課題のスタートで上へ伸び上がる形で出てしまったのが痛恨。ポジションを挽回するのに脚を使い、前を追い掛け過ぎてしまってHペースに巻き込まれる。最後は完全にバテてしまい9着に終わる。ちょっと運もなかった。★エレンボーゲン
エレンボーゲン(牝・鹿戸)父ブラックタイド 母ショアー
日曜福島6R 3歳未勝利・牝馬(芝2000m)9着(7番人気) 大塚J
ブリンカーにシャドーロールを着用しての出走。やや上に伸びあがるようなスタートから巻き返して先団に付けます。前半1000mが60秒と、馬場状態を考えると未勝利戦ではかなりのハイペースで進み、勝負どころで早々と手応えがなくなり後方でゴールしています。
大塚騎手「ゲートが開いた瞬間に反応はしているものの、体に芯が入っていなくてダッシュが利かずに遅れてしまいました。それでも、勝ち馬が強いと思っていたので巻き返して行って、その馬を目標に競馬を進めたのですが、ペースが速くて3コーナーで一杯になってしまいました。馬場は問題なかったと思うのですが、前回乗せていただいた時の方が、ピリッとした感じがありました。プラス体重でしたが、体つきももう少しシャープな方が走れるのかもしれませんね」
鹿戸調教師「うちのも行きたかったのですが、逃げた馬もブリンカーを着用して抑えが利かなくなっていてハイペースに巻き込まれる形になってしまいました。今日は展開が噛み合わなかったことで大きく負けてしまいましたが、こればかりは仕方がないですね。優先出走権は取れませんでしたが、このまま在厩で調整して、出走できるレースを探しながら調整することになると思います」(レース結果)
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【次走へのメモ】
▲51キロ。シャドーロール。10キロ増も太目感なし。出遅れ。押してポジションを取りにいく。向正面では2番手。ペースが流れた中で少し力んでいた。リラックスし切れなかった分、直線の伸びは今ひとつ。(B誌)
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・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:軽めの調整
・次走予定:第2回新潟開催
鹿戸師「レース後はこちらで馬体を確認させていただきましたが、多少の疲れは有るものの、大きな問題はありませんでした。馬格が有るわけではないですし、先週のような力の要する馬場だと少し分が悪いように感じます。この後は優先出走権を獲れませんでしたので、他馬の動向を見ながらにはなりますが、状態に変わり無ければ第2回の新潟開催で再度出走させたいと考えています」(7/17近況)
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ローカル場所とはいえ前走で3着と結果を残していたエレンボーゲン。相手が強化されている今回はその結果を鵜呑みに出来ないのは重々承知していましたが、好走できる形が見えたので絶好枠を得た今回も自分の形に徹すれば良いところを見せてくれると期待はしていました。
早目に一息入れてここへ備えてきたことでプラス10キロでの出走と前走で減っていた分はひとまず回復。活気も窺えたので仕上がり自体は悪くなかったと思います。
エレンボーゲンのレースでの第一の課題がスタート。前走は二の脚が付いて前目のポジションを取ることが出来ましたが、デビュー以来、どうしてもゲートの開く音を怖がって立ち遅れるばかり。今回もそうなってしまうんじゃないかなとゲートに注目していましたが、今回は上へ伸びあがる感じでゲートを出てしまった為、行き脚も付かず。大塚Jは態勢を整えた後、ポジションを挽回しに行きますが、1番人気のグロリアーナが初ブリンカー着用で暴走気味にハナへ。スタートから1角までに結構脚を使ってしまった中で1番人気の馬を追い掛ける展開。結局はHペースに巻き込まれてしまい、非力で体力面に劣るエレンボーゲンは3角過ぎから余裕がなくなってきて、最後は完全にバテてしまって9着に沈んでしまいました。速い脚が使えないという弱みがこういう展開・結果に繋がってしまいます。
レース後のエレンボーゲンは全力で走り切った分、ダメージが少し尾を引きそうなのでまずは回復に専念を。そして想定を見ながら次走の予定を組んでいって欲しいです。来月11日に新潟・芝2000mの牝馬限定戦が組まれているのでそこで使えればベストかなと思いますが、相手はかなり揃いそう。それなら出走しやすくて、レースレベルの落ちるダ1800mの牝馬限定戦で勝負を賭けてみるのも1つ手だと思います。ただ、最後の最後で冒険することは難しいでしょうねえ。
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