2度の左飛節の腫れを経験した為、デビューが少し遅れてしまいましたが、追い切りでは素軽くキレのある動きを見せるなど素質は高そう。ビシビシやれていない現状が結果にどう響くかですが、欲張らずに大事に乗ってきて欲しい。☆クァンタムリープ
クァンタムリープ(牡・鹿戸)父ロードカナロア 母プルーフオブラヴ
日曜東京4R メイクデビュー東京 2歳新馬(芝1600m)6枠8番 三浦J
・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:30日に南Wコースで時計
鹿戸師「30日に南Wコースで併せて追い切りを行いました。道中はクァンタムリープが追走する形から、直線では内に進路を取ると、同入で終えています。霧のため動きは直線のみしか確認出来ませんでしたが、先週よりも末脚は光っていました。騎乗していた皇成(三浦皇成騎手)も『先週より動きは良くなってきていますし、これならデビュー戦から良い勝負になると思います』と太鼓判を押してくれました。これまでの調教からもマイルくらいが合っていそうですので、初戦から勝ち負けを期待したいと思います」
三浦騎手「30日の調教に乗せていただきました。先週と比較すると、終いの反応が良くなりましたし、それに伴い動きも更に良化しました。距離に関しては父のことを思えばこれくらいが合っていそうな感じで、加えて操縦性が高いですから、調教での走りを実戦で活かせればデビュー戦から良い勝負になると思いますよ」(10/31近況)
助 手 27美坂重 55.0- 40.4- 26.4- 13.1 馬なり余力
三 浦 30南W重 キリ 12.2 馬なり余力 ディーグランデ(古馬1勝)馬なりの内同入
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第5回東京2日目(11月03日)
4R メイクデビュー東京 2歳新馬
芝1600メートル 指定 混合 馬齢 発走11:30
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 キャプティベート 牡2 55 C.ルメール
2 2 サイヤダンサー 牡2 55 戸崎圭太
3 3 ウインセブリオン 牡2 55 原田和真
4 4 オシリスブレイン 牡2 55 福永祐一
5 5 トーセンロンド 牡2 54 武藤雅
5 6 サトノフウジン 牡2 55 石橋脩
6 7 フェスティヴスーリ 牡2 55 松岡正海
6 8 クァンタムリープ 牡2 55 三浦皇成
7 9 アルファジップ 牝2 54 田辺裕信
7 10 グローバリズム 牝2 54 北村宏司
8 11 ダノンファスト 牡2 55 横山典弘
8 12 ソラン 牡2 55 吉田豊
○鹿戸師 「放牧に出して立て直した甲斐があり、体が締まって動けるようになった。素直で真面目な馬。初戦から楽しみ」(競馬ブック)
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色々と記憶に残るプルーヴダモールの半弟にあたるクァンタムリープ。これも大きな出資要因ですが、白斑のない鹿毛一色の馬体で良い意味でピリッとした感じ。全体的にマ丸みを帯びた馬体なのも父らしさが出ているのかなと思って申し込みました。
育成当初は人に従順で大人しく扱いやすい性格から順調にペースアップ。内容の濃いメニューを淡々とこなしてくれていたのですが、今年の1月中旬にに左飛節が腫れているのが確認。その後、トレッドミルを併用しながら坂路で普通キャンター以上のところまで調教内容を戻してきたのですが、2月中に左飛節の腫れが再発してしまうことに。折角、早い組に入っていたのにじっくり立て直す羽目になってしまいました。
その後はウォーキングマシンやトレッドミルでの運動を併用しながら、常に左飛節の状態を気に掛けながらの調整へ。3度目のアクシデントは回避できましたが、無理にペースを上げることなく1歩1歩積み重ねるように進めてきました。また、そうすることで心身の成長を促すことも出来、操縦性は高く、バネの利いた力強い走りが出来るようになってきました。
そして初入厩となったのが7月下旬。ゲートに関しては最初少し出が鈍かった程度で練習を重ねると1発でゲート試験に合格。そのままデビューへ向けて進めていくことも視野に入れていましたが、結膜炎を発症+緩さが目立つことからNF天栄へ戻して再調整。約1ヶ月半ほど鍛え直して10月頭に美浦・鹿戸厩舎へ舞い戻ってくることが出来ました。
戻ってきた後の追い切りではオーバーワークに繋がらないように幾分セーブしながらも、時計は水準以上のモノをマーク。併せ馬で真ん中に入れても怯むことなく勝負根性を発揮して先着と中身も濃いです。デビュー戦で手綱を取る三浦Jが2度追い切りで感触を掴んでくれているのも心強いところ。
相手関係に目を遣ると、予定を1週延ばしてきたサトノフウジンに大物の予感が漂い、オシリスブレインやキャプティベードあたりも素質は高そう。その他にも血統馬がいますし、開催替わりの芝1600mはやはり相手が揃ってしまいます。素質や将来性はこれらとそう見劣らないと思いますが、現状ビシビシやれていないのが実戦でどう響くか。このメンバー相手に勝ち切れば先々が非常に楽しみになりますが、まずはレースの流れにスムーズに乗り、直線でしっかり脚を繰り出すといった調教通りの走りを見せることが出来るかどうかが大事でしょう。三浦Jはデビュー戦から無理をさせない騎手のタイプだと思うので、大事に乗って来てもらえればと思います。
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