鞍上の焦りが目立ってチグハグな競馬に。道中で脚を使ったことで最後のひと伸びを欠いて12着。難しく考えずに末脚を生かす競馬に徹して欲しかった。★ヴェルトゥアル
ヴェルトゥアル(牡・加藤征)父スマートファルコン 母シルクユニバーサル
日曜中山8R 4歳上500万下(ダ1800m)12着(7番人気) 藤田菜J
スタートしてすぐに控え、後方2番手で2コーナーを通過します。向正面で中団までポジションを押し上げますが、直線では脚が上がってしまい、後方でゴールしています。
藤田菜騎手「加藤調教師とは、相手関係的にペースが落ち着きそうだし、どこかで上がって行く競馬をしても良いかもと話していました。思っていたように1,2コーナーでペースが緩んだので少し差を詰めて、向正面に入ってからも流れが落ち着くと思ったので上がって行きましたが、そこから逆にペースが流れてしまいました。結果論になりますが、もう少しじっくりと構えていった方が良かったかもしれません。後ろから競馬をしたことで、道中は落ち着いて走れていましたが、今日は上手く乗ることが出来ませんでした」
加藤征調教師「向正面で上がって行く競馬も一つの選択肢だとは話していましたが、ペースが流れ出したところで上がって行ってしまっては、さすがに最後しんどくなってしまいますよね。それに控える競馬をリクエストしたものの、スタートしていきなりガツンと抑えてしまいましたから、そこでのロスも大きかったでしょう。出来れば流れに乗りつつ、スッと抑えるような乗り方をして欲しかったところです。この後については、トレセンに戻ってからどうするか検討したいと思います」(レース結果)
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【次走へのメモ】
▲54キロ。馬体はいいが、気配は今ひとつ。モサッと出て後方から。3~4角で外から一瞬間合いを詰め、見せ場を作った程度、何かピリッとしなかった。(B誌)
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当たりの柔らかい藤田菜J起用で序盤はフワッと追走することを陣営はイメージしていたと思うのですが、意思疎通がもう1つだったのかチグハグな競馬に。
ゲートを出て、ガチッと抑えこんでしまいましたし、Sペースを嫌って向正面でポジションを上げていくことに。それによって脚をじりじり使わされることになり、最後は余力をなくしてしまうことに。勝負どころからもう1つギアを上げていく脚力はヴェルトゥアルにはありませんから。3キロ減の特典を生かせず、今後に繋がる走りも出来ませんでした。
末脚を生かす競馬がようやく身になってきた段階なので、難しいことは考えず、自分の競馬に徹することだけに集中して欲しかったです。ただ、これまでの戦績を見ると、中山のコース自体が合わないのかもしれません。
近況が更新されていないので、レース後の状態はハッキリしないヴェルトゥアルですが、連闘で使う意思があるので悪くはないのでしょう。使ってくるのなら、17日に中京で若手J限定のダ1800mがあるのでココでしょう。
前走で1つ形を作って結果を残していただけにそこから後退するような結果になったのは残念ですが、まだまだこのクラスを勝てる力が備わっていないということもハッキリしたので、まずは着狙いの競馬を続け、その中で展開が嵌ってくれることを待つしかないありません。
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