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2019年11月

2019年11月30日 (土)

実績のあった札幌2戦の結果・内容は案外も、ここを目標に入念な乗り込み。相手は更に強化されているも、立て直した効果で巻き返して欲しい。昨年に引き続き乗ってくれるW.ビュイックJの手腕に大いに期待。★モンドインテロ

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Photo_3 モンドインテロ(牡・手塚)父ディープインパクト 母シルクユニバーサル

土曜中山11R ステイヤーズS(芝3600m)8枠12番 W.ビュイックJ

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:27日に南Wコースで時計

手塚師「27日に南Wコースで併せて追い切りを行いました。直線で一番外から脚を伸ばした、重賞馬のセダブリランテスに3馬身ほど離されましたが、向こうはジョッキーが騎乗していたこともありますから遅れは気にしなくて良いと思います。年齢的なズブさはあるものの、本数を重ねたことでしっかり動けており、早めにここを目標に進めてきたことで良い状態でレースに向かえそうです。ステイヤーズステークスに関しては昨年3着、そして2016年も同様に3着と惜しい競馬が続いていますが、今年こそは制してモンドインテロにとって念願の重賞初勝利を挙げて欲しいですね。また、昨年と同じくW.ビュイック騎手に騎乗してもらえるので、その点は非常に心強いですね」(11/28近況)

助 手 27南W良 66.0- 51.7- 38.6- 12.9 馬なり余力 セダブリランテス(古オープン)強めの内0.6秒先行0.8秒遅れ

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第5回中山1日目(11月30日)
11R ステイヤーズS(G2)
芝3600メートル 3歳上OP 特指 国際 別定 発走15:25
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 オジュウチョウサン 牡8 56 M.デムーロ
2 2 ヴァントシルム 牡5 56 田辺裕信
3 3 サンシロウ 牡5 56 勝浦正樹
4 4 エイシンクリック 牡5 56 津村明秀
4 5 ネイチャーレット 牡6 56 野中悠太郎
5 6 メイショウテンゲン 牡3 55 池添謙一
5 7 レイホーロマンス 牝6 54 横山典弘
6 8 チェスナットコート 牡5 56 坂井瑠星
6 9 ベイビーステップ 牡5 56 大野拓弥
7 10 リッジマン 牡6 57 蛯名正義
7 11 アルバート 牡8 56 O.マーフィー
8 12 モンドインテロ 牡7 56 W.ビュイック
8 13 ララエクラテール 牡7 56 石橋脩

○手塚師 「夏の北海道の2戦は脚部不安明けもあって緩さが残っていた。今回は立て直して動きが良くなっている。年齢的に大きな上積みはどうかも、昨年くらいの走りができるようなら」(競馬ブックより)

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今年の始動戦が東京・ダイヤモンドSに決まった矢先、調教中に右前の膝裏を腫らしてしまい、休養を余儀なくされたモンドインテロ。半年近い期間を経て何とか態勢を整え、夏の札幌で復帰を果たすことが出来たのですが、実績のある札幌・芝2600mで6着→8着。特にひと叩きして56キロで臨めた前走は変わってきてくれるかなと思ったのですが、勝負どころから反応が悪くなってピリッとした脚は使えず。これまでも年齢的な衰えは感じさせていましたが、この2戦を見て、往年の力を求めるのはちょっと酷だなという気持ちになりました。

前走後はNF天栄で再調整。移動当初は札幌2戦の疲れが尾を引き、年齢から来るものか乗り込んでも良化度がスロー。そして10月には右前脚を跛行するアクシデントも。なかなか順調に行きませんでしたが、跛行は原因が掴めぬまま時間の経過と共に解消。摩訶不思議な現象でしたが、そこからは帰厩へ向けてグングン上昇。状態が上がってくるにつれ、動きの質も良くなってきました。

帰厩後の追い切りは以前よりも動かなくなっていますが、丹念に本数を消化。坂路とWコースを併用して調整できるのがこの馬には合っているのでしょう。最終追いは半弟セダブリランテスに見劣りましたが、それは相手を褒めるべきですし、モンドインテロ自身は息を整える程度で無理はしていません。年齢的な衰えはあっても、近2走よりは走れる態勢にあって雰囲気が良くなっています。

ステイヤーズSは過去2回出走しどちらも3着。目の上のたんこぶ的存在のアルバート・リッジマンも出走してくるので、それ以上は容易ではありませんが、昨年は最後まで渋太く脚を使って差を詰める場面がありました。おそらく勝負どころでズブさを覗かせると思うので、そこで気持ちを切らさないように叱咤激励をして再度ヤル気モードに導いて欲しいです。まあ、そこは昨年に引き続き乗ってくれるW.ビュイックJならしっかり対応してくれると思います。

まずは重賞でもあるので、掲示板入りを目標に頑張ってもらいたいですが、まだまだ頑張ってほしい馬なので、密かに善戦以上の頑張りを期待しています。

ここ2走は上手に着を拾っているだけでレースの流れに乗った競馬は出来ておらず。今回はOP戦も良くも悪くも相手なりのタイプ。多頭数+トリッキーな中山コースで同じようなレース運びとなると良いところなく敗れてしまうかも。強い相手に揉まれてきた経験を生かし、今回は積極的に乗ってきて欲しい。★ブライトクォーツ

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Photo_3 ブライトクォーツ(牡・荒川)父ワークフォース 母レースドール

土曜中山8R イルミネーションJS(OP・障3570m)7枠13番 熊沢J

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:27日に障害練習~CWコースで追い切り

荒川師「27日に障害練習を行った後にCWコースで追い切りました。ビュっと切れる脚はないですが、相変わらずテンから仕掛けて行っても最後まで同じ脚色でバテることなくゴールしましたよ。どの馬にも負けないだけの体力を持っていますし、それを活かせられるような展開になってくれると良いですね。前走後は短期放牧に出して心身ともにリフレッシュさせましたが、良い意味で前走と変わりない状態でレースに向かえそうです。距離が長ければ長いほどブライトクォーツの良さが引き出せると思いますし、ここで良い競馬をすれば暮れの中山大障害がかなり楽しみになりますね。頭数は揃いましたが、障害飛越は安定していますから、後は不利なくスムーズな競馬が出来ればチャンスがあると思っています」(10/9近況)

熊 沢 27CW良 80.2- 65.5- 52.0- 39.3- 12.8 一杯に追う

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第5回中山1日目(11月30日)
8R イルミネーションJS
障3570メートル 3歳上障害OP 混合 別定 発走13:40
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 シゲルロウニンアジ 牡6 60 植野貴也
1 2 バイオンディップス 牡7 60 石神深一
2 3 スプレーモゲレイロ セ6 60 高野和馬
2 4 ナリノレーヴドール 牡4 60 金子光希
3 5 エアカーディナル 牡8 60 小坂忠士
3 6 メイショウタンヅツ 牡5 60 佐久間寛志
4 7 コスモロブロイ 牡4 60 草野太郎
4 8 メドウラーク 牡8 60 北沢伸也
5 9 ヨカグラ セ6 60 森一馬
5 10 レジェンドパワー セ7 60 大江原圭
6 11 フランドル セ6 60 高田潤
6 12 ヤマタケジャイアン セ6 60 上野翔
7 13 ブライトクォーツ 牡5 60 熊沢重文
7 14 ハルキストン 牡4 60 難波剛健
8 15 サウスオブボーダー 牡6 60 平沢健治
8 16 トーアディラン セ6 60 五十嵐雄祐

○佐藤助手 「放牧を挟んだけど、稽古はこの馬とすれば動けている。力を出せる仕上がりだよ。大きな障害は合うし、豊富なスタミナを生かせるような流れになってくれれば」(競馬ブックより)

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重賞で2戦連続で掲示板入りし、ブライトクォーツらしい相手なりの競馬を見せてくれていますが、厳しい目で言えば、着順を拾っているだけで惜しい4着・5着ではありません。タフさやスタミナは認めるところなのですが、ワンペースでしか走ることが出来ないので、序盤で位置取りが後ろになると、巻き返しが利きません。障害レースとはいえ、もっとスタートに集中してレースの流れに乗せることが出来ないと、更なる前進は難しいと思います。

前走後は一旦NFしがらきで再調整されたブライトクォーツは早くからここへの参戦を決め、少し早目に帰厩。今回は距離が延びるのでCWコースでビシッと追われるなどしてスタミナ強化に着手。持ち前のタフさを発揮して、ハードワークにしっかり耐えることが出来ています。

折り合いに不安はないので、消耗戦になれば台頭してくるかなと思いますが、今回は16頭という多頭数ですし、トリッキーな中山コースは初体験となります。器用さに欠けるので中山のバンケットで置かれるシーンが頭を過ぎったり…。良くも悪くも相手なりなので、ここ2走とは格落ちのOP戦だからといって上位争いできるという保証はありません。また、ここを叩いて中山大障害へという実績馬もいるので、実際のところ、相手関係は前2走と同レベルと言えるでしょう。ですので、ここ2戦のようなレース運びになってしまうと、完走してもレースで名前を呼ばれることはそれほどないかもしれません。

ブライトクォーツと熊沢Jには強い相手に揉まれてきた経験を生かし、今回は積極的な立ち回りをぜひ行って欲しいです。タフなレースを行うことで地力を養うことができると思うので。まだまだ息の長い活躍をして欲しいですが、現状からワンランク上へ行けるように努力を惜しまないようにお願いします。

最内枠に入ったのでスタートが決まればハナへ行くのもありですが、序盤に脚を使い過ぎると伸びあぐねるかも。詰めの甘さが解消できていない競馬が続いているので、もっと大胆に後方で構えて追い込み勝負に徹してもらいたい。★ロードイヒラニ

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Photo_3 ロードイヒラニ(牡・千田)父ロードカナロア 母レディカーニバル

11月30日(土)中京6R・3歳上1勝クラス・混合・芝1600mに川須Jで出走します。11月27日(水)良の栗東・Cウッドチップコースで5ハロン71.6-55.2-39.8-11.8 8分所を強目に追っています。併せ馬では馬なりの相手の内を0秒6追走して首遅れ。追い切りの短評は「馬体は上々」でした。発走は12時45分です。

○千田調教師 「11月27日(水)は川須騎手を背にウッドへ。最後まで余力残しで回って来ました。十分に態勢は整っている印象・・・と言うのが乗り役の感想。今週からスタンバイ予定です。想定表で相手関係等をチェック。その上で2鞍から絞り込みましょう」

≪調教時計≫
19.11.27 川 須 栗CW良 71.6 55.2 39.8 11.8 強目に追う エムオータイショウ(古馬2勝)馬なりの内0秒6追走首遅れ

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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第4回中京1日目(11月30日)
6R 3歳上1勝クラス
芝1600メートル 指定 混合 定量 発走12:45
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 ロードイヒラニ 牡4 57 川須栄彦
1 2 トランスナショナル 牡3 53 藤田菜七子
2 3 アンクルテイオウ 牡3 56 福永祐一
2 4 パルマリア 牡4 57 丸山元気
3 5 ラハトケレブ 牡6 56 川又賢治
3 6 レーヌジャルダン 牝5 55 吉田隼人
4 7 クレーリッチェ 牝3 54 国分優作
4 8 ラストヌードル 牡3 56 北村友一
5 9 アンジュミニョン 牝3 54 田中健
5 10 ウインメルシー 牝3 54 横山武史
6 11 ドロウアカード 牝5 55 鮫島克駿
6 12 アドマイヤアルパマ 牝5 54 西村淳也
7 13 タニノミステリー せ4 57 鮫島良太
7 14 アトムアストレア 牝4 55 横山和生
8 15 ミッドサマーハウス 牝3 54 菱田裕二
8 16 パラレルキャリア 牝3 52 斎藤新

○千田師 「道中はうまく脚を溜めて、直線でスムーズに外に出せる形なら差はないと思います」(競馬ブックより)

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前走はスタートでやや後手を踏むも、1番人気馬をマークする形でレースを進めることを選択し、二の脚を利かせてポジションを確保しにいったロードイヒラニ&川須J。前に壁を作りながら上手に進めていたと思います。そして最後の直線では自ら捉えに行く競馬をしたところ、一瞬外から脚を伸ばし、実況で名前が呼ばれるシーンを作りましたが、序盤に脚を使ったのと外々を回されることが最後の最後で響いてしまい、ひと押しが利かないまま後退。6着に終わってしまいました。競馬とすれば悪くないのですが、自分から捻じ伏せて勝てるほどの力はないということです。

その後は一旦滋賀・グリーンウッドでリフレッシュされて、今月20日に帰厩。牧場でしっかり乗り込まれてきたこともあって、厩舎は帰厩して10日で競馬を使うことに。最終追いでは追走して首ほど遅れましたが、イヒラニなりに良い雰囲気で末脚を伸ばしています。あとは厩舎での調整期間が短い分、重目が残っての競馬となることは嫌なのですが。馬体重は気にしたいです。

また、レースでは枠に応じて極端の競馬で揉まれずに進めたいのがイヒラニ。今回は最内枠を引き当てたので、スタートが決まればハナへ行く可能性は高いでしょう。ただ、二の脚は付くタイプも、ゲートでガチャガチャして立ち遅れることが多いので、強引にポジションを取りにいくと前走の二の舞になる可能性も。今回は1ハロン延長のマイル戦でもありますし。それとも、ゲートを敢えてソロッと出して、後方からじっくり進めて末脚勝負に徹するのか。臨機応変に対応できれば良いのですが、幼さが残るイヒラニは器用な立ち回りは求め辛いです。

1勝クラス(旧500万下)で2着が2度あるように噛み合えば上位争いして不思議ではありませんが、ここ5走は勝ち馬との差が同じくらいで着順も似た競馬が続いています。これは詰めの甘さを示していると思うので、枠順に捉われず、もっと大胆に後方で脚を溜め、追い込み一手に集中して欲しいと個人的には考えています。良くて善戦止まりの現状を何とか打破して欲しいものです。

幼さを覗かして力を出し切れなかったデビュー戦。1度実戦を経験した慣れを見込んで変わり身に期待。距離延長は微妙も、今回は追い出してからしっかり脚を使い、最後まで踏ん張る姿を見せて欲しい。☆クァンタムリープ

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Photo_3 クァンタムリープ(牡・鹿戸)父ロードカナロア 母プルーフオブラヴ

土曜中山4R 2歳未勝利(ダ1800m)7枠13番 W.ビュイックJ

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:27日に坂路コースで時計

鹿戸師「27日に坂路コースで追い切りを行いました。縦列の後ろから進めて、55-40くらいで終えています。前日の雨の影響で、重たい馬場の中でも脚取りは良かったですね。前に馬を置いても嫌がることなく、集中して登坂出来ていましたから、実戦は2度目ですし、多頭数になっても調教通り走ってくれるのではないでしょうか。想定を見て検討したところ、11月30日の中山・ダ1800mにW.ビュイック騎手で挑むことになりました。初めてのダートに加えて距離延長と決して楽な条件ではありませんが、この馬の能力を考えれば勝ち負けを期待出来るでしょう」(11/28近況)

助 手 27美坂重 55.5- 40.5- 26.5- 13.5 馬なり余力

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第5回中山1日目(11月30日)
4R 2歳未勝利
ダ1800メートル 指定 馬齢 発走11:15
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 ネオボーゲン 牡2 55 津村明秀
1 2 ベアジェット 牡2 55 木幡初也
2 3 イノセントグラム 牡2 55 宮崎北斗
2 4 セブンミラクル 牡2 55 江田照男
3 5 シアンフィデール 牡2 55 三浦皇成
3 6 トミケンアラバール 牡2 54 武藤雅
4 7 ベスビアナイト 牡2 55 O.マーフィー
4 8 エコロタイガー 牡2 52 菅原明良
5 9 コスモスーベニア 牡2 55 丹内祐次
5 10 ケンシ 牡2 55 木幡巧也
6 11 フジコウキ 牡2 54 野中悠太郎
6 12 サンビュート 牡2 55 松岡正海
7 13 クァンタムリープ 牡2 55 W.ビュイック
7 14 ジオパークアポロ 牡2 55 田中勝春
8 15 ジチュダケテソーロ 牡2 55 田辺裕信
8 16 ショウナンアサヤケ 牡2 55 池添謙一

○鹿戸雄師 「前走を見ると、芝で上がりが速くなると厳しいようだ。もっと走っていい馬なので、ダートで変わり身を期待したい」(競馬ブックより)

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デビュー戦のパドックでは外々を前向きに歩き、強い相手でもこれは楽しみと期待値アップで見守ったクァンタムリープ。レースでも好発から前々で流れに乗り、直線を向いた時も悪くない手応え。あとは追われてしっかり脚を使うだけだったのですが、幼さを覗かせて瞬発力勝負に反応できず。三浦Jも懸命に立て直そうと頑張ってくれたのですが、最後は集中力も欠いてしまった感じでした。正直、ちょっとショックの大きい敗戦でした。

その後は在厩調整で中1週or中2週のローテで東京のダ1600mを視野に入れていましたが、除外の可能性があるということでどちらにも参戦せず、今週の競馬へ回ることとなりました。中間の調教・追い切りに関しては動きに少し物足りなさを感じていますが、緩めたりすることなく本数は消化。1度実戦を経験した慣れを見込みたいです。

ダートの適性に関しては実際に走ってみないとハッキリしませんが、稽古はそれなりに動くタイプ。砂を被った際に心配は残りますが、外目の枠を引き当てたのは良かったです。ただ、中山だと2歳未勝利の条件はダ1200mとダ1800mの二択。ゆくゆくは前者の方が良さそうですが、キャリア2戦目から慌てさせるような競馬はさせたくないということで後者になったと思います。距離延長は陣営も不安に感じている筈です。その辺りを潜在能力と鞍上の手腕でリカバーしてもらいたいです。

ダート&距離を克服して最後まで真面目に取り組んでくれれば楽勝のシーンまであるかもしれませんが、砂を被ったり揉まれることになった際に幼さを出してしまうと大きく沈んでしまうことも。そうなってしまうと後々まで響いていくでしょうから、自滅での大敗だけは勘弁を。

デビュー戦では追ってからが案外だったので、今回は勝利まで手が届かなくても、ジワジワと脚を繰り出し、最後まで集中して渋太く踏ん張る姿を見せて欲しいです。

2019年11月29日 (金)

ロードなお馬さん(牡馬・牧場組)

Photo_6 ロードクエスト

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分。

○当地スタッフ「こちらへ移ったのが11月1日(金)でしたので、もうすぐ1ヶ月が経つことに。しっかりと休ませて連戦のダメージが払拭できた点を踏まえると、そろそろ跨り始める頃合いでしょう。始動のタイミングを検討中。馬場状態が良い時を選びたいです」

Photo_6 ロードクラージュ

三石・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分。

○当地スタッフ 「見た目には患部も落ち着いた状態を保っており、ひとまずはコレと言って気に掛かる部分も無し。ここまでは概ね順調に運んでいると思います。今のところ術後4ヶ月間は歩行運動に制限する予定。騎乗開始は年明けを目安に・・・の計画です」

Photo_6 ロードドミニオン

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、角馬場でダク1500m→ハッキング3000m。

○当地スタッフ「背肉が付き辛いのは以前からの傾向でもう一つかも。でも、腹に余裕が感じられるように変わったのは歓迎材料でしょう。身体が多少戻って来た経過を踏まえ、11月25日(月)より調教をスタート。ひとまずは気になるポイントも浮かんでいません」

Photo_6 ロードセッション

京都・宇治田原優駿ステーブル在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク600m→ハッキング1800~2400m、ウッドチップ坂路コース・キャンター900m×1本(1ハロン15~20秒ペース)。

○当地スタッフ 「順当にステップアップが図れ、中間は15-15も交えるように。無難な対応を見せており、反動も生じていません。元々が短期間の滞在予定。あと2本ぐらい同様の内容を課し、その上で再び栗東トレセンへ・・・。そんなイメージだと思います」

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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千葉へ戻ってきてほぼ1ヶ月が経ったクエスト。意識的にゆっくり進めていますが、今年10戦した疲れはようやく取り除くことが出来たと思います。個人的には今後もゆっくり進めてもらい、状態が良くなってきてから次走を決めていってもらえればと思います。

クラージュはウォーキングマシンでの運動を60分に延長。脚元等に疲れ・反動が出ることなく無難な対応を見せてくれています。予定では年明けから騎乗運動を開始する模様。復帰へ向けてのカリキュラムに添って着実に進めてもらえればと思います。

ドミニオンは馬体が少しフックラしてきたこともあって、25日から馬場での脚慣らしを開始。まあ、脚元には不安がないので、今後もしっかり食わし込んで負荷を高めても馬体重が増えてくるようになってもらいたいです。

セッションは緩めることなくじわじわ負荷を掛けることが出来ているのは○。帰厩の声が掛かるまではこれ以上のペースアップは避け、現状のメニューを継続して乗り込むことで動きに力強さが加わってきてくれればと思います。

27日に障害試験に挑戦し無事合格。早速、中京開催でデビューを目指すことになりました。☆ヴェルトゥアル

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Photo ヴェルトゥアル(牡・稲垣)父スマートファルコン 母シルクユニバーサル

・在厩場所:美浦トレセン
・次走予定:第4回中京開催
・調教内容:27日に障害試験合格

稲垣師「この中間も障害練習を主に進めてきました。安定して飛べるようになり、五十嵐騎手も試験を受けられる態勢が整ったとのことでしたので、27日に障害試験を受けたところ、無事に合格いたしました。道中は力んでいるような感じだったものの、飛越に関してはまずまずでしたね。ひとまず、練習してきた成果が出せて良かったと思います。そこで、脚元等も今のところ問題ありませんから、この感覚を忘れないためにも第4回中京開催で出走させたいと考えています。平地で勝っている左回りの方が競馬はしやすいと思いますし、飛越は悪く無いので最後の直線に待ち構える置き障害も難なく対応してくれると思いますよ」(11/27近況)

五十嵐 27北障試良 113.2- 53.2- 39.6- 13.7 馬なり余力 マイネルベレーロ(古馬1勝)馬なりの外同入

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前回の更新で近々練習がてらに障害試験に挑戦すると言われていたヴェルトゥアル。この中間も熱心に障害練習を重ね、五十嵐JのGOサインが出たことで27日に障害試験に初チャレンジ。時計自体は可もなく不可もなくという感じですが、ひとまず無事合格することが出来、新天地での第1歩を踏み出せて素直に良かったと思います。

そして今後の予定として、早速今週末から始まる暮れの中京開催内でのデビューを目指すことに。コメントから察すると、まずは障害に慣れていくことが先決な様子。平地自体は前向きさに欠けたので、障害では自分から飛ぼうとする意思をしっかり示せるようになって欲しいです。

芝でも好発からスッと前へ行けたのは収穫も、早目に外からピタッと馬体を併せられたのは痛かった。4角で少しゴチャ付くと、そこから挽回する脚は残っておらず。芝でもやれそうですが、距離を縮めてスタートの良さを生かす競馬を心掛けて欲しい。★ロードユリシス

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Photo_6 ロードユリシス(牡・高野)父ロードカナロア 母レディハピネス

11月24日(日)京都3R・2歳未勝利・芝1600mに松山Jで出走。15頭立て6番人気で8枠14番からハイペースの道中を2、3、3番手と進み、直線では中央を通って2秒9差の13着でした。馬場は良。タイム1分38秒7、上がり39秒1。馬体重は14キロ増加の488キロでした。

○松山騎手 「スタートが速くてセンスも秘める感じ。序盤はリズム良く運べており、芝の走りも悪くなかったですね。ただ、後続に早目に来られて苦しい格好に。最後は幾らか集中力も切れてしまったのかも・・・。1400mやスプリント戦を試しても良さそう。申し訳ありません」

○高野調教師 「レースの流れに乗せて、あとは柔軟に対応を・・・と注文を出しました。無理を強いずに好位を追走しながら、直線で一気に後退したのを見ると・・・。マイルは幾らか長いのかも。ジョッキーも話しているように、次は距離を縮めるのも一案でしょう。ひとまず厩舎へ戻ってダメージ等を確認。その上で新たなプランを検討する方針です」

☆★画像と情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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レース後も特に異常は認められません。現在は心身のリラックスに重点を置いた調整。もう少しの間は慎重に様子を見守り、馬自身の状態に応じて今後の方針を決めます。

○高野師 「数字が大きく増えていたものの、見た目にも決して太い印象は無し。成長分と捉えられるでしょう。次は芝1200mを試す予定。馬体に異常は認められぬ一方で、どのぐらいの間隔が必要か・・・。出走状況を見渡しつつ対応を考えたいと思います」

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夏の小倉戦での大敗から立て直して臨んだロードユリシス。最終追いの短評がまだ少し太目だったので、プラス体重での参戦になるだろうなあと見ていました。そしてレース当日、発表された馬体重は前走から14キロ増。全体的に丸みのある造りで絞れる余地はあったと思いますが、背が伸びていたように馬体の成長を感じ取れたのは嬉しかったです。あとは芝で変わり身を見せて欲しかったのですが…。

舞台は芝へと替わりましたが、今回も好発からスッと前へ。内枠ならハナを主張したのかなと思いますが、内の馬の出方を窺いながらの追走。若干行きたがる面は見受けられましたが、マズマズ折り合って進めることは出来たと思います。ただ、大外枠のシェノンが早い段階で外からピタッと併せてきたのは予想外。ジリジリとスタミナをロスし、精神的にも余裕がなくなってしまった様子。そして4角で内外から寄られて行き場を一瞬なくすと、そこから挽回する力は残っていませんでした。また、直線では手前を頻繁に替えている感じだったので、集中力も欠いてしまっていたのでしょう。大敗を喫した2戦目からの巻き返しを期待したのですが、今回も二桁着順に終わってしまいました。

ただ、芝でもマズマズ対応は出来ていたと思いますし、結果論ですがハナを取り切った方が競馬はしやすかった筈。集中力の維持の観点から距離はやはり縮めた方が良さそうです。

レース後のユリシスですが、特に目立った疲れは感じられず。今後は在厩で調整を進めて芝1200mの走りを確かめる予定です。少し節が必要なら一旦放牧に出るかもしれません。個人的にはダ1200mも視野に入れてもらいたいです。そしてレースでは追ってからピュッと脚を使える馬ではないので、抜群のスタートセンスを生かしての逃げ切りを狙って欲しいです。

今回、結果は冴えませんでしたが、一息入れて馬体は良い感じになっていたので、今後は精神面のタフさを身に付けてくれれば。心身がしっかり噛み合えば、もっとやれていい馬です。

【動画更新】エスメラルディーナの18&ブロンシェダームの18

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Photo エスメラルディーナの18

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Photo ブロンシェダームの18

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育成厩舎へ移動するのが少し遅かった2頭は初めての調教動画更新。

エスメラルディーナの18は現状は線の細い造りですが、ドゥラメンテ産駒とすれば荒々しさは少な目で操縦性は高そう。乗り込みを重ねていった際に馬体・動きはどう感じで変化していくのか。今のところは母系の血が強く出てそうなので、ダート寄りの馬になっていくかな?

ブロンシェダームの18はシルクで出資している馬では1番幼いように感じますが、脚捌きは素軽いのでスピードタイプかなと。顔の流星等はダイナカール一族の血を感じます。気難しいところを抱えているようなので集中して走れるように丁寧に教えていってもらいたいです。

25日の夜から体温の上昇が続く。その為、来週の阪神ジュベナイルフィリーズへの挑戦は見送ることになりました。★ヴィースバーデン

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Photo_6 ヴィースバーデン(牝・角居)父ディープインパクト 母ワイルドココ

ここに来て幾らか体温の上昇が認められます。現在は栗東トレセンで厩舎周辺等の歩行運動を消化。もう少しの間は慎重に様子を見守り、馬自身の状態に応じて今後の方針を決めます。

○酒井調教助手「11月25日(月)の夜から幾らか体温が上昇。血液検査の数値に異常は無く、飼い葉も普通に食べています。ただ、27日(水)朝の時点でも熱が下がらずに・・・。疝痛を予防する程度の運動に止め、騎乗調教は見合わせている状況です。今しばらくは経過観察が必要だけに、来週のG1へ向かうのは難しい情勢。本当に申し訳ありません」

☆★画像と情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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水曜日に一足先に情報が更新されていたので、追い切りで怪我をしてしまったのかなとドキドキしながらクリックすると、25日の夜に体温上昇が認められ、27日の朝時点でも熱が下がらないとのこと。内容を知って少しホッとはしましたが、体温が落ち着いてこないのは気掛かり。検査やカイ食いの様子では問題はなさそうなのですが、時間を掛けて見ていく必要があります。

その為、来週のG1・阪神ジュベナイルフィリーズへの挑戦は見送ることに。帰厩後の追い切りで動けていなかったのは今回の体温上昇に何らかの関係があったのかもしれません。まずは1日でも早く体温が落ち着いてもらい、ある程度体力が回復したら、無理をすることなく一旦千葉のケイアイファームで立て直しを図ってもらえればと思います。とにかく症状が重篤化しないようにお願いします。

楽にハナへ立てそうなところを身内に絡まれることになったのは誤算。その結果、序盤で脚を使ってしまい、早目スパートには踏み出せず。最後は決め手の差が出てしまい3着に敗れる。軽量の恩恵は大きいですが、もうすぐ9歳を迎える中、この距離での安定感は立派。★ヴィッセン

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Photo ヴィッセン(牡・斉藤崇)父ディープインパクト 母ダンツクレバー

土曜京都9R 高尾特別(芝2400m)3着(4番人気) 荻野極J

ブリンカー着用。まずまずのスタートを切り、一旦は先手を取りますが、無理せず2番手で進めます。直線では懸命に粘り込みを図って、しっかりと3着を確保しています。

荻野極騎手「2コーナーまでずっと併走する形になってしまい、リズム良く運べなかったのが悔やまれますね。結構行きたがってしまいましたし、このままでは駄目だと思って、2番手に控えました。前半で苦しい形になってしまったため、あそこまで粘るので精一杯でしたが、直線では最後まで止まらずよく頑張ってくれています」

斉藤崇史調教師「スタートを決めて二の脚も付き、こちらの形で進められると思ったのですが、その後向正面に向くまでずっと絡まれてしまいました。そこでリズム良く運べなかったですし、無駄な体力を使わされた分、直線ではあそこまでしか粘れませんでした。それでも、苦しい形になってしまった中、よく頑張ってくれていると思います。この後は、トレセンでの状態を見てから検討したいと思います」(レース結果)

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【次走へのメモ】

スタートから出していってハナへ。グロンフォールに突かれて1~2角でハミを噛んでいた。向正面では相手に先を譲って2番手で収まりをつけていたが、直線はモズベッロとサトノシリウスの追撃を凌げず。単騎で自分のペースで行けていれば、もっと際どかったか。(B誌)

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・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:軽めの運動
・次走予定:阪神12月7日・境港特別(荻野極J)

斉藤崇師「レース後は走ったなりの疲れが見られた以外は、馬体に大きなダメージはありませんでした。ここ最近はレース内容が安定していますし、今の状態なら続戦しても力を発揮してくれるでしょうから、今週いっぱい様子を見させていただき、それでも問題なければ、12月7日の阪神・境港特別に向かいたいと考えています。なお、ジョッキーは引き続き荻野極騎手に依頼しています」(11/27近況)

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同じ勝負服の馬に絡まれることになったのは『まさか』という心境でしたが、もう少し早目に作戦を切り替えて欲しかったなあいうのが率直なところ。五分のスタートから楽な感じでハナヘ立てた時は良い雰囲気だなと見ていたのですが…。向正面の半ばあたりでようやく2番手に控えて、絡んできたグロンフォールと折り合いを付けたのですが、序盤から無駄に脚を使ってきてしまっていたので早目のロングスパートへ踏み出すことが出来ませんでした。

結果的にヴィッセンはちょうど良い目標になってしまい、余力を残していた勝ち馬・2着馬に交わされてしまうと挽回することは出来ませんでした。時計の掛かる馬場はプラスだと思っていましたが、ここまで荒れてしまうと先着を許した2頭よりもマイナスに働いたように感じました。まあ、それでも3着は安泰という競馬だったので、ここに来ての芝2400mの安定感は立派です。

レース後のヴィッセンですが、相応の疲れは見られるも、脚元等に異常は見当たらず。ここ最近は一旦放牧を挟むことが多かったですが、中1週のローテで阪神・境港特別へ向かう方針です。距離は1ハロン短縮となりますが、内回りコースで粘り込みを図りやすい筈。ハンデ戦なので引き続き54キロなのかな? 53キロに恵まれることがあればより楽しみです。

年が明けれると9歳になります。定量では分が悪くなっていますが、軽量(ハンデ戦)を生かせればまだまだ頑張れる馬。1戦でも長く現役を続けてもらいたいです。

土曜阪神のチャレンジCに特別登録するも、来週の中京新聞杯の出走枠に入れそうということで今週は見送ることに。☆ロードヴァンドール

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Photo_6 ロードヴァンドール(牡・昆)父ダイワメジャー 母ジャズキャット

11月27日(水)良の栗東・坂路コースで1本目に54.6-39.6-25.7-13.0 一杯に追っています。併せ馬では一杯の相手に1秒2先行して0秒4先着。短評は「脚取り確か」でした。12月7日(土)中京・中日新聞杯(G3)・国際・芝2000mに太宰Jで予定しています。

○昆調教師 「11月27日(水)は約55秒。休み明けを一叩きして、具合は上向いています。今朝の情報では中日新聞杯(G3)にゲートインが叶いそう。ハンデ戦なのに加えて相手関係にも恵まれるでしょうからね。こちらへ向かうのがベター。今週は見送りです」

≪調教時計≫
19.11.27 助手 栗東坂良1回 54.6 39.6 25.7 13.0 一杯に追う アレス(古馬1勝)一杯に1秒2先行0秒4先着

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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来週のハンデ重賞・中日新聞杯を本線に考えていたも、収得賞金が微妙な為、除外になってしまうことを懸念して今週末の阪神・チャレンジCにも特別登録を済ませていたロードヴァンドール。想定等を見極めてどうやら来週の競馬(中日新聞杯)に使えそうということで、今週の出走は見送ることとなりました。

前走後の調整ですが、今週の競馬に使うことも備えたのか27日に坂路で併せ馬を消化。先行して速い時計を出すことは避けた感じですが、しっかり負荷は掛かっています。元々、使っていって良くなるタイプなので前走からの上積みを見込んで良いでしょう。これで来週の競馬へ向けて態勢はほぼ整ったと思いますが、レースでの粘り腰強化の為に最終追い切りはCWコースでテンからビシッとやって欲しいです。この厩舎らしく攻めの姿勢を貫いてもらいたいです。

シルクなお馬さん(3歳・NFしがらき組)

Photo_3 シングルアップ

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン17秒

しがらき担当者「角馬場で乗り進めていても体調面に問題はなく、馬体についても段々と戻ってきていますから、今週から坂路コースでの調教を開始しています。まだハロン17秒とそれほど速くはありませんが、良い意味でいつも通りの動きを見せていますから、馬体の雰囲気を見て負荷を上げるタイミングを図っていきます。馬体重は562キロです」(11/22近況)

Photo_3 クレッセントムーン

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン15秒

しがらき担当者「この中間も坂路コースでハロン15秒ペースの運動を続けています。その後も目の方は大丈夫ですが、少し楽をさせたことで緩んでしまった馬体はまだ引き締まってこないので、この調子で乗り込んで良化を図っていきたいところです。馬体重は508キロです」(11/22近況)

Photo_3 ボンディマンシュ

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン15秒

しがらき担当者「この中間は予定通り坂路コースのペースを上げており、ハロン15秒まで脚を伸ばしています。調教の負荷を強めてからもしっかりとした脚取りで登坂できていますし、この感じで乗り込みながら次走の予定を立てられるよう状態アップを図っていければと思います。馬体重は523キロです」(11/22近況)

Photo_3 アマネセール

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン15~16秒

しがらき担当者「その後も脚元の状態に問題はないことから、今週から坂路コースのペースをハロン15秒まで上げています。負荷を強めてからも動きは良い意味で変わりありませんし、この感じで乗り込みながら状態が上がってくるのを待ちたいと思います。馬体重は510キロです」(11/22近況)

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坂路入りのタイミングを図っていたシングルアップですが、この中間から乗り込みを再開。トレッドミルを併用しつつ、普通キャンターで登坂出来ています。この感じならハロン15秒のところへ踏み出すのもまもなくでしょうが、馬体に張りを取り戻すには相応の時間は必要に。焦る必要はないので淡々と与えられた調教メニューをこなしていってもらえればと思います。

クレッセントムーンは引き続き坂路でハロン15秒の調教を消化中。目に関しては何ら不安は残っていませんが、楽をさせて少し緩んでしまった馬体の引き締めに苦労している様子。年明け早々の始動を思い描いていましたが、予定が少しズレていってしまうかもしれません。

ボンディマンシュは負荷を高めながら馬体のボリュームアップも増している状況に好印象。ここまで順調に乗り進められていますが、まだまだ心身の成長の余地が多い馬だけに、もう少し間隔を空けて昇級戦となる次走へ臨んでもらえればと思います。スピードは上のクラスでもやれるものはあると思うので、精神面の幼さが少しずつでも抜けていって欲しいものです。

左前肢に軽い張りが見られたアマネセールですが、一過性の疲れという感じで時間の経過と共に解消。この中間はハロン15秒まで負荷を高めて乗り込むことが出来ています。この感じなら次走へ向けて問題なく進めて行けるでしょう。ただ、次走となると年明けになってくるのかなと思います。

好発を決めるも芝スタートでモタモタ。それが尾を引く形で道中の追走も慌ただしくなってしまう。4角でゴチャ付く場面もあって大敗を覚悟するも、直線で外へ持ち出すとジワジワと盛り返して9着へ。ダ1700mが1番レースはしやすそうも、このクラスで通用していくにはこの距離が1番可能性を残すように思う。★インペリオアスール

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Photo_3 インペリオアスール(セ・渡辺)父エンパイアメーカー 母アビ

土曜京都8R 3歳上2勝クラス(ダ1400m) 9着(13番人気) 西村淳J

まずまずのスタートを切りますが行き脚が付かず、道中は後方からのレースになります。直線ではジリジリとした脚しか使えず、9着に敗れています。

西村淳也騎手「前走は楽に行けたものの、今回は芝スタートが良くなかったのか、思ったよりも行き脚が付きませんでした。この距離でも何回か使って慣れてくれば対応できないことはないのでしょうが、今日は道中も少し忙しい感じがありましたね。でも、走りには変にモタれたりだとか、力んだりということはなく、馬自身は前走よりも良くなっていると感じましたよ」

渡辺調教師「前走の1800mだと長く感じたので、今回は1400mを使わせていただきましたが、少し忙しいように感じましたし、その間の距離くらいが良いのかもしれません。でも、4コーナーで少しスムーズに行かない部分があった割には、直線では一脚使ってくれたように、頑張って走ってくれたと思います。この後は、トレセンでの状態を見てから検討させていただきたいと思います」(レース結果)

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・在厩場所:栗東トレセン/28日に滋賀県・ノーザンファームしがらきへ放牧予定
・調教内容:軽めの運動

渡辺師「トレセンに戻って状態を確認したところ、目立った疲れは見られませんが、予定通り一旦牧場へお戻しさせていただく予定です。1800mだと距離が少し長く、1400mだと追走で一杯でしたから、現状は1700mぐらいが丁度良いのかもしれません。次走の予定につきましては牧場での状態にもよりますが、順調に進められるようなら、年明けの小倉開催を考えています」(11/27近況)

⇒⇒28日に滋賀県・ノーザンファームしがらきへ放牧に出ています。(28日・最新情報より)

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ワンターンのダ1400mで新たな1面を見い出して欲しかったインペリオアスール。スタートは互角以上に出てくれたのですが、脚捌きの硬い馬なので芝を気にしたのかスピードの乗りが一息。そこでモタモタしてしまったのが道中の行きっぷりにも影響と個人的には思います。ですので、この距離が一概に忙しいというのは早計かなと。また、3角過ぎから4角でゴチャ付くところがありながら、直線で外へ持ち出すとジワジワと挽回。昇級2戦は二桁着順に終わっていましたが、今回は9着に食い込んで一応着順は前進できてはいます。

確かにこれまでのレースぶりからダ1700mが1番レースを組み立てやすいと思います。しかし、出入りの激しい競馬→揉まれる競馬で最後の踏ん張り・集中力を欠いてしまいそう。下級クラスのような楽な展開は見込めません。このクラスで通用することを第一に考えれば、ダ1400mに慣れていくことが最善策かなと思いますが…。

レース後のインペリオアスールですが、見た目にクタッとした感じはなし。ただ、今後は予定通りにここで一息入れることに。しっかり英気を養ってもらい、右回りのダ1700mで改めてどこまでやれるかを確認してもらえればと思います。

【動画更新】アドマイヤテンバの18&メジロトンキニーズの18

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Photo アドマイヤテンバの18

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Photo メジロトンキニーズの18

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アドマイヤテンバの18は少しテンションが高く、走りに力みを感じますが、そんな中でも推進力を感じさせる動き。前脚の造りに不安を感じますが、血統馬らしいポテンシャルの高さは魅力です。

メジロトンキニーズの18は少しドタンバタンと走っている印象ですが、トビ自体は大きそう。パワー&スタミナを生かして他馬を捻じ伏せていく姿を想像します。案外ダートでもやれる馬かもしれません。

2019年11月28日 (木)

シルクなお馬さん(2歳未勝利・NFしがらき組)

Photo エルスネル

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン15秒

しがらき担当者「今週も坂路コースではハロン15秒をベースに、ラスト1ハロンは14秒に近いところまで脚を伸ばしています。これくらいのペースで順調に乗り込めていることで、徐々に動きは良化してきている印象ですから、この感じでさらなる状態アップを図っていきたいですね。馬体重は440キロです」(11/22近況)

Photo_3 ベルラガッツォ

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン15秒

しがらき担当者「ハロン17秒ペースの走りに問題はなかったので、今週からハロン15秒での乗り込みを始めています。去勢後も体調を崩すことなく、ここまでスムーズに立ち上げられていますから、この感じを維持しながら進めていきたいですね。馬体重は499キロです」(11/22近況)

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エルスネルはこの中間、ハロン15秒のペースで坂路を駆け上がり、最後は14秒台までペースアップ。ひとまず及第点の動きを見せていますが、本数を重ねていけば更に動けるようになってくれるでしょう。

ベルラガッツォはハロン15秒の調教を開始。去勢後はホルモンバランスを崩して体調も不安定になりがちでしたが、今のところそういう面はまったく見られません。ここまでの感じだと年内に2戦目を迎える可能性は少ないでしょう。引き続きマイペースを貫きながら、動き自体の質を高めていってもらえればと思います。

鞍上の手腕+実績のある京都外回りで1ハロン延長を克服して欲しかったも、この距離のスペシャリスト相手では荷が重かった結果に。回転の速いピッチ走法なので未経験の芝1200mで大きいところを狙っていって欲しい。★ダイアトニック

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Photo ダイアトニック(牡・安田隆)父ロードカナロア 母トゥハーモニー

日曜京都11R マイルCS(G1・芝1600m)10着(4番人気) C.スミヨンJ

15番枠からまずまずのスタートを決めると、後方に控えて脚を溜めていきます。最後の直線で大外に出して懸命に追われますが、前走のような伸び脚は見られずG1初挑戦は10着で終えています。

C.スミヨン騎手「直線までは前走と同じように溜める競馬をしたのですが、追ってからが前走ほど伸びませんでした。確かに前の馬に有利な流れだったのですが、内一頭分のいい馬場を狙うプランを選択したとしても、期待した走りは出来なかったと思います。前走でこの距離でも走れるとは思っていたのですが・・・。今回は直前の追い切りに乗っていないので、状態に関しては何とも言えない部分はあります」

安田隆行調教師「スワンSから中2週ではありましたが、硬さが出ることもなく、良い状態でレースに向かうことが出来ました。レース当日も前回と同じぐらいのテンションでしたし、これなら力を出してくれると思っていましたが、前走ほど弾けなかったですね。目に見えない疲れがあったのか、1600mの距離が少し長いのかはっきりしないですが、現状は1400mがこの馬の適性距離なのかもしれません。ただ、まだ成長途上でもありますし、これからの馬ですから、今回の経験が次走に繋がってくれると良いですね。この後はこれまでの疲れを取る為に、一旦牧場へお戻しさせていただく方向で考えています。次走の予定につきましては牧場で状態を確認しながら相談させていただきたいと思います」(レース結果)

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【次走へのメモ】

下見所ではメンコ。フットワークは硬め。後方。早々にラチ沿いに入れて追走。4角からジワジワと外へ舵を切り、直線では一瞬はビュッと伸びたが、あと1ハロンからモタれ加減になって伸びあぐねる。(B誌)

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・在厩場所:栗東トレセン/近日中に滋賀県・ノーザンファームしがらきへ放牧予定
・調教内容:軽めの調整

安田隆師「先週は良い結果を残すことが出来ず、申し訳ありませんでした。レース後は走ったなりの疲れはあるものの、脚元を含めて大きな問題はありません。この後は特に無理をさせる必要はありませんから、一旦放牧に出させていただく方向で考えています」(11/20近況)

⇒⇒22日に滋賀県・ノーザンファームしがらきへ放牧に出ています。(22日・最新情報より)

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実績のある京都・外回りなら鞍上の手腕込みで1ハロン延長を踏ん張ってくれるかなあ?と期待したダイアトニックでしたが、マイルのスペシャリスト相手にガチンコ勝負では辛かったという結果に。チャレンジーの立場なのでレース前の意気込みはさほどではなかったですが、10着という結果に終わると、物足りなく感じてしまいました。

外枠を引き当てましたが、早めにラチ沿いに寄せて、道中の距離ロスを回避。折り合いもしっかり付いていたと思います。ただ、確固たる逃げ馬がいなかったので、一団で進むことになってしまい、最後は瞬発力比べに。ダイアトニックは勝負どころからジワジワ外へ持ち出していき、スワンS同様に外目からの強襲を狙っていきました。そして最後の直線では一瞬グンと伸びてくるシーンを演出しましたが、その勢いは長続きせずに最後はジリジリと。苦しくなって内へモタれていたようですし、距離の壁を感じさせる失速でした。硬めの足捌き+回転の速いピッチ走法なので1400mを距離の上限と定め、大きいところを狙うなら1600mではなく1200mでしょう。このレースを見て、その思いを強く持ちました。

レース後のダイアトニックですが、G2→G1を転戦したことで相応の疲れは感じられるも、脚元等に異常は見当たらず。22日にNFしがらきへ放牧に出ています。少し時間が経ってから疲れ・反動が出ることもあるので、まずはしっかり休ませることが大事。それからゆっくりネジを巻いていくように調整を進めてもらえればと思います。暮れに1400mのG2戦(阪神C)が組まれていますが、ここは無理して使う必要はないのかなと思います。再度成長を促して、来年3月1日の阪急杯での復帰で良いのかなと思いますし、1200mに視野を広げていくのなら、阪急杯の翌週の中山・オーシャンCや2月頭の京都・シルクロードSも次走の候補でしょう。陣営がどこを選択してくるか興味深いです。

G1初挑戦はホロ苦い結果となりましたが、G1特有の雰囲気で競馬を経験できたことは今後のダイアトニックには貴重な経験となった筈。これで意気消沈することなく、更なるレベルアップを目指してもらいたいです。

今週の出走馬(11/30-12/1)

<土曜日>

Photo_2 クァンタムリープ

中山4R・2歳未勝利・ダ1800mにW.ビュイックJとのコンビで出走します。

Photo ロードイヒラニ

中京6R・3歳上1勝クラス・芝1600mに川須Jとのコンビで出走します。

Photo_2 ブライトクォーツ

中山8R・イルミネーションJS(OP)・障3570mに熊沢Jとのコンビで出走します。

Photo_2 モンドインテロ

中山11R・ステイヤーズS(G2)・芝3600mにW.ビュイックJとのコンビで出走します。

<日曜日>

Photo_2 インヘリットデール

阪神10R・猪名川特別・芝1400mに北村友Jとのコンビで出走します。

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今週は重賞挑戦1頭を含む5頭がスタンバイ。

クァンタムリープは2戦目を東京で向かえる予定でしたが、除外の可能性があったことからスライドする形で中山へ。右回りに変わるのは問題ないと思いますが、距離の1800mが大きな鍵。ダートに関してはやってみないと分かりませんが、冬場のパサパサの馬場は歓迎ではないでしょう。揉まれない競馬でどここまで踏ん張りが利くかです。

イヒラニは内枠から逃げ・外枠なら揉まれない位置で脚を溜める競馬になってくると思いますが、個人的にはあまり気分良く行かせず、最後の脚に賭ける方が良さそうな印象。この方が最後まで集中力が保てるのかなと思うのですが…。このクラスで2着があるように力は足りるので、あとは少しでも展開が向いてくれれば。勿論、勝ち負けの争いに持ち込んで欲しいですが、悪くても掲示板(5着)まで来て欲しい。

ブライトクォーツは未勝利勝ち後、重賞に挑戦して2戦共に掲示板入り。結果はひとまず満足ですが、勝ち負けの争いとはちょっと離れたところで走っています。それ故、OP特別なら勝ち負けできるという簡単なものではありません。また、今回は珍しく16頭立てという多頭数。距離延長は歓迎材料ですが、切れる脚がないのでこの頭数をどう捌いてこれるかです。

モンドインテロは昨年の同レースで3着。最後は渋太く上位との差を詰める走りを見せてくれました。それから1年が経過し、今年は脚部不安での休養を経験。夏の札幌で復帰しましたが、良いところなく連敗。OP特別で掲示板を確保出来なかったのはちょっとショックでした。今回は一息入れて立て直され、美浦トレセンでしっかり調教を消化しての参戦。変わってくるなら今回かなと思っているのですが…。

インヘリットデールはこのクラスでは上位の脚力。1400mの競馬にも馴染んできました。あとは気分を損ねることなく競馬に集中できるかどうか。それに尽きると思います。来春には引退となるので、1戦1戦を大事に戦ってもらい、1つでも上のクラスを諦めることなく目指してもらいたいです。

シルクなお馬さん(4歳上・本州牧場組)

Photo グランドサッシュ

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・次走予定:12月21日の中山・グレイトフルS
・調教内容:週2回坂路コースで14-13、週1回14-14、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「今週も週3回の坂路調教をメインにしっかり負荷をかけています。脚元に変化はありませんし、動きには活気があり全く年齢を感じさせませんね。近日中に帰厩することになると思いますので、今後も状態維持に努めていきます。馬体重は489キロです」(11/22近況)

Photo_3 アンブロジオ

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・次走予定:12月28日の中山・立志S 
・調教内容:週2回坂路コースで14-13、週1回14-14、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「その後も先週同様、週3回の坂路調教でしっかり負荷をかけています。レースの予定が決まり、そこに向けて進めていますが、予定通りの調整過程を踏むことができています。今後も更なる状態アップに努めていきます。馬体重は456キロです」(11/22近況)

Photo_3 ナイトバナレット

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・次走予定:第5回阪神開催
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン13~14秒

しがらき担当者「この中間もコンスタントに速めのところで乗り進めています。特に疲れた感じはありませんし、動きの方も良い意味でいつも通りですね。近く帰厩することになるでしょうから、このまま緩めないように乗り進めておきます。馬体重は505キロです」(11/22近況)

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次走が中山・グレイトフルSに決まったグランドサッシュは引き続き週3回の坂路調教を無難に消化。12月に入れば帰厩することになると思うので、今の良い雰囲気を維持してもらえればと思います。馬体重がちょっと増え過ぎかもしれませんが、それだけ体調は良いのでしょう。

アンブロジオも目標が定まったこともあり、逆算しながらの調整過程。こちらも活気ある姿を見せてくれています。コツコツ乗り込みながら更なる良化を辿って欲しいです。

ナイトバナレットも年内の出走を予定。タフに頑張ってくれていますが、この馬の場合は食欲が旺盛すぎるのが悩ましいところ。帰厩の声が届く頃には500キロは下回っていて欲しいです。

シルクなお馬さん(2歳牡馬・須貝厩舎)

Photo_3 リアンティサージュ

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン15~16秒

しがらき担当者「トモの具合もだいぶ良化が見られますし、今週から坂路コースのペースを速い日ではハロン15秒まで上げています。まだ動きについては上向かせていかないといけない部分があるものの、この馬なりに順調にはきていますし、年明けの出走を目指して状態を整えていきたいですね。馬体重は482キロです」(11/22近況)

Photo_3 ヴァンタブラック

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン15~16秒

しがらき担当者「ここまで慎重にハロン17秒ペースの乗り込みを続けてきましたが、この馬なりにだいぶしっかりと動けるようになってきましたので、今週からハロン15秒まで脚を伸ばしています。一歩前進できたのは良かったですが、馬体はまだ緩さが目立ちますし、しばらくはこれくらいのところで乗り込んで引き締めていきたいですね。馬体重は554キロです」(11/22近況)

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リアンティサージュは坂路でハロン15秒を乗り出していますが、今のところは疲れ・反動はなし。動きに関してはこれから磨きを掛けていかないとダメですが、焦る必要はありません。また、1度実戦を経験していることで心身の成長が伴っていれば嬉しいのですが。

ヴァンタブラックも坂路でハロン15秒までペースアップ。ひとまず無難に対応できたようですが、馬体にはかなり余裕がある現状。当面はこれ以上のペースアップは避け、丁寧に本数を重ねていってもらえればと思います。夏の中京デビュー予定から大きくズレ込んでしまいましたが、ここまで立ち直ってきたのでもう後退することがないようにお願いします。

【ロード】2019年募集馬の先行受付・結果

2019年募集【先行受付】は11月25日(月)到着分を以って締切とさせて頂きました。たくさんのお申し込みを下さいまして誠に有り難うございました。なお、この度のお申し込みによる抽選対象馬はございません。

今後は12月11日(水)午前10時00分より先着順で電話、オフィシャルサイトにて受付を行ないます。

先行受付終了時点の2019年募集馬の申込状況をお伝えします(申込口数200口以上が対象)。

【450口以上】No.20 ヴィーヴル'18
【400口以上】No.12 キャトルフィーユ'18、No.24 マツリダワルツ'18
【350口以上】No.8 パラダイスリッジ'18、No.10 ワイルドココ'18
【300口以上】No.7 スピニングワイルドキャット'18、No.16 キャサリンオブアラゴン'18、No.25 スターコレクション'18、No.29 ダイヤモンドローズ'18
【250口以上】No.3 デルフィーノ'18、No.14 リュヌドサーブル'18、No.19 サッカーマム'18、No.21 オーシュペール'18
【200口以上】No.13 リラコサージュ'18、No.18 レディルージュ'18、No.27 フレンチトウショウ'18

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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Photo_6 ワイルドココの18

Photo_6 キャサリンオブアラゴンの18

Photo_6 スターコレクションの18

Photo_6 ダイヤモンドローズの18

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25日付で先行受付が締切。その結果、会員としてちょっと寂しい気もしますが、抽選対象なしで出資申し込み分は確定となりました。まあ、満遍なく売れてはいます。

また、先行受付終了後の申し込み数も発表され、最終的にヴィーヴルの18が1番人気だったことが判明。ちょっと意外な気もしますが、それだけ多くの会員さんに良く映ったんでしょう。ポイントが付く年内までにヴィーヴルの18を含む、残り100口を切っている馬は満口に届きそうです。

通常募集が来月11日から開始となりますが、初めての更新は来月15日になるのかな? それとも今月末に1度更新があるのか。後者であってくれることを期待しています。

21日に帰厩。30日の出国へ向けて27日に国内での最終追いを良い雰囲気で終えることが出来ました。☆アーモンドアイ

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Photo_3 アーモンドアイ(牝・国枝)父ロードカナロア 母フサイチパンドラ

・在厩場所:21日に美浦トレセンへ帰厩
・次走予定:12月8日のシャティン・香港カップ(G1)・C.ルメールJ

国枝師「21日の検疫でこちらへ帰厩させていただきました。牧場では14-14くらいのところまで乗り込んでもらっていましたが、硬さは出ていないようですし、こちらでも馬体を確認させてもらったところ問題ありませんでした。これから香港カップに向けて仕上げに入っていきたいと思いますが、くれぐれも脚元含め状態面には気を付けて進めていきます。なお、今後のスケジュールですが、24日に検疫厩舎へ移動して30日に出国する予定となっています」(11/21近況)

助 手 24南W不 51.8- 38.8- 12.2 馬なり余力

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:27日に南Wコースで時計
・次走予定:12月8日のシャティン・香港カップ(G1)・C.ルメールJ

国枝師「尾関師から併せ馬をしませんかと言う打診があったので、27日に南Wコースでグローリーヴェイズと併せて追い切りを行いました。道中はアーモンドアイが4馬身ほど追走する形から、直線では内目に運ぶと最後は半馬身ほど遅れて終えています。遅れはしたものの、力強いフットワークが見られましたし、良い時のこの馬の走りでした。また、国内最後の追い切りとしては丁度良い負荷を掛けられたので、香港では息を整える程度の調整で良さそうです。何よりドバイターフ時と違い、検疫厩舎へ入っても飼い葉を食べてくれて、落ち着きを保てており、今のところ状態面の心配はありません。このまま良い状態をキープして、出走させてあげられればと思います」

C.ルメール騎手「27日の追い切りに乗せていただきました。彼女(アーモンドアイ)のリズムを大事にして乗りましたので遅れましたが、今日は競馬ではないですし、併せた相手もとても良い馬ですから、問題ありません。柔らかい動きで直線ではとても良い脚で並びにいくことが出来ており、改めてこの馬の加速力は素晴らしいものがあるなと思いました。ここまで検疫厩舎へ移動しても落ち着きがあると聞いていますし、本当にクレバーな馬ですから、香港でもきっと力を発揮出来ると思います。アーモンドアイは強い馬ですが、競馬ですから何が起こるか分かりません。スタートから道中のポジション、そして最後の直線まで私自身もしっかり集中して期待通りの走りを見せられればと思います」(11/27近況)

ルメール 27南W良 80.5- 64.0- 50.3- 37.4- 12.3 馬なり余力 グローリーヴェイズ(古オープン)強めの内0.6秒追走0.2秒遅れ

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【香港C】アーモンド 偉業へ100%仕上げ! ルメール手応え「ノープロブレム」(スポニチより)

香港カップ(12月8日、シャティン)に出走するアーモンドアイ(牝4=国枝)が27日、国内最終追いを行った。同日の香港ヴァーズに臨むグローリーヴェイズ(牡4=尾関)と豪華併せ馬。騎乗したルメールは「ノープロブレム。100%の状態で出走できる」と3月ドバイターフに続く海外G1制覇へ自信をにじませた。

夜明け前の午前5時すぎ。アーモンドアイは角馬場で体をほぐしてからWコースへ。先行するグローリーヴェイズを4馬身追走。4角で内からジワッと差をつめた。強めに追われたライバル相手に最後は約1馬身遅れたが、馬なりで6F80秒5~1F12秒3と軽快なフットワーク。陣営からはポジティブな言葉が並んだ。ルメールは「いい感じ。走りが柔らかく、すぐ息も入った。グローリーも凄くいい馬で並ぶまでに時間がかかったけど、一番大切なのはアーモンドアイのリズム。今日の動きなら大丈夫」。国枝師は「ドバイの検疫中時より状態はいい。リラックスできている」と笑顔を見せた。

香港国際諸競走を主催する香港ジョッキークラブの公式サイトでもアーモンドアイは“主役級”の扱い。「世界のスーパースター」「スプリントを連覇したロードカナロアの娘がついに香港へ」などと大きく紹介されている。「ドバイだけでなく香港でも勝てば対外的な評価も上がってくる。管理馬がこれだけ注目されてうれしい」と指揮官。ディープインパクトなど歴代の名馬に並ぶG1最多タイ7勝目へ。30日に決戦の地・香港へ出発する。

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天皇賞・秋を完勝後、NF天栄で立て直しを図ってきたアーモンドアイ。移動した当初は少し硬さが気になるところはありましたが、時間を掛けたことで今は問題なし。単走ながら集中してNF天栄の坂路を悠々と駆け上がる様はカッコいいです。十分なリフレッシュが叶ったアーモンドアイは21日に美浦・国枝厩舎へ帰厩しています。そして香港遠征が控えているので、24日は検疫厩舎へ移動してそこを拠点に日々の調教・追い切りを行っています。

27日の追い切りは朝早い時間帯ながらルメールJが駆けつけ、同じく香港遠征を予定しているグリーリーヴェイズとの併せ馬を消化。大きく追走することになったので天皇賞・春2着馬に並び掛けるところまでは行きませんでしたが、無理をすることなく自分のリズムで良い雰囲気で駆けてくれていたので一安心です。また、春にドバイ遠征を経験したことが良い学びになっているようで今回は検疫厩舎でもリラックスモード。香港へ移動後は早く環境に慣れる必要はありますが、スンナリ順応してくれると思います。

父ロードカナロアは香港スプリントを連覇していますし、前走の走りを受けて更に注目度を増していると思いますが、レースはそこまで頭数は揃わないので走りやすい筈。洋芝に関しても、パワーを備えていますし問題ないでしょう。あとは日本と同じような雰囲気でレースへ臨めれば、自ずと結果は付いてきてくれると思います。とにかくレース当日まで無事に進めていって欲しいです。

シルクなお馬さん(北海道組)

Photo ブロードアリュール

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:舎飼

担当者「引き続き舎飼で様子を見ています。この馬なりには落ち着きを感じますし、良い精神状態を保てていると思います。また、運動を行っていないものの、体重があまり変わってきませんから、その点も良いですね。そろそろ曳き運動を行えそうです。馬体重は486キロです」(11/22近況)

Photo パラダイスリーフ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム早来
・調教内容:曳き運動

担当者「この中間からは曳き運動を開始しています。まだ運動時間は少ないものの、前向きに取り組む姿勢を感じますし、飼い葉もしっかり食べてくれていますから、体調に関しては良好ですね。引き続き脚元に気を付けて進めていきます」(11/22近況)

Photo ジーナアイリス

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:ウォーキングマシン

担当者「引き続きメニューに変わりはありませんが、運動時間を増やしています。両前膝の状態に関しては、依然として問題ありませんし、先週より更に捌きは柔らかくなってきたと思います。あとはもう少し体が絞れてくれれば、より素軽くなってくるでしょう。近々、トレッドミルでの運動を開始する予定です。馬体重は580キロです」(11/22近況)

Photo パーフェクトルール

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン14~15秒のキャンター1~2本、週3回周回コースで軽めのキャンター2500m

担当者「先週は少し力強さが足りないと感じていましたが、乗り進めていく内にしっかり登坂出来るようになりました。徐々にパワーが付いてきて、終いも良い手応えで上がってきています。全体的に緩さも無くなりつつありますから、この調子で進めていきたいですね。馬体重は470キロです」(11/22近況)

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ブロードアリュールは引き続き厩舎で静養していますが、ストレスを溜め込んだ様子はなく、落ち着きがあるのが何より。次のステップへ行くために今の良い雰囲気を維持してもらえればと思います。

パラダイスリーフはひとまず曳き運動を開始。体を動かすことが良いリフレッシュとなっている感じです。あとは患部の回復がどうなのか。1ヶ月に1回は詳しく検査をすることになるでしょうから、そこで回復が思わしくなければ厳しいジャッジがもあり得ます。それは回避したいので、復帰へ向けて良い兆候を示してくれることを今から願っています。

ジーナアイリスは引き続き慎重なスタンスで進めていますが、骨折した両膝の状態は問題なし。少しずつ絞れて来ていた馬体重がちょっと戻ってしまったのは誤算でしたが、トレッドミルでの運動を開始するために整えていってもらえればと思います。

パーフェクトルールは継続して乗り込むことで地道に良化を遂げていくのみ。良い方向へ向かっているのは確かなので、それと併行する形で気性面での成長も見せていってくれればと思います。

【動画更新】カリスペルの18&フィロンルージュの18

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Photo カリスペルの18

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Photo フィロンルージュの18

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小柄で非力さを感じる馬体ですが、坂路を駆け上がってくる動きはなかなか軽快なカリスペルの18。見た目以上に時計も出ています。母親を導入した時に受胎していたのがこの馬ですが、走りに関する才能は結構秘めていそう。掘り出しものになってくれれば嬉しいです。

フィロンルージュの18は育成厩舎へ移動したのが少し遅れたこともあり、マイペースで進行中。ハミ受けが拙かったり、動きにぎこちなさを感じなど課題は大きいです。ただ、鞍上の指示に反抗するような面はなかったですし、本数を重ねて基礎体力が付いてくれれば、良い方へと進んでいってくれると思います。

2019年11月27日 (水)

競馬が分かっていない感じで思うように進んで行かなかったも、勝負どころで気合を注入すると今度は抑えるのに一苦労。チグハグな競馬になってしまうも、長くいい脚を使って直線では一旦先頭へ躍り出る。最後は息を潜めていた勝ち馬に交わされるも、ひとまず力は示せた。☆ハーツクリスタル

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Photo_3 ハーツクリスタル(牡・高野)父ハーツクライ 母ペンカナプリンセス

日曜京都5R メイクデビュー京都 2歳新馬(芝2000m)2着(1番人気) R.ムーアJ

モッサリとゲートを出た為に後方から2頭目を追走します。向こう正面から押っ付けられると、3コーナーを過ぎたところでようやくエンジンが掛かり、最後の直線では一旦は先頭に躍り出るもゴール手前で差し切られ、デビュー戦は惜しくも2着でゴールしています。

R.ムーア騎手「素直で乗り易い馬でしたが、まだ気持ちの方が走る方に向いていなかったですね。スタートも自ら出ていこうとしなかったですし、道中も進みがもう一つでしたね。ただ、3コーナーを過ぎたあたりで前の馬に並び掛けたところで、急にハミを取って勢いが付き過ぎました。最後の直線もまだしっかり体を使い切れていなかったですし、最後はその分でしょうか。まだ幼さはありますが、どこで力を出せば良いのか分かれば、もっと良い競馬が出来るでしょうし、これからの馬だと思いますよ」

高野調教師「調教でもまだ自分からハミを取って進んで行かないところがありますが、レースでも同じような感じでしたね。でも、ムーア騎手が競馬を教えてくれましたから、今回のレースが次走に活きてくるはずです。奥手の血統でもありますし、普段の調教メニューも他の馬と比べてハードに調整したこともありますから、この後の予定につきましては、トレセンで状態をしっかり確認したうえで、検討させていただきたいと思います」(レース結果)

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【次走へのメモ】

ダッシュがつかずに後方から。じっくり運んで、道中は押っつけて促されながらの追走。半マイル標からは仕掛けていって進出開始。4角手前では外へ膨れていたが、長くいい脚を使って、手応え以上の伸び脚で一旦先頭。差されたが、力は示した。(B誌)

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・在厩場所:19日に滋賀県・NFしがらきへ放牧

高野師「先週は結果を残すことが出来ず申し訳ありませんでした。レース後は脚元等に問題はありませんでしたが、デビュー戦に向けて中身の濃い調教を積んでいましたし、レースでも頑張って走ってくれて、そういった疲れはありますから、一旦NFしがらきへ放牧に出させていただきます」(11/20近況)

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芝の実戦で良いタイプだと思っていましたが、心身に幼さが残り、追い切りを重ねても目立つ時計をマーク出来ていなかったハーツクリスタル。それなのに2倍を切る1番人気に支持されたのは正直ビックリしました。

パドックに姿を現したハーツクリスタルはG1当日の競馬場の独特の雰囲気に舞い上がらないか心配でしたが、この馬なりに落ちついて周回できていたと思いますし、横から見る姿は好仕上がりに見えました。ただ、レースに行くと、随所に若さを覗かせることに。ゲート内で徐々に頭を上げ下げするスピードが速くなると、出が甘くなってしまい、少しバランスを崩すことに。そして両サイドから少し寄られたことで後方からの競馬を余儀なくされることに。また、いきなりブレーキを掛けることになったため、序盤はスピードの乗りが悪く、前向きさに欠けることも悪い方に作用して追走に手一杯。ムーアJじゃなければ、序盤で置かれてしまい、まともなレースにならなかったかもしれません。

向正面でも思うようにポジションを押し上げることが出来なかったハーツクリスタル。惨敗が頭の中をチラつくも、鞍上のR.ムーアJが3角過ぎからやや強引に豪腕振りを発揮してプッシュプッシュしていくと、急にヤル気スイッチが点灯。今度は抑えるのに苦労する行きっぷりを見せ、4角では外へやや膨らみながら先頭へ並び掛けていきました。ただ、最後の直線ではここまでにかなり脚を使っていたので、伸びあぐねることは覚悟していましたが、そこから踏ん張って一旦先頭に立ったのは価値があります。最後は4角まで我慢していた勝ち馬にスパッと抜けられてしまいましたが、交わされてからもパタッと止まらず、食い下がってくれました。

レース後のハーツクリスタルですが、馬体のチェックを済ませると馬房の入れ替えもあって19日にNFしがらきへ放牧済。まずは馬体のメンテナンスを施して英気を養ってから、次走へ向けての鍛錬を始めてもらえればと思います。

デビュー戦を勝ち上がることが出来なかったのは残念ですが、幼さを随所に覗かせながらも、2着に頑張れたことは素直に評価したいです。また、半兄ピボットポイントは違い、外へ膨らみながらも他馬を威圧して押しのける場面もありました。この気の強さが今後の競走生活に役立ってくれることを願っています。

15日に美浦・新開厩舎へ帰厩しています。☆ロードザナドゥ

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Photo_6 ロードザナドゥ(セ・新開)父ロードカナロア 母シンメイフジ

2019.11.20
11月20日(水)良の美浦・ウッドチップコースで5ハロン69.7-54.7-39.6-12.4 4分所を馬なりに乗っています。短評は「変わりなく順調」でした。体調、条件、出走状況等を踏まえながら目標のレースを決めます。

○新開調教師 「受け入れ準備の整った11月15日(金)にこちらへ。20日(水)はウッドで70-40の時計を出しました。具体的なプランに関しては追い切りの動きに応じて決める方針。牧場の担当者に聞いていた話と照らし合わせつつ、特徴の把握にも努めましょう」

≪調教時計≫
19.11.20 助手 美南W良 69.7 54.7 39.6 12.4 馬なり余力

2019.11.19
11月15日(金)に美浦トレセンへ帰厩しました。ひとまずは1ハロン18秒前後のキャンターで仕上がり具合の把握に努める方針。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、体調、条件、出走状況等を踏まえながら目標のレースを決めます。

○当地スタッフ 「帰厩が間近に迫っていた先週も順調。ハロン17、18秒のキャンターを入念に繰り返していました。11月15日(金)に美浦トレセンへ移動。これまでの経過や細かな特徴等は事前に伝えており、スムーズに追い切りへシフトできる状態だと思います」

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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10月末に転厩の話が届いたロードザナドゥは新しい預託先(美浦・新開厩舎)から声が掛かれば対応できるように無理のない範囲で乗り進められてきましたが、15日に美浦へ。環境がこれまでと少し変わりますが、どっしり構えた性格なので戸惑うことはないでしょう。

帰厩後の調整つきましては20日にWコースで帰厩後の初時計をマークしていますが、悪くない時計。コツコツ乗り込んできた成果と言えるでしょう。体調の良さ・状態の良さは認めるところです。あとは停滞続きの現状を如何にして打破するか。個人的には芝・ダートを問わずに1200mの適性をまずは探って欲しいと考えています。

シルクなお馬さん(2歳牝馬・入厩組)

Photo_3 ミスビアンカ

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:21日に坂路コースで時計
・次走予定:阪神12月7日・芝1600m・牝馬

高橋忠師「21日に坂路コースで追い切りを行いました。ハロー掛け直後だったので走りやすい馬場状態ではありましたが、最後まで楽な感じで駆け上がってきてくれましたね。この中間もハミ受けを改善できるようにCWコースで長めに乗るようにしていますが、担当者もだいぶ改善してきていると手応えを掴んでくれています。また、前走時は母親ほどではないにせよ精神面に気を付けながら進めないといけない部分があり、そういったところが終いの伸びを欠いた一因に挙げられるのではないかと反省しています。でも、一度競馬を経験したことで、レースがどのようなものかミスビアンカ自身もある程度分かってくれたと思いますし、今回は前走時よりもしっかりと稽古を積んでいきたいと考えています。今のところ、阪神2週目に牝馬限定の芝1600m戦が組まれていますから、そこを目標に進めていきたいと思っています」(11/21近況)

助 手 17栗坂良 58.9- 42.5- 28.0- 14.2 馬なり余力
助 手 21栗坂良 54.9- 40.1- 25.7- 13.0 馬なり余力
助 手 24栗坂良 57.1- 40.0- 25.8- 12.8 馬なり余力

Photo_3 ルコントブルー

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:20日に北Cコースで時計
・次走予定:12月8日の中山・ダ1800m(牝馬)・北村宏J

勢司師「20日に北Cコースで併せて追い切りを行いました。道中はルコントブルーが外目を走って、内の2歳馬に併せると1馬身ほど遅れて終えています。北村宏Jに手伝っていただきましたが、『中身はまだ出来ていないですが感触は良かった』と言ってくれましたし、以前よりも心肺機能が高くなったように感じました。馬体にメリハリが出て、筋肉量が増しており、雰囲気は良いですね。また、ゲート試験に合格するのにとても時間を要してしまいましたから、週末に軽く練習してみようと思いますが、あまりテンションが上がり過ぎないように気を付けて進めていきます」(11/21近況)

北村宏 20北C良 68.4- 52.8- 39.0- 13.8 強めに追う ワンモアエフォート(二未勝)馬なりの外0.2秒遅れ
助 手 24南P良 58.1- 43.7- 14.1 馬なり余力

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ミスビアンカは日々の調教はCWコースで乗ることでハミの取り方を教育中。デビュー戦は馬群の中でも落ち着いて走れていましたが、いざ追われてからがサッパリでした。脚力自体は秘めていると思うので、実戦を1度経験した慣れ+中間の教育が結果として現れて欲しいです。次走は来月7日の芝1600mを予定していますが、厩舎のHPの情報だと鞍上は福永Jに声を掛けているようです。

ルコントブルーは追い切りに乗ってもらった北村宏Jとのコンビでデビュー戦に臨むことに。調整はひとまず順調に来ていますが、中身が伴っていない分、動き自体は物足りなさを感じます。デビュー戦から期待というよりは、使いつつ上昇を遂げてくるタイプでしょう。ですので、デビュー戦では変な癖を見せることなく、真面目に走り切ってくれればヨシとしたいです。

シルクなお馬さん(3歳上牡馬・美浦組)

Photo ウォリアーズクロス

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:20日に坂路コースで時計
・次走予定:12月7日の中山・アクアラインS

国枝師「20日に坂路コースで追い切りを行いました。先週はカレンブーケドールと併せて、しっかり負荷を掛けましたから、今週は単走でサラッと終えました。少し出だしの硬さはありますが、走り出せば気になりませんし、動きに関してはまずまずと言ったところでしょうか。先週の西陣Sを除外されてしまったことで、今週の銀嶺Sも視野に入れていましたが、距離を短縮してどのような結果が出るか見たいと思いますので、12月7日の中山・アクアラインSに向けて進めていくことになりました。元々中山のダ1200mで2勝挙げている馬ですし、条件は悪くないと思いますよ」(11/20近況)

助 手 17美坂良 57.5- 42.2- 27.6- 13.6 馬なり余力
助 手 20美坂良 54.7- 40.5- 26.7- 13.4 強めに追う
助 手 24南W不 58.0- 43.0- 13.8 馬なり余力

Photo_3 モンドインテロ

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:20日に南Wコースで時計
・次走予定:11月30日の中山・ステイヤーズステークス(G2)・W.ビュイックJ

手塚師「20日に南Wコースで併せて追い切りを行いました。道中はモンドインテロが4馬身ほど追いかける形で、直線では内から脚を伸ばして同入で終えています。札幌滞在時はダートコースでの追い切りでしたので、動きはそれほど目立ちませんでしたが、慣れているWコースですと時計も良いですし、この馬らしい走りをしていますね。また、脚元に関しても今のところは落ち着いていますから、来週のステイヤーズステークスに良い状態で向かえそうです。鞍上はW.ビュイック騎手に依頼しています」(11/21近況)

助 手 17美坂良 53.4- 38.9- 25.9- 13.1 馬なり余力
助 手 20南W良 66.7- 52.6- 38.7- 12.6 強めに追う エイプリルミスト(古馬2勝)強めの内0.8秒追走同入
助 手 24南P良 53.4- 38.7- 13.3 馬なり余力

Photo_3 ヴェルトゥアル

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:障害練習/ダートコースで軽めのキャンター

稲垣師「19日に五十嵐騎手に手伝ってもらい障害練習を行いました。飛越に関しては気になるところは無いとのことでしたが、障害へ向かっていく際に左へササるところがあるみたいですね。平地でもそのような面を若干見せていましたから、そこは修正しないといけません。再度週末にも練習を行って、課題を解消することが出来れば、来週にも練習がてら試験を受けてみようかなと考えています」(11/21近況)

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京都・西陣Sを除外になったウォリアーズクロスは東京の銀嶺Sへ進むものと見ていましたが、登録はせず。西陣Sがダ1200mの番組であったように、ダ1200mにこだわって使ってみたい様子。体調は良さそうですが、引き続き脚元には気を遣ってもらいつつ、追い切りを重ねていってもらえればと思います。

今週末のステイヤーズSを予定しているモンドインテロですが、鞍上は昨年に引き続きW.ビュイックJに決定。これは嬉しい知らせとなりました。この中間も順調に追い切りを重ね、20日の追い切りではWコースでまずまずの時計で追走併入。ひと追い毎に態勢は整ってきたと思います。ただ、今年は脚部不安で上半期は棒に振りましたし、復帰した札幌2戦の内容が案外。立て直すことは出来ていますが、ガラッと変わってくるのは年齢からも難しいように思います。

ヴェルトゥアルは引き続き五十嵐Jに稽古を付けてもらって、障害の基礎を学び中。飛越の際に左へササる癖があるようなので、ロスに繋がる行為はしっかり解消できるように。そして第一関門である障害試験で1発合格できるように準備を怠ることがないようにお願いします。

20日に栗東・高柳大輔厩舎へ入厩しています。☆オーサムゲイル

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Photo_3 オーサムゲイル(牝・高柳大)父キンシャサノキセキ 母シーズインクルーデッド

・在厩場所:20日に栗東トレセンへ帰厩
・次走予定:第5回阪神開催

高柳大師「20日の検疫が回ってきましたので、帰厩させていただきました。まずはよく馬体を確認させていただき、問題なければ明日から乗り運動をスタートしていく予定です。阪神開催でのデビューを考えていますが、具体的な番組は追い切りの動きを見ながら検討していきたいと思います」(11/20近況)

助 手 24栗坂良 56.1- 40.2- 26.1- 12.9 馬なり余力 ペルリナージュ(二未勝)馬なりを0.2秒追走同入

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夏の札幌で一旦入厩し、ゲート試験に合格していたオーサムゲイル。その後は9月にNFしがらきへ移動してきたのですが、体力不足やカイ食いの細さが影響して動き自体の良化がスロー。脚元等には異常はなかったのですが、秋デビューの見込みはズルズル延びてしまうことになりました。ですので、今回の帰厩の知らせは嬉しい気持ちと共にビックリもしました。

NFしがらきでの調教動画を見ると、逆手前で走ったり、右へモタれたりとまだまだ幼さは残りますが、スピード感ある動きは○。ピッチ気味の走法なのでいずれは1200mがベストになってくるのかなと思います。

栗東入りしたオーサムゲイルは早速24日に坂路での初時計をマーク。体調の良さは伝わってきますし、新しい環境にもそれほど戸惑っていないのでしょう。良いモノは秘めていると思うので、それを開花させる土台(体力)をデビュー戦までに培っていってもらいたいです。

2019年11月26日 (火)

シルクなお馬さん(2歳関東牡馬・入厩組)

Photo_3 クァンタムリープ

・入厩場所:美浦トレセン
・調教内容:20日に南Wコースで時計
・次走予定:11月30日の中山・ダ1800m、もしくは12月1日の中山・ダ1800m

鹿戸師「20日に南Wコースで併せて追い切りを行いました。3頭併せで行われて、道中はクァンタムリープが誘導する形で、直線では大外に運ばれると、同入で終えています。レース時に伸びていた歯を治療したことで、ハミ受けは全く気になりませんし、先頭で走っても物見をすること無く集中力を持続出来ています。ただ、欲を言えばもう少し気持ちが乗って欲しい部分がありますし、今週の東京・ダ1600m戦は除外の可能性が高かったことも踏まえて、1週スライドさせて来週の中山・ダ1800m戦に向かおうと思います」(11/21近況)

助 手 20南W良 69.6- 53.7- 39.2- 12.4 馬なり余力 レッドライデン(二歳1勝)馬なりの外1.0秒先行同入

Photo_3 サリオス

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:21日に南Wコースで時計
・次走予定:12月15日の阪神・朝日杯フューチュリティS(G1)・R.ムーアJ

堀師「ここ最近はかなり寒くなってきましたが、飼い葉を良く食べていますから、毛艶が良くて体重も560キロ前後で落ち着いています。スムーズに環境の変化にも対応してくれて、健康そのものです。また、21日に南Wコースで併せて追い切りを行いました。こちらのGPSのタイムでは全体で66秒6、そして終いは12秒3と帰厩後初めてのWコースでの追い切りと考えればまずまずですね。右にモタれるような面も見せていませんし、終いまで気持ちが乗っていますから、目標のレースに向けて順調に仕上がってきています」(11/21近況)

助 手 17美坂良 56.3- 40.9- 26.4- 13.4 馬なり余力
助 手 21南W良 83.8- 67.2- 52.7- 38.9- 12.9 馬なり余力 ブライドグルーム(新馬)馬なりの外0.2秒先行0.2秒先着
助 手 24美坂不 58.2- 42.2- 27.4- 13.2 馬なり余力

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東京開催で2戦目を予定してクァンタムリープですが、先週も除外の可能性が高いということで自重。今週末の中山へ矛先を向けてきました。ただ、中山だとダートの番組は1200mか1800mのどちらか。現状少し前向きさに欠けるので後者を選んできましたが、血統や体型からちょっと長そうな気も。また、馬群で揉まれ込むことで集中力を乱すようなことは避けて欲しいです。

寒くなると馬体が絞りづらくなりそうなサリオスですが、今のところは肌艶が良く、馬体重も560キロ前後と許容範囲。これからも丹念に時計を出したり、普段の調教では運動量をしっかり確保するなどして走れる態勢を築き上げてもらいたいです。

15日に帰厩済。次走は菅原明Jとのコンビで来月8日の中山・芝1600mを予定しています。☆ロードプレミアム

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Photo_3 ロードプレミアム(牡・斎藤誠)父ディープインパクト 母インディアナギャル

2019.11.20
11月20日(水)良の美浦・ウッドチップコースで5ハロン68.4-54.0-40.6-13.3 7分所を馬なりに乗っています。併せ馬では強目の相手の外を0秒4先行して同時入線。短評は「順調に乗り込む」でした。12月8日(日)中山・3歳上2勝クラス・混合・芝1600mに菅原明良騎手で予定しています。

○斎藤調教師 「先週末に戻してからも至って順調に運んでおり、11月20日(水)はウッドで約68秒を記録。併せ馬の形で良好な反応を示していました。中山前半の1600mに照準を合わせて仕上げを施す方針。減量の恩恵の得られる菅原明良騎手を起用しましょう」

≪調教時計≫
19.11.20 助手 美南W良 68.4 54.0 40.6 13.3 馬なり余力 プタハ(古馬1勝)強目の外0秒4先行同入

2019.11.19
11月15日(金)に美浦トレセンへ帰厩しました。ひとまずは1ハロン18秒前後のキャンターで仕上がり具合の把握に努める方針。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、体調、条件、出走状況等を踏まえながら目標のレースを決めます。

○当地スタッフ 「元気一杯。出発の直前は普通キャンターで十分に距離を乗っていました。7歳間近と言っても今のところは年齢的な衰えも特に感じられないままで、まだまだ頑張ってくれるはず。得意の中山開催へ向け、リクエスト通りの状態で送れたと思います」

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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中山開催での出走を目指してコツコツ乗り込んでいたロードプレミアムは15日に帰厩。早速時計を出し始めているように牧場時の体調の良さをキープできている様子。喉に問題があった馬ですが、元々は寒い時季の方が良いタイプではあります。

また、次走の予定も明らかになっており、来月8日の中山・芝1600mを菅原明Jとのコンビで臨むことに。鞍上については詳しく知りませんでしたが、今年デビューで現在27勝と頑張っている騎手。後ろから行く馬なのでテン乗りで乗りこなすのは難しいと思いますが、1度追い切りで跨ってもらい、感触を掴んでもらえればと思います。あとは冬場で絞り辛いでしょうが、日々の運動量を多くするなど対応してもらい、太目感なく走れる状態でレース当日を迎えて欲しいものです。

シルクなお馬さん(2歳・NF天栄組)

Photo_3 シェダル

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・調教内容:週3回坂路コースで14-14、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「今週はハロン14秒ペースで週3回登坂しています。脚元の状態に変化はなく、ここまで順調に進めることができています。まだ具体的な予定は立っていませんが、一時はデビュー直前まで行ったことですし、近い内にトレセンへ送り出せると思います。馬体重は521キロです」(11/22近況)

Photo_3 ディランズソング

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・調教内容:週3回坂路コースで14-14、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「この中間も坂路調教を継続し、一日置きにハロン14秒ペースで登坂しています。馬体チェックの時点では、まだ緩くて時間がかかりそうだと感じていましたが、調教に行くと思ったよりもしっかりとしていて、このペースでも普通に動いてくれますね。これでしたら、それほど時間をかけずに送り出せると思いますので、萩原調教師と今後の進め方について相談していきます。馬体重は516キロです」(11/22近況)

Photo_3 ポレンティア

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・調教内容:週2回坂路コースで14-13、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「この中間は坂路調教のペースをハロン14秒から終い13秒まで上げましたが、このペースでもまずまず対応してくれていますよ。この放牧期間で馬体に成長が見られますし、だいぶしっかりしてきた印象を受けます。年明けの出走を目指して、このまま進めていきたいですね。馬体重は497キロです」(11/22近況)

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シェダルは更に坂路での乗り込みを強化し、週3回ハロン14秒のところを乗り込み中。脚元等に疲れ・反動は窺えませんし、ここまで順調に来ていると言えるでしょう。また、そう遠くない時期にデビュー予定が示されるでしょうから、帰厩へ向けてドンドン進んでいきましょう。

ゲート試験はすぐ突破してくれたディランズソングですが、デビューへ向けてはかなりの乗り込み量が必要と感じていましたが、ハロン14秒の調教にも思いのほかしっかり対応できているとのこと。見た目は以上に中身はしっかりしているのかなと思います。

ポレンティアはこの中間からラストをハロン13秒まで伸ばしていますが、スムーズな対応。脚力はやはり良いモノを秘めているので、常に入念なケアを行って、反動・疲れが出にくいように努めてもらいたいです。デビュー勝ちから間隔が開いてしまっていますが、モタモタしたことが却って、ポレンティアの成長に繋がっているかもしれません。

2019年11月25日 (月)

シルクなお馬さん(3歳上・栗東組)

Photo インヘリットデール

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:20日に坂路コースで時計
・次走予定:阪神12月1日・猪名川特別(北村友J)

高野師「20日に坂路コースで追い切りを行いました。単走でしたが、終いしっかりと追って十分な負荷を掛けるように意識して行いました。前走は戎橋特別から間隔が詰まっていて、コンディションを整えることに重点を置いていましたし、その分調教を加減したことで、気難しい一面が出てしまったのかもしれません。今回はその反省を踏まえて、しっかり負荷を掛けながら仕上げていますから、それがレースに結び付いてほしいですね。牧場から良い状態で戻ってきたこともあって、調教を進めていても疲れを見せることもなく、コンディションも良いので、来週の競馬に向けてこのまま進めていきたいと思います。なお、ジョッキーは前走との比較を付けてもらうために、引き続き北村友一騎手に依頼しています」(11/21近況)

助 手 17栗坂良 57.6- 41.3- 26.3- 12.9 末強め追う タイキサターン(古馬3勝)末強めに0.1秒先行同入
助 手 20栗坂良 54.0- 38.8- 25.3- 12.6 一杯に追う
助 手 24栗坂良 56.5- 40.9- 26.2- 12.8 強めに追う ディアスティマ(二歳1勝)馬なりを0.1秒追走0.1秒遅れ

Photo_3 ブライトクォーツ

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:20日にCWコースで時計
・次走予定:中山11月30日・イルミネーションJS(熊沢J)

荒川師「20日に熊沢騎手に乗ってもらい、追い切りを行いました。CWコースで時計を出す前に、確認程度に軽く障害を飛ばしてもらいましたが、大きな問題はありませんでしたよ。追い切りは単走で行い、1週前ということもあって終いはしっかりと気合いを入れてもらいましたが、動きには活気があって良かったと思います。ノーザンファームしがらきでも緩めないように乗り込んでもらっていたことで、ここまで順調に調整することが出来ていますから、この感じを維持しながら進めていければと思います」(11/21近況)

助 手 17CW良 55.3- 41.1- 13.3 馬なり余力
熊 沢 20CW良 80.3- 65.9- 53.0- 39.5- 12.9 一杯に追う
助 手 24栗坂良 57.9- 43.0- 28.8- 14.6 馬なり余力

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インヘリットデールは一息入れたことで走る方へ気持ちが向いていますし、甘やかさずにしっかり負荷を掛けています。今の感じなら前走のようなポカはない筈。開幕週の馬場も合っていると思うので、何とかここで2勝クラスを卒業したいです。

ブライトクォーツは中間障害をあまり飛ばしていませんが、今回は距離が長くなるのでCWコース中心でスタミナ強化を意識した追い切り。ハードに攻めてもへこたれないのがこの馬の長所。中山コースが合うかどうかが1つポイントですが、仕上がりは良さそう。重賞で連続して掲示板を確保できましたが、1つ下の扱いとなるOPで地力上位を示せるのか注目しています。

2019年11月24日 (日)

ダートで大敗を喫したこともあって3戦目の今回は芝へ。プラスに出るかどうかは何とも言えないも、揉まれ込まない位置で追走して1歩早目の仕掛けで粘り込みを図って欲しい。時計の掛かる馬場は合っている筈。★ロードユリシス

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Photo_6 ロードユリシス(牡・高野)父ロードカナロア 母レディハピネス

11月24日(日)京都3R・2歳未勝利・芝1600mに松山Jで出走します。11月20日(水)良の栗東・坂路コースで2本目に54.4-39.9-26.2-13.1 一杯に追っています。併せ馬では強目の相手に首先着。追い切りの短評は「まだ少し重目」でした。発走は10時40分です。

○高野調教師 「11月20日(水)は坂路で終い重点。精神面も安定しており、順調に来れたでしょう。平均的に速い脚を使える反面、切れるタイプとは異なる現状。何処までトップスピードが上がるか・・・は未知数ながら、実戦での走りに期待を込めて送ります」

≪調教時計≫
19.11.20 助手 栗東坂良2回 54.4 39.9 26.2 13.1 一杯に追う イシュタルゲート(古馬1勝)強目に首先着

☆★画像と情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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第5回京都8日目(11月24日)
3R 2歳未勝利
芝1600メートル 指定 馬齢 発走10:40
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 ヒルノエドワード 牡2 55 古川吉洋
2 2 ノブフランクリン 牝2 54 秋山真一郎
2 3 ディーププレザント 牡2 55 中谷雄太
3 4 ガリレイ 牡2 55 太宰啓介
3 5 フィアレススマイル 牡2 53 斎藤新
4 6 ワールドウインズ せ2 55 吉田隼人
4 7 ダノンカオス セ2 55 和田竜二
5 8 ブラウンボンバー せ2 55 川島信二
5 9 エーティーメジャー 牡2 55 藤岡佑介
6 10 レッドマリアベール 牝2 53 西村淳也
6 11 ゴールドティア 牝2 54 北村友一
7 12 セイウンミレイア 牝2 54 幸英明
7 13 ルールオブサム 牡2 55 三浦皇成
8 14 ロードユリシス 牡2 55 松山弘平
8 15 シェノン 牡2 54 坂井瑠星

○高野師 「いくらか成長。芝で新味が出ればと思います」(競馬ブックより)

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ポンと好発から先手を奪ったデビュー戦とは違い、前走では馬群から競馬を進めることになったロードユリシス。そこで周囲を気に掛ける面を覗かせてしまい、ハミの取り方が不安定と走りのリズムを大きく乱すことに。4角を回ってくる時点で手応え・脚色は鈍り、直線はジリジリと後退していしまいました。

前走後は千葉までは移動せず、グリーンウッドで再調整。移動してきた当初は歩様に硬さが窺えましたが、時間と共に解消。その後は淡々と乗り込むことができ、馬体もボリュームを増して帰厩することが出来ました。

ここまで2戦はダートを使ってきましたが、前走で大敗を喫したこともあって3戦目の今回は芝のレースを選択。デビュー戦で手綱を取った戸崎Jは『ダートが合っているフットワーク』とコメントしていましたし、この血統ながらデビュー戦でダートを選んできた時点で砂適性を感じさせるものがあった筈。追い切りではマズマズの走りを見せてはいましたが、スピード面で課題がありそうなだけに芝替わりにはやはり不安も。ただ、開催が進み、力の要る馬場になってきたのはプラスに働いてくれるでしょう。また、集中力や口向きに課題を残していますが、今回は舌を括ってハミを工夫。それによって走る方へ気持ちがしっかり向いてくれればと思います。

レース運びとすれば、スパッと切れる脚は見込めないので、センスの良さを見せたゲートを決め、前へ。出来ればハナが良いのかなと思いますが、この枠なら揉まれる心配は少ない筈。好位から競馬を進めることになっても、1歩早目の仕掛けで粘り込みを図って欲しいです。まあ、そのあたりのサジ加減は松山Jにお任せします。

正直、どういうレースになるのか不安が先立ちますが、結果がでなければダートへ戻せば良いという気楽な気持ちで見守りたいと思っています。

焼魚定食のまんぷく予想 vol.612

(東京11R)ジャパンC(G1)

☆ユーキャンスマイル
☆レイデオロ
☆ワグネリアン
☆シュヴァルグラン
☆ダンビュライト
☆ジナンボー
☆カレンブーケドール

外国馬の参戦がなく、寂しい国際G1となりましたが、馬場状態もあって非常に混戦模様。一応、ユーキャンスマイル・レイデオロ・ワグネリアンが有力かなと思いますが、鞍上と展開込みでシュヴァルグラン・ダンビュライト・ジナンボーあたりが食い込んできてくれればと見ています。手広く行きたいです。

(京都12R)京阪杯(G3)

◎アイラブテーラー、○エイシンデネブ、▲モズスーパーフレア、△アウィルアウェイ、×ライトオンキュー、×リナーテ

3勝クラスを勝ち上がり、いきなりの重賞挑戦は酷かもしれませんが、最後はきっちり良い脚を使うのが◎アイラブテーラー。前走で初めて1200mに挑戦しましたが、切れ味が増して適性の高さを感じる内容でした。まだまだ伸びていく馬だと思うので、父同様に得意の京都で1つ勲章を掴んで欲しい。

○エイシンデネブも末脚の威力は強烈。前走から2キロ増がどう響くかですが、こちらもまだまだ底を見せていません。実績はナンバー1の▲モズスーパーフレア。アッサリ押し切っても不思議ではありませんが、京都の戦績がもう一つ。◎○の方に魅力を感じたので3番手。

あとは立ち回りの巧い△アウィルアウェイ、着実に力を付けてきている×ライトオンキュー、G1で壁を感じる結果に終わっても、この相手なら見直し可能な×リナーテまで◎と○から押さえたいです。

ハナへ行くのにちょっと脚を使うことになったも、4角を回ってくる時は押し切り濃厚に見えたも…。いざ直線で追われると、自分からブレーキを掛ける形になって気難しさを覗かせてしまう。そこを上位人気馬2頭らに一気に交わされてしまい4着。仕上げが甘く、G1当日の雰囲気にも戸惑っていたのかも。★ロードベイリーフ

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Photo_6 ロードベイリーフ(牡・森田)父ヴァンセンヌ 母ショウナンアオバ

11月17日(日)京都2R・2歳未勝利・混合・芝1600mに武豊Jで出走。15頭立て3番人気で8枠14番から平均ペースの道中を1、1、1番手と進み、直線では最内を通って0秒5差の4着でした。馬場は良。タイム1分36秒4、上がり36秒7。馬体重は8キロ増加の478キロでした。

○武豊騎手「これまでのレースを見返すと、ワンペースなのかな・・・と。それを踏まえて先手を奪う競馬を試みました。ただ、直線で急にブレーキを掛けるような格好。どうも気の悪さを覗かせた感じです。スピードは秘めるタイプ。もう少し距離を縮めて馬の後ろで脚を溜め、ラストで抜け出す形が良いかも知れません」

○森田調教師 「今日は返し馬でも急に立ち止まる場面。なかなか勝ち切れずに申し訳ありません。5着以内は確保しているだけに、大きな問題が無ければ続戦の予定。ジョッキーの意見も参考に、次は1400mを考えましょう」

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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【次走へのメモ】

最初の1ハロン目でハナヘ。そのあとリードを広げていくが、直線は手前を替えずに内へモタれてしまい、粘りを欠いての4着。上位からは水を開けられた。(B誌)

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レース後も特に異常は認められません。現在は心身のリラックスに重点を置いた調整。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、12月8日(日)阪神・2歳未勝利・混合・芝1400mもしくは12月15日(日)中京・2歳未勝利・混合・芝1400mに予定しています。

○森田調教師 「1000mの通過が59秒7。幾らかラップも速かったと思います。中京の方が恐らく相手関係には恵まれるはず。ただ、適当な乗り役が見付かるか・・・が問題でしょう。阪神と両睨みのスタンスで。中3週の場合には短期放牧を挟むかも知れません」

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ここ2戦でほぼ完璧なレースを運びをしてくれた福永Jが乗れなくなったのは気掛かりでしたが、1戦ごとに成長の跡を見せてくれていたロードベイリーフ。これまでの戦いぶりからハナへ行くのが理想的だなと見ていたので武豊Jとのコンビならそういう形に持ち込めるのかなとレース前は見ていました。

パドックに出てきたベイリーフは前走からプラス8キロと冬場仕様の仕上げでやや立派な印象。チャカ付くところをこれまでは見せていましたが、今回は良い方に取れば落ち着きがあったと言えますが、気合不足に見えました。

レースではこれまで抜群の出・二の脚を見せていたスタートでやや後手。内から前へ行こうという馬が数頭いて雁行状態となっていましたが、外々を回らされることを懸念した武豊Jは少し強引にハナへ。道中、少し離し気味の逃げになって淀みないペースで引っ張りましたが、4角を回ってくる時の手応え・反応はマズマズ。直線を向いてひと伸びできれば押し切れるかなと正直思いました。ただ、今回は追い出してからスッと加速することは出来ず、逆に鞍上を困らせるような素振り。これまで見せなかった気の悪さを覗かせてしまい、自らブレーキを踏む感じに。そこへ上位人気2頭にマーフィーJ騎乗のサーストンカイドーが伸びてきて、抵抗することが出来ずに一気に交わされてしまいました。森田師のコメントを見ると、返し馬でも不安定な素振りを見せていたようなのでG1当日の雰囲気にのみ込まれていたのかもしれません。勿論、仕上げが甘かったというのも敗因の1つでしょう。まあ、それでも4着に踏ん張っているように未勝利を勝てるところには十分いると言えるでしょう。

レース後のベイリーフですが、特に変わったところはなし。次走では武豊Jの進言を受けて距離を縮めることに。番組は中2週のローテで阪神、中3週のローテで中京へと両睨み状態ですが、相手関係を考慮すると陣営は中京へ駒を進めたい様子。それなりの騎手を確保出来れば、中3週のローテとなるので短期放牧を挟むようです。今回、力を出し切れずに終わった分、疲れはさほどないと思うので、在厩で進めるにしろ牧場で進めるにしろ甘やかすことなく乗り込みを課して次走で臨んでもらえればと思います。距離短縮に関しては大歓迎。詰めの甘さの解消に繋がれば良いと思いますし、マイルよりも相手関係で恵まれる筈。今回の敗戦を糧に次走ではきっちり巻き返してもらいたいです。

2019年11月23日 (土)

芝2000mの2鞍のどちらかでデビューを迎える予定。☆ロードフェローズ

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Photo_6 ロードフェローズ(牡・藤岡)父エイシンフラッシュ 母ティアーモ

11月19日(火)稍重の栗東・坂路コースで1本目に60.1-43.6-28.5-14.2 馬なりに乗っています。短評は「坂路コースで入念」でした。また、11月20日(水)良の栗東・坂路コースで1本目に55.7-41.5-27.2-13.4 一杯に追っています。併せ馬では馬なりの相手に0秒1先行して同時入線。短評は「坂路コースで入念」でした。12月8日(日)中京・2歳新馬・混合・芝2000mもしくは12月15日(日)阪神・2歳新馬・芝2000mに予定しています。

○藤岡調教師 「確かに11月20日(水)は幾らか時計の掛かる馬場状態。徐々に良化を遂げている印象ながら、もう少し動ければ・・・と言った感じですね。それでも相応の本数を消化。2鞍の芝2000m戦あたりを見据えつつ、仕上がりに応じて絞り込みましょう」

≪調教時計≫
19.11.19 助手 栗東坂稍1回 60.1 43.6 28.5 14.2 馬なり余力
19.11.20 助手 栗東坂良1回 55.7 41.5 27.2 13.4 一杯に追う ロイヤルディクリー(古馬1勝)馬なりに0秒1先行同入

☆★画像と情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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下(芝またはWコース等)で追い切りを行えば、現段階でももう少し良い動きを見せることが出来そうなロードフェローズですが、坂路では平凡な時計続き。加減せずにビシビシやれているのは悪くないのですが、まだまだ足腰に力が付ききっていないので動き切れていません。ここまで時間を掛けてくれるのは有難いですが、時計が詰まってくる気配がなくて…。刺激を与える意味でも早めに1度実戦経験を積んだ方が得策かもしれません。

一応、デビュー戦候補として芝2000mの2鞍をピックアップ。今後の仕上がり具合+鞍上の予定等で最終的に決まってくると思いますが、どういうレース運びを見せてくれるか。現段階ではいきなりから好走はちょっと求め辛いですが、乗り味は良い馬なのでジワジワと力を付けていってもらいたいです。

そろそろ年齢からくる衰えを感じさせても不思議ではないのに、前走で時計勝負に対応できたように充実ぶりを感じるほど。舞台を京都に移しますが、今回も早めに仕掛けていって持久力を生かす展開に持ち込むのみ。相手にも少し恵まれた感じ。☆ヴィッセン

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Photo ヴィッセン(牡・斉藤崇)父ディープインパクト 母ダンツクレバー

土曜京都9R 高尾特別(芝2400m)4枠4番 荻野極J

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:20日にCWコースで時計

斉藤崇師「20日にCWコースで追い切りを行いました。単走で行いましたが、先週はハミにモタれるところがあり伸び切れなかったものの、今週はしっかりと体を起こしてバランスを取って走れていましたね。全体の時計は少し遅くなってしまいましたが、息遣いは良好ですし、走れる態勢は整っていると思います。この年ですし大きな上積みを求めるのは厳しいですが、展開が噛み合えば前走のような走りも期待できるはずですから、頑張ってもらいたいですね」(11/21近況)

助 手 17CW良 72.2- 56.0- 40.8- 13.2 馬なり余力
荻野極 20CW良 89.5- 73.1- 57.0- 41.6- 12.7 馬なり余力

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第5回京都7日目(11月23日)
9R 高雄特別
芝2400メートル 3歳上2勝クラス 指定 混合 ハンデ 発走14:30
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 イベリア 牡4 53 武豊
2 2 ホウオウライジン 牡3 53 吉田隼人
3 3 クリノアパッチ せ5 50 亀田温心
4 4 ヴィッセン 牡8 54 荻野極
5 5 グロンフォール 牡4 55 和田竜二
6 6 ヒルノダカール 牡3 54 松田大作
7 7 モズベッロ 牡3 54 松山弘平
8 8 サトノシリウス 牡4 56 O.マーフィー

○斉藤崇師 「前走は早めのレースをして持久力が生きました。2400mのハンデ戦。条件はいいですし、あとは外の差しが利きやすい傾向になった京都の芝がどうかでしょう」(競馬ブックより)

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現在8歳でこのレースでキャリア44戦目を迎えるヴィッセン。別定戦ではちょっと分が悪いですが、ハンデ戦なら水を得た魚のように年齢を感じさせない姿を見せてくれます。

これまで時計が速くなると辛かったヴィッセンでしたが、前走の阪神戦では勝ち馬との追い比べに屈するも、3番手追走から直線は内めから抜け出そうとする頑張り。そんな中、芝2400mを2分25秒0で走破できたのはビックリ。幾ら馬場が良かったからといっても、充実していないと出せない時計だと思います。

前走後はNFしがらきでのリフレッシュを挟んで、早くからここを目標に。元々攻め駆けしない馬なので攻め時計は地味ですが、本数はしっかり消化。先週の追い切りではハミにモタれるところがあり、馬体に余裕があるのかなと見ていましたが、今週の追い切りではそういう素振りは見せず、真面目に駆けていた様子。力を出せる状態には整ったでしょう。

今回は阪神から京都に舞台を移しますが、輸送の短い競馬場なら力を出せるのでコース替わりに関してはプラマイ0。パワー型なので開催が進んで馬場が傷んでいるのは苦にしないでしょう。また、8頭立てなので競馬はしやすいと思います。あとは前走から1キロ増になったハンデがどう響くかでしょう。

レースぶりに関してはヴィッセンをよく理解してくれている荻野極Jの手腕に託すのみ。決め手で見劣るのは重々分かっているので、外回りの坂の下りを利用して後続を待つことなくロングスパートを。直線で失速することを恐れずに攻めの姿勢を貫いて欲しいです。そしてそこに勝利or好結果がついてきてくれることを願っています。

今回は右回りに戻す。ダ1400mは初挑戦ながら、スピードを生かしたいこの馬には最適な舞台かも。芝スタートにしっかり対応できれば、二桁着順のここ2走からガラッと変わってきても…。★インペリオアスール

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Photo_3 インペリオアスール(セ・渡辺)父エンパイアメーカー 母アビ

土曜京都8R 3歳上2勝クラス(ダ1400m) 8枠15番 西村淳J

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:20日に坂路コースで時計

渡辺師「20日に坂路コースで追い切りを行いました。いつでも出走可能な態勢は整っていますし、単走で終いサッと脚を伸ばすイメージで行いましたが、動きは最後までしっかりとしていて良かったですね。元々ある歩様の硬さも、悪化することなく調整することが出来ています。選択肢を広げる目的で、24日の東京・シャングリラ賞にも特別登録させていただきましたが、当初の予定通り23日の京都・ダ1400mに西村淳也騎手で投票させていただきました」(11/21近況)

助 手 17栗坂良 59.5- 43.1- 28.2- 13.8 馬なり余力
助 手 20栗坂良 54.9- 39.7- 25.6- 12.7 末強め追う

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第5回京都7日目(11月23日)
8R 3歳上2勝クラス
ダ1400メートル 指定 混合 定量 発走13:55
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 スマートアルタイル 牡4 57 武豊
1 2 ライナス 牡4 57 池添謙一
2 3 ダイメイギンガ 牝4 55 松若風馬
2 4 タガノプレトリア 牡4 57 藤岡康太
3 5 ホノカ 牝5 55 柴山雄一
3 6 クリノサンレオ 牡6 56 森裕太朗
4 7 シアワセデス 牝6 55 幸英明
4 8 メイショウバイタル 牡4 55 斎藤新
5 9 サニークラウド 牡3 56 O.マーフィー
5 10 デロングスター 牝5 53 岩田望来
6 11 ソリストサンダー 牡4 57 岩田康誠
6 12 ミスティック 牝4 52 団野大成
7 13 グトルフォス 牡3 56 鮫島克駿
7 14 メラン 牡3 56 吉田隼人
8 15 インペリオアスール セ5 56 西村淳也
8 16 メイショウハナモリ 牡3 56 和田竜二

○渡辺師 「1800mは少し長かった。1400mには対応できると思うし、使って状態も上向き」(競馬ブックより)

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昇級2戦目となった前走はデビュー戦以来の1800mに加え、初めての左回りの競馬。新潟ダ1800mは先行力が生きるコースなので、スピードを生かしての粘り込みを期待したのですが、他馬が速かったこともあり、インペリオアスールは外目の4・5番手を追走することに。道中の折り合いに関しては問題なかったと思いますが、初めの左回りということで1角を回る時からぎこちない走りで外へ逃げ気味。その後もコーナー毎にスピードが鈍ったりと不慣れなところを覗かせてしまいました。そして外目を追走していたことによりスタミナを浪費。直線半ばまではこの馬に頑張っていましたが、残り1ハロンでパタンと失速。終わってみれば、インペリオアスールには1800mは微妙に長く、不器用な馬なので初めての左回りでスムーズさを欠いてしまいました。

前走後は在厩調整を行い、10日の福島放送賞に出馬投票を行うも除外。矛先をこのレースへと変えてきました。そして今回も除外の可能性はありましたが、滑り込みでセーフ。まずは予定通りに使えるのが何よりです。

ダ1400mは初めての挑戦。ローカルのダ1700mに相性の良い馬は中央場所のダ1400mを得意とする馬が多いですし、コーナーリングが下手なこの馬にはワンターンの競馬は好材料。スピードはそれなりにあるので追走に戸惑うことはないでしょうし。昇級後の2戦は二桁着順ですが、今回はガラッと変わってくる可能性はあるのかなと…。ただ、捌きに硬さのある馬なので、スタート地点の芝でスピードに乗れずに終わってしまう可能性も持ち合わせています。中間の調整に関してはひと叩きしてグッと良くなってきた感じは窺えないも、馬なりオンリーから今回は終いを少し気合を付けることが出来ています。

歩様に硬さが残るようにまだまだ体質面で弱さを残すインペリオアスール。キャリアも地方含めて12戦と少ない馬。それ故、まだまだ伸びシロを残していると思うので、距離短縮をキッカケに再浮上できるように願っています。

焼魚定食のまんぷく予想 vol.611

(京都11R)京都2歳S(G3)

◎マイラプソディ、○ミヤマザクラ、△ロールオブサンダー、×トウカイデュエル

大事に使われていることで徐々に完成度を高めている◎マイラプソディ。帰厩後は丹念に追い切りを重ねて動き・仕上がり共に良好。荒れてきた今の馬場がどう出るかですが、500キロの大型馬でそれなりにパワーも感じるので対応できるでしょう。ここは無傷で年明けに備えて欲しいです。

○ミヤマザクラは私の出資馬トルネードフラッグと併せた20日の追い切りが圧巻。前脚がしっかり上がり、それでいて脚の回転が滑らかなので、見た目以上に軽く時計が出ています。一瞬の切れ味は◎に劣るかもしれませんが、長く良い脚を使って機動力を生かすことが出来れば、追撃を封じるシーンがあっても驚けません。あとは当日輸送に戸惑わなければ。

レースは◎と○の一騎打ち。2戦2勝の△ロールオブサンダーも力は秘めますが、2頭を負かすところまではどうか。良くて1角崩しかな。あとは時計が掛かって良さそうな×トウカイデュエルも押さえておきます。

ロードなお馬さん(2歳牝馬・牧場組)

Photo_6 レインドロップス

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分。11月14日(木)に滋賀・ケルンファームより移動しました。

○当地スタッフ「11月14日(木)に栗東トレセン近郊の育成牧場よりバトンタッチを済ませました。見た目にはそこまでのダメージは感じられないものの、硬さを含めた詳細については跨ってから分かって来るはず。ひとまずは飼い葉を残さずに食べ切っています」

Photo_6 シベール

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン15~20秒ペース)。

○当地スタッフ「11月15日(金)に半マイルから15-15を行ないました。元々がテンションの高いタイプながら、ピッチを速めても余計に気持ちが昂った印象を受けないまま。我慢が利いていると思います。良化を辿る一方。この調子で最終的な準備を整えましょう」

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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栗東近郊の牧場で再移動に備えていたレインドロップスですが、14日に千葉へ到着。見た目はそれほど疲れを感じさせないようですが、まずは少し余裕を持たせ、跨ってみた感触で調教メニューを組んでいってもらえればと思います。

シベールは順調にペースアップ。15日には長目の距離をハロン15秒で走らせたようですが、無難に対応することが出来、脚元の我慢も利いている。ピリピリしていないのも好感です。あとは厩舎と連絡を取り合って、帰厩の時期を相談してもらえればと思います。この良い流れをしっかり維持してもらいたいです。

20日に栗東・千田厩舎へ帰厩しています。☆ロードイヒラニ

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Photo_3 ロードイヒラニ(牡・千田)父ロードカナロア 母レディカーニバル

2019.11.20
11月20日(水)に栗東トレセンへ帰厩しました。ひとまずは1ハロン18秒前後のキャンターで仕上がり具合の把握に努める方針。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、4回中京に組まれた芝の短距離戦を視野に体調、条件、出走状況等を踏まえながら目標のレースを決めます。

○千田調教師 「ある程度の間隔を稼げたのに加え、順調に調整が進んでいるのも確認。11月20日(水)に再び厩舎へ戻しています。放牧前にも触れた通り、適鞍の組まれる中京へ。仕上がり具合と出走状況を踏まえつつ、芝の1400mかマイル戦を狙いましょう」

2019.11.19
滋賀・グリーンウッドトレーニング在厩。ウォーキングマシン90分、ポリトラックコース・キャンター2500m(1ハロン20~22秒ペース)、ウッドチップ坂路コース・キャンター650m×1本(1ハロン15~20秒ペース)。11月20日(水)に栗東トレセンへ帰厩の予定です。

○当地スタッフ 「強目の稽古を始めてからも、疲れたような素振りは無し。飼い葉も普通に食べており、体調に不安は覚えません。遠からずに厩舎へ向かう見込み。ある程度の状態には達しているだけに、いつ声が掛かっても対応できるのでは・・・と思います」

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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前走後、幾らかクタッとしたロードイヒラニでしたが、背腰に行ったショックウェーブ治療の効果で順調に回復。その後は坂路中心で順調にメニューを消化し、中京開催へ向けて態勢を整えてきましたが、この20日に声が掛かって栗東へ。

上昇カーブを描いているところで戻ることが出来たので、厩舎での調教・追い切りは順調に進んでいくでしょうし、気性の勝ったタイプなので仕上がり自体はそれほど時間を要さなくても大丈夫な筈。レースでは脚の使いどころが難しい馬ですが、個人的にはもっと大胆に後方に構えて、直線一気で勝負を賭けてもらいたいです。

2019年11月22日 (金)

ロードなお馬さん(2歳牝馬・入厩組)

Photo_6 トルネードフラッグ

11月20日(水)良の栗東・坂路コースで1本目に53.6-38.8-24.6-12.3 一杯に追っています。併せ馬では末強目の相手に0秒8先行して0秒4遅れ。短評は「この一追いで良化」でした。体調、条件、出走状況等を踏まえながら目標のレースを決めます。

○田代調教助手 「11月20日(水)は相応の時計に。乗り手の体重が軽かったのは一因かも知れません。でも、段々と動けるように。少しずつ素軽さを増していると思います。今後はトラックコースでの追い切りも交え、その過程で適性等を見極められたら・・・」

≪調教時計≫
19.11.20 岩田望 栗東坂良1回 53.6 38.8 24.6 12.3 一杯に追う この一追いで良化 ミヤマザクラ(2歳1勝)末強目に0秒8先行0秒4遅れ

Photo_6 ヴィースバーデン

11月19日(火)稍重の栗東・坂路コースで1本目に63.1-45.5-29.7-14.2 馬なりに乗っています。短評は「坂路コースで入念」でした。また、11月20日(水)良の栗東・坂路コースで1本目に56.3-40.9-27.4-14.5 一杯に追っています。併せ馬では馬なりの相手を0秒2追走して1秒0遅れ。短評は「坂路コースで入念」でした。12月8日(日)阪神・阪神ジュベナイルフィリーズ(GⅠ)・国際・牝馬限定・芝1600mに和田竜二騎手で予定しています。

○辻野調教助手 「2週間ぐらいの放牧だったものの、良くも悪くも気持ちが緩んだ感じ。11月20日(水)は本来の前向きさに乏しい走りでした。仕上げを進めて行く中で、ピリッとした面が戻れば・・・と言った印象。前日のエリカ賞にも登録しようと思います」

≪調教時計≫
19.11.19 助手 栗東坂稍1回 63.1 45.5 29.7 14.2 馬なり余力
19.11.20 助手 栗東坂良1回 56.3 40.9 27.4 14.5 一杯に追う ロータスランド(2歳1勝)馬なりを0秒2追走1秒0遅れ

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時間を掛けながらジワジワ上昇を遂げているトルネードフラッグ。20日の追い切りは体重の軽い岩田未Jを背に坂路でミヤマザクラとの併せ馬を消化。その模様を映像で見ましたが、最後は脚力の差が出て遅れてしまいましたが、この馬なりに最後まで渋太さを発揮。軽い岩田未Jが跨っていたとはいえ、及第点の動きだと思います。

ヴィースバーデンは淡々と追い切りを重ねていますが、動きには物足りなさを感じます。これからジワッと上向いてくれれば嬉しいですが、寒い時季はそれほど良くないのかもしれません。

この馬なりに落ち着いて出走することが出来、改善に努めてきたゲートは五分に出る。レースでは早目に捲っていく競馬を試みるも、2周目の3角で早くもアラアラの手応え。最後は今回も集中力を欠いてしまって14着に終わる。今後は転向を視野に入れ、障害練習を進めていくことになりました。★ロイヤルアフェア

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Photo ロイヤルアフェア(セ・加藤士)父ネオユニヴァース 母ゴールドティアラ

日曜福島2R 4歳上500万下(ダ2400m)14着(15番人気) 内田J

引き続きブリンカー着用。前走よりもスタートを決めますが、二の脚付かず最後方からレースを進めます。2周目に入って向こう正面で追い上げを開始すると、中団までポジションを上げますが、直線に向いたところで力尽きて後方でゴールしています。

内田騎手「ゲート内では1度だけ頭を上げようとしていましたが、問題なくスタートは切れましたね。急かして良いタイプでは無いように感じましたし、中途半端な位置で進めて見せ場が無くなることは避けたかったので、最後方から構える競馬になりましたが、渋いところはあったものの、向正面では上がっていく姿勢が見えました。ただ、あまり器用なタイプでは無いようで、コーナーで少し置いていかれましたから、小回りは不得意だと思います。それに、直線では止めようとする部分もありましたし、素質はありそうでしたが気性面の難しさを感じる馬でした」

加藤士調教師「多少煩いところはありましたが、ここまでしっかりとゲート練習を重ねたことで、まずまずのスタートを切れました。向こう正面の上がって行き方が良くて、今までは2コーナー過ぎたところで止めようとしていたのが、そういった面が無くなって形としては悪くなかったのですが・・・。内田騎手が言うようにコーナリングがあまり上手くないように感じますし、特に勝負所でペースが上がった時は分が悪そうですね。また、今日は毛艶も良好でパドックでは自らグイグイと引き手を引っ張るような気合も見せていましたし、少しずつ気持ち的にも変わってきている印象ではあります。ただ、ここ数戦は思うような成績を出せていませんので、障害練習を取り入れるなど普段の調教から何かしら変えていかないといけませね」(レース結果)

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・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:軽めの調整

加藤士師「自分で制御してレース中に止めているのか、こちらに戻ってきてからはケロッとしています。飼い葉もしっかり食べてくれていますし、疲れを感じさせませんので、レース後もお話させていただいた通り、障害練習を行いたいと思います。それなりに飛越が出来るようであれば、そのまま障害デビューをさせても良いと考えていますが、あまり手先が軽いわけではなく、どちらかというと不器用なタイプなのでそこが少し心配です。それでも、数々の重賞タイトルを獲得している石神騎手に手伝っていただけるので、何とかキッカケを掴みたいですね」(11/20近況)

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トレセンではある程度言うことを聞いてくれるロイヤルアフェア。ただ、競馬に行くと煩い面を覗かせて豹変してしまうことを繰り返してきましたが、今回はパドックでは適度な気合乗りで我慢は利いていたと思います。

また、前走後はゲート難改善に力を注いできたので、今回その成果が出るかどうかに注目していましたが、ゲート内で暴れることなく、ゲート自体は五分に出てくれました。ただ、二の脚は一息でしたし、内田Jはあまり行きたくなかった様子。のびのび走らせる為に最後方から競馬を進めることとなりました。道中はマイペースで追走していましたが、2周目の向正面で捲り気味に進出。内田Jの鞭が入る中、ロイヤルアフェアも頑張って動いてくれましたが、その勢いは長続きすることなく、3角過ぎあたりでアラアラの手応え。内田Jとのコンビで何か爪跡を残して欲しかったですが、大した見せ場は作れるまま、直線はズルズルと後退してしまいました。

レース後のロイヤルアフェアですが、疲れて失速というよりは今回も集中力を欠いてしまった様子。その為、レース後もケロッとして食欲は旺盛。色々手を尽くしてくれているのですが、気性面の改善は相当難しいと言わざる得ません。

また、今回の結果を受け、選択肢を増やす意味で障害練習を始めることに。長丁場を走り抜くスタミナ・体力は備えていますが、気難しくて前向きさに欠ける現状。自分から障害をポンポン飛んでいくイメージは沸かないですし、気分を損ねると飛越を拒否しかねません。石神Jが稽古を付けてくれるのは非常に有難いことですが、油断すると振り落そうとするところがある馬なので、人馬共に怪我しないように十分気をつけてもらいたいです。そして障害試験合格→出走できるレベルまで少し時間が掛かっても良いので辿り着いてもらいたいです。

先手を主張すれば逃げることが出来るかなと見ていたも、他馬が速くて好位からの競馬に。道中はやや苦しい位置取りも、勝負どころから強気に仕掛けていってことが大正解。直線は一旦先頭に躍り出るシーンを作るも、最後は人気馬の末脚に屈して4着。収穫のあるレースは出来た。☆ロードヴァンドール

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Photo_6 ロードヴァンドール(牡・昆)父ダイワメジャー 母ジャズキャット

11月16日(土)京都11R・アンドロメダS(L)・国際・芝2000mに太宰Jで出走。17頭立て6番人気で4枠7番から平均ペースの道中を5、3、2、2番手と進み、直線では中央を通って0秒2差の4着でした。馬場は良。タイム1分59秒6、上がり35秒5。馬体重は2キロ増加の498キロでした。

○太宰騎手 「自分でペースを作った方が良いタイプ。先手は奪えなかったものの、早目に動いて行きました。控える形で運んでも、最後まで結構な頑張り。追い切りの感触から良化途上の印象だっただけに、それを考えれば悪くない競馬と言えるのでは・・・。以前に比べて幾らか落ち着いた感じ。もう少し迫力が戻るとベターですね」

○昆調教師 「本来が叩き良化型なのに加え、調教だけではデキ切らぬ部分も。正直、休み明けで7、8分ぐらいの仕上がりでした。それを踏まえると上々の内容。ここを使って確実に上向くと思います。ただ、賞金順位の兼ね合いで・・・。予定が立て辛いのが何とも難しいところ。番組と照らしつつ新たなプランを検討しましょう」

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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【次走へのメモ】

仕上がる。舌を括る。押っつけて行く構えを見せたが、他馬が速くて好位から。勝負どころは早目に仕掛けて直線で一旦先頭へ。最後のひと踏ん張りが利かなかったが、見せ場は十分。やはり積極的な立ち回りが合う。(B誌)

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レース後も特に異常は認められません。現在は心身のリラックスに重点を置いた調整。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、12月7日(土)中京・中日新聞杯(G3)・国際・芝2000mに予定しています。

○昆調教師 「年内に組まれる適鞍は、重賞の2レースぐらい。ただ、希望通りに出走を果たせるか・・・は何とも言えないでしょう。一応は中京を本線に考えるものの、チャレンジC(G3)にも登録するかも。騎乗再開後の様子も含めて判断を下そうと思います」

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同型が何頭かいたも、枠の並びでは1番内に入っていたのがロードヴァンドール。五分のスタートから主張すればハナヘ行けるかなと見ていたのですが、追い切りの短評どおりに反応が鈍く、ズブさを出した感じで1角を回るときにはまさかの4・5番手。それでいて内外から挟まれる位置だったので、揉まれ込んで沈んでしまうことも覚悟しました。

隊列が決まったことでレース自体は淡々と流れるも、ヴァンドール&太宰Jは残り1000mぐらいで外のジェシーを外へ弾き、仕掛けていったのが大正解。それによって動きやすい外目の3番手を確保し、その後も後続を待つことなく、4角で先頭に並びかける積極策。スパッと切れる脚は使えないも、心臓の良さが生きる消耗戦はヴァンドールの真骨頂。直線で一旦先頭に躍り出た際は力が入ったのですが、そこに中団で息を潜めて脚を溜めていたマイネルサーパスが強襲。アッサリ交わされた後も内から渋太く抵抗してくれましたが、最後に苦しくなったところをフランツ・トリコロールブルーの末脚にも屈してしまい4着に終わりました。福島記念を除外になって2本追い切りをプラス出来ましたが、良かった頃の雰囲気には戻り切っていない中、見せ場十分の競馬をしてくれたことは評価できます。

レース後のヴァンドールですが、使ったなりの疲れがある程度で問題なし。このまま在厩調整を続けて来月7日の中日新聞杯を目指すことに。ひと叩きして幾らか上積みは見込めると思いますが、福島記念で除外にあったように出走枠に入ることが出来るかどうかが微妙。その為、1週前の30日の阪神・チャレンジCにも特別登録し、出走態勢を整えることになりました。

出来れば勝って収得賞金を加算したかったロードヴァンドールでしたが、好位からの競馬でひと踏ん張りと競馬ぶりに幅が出たのは収穫。勿論、逃げる形がベストでしょうが、年齢とキャリアを重ねて自分からグイグイ行くような面が薄れてきているので、今回の競馬が今後の良い手本となる内容だったと思います。勝負どころから恐れることなく仕掛けていき、持ち味の渋太さを存分に発揮してもらえればと思います。

シルクなお馬さん(4歳・入厩組)

Photo_6 シグナライズ

11月20日(水)良の栗東・坂路コースで1本目に54.0-39.4-25.6-13.0 馬なりに乗っています。短評は「坂路コースで入念」でした。12月7日(土)中京・鳥羽特別・混合・芝1200mに予定しています。

○西浦調教師 「11月20日(水)も坂路で。相応に気合いを付けています。リフレッシュが図れており、イイ感じで駆けていた印象。いずれにせよ本馬の場合、落ち着いて競馬へ臨めるか・・・がポイントでしょうね。今のところは計画通り。乗り役を調整中です」

≪調教時計≫
19.11.20 助手 栗東坂良1回 54.0 39.4 25.6 13.0 馬なり余力

Photo_6 ロードエース

11月20日(水)良の栗東・坂路コースで1本目に53.4-38.3-24.7-12.4 馬なりに乗っています。短評は「坂路コースで入念」でした。12月7日(土)中山・アクアラインS・混合・ダ1200mに三浦騎手で予定しています。

○松下調教師 「11月20日(水)は余力十分に相応のタイムを記録。以前から稽古は動けるものの、イイ感じで駆けていたでしょう。だいぶ本来の姿を取り戻して来たのかな・・・と。背腰に疲れが溜まり易いタイプだけに、上手くケアしつつ進めたいと思います」

≪調教時計≫
19.11.20 助手 栗東坂良1回 53.4 38.3 24.7 12.4 馬なり余力

Photo_6 ロードダヴィンチ

美浦トレセンで1ハロン18秒前後のキャンターを消化。この馬なりに中間も順調な過程を踏んでおり、この調子を維持しながら更に調整を進めます。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、12月7日(土)中山・3歳上1勝クラス・混合・ダ1800mに予定しています。

○新開調教師 「トレーニングの再開に至ってからも順調そのもの。減った身体を徐々に戻しつつ、時計を出すタイミングを検討しています。11月20日(水)は坂路で普通キャンター。当初の候補に間に合わないようであれば、4週目へスライドするかも知れません」

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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ここまでソフトな追い切りに終始しているシグナライズですが、リフレッシュが叶ったことで動きは軽快。また、落ち着きを増す為にプール調教を併用していますが、これが良い効果を生んでくれればと思います。

ロードエースは反動が出やすいタイプなので追い切り後のケアは欠かせませんが、20日の追い切りは相応の時計をマーク。それでいて余裕を感じさせるので良い雰囲気でここまで来ていると思います。暑さに弱いので休養が長引いてしまいますが、脚力は良いモノがあるので何とかOP入りを果たして欲しいです。

ロードダヴィンチは暮れの中山戦へ向け、馬体の回復を優先中。それ以外は特に不安は見当たらないので、次走に関しては臨機応変に対応していってもらえればと思います。

五分のスタートからスッとレースの流れに乗ることが出来たも、前走でハナヘ行く競馬をした影響か行きたがる素振り。また、終始外々を回らされることになってしまってスタミナを浪費してしまう。その結果、勝負どころで早くも怪しい脚色になり、見せ場を作ることなく11着に敗れてしまう。★ピボットポイント

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Photo ピボットポイント(牡・松下)父ディープインパクト 母ペンカナプリンセス

土曜福島11R フルーツラインC(芝2600m)11着(7番人気) 中谷J

再びブリンカー着用。大外枠から五分のスタートを切ると、好位でレースを進めます。2周目に入りペースが上がっていくと、追走に一杯となってしまい、昇級初戦は11着で終えています。

中谷騎手「瓢湖特別でもややハミを噛むようなところはありましたが、今日はハナに行けなかったことで、前走以上にハミを噛んでいました。この感じであれば、やはり前走のようにハナに行ききって粘り込みを図る方が良いタイプですね。自分のリズムで先手を取れれば、もう少しやれて良いはずですが、まずはこのクラスに慣れも必要でしょうし、少しずつ力を付けてくれればと思います」

松下調教師「大外枠だったこともあり、無理をすることなく自分のリズムで競馬をしてもらいましたが、道中かなりハミを噛んでしまったことで、3コーナーでは既に手応えが怪しくなりました。先手を取れればまた違っていたのでしょうが、昇級初戦でこの枠ですから、難しい競馬になってしまいましたね。また、トレセン出発時には480キロ台後半あったのですが、輸送によって470キロまで体重が落ちてしまいました。元々牝馬のような繊細な面もありますから、その点は今後も考慮しつつ調整をして行きたいと思います。まずはトレセンに戻って状態を確認させていただいた上で、今後の方針を決めさせていただきたいと思います」(レース結果)

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・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:軽めの調整
・次走予定:阪神12月7日・境港特別

松下師「レース後はこちらで状態を確認しましたが、脚元を含めて大きな問題はなかったので、このまま在厩させて次走に向けて進めていきたいと思います。乗り出してからの状態次第ではありますが、今のところ阪神2週目の境港特別を目標に調整を進めていきたいと考えています」(11/20近況)

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久々の勝利をキッカケに自信を取り戻し、一皮剥けた姿を見せて欲しいと願っていたピボットポイントですが、結果はホロ苦いものに。

五分のスタートからスッと前目に付けることは出来たのですが、気合をつけて出したのが裏目に出たのか行きたがる素振り。そして道中は前に壁を作ることが出来ずに、外々を回らされることにもなってしまいました。その結果、ジリジリとスタミナを浪費することになってしまい、2週目の3角過ぎには早くも手応え・脚色が怪しいものに。最後はバタバタになりながら、11着でゴールに辿り着くことが出来ました。

終わってみれば、この距離はさすがに長かったように思いますし、長めの距離に使うのならブリンカーを外して臨む方が良さそうな気も。ただ、外すと走りに前向きさが欠けてしまうことが考えられるので、判断は非常に難しいです。また、今回は長距離輸送で馬体重を減らしてしまったのも誤算。見た目以上に気を遣うところがあったのかなと思います。

レース後のピボットポイントは脚元等に異常はなし。馬体重を減らしてしまったので一息入れるのかなと見ていたら、このまま厩舎において続戦することに。順調に回復が進むようなら、中2週のローテで来月7日の阪神・境港特別(芝2200m)へ進む予定です。

広い馬場の芝2000m前後で先手を奪うことが出来れば、もう少しやれていいと思うので、次走はハナに拘った競馬+クラス2戦目で見せ場を作り、今回の11着から着順を上げてもらいたいです。

ロードなお馬さん(牡馬・牧場組)

Photo_6 ロードクエスト

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分。

○当地スタッフ 「ウォーキングマシンを継続。先週と比べて楽をさせている分だけボリュームが出て来た感じでも、元々が太り易いタイプと異なるだけに大きくは変わっていません。復帰レースについては白紙の模様。この先の流れに応じて検討されるのでしょう」

Photo_6 ロードクラージュ

三石・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン40分。

○当地スタッフ 「馬房では穏やかに過ごしている一方で、ウォーキングマシンへ行くと元気一杯。やはり気分的に違うのでしょう。現在は40分の運動を行なっており、近日中に1時間へ延長する予定。実際に跨り始めるまでは、恐らく問題なく進むのでは・・・」

Photo_6 ロードドミニオン

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分。

○当地スタッフ 「寂しく映るシルエットを自然な姿へ・・・と言う点を優先。現在はウォーキングマシン内の歩行運動をコツコツ続けています。今のところは消費カロリーに応じて飼い葉を不必要に与えていませんが、用意した分量を全て食べているのは何よりでしょう」

Photo_6 ロードセッション

京都・宇治田原優駿ステーブル在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク600m→ハッキング1800~2400m、ウッドチップ坂路コース・キャンター900m×1本(1ハロン25~27秒ペース)。

○当地スタッフ 「現在の馬体重が509キロ。飼い葉はキッチリ食べており、体調面に問題は無さそうです。少しずつ運動量を増加。近日中にピッチも速めようと思います。強い稽古よりも、体力強化を念頭に・・・との指示。それを踏まえつつ組み立てましょう」

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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クエストは軽めの調整ですが、ゆとりを持たせて馬体がフックラしてきたのは○。落ち着きがある証拠でもあります。良い感じに来ていると思うのでもう少しの間はリラックスさせることに終始して欲しいです。

クラージュはウォーキングマシンが良いストレス発散になっている様子。ただ、油断すると機内で暴れてしまうことも考えられるので、十分に気を遣いながら進めていって欲しいです。

ドミニオンはウォーキングマシンのみの軽めの調整。馬体は少しずつフックラとはしてきている様子ですが、そのスピードはやはりスロー。この馬に関しては消費カロリー以上にカイバを与えることも考えた方が良いのでは?

セッションは体力不足を補う為にトレセンから移ってきたので、普通キャンター程度で良いので、距離をしっかり乗り込むことを第一に考えて欲しいです。そうすれば、動きにキレやスピード感が出てくる筈。血統馬ですし、期待は大きいです。

2019年11月21日 (木)

次走は来月21日の中山・グレイトフルSを予定しています。☆グランドサッシュ

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Photo グランドサッシュ(牡・武市)父ハーツクライ 母レイサッシュ

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・次走予定:12月21日の中山・グレイトフルS
・調教内容:週2回坂路コースで14-13、週1回14-14、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「今週は登坂回数を週3回に増やして乗り込みを強化しています。全体的な負荷を強めてからも疲れは見られませんし、武市師と相談し、中山4週目のグレイトフルSに向けてこのまま進めていく方針となりました。馬体重は484キロです」(11/15近況)

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右前の繋ぎ部分が腫れてしまうアクシデントに見舞われ、年内の出走が微妙な状況になっていたグランドサッシュですが、思いのほか順調にリカバーでき、週3回に登坂回数を増やしても無難に対応できていることから年内の出走にGOサイン。今年で3年連続出走となる中山・グレイトフルSへ向かうこととなりました。

左回り巧者のイメージが強いグランドサッシュですが、このレースだけは4着→3着と健闘中。前走で手綱を取ってくれた北村宏Jは極端な瞬発力勝負にならにこの条件(中山・芝2500m)は条件的には一番合うのでは?とコメントしてくれました。出来れば、次走でも北村宏Jに手綱を取ってもらい、実際のレースで確認してほしいです。また、まもなく帰厩の声が届くと思うので、やり過ぎて硬さが出ないように注意してもらえればと思います。

今週の出走馬(11/23-24)

<土曜日>

Photo_2 インペリオアスール

京都8R・3歳上2勝クラス・ダ1400mに西村淳Jとのコンビで出走します。

Photo_2 ヴィッセン

京都9R・高尾特別・芝2400mに荻野極Jとのコンビで出走します。

<日曜日>

Photo ロードユリシス

京都3R・2歳未勝利・芝1600mに松山Jとのコンビで出走します。

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直前で来週に切り替える馬が出たため、今週は3頭と少な目のスタンバイ。

インペリオアスールは東京の特別戦にも登録していましたが、第一希望のレースに無事出走出来てホッとしています。ただ、2勝クラスでの近2走は二桁着順。このクラスでは少し荷が重そうですが、今回は距離短縮してダ1400mへ。現状はこれぐらいが1番合っていると思うので、スピードを生かしてどこまで食い下がることが出来るか。

ヴィッセンは相性の良い阪神芝2400mで2着と好走。これまでと違い、それなりに速い時計に対応できたのは収穫でしたが、今回は京都へ舞台を移します。開催が進んでパワーの要る馬場は歓迎材料ですが、前走から1キロプラスのハンデがどう響くか。少頭数もヴィッセンには追い風も、逃げる形は避け、2番手から早め先頭で押し切りを狙う競馬を見せて欲しいです。

小回りコースの出入りの激しい競馬で戸惑ってしまった前走のロードユリシス。今回はしっかり立て直され、芝へ矛先を変えてきました。まずは芝の適性がどうなのかが問われる1戦。出来ればスンナリ逃げたいところですが、ダートの時のような行きっぷりが見られるかどうか。また、個人的には距離は1400mぐらいが合ってそうに思います。芝1600m~2000mの未勝利戦はどうしても相手が揃ってしまいますし。

【動画更新】サダムグランジュテの18&デイトユアドリームの18

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Photo サダムグランジュテの18

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Photo デイトユアドリームの18

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サダムグランジュテの18は近くでバタバタしている馬がいましたが、さほどそれに惑わされることなく登坂。走ることに関しては真面目な印象です。これから本数を重ねて言った際に自分からグイグイ行くような面が見られても良いのかなと思います。

デイトドリームの18はやや前屈みで走っているのが気になるところ。特殊な馬具を着けているのでそれを矯正しようとしているのでしょう。体をもう少し起こして走れるようになれば…。今の内に理想的なフォームを身に着けて欲しいです。

【ロード】2019年募集馬の申込状況

2019年11月20日(水)現在の2019年募集馬の申込状況をお伝えします(申込口数200口以上が対象)。

【300口以上】
No.12 キャトルフィーユ'18

【250口以上】
No.7 スピニングワイルドキャット'18
No.8 パラダイスリッジ'18
No.10 ワイルドココ'18
No.20 ヴィーヴル'18
No.24 マツリダワルツ'18

【200口以上】
No.3 デルフィーノ'18
No.16 キャサリンオブアラゴン'18
No.19 サッカーマム'18
No.21 オーシュペール'18
No.25 スターコレクション'18
No.29 ダイヤモンドローズ'18

・先行受付は2019年11月25日(月)18時迄に弊社へ到着した申込書類に限り有効です。
・来社による申込書類の持ち込み、および弊社ポストへ直接投函された申込書類は無効となります。
・2019年11月21日(木)午前中までの郵便ポストへの投函を推奨致します(締切日時までの到着を確約するものではございません)。
・到着等の確認が必要な方は特定記録郵便や書留郵便等をご利用下さい(申込書類到着に関するお問い合わせはご遠慮願います)。
・再送含む締切後の書類到着は、理由の如何を問わず先行受付対象外となります。

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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第2回目の申込状況(20日現在)がHPにアップされ、上記の通りとなっています。速達で送る会員の方はそれなりにいますが、先行受付は郵送のみなのでここから倍増える可能性は少ないかなあと思います。満口になるのはキャトルフィーユの18ぐらいでしょうか。

高額馬(特に牡馬)が思うような成績を上げることが出来ない現状なので、そういう馬は思いのほか伸び悩み、セール馬や牝馬に出資が回っている感じですね。ポイントが付くこともあり、候補は分散しつつも、相応の申し込みとなりそう。ただ、その後の伸びは緩やかでしょうから、追加に関してはじっくり検討していきたいです。

シルクなお馬さん(4歳・NF天栄組)

Photo_3 アンブロジオ

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・次走予定:12月28日の中山・立志S
・調教内容:週2回坂路コースで14-13、週1回14-14、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「先週はリフレッシュを図る意味も込めて、坂路入りの回数を週1回に止めましたが、今週は週3回に増やし、その内の2回は終いハロン13秒まで脚を伸ばしています。先日、菊沢調教師が来場されて次走について相談した結果、中山最終週を目標に進めていくこととなりました。馬体重は455キロです」(11/15近況)

Photo アーモンドアイ

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・次走予定:12月8日のシャティン・香港カップ(G1)・C.ルメールJ
・調教内容:週2回坂路コースで14-14、週2回15-14、残りの日は軽めの調整

担当者「今週は登坂回数を週4回に増やし、ペースもハロン14秒まで上げています。徐々に負荷を上げられていることからも分かるように、順調そのものですし、先日来場された国枝調教師も状態には納得されていましたよ。今のところ来週の検疫でトレセンへ帰厩する予定となっています。馬体重は476キロです」(11/15近況)

⇒⇒21日(木)に美浦トレセンへ帰厩する予定です。(18日・最新情報より)

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アンブロジオの次走は予想通り、来月28日の中山・立志Sに決定。先週は坂路入りを週1回に手控えてリフレッシュに充てていましたが、今週から週3回に戻しています。そして終いは13秒まで伸ばすように。仕上げに入っていると言えるのでグングン状態を上げていってもらえればと思います。

アーモンドアイは18日の最新情報では本日帰厩予定。無理のない範囲で乗り進めていますが、前走後の疲れ・反動はほぼ解消出来たと思います。あとは香港遠征を見据えて少しフックラさせた姿で厩舎へ送り届けてもらえればと思います。

シルクなお馬さん(2歳・NF天栄組)

Photo_3 シェダル

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・調教内容:週1回坂路コースで14-14、週2回15-14、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「その後も順調に調教量を増しており、登坂回数を週3回にして、ペースもハロン14秒まで強めています。負荷を強めてからも脚元の状態は落ち着いていますし、早くデビューの予定を立てられるよう、この調子で調整していきたいですね。馬体重は521キロです」(11/15近況)

Photo_3 ポレンティア

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・調教内容:週2回坂路コースで14-14、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「今週は登坂回数は週2回に減らしていますが、ペースは14-14まで上げています。飼い葉はしっかりと食べて疲れは見られませんし、坂路調教スタート後も順調そのものですが、引き続き脚元の状態にはよく気を付けながら進めていきたいと思います。馬体重は506キロです」(11/15近況)

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シェダルは坂路入りを週3回に増やし、その内1回はハロン14秒までペースアップ。脚元等に疲れ・反動は出ていませんし、このまま帰厩へ向けてドンドン進めていってもらえればと思います。

ポレンティアはこの中間坂路入りを1回減らしましたが、その分ハロン14秒までペースアップ。脚元のトラブルで2戦目が延び延びになっていますが、もう不安はないですし、逆にオーバーワークにならないように自制する必要も出てくるでしょう。数日だけでも軽めの調整にするなど調教にメリハリを付けるのも1案でしょう。

2019年11月20日 (水)

シルクなお馬さん(2歳・NFしがらき組)

Photo_3 ヴァンタブラック

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン17秒

厩舎長「乗り出した後も問題なく進められていますし、今の調教メニューなら最後まで余力十分ですよ。ペースを上げても問題なさそうですが、反動が出てしまうといけませんから、段階を踏みながら徐々に負荷を掛けていきたいと思います。馬体重は554キロです」(11/15近況)

Photo エルスネル

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン15秒

厩舎長「この中間も坂路でハロン15秒のペースで乗り込んでいます。心身共に幼さが残りますが、その中でもしっかり動けるようになってきましたし、力強さも出てきましたよ。あとは飼い葉食いが実になって、もう一回り大きくなってくれると、更に馬体が良くなってくるでしょうから、帰厩の声が決まるまで乗り込みながら鍛えていきたいと思います。馬体重は445キロです」(11/15近況)

Photo_3 ベルラガッツォ

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン17秒

厩舎長「この中間も先週と同じペースで調教を行っていますが、コンディションは良いですし、順調に進められていますよ。術後は馬体が萎むこともなく、安定していますし、この調子ならそろそろペースを上げて行っても問題なさそうですね。馬体重は507キロです」(11/15近況)

Photo_3 オーサムゲイル

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン14~15秒

厩舎長「もう一回りフックラしてほしいところですが、負荷を掛けた後も飼い葉食いが悪くなることはありませんし、ここまで順調に進められていますよ。皮膚病もケアを行っていることで、酷くなることはありませんし、引き続き治療を続けていけば治まってくるでしょう。動きとしては段々と良くなってきましたから、帰厩の声が掛かるまでこの調子で進めていきたいと思います。馬体重は458キロです」(11/15近況)

Photo_3 リアンティサージュ

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン16秒

厩舎長「坂路で乗り出した後もトモの状態は変わりありませんし、運動後も疲れを見せることはありません。このままペースを上げて行っても問題ないと思いますが、焦ってぶり返してしまうといけませんから、もう少し時間を掛けてから、徐々に負荷を掛けていきたいと考えています。馬体重は480キロです」(11/15近況)

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ヴァンタブラックは普通キャンターなら悠々と対応してくれていますが、大型馬ゆえの緩さが目立つ1頭なので、焦ってしまうとここまで積み重ねてきたことが台無しになりかねません。コツコツ乗り込みながらまずは馬体を引き締めてもらいたいです。

エルスネルはコツコツ乗り込んできて、動きは確実に良くなってきている様子。素質はそれなりにあると思うので、課題点の解消がより重要に。まあ、こればかりは時間を掛けていかないとダメですが。

気難しさを発散することはないベルラガッツォ。それだけに掴み切れない面が多いと思います。また、去勢手術を終えてしまいましたが、それが走ることへの闘争心を低下させることにならなければ良いのですが。血統馬なので巻き返して欲しいですが、現状は期待よりも不安が先立ちます。

オーサムゲイルは乗り込み自体は順調ですが、それに比例して馬体が良くなってきているかとなると…。物足りないのは内面の弱さを抱えているのでしょうねえ。胃潰瘍の有無を調べたり、1度調べても良いのかなと思います。

リアンティサージュも先週と同じ調教メニューを消化。疲れを見せることなく元気一杯ですが、焦ってトモに疲れ・反動が出てしまってはやり直しになるので、これぐらいのペースで土台を築いていくことになりそう。もどかしさはありますが、ここでの我慢が先々に繋がってもらいたいです。

2019年11月19日 (火)

8日にゲート試験に挑戦して無事合格。翌日NF天栄へ放牧に出ています。また、7日付で競走馬登録完了。☆ディランズソング

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Photo_3 ディランズソング(牡・萩原)父Summer Front 母Poetic Riches

⇒⇒8日にゲート試験を受けて合格しており、9日に福島県・ノーザンファーム天栄へ放牧に出ています。(8~9日・最新情報より)

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・調教内容:週1回坂路コースで14-14、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「こちらに戻ってきて状態を確認しましたが、脚元を含めて特に問題はありませんでした。しばらくは軽めの運動で様子を見てきましたが、大丈夫そうなので今週半ばから坂路調教を開始しています。問題なければ、このまま徐々に坂路中心のメニューへ移行していければと思います。馬体重は518キロです」(11/15近況)

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前回の更新からゲート練習を本格化させ、試験を受けるのはもう少し先のことになるのかなと見ていたディランズソング。おそらく練習がてらに試験に挑戦したんだと思いますが、8日に受験したところ無事1発合格。詳細は分かりませんがまずは一安心。そして翌日の9日にNF天栄へ放牧に出ています。

それから約1週間後のディランズソングですが、ひとまず軽めの調整で状態を確認していたようですが、クタッとした素振りはなし。それを受けて早速坂路調教を始めています。北海道時は病み上がりながら早目に入厩させた経緯があるので、改めてNF天栄で作り上げる気持ちで乗り込みを進めていってもらえればと思います。また、併せ馬を多く取り入れることによって周りに気を遣って走るところを矯正していって欲しいです。あと放牧済ですが、7日分の競走馬登録でJRAの一員に仲間入りしています。息の長い活躍を期待したいです。

ロードなお馬さん(入厩組)

Photo_6 シグナライズ

11月13日(水)良の栗東・坂路コースで1本目に54.7-40.0-26.0-13.0 馬なりに乗っています。短評は「坂路コースで入念」でした。12月7日(土)中京・鳥羽特別・混合・芝1200mに予定しています。

○西浦調教師 「11月13日(水)は軽く仕掛けるような内容でした。中京2週目に組まれる芝1200m戦へ向けて仕上げを進める方針。以前に4着と好走した実績からも、コースは問題ないでしょうからね。ここまでは概ね順調。ジョッキーの選定に入りましょう」

≪調教時計≫
19.11.13 助手 栗東坂良1回 54.7 40.0 26.0 13.0 馬なり余力

Photo_6 ロードユリシス

11月13日(水)良の栗東・芝コースで6ハロン81.5-64.7-50.0-36.8-12.1 4分所を一杯に追っています。併せ馬では一杯の相手の外を0秒3先行して首遅れ。短評は「末の粘りひと息」でした。11月24日(日)京都・2歳未勝利・芝1600mに予定しています。

○高野調教師 「適性に確信を持ちたいな・・・と。11月13日(水)も芝コースへ入れました。しっかりハミを取って駆けていた印象。悪くないですね。以前に比べて気性も幾らか真面目に。順調でしょう。G1レースの裏開催ながら、上位の騎手を配せれば・・・」

≪調教時計≫
19.11.13 助手 栗東芝良 81.5 64.7 50.0 36.8 12.1 一杯に追う ハーツクリスタル(2歳新馬)一杯の外0秒3先行首遅れ

Photo_6 トルネードフラッグ

11月14日(木)良の栗東・坂路コースで1本目に56.6-40.8-25.9-12.6 馬なりに乗っています。併せ馬では強目の相手を0秒6追走して同時入線。短評は「坂路コースで入念」でした。体調、条件、出走状況等を踏まえながら目標のレースを決めます。

○荻野調教助手 「11月8日(金)にゲート合格。ひとまずは第一段階をクリア出来ました。レース出走へ向けて在厩で調整を続け、14日(木)は軽く気合いを付ける内容。馬自身は段々しっかり・・・そんな印象ながら、もう少しの間は下地作りが必要でしょう」

≪調教時計≫
19.11.14 助手 栗東坂良1回 56.6 40.8 25.9 12.6 馬なり余力 サマービート(2歳未勝利)強目を0秒6追走同入

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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復帰戦は中山の芝orダ1200mのどちらかかなと見ていたシグナライズですが、よくよく見ると暮れの中京開催に鳥羽特別(芝1200m)という適鞍がありました。4走前に4着と健闘した舞台。冬の開催なので風の影響で幾らかでも時計が掛かってくれれば面白いでしょう。ただ、前走が最下位に沈んだ大敗。精神面が鍵になる馬なのでしっかり立ち直っているかは気になるところです。

ロードユリシスは日曜京都の芝1600mへ。芝は大丈夫だと思いますが、外へ逃げ加減など気性面の幼さがまだまだ残るので、1600mよりも距離を縮めた方がベターなのかなと思います。スタートは速い馬ですし。まあ、週末の走りをまずは見てみましょう。

トルネードフラッグはゲート試験合格後、クタッとくることを覚悟していましたが、今のところは我慢出来ている様子。14日の坂路での追い切りは全体時計こそ地味も、良い感じで追走して併入することが出来ています。暮れの阪神開催の番組表を見ると、12月7日に芝1400m、15日にダ1400mと2鞍牝馬限定戦が組まれています。このまま順調に仕上がって行けば、どちらかでのデビューかなと見ています。

2019年11月18日 (月)

来月8日の中山・ダ1800m(牝馬)でのデビューを予定しています。☆ルコントブルー

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Photo_3 ルコントブルー(牝・勢司)父キズナ 母シェアザストーリー

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:13日に北Cコースで時計
・次走予定:12月8日の中山・ダ1800m(牝馬)

勢司師「13日に北Cコースで追い切りを行いました。予定よりも少し全体の時計が速くなってしまいましたが、それだけ前向きに走れているということですし、まだ帰厩してそれほど日が経っていないことを考えれば、良い動きだったと思いますよ。前回は坂路コースで時計を出した後に疲れが出てしまいましたし、今回はフラットコース中心に調整していきたいと考えています。また、ゲート試験に合格するまでお時間をいただいてしまいましたから、デビュー戦までの間のどこかで、ゲート練習も取り入れていきたいと考えています。なお、そのデビュー戦についてですが、今のところ中山2週目に牝馬限定のダ1800戦が組まれていますから、そこを目標に進めていきたいと思っています」(11/14近況)

助 手 13北C良 69.3- 54.6- 41.0- 14.1 馬なり余力

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7日に美浦へ戻ってきたルコントブルーは緩やかな負荷しか掛けていませんが、前向きに取り組んでくれている様子。前回、坂路で時計を出して疲れが出たようですが、これはゲート練習・試験の疲れが尾を引いたものだと思いますが、今回はコース中心で進めていくとのこと。まあ、四肢にスタミナをつけるという意味でも良いことでしょう。

また、今回の更新でデビュー戦の予定が示され、来月8日の中山・ダ1800m(牝馬)を目指すことに。暮れの中山開催で牝馬限定のダ1800mは1鞍のみなので、ひょっとしたら頭数がかなり揃うかもしれません。ゆくゆくは芝の中距離で活躍して欲しい馬ですが、母系からダートは適性を秘めますし、まだまだパンとしていない現状を踏まえると無難な選択かと思います。

これから追い切りの負荷を高めていくことになりますが、その際にどこまで踏ん張りが利くのかをよーく見て行きたいです。

ロードなお馬さん(4歳・牧場組)

Photo_6 ロードザナドゥ

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン15~20秒ペース)。11月7日(木)測定の馬体重は489キロ。

○当地スタッフ 「検疫馬房の確保が難しかった模様。こちらで管理を続けており、11月8日(金)にも15-15を行なっておきました。送り出す準備は既に整っているだけに、コンディションを維持するイメージで大丈夫。新開調教師からの新たな指示を待ちましょう」

Photo_6 ロードイヒラニ

滋賀・グリーンウッドトレーニング在厩。ウォーキングマシン90分、ポリトラックコース・キャンター2500m(1ハロン20~22秒ペース)、ウッドチップ坂路コース・キャンター650m×1本(1ハロン15~20秒ペース)。

○当地スタッフ 「着実にステップアップ。登坂を始めてからは計画通りに運んでおり、11月9日(土)には15-15を行ないました。及第点を与えられそう。この様子ならば大丈夫でしょう。概ね順調。現状キープを心掛けながら、移動の連絡に備える方針です」

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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転厩後も順調に乗り込みを課し、帰厩のタイミングを窺っているザナドゥ。速いところを乗っても疲れ・反動は少なさそうですし、地道な取り組みで下地はほぼほぼ整っています。※最新情報では15日に帰厩しています。

イヒラニも暮れの中京戦を視野に入れているので、そう遠からず、栗東へ戻ることでしょう。もう少し精神面で大人になってきて欲しいですが、今後は枠の内外関係なく、後方からじっくり進める競馬を定着させていって欲しいです。

シルクなお馬さん(3歳上牡・セ馬・NFしがらき組)

Photo_3 シングルアップ

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、角馬場で軽めの調整

厩舎長「トレッドミルでの運動は順調に進められていましたので、12日に状態を確認するために角馬場で乗り出しています。馬体は緩んでしまいましたが、落ちた筋肉が徐々に戻ってきましたし、経過としては順調に良化が窺えますよ。このまま問題なければ来週あたりから坂路にも入れていきたいと考えていますので、それに備えて運動を継続していきたいと思います。馬体重は563キロです」(11/15近況)

Photo_3 クレッセントムーン

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン15秒

厩舎長「目の方はもう気にならないですし、調教を開始した後も順調に進めることが出来ています。この中間から坂路で15-15を開始していますが、緩んだ馬体は徐々に戻ってきましたし、この調子で乗り込みを続けていけば、馬体も引き締まってくるでしょう。馬体重は509キロです」(11/15近況)

Photo_3 ボンディマンシュ

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン17秒

厩舎長「坂路で乗り出した後も順調に進められていますし、変わらず良い状態を保っていますよ。この調子ならこのままペースを上げても問題なさそうなので、来週あたりから負荷を掛けていくことを考えています。馬体重は513キロです」(11/15近況)

Photo_3 アマネセール

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン17秒

厩舎長「左前肢に軽い張りが見られましたが、検査では異常はなく、歩様も問題ないことから、週半ばから坂路で乗り出しています。運動後も脚元は変わりないですし、このまま進めていっても問題ないでしょう。暫くは馬の状態に合わせて、徐々にペースを上げて行ければと考えています。馬体重は505キロです」(11/15近況)

Photo_3 ナイトバナレット

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・次走予定:第5回阪神開催
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン13~14秒

厩舎長「こちらに移動後も問題なく、先週末から調教を開始しています。元気が良いですし、矢作師から第5回阪神開催を目標にトレセンへ帰厩させたいと連絡をいただいていますので、今週から坂路で負荷を掛けた調教メニューに切り替えています。いつ声が掛かっても良いように乗り込みを続けていきたいと思います。馬体重は497キロです」(11/15近況)

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シングルアップは角馬場での乗り込みを開始。馬体は緩んでしまいましたが、坂路へ連れ出すのは秒読み段階なので、今はそれに備えてもらえればと思います。

クレッセントムーンはハロン15秒の調教を開始。状態は良さそうなので負荷をしっかり掛けながら馬体を引き締めていってもらえればと思います。

ボンディマンシュは先週と同じ調教メニューを消化。前走の疲れ・反動は全く心配なさそうなので、硬さ対策の為にトレッドミルを併用しつつ、負荷を高めていってもらえればと思います。心身の成長を促していけば、まだまだ伸びシロを見込める馬です。

NFしがらきへ戻って来てまもないアマネセール。左前脚に少し疲れの兆候が見られましたが、検査の結果は異常なし。時間の経過と共に解消されていくとは思いますが、もう少しの間は慎重な姿勢を崩さないようにお願いします。

ナイトバナレットはレースでの結果は出ていないのですが、早速坂路で意欲的に乗られているように元気一杯。馬体に余裕があるのが成績の停滞に繋がっていると思うので、引き締めに全力を上げてもらいたいです。

【動画更新】シンプリーディヴァインの18

↑↑↑

Photo シンプリーディヴァインの18

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性格的にピリッとしたところを秘めているシンプリーディヴァインの18ですが、鞍上の指示には従順で真面目に調教に取り組んでくれています。走りは意外にもピッチ寄りですが、時計以上に最後は余裕があると思います。筋肉質な馬体で体力は現段階でも結構備えていると思います。

【ロード】先行受付期間・申し込み馬

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Photo_6 ワイルドココの18

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Photo_6 キャサリンオブアラゴンの18

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Photo_3 スターコレクションの18

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Photo_3 ダイヤモンドローズの18

☆★画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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検討する程、迷いが生じてしまうので、血統面の思い入れやパッと見の印象を優先して上記4頭を先行受付期間に申し込むことにしました。

ワイルドココの18はシグナライズ・ヴィースバーデンの半妹。硬めの前捌きですが、非常にまとまった馬体で動きは滑らか。ヴィースバーデンに近くてギュッと皮膚の薄さは好印象です。

キャサリンオブアラゴンの18は配合から危険な匂いがプンプンしますが、この母は牝馬に出た方が良さそうな印象。立ち姿はもう一つパッとしませんが、トモの踏み込みが良くて歩かせると良い感じです。

スターコレクションの18はこの母で牡馬が募集されれば、ほぼ黙っていくと決めているので。仕上がりは遅いでしょうが、馬っぷりは目立ちますし、1発長打を期待したいです。

ダイヤモンドローズの18は前脚の返し+トモの踏み込みはちょっと独特なモノがありますが、馬っぷりの良さは1番。ダートが主戦場になってくるでしょうが、あとはスピードをどれくらい備えているか。厩舎は最近ロードと相性が良いですし、馬自身と厩舎の傾向は合っています。結構、人気しそうな感じもするので先行受付で申し込んでみました。

様子見したいのはひとまずリラコサージュの18・ルアンジュの18・ウェーブピアサーの18・父マクフィ2頭あたりです。

シルクなお馬さん(5歳上・入厩組)

Photo インペリオアスール

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:14日にCWコースで追い切り
・次走予定:京都11月23日・ダ1400m(西村淳J)

渡辺師「14日にCWコースで追い切りました。単走で最後の直線だけしっかり伸ばしておきましたが、反応・動きともに良かったですよ。歩様の硬さは良い意味で変わりないですし、それ以外の状態も問題ありません。11月23日の京都・ダ1400mに出走を予定していますが、優先出走権を持っていないことから、入るかどうかは何とも言えないですね。ジョッキーは西村淳也騎手に依頼しています」(11/14近況)

助 手 14CW良 86.8- 69.7- 53.7- 39.5- 12.5 直強め余力
助 手 17栗坂良 59.5- 43.1- 28.2- 13.8 馬なり余力

Photo_3 モンドインテロ

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:13日に南Wコースで時計
・次走予定:11月30日の中山・ステイヤーズS(G2)

手塚師「13日に南Wコースで併せて追い切りを行いました。道中はモンドインテロが追走して行き、直線で内に入れて脚を伸ばして、最後は同入しています。外目を回って全体時計が68秒1と、まずまずのタイムで走れていると思いますし、動きの質についても夏に札幌競馬場で調整した時よりも良いように感じますね。ただ、まだ息遣いを聞いても重め残りではありますから、あと2週しっかりと調整を行い、状態を整えていきたいと思います」(11/14近況)

助 手 10美坂良 58.5- 42.9- 28.0- 14.2 馬なり余力
助 手 13南W良 68.1- 52.6- 38.7- 12.4 強めに追う ロークアルルージュ(古馬1勝)一杯の内0.6秒追走同入
助 手 17美坂良 53.4- 38.9- 25.9- 13.1 馬なり余力

Photo_3 ヴィッセン

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:13日にCWコースで追い切り
・次走予定:京都11月23日・高雄特別(荻野極J)

斉藤崇師「13日にCWコースで追い切りました。先週に引き続き荻野極騎手に感触を確かめてもらったところ、今回は少しハミにモタれ掛かったような走りで、その分伸び切れなかったようです。ただ、動きそのものは悪くなかったですし、この中間の気配は良い意味で変わりないですから、来週の競馬まで良いところで抱えられるように調教を行っていきたいと思います」(11/13近況)

荻野極 13CW良 84.9- 68.4- 53.4- 39.4- 12.6 馬なり余力 アランチャアミーゴ(新馬)一杯の外1.5秒先行0.2秒先着
助 手 15栗坂良 59.9- 44.3- 29.2- 14.6 馬なり余力
助 手 17CW良 72.2- 56.0- 40.8- 13.2 馬なり余力

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インペリオアスールは土曜日の京都ダ1400mを引き続き西村淳Jで予定していますが、今週は2場開催ということで出走枠に入れるかは微妙なところ。そういうこともありJC当日の東京・シャングリラ賞に特別登録を行っています。硬さが和らぐことはありませんが、酷くならないように日々のケアを入念に行ってもらいたいです。レースでは距離短縮で何か明るい兆しを見い出したいです。

モンドインテロは坂路とWコースを使える美浦トレセンは調整がしやすそう。まだ馬体に余裕があるので、動きはピリッとしていませんが、本数を重ねていけば大丈夫でしょう。脚元が落ち着いているのも何よりです。

ヴィッセンは今週末の京都・高雄特別を予定。体調自体は良さそうですが、動きにモタモタしたところがあるのは少し馬体が立派なのかもしれません。13日の追い切りの後、15日と17日も時計を出しているのでその点に解消の見込みが出ていれば良いのですが、まだピリッとしていなければ、最終追いは馬なりではなく強め以上の負荷を掛けて良い刺激を与えて欲しいです。

ロードなお馬さん(2歳・牧場組)

Photo_6 ロードセッション

京都・宇治田原優駿ステーブル在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク600m→ハッキング1800m、ウッドチップ坂路コース・キャンター900m×1本(1ハロン25~27秒ペース)。11月9日(土)に栗東トレセンより移動しました。

○当地スタッフ 「11月11日(月)より馬場入りをスタート。ひとまずはハッキング程度ながら、坂路コースへも連れ出しています。今のところ動きに関して気に掛かる部分は無し。厩舎サイドと意見を交わしつつ、徐々にペースアップを図れれば・・・でしょう」

Photo_6 シベール

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン18~20秒ペース)。11月7日(木)測定の馬体重は460キロ。

○当地スタッフ 「順を追ってペースアップ。この中間はコンスタントにハロン18秒のキャンターを消化しています。ひとまずはデビュー戦で痛めた右前脚球節も問題無し。反対の左前脚に張りが出易い部分に注意を払いつつ、遠からずにもう一段階引き上げたいです」

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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9日に宇治田原優駿STへ移動してきたロードセッションは早速11日より馬場入り。厩舎で進めてきたことによる疲れはなさそう。土台がもう1つしっかりしていないところがあると思うので、長目の距離を乗りこむことで足腰を鍛えていってもらえればと思います。

順調にペースアップしてきたシベール。デビュー戦で痛めた右前球節は心配要りませんが、元々左前脚に張りが出やすいところがあるようなので、そこや対角となる右トモに疲れ・負担が掛かっていないかも気を配っていって欲しいです。

シルクなお馬さん(北海道組)

Photo ブロードアリュール

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:舎飼

担当者「先日行われた手術から1週間以上経ちましたが、概ね体調面含めて変化はありません。術後すぐは少し食いが細いと感じましたが、今は全く問題ありませんね。この調子で曳き運動開始を目標に進めていきます。馬体重は487キロです」(11/15近況)

Photo パラダイスリーフ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム早来
・調教内容:舎飼

担当者「先週の木曜日にこちらへ入場してきてからは、これまでの調教や輸送による疲れがありますので、無理に動かしていません。エコー検査では、浅屈腱炎の診断を受けたとのことですし、今後も状態に合わせて進めていきます。馬体重は503キロです」(11/15近況)

Photo ジーナアイリス

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:ウォーキングマシン

担当者「この中間は両前膝のレントゲン検査を行いました。最近は歩様が安定している通り、順調に回復しているようですし、獣医の触診でも痛みはありません。このまま進められれば、予定通り今月中に次のメニューに向かえそうですね。馬体重は576キロです」(11/15近況)

Photo パーフェクトルール

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン14~15秒のキャンター1~2本、週3回周回コースで軽めのキャンター2500m

担当者「少しずつ走りが安定して、動きも良くなってきましたので、この中間からはペースを上げています。週1回ハロン14秒まで脚を伸ばしていますが、先週よりもやや力強さに欠けるところがありますから、しばらくはこのペースで進めていった方が良いでしょう。それでも、手応えは悪くないですし、慣れればもっと動きは良化してくると思います。馬体重は476キロです」(11/15近況)

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ブロードアリュールは手術後、カイ食いが少し細くなったようですが、時間の経過と共に元気は回復。食欲も戻っています。今後は患部が落ち着くまでは舎飼の生活が続きます。ストレスを溜め込まないように注意していってもらいたいです。

パラダイスリーフは輸送による疲れがあったので、現在はそれを取り除くことを優先中。回復すれば、牧場でも1度脚元の検査を行って欲しいです。全兄ゼーヴィントも屈腱炎になりましたが、患部の良化が思わしくなかったことで牧場時に引退となりました。全弟のこの馬にはそういうことがないように願うばかりです。

ジーナアイリスは骨折した両脚をチェック。ここまで少し時間を要してしまいましたが、触診でも痛みはないまでに回復。そろそろトレッドミルで軽く動かしていけるかと思います。

パーフェクトルールはジリジリ前進中。負荷を高めながら馬体が引き締まってきています。今年もあと1ヶ月ちょっとですが、丹念に乗り込んでいって芯が入って来てくれれば思います。

14日に帰厩。次走は三浦Jとのコンビで来月7日の中山・アクアラインSを予定しています。☆ロードエース

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Photo_3 ロードエース(牡・松下)父エーシンフォワード 母エーシンパナギア

2019.11.14
11月14日(木)に栗東トレセンへ帰厩しました。ひとまずは1ハロン18秒前後のキャンターで仕上がり具合の把握に努める方針。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、12月7日(土)中山・アクアラインS・混合・ダ1200mに三浦騎手で予定しています。

○松下調教師 「十分に立て直しが図れた様子で、順調に乗り込めている・・・との報告。11月14日(木)に厩舎へ呼び戻しています。まずは実際に跨って感触を確かめる方針ながら、年内にダート1200m戦が組まれるのは中山のみ。2週目から準備したいですね」

2019.11.12
千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン15~20秒ペース)。11月14日(木)に栗東トレセンへ帰厩の予定です。11月7日(木)測定の馬体重は530キロ。

○当地スタッフ 「先々週に結構な負荷を掛けた部分を踏まえ、この中間は11月8日(金)の15-15のみ。コンディションを整える程度で丁度良いでしょう。13日(水)の夜間に栗東トレセンへ向けて出発するスケジュール。最後まで気を引き締め、馬運車へ乗せます」

☆★画像と情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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今年も夏の暑さに参ってしまい、8月には右前脚蹄壁の内側を痛めるアクシデントもあったロードエース。その為、復帰がここまで遅れてしまったのは大誤算でしたが、ようやくリズムを取り戻して乗り込みを重ねることが出来たことで14日に栗東へ。

そんな中、早速次走の予定&鞍上が決まっていたことにはビックリ。まあ、リズムを取り戻してきた頃からダ1200mの適鞍ということで番組を吟味してきたこともあるのでしょうねえ。

OP入りに手が届きそうでワンパンチ足りなかった同馬ですが、復帰が延びてしまったとはいえ丹念に乗り込みを課してきました。その分だけでも成長というか伸びしろを残しているかどうか。スピード自体はOPでもやれそうなモノを持っているので、追ってからもうひと押し・ふた押しが利くことが出来れば、まだまだ頑張ってくる馬だと見ています。

【動画更新】シーイズトウショウの18&スリールドランジュの18

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Photo シーイズトウショウの18

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Photo スリールドランジュの18

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シーイズトウショウの18は4頭で坂路を駆け上がってきていますが、1頭だけ少し周りを気に掛けている感じがしますし、重心は高め。フットワークはそれなりにしっかりしていると思うので、慣れていってくれればと思います。

スリールドランジュはやや右へモタれたりとフワフワ走っていますが、手応え自体は余裕を感じます。敏感なところはあるようですが、走ること自体は好きそう。母系から良いスピードを受け継いでいて欲しいです。

ロードなお馬さん(6歳・関東馬)

Photo_6 ロードクエスト

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分。11月7日(木)測定の馬体重は473キロ。

○当地スタッフ 「今年は長い休みを挟まずに前回のスワンS(G2)まで重賞ばかりを毎月のように出走。年内は休養に努めてリラックスを心掛けましょう。馬自身は落ち着いた雰囲気で過ごしている印象。慌てずに少しずつ立ち上げるイメージで充電を図りたいです」

Photo_6 ロードプレミアム

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン15~20秒ペース)。11月7日(木)測定の馬体重は518キロ。

○当地スタッフ 「先週は11月5日(火)に半マイル、8日(金)は5ハロンから15-15を行ないました。どちらもスムーズなフットワークで駆けるなど、騎乗担当者の感触は上々。斎藤調教師と打ち合わせを済ませ、遠からずに帰厩の段取りが組まれる見込みです」

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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今年1年、タフに頑張ってくれたクエストですが、次走は年明けになる模様。おそらく東京新聞杯からの再始動になってくるのかなと思いますが、状態次第では再始動を先延ばしにしても良いのかなと個人的には思っています。

プレミアムは暮れの中山戦を予定。遠からず帰厩の段取りが組まれる見込みということで、先週末に厩舎へ戻っているかもしれません。状態は良さそうなので、出走に際しては太目が残らないように日々の運動量を多くするなどしてしっかり対応してもらえればと思います。

シルクなお馬さん(障害馬・入厩組)

Photo_3 ブライトクォーツ

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:13日に坂路コースで追い切り
・次走予定:中山11月30日・イルミネーションJS(熊沢J)

担当助手「13日に坂路で時計を出しました。目立つほどの動きではなかったですが、最後までしっかり伸びていましたし、この馬なりによく頑張って走っていましたよ。来週あたりから熊沢重文騎手に乗ってもらって障害練習を行うつもりですが、飛越に関しては不安なところもないですから、確認程度で十分でしょう。距離が長いほどこの馬の持ち味が活かせられると思うので、良い状態でレースに向かえるように仕上げていきたいと思います」 (11/14近況)

助 手 10CW良 41.5- 13.4 馬なり余力
助 手 13栗坂良 54.9- 40.0- 26.3- 13.3 一杯に追う

Photo ヴェルトゥアル

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:障害練習/ダートコースで軽めのキャンター

稲垣師「12日に五十嵐雄祐騎手に乗ってもらい、障害練習をスタートしています。まだ角馬場にある障害を飛ばし始めたところですが、全体的にスムーズにこなしてくれていましたし、五十嵐騎手も初めてにしては上出来だと褒めてくれましたよ。練習後も今のところ脚元や背腰の状態に問題はありません。13日と14日は、体調を整える程度に軽めに動かしており、15日には再び障害練習に取り組んでいく予定にしています」(11/14近況)

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帰厩後、障害練習はまだ行っていないようですが、ブライトクォーツは早速CWコースと坂路で計2本時計をマーク。相変わらずのタフネスぶりで安心します。次走では距離が延びますが、速い脚は全くないも、スタミナとタフさは一級品。勿論大歓迎です。ただ、もう少し前目でレースの流れに乗れないとこの馬の持ち味は生かし切れません。少しでも小脚が利くようになれば…。

ヴェルトゥアルは障害デビューへ向けて本格的な練習を開始。飛越を拒否するような頑固さは見られず、ひとまず順調かなと。あとは練習を更に重ねていって、自分からポンポン飛んでいく面が出てきてくれればと思います。

13日に栗東・角居厩舎へ帰厩しています。☆ヴィースバーデン

Photo_6 ヴィースバーデン(牝・角居)父ディープインパクト 母ワイルドココ

2019.11.13
11月13日(水)に栗東トレセンへ帰厩しました。ひとまずは1ハロン18秒前後のキャンターで仕上がり具合の把握に努める方針。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、12月8日(日)阪神・阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)・国際・牝馬限定・芝1600mに和田竜二騎手で予定しています。

○辻野調教助手 「リフレッシュ放牧を経て、11月13日(水)に厩舎へ。早速、明日14日(木)より馬場で跨り始めようと思います。事前に示していた計画通り、G1へ向けて準備する方針。除外の可能性も考えられるだけに、その場合の対応も検討しましょう」

≪調教時計≫
19.11.14 助手 栗東坂良1回 60.6 44.7 29.3 14.6 馬なり余力

2019.11.12
滋賀・グリーンウッドトレーニング在厩。ウォーキングマシン90分、ポリトラックコース・キャンター2500m(1ハロン20~22秒ペース)、ウッドチップ坂路コース・キャンター650m×1本(1ハロン18~20秒ペース)。11月13日(水)に栗東トレセンへ帰厩の予定です。

○当地スタッフ 「到着直後は幾らか飼い葉が細かったものの、時間が経つに連れて段々と食べるように。概ね順調に運んでいます。時折、ハロン18秒より速いペースで行く場合も。元々、短期の滞在予定ですからね。近日中に再びトレセンへ向かうのでは・・・」

☆★画像と情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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2歳女王を決める阪神ジュベナイルフィリーズへの参戦を決めているヴィースバーデンは、リフレッシュ先のグリーンウッドから13日に栗東へと戻っています。

小柄な馬なので馬体がフックラしているかどうかが1つ気になるところですが、早速14日に坂路でサラッと時計を出すことが出来ているのでまずまず良い雰囲気で帰厩することが出来たのかなと思います。あとはレースまでの時間を逆算しながら走れる態勢を整えていってもらえればと思います。

1勝馬なので除外の可能性はありますが、阪神コースは新馬勝ちしていますし、馬込みを苦にしないタイプなので多頭数向き。前走は消化不良に終わりましたが、強い牡馬を相手に戦った経験を生かしてもらいたいです。

シルクなお馬さん(2歳入厩馬・父ロードカナロア)

Photo_3 クァンタムリープ

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:13日に南Wコースで時計
・次走予定:11月24日の東京・ダ1600m(三浦J)

鹿戸師「その後も脚元や体調面に問題はなかったので、13日に南Wコースで追い切りを行いました。単走で終いハロン15秒を切る程度と軽めではありますが、動きにはレースでの疲れは見られませんでした。今週の出走も視野に入れていましたが、もう1週間隔を取った方がしっかりと態勢を整えて出られると思いますから、24日のダ1600m戦を目標に進めていきたいと思います。鞍上は引き続き、皇成(三浦皇成騎手)に依頼しています。伸びてしまっていた歯については、この中間に治してもらったので、それが良い方に出てくれれば良いですね」(11/14近況)

助 手 13南W良 59.9- 43.8- 14.8 馬なり余力

Photo_3 ミスビアンカ

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:角馬場、CWコースでキャンター
・次走予定:第5回阪神開催、もしくは第4回中京開催

担当助手「この中間も角馬場でハミ受けに時間を掛けながら調整していますが、以前のように頭を上下に振ることが減りましたし、良いところでハミを受けてくれるようになってきましたよ。フォームが固まれば溜めが利く様になるはずなので、もう少し時間を掛けながら進めていきたいと思います。レースはこのまま問題なく進められるなら、第5回阪神開催、もしくは第4回中京開催あたりを考えています」(11/14近況)

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先週末の出走も視野に入れていたクァンタムリープですが、もう1週空けることとなり今週末の出走へ。状態面で特に変化は窺えませんが、歯を治療したことでハミ受けがスムーズになってくれればと思います。ダートに関しては砂を被った際に不安はありますが、攻めで動く方ですし、ダート替わりは悪くはないのかなと思います。

ミスビアンカはデビュー戦で追ってギアを上げることが出来なかったことから、ハミ受けなど改めて基礎を確認。元々センスの良い馬だと思うので、丁寧に教え込んでいってくれれば変わって来てくれると思います。引き続き、時間を掛けて進めてもらえればと思います。

2019年11月17日 (日)

この距離は守備範囲も、マイルのスペシャリスト相手では分が悪そう。ただ、京都の外回りは大得意ですし、気楽な立場で1発狙っていって欲しい。ゴール前で混戦になって、そこに顔を覗かせることが出来れば、チャンスはあるかも。☆ダイアトニック

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Photo ダイアトニック(牡・安田隆)父ロードカナロア 母トゥハーモニー

日曜京都11R マイルCS(G1・芝1600m)8枠15番 C.スミヨンJ

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:13日に坂路コースで追い切り

安田隆師「先週しっかり負荷を掛けているので、今週は終いの反応を確認する程度に抑えました。最後まで良い手応えで走っていましたし、軽く促しただけでスッと反応してくれましたから、いい追い切りが行えました。これまでレースを使った後は歩様が硬くなったりして、しっかりしていないところがありましたが、スワンSの後も反動が出ることもなく、シャキッと歩いていますし、むしろ歩様に力強さを感じるぐらいです。上積みは感じ取れますし、これならG1馬相手でも自信を持ってレースに臨めます。過去のマイルチャンピオンシップのレースを振り返ると、内枠に良績が集中しているようですから、出来れば真ん中より外には入ってほしくないですね。段々と本格化してきましたし、お父さん(ロードカナロア)に少しでも近づけるように頑張ってもらいたいと思います」

担当助手「スワンSであれだけ激走した後だけに、レース後の反動には細心の注意を払って馬体のケアを行いましたが、むしろ前走より良くなりましたね。追い切った後もシャキシャキと歩いて、歩様の硬さは感じなかったですし、間違いなく前走以上の状態でレースに向かえそうです。追い切り後の馬体重は480キロと、京都までの輸送を考慮すると前走と変わりない数字でレースに向かうことが出来そうです。ジョッキーも前走の競馬内容から、良いイメージで乗ってくれると思いますし、日本の競馬にも馴染んできていますから、G1初挑戦ではありますが、良い競馬を期待したいですね」(11/17近況)

助 手 13栗坂良 54.5- 39.4- 25.1- 12.3 馬なり余力

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第5回京都6日目(11月17日)
11R マイルCS(G1)
芝1600メートル 3歳上OP 指定 国際 定量 発走15:40
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 ダノンキングリー 牡3 56 横山典弘
1 2 グァンチャーレ 牡7 57 松岡正海
2 3 マイスタイル 牡5 57 田中勝春
2 4 レッドオルガ 牝5 55 岩田望来
3 5 インディチャンプ 牡4 57 池添謙一
3 6 フィアーノロマーノ 牡5 57 藤岡康太
4 7 ペルシアンナイト 牡5 57 O.マーフィー
4 8 プリモシーン 牝4 55 W.ビュイック
5 9 クリノガウディー 牡3 56 藤岡佑介
5 10 アルアイン 牡5 57 R.ムーア
6 11 カテドラル 牡3 56 武豊
6 12 モズアスコット 牡5 57 和田竜二
7 13 タイムトリップ 牡5 57 幸英明
7 14 ダノンプレミアム 牡4 57 川田将雅
8 15 ダイアトニック 牡4 57 C.スミヨン
8 16 エメラルファイト 牡3 56 石川裕紀人
8 17 レイエンダ 牡4 57 C.ルメール

○安田隆師 「外枠だし、ペースが流れず、横並びの外を回る形は回避したいけど、あとは乗り役に任せます。前走でスタートを決めてくれたのは収穫だったし、成長しているので、G1でも末脚が通用すれば」(競馬ブックより)

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【マイルCS】ダイアトニック、G1戴冠へ加速12秒3 今週もスミヨンが導く(スポニチより)

ロードカナロアの血が色濃く反映された姿に、思わず安田隆師が目尻を下げる。「馬房でじゃれている雰囲気はお父さんと似ている。G1ですから甘くはないけど、父に一歩でも二歩でも近づきたいですね」。自身が手がけたカナロアを父に持つダイアトニック。G1初挑戦の身でも、期待は自然と高まる。

最終リハは坂路で。序盤は15秒1→14秒3とリズムを重視した入りだったが、残り2Fで気合をつけると一気に加速する。ラスト1F12秒3と数字通りの切れ味でフィニッシュ。師は「先週がはじけすぎたので今週は控えめ。思った通りの時計だったし、しまいは楽に12秒台を出していた。いい状態で臨めそうです」と納得の表情を浮かべた。

昨年のマイルCSはカナロア産駒のステルヴィオが勝利。スプリント路線で鳴らした父も13年の安田記念を制しており、マイル適性に問題はない。ダイアトニックはマイルで5戦1勝だが、師は唯一勝ったデビュー戦を「今でもハッキリと覚えています。3コーナーで不利を受けて最後方まで下がったけど、大外を回して差し切った。その時にこの馬は凄いなと思いましたね」と振り返る。

先週のエリザベス女王杯をラッキーライラックで制したスミヨンの勢いも頼もしい。その鞍上はコンビを組んだ前走・スワンS(1着)を「非常に難しかった。枠も悪かったですし。ただ、最後の切れは非常に良かったです」と評価。2週連続G1勝利へのイメージは湧いており「京都で後方から差すのはいい位置でないと難しい。8番までの内が欲しい」と内枠を希望した。

勝てばカナロア産駒でのG1初勝利となる師は「以前は背腰に疲れが残って、1カ月や2カ月の間を空けないといけなかったけど、スワンSからそれが見られない」と成長をアピール。人馬の“ダブル連覇”達成のシーンは十分にある。

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体質の弱さを残していた為、これまで大事に使われてきたダイアトニック。デビュー戦で内から抜け出したカンタービレを最後にきっちり交わしたパフォーマンスを見せ、『いずれは大きいところを…』と思っていただけに、まずはそういう機会にチャレンジできることは嬉しいです。

安土城SでOP(リステッド)勝ちを決め、夏場はじっくり成長を促してきましたが、この父の仔らしく暑さに参ってしまう場面も。早くからスワンSでの復帰は決まっていたので時間は残されていたも、尾を引いてスワンSに間に合わないケースだけは避けて欲しいと思っていました。実際、予定どおりにスワンSを使うことが出来ましたが、良い頃のデキまでは戻っていなかったと思います。それでもレースでは若さを覗かせながら、ゴール前は先に抜け出したモズアスコット・マイスタイルにひと追い毎に肉薄。最後は鞍上の手腕に助けられた感じではありますが、ハナ差でもきっちり交わしきったことは価値のあるもの。若い頃は抜け出してフワッとする面があり、チークピーシズの着用を進言されたこともありましたが、4歳になってからは5戦4勝。その際の2着馬との差がハナ→クビ→クビ→ハナと接戦ばかり。一旦前に出ると交わさせない勝負根性はダイアトニックの武器となっています。

前走から中2週のローテで臨む今回。元々硬さのある馬なので間隔が詰まっているのがどう出るか。その点はプール調教を多く取り入れ、ケアは行っていますし、追い切りの動き・行きっぷりは上々。歩様の硬さは別にして、ひと叩きして状態は確実に上がっていると思います。

マイルは守備範囲ですが、ここはマイルで実績を積み重ねてきた馬ばかり。それらを比較するとマイルは分が悪いと言えるでしょう。距離ロスを避ける為、内枠が欲しかったですが、それが叶わなかったも結構痛いかなと思います。そこそこ流れてくれれば枠の不利は少なくなるでしょうが、昨年のようなSペースからの瞬発力勝負になると枠順通りに1~3着馬が決まった昨年に近い現象が起こるかもしれません。一方、京都の芝1400mとはいえ、坂の下りがある京都外回りで4戦4勝は逆に強調できる点。力がある馬でも外回りの坂の下りに戸惑って、走りのリズムを乱してしまうことは多々あるケースですし。まあ、騎乗の細かい点は連続騎乗となるC.スミヨンJにお任せするのみです。まだまだこれから力を付けていってくれると思うので、ここで強豪と対決することが今後の良い経験となってくれればと思います。

出資馬のG1挑戦となると緊張することばかりですが、今回は立ち向かっていくのみなので幾分気楽ではあります。これまでも相手なりに頑張ってくれていますし、ゴール前で混戦になり、そこに顔を覗かせることが出来れば、勝負根性を発揮してくれるかもしれません。そういう場面になることを密かに願っています。

骨片摘出手術で出遅れはしたも、その後は概ね順調に育成生活を送る。ひと追い毎に走る方に気持ちは向いてきたも、成長が緩やかな母系ですし、この馬自身が心身に若さを多く残す現状。鞍上の手腕に大いに期待しつつ、まずは先々に繋がる走りを見せて欲しい。☆ハーツクリスタル

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Photo_3 ハーツクリスタル(牡・高野)父ハーツクライ 母ペンカナプリンセス

日曜京都5R メイクデビュー京都 2歳新馬(芝2000m)4枠4番 R.ムーアJ

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:13日に芝コースで追い切り

高野師「13日に芝コースで追い切りました。先週はもう一つ自分から進んで行かないようなところがあったので、もう一度同じ芝コースに入れて行ってみたところ、先週負荷を掛けたことで気持ちが乗ってきたのか、今回は自分から進んで行こうとする姿勢が見られましたね。仕掛けに入ってからも反応良くしっかり最後まで伸びてくれましたから、これなら競馬に行っても力を発揮してくれると思います。トモが緩く、成長はゆっくりですが、追い切りを積み重ねていくにつれて良くなってきましたから、後はレースを経験していけば、馬体に実が入って更に良い走りを見せてくれるようになるでしょう。今週の追い切りで態勢は整いましたし、良い状態でレースに向かえると思います」(11/14近況)

助 手 13栗芝良 81.2- 64.4- 49.7- 36.5- 12.1 一杯に追う クラヴィーア(古馬1勝)馬なりの外0.7秒先行クビ先着

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第5回京都6日目(11月17日)
5R メイクデビュー京都 2歳新馬
芝2000メートル 指定 混合 馬齢 発走12:20
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 メートルエロー 牡2 55 藤岡佑介
2 2 ケイアイコブラ 牡2 55 和田竜二
3 3 アサシン 牡2 55 武豊
4 4 ハーツクリスタル 牡2 55 R.ムーア
5 5 シゲルオリオンザ 牡2 53 岩田望来
6 6 アズマエピカリス 牡2 55 藤岡康太
7 7 メイショウリープ 牡2 55 幸英明
8 8 ダイメイティアラ 牝2 54 C.ルメール
8 9 ディアマンミノル 牡2 55 横山典弘

○高野師 「自分からという面がなかったけど、先週にビシッとやってから良くなって、今週は本馬場で冷静に進めていましたよ」(競馬ブックより)

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この母は半兄ピボットポイント以来2頭目の出資となりますが、募集時に骨片摘出手術を行うことが決まったことで縁が出来たハーツクリスタル。早くから能力全開とは行かないも、ジワッと力を付けていく母系なので、多少の出遅れは気にしませんでした。また、半兄と比べて、やんちゃな面は見受けられるも、その分、負けん気の強さを秘めている様子も出資への後押しとなりました。

10月末にようやく育成厩舎へ移動することになりましたが、その後は大きなトラブルに見舞われることなく、地道に調教を積んできました。調教動画では女性スタッフが乗っていることが多く、人には従順な様子。ただ、走りっぷりに関しては、頭を上げたりフラフラしたりと若さが目立つ走り。デビューへ向けて再調整を行っていたNFしがらきでの調教動画でも、真っすぐに駆けることはなく、モタれる面を見せていました。気難しさというのではなく、これは単に幼さから来るものだと思います。また、馬体に弱さを残しているのも影響があるように思います。前捌きは素軽いので、芝向きの走りだとは思うのですが。

10月18日にゲート試験後の再調整から戻ってきたハーツクリスタルはここへ向けて丹念に追い切りを消化。正直目立つほどの動きは見せていませんが、少しずつながら自分から走ろうという姿は出てきました。13日の追い切りは3頭併せの真ん中でマズマズ集中して走れていましたし、他馬に動じるような面は覗かせず、ジワッと先着。重心が低目の走りは悪くないと思います。

ただ、デビュー戦で能力のどれくらいの力を出せるかが未知な部分。G1当日でお客様が多い中で舞い上がってしまうかもしれません。まずはパドックでの雰囲気をしっかりチェックしたいと思います。相手関係に目をやると、血統馬はいない組み合わせですが、ディアマンミノルやダイメイティアラ等は水準以上の時計をマーク。マズマズ粒は揃っているのかなと思います。そんな中、9頭立てと落ち着いた頭数でデビュー戦を迎えることが出来たのは若さを多く残すこの馬には好都合でしょう。

あとはR.ムーアJの無駄のない隙のない騎乗に託すのみです。勝てればベストですが、最後までしっかり脚を繰り出す競馬を見せて欲しいところ。負けたとしてもキラッと光るモノを見せて、次走以降へ期待を持たせる走りをお願いします。

勝ち切れない詰めの甘さは残るも、1戦ごとにレースでの立ち回りは上達。ここは前走できなかった逃げの競馬に持ち込んで、後続の追撃を何とか封じて欲しい。武豊Jの手腕に大いに期待。☆ロードベイリーフ

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Photo_6 ロードベイリーフ(牡・森田)父ヴァンセンヌ 母ショウナンアオバ

11月17日(日)京都2R・2歳未勝利・混合・芝1600mに武豊Jで出走します。11月13日(水)良の栗東・坂路コースで1本目に54.5-39.8-25.7-13.1 一杯に追っています。併せ馬では強目の相手を1秒1追走して0秒4遅れ。追い切りの短評は「追走遅れ不安なし」でした。発走は10時30分です。

○森田調教師 「11月13日(水)は54秒5。具合はキープ出来ていると思いますよ。あと一歩で先頭ゴール・・・の段階まで来ており、今回もメンバーと立ち回り次第かな・・・と。騎乗停止で乗り役に変更は生じたものの、予定通りに今週の競馬へ向かいましょう」

≪調教時計≫
19.11.13 助手 栗東坂良1回 54.5 39.8 25.7 13.1 一杯に追う ダイメイティアラ(2歳新馬)強目を1秒1追走0秒4遅れ

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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第5回京都6日目(11月17日)
2R 2歳未勝利
芝1600メートル 指定 混合 馬齢 発走10:30
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 ライトマン 牡2 55 松若風馬
2 2 ロジーナ 牝2 54 田中健
2 3 マジックスピーチ 牡2 55 藤岡佑介
3 4 ガストロノミスト 牡2 55 C.ルメール
3 5 ムジカ 牝2 54 和田竜二
4 6 コンウィ 牡2 55 幸英明
4 7 ビービージャッカル 牡2 53 岩田望来
5 8 アステロイドベルト 牡2 55 川田将雅
5 9 キングダムウイナー 牡2 54 坂井瑠星
6 10 ゴルトファルベン 牡2 55 C.スミヨン
6 11 マイネルホイッスル 牡2 55 W.ビュイック
7 12 サーストンカイドー 牡2 55 O.マーフィー
7 13 ラブミーアーサー 牝2 54 藤岡康太
8 14 ロードベイリーフ 牡2 55 武豊
8 15 ルヴァン 牡2 55 R.ムーア

○森田師 「前走もよく頑張っているんだけどね。まだ切れる感じではないから、前、前で」(競馬ブックより)

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前走はこれまで以上に相手が揃っていたので、着順を落としてしまうことになるかなと見ていたロードベイリーフでしたが、阪神戦同様に好発からスッと前へ。決め手不足なのでハナヘ行きたかったのですが、無理な競り合いを避けて2番手の外で折り合う。4角を回ってくる時は押し切れそうな雰囲気はあったのですが、最後は地力上位の勝ち馬の決め手に屈してしまいました。それでも1戦ごとにレースが巧くなっているのは好印象。そろそろ順番が回ってきても良い頃です。

前走後はいつも通りに外厩でリフレッシュさせ、レースまでを逆算して帰厩。追い切りの動きは正直地味ですが、緩さを残していますし、実戦へ行って良いタイプ。しっかりやれていることを評価したいです。ここ2戦で相性の良さを感じた福永Jが乗れないのはちょっと残念ですが、若さが残るぐらいで難しいところはありません。

相手関係に目を遣ると、アステロイドベルト・ゴルトファルベンといった血統馬は将来性が高いですし、サーストンカイドーはデビュー戦でなかの決め手を披露しています。ここも前々で立ち回って目標にされると思いますが、これらの追撃を封じることが出来るかどうか。普通にゲートを出れば二の脚は付くので、多少主張すればハナへ行ける筈。そこは武豊Jの顔を利かせて主導権を握って欲しいです。そしてSペースに落とし過ぎないように乗ってきて欲しいです。これで捕まってしまったら、先着を許した馬の決め手を褒めるしかありません。

馬体がパンとしてくれば、もう1段階・2段階と成長は見込めると思うので、早目に1つ(出来ればこのレースで)勝ち上がって、心身の成長をじっくり促すことが出来ればいいなあと考えています。

前走後はゲート難改善に力を注ぎ、トレセンでの練習・確認では悪さは見せず。ただ、これまでの戦績から競馬に行くと豹変してしまうタイプ。正直変わり身は期待できないも、内田Jを背に何か爪跡を残して欲しい。★ロイヤルアフェア

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Photo ロイヤルアフェア(セ・加藤士)父ネオユニヴァース 母ゴールドティアラ

日曜福島2R 4歳上500万下(ダ2400m)5枠9番 内田J

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:13日に南Wコースで時計

加藤士師「13日に南Wコースで併せて追い切りを行いました。道中はロイヤルアフェアが追走して行き、直線で内に入れて追い出すと、馬体を並べる形でゴールしています。併せた馬の入りが少しゆっくりになってしまったので、全体時計は予定よりも遅くなってしまいましたが、最後はしっかりと同入に持ち込めているように、この馬としては十分な動きだったと思います。引き続き、ゲート練習を取り入れながら進めていますが、練習では悪さを見せませんし、これが本番に繋がってくれると良いですね。こちらでは、普段あまり気持ちが入っていない感じなので、レースに行ってもう少しピリッとしてきて欲しいところですが、その点はしっかりと最後まで追ってくれる内田騎手の手腕にも期待したいところです」(11/14近況)

助 手 13南W良 71.7- 56.3- 41.2- 12.5 直一杯追う ジチュダケテソーロ(二未勝)一杯の内1.0秒追走同入

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第3回福島6日目(11月17日)
2R 3歳上1勝クラス
ダ2400メートル 指定 混合 定量 発走10:15
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 ワンダーラジャ 牡5 55 斎藤新
1 2 レクスミノル 牡3 55 吉田隼人
2 3 ファイトアローン 牡4 57 黛弘人
2 4 アルデエンブレム 牡3 55 高倉稜
3 5 ネコマヒカ 牡4 57 松山弘平
3 6 フォースリッチ 牡6 57 丸田恭介
4 7 ミラクルユニバンス 牡6 54 服部寿希
4 8 ワンダーヴァレッタ 牡3 55 蛯名正義
5 9 ロイヤルアフェア セ4 57 内田博幸 
5 10 デストロイ 牡5 54 菅原明良
6 11 トモジャプリマ 牝5 54 横山武史
6 12 スターリーパレード 牡3 54 西村淳也
7 13 サミットプッシュ 牡4 54 大塚海渡
7 14 コバルトブルー 牡3 55 津村明秀
8 15 ゴールドパッション 牡4 57 西田雄一郎
8 16 シベリアンプラウド 牡3 52 山田敬士

○会津助手 「中間でゲートの練習は積んでいるが、普段は問題ない。気性的な成長は見られるので、あとは実戦でどうか」(競馬ブックより)

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去勢手術を行い、気性難の改善に努めて臨んだ前走のロイヤルアフェア。滞在競馬もプラスに出てくれるかなと期待していたいのですが、ゲートに入った途端に豹変。立ち上がる素振りを見せ出し、鞍上がそれを正すと反抗する有様。結局は出遅れてしまい、道中でポジションを押し上げようとするもスッと反応することは出来ず。走ることに対する嫌悪感は根が深く、見せ場なく終わってしまいました。

その後はゲートで縛り付けるなど荒療治を行って矯正。その効果によって一旦は反抗する面は見せないように。ゲート練習による疲れを取り除くために一旦放牧に出し、今回が再調整後の1戦となります。

帰厩後は丹念に時計を出しながら、ゲート練習も続けてきました。ゲートに関しては観念して、悪さを見せることはなくなっている様子。ただ、人間の顔色を窺いながら、『何かしてやろうと企んでいそう』という厩舎スタッフの声からは安心は出来ません。悪いスイッチが入ってしまうとこれまでのように手が負えないかもしれません。レースではまずはゲートに注目したいです。

距離に関しては対応できると思いますが、小回り特有の出入りの激しい競馬になった際、集中力が切れてしまう可能性は大。小回りコースで16頭立てはなかなかハードです。変わり身は乏しいと思いますが、折角内田Jが跨ってくれるんので、何か爪跡を残して欲しいところ。逆に今回も冴えない結果+自滅する敗戦となってしまうと、加藤士厩舎へ転厩して3戦目にもなるので、ロイヤルアフェアの進退問題に発展することになってくるでしょう。

次走はムーアJとのコンビで阪神・朝日杯フューチュリティSへ向かうことが決まりました。☆サリオス

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Photo_3 サリオス(牡・堀)父ハーツクライ 母サロミナ

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:14日に坂路コースで時計
・次走予定:12月15日の阪神・朝日杯フューチュリティS(GⅠ)・R.ムーアJ

堀師「先週の土曜日にこちらへ入れさせていただきましたが、前回はノーザンファーム天栄で熱発したり、帰厩後も疝痛を起こしたりしていたものの、この中間は健康状態に異常はありません。到着当初の馬体重が567キロで、そこからジワジワと絞れてきて、現在は557キロとなっています。飼い葉はしっかりと食べて、毛艶や馬体の張りも良好なことから、14日には坂路コースで時計を出しました。次走の目標は阪神3週目の朝日杯フューチュリティSを考えており、そこに向けてまだ1ヶ月ほど時間はあるので、今週は単走でサッと脚を伸ばす程度に止めました。今後は徐々にピッチを上げていければと思っていますが、課題としては今回は大丈夫だったものの、やはり阪神への輸送が挙げられます。厩舎としてもどういった対策を講じていけば良いのか、色々と考えながら進めていきたいと思います。また、鞍上は今週から短期免許で来日予定のR.ムーア騎手にお願いしています」(11/14近況)

助 手 14美坂稍 58.7- 42.2- 27.5- 13.3 馬なり余力

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9日に美浦へ戻ってきたサリオス。今回は輸送後のトラブルもなく、太かった馬体も順調に絞れて来ている様子。そして14日に坂路でサラッと時計を出せているようにここまでは良い流れで来ていると思います。

また、今回の更新で次走で阪神・朝日杯フューチュリティSへ向かうことが決定。鞍上にR.ムーアJを迎えることが出来たのも心強い限り。あとはレースへ向け、着々と追い切りを重ねていって、動ける態勢を整えていくのみです。輸送に不安を残していますが、1日早く阪神へ移動させるとか栗東へ移動させて当日輸送でレースへ臨ませるかなど手は考えられると思うので、そこは堀調教師の判断にお任せするのみです。

2019年11月16日 (土)

目標にしてきた福島記念を除外になって1週スライド。入念に乗り込んではいるも、馬体を持て余しているのか好調時の動きには及ばず。期待はひと叩きしてからかもしれませんが、久々のコンビ復活+実績のある舞台で奮起して欲しい。★ロードヴァンドール

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Photo_6 ロードヴァンドール(牡・昆)父ダイワメジャー 母ジャズキャット

11月16日(土)京都11R・アンドロメダS(L)・国際・芝2000mに太宰Jで出走します。11月13日(水)良の栗東・Cウッドチップコースで6ハロン83.6-67.1-52.4-38.8-12.7 8分所を一杯に追っています。併せ馬では馬なりの相手の外を通って同時入線。追い切りの短評は「ズブさ見せる」でした。なお、ブリンカーを装着します。発走は15時45分です。

○昆調教師 「11月13日(水)は馬場状態が今一つ。それを踏まえれば相応の時計でしょう。一叩きした方が更に上向きそうな感じ。とは言え、ここはオープン特別ですからね。ハンデ55キロも恵まれた印象。自分の形に持ち込んで、良い走りを見せられたら・・・」

≪調教時計≫
19.11.13 太 宰 栗CW良 83.6 67.1 52.4 38.8 12.7 一杯に追う ブラックジェイド(古馬2勝)馬なりの外同入

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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第5回京都5日目(11月16日)
11R アンドロメダS(L)
芝2000メートル 3歳上OP 特指 国際 ハンデ 発走15:45
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 トリコロールブルー 牡5 56 C.スミヨン
1 2 ナイトオブナイツ 牡6 56 池添謙一
2 3 マサハヤドリーム せ7 54 和田竜二
2 4 ゴールドサーベラス 牡7 54 坂井瑠星
3 5 ヒーズインラブ 牡6 56 藤岡康太
3 6 アイスストーム 牡4 54 武豊
4 7 ロードヴァンドール 牡6 55 太宰啓介
4 8 ジョルジュサンク 牡6 53 川須栄彦
5 9 マイネルネーベル 牡7 53 国分恭介
5 10 マイネルサーパス 牡3 53 国分優作
6 11 ケイティクレバー 牡4 54 古川吉洋
6 12 フランツ 牡4 55 M.デムーロ
7 13 レトロロック 牡7 55 幸英明
7 14 ジェシー 牡4 54 浜中俊
8 15 アウトライアーズ 牡5 54 北村友一
8 16 アメリカズカップ 牡5 55 松若風馬
8 17 キョウヘイ 牡5 55 高倉稜

○昆師 「メンバーが揃っていたことを考えれば、前走の内容は悪くなかった。休み明けで絶好調とは言わないが、この相手なら、自分の競馬ができればやれていい」(競馬ブックより)

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夏の札幌で2戦消化した後、一旦放牧に出して立て直されたロードヴァンドール。その後は福島記念に照準を合わせて9月末に帰厩。淡々と追い切りを重ねて態勢を整えてきたのですが、先週の福島記念では除外の憂き目に。阪神大賞典と七夕賞で3着と頑張りましたが、この1年間、収得賞金を加算できていなかったので仕方ありません。また、今後もこういうケースが増えてくることでしょう。

先週の競馬を使えなかったロードヴァンドールは1週スライドという形でここへ参戦。4勝中2勝が京都・芝2000mの舞台ですし、OP特別なら力上位のところを見せて欲しいところ。今回は久々に太宰Jとのコンビ結成となったので、鞍上の奮起にも期待したいです。ただ、ここまで入念に追い切りを重ねてきましたが、動きに関しては良い頃とは幾らか差がある様子。暑さに強くないのでこれからの時季は合っている馬ですが、馬体を持て余している感じ。13日の追い切りをビシッとやって、どこまで絞れて来てくれるかです。まずは馬体重には注意が必要でしょう。

レースに関しては、ハナへ立って自分のリズムで引っ張るのが理想。同型のマイネルネーベル・ケイティクレバーがヴァンドールより外枠に入ったので、五分のスタートを切って主張していって欲しいです。また、2頭がハナを主張してきた際も簡単には譲らないで欲しいです。心肺機能の高さはヴァンドールの長所の1つ。切れはありませんが、消耗戦に持ち込んで渋太さを生かしたいです。滑る馬場はマイナスですが、開催が進んで時計の掛かる馬場は歓迎材料ですし。

今後を見据えるとここを勝って欲しい気持ちは強いのですが、ヴァンドールは気持ちの弱いところがある馬なので揉まれ込んだりするとよもやの大敗まであり得ます。実際、戦績上位だった札幌日経OPも自滅した敗戦でしたから。出資馬ですが、アテにし辛いタイプでいつ走るかが分かりません。冷静に考えると、動きが物足りない面からも使って良くなるのを期待したほうが良いのかなと見ています。

前走の勝利をキッカケに一皮剥けて欲しいも、小回りの長丁場は未知な部分が多く、出入りの激しい競馬になった際に集中力を維持できるかが心配。まずは昇級戦でどこまでやれるのかを冷静に見守りたい。★ピボットポイント

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Photo ピボットポイント(牡・松下)父ディープインパクト 母ペンカナプリンセス

土曜福島11R フルーツラインC(芝2600m)8枠14番 中谷J

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:13日にBコースで追い切り

松下師「13日にBコースで追い切りました。ダートコースで乗るようにしてからは、気になっていた歩様の硬さも気にならなくなり、今では解れてシャキシャキ歩いてくれるようになりました。それに伴って調教の動きも良くなりましたし、これならレースに行っても力をしっかり出してくれそうです。今回は2600mに距離が延びることもありますし、先行する馬もいるようなので、前走のように楽な競馬は出来ないかもしれませんが、好位で早めに押し上げて行く競馬が出来れば、このクラスでも良いレースが期待できるはずです。前走のように、ノビノビ自分のリズムで競馬をすれば最後まで粘ってくれますから、今回も頑張ってもらいたいですね」(11/13近況)

助 手 10栗B良 59.9- 44.2- 14.2 馬なり余力
助 手 13栗B良 84.2- 68.0- 52.4- 38.5- 11.5 追って一杯

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第3回福島5日目(11月16日)
11R フルーツラインC
芝2600メートル 3歳上2勝クラス 混合 ハンデ 発走15:20
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 シャイニーゲール 牡5 55 斎藤新
2 2 ジャディード 牡4 54 木幡初也
3 3 コスモジャーベ 牡6 54 丹内祐次
3 4 ニッポンテイオー 牡4 55 藤田菜七子
4 5 トロピカルストーム せ6 55 西村淳也
4 6 メイショウタカトラ 牡5 53 吉田隼人
5 7 ウェディングベール 牝4 52 宮崎北斗
5 8 ミルトプレスト 牡5 56 丸田恭介
6 9 ルーモス 牝4 52 嘉藤貴行
6 10 ディバインフォース 牡3 55 横山武史
7 11 コンダクトレス 牝4 52 杉原誠人
7 12 サンアップルトン 牡3 54 柴田善臣
8 13 モンファロン 牡4 53 団野大成
8 14 ピボットポイント 牡4 54 中谷雄太

○松下師 「2600mは初めてですが、リズム良く運べればこなせると思います。先手を取るのが理想ですが、逃げなくても競馬はできると思います。昇級戦でどこまでやれるか」(競馬ブックより)

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前走の新潟・瓢湖特別で久々の美酒(2勝目)を味わったピボットポイント。五分のスタートからスッと前目に付け、先手を奪いたい馬がいないことから押し出される形でハナへ。道中、絡まれることなくマイペースで進めることが出来ると、最後の直線では粘り腰を発揮して後続に詰め寄ることを許しませんでした。 結果的に少頭数+展開に大いに恵まれましたが、着差以上の完勝でしたし、集中して走ることが出来ればこれぐらいやれて当然のポテンシャルは秘めている馬。これをキッカケに一皮剥けた姿をこれから見せていって欲しいものです。

その前走から放牧を挟んで中5週で臨む今回。久々に頑張った為、トモにやや硬さが見られたので牧場ではそのケアを優先。順調に回復している印象でしたが、帰厩後も硬さの影響は残っていて、今回はBコースでの追い切りを重ねてきました。追い切りの本数は十分足りていて、日に日に良くなってきましたが、前走時のデキと比べると少し見劣るのは否ません。そして今回は昇級戦。集中して走ってくれれば力は通用して良いと思いますが、前走からの距離延長+頭数増、勝負どころから捲り合いになりそうな小回りコース。どれもピボットポイントにとってはプラスではないでしょう。大外枠は外から被せられない分、良いとは思いますが、今回はコース形態がガラッと変わります。ハナへ行けなくても大丈夫な馬ですが、自分のリズムで走れるかどうかが結果に直結してくるのかなと思います。勝負どころでフワッとしやすい馬なので中谷Jには気を抜かさないように注意して乗ってきてもらえればと思います。

ただ、前走で勝利を得ることが出来ましたが、前走以外の1勝クラスでは1度も掲示板に乗れていないのは事実。勝ちをキッカケに自信を復活させて欲しいですが、相手関係等を冷静に見渡すと『どこまでやれるのかなあ…』と手探りの1戦。結果は二の次でレース内容を重視したいですが、自滅して大敗を喫することだけは回避して欲しいなあというのが率直なところです。

日曜京都・西陣Sへ出馬投票するも、非当選で除外になってしまいました。★ウォリアーズクロス

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Photo ウォリアーズクロス(牡・国枝)父Warrior's Reward 母Dattts Cool

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:13日に坂路コースで時計

国枝師「13日に坂路コースで併せて追い切りを行いました。道中はウォリアーズクロスが先行しましたが、最後は2馬身ほど遅れてゴールしています。遅れはしたものの、相手はG1で2回連対しているカレンブーケドールでしたから、気にする必要はないでしょう。動きそのものは最後まで力強いフットワークで走れていて良かったですし、右前脚の膝裏に腫れぼったさはありますが、固まっていて触っても特に痛みはありませんから、大きな心配は要りません。鞍上は石川裕紀人騎手に依頼していますが、特別登録している頭数が多いので、まずは無事に出走に漕ぎ着けてもらいたいですね」(11/13近況)

助 手 13美坂良 52.8- 38.4- 25.1- 12.8 馬なり余力 カレンブーケドール(古オープン)末強めに0.3秒先行0.4秒遅れ

⇒⇒日曜京都12R・西陣Sに石川Jで出馬投票しましたが、非当選で除外となったため、来週以降に回る予定です。(14日・最新情報より)

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初めての関西遠征を楽しみにしていたウォリアーズクロスでしたが、残念ながら抽選漏れで西陣Sは除外になってしまいました。使えるかどうかは分かりませんが、来週の土曜東京に銀嶺S(ハンデ・ダ1400m)が組まれているので、そちらへ向かうものと思います。

ここまでの調整過程を見ると、追い切り本数は十分足りていると思いますが、ここまで坂路オンリーの追い切り。固まっていて痛みはないとはいえ、右前脚の膝裏に腫れぼったさが残る現状。嫌な箇所なだけにいつチクチクし出すか不安は尽きません。ここまであまり数を使っていないウォリアーズクロスですが、1戦1戦をより大事に使っていって欲しいものです。

硬さが目立ち出して9日に近郊牧場へ。近日中に千葉・ケイアイファームへ再移動して鍛え直されることに。★レインドロップス

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Photo_6 レインドロップス(牝・安田隆)父ロードカナロア 母ティアドロップス

滋賀・ケルンファーム在厩。ウォーキングマシン60分。11月9日(土)に栗東トレセンより移動しました。近日中に千葉・ケイアイファームへ移動の予定です。

○安田調教助手 「乗り進めるに連れて硬さが出始め、段々と走り自体が小さなフォームに。レースへ向けて取り組んで来たものの、この感じだと難しいかも知れませんね。ケイアイファームで立て直す方針に。馬房の調整が付き次第、千葉へ再移動の予定です」

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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第1関門のゲート試験を無事突破したレインドロップスでしたが、体力面での途上差が目立ち、デビューとなると相応の良化が求められる感じでしたが、ここに来て硬さが出てきて、走るフォームがこじんまりと。これでは厳しいとのジャッジが下されてしまい、先週末に近郊牧場へ移動していました。そして近日中に千葉・ケイアイファームまで戻すことが決まっています。

血統的に期待している1頭なのでガクッと来ましたが、まずは輸送による馬体減の回復と厩舎で進めてきたことによる疲れを癒し、心身の成長を促しながら地力を付けていってもらわねばなりません。今の感じだとどれくらいで戻ってこれるかは予想できませんが、この時間を有意義に過ごしてもらい、確かな成長・良化を遂げてから厩舎へ送り届けてもらえればと思います。長い目で見守りたいです。

2019年11月15日 (金)

シルクなお馬さん(1歳・関西牡馬/新種牡馬以外)

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Photo スリールドランジュの18(牡・大久保)父ロードカナロア

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港

担当者「鞍付け馴致・ロンギ場でのグランドワークは順調に進められていましたので、この中間から週2~3回周回コースで軽めのキャンター1500mと坂路コースで軽めのキャンター1本登坂しています。初めてコースに入っても躊躇することはなく、落ち着きを保ってくれました。周回コースではバランスの取れたフォームで走っていますし、坂路ではチップに脚を取られて走りづらそうにしていたものの、気持ちが逸れることもなく、最後まで一生懸命走っていますよ。調教を積み重ねていくにつれて馬体に幅が出て良い体付きになってきましたし、これから更に成長してくれそうです。気性面では少し敏感なところを見せているので、その点は今後の課題ではありますが、馬体・コンディションともに良好で、ここまで問題なく進められていますから、この調子で負荷を掛けながら鍛えていきたいと思います。馬体重は457キロです」(11/1近況)

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Photo シーイズトウショウの18(牡・藤原英)父ブラックタイド

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港

担当者「順調に坂路調教を継続していて、現在はハロン17~18秒のキャンター2本を週3回行っています。相変わらず芯のしっかりとした走りを披露しており、馬体に目をやるとトモと肩にしっかりと筋肉がついてバランスの取れた好馬体になって来ています。心配していた気性面ですが、調教のペースが上がっても煩い面を見せることなく、乗り役の指示にも素直に従ってくれていますよ。短距離志向の強い血統なのですが、父がブラックタイドといこともあってある程度の距離の融通性も感じさせます。脚元や体調面は心配ないですし、このまましっかり乗り込んで行きたいと思います。馬体重は477キロです」(11/1近況)

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Photo サダムグランジュテの18(牡・西園)父ヘニーヒューズ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港

担当者「先月から開始した坂路調教ですが、徐々にペースアップを図り、現在はハロン17~18秒のキャンター2本を週3回行えるところまでになりました。父の産駒らしくフットワークはやや硬さを感じるものの、前のめり気味だった走りは徐々にバランスが良くなってきました。ただ、まだ馬体はトモ高で力強さにも欠けますので、今くらいの時計でしっかり乗り込んでから次のステップへ進みたいですね。負荷が強くなってからも相変わらず大人しく扱いやすいのは、本馬の強みの一つだと思います。馬体重は468キロです」(11/1近況)

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騎乗馴致を概ねスムーズにクリアしたスリールドランジュの18は周回コースと坂路で軽めのキャンターを開始。少し敏感な面は窺えるようですが、慣らしていってもらえればと思います。乗り手の感触はマズマズといったところでしょうか。

いきなり臆病な面があると指摘されていたシーイズトウショウの18ですが、早くから騎乗運動を開始し、順調に乗り込むことが出来ているので少なからず効果を感じる様子。母はスプリント戦で活躍しましたが、息子のこちらは2000mまでは距離をクリアして欲しいです。

サダムグランジュテの18は良くも悪くも父の影響を多く受けている印象。操縦性が高そうなのは武器になるでしょう。あとはコツコツ乗り込んでいって動きに力強さが備わって来てくれれば。そしてどこまでスピードを持ち合わせているか、ダートのスプリンターとして活躍してもらいたいです。

今週の出走馬(11/16-17)

<土曜日>

Photo_2 ピボットポイント

福島11R・フルーツラインC・芝2600mに中谷Jとのコンビで出走します。

Photo ロードヴァンドール

京都11R・カシオペアS・芝2000mに太宰Jとのコンビで出走します。

<日曜日>

Photo_2 ロイヤルアフェア

福島2R・3歳上1勝クラス・ダ2400mに内田Jとのコンビで出走します。

Photo ロードベイリーフ

京都2R・2歳未勝利・芝1600mに武豊Jとのコンビで出走します。

Photo_2 ハーツクリスタル

京都5R・メイクデビュー京都 2歳新馬・芝2000mにR.ムーアJとのコンビで出走します。

Photo_2 ダイアトニック

京都11R・マイルCS(G1)・芝1600mにC.スミヨンJとのコンビで出走します。

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今週は牡馬ばかりですが、デビュー戦あり、G1挑戦ありとバラエティに富んだ6頭がスタンバイ。

ピボットポイントは前走逃げの手に出て、まんまと逃げ切り。展開に恵まれた面はありますが、真面目に走れば1勝クラスなら十分やれていい馬です。今回は昇級戦になりますが、それ以上に小回りの芝2600mがどうか。距離はこなしてくれそうも、出入りの激しい競馬になると、集中力が切れてしまいそう。それに3角過ぎからペースアップした際にズブさを覗かせないかが心配。その際に外から被せられると辛くなるでしょうねえ。個人的には今回腕試しという1戦なのかなと思います。

ロードヴァンドールは先週の福島記念を除外になり、ここへ参戦することに。デキ落ちはなさそうですが、追い切りでズブさを覗かせていたようなのがやや心配。楽にはハナへ行けなさそうですし、障害帰りとはいえケイティクレバーの方が速いかも。久々のコンビ結成となる太宰Jがどう導いてくれるか見守りたいと思います。今後を考えると、勝って収得賞金を上乗せしたいところですが…。

ロイヤルアフェアは色々手を尽くしてくれていますが、実戦へ行くと豹変してしまうのがネック。追い切りもしっかりこなしていますが、本数を重ねる度に気難しそうな面を垣間見せています。折角、内田Jが乗ってくれるので、浮上のキッカケを掴んで欲しいですが、簡単ではないでしょう。逆に今回も前走同様の競馬になってしまうと進退の話が出てくるのかなと思います。

ロードベイリーフは1戦ごとにレースぶりが安定してきていますが、芝のマイル戦ということで毎回力のある馬がメンバーに潜んでいます。今回もアステロイドベルト・ゴルトファルベンが強力。今回福永Jの騎乗停止で武豊Jに乗り替わりとなりましたが、前走で逃げを譲ったのが武豊Jの馬でベイリーフの戦法は理解してくれている筈。ここは逃げの手に出て粘り込みを図って欲しいです。

ハーツクリスタルは血統的に期待している1頭ですが、現状は心身に幼さを多く残しています。使いつつしっかりしてくれば走って来てくれるかなという感触なので、デビュー戦からとなると…。まあ、軽い芝は合っていると思いますし、鞍上は何とも魅力。着順は横に置いといて、最後までしっかり脚を繰り出すような競馬を見せて欲しいです。

ダイアトニックは前走後、プールに入れる日々が続いたので、硬くなっていないか心配でしたが、ケアを施して前走から酷くなっていることは回避できたかなと思います。追い切りの映像を見ましたが、上がり重点ながらピッチの利いた走りで素晴らしい伸び脚。夏負けが尾を引いていましたが、逆に心身の成長を促すことも出来たかなと思います。相手は強いですが、ひと夏越してだいぶ本格化してきた印象もあるので、1ハロン長いとはいえ得意の京都・外回りで1発狙っていってもらいたいです。

2019年11月14日 (木)

結果は7着に終わるも、勝負どころでスムーズに動けていればもう少しやれていたかも。喉の手術を行い、実戦でも喉に不具合を感じることがなかったのは大きな収穫。★ロードダヴィンチ

2019112100

Photo_6 ロードダヴィンチ(牡・新開)父ロードカナロア 母レディアーティスト

11月10日(日)東京7R・3歳上1勝クラス・ダ2100mに柴田大Jで出走。13頭立て11番人気で4枠4番から平均ペースの道中を4、4、5、8番手と進み、直線では内を通って1秒2差の7着でした。馬場は良。タイム2分13秒6、上がり37秒7。馬体重は18キロ減少の514キロでした。

○柴田大騎手 「4コーナーでは幾らかモタ付きましたが、凄く素直な乗り易い馬。直線の食らい付いて行きたい場面でキツくなったとは言え、今日は喉も全く気になっていません。叩いた次は変わってくれるはず。コントロールが利くタイプだけに、どの位置からでも運べるイメージです」

○新開調教師 「私自身は福島へ臨場していました。馬体重が結構減っていたものの、追い切る毎に状態が上がっていて飼い葉食いも大丈夫。許容範囲内でしょう。久々らしく最後は力尽きた様子ながら、本番でも喉に不具合が感じられなかったのは1番の収穫。まずは状態を確かめ、基本的には続けて使う方針です」

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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レース後も特に異常は認められません。現在は心身のリラックスに重点を置いた調整。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、12月7日(土)中山・3歳上1勝クラス・混合・ダ1800mに予定しています。

○新開調教師 「レース後に両前脚が多少浮腫んだものの、現在はほぼ引いた状態。当たり前の疲れから来た部分で特に心配は要りません。乗り役もダートの中長距離戦が合っている・・・との感想。跨ってからの様子次第ながら、中山2週目の1800mを本線に考えます」

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喉の手術明け+美浦・新開厩舎へ転厩とここからロードダヴィンチの第2章のスタートと言えるこの1戦。追い切り時点までは手術した喉に不安はなかったのですが、全速力で走ることになる競馬での影響は果たしてどうかと。もう1点は精神面の脆さから大敗を喫することが続いていたので喉の不安が和らいだことで違った面が見られるかに注目していました。ですので、この1戦に関しては、結果にはさほど拘ってはいませんでした。

馬体重は前走から18キロ減と大きく減らしてしまいましたが、前走は滞在競馬でしたし、少し立派な馬体で使っていたというのは事実。短円に追い切りを重ねて臨むことが出来ていたので、好仕上がりと見るのが妥当でしょう。

レースに関しては、五分のスタートから好位へ。柴田大Jは距離ロスを避けて内々を立ち回りましたが、勝負どころからはジワッと外へ持ち出して欲しかったなあというのが個人的な見解。内でモタモタしているところへ後続が一気に押し上げてきたので厳しい位置に入ってしまいました。

そして最後の直線。内目で反応が怪しくなっていましたが、柴田大Jの叱咤激励によってズルッと後退することはなく、ジリジリ脚を使って応戦。ダヴィンチの外から差し・追い込み馬が交わしていくと、最後は盛り返し気味に脚を使っていたのはちょっとビックリ。結果は7着に終わりましたが、勝負どころでスムーズに動いていれば、もう少しやれた感じはします。

レース後のダヴィンチですが、一生懸命走った為、ここ数走とは違う疲労感はありますが、心地よい疲れといって良いのかなと思います。引き続き、厩舎へ置いて中山のダ1800mを目指していくこととなりました。連戦で臨むとこれまでは着順を大きく落とすことが多かったので、十二分に馬体のケアを行ってから次走へ臨んでもらいたいです。

ひとまず喉の手術をした効果を実戦でも感じることが出来ましたし、脆さを出さずに食い下がってくれたことは正直嬉しかったです。

12日に栗東・高野厩舎へ帰厩しています。☆インヘリットデール

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Photo インヘリットデール(牝・高野)父ルーラーシップ 母フサイチエアデール

・在厩場所:12日に栗東トレセンへ帰厩
・調教内容:軽めの調整
・次走予定:阪神12月1日・猪名川特別

高野師「放牧に出した後も順調に進められていましたので、12日にトレセンへお戻しさせていただきました。12月1日の阪神・猪名川特別を予定していますので、そこに向けて仕上げに入っていきたいと思います」(11/13近況)

助 手 14栗坂良 54.0- 39.3- 25.6- 12.6 一杯に追う ハギノオーロ(二未勝)強めに0.1秒先行0.4秒遅れ

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牧場と高野師の打ち合わせの結果、来月1日の阪神・猪名川特別へ向かうことが決まったインヘリットデールは12日に栗東へ。時計は地味ながら、早速14日にビシッと追い切りを終えることが出来たように状態面は問題なさそう。

ただ、前走では気難しさを覗かせてしまったので、現在の精神状態がどうなのかが1つポイント。リフレッシュが叶い、最後まで集中力を維持してくれれば勝ち負けできる位置にいることは前々走で証明済。残された時間は少なくなってきますが、2勝クラスは卒業して欲しいです。

11月11日からウォーキングマシンでの運動を開始しています。☆ロードクラージュ

Photo_6 ロードクラージュ(セ・安田隆)父ロードカナロア 母レディルージュ

三石・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン20分。10月下旬測定の馬体重は503キロ。

○当地スタッフ 「馬体重は殆んど変動なし。このぐらいの数字を維持すれば、ひとまずはOKかも知れません。11月11日(月)よりウォーキングマシンへ連れ出すように。20分の運動を始めています。慎重に経過を観察しながら、徐々に延ばして行けたら・・・」

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帰厩目前で右前脚を骨折してしまったロードクラージュ。手術を行い、その後は舎飼で静養に努めてきましたが、ようやく獣医師からGOサインが出て、11日よりウォーキングマシンでの運動を開始しています。

ひとまずは20分という短い時間で感触を確かめている状況ですが、問題なければ徐々に距離を延ばしていけると思います。ただ、動かし始めたことで活気が出てくると思うので、元気が有りあまり過ぎて馬房やウォーキングマシン内で暴れたりしないように注意して接していってもらえればと思います。

シルクなお馬さん(1歳・関西牡馬/父新種牡馬)

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Photo ピクシーホロウの18(牡・音無)父モーリス

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム早来

担当者「この中間、予定通りに調教を進めることができています。先月はロンギ場での運動のみでしたが、今月は最初に周回コース、次に坂路コースでのスクーリングを問題なく対応し、現在は週2回ハロン16~17秒で登坂するほど順調にきています。ここまで一気に進めてきましたが、乗り手にとても従順で、まったく手がかかりませんでした。馬体重はかなり増えていますが、しっかりと運動している中での増加ですから、成長分と捉えています。これから更にトレーニングを積んでいけば引き締まってくると思いますし、競走馬らしい体型に変ってくることでしょう。まだまだ精神面や馬体にも余裕がありますから、今後は更に坂路でのペース上げ、運動量を増やして負荷を高めていくつもりです。馬体重は502キロです」(11/1近況)

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Photo デイトユアドリームの18(牡・池添学)父ミッキーアイル

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港

担当者「現在はハロン20~22秒のキャンター1本を週3回行っています。まだ体型が幼くて跨ってすぐの背中の感触はあまり良くないものの、以前に比べるとだいぶしっかりとはしてきたと思います。馬房では落ち着きがあって飼い葉をしっかり食べてくれますし、乗っていて煩いということはないのですが、他の馬と並んで走ると一生懸命になりすぎる一面がありますから、そういったシチュエーションでもリラックスして走れるように工夫していきたいですね。坂路調教にもだいぶ慣れてきましたから、今後は本数を増やしたり周回コースでの調教も取り入れたりして行きたいと思います。馬体重は470キロで」(11/1近況)

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Photo エスメラルディーナの18(牡・杉山)父ドゥラメンテ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港

担当者「こちらに移動後も問題なく、すぐ馴致を開始しましたが、鞍付けは抵抗することなくスムーズに行うことが出来ましたので、現在はロンギ場で跨って乗り運動を行っています。跨った反応も悪くなく、スムーズに行えましたので、今はキャンターまで進めています。こちらの厩舎へ移動してからここまで手間を掛けることなく進められていますが、時折気難しい部分を見せる時があるので、その点には気を配りながら今後も時間を掛けて行っていきたいですね。環境の変化にもすぐ対応してくれましたし、運動を開始した後も馬体に大きな問題はなく、コンディションも良いので、このまま順調に進めていきたいと思います。まだまだ非力なところがありますが、その中でも芯のある部分は見られますので、調教を進めていくにつれてしっかりしてくることでしょう。馬体重は453キロです」(11/1近況)

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ピクシーホロウの18は周回コースでの乗り込みを経て坂路調教を開始。既に週2回ハロン16~17秒までペースアップ出来ているのは立派。父モーリス×母父キングヘイローで一癖ありそうな血統背景ですが、思いのほか従順で操縦性が高いのは好印象です。ただ、馬体を持て余している現状なので、無理に調教のピッチを上げることをせず、淡々と乗り込んで土台を築いてもらえればと思います。

デイトユアドームの18は乗り手の感触は一息も、走ることに対しては真面目な性格みたいです。ただ、父のように単調な逃げ馬にならないように好位差しできるような器用さを身に付けていってもらえればと思います。

育成厩舎へ移動するのが遅くなったエスメラルディーナの18は焦ることなくマイペースで騎乗馴致を進めている状況。父ドゥラメンテなので気の強さ・我の強さはあるようですが、許容範囲で収まるようにしっかり躾けてもらえればと思います。また、ダート馬かと思いますが、馬体のバランスは非常に整っていると思います。

シルクなお馬さん(1歳・関東牡馬)

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Photo マチカネタマカズラの18(牡・加藤征)父ハーツクライ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港

担当者「その後は皮膚病の方は段々と治まってきていたので、この中間はロンギ場での騎乗馴致を中心に調教を進めています。現在は軽めのキャンターを行うところまで進めていますが、脚捌きは少し硬めな感じがしますね。やや気の強いところはあるものの、基本的にはこちらの手を煩わすようなこともなく、順調に調教を進められています。飼い葉はよく食べて脚元に問題はありませんし、この時期の1歳にしては馬体には幅があって体格も十分な印象です。ただ、その分緩さはありますから、じっくりと基礎固めを図っていく方針です。馬体重は486キロです」(11/1近況)

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Photo シーズインクルーデッドの18(牡・手塚)父ドゥラメンテ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム早来

担当者「その後も順調に進められ、現在は坂路コースと周回コースで乗り運動を行っています。現在のメニューは、週2回は坂路コースでハロン16~17秒のキャンターを行い、週3回は周回コースで1800mの距離を軽めのキャンターでじっくりと乗るようにしています。運動量が増えてきたため数字的には減っていますが、馬体には良質の筋肉が付いてきましたよ。こちらに移動当初は気の強い面を見せていましたが、徐々にこちらの環境・調教にも慣れてきたようで落ち着きが出てきました。ここまでとても順調に来ているので、今後も馬の様子を見ながら少しずつペースアップしていきます。馬体重は460キロです」(11/1近況)

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Photo シンプリーディヴァインの18(牡・田中博)父エイシンヒカリ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港

担当者「先月から坂路調教を開始しており、現在はハロン18秒程度まで脚を伸ばしています。神経質な面を見せず、併せ馬でも他馬を気にすること無く真面目に登坂出来ていますし、何より乗り込みを重ねて良質な筋肉が付いて体重が増えてきました。見映えのする馬体へ徐々に変化を遂げている最中ですが、気の強さはありますので、今後はそこが悪い方に向かないよう注意していく必要がありますね。動き的には更にペースを上げていけそうですから、今後も心身のバランスを見ながら進めていきます。馬体重は498キロです」(11/1近況)

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Photo ブロンシェダームの18(牡・新規開業)父ルーラーシップ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港

担当者「こちらに移動後も馴致を継続しています。やや気難しい面があるので、焦らずに時間をかけて馴らしていく必要がありそうですね。でも、その中でも少しずつ理解をしてくれているので、今後も根気よく続けていけば問題ないでしょう。馬体はやや小柄ながらも飼い葉食いは良く、脚元にも不安はないので、心身共に成長を促しながら進めていきたいと思います。馬体重は435キロです」(11/1近況)

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皮膚病を発症した為、騎乗馴致を一旦ストップしていたマチカネタマカズラの18ですが、回復に向かっていることから再開。1つ1つ丁寧に教え込んでいる感じなので少し時間は要していますが、ひとまず大きな問題はなしと言えるでしょう。スピードが足りないようだと、ダートの長丁場が主戦場になってきそう。勿論希望は芝の中・長距離での活躍です。

シーズインクルーデッドの18は騎乗運動をスムーズにペースアップ。ピリッとしたところはありますが、それは父ドゥラメンテの特徴だと言えるので、気難しさではなく勝負根性に転化できるようにお願いします。垢抜けた馬体から素質はかなりのモノだと思うのですが。

シンプリーディヴァインの18は中々の好馬体。内面では難しいところを秘めているも、前向きに走ろうとする姿勢は窺えます。また、体力はしっかり備えている印象です。

ブロンシェダームの18は幼さ全開な様子。納得すれば受け入れてくれると思うので、根気よく接していってもらえればと思います。12月の更新ではどこまで進んでいるか。楽しみでもあり不安でもあります。問題児にならないことを願うばかりです。

シルクなお馬さん(2歳牡馬・牧場組)

Photo エルスネル

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン15秒

厩舎長「この中間も坂路で15-15のペースで乗り込んでいますが、しっかりとした脚取りで登坂してくれるようになりました。前走から大きく変わった感じがなく、良くなるのはもう少し先だと思いますが、この馬なりに力を付けていますし、後はレースを経験しながら成長を促して行けば、背中の良い馬ですから、先々は走ってくれると思います。馬体重は443キロです」(11/8近況)

Photo_3 シェダル

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・調教内容:週2回坂路コースで15-15、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「先週こちらに戻ってきましたが、左前の外傷については徐々に治まってきています。また、同じ左前に骨瘤も出てきてしまったものの、そちらも症状的には大したことはないので、今週から坂路コースでの調教をスタートしています。今後もよく脚元をケアしながら、状態に合わせて進めていきます。馬体重は513キロです」(11/8近況)

Photo パーフェクトルール

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン15秒のキャンター1~2本、週3回周回コースで軽めのキャンター2500m

担当者「ペースは上げていませんが、走りの質は先週から良くなりました。体重が絞れてきたことで体を使って走ることが出来ていますし、以前よりトモの緩さも解消して力強い走りを見せています。この調子で乗り込みを重ねていきたいですね。馬体重は483キロです」(11/8近況)

Photo_3 ベルラガッツォ

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン17秒

厩舎長「術後の経過も順調で、体調も変わりありませんでしたので、今週から坂路で乗り出しています。運動後も変わった様子はありませんし、このまま進めていっても問題なさそうです。様子を見ながら徐々に負荷を掛けていきたいと思います。馬体重は506キロです」(11/8近況)

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エルスネルはハロン15秒の調教を丹念に消化中。本数を重ねて力強さが出てきた様子。ただ、この馬の懸念は精神面の幼さ。背中の良さなど走る要素は持ち合わせているので、この点の成長が結果を大きく左右してしまうと思います。

シャダルはNF天栄へ移動してまもないですが、外傷を負った左前脚は回復傾向。ただ、同じ箇所に骨瘤が出来てしまったのは悩ましいところ。早速坂路でハロン15秒のところを乗り出しているので大した問題ではないでしょうが、大きくなったりしないようにケアは怠ることなく続けてもらいたいです。

パーフェクトルールは馬体重が絞れてくるにつれてスタッフの評価も上昇。緩さについてはまだまだ上手に付き合っていかないとダメでしょうが、本州への移動へ向けてドンドン進めていって欲しいです。

ベルラガッツォは坂路での乗り込みを再開。体調面で手術をした影響は感じられないものの、ホルモンバランスなどは崩していると思うので、体調の変化がないかどうか注意しつつ、乗り進めていってもらえればと思います。

2019年11月13日 (水)

シルクなお馬さん(1歳牝馬)

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Photo アドマイヤテンバの18(牝・黒岩)父モーリス

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港

担当者「その後も坂路調教を継続し、現在は先月から少しペースを上げて週2回ハロン17~18秒で登坂し、週2回は周回コースで2500mの距離を軽めのキャンターで乗っています。最初はフラフラしていた坂路調教ですが、今ではハミを取って前向きにまっすぐに走れるようになってきました。ただ、まだ先頭を走ると物見をしてフワフワしてしまうので、そこが今後の課題ですね。相変わらず見映えのする好馬体をしていますし、コンディションは良好です。普段は少しピリピリした様子を見せていますが、この馬なりにオン・オフの切り替えがしっかりできているようで、精神面はまずまずと言えるでしょう。脚元は今のところ問題なく、少し寒くなって冬毛が出始めていますが、体調自体は良好です。今のところ前向きに調教に取り組めているので、今後も適度にリフレッシュを挟みながら調整を続けていきます。馬体重は497キロです」(11/1近況)

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Photo プチノワールの18(牝・新規開業)父ハーツクライ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港

担当者「この中間は本格的な坂路コースでの調教へと移行しており、現在は週2回屋内坂路コースでハロン18~20秒のキャンター1本、週1回周回コースで軽めのキャンター2500m、残りの日は軽めの調整を行っています。まだまだ非力でふらつきながら登坂していますが、芝向きの捌きの軽いフットワークを見せてくれています。伸びやかな身のこなしからはスピード能力の高さを感じることができ、今後のトレーニングで力が付いてきた時の走りを想像するとワクワクしますね。テンションが高めで落ち着きがないのは、血統的にある程度は仕方がないと思いますが、それでももう少しリラックスした時間を作れるよう工夫していきたいと思います。調教負荷が上がってから皮膚病が出たりして、ストレスに対する耐性はあまり強くない印象ですので、今後の調整は慎重に進めていきたいと思います。馬体重は442キロです」(11/1近況)

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Photo カリスペルの18(牝・高橋忠)父Dawn Approach

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港

担当者「その後も順調に調教をこなしており、現在は週2回、ハロン17~18秒ペースで2本ずつ登坂し、週2回は周回コースで2500mの距離を軽めのキャンターで乗り込んでいます。坂路コースでは以前よりも前と後ろが連動してしっかり走ることができるようになりましたし、周回コースでもリラックスして、リズム良くスムーズに走れています。ただ、コースに向かう時にしっくりしないところがあるのか、ムズムズした変な動きを見せる時があるので、きちんと常歩ができるように心掛けていきます。やや小柄な馬体も先月より一回り大きくなり、筋肉も付き始めバランスが良くなってきました。以前は毛艶があまり良くない時期もありましたが、それもだいぶ改善されてきました。引き続き脚元・体調面に問題はなく、飼い葉もよく食べています。今後も体調管理をしっかり行い、乗り運動を継続しながら、走りにもっと力強さが備わるようにしていきたいです。馬体重は431キロです」(11/1近況)

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Photo メジロトンキニーズの18(牝・奥村武)父スクリーンヒーロー

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港

担当者「体力が付いてきたことから先月よりも更にペースを上げて、ハロン17秒まで脚を伸ばしました。移動してきた当初から馬格が有ってどっしりと構えており、乗っていると大人しくて扱い易い馬ですね。調教を進めてもケロッとしているくらいです。ただ、馬房の中では少し煩い面を見せていますから、そこは注意しないといけないでしょう。また、脚元や飼い葉食い等に問題はありませんし、毛艶も良好で状態面に気になるところはありません。これから更に負荷を掛けていきますが、動きを見ている感じですと、難なく対応してくれると思いますよ。馬体重は521キロです」(11/1近況)

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Photo フィロンルージュの18(牝・手塚)父ロードカナロア

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港

担当者「入場時からとても大人しくて手の掛からない優等生タイプだったことから、騎乗馴致は難なく終えることができ、この中間から予定通り騎乗運動を始めています。まずはロンギ場でのフラットワークから基礎体力強化を図っていき、現在は週3回周回コースで軽めのキャンター2500mを行うところまで進められています。騎乗していても素直な性格に変わりはなく、ちゃんとハミを受けてくれて、コントロールが利きやすいですね。背中の筋肉がしっかりしていて馬格があるので、乗っていて安定感がありますし、キャンターはどちらかと言うと力強さが勝っているタイプですね。飼い葉食いは良好ですし、脚元にも問題はありませんから、今後は徐々に坂路コースにも入れていきたいと思います。馬体重は459キロです」(11/1近況)

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アドマイヤテンバの18は着々と進んでいるようで、普通キャンター程度で坂路を駆け上がるところまで到達。先頭で走っていると物見が目立っているようですが、乗り込みを重ねていけば慣れていってくれるでしょう。あとは繋ぎが立ち気味なので一気に負荷が掛からないように注意してもらえれば思います。

プチノワールの18は高い資質を備える一方で、この母系らしいピリピリ感。体質は幾らか弱いところもありそうです。ひとまずは丹念に乗り込みながら、心身の成長を促していってもらえればと思います。

カリスペルの18は小柄な馬ですが、育成・調教はマズマズ順調。非力さは感じてしまいますが、地道な取り組みで馬体のボリュームアップを図っていってもらいたいです。

メジロトンキニーズの18は気の悪さを隠し持っている感じがするも、立派なフォルムに似合った体力を持っているのは1つ武器に。スタミナ+パワー型だと思うので、これまであまり出資してこなかった牝馬のタイプ。化けてほしい1頭です。

出資している牝馬の中で1番最後に育成厩舎へ入ったのがフィロンルージュの18。坂路入りはまだですが、周回コースで距離を乗り込むことは出来ているので、遅れを取り戻しつつあると思います。父ロードカアロアの仔らしく操縦性が高いのは魅力。芝よりもダート向きかと思いますが、常に堅実に駆けてくれる競走馬に育ってくれそうです。

ひと叩きして2キロしか絞れて来なかったのは大きな誤算。レースは中団から進めるも、Sペースからの瞬発力勝負になってしまい、ピリッとした脚を使えぬまま7着に敗退。右回りの芝1400mでは現状が精一杯かも。★ナイトバナレット

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Photo_3 ナイトバナレット(牡・矢作)父ディープブリランテ 母ナイキフェイバー

日曜京都9R 醍醐特別(芝1400m)7着(8番人気) 坂井瑠J

まずまずのスタートから無理せず中団やや後方に控えます。最後の直線で懸命に追われますが、ジリジリ脚を伸ばすも上位馬を捉え切るところまで行かず、7着でレースを終えています。

坂井瑠生騎手「ゲート内では後ろ扉を蹴ることもなく大人しくしていましたし、スタートも上手く決まりましたね。道中はロスなく運べましたが、思いのほか流れが落ち着いてしまい、ヨーイドンの展開でこの馬なりに脚を伸ばしてくれたものの、前の馬を捕らえ切るところまで行きませんでした。4コーナーでラチ沿いを走っていた為に、少し窮屈な走りになって、外へ張り気味になってしまいましたが、右回りが駄目という感じではないですから、展開さえ向けばもっとやれると思います」

矢作調教師「最終追い切りでは良い動きを見せていたので、前走以上の競馬を期待していましたが、もう一つ弾けなかったですね。確かにヨーイドンの展開になってしまいましたが、ジリジリ伸びてきているものの、この馬本来の伸び脚を考えると不満が残りましたね。このまま続戦させても大きな上積みが期待できないと思いますので、心身共にリフレッシュさせる為に、一旦牧場へお戻しさせていただく予定です」(レース結果)

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・在厩場所:6日に滋賀県・ノーザンファームしがらきへ放牧

矢作師「トレセンに戻って状態を確認したところ、目立つほどの疲れは見られませんでしたが、予定通り6日に牧場へお戻しさせていただきました。次走の予定につきましては牧場で状態を確認しながら検討していきたいと思います」(11/6近況)

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プラス10キロと急仕上げ気味で前走に臨んだナイトバナレット。追い切りではひと叩きして素軽くなってきている印象でしたが、発表された馬体重はマイナス2キロ。食欲が旺盛過ぎるのでしょうねえ。これが敗因の全てではないですが、伸びを欠いた要因には違いありません。

レースは若干甘いスタートで中団より後方の位置でしたが、道中の折り合いは問題なし。馬場の悪い内目を通らさせられましたが、下を気にするような走りではなかったので大した問題ではなかったでしょう。勝負どころでもそれなりについていくことは出来ましたし、直線を向いて早めにエンジンを掛けていくのはこの馬のパターン。ただ、Sペースの瞬発力勝負では分が悪く、前目の位置で折り合っていた馬達に迫るような場面はなくジリジリ後退することに。直線の走りは沈むようなところがなく顎が上がる走りになっていたので、重目が響いていたと思います。

レース後のナイトバナレットはクタッとした感じは伺えないも、このまま続戦しても良い結果は得られないということでNFしがらきへ放牧に。6日に移動しています。これまで3戦して放牧が多かったですが、有力馬を多数抱える厩舎なので成績が上がらない馬は厳しい立場に追いやられて行ってしまいます。まあ、これまで良く使ってもらってはいますが。

ここ2走の走りを見ると、1400mは若干短いのかなと思いますし、サウスポートは見ていないも、右回りよりも左回りの方が良績を上げているのは事実。あとは瞬発力勝負になりにくい舞台を選んでいくのも1つ手かなと。器用さに欠けますが、小回りの芝1800mも視野に入れても良いのかなと。勿論、攻め駆けする馬ですし、ダートを試すことを考えていって欲しいです。成績は停滞気味ですが、何か1つキッカケを掴めばまだまだやれると思うので、今一度ナイトバナレットの活躍の場(適性)をしっかり検討してもらいたいです。

7日に栗東・西浦厩舎へ帰厩しています。☆シグナライズ

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Photo_6 シグナライズ(牝・西浦)父Frankel 母ワイルドココ

11月7日(木)に栗東トレセンへ帰厩しました。ひとまずは1ハロン18秒前後のキャンターで仕上がり具合の把握に努める方針。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、体調、条件、出走状況等を踏まえながら目標のレースを決めます。

○西浦調教師 「毎週のように育成場へ赴いて確認。リフレッシュが図れて順調に乗り込めている感じでした。そんな様子を踏まえて11月7日(木)に再び厩舎へ。早速、実際に跨って感触を確かめましょう。出走プランは未定。仕上がりを見ながら検討します」

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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3戦して結果を残せなかったロードドミニオンと入れ替えになるんだろうなあと見ていたシグナライズですが、7日に栗東・西浦厩舎へ。早速10日に坂路で時計をマークしているように状態は良さそうです。

次走については今後の仕上がり具合に応じてという状況ですが、番組を見ると関西圏では適条件がなく、来月1日の南総S(芝1200m)か7日のアクアラインS(ダ1200m)と中山遠征になってくるのかなと思います。半妹ファイナライズが門別で強い内容の走りを見せていたで、その妹よりパワー型のシグナライズも1度ダートの適性を探って欲しいところ。砂を被って戦意喪失することを恐れずにチャレンジして欲しいです。

9日に美浦・堀厩舎へ帰厩しています。☆サリオス

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Photo_3 サリオス(牡・堀)父ハーツクライ 母サロミナ

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき/9日に美浦トレセンへ帰厩予定

厩舎長「坂路主体で調教を行っていましたが、その後も問題なく順調に調教を進めていました。堀師に状態を伝えたところ、9日に美浦トレセンに帰厩することが決まり、8日の午後にこちらを無事発ちました。しがらきに移動後は右前蹄の内側を気にするところがありましたが、その後は問題なく進められましたし、良い状態で送り出すことが出来たと思います。馬体重は574キロです」(11/8近況)

⇒⇒9日に美浦トレセンへ帰厩しています。(9日・最新情報より)

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NFしがらきに到着後、右前蹄の内側を気にする面を歩様に出していたサリオスでしたが、適切な処置で大事には至らず。体調自体は安定していたので乗り出してからは順調な上昇ぶり。そしてこの中間、堀師と打ち合わせを行った結果、9日の帰厩が決まり、実際無事到着しています。

早ければ水・木曜日から時計を出し始めるかと思いますが、厩舎で今一度歩様を確認してまずはサラッと動かしてもらえればと思います。その感触を見て、日々の調教+追い切りのプランを計画していってもらえればと思います。この時期の帰厩となったのでおそらく次走は朝日杯フューチュリティSになってくるかと思いますが、時間はまだ残っているので柔軟な対応をお願いします。

シルクなお馬さん(3歳上関東馬・牧場組)

Photo グランドサッシュ

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・調教内容:週2回坂路コースで14-13、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「今週は坂路コースのペースを終いハロン13秒まで上げていますが、右前脚の状態には良い意味で変わりありません。少しペースを緩めた影響はあまり感じられませんが、12月中の出走が可能かどうかはもう少し乗り込みながら決めていきたいと思います。馬体重は478キロです」(11/8近況)

Photo_3 アンブロジオ

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・調教内容:週1回坂路コースで15-15、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「あまり詰め込み過ぎて疲れが出てしまってもいけませんし、今週は登坂回数を週1回に止め、ペースも15-15くらいに抑えています。今後も状態に合わせてメニューにメリハリを付けつつ、次の予定を立てられるように状態アップを図っていきたいと思います。馬体重は456キロです」(11/8近況)

Photo ジーナアイリス

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:ウォーキングマシン

担当者「この中間も引き続き、ウォーキングマシンでの運動を行っています。一時と比べると体は少し締まってきたように思えますが、それでもまだ全体的に緩みがありますし、捌きも硬いですね。今月中にはトレッドミル中心の調教メニューに移行したいものの、焦らずに馬の状態に合わせて進めていきます。馬体重は574キロです」(11/8近況)

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グランドサッシュは右前の繋ぎ部分が腫れ、軽めの運動で様子を見る時期がありましたが、この中間は坂路でのピッチを上げて調整。脚元に疲れ・反動は見受けられず、一過性のものだったと思います。予定していた年内の出走は現状五分五分かなと思いますが、動き等を見極めて、早目に決断してもらえればと思います。

発表はされていないも、おそらく12月28日の中山・立志Sを次走に予定しているアンブロジオ。レースまでまだ1ヶ月ちょっとあることから、この中間は週1日の登坂でピッチもハロン15秒に止めて、リフレッシュさせています。乗り込み量はほぼ足りていると思うので、帰厩が近づいてきたら再度ピッチを上げる感じで十分かなと思います。

馬体重が減りつつあるのは良い傾向だと思いますが、良化度は一息なジーナアイリス。当初の予定より少し遅れているのかなと思いますが、かなりの大型馬で両脚に骨折が見つかっているだけに慎重にならざるを得ません。今月中にはトレッドミルでの調教を開始したいようですが、状態最優先でお願いします。

時間は掛かりましたが、8日にゲート試験に初挑戦。無事合格しています。☆トルネードフラッグ

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Photo_6 トルネードフラッグ(牝・藤原英)父キングカメハメハ 母ハリケーンフラッグ

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11月8日(金)栗東・ダートEコースでゲート試験に挑戦。結果は合格でした。

≪調教時計≫
19.11.08 助手 栗東E良 12.7 12.0 14.3 ゲート強目

2019.11.07
栗東トレセンで1ハロン18秒前後のキャンターとゲート練習を消化。まだ全体的に良化途上の面を窺わせており、もう少しの間は馬自身の状態に応じて調整を行ないます。ゲート試験の合格が当面の目標です。

○荻野調教助手 「追い切りも交えながら、体力アップを図る現状。今のところはヘコ垂れず、何とか踏ん張っていますね。さすがに急激には変わらぬものの、少しずつスタートも出られるように。来週ぐらいに試験を受けられたら・・・。そのぐらいの段階です」

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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トモの緩さが原因で体力強化を図りつつ、ゲート練習に取り組んできたトルネードフラッグ。一旦放牧に出して成長を促してきましたが、なかなか解消に至っていませんが、それでも少しずつは良化。7日のコメントでは翌週くらいにゲート試験に挑戦できればという感触でしたが、8日に練習を兼ねてゲート試験に挑戦したんだと思います。

そしてその結果が合格。ゲートからの時計を見ると、出は普通で二の脚は上々。トモの緩さを残す現状でこれぐらい動けるのは素質・センスを秘める証拠だと思います。今後については一旦放牧を挟みそうな感じはしますが、そこは厩舎力の高い藤原英厩舎なので適切な判断をしてくれるものと思います。何とか第一関門をクリアでき、正直ホッとしています。

2019年11月12日 (火)

シルクなお馬さん(2歳牡馬・須貝厩舎)

Photo_3 リアンティサージュ

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン16秒

厩舎長「坂路で乗り出した後もトモの状態は変わりないですし、順調に進められていますよ。少しずつペースを上げている段階ですが、運動後も変わりないので、このまま進めて行けそうです。楽をさせた分、馬体は緩んでしまいましたので、時間を掛けて引き締めていきたいと思います。馬体重は479キロです」(11/8近況)

Photo_3 ヴァンタブラック

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン17秒

厩舎長「坂路で乗り出した後は疲れが出ることもなく、順調に進められています。坂路のペースは先週と変わりないですが、もう少しトレッドミルで速いところを行ってから、坂路で負荷を掛けていきたいと考えています。運動量が増えても飼い葉をよく食べていますし、コンディションは良いので、この調子で進めていきたいですね。馬体重は549キロです」(11/8近況)

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リアンティサージュは1歩進めてハロン16秒のペースで登坂中。馬体の緩みは目立ちますが、疲れ・反動は見受けられません。年明け早々には出走できるように進めてもらえればと思います。もう少し早く復帰できるかな?

ヴァンタブラックは550キロ前後にまで馬体重が増えてしまっているので、トレッドミルを上手に活用しながら進めていく方針。1度実戦を経験している馬とは良化スピードも違うでしょうし。食欲旺盛と体調は良さそうなので、脚元や背腰・トモに反動が出ないように気をつけながら、コツコツと乗り進めてもらえればと思います。あとはどれくらいで帰厩を意識出来るレベルまで到達することが出来るかです。

シルクなお馬さん(2歳牝馬・牧場組)

Photo_3 ポレンティア

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・調教内容:週2回坂路コースで15-14、週1回15-15、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「今週は登坂回数を週3回に増やし、ペースも15-14まで上げて全体的な負荷を強めています。徐々に調教強度を上げられているように、もう蹄は大丈夫だと思いますから、この調子で乗り込んで緩んでしまった馬体を引き締めていければと思います。馬体重は510キロです」(11/8近況)

Photo_3 オーサムゲイル

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン14~15秒

厩舎長「この中間も坂路で負荷を掛けながら良化を図っていますが、動きそのものはしっかりしてきましたね。体調を崩すこともなく、状態は安定していますが、少し皮膚病の症状が見られますので、これ以上酷くならないようにケアをしておきます。馬体重は458キロです」(11/8近況)

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ポレンティアは更に負荷を高めて乗り進められていますが、蹄等に反動はなし。あとは緩んでしまっている馬体を丹念に乗り込むことで引き締めていってもらえればと思います。ようやく軌道に乗ってきたのでこの良い流れを継続していってもらえればと思います。

オーサムゲイルは動きの良化を狙って乗り込み中。少しずつでもしっかりしてきているのは好感。ただ、少し皮膚病の症状が出てきているように内面の疲れが蓄積しつつあるので、クタッとする前にリフレッシュ期間を設けることを選択肢に加えておいて欲しいです。

7日に美浦・勢司厩舎へ帰厩しています。☆ルコントブルー

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Photo_3 ルコントブルー(牝・勢司)父キズナ 母シェアザストーリー

・在厩場所:7日に美浦トレセンへ帰厩
・次走予定:第5回中山開催

勢司師「7日の検疫が回ってきましたので、こちらへ戻させていただきました。馬体の確認を行い問題なければ、明日から乗り運動を開始していきたいと思います。第5回中山開催でのデビューを予定していますが、具体的なレースについては調教の動きを見ながら検討していきたいと思います」(11/7近況)

助 手 10北C良 73.6- 57.3- 42.4- 13.6 馬なり余力 サクラマス(二未勝)馬なりの内同入

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NF天栄でコツコツ乗り込みを重ねてきたルコントブルーは暮れの中山でのデビューを目指して7日に美浦へ。早速、週末に時計を出しているように体調は良さそう。ただ、10月頃のNF天栄での調教動画では気持ちに馬体が付いてきていない面が目立っていたので、そのバランスがどこまで整ってきたかどうかです。その辺が噛み合ってくれば走ってくる馬だと思います。

引き続き、暮れの中山開催でのデビューを目指して進めていくと思いますが、予定ありきではなく動きに余裕が出てくるまではGOサインを出さないようにしてもらえればなあと個人的には思います。

7日の追い切りではマズマズ動くも、まだ土台がしっかり出来ていないことから一旦近郊牧場へ移して乗り込むことになりました。★ロードセッション

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Photo_6 ロードセッション(牡・高橋忠)父ジャスタウェイ 母ジャズキャット

11月7日(木)良の栗東・Cウッドチップコースで6ハロン85.8-69.7-54.6-40.0-12.5 8分所を一杯に追っています。併せ馬では一杯の相手の外を通って頭遅れ。短評は「動きマズマズ」でした。まだ全体的に良化途上の面を窺わせており、今後は近日中に京都・宇治田原優駿ステーブルへ移動して冬以降のレース出走へ向けて態勢を整えます。

○高橋調教師 「素材の良さを感じる一方で、まだ体力的には途上な印象。このまま追い切りを重ねて行くのは、幾らか負担が大きいかも知れません。精神面も考慮。3週間ほど近郊の育成場へ移して土台を作り、その上で改めて手元へ戻せれば・・・と思います」

≪調教時計≫
19.11.07 藤岡康 栗CW良 85.8 69.7 54.6 40.0 12.5 一杯に追う アレグリアシチー(2歳未勝利)一杯の外頭遅れ

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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帰厩後の追い切りで終いに脚が上がったりと物足りない動きが目立っているロードセッション。7日の追い切りは藤岡康Jに跨ってもらって併せ馬を行っていますが、これまででは1番の動きで頭差遅れで食らい付いています。本当に少しずつ少しずつ良化している感じだなあと見ていましたが、陣営は追い切りを重ねていくことで精神面で辛くなることを考慮。また、まだまだ動き切れていないこともあって9日に宇治田原優駿STへ放牧に出ています。

トレセンのピリピリした環境から解放され、気持ちにゆとりのある状況で丹念に乗り込みを重ねていって欲しいです。あと、大型馬なので脚元の状態には常に気に掛けてもらいたいです。

シルクなお馬さん(3歳上・NFしがらき組)

Photo_3 シングルアップ

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル

厩舎長「現在もトレッドミルで常歩、ダクの調整を行っていますが、問題なく進められていますので、タイミングを見計らってキャンターを始めたいと考えています。体の方は徐々に戻ってきましたから、その後も問題なければ乗り運動に移行していきたいと考えています。馬体重は558キロです」(11/8近況)

Photo_3 クレッセントムーン

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン17秒

厩舎長「目の状態も順調に回復しましたので、今週から坂路で乗り出しています。運動後も変化はないですし、このまま進めていっても問題ないでしょう。年内は少し急ピッチになりますから、年明けあたりを目標に進めていきたいですね。馬体重は510キロです」(11/8近況)

Photo_3 ボンディマンシュ

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン17秒

厩舎長「こちらに移動後も目立った疲れは見られませんでしたので、今週から坂路で乗り出しています。硬さもなく、思いのほかレースの疲れはすぐ回復しているので、このまま進めていっても問題なさそうです。次走の予定は決まっていませんが、いつ声が掛かっても良いように進めていきたいと思います。馬体重は507キロです」(11/8近況)

Photo インヘリットデール

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・次走予定:阪神12月1日・猪名川特別
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン15秒

厩舎長「坂路で乗り出した後も順調に進められていましたので、この中間から15-15までペースを上げています。負荷を掛けた後もしっかり対応していますし、動きも良くなってきましたよ。次走の予定について高野師と話し合ったところ、このまま問題なく進めて行けるなら、12月1日の阪神・猪名川特別に向けてトレセンへ帰厩させることとなりました。馬体重は494キロです」(11/8近況)

⇒⇒12日に栗東トレセンへ帰厩する予定です。(11日・最新情報より)

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シングルアップは引き続きトレッドミルで軽めの調整。負担を少なくしながら馬体の回復を待っている状況です。今しばらくは我慢の調整を続けてもらえればと思います。

クレッセントムーンは目の回復が進んだこともあり、この中間から坂路での普通キャンターを開始。状態面で不安はありませんが、回復に時間を掛けた為、年内の出走は難しいことに。まあ、焦っても仕方はないので、年明けの早い段階で始動できるように乗り込んでいってもらえればと思います。

ボンディマンシュはNFしがらきへ到着してまもないですが、トレッドミルを併用しながら坂路での普通キャンターを開始。硬さが残る点に関しては、トレッドミルで速いところを乗るようにしたりして工夫してもらえればと思います。あとは精神面で更に大人になってきてくれれば、まだまだ上を目指していける筈です。

インヘリットデールは好調をキープし、坂路でハロン15秒のところも消化。動きも悪くない様子。これを受けて次走について話し合いが行われ、来月1日の阪神・猪名川特別へ向かうこととなりました。そして11日の最新情報で本日帰厩する予定です。リフレッシュ後は堅実に駆けてくれるので、1400mを使って3戦目となる次走はチャンスをモノにして欲しいです。

シルクなお馬さん(4歳上牡・セ馬・入厩組)

Photo ウォリアーズクロス

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:6日に坂路コースで時計
・次走予定:11月17日の京都・西陣S

国枝師「6日に坂路コースで併せて追い切りを行いました。カレンブーケドールと併せて、道中はウォリアーズクロスが追走して行く形から、最後は馬体を並べてゴールしています。今週から短期免許を取得したオイシン(O.マーフィー騎手)に乗ってもらいましたが、フィジカル的に問題はなく、いつでも走れそうな状態だと言っていましたよ。最後まで力強いフットワークで走り切れていたように、おそらく来週には態勢が整うと思いますし、17日の京都・西陣Sを目標に調整していきたいと思います」(10/30近況)

マーフィ 6美坂良 53.5- 38.7- 25.4- 12.7 馬なり余力 カレンブーケドール(古オープン)馬なりを0.5秒追走同入
助 手 10美坂良 57.4- 41.7- 27.2- 13.3 馬なり余力

Photo_3 ロイヤルアフェア

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:6日に南Wコースで時計
・次走予定:11月17日の福島・ダ2400m(内田J)

加藤士師「この中間はゲート練習を交えて調教を行っていますが、以前はゲート裏やゲート内でも立ち上がろうとしたりしていたものの、そういった悪さは見せなくなってきています。6日には南Wコースで併せて追い切りましたが、元々走ることに対して前向きではないので、乗り手がサポートしてあげないといけない感じでしたね。ただ、途中で気を抜いたりすることなく、この馬なりにしっかりと走れていましたし、来週に向けて十分に負荷の掛かった追い切りを消化することが出来ました。ここまで順調に調整できていますが、ゲートを含めて今後も出来る限りの準備をしっかりと整えておきたいと思います」(11/7近況)

助 手 6南W良 68.2- 53.3- 39.3- 12.9 一杯 ポベーダテソーロ(古馬1勝)一杯の内1.0秒先行同入
助 手 10南W良 57.9- 41.9- 13.5 馬なり余力

Photo_3 ヴィッセン

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:6日にCWコースで追い切り
・次走予定:京都11月23日・高雄特別(荻野極J)

斉藤崇師「6日にCWコースで追い切りました。エリザベス女王杯に出走を予定しているクロノジェネシスと併せましたが、先行し、直線で並び掛けられると、最後はやや遅れを取った程度で最後まで良い感じで走っていましたよ。騎乗した荻野極騎手も『前回より馬の雰囲気が良かったです』と言っていたぐらいですから、この馬なりに良い状態を維持していますね。レースまでにまだ2週ありますから、この調子で動きを良くしていきたいと思います。なお、ジョッキーは引き続き荻野極騎手に依頼しています」(11/7近況)

助 手 3栗B良 69.6- 54.7- 40.3- 12.3 馬なり余力 アナバチャーレ(新馬)馬なりの外同入
荻野極 6CW良 86.6- 70.0- 54.2- 39.7- 11.6 馬なり伸る クロノジェネシス(古オープン)馬なりの外1.0秒先行アタマ遅れ
助 手 10CW良 89.4- 72.5- 56.5- 41.3- 12.5 馬なり余力

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京都で使うか東京で使うかを検討中だったウォリアーズクロスは十分走れる態勢にあるということから、今週末の京都・西陣Sへ向かうことに決定。6日の追い切りではO.マーフィーJに跨ってもらい、JCへの出走を予定しているカレンブーケドールとの併せ馬で追走して同入と場所と言える動きを見せてくれています。あとは初めてとなる関西圏への輸送がどう出るか。気性面で変な癖はない馬なので無難にこなしてくれるのではないかなと思いますが。

ロイヤルアフェアは今週末の出走へ向けて、追い切りではしっかりした動きを披露。仕上がりに関しては何ら不安はありません。自分からグイグイ走ろうとする面が少ないので長距離は合っていると思いますが、小回りコースで出入りの激しい競馬になった時の対応には不安も。あと、ゲート練習も継続して行っていますが、実戦へ行くと悪さをしたがる馬なので、実際のレースを見てみないと効果があったかは何とも言えません。1勝クラスで掲示板に乗れるところまでは前進して欲しいです。

ヴィッセンは帰厩後、順調に追い切りを消化。元々稽古は地味な馬ですが、6日の追い切りではエリザベス女王杯に出走したクロノジェネシスに食らい付く動きを披露し、状態の良さ・雰囲気の良さを感じます。次走の鞍上は引き続き荻野極Jに決定したのも良かったです。京都は時計が速くなる傾向がありますが、開催が進んだ馬場は味方してくれると思うので、3角過ぎからの坂の下りを利用したロングスパートを見せて欲しいです。

次走は24日の芝1600mを予定しています。☆ロードユリシス

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Photo_6 ロードユリシス(牡・高野)父ロードカナロア 母レディハピネス

11月6日(水)稍重の栗東・芝コースで6ハロン78.2-63.6-49.6-36.4-12.4 2分所を一杯に追っています。併せ馬では叩き一杯の相手の外を通って0秒2先着。短評は「外へ逃げ加減」でした。11月24日(日)京都・2歳未勝利・芝1600mに予定しています。

○高野調教師 「11月6日(水)は本馬場へ。最後の1ハロンだけ軽く仕掛けました。今朝はタイム云々よりも走り方の確認に重点。上々の行きっぷりで駆けており、この感じならば大丈夫そうです。再来週のマイル戦が目標。ジョッキーの選定に入りましょう」

≪調教時計≫
19.11.06 助手 栗東芝稍 78.2 63.6 49.6 36.4 12.4 一杯に追う ハーツクリスタル(2歳新馬)叩一杯の外0秒2先着

☆★画像と情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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前回の更新で芝への挑戦を示唆されていたロードユリシスですが、来週の京都・芝1600mへ向かうことが決まりました。

デビュー戦後の戸崎Jのコメント、高野調教師の見立てではダート向きとのジャッジでしたが、6日の追い切りはマズマズの動き。外へ逃げ加減と気性面の幼さ・弱さを覗かせているのでこのあたりはチークピーシズやハミを換えることで対応していってもらえればと思います。仕上がり具合から今週の出走でも大丈夫そうですが、ロードベイリーフとの兼ね合いもあるのかな?

スタートは非常に上手い馬なので、ポンとハナを切って小細工なしに乗ってきて欲しいところ。時計が速くなると辛いと思いますが、開催が進んで馬場が傷んでいる今の京都は合っていると思います。

2019年11月11日 (月)

1日にNF空港に到着。6日に関節鏡手術を無事終えています。★ブロードアリュール

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Photo_3 ブロードアリュール(セ・尾関)父ゴールドアリュール 母ブロードアピール

・在厩場所:29日に福島県・NF天栄へ放牧

尾関師「その後は日を追う毎に腫れは引いてきましたし、歩様も改善されてきました。牧場へお戻し出来る状態になりましたから、29日にNF天栄へ放牧に出させていただきました。また、向こうでの状態次第で、更に北海道・NF空港へ移動することになるでしょう。まだまだ使い減りしていない馬ですから、来年また元気な姿で戻ってきて欲しいですね」(10/30近況)

⇒⇒1日に北海道・ノーザンファーム空港へ移動しています。(1日・最新情報より)

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港

担当者「1日にこちらへ入場してきましたが、輸送による多少の疲れは見られたものの、飼い葉食いは安定していました。それに、日を追う毎に活気が出て状態も上がってきましたので、6日に社台ホースクリニックにて関節鏡手術を行いました。種子骨周囲の軟骨に傷みがありましたので、その周辺組織のクリーニングを行い、無事に終了しています。今月下旬までは舎飼で様子を見つつ、ひと月後のレントゲン検査の結果を見ながら、今後の進め方を検討していきます」(11/6近況)

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左前種子骨の骨折が判明して全治9ヶ月の診断が下ったブロードアリュールですが、NF天栄を経由して今月1日にNF空港へ到着。慌しく移動したこともあり、少し輸送による疲れは見受けられたようですが、数日楽をさせてあげると元気が戻ってきてくれました。そしてクリニックの都合が付いた6日に関節鏡手術という技法で無事手術を終えています。

当面、舎飼で回復に努めながら、月単位でレントゲン検査を行いながら、進め方を考えていくとの事。種子骨周辺の軟骨もクリーニングしたとのことで当初の診断より長引くかもしれませんが、数を使っていない分だけ、馬体はまだまだ若々しいです。ですので、何とかこの怪我から立ち直って、もう一花咲かせて欲しいです。

シルク&ロードなお馬さん(松下厩舎)

Photo ピボットポイント

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:6日にBコースで追い切り
・次走予定:福島11月16日・フルーツラインC(中谷J)

松下師「前走時と比べると、今回は左側にやや硬さが感じられたので、治療を行いながら、負担を軽減する為にダートコースで乗るようにしています。すると、帰厩当初より硬さが改善されてきましたし、獣医師によると気にならないところまで回復しているとのことでした。6日にダートコースで時計を出してみましたが、終い重点とはいえ、最後まで良い動きをしていましたし、運動後も歩様に硬さは見られません。引き続きケアを行いながら来週の競馬に備えていきたいと思います」(11/7近況)

助 手 3栗B良 44.0- 14.0 馬なり余力
助 手 6栗B良 85.6- 68.2- 52.8- 38.7- 11.5 追って一杯
助 手 10栗B良 59.9- 44.2- 14.2 馬なり余力

Photo_6 ロードエース

2019.11.05
千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン13~20秒ペース)。

○当地スタッフ 「10月29日(火)に5ハロン67秒3、ラスト12秒3を記録。なかなかの手応えで駆けていました。翌日以降も順調に運び、11月2日(土)は長目に15-15を消化。厩舎側と話し合っており、来週ぐらいに帰厩の段取りが組まれるかも知れません」

2019.10.29
千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン18~20秒ペース)。

○当地スタッフ 「先週末の大雨で再び馬場コンディションが悪化。これまでの経緯を踏まえ、大事を取って普通キャンターに止めました。トレーニング中の雰囲気はマズマズと思えるだけに、天候と相談しながらペースアップを図る方針。良いリズムを掴んでいます」

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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ピボットポイントは左側に硬さを覗かせて状態面で不安を残しますが、治療を行いながらジワッと上昇。今は問題ないところまで回復は進んでいるようですが、福島戦を使った後の疲れ・反動は今から心配です。連戦で使っていくのは避けた方が良さそうです。

馬場を考慮して無理のない調教に努めていたロードエースも先月末に強めの調教を消化。手応え良く運べたようですし、その後の反動も少なく2日に15-15のところを乗れた様子。来週には帰厩するということなので、それまでは無理のない範囲で乗り込んでもらい、コズミ等からの馬体のケアを入念に行ってもらいたいです。

2019年11月10日 (日)

ライバルを見誤って今回も強気な競馬。一旦抜け出しに掛かるも、外から1・2着馬の強襲を食らうと内で抵抗できずに3着に屈する。結果は残念も、負けて強しの競馬なので次走で改めて期待。★アマネセール

2019112000

Photo アマネセール(牡・斉藤崇)父エイシンフラッシュ 母アウトオブザウィム

日曜福島7R 3歳上1勝クラス(芝2000m)3着(1番人気) 団野J

まずまずのスタートから道中は中団を追走します。3~4コーナーで外から前との差を詰め、直線でいったん先頭に立ちましたが、後ろから差してきた馬に交わされ、前走に続いて3着でのゴールとなりました。

団野騎手「スタートはまずまずでしたし、道中はリズム良く中団を追走することが出来ました。2番手の馬の手応えがよく見えましたし、小回りコースという事でこの馬の良さを引き出すために早めに被せに行ったのですが、結果的に仕掛けが早くなり最後の坂で苦しくなりました。動いて行った時に余分に外を回る形になってしまいましたし、前走と同じようにやや早く動き過ぎてしまい申し訳ございません」

斉藤崇調教師「そこまで良い脚が使える馬ではないので、それを踏まえてジョッキーが早めに仕掛けて行ったのだと思いますが、結果的に後ろで脚を溜めていた馬の展開になってしまいましたね。もうワンテンポでも仕掛けを遅らせていれば、接戦に持ち込めていたかもしれませんが、こればかりは結果論ですからね。大崩れすることもなくよく頑張ってくれたと思います。前走より力みもなく、落ち着いてレースが出来ていましたし、次走もフレッシュな状態で臨めば、展開次第ですぐチャンスがあると思います。トレセンに戻って状態を確認したあとは、心身ともにリフレッシュさせる為に一旦牧場へお戻しさせていただく予定です」(レース結果)

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【次走へのメモ】

▲52キロ。体絞れる。先団直後、中位の切れ目で被せられない絶好のポジションから、正攻法でスパート。直線入り口で先頭を窺って一旦は抜け出す構え。展開を考えれば強い3着。(B誌)

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・在厩場所:栗東トレセン/7日に滋賀県・ノーザンファームしがらきへ放牧予定
・調教内容:軽めの運動

斉藤崇師「トレセンに戻って状態を確認いたしましたが、目立つほどの疲れはなく、脚元にも問題ありませんでした。10月の新潟で復帰して2戦を終えましたが、前走は結果的に早掛けになってしまったものの、レース内容としては悪くありませんでしたから、後は仕掛けのタイミング一つですね。この後は予定通りこれまでの疲れを取る為に、7日にNFしがらきへお戻しさせていただき、次走の予定につきましては、牧場で状態を確認しながら相談させていただきたいと思います」(11/6近況)

⇒⇒7日に滋賀県・NFしがらきへ放牧に出ています。(7日・最新情報より)

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マイナス10キロでの出走と余裕のあった前走時の馬体を引き締めてレースへ臨んできたアマネセール。それによって良い意味でピリッとしていましたし、勝ち鞍のある福島で2勝目をきっちり掴み取ってくれるとパドックを見て期待値が上がっていました。

レースに関しては、五分のスタートから前に壁を作り、折り合いを付けて追走。外から見る分でもスムーズに運べていたと思います。ただ、人気馬の宿命でマークされて包まれるのは嫌ですし、脚を余して負けてしまうのも悔しいところ。残り800m過ぎから自分で仕掛けていって勝負に出ました。

4角を回ってくる時の手応えはそこまで余裕はありませんでしたが、直線入り口で先頭に躍り出た際は一瞬押し切れそうな雰囲気。ただ、すぐに後方2・3番手で脚を溜めていた勝ち馬マルシュロレーヌが一気に襲い掛かってくると抵抗することはできず、その勝ち馬の後ろにいたラレゾンの末脚にも最後は屈しての3着。結果的に相手を間違い、強気に動いてしまったことが命取りに。2000mは勿論守備範囲でしょうが、個人的な見立てでは、正攻法の競馬だと小回りの1800mが1番適しているように思います。

レース後のアマネセールですが、特にクタッとした様子は窺えないも、脚元への負担を考慮してここで一息入れれることに。7日にNFしがらきへ移動し、英気を養っています。

前走に引き続き3着という結果はもどかしいですが、レースぶりはこのクラスで地力上位を示す内容の濃いもの。走破時計も優秀な部類でしょう。あとは脚の使いどころを間違わなけれですが、切れ味よりも長く脚を使う馬だけにどこでアクセルを踏んでいくのかが難しいです。今後も詰めの甘い競馬が続くかもしれませんが、そういうのを繰り返しながら、アマネセールが使える脚をきっちり把握してもらえればと思います。

直線を向くまでは頑張ってくれていたも、直線で外から交わされてしまうとフワッとしてしまってズルズル後退。3戦連続で使われてきた疲れもあったと思うも、さすがにガックリ来る最下位負け。★ロードドミニオン

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Photo_6 ロードドミニオン(牡・西浦)父ロードカナロア 母サウンドオブハート

11月3日(日)京都4R・2歳未勝利・芝2000mに川須Jで出走。10頭立て9番人気で5枠5番からスローペースの道中を2、2、2、2番手と進み、直線では内を通って2秒9差の10着でした。馬場は良。タイム2分04秒0、上がり38秒4。馬体重は4キロ減少の444キロでした。

○川須騎手 「今日は返し馬の雰囲気が今一つ。連戦で幾らか苦しい面が出て来たのか、そこから逃れようとしている感じでしたね。レースへ集中するように道中も意識。ただ、どうも気持ちが散漫で・・・。能力は秘める印象ながら、それを出し切れぬ現状。精神的な部分が大きいでしょう。どの距離が合うのか・・・に関しても、まだ何とも言えぬところ。申し訳ありません」

○伊藤調教助手 「デビューから続けて3戦目。普段の様子は特に変わらぬものの、確かに疲れが出始める頃合いです。厩舎へ戻って先生と相談ながら、一息を入れるタイミングかも。いずれにせよ今しばらくの間は、経験を重ねつつ適性も探れれば・・・でしょう」

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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レース後も特に異常は認められません。現在は心身のリラックスに重点を置いた調整。今後は11月7日(木)に千葉・ケイアイファームへ移動して冬以降の戦列復帰へ向けて心身のリフレッシュを図ります。

○西浦調教師 「残念な結果に。2000mは幾らか長いかも知れませんね。脚元等は大丈夫ながら、連戦で来た部分も考慮。ここで一旦リセットしたいと思います。近日中に千葉のケイアイファームへ。リフレッシュを図ると共に、この期間で成長を促しましょう」

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前走は上位3頭のみが強かったのに対して、今回は粒の揃ったメンバー構成。それ故、今回着順を落としてしまうことは重々承知していたのですが、結果はさすがにガックリ来た最下位。4角までは積極的にレースを進め、直線を向いてズラッと横並びになった時は『頑張ってくれている』と思ったのですが、外から交わされてしまうと抵抗する力は残っておらず、フワフワして集中力を欠く感じに。差し・追い込み馬が上位に来たように展開的に厳しいものはありましたが、血統的にドミニオンには2000mは長かったのかなと思います。

パドックではデキ落ちという雰囲気はなかったですが、川須Jのコメントでは3戦連続で使ってきて精神面で余裕がなくなっていた様子。その中でもレースの流れに乗れていたことは一定の評価は与えられるとは思いますが、追ってからグッと来る脚が使えません。良血馬とはいえ線の細さがネックのドミニオン。速い脚を使えないので、芝では正直辛そう。また、他馬を気にして集中力が散漫になっているとのことで、チークピーシズの効果が見込めなくなっているので、次走以降はブリンカー装着を検討してもらいたいです。個人的には早目に去勢させた方がベターかなと見ています。

レース後のドミニオンですが、脚元は大丈夫そうも、連戦の疲れは見受けられる様子。馬体も細くなっていることでしょう。そこで一旦リセットして立て直すことを選択。栗東近郊の牧場ではなく千葉ケイアイファームへ戻ったので、短くても3ヶ月ほどレースを開けるのかなと思います。確実に良くなったと実感できるようになってから次走へ臨んでもらいたいです。もし、この期間に心身の成長が見られなければ、早い段階で進退問題が出てくるかと思います。

正直、ドミニオンの見通しは厳しいですが、決断が下される前に悔いを残さないように積極的に手を尽くしてもらいたいです。

9日にマイルCS・1週前追い切りを終える。好時計を出して状態は良さそう。☆ダイアトニック

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Photo ダイアトニック(牡・安田隆)父ロードカナロア 母トゥハーモニー

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:坂路コースでキャンター
・次走予定:京都11月17日・マイルCS(G1)・C.スミヨンJ

安田隆師「前走後もダメージが表面に見られることもなく、良い状態を保っていますよ。坂路で乗り出した後も変わりないですし、スワンステークスから中2週での競馬となるので、時計は今週末に出して、来週の追い切りに備える予定です。ダメージが残るようであれば、まだ先の長い馬でもありますから、無理する必要はないと考えていました。でも、ここまで変わらず元気いっぱいですから、このまま良い状態でGⅠに挑戦出来るように努めていきたいと思います」(11/7近況)

助 手 8栗坂良 51.7- 37.7- 24.4- 12.2 馬なり余力

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<スポーツ報知より>

スワンSで重賞初制覇を果たしたダイアトニック(牡4歳、栗東・安田隆行厩舎)は、栗東・坂路で51秒7―12秒2の好時計をマーク。安田隆調教師は「間隔は詰まっているけど、いい感じです。前回はいい勝ち方をしているが、相手が強くなる点がどうかですね」とG1初制覇を見据える。

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前走後、プール調教を行う日が多く、硬さを解すのに専念しているなあと見ていたダイアトニック。前走から中2週での本番なので、ロードカナロアの時もそうでしたが、レース1週前の金曜日に1週前追い切りを行うのが安田隆厩舎のパターン。この日に時計を出すことが出来なければ黄色信号でしたが、8日に坂路で馬なりながら51秒2-12秒2という好時計を馬なりでマーク。少しやり過ぎ?な気もしますが、段々寒くなってきたことで状態は更に上がっているのかもしれません。最終追いは息を整える程度でサラッと終えてもらえればと思います。

さすがに現段階でマイルのG1で勝ち負けは厳しいと思いますが、頼りになる鞍上が引き続き乗ってくれるのは心強いです。気楽なチャレンジャーとして1発狙ってもらえれば思います。

シルク&ロードなお馬さん(2歳未デビュー牡馬・入厩組)

Photo_3 ハーツクリスタル

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:6日に芝コースで追い切り
・次走予定:京都11月17日・メイクデビュー京都・芝2000m(ムーアJ)

高野師「6日に芝コースで追い切りました。併せた馬は同じ2歳馬でもレースを経験している馬ですから、最後は見劣る形になってしまいました。動きそのものは悪くありませんが、気持ちが走りにまだ向いていない感じで、動きに力強さが伝わってこないですね。気が悪いというよりも、まだ競馬を分かっていないところがあるので、そのあたりはレースを経験しながらピリッとさせていきたいと思います。ジョッキーは来日予定のムーア騎手に依頼を行っています」(11/7近況)

助 手 3栗坂良 59.4- 43.3- 27.6- 13.3 馬なり余力 ブルヴェルソン(古馬2勝)馬なりを0.1秒追走同入
助 手 6栗芝稍 78.4- 63.8- 49.8- 36.6- 12.6 叩き一杯 ロードユリシス(二未勝)一杯の内0.2秒遅れ

Photo_6 ロードフェローズ

11月6日(水)良の栗東・坂路コースで1本目に56.0-41.6-26.7-13.5 一杯に追っています。併せ馬では一杯の相手に0秒1先行して0秒2遅れ。短評は「動き今ひと息」でした。体調、条件、出走状況等を踏まえながら目標のレースを決めます。

○藤岡調教師 「11月6日(水)は56秒。相応に気合いを付けて行きました。まだ動き切れぬ感じ。幾らか馬場が重かったとは言え、それを差し引いても物足りず・・・。芝の中距離ぐらいが合うイメージ。ただ、目標を挙げるには今しばらく本数が必要でしょう」

≪調教時計≫
19.11.06 助手 栗東坂良1回 56.0 41.6 26.7 13.5 一杯に追う アメリカンシード(2歳新馬)一杯に0秒1先行0秒2遅れ

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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来週のデビューを予定しているハーツクリスタルは6日は実戦を想定して芝での追い切りを敢行。ビシビシ追うことが出来ているのは悪くないのですが、肝心の動きが一息。追い切りを重ねて上向いてこないのが…。やはり幼い面がネックになっています。本当はもう少しデビューを先延ばしにした方が良いのかなと思いますが、こういう気性の馬なので早目に実戦を経験させることでピリッとさせたいのでしょうねえ。不安が増すばかりのデビュー戦ですが、鞍上にはR.ムーアJに決定。良い意味で乗り甲斐のある馬だと思うので、幼い面を矯正しつつ、2戦目以降に繋がるものを残してもらいたいです。

ロードフェローズは追い切りを重ねていますが、こちらも動きはピリッとせず。気性面の幼さというよりは単に体力不足な面を露呈しているのだと思います。解決方法はとにかく地道に追い切りを重ねていくのみ。年内にはデビューできるとは思いますが、水準級の時計が出るまでは辛抱強く進めてもらえればと思います。

追い切りを重ねても、手術した喉の具合は気にならないも、全速力で走ることになった際に息苦しくなることを憶えてしまっているようだと厄介。転厩緒戦で仕上がりは良さそうも、精神面の脆さという課題も存在するので、良い結果をイメージし辛くて…。★ロードダヴィンチ

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Photo_6 ロードダヴィンチ(牡・新開)父ロードカナロア 母レディアーティスト

11月10日(日)東京7R・3歳上1勝クラス・ダ2100mに柴田大Jで出走します。11月6日(水)良の美浦・ウッドチップコースで5ハロン70.8-56.5-42.4-12.9 8分所を馬なりに乗っています。併せ馬では一杯の相手の外を通って0秒4先着。追い切りの短評は「動きスムーズ」でした。発走は13時15分です。

○新開調教師 「相応の本数を積んで準備が整っている点を踏まえ、11月6日(水)は確認程度。しっかりと動けていました。転厩初戦で未知な面が揃うものの、納得の仕上がりで送り込めそう。予定していたジョッキーが負傷で乗れず、柴田大知騎手に頼んでいます」

≪調教時計≫
19.11.06 助手 美南W良 70.8 56.5 42.4 12.9 馬なり余力 ヴィジョンオブラヴ(古馬2勝)一杯の外0秒4先着

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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第5回東京4日目(11月10日)
7R 3歳上1勝クラス
ダ2100メートル 指定 定量 発走13:15
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 ジェイケイエース 牡3 55 北村宏司
2 2 ハツセ 牝3 53 三浦皇成
3 3 サルーテ 牡4 55 木幡育也
4 4 ロードダヴィンチ 牡4 57 柴田大知
4 5 プレイングラン 牡3 55 吉田豊
5 6 スズノアリュール 牡4 57 武士沢友治
5 7 サージュミノル 牡4 56 野中悠太郎
6 8 ボヘミアラプソディ 牡3 55 田中勝春
6 9 トウシンアサヒ 牡5 54 山田敬士
7 10 サクララージャン 牡3 55 横山典弘
7 11 アリスカン 牡5 56 武藤雅
8 12 ベルウッドカザン 牡3 55 黛弘人
8 13 ニューツーリズム 牡3 55 大野拓弥

○新開師 「追う毎に動きは良化しているし、喉の手術明けだけど状態もいい。まだ緩さがあるので、長い距離は良さそう」(競馬ブックより)

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夏の函館へ参戦するも、2戦とも惨敗してしまったロードダヴィンチ。敗因とすれば他馬に囲まれて一気に手応えを失ったという気持ちの問題と勝負どころで捲りに行った際に喉に異音を生じていたという疾患の問題。デビュー戦で一緒に走った馬は有馬記念を制して凱旋門賞へ参戦するところまで駆け上がったのに、ダヴィンチは下級クラスで燻ぶり続けています。

前走後は喉の具合をチェック。静止している限りでは、喉の状態に問題はなかったのですが、速いところを行った際の喉の具合をチェックしたところ、神経が麻痺しており、気道を塞いでいることを確認。喘鳴症の手術を行うことが決定したのですが、それと同時に栗東・藤原英厩舎から美浦・新開厩舎への転厩も決まりました。ドライな決定にちょっと考えさせらえれましたが、訳ありの馬をよく引き取ってくれたと思います。

7月末に喉の手術を終えたダヴィンチは新たな競走生活へ向けて再始動。術後1ヶ月ぐらいは軽めの調整に終始してきましたが、そこからは通常の放牧馬と同じように徐々に負荷を高めて、動きの質と状態を高めてきました。牧場時の感触では手術した喉の具合はかなり良さそうとのですが、全速力で走ることになる実戦でどうなのか。まずはそこを1つ知りたいというか確認したいです。全速力で走ると息苦しくなることをダヴィンチが憶えてしまっていると厄介です。

美浦入り後のダヴィンチは最初モタモタするところが目立ちましたが、追い切りを重ねて少しずつ動きはスムーズに。寒さが増してきて太目が残るかもしれませんが、走れる態勢は整っていると思います。あとは喉の具合と共に、揉まれ弱い精神面の脆さが出てしまうかどうか。転厩緒戦でブリンカーは外していますが、シャドーロールorチークピーシズは着用してくるのかはチェックしたいです。距離のダ2100mはさすがに長いように思いますが、大トビでワンペースな走法を生かして積極策で競馬を進めて欲しいです。

鞍上は先週の競馬で負傷した木幡巧Jから柴田大Jにスイッチ。思いきった競馬をして欲しいので、木幡巧Jには気の毒ですが、そういう面ではこの変更は良かったように思います。相手関係に目を遣ると抜けた存在はいないも、この舞台を何走から走っている馬が揃っている印象。最後まで集中して走り、喉に問題がなければよもやの激走というシーンはゼロではないと思いますが、冴えない成績が続く近況から前向きな期待は持ち辛くて…。距離の不安と揉まれ弱さが出てしまうと、大きく沈んでしまうでしょうねえ。厳しい結果は避けられないかもしれませんが、喉の手術+美浦への移籍をキッカケに再浮上の道を歩み出してもらいたいです。

1日の追い切り後に左前脚に腫れを確認。エコー検査を行った結果、浅屈腱炎の診断が下る。7日にNF早来へ移動しています。★パラダイスリーフ

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Photo パラダイスリーフ(牡・木村)父ディープインパクト 母シルキーラグーン

・在厩場所:5日に福島県・ノーザンファーム天栄へ放牧/7日に北海道・ノーザンファーム早来へ移動予定

木村師「1日に坂路コースでサッと時計を出したのですが、上がりには問題はなかったものの、その日の午後から左前脚に腫れが出てきてしまいました。少し楽をさせて様子を見ていましたが、良化してきそうな気配がなかったのでエコー検査を行ったところ、浅屈腱炎の診断でした。このようなことになってしまい、誠に申し訳ございません。今後は一旦ノーザンファーム天栄へ放牧に出させていただき、その後北海道に移して療養に努めることとなります。1日にでも早く復帰できるよう、牧場サイドとよく連携を取っていきたいと思います」(11/6近況)

助 手  1美坂稍 62.4- 45.7- 30.1- 14.9 馬なり余力

⇒⇒7日に北海道・ノーザンファーム早来へ移動しています。(7日・最新情報より)

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夏負けが尾を引き、帰厩後の追い切りに良かった頃の動きがなかなか見られないでいたパラダイスリーフ。それでもひと追い毎に上向いてきてくれるものと期待していたのですが、まさかの屈腱炎発症。損傷の程度などはハッキリしませんが、これから長い療養生活が続きます。全兄ゼーヴィントも同じ箇所に屈腱炎を発症しました。これからの回復具合次第ではゼーヴィントのように復帰を断念することもあり得るでしょうねえ。

低調な3歳世代において1番頑張ってもらわないといけない存在だっただけにショックは大きいですが、何とかもう1度戻ってこれるように色々と手を尽くしてもらえればと思います。よろしくお願いします。

2日に栗東・森田厩舎へ帰厩しています。☆ロードベイリーフ

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Photo_6 ロードベイリーフ(牡・森田)父ヴァンセンヌ 母ショウナンアオバ

2019.11.07
11月6日(水)良の栗東・坂路コースで1本目に55.8-39.5-25.4-13.1 一杯に追っています。併せ馬では馬なりの相手に0秒6先行して0秒3遅れ。短評は「坂路コースで入念」でした。11月17日(日)京都・2歳未勝利・混合・芝1600mに福永騎手で予定しています。

○森田調教師 「11月6日(水)は坂路で。軽く気合いを付けています。短期放牧を挟みつつの臨戦。続けて使って来ているものの、状態は変わりない感じです。帰厩後も順調に運んでおり、ここまでは概ね計画通り。無事に次週へ持って行ければ・・・でしょう」

≪調教時計≫
19.11.06 助手 栗東坂良1回 55.8 39.5 25.4 13.1 一杯に追う ダイメイティアラ(2歳新馬)馬なりに0秒6先行0秒3遅れ

2019.11.05
11月2日(土)に栗東トレセンへ帰厩しました。ひとまずは1ハロン18秒前後のキャンターで仕上がり具合の把握に努める方針。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、11月17日(日)京都・2歳未勝利・混合・芝1600mに予定しています。

○当地スタッフ 「移動の段取りが組まれ、11月2日(土)に栗東へ。強い稽古を課す前に連絡が届いた格好ながら、ハロン18秒まで問題なく乗り進められました。今回も短期間の滞在だったものの、まずは無事に送り出せて一安心。また頑張って欲しいですね」

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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来週の競馬を予定している為、7日までには帰厩しないとダメだったロードベイリーフですが、一足先に先週末の2日に戻ってきていた様子。そして1週前追い切りにあたる6日には坂路で併せ馬を行っています。動き・時計に関してはちょっと不安を覚えますが、ビシッとやれたことは評価。1戦ごとにレースぶりは安定してきているので大崩れはないと思いますが、あとは最後のひと押しが利くかどうか。

あと、9日の競馬で鞍上に予定していた福永Jが騎乗停止に。ベイリーフと非常に手が合っていたのでこれは痛いですが、マイルCS当日の出走なので良い代役を素早く押さえておいて欲しいところです。

2019年11月 9日 (土)

良い雰囲気でレースへ臨むことが出来ていたと思ったら、気性面の幼さが災いして直線は伸びあぐねて最後まで集中力が維持できなかった様子。9着に沈むとは予想外だったも、今回の経験をしっかり次走以降に役立てて欲しい。★クァンタムリープ

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Photo_3 クァンタムリープ(牡・鹿戸)父ロードカナロア 母プルーフオブラヴ

日曜東京4R メイクデビュー東京 2歳新馬(芝1600m)9着(3番人気) 三浦J

シャドーロール着用。スタートを決めて、好位から競馬を進めます。楽な手応えで直線に向くも、追ってから伸びは見られず、デビュー戦は9着で終えています。

三浦騎手「ゲートも落ち着いて、まずまずのスタートを決められましたし、良い形で競馬出来たと思うのですが、スピードが上がったところで置いていかれてしまいました。それに、馬の後ろに入ろうとすると頭を振っていましたから、その辺りの幼さはまだありますね。また、デビュー戦ということもあるのでしょうが、最後まで集中力が続いてなかったですし、1度使って変わってくるタイプだと思います」

鹿戸調教師「ポジション取りは悪くなかったと思いますが、直線で追い出してからは全く良いところがありませんでしたね。前にいた3頭も上位に残っているくらいですから、展開的にはそれほど厳しく無かったと思いますし、ここまで負けるとは思っていませんでした。皇成(三浦皇成騎手)は1回使ったことで、次はもっと良い競馬を出来そうだと言っていましたから、トレセンでの状態次第にはなりますが、続戦させていただくことも検討しています」(レース結果)

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【次走へのメモ】

シャドーロール。太目感なく仕上がる。外の馬を行かせて先団。道中の雰囲気は悪くなかったものの、直線に入ると踏ん張り切れなかった。そのままズルッと後退。(B誌)

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・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:軽めの調整
・次走予定:11月17日の東京・ダ1600m、もしくは11月24日の東京・ダ1600m

鹿戸師「レース後は脚元に問題はないものの、口の中を確認すると歯が伸びてしまっていて、もしかすると道中変な格好で走っていたのは、それを気にしていたからなのかもしれません。この後は予定通り続戦したいと思いますが、適性を見る意味でも次はダートを試してみたいと思います。スッと先行できたように、芝スタートは悪くないでしょうから、今のところ中1週か2週での東京・ダ1600m戦を予定しています」(11/6近況)

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パドックでは太目感のない好仕上がりで外々を気分良く周回することが出来ていたクァンタムリープ。何頭か強そうな馬はいる中でも良い勝負をしてくれるかなと期待値は上がっていたのですが、レース後のパドックの画像を見ると、耳を絞っているので、初めての環境に気を遣っていたところがあったんでしょう。

レースは五分以上のスタートからハナにも行けそうな程でしたが、行きたい馬を先にやって好位からの競馬。淡々と追走できていたと思いますし、直線を向いた時の手応え・雰囲気は悪くなかったです。ただ、直線で仕掛けるとモタモタしてしまい、スッと反応が出来ず。三浦Jは叱咤激励をして懸命に立て直そうとしてくれましたが、直線を向いてギアを上げて行った上位馬には太刀打ちできませんでした。最後は失速気味で9着。キレ負けしても、もう少しやれるかと思っていました。残念。追い切りでは操縦性の高さを感じていましたが、今回の走りは気難しさというか幼さが目立った1戦だったなあと思います。一方でこのレースを豪快に差し切ったサトノフウジンは大きなところを狙える馬に育っていきそうです。

レース後のクァンタムリープですが、脚元等に異常は見受けられないも、歯が伸びてしまっていたとのこと。それが仕掛けてからのモタモタに少なからず影響は合ったのかなと思います。この後は一旦NF天栄へ放牧に出して立て直すのかなと見ていたら、在厩調整で早速ダートの適性を探ることに。それ自体は悪くないと思いますが、幼さが残るので砂を被るような展開になると不安も。まあ、スピードは良いモノがあるので、気分を損ねないように逃げの手に出れば、結果はガラッと変わってきてくれると思います。

ミスビアンカ同様に期待していたロードカナロア産駒の惨敗は悩ましいですが、脚力はそれなりに秘めているので、あとは気性面の成長がどう転ぶか。精神的に追いこむとダメだと思うので、ゆっくりゆっくりでもいいので良い方へと導いていってもらえればと思います。

最終的に1番人気に支持されるも、直線でいざ追われてからギアを上げることが出来ずに伸びずバテずの6着。走りに改善の余地が大きいので、理想的な走りを憶えてくれば変わってきてくれそうも、少し時間が掛かりそう。★ミスビアンカ

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Photo_3 ミスビアンカ(牝・高橋忠)父ロードカナロア 母シャトーブランシュ

土曜京都5R メイクデビュー京都 2歳新馬・牝馬(芝1600m)6着(1番人気) 岩田康J

互角のスタートから二の脚を活かして、先団を見ながらレースを運びます。3~4コーナーから前を窺いに行きますが、最後の直線では思いのほか伸び切れず、デビュー戦は6着でレースを終えています。

岩田康誠騎手「調教では良い動きをしていたので、期待していたのですが、レースに行ってもう一つ良いところが見られなかったですね。スッと良いポジションに取り付けることが出来ましたし、道中の感じも悪くなかったので、これなら良い競馬が出来ると思っていましたが、追い出してからの反応がもう一つでした。距離はこれぐらいで問題ないと思うので、後は終いの脚を活かせられるようになればと思います」

高橋義忠調教師「スッと好位に取り付けることが出来ましたが、気分よく走り過ぎていたこともあって、脚を溜めるところが作れなかったですね。ずっと同じリズムで走っていましたから、最後はその分伸びを欠いてしまったのでしょう。ハミ受けをしっかりしようとすると、頭を上げて走るところがあるので、その辺りをもう少し調教で改善していけば、良いところで抱えられるようになって、もう一段上の走りが見られるようになるはずです。人気を裏切る形になってしまいましたが、今回のレースで課題も見えてきましたので、次走までにしっかり修正して、良い競馬が出来るように調整していきたいと思います。この後はトレセンに戻って馬の雰囲気を確認したうえで、相談させていただきます」(レース結果)

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【次走へのメモ】

仕上がる。仕掛けて好位の内。少し抑えるぐらいで道中も手応え良く追走していたが、直線はピリッとした脚を使えなかった。(B誌)

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・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:軽めの運動

高橋忠師「レース後も大きなダメージはなく、飼い葉もいつも通り食べています。6日に軽く跨って状態を確認いたしましたが、硬さなども見られないですし、このまま進めていっても問題なさそうです。一度レースを経験したことで、馬の雰囲気は良くなっていますし、後は色々と教えながらレースを経験していけば、走ってくるようになるでしょう。次走までにハミ受けをしっかり作り直して、溜めが利くように矯正していきたいと考えていますので、暫くは予定を決めずに進めていきたいと思います」(11/7近況)

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パドックの時点では3番人気だったミスビアンカですが、最終的に1番人気に支持されたのはビックリ。パドックでは心配された気難しさは感じなかった一方で気配自体はやや地味。実戦へ行って良いタイプかなと見ていたのですが…。

レースはマズマズのスタートからスッと好位へ。馬群の中で走ることになりましたが、頭を上げたりするような面はなく、ハミを取って追走できていたと思います。勝負どころからの反応も悪くなかったですし、4角を回ってくる時の手応えもマズマズ。ただ、直線を向いて、いざ追われてからがジリジリという脚色。鞍上の叱咤激励に反抗している感じはなかったのですが、ギアは上がらずじまい。正攻法の競馬で臨みましたが、結果的には気分良く追走し過ぎたのかもしれません。また、厩舎のHPを参照にすると、トモの使い方が不器用で理にかなった走りを身に付けていない様子。稽古では水準以上の時計は出ているように能力は秘めていると思うので、楽に追走しつつ脚が溜める形が出来てくれば、変わってきてくれると思いますが、母親同様に時間が必要そうです。

レース後のミスビアンカですが、特にクタッとした感じはなく、カイバ食いも落ちていません。引き続き厩舎に置いて、まずは走りの基本をしっかり憶えさせる方針とのこと。牧場に任さずに厩舎で課題に取り組んでくれるのは有難いですし、ミスビアンカへの期待を感じます。

期待している馬なので今回の6着という結果は残念ですが、トモ・背腰の強化に努めながらジワッと上昇してきてくれるのを信じて待ちたいです。これから良くなる一方であって欲しいです。

シルク&ロードなお馬さん(今週・出走除外馬)

Photo_3 インペリオアスール

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:坂路コースでキャンター
・次走予定:京都11月23日・ダ1400m

渡辺師「10日の福島・福島放送賞を予定していましたが、非抽選で除外となってしまいました。除外確実でしたので、6,7日は時計を出さず普通キャンターで調整しました。硬さは先週と変わらないですし、状態としては良い意味で変わりないです。節が足りるかどうか分からないですが、このまま厩舎で調整させていただき、11月23日の京都・ダ1400mを目標に進めていきたいと思います」(11/7近況)

⇒⇒10日福島12R・福島放送賞に佐久間Jで出馬投票しましたが、非抽選で除外となっています。

Photo_6 ロードヴァンドール

2019.11.07
11月10日(日)福島・福島記念(G3)・国際・芝2000mを除外されました。11月6日(水)良の栗東・Cウッドチップコースで6ハロン81.1-65.8-50.7-37.8-12.6 8分所を稍一杯に追っています。併せ馬では稍一杯の相手の外を0秒9追走して首遅れ。短評は「道中掛かり気味」でした。目標を切り替えて11月16日(土)京都・アンドロメダS(L)・国際・芝2000mに太宰騎手で予定しています。

2019.11.06
11月10日(日)福島・福島記念(G3)・国際・芝2000mに横山武Jで予定しています。同レースはフルゲート16頭。現段階では優先順位19番目、同順位1頭で除外対象です。11月6日(水)良の栗東・Cウッドチップコースで6ハロン81.1-65.8-50.7-37.8-12.6 8分所を稍一杯に追っています。併せ馬では稍一杯の相手の外を0秒9追走して首遅れ。追い切りの短評は「道中掛かり気味」でした。

○昆調教師 「11月6日(水)はウッドへ入れました。これだけのタイムが出れば十分。さすがに絶好調とまでは言い切れぬものの、七夕賞当時ぐらいには戻った印象です。ただ、どうやらゲートインは厳しそう。除外の場合は来週の京都へ回りましょう」

≪調教時計≫
19.11.06 太 宰 栗CW良 81.1 65.8 50.7 37.8 12.6 稍一杯追う 道中掛かり気味 スワーヴシールズ(2歳新馬)稍一杯の外0秒9追走首遅れ

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登録はしていましたが、事前に除外になることが確実・濃厚だった2頭。

インペリオアスールは除外になるのが見えていたので、追い切りを課さずに微調整。目標を23日の京都・ダ1400mへ切り替えています。ここも使えるかどうかは分かりませんが、スピードを生かすには1400mは合っていると思うので、結果は二の次で出走が叶って欲しいです。

ヴァンドールは1頭回避が出れば、抽選での出走が可能だった為、追い切って備えていましたが、残念ながら出走枠に入らず。来週のアンドロメダSへ回ることに。そこでは久々に太宰Jとのコンビが予定されているので、浮上のキッカケとなるレースになって欲しいです。滑る馬場は良くないですが、時計の掛かる馬場は合っていると思います。また、個人的にはそろそろ1度ダートを試して欲しいです。

2019年11月 8日 (金)

シルクなお馬さん(4歳上牡馬・NF天栄組)

Photo グランドサッシュ

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・調教内容:週1回坂路コースで14-14、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「先週末、右前の繋ぎ部分が腫れたので軽めの運動で様子を見ていましたが、検査では異常は見つからず、すぐに腫れも治まってきたので、坂路調教を開始しました。恐らく何かにぶつけたのだと思いますが、もう心配はなさそうですので、様子を見ながら調教を戻していきたいと思います。馬体重は480キロです」(11/1近況)

Photo_3 アンブロジオ

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・調教内容:週3回坂路コースで14-14、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「この中間も先週と同様の調教メニューを続けています。脚元・体調共に問題ありませんが、去勢後ですので急ピッチで進めることは避けたいと思います。早くても12月の中山開催の後半ぐらいになるでしょうか。馬体重は459キロです」(11/1近況)

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暮れの中山戦へ向け、熱心に乗り込んでいたグランドサッシュでしたが、この中間右前の繋ぎ部分を腫らすアクシデント。幸い、症状は軽くて腫れも治まったようですが、出走が可能な状況なのかは次の更新を待ちたいと思います。

アンブロジオも年内の出走へ向けて着々と態勢が整っていますが、去勢明けの1戦は12月28日の中山・立志Sになってくると思うので、時間はまだまだ許されています。気持ちと動きがしっかり噛みあってくるように丁寧に乗り込みを重ねていって欲しいです。 

今月末のステイヤーズSへ向け、7日に美浦・手塚厩舎へ帰厩しています。☆モンドインテロ

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Photo_3 モンドインテロ(牡・手塚)父ディープインパクト 母シルクユニバーサル

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・次走予定:11月30日の中山・ステイヤーズS(G2)
・調教内容:週2回坂路コースで14-13、週1回14-14、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「この中間も週3回の坂路調教で精力的に乗り込んでいます。来週には帰厩することになると思いますので、引き続き良い状態で送り出せるよう努めていきます。馬体重は509キロです」(11/1近況)

・在厩場所:7日に美浦トレセンへ帰厩
・次走予定:11月30日の中山・ステイヤーズS(G2)

手塚師「7日の検疫が回ってきましたので、こちらへ帰厩させていただきました。馬体の確認を行って問題なければ、予定しているステイヤーズSに向けて明日から乗り運動を開始していきたいと思います」(11/7近況)

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次走がステイヤーズSに決まった後もNF天栄で意欲的に乗り込まれてきたモンドインテロですが、脚元等に疲れ・反動が出ることなく元気一杯。次走の距離を考えるとスタミナ強化は必須なので、これぐらいやっておかないとダメでしょうねえ。そして7日に検疫が回ってきたので美浦・手塚厩舎へ。

状態は高いレベルで安定していると言えるので、週末から早速時計を出せるでしょう。今回でステイヤーズSは3度目の参戦。経験値もレースで生きてくるでしょうから、古豪健在なところを見せて欲しいです。

シルクなお馬さん(3歳上・NFしがらき組)

Photo_3 シングルアップ

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル

厩舎長「先週一杯は軽めの運動に控えていましたが、徐々に馬体が回復してきましたので、今週からトレッドミルでの運動を開始しています。暫くは負担が掛からない程度に控えながら、進めていこうと思いますが、移動当初よりふっくらとしてきましたので、トレーニングを続けながら緩んだ馬体を戻していきたいと思います。馬体重は551キロです」(11/1近況)

Photo_3 クレッセントムーン

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル

厩舎長「この中間もトレッドミルで運動を行っています。目の状態は徐々に回復していますが、完全に良くなるまで無理する必要はないだろうというのが獣医師の見解でもありますので、もう暫く乗り運動は控えようと思います。トレッドミルでは休まずトレーニング出来ていますので、焦らず進めていきたいと思います。馬体重は518キロです」(11/1近況)

Photo インヘリットデール

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン17秒

厩舎長「周回コースで乗り出した後も問題なく進められていましたので、先週末から坂路にも入れています。今週から周回コースが補修工事のために使えないので、その分トレッドミルで運動を行ってから、坂路に入れています。状態としては良くなってきていますし、このまま問題なければ年内に出走させたいと高野師が仰っていましたので、いつ声が掛かっても良いように調教を行っていきたいと思います。馬体重は490キロです」(11/1近況)

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背腰の筋肉が落ち、1から立て直すこととなったシングルアップ。馬体重は回復傾向にあるのでトレッドミルでの運動を開始していますが、内面に疲れが残っているかもしれませんし、追い切りで気難しさを露呈したので精神面のリフレッシュを図る必要があります。個人的には早目に去勢手術を行って、気難しさの緩和と体質強化を図った方が得策かなと思うのですが。

角膜を軽く傷つけたクレッセントムーン。少しずつ快方へ向かっていますが、完全に良くなるまでは無理しない方が良いとのジャッジで軽めの運動までに止めています。焦っても仕方ないので、時間の経過を待ちたいと思います。

周回コースで軽く動かしていたインヘリットデールは坂路で普通キャンターを開始。周回コースが補修工事の為、使えないようですが、その分をトレッドミルでの運動で補填しています。寒い時季は冬毛が伸びやすく、暑い方が良いタイプかなと思いますが、体調は良い意味で安定しています。年内に出走を予定しているようなので調教のピッチを上げていってもらえればと思います。

7日に栗東・荒川厩舎へ帰厩しています。☆ブライトクォーツ

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Photo_3 ブライトクォーツ(牡・荒川)父ワークフォース 母レースドール

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・次走予定:中山11月30日・イルミネーションJS
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン15秒

厩舎長「坂路で乗り出した後も変わらず順調に進められています。この中間から坂路で15-15を開始していますが、前向きさがあって動きは良いので、予定しているレースには十分間に合うと思います。今の状態を維持しながら帰厩に備えていきたいと思います。馬体重は489キロです」(11/1近況)

・在厩場所:7日に栗東トレセンへ帰厩
・次走予定:中山11月30日・イルミネーションJS(熊沢J)

荒川師「放牧に出した後も順調に進められていましたので、7日の検疫でトレセンにお戻しさせていただきました。週末から調教を開始して、そのまま順調に進められるようであれば、11月30日の中山・イルミネーションJSへ向かいたいと考えています。前走から距離延長で体力勝負に持ち込めるでしょうから、ブライトクォーツにとってはプラス材料だと思います。競馬で力を発揮できるようにしっかり仕上げていきたいと思います。なお、ジョッキーは熊沢重文騎手に依頼しています」 (11/7近況)

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次走に予定している中山・イルミネーションJSへ向け、順調に乗り込むことが出来ていたブライトクォーツは7日に栗東・荒川厩舎へ。昇級後の重賞2戦は勝ち負けの争いから少し離された位置で競馬をすることになりましたが、5着→4着と掲示板に入れたのは単純に嬉しかったです。あとはもう少し前目でレースの流れに乗れるようになれば、この馬のタフさが更に生きてくる筈です。

次走の中山・イルミネーションJSはOP特別となりますが、暮れの中山大障害を見据えた1戦。前走で敗れたシングンマイケルも予定しているようなので、相手はそれほど楽にならないかと思いますが、距離の3570mは魅力。速い脚に欠けますが、スタミナは底なしに近いです(笑)。

ただ、中山大障害へ向かうのなら、本番で期待の持てる走りを次走で見せてもらわないといけません。タフなコース設定&距離で我慢比べの1戦になってくるのかなと想像しています。

ロードなお馬さん(2歳・安田隆厩舎)

Photo_6 ロードクラージュ

三石・ケイアイファーム在厩。休養。

○当地スタッフ 「現在も馬房で安静。少なくとも今週一杯は舎飼いを続けるでしょう。右膝を手術して約2ヶ月に。大きな問題にも見舞われず、順調に過ごせたと思います。そう遠からずに運動開始の見込み。そこからスムーズに運ぶか・・・がポイントですね」

Photo_6 レインドロップス

11月7日(木)良の栗東・坂路コースで1本目に56.7-42.0-27.6-13.9 馬なりに乗っています。短評は「坂路コースで入念」でした。もう少しの間は慎重に様子を見守り、馬自身の状態に応じて今後の方針を決めます。

○安田調教助手 「先週末にゲートをパス。第一段階は何とか突破できました。でも、息遣いも物足りぬ現状。まだまだ体力アップが求められるでしょう。厩舎で調整を続ける予定ながら、今しばらくは土台作りが必要に。ここから踏ん張りが利くか・・・ですね」

≪調教時計≫
19.11.07 鮫島駿 栗東坂良1回 56.7 42.0 27.6 13.9 馬なり余力

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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クラージュは今週一杯まで舎飼で我慢の調整。そこで獣医師に診断してもらい、運動開始のGOサインが出るかどうかです。何とか予定どおりに次のステップへ進めることが出来ればと思います。

レインドロップスはゲート試験に合格して第一段階はクリアすることは出来ましたが、内面がまだまだしっかりしていない様子。それ故、急激に負荷を高めることは出来ないので、地道な乗り込み+追い切りを重ねることでじわじわ上昇を遂げていってくれればと思います。中身が出てくれば、追い切りでも良い時計を出せるとは思うのですが。

次走が香港カップに決まりました。☆アーモンドアイ

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Photo_3 アーモンドアイ(牝・国枝)父ロードカナロア 母フサイチパンドラ

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・調教内容:週2回坂路コースで15-15、残りの日は軽めの調整
・次走予定:12月8日のシャティン・香港カップ(GⅠ)・C ルメールJ

天栄担当者「こちらに戻ってきてからはトレッドミルで様子を見てきましたが、大きな問題はなかったことから、週末から周回コースで軽めの乗り出しを開始しました。その後も不安なところは見られなかったので、今週から坂路コースに移行し、ハロン15秒くらいのキャンターを行なっています。こちらに帰ってきた当初は、少し歩様にコトコトしたところがあり、疲れもあった様子でしたが、順調に回復していますから、このままピッチを上げていけるでしょう。馬体重は478キロです」

国枝師「NF天栄へ移動後も、レースの疲れは順調に取れてきているということだったので、オーナーサイドと次走について相談させていただいた結果、香港カップを目標に進めていくこととなりました。去年勝ったジャパンCも選択肢の一つでしたが、幸い大きな問題はなかったものの、厩舎に戻ってきた後も硬さが見られたりとレースの疲れがあったのは事実ですし、次走に向けての間隔的なことを鑑みると、少しでも間を空けられる香港カップの方が、馬のことを考えればベターですからね。主催者側からの招待も無事に届きましたから、これから出走に向けての手続きを進めていきます。鞍上は引き続きクリストフ(C.ルメール)でいかせていただきます」(11/6近況)

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アーモンドアイ次走は香港C「レース間隔が一番」(日刊スポーツ)

天皇賞・秋でG1・6勝目を挙げた最強牝馬アーモンドアイ(牝4、国枝)が、次走は香港C(G1、芝2000メートル、12月8日=シャティン)に向かうことが6日、決定した。鞍上は引き続きルメール騎手。

中3週となる24日東京のジャパンC(G1、芝2400メートル)も選択肢にあったが、これまでゆったりと間隔を空けて勝利を積み重ねてきた。国枝師は「レースまでの間隔が一番だろうね」と、ローテーションを大きな理由とした。既に主催者からは招待が届いている。

現在、福島県のノーザンファーム天栄に放牧に出されているが、21日に美浦に帰厩の予定。その後、美浦の検疫厩舎に入り、27日にルメール騎手を背に国内最終追い切りを行う。初の海外遠征となった今春のドバイターフ(G1)を勝ち、世界にその名を知らしめた。2度目の海外G1制覇へ、師は「力を発揮してもらわないと困る」と大きな期待を込めた。

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早ければ先週末ぐらいで次走が発表されるかなと思っていましたが、1日に1日と延びていっていたので状態面に不安があるのかなと心配もしたのですが、6日の昼頃にHP上で来月8日の香港Cを目指すことが発表されました。

実際、レース後にほぼレコードと言える快走を見せた疲れ・反動が歩様に出ていたようなので、レース間隔を幾らかでも開けたいというのが1番の理由かと思います。それに海外遠征は1度ドバイで経験済。香港は近いですしドバイ以上に日本馬が多く参戦するというのも追い風ではあるでしょう。父ロードカナロアは香港で圧倒的なパフォーマンスを見せましたし、その産駒ということでより注目を集める存在になるのは間違いありません。そのプレッシャーに負けることなく、改めて性能の素晴らしさを海外に知らしめて欲しいものです。

今週の出走馬(11/9-10)

<日曜日>

Photo ロードダヴィンチ

東京7R・3歳上1勝クラス・ダ2100mに柴田大Jとのコンビで出走します。

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先週は期待した2歳馬が案外な結果に。追い切りでは良い感じで動けていると思ったのですが、追い切りの走りと実戦の走りとの違いを痛感させらえることになりました。今週はロードヴァンドール・インペリオアスールも出走を予定していましたが、残念ながら除外に。ロードダヴィンチ1頭のみの出走となります。

ロードダヴィンチは喉の手術明け+美浦への転厩初戦。それ以前の成績が芳しくありませんし、ワンペースの馬とは言え、2100mはさすがに長そう。今回に関しては競馬に行って、手術の効果がどこまであったかを調べる1戦になるのかなと思います。走ることに気持ちが向けば、1勝クラスは勝てる馬なので、今後に明るい光が灯る1戦になってくれればと考えています。

ロードなお馬さん(6歳・関東馬)

Photo_6 ロードクエスト

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分。

○当地スタッフ 「レース後すぐのチェックでは疲労が認められた模様。でも、10月31日(木)に軽く跨った感じでは思ったより回復は早そう・・・との小島調教師の話でした。こちらでの獣医師チェックでは左肩が窮屈・・・との指摘。必要に応じてケアを施しましょう」

Photo_6 ロードプレミアム

2019.11.05
千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン18~20秒ペース)。

○当地スタッフ 「この中間は普通キャンターをコンスタントに消化。脚元に浮腫みが認められるとは言え、いつも通りの特有の症状だけに心配は要らないでしょう。元気一杯な姿が目立っており、声が掛かれば移動も可能。スケジュールに応じて更に踏み込みたいです」

2019.10.29
千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン20~22秒ペース)。

○当地スタッフ 「10月22日(火)以降はダートコースを利用。ひとまずは馬自身にネガティブな変化は認められず、この調子でペースアップを検討できるはず。具体的なレースプランはまだ定まっていないものの、5回中山の復帰を視野に入れて取り組みましょう」

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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1日に千葉ケイアイファームへ戻ってきたクエスト。厩舎でも回復は順調に進んでいたようですが、今年1戦タフに使われてきたことで左肩が窮屈との指摘を受けました。それが硬さにも繋がっていくのでしっかりケアを施して、少しでも柔らかみを感じられるように時間を取って努めてもらえればと思います。

プレミアムは年末の中山へ向けて調教のピッチを上げていっています。脚元の浮腫みはいつものことですが、ケアは怠ることなく行って欲しいところ。また、寒い時季の方が合っている馬なので元気一杯ですが、太目残りが心配なので速い調教よりも距離をしっかり乗り込むことに重きを置いて欲しいです。

2019年11月 7日 (木)

シルクなお馬さん(2歳・NFしがらき組)

Photo サリオス

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン17秒

厩舎長「坂路で乗り出した後も右前の蹄は変わりないですし、このまま帰厩に向けて進めていっても問題ないでしょう。トモに疲れが溜まらないように定期的に治療を行っていますが、ここまで問題なく進められていますので、この調子で帰厩に向けて乗り込んでいきたいと思います。
馬体重は569キロです」(11/1近況)

Photo エルスネル

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン15秒

厩舎長「負荷を掛けた後も疲れを見せることもなく、ここまで順調に進められています。気持ちの方も徐々に走りに対して前向きさが見られるようになってきましたし、経験を積んでいけば更に良くなってきそうですね。心身ともに良くなってきているのは確かですから、帰厩に向けて乗り込みながら鍛えていきたいと思います。馬体重は445キロです」(11/1近況)

Photo_3 リアンティサージュ

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン17秒

厩舎長「トレッドミルでキャンターを始めた後も、順調に進められていましたので、今週から坂路で乗り出しています。運動後もトモの状態は変わりありませんし、周回コースが補修工事のため、暫くは坂路主体の調教メニューとなりますが、コーナーがない分負担もかからないでしょうから、状態を確かめながら徐々にペースを上げていければと思っています。馬体重は481キロです」(11/1近況)

Photo_3 ヴァンタブラック

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン17秒

厩舎長「ここまで状態に合わせてじっくり進めてまいりましたが、乗り出しても問題ないと判断し、この中間から坂路で乗り出しています。まだ週に2回だけしか登坂していませんが、運動後も変わりないので、徐々に運動量を増やしていきたいと考えています。馬体重は551キロです」(11/1近況)

Photo_3 ベルラガッツォ

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:ウォーキングマシン

厩舎長「術後の経過は順調で、この中間も体調は変わりありませんでした。1週間は軽めの運動に控えておくように指示が出ていますので、週末に状態を確認してもらい、問題がなければ乗り出していきたいと考えています。馬体重は506キロです」(11/1近況)

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サリオスはトモに疲れが溜め込まないように注意しつつ坂路で普通キャンターを消化。蹄はもう大丈夫でしょう。帰厩へ向けて進めていくようなので、年内にもう1戦出来るように万全の態勢を整えていってもらえればと思います。

エルスネルは速いところを乗っても馬体重を維持できているのは好感。幼い面が抜けてくるには時間が必要でしょうが、出走→放牧を繰り返して心身の成長を着実に遂げていってもらえればと思います。

須貝厩舎の2頭(リアンティサージュ&ヴァンタブラック)はケア中心でじっくり進めてきましたが、この中間から坂路での乗り込みを開始。反動・疲れが出るようなことはなかったのは何より。1度実戦を経験しているリアンティサージュの方が早めに態勢が整うかと思いますが、自分のペース・リズムを守って着実な歩みをお願いします。

ベルラガッツォは去勢手術を行ってまもないということで、軽めの運動でリラックス中。今のところは去勢手術によって体調を崩すような面は見受けられません。あとは気難しさの緩和にこの去勢手術がマッチしてくれるかどうか。追い切りでは良い雰囲気で駆けていただけに、今一度、走ることに集中できているかを入念にチェックしてもらい、更に矯正していってもらえればと思います。

6日に美浦・稲垣厩舎へ帰厩しています。☆ヴェルトゥアル

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Photo ヴェルトゥアル(牡・稲垣)父スマートファルコン 母シルクユニバーサル

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・調教内容:週3回坂路コースで14-14、残りの日は軽めの調整、障害練習

天栄担当者「この中間は週3回の坂路調教を行い、ハロン14秒ペースで登坂しています。また、今後の選択肢を広げるために角馬場で障害練習も取り入れています。障害練習の後も脚元に疲れが出ることはないので、このまま進めてみようと思っています。馬体重は488キロです」(11/1近況)

・在厩場所:6日に美浦トレセンへ帰厩

稲垣師「6日の検疫で帰厩させていただきました。ノーザンファーム天栄で障害練習を取り入れて進めてもらっていましたが、大きな問題はなかったということですし、新味を引き出せればという期待も込めて、こちらでも本格的に障害練習を行っていきたいと考えています」

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レース後に見られた左前脚の球節あたりと背腰の疲れが癒えたヴェルトゥアルは坂路での乗り込みと同時に障害練習を始めていました。センスについては現段階では分かりませんが、平地では手を尽くして頭打ちと言えるのでこちらの方向(障害)へ進むしかないのかなと思います。

そして障害練習を本格的に進めていく方針となったようで6日に早速美浦へ。基礎をしっかり身に付ける必要があると思うので、段階を踏んで障害を飛ばすようにしていった方がベターでしょう。凡走を続けて前向きさが失われつつあると思うので、自分から障害を跳んでいく気持ちを養っていってもらわねばなりません。

ロードなお馬さん(4歳・牧場組)

Photo_6 ロードザナドゥ

2019.11.05
千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン13~20秒ペース)。

○当地スタッフ 「10月29日(火)に全体67秒3、1ハロン12秒3をマーク。前半を15-15で入り、終いにスッと伸ばす内容でも堅実な脚取りで駆けていました。翌日以降にダメージは感じられず、気配は更に上向いているぐらい。今週の移動が検討されています」

Photo_6 シグナライズ

2019.11.05
滋賀・グリーンウッドトレーニング在厩。ウォーキングマシン90分、ポリトラックコース・キャンター2500m(1ハロン20~22秒ペース)、ウッドチップ坂路コース・キャンター650m×1本(1ハロン15~20秒ペース)。

○当地スタッフ 「コンスタントに強目の稽古を消化。左後脚に幾らか緩慢さは残るものの、そのあたりも許容範囲と言えそうです。西浦先生は定期的に来場して具合をチェック。状態は把握されているだけに、どの時点で移動のジャッジが下るか・・・でしょう」

2019.10.29
滋賀・グリーンウッドトレーニング在厩。ウォーキングマシン90分、ポリトラックコース・キャンター2500m(1ハロン20~22秒ペース)、ウッドチップ坂路コース・キャンター650m×1本(1ハロン15~20秒ペース)。

○当地スタッフ 「週2回の割合でハロン15秒ペースを課すように。無難な対応を見せており、反動も認められません。相応の状態に達した印象だけに、移動の連絡が届けば対応も可能。同様のパターンを繰り返しつつ、帰厩の指示に備えるばかり・・・でしょう」

Photo_6 ロードイヒラニ

2019.11.05
滋賀・グリーンウッドトレーニング在厩。ウォーキングマシン90分、ポリトラックコース・キャンター2500m(1ハロン20~22秒ペース)。

○当地スタッフ 「治療の効果も手伝って、回復が図れて来た印象。ひとまずは同様の内容を繰り返しているものの、遠からずに坂路コースへも連れ出そうと思います。中京開催を視野に・・・との話。あまり時間も残されぬだけに、徐々にピッチを上げましょう」

2019.10.29
滋賀・グリーンウッドトレーニング在厩。ウォーキングマシン90分、ポリトラックコース・キャンター2500m(1ハロン20~22秒ペース)。

○当地スタッフ 「先週一杯は余裕を持たせる形。まだ競馬を走り終えて日も浅い状況ですからね。10月28日(月)に跨ったところ、背腰が幾らか疲れ気味な感じ。すぐにショックウェーヴ治療を行ないました。滞在は短期間の見込み。ケア中心で行きましょう」

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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美浦・新開厩舎へ転厩することになったザナドゥ。移動に備えて先月29日に強めの調教を敢行。格上のエースと併せたようですが、しっかり食らい付いたことは○。トモ等に弱さは残りますが、コツコツ乗り込んだことで反動が少なかったのも何より。まもなく帰厩するようですが、良い雰囲気です。次走では早速芝の短距離を試して欲しいです。

シグナライズも帰厩できるレベルに到達済。あとは厩舎の馬房の都合次第。先週競馬に使ったロードドミニオンがこの後放牧に出るようなので、おそらく入れ替えになってくるかと思います。前走の大敗が尾を引いていなければ良いのですが。

イヒラニは先月24日にグリーンウッドへ移動してきてリフレッシュ中。適切な治療で競馬での疲れは解消できたようなので、予定している暮れの中京開催へ向けて調教のピッチを上げていくのみです。

ロードなお馬さん(2歳牝馬・牧場組)

Photo_6 ヴィースバーデン

2019.11.5
滋賀・グリーンウッドトレーニング在厩。ウォーキングマシン60分。

○当地スタッフ 「先週末に来たばかり。競馬を終えて日が浅いのも踏まえ、ひとまずは余裕を持たせています。近日中に跨る予定。そこでの感触に応じてメニューを組み立てて行く方針です。ボリュームアップを・・・との指示。その部分も念頭に進めましょう」

Photo_6 シベール

2019.11.5
千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン20~22秒ペース)。

○当地スタッフ 「定期的に受けているチェックでも脚元は大丈夫。獣医師のアドバイスを踏まえた上で、10月29日(火)以降は広いダートコースへ向かっています。初日こそテンションが高かったとは言え、日に日に落ち着いた感じに。様子を見ながら進めましょう」

2019.10.29
千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、角馬場でダク1500m→ハッキング3000m。

○当地スタッフ 「ハッキングを取り入れてからも歩様にネガティブな変化は生じていません。少しずつ調教量を増やし、現在は3000mの距離を走らせる形。乗ってしまえば引いてくれるものの、両前脚球節の水が溜まっているようなモヤ付きには注意を払いたいです」

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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ヴィースバーデンは1日にグリーンウッドへ移動。まずはレースの疲れをしっかり取り除くことと馬体のボリュームを戻すことを優先中です。牧場では普通キャンターより速いペースで乗る必要はないと思うので、課題を解消して厩舎へ戻って来て欲しいです。

シベールは角馬場での脚慣らしを行った後、先月29日から馬場でのトレーニングを再開。少し煩い面を覗かせていたようですが、時間と共に落ち着きを取り戻してくれるでしょう。あとは球節部分のモヤ付きには十二分に気を遣ってもらえればと思います。

2日に美浦・萩原厩舎へ入厩しています。☆ディランズソング

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Photo_3 ディランズソング(牡・萩原)父Summer Front 母Poetic Riches

・在厩場所:2日に美浦・萩原清厩舎へ入厩予定 

早来担当者「この中間からはペースを上げただけでなく、周回コースでの乗り込みも増やしていました。段々と動きが良くなってきましたし、しっかりとした脚取りで登坂していましたね。まずまずの状態で送り出せたと思いますから、トレセンの環境にすんなり慣れてくれると良いですね。馬体重は509キロです」(11/1近況)

⇒⇒2日に美浦・萩原清厩舎へ入厩しています。(2日・最新情報より)

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:ゲート練習/ダートコースで軽めのキャンター

萩原師「入厩後も体調面に問題はなかったので、こちらの環境に慣らしつつ、今週からゲート練習を徐々に始めています。まだゲートについてはスタートしたばかりなので何とも言えませんが、フィジカル的には右トモに少し弱さを抱えている印象を受けますね。今後ゲート練習を本格的に進めていくと、段々と疲れが溜まってきてしまう恐れがありますから、よく注意していきたいと思います」(11/6近況)

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終いの伸びがもう一つだったり、他馬を気にする素振りを覗かせたりともう少し時間が必要そうに思えたディランズソングですが、NF天栄を経由して2日に美浦・萩原厩舎へ到着。輸送熱等に見舞われることなく、状態面は問題なさそうです。

早速ゲート練習を開始しているようですが、右トモに少し弱さがあるとのことで体力強化を進めつつ、ゲートに慣らしていく必要がありそう。勝手なイメージですが、性格的にもちょっとゲートに苦労しそうなタイプかなと。ゲートからのダッシュが付くかどうかが1番の課題になってくるのでしょうねえ。気持ちが悪い方へ向かないようにも注意してもらえればと思います。

シルク&ロードなお馬さん(2歳未デビュー馬・入厩組)

Photo_3 ハーツクリスタル

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:30日に坂路コースで追い切り
・次走予定:京都11月17日・メイクデビュー京都・芝2000m

高野師「30日に坂路で追い切りました。2歳1勝クラスの馬と併せ、追走し、途中から併せていきましたが、最後は先着してくれました。まだ自分からグッとハミを取っていくほどの前向きさは見られないですが、動きそのものは悪くなかったですし、レースまで後2週あることを考えれば上々の内容だったと思います。涼しくなってコンディションが上がってきましたし、これからドンドン良くなってきそうですね。兄達は年齢を重ねて良くなっていることから、本馬も大事に育てていけば先々は良い競馬をしてくれるのではないかと期待しています」(10/30近況)

助 手 27栗坂稍 57.4- 41.0- 26.0- 12.5 馬なり余力 ネブロシティ(二未勝)馬なりに0.1秒先行同入
助 手 30栗坂稍 53.9- 39.2- 25.4- 12.7 一杯に追う コスミックエナジー(二歳1勝)一杯を0.1秒追走0.2秒先着

Photo_6 トルネードフラッグ

2019.10.30
栗東トレセンで1ハロン18秒前後のキャンターとゲート練習を消化。まだ全体的に良化途上の面を窺わせており、もう少しの間は馬自身の状態に応じて調整を行ないます。ゲート試験の合格が当面の目標です。

○荻野調教助手 「乗り込みを重ねつつ、並行してゲート練習も。枠入りと駐立は大丈夫ながら、後肢にパワーが備わり切らず・・・。その分だけダッシュが利きません。あまり無理を強いると大きな反動が出る可能性も。試験へ臨むタイミングを慎重に探ります」

≪調教時計≫
19.10.31 岡田祥 栗東坂良1回 53.5 39.1 25.8 13.5 一杯に追う レッドアクトレス(古馬1勝)馬なりに0秒2先行同入

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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ハーツクリスタルは水準級の時計をマーク出来ていますが、まだ自分から走ろうとする気持ちが薄い感じ。若さが多分に残っています。デビュー時期を見直す感じはないので、早目に1度使ってみて、競馬とはこういうものだと教えることになりそうです。

トルネードフラッグはまだまだトモのパワーが不十分。そこさえ良くなってくれればスムーズに運んでいくと思うのですが…。まだまだ時間が掛かりそう。また、追い切りに関しては週2本時計を出さない代わりに、週1本坂路でしっかり負荷を掛けています。終いの踏ん張りがやはり物足りないですが、全体の時計自体はマズマズです。

2頭共に良い素質を秘めていると思いますが、本当に良くなってくるのは3歳春以降でしょうねえ。

シルクなお馬さん(北海道組)

Photo パーフェクトルール

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン15秒のキャンター1~2本、週3回周回コースで軽めのキャンター2500m

担当者「この中間からは再度坂路調教に入っています。リフレッシュした効果もあって、以前より活気が出てきましたね。加えて、周回コースでより実戦的な調教を行っていますが、息の入れ方やハミの取り方は悪くないですね。このまま状態に変わりなければ、近々ペースを上げていきたいと思います。馬体重は494キロです」(11/1近況)

Photo ジーナアイリス

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:ウォーキングマシン

担当者「変わらずウォーキングマシンでの運動を行っています。数字上でも体が絞れてきたことが確認できますし、腹回りを中心に少しシュッとしてきました。また、この中間は両前膝のレントゲン検査を行いましたが、獣医によると『経過は良好で、徐々に回復している』とのことでしたから、近々トレッドミルでの運動を再開していきます」(11/1近況)

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リフレッシュを挟んだパーフェクトルールはこの中間から乗り込みを再開。活気が出てきたようで前向きに取り組んでいる姿は好感。坂路と周回コースを上手に併用して実戦での操縦性アップを図ってもらえればと思います。

ジーナアイリスはウォーキングマシンでの運動が続きますが、ほんの少しだと思いますが馬体は絞れてきた様子。体質がそれほど強くない馬なので他馬よりも復帰に時間を要すかもしれませんが、軌道に乗るまでは根気よく進めていくしかありません。

2019年11月 6日 (水)

初めての左回りでコーナーリングでスムーズさを欠き、外々を回ることになったことでスタミナをロス。距離も幾分長かった感じで見せ場なく12着に沈む。★インペリオアスール

201910_20191106222701

Photo_3 インペリオアスール(セ・渡辺)父エンパイアメーカー 母アビ

日曜新潟12R 鳥屋野特別(ダ1800m)12着(10番人気) 西村淳J

互角のスタートから外目6,7番手を追走します。3コーナー過ぎから押し上げて行き、最後の直線で脚を伸ばそうとしますが、残り200mで力尽き、ズルズル後退して12着でレースを終えています。

西村淳也騎手「スタートは悪くなく、二の脚も付きましたので、そのまま好位でレースを運ぼうと考えていましたが、最初の1コーナーで手前を上手く変えることが出来ずに外へ膨れ気味になり、そこでポジションが悪くなってしまいました。3~4コーナーも同じような感じでしたし、最後の直線では一瞬は伸びようとしたものの、残り200mでバッタリ止まってしまいました。距離は1400~1700mぐらいがベターだと思いますし、現状は右回りコースの方が良いかもしれませんね、乗り味が良く、条件が合えばもっとやれそうな感触はありましたよ」

渡辺調教師「短期放牧明けでしたが、牧場でしっかり乗り込んでもらっていたこともあって、順調に仕上げることが出来ましたし、いい状態でレースに向かうことが出来ました。最後の直線に差し掛かるところまで理想通りのレース運びが出来たものの、ラストひとハロンでバッタリ止まってしまいましたね。ジョッキーの話ではコーナーで外に張り気味だったと言っていましたから、初めての左回りコースに戸惑ってしまったところもあったのかもしれません。ダ1800mに2度出走させていただきましたが、これまでのレース内容から1700mまでなのかもしれません。優先出走権が獲れなかったですが、もし出走が叶うなら11月10日の福島・福島放送賞に出走させたいと考えていますので、トレセンに戻って状態をしっかり確認したうえで、相談させていただきたいと思います」(レース結果)

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【次走へのメモ】

仕上がる。ペースが落ち着いたこともあり、好位直後で少し行きたがる、馬群が固まり、外を回されるロスも大きかった。4角で一杯。(B誌)

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・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:軽めの運動
・次走予定:福島11月10日・福島放送賞

渡辺師「新潟からトレセンに戻って馬体のチェックを行いましたが、歩様の硬さはレース前と変わりないですし、それ以外も目立った疲れは見られませんでした。今週いっぱい状態を確認させていただき、それでも問題なければ続戦させたいと考えています。ただ、優先出走権を獲れなかった為に、11月10日の福島・福島放送賞に入るかどうか微妙なので、来週の想定を見て除外確実であれば、節を空ける為に一旦牧場へ戻すことも考えています」(10/30近況)

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強い相手に揉まれていく必要があると感じていたも、クラス2戦目での前進を密かに期待していたインペリオアスール。レースでは互角以上のスタートからスッと好位を確保することが出来たのですが、1角を回る時にぎこちない走りで外へ膨れ気味。他馬を怖がっているというよりは左回りに戸惑っていたのでしょう。コーナー毎に減速してしまっており、膨れることで自然と外々を回される形に。4角手前で勢いが怪しくなって、直線では段々と遅れていく格好に。ガス欠になった後は無理に追うのは止めて、最後は流し気味でのゴールとなりました。

終わってみれば脚抜きの良い馬場でそれなりの高速決着。エンパイアメーカーの仔は脚抜きの良い馬場で好印象を持っていましたが、同じ産駒ではインペリオアスールは時計面の限界があってこういう決着は苦手。今の実力をしっかり受け止め、このクラスの厚い壁を感じることになってしまいました。この距離は微妙に長そうですし、コーナーリングの拙さを考えると、ワンターンのダ1400mを近々試してもらいたいです。

レース後のインペリオアスールはクタッとした感じはないも、歩様に硬さが残っている様子。結果は伴いませんでしたが、この馬なりに力を出し切ったので相応の疲れを感じます。中1週で今週の福島競馬への参戦を予定していますが、状態がもう1つなら無理に使う必要はないかなと。使ったことによる更なる疲れ・反動が心配ですから。

【動画更新】マチカネタマカズラの18

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Photo マチカネタマカズラの18

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首を水平にして歩くのが特徴的。気難しさを秘めているようですが、イライラするよりは少し反抗してみよう、力を抜いてみようと人間との信頼関係が十分に築かれていないのでしょうねえ。立派な馬格で沈むように走る感じが窺えるので長目の距離で面白そう。ただ、キレよりもパワー型の競走馬なのでダートの方が楽しめるかもしれません。どういう格好で走るのか見てみたい1頭です。

シルクなお馬さん(2歳牝馬・牧場組)

Photo_3 ルコントブルー

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・次走予定:第5回中山開催
・調教内容:週2回坂路コースで14-13、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「この中間も先週と同様のメニューで調教を続けています。だいぶ体力が付いてきて動きも良化してきましたので、勢司調教師と相談し、来週か再来週ぐらいに帰厩させる方針となりました。それまで更に状態を上げていきたいと思います。馬体重は520キロです」(11/1近況)

Photo_3 ポレンティア

・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・調教内容:週2回坂路コースで17-17、週1回トレッドミルでキャンター、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「引き続き蹄の状態は落ち着いていましたので、先週末から坂路コースでハロン17秒のキャンターを開始し、トレッドミルでもある程度の運動を行いました。その後も問題なく、坂路調教中心に進めていっても大丈夫そうです。今後も様子を見ながら調整を続けていきます。馬体重は503キロです」(11/1近況)

Photo_3 オーサムゲイル

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル、坂路コースでハロン14~15秒

厩舎長「今週から周回コースが補修工事のため、トレッドミルで運動を行ってから坂路に入れるようにしています。馬体重こそ増えていませんが、ここに来て飼い葉食いが良くなり、フックラとした体つきになってきましたよ。調教も休まず行っていますし、性格も従順で扱い易くなりました。継続して乗り込んでいけば筋肉が付いてより良い体付きになってくるでしょうから、この調子で進めていきたいですね。馬体重は450キロです」(11/1近況)

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ルコントブルーはまだまだ動き切れていないところはあると思うも、しっかりメニューを消化中。この馬なりの成果は見込めますが、デビュー勝ちを狙っていけるレベルにはまだないと思います。大型馬ですし使いつつ良くなるイメージで進めていきましょう。

ポレンティアは蹄・球節の治療を進めてきましたが、この中間からトレッドミルで脚慣らしをした後に坂路入りするように。油断は出来ませんが、このまま軌道に乗って行けそうなのでマイペース調整を続けていってもらえればと思います。

オーサムゲイルはそろそろ帰厩しても良い頃かなと思いますが、馬体重を減らしていたのでちょっと予定がズレてしまいました。今の力の要る京都の馬場はもう一つ合わない感じがするので、暮れの阪神に間に合わす感じで軌道修正していってもらえればと思います。

JRAの競走馬登録が完了。1日にゲート試験に挑戦して無事1発で合格しています。☆レインドロップス

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Photo_6 レインドロップス(牝・安田隆)父ロードカナロア 母ティアドロップス

2019.11.01
11月1日(金)栗東・ダートEコースでゲート試験に挑戦。結果は合格でした。

≪調教時計≫
19.11.01 鮫島駿 栗東E良 13.3 ゲートなり

2019.10.30
栗東トレセンで軽目の乗り運動とゲート練習を消化。まだ全体的に良化途上の面を窺わせており、もう少しの間は馬自身の状態に応じて調整を行ないます。ゲート試験の合格が当面の目標です。

○安田調教助手 「中間は鼻水が出たり、幾らか体温の上昇も。体力的に途上な印象で、免疫が落ちたのでは・・・。熱が下がったのを踏まえ、10月30日(水)は角馬場へ。その後にゲートへ行きました。まずは試験クリアを目標に。具合を探りつつ進めましょう」

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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1週前の段階で発馬さえ上達すればゲート試験に挑戦できるかなと見ていたレインドロップスですが、この中間は鼻水が出たり、体温の上昇が見受けられたりとお疲れモード。まずは体力の回復を優先するのかなと見ていたら、1日にゲート試験に初挑戦。練習の延長という気持ちだったかと思いますが、マズマズの出脚を見せて無事1発でゲート試験に合格することが出来ました。まずはホッと一安心です。

今後はデビューへ向けて進めていくかと思いますが、もうしばらくは体力強化を図るメニューを優先していった方が良さそう。状況によって1度牧場に戻すことを頭の片隅に置いていて欲しいです。

また、このタイミングでJRAの競走馬登録が完了。晴れてJRAの仲間入りを叶えることが出来ました。競走馬としてのセンスは高いと思うので、響きの良い名前が紙面等を賑わしてくれることを期待しています。

シルクなお馬さん(関東牡馬・入厩組)

Photo ウォリアーズクロス

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:30日に坂路コースで時計
・次走予定:第5回東京開催、もしくは第5回京都開催

国枝師「30日に坂路コースで併せて追い切りを行いました。道中はウォリアーズクロスが先行する形から、そのまま僅かに先着で終えています。週を追う毎に少しずつ動きは上向いてきていますね。息の入りもまずまずですし、順調に仕上がってきていると言って良いでしょう。右前脚のむくみは依然として若干ありますが、先週と比べても悪くはなっていませんから、何とかこの状態を維持していきたいですね。また、ここまでは鼻出血などの症状は無く、体調面は良好ですよ」(10/30近況)

助 手 27美坂重 57.4- 42.6- 27.8- 14.0 馬なり余力
助 手 30美坂重 54.8- 40.2- 26.7- 13.9 馬なり余力 サトノルーラー(古馬2勝)一杯に0.4秒先行同入
助 手 3美坂良 57.3- 41.8- 27.0- 13.2 馬なり余力

Photo_3 ロイヤルアフェア

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:30日に南Wコースで時計
・次走予定:11月17日の福島・ダ2400m(内田J)

加藤士師「30日に南Wコースで併せて追い切りを行いました。道中はロイヤルアフェアが追走して、直線に入ってから内目に進路を取ると、ゴール前やや抜け出して終えています。以前よりも悪さをしなくなったことで、集中して調教に臨めていますね。ただ、乗り手は『いつでも何かしてやろうと企んでいそうな感じなので、まだ気が抜けない』と言っていましたから、注意して進めていきます。ゲート練習に関しては週末に行ってみて、どれほど改善したかを見たいと思います。動きは非常に良く見えましたから、この状態を維持して再来週のレースに臨むことが出来ればと思います。また、鞍上は内田博幸騎手にお願いしています」(10/30近況)

助 手 27南W良 57.4- 41.5- 13.2 馬なり余力
助 手 30南W重 67.9- 53.6- 39.9- 12.2 強めに追う アベックフォルス(二未勝)強めの内1.8秒追走0.4秒先着
助 手 3南P良 42.7- 13.7 馬なり余力

Photo_3 パラダイスリーフ

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:23日に南Wコースで時計
・次走予定:11月17日の東京・芝2000m

木村師「30日に南Wコースで併せて追い切りを行いました。道中の動きは濃霧の影響でほとんど確認することが出来ませんでしたが、3頭併せの最後方を追走から、直線では最内から脚を伸ばしています。乗り手は『リラックスして運べてはいるものの、終いは少し甘さがあります』とのことです。実際に、今週出走予定の新馬と2歳1勝クラス馬を相手に少し遅れてしまっており、スピード感がまだ足りないように思います。まだ良化途上ですし、目標のレースまで時間もありますから、焦らずにじっくりと進めていければと思います」(10/30近況)

助 手 27美坂重 57.0- 41.5- 27.2- 13.1 馬なり余力
助 手 30南W重 キリ 12.1 強めに追う スカイグルーヴ(新馬)馬なりの内0.2秒遅れ

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右前脚の浮腫みや鼻出血など不安点を抱えてるウォリアーズクロスですが、追い切りの動きはじんわり上昇中。この感じならそろそろ予定が示される頃だと思います。

ロイヤルアフェアは追い切りの動きは上々。ただ、怪しい雰囲気は相変わらずなので、実戦へ行くと、これまで通りに豹変してしまいそう。何とか真面目に走れるように考えて取り組んでもらいたいです。

パラダイスリーフは順調に追い切りを重ねていますが、動き自体はもうひとつピリッとせず。前向きさが足りない様子なので、今後も併せ馬で追い切りを重ねて良化を促してもらいたいです。

2019年11月 5日 (火)

ロードなお馬さん(2歳牡馬・牧場組)

Photo_6 ロードクラージュ

三石・ケイアイファーム在厩。休養。

○当地スタッフ 「この1週間も目新しい動きは無し。馬自身は非常にリラックスしており、見た目には患部も落ち着いていますね。順調には運んでいる印象ながら、今しばらくは同様のパターン。11月中旬ぐらいを目安にウォーキングマシンを始める予定です」

Photo_6 ロードベイリーフ

京都・宇治田原優駿ステーブル在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク600m→ハッキング1800m、ウッドチップ坂路コース・キャンター900m×1本(1ハロン25~27秒ペース)。

○当地スタッフ 「到着後すぐに騎乗調教を開始。ハッキング程度の緩やかなペースながら、既に坂路コースへも連れ出しています。これまでと同じような感じで、特別に気に掛かる部分も無し。近日中に普通キャンターへ移り、週末には15-15を行く予定です」

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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クラージュはそろそろウォーキングマシンで体を動かそうかなという段階。今のところはストレスを溜めることなく、のんびり過ごせているのが何よりかなと思います。

ベイリーフは再来週の出走を予定しているので7日までには帰厩することに。コンスタントに使われてきていますが、1戦ごとにリフレッシュさせているのが合っているようでデキ落ちはなさそう。1戦1戦レースが上手になってきているので、次走では強い相手が出てこないことを願っています。

現役最強を決めるようなメンバーが揃う中、残り300mでGOサインのボタンを押すと1頭だけ違う次元の末脚を発揮。最後は後ろを振り返る余裕も見せての完勝。ただただ、凄いの一言。☆アーモンドアイ

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Photo_3 アーモンドアイ(牝・国枝)父ロードカナロア 母フサイチパンドラ

日曜東京11R 天皇賞・秋(G1・芝2000m) 優勝(1番人気) C.ルメールJ

内枠からまずまずのスタートで、道中はロスなく5,6番手を追走します。抜群の手応えで内ラチ沿いからスルスル伸びると、2着馬に3馬身差をつける圧勝劇で、G1・6勝目を挙げています。

C.ルメール騎手「久々の競馬でしたし、東京の芝2000mの内枠で場合によっては包まれてしまう可能性もありましたから、そういった意味で少し心配な部分はありました。でも、スタートは良かったですし、サートゥルナーリアがすぐにプレッシャーを掛けてきたけど、上手くその後ろのポジションで競馬を運ぶことが出来ました。直線に向いて、アエロリットと内ラチの狭いところにスペースがありましたから、躊躇せずにそこを突いて行きました。追い出すと凄く良い反応で、とても良い脚を伸ばしてくれましたので、それには僕もアーモンドアイの上でビックリしましたし、結構早めに『これなら勝てる』と思いました。2歳から3歳にかけて身体的に成長しつつ競馬も上手になり、古馬になってからはさらにパワーアップして、今日も素晴らしい走りを見せてくれました。彼女(アーモンドアイ)のポテンシャルは本当にスペシャルだと思いますし、僕自身、平成最後と令和最初の天皇賞を勝つことが出来て、とても嬉しいです」

国枝調教師「最高の結果を残すことが出来て、ひとまずホッとしています。スタートをポンと出てくれて、3列目の内目を取れましたから、道中の形は完璧でしたね。あとは直線向いて閉じ込められなければと思っていましたが、問題ありませんでした。正直、このメンバーを考えるとしのぎを削るようなレースになると思っていたのに、一気に抜け出して突き放すアーモンドアイに驚きです。また、今日は装鞍からパドック、そして返し馬までとても落ち着きがありましたし、余計なことをしないクレバーな馬になりました。調教から自分の仕事が分かっているような感じでしたから、肉体的な面だけでなく精神的な面にも成長を感じています。レース後はフラフラするようなところがありましたし、かなり速い時計で走ってくれていますので、まずはトレセンに戻って馬体に異常がないかしっかり確認させていただいた上で、今後の予定を検討したいと思います」(レース結果)

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【次走へのメモ】

落ち着きがあって無駄のないいつもの仕上がり。今日はゲート内でもガタつかず、好発。行きたい馬を行かせてスッと折り合う。直線はアエロリットと内ラチ沿いの隙間に入り込んでアッという間に抜け出した。ゴール前は後ろを振り返る余裕があり、0秒1差なら実質レコードといっていいだろう。現役最強馬の力を示した。(B誌)

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【天皇賞・秋】アーモンドV!“8割”で最強証明「令和の女傑」G1馬9頭蹴散らした(スポニチより)

これが日本が誇る女王の走りだ。G1馬10頭が集結した天皇陛下御即位慶祝「第160回天皇賞・秋」が27日、東京競馬場で行われた。1番人気アーモンドアイが2着ダノンプレミアムに3馬身差をつける圧勝。国内外含めG1・6勝目を飾った。牝馬の天皇賞・秋優勝は10年ブエナビスタ以来15頭目。鞍上のクリストフ・ルメール(40)は18年秋、19年春に続き史上3人目となる天皇賞3連勝を達成した。

「凄いな。びっくりです」。優勝会見の冒頭、アーモンドアイを管理する国枝師は喜びではなく感嘆の言葉を口にした。

課題のスタートを決め、好位5番手グループを確保。「(ゲートを)ポンと出てくれたので、まずはひと安心。(馬群の)内だったので、あとは締められないようにと思って見ていた」と師。直線に向くと前方でアエロリット、サートゥルナーリア、ダノンプレミアムが並んで叩き合う。内ラチ沿いに空いたスペースに飛び込むと、4頭が並んだのは一瞬。残り300メートルで抜け出すと、ルメールが右ステッキ2発。ここで勝負は決した。レコードにコンマ1秒まで迫る1分56秒2の好時計で、2着ダノンプレミアムを3馬身突き放した。

G1馬10頭が集結した一戦も、終わってみればまさに1強。末恐ろしい愛馬のポテンシャルを、国枝師は「何だか“おっかない”感じがした」とストレートに表現した。「メンバーがメンバーだからね。直線はもっと“しのぎを削る”ような争いになると思った。本当に凄い馬だよ」。いつもレースで完全燃焼するアーモンドアイ。楽勝に見えたが、レース後はこれまで同様に脚元がフラつくシーンも。恒例のコースに戻っての口取り記念撮影はキャンセル。検量室前で水をかけられ、そのまま厩舎へと引き揚げた。姿を見せない優勝馬に、場内が少しざわついたが、師は「止めると少しフラッとしたので大事を取っただけ」と説明した。

春の安田記念から中146日での勝利は、84年グレード制導入以降でレース史上最長間隔V。「休み明けで、クリストフも言っていたように8割の出来だった」と認めた指揮官。それでも圧巻のパフォーマンスでライバルを圧倒した。師は「これ以上求めてもどうか」と前置きした上で「いつも思っている以上に走ってくれる。まだ上がある、別の面を見せてくれる。そんな感じがする」と称えた。

次走はジャパンC(11月24日、東京)と香港カップ(12月8日、シャティン)の2択。師は「オーナーサイドと話し合い、馬の様子をしっかり見極めて決めたい」と話した。ジャパンCで連覇を狙うのか。それとも春のドバイに続き再び世界へ打って出るのか。JRA・G1・16勝を誇る名トレーナーに「凄い」を連呼させた女傑。舞台がどこになろうとも、人知を超えたパフォーマンスでファンを魅了し続ける。

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・在厩場所:30日に福島県・ノーザンファーム天栄へ放牧

国枝師「先週はありがとうございました。レース後は少しフラフラとする場面こそあったものの、トレセンに着いてからは元気な様子で、飼い葉もしっかり食べていました。ただ、あの時計で走っていることで硬さも若干窺えますから、いつも通り1度放牧を挟んで馬体を回復させたいと思います。この後も国内外問わずG1戦線が続きますから、牧場での状態を見ながらどうするかオーナーや牧場サイドと相談して決めていきます」(10/30近況)

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前走の安田記念で不利が大きかったとはいえ、連勝にストップがかかったアーモンドアイ。1つケチがついたことで繊細な牝馬なので嫌な方向へ進んでいかないかレース前は不安があったのですが、終わってみればまさに圧巻の走り。

懸念されたゲートは上手にタイミングが合って好発。サートゥルナーリアのC.スミヨンJが内へ寄せてきてラチに接触しそうになる場面もありましたが、それにも全く動じるようなところがなかったです。

そしてレースは残り1000mからタイトな流れへ。前に当面のライバルのサートゥルナーリア・ダノンプレミアムらを置いて息を潜める形。直線を向いて各馬の鞍上の手が動き出す中、持ったままの手応えでスペースを探す余裕。2・3着馬が体力的に厳しくなってきたところで進路を見つけ、牝馬ながら躊躇なく内を抜けてきたのは立派。美浦のWコースは東の中央開催に合わせて左回り・右回りを切り替えていますが、左回りの追い切りでも3頭併せから内をスッと抜けてくる形を繰り返していたのも、本番での良い予行演習となったのかなと思います。また、あそこから瞬発力を生かされると、後ろから差すのは困難。これまで1頭も後ろから差されていないアーモンドアイは驚異的です。それでいて完調手前のデキですから…。

レース後、馬場での口取りに参加しなかったアーモンドアイですが、多少フラフラする場面はあったようですが、しっかりクールダウンしたことで問題なし。次走はジャパンCか香港遠征かのどちらかを予定しているようですが、一旦NF天栄へ放牧に出て馬体のメンテナンスを行っています。まもなく次走の予定がハッキリすると思います。

3歳春からG1戦線を駆け抜けてきて、消耗度があっても不思議ではない中、4歳の秋を迎えて更にパフォーマンスを上げているように思うアーモンドアイ。積み重ねてきた母系の血の爆発力・底力は計り知れないものを秘め、キングカメハメハ~ロードカナロアから受け継いだ精神力がそれを開花させたんでしょうねえ。3冠牝馬でも凄いことなのに、それ以上の高めへと進んでいく現状。ビックリさせられることばかりですが、今後も1戦1戦を大事に使っていってもらえればと思います。

2019年11月 4日 (月)

次走の鞍上が木幡巧Jに決まりました。☆ロードダヴィンチ

Photo_6 ロードダヴィンチ(牡・新開)父ロードカナロア 母レディアーティスト

10月30日(水)重の美浦・ウッドチップコース1ハロン12.6 強目に追っています。併せ馬では馬なりの相手の内を通って0秒4先着。短評は「キリで見えず」でした。11月10日(日)東京・3歳上1勝クラス・ダ2100mに木幡巧Jで予定しています。

○新開調教師 「10月30日(水)もウッドで打ち合わせ通りに追い切りを消化。モヤが出ていた為に時計の詳細は不明ながら、乗り手の感触は良好だった模様です。一追い毎に理想的な上昇カーブを描くのは何より。木幡巧也騎手とのコンビでレースへ臨みましょう」

≪調教時計≫
19.10.30 助手 美南W重 キリ 12.6 強目に追う ゴールドフレーム(古馬1勝)馬なりの内0秒4先着

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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帰厩当初はモタモタした動きをしていたダヴィンチでしたが、ひと追い毎に上昇中。30日の追い切りはキリで最後の部分しか見えなかったようですが、鞍上の指示に反応してスッと先着しています。喉に関しては、レースへ行ってみないと分からない部分はあるも、手術をしたことで負担はだいぶ軽減されていると思います。

未定だった鞍上ですが、木幡巧Jに決定。道中で気を抜かさないように追走し、最後まで走ることに集中できるように持っていって欲しいと思います。復調の兆しが見えるレースを今から期待しています。

ロードなお馬さん(牡馬・入厩組)

Photo_6 ロードヴァンドール

10月30日(水)稍重の栗東・坂路コースで1本目に52.5-38.5-24.9-12.8 一杯に追っています。併せ馬では馬なりの相手に0秒2先行して同時入線。短評は「坂路コースで入念」でした。11月10日(日)福島・福島記念(G3)・国際・芝2000mに横山武史騎手で予定しています。

○昆調教師 「10月30日(水)もビシッと。だいぶ筋肉が盛り上がって来ました。全体のボリュームも回復。幾らか余裕が感じられるぐらいですよ。順調に調整が進んでいる一方で、どうも出走枠に入れるか微妙な情勢。特別登録を行なって結果を待ちましょう」

≪調教時計≫
19.10.30 助手 栗東坂稍1回 52.5 38.5 24.9 12.8 一杯に追う ライトオンキュー(古馬オープン)馬なりに0秒2先行同入

Photo_6 ロードセッション

10月31日(木)良の栗東・ニューポリトラックコースで6ハロン82.0-67.4-52.7-40.0-13.9 8分所を馬なりに乗ってバテています。併せ馬では強目の相手の外を0秒9先行して0秒9遅れ。短評は「動き今ひと息」でした。5回阪神を視野に体調、条件、出走状況等を踏まえながら目標のレースを決めます。

○高橋調教師 「運動量を増やしつつ、入念に乗り込んでいます。大柄なのに加えて緩さも残る現状。急激にピッチを上げるよりは、段階を踏むのがベターですね。5回阪神でのデビューが大まかなイメージ。仕上げを進める中で番組を絞り込んで行きましょう」

≪調教時計≫
19.10.31 助手 栗東P良 82.0 67.4 52.7 40.0 13.9 馬なりバテ バルンストック(2歳新馬)強目の外0秒9先行0秒9遅れ

Photo_6 ロードフェローズ

10月31日(木)良の栗東・坂路コースで1本目に55.8-41.3-26.8-13.2 末一杯に追っています。短評は「坂路コースで入念」でした。体調、条件、出走状況等を踏まえながら目標のレースを決めます。

○藤岡調教師 「ひとまず10月31日(木)は具合を探るぐらいの内容です。序盤こそイイ感じで走れていたものの、後半はフォームが幾らかバラ付き気味。そのあたりは徐々に改善されるでしょう。以前に比べて馬自身は多少しっかり。徐々にピッチを上げます」

≪調教時計≫
19.10.31 助手 栗東坂良1回 55.8 41.3 26.8 13.2 末一杯追う

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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福島記念へ向けてピッチを上げているヴァンドール。30日の追い切りでは僚馬に煽られてしまいましたが、ビシビシやれていることは評価できるでしょう。あとは予定通りに出走が叶うかどうか…。

セッションは31日の追い切りは初めて坂路以外の場所で敢行。大きく先行して大きく遅れてしまったのは悩ましいところですが、大外を回ってのものですし、僚馬の良い調教相手になったと前向きに捉えたいと思います。少しずつ終いの脚にキレが出てきてくれれば嬉しいですが、この母系なのでスピードの持続力を生かした走りになるのかな?

フェローズもデビューへ向けての調教を本格化させていますが、体力の途上差を感じるラスト1ハロンの時計。根気よく時計を詰めていくしかありませんが、どちらかというと実戦タイプ。芝で追い切ってみたら、軽快な動きを見せてくれるかもしれません。

2019年11月 3日 (日)

美浦・新開厩舎へ転厩することになりました。☆ロードザナドゥ

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Photo_6 ロードザナドゥ(セ・新開)父ロードカナロア 母シンメイフジ

2019.10.31
千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン18~20秒ペース)。今後について調教師と意見を交えたところ美浦・新開幸一厩舎へ転厩する方針が決まりました。

○新開調教師 「転厩のお話を頂き、早速これまでのレースを確認しました。最近はダートで走っているものの、勝ち上がった時の内容が鮮やか。芝も試してみたいですね。来週もしくは再来週にトレセンへ連れて来る予定。よろしくお願いします」

2019.10.29
千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン18~20秒ペース)。

○当地スタッフ 「先週末の大雨でダートが再び水浸し。勿論、走らせようと思えば速いところを交えられるとは言え、今の段階で余計な負担を掛ける必要は無いはずです。普通キャンターで距離を乗って補う形。いつでも出発できるように準備を整えておきましょう」

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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厩舎から声が掛かれば帰厩できるレベルまでようやく到達したロードザナドゥ。この中間も負担を掛け過ぎないように微調整を行っていましたが、31日にUPDATEのマークが付いていたので帰厩したのかなと見てみると、美浦・新開厩舎への転厩の知らせでした。

正直、ちょっとビックリしましたが、ここ最近はダ1700mで先行して粘るだけといった味気ないレースが続いていたので、ザナドゥには良い転機かも。個人的には芝の短いところが合っていると思っているので、改めて適性を探ってもらえればと思います。転厩先の新開調教師にもそういう意思があるのは嬉しいです。

トモ・背腰に弱点を抱える馬ですが、去勢効果も含めて燻ぶり続ける現状から何とか抜け出してもらいたいです。

前走の反省を踏まえ、気分を損なうことなく最後まで集中して走れたのが一変の要因。まだまだ課題は多いも、キャリアが浅くて伸びシロは十分。今後も良い精神状態でレースを迎えることが出来るように大事に使っていって欲しい。☆ボンディマンシュ

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Photo ボンディマンシュ(セ・中内田)父ロードカナロア 母ビアンカシェボン

土曜阪神4R 3歳未勝利(ダ1400m)優勝(3番人気) 亀田J

15番枠から好スタートを決めると押しながら好位3番手を追走します。3~4コーナーで先頭に並び掛け、最後の直線で抜け出すと、そのまま後続馬を寄せ付けず、1馬身以上の差を付けて嬉しい2勝目を挙げています。

亀田騎手「前回、最後の直線で内に寄れてご迷惑をお掛けしましたので、今回は最後まで気を引き締めて騎乗させていただきましたが、いい結果を残すことが出来てホッとしています。スタートが決まり、横に馬を置きながら、気難しいところを出さないように追走しましたが、良い手応えで最後の直線に差し掛かることが出来ました。厩舎サイドが普段からしっかり調教をつけてくださっていたおかげもあって、今回は抜け出しても気難しさは出さなかったですし、力をしっかり出し切ってくれました。普通なら乗り替わっていてもおかしくなかっただけに、引き続き乗せていただき本当にありがとうございました」

中内田調教師「中間は出来るだけ気難しいところを出さないように調教を行ってきましたが、今回はジョッキーが前回の反省を踏まえて最後までしっかり騎乗したこともあり、良い結果を得られることが出来ました。ボンディマンシュもここに来てメキメキ力をつけてきましたし、トモがしっかりしてきたこともあって、こちらが思っていた以上に強い勝ち方をしてくれましたね。今回ぐらいしっかり走れば上のクラスでも良い競馬をしてくれると思いますし、これからの成長がますます楽しみですね。この後はトレセンに戻ってしっかり状態を確認させていただいてから、このまま続戦させるか、一旦牧場へお戻しさせていただくか検討させていただきます」(レース結果)

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【次走へのメモ】

返し馬までメンコ。返し馬は硬い。押して先行。1列目の1番外で手応え良く。4角を回るところでは先頭。ヒラソールにジリジリと迫られたが、残り1ハロンあたりでこれを振り切り、そのまま押し切った。(B誌)

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・在厩場所:栗東トレセン/11月1日に滋賀県・NFしがらきへ放牧予定
・調教内容:軽めの運動

中内田師「トレセンに戻って状態を確認いたしましたが、傷んだところもなく、体調も問題ありませんでした。このまま続戦させても良い状態にはありますが、ここまで無理せず成長を促してきたことで、逞しくなっていますから、もう暫く大事に育てていけばもっと良い競馬をしてくれるようになるでしょう。ここは無理をせずに一旦牧場へお戻しさせていただくことにしました。牧場では暫くはここと目標は決めずに、馬の状態に合わせながら進めてもらいます」(10/31近況)

⇒⇒1日に滋賀県・ノーザンファームしがらきへ放牧に出ています。(1日・最新情報より) 

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前走の大敗ぶりから1勝クラスで通用するには時間が必要かなと見ていたボンディマンシュ。広いコース+ワンターンのダ1400mで『どこまで巻き返せるのかな?』程度で正直期待はしていなかったのですが、ヴェロックスやダノンプレミアムと軽い鞍上が乗っていたとはいえ互角の動きを見せていたことから最終的には3番人気の支持を集めたのもビックリでした。

ゲートをポンと出たボンディマンシュでしたが、芝の行きっぷりはそれほど良くなく、軽く仕掛けつつダートコースへ。内に馬を置いて気分良さげに追走。4角を回ってくる時の手応えが非常に良かったので、これはひょっとするかもと…。直線を向いた時点で押し出されるように先頭に立ったボンディマンシュ。前走と前々走で鞭を入れるとラチに接触しそうな面を覗かせてしまったので、亀田Jはそれを踏まえて最後まで鞭を入れずに手綱を押す形でボンディマンシュを鼓舞。2着馬がプラス10キロと好時計で走った反動があったのもプラスに作用して、残り1ハロンで振り切ると1馬身ちょっとの差をつけてゴールイン。課題だと思っていた脚抜きの良い馬場での時計勝負にもそれなりに対応できたのも良かったです。こういう競馬が出来るのなら、キャリアが浅く伸びシロを多く残す馬なので、経験を積みながら更に上を目指していけるように思います。能力を低く見積もり過ぎてボンディマンシュにはごめんなさいと言いたいです。

レース後のボンディマンシュは少し厩舎において様子を見ていましたが、気の悪さを抱えていることもあり、一旦放牧に出してリフレッシュさせることに。賢明な判断だと思います。また、中内田師のコメントだと更に心身の成長を促したいようなので、年内にもう1戦となると微妙かもしれません。まあ、焦る必要は何もないので、素質の芽を潰さないように大事に使っていってもらえればと思います。そして今後も出走するにあたっては、良い精神状態でレースへ向かうことが出来るように常に意識してもらえればと思います。

太目残りの前走を叩いて中1週での出走。相手は前走より手強そうも、追い切りの時計・内容から素軽さは出て、少なからず上積みは見込めそう。好枠からゲートを決めて、ロスのない競馬で少しでも上位を目指して欲しい。★ナイトバナレット

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Photo_3 ナイトバナレット(牡・矢作)父ディープブリランテ 母ナイキフェイバー

日曜京都9R 醍醐特別(芝1400m)2枠2番 坂井瑠J

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:30日に坂路コースで追い切り

矢作師「前走はプラス10キロと太目残りでしたが、ひと叩きした上積みから調子が上向いてきましたね。30日の追い切りでは最後まで抜かれることもなく、手応え十分でゴールしているぐらいですから、動きとしてはかなり良かったですよ。右回りコースでも良い競馬が出来ましたし、今の状態なら左回りコースにこだわる必要もないでしょう。11月3日の東京・芝1600mも視野に入れていましたが、相手関係を考慮した結果、11月3日の京都・醍醐特別に坂井瑠星騎手で投票させていただきました。太目残りだった前走より良い状態で臨めますし、瑠星(坂井瑠星騎手)も良いイメージで騎乗してくれると思いますから、油断せずにゲートだけしっかり出してもらいたいですね」(10/31近況)

助 手 25栗坂重 60.2- 44.0- 28.6- 14.1 馬なり余力
坂井瑠 30栗坂稍 52.2- 38.1- 24.8- 12.2 馬なり余力 タイセイトレイル(古オープン)一杯に0.5秒先行0.4秒先着

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第5回京都2日目(11月03日)
9R 醍醐特別
芝1400メートル 3歳上2勝クラス 指定 混合 定量 発走14:35
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 オースミカテドラル 牡3 56 藤岡佑介
2 2 ナイトバナレット 牡5 57 坂井瑠星
3 3 ビヨンジオール 牡7 57 大野拓弥
4 4 コパノピエール 牡5 57 藤岡康太
4 5 トウカイオラージュ 牡3 56 松山弘平
5 6 ピエナミント 牝4 55 秋山真一郎
5 7 ドナウデルタ 牝3 54 北村友一
6 8 ロケット 牝4 55 幸英明
6 9 ハーフバック 牝3 54 松若風馬
7 10 サラデコラシオン 牝5 55 国分恭介
7 11 セプタリアン 牡3 56 A.シュタルケ
8 12 ベルスール 牝3 54 M.デムーロ
8 13 ガゼボ 牡4 57 C.スミヨン

○宮内助手 「スタートも良く、意外と流れに乗れましたし、今週は素晴らしい動きでした。使った上積みが大きそうなので、期待しています」(競馬ブックより)

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どこに使うか流動的なことが多い為、万全の態勢でレースへ臨むことが少ないように思うナイトバナレット。ですので、期待は1度使ってからというのが多いです。前走も追い切りでは良い感じで動いていても、実際は急仕上げ気味でプラス10キロでの出走。右回り+1400mの距離に対してそれなりに対応し、レースの流れに乗った競馬は出来たのですが、太目残りの為、直線では手応えの割に伸び切れませんでした。

前走後は連闘で使うのかな?と見ていましたが、それはせずに中1週での出走へ。追い切りは常に動くタイプですが、前走では一杯に追われていたのに対して、今回は馬なりで先行先着出来ており時計も上々。素軽さは出てきているので叩いた効果は見込めます。追い切り後のシェイプアップされた馬体を維持してレースへ臨んで欲しいです。

ここは前走より相手が揃った印象ですが、まずはゲートを決めてスッとレースの流れに乗り、直線でしっかり脚を伸ばすという自分の競馬に徹するのみ。内目の偶数枠は理想的なので、道中は内々でロスなく立ち回って欲しいところ。そして直線ではスッと反応しないと思うので、4角を回ったらすぐに仕掛けていくイメージで渋太さを生かして欲しいです。時計の掛かる今の京都の芝はプラスの筈。勝ち切るところまでは厳しいと思いますが、無欲の差しで少しでも上位へ突っ込んできてくれることを願っています。

久々を叩いて順当に動き+雰囲気は良化。勝ち星のある福島に替わるのは大歓迎なので、如何に冷静に立ち回って馬群を捌いてくることが出来るか。ここは結果を求めたい1戦。☆アマネセール

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Photo アマネセール(牡・斉藤崇)父エイシンフラッシュ 母アウトオブザウィム

日曜福島7R 3歳上1勝クラス(芝2000m)7枠11番 団野J

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:30日にCWコースで追い切り

斉藤崇師「30日にCWコースで追い切りました。福島までの輸送が控えていますから、反応を確認する程度に控えましたが、最後まで良い手応えでゴールしましたよ。前走を叩いて馬体は更に良くなっていますし、上積みが期待出来そうですね。前走は約5ヵ月振りのレースとあって伸びを欠いてしまいましたが、今回は最後までしっかりと力を発揮してくれると思いますので、前走以上の競馬が期待できるのではないかと思っています」(10/31近況)

助 手 27栗P良 59.6- 44.5- 13.7 馬なり余力
助 手 30CW稍 86.6- 69.6- 53.8- 39.4- 12.3 馬なり余力 トゥルーヴィル(新馬)一杯の内0.4秒先行0.4秒先着

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第3回福島2日目(11月03日)
7R 3歳上1勝クラス
芝2000メートル 若手 定量 発走13:10
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 ハートウォーミング 牝3 52 川又賢治
2 2 マルシュロレーヌ 牝3 53 石川裕紀人
3 3 ポイントオブオナー 牡3 52 大塚海渡
3 4 ハナソメイ 牝4 52 藤田菜七子
4 5 タマノジュメイラ 牝3 51 斎藤新
4 6 マイネルベレーロ 牡5 57 伴啓太
5 7 ブレーヴユニコーン 牡3 55 木幡初也
5 8 ホウオウエーデル 牡3 54 横山武史
6 9 ラレゾン 牝5 52 菅原明良
6 10 ストームリッパー せ3 53 木幡育也
7 11 アマネセール 牡3 52 団野大成
7 12 アックアアルタ 牝3 53 鮫島克駿
8 13 アスクフラッシュ 牡3 55 荻野極
8 14 エリンズロマーネ 牝4 54 西村淳也

○斉藤崇師「前走は4角までいい手応えでした。福島は勝っているコース。うまく立ち回れれば」(競馬ブックより)

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右前肢球節を腫らした影響で前走は約5ヶ月ぶりの実戦となったアマネセール。プラス14キロでの出走で幾分重たかったのとSペースの流れを我慢し切れずに仕掛けて行ったのが少し裏目に出て、直線では手応えの割に伸び切れず。地力で何とか3着を確保はしてくれましたが、上位2頭には引き離されてしまいました。

その後は一旦放牧に出ることなく在厩調整で未勝利勝ちの舞台・福島競馬へ。中3週のローテの中、4本時計をマークしてひとまず丹念な調整。叩いた上積みはそれほど多くはないと思いますが、使った後の脚元の状態は問題なさそうですし、1度使ったことでガス抜きは出来ているでしょう。また、アマネセールは追ってスパッと切れる馬ではありませんが、それほど長く良い脚を持続できる馬でもありません。器用さを生かしてスッと抜け出す競馬が合っていると思うので小回り向きだと思います。ですので叩き2走目となる今回は結果を残してもらいたいです。

相手関係に目を遣ると、力量的に敵わないなあという馬は見当たりません。実力を発揮してくれれば自然と結果は付いてくると見ていますが、若手騎手限定戦でよく見られる乱ペースになった際に不安も。おそらく1番人気でしょうし、焦って外々を回ったり、早目の仕掛けになってしまうと最後甘くなってしまうでしょう。団野Jが如何に落ち着いて馬群を捌いてきてくれるかです。自滅しないことを願っています。

コンスタントに使われてきているも疲れを見せるどころか上昇気配。ただ、前走よりも明らかにハイレベルの1戦なので着順を落としてしまう可能性は大。レース内容に更なる進展が見られるモノを示して欲しい。★ロードドミニオン

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Photo_6 ロードドミニオン(牡・西浦)父ロードカナロア 母サウンドオブハート

11月3日(日)京都4R・2歳未勝利・芝2000mに川須Jで出走します。10月29日(火)稍重の栗東・坂路コースで1本目に61.2-44.9-29.2-14.3 馬なりに乗っています。短評は「坂路コースで入念」でした。また、10月30日(水)稍重の栗東・坂路コースで1本目に54.6-40.3-26.0-12.9 末強目に追っています。追い切りの短評は「元気一杯」でした。発走は11時40分です。

○西浦調教師 「10月30日(水)も坂路で。今朝は軽く気合いを付けて行きましたよ。イイ感じで駆けており、相応の時計もマーク。状態面に関しては大丈夫でしょう。実戦を経験しながら、馬自身は段々しっかり。新たな条件で良さを引き出せれば・・・ですね」

≪調教時計≫
19.10.29 助手 栗東坂稍1回 61.2 44.9 29.2 14.3 馬なり余力
19.10.30 助手 栗東坂稍1回 54.6 40.3 26.0 12.9 末強目追う

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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第5回京都2日目(11月03日)
4R 2歳未勝利
芝2000メートル 指定 馬齢 発走11:40
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 シゲルタイヨウ 牡2 52 岩田望来
2 2 ネイプルスイエロー 牡2 55 松若風馬
3 3 レッドレビン 牡2 55 藤岡佑介
4 4 ウインダークローズ 牡2 55 国分優作
5 5 ロードドミニオン 牡2 55 川須栄彦
6 6 ウインカムトゥルー 牡2 55 松山弘平
7 7 ネブロシティ 牡2 55 C.スミヨン
7 8 アイアンバローズ 牡2 55 北村友一
8 9 ディープボンド 牡2 55 和田竜二
8 10 ホウオウエクレール 牡2 55 幸英明

○西浦師 「距離を延ばして良さが出たね。今週の稽古も単走で動いているし、良くなってきた」(競馬ブックより)

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デビュー戦はパドックで馬っ気を出したり、レースでは他馬を気にし過ぎてしまうなど意外な幼さを露呈してしまったロードドミニオン。気性面の成長を待つよりもレース経験を積んでいこうという方針から、デビュー戦から中1週のローテで臨んだ前走は結果として5着に入って1歩前進。チークピーシズを着用して他馬を気にする面はマシになりましたし、少なからず1度実戦を経験した慣れもあったと思います。ただ、冷静に前走の相手関係を見直すと、上位3頭と他馬とは明らかな力量差が存在。実際、勝ち馬と1秒5もの差がある5着なので、価値があるとは言いにくいです。

それだけに3戦目となる今回は改めてどこまでやれるのかを冷静に見たい1戦ですが、ここは前走2着の馬が3頭、3着が1頭と前走よりも明らかにハイレベル。上手な競馬が出来たとしても前走5着から着順を落としてしまう可能性は正直かなり高いと思います。ドミニオン自身は中1週→中2週とコンスタントに使われてきていますが、疲れを見せずにむしろ上昇気配。前向きさが足りない馬なので距離延長は大丈夫だと思います。3戦目で更に追走に余裕が出てきてくれれば前進の余地はあるかも。ウインダークローズが逃げると思うので、それについていく感じでレースを進めて欲しいです。

おそらくここを使えば一旦放牧に出ると思うので、着順を落としたとしても、レース内容に更なる進展が見られる走りを見せ、今後に期待できるものを示して欲しいです。

2度の左飛節の腫れを経験した為、デビューが少し遅れてしまいましたが、追い切りでは素軽くキレのある動きを見せるなど素質は高そう。ビシビシやれていない現状が結果にどう響くかですが、欲張らずに大事に乗ってきて欲しい。☆クァンタムリープ

Photo_3 クァンタムリープ(牡・鹿戸)父ロードカナロア 母プルーフオブラヴ

日曜東京4R メイクデビュー東京 2歳新馬(芝1600m)6枠8番 三浦J

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:30日に南Wコースで時計

鹿戸師「30日に南Wコースで併せて追い切りを行いました。道中はクァンタムリープが追走する形から、直線では内に進路を取ると、同入で終えています。霧のため動きは直線のみしか確認出来ませんでしたが、先週よりも末脚は光っていました。騎乗していた皇成(三浦皇成騎手)も『先週より動きは良くなってきていますし、これならデビュー戦から良い勝負になると思います』と太鼓判を押してくれました。これまでの調教からもマイルくらいが合っていそうですので、初戦から勝ち負けを期待したいと思います」

三浦騎手「30日の調教に乗せていただきました。先週と比較すると、終いの反応が良くなりましたし、それに伴い動きも更に良化しました。距離に関しては父のことを思えばこれくらいが合っていそうな感じで、加えて操縦性が高いですから、調教での走りを実戦で活かせればデビュー戦から良い勝負になると思いますよ」(10/31近況)

助 手 27美坂重 55.0- 40.4- 26.4- 13.1 馬なり余力
三 浦 30南W重 キリ 12.2 馬なり余力 ディーグランデ(古馬1勝)馬なりの内同入

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第5回東京2日目(11月03日)
4R メイクデビュー東京 2歳新馬
芝1600メートル 指定 混合 馬齢 発走11:30
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 キャプティベート 牡2 55 C.ルメール
2 2 サイヤダンサー 牡2 55 戸崎圭太
3 3 ウインセブリオン 牡2 55 原田和真
4 4 オシリスブレイン 牡2 55 福永祐一
5 5 トーセンロンド 牡2 54 武藤雅
5 6 サトノフウジン 牡2 55 石橋脩
6 7 フェスティヴスーリ 牡2 55 松岡正海
6 8 クァンタムリープ 牡2 55 三浦皇成
7 9 アルファジップ 牝2 54 田辺裕信
7 10 グローバリズム 牝2 54 北村宏司
8 11 ダノンファスト 牡2 55 横山典弘
8 12 ソラン 牡2 55 吉田豊

○鹿戸師 「放牧に出して立て直した甲斐があり、体が締まって動けるようになった。素直で真面目な馬。初戦から楽しみ」(競馬ブック)

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色々と記憶に残るプルーヴダモールの半弟にあたるクァンタムリープ。これも大きな出資要因ですが、白斑のない鹿毛一色の馬体で良い意味でピリッとした感じ。全体的にマ丸みを帯びた馬体なのも父らしさが出ているのかなと思って申し込みました。

育成当初は人に従順で大人しく扱いやすい性格から順調にペースアップ。内容の濃いメニューを淡々とこなしてくれていたのですが、今年の1月中旬にに左飛節が腫れているのが確認。その後、トレッドミルを併用しながら坂路で普通キャンター以上のところまで調教内容を戻してきたのですが、2月中に左飛節の腫れが再発してしまうことに。折角、早い組に入っていたのにじっくり立て直す羽目になってしまいました。

その後はウォーキングマシンやトレッドミルでの運動を併用しながら、常に左飛節の状態を気に掛けながらの調整へ。3度目のアクシデントは回避できましたが、無理にペースを上げることなく1歩1歩積み重ねるように進めてきました。また、そうすることで心身の成長を促すことも出来、操縦性は高く、バネの利いた力強い走りが出来るようになってきました。

そして初入厩となったのが7月下旬。ゲートに関しては最初少し出が鈍かった程度で練習を重ねると1発でゲート試験に合格。そのままデビューへ向けて進めていくことも視野に入れていましたが、結膜炎を発症+緩さが目立つことからNF天栄へ戻して再調整。約1ヶ月半ほど鍛え直して10月頭に美浦・鹿戸厩舎へ舞い戻ってくることが出来ました。

戻ってきた後の追い切りではオーバーワークに繋がらないように幾分セーブしながらも、時計は水準以上のモノをマーク。併せ馬で真ん中に入れても怯むことなく勝負根性を発揮して先着と中身も濃いです。デビュー戦で手綱を取る三浦Jが2度追い切りで感触を掴んでくれているのも心強いところ。

相手関係に目を遣ると、予定を1週延ばしてきたサトノフウジンに大物の予感が漂い、オシリスブレインやキャプティベードあたりも素質は高そう。その他にも血統馬がいますし、開催替わりの芝1600mはやはり相手が揃ってしまいます。素質や将来性はこれらとそう見劣らないと思いますが、現状ビシビシやれていないのが実戦でどう響くか。このメンバー相手に勝ち切れば先々が非常に楽しみになりますが、まずはレースの流れにスムーズに乗り、直線でしっかり脚を繰り出すといった調教通りの走りを見せることが出来るかどうかが大事でしょう。三浦Jはデビュー戦から無理をさせない騎手のタイプだと思うので、大事に乗って来てもらえればと思います。

2019年11月 2日 (土)

10月29日に栗東・藤岡厩舎に帰厩しています。☆ロードフェローズ

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Photo_6 ロードフェローズ(牡・藤岡)父エイシンフラッシュ 母ティアーモ

2019.10.31
10月31日(木)良の栗東・坂路コースで1本目に55.8-41.3-26.8-13.2 末一杯に追っています。短評は「坂路コースで入念」でした。体調、条件、出走状況等を踏まえながら目標のレースを決めます。

○藤岡調教師 「ひとまず10月31日(木)は具合を探るぐらいの内容です。序盤こそイイ感じで走れていたものの、後半はフォームが幾らかバラ付き気味。そのあたりは徐々に改善されるでしょう。以前に比べて馬自身は多少しっかり。徐々にピッチを上げます」

≪調教時計≫
19.10.31 助手 栗東坂良1回 55.8 41.3 26.8 13.2 末一杯追う

2019.10.30
栗東トレセンで1ハロン18秒前後のキャンターを消化。心身共にコンディションに特に異常は認められず、この調子を維持しながら更に調整を進めます。10月31日(木)に追い切りを行ない、体調、条件、出走状況等を踏まえながら目標のレースを決めます。

2019.10.29
10月29日(火)に栗東トレセンへ帰厩しました。ひとまずは1ハロン18秒前後のキャンターで仕上がり具合の把握に努める方針。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、体調、条件、出走状況等を踏まえながら目標のレースを決めます。

○当地スタッフ 「先週はこちらも結構な雨量を記録。大事を取って速いところを交えるのは避けたものの、コンスタントに18-18を乗って補いました。藤岡調教師から連絡が入り、10月28日(月)の夜に移動。適度な余裕の感じられる身体付きで送り出せた印象です」

☆★画像と情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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帰厩を意識した強めの調教を課し、あとは厩舎から声が掛かればOKという段階だったロードフェローズは29日に栗東へ。そして翌々日には坂路で時計をマークしています。状態面に関しては何ら不安はなそうです。ただ、追い切りの内容・時計を見ると、まだまだ物足りなく、本数を重ねていってどこまで上昇してきてくれるかです。

ゲート試験に合格しているので、デビューまでそこまで時間は掛けないかもしれませんが、デビュー戦からある程度格好はつけてもらいたいので、満足のいく追い切り時計をマークできるまでは出走へのGOサインは我慢して欲しいです。デビューへ向け、まずは更なる体力アップを図っていきましょう。

追い切りではそれなりの時計をマークしているもビシビシとはやっておらず、徐々に力を付けていっている現状。実戦へ行って血統馬らしいセンスの良い走りでどこまで通用するかですが、デビュー戦の今回は結果よりも内容を重視したい。☆ミスビアンカ

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Photo_3 ミスビアンカ(牝・高橋忠)父ロードカナロア 母シャトーブランシュ

土曜京都5R メイクデビュー京都 2歳新馬・牝馬(芝1600m)3枠3番 岩田康J

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:30日に坂路コースで追い切り

高橋忠師「時計を求めるというよりは、なるべく気が逸れないように落ち着かせながらここまで仕上げてきましたが、30日の追い切りではこの馬なりにリラックスしていましたし、頭を上下に振ることもなく、しっかり走ってくれました。母と違ってそこまで神経質ではないので、飼い葉はこの馬なりに食べていますし、調教もそこまで加減することなく行えました。息づかいもしっかり出来ていますし、態勢は整いましたので、後は競馬場に着いてから、トレセンのように落ち着いてくれるかがカギになりますね。相手は揃うかもしれませんが、ミスビアンカもそれに劣らず良い素質の持ち主ですから、良い競馬を期待したいですね」(10/31近況)

助 手 30栗坂稍 53.3- 39.0- 25.2- 12.7 馬なり余力

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第5回京都1日目(11月02日)
5R メイクデビュー京都 2歳新馬
芝1600メートル 指定 牝馬 馬齢 発走12:30
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 ミツルグロウ 牝2 54 松山弘平
2 2 コハクトウ 牝2 53 坂井瑠星
3 3 ミスビアンカ 牝2 54 岩田康誠
4 4 テイエムクイーン 牝2 54 浜中俊
4 5 クラヴェル 牝2 54 藤岡康太
5 6 タマモカガヤキ 牝2 54 池添謙一
5 7 ルミリンナ 牝2 54 国分恭介
6 8 グリーンエンプレス 牝2 54 川須栄彦
6 9 シュアリーシーズ 牝2 54 吉田隼人
7 10 クレデンザ 牝2 54 川田将雅
7 11 タンジェリンムーン 牝2 54 北村友一
8 12 クレセント 牝2 54 福永祐一
8 13 タガノアマルフィ 牝2 54 川島信二

○高橋忠師 「先週にしっかりと負荷を掛けるかける調教ができているからね。自分からハミを取って前向きさがあるし、初戦から楽しみ」(競馬ブックより)

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出資しているシルクの2歳牝馬で1番期待しているのがミスビアンカ。母親シャトーブランシュには出資していませんが、鋭い決め手を武器に息の長い活躍をしていたのが印象的。その初仔にあたるのがこの馬ですが、小さ過ぎることはなくバランスの取れた好馬体+父ロードカナロアに惹かれての出資となりました。

育成時のミスビアンカは早くから競走馬としてのセンスの高さを披露。体の使い方が上手く、鞍上が促すとスッと鋭く反応するといったバランスの取れた走りを見せてくれていました。その一方で体質の弱さが残り、トモの緩さ&背腰の弱さを抱えることに。疲れを溜め込まないように適度にリフレッシュ期間を設けつつ、気持ちと動きが噛み合ってくるように焦ることなくコツコツ乗り込んできました。そしてゆっくりながら成長を遂げ、11月の京都でデビューできることとなりました。

また、育成当初は父ロードカナロアらしく従順な面が見られましたが、デビューが近づくにつれて母親似のテンションの高さ・気の強さを見せることに。走ることには前向きさがあるので、気の悪さが悪い方へ向かっていかないように注意していく必要はあります。追い切りではまだビシビシやれていないので、デビュー戦から力を発揮できる土台が整っているかはちょっと不安ですが、時計は水準以上のモノをマーク出来るようになったように競走馬としてのセンスの高さは魅力。素軽さは持っているようなので芝の実戦で切れ味を発揮して欲しいところ。

相手関係に目を遣ると、抜けた存在はいなさそうも、開催替わりの芝1600mの牝馬限定戦ということで、それぞれに厩舎の期待を背負った牝馬が出てきていると思うので粒の揃った印象。追い切りの動きだけなら見劣らないと思いますが、ここへ向けての仕上がり度(乗り込み量・追い切り本数)の差が結果にどう結び付くかどうか。勿論、デビュー勝ちを期待したいですが、徐々に力を付けていっている段階でもあるので、デビュー戦は結果よりも走りの内容を重視したいです。まずは初めての競馬に舞い上がることなく平常心で臨んでもらい、最後の直線でピリッとした脚を見せてもらいたいです。

今週末のデビューを見送り、10月31日にNF天栄へ放牧に出ています。★シェダル

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Photo_3 シェダル(牡・栗田徹)父ゴールドアリュール 母マイティースルー

・在厩場所:美浦トレセン/31日に福島県・NF天栄へ放牧予定
・調教内容:軽めの調整

栗田師「先週末に坂路コースで単走で追い切りを行いました。全体時計で56秒4とそこまで速いわけではないものの、馬場が悪い中で終いは13秒4とまずまずのタイムだったのではないかと思います。しかし、左前膝部分の外傷の回復が思ったよりも遅いですし、精神的にかなり煩い面を見せ始めているのも気になりますので、今週の出馬投票は行わず、いったん立て直しのために牧場へお戻しさせていただきたいと思います。また、念のため30日にレントゲン検査を行っていますが、異常は見つかりませんでした。デビューを楽しみにしていた方々には大変申し訳ございませんが、引き続き牧場と連携を取ってデビューに向けて調整していきますので、今後もシェダルに温かいご声援をいただければと思います」(10/30近況)

⇒⇒31日に福島県・ノーザンファーム天栄へ放牧に出ています。(31日・最新情報より)

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25日に時計を出すことが出来たので、検討の結果、今週末のデビューへ向かうのかなと思っていたシェダルでしたが、外傷の回復が遅く、精神面でかなり煩いところを覗かせているということで予定を見送り、NF天栄へ移して立て直しを図られることとなりました。31日にNF天栄へ移動済です。

まあ、これは冷静な判断だと思いますし、これまでの調教・追い切りでそれなりの脚力は見せていたので、楽しみはちょっと先(年明け)に取っておきたいと思います。まずは馬体のメンテナンスを完璧にしてもらい、ストレスを溜め込んでいると思うので、十分なリフレッシュを与えて上げて欲しいところ。そして走ることへの前向きさをアップさせて戻ってきてもらえればと思います。

2019年11月 1日 (金)

シルクなお馬さん(3歳上牡馬・NFしがらき組)

Photo_3 ブライトクォーツ

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:坂路コースでハロン17秒
・次走予定:中山11月30日・イルミネーションJS

厩舎長「こちらに移動後は軽めの運動に控えていましたが、脚元などは変わりないですし、体調も問題ありませんでしたので、今週から坂路で乗り出しています。跨った感触は悪くないですし、元気も良いので、帰厩に向けて負荷を掛けていきたいと思います。馬体重は497キロです」(10/25近況)

Photo_3 クレッセントムーン

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・調教内容:トレッドミル

厩舎長「左目の状態が落ち着くまで軽めの運動に控えていましたが、獣医師から徐々に調教を進めて行っても問題ないと許可をいただきましたので、今週からトレッドミルで運動を開始しています。運動後も特に変わった様子はないですし、このまま問題なければ、来週から乗り出していきたいと考えています。馬体重は520キロです」(10/25近況)

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重賞2戦の疲れを癒していたブライトクォーツですが、この中間から坂路入りを再開。引き続き元気一杯に取り組んでくれているので頭が下がります。ただ、これから寒くなると太目残りが心配。運動量をしっかり確保するようにお願いしたいです。

クレッセントムーンは獣医師の許可が出て、トレッドミルで軽く体を動かすように。更に負荷を高めていくにはもう少し左目の状態が良くならないとダメでしょうが、ストレスを発散しながら次のステップへ行く機会を窺っていってもらえればと思います。

10月31日に栗東・斉藤崇厩舎へ帰厩しています。☆ヴィッセン

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Photo ヴィッセン(牡・斉藤崇)父ディープインパクト 母ダンツクレバー

・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
・次走予定:京都11月23日・高雄特別
・調教内容:周回コースでキャンター、坂路コースでハロン14~15秒

厩舎長「坂路で15-15を開始した後も順調に進められていましたので、この中間は帰厩に備えてラスト1ハロン14秒まで脚を伸ばすようにしています。馬体の張り・艶が良く、ここ最近の中ではかなり状態が良いですね。年齢を感じさせないぐらい活気がありますし、前走以上の走りが期待出来そうです。来週か再来週には帰厩することになるでしょうから、今の状態を維持しながら調整していきたいと思います。馬体重は518キロです」(10/25近況)

・在厩場所:31日に栗東トレセンへ帰厩
・次走予定:京都11月23日・高雄特別

斉藤崇師「放牧に出した後も順調に進められていましたので、31日の検疫でトレセンへお戻しさせていただきました。11月23日の京都・高雄特別に出走を予定していますので、これから仕上げに入っていきたいと思います」(10/31近況)

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前走の阪神・兵庫特別2着後、NFしがらきでリフレッシュさせていたヴィッセン。緩め過ぎることなく、淡々と乗り込みを重ねて帰厩に備えていましたが、予定通りに10月31日、栗東・斉藤崇厩舎へ戻っています。

レースまで約3週、今週末から時計を出し始めると思うので、予定している23日の高雄特別には良い感じで仕上がってくると思います。また、前開催の京都から適度に時計が掛かってくれているので、前走でそれなりに速い時計に対応出来たとは言え、開催が更に進んでタフな馬場になってくれるのは大歓迎です。最近は阪神での好相性が目立ちますが、今の京都なら善戦以上を期待したくなります。

10月25日に栗東・高野厩舎へ帰厩しています。☆ロードユリシス

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Photo_6 ロードユリシス(牡・高野)父ロードカナロア 母レディハピネス

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10月25日(金)に栗東トレセンへ帰厩しました。ひとまずは1ハロン18秒前後のキャンターで仕上がり具合の把握に努める方針。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、体調、条件、出走状況等を踏まえながら目標のレースを決めます。

○当地スタッフ 「移動の段取りが組まれ、先週末に栗東へ向けて出発。いつ連絡が届いても大丈夫・・・と言える状態でしたからね。相応の段階まで乗り進めて送っただけに、スムーズに追い切りへ移行できるはず。あとは厩舎スタッフに任せればOKでしょう」

2019.10.30
10月30日(水)稍重の栗東・坂路コースで2本目に55.0-39.5-25.6-12.6 一杯に追っています。短評は「坂路コースで入念」でした。体調、条件、出走状況等を踏まえながら目標のレースを決めます。

○高野調教師 「集中力や口向きに幾らか課題が残ります。そのあたりが帰厩当初にも認められ、対策として舌を縛ってハミも変更。10月30日(水)の様子からは、一応の効果が窺えたでしょう。前走で大敗しているだけに・・・。次は芝の番組も考える方針です」

≪調教時計≫
19.10.30 助手 栗東坂稍2回 55.0 39.5 25.6 12.6 一杯に追う

☆★画像と情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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調教の負荷を高め、帰厩へ向けて備えていたロードユリシスでしたが、先週末に高野師から声が掛かり、栗東トレセンへ戻っています。そして早速27日と30日に坂路で2本時計をマーク。時計自体はやや平凡ですが、体調自体は良好。精神的の幼さに関しては舌を括り、ハミを換えるといった工夫を施しているようです。

おそらく再来週、早ければ来週にも出走へ向けてGOサインが出ると思うので、芝を試すのは悪くないですし、ワンターンのダ1200m~ダ1400mへ向かうのも勿論ありです。ゲートの速さを生かして揉まれない競馬が出来ればデビュー戦4着の力を見直せると思います。次走では前走10着という大敗からまずは着順を確実に上げてもらいたいです。

G2戦でこれまでより相手が強化された中、実績のある舞台で切れ味に磨きがかかって待望の重賞初制覇。鞍上の手腕と競り合いでの強さも光る。☆ダイアトニック

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Photo ダイアトニック(牡・安田隆)父ロードカナロア 母トゥハーモニー

土曜京都11R スワンS(G2・芝1400m)優勝(1番人気) C.スミヨンJ

17番枠から互角にスタートを決めると、道中は無理せず中団からやや後方の位置で脚を溜めていきます。最後の直線で馬場の良い大外に出して追われると、上がり3ハロン最速33秒6の脚を使ってゴール直前で捉え切り、重賞挑戦2戦目で念願の重賞制覇を成し遂げています。

C.スミヨン騎手「多頭数の大外枠だったのでどれくらいのポジションで進められるかが心配だったのですが、スタートがよかったですし、いい位置を取ることが出来ました。直線で内の馬場が悪かったので外へ行ったのですが、前の馬との距離があったので差せるかと心配な面もありつつ、最後にもうひと伸びしてくれました。今日の内容であればマイルでも全然問題ないでしょう」

安田隆調教師「おめでとうございます。長期休養明けで馬体はまだいい頃と比べるともう一段階良くなる感じを残しての出走でしたが、きっちりと初の重賞タイトルを掴んでくれました。私は他の競馬場へ臨場していたのですが現地にいた助手によると、今日も装鞍所でだいぶ煩い面を見せていたようです。でも、そのあたりは一回出走したことでガス抜きが出来たでしょうし、次走はもっといい精神状態で出走できるでしょう。賞金加算もできましたし、問題がなければマイルCSへ向かいたいと思いますが、前捌きに硬さの出やすい馬ですから、まずはレース後の状態を見てから決めたいと思います」(レース結果)

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【次走へのメモ】

返し馬は少し硬かったが、仕上がりは良好。道中は中団の少し後ろでじっと我慢。直線で大外に持ち出すと、グーンと加速。手前を3回替えていたが、ゴール寸前できっちりとハナ差捉えた。これで京都の芝1400mは5戦5勝。まだ底も見せておらず、今後が楽しみ。(B誌)

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【スワンS】ダイアトニック直線一気!京都5戦5勝で重賞初V(スポニチより)

外枠17番。ダイアトニックのスミヨンは好スタートから中団に控えた。2番人気モズアスコットを前に置く絶好ポジションから直線に向くと進路を外に誘導。ゴール寸前でアスコットを鼻差かわした。

これで京都は5戦5勝。強烈な末脚を引き出したスミヨンは「内の方は馬場が良くないので、外へ行けたのは良かった。10番(アスコット)は差す馬なのでかわせるか心配でしたが、最後はいい脚を使ってくれました」と笑顔。「マイルに距離が延びても楽しみはありますね」とパートナーを称えた。

新潟競馬場で観戦した安田隆師は「後ろの位置で大丈夫かなと思ったが、4角でいい感じの位置にいたので差し切れる、と。夏負けがひどかったけど、涼しくなって状態が良くなってましたね」とコメント。次走については「オーナーと相談します」と語るにとどめた。

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・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:軽めの運動
・次走予定:京都11月17日・マイルCS(G1)・C.スミヨンJ

安田隆師「トレセンに戻った後も、表面に疲れが出ることもなく、状態としては変わりないですね。曳き運動では歩様の硬さは見られませんし、後は跨ってみてそれでも変わりなければ、予定通りマイルCSへ向けて調整していきたいと考えています。なお、引き続きスミヨン騎手に依頼しています」(10/30近況)

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最後の直線で若さを覗かせながらも、エンジンが掛かるとグーンと伸びてきたダイアトニック。先に抜け出していたモズアスコット・マイスタイルもじわじわ伸びていたので届くかどうかはゴール寸前まで分かりませんでしたが、ちょうどゴール板のタイミングでC.スミヨンJが頭をグッと押し込む世界の技術力を披露。大接戦の中、ハナ差だけ交わしての待望の重賞制覇となりました。追い切りで感触を掴んでくれていたことが最後に効いたなあと思いました。また、個人的には昨年のロードクエストに次ぐ勝利でスワンS・2連覇です。

レース内容ですが、スタートは五分に出たダイアトニックでしたが、内の各馬の出方を窺いながら、中団の少し後ろで控える形。ちょうど目の前にG1馬モズアスコットがいたのも好都合でした。道中は外々を回されるのを回避しつつ、マークして進めることが出来ました。そして直線だけ馬場の良い大外へ回して追い上げを開始。少し外へ行きかけた時はドキッとしましたが、左鞭を入れて立て直されると素晴らしい伸びでした。デビュー戦でカンタービレを負かしたあのレースがふと甦りました。

これまでは少し決め手に欠ける印象もあったので、脚を溜める競馬でここまで決め手に磨きが掛かってくるとホント先々が楽しみです。また、若かりし頃は詰めの甘さがありましたが、キャリアを重ねて若さが抜けてくると、競り合いには抜群の強さ。離して勝つという派手さはないですが、馬体を併せる形になればこっちのモノという感覚です。

レース後のダイアトニックですが、使ったなりの疲れは残るも、クタッとした感じはなし。今回の勝利で出走優先権を得たマイルCSへ向かうこととなりました。次走ではインディチャンプ、ダノンキングリーなど新たな強豪が加わるので厳しい1戦になるのは間違いありませんが、今回の勝ちっぷりなら通用しても不思議ではありませんし、引き続きC.スミヨンJが手綱を取ってくれるというのは心強いです。そこそこ人気になるとは思いますが、チャレンジャーの気持ちで今回のような末脚勝負に徹して人気馬・実績馬に襲い掛かって欲しいです。そして競り合いに持ち込めれば…。

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