直線で一瞬前を捕らえに行くも、最後は逆に突き放される。それでも2着は安泰。センスの良い走りを見せてくれました。☆ドレーク
ドレーク(牡・藤岡)父ルーラーシップ 母ディアアドマイヤ
日曜京都5R メイクデビュー京都 2歳新馬(芝・1800m)2着(5番人気) A.シュタルケJ
まずまずのスタートを決めると、少しずつポジションを押し上げて行き、2~3番手あたりを追走します。3コーナーを過ぎて坂の下りから徐々に前を窺いに行き、最後の直線で懸命に追い出しにかかると、ジリジリ脚を伸ばしたものの、勝ち馬には及ばず2着に敗れています。
A.シュタルケ騎手「返し馬ではかなり元気なところを見せていましたが、実戦に行くとしっかりこちらの指示に従ってくれました。前半は少し力むところが見受けられましたが、前に馬を付けるとスッと折り合って走ってくれました。勝負どころから追い出しにかかると、スパッとは切れないものの、ジリジリ脚を伸ばして頑張ってくれました。勝ち馬は強かったですが、この馬も最後まで後ろから抜かれることはなかったので、すぐ順番は回ってくると思います。距離は1800mから2000mあたりがこの馬の持ち味を活かせそうです」
藤岡調教師「大外枠でしたが、ジョッキーが上手くいい位置に取り付けてくれたことで、スムーズな競馬をすることが出来ました。もう少しグッといい脚を使ってくれると思っていましたが、前半力むところがあったので、それが少し影響したかもしれませんね。パドックから返し馬まで少し気の若いところが出てしまっていましたが、実戦に行くとしっかり走ってくれましたし、根っから気が悪いわけではないので、経験と共に集中力がより増してくるでしょう。この後はトレセンに戻って状態を確認したうえで、今後の予定を検討させていただきます」(レース結果)
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【次走へのメモ】
太目感なく仕上がる。大外枠で壁を作れず序盤は力むところはあったが、うまくなだめられた。4番手に控え、4角で手応え良く先頭に並びかける。ここから勝ち馬に突き放されたが、2着は安泰だった。(B誌)
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厩舎コメントは初戦からやれそうな感じでしたが、追い切りでそれほど目立つ動きをしていなかったこともあり、トラックマンの評価は高くなかったので、使いつつ良くなってくれればと思っていたドレーク。仕上がりは良かったと思いますが、幼い仕草も目に付いたので期待よりも不安な気持ちでレースを見守っていました。
スタートして外へ膨れるシーンはあったも、五分以上の発進。サッと良い位置を確保して追走。前に壁を作ることが出来なかったので行きたがる面はありましたが、これは許容範囲でしょう。少し内へポジションを切り替えるとスムーズに折り合い、手応えに余力を残して最後の直線へ。追い出しに掛かるとスッと反応して前を捉えにいったドレーク。一瞬交わせるかなと思ったのですが、勝ったトラインは余裕綽々で残り200m標を目標に追い出し開始。馬体が沈んでギアを上げられると、スッと引き離されてしまいました。まあ、この辺りは瞬発力の差。それでもドレークの2着は安泰。最後まで集中して走ってくれたと思います。
終わってみれば、勝ち馬の力が抜けていましたが、レースでの操縦性の高さ・センスを感じさせてくれました。気性面が悪い方へ向かなければ、今後も堅実に駆けてくれると思います。あとは遅生まれなので今後の成長にも期待。馬体に芯が入って来れば、末脚の切れは増してくれると思います。距離は2000mでも大丈夫というジャッジですが、個人的にはマイルが合っていそうなイメージです。
この後、レース後の状態を見て、続戦or放牧が判断されますが、入厩からここまでずっと厩舎で過ごしてきましたし、1つ勝てる手応えは掴んだので、一旦リフレッシュさせてあげて欲しいです。また、非力なタイプなので、タフな阪神・中京の馬場よりも軽い芝+平坦の京都・小倉の馬場向き。年明けからの再始動を望みます。
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