2着馬の強襲を余裕を持って封じる完勝劇。2連勝で次走はダービーTR・プリンシパルSへ。☆ゼーヴィント
ゼーヴィント(牡・木村)父ディープインパクト 母シルキーラグーン
土曜中山9R 山藤賞 (芝2000m)優勝(1番人気) 戸崎J
まずまずのスタートから好位に付け、道中は内目4番手を追走、残り600m過ぎで外目に捌き、直線では馬場の中ほどから脚を伸ばすと、残り200m付近で堂々と先頭に立ち、執拗に迫る2着馬の猛追を半馬身抑えて鮮やかに連勝を飾っています。
戸崎騎手「馬場入りで煩い面を見せていましたが、返し馬を終えてからは落ち着いていました。ただ、ゲート裏に移動してからまたイレ込んだように、まだ精神的に成長してもらいたい面が残りますね。レースでは少しモタモタするようなところはありましたが、エンジンが掛かってからはどんどん加速して行ってくれました。2着馬が迫ってきてから、また自分から伸びて行ったように余裕もありましたし、今日の内容であれば距離が延びても良さそうですね」
木村調教師「徐々に体がしっかりとしてきて、追い切りも長目から追って、終いを活かすことが出来るようになって成長を感じていましたからね。今日のメンバーでもある程度やれるとは思っていましたが、勝ってくれて本当に良かったです。精神面ではまだまだ課題もありますが、レース内容を見る限り距離が延びても大丈夫でしょうから、馬体に問題がなければいずれかのダービートライアルへ出走させたいと思います」(レース結果)
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【次走へのメモ】
うるさいくらいの気合乗り。先団の直後につけて折り合う。抜群の手応えで追走し、追ってからもしっかりした伸び。軌道に乗ってきた。(B誌)
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【山藤賞】ディープインパクト産駒のゼーヴィントが2連勝(スポーツ報知より)
16日の中山9R、山藤賞(3歳500万、芝2000メートル、10頭立て)は、ディープインパクト産駒の1番人気ゼーヴィント(牡、美浦・木村厩舎)が4コーナー3番手から抜け出して、未勝利に続く2連勝を飾った。勝ち時計は2分1秒1。
道中は4番手のインを追走。4コーナー手前から徐々に外に出して進路を確保すると、直線で力強く伸びて抜け出し、ミヤビエンブレムの追撃を半馬身振り切った。「多少もたもたしていたが、ギアが何段もある感じ。最後も相手が来るだけ伸びていた」と初騎乗の戸崎は性能を評価した。
2連勝でオープン入りを果たし、木村調教師は「だいぶ後ろがしっかりしてきているから、いつもよりエンジンがかかるのが速かった。テンションが高い点を修正していかないと」と先を見据えた。次はダービートライアルのいずれかになる見込みだ。
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・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:軽めの調整
・次走予定:5月7日の東京・プリンシパルS(石川J)
木村師「競馬の後も大きな問題はありません。まだ緩さの残る状態でしたが良い勝ち方をしてくれましたし、これからまだ良くなるはずです。次走はダービートライアルということで検討していましたが、青葉賞は中1週となり、さすがにきついと思うので中2週でプリンシパルSに向かおうと思います。ただそこは戸崎騎手は乗れないので、鞍上は石川騎手に依頼しました」(4/20近況)
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鞍上の好リードはありましたが、予想以上の好内容の走りで2連勝を決めてくれたゼーヴィント。距離延長+相手強化は楽ではないと思っていましたが、未勝利勝ちから進化した走りを披露。サッと良い位置を確保して折り合い良く追走。少しフワフワして反応が鈍いかなと思うシーンはありましたが、最後の直線でやや外へ持ち出すとジワジワ加速。坂下で2着馬の勢いが勝っていた時は差されることを覚悟しましたが、そこから勝負根性を発揮。相手が伸びてくる分だけ伸びると感じで着差以上の完勝劇だったと思います。
パドックでの煩さ、ゲート入り直前でのイレ込みと精神面でまだまだ課題は残りますが、メリハリのついた追い切りがレースでの好内容に繋がっている印象。更に距離が延びることは半信半疑ですが、ちょっと計り知れないモノを秘めています。精神面の幼さが良い方へ変わっていってもらいたいです。
レース後の状態は特に異常なし。今後は厩舎に滞在してダービーTRのプリンシパルSへ向かうことになりました。戸崎Jが乗れないのは残念ですが、初勝利に導いたくれた石川Jにはチャンス到来。今回の競馬を意識して当日に臨んでもらいたいです。
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