馬群で脚を温存する競馬。最後の直線で進路が出来ると、躊躇することなく突っ込んで最後まで渋太い伸びを披露。見た目に派手さはないも強い内容で2勝目。☆ドレーク
ドレーク(牡・藤岡)父ルーラーシップ 母ディアアドマイヤ
土曜京都9R メルボルンT(芝2400m)優勝(2番人気) 藤岡康J
五分にスタートを切ると、先団の後ろに取り付けてレースを運んでいきます。持ったままの手応えで最後の直線に差し掛かり、追い出しにかかると、ゴール手前まで追い比べになるもそのまま凌ぎ切り、秋に繋がる大きな2勝目を挙げています。
藤岡康騎手「以前に乗せていただいていた時よりレース振りが良くなり、ポジションを取りにいっても、道中は力むことはなく、折り合いを欠くところもありませんでした。久々の分、勝負どころでモタついた以外は強いレース内容だったと思います。長丁場は合っていると思いますし、今回のような重い馬場もこの馬に味方してくれたと思います。結果を出せてホッとしています」
藤岡調教師「前走後は早めに一息入れて、ここを照準に戻しましたが、いい状態でレースに臨むことが出来ましたし、結果も出すことが出来ました。良くなるのはもう少し先だと思いますが、良い競馬をしてくれましたし、秋に向けて更に強く育てていきたいですね。この後はトレセンに戻って状態を確認したうえで検討させていただきます」(レース結果)
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【次走へのメモ】
2ヶ月半ぶりも太目感のない仕上がり。前に馬を置いて、道中の折り合いはスムーズ。今日のような馬場は苦にしないタイプ。4角の手応え通り、追われてしっかりと脚を使い、粘るアメリカンを捉えた。(B誌)
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・在厩場所:23日に滋賀県・ノーザンファームしがらきへ放牧
藤岡調教師「トレセンに戻って状態を確認いたしましたが、レースに出走したなりの疲れは見られますが、飼い葉もしっかり食べていましたし、大きなダメージはありませんでした。休養明け初戦でしっかり勝つことが出来たのは収穫ですし、秋までにもう一つどこかで勝てるようにローテーションを組んでいきたいと思います。23日にリフレッシュを兼ねてノーザンファームしがらきへ放牧に出しましたが、放牧先で状態を確認しながら次走について検討していきたいと思います」(5/23近況)
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当初の予定を早め、結果的に10日競馬で使うことになった前走。それ故、力を出し切れる状態ではなかったですし、相手も強力メンバー。そして苦手な瞬発力勝負に付き合ってしまいました。
その反省を踏まえ、NFしがらきで立て直し、十分な乗り込み・追い込みを課して臨んだ今回。減りつつあった馬体は戻っていました。
スタートを五分に出たドレークは出たなりの位置で追走。他馬を気にするような面はなく、根性のある馬なので馬群で揉まれても平気。脚を溜めながら最後の直線を向くまでは派手なアクションはなし。
そして最後の直線、ゴールドフラッグを少し外へ押し出すような格好で進路を確保。手応えは十分だったので、あとは追われて伸びてくれれば勝ち負けできるかと。実際、追われての反応・切れはドレークらしく渋い感じでしたが、ジワジワと最後まで加速。先頭に立った後は後ろから馬が来るとその分だけ伸びるといった感じ。道悪で切れを削がれる馬場も良かったです。見た目に強さは感じませんが、操縦性が高く、相手なりに駆けてくれるのがドレークの長所です。
レース後のドレークですが、一生懸命走り切った分の疲れはありますが、馬体に異常は見当たらず。続戦できるレベルかと思いますが、秋を睨んで23日にNFしがらきへ放牧に出ています。1000万下を勝っておけば、例年だと賞金で菊花賞出走が叶う可能性は高いです。どこで3勝目を目指すかは厩舎と牧場の判断におまかせしますが、最適な条件を導き出してもらえればと思います。
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