好走の鍵となるスタートを決めて前へ。余力十分に直線で先頭へ並び掛けると、最後まで勢いは鈍らず。完勝の内容で2勝目を挙げる。☆ロードエース
ロードエース(牡・松下)父エーシンフォワード 母エーシンパナギア
3月11日(日)阪神5R・3歳500万下・混合・ダ1200mに和田Jで出走。12頭立て3番人気で6枠7番からハイペースの道中を4、3、3番手と進み、直線では中央を通って0秒5差で優勝。2勝目を飾りました。馬場は稍重。タイム1分12秒2、上がり36秒9。馬体重は6キロ減少の484キロでした。
○和田騎手 「スタートが決まったのが大きいところ。厩舎サイドで調整してくれた成果か、枠内でも我慢が利いていました。早目に先頭へ立った分、多少フワッとする場面も。それでも走破タイムは悪くないですからね。身体つきも含めて非常にイイ馬。上のクラスでも戦えるのでは・・・。距離が延びるとコントロールに気を使うかも。やはり1200mがベターでしょう」
○松下調教師 「ゲートだけ十分に注意して、あとは状況に応じて・・・とジョッキーに伝達。相応にペースが流れていたのに加えて、有力馬が先団に構えていましたからね。深追いせずに運んで正解。上手に導いてくれたでしょう。思っていた以上に強い勝ちっぷり。この内容ならば今後も楽しみが持てそうです。ダメージ等を確認してから新たなプランを検討する方針」
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【次走へのメモ】
スタートが決まってスッと好位へ。道中も流れに乗って手応え良く追走。4角からジワッと動いて前に並び掛けていき、ラスト1ハロンでガウルを捉えて先頭。そこからもうひと伸びして抜け出し、完勝。(B誌)
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レース後も特に異常は認められません。現在は心身のリラックスに重点を置いた調整。今後は3月15日(木)に滋賀・グリーンウッドトレーニングへ移動して4月29日(日)京都・端午S(OP)・混合・ダ1400mへ向けて態勢を整えます。
○松下調教師 「脚元を含めて馬自身に異常は無し。ただ、適当な番組が組まれておらず・・・。候補は端午S(OP)ぐらい。選択肢を広げる為にも1400mまでは対応して欲しいですからね。いずれにせよ相応の間隔が空く形に。一旦、育成場へ移そうと思います」
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直前の追い切りが軽いのにマイナス6キロでの出走となったロードエース。パドックの雰囲気・歩様も良く見えなかったので、適条件に戻っての反撃にはレース前は懐疑的でした。
レースに関してですが、大きな関門なのがゲート。ここ2走は芝スタートで行き脚が付かず。デビュー戦もゲート出自体はそれほど良くなかったです。
どういうスタートを切るかに大注目していましたが、出遅れることなくスッと好位へ。枠内でも大人しくしていたようなので厩舎の調整の賜物でしょう。道中は逃げ・先行馬を見る形で淡々と進め、3角過ぎからじわじわ前との差を詰めていき、4角では手応え十分に前に並び掛けて行きました。
最後の直線、あとは追い出してひと押し利くかどうかでしたが、和田Jの指示に反応したエースは逃げていたガウルを捉えて先頭へ。抜け出してフワッとする場面はありましたが、和田Jが鞭等で修正すると最後までしっかり伸びてくれました。この距離で2着馬に3馬身長差は完勝ですし、稍重でこの走破時計は上々の部類。この条件なら正攻法の競馬が出来ますし、非常に合っているなあと改めて思いました。また、トラックマンでエースを◎にしている人はチラホラいましたが、最終的に3番人気に支持されたこともビックリしました。
レース後のエースですが、相応の疲れは残っているでしょうが、馬体には異常なし。ただ、OPクラスのダートの短距離戦は番組が限られます。次走はまたまた芝スタートが鍵になりますが、来月29日の京都・端午Sを予定。また、それまで少し時間があることから、エースは15日に滋賀・グリーンウッドへ移動しています。
今回のレースでダ1200mならまだまだ可能性を秘めることが分かったロードエース。体質的にまだまだ弱さを残している分、良化の余地もあります。矢作厩舎の流れを汲む厩舎なので数を使いたくなるでしょうが、そこはグッと我慢しつつ素質を磨いていってくれることを願っています。
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- 前走の結果は額面通りに評価は出来ないも、ここへ向けての乗り込みは入念で動きも軽快。とにかく今は体調が良さそう。ただ、前有利の馬場でこの多頭数をどう捌いてくるかが大きなポイント。結果を意識し過ぎず、自分のリズムを守って走ることに専念して欲しい。☆ロードクエスト(2020.05.31)
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