OP入り後、初めての特別戦(リステッド)への出走で収得賞金の加算を目指す。消耗戦に持ち込んで存分に渋太さを発揮して欲しいも、ケイアイファームを経由して臨むことになった輸送のロスがレースにどこまで響くかが心配も。☆ロードヴァンドール
ロードヴァンドール(牡・昆)父ダイワメジャー 母ジャズキャット
8月3日(土)札幌11R・札幌日経オープン(L)・国際・芝2600mに横山典Jで出走します。7月31日(水)良の札幌・芝コースで5ハロン69.9-54.2-40.1-13.3 7分所を馬なりに乗っています。追い切りの短評は「この一追いで良化」でした。なお、ブリンカーを装着します。発走は15時25分です。
○昆調教師 「7月28日(日)が思っていた以上の速いタイムに。それを踏まえて31日(水)は微調整程度です。輸送が続いた部分を心配したものの、もう十分に疲れは取れている感じ。前回と同等のデキで送れるでしょう。今後の為にも賞金加算が叶えば・・・」
≪調教時計≫
19.07.31 横山典 札幌芝良 69.9 54.2 40.1 13.3 馬なり余力
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2019/8/3(土) 1回札幌3日目
札幌日経オープン (L)
芝2600メートル 3歳上OP 指定 国際 別定 発走15:25
枠 馬 馬名 性齢 斤量 騎手
1 1 ヤマカツライデン 牡7 56.0 池添謙
2 2 レノヴァール 牡4 56.0 岩田康
3 3 カラビナ 牡6 56.0 藤岡佑
4 4 [地]ハッピーグリン 牡4 56.0 服部茂
5 5 タイセイトレイル 牡4 56.0 中谷雄
6 6 ヴァントシルム 牡5 56.0 藤岡康
7 7 カフジプリンス 牡6 56.0 吉田隼
7 8 [地]ソーディスイズラヴ 牝5 54.0 勝浦正
8 9 ロードヴァンドール 牡6 57.0 横山典
8 10 モンドインテロ 牡7 58.0 C.ルメール
※緑字は他クラブ出資馬
○昆師 「息はできているし、こちらでは体調を整える程度で十分。叩いた効果はあるし、洋芝になっても、自分のペースで運べれば」(競馬ブックより)
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天皇賞・春で惨敗を喫した後、状態の回復に時間を要したこともあって、なかなか次走が決まらなかったロードヴァンドール。何とか立て直して7月の福島・七夕賞へ駒を進めることが出来ましたが、福島への長距離輸送や強力な同型・マルターズアポジーやタニノフランケルが出走していたことから厳しい結果になることは覚悟していました。
実際、レースは3番手からの競馬となって楽ではありませんでしたが、外から被せらえることなく自分のペースで3角過ぎには先頭を窺う位置へ。手応えから直線は沈んでしまうかなと見ていましたが、鞍上の叱咤激励に応えてヴァンドールは奮闘。最後まで渋太く粘り通して3着に踏み止まってくれました。速い脚は使えないも、タフな流れで心臓の良さを大いに発揮。消耗戦での強さを改めて示してくれました。また、鞍上の進言で天皇賞・春で外していたブリンカーを再装着したのも好走の1つの要因だと思います。
レース後はすぐに続戦を決め、ヴァンドールに合っているだろう札幌・芝2600mのこのレースへ。OP入り後は全て重賞へ使ってきたヴァンドールですが、14戦目(OP入り後)にして初めてのOP特別(リステッド)ということで賞金を加算したいという陣営の強い意志を感じさせます。
ただ、ここへ向かうにあたり、直接競馬場入りせずに北海道のケイアイファームを経由したのがどう出るか。実際、輸送熱が認められ、一通りの処置を済ましています。また、短期間に2度の輸送を行っているので馬体減も心配です。これまで2回札幌で競馬を使っている時は2回とも二桁のマイナス体重での出走となっていますから。そして元々暑さに弱い馬ですし。仕事で直接見ることはできないのですが、馬券を買われる方は馬体重の発表・パドックでの様子はよくよくチェックしないとダメでしょう。
レース展開とすれば、今回もヤマカツライデンがハナを主張すると思うので、ヴァンドールは外目の2番手で追走することになりそう。ただ、タフな流れに持ち込みたいので、2週目の向正面ぐらいから早目にヤマカツライデンとの差を詰めに行く筈。そして後続を待ち過ぎることなく早目に先頭へ。あとはラチを頼りにしてどこまで粘り通せるかでしょう。微妙なサジ加減は鞍上の手腕に任せておけば大丈夫。力を出せる状態で出走が出来ていれば、馬券に絡む確率は高いと見ています。秋競馬を見据えれば、勿論勝って欲しい1戦です。好結果が届いてくれることを願っています。
« 非凡な素質を秘めるのは間違いないところも、心身の幼さを多く残す現状。豊富なキャリアを誇る古馬+戦績で上回る同世代のライバル相手にどこまで通用するのか…。自滅して負けるようなことは避けて欲しい。☆パラダイスリーフ | トップページ | 右前の膝裏の腫れで休養が長引くも、函館競馬場へ移動してからは順調そのもの。脚部不安明けで58キロは楽ではありませんが、相性の良い舞台+この馬を知り尽している鞍上の手腕に期待。まずは無事に走り終えるのが1番も、長丁場ならまだまだやれるところを見せて欲しい。☆モンドインテロ »
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