1勝クラスでもやれる力は秘めるも、脚捌きに硬さのある馬なので時計が掛かった方が良さそう。レースを経験しつつ気難しいところが再度出てきているのも悩ましい。勝ちを意識せず、先々に繋がる走りを見せて欲しい。★ボンディマンシュ
ボンディマンシュ(セ・中内田)父ロードカナロア 母ビアンカシェボン
土曜阪神4R 3歳未勝利(ダ1400m)8枠15番 亀田J
・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:23日にPコースで追い切り
中内田師「23日にPコースで追い切りました。先週CWコースでしっかり負荷を掛けているので、今週は気持ちが逸れない程度に馬場の軽いポリトラックコースでサッと時計を出しました。最後まで持ったままの手応えでしたし、道中は気が逸れることもなく、最後まで集中力を保っていました。抜け出して横に馬がいなくなった時に気難しいところを見せてしまうので、ジョッキーにはその点には気を付けるように指示しています。前走も最後の直線で気難しさを見せていなければ、悪くても掲示板には上がっていたはずです。苦しさから見せているのではなく、明らかに気難しさからやっている感じなので、最後まで集中して走ってくれるかがカギになると思います」(10/23近況)
助 手 23栗P良 85.3- 68.9- 52.7- 38.4- 11.9 馬なり余力 デュアラブル(古馬2勝)馬なりの外0.6秒先行同入
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第4回京都9日目(10月27日)
7R 3歳上1勝クラス
ダ1400メートル 指定 混合 定量 発走13:10
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 テルモードーサ 牝3 50 岩田望来
1 2 グラウクス セ3 53 斎藤新
2 3 プライム 牡3 55 国分優作
2 4 コパノマーティン 牡3 55 松山弘平
3 5 ビービーデフィ セ4 57 藤井勘一郎
3 6 メイショウバルコラ 牡4 57 古川吉洋
4 7 シャイニーロック 牡3 55 藤岡康太
4 8 サワヤカタイド 牡4 57 国分恭介
5 9 リリーマーキュリー 牝4 55 荻野琢真
5 10 ハギノオムイデアル 牡3 55 鮫島良太
6 11 エナホープ 牝5 55 松若風馬
6 12 ドラセナ せ4 57 中谷雄太
7 13 アタミ 牡5 57 和田竜二
7 14 ヒラソール せ3 55 荻野極
8 15 ボンディマンシュ セ3 52 亀田温心
8 16 ランドルーラー 牡3 55 池添謙一
○猿橋助手 「ステッキに反応し過ぎるところなどの癖があるが、力は足りると思う。稽古の動きも凄くいい。まともに走れば」(競馬ブックより)
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夏の小倉以来、約2ヶ月ぶりの出走となるボンディマンシュ。昇級戦の前走は未勝利後に牧場でコツコツ乗り込み、良い感じでレースへ向かえたと思うのですが、マイナス18キロでの出走、スタートで出遅れて慌てて巻き返しに行ったことによるロス、直線で苦しくなった時に左鞭を入れるとラチに接触しそうなほどに…。器用さに欠けるので小回りのダ1700mも合わなかったのかなと思います。また、未勝利を勝った時には神風が吹いて有力馬がこぞって除外になるラッキーもあったので、冷静に判断すると、現状の力はこれぐらいということでしょう。
前走後はNFしがらきでリフレッシュ。コツコツ乗り進めながら心身の成長を促してきました。帰厩後も調整は順調ですし、追い切りでは厩舎のエース格・ダノンプレミアム・ヴェロックス2頭の調教パートナーを務め、動き自体はこの2頭を煽るところを見せました。ただ、最終追いの競馬ブックの短評が"動き硬い"と。元々捌きの硬さのある馬ですが、涼しくなってきたことで柔らか味が薄れてきているのでしょう。父ロードカナロアは暑さに弱く、産駒にもそういう傾向が強いですが、ボンディマンシュは夏馬かもしれません。
昇級2戦目となる今回はデビュー2戦で走ったダ1400mへ戻し、ワンターンの競馬。走りやすいと思います。ただ、今回も外枠に入ったのでスタートで出遅れると、挽回するのにロスが大きいです。亀田Jにはスタートに大集中と言いたいです。スタートを決めれば揉まれず運べると思うので、あとは直線での叩き合いに持ち込み、最後の最後で少し前へ出るのが理想。早目に抜け出したりすると、フワッとしたりして気の悪さを覗かせそう。デビュー前に去勢手術を行っている馬ですが、レースを使いつつ厄介な面も出てきています。
相手関係に目をやると、前走ダ1400mで惜敗しているヒラソールが強力。前走の走破時計1分23秒0は1つ上のクラスでも通用するレベル。ボンディマンシュはキャリアの浅い馬で伸びシロを見込めるとはいえ、太刀打ちできないでしょう。また、どちらかというと時計の掛かる馬場の方が力を出せるタイプに思います。今回も楽な競馬は見込めないので、亀田Jは勝ちを意識し過ぎず、先に繋がる走りを教えてもらえればと思います。
« 暑さに悩まされた時期はあったも、帰厩後はひと追い毎に動きは良化。充電効果で力を付けているのは感じるので、あとは世界の名手の手綱捌きに託すのみ。実績のある舞台で初重賞制覇を期待。☆ダイアトニック | トップページ | 1番のポイントは内枠を引き当てたのでスタートを決めることが出来るかどうか。それによってレース展開はガラッと変わってくる。スムーズにレースの流れに乗り、早目抜け出しの形で後続の追撃を封じ込んで欲しい。☆アーモンドアイ »
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