ブリンカーの効果で勝負どころでの反応が上々。早仕掛けの分もあって最後は甘くなってしまうも、4着と健闘。もっと馬場が悪くなって欲しかった。☆ヴィッセン
ヴィッセン(牡・斉藤崇)父ディープインパクト 母ダンツクレバー
日曜阪神9R 淡路特別(芝2400m)4着(7番人気) 荻野極J
今回はブリンカーを着用しました。まずまずのスタートから6番手に取り付け、向こう正面を過ぎたあたりから徐々に押し上げていきます。直線で先頭に並び掛けると、ジリジリ脚を伸ばすも上位馬を捉えきるところまでいかず4着でゴールしています。
荻野極騎手「前回小倉で乗せていただいた時は、動きたい時にスッと反応できないところがあったので、今回は徐々にスピードを乗せて行きながら仕掛けて行こうと考えていました。向こう正面を過ぎたあたりで外に出して押し上げていきましたが、ブリンカーの効果もあって、反応良く上がって行くことが出来ました。前回は窮屈なところから怯んでしまいましたが、スムーズな競馬が出来れば最後まで諦めずに頑張ってくれるので、後は展開が上手く嵌ればもっと良い競馬が出来そうです」
斉藤崇調教師「少しでも馬場が渋ればヴィッセンにとっては展開が更に向くと思っていましたが、思いのほか雨が降ってくれなかったですね。入れ替わりの激しい展開でしたが、丁度動きたい時に外へ出せましたし、ブリンカーの効果からこれまでになくスッと反応してくれました。上位馬には及びませんでしたが、スムーズならこれだけ見せ場を作ってくれるだけの力は持っていますし、後は展開次第で十分チャンスがあると思っています。トレセンに戻って状態を確認した後は、これまでの疲れを取る為に牧場へ戻す方向で考えています」(レース結果)
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【次走へのメモ】
初ブリンカー。前半は中団をマイペースで追走。3角手前で少しポジションを押し上げ、勝負どころから早目に進出開始。4角で一旦勝ち馬に並んだが、直線に向いてスッと離されて、最後は甘くなって4着。(B誌)
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・在厩場所:栗東トレセン/14日に滋賀県・NFしがらきへ放牧予定
・調教内容:軽めの運動
斉藤崇師「トレセンで状態を確認いたしましたが、レースの疲れが見られるものの、それ以外は大きなダメージはありませんでした。この後は一旦牧場へ戻して、これまでの疲れを取ってもらおうと思います。次走の予定につきましては牧場で状態を確認しながら検討していきたいと思います」(3/13近況)
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前走小倉からの中1週のローテで馬体が回復するか心配でしたが、プラス6キロで出走が出来たヴィッセン。パドックは見れていないも、良い状態でレースへ向かうことは出来たと思います。
スタートは五分に出るも、前へ行きたい馬が揃っていたこともあり、5・6番てからの追走。ブリンカーを着けても引っ掛かるような素振りはなし。自分のリズムを守って、レースの流れに乗れていたと思います。そして3角過ぎからポジションをやや外目に持ち出し、4角を回る時は勢い良く先頭へ並び掛けていくヴィッセン。これまで見られなかった姿で良い意味でドキッとしました。
ただ、直線を向いて追われると、余力を十分残していた勝ち馬にアッサリ突き放され、外から来たアロマドゥルセにも抵抗出来ず。パタッと止まっている訳ではないのですが、甘さを覗かせ、内からスルスル巻き返してきたメイショウカミシマにも前へ出られてしまいました。まあ、勝ちに行って最後に甘くなってしまったので仕方ありません。あと、思っていた程、馬場の悪化が進まなかったのはヴィッセンにとってやや誤算でした。
レース後のヴィッセンですが、大きなダメージは見当たらないも、力を出し切ったことで相応の疲れは残る様子。今回でブリンカー着用の効果を感じることは出来ましたし、クタッとする前に一息入れることは悪くありません。次回は直線平坦の京都or新潟でひと踏ん張りをお願いします。あと、個人的な見解ですが、ブリンカー着用で勝負どころでの反応が良くなったので、距離を縮めた方がベターかも。芝1800m~芝2000mに使う機会を設けて欲しいです。
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