他馬に突かれたりすることなく淡々とした逃げ。最後の直線で3着馬を振り切ったところに勝ち馬の強襲を受ける。最後は決め手の差が出てしまうも、内容の濃い走りで2着。☆ロードヴァンドール
ロードヴァンドール(牡・昆)父ダイワメジャー 母ジャズキャット
1月14日(日)京都11R・日経新春杯(G2)・国際・芝2400mに横山典Jで出走。12頭立て4番人気で2枠2番からスローペースの道中を1、1、1、1番手と進み、直線では最内を通ってタイム差無しの2着でした。馬場は良。タイム2分26秒3、上がり34秒6。馬体重は2キロ減少の502キロでした。
○横山典騎手 「イイですね。まだまだ成長途上の印象ながら、これだけ走れるのだから大したモノ。高い能力を秘めるのは間違いないでしょう。ただ、本当の意味で完成されて来るのは恐らく来年ぐらい。それだけに無理を強いぬローテーションで、大事に使って行くのが良いと思います」
○昆調教師 「最後は斤量差も影響したのかも。あと一歩で残念ながら、精一杯の競馬でしょう。2400mの距離に対応。また、賞金も加算できましたからね。横山騎手も話しているように、今年は狙いを絞って行きたいな・・・と。ひとまずはレース後の様子を確認し、その上で新たなプランを検討する方針です」
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【次走へのメモ】
舌を括る。リングハミ。スッと行き脚がついてハナへ。道中も絡まれずにマイペース。勝負どころからガンコに並ばれたが、直線に向いた時も楽な手応え。これを残り100mで競り落としたが、ゴール前で勝ち馬に強襲されて惜敗。(B誌)
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ロードヴァンドール2着も選択肢広がる/日経新春杯(日刊スポーツより)
逃げたロードヴァンドールは首差の2着に敗れた。ハナを奪ってマイペースに運んだが、ゴール前で勝ち馬に差された。
横山典騎手は「頑張ったけど、勝ち馬との斤量差の分だと思う」。2400メートルの距離でも力を示し、昆師は「距離は心配していなかった。これで選択肢も広がる」と話した。今後は馬の状態を見て決められる。
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レース後も特に異常は認められません。現在は心身のリラックスに重点を置いた調整。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、体調、条件、出走状況等を踏まえながら目標のレースを決めます。
○昆調教師 「無事に栗東へ。特に変わった様子は窺えません。とは言え、まだ歩行運動。このまま厩舎で調整を続ける予定ながら、具体的な部分は再び跨ってから・・・ですね。選択肢が広がったのは好材料。ジョッキーの都合と照らしつつ次走を決めましょう」
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本当は道中気分良く、後続を引き離した逃げへ持ち込めればベストなのですが、そういう形になると、フワッとして前へ進んでいかない面があるロードヴァンドール。それ故、気を遣いながらのレース運びになってくるのですが、そこは超一流の横山典J。2度目の騎乗で息の合った逃げを見せてくれました。また、4角を回って最後の直線を向くまで、突かれたりするプレッシャーなく逃げることが出来たのも大きかったです。
最後の直線、残り200mあたりでガンコ(3着)に交わされかけますが、並ばれてからの渋太さはヴァンドールの長所。内からひと頑張りし、ガンコを振り切っていざゴールへ。押し切れるかなと思ったところにガンコの外からパフォーマプロミスが強襲。道中ロスなく立ち回り、脚を溜めていた同馬の末脚に屈してしまいました。最後は決め手の差が出た形ですが、少し離れたところから差されたのが痛かったですし、勝ち馬より2キロ背負っていたこともあると思います。
あと1歩だったので、正直悔しいですが、この距離を克服してくれましたし、今後の展望が広がる収穫の大きい1戦になりました。こういう競馬を続けていければ、重賞勝ちのチャンスは巡ってくるでしょうし。
レース後のヴァンドールは特に変わらず。今後については跨ってみての感触、鞍上と相談してからになる模様。昨年は大阪杯へチャレンジしましたが、今年は阪神大賞典・日経賞あたりが次走の候補になってくるのかなと想像しています。
また、今年は素質の芽を摘まないように大事に使って行くとのこと。それ自体は悪いことではありませんが、昨年はコンスタントに使いながら力をつけ、大阪杯出走を叶えました。昆厩舎らしく臆せず鍛えていく形が合っている気もしますが、故障は1番避けたいところ。また、早めに夏休みに入るなどして心身の成長をしっかり促す時間を設けてもらえればと思います。
« 良い状態でレースへ臨めた筈ですが、荒れ馬場に脚を取られ、それを気にするばかり集中力を欠いた走りになってしまう。力を出し切れぬまま7着に終わる。★モンドインテロ | トップページ | シルクなお馬さん(4歳上関東馬・来週出走予定組) »
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