競馬の形が定まってきて確実性は出てきたも、トモの緩さから最後のひと押しが物足りず。3着に終わる。★ピボットポイント
ピボットポイント(牡・友道)父ディープインパクト 母ペンカナプリンセス
日曜阪神6R 3歳未勝利(芝2000m)3着(1番人気) M.デムーロJ
2番枠からまずまずのスタートを切りますが、行き脚が付かず道中は中団やや後方12番手あたりを追走します。3コーナーを過ぎたあたりから外に出して追い上げにかかりましたが、手応えほど伸び切れず3着に敗れています。
M.デムーロ騎手「もう少しポジションを取りに行こうとしましたが、筋肉の硬さからストライドが伸びなかった為に、二の脚がそこまで速くありませんでした。その後は流れに乗ることが出来ましたし、勝負どころから外に出して徐々に上がっていくことが出来たので、手応えの良さから差し切ってくれると思っていましたが、思いのほか伸びてくれませんでした。この馬なりに頑張ってくれましたが、前の馬が楽をしていたことと、外から捲り気味に仕掛けていったことで最後は甘くなってしまって、勝ち馬に差し切られてしまいました。馬場は問題なかったですし、距離もこれぐらいが丁度良いと思います」
友道調教師「馬場が渋ると嫌だなと思っていましたが、レースまでには何とか乾き、走りに影響するほどではありませんでした。ギリギリまでロスなく内を追走し、勝負どころから捲り気味に外から仕掛けてくれましたが、早めに動いた分、最後は甘くなってしまいましたね。前の馬を捉えきれなかったのは仕方ないとして、後ろの馬に差し切られてしまったのはまだ力が付き切っていないということなのでしょう。ギリギリまで追い出しを我慢していたとしても、そこまでいい脚を使えないことを考えると、今回のようなレースを続けていくしかありません。トレセンに戻って状態が変わりないようであれば、中2週ぐらい空けて中京開催の1週目を目標に進めていきたいと考えています」(レース結果)
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【次走へのメモ】
仕上がる。出負けして後方から。3ハロン標からステッキを入れながら前に接近。4角でソーグレアの後ろまで押し上げたが、それとの差がジリジリとしか詰まらなかった。(B誌)
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・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:軽めの調整
・次走予定:中京6月30日・芝2200m、もしくは中京7月1日・芝2000m
友道師「トレセンに戻って状態を確認いたしましたが、思いのほか疲れはなく、飼い葉もしっかり食べています。今週いっぱいは軽めの調整で疲れを取り、来週から乗り出していきたいと思います。出来れば少しでも馬場のいい状態の時に出走させたいと考えていますので、阪神開催はパスし、中京開催の1週目を目標に進めていきたいと思います。芝の中距離の番組が2つありますので、両睨みで進めていきます」(6/13近況)
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馬場の渋化が残ると、大幅なマイナスだと思っていたので、直前で良へ回復したのは何より。これまで運のなさを感じてきたピボットポイントにようやくの追い風。このまま初勝利を掴み取ることを想像しました。
ゲートを五分に出るも、行き脚が付かなかったピボットポイントは序盤、内目でじっくり脚を溜める形。折り合いは問題なかったと思います。そして3角過ぎから外目に持ち出して捲り気味に進出。ただ、そこでの反応・加速が一息。理想は手綱を持ったままポジションだけ押し上げていく形なのですがトモの緩さがネック。直線を向いた時、余力がなさそうに見えたので差し切るのは難しいと覚悟しました。逆に阪神の急坂で失速してしまうことが頭を過りました。
それを考えれば、最後の直線のピボットポイントは踏ん張った方です。勝ち馬に差し切られたのはちょっとショックですが、勝ちにいく競馬をした分の差でしょう。勝ち馬は4角を回る時にじっと我慢したのが直線での切れ味に繋がりました。
勝ち切れないのは悩ましいですが、競馬の形が定まってきて2着→3着と確実性は出てきたピボットポイント。じわじわ良くなっているのは確かなのですが…。距離に関しては2000mが上限な感じ。トモの緩さが課題なので器用さが要求される小回りコースよりも、直線の長いコースでじっくり末脚を生かした方が現状合っていると思います。
レース後のピボットポイントはそれなりの疲れは残るも、続戦できるレベル。綺麗な良馬場がベストな馬なので開幕週の中京へ備えるのは賛成です。ただ、距離に関しては『うーん』という感じ。中京は芝1800mがないので仕方ないですが、1日に芝1600mが組まれています。相手関係次第で思い切ってここへ使うことも検討して欲しいです。
1勝が近くて遠いピボットポイント。何とか3歳未勝利の期限内に勝てるとは思うのですが、勝てない場合はブライトクォーツのようにローカル場所の500万下で初勝利を狙っていくことになるのでしょう。
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