手探りの中で迎えたJARでの再デビュー戦。レースへ行くと悪いスイッチが入ってしまい、集中力を欠いて危うい面を覗かせる。何ら収穫のない11着。近日中に去勢手術を行うことになりました。★ロイヤルアフェア
ロイヤルアフェア(牡・加藤士)父ネオユニヴァース 母ゴールドティアラ
日曜8R 4歳上500万下(ダ2100m)11着(11番人気) 石川J
ブリンカーを外します。出遅れてしまい、後方からの競馬になります。ロス無く立ち回って終いに賭けますが、目立った脚色は無く、転厩初戦は11着で終えています。
石川騎手「先出しで何とか1頭でゲート裏までいけたのですが、返し馬からキョロキョロして物見が酷かったですし、ゲート内も横の馬が暴れていた影響もあってかなり危なかったですね。スタートも上手く出てくれませんでしたし、今日はレースに気持ちが向いていなかったことに尽きますね。道中もフワッとするところはありましたが、砂を被ってそうなっているわけではなく、集中していないだけだと思います。調教で乗せていただいた時とは別馬のようでしたから、やはり馬具を何かしらつけても良いのかもしれませんね」
加藤士津八調教師「鞍置きの時点で、かなりテンションが高く、飛びかかるような仕草を見せてとても危険でした。ここまでトレセンでは見せなかったのですが、いざレースになると気持ちが入り過ぎてしまうのか、人の言うことを聞かなくなってしまうタイプのようです。今日はこちらに転厩してから初めての競馬ということで、手探りのなかではありましたが、この経験を次に活かせたらと思います。今後についてですが、これだけレース前から落ち着きが無いので、精神面での改善を図ることを目的に去勢を行いたいと思います。1度ノーザンファーム天栄へ放牧に出させていただき、牧場での状態を見て手術を行ってもらう予定です」(レース結果)
*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
・在厩場所:美浦トレセン/2日に福島県・ノーザンファーム天栄へ放牧
・調教内容:軽めの調整
加藤士師「先週は結果が出せずに申し訳ございませんでした。トレセンでは悪さをしそうな雰囲気があまり無いものの、競馬場に行くと別馬のようにテンションが高くなってしまいました。やはり気性面の問題がこれからもネックになってくると思いますので、予定通り牧場にお戻しして去勢を行ってもらいます。幸い、レース後の馬体は特に問題ありませんでしたよ」(5/1近況)
*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
新たな預託先へ移り、良い雰囲気でJRAでの再デビュー戦を迎えることが出来たと思っていたロイヤルアフェア。心機一転ということで矯正する馬具を付けずにレースへ臨んだ訳ですが、結果的にはそれが見事に裏目に。レースへ行くと悪いスイッチが入ってしまい、地方の笠松ではそれでも通用したのでしょうが、ここでは甘くはありません。レースに関しては危うい面が多々あり、石川Jは無理せずソロッと乗ってきてくれたことで人馬共に無事で良かったくらい。距離自体は守備範囲だと思いますが、レースでの集中力を維持するには短めの距離へシフトした方が良いのかもしれません。ただ、今回は自滅するばかりでレースにおいて次走以降へ繋がるものは何もなし。参考外と言えますが、前途はやはり厳しいと言わざるを得ません。
レース後のコメントで、加藤士師は早速去勢手術へ踏み切ることを示唆。個人的にはもっと早い段階で去勢手術をしておくべきだったと思っているので今更という気持ち。まあ、劇的な効果は見込めないでしょうが、この状況での改善策としてはやるしかないでしょう。そしてテンションが上がり過ぎずにレースへ臨める手立てを色々考えていくしかありません。開業まもない厩舎で大変かと思いますが、厩舎の経験値を積むという意味では良い教材だと思います。
レースを終えたロイヤルアフェアは馬体チェックを行い、既にNF天栄へ放牧済。近日中にも去勢手術が行われるでしょう。能力を出し切れば、500万下でもここまで負ける馬ではないと思いたいので、少しでも去勢手術の効果が出てくれることを只々願うばかりです。
« 道中のスムーズさを欠いたのが結果に響くも、最後に進路が出来ると大外からジワジワ加速。最低限の目標として5着以内を確保できたのは良かった。レースでの経験をしっかり今後に生かして欲しい。★ロードアブソルート | トップページ | 展開が厳しかったも、3度目のG1挑戦となる今回も力を出し切れずに大敗。現実の厳しさを改めて知ることに…。★ロードヴァンドール »
「競馬(1口馬主・シルク)」カテゴリの記事
- 4日に栗東・高野厩舎へ帰厩しています。☆クレッセントムーン(2020.06.10)
- 内目の奇数枠に入った時点で嫌な感じはしていたも、出遅れによって走りのリズムを乱す。勝負どころから積極的に仕掛けていった勝ち馬のスピードに捻じ伏せられ、2着を確保するのが精一杯。中2週のローテでも頑張ってくれたが…。★アーモンドアイ(2020.06.13)
- シルクなお馬さん(5歳上牡馬・父ディープインパクト)(2020.06.07)
- シルクなお馬さん(6歳馬)(2020.06.11)
- シルクなお馬さん(4歳・本州牧場組)(2020.06.11)
「(引退)ロイヤルアフェア」カテゴリの記事
- デビュー戦以来の芝で変わり身を期待するも、追ってからギアを上げることが出来ず、最後は伸びを欠いて16着。JRAへ復帰して4戦連続のブービー負け。残された道がなくなり、競走馬登録を抹消することとなりました。★ロイヤルアフェア(2019.12.19)
- 【シルク】今週の出走馬(14日・土曜版)(2019.12.14)
- 障害練習を続けるも上達の兆しが窺えず。これ以上続けると人馬共に怪我をする恐れが出てくるので障害転向を諦めることに。来週の中山・芝2200mへの出走を予定。★ロイヤルアフェア(2019.12.07)
- シルクなお馬さん(3歳上・入厩組)(2019.12.01)
- この馬なりに落ち着いて出走することが出来、改善に努めてきたゲートは五分に出る。レースでは早目に捲っていく競馬を試みるも、2周目の3角で早くもアラアラの手応え。最後は今回も集中力を欠いてしまって14着に終わる。今後は転向を視野に入れ、障害練習を進めていくことになりました。★ロイヤルアフェア(2019.11.22)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント