この馬なりに落ち着いて出走することが出来、改善に努めてきたゲートは五分に出る。レースでは早目に捲っていく競馬を試みるも、2周目の3角で早くもアラアラの手応え。最後は今回も集中力を欠いてしまって14着に終わる。今後は転向を視野に入れ、障害練習を進めていくことになりました。★ロイヤルアフェア
ロイヤルアフェア(セ・加藤士)父ネオユニヴァース 母ゴールドティアラ
日曜福島2R 4歳上500万下(ダ2400m)14着(15番人気) 内田J
引き続きブリンカー着用。前走よりもスタートを決めますが、二の脚付かず最後方からレースを進めます。2周目に入って向こう正面で追い上げを開始すると、中団までポジションを上げますが、直線に向いたところで力尽きて後方でゴールしています。
内田騎手「ゲート内では1度だけ頭を上げようとしていましたが、問題なくスタートは切れましたね。急かして良いタイプでは無いように感じましたし、中途半端な位置で進めて見せ場が無くなることは避けたかったので、最後方から構える競馬になりましたが、渋いところはあったものの、向正面では上がっていく姿勢が見えました。ただ、あまり器用なタイプでは無いようで、コーナーで少し置いていかれましたから、小回りは不得意だと思います。それに、直線では止めようとする部分もありましたし、素質はありそうでしたが気性面の難しさを感じる馬でした」
加藤士調教師「多少煩いところはありましたが、ここまでしっかりとゲート練習を重ねたことで、まずまずのスタートを切れました。向こう正面の上がって行き方が良くて、今までは2コーナー過ぎたところで止めようとしていたのが、そういった面が無くなって形としては悪くなかったのですが・・・。内田騎手が言うようにコーナリングがあまり上手くないように感じますし、特に勝負所でペースが上がった時は分が悪そうですね。また、今日は毛艶も良好でパドックでは自らグイグイと引き手を引っ張るような気合も見せていましたし、少しずつ気持ち的にも変わってきている印象ではあります。ただ、ここ数戦は思うような成績を出せていませんので、障害練習を取り入れるなど普段の調教から何かしら変えていかないといけませね」(レース結果)
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・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:軽めの調整
加藤士師「自分で制御してレース中に止めているのか、こちらに戻ってきてからはケロッとしています。飼い葉もしっかり食べてくれていますし、疲れを感じさせませんので、レース後もお話させていただいた通り、障害練習を行いたいと思います。それなりに飛越が出来るようであれば、そのまま障害デビューをさせても良いと考えていますが、あまり手先が軽いわけではなく、どちらかというと不器用なタイプなのでそこが少し心配です。それでも、数々の重賞タイトルを獲得している石神騎手に手伝っていただけるので、何とかキッカケを掴みたいですね」(11/20近況)
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トレセンではある程度言うことを聞いてくれるロイヤルアフェア。ただ、競馬に行くと煩い面を覗かせて豹変してしまうことを繰り返してきましたが、今回はパドックでは適度な気合乗りで我慢は利いていたと思います。
また、前走後はゲート難改善に力を注いできたので、今回その成果が出るかどうかに注目していましたが、ゲート内で暴れることなく、ゲート自体は五分に出てくれました。ただ、二の脚は一息でしたし、内田Jはあまり行きたくなかった様子。のびのび走らせる為に最後方から競馬を進めることとなりました。道中はマイペースで追走していましたが、2周目の向正面で捲り気味に進出。内田Jの鞭が入る中、ロイヤルアフェアも頑張って動いてくれましたが、その勢いは長続きすることなく、3角過ぎあたりでアラアラの手応え。内田Jとのコンビで何か爪跡を残して欲しかったですが、大した見せ場は作れるまま、直線はズルズルと後退してしまいました。
レース後のロイヤルアフェアですが、疲れて失速というよりは今回も集中力を欠いてしまった様子。その為、レース後もケロッとして食欲は旺盛。色々手を尽くしてくれているのですが、気性面の改善は相当難しいと言わざる得ません。
また、今回の結果を受け、選択肢を増やす意味で障害練習を始めることに。長丁場を走り抜くスタミナ・体力は備えていますが、気難しくて前向きさに欠ける現状。自分から障害をポンポン飛んでいくイメージは沸かないですし、気分を損ねると飛越を拒否しかねません。石神Jが稽古を付けてくれるのは非常に有難いことですが、油断すると振り落そうとするところがある馬なので、人馬共に怪我しないように十分気をつけてもらいたいです。そして障害試験合格→出走できるレベルまで少し時間が掛かっても良いので辿り着いてもらいたいです。
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