ダートの走り自体は悪くなかったも、馬群の中で揉まれる形でフワフワした走りに。最後の直線は競り合いにも敗れてまさかの6着。一旦、地方競馬に転籍した上で中央競馬への再登録を目指すことになりました。★ロードヴォラーレ
ロードヴォラーレ(牡・中内田)父オルフェーヴル 母アンビータブル
8月26日(日)小倉6R・3歳未勝利・ダ1700mに藤岡佑Jで出走。16頭立て2番人気で3枠6番から平均ペースの道中を8、11、7、7番手と進み、直線では外を通って0秒9差の6着でした。馬場は良。タイム1分47秒8、上がり39秒3。馬体重は増減無しの432キロでした。
○中内田調教師 「芝のレースを使っていた時と同様に、ずっと追っ付けながらの道中。バタバタしているだけで、進んで行きませんでした。ラストまでバテずに来ており、走り云々の問題とは違う様子。やはり気性的な部分なのでしょう。5着以内を外してしまったのに加え、短期間で劇的に変わるかと言うと・・・。そのあたりも踏まえつつ対応を検討すべきかも知れません」
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レース後も特に異常は認められません。3歳未勝利戦の終了が差し迫った状況を踏まえて今後について調教師と意見を交えた結果、一旦、地方競馬に転籍した上で中央競馬への再登録を目指す方針が決まりました。地方競馬での出走及び結果は分かり次第お伝えします。なお、心身の改善を図る狙いから去勢手術を行なう予定です。
○中内田調教師 「能力を十分に発揮できない現状。このままでは急激な変わり身を望むのは難しいでしょう。それならば早い段階で去勢した方が、将来的に期待を抱けるのでは・・・。協議を重ねた結果、登録を抹消する方針に。力が及ばずに申し訳ありません」
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母親はダートで活躍していましたし、オルフェーヴル産駒もダートでコロッと変わる馬もいます。それ故、芝よりも相手関係に恵まれる今回は初勝利の絶好のチャンスだと思ったのですが…。
スタートが一息だったロードヴォラーレは良いポジションを確保しようと押していくも、結局は馬群の中で揉まれる形。頭を上げるようなシーンこそなかったですが、フワフワした感じで余裕のない追走。結果論ですが、ハミを噛みすぎることを懸念してブリンカーを外したことも仇になった感じ。3角過ぎに少し外目に持ち出した時に行きっぷりは幾らか戻ったのですが、淡々とした流れで逃げ・先行馬も余力を残して最後の直線へ。追い付くような脚は残っていませんでした。また、直線で外から他馬が来ると反応が一息。ジリジリと脚は使っているのですが、最後は競り負ける形になってしまって…。正直、悪くても5着以内を外すことはないだろうと見ていたのですが、まさかの6着。JRAでの戦いに一旦区切りを付けることになってしまいました。
能力は秘めている筈なのですが、1戦ごとにジワジワと気難しい面を露呈。個人的には入厩してまもなく、他馬に向かって突っ込んでいくも、相手に顔を蹴られて鼻から出血と返り討ちにあったのが微妙な狂いを生じさせていったのかなと思います。
距離はマイル~1800mを使ってきましたが、幾らか詰まった体型+集中力に欠けるので、もう少し短い距離を使った方が良かったのかもしれません。また、レースぶりに関しても、逃げor追い込みといった極端な競馬が合っていたのかなと思います。
今後は地方からの出戻りを目指しますが、その前に去勢手術を行う予定。一癖・二癖あるヴォラーレの性格が改善されるとは思いませんが、ソエ気味で走っていたように体質面の強化に繋がってもらえればと思います。再募集に応じてJRAでの第2章を気長に期待したいです。
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