道中ロスの多い競馬で心身の幼さを覗かせるも、最後の直線で外目に出すとグイグイ脚を伸ばして2着は安泰。やはり芝の実戦へ行って良いタイプ。☆ロードヴォラーレ
ロードヴォラーレ(牡・中内田)父オルフェーヴル 母アンビータブル
12月3日(日)阪神5R・2歳新馬・芝1600mに北村友Jで出走。15頭立て2番人気で6枠10番から平均ペースの道中を12、13、9番手と進み、直線では中央を通って0秒1差の2着でした。スタートで出遅れて1馬身の不利を受けました。馬場は良。タイム1分36秒0、上がり35秒0。馬体重は438キロでした。
○北村騎手 「あまり反応が速くないだけに、早目にアクセルを踏むように・・・との指示。ただ、ゲートで頭を上げてしまいました。一歩目が遅れて後方からの競馬に。もう少し前々で運びたかったのですけどね。また、ずっと外へ逃げ気味の走り。まだ心身共に幼い面が目立っており、そのあたりが徐々に解消されれば・・・」
○中内田調教師 「スタートで後手を踏む格好に。もう少し出られると思ったのですけどね。また、矯正しながら・・・と言った道中。調教では御せる範囲ながら、レースだと勝手が違うのでしょう。気性面の難しさに加えて体力的にも途上。そのあたりの影響が大きいかも知れません。それでも初戦としては悪くない競馬。厩舎へ戻って様子を確認した上で今後のプランを検討したいと思います」
*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
【次走へのメモ】
仕上がる。出遅れて馬群の後方。前半はフワフワしていたが、3~4角、そして直線にかけて手応えは十分。1ハロン標手前から外目をグイグイ伸びてきたが、あと1歩及ばなかった。(B誌)
*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
レース後の両前脚に幾らかソエの症状が認められます。現在は心身のリラックスに重点を置いた調整。今後は12月7日(木)に千葉・ケイアイファームへ移動して冬以降の戦列復帰へ向けて不安箇所の治療に努めます。
○中内田調教師 「どうもソエっぽい感じ。戦前の兆候は左前脚だったものの、競馬後は右側に症状が見られます。また、このような気性の持ち主なので・・・。治療に努めると同時にリフレッシュさせるのがベターでしょう。12月7日(木)に育成場へ移す予定」
*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
初めての競馬でパドックで大暴れしている姿を想像していたのですが、実際のロードヴォラーレは1人引きで多少チャカチャカする程度。438キロの馬体で力強さはなかったですが、バネの利いた歩様だったのでやはり実戦で良さが出そうと見えました。
スタートは鞍上と息が合わず、頭を上げた時にゲートが開いたので出遅れてほぼ最後方。少し気合をつけて押し上げていき、フワフワしながらもレースの流れには乗れていたと思います。そして勝負どころでも変に動かずに馬群の中で追走。最後の直線を向いてヴォラーレ&北村友Jは仕掛けていきました。
ただ、前に十分な進路がなかったこともあり、直線に入ってからは何度も切り替えながら馬場の外目へ。残り200mぐらいからグイグイ脚を伸ばしてくれましたが、内からタイミング良く抜け出したアンコールプリュに馬体を併せるところまで行かず。
勝ち馬には完敗の2着でしたが、スタート・道中でロスがありながら、最後までしっかり脚を伸ばせたことは評価できます。距離はマイルが上限かも。芝1400mが1番合ってそうな印象を持ちました。
レース後のロードヴォラーレですが、クタッとした感じはないも、両前脚にソエの症状が判明。非凡な能力は示すことが出来たので、ここで無理をする必要はなし。7日に千葉・ケイアイファームへ放牧に出ることとなりました。まずはソエの治療に専念し、それと同時にこのリフレッシュ期間で心身の成長を促してもらいたいです。
« 2周目の3角で先頭に立ち、そのまま押し切りを図るも、最後の直線は力が尽きて完全に脚が上がってしまう。★シルクドリーマー | トップページ | 今週のデビューは見送り、17日の阪神・芝1800mへ。使いつつ良くなってくれれば…。★アンナベルガイト »
「競馬(1口馬主・ロード)」カテゴリの記事
- ゲートを出てすぐ前が狭くなったことで二の脚が付かず。後方2番手から競馬を進めるも3角から内へ入れて差を詰めていく。直線でじわじわ加速して前との差を詰めていくも、ゴール前でも前が狭くなって5着まで。57キロを背負って上がり3ハロン最速と力は示す。★ロードクエスト(2020.06.05)
- ロードなお馬さん(5歳上・牧場組)(2020.06.03)
- ロードなお馬さん(3歳・入厩組)(2020.06.03)
- ロードなお馬さん(3歳・牧場組)(2020.05.29)
- 前走の結果は額面通りに評価は出来ないも、ここへ向けての乗り込みは入念で動きも軽快。とにかく今は体調が良さそう。ただ、前有利の馬場でこの多頭数をどう捌いてくるかが大きなポイント。結果を意識し過ぎず、自分のリズムを守って走ることに専念して欲しい。☆ロードクエスト(2020.05.31)
「(引退)ロードヴォラーレ」カテゴリの記事
- 【大井・5戦目】距離短縮で変わり身を期待するも、後方追走のまま見せ場なく11着。競走成績等を踏まえた上で再募集を取り止めることに。★ロードヴォラーレ(2019.02.09)
- 【大井・4戦目】パサパサの力の要る馬場が応え、直線では早々に後退してしまう。★ロードヴォラーレ(2019.01.25)
- 【大井・3戦目】大きな出遅れで一瞬にして終了。★ロードヴォラーレ(2018.12.27)
- 【大井/1戦目・2戦目】母を彷彿とさせる追い込みを見せ、大井での初勝利を挙げる。☆ロードヴォラーレ(2018.12.11)
- ダートの走り自体は悪くなかったも、馬群の中で揉まれる形でフワフワした走りに。最後の直線は競り合いにも敗れてまさかの6着。一旦、地方競馬に転籍した上で中央競馬への再登録を目指すことになりました。★ロードヴォラーレ(2018.08.29)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント