良い頃のデキには戻り切っていなかったも、自分の競馬に徹して最後の直線も渋太く食い下がる。悪くない競馬は出来ました。★ロードヴァンドール
ロードヴァンドール(牡・昆)父ダイワメジャー 母ジャズキャット
8月20日(日)札幌11R・札幌記念(G2)・国際・芝2000mに太宰Jで出走。13頭立て5番人気で4枠4番から平均ペースの道中を1、1、1、2番手と進み、直線では最内を通って0秒4差の6着でした。スタート直後に躓いて1馬身の不利を受けました。また、スタート直後に接触する不利を受けました。馬場は良。タイム2分00秒8、上がり36秒1。馬体重は16キロ減少の482キロでした。
○太宰騎手 「好枠が当たり、望み通りにハナへ。後続に脚を使わせる意味でも、あれ以上はペースを落とさないのがベターですね。馬体重が減少を示していただけに、交わされたらズルズル下がってしまうのかな・・・と。それでも4コーナーで前へ出られてからも、そこから渋太く盛り返していますからね。ブリンカーに劇的な効果こそ窺えぬものの、久々で良化途上なのを考えれば悪くない競馬。以前に比べると操縦性も増しており、調子が戻れば楽しみが広がるでしょう」
○昆調教師 「帰厩時で500キロぐらい。しっかり稽古を積んだのに加え、どうしても輸送で減ってしまいますね。それでも見た目にガレた印象は無し。飼い葉も食べており、走れる状態でしたよ。勝てなかったとは言え、実績上位馬と僅差で入線。食い下がっていたように、悲観する内容とも違うでしょう。ここを使って上向くはず。この後は栗東へ戻しましょう」
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【次走へのメモ】
16キロ減でも細い感じはなし。内目の枠を生かしてハナに立ち、平均ペースでの逃げ。マイネルにピタッと来られて4角では一杯一杯にも映ったが、そこからが意外に渋太かった。(B誌)
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レース後も特に異常は認められません。8月22日(火)に函館競馬場を出発。栗東トレセンへ移動中です。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、10月29日(日)東京・天皇賞・秋(G1)・国際・芝2000mに太宰騎手で予定しています。
○昆調教師 「脚元を含めて特に問題は無さそうです。函館競馬場を経由して、既に栗東へ向けて出発。8月23日(水)にトレセンへ到着を果たすと思います。次は天皇賞(G1)へ。時間的に十分な余裕が持てるだけに、まずは身体を戻すことから始めましょう」
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函館競馬場へ移動後、丹念に乗り込んできたロードヴァンドールでしたが、一息入ったことで完調手前のデキ。そして誤算はマイナス12キロでの出走。思い起こせば、昨年も札幌に参戦した際、マイナス10キロでの出走に。小倉・福島に参戦した際はそういうことはなかったので、暑い時季というのが影響しているのかなと思います。
そういう状態の中、レースへ臨んだ訳ですが、6着という結果はそう悲観するものではないでしょう。ハナヘ行くヴァンドールの競馬が出来ましたし、今回は最後の直線でも渋太く粘ることが出来ていました。ブリンカーの効果は劇的なモノではなかったですが、集中力の維持には役立ったと思います。
1度叩いたこと+気候が涼しくなれば、馬体も膨らんできて、充実していってくれると思います。それによって、最後の粘りは強化される筈ですから。
レース後のヴァンドールですが、特に異常なし。予定どおりなら既に栗東へ戻ってきていると思います。そして次走は天皇賞・秋を予定。賞金的に出走できるか微妙かもしれませんが、今のところ直行の予定です。好走を臨むのは難しいかもしれませんが、強い相手と競馬をすることで地道に力をつけていってもらいたいです。
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