実績のあった札幌2戦の結果・内容は案外も、ここを目標に入念な乗り込み。相手は更に強化されているも、立て直した効果で巻き返して欲しい。昨年に引き続き乗ってくれるW.ビュイックJの手腕に大いに期待。★モンドインテロ
モンドインテロ(牡・手塚)父ディープインパクト 母シルクユニバーサル
土曜中山11R ステイヤーズS(芝3600m)8枠12番 W.ビュイックJ
・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:27日に南Wコースで時計
手塚師「27日に南Wコースで併せて追い切りを行いました。直線で一番外から脚を伸ばした、重賞馬のセダブリランテスに3馬身ほど離されましたが、向こうはジョッキーが騎乗していたこともありますから遅れは気にしなくて良いと思います。年齢的なズブさはあるものの、本数を重ねたことでしっかり動けており、早めにここを目標に進めてきたことで良い状態でレースに向かえそうです。ステイヤーズステークスに関しては昨年3着、そして2016年も同様に3着と惜しい競馬が続いていますが、今年こそは制してモンドインテロにとって念願の重賞初勝利を挙げて欲しいですね。また、昨年と同じくW.ビュイック騎手に騎乗してもらえるので、その点は非常に心強いですね」(11/28近況)
助 手 27南W良 66.0- 51.7- 38.6- 12.9 馬なり余力 セダブリランテス(古オープン)強めの内0.6秒先行0.8秒遅れ
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第5回中山1日目(11月30日)
11R ステイヤーズS(G2)
芝3600メートル 3歳上OP 特指 国際 別定 発走15:25
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 オジュウチョウサン 牡8 56 M.デムーロ
2 2 ヴァントシルム 牡5 56 田辺裕信
3 3 サンシロウ 牡5 56 勝浦正樹
4 4 エイシンクリック 牡5 56 津村明秀
4 5 ネイチャーレット 牡6 56 野中悠太郎
5 6 メイショウテンゲン 牡3 55 池添謙一
5 7 レイホーロマンス 牝6 54 横山典弘
6 8 チェスナットコート 牡5 56 坂井瑠星
6 9 ベイビーステップ 牡5 56 大野拓弥
7 10 リッジマン 牡6 57 蛯名正義
7 11 アルバート 牡8 56 O.マーフィー
8 12 モンドインテロ 牡7 56 W.ビュイック
8 13 ララエクラテール 牡7 56 石橋脩
○手塚師 「夏の北海道の2戦は脚部不安明けもあって緩さが残っていた。今回は立て直して動きが良くなっている。年齢的に大きな上積みはどうかも、昨年くらいの走りができるようなら」(競馬ブックより)
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今年の始動戦が東京・ダイヤモンドSに決まった矢先、調教中に右前の膝裏を腫らしてしまい、休養を余儀なくされたモンドインテロ。半年近い期間を経て何とか態勢を整え、夏の札幌で復帰を果たすことが出来たのですが、実績のある札幌・芝2600mで6着→8着。特にひと叩きして56キロで臨めた前走は変わってきてくれるかなと思ったのですが、勝負どころから反応が悪くなってピリッとした脚は使えず。これまでも年齢的な衰えは感じさせていましたが、この2戦を見て、往年の力を求めるのはちょっと酷だなという気持ちになりました。
前走後はNF天栄で再調整。移動当初は札幌2戦の疲れが尾を引き、年齢から来るものか乗り込んでも良化度がスロー。そして10月には右前脚を跛行するアクシデントも。なかなか順調に行きませんでしたが、跛行は原因が掴めぬまま時間の経過と共に解消。摩訶不思議な現象でしたが、そこからは帰厩へ向けてグングン上昇。状態が上がってくるにつれ、動きの質も良くなってきました。
帰厩後の追い切りは以前よりも動かなくなっていますが、丹念に本数を消化。坂路とWコースを併用して調整できるのがこの馬には合っているのでしょう。最終追いは半弟セダブリランテスに見劣りましたが、それは相手を褒めるべきですし、モンドインテロ自身は息を整える程度で無理はしていません。年齢的な衰えはあっても、近2走よりは走れる態勢にあって雰囲気が良くなっています。
ステイヤーズSは過去2回出走しどちらも3着。目の上のたんこぶ的存在のアルバート・リッジマンも出走してくるので、それ以上は容易ではありませんが、昨年は最後まで渋太く脚を使って差を詰める場面がありました。おそらく勝負どころでズブさを覗かせると思うので、そこで気持ちを切らさないように叱咤激励をして再度ヤル気モードに導いて欲しいです。まあ、そこは昨年に引き続き乗ってくれるW.ビュイックJならしっかり対応してくれると思います。
まずは重賞でもあるので、掲示板入りを目標に頑張ってもらいたいですが、まだまだ頑張ってほしい馬なので、密かに善戦以上の頑張りを期待しています。
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