障害OP2戦目も完走するのがやっと。レース後に右前脚に浅屈腱炎が判明して登録を抹消することになってしまいました。★プルーヴダモール
プルーヴダモール(牝・西園)父チチカステナンゴ 母プルーフオブラヴ
土曜中京5R 3歳上障害OP(障3300m)13着(14番人気) 田村J
まずまずのスタートから一旦は先行集団に加わりますが、徐々に位置取りを下げ、1週目のスタンド前では、中団よりやや後方でレースを進めます。勝負どころで付いていけず、後方2番手で直線を向くと、最後も余力がなく後方のままゴールしています。
田村騎手「外枠で距離ロスがあったせいもあり、思っていたよりも折り合って進めることができました。たまにちょっと噛むところはありましたが、すぐに抜けてくれましたし、障害飛越も上手にこなしていました。でも最後は脚が上がってしまい、ゴールまでは何とか辿り着きましたが、その後は引き上げてくる体力も残っておらず、フラフラしてラチにもたれかかってしまうほどだったので下馬しました。脚元がどうこうということではないと思います。一生懸命すぎるところがあるので、折り合っているようでいて、少しずつ脚を使ってしまっているのかもしれません。もう少し体力が付いて、リラックスして走れるようになればいいのですが・・」
西園調教師「状態としては、この馬なりにいい雰囲気でレースに向かうことができたと思います。走りだすと気が良い馬なので、どうしても力みながら走ってしまい、その影響で余計なスタミナを消費してしまいます。飛越は上手な馬なので、いかに前半ムキにならずに走れるかが課題ですね。ゴール板を過ぎて止め際に息づかいが苦しそうにしていたために、そのまま馬運車で戻ってきましたが、どうやら酸欠のような症状になったようです。すぐに落ち着きましたし、その後は厩舎周りの運動でも体調面は変わりありませんでした。ただ、トレセンに戻って馬体チェックを行ったところ、右前の裏筋がモヤっとしているので、後日診療所で詳しく検査を行う予定です」(レース結果)
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・在厩場所:栗東トレセン/24日に競走馬登録を抹消予定
西園師「トレセンに戻って状態を確認したところ、右前の裏筋が気になった為、22日に診療所で詳しく検査を行ったところ、浅屈腱炎の診断がおりました。症状も重度とのことで、完治するまでかなりの時間を要するとのことでした。新馬戦を勝ち上がった後は苦戦を強いられましたが、障害レースに矛先を変えてから未勝利を勝ち上がり、よくここまで頑張ってくれたと思います」(3/22近況)
これを受け、今後について協議した結果、復帰までには相当の時間が掛かる見込みであり、その過程において再発のリスクも高いと言わざるを得ず、このような状況では、ご出資会員の皆様のご負担が増えるばかりとなってしまう可能性が高いことから、誠に残念ではございますが、このまま引退させることといたしました。24日に競走馬登録抹消の手続きが取られ、今後は乗馬となる予定です。詳しいご案内は後日書面にて出資会員の皆様にご案内申し上げます。
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1度経験して臨んだ障害OP戦。幾らか変わってきてくれるかなと見ていましたが、レース内容はほぼ前走の再現といった感じ。ペースが上がると着いて行けなくなり、最後の直線の置き障害は越えるのがやっと。何とか完走してくれましたが、今後へは厳しいものを感じました。
レース後、右前の裏筋がモヤっとしているとコメントがありましたが、詳しい検査を受けた結果、浅屈腱炎を発症していることが判明。復帰まで相当な時間を要しそうなことからこのまま引退することになってしまいました。残念な思いはありますが、成績からも妥当な判断かなと思います。
小倉でデビュー勝ちしてくれた時は先々への期待を持ったプルーヴダモール。ただ、1勝馬クラスだとすぐに通用しないことが判明し、かなり恵まれた1戦だったことを痛感することに。1勝しているとはいえ、全く通用しない現状から早期の引退を願ったところがありました。そんな中で障害への転向。飛越はホント上手でしたが、その一方で平地力のなさ・体力不足は相変わらず。良くて入着ぐらいの成績で終わるものと見ていましたが、夏の小倉で2度目のミラクル。人気馬の落馬もあり、まさかまさかの障害初勝利を挙げてくれました。
デビューが少し遅くなっていれば、1勝することもなく登録を抹消することになったでしょうが、そういう中で2勝できたことは正直ラッキーの一言。今後は乗馬入りするようですが、少しでも良い馬生を送ってもらいたいです。お疲れ様でした。
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