ホロ苦いデビュー戦(5着)になるも、最後の直線だけで追い上げる。ビシビシ鍛えることが出来るようになれば変わってくる筈。★ピボットポイント
ピボットポイント(牡・友道)父ディープインパクト 母ペンカナプリンセス
日曜京都5R メイクデビュー京都 2歳新馬(芝1800m)5着(2番人気) C.ルメールJ
モッサリとゲートを出ると、促しながら9番手辺りを追走、3コーナーを過ぎた辺りで流れが速くなるとついて行けなくなりましたが、直線で追い出しに掛かるとジリジリ脚を伸ばし、5着でゴールしています。
C.ルメール騎手「出遅れてしまいましたが、駐立が悪かったわけではなく、まだ自分から出ていこうとする気持ちがありませんでした。ゲートを出て促していくと、物見して気の幼いところを見せていました。流れが速くなったところでは少し置かれ気味になってしまいましたが、最後の直線で追い出しに掛かると、馬場を気にせず脚を伸ばしてくれました。調教と同じでまだ緩いところがあるので、これから成長して経験を積んでいけばいい馬になってくれると思います」
友道調教師「パドックでの周回を見ていても、テンションが上がることなく我慢してくれていましたし、返し馬では物見をするぐらい余裕がありました。ゲート内では自分から出ていこうとする雰囲気がなかったようですが、ルメール騎手がそれを察してゲートを出てすぐに鞭で気合いをつけて出してくれました。3コーナー辺りから流れに乗り遅れてしまったのは、まだ緩さが残っていることで、スッと反応し切れないことが影響しているのでしょう。ただ、最後の直線ではストライドの大きな走りを見せてくれたので、これから成長して緩さが解消されていけば、先々はかなり走ってきそうですね。5着に敗れてしまいましたが、見どころのあるレースをしてくれましたし、大事に育てていけば活躍してくれるはずです。この後は短期放牧に出して、これまでの疲れを取ってもらい、状態が変わりなければ12月の阪神開催あたりを目標に調整してもらおうと思います」(レース結果)
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【次走へのメモ】
下見所でメンコ。仕上がる。発馬ひと息で馬群の後尾。促されながら、全体に行きっぷりは良くなく、4角でも後方。直線だけで追い上げて、ゴール寸前で5番手浮上。流れに乗れるようになればすぐにチャンス。(B誌)
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・在厩場所:18日に滋賀県・ノーザンファームしがらきへ放牧
友道師「トレセンに戻って状態を確認しましたが、特に疲れなどはなさそうです。ゲートや勝負どころの反応はこれから成長しながら経験を積んでいけば対応してくれるようになるはずです。最後の直線では馬場が悪い中、しっかり脚を伸ばしてくれたので、心身が伴っていけば走ってくるようになるでしょう。成長を促す意味で短期放牧に出しましたが、放牧先で順調に乗り込めるようなら12月の阪神あたりで復帰させたいと思います。18日にノーザンファームしがらきへ放牧に出させていただきました」(10/18近況)
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正直、物足りないレース内容・結果に終わってしまったとは思いますが、4角では後方2番手の位置。反応も良くなかったので、そのまま沈んでいくことも頭をよぎったのですが、エンジンが掛かったラスト200mからはマズマズの伸び。ピボットポイントなりに諦めずにジワジワ詰めてきたことは評価できるでしょう。
また、丹念に本数をこなしていたとはいえ、馬なり調教ばかりで攻めてなかった臨戦過程。最終追いも芝でサラッとやっただけ。能力で押し切って欲しいという思いはあったでしょうが、勝ち負けを演じた2頭はクラシックに乗っていくでしょうし、3・4着馬も味のある競馬を見せていました。終わってみれば、粒の揃ったメンバーだったと思います。レースへ行って、初めて鞭が入る経験をしたと思いますが、反抗する感じはなく、集中して走ってくれました。
まあ、今回に関しては、早めに1度実戦を経験できたことを良しとしたいです。まだまだ幼さを残しますが、学習能力の高い馬。2戦目で行きっぷりがガラッと変わってくれば、即巻き返しは可能でしょう。ただ、本格化は早くて身が詰まってくる3歳春以降でしょう。それまでは無理使いを避け、放牧を挟みながら心身の成長を促してもらえればと思います。その点、2戦目を12月の阪神あたりに設定しているのは好感です。早めに左回りを経験させる意味で暮れの中京もありでしょう。
5着というホロ苦いデビューとなりましたが、この経験を大事にし、次走から馬券圏内の走り~勝ち負けを演じることが出来るように着実な歩み(前進)を見せてくれることを願っています。
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