何としてもハナへという執念が成功。最後は勝ち馬に内をスクわれてしまうも、古馬との初対決で2着に踏ん張る。☆ロードヴァンドール
ロードヴァンドール(牡・昆)父ダイワメジャー 母ジャズキャット
8月7日(日)札幌12R・藻岩山特別・混合・芝1800mに四位Jで出走。14頭立て2番人気で7枠12番からスローペースの道中を1、1、1、1番手と進み、直線では最内を通ってタイム差無しの2着でした。馬場は良。タイム1分47秒9、上がり34秒8。馬体重は10キロ減少の468キロでした。
○四位騎手 「何としてもハナへ・・・との指示。進んで行かずに出ムチを入れる格好ながら、やはり逃げた方が良いタイプなのは確かでしょう。最後の直線で外へ逃げ気味なのは今までも同じ。ただ、この形で差されるとは・・・。道中はマイペースで運べただけに、上手く行ったと思ったのですけどね。とは言え、案外だった前走。そこから巻き返せたのは評価できるかも知れません」
○昆調教師 「これで負けたら仕方ないですね。やはり無理してでも逃げた方が、勝ち負けに持ち込める感じ。ただ、もう少し馬体に余裕を持たせて送り出せれば・・・。短期間で輸送を繰り返したのに加え、ここ数日で一気に気温が上昇。そのあたりが影響を及ぼしたのでしょう。このまま使うのは難しそう。牧場へ戻して立て直しを図りたいと思います」
※レース映像はこちら
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【次走へのメモ】
チークピーシズ。リングハミ。出ムチを入れてハナへ。単騎マイペースでの逃げ。勝負どころでの手応えも良く、リードを保って直線に向くと追われてひと伸び。押し切りを狙ったが、ゴール前で勝ち馬に内をスクわれる。それでも行き切って自分の形に持ち込めば渋太い。(B誌)
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レース後も特に異常は認められません。8月9日(火)に三石・ケイアイファームへ移動。9月25日(日)阪神・神戸新聞杯(G2)・国際・芝2400mへ向けて態勢を整えます。
○昆調教師 「脚元等に関しては大丈夫ですね。一旦、ケイアイファームへ。乗り続けながらボリュームアップを・・・とリクエストを出しておきました。2、3週ぐらい回復を図り、その上で栗東トレセンへ戻す計画。神戸新聞杯(G2)への参戦を考えましょう」
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前走のラジオNIKKEI賞より外目の枠が当たり、どうするのかなと見ていましたが、今回は何としてもハナへという指示。スタートは五分以上に出ましたが、ハナを奪い切るに出鞭を入れて前へ前へ。そして何とか逃げることが出来ました。
普通はこれだけ最初に脚を使えば苦しくなるものですが、そこは潜在能力の高いヴァンドール。道中、絡まれなかったのも良かったですが、終始手応え十分。早めに捲ってくるような馬もいませんでした。そして直線を向いてからもうひと押し。少し外へ逃げ加減ながら、粘り込みを。ただ、その空いたスペースに勝ち馬が突っ込んできてスッと先頭へ。ヴァンドールも差し返そうと抵抗してくれましたが、食らい付くまでが精一杯。残念ながら僅差の2着に敗れてしまいました。
マイナス10キロでの出走、やや夏負けを感じさせる顔つきと万全の状態でレースへ臨むことは出来ませんでしたが、そんな中でも古馬相手に2着は立派なもの。早くもクラス突破のメドを立ててくれましたし、先々への期待を感じさせてくれました。
レース後、早速火曜日にケイアイファームへ放牧に。脚元等の不安はありませんが、まずは疲労・馬体回復が急務。回復次第になるかもしれませんが、次走は神戸新聞杯出走を視野に。距離は幾分長いと思いますが、これぐらいの距離なら楽にハナへ行ける筈。ちょっと楽しみにしたいです。
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- 前走の結果は額面通りに評価は出来ないも、ここへ向けての乗り込みは入念で動きも軽快。とにかく今は体調が良さそう。ただ、前有利の馬場でこの多頭数をどう捌いてくるかが大きなポイント。結果を意識し過ぎず、自分のリズムを守って走ることに専念して欲しい。☆ロードクエスト(2020.05.31)
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