉開催を目標に置いているとのことですので、馬体が緩まない程度に乗り込んでいきたいと思います。馬体重は509キロです」(12/6近況)

Photo_3 ダイアトニック

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:角馬場、坂路コースでハロン17~18秒のキャンター2本

厩舎長「乗り出した後も順調に進められており、今週から坂路で乗り出していますが、その後も歩様の硬さは感じられませんし、コンディションも良いですよ。もう少し進めてみて、このまま問題なければ、今後の予定について安田隆師と相談したいと思います。馬体重は510キロです」(12/6近況)

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順調に乗り込むことが出来ていたも、年内出走が微妙な感じになっていたナイトバナレット。この中間も順調そのもので、あとは声が掛かるのみでしたが、本日13日に栗東・矢作厩舎へ戻ることに。番組表を見ると、おそらく28日の中山・ベストウィッシュCを目指すことになりそうです。

インペリオアスールはNFしがらきへ移動してまもないですが、順調に回復が進み、普通キャンターで登坂を開始。また、次走は年明けの小倉を予定しているとのことですが、牧場では調整というだけでなく、力を付ける為に鍛えていってもらいたいです。

ダイアトニックもひとまず順調ですが、次走の予定がハッキリしていないので、無理のない範囲で乗り込んでいます。順調に行くなら次走は年明けの京都金杯が有力かなと思いますが、個人的には次走からスプリント路線への参入を希望します。

シルクなお馬さん(3歳上・北海道組)

Photo パラダイスリーフ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム早来
・調教内容:舎飼

担当者「先週のエコー検査の結果を受けて、この中間は舎飼で様子を見ています。曳き運動を出来ない程度ではありませんが、やはり患部には腫れがありますし、熱感もありますから無理をさせていません。また、運動を止めていますので、体重が大きく増えてしまっていますが多少は仕方ないでしょう。馬体重は521キロです」(12/6近況)

Photo ジーナアイリス

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:トレッドミルでキャンター

担当者「予定通り、この中間からはトレッドミルでキャンターを開始しています。ダクの時はあまり感じませんでしたが、キャンターを行うとやはり重苦しさが目立ちますね。腹回りを中心に緩みがあり、そこを解消してからスピードを上げていきたいと思います。馬体重は584キロです」(12/6近況)

Photo ブロードアリュール

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:トレッドミルで常歩

担当者「先週は曳き運動で進めていましたが、脚元の状態が良好なことからトレッドミルで常歩を開始しました。メニューが変わったことで多少の戸惑いはありますが、日を重ねる毎に慣れてきたようですね。去勢した効果で以前よりも落ち着きを保てている点は良いのですが、この中間は体重が大きく増えてしまっていますので、そこは注意していきます。馬体重は499キロです」(12/6近況)

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パラダイスリーフは曳き運動を開始していましたが、患部に腫れ・熱感が依然残ることから舎飼で様子を見ることに。回復具合が思わしくないのは悩ましい限り。次の検査で少しでも良い兆候が見られるように取り組んでもらいたいです。

ジーナアイリスは予定通り、トレッドミルでキャンターを開始。1歩前進と言えますが、馬体を持て余して動きは重苦しく。もう少しの間、無理のない範囲でトレッドミルを乗ってもらい、幾らかでも馬体をスッキリ見せるようになってくれればと思います。その後に負荷を高めていって欲しいです。

ブロードアリュールに関しては順調に回復中。この中間からトレッドミルで常歩を開始。少し戸惑いはあったようですが、疲れ・反動等は見受けられず。馬体重は少し増えてしまいましたが、トレッドミルでの負荷を高めていけるようになれば解消できるでしょうから、気にし過ぎることはないのかなと見ています。

5日に美浦・栗田厩舎へ帰厩しています。☆シェダル

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Photo_3 シェダル(牡・栗田徹)父ゴールドアリュール 母マイティースルー

・在厩場所:5日に美浦トレセンへ帰厩

栗田師「5日の検疫が回ってきましたので、こちらに戻させていただきました。馬体に問題なければ明日から運動を開始していきたいと思いますが、前回のことがありますし、くれぐれも怪我には気を付けて進めていきたいと思います」(12/5近況)

助 手 8美坂稍 55.7- 40.8- 27.5- 14.1 馬なり余力 ストームシップ(新馬)馬なりを0.3秒追走同入

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:11日に南Wコースで時計
・次走予定:2020年第1回中山開催

栗田徹師「11日に南Wコースで併せて追い切りを行いました。先週末には坂路で併せていますが、その時の動きも良かったですし、今週はある程度負荷を掛けても大丈夫そうでしたので、古馬の3勝クラスを相手に終い重点で時計を出しました。全体で68秒8でしたが、もっと動かせばタイムは縮まったかなと思いますし、格上馬を最後は1馬身ほど離して終えるほど良い動きでしたね。また、前回こちらに入ってきてからは、腹痛や左前膝の外傷などなかなか思うように調教を行えませんでしたから、今回はそういったことが無いように細心の注意を払って進めていきたいと思います」(12/12近況)

助 手 11南W稍 68.8- 53.0- 39.0- 12.2 末一杯追う フィスキオ(古馬3勝)馬なりの内1.4秒追走0.2秒先着

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福島・ダ1700mでのデビューへ向けてGOサインを出しても良い状況まで進んでいたシェダルでしたが、煩い面が目立ってきたこと+外傷の回復具合がスローということで一旦NF天栄で立て直すことを選択。外傷を負った箇所の近くに骨瘤が出来ているのは心配ですが、今のところは歩様等に悪影響はなし。乗り込み自体はほぼ予定通りに来たのかなと思います。

そして年明けのデビューを目指して5日に美浦へ。先週末に軽く時計を出して、11日はWコースで上がり重点で少し気合を付ける感じに。相手が無理をしなかったので先着していますが、時計は悪くないですし、非凡な脚力をチラッと見せてくれました。これから本数を重ねていけば、息遣いが楽になって動きにも素軽さは増していってくれる筈。デビュー勝ちを狙える馬だと思います。

ただ、前回2度ほど馬房で暴れていますし、ストレスを溜め込みやすい性格だと思うので、普段からイライラ、ピリピリしないように気持ちを和らげる対処法を考えていってもらいたいです。

【2019年度第1回追加募集】出資お申し込み結果

2019年度第1回追加募集『会員様向けインターネット先行受付』におきまして、会員の皆様より多数のお申し込みをいただきまして誠にありがとうございます。ご出資お申し込み結果をマイページへ反映させていただきました。ご希望どおり出資可能となりました募集馬につきましては、マイページ内の「現在出資中の所属馬」の欄に表示されておりますのでご確認ください。

集計の結果、全ての追加募集馬の申込口数が500口を超えましたので、300口は過去3世代(2016年産、2017年産、2018年産)の出資実績、200口は抽選で出資者を決定させていただくこととなりました。各募集馬の実績枠(300口)でご出資いただくために必要でした、過去3世代の出資実績(ボーダーライン)は以下のとおりです。

71.ラヴイントーキョーの18 624,000円 (総お申し込み口数:754口)
72.ヴァナディースの18 862,000円 (総お申し込み口数:971口)
73.チアズメッセージの18 952,000円 (総お申し込み口数:1,064口)
74.トピカⅡの18 246,000円 (総お申し込み口数:530口)

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第1回追加募集には出資しなかったのですが、後々振り返ることが出来るように備忘録として記事に。

募集された4頭は即満口へ。チアズメッセージの18は1000口を超える申し込みがあったようですが、それを考えると実績はさほど伸びなかった印象。大口で申し込む人が意外と少なかったのかなと思います。

3日に美浦・菊沢厩舎へ帰厩しています。☆アンブロジオ

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Photo アンブロジオ(ゼ・菊沢)父ローズキングダム 母アンティフォナ

・在厩場所:3日に美浦トレセンへ帰厩
・調教内容:軽めの調整
・次走予定:12月28日の中山・立志S

菊沢師「3日の検疫が回ってきましたので、こちらに戻させていただきました。体調面に問題はなかったので、早速軽めに跨って調教を開始しており、このまま目標としている中山最終週に良い状態で向かえるよう調整していければと思います」(12/4近況)

助 手 6美坂良 60.5- 44.8- 30.4- 15.8 馬なり余力
助 手 8美坂稍 55.6- 40.7- 26.7- 13.4 馬なり余力

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:12日に南Wコースで時計
・次走予定:12月28日の中山・立志S

菊沢師「12日に南Wコースで単走で追い切りを行いました。軽く運動をさせている時は早く走りたいのか、少し煩くなるようなところはあるものの、調教中はムキになることも無く、軽快なキャンターをしてくれていますね。牧場からも良い状態で戻してもらって脚元には問題ありませんが、速いところを行うと背腰に疲れが溜まりやすくなっていますので、そこはしっかりケアをしていきます。ここまで特にアクシデントもありませんし、順調に進められていますので、更に状態を上げて再来週の立志Sへ向かうことが出来ればと思います」(12/12近況)

助 手 12南W稍 68.3- 53.3- 39.3- 12.5 馬なり余力

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今年の最終開催日の中山・立志Sへ向かうことが決まっていたアンブロジオは3日に帰厩。レースまで少し時間は残されていますが、早速時計をマークして元気一杯。少し煩い面は残っているようですが、走ることへの意欲が出てるとも言えるので、去勢手術を行った効果で幾らかでも従順さが戻って来てくれればと思います。

あとはレースまでの期間を逆算し、当日しっかり力を発揮できる状態へと持っていってもらえればと思います。早く仕上がり過ぎないようにだけ注意して欲しいです。

3日に美浦・武市厩舎へ帰厩しています。☆グランドサッシュ

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Photo グランドサッシュ(牡・武市)父ハーツクライ 母レイサッシュ

・在厩場所:3日に美浦トレセンへ帰厩
・調教内容:軽めの調整
・次走予定:12月21日の中山・グレイトフルS

武市師「3日の検疫が回ってきましたので、こちらへ帰厩させていただきました。少し歩様に硬さはありますが、馬体には問題ありませんし、早速4日から騎乗運動をスタートしています。予定しているグレイトフルSに向けて、徐々にピッチを上げていければと思います」(12/4近況)

調教師 7美坂良 56.1- 41.0- 26.7- 13.0 馬なり余力

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:11日に坂路コースで時計
・次走予定:12月21日の中山・グレイトフルS(津村J)

武市師「11日に坂路コースで単走で追い切りを行いました。先週はまだ息が出来ていなかったですから、今週は意識的にテンから飛ばしてもらいました。終いもある程度追ってもらいましたし、内容のあるメニューを消化出来たと思いますね。これで中身も変わってくれれば、来週はサラッと流すくらいで良いのではないでしょうか。あとは長めにハッキングの時間を取って、スタミナ面を強化しつつ、脚元には気を付けて進めていきたいですね。来週の鞍上は、この馬の癖を良く知っている津村明秀騎手に依頼しています」(12/12近況)

助 手 11美坂稍 53.3- 39.3- 25.8- 12.9 強めに追う

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暮れの中山・グレイトフルSへ向かうことが決まったグランドサッシュは3日に帰厩。寒さが増して、歩様に硬さが窺えるのは仕方ありませんが、ケアを入念に行うことで酷くなることを避けてもらえればと思います。体調自体は問題ありませんし、11日の追い切りはテンから飛ばしつつ、終いもそれなりに我慢。内容のあるものは出来たと思います。

また、次走の鞍上は津村Jに決定。中山・芝2500mが合っていると進言した北村宏Jが乗ってくれないのは残念ですが、その分、乗り慣れた騎手でグランドサッシュの良さを引き出してもらえればと思います。

2019年12月12日 (木)

シルクなお馬さん(2歳牡馬・入厩組)

Photo_3 エルスネル

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:4日にCWコースで追い切り
・次走予定:阪神12月21日・芝1600m(岩田望J)

西園師「4日にCWコースで追い切りました。帰厩後、初めて長めから時計を出すので、ラスト1ハロンしっかり負荷を掛けて行いました。動きとしては相手に見劣ってしまったものの、まずまず動けていましたし、これでピリッとしてくるでしょう。あと2週あれば良い状態に仕上がりそうですし、このまま順調に進められるなら、12月21日の阪神・芝1600mに向かいたいと考えています。なお、ジョッキーは減量の岩田望Jに依頼しています」(12/5近況)

助 手 1栗坂良 60.2- 44.4- 29.4- 14.4 馬なり余力 タケルライジング(古馬1勝)馬なりと同入
助 手 4CW良 86.3- 69.5- 53.5- 39.2- 12.3 一杯に追う ウインジョイフル(新馬)馬なりの外0.1秒遅れ

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:12日に坂路で追い切り
・次走予定:阪神12月21日・芝1600m(岩田望J)

西園師「12日に坂路で追い切りました。レース1週前でもありますので、併せてしっかり負荷を掛けましたが、最後まで脚色が鈍ることはなく、良い手応えでゴールしましたよ。デビュー戦の頃より馬体はしっかりしてきましたが、気持ちの面で他の馬を気にするところがあるようです。何かしら馬具を着けるなどして、来週の競馬までに修正できるように努めていきます」(12/12近況)

助 手 12栗坂良 52.8- 38.3- 25.2- 12.9 一杯に追う ウインアライバル(古馬1勝)一杯を0.1秒追走クビ遅れ

Photo_3 ディランズソング

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:4日に坂路コースで時計
・次走予定:12月22日の中山・ダ1200m

調教助手「4日に坂路コースで追い切りを行いました。同じ2歳馬と併せる形で行いましたが、遅れを取ることなく、最後まで余裕のある手応えで走れていましたよ。先週末にはWコースで長めから時計を出しましたが、1本目にしてはしっかりとしたフットワークで走り切れていて、良い動きを見せてくれましたから、初戦から期待できそうで楽しみにしています。レースまであと2週ありますから、徐々にピッチを上げて仕上げに入っていきたいと思います」(12/5近況)

助 手 30南W良 70.6- 54.8- 39.7- 12.8 馬なり余力 ヴィグラスファイア(古馬1勝)馬なりの外同入
助 手 4美坂良 58.7- 42.8- 27.9- 13.8 馬なり余力 サトノレガリア(二未勝)馬なりと同入

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:11日に南Wコースで時計
・次走予定:12月22日の中山・ダ1200m

萩原師「11日に南Wコースで追い切りを行いました。古馬の1勝クラスを相手に抜群の手応えで先着しており、この時期の2歳馬としては良く動けていますね。トモの左右差がありますから、バランスはあまり良い方ではないのですが、現状はまだしっかりしていない段階ですので、あまり気にし過ぎないで良いと思います。いかにもパワーとスピードを兼ね備えた外国産馬というような馬体ですので、どれほど走ってくれるか来週のデビュー戦が楽しみですね」(12/12近況)

助 手 7美坂良 57.7- 42.6- 28.8- 14.6 馬なり余力
助 手 11南W稍 68.5- 54.3- 40.8- 12.9 馬なり余力 リーヴル(古馬1勝)強めの内0.2秒先着

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先月28日に栗東へ帰厩したエルスネルはデビュー戦と同じ阪神・芝1600mで2戦目を迎えることに。鞍上は岩田望Jを予定しています。小柄な馬なので減量Jの起用に関しては理解できますが、幼さを覗かせたデビュー戦の走りからは道中で気を抜かせないように出来るベテランの方が合いそうなイメージ。水準の脚力は秘めるので、1度実戦を経験+牧場での立て直しの効果でどういうレースを見せてくれるか。悪くても今後にメドの立つ競馬を見せて欲しい。

先月27日に美浦へ戻ってきたディランズソングは丹念に時計を出し、水準以上の時計をマーク。それでいて余裕を感じるので、やればもっと動けるでしょう。トモの左右差など後々脚元に響いてくる感じはしていますが、弱点をしっかり把握して早い段階からケアを施すことで対応していってもらえればと思います。まずはスピードで圧倒してくれることを期待しています。

一息入れたことで精神面のリフレッシュが叶っていると思い込んでいたも、レースだと勘付くと一気に後ろ向きに。馬場入りをごねてスムーズに返し馬が行えず、ゲートでは鞍上と息が合わずに痛恨の出遅れ。最後はじわじわ脚を繰り出して追い上げてくるも3着まで。★インヘリットデール

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Photo インヘリットデール(牝・高野)父ルーラーシップ 母フサイチエアデール

日曜阪神10R 猪名川特別特別(芝1400m)3着(2番人気) 北村友J

今回もブリンカーを着用しています。行き脚が付かず大きく出遅れてしまい、最後方から追走します。3~4コーナーで外から仕掛けていき、直線で懸命に追われると、メンバー中最速の上がり33秒5の脚を使ってジワジワ追い上げましたが、3着に上がったところでレースを終えています。

北村友一騎手「地下馬道を上がってから跨るのはこれまでと同じでしたが、今回はいつも以上に前へ進んで行くのを嫌がり、馬場入りから走りに対して後ろ向きでしたね。なかなか返し馬に入ってくれなかったですし、ゲートを出る時も突っ張って後ろに重心が掛かっていた為に、あれが精一杯でした。ただ、走り出してこちらが気合いを入れると、それに応えて頑張ろうとする気持ちを見せてくれましたし、前が有利な展開でよく最後まで追い上げてくれたと思います。普通に走れば勝ち上がれるだけのポテンシャルを持っているだけに、後ろ向きな気性が今後もカギになりそうです」

高野調教師「地下馬道を出てからジョッキーに跨ってもらうようにしてから、馬場入りがスムーズになってきたので、今回は誘導馬の後に付けるのではなく、枠順通りに馬場入りさせましたが、いつも以上にゴネてしまい、内ラチを壊してしまうぐらい後退りしてしまいました。1週前に北村友一騎手にゲート練習を行ってもらった時はもう一つ進みが悪かったですが、レース前々日に助手が乗ってゲート練習を行ったところ、抜群の速さで出てくれたので、今回は良いスタートを決めてくれると思っていました。前走の反省を踏まえて、この中間はしっかり調整して今回のレースに臨みましたが、パドックでの様子も状態の良さがこちらに伝わってくるぐらいでしたし、良い結果を期待していたものの、スムーズに馬場入り出来なかったことが尾を引いてか、ゲートを出てくれませんでした。良い脚で最後まで良く追い上げてくれましたが、出遅れが最後に響いてしまいましたね。勝ち上がれるだけの力を持っている馬だけに、いかに馬場入りからゲートを出るところまでスムーズに行えるかがカギになりますから、次走までに対策を考えて、少しでも良い結果に結び付けられるように努めていきたいと思います。トレセンで状態を確認した後は、心身ともにリフレッシュさせるために放牧に出す方向で考えています」(レース結果)

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【次走へのメモ】

出遅れて出脚も鈍かったので最後方から。道中は腹を括ってじっくりと。4角手前から追い上げていき、直線もしっかり伸びたが、出遅れが痛かった。(B誌)

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・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:軽めの運動

高野師「トレセンに戻って状態を確認したところ、目立った疲れもなく、体調は変わりありません。馬の状態だけを見ると、そのまま在厩させても問題なさそうですが、これから疲れが出てくる可能性もありますから、このまま続戦させるか、一旦牧場へお戻しさせていただくかは、もう少し様子を見させていただきたいと思います」(12/4近況)

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11頭立てと比較的落ち着いた頭数+相手関係から、ここは善戦よりも勝利という結果を期待したインヘリットデール。一息入れたことでリフレッシュされ前向きにレースへ取り組んでくれるものと思っていましたが、今回は馬場入りをごねてしまい、スムーズに返し馬が出来ず。トレセンでは良い雰囲気だったのに競馬だと勘付いた途端にこの有り様。走りたくないという気持ちが勝ってしまい、ゲートは鞍上と息が合わずに出遅れ。開幕週の馬場では痛恨でした。ただ、鞍上が気合を付けると走る方へ気持ちが向いてくれ、その後は真面目モードへ。Sペースでは3着まで詰めてくるのが精一杯でしたが、最後までじわじわ脚を繰り出して3着。明らかに地力上位の存在ですが、気難しさは根が深いです。

レース後のインヘリットデールですが、状態面に関しては何ら不安はないも、放牧に続戦すると気持ちを追い込んでしまう感じに。ストレスが掛かると余計にレースどころではなくなって…。ただ、今回のレースを見ると、放牧を挟んだところで前向きさが戻ってくるとは言えず。優先権を確保出来ましたし、素直に使う方向へ。記事のアップが遅れてしまいましたが、中1週のローテで土曜中京の中京日経賞を予定しています。

引退期限まであと3ヶ月。1つ勝てば自信+やる気を取り戻してくれ、ポンポンと連勝もあり得ると思うのですが、現状の精神状態では展開や人気馬の凡走などかなり恵まれないと2勝クラスの卒業は難しそう。まあ、ここまで掲示板を外したのが1戦のみと堅実に頑張ってきてくれた功績を踏まえると、更なる頑張りを求めるのは酷で、無事に繁殖入りしてくれるのが1番かなと思います。

2019年12月11日 (水)

5日に栗東・高橋義忠厩舎へ帰厩しています。☆ロードセッション

Photo_6 ロードセッション(牡・高橋忠)父ジャスタウェイ 母ジャズキャット

2019.12.05
12月5日(木)に栗東トレセンへ帰厩しました。ひとまずは1ハロン18秒前後のキャンターで仕上がり具合の把握に努める方針。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、体調、条件、出走状況等を踏まえながら目標のレースを決めます。

○高橋調教師 「12月5日(木)に再び栗東へ。概ね計画通りのスケジュールです。短期間だけに激的な変化を求めるのは難しいかな・・・とは思うものの、少しでも良い方向へ進んでいれば・・・との気持ち。早速、明日6日(金)より跨って感触を確かめましょう」

2019.12.03
京都・宇治田原優駿ステーブル在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク600m→ハッキング1800~2400m、ウッドチップ坂路コース・キャンター900m×1本(1ハロン15~20秒ペース)。12月5日(木)に栗東トレセンへ帰厩の予定です。

○当地スタッフ 「定期的にハロン15秒ペースを消化。順調に乗り込めており、疲れた素振りも窺えません。直近の計量で493キロ。数字も示す通りに段々と締まって来たでしょう。12月5日(木)に厩舎へ向かう予定。このまま無事に送り出せれば・・・ですね」

☆★画像と情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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一旦牧場へ移して、土台作りを優先させてきたロードセッション。移動後はスムーズに乗り込みを開始。地道に強化できていたこともあって約3週間の滞在を経て、5日に栗東・高橋義忠厩舎へ帰厩しています。

早速、9日に坂路で帰厩後の初時計をマークしていますが、追走して同入と良い雰囲気。本日12日に強めの追い切りを課すと思うので、そこでどういう動きを見せてくれるか。これによってデビュー時期が年内なのか年明けなのか、決まってくると思います。

2019年12月10日 (火)

初めての右回りだけが不安も、仕上げに関しては予定通りに着々と態勢が整ってきています。☆サリオス

201910_20191212031301

Photo_3 サリオス(牡・堀)父ハーツクライ 母サロミナ

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:5日に南Wコースで時計
・次走予定:12月15日の阪神・朝日杯フューチュリティS(GⅠ)・R.ムーアJ

堀師「先週ライアン(R.ムーア騎手)に乗ってもらって負荷の掛かった追い切りを消化したことから、少し右トモに疲れが出てきつつあるので、アイシング等のケアをしっかり行うようにしています。飼い葉は完食しながらも、馬体重は545キロとレースに向けて徐々に絞れてきています。5日には南Wコースで併せて追い切りを行い、道中は3頭縦列の最後方を追走して行き、直線では最内に進路を取って併入しています。先週の追い切りの時点で、息遣いは良好で動きもスムーズだったとライアンから言われていましたので、今週は終始馬なりのまま無理せず、相手のペースに合わせる形でしたが、手応えには最後まで余裕があって良い動きを見せてくれましたね。直線ではゴール板近くまで手前を変えませんでしたが、乗り手は『持ったままだったからで促せば変えてくれそうでした』と言っていましたから、心配は要らないでしょう。この調子で進められれば、良い仕上がりで来週の競馬に向かえそうですし、右トモのケアはしっかりと行いつつ調整していきます」(12/5近況)

助 手 1美坂良 56.1- 41.0- 26.6- 13.2 馬なり余力
助 手 5南W良 80.6- 65.2- 50.9- 37.3- 12.0 馬なり余力 アヴィオール(古馬2勝)強めの内1.2秒追走同入

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2週前追い切りにR.ムーアJが跨り、ちょっと負荷を掛けて過ぎたところはあったようですが、ケアをしっかり行ってリカバー。馬体重に関してはこのひと追いが効果的だった様子で順調に絞れてきています。ひとまず順調に来ていると言えるでしょう。

1週前追い切りとなる先週5日の追い切りはやや内目を通ってサラッとやりましたが、6ハロンから時計を出して古馬相手に余力をもって併入。それでいてこの時計は優秀です。ただ、最後の直線は手前を替えずに走っていたようなので初めての右回りに若干の不安も。まあ、そこはサリオスの能力で補える範囲だと思っています。とにかく順調にレースまで仕上げを進めていって欲しいです。

2019年12月 9日 (月)

ロードなお馬さん(入厩組)

Photo_6 ロードダヴィンチ

12月4日(水)良の美浦・ニューポリトラックコースで3ハロン42.4-13.1 8分所を馬なりに乗っています。短評は「攻め軽目も順調」でした。当初のプランを変更して12月14日(土)中京・3歳上1勝クラス・混合・ダ1800mもしくは12月15日(日)中京・3歳上1勝クラス・ダ1900mもしくは12月15日(日)中京・3歳上1勝クラス・若手騎手限定・ダ1800mに予定しています。

○新開調教師 「12月4日(水)はポリトラックでサラッと。締まったシルエットに映るものの、ここに来て数字的には十分戻ってくれました。中山4週目まで間隔を開けるよりも来週の競馬へ向かった方が良さそう。適鞍が多く組まれる中京への参戦を考えましょう」

≪調教時計≫
19.12.04 助手 美南P良 42.4 13.1 馬なり余力

Photo_6 ロードフェローズ

12月4日(水)良の栗東・坂路コースで1本目に53.9-39.4-25.3-12.8 一杯に追っています。併せ馬では一杯の相手に0秒1先行して0秒4遅れ。短評は「坂路コースで入念」でした。12月21日(土)中山・2歳新馬・芝2000mもしくは12月28日(土)中山・2歳新馬・混合・芝2000mもしくは12月28日(土)阪神・2歳新馬・混合・芝2000mに予定しています。

○藤岡調教師 「12月4日(水)は53秒9。だいぶ時計を詰めており、最後まで踏ん張りました。幾らかフォームがバラ付くものの、乗り込みを重ねるに連れて良化。もう一歩・・・と言った感じですね。年末には使いたい気持ち。東西の2000mを見据えましょう」

≪調教時計≫
19.12.04 助手 栗東坂良1回 53.9 39.4 25.3 12.8  一杯に追う クレイス(2歳新馬)一杯に0秒1先行0秒4遅れ

Photo_6 トルネードフラッグ

12月4日(水)良の栗東・坂路コースで1本目に53.3-39.1-25.7-13.0 一杯に追っています。併せ馬では馬なりの相手に0秒3先行して首遅れ。短評は「坂路コースで入念」でした。体調、条件、出走状況等を踏まえながら目標のレースを決めます。

○田代調教助手 「12月4日(水)は53秒3。しっかり負荷を掛けています。馬場が重くてラストは幾らか時計を要した格好ながら、段々と前向きさも出始めたように一定の評価は与えられそう。良いリズムで進んでおり、この調子で上昇カーブを描ければ・・・」

≪調教時計≫
19.12.04 助手 栗東坂良1回 53.3 39.1 25.7 13.0 一杯に追う ディメンシオン(古馬オープン)馬なりに0秒3先行首遅れ

☆★画像と情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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馬体重の回復が遅れているロードダヴィンチですが、この中間の調整は軽めに止め、回復を優先。喉の負担を考えると、若干細めの方がむしろ良いかもしれません。また、状態に関しては不安はないので、週末の中京へ矛先を変えています。

ロードフェローズは相変わらず渋い時計しか出ませんが、この馬なりにじんわり良化中。トモの緩さが目立つ中でしっかり負荷を掛けることが出来ているのは○。調教量は足りているだけにあとは藤岡師のGOサイン町です。

トルネードフラッグはもう少し踏ん張って欲しいというのが率直なところですが、全体時計は水準のものはマークできるように。ゆくゆくは芝の短距離での活躍を期待するも、パンとするまではダート中心で番組を選んでいった方がベターな印象。また、現状ではスパッと切れる脚は使えないと思うので、スピードの持続力を生かした競馬で他馬を封じてもらいたいです。

シルク&ロードなお馬さん(2歳・入厩組)

Photo_3 オーサムゲイル

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:4日に坂路コースで追い切り
・次走予定:阪神12月15日 メイクデビュー阪神・ダ1400m・牝馬(O.マーフィーJ)

高柳大師「4日に坂路で追い切りました。先週の追い切りと比較すると、だいぶ動きに余裕が出て、最後までしっかり走ってくれるようになってきました。ただ、54秒台で上がってきたのであれば、ラスト1ハロンは12秒台でまとめてほしいですから、今週の追い切りでどれだけ動きがピリッとしてくるかですね。飼い葉食いは良い方ではありませんが、極端に馬体が寂しくなったりはしていませんので、今の状態をキープしながら来週の競馬に備えたいと思います」(12/4近況)

助 手 1栗坂良 55.4- 40.7- 26.8- 13.4 馬なり余力 ミントティー(二歳1勝)馬なりを0.2秒追走同入
助 手 4栗坂良 54.0- 40.0- 26.3- 13.3 一杯に追う カプリシャス(新馬)一杯に0.1秒先行0.3秒先着

Photo_6 ロードユリシス

12月5日(木)良の栗東・坂路コースで1本目に55.7-40.2-26.3-13.2 馬なりに乗っています。短評は「坂路コースで入念」でした。体調、条件、出走状況等を踏まえながら目標のレースを決めます。

○高野調教師 「12月5日(木)にサラッと。あまり単走だと動けないですね。一方、実戦では揉まれると他馬を気に掛けたり・・・。そのあたりが難しい部分でしょう。レース出走へ向けて在厩で調整を続ける予定。ただ、番組に関しては改めて検討を重ねます」

≪調教時計≫
19.12.05 助手 栗東坂良1回 55.7 40.2 26.3 13.2 馬なり余力

Photo_6 シベール

12月4日(水)稍重の美浦・ウッドチップコースで5ハロン67.3-52.9-39.5-12.8 8分所を馬なりに乗っています。併せ馬では直線強目の相手の外を0秒7先行して0秒4先着。短評は「先着で脚色に余裕」でした。12月22日(日)中山・2歳未勝利・混合・芝1600mに三浦騎手で予定しています。

○久保田調教師 「12月4日(水)は私自身が手綱を取り、ウッドで約67秒の時計を出しました。まだ気持ちが先行しがちでトモがバラけてしまう感じ。また、飼い葉が細い部分にも注意が必要です。再来週のマイルへ。デビュー戦と同じジョッキーで臨みましょう」

≪調教時計≫
19.12.04 調教師 美南W稍 67.3 52.9 39.5 12.8 馬なり余力 サクセスハーモニー(2歳新馬)直強目の外0秒7先行0秒4先着

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オーサムゲイルは順調に乗り込めているも、追い切り時計は平凡。伸び自体も物足りません。現状はパワー不足を感じるので、使いつつ馬体のボリュームを増してきてくれれば良いのですが。今の感じだと厳しい競走生活が待っていそう。

ロードユリシスはひと叩きして変わってきた感じはないも、デキ落ちはなさそう。良いスピードは秘めているも、気難しさと他馬を気にする面が悩ましいところ。馬具を工夫して操縦性を高めることを考えていって欲しいです。

シベールは気持ちと動きが噛み合っていないところは残るも、余力十分に併せ馬を消化。脚元の不安で少し休むことになりましたが、動きの良さは健在。ただ、デビュー戦時同様にビシビシやることが出来ていないので、実戦ではひと押しが課題になりそう。あとはゲートが開く音に反応してしまうので、スタートでのロスをどう補うかを予め想定しておいて欲しいです。

美浦トレセンでじっくり乗り込めたことで状態アップ。スッと好位を確保して折り合いはバッチリ。展開が嵌った面はあるも、3角手前から後続を待つことなく早目に仕掛け、最後まで脚を持たせた鞍上の好騎乗が光る。レース後に判明した怪我は心配も、ここで悲願の初重賞制覇を遂げる。☆モンドインテロ

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Photo_3 モンドインテロ(牡・手塚)父ディープインパクト 母シルクユニバーサル

土曜中山11R ステイヤーズS(芝3600m)優勝(6番人気) W.ビュイックJ

まずまずのスタートを決めて、好位から競馬を進めます。2周目3コーナーから鞍上が追い出しを開始すると、ラスト150mで前を捕らえて悲願の初重賞制覇を成し遂げています。

W.ビュイック騎手「昨年も乗せていただいて、長距離適性は感じていましたが、ベストな競馬を出来ずに3着と敗れていたので、今年はこの馬のスタミナを活かした競馬をしたいと考えていました。スタートは出てくれたので、ある程度の位置を取りにいき、その後はレースの流れを見ながら良い形で進められましたね。モンドインテロは非常にひたむきな馬で、乗り手のアクションにしっかり応えてくれますし、素直に頑張ってくれますから、早めに仕掛けても最後まで良い脚を使ってくれました。そして何より大好きなこの馬に、初めての重賞を獲らせてあげることが出来て、とても嬉しく思います」

手塚調教師「おめでとうございました。最終追い切りで遅れはしたものの、本数はある程度やっていましたし、夏場よりグンと動きが良くなっていましたから、状態面では自信を持って臨めました。道中はビュイック騎手が理想的な位置で運んでしっかり脚も溜まっており、その分最後まで持続して良い脚を使ってくれましたね。ここまでオープンを3勝していましたが、なかなか重賞制覇に手が届きませんでした。しかし、7歳にして初めて勲章を獲ることが出来て本当に嬉しく思いますし、頑張って走ってくれたモンドインテロに感謝したいですね。なお、レース後に右前を跛行しましたが、レントゲン検査では骨には異常が見られませんでした。ただ、球節付近に張りがあり、触診で痛がる素振りを見せています。今年に入って右前の膝裏に張りが出て、多少なりともそこを庇って走っていたのかもしれません。まずはトレセンに戻って再度状態を確認させていただき、オーナーや牧場サイドと今後について話をしたいと思います」 (レース結果)

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【次走へのメモ】

好仕上がり。レース中盤に13秒台のラップが4回。中だるみのスローペース。好位の直後。馬群の外で折り合いはピタリ。3角から押してスパート。ズブい面はいつもほどなかった。坂上でグイット伸びて先頭。鮮やかに抜け出した。当レース3回目の挑戦で勝利。(B誌)

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【ステイヤーズS】インテロ重賞初制覇!好位で折り合い重賞15度目で念願(スポニチより)

名物マラソン重賞「第53回スポニチ賞ステイヤーズS」が11月30日、中山競馬場で行われた。道中4~5番手から伸びた6番人気モンドインテロが、同レース4勝目を狙った1番人気アルバートの強襲を3/4馬身差で抑えてV。昨年3着の雪辱を果たし、重賞挑戦15度目で念願の重賞初制覇を飾った。なお、レース後は馬運車で引き揚げ、右前肢ハ行の診断を受けた。

重賞挑戦15度目、ステイヤーズS挑戦3度目でつかんだ念願の重賞初タイトル。ただ、モンドインテロ関係者に笑顔はなかった。口取り写真に納まるべき表彰式に優勝馬の姿はなく、レース後は中山競馬場内の診療所に向かった。表彰式を終えた手塚師は「右前脚の歩様が悪くて…。気になります」と沈痛な面持ちで切り出した。

先導馬が激しく入れ替わる消耗戦。横山典レイホーロマンスが絶妙スローに落としたが、2周目正面スタンド前でネイチャーレットが先頭を奪い、さらにエイシンクリックがハナへ。そんな先行争いをよそに、昨年(3着)も騎乗した名手ビュイックとインテロは4~5番手で折り合った。残り1Fで前を行くエイシンクリック、オジュウチョウサンを抜き去り、4勝目を狙うアルバートの強襲を退けてゴール。昨秋マイルCS(ステルヴィオ)以来のJRA重賞6勝目を飾ったビュイックは「昨年も乗せてもらって“ストロングステイヤー”ということは分かっていたが、昨年は僕自身がうまく乗れなかった。スタミナを生かして、今年は好位にいった。ひたむきな馬で頑張ってくれ!!と伝えながら2周、3周と走った」と愛馬を称賛する一方、神妙に続けた。「レース後、右前脚の歩様が乱れたので心配です…」

手塚師は「ビュイック騎手には昨年も乗ってもらって、馬の個性を把握してもらっていたのが良かった。3コーナーから手は動いたけど、よく頑張ってくれました。一つ勲章が獲れて良かったです」と全精力を振り絞った愛馬を称えつつ、体調を気遣った。レース後の診断は右前脚ハ行。7歳冬でついに勲章をつかんだ“遅咲きステイヤー”との元気な再会を、ファンも待っている。

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・在厩場所:美浦トレセン/6日に福島県・NF天栄へ放牧予定
・調教内容:軽めの調整

手塚師「先週は改めてありがとうございました。レース直後は結構歩様には見せていましたが、日が経つに連れて症状の方は段々と治まってきています。トレセンの診療所で右前の詳しい検査を行いましたが、骨・屈腱ともに異常は見られず、おそらく捻挫というのが獣医の診断です。ただ、繋側靭帯に傷みがありますし、依然として腫れ・熱感はありますから、この後はノーザンファーム天栄へ放牧に出させていただきます。牧場でも改めて検査してもらい、その結果を見て今後についてご相談させていただきたいと考えています」(12/5近況)

⇒⇒6日に福島県・ノーザンファーム天栄へ放牧に出ています。(6日・最新情報より)

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夏の札幌2戦は案外な結果に終わり、年齢的な衰えもあるのかなと思っていたモンドインテロ。ただ、美浦トレセンへ戻り、坂路とWコースで丹念に乗り込むことで状態はジワッとアップ。当日版の競馬ブックを見ても、直前の気配が良かったようですし、昨年ゴール前で詰め寄る好騎乗を見せてくれたW.ビュイックJが今年も乗ってくれることで密かに期待は持っていました。

当日のパドックを見れていないのでレース前の状態・雰囲気は分かりませんが、マイナス4キロでの出走と絞れてきたのは良かった筈。レースでは好発からスッと前目に付けることが出来ていました。道中は3~4番手でしっかり折り合いを付けて我慢の追走。そして2周目の3角手前から後続を待つことなくグイグイ進出。ズブさを覗かせて早くも鞭が入るシーンはありましたが、腕力を生かしてモンドインテロをよく動かしてくれました。ただ、4角の時点では何とも言えない手応え。もうひと押しが利くのかなと見ていましたが、少し苦しくなって外へモタれる素振りがありつつ、鞍上の叱咤激励に応えて先頭へ躍り出て、これまで目の上のたんこぶ的存在だったアルバートの追撃を封じてのゴール。諦めていた重賞制覇にここで手が届くこととなりました。

正直、レースレベルに疑問はありますし、展開が嵌ったと思いますが、それでも結果を出してくれたことが素直に嬉しいです。W.ビュイックJは昨年少し脚を余したことを踏まえて、積極的に仕掛けていってくれましたし、ゴールまで辛抱させたのはさすがです。

ただ、レース後すぐに歩様を乱して、右前脚の跛行を確認。幸い、骨には異常はなかった様子。診断では捻挫ということですが、繋側靭帯に傷みがあるというのは心配。まずは治療に専念し、1日でも早く症状が落ち着いてくれるのを願うのみです。今年の前半、休養を余儀なくされましたが、同じくらいの休養期間は必要なのかなと何となく思います。また、この怪我によって右前の膝裏の張りに悪影響を及ぼさないようにお願いします。

最内枠を利してハナへ行きたかったも、他馬が速過ぎて好位のインに控える形。この馬なりに集中力を維持して頑張ってくれたも、直線は手応えの割に伸び切れず。距離が微妙に長いのと時計が速過ぎたのが響いた感じ。ただ、5着を死守して優先権を確保できたのは大きい。☆ロードイヒラニ

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Photo_3 ロードイヒラニ(牡・千田)父ロードカナロア 母レディカーニバル

11月30日(土)中京6R・3歳上1勝クラス・混合・芝1600mに川須Jで出走。16頭立て9番人気で1枠1番からスローペースの道中を4、3、3番手と進み、直線では最内を通って0秒8差の5着でした。馬場は良。タイム1分34秒7、上がり34秒2。馬体重は6キロ増加の476キロでした。

○千田調教師 「1番枠からのスタート。普通にゲートも出られ、上手に走れていました。ただ、最後の直線が案外。鞍上はマイルでOKと話しているものの、あの手応えで伸び切れないのを考えると・・・。微妙に距離が長い可能性も。大きな問題が無ければ続戦の予定ながら、条件に関しては改めて検討を重ねましょう」

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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レース後も特に異常は認められません。現在は心身のリラックスに重点を置いた調整。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、12月14日(土)中京・豊川特別・芝1600mもしくは12月15日(日)中京・3歳上1勝クラス・混合・芝1200mに予定しています。

○千田調教師 「5着以内を確保して、優先的に使える立場。芝の番組自体が少ない時期だけに、これは非常に大きかったでしょう。見た目には特に変わらぬ様子。中1週で準備したいと思います。候補は2鞍。相手関係も含めて絞るのがベターかも知れません」

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最内枠を引き当てたのでスタートを決めてハナへ行くくらいの積極策を期待したロードイヒラニでしたが、五分のスタートを切って二の脚もマズマズでしたが、他に速い馬が2頭ほどいて好位のインに控える形。揉まれて大丈夫かなと心配しましたが、この馬なりに集中して走れていたように思います。そして最後の直線。手応えは悪くなかったですが、早目に勝ち馬が抜け出していったので少し追い出しを待つも、その後はその進路を通って追いかけて行くことに。直線半ばまではじわじわ脚を繰り出して頑張ってくれていたのですが、坂を駆け上がってからは勢いが鈍り出して…。後続に一気に強襲されることになりましたが、パタッと止まっていない分、5着に渋太く踏ん張ってくれました。

今回に関しては勝ち馬が強過ぎましたが、速い時計の決着になると分が悪いというのを再認識。最後ワンパンチ足りなかったのは距離もあるでしょうが、時計面の限界も響いたのかなと個人的には思います。また、負けはしてとはいえ5着を死守したのは大きいです。

レース後のイヒラニですが、目立った疲れは感じさせず。負けはしましたが、優先権を確保できたことで今週末の中京戦を予定。候補は2鞍ですが、個人的には芝1200mへ向かって欲しいです。レースの流れにはスッと乗れないかもしれませんが、出たなりの位置で脚を溜めてくれれば、距離を短縮した効果でピリッとした脚は使ってくれる筈。新味を引き出す意味でもこちらへ使ってもらいたいです。

2019年12月 8日 (日)

脚元に疲れが溜まりやすいなど体質面での弱さが残る現状。追い切りでも攻め切れていないので、出走と放牧を繰り返しながらじわじわ良くなってきて欲しい。気持ちの弱さが出れば大敗を覚悟しないとダメも、1つ2つでもキラッと光るところをデビュー戦で見せて欲しい。★ルコントブルー

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Photo_3 ルコントブルー(牝・勢司)父キズナ 母シェアザストーリー

日曜中山6R メイクデビュー中山 2歳新馬・牝馬(ダ1800m)6枠9番 北村宏J

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:4日に北Cコースで時計

勢司師「4日に北Cコースで併せて追い切りを行いました。レースでも乗ってもらう北村宏Jに今週も手綱を取ってもらい、道中はルコントブルーが追走し、直線で内に入れて脚を伸ばすと、最後は併入する形で終えています。直線での反応は良かったですし、脚取りも最後までしっかりしていて、この仔なりに良い動きを見せてくれたと思います。調教では時折、気持ち的に後ろ向きになってしまい、止まろうとするような仕草を見せることがありますし、精神的に追い詰めてしまわないよう注意して調整してきました。まだ体力的に力が付き切っていない部分がありますし、初戦からいきなりというタイプではないかもしれませんが、調教をこなしつつ良化はしてきていますから、頑張って良い走りを見せて欲しいですね」(12/5近況)

北村宏 4北C良 69.7- 55.3- 40.7- 13.8 馬なり余力 ヴィーヴァメジロ(二未勝)馬なりの内1.6秒追走同入

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第5回中山4日目(12月08日)
6R メイクデビュー中山 2歳新馬
ダ1800メートル 指定 牝馬 馬齢 発走12:35
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 シゲルニクス 牝2 51 大塚海渡
2 2 トップブランド 牝2 54 三浦皇成
3 3 ラズベリードリーム 牝2 54 石川裕紀人
4 4 ソフィスティケイト 牝2 54 丸山元気
4 5 ツバキヒメ 牝2 54 江田照男
5 6 ミュアウッズ 牝2 54 石橋脩
5 7 トーホウカッフェ 牝2 54 嘉藤貴行
6 8 カリカンテ 牝2 54 津村明秀
6 9 ルコントブルー 牝2 54 北村宏司
7 10 セイウンヒロイン 牝2 54 大野拓弥
7 11 シャランドール 牝2 51 菅原明良
8 12 カフェレヨン 牝2 52 木幡育也
8 13 レディーフラッシュ 牝2 54 古川吉洋

○勢司師 「ここまで順調だし、ジョッキーにも毎週乗ってもらっている。成長段階で使いつつかもしれないが、素質は感じている」(競馬ブックより)

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出資候補の中には入っていなかった馬なのですが、満口馬ラッシュに触発されて出資してしまったのがシェアザストーリーの17ことルコントブルー。牝馬ながら雄大な馬体を誇り、首を上手に使った歩き。切れる脚は期待できないも、パワーで押し切る競走馬を想像。今年の2歳が初産駒となる父キズナに出資したかったこともありますし、母系からダートへの適性を感じるのも出資への後押しとなりました。

育成時のルコントブルーは500キロを優に超える馬体。脚元に疲れが溜まりやすいところがあったので、マイペースでの調整。トラブルは蹄叉へチップが刺さって傷が出来、その時に調教を緩める時期があったぐらいだったと思います。

そんなルコントブルーが初入厩したのが5月末。早速ゲート練習に取り組んだのですが、扉の開閉に驚いてしまい、少しビビッてしまうようで小刻みに震えたりする姿。雄大な馬格とのギャップにちょっとビックリしましたが、時間を掛けることで少しずつ慣れていくように。7月4日にゲート試験を突破してくれました。

その後はNF天栄へ戻してゲート練習による疲れ+地道に乗り込むことでの体力強化。最初は馬体を持て余してトモを上手に使えなかったり、前向きに走る姿も見られなかったりしたのですが、少しずつながら良い方へ。体調自体は悪くなかったので秋の中山・東京開催を目指して進めてきました。そして東京開催でのデビューを目指して9月に再入厩。時計を出して徐々に動きが良くなってきていたと思ったら、疲れから四肢を腫らすことに。再度、NF天栄へ戻ることとなってしまいました。

休養を余儀なくされるような怪我・トラブルはなかったのですが、悩まされた体質の弱さは今も改善できていないです。それ故、3度目の入厩でようやくデビューへこぎ着けることが出来ましたが、徐々に負荷を高めてきた程度で攻め切れていません。心身共に成長の余地を残すというか課題が残るので、気持ちが悪い方へ向かないように注意しつつ、放牧と出走を繰り返しながら大事に使っていくことがまずは重要に。その中で心身共にタフさが加わってくれれば、成績も上昇してくれると思います。ですので、今回の結果が悪過ぎても悲観することはないのかなと個人的には思っています。北村宏Jには丁寧に乗ってきてもらい、その中で1つ2つでもキラッと光るモノを見せてくれればと思います。

【ロード】今週の出走馬(8日・日曜版)

Photo_6 ロードベイリーフ

12月8日(日)阪神3R・2歳未勝利・混合・芝1400mに松山Jで出走します。12月4日(水)良の栗東・坂路コースで1本目に55.4-40.0-25.5-12.5 一杯に追っています。併せ馬では末強目の相手に0秒5先行して0秒2遅れ。追い切りの短評は「変わりないデキ」でした。発走は11時05分です。

○森田調教師 「やはり中京は適当な乗り役が見付からずに・・・。松山騎手との新コンビで今週の阪神へ行こうと思います。12月4日(水)は上がり重点。連戦ながらも状態は維持している印象です。今回は1400m戦。距離短縮が良い方向へ働けば・・・でしょう」

≪調教時計≫
19.12.04 助手 栗東坂良1回 55.4 40.0 25.5 12.5 一杯に追う レジーナファースト(古馬2勝)末強目に0秒5先行0秒2遅れ

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Photo_6 ロードプレミアム

12月8日(日)中山12R・3歳上2勝クラス・混合・芝1600mに菅原明Jで出走します。12月4日(水)稍重の美浦・ウッドチップコースで5ハロン65.0-50.8-37.9-12.6 6分所を馬なりに乗っています。併せ馬では一杯の相手の内を0秒4追走して同時入線。追い切りの短評は「手応え十分」でした。発走は16時00分です。

○斎藤調教師 「12月4日(水)はウッドで併せる形。先週もそれなりに負荷を掛けたものの、休み明けを踏まえて気合いを付けておきました。好時計が出たように、コンディションについては良好と言えそう。3キロ減の恩恵でもう一押しが利けば・・・と考えています」

≪調教時計≫
19.12.04 菅原明 美南W稍 65.0 50.8 37.9 12.6 馬なり余力 フルデプスリーダー(2歳1勝)一杯の内0秒4追走同入

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ロードベイリーフは1戦ごとにレース内容が良化していましたが、前走は福永Jが騎乗停止の為、武豊Jとのコンビに。スパッと切れる脚を使えないので逃げの手に出るのは正解だと思いますが、前走はスタートでやや後手を踏み、やや強引にハナまで行ったことで序盤オーバーペースに。それでも4角の手応えでは何とかなりそうな感じもあったのですが、直線で追われてから気難しい面を覗かせてモタモタ。最後まで渋太く食い下がってはいますが、4着に終わってしまいました。

前走後は在厩調整を続け、今回は距離を1ハロン短縮へ。スピードを生かすには好材料ですし、マイル戦と比べると幾らかでも相手は楽に。小細工なしの競馬に持ち込んだ方が良いのかなと思いますが、前走で直線伸びあぐねたのが心配。まずは五分のスタートを切って、ベイリーフの気分を汲み取った位置で進めてもらえればと思います。促すことなくハナへ行けるようならそれでよいと思いますし、内のスマートルシアあたりがハナを主張してくるのなら2番手以降で脚を溜めてもらえればと思います。出来ればここで一区切りとなるように勝ちを掴み取りたいです。

後方から進めてちょこっと脚を使うだけという競馬が続いていたロードプレミアム。前走は馬に刺激を与える意味でマイルへ距離短縮してみたと思うのですが、レースの流れにはもう一つ乗りない中で直線はまずまずの脚を繰り出して7着まで。使い詰めだったことを踏まえれば、良く頑張ってくれていると思います。

その後は千葉・ケイアイファームへ戻して再調整。寒い時季は重目残りが心配ですが、今回はやや早目に帰厩してコツコツ乗り込んできたことでスッキリ見せている様子。追い切りの動きも上々といえるので良い仕上がりでレースへ臨めるでしょう。また、今回は3キロ減となる菅原明Jを起用。新人ながら勝利を積み重ねてきていますし、腕もマズマズ。詰めの甘さを減量騎手起用でどこまで補えるか。追い切りで感触を確かめてもらっているので、その時感じたことをレースで生かして欲しいです。

底なしのスタミナ+タフさを発揮して最後は急追するも、序盤にどうしてもモタモタしてしまい飛越に雑な面も覗かせる。レースの流れにスムーズに乗れないようだと善戦止まりから脱却するのは難しい。★ブライトクォーツ

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Photo_3 ブライトクォーツ(牡・荒川)父ワークフォース 母レースドール

土曜中山8R イルミネーションJS(OP・障3570m)4着(6番人気) 熊沢J

五分のスタートから、1周目は後方3番手からレースを進めます。2周目から段々と前との差を縮め中団に取り付くと、最後の直線では猛烈な末脚を繰り出して、4着まで上がっています。

熊沢騎手「少し器用さに欠けるところがありますので、何カ所か飛越が危なかったですね。それに速い脚を使えるタイプでは無いので、道中は常に促しながらの追走でした。それでも、スタミナが非常に豊富な馬で最後は確実に脚を使ってくれますし、直線の伸び脚を見るとこの馬にとってはまだまだ距離が足りないようです。この競馬であれば、暮れの大一番がとても楽しみになりましたから、あとは無事に出走出来ればと思います」

荒川調教師「若干飛越でバランスを崩すようなところがあり、そのロスでモタついてはいましたが、ラストは本当に良く伸びてきていますね。熊沢騎手も『まだ距離が足りない』と言うくらいですし、この馬のスタミナには本当に驚きます。トレセンで馬体を確認させていただき、問題が無いようでしたら、予定通り中山大障害へ向けて進めていきたいと考えています」(レース結果)

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【次走へのメモ】

飛越でバランスを崩したりしながら中団馬群。それでも勝負どころで追い上げて、3着馬に際どく迫ったところがゴール。(B誌)

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・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:軽めの運動
・次走予定:中山12月21日・中山大障害(G1)・熊沢J

荒川師「トレセンに戻って状態を確認いたしましたが、脚元に大きな怪我はなく、体調も問題ありませんでした。3570mに距離が延びてもまだ足りないというのですから、本当にタフな馬ですね。中山大障害は更に距離が延びますし、ブライトクォーツにとっては体力を存分に発揮できる舞台だと思いますので、良い状態で向かえるように調整していきたいと思います。なお、ジョッキーは引き続き熊沢重文騎手で向かう予定です」(12/4近況)

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重賞で揉まれてきた経験を発揮し、OPのここならレースの流れに乗った競馬が出来るかなと思ったブライトクォーツ。五分のスタートは切ってくれたのですが、二の脚が一息なのでどうしても置かれ気味に。飛越に関しては何ヶ所か危うい場面はありましたが、特に前半は飛越が雑な印象が強いです。スタミナが豊富なのは大きな武器なのですが、それに甘えている部分が大きく、もう少し細かいところの修正に取り組んで欲しいところ。最後の最後は1頭だけ凄い脚で3着争いまで突っ込んできたのは立派ですが、流れに乗り切れずに脚を余している証拠でもあります。スタートから良い位置を確保できないのなら、道中で早目にポジションを押し上げる努力を。堅実に頑張ってくれていますが、善戦止まりからの脱却をお願いします。

レース後のブライトクォーツですが、脚元等に怪我はなく、相応の疲れが残るのみ。今後は出走が叶うかどうかは分かりませんが、暮れの中山大障害へ向けて調整を進めていくこととなりました。

今回の走りなら更に距離が延びるのは大歓迎ですが、飛越に不安定さが残るので、次走では落馬の心配が付き纏います。短期放牧を挟んでひと叩きしたことで状態面のアップは見込めるので、次走までに障害練習を少し念入りに行ってもらいたいです。G1に出走することで満足せず、好成績を残せるよう、レースまでの期間でしっかり課題克服に取り組んでもらいたいです。

2019年12月 7日 (土)

【ロード】今週の出走馬(7日・土曜版)

Photo_6 ロードザナドゥ

12月7日(土)中山7R・3歳上1勝クラス・混合・ダ1800mに津村Jで出走します。12月4日(水)良の美浦・ニューポリトラックコースで5ハロン71.0-55.0-40.2-12.6 7分所を馬なりに乗っています。併せ馬では直線強目の相手の外を0秒6先行して同時入線。追い切りの短評は「もう一追い欲しい」でした。発走は13時15分です。

○新開調教師 「12月4日(水)はポリトラックで先行。終いだけ併せて闘争心を引き出しました。ジリジリ脚を使う印象が強いタイプだけに、ジョッキーには積極的に乗ってもらう予定。中京の似た条件の頭数が極端に少なければ、投票先を変更するかも知れません」

≪調教時計≫
19.12.04 助手 美南P良 71.0 55.0 40.2 12.6 馬なり余力 トラモント(2歳新馬)直強目の外0秒6先行同入

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ロードザナドゥは春の新潟戦で8着に敗れた後、スタートでダッシュが利かない+ラストで一伸びを欠くのはトモの甘さが原因ということで、障害練習を取り入れたり、体質の強化を図るために去勢手術も行いました。ただ、それまでに蓄積していた疲れによって歩様が一息であったり、トモに疲れが出てしまったりと順調さを欠き、リカバーするにもなかなか良化が見込めず…。ここまで復帰が延びてしまったのは正直予想にもしませんでした。そして復帰戦を迎える前に美浦・新開厩舎への転厩となりました。1勝クラスでやや頭打ちになっていましたし、心機一転を図って出直すことは大賛成です。

ただ、不満なのは帰厩当初は芝への挑戦を匂わせていたのに、芝の番組が少ないということでこれまでと同じダートの中距離戦へ使ってきたこと。これまでの成績・内容から改めて試す必要があるのか…。十分、節が足りているだけに中京へ連れて行って芝の短距離へチャレンジして欲しかったです。また、ダートに使うにしても、1800mではなく1200mでしょうというのが私の率直な気持ち。同じことをしてても、変わり身は見込めません。

ですので、今回、良い結果が得られなくても仕方ないと割り切りたいところ。ひと叩きしてからの期待となりますが、掲示板を外してしまうと違う条件を試すには相応のレース間隔が必要なのは悩ましいところ。何とか5着までに粘り込んで欲しいですが…。

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Photo_6 ロードエース

12月7日(土)中山10R・アクアラインS・混合・ダ1200mに三浦Jで出走します。12月4日(水)良の栗東・坂路コースで1本目に53.7-38.5-24.8-12.3 馬なりに乗っています。追い切りの短評は「ひと追い毎に良化」でした。発走は14時50分です。

○松下調教師 「12月4日(水)は楽に相応のタイムを記録。本数を重ねて確実に上向いていると思います。放牧で立て直しを図り、良かった頃の雰囲気に。休み明けでも力を出せる仕上がりでしょう。ただ、結構な頭数が登録。何とか抽選を突破できれば・・・」

≪調教時計≫
19.12.04 助手 栗東坂良1回 53.7 38.5 24.8 12.3 馬なり余力

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状態が落ち込んでしまっていた前走の花のみちSは最下位に沈んだロードエース。蒸し暑い時のレースでしたし、下降線を辿っていた調子からこういう結果になるのは想定できていたので、そこまでショックはありませんでした。

その後は千葉・ケイアイファームで立て直し。移動当初は硬さが非常に目立ち、曳き運動もまともに出来ないほど。笹針治療を行って悪い血を出し、サンシャイン放牧で英気を養ってきました。そしてウォーキングマシンのみの運動を約1ヶ月間行った後、夏の暑さに弱りながらも、乗り進めて行こうとしたところで今度は右前脚蹄壁の内側を痛め、歩様を大きく乱すことに。その結果、ここまで復帰が延びてしまいました。ただ、時間が掛かりながらも、リセットして状態を立て直すことには成功したので、良い状態で帰厩→出走へと駒を進めることは出来ています。

このクラスでは詰めの甘さが1つ課題になっていますが、最下位に終わった前走と競走除外になった前々走以外は掲示板入り。スピードは十分通用するところは見せています。約5ヶ月半ぶり実戦となりますが、ポン駆けの利く気性ですし、フレッシュな状態の今回が狙い目と言えます。少し立派な馬体は中山への輸送で絞れて来てくれるでしょう。あとは休養期間にパワーアップ出来ていれば…。レースではスタート地点が芝になるので、スッと行き脚が付くのかモタモタするのか。ここでの走りが結果を大きく左右することになると思います。

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Photo_6 シグナライズ

12月7日(土)中京12R・鳥羽特別・混合・芝1200mに岩田康Jで出走します。12月4日(水)良の栗東・坂路コースで1本目に52.1-38.2-25.2-12.8 馬なりに乗っています。追い切りの短評は「久々も力強く」でした。発走は16時10分です。

○西浦調教師 「12月4日(水)も相応に気合いを付ける形。でも、まだ目一杯の内容とは違いますよ。それでも速いタイムを記録。リフレッシュされて、具合は良さそうです。岩田康誠騎手とのコンビで。ゲートを出た雰囲気で、上手く対応してくれたら・・・」

≪調教時計≫
19.12.04 助手 栗東坂良1回 52.1 38.2 25.2 12.8 馬なり余力

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シグナライズは芝1200mを使うようになって安定感が出てきたことを喜んでいたのですが、前走は中山へ遠征してまさかの最下位。スタートで大きく後手を踏み、強引な競馬で巻き返そうとしたのが大失敗。また、使い詰めで来ていたので走る方へ気持ちが向いていなかったのでしょう。改めてこの馬の難しさを痛感する結果となりました。

その後は滋賀・グリーンウッドで再調整。左トモのケアを入念に行い、淡々と乗り進めて立て直してきました。また、帰厩後の追い切り時計を見えても、ひと追い毎に動くことが出来ている印象ですし、走る方へ気持ちも向いているように思います。リフレッシュ効果は見込めるでしょう。馬を落ち着かせる意味でプール調教を併用しているのも好印象です。

あとはレースで気分を損ねないように岩田康Jには柔軟な騎乗をお願いしたいところ。ゲートを出たなりの位置で無理をせずに脚を溜め、道中で急かすことがないように。結果として差し遅れることになっても、今回に関しては直線でしっかり脚を繰り出すことが重要。最下位に終わった前走のショックが尾を引いていないことが分かれば、ひとまず合格かなと思います。

【シルク】今週の出走馬(7日・土曜版)

Photo_2 ミスビアンカ

土曜阪神4R 2歳未勝利・牝馬(芝1600m)6枠9番 福永J

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:4日にCWコースで追い切り

担当助手「4日にCWコースで追い切りました。先週、福永Jに調教をつけてもらったことで、動きがピリッと一変しましたね。これまで使っていなかったところもしっかり使えるようになり、初戦とは見違えるぐらい走りっぷりが良くなりましたよ。ただ、まだ理想の走りを求めすぎると、気持ちの方が逸れてしまうので、一つ一つ教えながら育てていく方が馬の為には良いかもしれません。普段の調教でもだいぶ平常心で調整できるようになりましたが、急にスイッチが入る時があるので、レース当日どれだけ落ち着いているかがカギになりそうです。初戦のように気分よく走らせ過ぎると、脚を溜めるところが無いままレースを終えてしまいますが、福永Jなら、競馬を教えてながらレースを運んでくれるジョッキーでもありますので、結果は勿論のこと、今後に繋がる競馬をしてもらいたいと思っています」(12/5近況)

助 手 1栗坂良 57.2- 41.5- 28.0- 14.1 馬なり余力
難 波 4CW良 49.3- 37.0- 12.8 馬なり余力

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デビュー戦で1番人気に支持されたミスビアンカ。レースは内々を進めることになりましたが変な格好を見せることなく追走。上手に競馬をしてくれていましたが、最後の直線で鞍上のGOサインが出ても、ギアは上がらずじまい。伸びずバテずという感じで6着に流れ込みました。その後は在厩調整でハミ受け・フォームの改善に着手。手前を替え切れなかったりとまだまだ完璧とは言えないも、福永Jが跨った先週の追い切りでは上々の時計をマーク。非凡な脚力を秘めているのは確かです。ただ、その一方で1度実戦を経験してテンションが高くなっているのが心配。気負いが目立ち過ぎると操縦に苦労しそうです。

相手関係に目を遣ると、阪神の牝馬限定のマイル戦ということで粒が揃った感じ。現段階でこれらと対等に競馬が出来るかとなると正直難しいと思うので、今回に関しては結果よりも、レース内容を重視すべきでしょう。前走後に着手してきた効果が実戦で窺い知れることが出来れば。福永Jも先々を見据えて教育するような乗り方をすると思うので、直線でしっかり脚を使って伸びてきてくれれば良しとしたいです。自滅するような敗戦だけは避けてもらわないといけません。

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Photo_2 ウォリアーズクロス

土曜中山10R アクアラインS(ダ1200m)7枠14番 石川J

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:4日に坂路コースで時計

国枝師「4日に坂路コースで併せて追い切りを行いました。道中は前に他馬を見ながら進め、最後はしっかりと同入しています。時計的にはそれほど速くはないですが、動きは良い意味でいつも通りで良かったですし、馬には活気がありますよ。調教後の歩様も、この馬にしては良い感じですし、走れる態勢は整っていますから、あとは中山の1200mに上手く対応してくれれば、楽しみはあると思っています」(12/5近況)

助 手 1南W良 60.4- 44.4- 15.5 馬なり余力
助 手 4美坂良 54.1- 40.1- 26.9- 13.5 一杯に追う ボスジラ(古馬2勝)馬なりを0.5秒追走同入

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5月のBSイレブン賞9着からレースが開いてしまったウォリアーズクロス。脚元等に不安があった訳ではありませんが、前走後に予定していた麦秋Sをトモの嵌り・息遣いが一息ということで自重。疲れが抜け切らなかったのと暑さに少し参ってしまいました。

その後はNF天栄で再調整。トレッドミルを併用してコツコツと乗り進め、9月の中山開催へ向けて徐々に態勢が整いつつあったのですが、8月半ばに暑さから熱中症に見舞われることに。そしてその際に右前膝裏に少し腫らしてしまうことに。ドキッとする箇所ですが、歩様等に影響は出ていませんし、今は固まった状態とのこと。これによって少し復帰が延びてしまいましたが、体調が安定してからはひとまず順調に来たと思います。

帰厩後は11月中の出走を目指して追い切りを重ね、京都・西陣Sへ出馬投票を行うもこれは除外へ。その後は実績のある東京・ダ1400mの銀嶺Sへスライドするものと思っていたらそこをスルーして今回の中山・アクアラインSへ。予定が延びたことで乗り込みが進み、仕上がりは悪くないと思います。ダ1200mにこだわってみたのは少し息遣いに不安があるのかな? 3勝クラスに昇級後は6着→9着と結果はもう一つですが、踏ん張り切れなかっただけで見せ場はありました。スピードは通用すると思うので、距離短縮が良い方へ出てくれれば。実際、中山・ダ1200mで2勝上げています。そろそろこのクラスにメドの立つ走りを見せてくれれば嬉しいのですが。

Photo_2 ヴィッセン

土曜阪神10R 境港特別(芝2200m)4枠4番 荻野極J

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:4日にCWコースで追い切り

斉藤崇師「4日にCWコースで追い切りました。前走から中1週ですので、荻野極騎手には反応を確かめる程度に時計を出してもらいましたが、前走の追い切りと比較すると、ハミに乗っ掛かり気味に走っていたようです。ただ、2走前もそのような感じで結果を残しましたから、そこまで気にするものではないと思います。状態としても体調は良いですし、元気もあるので、今回も力を発揮してくれるはずです。前走は終始競り掛けられてしまって、ファイトするところもありましたから、それを考慮すれば良く最後まで頑張ってくれたと思います。200m距離が短くなってもスッと先行できる脚は持っていますから、兵庫特別のように上手く展開が嵌ってくれることを期待しています」(12/4近況)

荻野極 4CW良 83.1- 67.9- 53.4- 39.7- 12.8 馬なり余力

Photo_2 ピボットポイント

土曜阪神10R 境港特別(芝2200m)8枠10番 中谷J

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:4日にCWコースで追い切り

松下師「前走後は硬さを見せることもなく、CWコースで乗るようにしてからも、状態は安定していました。4日にCWコースで追い切りましたが、しっかり脚が前に伸びていましたし、状態としては前走以上に良くなっていますよ。輸送で減った馬体重は戻っていますし、阪神競馬場までならそこまで減ることはないでしょう。昇級初戦で大外枠とかなり厳しい条件でもありましたし、自分のリズムで先手を取って、ロスなく立ち回れば前々走のような競馬が期待できると思いますので、昇級2戦目で前進を期待したいですね」(12/5近況)

助 手 4CW良 86.3- 70.6- 55.3- 41.0- 12.9 G前仕掛け

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中山・アクアラインSに続いて、ここも出資馬対決の1戦となってシルク馬2頭がスタンバイ。

ヴィッセンは前走の京都・高雄特別3着から中1週での参戦。前走は好発からスッと先手を奪えそうなところに同じシルクの馬に絡まれ、序盤に無駄な脚を使ってしまうことに。それが響いて上位2頭に引き離されてしまいましたが、スムーズに競馬を進めることが出来ていれば、その差は詰まった筈ですし、大崩れなく踏ん張ったことを評価したいです。

今回間隔は詰まっていますが、追い切りの雰囲気からはデキ落ちの心配はなし。舞台は阪神・芝2200mへ変わりますが、上がりの掛かりやすい阪神コースは合いますし、前々走でそれなりに速い時計にも対応。内回りを味方に粘り込みを図って欲しいです。今回も大崩れは考えにくいです。

久々の勝利をキッカケに自信を取り戻してくれるかなと見ていたピボットポイントですが、昇級戦の前走は距離が長かったとはいえ、クラスの壁を感じさせるものに。ハナへ行って勝ったことで、控える形になった時に行きたがってしまったとのこと。

その前走から中2週のローテで少し調整は手緩いかなと思いますが、4日の追い切りは上がり重点ながらマズマズの走り。前走より硬さは少し解れた感じでデキは安定していると言えるでしょう。前走の内容から距離短縮は間違いなくプラス。あとはハナへ立つことが出来るかどうか。主張すれば行けると思うので、やや強引な形になるのは仕方ないので、自分の競馬に徹して欲しいです。突かれる展開になれば、逆に走る方へ気持ちが集中してくれるように思います。ガラッと変わってくることを期待するのは正直酷ですが、前走から1歩前進した走りを見せてもらいたいです。

ハナへ行くのが1番の理想も、今回も勝負どころから早目に動いて行って持ち味の渋太さを存分に発揮して欲しい。55キロも恵まれたと思うので、2着以内に入って収得賞金を上乗せしたい。☆ロードヴァンドール

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Photo_6 ロードヴァンドール(牡・昆)父ダイワメジャー 母ジャズキャット

12月7日(土)中京11R・中日新聞杯(G3)・国際・芝2000mに太宰Jで出走します。12月4日(水)良の栗東・Cウッドチップコースで6ハロン83.0-67.1-52.7-39.5-12.6 9分所を一杯に追っています。追い切りの短評は「徐々に良化見せる」でした。なお、ブリンカーを装着します。発走は15時35分です。

○昆調教師 「コース状態を踏まえれば、12月4日(水)も及第点。身体の張りには良化の余地を残す印象ながら、馬自身の雰囲気は好調時に近付いたと思います。戦って来たメンバーを考えると、今回は随分と楽な組み合わせ。このチャンスを生かせたら・・・」

≪調教時計≫
19.12.04 太 宰 栗CW良 83.0 67.1 52.7 39.5 12.6 一杯に追う

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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第4回中京3日目(12月07日)
11R 中日新聞杯(G3)
芝2000メートル 3歳上OP 特指 国際 ハンデ 発走15:35
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 ロードヴァンドール 牡6 55 太宰啓介
1 2 メイショウエイコウ 牡5 53 蛯名正義
2 3 カヴァル 牡4 54 丸山元気
2 4 サトノガーネット 牝4 53 坂井瑠星
3 5 ランドネ 牝4 52 藤岡康太
3 6 アイスバブル 牡4 55 C.スミヨン
4 7 アイスストーム 牡4 54 吉田隼人
4 8 アドマイヤジャスタ 牡3 54 岩田康誠
5 9 ラストドラフト 牡3 55 O.マーフィー
5 10 ジェシー 牡4 54 横山武史
6 11 タニノフランケル 牡4 55 松若風馬
6 12 ショウナンバッハ 牡8 54 吉田豊
7 13 サトノソルタス 牡4 54 秋山真一郎
7 14 パリンジェネシス 牡5 54 鮫島克駿
8 15 ミスマンマミーア 牝4 50 藤田菜七子
8 16 マイネルサーパス 牡3 55 丹内祐次

○昆師 「前走が7~8分のデキだったので、叩いた効果はある。最近は前に行けていないが、先手を取れるメンバー構成なら勝つ力は十分」(競馬ブックより)

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収得賞金を加算出来ていないので、重賞だと出走枠に入るのに微妙な立場になっているロードヴァンドール。先週の阪神・チャレンジCにも特別登録を行いましたが、想定でこちらに使えると分かって自重。そしてその通りに出走が叶ったのが何よりです。

札幌記念以来の出走となった前走の京都・アンドロメダSでは久々に太宰Jとのコンビが復活。ただ、追い切りだけではもうひとつ良くなり切れず、期待は叩いてからかなと見ていました。また、レースでは枠の並びからハナへ行けるかなとも見ていたも、ゲート+二の脚が平凡で5番手からの競馬に。控える形になっても折り合いを欠いたりする場面はなく、勝負どころから強気に動いていくことに。4角を回って直線では一旦先頭に立つような場面を演出。一瞬力が入りましたが、最後のひと踏ん張りが利かずに4着。それでも交わされてからも頑張れてはいたので、復調気配を感じるレースは出来たと思います。

そこから中2週で臨む今回。ひと叩きしての良化度は正直それほどではありませんが、1日の坂路と4日のCWでの追い切りはビシッと目一杯にやられています。これによって馬体が引き締まり、気持ちの面でピリッとしてきて欲しいところ。そうすれば最後の踏ん張りが違ってくる筈です。

今回は前走に引き続き55キロのハンデ。前走で先着を許したマイネルサーパスは2キロ増で同斤量へ。実績を考えれば据え置きのハンデはラッキーです。そして引き当てた枠は最内枠。好発を決めて先手を主張したいところですが、ダッシュ力はタニノフランケルの方が上位。実際、夏の七夕賞ではヴァンドールの前を先行しています。ひとまず少しゲートから出していって、他馬の出方を窺いながら前目の位置をキープしてもらえればと思います。そして途中からハナへ行く感じで良いのかなと思います。このコースで勝ち星はありませんが、2戦とも馬券圏内をキープしているように相性は悪くないと思います。

レースはどの馬からでも入れそうな程、大混戦。よもやの馬の大駆けがあるかもしれませんが、早目に進出して消耗戦に持ち込めば、ヴァンドールの得意舞台に。存分に渋太さを生かして欲しいですし、出来れば2着以内に入って収得賞金を上乗せしたいです。

障害練習を続けるも上達の兆しが窺えず。これ以上続けると人馬共に怪我をする恐れが出てくるので障害転向を諦めることに。来週の中山・芝2200mへの出走を予定。★ロイヤルアフェア

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Photo ロイヤルアフェア(セ・加藤士)父ネオユニヴァース 母ゴールドティアラ

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:障害練習
・次走予定:12月15日の中山・芝2200m

加藤士師「引き続き障害練習を行っていましたが、なかなか上達してくれませんね。この中間も石神騎手に手伝っていただき練習を重ねたところ、脚先が重いことから飛越の際にぶつけてしまいますし、勢いに乗せると遠くから踏み切ってしまいます。さらに、気が勝ったタイプで、1度スピードに乗せるとひと息で走ろうとしてしまいます。このまま障害練習を続けると、人馬共に怪我をする恐れがあることと、障害試験に合格するのは難しいと判断し、障害転向は諦めることにしました。幸い馬の状態は良好で、このままレースへ向けて進めていけそうですから、12月15日の中山・芝2200mを目標にしたいと思います。同日の中山にはダ2500m戦があるものの、近走はダートの長距離戦で力を発揮できていませんので、目先を変えて新馬戦以来の芝で、どれくらい走れるか見てみたいと思います」(12/5近況)

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石神Jに障害の稽古を付けてもらっていたロイヤルアフェア。それ自体は嬉しいのですが、ちょっと時間が掛かりそうでしたし、自分から前向きに飛んでいくのだろうかと…。そして今回の更新では上達の兆しが見えず、このまま続けていくと人馬共に怪我をする恐れが大きいということで障害転向を断念することとなりました。

近走の成績が冴えない中、これだけ早く断念するということはそれだけ適性がなかったということでしょう。今は怪我をしなかったことを良しとしたいです。次走については早速来週の競馬を予定。ここまでダートを使ってきましたが、新味を求めるために芝へ再挑戦することに。色々と手を尽くしてくれていますが、芝で変わり身が見られなければ、さすがにこれ以上は…。

2019年12月 6日 (金)

【出資理由】キャサリンオブアラゴンの18

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Photo_6 キャサリンオブアラゴンの18(牝・木村)父ドゥラメンテ

【本馬の特徴】

半姉メイズオブオナーは初勝利から半年足らずで白星を並べ、格上挑戦の愛知杯では進路が塞がりながらも掲示板に載りました。 2冠に輝いたドゥラメンテとのカップリングで生まれた本馬は、どちらかと言うと父似で脚長のスラッと見せるシルエット。現時点で水準以上のスピードとパワーを示す点に加え、如何にも走る方へ向きそうな気性に映るなど日に日に楽しみが膨らんでいます。

【血統背景】

3代母ミエスクはBCマイル連覇を含むG1・10勝の名牝で、子孫は近年も活躍馬が続出。2018年には仏ダービーのスタディオブマン、欧州GⅠを4勝したアルファセントーリ、2019年にはラヴズオンリーユーが無敗のオークス馬となっています。母の産駒はメイズオブオナーがダ1700m、芝1600m、芝2000mで計4勝。ロードマドリードが芝1600mで1勝。勝利している2頭はいずれもサンデーサイレンスを持っており、キングカメハメハ系でもサンデーサイレンスを持つドゥラメンテ産駒だけに期待が持てます。本馬はキングマンボ=モネヴァッシア3×2の全きょうだいクロスが最大の特徴。こういったクロスは大物出現の魅力があります。

○馬体重 412キロ 体高 153.0センチ 胸囲 175.0センチ 管囲 19.5センチ(募集時)

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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この母の仔ではロードアドミラルで辛く痛い思いをしたので敬遠が妥当なんでしょうが、父がロードカナロアからドゥラメンテへ変わったこと、牝馬に出たことで考え直し、ダメ元で出資することにしたのがこのキャサリンオブアラゴンの18。

3月生まれで現在412キロと小柄な馬ですが、それなりに幅はあり、募集動画では小さく感じさせない動き。トモの踏み込みは良好です。気性面に関しては荒々しさは仕方ないところで、これが走ることへの原動力に繋がるようにしっかり躾けて操縦性は高めておいて欲しいです。

預託先は美浦・木村哲厩舎でNFとの繋がりが大きい厩舎ですが、ロード馬はここ3年連続で預かっていますし、中村一族の馬も入っています。繋がりが強化されることはなさそうも、長く続いていきそうな感じはするので扱いには心配していません。

出資している1歳馬(シルクとロード)では1番未知な馬ですが、走ってくれればラッキーぐらいの気楽な立場で見守っていきたいです。また、繁殖牝馬としての価値は高いと思うので、気は早すぎますが仔馬への期待もしています。

日曜中京4R・障害未勝利に出馬投票するも、非抽選で除外。来週の中京戦へ回ることになりました。★ヴェルトゥアル

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Photo ヴェルトゥアル(牡・稲垣)父スマートファルコン 母シルクユニバーサル

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:4日に北Cコースで時計
・次走予定:12月14日の中京・障3000mもしくは12月15日の中京・障3000m(共に五十嵐J)

稲垣師「4日に五十嵐騎手に跨がってもらって追い切りを行いました。障害を飛ばした後に時計を出しましたが、飛越はスムーズにこなせていて問題なかったですし、追い切りの動きも最後までしっかりとしていて良かったですよ。障害を始めてから少し右前球節に浮腫みがありますが、下でダクをさせても歩様には見せませんし、触診での反応もありませんから問題はないでしょう。今週の出走を楽しみにしていたのですが、残念ながら非抽選で除外となってしまいました。こればかりは仕方ありませんし、来週に気持ちを切り替えて調整していきたいと思います」(12/5近況)

五十嵐 4北C良 68.0- 52.8- 39.3- 13.8 馬なり余力

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先週、障害試験に合格したヴェルトゥアルは早速出走へ向けて準備を整えてきたのですが、今週の競馬は残念ながら除外に。来週以降に回ることになりましたが、来週は2鞍とも五十嵐Jを押さえることが出来ているので、どちらかへの出走は叶うのかなと思います。

近況のコメントは悪くない感触に思いますが、実際の飛越は見ていませんし、平地力がある馬ではありません。新天地での奮起には勿論期待していますが、やはり障害に慣れていくことが先なのかなと思います。また、障害練習を始めて右前球節に浮腫みが見られるとのことなので、見た目以上に負担は掛かっていると思うので、日々のケアを入念に行ってもらい、症状が悪化しないようにお願いします。

今週の出走馬(12/7-8)

<土曜日>

Photo_2 ミスビアンカ

阪神4R・2歳未勝利・牝馬・芝1600mに福永Jとのコンビで出走します。

Photo ロードザナドゥ

中山7R・3歳上1勝クラス・ダ1800mに津村Jとのコンビで出走します。

Photo_2 ウォリアーズクロス

中山10R・アクアラインS・ダ1200mに石川Jとのコンビで出走します。

Photo ロードエース

中山10R・アクアラインS・ダ1200mに三浦Jとのコンビで出走します。

Photo_2 ヴィッセン

阪神10R・境港特別・芝2200mに荻野極Jとのコンビで出走します。

Photo_2 ピボットポイント

阪神10R・境港特別・芝2200mに中谷Jとのコンビで出走します。

Photo ロードヴァンドール

中京11R・中日新聞杯(G3)・芝2000mに太宰Jとのコンビで出走します。

Photo_6 シグナライズ

中京12R・鳥羽特別・芝1200mに岩田康Jとのコンビで出走します。

<日曜日>

Photo ロードベイリーフ

阪神3R 2歳未勝利・芝1400mに松山Jとのコンビで出走します。

Photo_2 ルコントブルー

中山6R・メイクデビュー中山 2歳新馬・牝馬・ダ1800mに北村宏Jとのコンビで出走します。

Photo ロードプレミアム

中山12R・3歳上2勝クラス・芝1600mに菅原明Jとのコンビで出走します。

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今週は土日合わせて11頭がスタンバイ。おそらく過去最高の出走数だと思います。

さすがに1頭ずつ記事にするのは辛いので、重賞挑戦となるロードヴァンドール、デビュー戦を迎えるルコントブルー以外はクラブごとでまとめての出走記事になってくるかと思います。よろしくお願いします。

2019年12月 5日 (木)

【出資理由】ダイヤモンドローズの18

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Photo_3 ダイヤモンドローズの18(牡・杉山)父ダンカーク

【本馬の特徴】

ウオッカ、スペシャルウィーク、メイショウサムソン等、燦然と輝く名場面を日本競馬史に刻む名門フロリースカップ系。2018年JRA新種牡馬ランキング2位、NAR新種牡馬チャンピオンのダンカークを父に持つ本募集馬は、しっかりとしたフレームに十分な筋肉の備わった雄大な身体付きです。この時期の1歳としては芯のあるタイプ。勝ち気で活発な性格からも早期始動を狙いたくなります。

【血統背景】

伯父に京王杯スプリングC2着のトウショウカレッジ。祖母は桜花賞馬シスタートウショウの半妹で、牝系を遡るとマチカネフクキタル、 ウオッカ、スペシャルウィークなどが出る日本を代表する一族の出身です。ダンカークは2013年北米新種牡馬チャンピオンですが、日本での産駒には葉牡丹賞をレコード勝ちしたシークレットランなど、芝の上級馬も出ています。母の父ダノンシャンティの父フジキセキは ダンカークの父系祖父アンブライドルドと相性が良く、ダンカーク産駒からはクリスマスローズS3着のマイネルアルケミーなどが出ています。ダノンシャンティ産駒は芝の短距離馬が多く、祖母の父サクラバクシンオーという血統からも本馬も同様のタイプに出そうです。

○馬体重 494キロ 体高 159.0センチ 胸囲 178.0センチ 管囲 20.0センチ(募集時)

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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サマーセールから1頭牡馬に出資したいなあと思い、触手が伸びたのがダイヤモンドローズの18。全体的に肉付きが良く、垢抜けた馬体。それでいて母系はウオッカ、スペシャルウィークを輩出しているのも魅力。ただ、個人的にはダートの中距離をイメージしたのですが、半兄は芝1400mで初勝利。芝については?ですが、距離はこれぐらいが合っているのかもしれません。

歩様に関しては素軽いですが、前の出はやや窮屈。トモの踏み込みは深めですが、飛節の伸びはそれほどなく送りがやや特殊。スピードがあったとしても、レースでは詰めの甘さに課題が出そう。テンションの高い馬だとも思うので、育成時に操縦性を高めておかないと、1本調子の馬で終わってしまいそうです。今にして思えば、ちょっと早まった気は正直していますが、セリで活発に競られていたように誰からも評価の高かった1頭と言えるでしょうか。

預託先は栗東・杉山厩舎。ロードマイウェイは5連勝で重賞勝ちまで駆け上がり、アンサンブルは新馬勝ち。これからますます信頼関係が築かれていくだろうライン。私の出資馬と杉山厩舎はロードフェリーチェの転厩先として1度お世話になり、結果は出せませんでしたが、熱心に取り組んでもらったのが記憶に残っています。雄大な馬体を生かした力強いフットワークで他馬を捻じ伏せるような走りをデビュー戦では見せて欲しいです。

ダートの走り自体は悪くなかったも、道中でキックバックを気にしたのか息遣いが急に悪くなったのか、3角過ぎから反応が鈍り出して4角ではアラアラの手応え。距離が長いのは覚悟していたも、まさかの最下位に沈む。★クァンタムリープ

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Photo_3 クァンタムリープ(牡・鹿戸)父ロードカナロア 母プルーフオブラヴ

土曜中山4R 2歳未勝利(ダ1800m)16着(6番人気) W.ビュイックJ

シャドーロール着用。まずまずのスタートから、好位の外目を追走します。3コーナー付近から手応えが怪しくなり後退していくと、初めてのダート戦は最後方で終えています。

W.ビュイック騎手「今日のペースを考えると、理想的な位置で競馬は出来たと思いますが、4コーナーで息遣いが悪くなり、ずるずる後退してしまいました。砂を被ることが嫌なわけではありませんし、途中までは良い形で運べたにも関わらずここまで下がってしまうのですから、息遣いだけでなく距離も長かったのではないかと思います」

鹿戸調教師「前走や調教では息遣いは気にならなかったですし、今日の返し馬でも問題無かったのですが、レースに行くとかなり苦しがっていたようですね。追ってから全く伸びてくることが出来ませんでしたから、喉の状態次第では手術を行った方が良いかもしれません。新馬・未勝利と続けて使ってきましたし、このような負け方になってしまいましたから、この後はトレセンで馬体を確認した後、牧場へお戻しさせていただきます」(レース結果)

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【次走へのメモ】

シャドーロール。体つきは良かったが…。バラけた先団の一角。中団で前に入られ、キックバックを気にしてズルズル後退。まったくレースにならず。(B誌)

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・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:軽めの調整

鹿戸師「調教で速いところを行っても、そのような兆候は見られなかったのですが、レースでは息遣いが苦しくなってしまったようですね。レース後は脚元を含めて大きな問題はありませんが、一度詳しく診てもらった方が良さそうです。馬の状態を見ながら、今後の段取りを組んでいきたいと思います」(12/4近況)

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距離の1800mは長いのは覚悟の上でしたが、芝の瞬発力勝負で反応し切れなかった分、ダートで潰しが利けばと思っていたクァンタムリープ。パドックの雰囲気はデビュー戦の方が良かったと思いますが、予定していたレースが結果的に2週延びてしまった影響もあったと思います。仕上がり・状態は悪くなかったと思います。

レースに関してはマズマズの発進からスッと前へ。外からこすられるシーンはありましたが、行きっぷりは悪くなく、淡々とレースの流れに乗れていたと思いますが、向正面の半ばくらいからサンビュートが外目をジワッと押し上げていき、クァンタムリープの右前にいたコスモスーべニアがフワッとして外へヨレたことで今度はちょうど目の前に。外からも蓋をされることになったことで、キックバックをモロに受けてしまうことに。その直後からモタモタし始め、4角を回る時点で最後方でアラアラの手応え。ここまで惨めな敗戦(最下位)を経験するとは夢にも思いませんでした。

W.ビュイックJのコメントを見ると、息遣いが悪くなってズルズル後退したとのこと。ここまで喉については気になる指摘は1度もなかったですし、デビュー戦の失速も集中力を欠いたもの。キックバック自体は気にしていなかったということですので、敗因が明確になりません。

レース後のクァンタムリープはひとまず回復を優先。脚元に気になるところはありませんが、喉に関して早目に1度診てもらうべき。安静中だけでなく走行中の喉の状態をしっかり検査を行って欲しいです。また、敗因に繋がる材料とすれば気性面の難しさ。色々と悩まされたプルーヴダモールの半弟なので血は争えんということでしょう。改善の余地はあるでしょうが、早目に去勢することも検討すべきでは?

デビュー前の雰囲気では地道に力を付けていき、上のクラスを目指して行けると高ジャッジでしたが、デビューして1ヶ月でこの有様。改めて馬選びの難しさを痛感すると共にもう下がりようがありません。悪い流れを放牧に出すことで一旦遮り、最初から作り直すぐらいの意気込みで取り組んでもらいたいです。

【出資理由】スターコレクションの18

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Photo_3 スターコレクションの18(牡・千田)父リオンディーズ

【本馬の特徴】

背丈はやや高く、骨量豊かな姿に成長。バランスも取れたグッドルッキングホースと言えるでしょう。動きに目を移すと、柔軟で身のこなしが実にしなやか。大トビで軽快なフットワークが異彩を放つ存在 です。芯が入るまでには時間が掛かるかも知れませんが、完成像を思い描くのが楽しみな原石。堅実に走る産駒を出す母と2歳チャンピオンの組み合わせから長打を狙える本格派が誕生しました。

【血統背景】

母は芝1600〜1800mで計3勝。ロードカナロア産駒の姉兄2頭、エトワールブリエとケプラーはいずれもダート1200mで勝ち上がっており、キングカメハメハ系との相性の良さは証明されています。ロードカナロアも芝向きが多いだけに姉兄2頭の成績は多少意外で、母も芝で非凡な瞬発力を見せていたこともあり、必ずしもダート向きに出ると考える必要はないでしょう。 姉兄2頭との大きな違いはサンデーサイレンス4×3のクロスが発生することですが、リオンディーズの兄エピファネイアもサンデーサイレンスのクロスを持つ産駒が次々と勝ち上がってい ます。今後はこのクロスをマイナスに考える必要はないでしょう。

○馬体重 490キロ 体高 157.0センチ 胸囲 175.0センチ 管囲 20.5センチ(募集時)

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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母スターコレクションは藤原英厩舎での評価は高かったものの、体質の弱さがネックに。耐える日々が続きましたが、旧500万下を連勝した4歳の夏頃から本格化し始め、極悪馬場の昇級戦で2着に健闘。ゆくゆくはOP入り→牝馬重賞を狙えるところまで期待したのですが、喉の疾患を発症し、喉の手術を行うも、術後に熱がなかなか下がらずに引退。無念さを子供に晴らして欲しいということから、贔屓目で見てしまいます。

初仔のロードメテオールは体高の低い馬でしたが、調教動画ではなかなか良いフットワークを披露。結構期待を賭けていたのですが、入厩時に熱発を発症。その症状が酷く、肺の中に水が溜まるほど。その後懸命に立て直しを図るも、肺のダメージが酷かった為、息遣い等に影響を及ぼすことに。結局、未出走のまま引退することとなってしました。その後の2番仔は牝馬だったので見送り、3番仔は募集されずにカナヤマHDへ。母の面影は少なくダートで勝ち星を上げています。

そして4番仔にあたるのがスターコレクションの18。募集開始時に490キロを誇り、骨量豊かで全体のバランスも良好。ただ、歩様は頼りないですし、緩さが目立つことで芯が入ってくるのに時間を要しそう。もう少し様子を見ながら出資検討すべきなんでしょうが、この母の仔で牡馬に出れば、黙って出資しようと。当たり外れはかなり激しいでしょうが、やはり応援のし甲斐はあります。

順調に行かない母系なので苦労することは多いでしょうが、とにかくマイペースで進めてもらい、無駄な怪我をしないことが1番。そして地道な調教・トレーニングで素質を磨いていってもらいたいです。そして競走生活では雄大な馬体から繰り出せる末脚でターフを沸かしてもらいたいです。

【出資理由】ワイルドココの18

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Photo_6 ワイルドココの18(牝・友道)父ロードカナロア

【本馬の特徴】

母ワイルドココは英国でG2・1勝、G3・2勝。ヴェルメイユ賞では後の凱旋門賞馬トレヴの2着に入った真の実力の持ち主でした。繁殖生活へ移ると、初仔シグナライズが2歳時に連勝。今秋には第3仔ヴィースバーデンが上がり33秒8の末脚を駆使してデビューVを飾っています。本馬は十分に幅がある頑強な作りでバランスも絶妙。これまでの母の産駒と同様に優れた資質を秘めていそうです。

【血統背景】

母は欧州の芝中長距離戦線で活躍も、姉シグナライズは芝1200 〜1600mで活躍。姉ヴィースバーデンは芝1800mで新馬勝ちしました。母の父シロッコは独ダービー、BCターフの勝ち馬で、祖母の父シュテルンケーニッヒも2400mの独G1馬。近年はソウルスターリングやヴェロックスなど、母系にドイツ血統を持つ馬が活躍していますが、母はそれらの母よりもドイツ色が濃い配合です。父の産駒で母系にドイツ血統を持つ馬には、ケーニッヒシュトゥールとズルムーが本馬と共通するハーメティキストが芝1800〜2000mで2勝。 キングカメハメハ産駒で母の父モンズンのケルフロイデも京成杯2着など中距離戦で活躍しており、本馬も中距離に対応できそうです。

○馬体重 474キロ 体高 159.0センチ 胸囲 181.0センチ 管囲 19.5センチ(募集時)

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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母ワイルドココの仔は4頭募集されていますが、シグナライズ・ヴィースバーデンに次いで3頭目の出資。この馬の全姉にあたるファンタライズは出資しませんでした。

早生まれということで立派な馬体を誇っているワイルドココの18ですが、募集動画を見ると大きさを感じさせず、まとまりのある好馬体。頭部が軽い(小顔)のでそう見せるのだと思います。また、シグナライズやファンタライズはむちっとした迫力ボディタイプなのに対して、脚捌きは滑らかで身のこなしの良さを感じる馬。脚の可動域は広く、ヴィースバーデンに近いタイプかなと思います。気性に関しては調教のピッチが上げていくとピリピリしてくるでしょうが、姉たちよりはマイルドそう。

預託先は栗東・友道厩舎。ロードとの付き合いはこれで3頭目で全てロードカナロア産駒です。有力馬を多数抱えている厩舎なので、馬に力がないと扱いが雑になってくるかもしれませんが、これまでとは血統&デキが違う馬ですし、幾らかでも成長が早いという点では早生まれなのはプラスかも。マイル~1800mぐらいが合いそうなイメージで牝馬特有の切れる脚を使ってくれそう。

日本での生活に慣れ、ワイルドココの仔のデキは年々上がってきているように思うので、これからも妹弟は積極的に出資しようと思いますが、まずはワイルドココの18が母親の名を高める・知らしめる存在になってくれることを願っています。

シルクなお馬さん(1歳・関東牡馬)

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Photo シーズインクルーデッドの18(牡・手塚)父ドゥラメンテ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム早来
・調教内容:週2回屋内坂路コースでハロン15~16秒のキャンター1本、週3回周回コースで軽めのキャンター1800m、残りの日は軽めの調整

担当者「この中間も坂路コースと周回コースでの乗り込みを中心に調教を進めており、今週から坂路コースではハロン15秒まで脚を伸ばしています。とても背中の良い馬なので乗り味は良好ですし、坂路での動きにも前向きさがあってしっかりと走れています。馬体的なバランスもとても良く、まだ緩さを残してはいるものの、逆に捉えればそれだけ伸びしろがあるということですから、今後の成長が楽しみです。時折、我の強い面を見せることがありますが、調教中は真面目に走ってくれていますし、今後は様子を見ながらペースアップを図っていきたいところです。馬体重は465キロです」(12/1近況)

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Photo シンプリーディヴァインの18(牡・田中博)父エイシンヒカリ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週2回屋内坂路コースでハロン16~17秒のキャンター2本、週1回周回コースで軽めのキャンター2500m、残りの日は軽めの調整

担当者「調教をこなす毎に段々と動きが上向いてきていましたし、この中間から坂路コースのペースをさらに上げ、ハロン16秒まで脚を伸ばしています。ペースアップ後はさすがに動きが物足りない印象ですが、乗り込みを続けて体力・筋力が付いてくれば、走りも変わってくるでしょう。調教には前向きで真面目に取り組んでくれていますが、元々気の強い一面があり、それが悪い方に向かないよう気を付けて進めていきたいと考えています。脚元や体調面にも問題はないものの、今後も心身のバランスをよく見ながら進めていきます。馬体重は508キロです」(12/1近況)

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Photo マチカネタマカズラの18(牡・加藤征)父ハーツクライ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週2回屋内坂路コースでハロン17~18秒のキャンター2本、週1回周回コースで軽めのキャンター2500m、残りの日は軽めの調整

担当者「ロンギ場での騎乗運動を経て、この中間からは坂路調教へ入りました。馬体に緩さがあるので、キャンター中もハミに乗っかかろうとするところがありますね。それに、前後のバランスもあまり上手く取れていないようですし、トモからしっかり動かせるよう努めています。それでも、心肺機能が高そうな馬で、調教後も息が乱れることは非常に少ないですね。また、ここまで脚元含めて状態面に不安が無く、飼い葉も良く食べてくれていますので、負荷を掛けつつ、課題を解消していきたいと思います。馬体重は494キロです」(12/1近況)

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Photo ブロンシェダームの18(牡・新規開業)父ルーラーシップ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週2回屋内坂路コースでハロン18秒のキャンター1本、週1回周回コースで軽めのキャンター2500m、残りの日は軽めの調整

担当者「今までは気性面に課題がありましたが、少しずつ落ち着きが出て精神的な成長を感じますね。その効果からか、キャンターで余計な力みが取れて一完歩が大きくなり、体を上手く使って走れています。これから更に負荷を掛けていく中で、今の精神状態をキープ出来れば、内容の濃い日々を過ごせるでしょうし、これから鍛え甲斐がありますね。また、この中間、体重は少し増えていますが、もっとふっくらとして欲しいので、適度にリフレッシュを入れつつ進めていければと思います。馬体重は444キロです」(12/1近況)

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シーズインクルーデッドの18は出資している1歳馬では1番進んでいるようでハロン15秒までペースアップして乗り込み中。我の強さから力んだ走りを解消・緩和していく必要はありますが、間違いなくポテンシャルは高いです。とにかく無駄な怪我をしないようにお願いします。

シンプリーディヴァインの18もハロン16秒まで伸ばすことが出来ていますが、楽に対応できる体力は備えていない様子。本数を重ねていっての良化に期待。走りは前向きさがあり真面目みたいですが、気難しさを持ち合わせているのでまだまだ追い込まないようにお願いします。早めにリフレッシュ期間を設けるなど対応していって欲しいです。

マチカネタマカズラの18は馬体が緩く、持て余している現状。気性面でも幼さが残ります。ちょっと時間が必要なタイプでしょうが、目の前の課題を1つ1つ解決していってもらえればと思います。

気性面に課題があると言われるブロンシェダームの18ですが、気難しいというより単純に幼いだけ。色んなこと・ものに関心がいってしまうのでしょう。走ることに興味がないということはありません。ただ、こじらすと厄介なのは確かなので、追い込まない程度に乗り込んでいって、早目にリフレッシュ期間を設けるなど対策を講じてもらえればと思います。

【シルク】2019年度 第1回追加募集馬のご案内

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Photo Love in Tokyoの18(牡・新規開業)父Maclean's Music

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募集スケジュール(シルクホースクラブ・ウェブサイトより)

2019年12月2日(月)午前10:00~2019年12月5日(木)午前10:00まで
公式ウェブサイトのマイページへログインのうえお申込みください。

※募集時の注意 インターネット先行受付期間のお申込み最大口数はお一人様10口を上限とさせていただきます。また、抽選時優先制度はございません。ポイントをご利用される場合は馬ごとにご利用ポイントを指定してください。

ただし、抽選で落選となった馬へご利用予定でしたポイントを、他の募集馬へ振り替えることは出来ませんのでご了承ください。

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第1回追加募集 出資お申し込み状況(12/4)

1回追加募集馬への出資をご検討いただきましてありがとうございます。12月4日(水)午後5時時点の会員様インターネット先行期間におけるお申し込み状況(250口以上の募集馬)は以下の通りです。
 
◆750口以上
73.チアズメッセージの18

◆650口以上
72.ヴァナディースの18

◆500口以上
71.ラヴイントーキョーの18

◆400口以上
74.トピカⅡの18

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本日10時までの申し込みとなりますが、牡・牝馬合わせて4頭がラインナップされている第1回の追加募集馬。前日の募集状況を見ると、全馬満口になることがほぼほぼ決定。個人的にはあまり検討出来ていないのですが、この追加募集馬に関してはグッと我慢して見送りたいと思います。ラヴイントーキョーの18の走りっぷりは悪くないと思いますが、あの歩様はやはり気になってしまいました。

ロードなお馬さん(牧場組)

Photo_6 ロードクエスト

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、角馬場でダク1500m→ハッキング3000m。

○当地スタッフ 「十分に楽をさせてリフレッシュ。11月30日(土)に騎乗トレーニングを取り入れました。手始めに角馬場でダクとハッキングを繰り返す段階。完全にリセットを掛けていつも以上に硬さが目立つだけに、少しずつ立ち上げるのが望ましいでしょう」

Photo_6 ロードクラージュ

三石・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、トレッドミル・並脚200m→ダク1000m→並脚300m。

○当地スタッフ「12月1日(日)より新たに導入したトレッドミルを利用しています。初めての割に躊躇するような素振りも無し。右膝も外見上は全く大丈夫そうですね。今月一杯は跨り始める為の準備期間。少しずつ運動量を増やして行ければ・・・でしょう」

Photo_6 ロードドミニオン

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン20~22秒ペース)。

○当地スタッフ「角馬場での試運転で特に問題が認められなかった為、11月28日(木)以降は広いダートコースで乗り込んでいます。今はハロン20秒ペースまで。休んでいた分の硬さが背中を中心に窺えるものの、様子を見ながら徐々にピッチを速められるはずです」

Photo_6 レインドロップス

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン20~22秒ペース)。

○当地スタッフ 「11月28日(木)より1周1800mのトラックを利用。見た目にはスムーズに動けているように映る一方、厩舎サイドから伝えられていた硬さを騎乗担当者は確認しています。じっくりと立て直せば改善が可能。具合に応じてピッチを速める計画です」

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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クエストはこの中間から騎乗運動を開始。ひとまず角馬場で感触を確かめていますが、元々硬さのある馬とはいえ硬さが目立っているようなのは気掛かり。寒くなって来て良化スピードも遅くなっているので、ゆっくり進めてもらえればと思います。

クラージュは今月から導入されたトレッドミルでの運動を開始。戸惑う面が少なかったのは何よりです。ただ、どの程度が適切なのかは把握して切れていないと思うので、オーバーワークに繋がらないように運動量を考えていって欲しいです。

ドミニオンはこの中間から馬場へ連れ出しての乗り込みを開始。身のこなしにぎくしゃくしたところを感じますから、馬体をしっかり解してから乗り込みを始めていくように準備をしっかり行って欲しいです。

レインドロップスも馬場での乗り込みを開始。硬さは解消し切れていないも、調教メニューは難なく対応。体力不足をしっかり補いつつ、大きなフォームで走れるように再教育していってもらえればと思います。

シルクなお馬さん(1歳・関西牡馬)

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Photo スリールドランジュの18(牡・大久保)父ロードカナロア

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週4回トレッドミルでダク~軽めのキャンター、残りの日はウォーキングマシン

担当者「この中間は徐々に坂路調教のペースを上げ、週2回ハロン18秒ペースで登坂し、週1回は周回コースで2500mの距離をスローペースでじっくり乗り込んでいましたが、11月下旬から、リフレッシュ目的でトレッドミルとウォーキングマシンの運動に止めています。ここまで順調に乗り込めていますし、坂路コースでは気持ちの入った走りをしてくれています。周回コースではまだ体全体を使った纏まりのある動きができていない状況ですが、それでも少しずつバランスの取れた走りになってきています。馬体を見る限り、まだ幼くメリハリがないですが、それも徐々に変化しつつありますよ。飼い葉食いや脚元の状態ともに問題ありませんが、まだ全体的に幼さが残るので、適度に休養を挟みつつ色々と教えていきながら調教を進めていきたいと思います。馬体重は467キロです」(12/1近況)

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Photo シーイズトウショウの18(牡・藤原英)父ブラックタイド

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン16~17秒のキャンター2本、残りの日は軽めの調整

担当者「坂路で乗り出した後も疲れを見せることはなく、順調に進められていましたので、この中間はより負荷を掛けています。現在は坂路でハロン16~17秒までペースを上げていますが、堪えることもなく、運動後は飼い葉をしっかり食べています。コンディションに関しては、馬体がフックラとして成長を感じられますが、負荷を掛けていくにつれて課題が見えてきましたね。調教中は集中して走ってくれますが、キャンター前後の歩いている時にゴネたり暴れたりして、わがままな一面を見せるようになってきましたから、その点には気を付けて進めていかないといけませんね。馬の雰囲気を見ると、ストレスからくる精神的なダメージは感じられませんが、ここまで順調に進められていることもありますし、適度にリフレッシュを挟みながら成長を促して行きたいと思います。馬体重は484キロです」(12/1近況)

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Photo サダムグランジュテの18(牡・西園)父ヘニーヒューズ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週1回周回コースで軽めのキャンター1600m、週1回ロンギ場、残りの日は軽めの調整

担当者「坂路で乗り出した後も順調に進められていましたが、これまでの疲れが表面に見られましたので、この中間はリフレッシュ期間を設けました。現在は週1回周回コースで軽めのキャンターとロンギ場で調教を行っています。疲れと同時に毛艶も落ちましたが、休ませたことで徐々に戻ってきました。馬体はまだトモ高な感じですが、成長期とあって背が伸びてきましたし、徐々に競走馬らしい体つきになってきましたよ。ペースを上げて行こうと考えていたところで疲れが見られた為に一旦楽をさせましたが、成長期でもありますし、馬体の変化を見極めながら慎重に調教を進めていきたいと考えています。馬体重は493キロです」(12/1近況)

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Photo デイトユアドリームの18(牡・池添学)父ミッキーアイル

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週2回屋内坂路コースでハロン17秒のキャンター2本、週1回周回コースで軽めのキャンター2500m、残りの日は軽めの調整

担当者「坂路で乗り出した後も順調に進められており、調教を積む毎に精神的にドッシリとしてきましたね。この中間から坂路で週2回17秒のペースで2本登坂していますが、以前なら気持ちが入り過ぎていたところが、今では解消されてコントロールがしっかり出来るようになりました。今のペースでも脚取りよく走ってくれますし、最後まで余裕を持って登坂していますよ。馬体の方は大きく変わっていないものの、負荷を掛けた後も飼い葉食いが悪くなることもなくしっかり食べていますし、脚元・体調面は問題ないので、このまま調教を進めつつ成長を促して行きたいと思います。馬体重は467キロで」(12/1近況)

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Photo エスメラルディーナの18(牡・杉山)父ドゥラメンテ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週2回屋内坂路コースでハロン17~18秒のキャンター2本、週1回周回コースで軽めのキャンター2500m、残りの日は軽めの調整

担当者「その後も馴致は問題なく進められ、現在は周回コースと坂路コースでの乗り運動を開始しています。メニューとしては、週1回は周回コースで2500mの距離を軽めのキャンターでじっくりと乗り込み、週2回は坂路コースでハロン18秒のキャンターを行っていましたが、手応えが良いのですぐにハロン17秒までペースアップすることができました。まだペースとしては軽めですが、その中でもバランスの良い走りを見せてくれるので、これから力を付けていけば更に安定感が増していくでしょう。遅生まれということもあり、まだひ弱な面がありますし、心身ともに幼さも残っていますので、しっかりしてくるまでは少し時間がかかりそうだと感じています。今後の成長に期待といったところですが、脚元の状態は問題なく、飼い葉もしっかり食べてくれているので、これからも馬の体力に合わせて調教強度を上げていけるでしょう。馬体重は464キロです」(12/1近況)

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スリールドランジュの18はハロン18秒で坂路を乗っていましたが、11月下旬にリフレッシュ期間を設置。心身共に幼さが目立つ現状なので、今後も適度にリフレッシュさせながら成長を促す形で進めていってもらえればと思います。スピードの持続力はあると見ています。

シーイズトウショウの18は引き続き乗り込みは順調。ただ、気の悪さを覗かせる場面が増えてきているようなので、ドンドン進めていくことで気持ちを追い込まなければ良いのですが。緩急を交えつつ、良い方へ成長させていって欲しいです。

サダムグランジュテの18は少し疲れが出てしまった様子。現在は回復を促して、徐々に乗り進めて行こうという状況。馬体面で良い成長が窺えるので、年内はピッチを上げることなくマイペースを貫いてもらえればと思います。

デイトユアドリームは日々の調教にようやく慣れてきた様子。それによって操縦性は高まっています。ただ、馬体面の成長は一息に見えるので、適度にリフレッシュを交えて成長を促すことを第一にお願いします。

エスメラルディーナの18は相変わらずヒョロッと見せ、ボリューム感が乏しいですが、体質がパンとしていない割に動きは悪くありません。速い脚があるかどうかは別も、心臓等に良いモノを持ち合わせているのでしょう。育成厩舎へ移るのも遅かったですし、早い組を意識し過ぎず、マイペースでお願いします。先々は楽しみな馬に育って欲しい。

2019年12月 4日 (水)

シルクなお馬さん(1歳牝馬)

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Photo プチノワールの18(牝・新規開業)父ハーツクライ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週2回屋内坂路コースでハロン16~17秒のキャンター2本、週1回周回コースで軽めのキャンター2,500m、残りの日は軽めの調整

担当者「ペースアップを図りましたが、スピード面では問題なくしっかりと対応してくれていますね。ただ、以前よりもリズム良く登坂してくれてはいますが、パワー不足からか理想的なバランスで走ることが出来ていません。そして、その影響からかハミ受けに繊細なところがありますし、こつこつと力を付けて改善を図っていきたいと思います。体調面ですが、飼い葉を良く食べてくれて、この寒い時期でも毛艶がピカピカです。調教のルーティンに慣れてきたことあって、落ち着きも保てていますから、良好な精神状態のまま今後も進めていきたいですね。馬体重は446キロです」(12/1近況)

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Photo フィロンルージュの18(牝・手塚)父ロードカナロア

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週2回屋内坂路コースでハロン17~18秒のキャンター1本、週1回周回コースで軽めのキャンター2,500m、残りの日は軽めの調整

担当者「周回コースのみならず、この中間からは坂路調教を開始いたしました。坂路では少しバランスが前になって走ってしまう面があり、躓く時がありますね。そして、左にモタれて走ってしまう点もありますから、それらの点はこれから修正が必要でしょう。馬体以上にストライド大きく、のびのびと走らせてあげれば、かなり良い走りをしてくれそうですし、これから課題を修正出来れば楽しみな馬の一頭です。また、周回コースでは慣れてきたこともあって動きは良くなってきた印象です。しかし、体重こそ増えたもののパワー不足で反応がやや遅い気がしますから、乗り込みを強化して鍛えていきます。馬体重は469キロです」(12/1近況)

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Photo アドマイヤテンバの18(牝・黒岩)父モーリス

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週2回屋内坂路コースでハロン16~18秒のキャンター2本、週1回周回コースで軽めのキャンター2,500m、残りの日は軽めの調整

担当者「ハロン17秒ペースではだいぶ良い手応えで上がって来られるようになってきていたため、この中間から坂路コースのペースをハロン16秒まで上げています。繋ぎがやや立ち気味なことから、前捌きは硬く常歩の歩様は良く見せませんが、コンスタントに乗り込みながらも疲れが出ることはありませんので、この馬なりに良い状態だと言えるのではないでしょうか。段々と寒さが増してきているので冬毛が出てきましたが、馬体の張り・艶ともに良く、体調面は良好です。馬房内では耳を絞るなど気難しい一面を見せていますが、扱う側が手こずることはないので、このまましっかりとコンタクトを取っていきたいと思います。今後もよく脚元に気を付けながら進めていきます。馬体重は501キロです」(12/1近況)

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Photo カリスペルの18(牝・高橋忠)父Dawn Approach

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週2回屋内坂路コースでハロン16~18秒のキャンター2本、週1回周回コースで軽めのキャンター2500m、週1回ロンギ場

担当者「この中間は週2回坂路でハロン16~18秒のペースで2本登坂しており、負荷を掛けた後も疲れを見せることもなく、元気よく調教に取り組んでいます。周回コースではゆっくりと駆歩が出来ており、リズムよく運動をこなしてくれています。以前は精神的な幼さが見られましたが、適度にリフレッシュを挟んでいることもあって、精神状態が安定してきましたし、馬房でも扱い易くこちらの指示をきちんと聞いてくれます。少しずつ寒くなってきたことで冬毛が伸びてきましたが、コンディションはよく、飼い葉もよく食べています。今後も体調管理には気を配り、運動を続けていきながら心身ともに成長を促して行きたいと思います。馬体重は439キロです」(12/1近況)

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Photo メジロトンキニーズの18(牝・奥村武)父スクリーンヒーロー

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン16~18秒のキャンター1~2本、残りの日は軽めの調整

担当者「この中間も順調に乗り込んでおり、坂路でのペースを上げることができています。週2回は登坂回数を2回とペースだけでなく調教量も増やして地力強化に努めています。手応えですが、ハロン16秒でもまだ余裕がありますよ。馬体重の増加分は1週間リフレッシュを取り入れたので、その分でしょうからこの調教量であればすぐに絞れてくると思います。大型馬で見た目がドッシリとしていますが、見た目の印象と違って、走りは手先が軽く柔らかい走りをしますね。ただ、先頭で走ると少し物見をしたり、テンションが上がった時は派手に立ち上がったりする時もあり、幼い面は残していますから注意して騎乗しています。また、脚元や飼い葉食い等に問題はありません。寒くなりましたが毛艶も引き続き良好で体調の良さがうかがえます。今後もリフレッシュを取り入れながら、負荷を高めていきます。馬体重は532キロです」(12/1近況)

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プチノワールの18は調教の負荷を高めて楽に対応出来ていますが、芯が入っていないので動きの質はまだまだ。地道に脚力を付けていくことが先決でしょう。また、今後負荷を高めていった際、馬体が細くなったりすると思うので、状態が落ち込む前にリフレッシュを挟んでもらえればと思います。また、そうすることで良い精神状態が保たれ、心身の成長にも繋がっていくと思います。

育成厩舎へ移動するのが遅くなった分、フィロンルージュの18はこの中間から坂路調教を開始。前のめりの走りになったりモタれたりするのは脚に力が付いていないことによるものなので、癖にならないように修正しつつ体力を養ってもらえればと思います。また、更新された馬体を見ると、牝馬とは思えないマッチョぶり。やはりダートでこその馬になりそうです。

アドマイヤテンバの18は腰高でアンバランスな横の姿。前の繋ぎが立っているので、今後馬体重がジリジリ増えて行った際に脚元への負担は増していく筈。早め早めにリフレッシュを入れて、負担が掛かり過ぎないように予防線を張ってもらえればと思います。動きに関しては血統馬らしいポテンシャルの高さは感じます。

カリスペルの18は順調に調教メニューを強化中。真面目に取り組んでくれているのが何よりです。あとはカイバをしっかり食わし込んで、馬体の成長を遂げていってもらえればと思います。

メジロトンキニーズの18は一時期リフレッシュ期間を設けたようですが、週3回登坂し、その内2回は2本乗る形。普通キャンターから少し早めていますが、無難な対応を見せてくれています。ただ、気性面で少し幼さを覗かしているので、悪い方へ向かないように注意して進めてもらいたいです。

シルクなお馬さん(3歳・NFしがらき組)

Photo_3 シングルアップ

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン15秒

厩舎長「坂路で乗り出した後も順調に進められており、時間を掛けていくにつれて状態が戻ってきましたよ。この中間から坂路で15-15を開始しましたが、動きに力強さが戻ってきましたし、思っていた以上に良化が窺えます。背腰の肉はまだ完全に戻り切っていないものの、良くなってきているのが目に見えて分かるぐらいですから、引き続き負荷を掛けながら馬体を良くしていきたいと思います。馬体重は561キロです」(11/29近況)

Photo_3 クレッセントムーン

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン14秒

厩舎長「この中間はより馬体を引き締める為に、坂路で14-14までペースを上げています。乗り込んでいくにつれて馬体は良くなってきましたし、負荷を掛け続けていけば更に良くなってくるでしょう。具体的な番組は決まっていませんが、いつ声が掛かってもいいようにコンディションを整えておきたいと思います。馬体重は513キロです」(11/29近況)

Photo_3 ボンディマンシュ

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン15秒

厩舎長「この中間も坂路で週2回15-15のペースで登坂していますが、以前と比較するとしっかり走ってくれるようになりましたね。まだ成長途上の中でも2勝を挙げてくれたのですから、今後がますます楽しみな馬ですね。間隔を空けて出走させていることが成長にも繋がっていると思いますから、次走の予定が決まるまで、乗り込みながら鍛えていきたいと思います。馬体重は519キロです」(11/29近況)

Photo_3 アマネセール

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン15秒

厩舎長「坂路でハロン15秒までペースを上げた後も疲れを見せることもなく、順調に進められています。脚元の方も気になることはありませんし、体調面も良いので、具体的な予定が決まるまでこのまま乗り込みながら鍛えていきたいと思います。馬体重は514キロです」(11/29近況)

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シングルアップはようやく復調気配。ハロン15秒の調教も難なくこなし、動きに力強さが出てきています。あとは落ちてしまった背腰の肉をコツコツ乗り込むことで充実させていってもらえればと思います。

クレッセントムーンは目の怪我の時に緩んでしまった馬体の引き締めに専念中。ハロン14秒まで負荷を高めていますが、動き自体は何ら不安・問題ありません。先週の競馬を使ったインヘリットデールとの入れ替えがあるかもしれません。

ボンディマンシュは心身の幼さが残る中、1勝クラスを突破。未勝利が非常に恵まれた中での勝利だったので正直もっと苦戦するかと思っていました。今後も噛み合わなければ大敗するケースはあるでしょうが、良くなる余地も多くあるので、一喜一憂せずにレースでの経験値をアップさせていって欲しいです。

アマネセールは球節部分が張りやすいですが、それが悪化するところまでは行かず。そして時間の経過と共に緩和してきてくれます。ケアを入念に行いながら、脚元は少しずつでもしっかりしてきてくれればと思います。

2019年12月 3日 (火)

左前の蹄をぶつけて内出血するアクシデント発生。症状は軽度のようですが、現在はウォーキングマシンのみの運動に止めて回復を促しています。★ピクシーホロウの18

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Photo ピクシーホロウの18(牡・音無)父モーリス

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム早来
・調教内容:ウォーキングマシン

担当者「この中間は、週2回坂路コースでハロン16秒、週2回周回コースで軽めのキャンター1800mの調教を行ってきましたが、先日左前の蹄をぶつけて内出血を起こしてしまったので、現在はウォーキングマシンの運動に止め、回復を待っているところです。幸い、症状は軽いものなので、近々乗り運動を再開できると思います。性格は比較的大人しくて乗り手の指示にも素直に反応してくれますし、とても乗りやすいですよ。馬自身のバランスも良くて、そこにパワーが備わってくれば、もっと良い動きを見せてくれるようになるでしょう。この休養が良いリフレッシュになってくれればと思います。馬体重は512キロです」(12/1近況)

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先日更新された調教動画で手先の軽い走りを見せて期待値が高まったピクシーホロウの18でしたが、その後左前の蹄をぶつけて内出血するアクシデントが発生。現在はウォーキングマシンのみの運動で回復を促している状況です。

ドキッとさせられましたが、症状とすれば軽いものだということなので、順調に乗り進めることが出来ていた分、良いリフレッシュになってくれればと思います。ただ、焦って乗り出すことで次の怪我を誘発することがないようにお願いします。

ようやくトレッドミルでの運動を開始しています。☆ジーナアイリス

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Photo ジーナアイリス(牝・田村)父ゴールドアリュール 母ディアジーナ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:トレッドミルでダク

担当者「先週までウォーキングマシンで様子を見ていましたが、この中間はトレッドミルでダクを行っています。一つ調教メニューを進める形となったものの、脚元の状態は変わりありません。来週からトレッドミルにてキャンターを開始していきます。馬体重は587キロです」(11/29近況)

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9月頃の近況で『調教内容:トレッドミルで常歩』となっていたのですが、改めて見返すと、これは間違いだったんだと思いますが、約2ヶ月続いてウォーキングマシンのみの生活から1歩前進して、この中間からようやくトレッドミルでの運動を開始。ひとまずダクで感触を確かめたようですが、脚元の状態は変わりなし。予定ではまもなく軽めのキャンターを始めるようですが、少し遅れ気味の復帰過程を修正していってくれればと思います。そして運動量の増加によって馬体重が絞れて来てくれるようにお願いします。

シルクなお馬さん(2歳・NFしがらき組)

Photo_3 リアンティサージュ

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン15~16秒

厩舎長「年明けのレースを目標に徐々にピッチを上げていますが、ここまで順調そのものですね。トモに疲れが出ることもなく、順調に進められていますから、いつ声が掛かってもいいように乗り込みを続けていきたいと思います。馬体重は485キロです」(11/29近況)

Photo_3 ヴァンタブラック

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン15~16秒

厩舎長「徐々に負荷を掛けているところですが、脚元に疲れが出ることはなく、コンディションも良いですよ。馬体はまだ緩いですが、乗り込んでいくにつれてしっかりしてきているのは確かですから、坂路で乗らない日はトレッドミルでじっくり時間を掛けて運動を続けていきたいと思います。馬体重は561キロです」(11/29近況)

Photo ハーツクリスタル

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン17秒

厩舎長「こちらに移動後も目立った疲れはなく、体調も問題ありませんでしたので、先週末から調教を開始しています。跨った感触は悪くありませんし、このまま進めていっても問題ないでしょうから、週末にラスト1ハロン15秒まで脚を伸ばして行こうと思います。馬体重は518キロです」(11/29近況)

Photo_3 ベルラガッツォ

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン15秒

厩舎長「負荷を掛けた後も疲れを見せることはないですし、動きの方も登坂回数を重ねていくにつれて良くなってきましたよ。去勢した後もホルモンのバランスが崩れることもなく、良い体付きを維持していますし、コンディションは安定しています。馬体が緩むこともなかったですし、この調子で乗り込みながら動きを良くしていきたいと思います。馬体重は493キロです」(11/29近況)

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リアンティサージュは夏の小倉戦以来、実戦から遠ざかっていますが、1度使っている分、仕上げやすさはあると思います。トモに疲れが出ないように日々のケアをお願いします。

ヴァンタブラックは淡々と乗り込むことが出来ているのは○ですが、馬体重が更に増えているのが悩ましいところ。それだけ食欲旺盛なのでしょうが、これ以上増えるようだとカイバの量の調整など手を打つべきかなと思います。

ハーツクリスタルはデビュー戦の疲れを見せることなく、すぐに普通キャンターを開始。ハロン15秒の調教もそう遠からず始められそうですし、心身の成長を促しつつ、鍛え上げていって欲しいです。また、1度使ったことで良い意味でのピリッとした感じが出てきてもらいたいです。

ベルラガッツォはホルモンバランスを崩すことなく、与えられたメニューをしっかりこなしています。走ることに関しては良いモノはあると思うので、気性面で隠し持っているズルさがこの去勢手術によって緩和・解消へと繋がってくれればと思います。

2019年12月 2日 (月)

シルクなお馬さん(NF天栄組)

Photo_3 シェダル

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・次走予定:2020年第1回中山開催 
・調教内容:週2回坂路コースで14-13、週1回14-14、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「今週から週3回の坂路入りの内、2回は終いハロン13秒まで脚を伸ばしています。元々調教での動きはそれほど目立つタイプではありませんが、ペースアップ後もまずまずの走りを見せてくれています。今の感じであれば年明けの中山開催を目標に出来るでしょうから、そこに向けて進めていきたいと考えています。馬体重は525キロです」(11/29近況)

Photo_3 ポレンティア

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・調教内容:週2回坂路コースで14-13、週1回15-15、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「今週は登坂回数を週3回に増やして、少し全体的な負荷を強めています。坂路コースでの動きは、ハロン13秒ペースでも徐々にしっかりとしてきましたし、段々と態勢は整ってきていますから、そろそろ田中調教師と今後の予定について相談していければと思います。馬体重は507キロです」(11/29近況)

Photo グランドサッシュ

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・次走予定:12月21日の中山・グレイトフルS
・調教内容:週3回坂路コースで14-13、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「今週は週3回とも坂路コースのペースを、終いハロン13秒まで上げています。負荷を強めてからも疲れは見せず、調教そのものは順調に進められています。おそらく来週には帰厩の声が掛かるでしょうから、この調子で態勢を整えておきたいと思います。馬体重は482キロです」(11/29近況)

Photo_3 アンブロジオ

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・次走予定:12月28日の中山・立志S
・調教内容:週2回坂路コースで14-13、週1回14-14、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「この中間も同様のメニューで乗り込んでいます。来週トレセンへ帰厩する予定となっていますが、フィジカル的には順調にレースに向けて整ってきている印象です。あとは、こちらでは以前のように引っ掛かる感じがなくなって大人しくなってきているので、それがレースでも良い方に向いてくれればと思っています。馬体重は459キロです」(11/29近況)

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シェダルは週3回の登坂に増やし、その内2本は13秒台まで末を伸ばすように。帰厩を意識した調教へと踏み出しています。ここをしっかり耐えてくれれば、帰厩の声が届く筈。デビューへ向けて突き進んでもらいたいです。

ポレンティアも帰厩を意識した調教を消化。本数を重ねることで動きにも余裕が出てきていますし、馬体重を減らすことなく、むしろ増えていることは好印象。先に次走予定が発表されそうなので、どこに挑戦してくるのか楽しみです。

グランドサッシュは近々帰厩予定。負荷を高めても黙々とこなしてくれていますし、馬体もマズマズふっくらしていると思います。このまま良い流れで厩舎へ戻って来てくれればと思います。

アンブロジオは今年1年まさかの低迷。大きくない馬なのでハンデ戦で57キロを背負わされたのが響いているのかな? 予定ではグランドサッシュ同様に近々帰厩へ。調教はしっかり取り組むことが出来ています。あとは去勢手術を行ったことで、良い効果が見られると嬉しいのですが…。

11月29日に栗東・西園厩舎へ帰厩しています。☆エルスネル

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Photo_3 エルスネル(牡・西園)父ロードカナロア 母サンドミエシュ

・在厩場所:29日に栗東トレセンへ帰厩

西園師「放牧に出した後も順調に進められていましたので、29日の検疫でトレセンへお戻しさせていただきました。具体的な番組は追い切りの動きを見てから決めたいと思いますが、順調に仕上がれば年内の出走を目標にしたいと考えています」(11/29近況)

助 手 1栗坂良 60.2- 44.4- 29.4- 14.4 馬なり余力 タケルライジング(古馬1勝)馬なりと同入

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年内に競馬を予定していることから近々帰厩することになると思っていたエルスネルは先月29日に栗東へ。早速、1日に坂路で時計をマークできているように状態の良さは感じます。

ただ、牧場で乗り込みながら心身の成長を促してきましたが、馬体重が思うように増えてこなかったのが悩ましいところ。背中の良さなど素質は秘めるのですが、気性面でも幼さからくる不安定さが感じられます。まずはレース慣れすることが求められますし、来春ぐらいまでは1戦ごとに放牧を挟んでいくべきでしょう。どこからのタイミングで良い方へガラッと変わってくることを期待したいです。

ロードなお馬さん(4歳上・入厩組)

Photo_6 ロードプレミアム

11月27日(水)良の美浦・ウッドチップコースで5ハロン64.7-49.9-37.7-12.5 6分所を強目に追っています。短評は「変わりなく順調」でした。12月8日(日)中山・3歳上2勝クラス・混合・芝1600mに菅原明良騎手で予定しています。

○斎藤調教師 「11月27日(水)は単走で5ハロン65秒を切るタイム。最後まで落ち着いた感じで、乗り手が合図を送るとしっかり動けていました。本数を積み重ねるに連れ、期待通りの状態アップが叶っている様子。このリズムを保ちながらレースへ臨みたいです」

≪調教時計≫
19.11.27 助手 美南W良 64.7 49.9 37.7 12.5 強目に追う

Photo_6 ロードザナドゥ

11月27日(水)良の美浦・ウッドチップコースで5ハロン68.9-53.6-39.4-12.6 7分所を馬なりに乗っています。短評は「変わりなく順調」でした。12月7日(土)中山・3歳上1勝クラス・混合・ダート1800mに予定しています。

○新開調教師 「11月27日(水)も先週と同程度のラップを刻む形。ここまでは気になる部分が浮かばず、至って順調に運んでいるでしょう。近々の芝に適当な番組も組まれていませんので、まずはダートの中距離戦を試すつもり。ジョッキーの選定を始めています」

≪調教時計≫
19.11.27 助手 美南W良 68.9 53.6 39.4 12.6 馬なり余力

Photo_6 シグナライズ

11月27日(水)良の栗東・坂路コースで1本目に52.1-37.9-24.9-12.7 一杯に追っています。短評は「坂路コースで入念」でした。12月7日(土)中京・鳥羽特別・混合・芝1200mに予定しています。

○西浦調教師 「11月27日(水)はビシッと。十分に時計も出ているように、上々の内容だったと思います。出遅れながらも促して、前回は中途半端な競馬に。気分を損なわずに運べるか・・・。そこが本馬の場合は重要だけに、今度は終い勝負でもOKでしょう」

≪調教時計≫
19.11.27 国分優 栗東坂良1回 52.1 37.9 24.9 12.7 一杯に追う

Photo_6 ロードエース

11月27日(水)良の栗東・坂路コースで1本目に53.5-38.4-24.7-12.5 一杯に追っています。短評は「坂路コースで入念」でした。12月7日(土)中山・アクアラインS・混合・ダート1200mに三浦騎手で予定しています。

○松下調教師 「出走予定の1週前。11月27日(水)はビシッと攻めています。今朝は幾らか力の要るコース状態。馬場の荒れた後半だったのも踏まえれば、時計的には及第点を与えられるでしょう。まだ多少の重さが残る印象。この一追いで変わるのでは・・・」

≪調教時計≫
19.11.27 助手 栗東坂良1回 53.5 38.4 24.7 12.5 一杯に追う

Photo_6 ロードダヴィンチ

美浦トレセンで1ハロン18秒前後のキャンターを消化。心身共にコンディションは段々と上向いており、この調子を維持しながら更に調整を進めます。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、当初のプランを変更して12月22日(日)中山・3歳上1勝クラス・混合・ダート1800mに予定しています。

○新開調教師 「11月21日(木)の測定で518キロだったように、もう少しはふっくらさせるのが望ましい感じ。レースプランを見直しましょう。一叩きをしてコンディションは上向いている印象。中山を本線に中京のダート中距離戦へのエントリーも考えたいです」

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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プレミアムは今週末の中山・芝1600mを予定。鞍上には今年デビューの菅原明Jに声を掛けているようで、出資馬には初騎乗となります。結構勝ち星を重ねているようですし、失敗を恐れずにプレミアムをレースでしっかり動かしてもらえればと思います。

ザナドゥは前走から間隔が空いている次走こそ芝のレースを狙っていって欲しいのですが、今週末のダ1800mへ方向転換。中京へ連れて行くという選択肢がないのが寂しいです。仕上がり・状態に関しては悪くなさそうですが。

シグナライズはひと追い毎に上昇中。前走はチグハグな競馬で最下位負け。下手に動かそうとすると反抗しちゃうと思うので、良いポジションを確保出来なくても、レース序盤はソロッと回る方が得策。そして徐々にレースの流れに乗せていけば、集中力の維持が叶うのかなと思います。

エースはまだ太いようですが、馬場の荒れた後半に追ったことを考慮すれば、上々の時計をマーク。このひと追いで良い意味でピリピリしてきてくれればと思います。使い込むより久々の方が良い馬ですし、旧1600万下で中山・ダ1200mで3着という実績はあります。馬券的には今回が妙味あると思いますが、ワンパンチ欲しいのも事実。休養が長引きましたが、その間に幾らかでも力を付けていてくれれば嬉しいのですが。

ダヴィンチも今週末の出走へ傾いていましたが、馬体重の回復が思わしくないことから22日の中山・ダ1800mへ。状態が上がってくれば、前倒しで中山or中京へ使う可能性はあります。時計の掛かる馬場は合っているので、ひと叩きした次走では掲示板入り以上を目指して欲しい。

シルクなお馬さん(牡馬・北海道組)

Photo ブロードアリュール

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:曳き運動

担当者「今週から獣医の許可の下、曳き運動を始めています。多少ぎこちなさは有りますが、久々に運動している分でしょうから、心配は要りません。1歩前進出来たのは良かったですし、今後も脚元の状態を見ながら進めていきます。馬体重は488キロです」(11/29近況)

Photo パラダイスリーフ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム早来
・調教内容:曳き運動

担当者「こちらでもエコー検査を行いましたが、左前脚の状態に良化が見られませんね。この感じですと、しばらくは最小限の運動で様子を見ていくことになるでしょうから、上体が重くならないよう気をつけていきます」(11/29近況)

Photo パーフェクトルール

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週2回屋内坂路コースでハロン14~15秒のキャンター1~2本、週2回周回コースで軽めのキャンター2500m、残りの日は軽めの調整

担当者「ハロン14秒ペースですとややパフォーマンスが落ちてしまいますが、この馬なりに徐々に良化は見られます。もう少し乗り込んでいけば、更に良くなってくると思いますし、トモをしっかり使えた走りをしてくれそうです。馬体重は464キロです」(11/29近況)

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ブロードアリュールはこの中間から曳き運動を開始。これでストレスを溜め込むことはないでしょう。1歩前進は出来たので、ウォーキングマシンでの運動→トレッドミルでの運動と着実に前進していってもらえればと思います。

パラダイスリーフはこの中間に屈腱炎を発症した箇所を再検査。正直、患部は思わしくなく、時間がかなり掛かりそう。今後も1ヶ月単位で検査を行うと思うので、何とか少しでも良い兆候が見られることを願うばかりです。逆に良化が見られなければ、進退問題へと発展してしまいます。

パーフェクトルールは調教の負荷が高まるにつれ、馬体重は減少傾向。特に細くなっているということではなく、一時期太り過ぎていたのでしょう。年内は北海道で過ごすことになりそうですが、年明け早々にはNFしがらきor入厩できるように更に負荷が高まっても、クタッとすることなく、踏み止まってもらいたいです。

29日の調教後に体温が上昇。翌朝、体温は下がりましたが、万全の状態で出走させるのは難しいことから香港遠征を取り止めることになりました。★アーモンドアイ

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Photo_3 アーモンドアイ(牝・国枝)父ロードカナロア 母フサイチパンドラ

・在厩場所:美浦トレセン

29日は南Wコースで調教を行いましたが、午後から体温が上昇しました。今朝(30日)は平熱の範囲内まで体温は下がりましたが、血液検査の結果では白血球の数値がまだ若干高い状態にあります。今後、飛行機による輸送や現地へ到着してからレースまでの日数を考えると、万全の状態で出走させることは難しいことから、香港カップへの出走を見送らせていただく判断をいたしました。

国枝師「楽しみにされていた皆様には、本当に申し訳ございません。症状としては大したものではないのですが、これだけの馬ですから万全の状態で出走させてあげたいですし、まだ先のある馬でもありますので、ここは無理をさせない方がいいだろうと、馬のことを思って判断しました。今後については、もう少し様子を見てから判断させていただければと思います」(11/30近況)

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アーモンドアイ香港遠征を回避 29日から体温上昇(日刊スポーツより)

G1・6勝馬アーモンドアイ(牝4、国枝)が香港遠征を回避することが30日、分かった。同馬を所有する(有)シルクレーシングがクラブのHP上で発表した。

同馬は天皇賞・秋優勝後に香港C(G1、芝2000メートル、12月8日=シャティン)挑戦を発表。今春のドバイ遠征に続く、2度目の海外挑戦に向けて21日の帰厩後から調整を続けていた。27日の国内最終追い切りではルメール騎手を背にグローリーヴェイズと併せ馬を消化していたが、29日午後から体温上昇の兆候が見られていた。馬の平熱は38度とされており、29日夕方の段階でアーモンドアイは38・5度ほどと、わずかな熱発が確認された。30日朝に出た血液検査の結果では白血球の数値がわずかに高いことが判明し、万全の状態での出走が困難になったことから、大事を取って回避が発表された。順調なら、同馬は30日に香港へ輸送される予定だった。

国枝師は「今日の時点では38・2度で許容範囲といえば許容範囲だけど、リスクを背負って行くわけだからね。(発熱の原因で)考えられるのは調教の疲れとか、冷え込んでというのもある。それがどうかはわからないけど。これだけの馬だしね。残念だけど、いろんな情勢もあったし、向こうに飛んで競馬がないとか、向こうに行って熱発が長引いたとしてもよくないから。いい方に考えれば、輸送前でよかった。脚元とかシリアスなものではない」と無念さをにじませた。(有)シルクレーシングの米本昌史代表は「大事には至っていないのですが、念には念を入れて遠征を回避することになりました。残念ではありますが、次走については馬の状態をしっかり見極めてから決めたいと思います」と話した。同馬はすでに検疫厩舎から通常の厩舎に戻り、経過が観察されている。次走に関して国枝師は「そこらへんは軽々には言えない」と慎重なコメント。現在、有馬記念のファン投票では1位をキープしており、今度の動向には注目が集まる。

ルメール騎手 香港で彼女の能力を見せたかっただけに残念ですが、一番大事なのは彼女の体です。大きなけがをしたわけではなく軽い熱発ということなので、元気になってまた来年走ってくれたらいいですね。

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30日にアーモンドアイの近況メールが届いて、香港へ出発した旨を伝えるものかと思っていたら、一転、熱発の為、香港Cへの出走を断念するとのこと。ドキッとしましたが、脚元等の怪我ではなく、また空輸する前の出来事だったのが救い。現在は検疫厩舎から自厩舎へ戻り、経過を観察中です。

すぐに体温は下がっているので有馬記念へ向けて進めていける状態かと思いますが、ちょっとケチがつく形になってしまったので1度仕切り直す方が良いでしょう。体調・体力が回復次第、NF天栄へ戻してもらえればと思います。来年の始動戦は今年同様にドバイになるのかな?

シルクなお馬さん(4歳上・NFしがらき組)

Photo_3 ナイトバナレット

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン13~14秒

厩舎長「いつ声が掛かっても良いように、坂路でコンスタントに乗り込んでいますが、良い手応えで登坂していますし、動きに関しては言うことないですね。状態に関しては、大きな上積みはないものの、この馬なりに維持できていますので、移動に備えながら乗り込みを続けていきたいと思います。馬体重は511キロです」(11/29近況)

Photo_3 ダイアトニック

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、角馬場でハッキング

厩舎長「こちらに移動後はレースの疲れを取る為に軽めの運動に控えていましたが、目立ったダメージは見られませんでしたので、トレッドミルでの運動を開始し、今週から軽く乗り出しています。今のところ、特に歩様の硬さは感じられませんし、もう少し進めて問題なければ、坂路にも入れていきたいと思います。馬体重は500キロです」(11/29近況)

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ナイトバナレットは次走予定で阪神開催となっていましたが、今回の更新では未定に。かと言って、調教メニューは緩めることなく乗り込んでいます。馬房の都合と番組が合えば、予告なしの入厩となれば良いのですが…。そろそろ転厩となっても仕方ありません。

ダイアトニックは移動してまもないということで軽めの運動に終始。元々歩様に硬さのある馬なのでしっかり余裕を持たせてから、馬場や坂路での乗り込みを開始してもらえればと思います。焦りは禁物です。

2019年12月 1日 (日)

焼魚定食のまんぷく予想 vol.613

(中京11R)チャンピオンズC(G1)

◎ゴールドドリーム、○クリソベリル、▲オメガパフューム、△チュウワウィザード、×ウェスターリンド、×サトノティターン

力量差が拮抗しているメンバー構成。波乱の要素は少ないかなと思います。

順調に攻めを積んでレースへ向かうことが出来た◎ゴールドドリーム。勿論実績は素晴らしいですし、往年の力には及ばないかもしれませんが、確実に差してくる末脚は魅力。3着までに来る確率は1番高いのかなと思います。

○クリソベリルは能力の違いで押し切るかもしれませんが、厳しい競馬を経験していないのはマイナス。年上のダートの猛者に囲まれても堂々としているのか少し怯んでしまうのか…。根性のある血統ではないので、そろそろ負け頃ではあります。

実績は▲オメガパフュームですが、左回りの克服が1番の課題。今回は左側でチークピースを付けるなど馬具を工夫するよう模様。あとは世界の名手・デットーリJの手綱捌きに大いに期待です。

△チュウワウィザードはこのメンバー相手に勝ち切るイメージは沸かないも、立ち回りの巧い馬で好枠を引き当てたと思います。福永Jとの手が合う馬だと思うので、連下には当然押さえは必要です。

×ウィスターリンドは印上は下がってしまいましたが、前走は敗れたとは言え、長期休養明けながら味のある競馬で3着。負けて強しの競馬だったと言えるでしょう。叩いて着実に良くなっているので1発が怖いです。

あとは鞍上が魅力+展開が向けば面白そうと思うのが×サトノティターン。状態の良さを生かしてどこまで食い込んできてくれるか。ちょっと楽しみにしたいです。

ロードなお馬さん(2歳牡馬・入厩組)

Photo_6 ロードフェローズ

11月27日(水)良の栗東・坂路コースで1本目に55.5-40.1-25.8-12.9 一杯に追っています。併せ馬では一杯の相手を0秒1追走して0秒2遅れ。短評は「坂路コースで入念」でした。12月15日(日)阪神・2歳新馬・芝2000mもしくは12月21日(土)中山・2歳新馬・芝2000mに予定しています。

○藤岡調教師 「11月27日(水)も重いコースに加え、今朝は序盤が幾らか遅いペースに。その分だけ全体の記録は目立たぬものの、ラストは12秒台で上がりましたからね。物足りなさを残しつつも、馬自身は段々しっかり。ただ、もう少し本数が必要でしょう」

≪調教時計≫
19.11.27 助手 栗東坂良1回 55.5 40.1 25.8 12.9 一杯に追う クレイス(2歳新馬)一杯を0秒1追走0秒2遅れ

Photo_6 ロードベイリーフ

栗東トレセンで1ハロン18秒前後のキャンターを消化。この馬なりに中間も順調な過程を踏んでおり、この調子を維持しながら更に調整を進めます。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、12月8日(日)阪神・2歳未勝利・混合・芝1400mもしくは12月15日(日)中京・2歳未勝利・混合・芝1400mに予定しています。

○森田調教師 「候補に挙げた2鞍どちらへ向かうか・・・。そこはジョッキーとの兼ね合いで判断。現時点で確定には至っておらず、在厩の形で調整を続けています。11月27日(水)は普通キャンター。馬自身の具合は変わりなく、中間も順調と言えるでしょう」

☆★画像と情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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フェローズは少しずつ前進は出来ていますが、坂路での時計・動きはまだまだ頼りないもの。早ければ来週の中京戦へという話は出ていましたが、それは取り消され、15日の阪神・芝2000mか21日の中山・芝2000mという話へ。現実的には中山へ連れていく方が可能性が高いのかなと思います。また、そろそろ1度、芝かCWコースでの走りを確認してもらいたいです。

ベイリーフは引き続き来週の阪神戦か再来週の中京戦かを決めかねている現状。短期放牧を挟むことはなくなったようで、厩舎で余裕を持たせています。デキ落ちの心配は要らないでしょう。距離短縮で相手関係も楽になると思うので、年内に一区切りつけておきたいです。

シルクなお馬さん(2歳・入厩組)

Photo_3 サリオス

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:28日に南Wコースで時計
・次走予定:12月15日の阪神・朝日杯フューチュリティS(G1)・R.ムーアJ

堀師「前走時は帰厩後に頓挫がありましたが、今回はそういったことも無いので、目標の朝日杯フューチュリティステークスに向けて余裕を持って進めております。飼い葉も古馬と同様のものを与えていますが、しっかり完食してくれていることで毛艶は良いですし、調教前で馬体重が553キロと理想的な数字をキープ出来ています。そこで、28日に南Wコースで併せて2週前追い切りを行いました。レースでも騎乗予定のR.ムーア騎手に手伝っていただきましたが、先週と同様で楽に動くことが出来ましたし、身のこなしも軽やかですね。今週はひと段階調教の負荷を高めましたが、それでもしっかり走れていますので、今のところ大きな不安はありません。今回は阪神までの輸送もありますので、早めに仕上げにかかって、当該週はほぼ万全の状態で迎えたいですね」(11/28近況)

ムーア 28南W重 82.3- 67.0- 52.2- 38.3- 12.4 馬なり余力 カフェファラオ(新馬)馬なりの内0.8秒追走同入

Photo_3 ミスビアンカ

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:28日にCWコースで追い切り
・次走予定:阪神12月7日・芝1600m・牝馬(福永J)

高橋忠師「28日にCWコースで追い切りました。福永Jに感触を確かめてもらったところ、『馬自身は走りたい方に気が向いていますが、まだそれに体が追いついていない状況ですね。その中でも動きは悪くないですし、気持ちが先走りしない様に大事に育てていけば先々は走ってきそうですね』と言っていました。一度跨っただけですぐこの馬の癖を掴んでくれたのは大きいと思いますし、ジョッキーが言うように気持ちだけで走らせてしまうと、これまで時間を掛けて調整してきたことが壊れてしまうので、もう少し時間を掛けて育てていきたいですね。コンディションは良い状態を維持していますので、来週の競馬に向けて引き続き調整していきたいと思います。なお、ジョッキーは今週の追い切りに跨ってもらった福永祐一騎手に依頼しています」(11/28近況)

福 永 28CW良 83.0- 67.8- 53.3- 39.2- 12.3 強めに追う ギルマ(古馬2勝)強めの内0.7秒追走クビ先着

Photo_3 ルコントブルー

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:27日に北Cコースで時計
・次走予定:12月8日の中山・ダ1800m(牝馬)・北村宏J

勢司師「27日に北村宏Jに手伝ってもらい、北Cコースで併せて追い切りを行いました。古馬の1勝クラスを相手にルコントブルーが内目を追走して、最後は余力を残して同入で終えています。心肺機能は高くなったとは言え、依然としてスタミナ面に不安のある馬ですから、今週も格上馬相手にどれくらい動けるか心配でした。しかし、この馬なりに段々と力を付けているようで、直線に入ってもまずまずの動きでしたよ。メンタル的にも少し繊細な部分がありますので、その点に気を付けて今後も進めていきます。また、先週末にゲート練習を行いましたが、入りは立ち止まることもあったものの、出てからはスムーズでしたね。先ほども言ったように繊細なところがありますから、これ以上はゲート練習を控えたいと思います」(11/28近況)

北村宏 27北C良 69.4- 53.0- 39.1- 12.8 馬なり余力 アトムアストレア(古馬1勝)馬なりの内同入

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朝日杯FSへ順調にメニューを消化しているサリオス。レースまで約2週間ありますが、今週の追い切りにはR.ムーアJが手綱を取って、感触を掴んでくれています。550キロを超える馬体を誇る馬ですが、脚取りは軽やか。楽に併入へ持ち込むことが出来ています。R.ムーアJにも好印象を持ってもらったんではないでしょうか。ここまでホント順調に来ているので、あとは関西圏への輸送を無事こなすのみ。早めに態勢を整えて、直前は息を整える程度で余裕をもってレースへ臨んでもらえればと思います。

ミスビアンカは気持ちと動きが噛み合っていないところが現状の課題ですが、大事に使っていけば良くなっていってくれる筈。今週の追い切りでは次走で手綱を取る福永Jを背に併せ馬を消化。初めてCWコースで追われ、手前を上手に替えることが出来なかったようですが、時計自体は上々。溜めが利けばピリッとした脚を使えるでしょう。ただ、レースの流れに乗ることを優先すると、デビュー戦のような不発が待っていそう。次走では勝ち負けよりも、実戦で脚を溜めて末脚を生かす形を福永Jに教え込んでもらえればと思います。

ルコントブルーは心身ともにひ弱さを感じる現状ですが、追い切りを重ねてジリジリ力を付け、時計は水準級のモノをマーク。競馬でへこたれない体力が備わってくれば、結果が伴ってくると思うのですが…。ただ、最初から揉まれ込むような競馬をしてしまうと、後々までそのダメージが尾を引きそう。当面は稽古でも実戦でも気持ちを追い込まないようにお願いします。

15日の牝馬限定・ダ1400mでのデビューを目指していくことに。鞍上はO.マーフィーJを予定。★オーサムゲイル

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Photo_3 オーサムゲイル(牝・高柳大)父キンシャサノキセキ 母シーズインクルーデッド

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:28日に坂路コースで追い切り
・次走予定:阪神12月15日 メイクデビュー阪神・ダ1400m・牝馬(O.マーフィーJ)

高柳大師「28日に坂路で追い切りました。先行し、途中から併せていきましたが、追い出しに掛かるともう一つ伸び切れなかったですね。体がまだしっかりしておらず、動き切れない感じですが、心身ともに成長して行けばしっかり走ってくれるようになるでしょう。これからの動きにもよりますが、順調に仕上がるようであれば、12月15日の阪神・ダ1400mでデビューさせたいと考えています。なお、ジョッキーはマーフィー騎手に依頼しています」(11/28近況)

助 手 26栗坂良 65.6- 46.8- 29.8- 14.1 馬なり余力
助 手 28栗坂良 55.6- 40.0- 26.2- 13.4 一杯に追う テーオーケインズ(二歳1勝)一杯に0.4秒先行1.2秒遅れ

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11月20日に栗東・高柳大厩舎へやってきたオーサムゲイル。早速3本ほど時計をマークしていますが、動き自体は正直まだまだ。もう1段階は良化を遂げないと苦しいと思っていたので、デビューは年明けになるのかなと勝手に想像していたところ、新たな近況更新で15日の牝馬限定・ダ1400mでのデビューを目指していくことに。O.マーフィーJを早速手配しているので、よほど動きが悪くなければ、このレースでのデビューとなりそうです。個人的には芝の1200mでデビューさせてあげたかったですが。

また、よくよく考えるとビシッとやれるのは週中の2本。微調整で週末・火曜日に時計を出してくるでしょうが、この2本で確かな進歩を見せてもらわないといけません。今は不安ばかりですが、追い切りを経て着実に素軽さを増してきてくれることを願っています。

ロードなお馬さん(2歳牝馬)

Photo_6 レインドロップス

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、角馬場でダク1500m→ハッキング3000m。

○当地スタッフ 「先週一杯はウォーキングマシン内の歩行運動まで。輸送等の疲労を十分に取り除いた上で、11月25日(月)に角馬場へ連れ出しています。手始めにダク、ハッキングで歩様をしっかりとチェック。日々の気配を探りつつ、次の段階へ進めましょう」

Photo_6 トルネードフラッグ

11月28日(木)良の栗東・Cウッドチップコースで5ハロン69.7-53.9-38.7-12.0 7分所を馬なりに乗っています。併せ馬では馬なりの相手の内を0秒6追走して0秒2遅れ。短評は「気合乗り上々」でした。体調、条件、出走状況等を踏まえながら目標のレースを決めます。

○田代調教助手 「11月28日(木)はウッドへ。長目から息を作りつつ、終いを伸ばしています。トモに緩さが残る分だけバランスの整い切らぬ感じの走り。でも、初めてなのを考えれば及第点です。徐々に良化。本数を積みながら出走プランを検討しましょう」

≪調教時計≫
19.11.28 岡田祥 栗CW良 69.7 53.9 38.7 12.0 馬なり余力 リンドブラッド(2歳新馬)馬なりの内0秒6追走0秒2遅れ

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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レインドロップスはこの中間もウォーキングマシンのみの運動に止めて、回復を優先。そして25日から角馬場で軽く動かしています。まもなくコースへ連れ出すでしょうが、目に見えない疲れが残っていないかをしっかりチェックして次のステップへ踏み出してもらえればと思います。

トルネードフラッグはこれまで坂路オンリーで時計を出してきましたが、28日の追い切りでは初めてWコースへ。もう少し末が伸びて欲しい気はしますが、初めてだったことを考慮すれば悪くありません。態勢が整うのにもう少し時間は掛かりそうですが、焦ることなく自分のリズムで前進していってもらえればと思います。

ここも確実に差し込んでくるとは思うも、好走できる条件が揃った今回は勝ち切ることを強く意識して乗ってきて欲しい。いつまでもこのクラスで地力上位止まりでは勿体ない。☆インヘリットデール

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Photo インヘリットデール(牝・高野)父ルーラーシップ 母フサイチエアデール

日曜阪神10R 猪名川特別特別(芝1400m)8枠10番 北村友J

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:27日に坂路コースで追い切り

高野師「27日に坂路で追い切りました。終い重点でしっかり時計を出しましたが、動きに関しては言うことないですね。前走の反省を踏まえて、今回は中間のフラットワークから入念に時間を掛けて行いましたし、それがレースに行って良い方に向いてくれることを期待しています。先週末にゲート練習を行ったところ、レース同様にもう一つ自分から進んで出ていこうとしなかったので、レースまでにもう一度練習しておこうと思います。コンディションを整えることに重点を置いた前走と比べて、今回はしっかり負荷を掛けて調整しましたから、後はレースでしっかり力を発揮してくれさえすれば、結果にも結び付いてくれると思います」(11/27近況)

助 手 27栗坂良 55.5- 40.4- 26.0- 12.6 一杯に追う コスミックエナジー(二歳1勝)一杯に0.1秒遅れ
助 手 29栗E良 14.6 ゲートなり

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第5回阪神2日目(12月01日)
10R 猪名川特別
芝1400メートル 3歳上2勝クラス 指定 混合 定量 発走15:05
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 ユアスイスイ 牝5 55 中井裕二
2 2 ブレイズガール 牝6 55 岩田望来
3 3 アルジャーノン 牡4 57 吉田隼人
4 4 トウカイオラージュ 牡3 56 松若風馬
5 5 ラミエル 牝3 54 松山弘平
6 6 リュニヴェール 牝4 55 岡田祥嗣
6 7 マッスルマサムネ セ4 57 中谷雄太
7 8 ピースマインド 牡6 57 古川吉洋
7 9 ガゼボ 牡4 57 池添謙一
8 10 インヘリットデール 牝5 55 北村友一
8 11 ブリングイットオン 牝3 54 横山武史

○高野師 「前走はスタートして進みが悪かったです。それでも格好をつけたあたり、地力はあります。2勝クラスは何とかなっていい馬。改めて」(競馬ブックより)

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今回で3戦連続での芝1400mとなるインヘリットデール。ここ2走は4角でゴチャ付いたり、在厩調整で気難しい面を覗かせて道悪も良くなかったりと敗因は確か。それでも最後はしっかり脚を使って伸びてきているのは地力上位の証。1600mでは最後に甘くなってしまっていましたから、この距離は現状ではベストでしょう。

今回は短期放牧を挟んで臨む1戦。追い切りの動きはそれほど目立ちませんが、乗り込み自体は入念。日々の調教でも負荷を高めるようにしている刺激を与えているとのこと。そういう小さな工夫が結果に繋がってくれるのなら嬉しいです。気持ちと体が噛み合えば、アッサリ抜け出しても不思議ではありません。ただ、インヘリットデールの精神状態を把握するのは難解ですし、実際走ってみないと…。

相手関係に目を遣ると、ガゼボ・トウカイオラージュが強敵。堅実なタイプです。ただ、この2頭は速い時計の決着に少し難があると思うので、2走前くらい走れれば先着できるでしょう。中団から脚を伸ばすことになると思うので、11頭と頭数が落ち着いたのは勿論プラス。

引退期限まで約3ヶ月。今回を含めて何戦できるかは分かりませんが、1400mならまだ底を見せていないと思うので、ここで1つ区切りをつけておけば、元々相手なりなので昇級戦でもやれる筈。また、インヘリットデールは勝ち切れないことでストレスを感じていると思うので、1つ勝てば気分が晴れるでしょう。そうすれば勢いも出てきてくれるでしょう。

ここも確実に差し込んでくるでしょうが、それで満足するのではなく、今回は勝ち切ることを強く意識して乗って来て欲しいところ。北村友Jは3戦連続の騎乗となりますし、癖や使える脚を把握してくれている筈。とにかく1番最初にゴールを通過してきてもらいたいです。

【動画更新】マチカネタマカズラの18&プチノワールの18

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Photo マチカネタマカズラの18

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Photo プチノワールの18

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マチカネタマカズラの18は立派な馬体を誇りますが、気性面ではかなり幼い面が残ります。坂路で乗ってはいますが、他と離れたところからスタート。序盤はフラフラ走っていましたが、最後の方は推進力を感じさせるところがありました。パワーで押し切るタイプだと思いますが、スピードの持続力を身に付けていって欲しいです。

プチノワールの18はこの母系らしくピリピリした面は目立ちますが、兄姉と違って重心の低いフォームでチップの跳ね上がりもちょっと目立ちます。脚が溜めれば、末脚はかなり切れそうです。

11月27日に美浦・久保田厩舎へ帰厩しています。☆シベール

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Photo_6 シベール(牝・久保田)父ルーラーシップ 母ヴィーヴル

2019.11.27
11月27日(水)に美浦トレセンへ帰厩しました。ひとまずは1ハロン18秒前後のキャンターで仕上がり具合の把握に努める方針。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、体調、条件、出走状況等を踏まえながら目標のレースを決めます。

○久保田調教師 「右前脚に生じた不安もすっかり解消し、最近は順調に乗り込めていた模様。準備が整った旨の連絡を放牧先の担当者から受け、11月27日(水)にトレセンへ呼び戻しました。早速、28日(木)より跨る予定。仕上がり具合に応じて目標を考えます」

2019.11.26
千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン15~20秒ペース)。11月27日(水)に美浦トレセンへ帰厩の予定です。

○当地スタッフ 「11月19日(火)と22日(金)にハロン15秒ペースで走らせています。先々週より距離を延ばす形でもスムーズな走り。この馬らしい軽快なフットワークが目を引きました。牧場レベルでは息遣いも大丈夫。27日(水)にトレセンへ戻る予定です」

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右前脚球節の腫れで2ヶ月半ほど千葉・ケイアイファームで再調整を行っていたシベール。騎乗運動を再開するまでは慎重に立ち上げてきましたが、GOサインが出てからはグングン上昇気流に乗っていくことが出来ました。そして11月27日に美浦・久保田厩舎へ帰厩しています。

ただ、現段階では2戦目は白紙の状態。これからの調整具合によって候補が絞られていくと思いますが、年内に使うとなると有馬記念当日の23日の芝1600mが最有力かなと。ピリッとした気性なので仕上がり早も早いですが、一頓挫あっただけに引き続き慎重を期して進めて欲しいところ。砂を被っても大丈夫そうなら、ダ1800mでの2戦目も有りかなと個人的には思います。

27日に帰厩。今月22日の中山・ダ1200mでのデビューを目指すことになりました。☆ディランズソング

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Photo_3 ディランズソング(牡・萩原)父Summer Front 母Poetic Riches

・在厩場所:27日に美浦トレセンへ帰厩
・次走予定:12月22日の中山・ダ1200m

萩原師「27日の検疫でこちらへ帰厩させていただきました。まずは馬体をチェックさせていただき、問題なければ明日から乗り運動を行う予定です。調教での動き次第にはなりますが、12月22日の中山にダ1200mの混合戦が組まれていますので、そこを目標に進めていきたいと思います」(11/27近況)

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見た目の緩さとは違い、調教では思ったよりも動けているということでNF天栄での充電期間をアッサリ切り上げ、約2週間ほどで美浦へ舞い戻ってきたディランズソング。また、デビュー予定にも触れられ、22日のダ1200mを目指していくこととなりました。思いのほか早い帰厩にもビックリしたのですが、デビュー予定まで示されるとは思いもしませんでした。

ただ、前回入厩時は時計を出していませんし、これからデビューへ向けて本格的な追い切りへ開始する段階。外国産馬らしいスピードは備えていると思いますが、乗り込み量は多くないので最後の踏ん張りなど課題は出てきそう。また、他馬を気にする面があると北海道時は指摘されていたので、その改善・解消にも努めないといけません。ですので、デビューへ向けてのチェック項目を幾つか決め、それらをクリアした上でデビューへ向けてのGOサインを出すという感じでお願いしたいです。

【動画更新】シーズインクルーデッドの18&ピクシーホロウの18

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Photo シーズインクルーデッドの18

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Photo ピクシーホロウの18

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シーズインクルーデッドの18は少し口向きが悪いのかなと思いますが、ほぼ持ったままの手応えで最後の1ハロンが15秒2。それでいてまだ余力を感じさせるので楽しみでしかありません。とにかく怪我なく進んで欲しいですし、我の強いところはゆっくり緩和・改善できるようにお願いします。

ピクシーホロウの18は横から見ると重厚感を感じますが、走らせると手足が軽くて弾むようなフットワーク。スピードはありそうです。ただ、前向き過ぎるので実戦では折り合いに少し苦労するタイプかなと思います。鞍上との信頼関係を高め、操縦性を向上させていって欲しいです。

シルクなお馬さん(3歳上・入厩組)

Photo ウォリアーズクロス

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:27日に南Wコースで時計
・次走予定:12月7日の中山・アクアラインS(石川J)

国枝師「27日に南Wコースで併せて追い切りを行いました。道中はウォリアーズクロスが先行する形で、直線で外目に持ち出されて同入で終えています。ここまで坂路中心で進められていましたが、1週前追い切りでしたので今週はWコースである程度負荷を掛けました。時間帯が遅かったにも関わらず時計は優秀で、その通り動きも良かったですね。あとは脚元などに疲れを溜めないよう、アクアラインSに向けて進めていきます。鞍上は石川裕紀人騎手にお願いしています」(11/27近況)

助 手 27南W良 66.9- 50.7- 37.3- 12.6 強めに追う サトノエルドール(古馬3勝)馬なりの外0.8秒先行同入

Photo_3 ピボットポイント

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:CWコースでキャンター
・次走予定:阪神12月7日・境港特別

松下師「先週一杯はレースの疲れを取る為に軽めの調整に控えていましたが、その後も変わりなかったので、今週から調教を開始しています。左側の硬さはレース前より解れて気にならないですし、CWコースで乗っていても疲れが出ることはありません。上積みがあるのは間違いないですし、予定しているレースに向けて進めていっても問題ないでしょうから、これから仕上げに入っていきたいと思います」(11/28近況)

Photo_3 ロイヤルアフェア

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:障害練習

加藤士師「26日から石神騎手に手伝っていただき、障害練習を始めています。何度か練習している内に、障害物に脚をぶつけると痛いということが分かるのですが、この馬はそれを気にしていないのか、なかなか脚を高く上げようとしません。まだ始めて間もないですから、何とも言えないところはあるものの、この状態が続くようであれば練習を中止することも検討しています。ただ、石神騎手によれば『ネオユニヴァース産駒は難しいところがあり、飛越でなかなか脚を上げてくれない馬が多いので、これから変わってくると思います』と言っていましたから、変わり身に期待ですね。なお、28日にも再度練習を行う予定にしています」(11/28近況)

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ウォリアーズクロスは固まっていて痛みはないとはいえ右前脚の膝裏に腫れぼったさが残るので、ここまで坂路オンリーの調整を続けてきましたが、1週前追い切りとなる27日の追い切りではWコースでの併せ馬を選択。時計はマズマズで少し強くやれたのは好感。コースでやったことで息の入りも良くなってくることでしょう。態勢はほぼ整ったと思うので、直前は無理のない範囲で微調整を行ってもらえればと思います。

前走後、時計を出していないピボットポイントですが、日々の調教をCWコースで乗るようにして体力強化に努めています。体調自体は高いレベルで安定していると思いますが、寒い時季になって硬さが解れにくくなっているので、日々のケアはより入念にお願いします。

ロイヤルアフェアは石神Jにお願いしてこの中間から早速障害練習を開始。飛越の際、障害物に脚をぶつける場面が何度かあった様子で危うさ満点ですが、石神Jによると、ネオユニヴァース産駒にはそういう共通点があるとのこと。時間を掛けて教えていくしかないと思うので、根気強く接していってもらえればと思います。

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