非凡な脚力を秘めるのは間違いないも、神経質な面が初めての実戦でどこまで悪い影響を及ぼすか。期待はしつつも、まずは無事に走り終えて欲しい。その中で次走以降に繋がるモノを見せてくれれば。☆シベール
シベール(牝・久保田)父ルーラーシップ 母ヴィーヴル
9月8日(日)中山5R・2歳新馬・混合・芝1600mに三浦Jで出走します。9月4日(水)良の美浦・ニューポリトラックコースで5ハロン66.7-51.8-38.7-12.3 9分所を馬なりに乗っています。併せ馬では一杯の相手の外を1秒2追走して同時入線。追い切りの短評は「1ハロンの伸び目立つ」でした。発走は12時30分です。
○久保田調教師 「9月4日(水)はジョッキーを乗せて3頭併せの後ろから進み、ラストまで馬なりのまま先着。スムーズに駆けており、攻めれば攻めた分だけ伸びそうな感触を得ています。扉が開く際に驚くのが難点。出負けしても何とか遅れを取り戻したいです」
≪調教時計≫
19.09.04 三 浦 美南P良 66.7 51.8 38.7 12.3 馬なり余力 ケンユキノオー(古馬1勝)一杯の外1秒2追走同入
☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★
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第4回中山2日目(09月08日)
5R メイクデビュー中山 2歳新馬
芝1600メートル 指定 混合 馬齢 発走12:30
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 フロイデンベルク 牝2 54 石橋脩
2 2 ポルトベーロ 牝2 54 戸崎圭太
3 3 ビッグワンビリーブ 牡2 54 丸田恭介
3 4 セイウンハテンコウ 牡2 54 内田博幸
4 5 エスプロジオーネ 牡2 51 藤田菜七子
4 6 シングンバズーカ 牡2 54 武士沢友治
5 7 シャインガーネット 牝2 54 田辺裕信
5 8 イズジョールーラー 牡2 54 柴田善臣
6 9 カナタ 牝2 54 吉田豊
6 10 マイネルポインター 牡2 54 丹内祐次
7 11 ナンバーフォー 牝2 54 西田雄一郎
7 12 ウィルビーハッピー 牡2 54 大野拓弥
8 13 タイニーベイビー 牡2 54 津村明秀
8 14 シベール 牝2 54 三浦皇成
○池内助手 「まだ線が細くて力がつき切っていませんが、いいスピードがありますね。課題はゲート。あまり置かれずに運べれば」(競馬ブックより)
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気性面の危うさで2戦のみの現役生活に終わった母ヴィーヴルですが、追い切り等では潜在能力の高さが窺えましたし、競走生活で無駄な体力を消費していない分、母馬として活躍馬を送り出しても不思議ないものは秘めていると見ていました。
そしてその初仔となるヴィーヴルの17ことシベールは、募集時の測尺値では馬体重443キロ・体高157センチ・管回20センチと十分なサイズ感を保持。枝葉の長い造りは父ルーラーシップの良さも出ているように感じました。馬のデキと血統的な魅力を考えると、この募集価格は良心的と思えたので、先行受付時から出資申し込みをしていました。
ただ、いつ狂気の血が目覚めても不思議ではない血統。調教ではトビの大きいフットワークで動きの良さを褒められてきましたが、それと共に母馬とよく似たところが出てきてしまい、神経質な面を覗かせて食欲の細さが課題に。調教を休むようなことはなかったのですが、千葉へ移動のGOサインが出るまでには時間が掛かってしまいました。千葉でも動きの良さは認められる一方で、ビビりで控え目な性格など具体的な課題・弱点が示されましたが、少しずつながら慣れは見込めるようです。
そして入厩の声が掛かったのは7月下旬頃。敏感な気性を考慮しながらトレセンという環境に馴染ませ、ゲート練習に関しても慎重に進められましたが、上達はまずまず速かったです。手こずることを覚悟していたので1発合格したのはビックリでしたが、実際はかなり甘めの裁定に救われた感じでした。
その後はデビューへ向けての調教が本格化しましたが、コースを問わずに水準以上の時計・動きを披露。ひと追い毎にも良くなってきており、デビューへ向けてきっちり仕上がったと思います。最終追い切りの映像では直線に入って内へモタれる面を見せたりと幼さを感じましたが、エンジンが掛かると素晴らしい伸びを披露。素軽い走りなので芝へ行って良さそうです。まともなら新馬勝ちしても不思議ではありません。
やはりネックとなってくるのがシベールの性格面。ゲートの開閉音にビックリする面が改善されておらず出遅れそうですし、14頭で走ることに気を遣って戸惑いそう。新馬戦なので流れはそう速くならないでしょうが、それでも追走に手間取るかもしれません。期待はしていますが、不安の方が大きいというのが本音。レースを重ねるとピリピリしそうなのも今から気になるところ。まずは怪我なく走り終えてくれれば良しとしたいです。その中でキラッと光るモノを見せてくれれば…。
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