今回は調教段階から気難しい面を覗かせる。これまで以上に結果を期待するのは酷な状況で…。★ヴォルケンクラッツ
ヴォルケンクラッツ(牡・平田)父マンハッタンカフェ 母ウミラージ
土曜阪神10R 姫路特別(ダ1800m) 1枠2番 岡田祥J
・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:坂路でキャンター 30日にCWコースで追い切り
平田師「30日にCWコースで追い切りました。前回に引き続き、岡田騎手に感触を確かめてもらいました。結果は出なかったものの、前走時の追い切りではこれまでになく良い動きをしていましたが、今回は気難しいところがかなり出ていますね。岡田騎手から進言があったので、チークピーシズを着用していますが、実戦でどこまで効果が表れるか半信半疑なところがあります。気持ちさえ走る方に向けば、このクラスでは十分通用していた馬ですから、何とか変わり身に期待したいところです」
岡田騎手「前走の追い切りでは攻め通り走ればチャンスはあると密かに期待していましたが、今回は調教の段階から気難しいところを見せています。道中は良い感じで走っているものの、追い出しにかかるとギュッと耳を絞って走るのを止めようとしていました。チークピーシズを着用させてもらい、少しでも集中力が上がればと思っていますが、前走時より精神的な面が悪い方に向いているのが気になりますね」(11/30近況)
助 手 27CW不 90.0- 73.0- 57.8- 41.9- 13.9 馬なり余力
岡田祥 30CW重 80.5- 65.9- 52.8- 39.3- 12.7 一杯に追う
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5回阪神1日目(12月3日)
10R 姫路特別
サラ ダ1800メートル 3歳上1000万下 指定 混合 ハンデ 発走15:10
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 エキドナ 牝3 53 松若風馬
1 2 ヴォルケンクラッツ 牡5 55 岡田祥嗣
2 3 ザイディックメア 牡4 56 和田竜二
2 4 デューイハミテージ 牝4 51 柴田未崎
3 5 スズカウラノス 牡7 54 幸英明
3 6 テイエムテツジン 牡4 55 高倉稜
4 7 トウケイワラウカド 牡3 54 小牧太
4 8 マウナロア 牡5 55 松田大作
5 9 マルカウォーレン 牡4 56 福永祐一
5 10 コウユーアンドレ 牡6 54 太宰啓介
6 11 サンタエヴィータ 牝5 54 川田将雅
6 12 カレンマタドール せ5 54 北村友一
7 13 ウェーブキング 牡4 54 岩田康誠
7 14 トゥヴァビエン 牡6 55 高田潤
8 15 ティンバレス 牝4 55 藤岡康太
8 16 アダムズアップル 牡5 54 菱田裕二
○平田師 「追い出すと耳を絞って、集中力を欠く面がある。中間、チークピーシズ着用で追い切っているし、リフレッシュ効果を見込んで」(競馬ブックより)
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頭の高い走法の改善を放牧先のNFしがらきから取り組んで臨んだ前走。厩舎へ戻ってからの調整では、岡田祥Jが付きっきりでやってくれるなど懸命に低迷からの巻き返しに取り組んでくれたのですが、レースへ行くと、その効果はサッパリ。喉の手術をする前、息苦しくなって敗れたトラウマが残り、全力を出し切るのを自分から止めてしまっています。このクラスはアッサリ突破した過去を持つ馬なのですが、当時の面影すらありません。
正直、打つ手をなくしてしまったヴォルケンクラッツ。前走後はいつものようにNFしがらきでリフレッシュ。いつもより短い期間で戻し、今回のレースに備えてきました。戻ってきてからの調整に狂いはありませんが、中身は案外。気難しいところが目立ち、集中力を欠いての緩慢な動き。追い切りの段階から反抗的な姿を見せるようになったのは初めてかと思います。今更の感は強いですが、レース後に去勢するしかないのかな?
稽古が良くても結果を残すことが出来なかった馬が、今回は稽古の時点でサッパリ。レースでの結果を期待するのは更に酷な状況にあると言えるでしょう。今回も厳しい現実が待っています。
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