勝負どころで後ろから迫ってくるキタサンブラックの圧力にビビってしまう。その結果、最下位に敗れてしまうも、この経験を今後に生かして欲しい。★ロードヴァンドール
ロードヴァンドール(牡・昆厩舎)父ダイワメジャー 母ジャズキャット
4月2日(日)阪神11R・大阪杯(G1)・国際・芝2000mに太宰Jで出走。14頭立て10番人気で5枠8番から平均ペースの道中を2、2、2、2番手と進み、直線では最内を通って2秒5差の14着でした。馬場は良。タイム2分01秒4、上がり37秒0。馬体重は6キロ減少の498キロでした。
○太宰騎手 「具合は前走時よりも良かったぐらい。ペース自体も楽だったでしょう。ただ、今日は周囲を気に掛けて3コーナーでの加速が思うように叶わず・・・。キタサンブラックの圧力が本当に凄くて、並ばれてからも全く抵抗できませんでした。最後はフワフワした感じのままゴールへ。申し訳ないです」
○昆調教師 「無理に競り掛ければ共倒れに。先頭へ立てるぐらいの勢いながら、控えたのは妥当な判断でしょう。最近は2、3番手から運んでも我慢が利いたものの、さすがにG1のメンバー相手だと誤魔化しは利かぬ感じ。ロードヴァンドール自身も気を遣わずに走れ、道中のスピードの乗りが全く違いますからね。やはり理想はハナ。それを改めて確認できただけに、今後に生かしたいですね。事前に伝えていた通り、ここで休養を与える予定」
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レース後も特に異常は認められません。現在は心身のリラックスに重点を置いた調整。今後は4月8日(土)に千葉・ケイアイファームへ移動して夏以降のレース出走へ向けて心身のリフレッシュを図ります。
○昆調教師 「無事に栗東へ。見た目には大きな問題も窺えません。週末にトレセンを離れて育成場へ。長らく頑張って来ただけに、まずは十分に休ませたいですね。この期間で更に成長を遂げてくれたら・・・。復帰プランは移動後の様子に応じて考えましょう」
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テンのスピードの違いでマルターズアポジーのハナを叩けませんでしたが、2番手からスムーズな競馬はできていたと思うロードヴァンドール。ただ、今回は3角からモタモタしてしまう誤算。ここで前との差を詰めることが出来なかったのは痛く、4角でキタサンブラックに交わされてしまいました。この時点でギブアップ。最後の直線ではフワフワしてしまい、最下位に沈んでしまいました。
今回に関しては展開云々よりも、後ろからじわじわ迫ってきたキタサンブラックのオーラにビビり、最後は我を見失った感じ。馬同士の見えない力関係があるのでしょう。相手に力を出させないのも、G1馬の底力なんでしょう。
残念な結果に終わってしまいましたが、改めてG1の壁を認識。まずは重賞を手にして、再チャレンジできればと思います。今は今回の経験が今後に繋がってくれることを強く願うのみです。
レース後のヴァンドールはひとまず異常なし。今後は同厩のバリスタと入れ替わりで千葉・ケイアイファームへ放牧に出される予定です。昨秋からコンスタントに使われてきたので、この休養でしっかり疲れを癒して欲しいところ。そして更にパワーアップできるように鍛えていってもらいたいです。
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キタサンブラック、同じような雰囲気を現地で感じました。
エンジン全開になると、馬体の収縮力と一歩の歩幅が別次元なんですよね。
正直羨ましかったです(^^;;
声援に後押しされて凄いパワーも感じましたね。
投稿: ぼんちゃん | 2017年4月 6日 (木) 19時22分
ぼんちゃんさん、こんにちは
ご一緒のモンドインテロが出走した大阪杯を見に行かれたんですね。キタサンブラックは雄大な馬体の持ち主ですが、大レースを勝ってきている馬は一流ならではのオーラを漂わせていますね。それに対してライバルとなる馬は目に見えないプレッシャーを受けて…。
正攻法の競馬で押し切るんですから、地力が1枚も2枚も上でしたね。サトノダイヤモンドとの再戦が楽しみです。
投稿: 焼魚定食 | 2017年4月 7日 (金) 15時08分