終わってみれば2着馬に7馬身差をつける圧勝劇。前々で揉まれることなくスムーズな競馬が出来たことが勝因。☆リゾネーター
リゾネーター(牡・牧)父Blame 母Bluegrass Sara
木曜中山6R 3歳500万下(ダ1800m)優勝(5番人気) 木幡巧J
好スタートから果敢に出して行き、2番手でレースを進めます。向正面で捲ってくる馬と一緒に上がっていき、4コーナーで早々と先頭に躍り出ると、直線は後続を引き離す一方で、2着に7馬身差を付け2連勝を飾っています。
木幡巧騎手「今回も番手ぐらいに付けようと思っていました。捲ってくる馬だけに気を付けていましたが、それにも張って行けましたし、直線もしっかり伸びてくれました。今回も馬の力に助けられましたね。プラス18キロと聞いて心配しましたが、太くは感じませんでしたし、馬が成長してくれているのだと思います。まだ良くなると思いますし、上でも力は通用すると思います」
牧調教師「昇級初戦でも良い競馬をしてくれると思っていましたが、予想以上に強い勝ち方でしたね。プラス18キロも成長分だと思います。これでもまだ体幹がしっかりしていなくて、トモが開き気味で、ベタッとした走りになっています。もっとしっかりすればさらに良い走りが出来るようになると思います。この中間もかなりビシビシと攻めてきたので、これで一息入れてあげたいと思います。リゾネーターの勝利で厩舎としても年明けから良いスタートを切ることができました。ありがとうございました」(レース結果)
⇒⇒6日(金)に福島県・ノーザンファーム天栄へ放牧に出ています。(6日・最新情報)
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【次走へのメモ】
2番手追走からあっさり抜け出し、後続を突き放す。出入りの激しい、先行勢には厳しい流れを考えれば、かなり強い勝ち方と言えるだろう。久々でまだ余裕の体つきだけに、叩いた次走は更なる前進が見込めそう。(B誌)
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2017年、我が厩舎のトップバッターとして競馬場に登場したのがリゾネーター。ここを目標にしっかり乗り込むことが出来ましたが、ローカルの未勝利を勝ち上がったばかりの昇級戦。次に繋がる競馬を見せてくれれば満足といった気持ちでレースを見ていたのですが、あっと驚く2着馬に7馬身差をつける完勝劇。力の要る馬場は合うとは思っていたのですが、こういう結果になるとは…。
プラス18キロでの出走となったリゾネーター。パドックでのその姿はボテッとして、余裕のある造り。今回はやはり叩き台となるのかなと見ていました。レースに関しては、ゲートを五分に出ましたが、行き脚はもう一息。ここで促しながらポジションを上げていった手綱捌きが光りました。逆に馬群で揉まれる形になっていたら、よもやの大敗となっていたかもしれません。前のポジションを取りきったことが最大の勝因かなと思います。
レース後のコメント(専門誌)を見ると、道中の手ごたえは少し怪しかったようですが、4角を回ってくる時は手応え十分。追っ付けていた他馬との差は歴然で、この時点で勝負あり。最後の直線でフラフラするところは窺えましたが、後続を突き放してくれました。まだまだ未完成な馬だと思いますが、このパフォーマンス。潜在能力は素晴らしいです。今後も大事に使うことでその素質を磨いていってもらえればと思います。
今後の予定はハッキリしていませんが、リゾネーターは6日にNF天栄へ移動済。まずはレースでの疲れをしっかり取り除いてもらえればと思います。そして心身の更なる成長を。個人的には次走は今回と同条件の伏竜S(4月2日・中山)でお願いしたいです。
« 前を射程圏に入れて最後の直線を迎えるも、今回も追い出してからがサッパリ。近走のレース内容を考慮してJRAの競走馬登録を抹消することになってしまいました。★ヴォルケンクラッツ | トップページ | 痛恨の出遅れで勝負あり。切り替えて終いを生かそうとするも、目立つ脚は繰り出せずに終わる。★ロードフェリーチェ »
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